マスオ「えぇーーー！？しっ･･･氏んでるぅーーー！！！」




サブロー「ちわーっす！みかわ屋で･････！！！･････マスオさん･･･あなた･･･」

マスオ「ちっ･･･違うんだサブロー君！！･･･これは･･･その･･･」

マスオ「違うんだ！！僕はやってない」

警察(アナゴの声)「そう言われてもねー･･･包丁からはあんたの指紋しか出てないんだし」

マスオ「そりゃ、とっさに触ってしまったからで･･････！？･･･僕の指紋だけ！？」

マスオ「包丁は家にあったやつじゃ･･･どうしてお義母さんたちの指紋は･･･そうだ氏亡推定時刻とか調･･･」

警察(アナゴの声)「はいはい、もうさあ君･･･吐いちゃいなよ･･･目撃者もいることなんだし」

マスオ「そ･･そんなぁ･･･」

一方磯野家では波平の葬儀が行われていた

ポクポクポクポク･･･ナームーアーミ･･･

サザエ「うぅっ･･･うっ･･･あなた･･･どうしてぇっ」

タラオ「ぅえーん･･･おじいちゃん氏んじゃったですぅー」

フネ「たらちゃん･･･こっちへおいで」

ワカメ「･････････････････」

カツオ「お父さん････ウウッ」

そこへノリスケ一家が

ノリスケ「このたびは･･･ううっ･･･ご愁傷様です」

タイコ「本当に･･･何といっていいのやら･･･」

イクラ「バブゥー↓↓」

チーーーン

ノリスケ「･･････････････････････」

タイコ「･･････････････････････ﾆﾔﾘ」

カツオ（･･･！！！！････今確かに･･･笑った！？）

ノリスケ「じゃあ僕たちはこれで」

タイコ「なにかあったらいつでも連絡してください」

イクラ「チャーン↑」


カツオ「･･･････」

一週間後、カツオの頭の中はもやもやしていた

カツオ（なんか引っかかるんだよなぁ･･･マスオ兄さんに父さんを頃す動機があったとは思えないし･･･････うーん････････ええぃもう）

勉強机にのぼり天井裏に隠してある工口本をとろうとした時何か固いものが手にあたった

カツオ（ん？なんだこのダンボール？･････！！･･･これは！）

中には血が飛び散った玄関マットと白い粉が入っていた

カツオ（大変なことになったぞ！！･･････この白い粉はなんだろう？）

フネ「カツオー･･･いるのー？」

カツオは慌ててダンボールを隠した

フネ「どうしたんだい？そんなに慌てて」

カツオ「いやぁ･･･なんでもないよ！」

フネ「あれからもう一週間だよ･･･つらいのはわかるけど、いつまでもクヨクヨしてたら天国のお父さんも悲しむよ･･･そろそろ学校に行ったらどうだい？」

カツオ「母さん、僕は繊細なんだよ･･･ワカメとちがってね」

フネ「でも少しは外の空気を吸ったほうがいいよ･･･そうだ･･･サザエがさっき買い物に出たんだけど
財布忘れてったんだよ･･･カツオ届けてやってくれないかい？」

カツオ「チェッ･･･そういうことか･･･わかった行ってくるよ」

スーッ　バタン

フネ「ふうっ･･･さてと･･･」

フネはカツオの勉強机に足をのばした

カツオが歩いていると向こうからノリスケが歩いてきた

ノリスケ「カ、カツオ君･･･大丈夫かい？少し痩せたみたいだけど･･･」

カツオ「そんなことないよ･･･」

ノリスケ「まあ元気だしなよ･･･こんど焼肉おごってあげるよ」

カツオ「ホントに！いやーノリスケおじさんの口からそんな言葉が聞けるとは思わなかったよ」

ノリスケ「実はさ･･･こんな時にこんな話もなんだけどさ･･･タイコが宝くじで大金を当てたみたいなんだよ」

カツオ「えー！？タイコおばさんが！･････････」

ノリスケ「いやータイコはヤリマンだとは思ってたけど、実はアゲマン･･･いやなんでもないよｗｗｗ････じゃあカツオ君また今度ｗｗ」

カツオ（タイコおばさん･･･）

カツオ（なんか引っかかるんだよなー････もう一度整理してみよう）

カツオ（あの日姉さんが隣町にできたバイキングに行きたいって言いだして･･･）

カツオ（帰ったら警察がきてて･･･マスオ兄さんが････そうだサブローさんが･････まてよ･･････････！！？）

カツオ（どうしてマスオ兄さんが帰ってくる時間帯にサブローさんは配達にきたんだ！？）

カツオはみかわ屋へ走った

ツオ「ごめんくださーい！」

みかわ屋の親父「あらカツオ君じゃない･･･おつかいかしら？

カツオ「こんにちは･･･あの････サブローさんは？」

みかわ屋の親父「ああ･･いま休憩中だから二階の部屋にいるわよ･･･裏口から玄関に回ってみて」


ピンポーン

カツオ（あれ･･いないのかなぁ･･･）

ガチャッ

カツオ（あ･･･開いてる）

カツオは階段を登りサブローの部屋の前まできた･･･すると

「アッ････アアン････だめぇッ･･･サブちゃん･･･････アアァ！」

カツオ（女の人の声だ！･･･えへへッ･･･サブローさんも隅に置けないなぁ･･･）

カツオ（待てよ･･･この声どっかで･･････）

カツオ（嘘だっ･････そんな･･･････････姉さん！！！！）

カツオは泣きながら家に帰った

すると玄関に女物の見慣れない靴があった

カツオ（誰が来てるんだろう･･･）

カツオはそっと居間に向かった

そこには黙ってお茶を飲むフネとタイコがいた

タイコ「で？お金はいつ受け取れるのかしら？」

フネ「それがねぇ･･･保険の書類を探してるんですけど･･･」

タイコ「言っておきますけど･･･お金が用意できないようじゃオバ様は刑務所行きですからね
なんたって旦那を頃したんですものね」

カツオ（な･･･なんだって！！！･･･か･･･母さんが････そんな）

タイコ「あの日は本当にびっくりしましたよ･･･玄関を開けたらオバ様がオジ様を刺してるんですもの」

フネ「もうこうするしかなかったんですよ･･･ワカメのためにも･･･」

タイコ「磯野家の主が薬中で、しかも実の娘に手を出すなんて世間に知れたら困りますものねｗｗｗｗ」

フネ「私が殺人犯で捕まるわけにはいかない･････
磯野家としての世間体を少しでも守るためにもフグ田家のマスオさんに罪を被せるしかなかったんですよ･･･」

タイコ「まあお隣さんはもう口もきいてくれないでしょうけど」

フネ「いいえ････伊佐坂先生はやさしくしてくださいましたよ･･･
事件のことを細かく聞かれてちょっといやでしたけど」

フネ「じゃあ･････お金はなるべく早めに用意します」

バンッ！！

カツオ「母さん！！！嘘でしょ！！！母さんがそんなこと･･･」

フネ「カッツッオ！！！･･････ああ･･･なんてことだい･･･」

タイコ「チッ･･･」

カツオ（どうしよう････とにかく誰かに知らせないと･･･）

バッ

フネ「待って！カツオ！」

タイコ「ちょ･････おまっ･････待ちやがれぇ！！」

フネ「ああっ･･････もう終わりよ･･････」

磯野藻屑源素太皆（ああっ･･･････もう磯野家は終わりだ･････）

タイコ「カツオオオオオ！！！」

カツオ（早く････早く外に･････）




ドスッ




カツオ（え････････）

カツオ（嘘でしょ････････）




カツオ（ね････姉さん･････）




ガハッ
サザエ「ただいまぁーカツオ、宿題やってないのに遊びに行っちゃだめでしょ」
ドサッ

タイコ「ア･･アハッ･････アハハハハハハハハハッ
狂ってるわ････ハハッ･･････磯野家はキチOイ一家ね･･･お日様も笑ってるわよ」

サザエ「はぁ？何言ってるのタイコさん･･････あなたがカツオを頃したんじゃない」

タイコ「はぁ？キチOイの言ってることはよくわからないわ」

フネ「おやおや････人ひとり頃しておいてよく言いますよ」

タイコ「！！････････寝ぼけてんのかババァ！！カツオを頃したのはサザエだ！！」

サザエ「そう･･･じゃ････この包丁に見覚えは？」

タイコ「何言って･･･････！！？それは････私の家の包丁！！･･･どうして････」

サザエ「私はね･･･ずっとマスオと別れたかった････あんなウダツのあがらない男と一緒じゃ幸せになれない」

サザエ「母さんが父さんを頃したときはびっくりしたけど････これはマスオと別れるチャンスだと思ったわ」

サザエ「マスオを陥れるためにサブちゃんを体で買収した･･･でもね･･･」








サザエ「買収したのはサブちゃんだけじゃないのよ････････」










タイコ「何を言って･･･････！！！！････････まさか･････ノリスケさんを！！！」

サザエ「ノリスケさんはもうあんたには愛想尽かしてるのよ･･･
保険金の山分けの話したら飛びついてきたわよ。あんたが捕まれば慰謝料も払わず離婚できるしね」

タイコ「そんな････でもイクラその包丁が私のものだからって、私が殺人犯になるなんてこと･･･」

サザエ「さあて･･･警察は私たちとヤク中の女、どちらを信じるかしらね？」

タイコ「はぁ！？わたしはあんたの父親と違ってヤクなんか･････！？！････まさか！？」

フネ「お茶の味はどうでしたか?フッフッフ」

タイコ「ババァ！！貴様ッ！！！」

サザエ「ノリスケさんは買収済みって言ったわよね･････警察があなたの家を調べたら台所からブツが出てくるわ」

サザエ「それに･････もうすぐ第三の目撃者がやってくるわ･･････」

サブロー「ちわーっす！みかわ屋でーーーーーーーすｗｗｗ」

タイコ「あ･･････ああっ！･･･････」

サザエ「ほらね、犯人はタイコさん･････あなたよ･･････ウフフフフフフフフ」

サザエ「ほらね、犯人はタイコさん･････あなたよ･･････ウフフフフフフフフ」　　完


伊佐坂「できたーーー！やっとできた！うん！」

ノリスケ「もう先生！ギリギリですよ！･････まあ今回は大目にみましょう」

伊佐坂「どうしたんだい？ばかに上機嫌じゃないかい？何かいいことでもあった？」

ノリスケ「べ･･･別に何も･･･フフフフフフフフフ」

終わり

乙！

終わりかよｗ

初めてSS載せました

最後まで読んでくれた人ありがとう