1: 2008/08/05(火) 21:21:27.75 ID:ND31SXZX0
ジュン「ヒック・・・うるさいな・・・」
真紅「パートから帰ってみれば・・・ひょっとして一日中その手に持ってる鬼頃しを飲んでたの?」
ジュン「社会が僕に辛く当たるんだよ。ウィー、酒でも飲まなきゃやってられないさ」
真紅「このアル中!ダメ夫!甲斐性なし!私にばっかり働かせて!」
ピシッピシッ!
ジュン「痛いな!髪の毛で叩くな!」
真紅「パートから帰ってみれば・・・ひょっとして一日中その手に持ってる鬼頃しを飲んでたの?」
ジュン「社会が僕に辛く当たるんだよ。ウィー、酒でも飲まなきゃやってられないさ」
真紅「このアル中!ダメ夫!甲斐性なし!私にばっかり働かせて!」
ピシッピシッ!
ジュン「痛いな!髪の毛で叩くな!」
6: 2008/08/05(火) 21:27:08.11 ID:ND31SXZX0
雛苺「だぁーだぁー、なのー」
真紅「雛苺、いい子にしてた?ごめんね馬鹿な父親で」
ジュン「へっ・・・どうせ中学も引きこもってまともに卒業してない馬鹿ですよ」
雛苺「ふぎゃぁふぎゃぁ、まんままんまー、なのー」
真紅「どうしたの?・・・ジュン、お昼に離乳食はちゃんとあげたの?」
ジュン「あぁ?酒のツマミに美味しくいただきましたよーっと」
7: 2008/08/05(火) 21:32:51.00 ID:ND31SXZX0
真紅「雛苺を飢えさせるなんて!それでも父親なの!?」
ジュン「代わりにスルメをあげといたって」
真紅「そんなもの設定年齢1歳の雛苺が食べられるわけないでしょう!」
ジュン「うるさいなぁ。それより酒買ってこいよ!」
真紅「雛苺は私たちの子供なのよ!子はかすがい!誰かはそれを絆とも呼ぶのよ!」
ガッ!
ジュン「痛いな!絆パンチで殴るな!」
ジュン「代わりにスルメをあげといたって」
真紅「そんなもの設定年齢1歳の雛苺が食べられるわけないでしょう!」
ジュン「うるさいなぁ。それより酒買ってこいよ!」
真紅「雛苺は私たちの子供なのよ!子はかすがい!誰かはそれを絆とも呼ぶのよ!」
ガッ!
ジュン「痛いな!絆パンチで殴るな!」
10: 2008/08/05(火) 21:37:52.20 ID:ND31SXZX0
雛苺「だぁーだぁー、真紅ちょっと本気で殴りすぎなのー」
真紅「感情移入をしすぎてしまったわ。このかわいそうな妻に」
ジュン「本気で頬が痛い・・・おい、夕飯は?」
真紅「パートで疲れて帰ってきたのに、あきれた夫には作る気にもならないわ」
ジュン「ちっ・・・僕はもう寝るよ。あー起きたら蛇口から酒が出るようになってねぇかなー」
真紅「何よその愛媛のポンジュースみたいな妄想は。まだ中学生で未成年のくせに」
雛苺「だぁーだぁー、真紅ちょっと劇を壊すセリフ言いすぎなのー」
真紅「感情移入をしすぎてしまったわ。このかわいそうな妻に」
ジュン「本気で頬が痛い・・・おい、夕飯は?」
真紅「パートで疲れて帰ってきたのに、あきれた夫には作る気にもならないわ」
ジュン「ちっ・・・僕はもう寝るよ。あー起きたら蛇口から酒が出るようになってねぇかなー」
真紅「何よその愛媛のポンジュースみたいな妄想は。まだ中学生で未成年のくせに」
雛苺「だぁーだぁー、真紅ちょっと劇を壊すセリフ言いすぎなのー」
14: 2008/08/05(火) 21:42:20.77 ID:ND31SXZX0
雛苺「それよりもほら、まんままんまー、なのー」
真紅「ごめんね雛苺、はい苺大福をミキサーにかけた離乳食よ。はいあーんして」
雛苺「だぁー・・・真紅?・・・なんかこれ緑色してるの・・・」
真紅「あら、本当ね?」
――舞台袖
蒼星石「あれ?進行が止まったよ」
水銀燈「雛苺が赤ちゃんに似つかわしくない微妙な顔してるわよぉ」
翠星石「どうやら翠星石の仕込んだ小ネタがばれちまったですかねぇ」
真紅「ごめんね雛苺、はい苺大福をミキサーにかけた離乳食よ。はいあーんして」
雛苺「だぁー・・・真紅?・・・なんかこれ緑色してるの・・・」
真紅「あら、本当ね?」
――舞台袖
蒼星石「あれ?進行が止まったよ」
水銀燈「雛苺が赤ちゃんに似つかわしくない微妙な顔してるわよぉ」
翠星石「どうやら翠星石の仕込んだ小ネタがばれちまったですかねぇ」
16: 2008/08/05(火) 21:46:41.40 ID:ND31SXZX0
蒼星石「小ネタ?」
翠星石「大量のゴーヤも一緒にミキサーで混ぜておいたですぅ」
金糸雀「・・・悪魔の所業かしら・・・恐ろしい子・・・!」
翠星石「ハプニング演出というやつですぅ」
――舞台
雛苺「なんだか凄く・・・青臭いの・・・」
真紅「でも食べないと劇が止まってしまうわ。食べるのよ雛苺」
雛苺「う・・・まんま・・・パクッ・・・・・・ゲボハァ!!!!!」
翠星石「大量のゴーヤも一緒にミキサーで混ぜておいたですぅ」
金糸雀「・・・悪魔の所業かしら・・・恐ろしい子・・・!」
翠星石「ハプニング演出というやつですぅ」
――舞台
雛苺「なんだか凄く・・・青臭いの・・・」
真紅「でも食べないと劇が止まってしまうわ。食べるのよ雛苺」
雛苺「う・・・まんま・・・パクッ・・・・・・ゲボハァ!!!!!」
19: 2008/08/05(火) 21:52:17.91 ID:ND31SXZX0
真紅「大変よジュン!雛苺が美しいアーチを描くように離乳食を吐き戻したわ!」
ジュン「おい、寝てる僕の顔を着地点として飛んで来たんだけど・・・」
真紅「あなたの顔面の汚れと子供の体調、どっちが大事なの!?」
ジュン「今は9:1で顔面かな。ゴーヤくせぇ」
雛苺「ゲホッゴホッ・・・これは育児放棄で虐待なの・・・市役所に訴えるべきなの・・・」
真紅「ここで親権を失う筋書きじゃないわ。大丈夫?私のかわいい雛苺!?」
ジュン「おい、寝てる僕の顔を着地点として飛んで来たんだけど・・・」
真紅「あなたの顔面の汚れと子供の体調、どっちが大事なの!?」
ジュン「今は9:1で顔面かな。ゴーヤくせぇ」
雛苺「ゲホッゴホッ・・・これは育児放棄で虐待なの・・・市役所に訴えるべきなの・・・」
真紅「ここで親権を失う筋書きじゃないわ。大丈夫?私のかわいい雛苺!?」
22: 2008/08/05(火) 21:56:56.92 ID:ND31SXZX0
――舞台袖
蒼星石「うーん。おいしそうに食べる子供の顔で妻が元気付けられるシーンだったんだけど」
翠星石「でも演出としては成功ですぅ。ほら観客も感動の面持ちですよ」
――客席
みつ「ちょっと・・・前衛的な劇かな・・・」
巴「ええ・・・そうですね・・・」
のり「・・・ヒナちゃん・・・ジュン君・・・そういうプレイ・・・?」
――舞台袖
水銀燈「私には引きまくってるように見えるわよぉ」
金糸雀「みっちゃんも作った衣装が汚されないか心配そうに見えるかしらー」
蒼星石「少し台本とずれたね。なんとか真紅がアドリブで修正してくれないと」
蒼星石「うーん。おいしそうに食べる子供の顔で妻が元気付けられるシーンだったんだけど」
翠星石「でも演出としては成功ですぅ。ほら観客も感動の面持ちですよ」
――客席
みつ「ちょっと・・・前衛的な劇かな・・・」
巴「ええ・・・そうですね・・・」
のり「・・・ヒナちゃん・・・ジュン君・・・そういうプレイ・・・?」
――舞台袖
水銀燈「私には引きまくってるように見えるわよぉ」
金糸雀「みっちゃんも作った衣装が汚されないか心配そうに見えるかしらー」
蒼星石「少し台本とずれたね。なんとか真紅がアドリブで修正してくれないと」
24: 2008/08/05(火) 22:01:32.01 ID:ND31SXZX0
真紅「雛苺、かわいそうに。ジュンが働かないからこんなものしか買えないのよ」
ジュン「1歳児にゴーヤってのもチャレンジ精神旺盛な家庭だな。それより顔を洗いたい」
雛苺「口の中が苦いの・・・この仕業は絶対にあの翠野郎・・・あとでゴーヤをつっこんでやるの・・・」
真紅「ごめんね雛苺。お母さん頑張るわ。あの物体を口に入れたその勇気に元気づけられたのよ」
――舞台袖
蒼星石「さすが真紅だね。進行の路線を戻したよ」
水銀燈「でも1歳児がいきなり汚い言葉でグレてるわよぉ」
翠星石「身の危険を感じるから残ったゴーヤを隠しておくですぅ」
ジュン「1歳児にゴーヤってのもチャレンジ精神旺盛な家庭だな。それより顔を洗いたい」
雛苺「口の中が苦いの・・・この仕業は絶対にあの翠野郎・・・あとでゴーヤをつっこんでやるの・・・」
真紅「ごめんね雛苺。お母さん頑張るわ。あの物体を口に入れたその勇気に元気づけられたのよ」
――舞台袖
蒼星石「さすが真紅だね。進行の路線を戻したよ」
水銀燈「でも1歳児がいきなり汚い言葉でグレてるわよぉ」
翠星石「身の危険を感じるから残ったゴーヤを隠しておくですぅ」
25: 2008/08/05(火) 22:06:27.76 ID:ND31SXZX0
真紅「お腹が一杯になったから寝てくれたわね。なんて可愛い寝顔なんでしょう」
雛苺「すーすー・・・この場面が終わったら覚えてやがれなの・・・あのクソ翠・・・」
真紅「たしかにジュンは働いてくれない。もう父親だというのに相変わらずひきこもり」
真紅「でも六畳一間ボロアパートの現実に負けてはだめよ。明日も家族のためにパートをがんばるのだわ」
真紅「この人もいつか立ち直って働いてくれるはず。信じてるわ、ジュン。おやすみなさい」
雛苺「すーすー・・・この場面が終わったら覚えてやがれなの・・・あのクソ翠・・・」
真紅「たしかにジュンは働いてくれない。もう父親だというのに相変わらずひきこもり」
真紅「でも六畳一間ボロアパートの現実に負けてはだめよ。明日も家族のためにパートをがんばるのだわ」
真紅「この人もいつか立ち直って働いてくれるはず。信じてるわ、ジュン。おやすみなさい」
28: 2008/08/05(火) 22:11:33.08 ID:ND31SXZX0
真紅「おはよう。それでは今日もパートに行って来るわ」
ジュン「おう!ちゃんと稼いでこいよ!」
真紅「あなたも今日はきちんと雛苺の世話をしなさいよ!」
真紅「それから雛苺をおぶってハロワにでも行ってきなさい!」
ジュン「ハロワ?僕があんな吹き溜まりに行ってられっかよ!それより今日も鬼頃しだ!」
真紅「信じてるわよジュン・・・それじゃお母さんは仕事に行くわね、雛苺」
雛苺「だぁだぁ、なのー・・・登場シーンは終わったの・・・ゴーヤの恨みを思い知れなの・・・」
ジュン「おう!ちゃんと稼いでこいよ!」
真紅「あなたも今日はきちんと雛苺の世話をしなさいよ!」
真紅「それから雛苺をおぶってハロワにでも行ってきなさい!」
ジュン「ハロワ?僕があんな吹き溜まりに行ってられっかよ!それより今日も鬼頃しだ!」
真紅「信じてるわよジュン・・・それじゃお母さんは仕事に行くわね、雛苺」
雛苺「だぁだぁ、なのー・・・登場シーンは終わったの・・・ゴーヤの恨みを思い知れなの・・・」
30: 2008/08/05(火) 22:14:59.99 ID:ND31SXZX0
――観客席
のり「なんだか舞台袖が騒がしいわね」
「やめるですぅ!そんなの入らないですぅ!」
「そう言いつつズブリと入っていくのー」
巴「雛苺は怒らせると意外に恐ろしいんです」
のり「なんだか舞台袖が騒がしいわね」
「やめるですぅ!そんなの入らないですぅ!」
「そう言いつつズブリと入っていくのー」
巴「雛苺は怒らせると意外に恐ろしいんです」
34: 2008/08/05(火) 22:18:44.81 ID:ND31SXZX0
――舞台袖
翠星石「うぅ・・・合間に食べようと作っておいたドーナツの穴にゴーヤをねじこまれたですぅ・・・」
雛苺「罰として翠星石はこのドーナツを食べるのー」
ジュン「ドーナツというよりゴーヤの丸かじりだな」
蒼星石「ほらみんな!次のシーンが始まるよ!」
翠星石「うぅ・・・合間に食べようと作っておいたドーナツの穴にゴーヤをねじこまれたですぅ・・・」
雛苺「罰として翠星石はこのドーナツを食べるのー」
ジュン「ドーナツというよりゴーヤの丸かじりだな」
蒼星石「ほらみんな!次のシーンが始まるよ!」
38: 2008/08/05(火) 22:22:27.15 ID:ND31SXZX0
――舞台
真紅「おはようございます。店長」
水銀燈「あら、おはよう。じゃあ今日もスーパー『銀さマート』を開店するわよぉ」
真紅「役の立場とはいえ・・・私が水銀燈に使われる身分なんて・・・」
水銀燈「何か言ったぁ?使い捨てのパートさん?」
真紅「いえ・・・何も・・・」
真紅「おはようございます。店長」
水銀燈「あら、おはよう。じゃあ今日もスーパー『銀さマート』を開店するわよぉ」
真紅「役の立場とはいえ・・・私が水銀燈に使われる身分なんて・・・」
水銀燈「何か言ったぁ?使い捨てのパートさん?」
真紅「いえ・・・何も・・・」
42: 2008/08/05(火) 22:26:33.45 ID:ND31SXZX0
金糸雀「おっかいものっ♪おっかいものっ♪かしらー」
金糸雀「今夜のメニューは卵焼きにオムレツ、それからニワトリとご飯抜きの親子丼」
金糸雀「みっちゃんも高タンパク高コレステロールでメタボリックまちがいないかしらー」
水銀燈「いらっしゃいませぇー。あら卵中毒のお嬢さん、今日は卵がお安くなってるわよぉ」
金糸雀「今夜のメニューは卵焼きにオムレツ、それからニワトリとご飯抜きの親子丼」
金糸雀「みっちゃんも高タンパク高コレステロールでメタボリックまちがいないかしらー」
水銀燈「いらっしゃいませぇー。あら卵中毒のお嬢さん、今日は卵がお安くなってるわよぉ」
47: 2008/08/05(火) 22:31:23.34 ID:ND31SXZX0
金糸雀「策士としては情報収集の結果、それが目当てでお買い物に来たかしら」
金糸雀「この折込チラシによれば、10個入りの1パックが50円。この時代に良心的な店かしら」
水銀燈「銀さマートは消費者の笑顔が何よりの対価と利益なのよぉ」
水銀燈「ほら!この入れ替えのきく歯車!ボサっとしてないでお客様を卵売り場までご案内しなさい!」
真紅「どうぞ・・・こちらです・・・お客様・・・」
金糸雀「この折込チラシによれば、10個入りの1パックが50円。この時代に良心的な店かしら」
水銀燈「銀さマートは消費者の笑顔が何よりの対価と利益なのよぉ」
水銀燈「ほら!この入れ替えのきく歯車!ボサっとしてないでお客様を卵売り場までご案内しなさい!」
真紅「どうぞ・・・こちらです・・・お客様・・・」
50: 2008/08/05(火) 22:35:40.76 ID:ND31SXZX0
金糸雀「わぁ見事に卵パックが積み上げられてるかしら。やはりここは日付のチェックが欠かせないかしら」
真紅「どれも日付は一緒ですので、どうぞ上からお取り下さい」
金糸雀「ふふん!そんな流言に惑わされる策士ではないかしら」
金糸雀「きっと下の方に新しい日付の卵パックが・・・」
真紅「危険ですお客様!ちょっと普通にやめなさい金糸雀!積んだパックがグラグラしてるわ!」
真紅「どれも日付は一緒ですので、どうぞ上からお取り下さい」
金糸雀「ふふん!そんな流言に惑わされる策士ではないかしら」
金糸雀「きっと下の方に新しい日付の卵パックが・・・」
真紅「危険ですお客様!ちょっと普通にやめなさい金糸雀!積んだパックがグラグラしてるわ!」
56: 2008/08/05(火) 22:39:47.58 ID:ND31SXZX0
ドンガラガッシャン!
――舞台袖
蒼星石「あぁやっちゃった・・・」
翠星石「ボリボリ・・・まったくチビカナは出しゃばりすぎですぅ」
ジュン「なに普通にゴーヤ食ってんだ」
翠星石「食べてみたら意外とビタミン豊富でいけるですぅ」
雛苺「ボリボリ・・・苦味に慣れるとそれがまた癖になっておいしいのー」
蒼星石「これじゃあ卵の掃除をしないと場面転換も出来ないよ」
――舞台袖
蒼星石「あぁやっちゃった・・・」
翠星石「ボリボリ・・・まったくチビカナは出しゃばりすぎですぅ」
ジュン「なに普通にゴーヤ食ってんだ」
翠星石「食べてみたら意外とビタミン豊富でいけるですぅ」
雛苺「ボリボリ・・・苦味に慣れるとそれがまた癖になっておいしいのー」
蒼星石「これじゃあ卵の掃除をしないと場面転換も出来ないよ」
58: 2008/08/05(火) 22:43:30.59 ID:ND31SXZX0
――舞台
金糸雀「いたた・・・卵が脳天にダイブしてきたかしら。生卵なのに頭の周りがピヨピヨと・・・」
水銀燈「どうしたのぉ?あぁ大事な商品が!」
水銀燈「真紅!あなたの仕業ねぇ!この使えない従業員!」
真紅「違うわよ!これはお客様が!」
水銀燈「うるさいわねぇ!あなたの仕業に決まってるわ!この給料泥棒!」
ピシッピシッ!
真紅「ちょっと!羽で叩くのはやめなさい!労働基準局に訴えるわよ!」
金糸雀「いたた・・・卵が脳天にダイブしてきたかしら。生卵なのに頭の周りがピヨピヨと・・・」
水銀燈「どうしたのぉ?あぁ大事な商品が!」
水銀燈「真紅!あなたの仕業ねぇ!この使えない従業員!」
真紅「違うわよ!これはお客様が!」
水銀燈「うるさいわねぇ!あなたの仕業に決まってるわ!この給料泥棒!」
ピシッピシッ!
真紅「ちょっと!羽で叩くのはやめなさい!労働基準局に訴えるわよ!」
67: 2008/08/05(火) 22:48:28.29 ID:ND31SXZX0
水銀燈「黙りなさい!店に損害を与えておいて!」
ピシッピシッ!
水銀燈「面接の時から気に入らなかったのよ!そんな真っ赤な格好で店員が務まると思ってるの!」
ピシッピシッ!
水銀燈「ジャンクと言われた恨みは忘れて無いわよぉ!この不人気!」
ピシッピシッ!
水銀燈「店への損害としてローザミスティカをもらってやるわぁ!」
ピシッピシッ!
真紅(こいつ・・・調子に乗りすぎだわ・・・)
金糸雀「水銀燈・・・ちょっと目の色が怖いかしら・・・」
ピシッピシッ!
水銀燈「面接の時から気に入らなかったのよ!そんな真っ赤な格好で店員が務まると思ってるの!」
ピシッピシッ!
水銀燈「ジャンクと言われた恨みは忘れて無いわよぉ!この不人気!」
ピシッピシッ!
水銀燈「店への損害としてローザミスティカをもらってやるわぁ!」
ピシッピシッ!
真紅(こいつ・・・調子に乗りすぎだわ・・・)
金糸雀「水銀燈・・・ちょっと目の色が怖いかしら・・・」
70: 2008/08/05(火) 22:51:27.70 ID:ND31SXZX0
――舞台袖
蒼星石「まずい!水銀燈が劇だってことを忘れてきてるよ!」
翠星石「ボリボリ・・・ちょっと配役がまずかったかもしれんですぅ」
雛苺「ボリボリ・・・でもゴーヤはおいしいのー」
ジュン「金糸雀は呆然としてるし、止めた方がいいんじゃないか?」
蒼星石「アドリブだけどちょっと行ってくるよ!」
蒼星石「まずい!水銀燈が劇だってことを忘れてきてるよ!」
翠星石「ボリボリ・・・ちょっと配役がまずかったかもしれんですぅ」
雛苺「ボリボリ・・・でもゴーヤはおいしいのー」
ジュン「金糸雀は呆然としてるし、止めた方がいいんじゃないか?」
蒼星石「アドリブだけどちょっと行ってくるよ!」
80: 2008/08/05(火) 22:56:28.50 ID:ND31SXZX0
――舞台
蒼星石「どうも!従業員です!店長、お客様の前でやめてください!観客も引いてますよ!」
水銀燈「うるさいわねぇ!これは従業員教育なのよ!」
真紅「・・・・・・」
水銀燈「何よその目は!店長である私に逆らう気なのぉ?また腕をもいでやるわよぉ!」
真紅「・・・絆パンチ!!」
ガッ!
水銀燈「ぶはぁ!!」
――観客席
のり「・・・・・・」
みつ「・・・・・・」
巴「・・・殴った・・・」
蒼星石「どうも!従業員です!店長、お客様の前でやめてください!観客も引いてますよ!」
水銀燈「うるさいわねぇ!これは従業員教育なのよ!」
真紅「・・・・・・」
水銀燈「何よその目は!店長である私に逆らう気なのぉ?また腕をもいでやるわよぉ!」
真紅「・・・絆パンチ!!」
ガッ!
水銀燈「ぶはぁ!!」
――観客席
のり「・・・・・・」
みつ「・・・・・・」
巴「・・・殴った・・・」
87: 2008/08/05(火) 22:59:59.10 ID:ND31SXZX0
――舞台袖
翠星石「ボリボリ・・・あっ、真紅が水銀燈を見ながら舞台袖を指し示して、こっちに歩いてくるですぅ」
雛苺「ボリボリ・・・水銀燈もそれで理解したかのように歩いてくるのー」
ジュン「お前らいつまでゴーヤ食ってんだ!止める準備はOKか!?」
雛苺「ボリボリ・・・多分無理なのー。とりあえずゴーヤは氏守するのー」
翠星石「ボリボリ・・・あっ、真紅が水銀燈を見ながら舞台袖を指し示して、こっちに歩いてくるですぅ」
雛苺「ボリボリ・・・水銀燈もそれで理解したかのように歩いてくるのー」
ジュン「お前らいつまでゴーヤ食ってんだ!止める準備はOKか!?」
雛苺「ボリボリ・・・多分無理なのー。とりあえずゴーヤは氏守するのー」
92: 2008/08/05(火) 23:04:17.06 ID:ND31SXZX0
――観客席
のり「・・・こういう筋書きなのかな?」
巴「・・・多分違うと思います」
みつ「なんだか舞台袖からバトルの音が聞こえてくるけど」
「ジャンクジャンク!このジャンク!プレス機に送ってやるわ!!」
「言ったわねぇ!!解体してゴミ山の上に素敵なオブジェとして飾ってやるわぁ!!」
ズガドガベキバキグシャボコバカドゴォォォン
「やめろ!お前ら!ぐはぁっ!」
巴「あ、音からすると桜田君がまきぞえをくらってる」
のり「・・・こういう筋書きなのかな?」
巴「・・・多分違うと思います」
みつ「なんだか舞台袖からバトルの音が聞こえてくるけど」
「ジャンクジャンク!このジャンク!プレス機に送ってやるわ!!」
「言ったわねぇ!!解体してゴミ山の上に素敵なオブジェとして飾ってやるわぁ!!」
ズガドガベキバキグシャボコバカドゴォォォン
「やめろ!お前ら!ぐはぁっ!」
巴「あ、音からすると桜田君がまきぞえをくらってる」
97: 2008/08/05(火) 23:08:02.04 ID:ND31SXZX0
――舞台
蒼星石「えー・・・しょうがないなぁ店長は・・・指導に熱がこもりすぎだよ・・・失礼しましたお客様」
金糸雀「とっても熱いお店かしら・・・今後も利用したいかしら・・・」
蒼星石「えーと。観客の皆様。10分ほどお待ち下さい。翠星石!早く照明落として!!」
暗転
蒼星石「早く卵を片付けないと・・・パキッ・・・あっ!踏んじゃった!暗くて見えないよ!」
金糸雀「カナも少し責任を感じるから手伝うかしら・・・ズルッ・・・きゃぁ!生卵がヌルヌルするかしら!」
蒼星石「えー・・・しょうがないなぁ店長は・・・指導に熱がこもりすぎだよ・・・失礼しましたお客様」
金糸雀「とっても熱いお店かしら・・・今後も利用したいかしら・・・」
蒼星石「えーと。観客の皆様。10分ほどお待ち下さい。翠星石!早く照明落として!!」
暗転
蒼星石「早く卵を片付けないと・・・パキッ・・・あっ!踏んじゃった!暗くて見えないよ!」
金糸雀「カナも少し責任を感じるから手伝うかしら・・・ズルッ・・・きゃぁ!生卵がヌルヌルするかしら!」
102: 2008/08/05(火) 23:11:15.31 ID:ND31SXZX0
――舞台袖
ジュン「喧嘩をやめろお前ら!真紅!主役が舞台放棄するな!」
真紅「だってこの乳酸菌臭いドールが役にかこつけて私に虐待を!」
水銀燈「うるさいわね!役者根性が無さすぎなのよぉ!」
翠星石「グビグビ・・・ジュースにしてもなかなかおいしいですねぇ」
雛苺「グビグビ・・・うーんまずい!もう一杯なのー」
ジュン「なに健康に気を使ってんだお前ら!ゴーヤくせぇんだよ!止めるの手伝え!」
ジュン「喧嘩をやめろお前ら!真紅!主役が舞台放棄するな!」
真紅「だってこの乳酸菌臭いドールが役にかこつけて私に虐待を!」
水銀燈「うるさいわね!役者根性が無さすぎなのよぉ!」
翠星石「グビグビ・・・ジュースにしてもなかなかおいしいですねぇ」
雛苺「グビグビ・・・うーんまずい!もう一杯なのー」
ジュン「なに健康に気を使ってんだお前ら!ゴーヤくせぇんだよ!止めるの手伝え!」
110: 2008/08/05(火) 23:17:10.44 ID:ND31SXZX0
蒼星石「やっと卵が片付いたよ・・・喧嘩は収まった?」
金糸雀「足がヌルヌルするかしら。大好きな卵がまさかカナに歯向かうなんて」
ジュン「水銀燈、このままじゃ報酬のヤクルト一か月分はやれないぞ」
水銀燈「しょうがないわねぇ・・・公演が終わったら決着をつけるわよぉ!」
真紅「氏に化粧でも事前にしておけなのだわ!」
蒼星石「ほら真紅!早く舞台に戻って!たった三人の観客も待ちくたびれて携帯でVIPとか始めちゃってるよ!」
――観客席
みつ「面白そうなやるおスレがあるけど携帯じゃ見づらいわ」
のり「『弟のちOちん撮影した。10分で400までいったらうp』あんまりksk伸びないなぁ」
巴「『中学生♀が全レス』と・・・あっ、照明がつきました。再開するみたいですよ」
金糸雀「足がヌルヌルするかしら。大好きな卵がまさかカナに歯向かうなんて」
ジュン「水銀燈、このままじゃ報酬のヤクルト一か月分はやれないぞ」
水銀燈「しょうがないわねぇ・・・公演が終わったら決着をつけるわよぉ!」
真紅「氏に化粧でも事前にしておけなのだわ!」
蒼星石「ほら真紅!早く舞台に戻って!たった三人の観客も待ちくたびれて携帯でVIPとか始めちゃってるよ!」
――観客席
みつ「面白そうなやるおスレがあるけど携帯じゃ見づらいわ」
のり「『弟のちOちん撮影した。10分で400までいったらうp』あんまりksk伸びないなぁ」
巴「『中学生♀が全レス』と・・・あっ、照明がつきました。再開するみたいですよ」
113: 2008/08/05(火) 23:21:01.72 ID:ND31SXZX0
――舞台
トボトボ
真紅「パートを首になってしまったわ・・・」
真紅「・・・あの腐れ店長とは後で決着をつけるとして・・・明日からどうすればいいの?」
タッタッタッ
蒼星石「まいったなぁ。牛乳を買い忘れるなんて早く店に戻らないと・・・」
ドン
真紅「きゃぁ!」
蒼星石「うわぁ!夢中で走ってたらぶつかっちゃった!」
116: 2008/08/05(火) 23:24:19.25 ID:ND31SXZX0
蒼星石「大丈夫ですか?美しいレディ!?」
真紅「ええ、転んだけど大丈夫だわ。あら?あなたは私の元同僚?」
蒼星石「いいえ違う役です。僕は喫茶店を経営するナイスミドルの男役です」
真紅「そうだったわ。意外と付け髭が似合うわね」
蒼星石「お召し物を汚してしまいましたね。お詫びするので私の店に行きましょう」
真紅「ええ、転んだけど大丈夫だわ。あら?あなたは私の元同僚?」
蒼星石「いいえ違う役です。僕は喫茶店を経営するナイスミドルの男役です」
真紅「そうだったわ。意外と付け髭が似合うわね」
蒼星石「お召し物を汚してしまいましたね。お詫びするので私の店に行きましょう」
122: 2008/08/05(火) 23:27:25.92 ID:ND31SXZX0
――舞台袖
翠星石「やっぱり蒼星石が出ると安定感があるですぅ」
ジュン「そうだな。やっとまともに進みそうだよ」
金糸雀「ところでこの大量の卵はどうするのかしら?」
水銀燈「割れずに残ってるのもあるから、捨てるのはもったいないわぁ」
雛苺「ゴーヤもあるのー。ジュン、ちょっと一緒にキッチンへ行くのー」
翠星石「やっぱり蒼星石が出ると安定感があるですぅ」
ジュン「そうだな。やっとまともに進みそうだよ」
金糸雀「ところでこの大量の卵はどうするのかしら?」
水銀燈「割れずに残ってるのもあるから、捨てるのはもったいないわぁ」
雛苺「ゴーヤもあるのー。ジュン、ちょっと一緒にキッチンへ行くのー」
126: 2008/08/05(火) 23:32:09.24 ID:ND31SXZX0
――舞台
蒼星石「ここが私の喫茶店です」
真紅「まぁ、北欧をイメージした書き割りがとっても素敵。いいお店だわ」
蒼星石「ところで落ち込んだ顔で道を歩いておられましたが、何かあったのですか?」
真紅「・・・いえ・・・実は・・・」
省略
蒼星石「そうですか。旦那さんも働かず一人で家庭を支えて・・・大変でしたね」
真紅「ええ・・・今日もきっとお酒を飲んで・・・」
蒼星石「元気を出して下さい。そのうち旦那さんも働いてくれますよ」
蒼星石「当店特製のナポリタンを出しますから、よろしければどうぞ。それではちょっと作ってきます」
真紅「なんていい人なのかしら。ジュンもあんな風にしっかりしてくれたら・・・」
蒼星石「ここが私の喫茶店です」
真紅「まぁ、北欧をイメージした書き割りがとっても素敵。いいお店だわ」
蒼星石「ところで落ち込んだ顔で道を歩いておられましたが、何かあったのですか?」
真紅「・・・いえ・・・実は・・・」
省略
蒼星石「そうですか。旦那さんも働かず一人で家庭を支えて・・・大変でしたね」
真紅「ええ・・・今日もきっとお酒を飲んで・・・」
蒼星石「元気を出して下さい。そのうち旦那さんも働いてくれますよ」
蒼星石「当店特製のナポリタンを出しますから、よろしければどうぞ。それではちょっと作ってきます」
真紅「なんていい人なのかしら。ジュンもあんな風にしっかりしてくれたら・・・」
130: 2008/08/05(火) 23:36:15.70 ID:ND31SXZX0
――舞台袖
翠星石「火を通すと苦味も程よくなっていいですねぇ」
金糸雀「そこに卵と豆腐のコクがからんで最高かしら」
水銀燈「私としてはもう少し塩分が欲しいわねぇ。でもおいしいわぁ。モグモグモグモグ」
雛苺「なかなかの出来なのー。ジュンは名コックさんなのー」
ジュン「炒めるだけだから簡単だよ」
蒼星石「はぁ、やっとまともに進んできたよ・・・みんな・・・なにを食べてるの・・・?」
翠星石「火を通すと苦味も程よくなっていいですねぇ」
金糸雀「そこに卵と豆腐のコクがからんで最高かしら」
水銀燈「私としてはもう少し塩分が欲しいわねぇ。でもおいしいわぁ。モグモグモグモグ」
雛苺「なかなかの出来なのー。ジュンは名コックさんなのー」
ジュン「炒めるだけだから簡単だよ」
蒼星石「はぁ、やっとまともに進んできたよ・・・みんな・・・なにを食べてるの・・・?」
132: 2008/08/05(火) 23:39:28.95 ID:ND31SXZX0
翠星石「ゴーヤチャンプルーです。南国の味ですぅ。蒼星石もお一つどうですか?」
蒼星石(なんか僕一人だけ頑張ってるみたいでストレス溜まってきたなぁ・・・)
蒼星石「いや、早くナポリタンを持って舞台に戻らないと・・・ちゃんと作っておいてくれたよね?」
翠星石「あ」
雛苺「あ」
金糸雀「あ」
ジュン「あ」
水銀燈「モグモグ。チャンプルーおいしいわぁ。真紅なんかには残してやらないから全部食べちゃいましょう」
蒼星石(なんか僕一人だけ頑張ってるみたいでストレス溜まってきたなぁ・・・)
蒼星石「いや、早くナポリタンを持って舞台に戻らないと・・・ちゃんと作っておいてくれたよね?」
翠星石「あ」
雛苺「あ」
金糸雀「あ」
ジュン「あ」
水銀燈「モグモグ。チャンプルーおいしいわぁ。真紅なんかには残してやらないから全部食べちゃいましょう」
133: 2008/08/05(火) 23:43:10.24 ID:ND31SXZX0
蒼星石「・・・もう間に合わない。このゴーヤチャンプルーを持っていくよ・・・」
水銀燈「ちょっと!真紅なんかにこんなおいしいもの食べさせたくないわぁ!」
ギラリ!
水銀燈「・・・!」
蒼星石「・・・それじゃ行ってくるよ。みんなちゃんと次のシーンの用意しておいてね・・・」
水銀燈「ちょっと!真紅なんかにこんなおいしいもの食べさせたくないわぁ!」
ギラリ!
水銀燈「・・・!」
蒼星石「・・・それじゃ行ってくるよ。みんなちゃんと次のシーンの用意しておいてね・・・」
141: 2008/08/05(火) 23:46:18.76 ID:ND31SXZX0
水銀燈「・・・鋏にかなり殺意のオーラがこもってたわぁ」
翠星石「使えない部下によって精神的に追い詰められた中間管理職の目をしてたですぅ」
雛苺「アリスゲームでもあんな目は見たことないのー」
金糸雀「実は怒ると一番怖いかしら」
ジュン「なんかダレて来てたから真面目にやるか。翠星石、雛苺、準備するぞ」
翠星石「使えない部下によって精神的に追い詰められた中間管理職の目をしてたですぅ」
雛苺「アリスゲームでもあんな目は見たことないのー」
金糸雀「実は怒ると一番怖いかしら」
ジュン「なんかダレて来てたから真面目にやるか。翠星石、雛苺、準備するぞ」
144: 2008/08/05(火) 23:50:22.85 ID:ND31SXZX0
――舞台
真紅「随分と時間がかかってるけど、さすが特製ね。楽しみだわ(遅いわね・・・もう間がもたないわ)」
蒼星石「・・・お待たせしました。ナポリタンのゴーヤチャンプルー風です」
真紅「・・・!?・・・・・・あら凄いわ、美味しそう・・・」
蒼星石「パスタの代わりにゴーヤ。ケチャップの変わりに卵と豆腐、塩に醤油少々を入れてあります」
真紅「ずいぶん悲壮感のある顔をしているわ。きっと悲しい想い出があるお料理なのね・・・」
蒼星石「そうですね・・・仲間の裏切り・・・その悲しみが僅かな隠し味」
真紅「随分と時間がかかってるけど、さすが特製ね。楽しみだわ(遅いわね・・・もう間がもたないわ)」
蒼星石「・・・お待たせしました。ナポリタンのゴーヤチャンプルー風です」
真紅「・・・!?・・・・・・あら凄いわ、美味しそう・・・」
蒼星石「パスタの代わりにゴーヤ。ケチャップの変わりに卵と豆腐、塩に醤油少々を入れてあります」
真紅「ずいぶん悲壮感のある顔をしているわ。きっと悲しい想い出があるお料理なのね・・・」
蒼星石「そうですね・・・仲間の裏切り・・・その悲しみが僅かな隠し味」
151: 2008/08/05(火) 23:54:03.47 ID:ND31SXZX0
――観客席
のり「どうみてもゴーヤチャンプルーねぇ」
巴「そうですね。チャンプルーですね」
みつ「きっと舞台袖で色々あったのね」
のり「そうですね、なんだかもう想像が出来ますねぇ。劇中にゴーヤと卵が出てきてたから」
みつ「こういう多重的な劇なのかな?」
巴「あのリアルな悲愴感がある演技を見ると、違う気がします」
のり「どうみてもゴーヤチャンプルーねぇ」
巴「そうですね。チャンプルーですね」
みつ「きっと舞台袖で色々あったのね」
のり「そうですね、なんだかもう想像が出来ますねぇ。劇中にゴーヤと卵が出てきてたから」
みつ「こういう多重的な劇なのかな?」
巴「あのリアルな悲愴感がある演技を見ると、違う気がします」
154: 2008/08/05(火) 23:57:47.12 ID:ND31SXZX0
真紅「パクパク・・・苦っ!・・・でも美味しいわ。とても素敵なイタリアと沖縄のコラボ」
蒼星石「ありがとうございます。少しは元気になってくれたようで何よりですよ」
真紅「ところで・・・こちらのお店はお一人で?」
蒼星石「えぇ。なんとか一人でやってますよ」
真紅「あの、よろしければ働かせて頂けませんか?これでも紅茶には詳しいわ」
蒼星石「わかりました。これも何かの縁でしょう。明日からお願いできますか?」
真紅「違うのよジュン・・・私はあなたのために仕事が欲しいだけ・・・この人に心惹かれてるなんてことは」
蒼星石「ありがとうございます。少しは元気になってくれたようで何よりですよ」
真紅「ところで・・・こちらのお店はお一人で?」
蒼星石「えぇ。なんとか一人でやってますよ」
真紅「あの、よろしければ働かせて頂けませんか?これでも紅茶には詳しいわ」
蒼星石「わかりました。これも何かの縁でしょう。明日からお願いできますか?」
真紅「違うのよジュン・・・私はあなたのために仕事が欲しいだけ・・・この人に心惹かれてるなんてことは」
155: 2008/08/06(水) 00:00:20.11 ID:jDtc0w7u0
――舞台袖
真紅「・・・なんとか終わらせたわね。赤いと思ってたらお皿の上が緑色だったから驚いたわ」
蒼星石「・・・だいぶ苦しかったなぁ・・・頼むよみんな・・・本当に・・・」
ジュン「悪かったよ・・・それじゃ行くぞ翠星石!雛苺!」
翠星石「準備万端ですぅ!1000の仮面があると言われている翠星石の演技派ぶりを見せてやるですぅ!」
雛苺「基本的にはツンとデレの仮面2枚なのー」
真紅「・・・なんとか終わらせたわね。赤いと思ってたらお皿の上が緑色だったから驚いたわ」
蒼星石「・・・だいぶ苦しかったなぁ・・・頼むよみんな・・・本当に・・・」
ジュン「悪かったよ・・・それじゃ行くぞ翠星石!雛苺!」
翠星石「準備万端ですぅ!1000の仮面があると言われている翠星石の演技派ぶりを見せてやるですぅ!」
雛苺「基本的にはツンとデレの仮面2枚なのー」
161: 2008/08/06(水) 00:04:00.40 ID:jDtc0w7u0
――舞台
雛苺「だぁーだぁー、まんままんま、なのー」
ジュン「うるせぇ!泣いてねぇで酒でも買ってきやがれ!」
雛苺「ふぎゃぁふぎゃぁ!1歳児に無茶言うんじゃねぇのー」
翠星石「こんにちわですぅ!毎度お馴染みクリーニング屋の翠星石ですぅ!」
ジュン「あぁ?開いてるよ。勝手に入れ」
翠星石「それでは失礼するですぅ。なにか洗い物のご用件はないですか?」
ジュン「けっ・・・俺の荒んだ心を洗ってほしいぜ・・・」
雛苺「だぁーだぁー、まんままんま、なのー」
ジュン「うるせぇ!泣いてねぇで酒でも買ってきやがれ!」
雛苺「ふぎゃぁふぎゃぁ!1歳児に無茶言うんじゃねぇのー」
翠星石「こんにちわですぅ!毎度お馴染みクリーニング屋の翠星石ですぅ!」
ジュン「あぁ?開いてるよ。勝手に入れ」
翠星石「それでは失礼するですぅ。なにか洗い物のご用件はないですか?」
ジュン「けっ・・・俺の荒んだ心を洗ってほしいぜ・・・」
165: 2008/08/06(水) 00:08:24.83 ID:jDtc0w7u0
翠星石「色々と大変なんですねぇ。それではちょっと衣類や布団を見させてもらうから上がるですぅ」
ジュン「金なんかないから頼めねえよ」
翠星石「そうですか、残念ですねぇ・・・おおっとつまづいたですぅ!!」
ジュン「うわっ!倒れて覆いかぶさって来やがった!」
翠星石「これは申し訳ないですぅ・・・やっぱりこの旦那さん・・・すごくタイプですぅ・・・」
ジュン「おいさっさと離れやがれ!」
翠星石「足をくじいたみたいで動けないですぅ・・・」
雛苺「だぁーだぁー、こりゃとんでもないビXチなのー」
ジュン「金なんかないから頼めねえよ」
翠星石「そうですか、残念ですねぇ・・・おおっとつまづいたですぅ!!」
ジュン「うわっ!倒れて覆いかぶさって来やがった!」
翠星石「これは申し訳ないですぅ・・・やっぱりこの旦那さん・・・すごくタイプですぅ・・・」
ジュン「おいさっさと離れやがれ!」
翠星石「足をくじいたみたいで動けないですぅ・・・」
雛苺「だぁーだぁー、こりゃとんでもないビXチなのー」
167: 2008/08/06(水) 00:11:25.83 ID:jDtc0w7u0
――舞台袖
真紅「・・・・・・」
水銀燈「あら真紅?なんかイライラしてきてなぁい(笑)」
真紅「・・・別にしてないわ」
金糸雀「なかなかリアルな演技かしら。まさに白昼の団地かしら」
真紅「・・・・・・」
水銀燈「あら真紅?なんかイライラしてきてなぁい(笑)」
真紅「・・・別にしてないわ」
金糸雀「なかなかリアルな演技かしら。まさに白昼の団地かしら」
170: 2008/08/06(水) 00:14:15.88 ID:jDtc0w7u0
翠星石「旦那さん・・・心が荒んでるんですか?」
翠星石「昼間からお酒を飲んで、きっと奥さんにも叱られてるんですね・・・かわいそうに」
ジュン「う・・・うるせえ・・・というか翠星石・・・顔が近い・・・」
翠星石「ジュン・・・本当は翠星石が妻役をしたかったんですよ・・・」
翠星石「配役時にはそんな役はやってられねーと言ってしまったけど・・・恥ずかしかったんですぅ・・・」
翠星石「だからこの役で・・・たっぷりといちゃつかせてもらうですぅ・・・」
雛苺「ふぎゃぁふぎゃぁ、なんだか翠星石の目がとろんとして来てるのー」
翠星石「昼間からお酒を飲んで、きっと奥さんにも叱られてるんですね・・・かわいそうに」
ジュン「う・・・うるせえ・・・というか翠星石・・・顔が近い・・・」
翠星石「ジュン・・・本当は翠星石が妻役をしたかったんですよ・・・」
翠星石「配役時にはそんな役はやってられねーと言ってしまったけど・・・恥ずかしかったんですぅ・・・」
翠星石「だからこの役で・・・たっぷりといちゃつかせてもらうですぅ・・・」
雛苺「ふぎゃぁふぎゃぁ、なんだか翠星石の目がとろんとして来てるのー」
173: 2008/08/06(水) 00:17:09.14 ID:jDtc0w7u0
――舞台袖
真紅「あんなに顔を近づかせて!やりすぎだわ翠星石!私の夫に!」
水銀燈「・・・・・・ちょっと、あの子服を脱がせにかかってるわよぉ」
「おい!やめろ!落ち着け馬鹿!」
金糸雀「一応は18禁の演劇じゃないかしらー」
蒼星石「まずいよ!劇中の役に入り込みすぎて翠星石に変なスイッチが入ってる!」
真紅「あんなに顔を近づかせて!やりすぎだわ翠星石!私の夫に!」
水銀燈「・・・・・・ちょっと、あの子服を脱がせにかかってるわよぉ」
「おい!やめろ!落ち着け馬鹿!」
金糸雀「一応は18禁の演劇じゃないかしらー」
蒼星石「まずいよ!劇中の役に入り込みすぎて翠星石に変なスイッチが入ってる!」
179: 2008/08/06(水) 00:21:58.55 ID:lECIcHtY0
――舞台
翠星石「おとなしくしやがれですぅ!いい子にしてやがれですぅ!」
ジュン「放せ!やめろ!この変態人形!」
翠星石「ここは夫がクリーニング屋に心の安らぎを求めて妻への思いと葛藤するシーンですぅ!」
翠星石「でもそんな台本は忘れてさっさとその身も心も任せろですぅ!」
――観客席
巴「・・・・・・///」
のり「翠星石ちゃん!がんばれっ!いけっ!そこよっ!早くジュン君をひんむいてっ!」
カチャ(REC)ジーー
みつ「デジタルビデオカメラを持ってきててよかった。あ、鼻血出てきちゃった」
のり「高画質aviで動画データを下さい!土下座でもなんでもします!お金も四万円までなら払います!」
翠星石「おとなしくしやがれですぅ!いい子にしてやがれですぅ!」
ジュン「放せ!やめろ!この変態人形!」
翠星石「ここは夫がクリーニング屋に心の安らぎを求めて妻への思いと葛藤するシーンですぅ!」
翠星石「でもそんな台本は忘れてさっさとその身も心も任せろですぅ!」
――観客席
巴「・・・・・・///」
のり「翠星石ちゃん!がんばれっ!いけっ!そこよっ!早くジュン君をひんむいてっ!」
カチャ(REC)ジーー
みつ「デジタルビデオカメラを持ってきててよかった。あ、鼻血出てきちゃった」
のり「高画質aviで動画データを下さい!土下座でもなんでもします!お金も四万円までなら払います!」
184: 2008/08/06(水) 00:26:28.47 ID:lECIcHtY0
翠星石「早く照明落として!」
舞台暗転
翠星石「真っ暗ですぅ!これはこれでいいムードですぅ!」
ジュン「やめろっ!やめろっ!」
ガッ!!
金糸雀「今の鈍い音は何かしら?」
真紅「なんでも良いわ!早くこの場を収拾するのよ!」
水銀燈「あら?この手触り?なぜか翠星石が床にのびてるわぁ。じゃあさっさと舞台袖へ運びましょう」
蒼星石「観客の皆様!度々申し訳ありませんがまた10分ほどお待ち下さい!」
――観客席
巴「・・・ほっ」
みつ「惜しい・・・」
のり「ちっ・・・もうちょっとだったのに・・・」
舞台暗転
翠星石「真っ暗ですぅ!これはこれでいいムードですぅ!」
ジュン「やめろっ!やめろっ!」
ガッ!!
金糸雀「今の鈍い音は何かしら?」
真紅「なんでも良いわ!早くこの場を収拾するのよ!」
水銀燈「あら?この手触り?なぜか翠星石が床にのびてるわぁ。じゃあさっさと舞台袖へ運びましょう」
蒼星石「観客の皆様!度々申し訳ありませんがまた10分ほどお待ち下さい!」
――観客席
巴「・・・ほっ」
みつ「惜しい・・・」
のり「ちっ・・・もうちょっとだったのに・・・」
189: 2008/08/06(水) 00:30:51.57 ID:lECIcHtY0
――舞台袖
雛苺「あれ?真紅の右コブシに傷が出来てるのー」
真紅「さすがに一日で三回の絆パンチはコブシに負担がかかるわ」
金糸雀「ヒナのカウントでは二回だったかしら?」
翠星石「うぅん・・・あれ?なんでこんなとこにいるですぅ?」
蒼星石「何も覚えてないの?このアバズレ姉貴?」
翠星石「意気揚々と舞台に出た所までは覚えてるですぅ」
真紅「まぁ演劇の悪魔でも取り付いていたことにしましょう」
ジュン「カハッ・・・コワイ・・・スイセイセキ・・・コワイ・・・ミドリイロ・・・コワイ・・・」
水銀燈「なんだか心に深い傷を負ってるみたいよぉ」
雛苺「あれ?真紅の右コブシに傷が出来てるのー」
真紅「さすがに一日で三回の絆パンチはコブシに負担がかかるわ」
金糸雀「ヒナのカウントでは二回だったかしら?」
翠星石「うぅん・・・あれ?なんでこんなとこにいるですぅ?」
蒼星石「何も覚えてないの?このアバズレ姉貴?」
翠星石「意気揚々と舞台に出た所までは覚えてるですぅ」
真紅「まぁ演劇の悪魔でも取り付いていたことにしましょう」
ジュン「カハッ・・・コワイ・・・スイセイセキ・・・コワイ・・・ミドリイロ・・・コワイ・・・」
水銀燈「なんだか心に深い傷を負ってるみたいよぉ」
195: 2008/08/06(水) 00:34:41.56 ID:lECIcHtY0
蒼星石「もう!もう!とにかく!早く再開しないとまずいよ!!」
翠星石「よく分からないけどそうですね。ほらジュン行くですよ」
ジュン「ヒィッ!やめて!触らないで!この緑色の狂気!!」
金糸雀「これじゃあ続行は無理かしら」
蒼星石「・・・観客が待ってるんだよ!だったら僕達はベストを尽くすんだよぉ!ジュン君!覚悟ぉ!」
ドスッと重いボディブロー
ジュン「うぐっ!」
蒼星石「俳優には舞台前に不可欠な精神安定剤を少しきつめに飲ませて・・・これでしばらくは起きないよ!」
翠星石「よく分からないけどそうですね。ほらジュン行くですよ」
ジュン「ヒィッ!やめて!触らないで!この緑色の狂気!!」
金糸雀「これじゃあ続行は無理かしら」
蒼星石「・・・観客が待ってるんだよ!だったら僕達はベストを尽くすんだよぉ!ジュン君!覚悟ぉ!」
ドスッと重いボディブロー
ジュン「うぐっ!」
蒼星石「俳優には舞台前に不可欠な精神安定剤を少しきつめに飲ませて・・・これでしばらくは起きないよ!」
200: 2008/08/06(水) 00:38:15.45 ID:lECIcHtY0
蒼星石「次ィ!!ほら雛苺ぉ!!苺わだちを出せやぁぁ!!この色柄落ちしてないくっきりピンクがぁァァ!!」
真紅「ちょっと・・・蒼星石・・・目の色が濁ってるわよ・・・」
蒼星石「あぁ!?僕だけ苦労させやがってこの三流ドールどもがぁ!クソがぁ!!」
蒼星石「お前らなんかプラモだプラモ!!やーい1分の1スケール!!バンダイメイデン!!」
雛苺「・・・は・・・はい・・・出したの・・・」
蒼星石「ブツブツブツ・・・これを鋏で切ってジュン君の手足に結び付けて・・・」
翠星石「心労で壊れたですぅ」
真紅「ちょっと・・・蒼星石・・・目の色が濁ってるわよ・・・」
蒼星石「あぁ!?僕だけ苦労させやがってこの三流ドールどもがぁ!クソがぁ!!」
蒼星石「お前らなんかプラモだプラモ!!やーい1分の1スケール!!バンダイメイデン!!」
雛苺「・・・は・・・はい・・・出したの・・・」
蒼星石「ブツブツブツ・・・これを鋏で切ってジュン君の手足に結び付けて・・・」
翠星石「心労で壊れたですぅ」
204: 2008/08/06(水) 00:42:41.42 ID:lECIcHtY0
水銀燈「こんなにストレスを・・・ゴーヤチャンプルーがまずかったのぉ?」
蒼星石「ん?それはこっそり食べたけど美味しかったよ。ウフフ」
金糸雀「かなり情緒不安定になってるかしら」
蒼星石「・・・出来た・・・完璧だよ・・・さすがは僕だよね・・・」
雛苺「背負い込んでしまう性格も大変なのー」
蒼星石「はい!はい!水銀燈。この苺わだちを持って。あとはどうするのか分かるよねぇ!ね!ね!」
水銀燈「突然の100万ドルの笑顔が怖いわぁ」
蒼星石「ん?それはこっそり食べたけど美味しかったよ。ウフフ」
金糸雀「かなり情緒不安定になってるかしら」
蒼星石「・・・出来た・・・完璧だよ・・・さすがは僕だよね・・・」
雛苺「背負い込んでしまう性格も大変なのー」
蒼星石「はい!はい!水銀燈。この苺わだちを持って。あとはどうするのか分かるよねぇ!ね!ね!」
水銀燈「突然の100万ドルの笑顔が怖いわぁ」
208: 2008/08/06(水) 00:46:06.84 ID:lECIcHtY0
――観客席
みつ「編集してyoutubeにでも上げようかと思うけど、どうかな?」
のり「それは反対です!これは私達だけのプライベートムービーにするべきです!」
巴「あっ照明がつきましたよ。始まるみたいですね」
――舞台
翠星石「というわけで旦那さんの心を癒してやるですぅ」
カクカク
ジュンのようなもの「わぁそれは嬉しいなぁ。でも僕には愛する妻がいるんだよ」
みつ「編集してyoutubeにでも上げようかと思うけど、どうかな?」
のり「それは反対です!これは私達だけのプライベートムービーにするべきです!」
巴「あっ照明がつきましたよ。始まるみたいですね」
――舞台
翠星石「というわけで旦那さんの心を癒してやるですぅ」
カクカク
ジュンのようなもの「わぁそれは嬉しいなぁ。でも僕には愛する妻がいるんだよ」
210: 2008/08/06(水) 00:49:35.18 ID:lECIcHtY0
――観客席
巴「桜田君・・・上から吊り下がってますね。少し浮いてる」
のり「そうね、明らかにヒモのようなものが見えるわ」
みつ「うん、動きもすごくぎこちないし」
のり「この声は蒼星石ちゃん?確かに声質は一番似てるけど」
巴「これはあれでしょうか?ドールが人間を操るという、高度なユーモア?」
のり「・・・いえ、きっとまた色々あったんでしょうねぇ」
みつ「・・・そうね、色々あったんだろうね」
巴「桜田君・・・上から吊り下がってますね。少し浮いてる」
のり「そうね、明らかにヒモのようなものが見えるわ」
みつ「うん、動きもすごくぎこちないし」
のり「この声は蒼星石ちゃん?確かに声質は一番似てるけど」
巴「これはあれでしょうか?ドールが人間を操るという、高度なユーモア?」
のり「・・・いえ、きっとまた色々あったんでしょうねぇ」
みつ「・・・そうね、色々あったんだろうね」
213: 2008/08/06(水) 00:54:17.34 ID:lECIcHtY0
翠星石「それでは骨の髄まで癒してやるですぅ。イヒヒヒヒヒヒ!」
ジュンかもしれない「わぁ!僕には妻が!それより今度はデレの仮面オンリースイッチを入れちゃダメだよ!」
翠星石「というわけで早速その邪魔な衣類を剥ぎ取るですぅ」
ジュンと思うべき「だからやめろってんだぁ工口姉貴がぁぁ!!空気読め!お前なんかダッチだ!!ダッチ!!」
雛苺「だぁーだぁー、蒼星石!心を乱しちゃダメなのー!」
ジュンかもしれない「わぁ!僕には妻が!それより今度はデレの仮面オンリースイッチを入れちゃダメだよ!」
翠星石「というわけで早速その邪魔な衣類を剥ぎ取るですぅ」
ジュンと思うべき「だからやめろってんだぁ工口姉貴がぁぁ!!空気読め!お前なんかダッチだ!!ダッチ!!」
雛苺「だぁーだぁー、蒼星石!心を乱しちゃダメなのー!」
216: 2008/08/06(水) 00:57:38.37 ID:lECIcHtY0
真紅「もう我慢できないわ!!ちょっとマイハズバント!そのクリーニング屋と何してるの!!」
翠星石「ん?正妻さんですか?旦那さんとの昼下がりの情事を邪魔するなですぅ!」
水銀燈「あぁ重いわぁ!もうやってられないわぁ!この生き人形捨てちゃいましょう!」
ポイ
翠星石「やぁん、旦那さんが覆い被さってきたですぅ!」
真紅「何してるのよ!この飛べるだけが能のジャンク!どうせなら私の所で捨てなさい!」
翠星石「ん?正妻さんですか?旦那さんとの昼下がりの情事を邪魔するなですぅ!」
水銀燈「あぁ重いわぁ!もうやってられないわぁ!この生き人形捨てちゃいましょう!」
ポイ
翠星石「やぁん、旦那さんが覆い被さってきたですぅ!」
真紅「何してるのよ!この飛べるだけが能のジャンク!どうせなら私の所で捨てなさい!」
217: 2008/08/06(水) 01:00:24.15 ID:lECIcHtY0
翠星石「あんな怖い妻は嫌ですねぇ。旦那さん一緒に駆け落ちするですぅ」
真紅「また変なスイッチが入ったのね翠星石・・・本日四回目の絆パンチ!!」
ガッ!
翠星石「ゲブハァ!!」
ジュンっぽい「お前らちゃんとやれってんだぁぁ!!鋏でどことなく流行のヘアスタイルにするぞボケがぁぁぁ!」
――観客席
巴「もうカオスもいいとこですね」
みつ「混沌の海に放り込まれた気分ね」
のり「とても泳ぎきれない荒波を感じるわね」
真紅「また変なスイッチが入ったのね翠星石・・・本日四回目の絆パンチ!!」
ガッ!
翠星石「ゲブハァ!!」
ジュンっぽい「お前らちゃんとやれってんだぁぁ!!鋏でどことなく流行のヘアスタイルにするぞボケがぁぁぁ!」
――観客席
巴「もうカオスもいいとこですね」
みつ「混沌の海に放り込まれた気分ね」
のり「とても泳ぎきれない荒波を感じるわね」
220: 2008/08/06(水) 01:03:02.71 ID:lECIcHtY0
――舞台
水銀燈「またジャンクと言ったわねぇ!今ここで白黒つけてやるわぁ!!」
真紅「うるさいわ!!邪魔よ黒色!!この黒!!創られた時から敗北!!」
翠星石「うぅぅ・・・鬼嫁に殴られたですぅ・・・旦那さん二人で東北にでも逃げるですぅ・・・」
もう蒼星石「あぁぁぁぁ!クソが!クソ共が!お前らなんてアニメだアニメ!やーい二次元!!jpgファイル!!」
雛苺「とりあえず終わらせるのー・・・えー、以上でローゼンメイデン劇団の初演はおしまいなのー」
金糸雀「ありがとうございましたー。またの御観劇をお願いするかしらー」
水銀燈「またジャンクと言ったわねぇ!今ここで白黒つけてやるわぁ!!」
真紅「うるさいわ!!邪魔よ黒色!!この黒!!創られた時から敗北!!」
翠星石「うぅぅ・・・鬼嫁に殴られたですぅ・・・旦那さん二人で東北にでも逃げるですぅ・・・」
もう蒼星石「あぁぁぁぁ!クソが!クソ共が!お前らなんてアニメだアニメ!やーい二次元!!jpgファイル!!」
雛苺「とりあえず終わらせるのー・・・えー、以上でローゼンメイデン劇団の初演はおしまいなのー」
金糸雀「ありがとうございましたー。またの御観劇をお願いするかしらー」
223: 2008/08/06(水) 01:05:32.48 ID:lECIcHtY0
・・・パチパチパチ
のり「面白かったわ。でもちょっとひどかったかな」
巴「頑張ってたけど、なんだかひどかったですね」
みつ「そうね、色々ひどかった」
のり「ところでどういう筋書きの劇だったのかな?」
巴「さっぱりわかりませんでしたね」
みつ「そうね、それくらいひどかった」
その後、劇団は初演で解散したらしい。
幕
のり「面白かったわ。でもちょっとひどかったかな」
巴「頑張ってたけど、なんだかひどかったですね」
みつ「そうね、色々ひどかった」
のり「ところでどういう筋書きの劇だったのかな?」
巴「さっぱりわかりませんでしたね」
みつ「そうね、それくらいひどかった」
その後、劇団は初演で解散したらしい。
幕
225: 2008/08/06(水) 01:06:19.28 ID:J4UZEplN0
乙でござる
227: 2008/08/06(水) 01:07:54.23 ID:lECIcHtY0
終わりです。
思いつきで立てて即興で書いたけど、それでもちゃんと書ける人は尊敬します。
寝ます。お休み。
思いつきで立てて即興で書いたけど、それでもちゃんと書ける人は尊敬します。
寝ます。お休み。
233: 2008/08/06(水) 01:29:03.72 ID:AX9hBBuE0
乙。面白かった!
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