サターニャ「なんで嘘つくの？」

ガヴリール「いや遊ぶとは言ってないから、
気が向いたらって言ったろ」

サターニャ「じゃあいつ気が向いて遊んでくれるの」

ガヴリール「知らん、来週の日曜とかじゃね」

ーー来週の日曜ーー

サターニャ「ガヴリール！気が向いたわよね？」

ガヴリール「帰れ」





おわり

サターニャ「日曜に気が向くって言ってたくせに」

ガヴリール「時には向かないこともある」

サターニャ「なるほど」

ガヴリール「うん」

おわり

サターニャ「なんで終わらせようとするの？」

ガヴリール「いやもうめんどくさい、帰れ」

サターニャ「やだ！遊びたい！」

ガヴリール「子供か！」

サターニャ「また嘘付いたの？」

ガヴリール「いや絶対に気が向くとは言ってないから、」

サターニャ「じゃあいつ遊んでくれるの？」

ガヴリール「なら来週の日曜な」

ーー来週の日曜ーー

サターニャ「ガヴリール！約束通り遊ぶわよ！」

ガヴリール「しかたないな…ハイこれ」

サターニャ「なにこれチケット？」

ガヴリール「いま凄い人気の純愛物のな。お前そういうの好きだろ」

サターニャ「なっ…だ、騙されないわよ！どうせ『チケットは
渡したから一人で行ってこい』とか言うつもりでしょう！」

ガヴリール「隣の席も取ってあるんだが…
大悪魔様の隣に座ろうなんておこがましいからやめとこうかな」

サターニャ「にゃっ！？…ふふーん！しかたないわねガヴリール！
大悪魔様の映画鑑賞に同行する事を許可してあげるわ！」

ガヴリール「じゃあその後カフェによったりは出来ないな…いや残念」

サターニャ「にゃにゃっ！？そ、そんなのデートじゃない！」

ガヴリール「ん？ああ、そうだな。せっかくの初デートだから二席ならんでチケットを
取れる日を頑張って探したんだが予定より２週間くらい遅れた」

サターニャ「でもデートって愛し合う二人が…」

ガヴリール「サターニャ私の事好きだろ？」

サターニャ「質問の仕方おかしくない？」

ガヴリール「でも好きだろ？」

サターニャ「……好き///」

ガヴリール「私も好きだよ。愛してる。」

サターニャ「こ、告白ならもうちょっとロマンチックな…」

ガヴリール「おーい。置いてくぞ！」

サターニャ「ちょっと！私の話聞いてるの！」

ガヴリール「聞いてる聞いてる」

サターニャ「もー！」

サターニャ「好きになる人間違えたような…」

ガヴリール「サターニャが好きだー！！」

サターニャ「叫ぶなあ！///」

おわり

ガヴリール「なんでそんなに遊びたいんだよ、
気持ち悪いんだけど」

サターニャ「あんたヴィネットと二人きりで遊んだことある？私はあるわよ」

ガヴリール「あるけど」

サターニャ「ラフィエルは？私はある」

ガヴリール「あるな」

サターニャ「じゃあ私は？」

ガヴリール「ない」

サターニャ「ほら、そういうことよ」ﾄﾞﾔｧ

ガヴリール「いやどや顔されてもなあ…」

サターニャ「私とあんたが遊べば、めでたしめでたしってわけ」

ガヴリール「めでたいのはお前の頭だよ」

サターニャ「ムキ―！　じゃあどうしたら遊んでくれるのよ！」

ガヴリール「そうだな……。よし金払え」

サターニャ「お金！？　それ聞いたことあるわ、援助なんちゃらって奴ね！？」

ガヴリール「んなわけないだろ」

サターニャ「じゃあガヴリールは、お金渡せば遊んでくれるの？」

ガヴリール「えぇ……そこまでされるとドン引きだわ」

サターニャ「じゃあもうどうしようもないじゃない！」

ガヴリール「だから帰れって言ってんじゃん」

サターニャ「ほら早く遊ぶわよ」ｸﾞｲｸﾞｲ

ガヴリール「おいやめろ入って来るな、いま部屋汚いし」

サターニャ「いつもでしょ」

ガヴリール「あーそういうこと言うのか、
せっかく少し遊ぶ気になってたんだけどな」

サターニャ「じょ、冗談よ！あんたの部屋いつもキレイよね！
キレイすぎて浄化されちゃいそうだわ！」

ガヴリール「いや汚いよ」

サターニャ「…知ってた」

ガヴリール「あっ、そうだサターニャ
私の部屋は遊ぶにはちょっと汚すぎるんだよな」ﾆﾔﾘ

サターニャ「へ？」

ガヴリール「ほら頑張れ」

サターニャ「な、なんで私があんたの部屋の掃除しなきゃいけないのよ！」ｾﾞｪｾﾞｪ

ガヴリール「そりゃ遊ぶためだろ」

サターニャ「本当にこれ終わったら遊んでくれるのね！？」

ガヴリール「たぶんな」

サターニャ「よーし！！」

ーーーー

サターニャ「終わったわよ！」

ガヴリール「お疲れ、今日は楽しかったな」

サターニャ「は？なにが？」

ガヴリール「一緒に掃除して遊んだろ」

サターニャ「これのどこに遊んだ要素があるのよ！
しかもあんた掃除してないじゃない！」

ガヴリール「仕方ないな、じゃあ一緒に料理でもするか」

サターニャ「楽しそう！らしくなってきたわね」

ーーーー

ガヴリール「まずお湯を沸かす」

サターニャ「うんうん」

ガヴリール「お湯が沸いたら容器に入れる」

サターニャ「ふむふむ」

ガヴリール「三分待つ」

サターニャ「わくわく」

ガヴリール「完成、どうだ？」

サターニャ「おいしい！！」ﾓｸﾞﾓｸﾞ

ガヴリール「だろ？私の手作りだからな」

サターニャ「いやカップラーメンだし！料理じゃないし！」

サターニャ「違うことがしたい」

ガヴリール「ほんとわがままだな」

サターニャ「ゲームしたい！私が勝てるようなやつ」

ガヴリール「そんなゲーム、まだゲームの歴史上にないだろ」

サターニャ「どんだけよ！」

ガヴリール「まぁこれならサターニャもなんとか動かせるだろ」

サターニャ「あっ、私これ得意よ！」

ーーーー

サターニャ「えいっ！えいっ！」

ガヴリール「…」

サターニャ「あー負けた！もう一回！」

ガヴリール「いやもう20連戦くらいしてるから」

サターニャ「これで最後だから！ね？」

ガヴリール「…仕方ないな」

サターニャ「あ、もうこんな時間！そろそろ帰るわね」

ガヴリール「さっさと帰れ」

サターニャ「言われなくてもこんな汚ない家…汚くないわね」

ガヴリール「一緒に掃除したからな」

サターニャ「あんたはしてないでしょ！めっちゃ疲れたわよ！」

ガヴリール「でもあんなに動いた割にはあんまりお腹空いてないだろ？」

サターニャ「たしかに」

ガヴリール「一緒に料理したからな」

サターニャ「あれのどこが料理よ！」

サターニャ「ってことがこの前あって…
ガヴリールと遊んでもろくなことがなかったわ！」

ヴィーネ「私と遊ぶときもだいたいそんな感じだけどね」

ラフィエル「サターニャさん、それは違いますよ」

サターニャ「なにがよ」

ラフィエル「ガヴちゃんはガヴちゃんなりに、
サターニャをお客さんとしてもてなしたのかもしれませんよ？」

サターニャ「はぁ！？」

ラフィエル「お客さんを汚ない部屋にあげるのはまずい、
という思いから掃除をして…」

ヴィーネ「(してないけどね)」

ラフィエル「お客さんのお腹を空かせたらまずい、
という思いから料理を振る舞い…」

ヴィーネ「(振る舞ってないけどね)」

サターニャ「ま、まぁそういうことなら許してあげなくもないけどね！
けっこう楽しかったし！？」

サターニャ「そういえばゲームもしたわよ、よくみんなでやるやつ」

ヴィーネ「あれガヴ手抜かないわよね、すぐ負けちゃう」

サターニャ「そうなの？けっこういい勝負したわよ」

ラフィエル「きっとガヴちゃんなりに気を使ったんですね」

サターニャ「ガヴリール…」

ヴィーネ「また遊びに行ってあげたら？きっと喜ぶわよ」

サターニャ「し、仕方ないわね」

ーーーー

サターニャ「ガヴリール！暇だからまた遊びに来たわよ！」

ガヴリール「帰れ」




おわり

乙っした

おつおつ
かわいい