655: 2008/09/25(木) 22:33:06 ID:2PBjuzGR
今回のミッションを説明する。今から4時間26分前、こちらの基地から機密とされる『ある物』が奪取された。
これが敵の手に渡ることは、すなわち我々『ストライクウィッチーズ』の機能麻痺を意味する。
ネウロイの魔の手がすぐ側に迫っている以上、一刻の猶予も許されない状況だ。
君には今から敵基地に潜入し、その『ある物』を速やかに奪還してもらう。
無論任務は極秘であり、敵に姿を見られてはならない。また、わずかな潜入の痕跡も残してはならない。
ターゲットや敵基地の位置については通信機を通して伝達していく。
健闘を祈る。
「ええと・・・こちら宮藤、応答願います」
『こちら司令部。通信は良好だ。では早速敵の基地を通達する。』
「あのー・・・・・」
『どうしたスネーク。』
「す、すねーく?」
『君のコードネームだ。敵に通信を傍受されては困るからな。』
「はぁ・・・」
『時間がない。余計な事は後にしろ』
「(この人は誰なんだろう・・・声がくぐもってて分かんないよ・・・)」
『ターゲットはある部屋のどこかに保管されている。そのある部屋だが――ゲルトルート・バルクホルン中尉の自室だ。』
「ええっ!?バルクホルンさんの部屋に忍び込めっていうの!?そんなの無茶だよぉー・・・」
『なぁに大丈夫だ。この時間彼女は就寝中、それに一度寝るとなかなか目を覚まさないからな。』
「で、でもぉ・・・」
『おっと報酬の話を忘れていたな。任務成功のあかつきにはリーネ軍曹の胸を好きにしていい。』
「やります!やらせてください!私、守りたいんです!(?)」
『では作戦開始といこうか!』
「こちらみや・・・スネーク、部屋の前につきました」
『よし、ここからが本番だ。音を立てずに潜入し、部屋のどこかにある‘液体の入った緑の瓶’を回収せよ!』
「瓶、ですか?」
『そうだ。た・だ・し、ラベルに機密事項が書いてある。君はそれを見てはならない。分かったか?』
「そんなものがどうしてバルクホルンさんの部屋に・・・」
『文句があるなら報酬は肝油になるが。』
「なんでもありません!」
『では通信はここまでだ。目標は回収後、キッチンの二番目に大きな鍋に入れておくように。以上だ。』
「え、ちょっと!あの・・・」
656: 2008/09/25(木) 22:36:30 ID:2PBjuzGR
お、お邪魔しまーす・・・バルクホルンさん、寝てるよね。
よしよし、窓の方向いてる。
それにしてもこの部屋は荷物が少ないなぁ・・・家具らしい家具はほとんどないし・・・
えーっと緑の瓶、だよね部屋を見渡してもなさそうだなぁ・・・どこかにしまってあるのかな
うーん・・・引き出し開けても平気かな・・・バルクホルンさんごめんなさい・・・
・・・・・・あ、あれぇ?瓶なんて入ってないよ?そんなのどこにも――
ガタッ!
や、やばっ!引き出し外れちゃった!
「うーん・・・」
うわわわわ!仰向けになっちゃったよ!起きちゃったのかな!?
「すぅ・・・・・・すぅ・・・」
ほっ・・・よかったぁ・・・冷や汗かいちゃったよ・・・
ちょうどよかった、引き出しにハンカチが――
って、これは・・・バルクホルンさんのブラ!?
どどどどどうしようこれ!持ち帰ったほうがいいのかな!?
リーネちゃんにあげたら喜ぶかな!?でもリーネちゃんのほうが胸おっきいよね!?
その前に落ち着かないと!一応バルクホルンさんの・・・下着、だし・・・
これ、伸び縮みする布でできてるけど・・・おっきぃ・・・
バルクホルンさんもおっきいほうだよね・・・仰向けになってると分かりやすいけど
鎖骨きれいだなぁ・・・首も細いし・・いつもはきりっとしてるけど、寝顔は結構かわいいんだぁ・・
・・・あれ?まさか・・・バルクホルンさんハダカで寝てるの!?
ぱっ、パジャマは着て――ない、よね・・・あはは・・・
うーん、カールスラントの人はハダカで寝るのかなぁ・・・
それにしてもいい胸だなぁ・・・揉んでみたいけど起きちゃうよね・・・
でもなかなか起きないっていうし!少し触るだけなら!
見つかったら怒られちゃうかも・・・でもでも!横から指でつつくぐらいは・・・平気だよ、ね
大丈夫!私は、できることをしなくちゃ!『これくらい一人でできないとダメだ』って訓練で言われないようにしないと!
気付かれないようにそーっと、そーっと・・・なんだか興奮してきちゃった・・
まだ起きてないよね?平気だよね?あと少し、あと少し――
「――宮藤?」
「ははははわあっ!!??」
起こしちゃった!!??やばっ!ひっくり返っちゃ――
バターン!
「いたた・・・」
シーツ掴んだのに全部とれちゃった・・・ってあれ?これシーツじゃなくて――
これって毛布!?うそっ!?じゃ、じゃあバルクホルンさんは・・・
よしよし、窓の方向いてる。
それにしてもこの部屋は荷物が少ないなぁ・・・家具らしい家具はほとんどないし・・・
えーっと緑の瓶、だよね部屋を見渡してもなさそうだなぁ・・・どこかにしまってあるのかな
うーん・・・引き出し開けても平気かな・・・バルクホルンさんごめんなさい・・・
・・・・・・あ、あれぇ?瓶なんて入ってないよ?そんなのどこにも――
ガタッ!
や、やばっ!引き出し外れちゃった!
「うーん・・・」
うわわわわ!仰向けになっちゃったよ!起きちゃったのかな!?
「すぅ・・・・・・すぅ・・・」
ほっ・・・よかったぁ・・・冷や汗かいちゃったよ・・・
ちょうどよかった、引き出しにハンカチが――
って、これは・・・バルクホルンさんのブラ!?
どどどどどうしようこれ!持ち帰ったほうがいいのかな!?
リーネちゃんにあげたら喜ぶかな!?でもリーネちゃんのほうが胸おっきいよね!?
その前に落ち着かないと!一応バルクホルンさんの・・・下着、だし・・・
これ、伸び縮みする布でできてるけど・・・おっきぃ・・・
バルクホルンさんもおっきいほうだよね・・・仰向けになってると分かりやすいけど
鎖骨きれいだなぁ・・・首も細いし・・いつもはきりっとしてるけど、寝顔は結構かわいいんだぁ・・
・・・あれ?まさか・・・バルクホルンさんハダカで寝てるの!?
ぱっ、パジャマは着て――ない、よね・・・あはは・・・
うーん、カールスラントの人はハダカで寝るのかなぁ・・・
それにしてもいい胸だなぁ・・・揉んでみたいけど起きちゃうよね・・・
でもなかなか起きないっていうし!少し触るだけなら!
見つかったら怒られちゃうかも・・・でもでも!横から指でつつくぐらいは・・・平気だよ、ね
大丈夫!私は、できることをしなくちゃ!『これくらい一人でできないとダメだ』って訓練で言われないようにしないと!
気付かれないようにそーっと、そーっと・・・なんだか興奮してきちゃった・・
まだ起きてないよね?平気だよね?あと少し、あと少し――
「――宮藤?」
「ははははわあっ!!??」
起こしちゃった!!??やばっ!ひっくり返っちゃ――
バターン!
「いたた・・・」
シーツ掴んだのに全部とれちゃった・・・ってあれ?これシーツじゃなくて――
これって毛布!?うそっ!?じゃ、じゃあバルクホルンさんは・・・
657: 2008/09/25(木) 22:39:08 ID:2PBjuzGR
「・・・さ、寒いから返してくれないか?」
「えっ!?あ!ごごごごめんなさい!ごめんなさい!」
「声が大きい・・・」
「ごっ、ごめんなさい・・・」
「・・・・・・」
「・・・・・・」
「・・・いつまで見ているんだ!」
「へっ?いや!そのっ!」
「まったく・・・こんな夜中になんの用だ?明日も早いんだろう?」
な、なんでだっけ?
「その・・・私、夜一人で寝るのに慣れてなくて・・・・・・怖くなっちゃって・・・(ウソです)」
「・・・・・・」
「こんなのバルクホルンさんにしか言えないから・・・(ウソです)」
「そそそそれはつつつまりだな、どういうことなんだ?」
「――おねぇちゃん・・・」
「!!」
「おねぇちゃんみたいだから・・・私、一人っ子だったからおねぇちゃんが欲しくて・・・・・・ワガママ言ってごめんなさい!」
咄嗟の言い訳にしてはいくらなんでも無理があるよね・・・
なんだか小さく震えてるみたいだし・・・怒らせちゃったかな・・・
「・・・宮藤」
「へっ?」
「そうだよな、怖かったよな。いきなりドーバー海峡まで連れてこられて、奇人変人ばかりの部隊に入り毎日訓練でしごかれ、
夜は部屋でひとりぼっち・・・あげくクロステルマンには因縁をつけられ!ルッキーニにはセクハラされ!!ミーナと少佐にはパワハラを!!!
辛かったよなぁ!よく堪えたよ芳佳は!よく頑張った!感動した!でももう平気だぞ?おねえちゃんがずっと側にいてやる。
嫌なことがあっても助けてやるからな!芳佳!そうかそうか怖いならおねぇちゃんと一緒に寝よう。こっちに来なさい。」
「え、えと・・・でも、バルクホルンさん服・・・」
「おねぇちゃん、だろう?敬語も必要ないぞ。」
「ば・・・おねぇちゃんハダカだから・・・」
「へへへ平気だろう?わ、私たちはしっししししっ姉妹なんだから!なんなら腕で抱いてやるぞ?むしろ抱くからな、抱かせてもらうハァハァ」
こんなバルクホルンさん知らなかったよぉ~!早口だし興奮してるし~!
もし断ったらどうなるのかな・・・真っ青な顔でずっと追いかけてきそうだな・・・部屋にも来そうだよね・・・
・・・これってもしや・・・・・・断れないのかな・・・
あれ?ベッドの下にあるのって・・・あれが緑の瓶?そうだ、あれを持ち帰ってキッチンのお鍋に――
「嫌なのか(ぼそっ)」
「いっ!嫌じゃないです!全然!そんなことなくて!私、おねぇちゃんと一緒に寝たいなぁーって・・・」
「じゃあこっちに来なさい・・・?」
「えっ!?あ!ごごごごめんなさい!ごめんなさい!」
「声が大きい・・・」
「ごっ、ごめんなさい・・・」
「・・・・・・」
「・・・・・・」
「・・・いつまで見ているんだ!」
「へっ?いや!そのっ!」
「まったく・・・こんな夜中になんの用だ?明日も早いんだろう?」
な、なんでだっけ?
「その・・・私、夜一人で寝るのに慣れてなくて・・・・・・怖くなっちゃって・・・(ウソです)」
「・・・・・・」
「こんなのバルクホルンさんにしか言えないから・・・(ウソです)」
「そそそそれはつつつまりだな、どういうことなんだ?」
「――おねぇちゃん・・・」
「!!」
「おねぇちゃんみたいだから・・・私、一人っ子だったからおねぇちゃんが欲しくて・・・・・・ワガママ言ってごめんなさい!」
咄嗟の言い訳にしてはいくらなんでも無理があるよね・・・
なんだか小さく震えてるみたいだし・・・怒らせちゃったかな・・・
「・・・宮藤」
「へっ?」
「そうだよな、怖かったよな。いきなりドーバー海峡まで連れてこられて、奇人変人ばかりの部隊に入り毎日訓練でしごかれ、
夜は部屋でひとりぼっち・・・あげくクロステルマンには因縁をつけられ!ルッキーニにはセクハラされ!!ミーナと少佐にはパワハラを!!!
辛かったよなぁ!よく堪えたよ芳佳は!よく頑張った!感動した!でももう平気だぞ?おねえちゃんがずっと側にいてやる。
嫌なことがあっても助けてやるからな!芳佳!そうかそうか怖いならおねぇちゃんと一緒に寝よう。こっちに来なさい。」
「え、えと・・・でも、バルクホルンさん服・・・」
「おねぇちゃん、だろう?敬語も必要ないぞ。」
「ば・・・おねぇちゃんハダカだから・・・」
「へへへ平気だろう?わ、私たちはしっししししっ姉妹なんだから!なんなら腕で抱いてやるぞ?むしろ抱くからな、抱かせてもらうハァハァ」
こんなバルクホルンさん知らなかったよぉ~!早口だし興奮してるし~!
もし断ったらどうなるのかな・・・真っ青な顔でずっと追いかけてきそうだな・・・部屋にも来そうだよね・・・
・・・これってもしや・・・・・・断れないのかな・・・
あれ?ベッドの下にあるのって・・・あれが緑の瓶?そうだ、あれを持ち帰ってキッチンのお鍋に――
「嫌なのか(ぼそっ)」
「いっ!嫌じゃないです!全然!そんなことなくて!私、おねぇちゃんと一緒に寝たいなぁーって・・・」
「じゃあこっちに来なさい・・・?」
658: 2008/09/25(木) 22:41:35 ID:2PBjuzGR
(翌朝、食堂にて)
「おはよう芳佳ちゃん」
「リーネちゃんおはよー。ごめんね朝ご飯の支度遅れて」
「ううん、大丈夫だよ。どうしたのその瓶?お酒みたいだけど・・・」
「へっ?えーっとね、お酒を二番目に大きいお鍋の中に入れるとおいしくなるんだって、おばあちゃんが言ってたから!」
「へーっ。扶桑にはいろんなおまじないがあるんだね~」
「う、うん!そうなの!」
「ところで芳佳ちゃんは、昨日の夜どこにいたの?」
「えっ!?えーっと、き、昨日はお腹が痛くてずーっとトイレにいたんだ。そしたらいつの間にか寝ちゃっててさぁーあははは・・・」
「もー芳佳ちゃんたら。風邪ひいちゃうよ?」
「う、うん。気をつけるね・・・・・・ねぇリーネちゃん、リーネちゃんはバルクホルンさん見なかった?」
「バルクホルンさん?今朝はまだ見てないけど・・・どうかしたの?」
「なんでもない!なんでもないの!ただいつもはもう食堂に来てるはずなのに・・・」
「そうだね・・・朝はいつも早いのに、どうしたのかなぁ?」
「トゥルーデならミーナがどこかに連れていったよー」
「あ、ハルトマンさんおはようございます。もう少し待っててくださいね?」
「おはようございます・・・それ、ホントですか?」
「うん。さっきあたしが食堂にいたら二人の声が聞こえたから。」
「そうなんですか・・・ハルトマンさん、今日は早起きですね?」
「んー?ちょっと用事があってねー♪」
「こんな朝早くにですか?」
「おつかいを頼んだんだー♪あ、そうそうヨシカ。そこの二番目に大きい鍋こっちに持ってきて。」
(おしまい)
「おはよう芳佳ちゃん」
「リーネちゃんおはよー。ごめんね朝ご飯の支度遅れて」
「ううん、大丈夫だよ。どうしたのその瓶?お酒みたいだけど・・・」
「へっ?えーっとね、お酒を二番目に大きいお鍋の中に入れるとおいしくなるんだって、おばあちゃんが言ってたから!」
「へーっ。扶桑にはいろんなおまじないがあるんだね~」
「う、うん!そうなの!」
「ところで芳佳ちゃんは、昨日の夜どこにいたの?」
「えっ!?えーっと、き、昨日はお腹が痛くてずーっとトイレにいたんだ。そしたらいつの間にか寝ちゃっててさぁーあははは・・・」
「もー芳佳ちゃんたら。風邪ひいちゃうよ?」
「う、うん。気をつけるね・・・・・・ねぇリーネちゃん、リーネちゃんはバルクホルンさん見なかった?」
「バルクホルンさん?今朝はまだ見てないけど・・・どうかしたの?」
「なんでもない!なんでもないの!ただいつもはもう食堂に来てるはずなのに・・・」
「そうだね・・・朝はいつも早いのに、どうしたのかなぁ?」
「トゥルーデならミーナがどこかに連れていったよー」
「あ、ハルトマンさんおはようございます。もう少し待っててくださいね?」
「おはようございます・・・それ、ホントですか?」
「うん。さっきあたしが食堂にいたら二人の声が聞こえたから。」
「そうなんですか・・・ハルトマンさん、今日は早起きですね?」
「んー?ちょっと用事があってねー♪」
「こんな朝早くにですか?」
「おつかいを頼んだんだー♪あ、そうそうヨシカ。そこの二番目に大きい鍋こっちに持ってきて。」
(おしまい)
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