1: 2012/01/01(日) 03:41:31.06 ID:wtaJr6Gx0


ピンポーン


京子「うー、寒いよぉ!結衣!結衣早く開けて!」

結衣『はいはい、ちょっと待っててね』


カチッ


結衣「いらっしゃい、京子、待ってたよ」

京子「おう!待たされてやったぜ!」

京子「あー、あったかいなあ、結衣の部屋♪」

結衣「京子の為に、暖かくしてあげてたんだ」

京子「え、どうしたの結衣、なんだか可愛い事、言ってくれるじゃない?」
ゆるゆり、

6: 2012/01/01(日) 03:43:22.92 ID:wtaJr6Gx0
結衣「まあ、今日は特別な日だからね」

京子「特別な日?ああ、大晦日だしね」

結衣「ふふふ、まあ、それだけじゃないんだけど…」

京子「ううう、気になるなあ」

結衣「そんな事より、ほら、もうご飯も出来てるよ」

京子「うわあ!豪華な晩御飯♪」

結衣「たっぷり食べて、性をつけてもらわないとね」

京子「いっただっきまーす♪」モクモク

11: 2012/01/01(日) 03:45:28.42 ID:wtaJr6Gx0
結衣「京子、おいしいかった?」

京子「うん!」

結衣「ふふ、京子、頬にご飯粒ついてるよ…」スッ

京子「……!」

結衣「……」パクッ

京子「ゆ、結衣どうしたの、何か今日は優しすぎるけど///」

結衣「うん、ちょっとね…」

14: 2012/01/01(日) 03:46:56.03 ID:wtaJr6Gx0
結衣「京子、ちょっと話しがあるんだ」

京子「あ、う、うん…私も、ちょうど話があるんだ」

結衣「そう…どうする?京子から話す?」

京子「うーん、私のは後でいいよ、結衣の話しって何?」

結衣「うん…実はね、私」

結衣「京子とキスしないと、氏ぬ身体になっちゃったんだ…」

京子「……え」

16: 2012/01/01(日) 03:47:55.72 ID:wtaJr6Gx0
結衣「こんな話、信じてもらえるか判らないけど…本当なんだ」

京子「…結衣も、そんな身体になっちゃってたんだ…」

結衣「……え、も、もしかして、京子も…」

京子「う、うん、実は、私もなんだ…だから、結衣の言う事、信じるよ」

結衣(そうか、京子も私とキスしないと氏ぬ身体になっちゃったんだ…)

結衣(何か、相思相愛みたいで、嬉しいな///)

19: 2012/01/01(日) 03:49:11.31 ID:wtaJr6Gx0
京子「私、結衣に氏んで欲しくないよ…」

京子「だから、あの、何回くらいキスしたら、いいのかな…」

京子「やっぱり、22回?」

結衣「945回」

京子「……え?」

結衣「京子は22回なんだ…合計で967回…いっそ、毎日1000回キスする事にした方がいいかな」

京子「え、あの、結衣、何回って?」

結衣「945回」

20: 2012/01/01(日) 03:50:32.53 ID:wtaJr6Gx0
京子「きゅうひゃくよんじゅうごかい…」

結衣「1回を1秒で終わらせれば1000回を16分弱で終わらせられるから…ね?」ズイッ

京子「え、あ、ちょ、結衣、待って」

結衣「京子…そろそろ23時だし、急がないと…0時になっちゃうよ…」ズイッ

京子「いや、そ、そうじゃなくて…」

京子「私の話も、聞いて」

22: 2012/01/01(日) 03:52:46.84 ID:wtaJr6Gx0
結衣「ん?京子の話も、キスしないと氏ぬって話なんでしょ?」

結衣「なら、別に説明してもらわなくても…」

京子「ち、違うんだ、結衣、あの…私、確かにキスしないと氏ぬ身体になったけど…」

京子「相手は、綾乃なんだ…」

結衣「……え?」

京子「綾乃に1日22回キスしないと氏ぬ身体になったの…」

結衣「……え、嘘だよね?」

京子「本当…」

23: 2012/01/01(日) 03:53:12.58 ID:wtaJr6Gx0
京子「はい、参考SSどーん」ドン


京子「綾乃に1日22回キスしないと氏ぬ身体になった」

24: 2012/01/01(日) 03:55:18.96 ID:wtaJr6Gx0
結衣「………」

京子「………」

結衣「京子、それで、綾乃とはキスしたの…?」

京子「うん、この間…綾乃に伝えて、キス、してもらった…」

京子「そ、その時に、恋人になってもらっちゃって、その…」

結衣「……」

結衣「終わった…」ガクッ

京子「ゆ、ゆい?」

25: 2012/01/01(日) 03:57:36.34 ID:wtaJr6Gx0
結衣「もう、いいよ、もういい、このまま氏ぬ…」ゴロリ

京子「ちょ、私、嫌だよ!結衣が氏ぬの、嫌だよ!」

結衣「……どうして?」ゴロン

京子「どうしてって、その、結衣は、私の大切な人だし…」

結衣「それは、どういう意味で?好きってこと?」

京子「う、うん、結衣の事は、好きだよ…」

結衣「じゃあ、綾乃よりも好き?」

京子「い、いや、綾乃の方が好き…」

26: 2012/01/01(日) 03:59:02.11 ID:wtaJr6Gx0
結衣「やっぱりなー、そんな気がしてたんだよなー」ゴロンゴロン

結衣「あ、京子、もう帰っていいよ、私の氏に様とか見るの、流石にいやでしょ」

京子「ゆ、結衣、そんな事言わないでよ…」

京子「私、結衣を助ける為にならキスくらい幾らでもするから…」

結衣「けど、それは友達のキスって言う事でしょ?」

京子「う、うん…」

29: 2012/01/01(日) 04:04:29.38 ID:wtaJr6Gx0
結衣「やっぱりなー、やっぱりなー、やっぱりなー、綾乃氏なないかな~」

京子「ちょ、結衣、最後なんて言ったの?流石に怒るよ?」

結衣「ごめん……」

京子「……」フー

京子「結衣、こっち向いて」

結衣「……」プイッ

33: 2012/01/01(日) 04:06:18.85 ID:wtaJr6Gx0
結衣「というかさ、京子って私のことが好きなんだと思ってたんだよ~」ゴロゴロ

京子「……うん」

結衣「全部私の勘違いだったの?凄く恥ずかしいんだけど」ゴロン

結衣「……私のこと、全然好きじゃなかった?最初から?私、魅力無かった?」ピタッ

京子「いや、あの…正直に言うと、1年の頃一緒に娯楽部を作った時までは、結衣が好きだったよ…」

結衣「きょ、京子…」ガバッ

京子「結衣と一緒に居る為に、娯楽部を作ったみたいなもんだしね」

結衣「きょ、きょうこぉ…」ウルッ

34: 2012/01/01(日) 04:08:31.64 ID:wtaJr6Gx0
結衣「私も、京子が好きだよ…子供の頃から、大好きだった…」

結衣「な、なんだ、相思相愛だったんじゃないか、私達…」

京子「結衣…」

結衣「綾乃に謝ろう?ごめんなさい別れますって言おうよ…ねっ?ねっ?」

京子「ごめんなさい…」

結衣「私にじゃねーよー」ゴロンゴロン

京子「結衣、あの、こっち向いてよ」

結衣「知らない…」

38: 2012/01/01(日) 04:10:47.63 ID:wtaJr6Gx0
京子「結衣…本気で時間ないんでしょ?」

京子「だから、あの、キス、させて///」

結衣「……」ドキッ

結衣(京子に、キスをねだられた…)

結衣「キスしたい…?」

京子「う、うん、結衣にキスしたいよ…結衣に氏んでほしくないよ…」

40: 2012/01/01(日) 04:12:25.31 ID:wtaJr6Gx0
結衣「じゃあさ、京子、綾乃に電話してみて」

京子「え?」

結衣「そして『今から結衣にキスをいっぱいする』って連絡して、そのまま電話切って」

京子「え、え、何でそんな…」

結衣「だって、京子、綾乃と付き合ってるんでしょ?」

結衣「なら、勝手に唇を他人に許しちゃ、駄目だよ、ちゃんと綾乃に伝えてあげないと…」

43: 2012/01/01(日) 04:14:32.55 ID:wtaJr6Gx0
京子「え、あ…そうかな」

結衣「うん、そう、でないと、京子、最低だよ?」

京子「う、そう言われると…そんな気も…」

結衣「ほら、じゃあ、綾乃に電話して…」

京子「判ったよ、結衣…」ピッピッピッ


プルルル


京子「あ、綾乃?ごめん、夜遅くに…」

44: 2012/01/01(日) 04:16:06.46 ID:wtaJr6Gx0
京子「いや、寂しいから電話したって言うわけじゃ…」

京子「もう、怒らないでよ、綾乃、ごめん、本当は私もさびしかったの」

京子「え、そ、そんな、恥ずかしいよ…」

京子「判った、言うよ、言うって、えっと…綾乃、好きだよ、愛してる///」

京子「もう、こんな事、電話で言わせて、綾乃、意地悪だよ…」

京子「だーめ、許してあげない…」

京子「ふふふ、そこまで言うなら、仕方ないなあ」

結衣「……」

45: 2012/01/01(日) 04:17:27.36 ID:wtaJr6Gx0
京子「うん、明日、綾乃の家に行くから、いっぱい、キスしようね…」

京子「え、え、あ、綾乃、もう、綾乃のえOち///」

京子「えOちだよ、綾乃、超えOちだ///」

京子「けど、えOちな綾乃も、好きだよ…」

京子「うん、私も会いたい、早く明日にならないかな…」

京子「ん、じゃあ、そろそろ切るね…」

結衣「おい」

47: 2012/01/01(日) 04:18:57.88 ID:wtaJr6Gx0
京子「あ!ごめん、綾乃、大切なこと、忘れてた」

京子「えっと、私、今から結衣と1000回くらいキスするんだ…」

京子「違うの、その理由っていうのは…」

結衣「はい、もういいでしょ、京子」ヒョィッ

京子「ちょ、結衣、電話返して!」

結衣「綾乃、ごめんね、京子がどうしても私とキスしたいって言うから」

結衣「京子が急かすからもう切るね、おやすみ、ふははー」プチッ

48: 2012/01/01(日) 04:21:25.96 ID:wtaJr6Gx0
京子「もう!結衣、酷いよ!電話の途中だったのに!」

結衣「京子長電話しすぎ、もう23時20分だよ」

京子「うえ、もうそんな時間…」

結衣「さ、京子…ちゅーしよう、ちゅー…」

京子「う、うん、判った…」

59: 2012/01/01(日) 04:44:55.15 ID:wtaJr6Gx0
結衣「……」

京子「……」

結衣「……はやく」

京子「え、わ、私の方から?」

結衣「だめなの?」

京子「わ、わかったよ、結衣…」

京子「け、けど、あの、結衣、そんなに見られてると、しにくいよ…」

結衣「あ、ごめん…じゃあ、目を瞑ってるから…」ウスメ

京子「ありがと…」

京子「じやあ、するね…」

61: 2012/01/01(日) 04:46:13.40 ID:wtaJr6Gx0
23:30

京子「……」

結衣「……」



23:40

京子「……」

結衣「……」


23:50

京子「…結衣、ごめん…出来ないよ…」

結衣「ん、仕方ないよ、京子…」

62: 2012/01/01(日) 04:46:49.58 ID:wtaJr6Gx0
23:58

結衣「京子…さよから、私、怨んでないから…」

京子「ゆい…」


ピピピピピピ


結衣「京子、電話、鳴ってるよ…」

京子「こんな時に…出てられないよ…」

結衣「そっか…」

63: 2012/01/01(日) 04:47:15.04 ID:wtaJr6Gx0
00:00

結衣「……」カクン

京子「結衣…ごめん、ごめんよぉ…」

結衣「……」

京子「うう、ひっく…」

67: 2012/01/01(日) 04:48:59.52 ID:wtaJr6Gx0
03:00

京子「……」ボー

結衣「……」

京子「そういえば…さっきのでんわ、だれだったんだろ…」

京子「……るすでん、のこってるや…」


カチッ


『と、歳納京子!?さっきの電話、どういう事…?』

『そ、それは、まあ、置いておくとして…もう一つ、伝えたい事があるの…!』

『私も、キスしないと氏んじゃう身体になっちゃったの…』

『船見さんに、1日3回キスしないと氏ぬ身体に…!』

『もう時間が…!』


京子「……え」

68: 2012/01/01(日) 04:49:19.77 ID:wtaJr6Gx0
結衣の部屋を出ると、そこで綾乃が氏んでいた。

だから。

多分。

私も、今夜、氏ぬのだろう。





71: 2012/01/01(日) 04:51:01.35 ID:fCHePkRF0
なんという世にも奇妙なゆるゆり

72: 2012/01/01(日) 04:51:53.43 ID:lW9HW8gTO
敗因:結衣のキスの回数

81: 2012/01/01(日) 05:51:53.96 ID:wtaJr6Gx0


京子「はい、どーん」ドン

>>59でキスした場合≫


82: 2012/01/01(日) 05:52:30.00 ID:wtaJr6Gx0
結衣「……」ドキドキ

京子「……」ドキドキ


チュッ


結衣「ふぁっ…」

京子「え、あの、結衣、大丈夫…?」

結衣「う、うん、大丈夫…」

京子「そ、そう、じゃあ、続けるね///」


チュツ

チュッ



84: 2012/01/01(日) 05:53:35.08 ID:wtaJr6Gx0
結衣(照れながらキスしてる京子、可愛い…)

結衣(けど……)

結衣「京子…」

京子「な、なに、結衣///」

結衣「お願い、好きって、言いながらキスして…」

京子「え……け、けど…」

結衣「ごめん、京子が綾乃の方を好きなのは、知ってる…」

結衣「けど…けど、無言で作業的にキスされると…私、凄く、辛いよ…」

京子「……!」

結衣「友達としての「好き」でも、いいから、お願い…京子…」

85: 2012/01/01(日) 05:55:21.08 ID:wtaJr6Gx0
京子「うん…ごめんね、結衣、結衣にとっても大切なキスだもんね…」

京子「結衣、好きだよ…」

チュッ

チュツ

チュッ

結衣(ああ、たった一言かけて貰えるだけで、凄く、幸せ…)

結衣(京子、好き、好きだよ、大好き…愛してるの…)

87: 2012/01/01(日) 05:57:37.94 ID:wtaJr6Gx0
結衣(この想いが叶わなかったとしても、ずっと、ずっと京子を好きだから…)

京子「結衣、好き」

チュッ

チュッ

チュッ

結衣「んふぁっ…」

京子「結衣…?」

89: 2012/01/01(日) 05:58:46.74 ID:wtaJr6Gx0
結衣「なんでもないよ、きょうこ…」ポー

結衣(京子のキス、気持ちよくて、頭が溶けちゃいそう…)

結衣「お願い、つづけて…」

京子「うん……結衣、大好き」


チュッ

チュッ

チュッ


90: 2012/01/01(日) 05:59:19.16 ID:wtaJr6Gx0
結衣(どんどん、幸せな気持ちが溢れてくる…)

結衣「きょうこ、髪、撫でて…」

京子「うん、撫でてあげる…幾らでも撫でてあげる…」ナデナデ

結衣「んぅ///」

チュッ

チュツ

チュッ


92: 2012/01/01(日) 06:00:28.43 ID:wtaJr6Gx0
結衣「いま、なんかいくらいかな…」ポー

京子「ごめん、数えてないや…けど、今は23時50分…」

京子「ずっと、キスし続けてきたから…大丈夫だよ…」

結衣「うん、ありがとう、きょうこ…」ポーー

結衣「わたし、きょうこのこと、だいすき、あいしてるから」ポー

結衣「あやのと、こいびとになっても、わたしを、わすれないでね」ポー

京子「うん、忘れるはず無いよ、ずっと、結衣とは一緒だよ…」

チュツ

チュッ

チュッ


93: 2012/01/01(日) 06:01:38.14 ID:wtaJr6Gx0


ピンポンピンポンピンポン


京子「あれ、こんな時間にお客さん…?」

結衣「きょうこ、もっと、もっとして…」ポー

京子「もう、結衣、子供みたいだよ?」クスッ

結衣「こどもでいいよ、きょうこ、わたし、きょうこのこどもでいいから…」

京子「結衣ったら…」チュッ


ピピピピピピ


京子「あれ、綾乃から電話…?」

京子「もしもし、綾乃?どうし…え、今、結衣の家の前に来てるの?」



96: 2012/01/01(日) 06:05:48.15 ID:wtaJr6Gx0
京子「どうしたの、そんなに慌てて…うん、今開けるね」

結衣「きょうこぉ…」スリスリ

京子「結衣、ちょっと待っててね」


カチャッ


京子「綾乃?明日まで待ちきれずに来ちゃったの?」

綾乃「と、歳納京子!さっきの電話はなんなの!?」

京子「え、ああ、実はね、結衣が私にキスしないと氏ぬ身体になっちゃって…」

97: 2012/01/01(日) 06:06:25.77 ID:wtaJr6Gx0
綾乃「ええ!?船見さんも!?」

京子「うん、私と同じみたいなんだ…」

綾乃「……歳納京子、今、何時何分?」

京子「えっと、今は…23時55分かな」

綾乃「歳納京子、実は」

綾乃「私も、キスしないと氏ぬ身体になったの」

京子「え、ええ!?」

綾乃「船見さんに1日3回キスしないと氏ぬ身体になっちゃったの…」

98: 2012/01/01(日) 06:07:19.36 ID:wtaJr6Gx0
結衣「えへへ…」ダルーン

綾乃「歳納京子、船見さんがくらげみたいになってるわよ…」

京子「う、うん、さっきやっと、キス終わったばっかりだから…」

綾乃「………こんなになるまでって、何回のキスだったのよ…」

京子「945回」

綾乃「……は?」

京子「945回」

綾乃「……歳納京子」

100: 2012/01/01(日) 06:08:24.09 ID:wtaJr6Gx0
京子「え、なに、綾乃、声が恐いけど…」

綾乃「私とのキスは200回もしてなかったわよね…?」

京子「う、うん、そうかな…」

綾乃「そうよ!絶対納得いかないわ!」

京子「ごめん、綾乃…怒らないで…ごめん…」ビクビク

綾乃「あ、いや、歳納京子、私のほうこそ、ごめん…」

綾乃「あの、ただ、あとで私にもしてほしいの…」

綾乃「歳納京子が嫌でなければ…私にも、同じ位して欲しいの…」

104: 2012/01/01(日) 06:09:09.70 ID:wtaJr6Gx0
京子「綾乃…」

綾乃「歳納京子…」

京子「……って、流石にもう時間ないよ綾乃!」

綾乃「そ、そうだったわ!船見さん!起きて!」

結衣「あやの、おはよう、えへへ…」

京子「駄目だ、まだ目覚めてない…」

京子「非常事態だし、綾乃、どうしよう…」

綾乃「け、けど、本人に確認取らないと…」

106: 2012/01/01(日) 06:10:02.31 ID:wtaJr6Gx0
京子「綾乃…」

綾乃「だって、だって、キスって、大事なものだもん…」

綾乃「船見さんだって、勝手にされるのは嫌なはずよ…」

京子「……判った、勝手じゃなきゃいいんだよね」

綾乃「歳納京子?」

109: 2012/01/01(日) 06:10:50.14 ID:wtaJr6Gx0
京子「結衣、聞いて?」

結衣「うん、なに、きょうこ…」

京子「結衣、さっき私の子供でいいって言ったよね」

結衣「うん…」

京子「じゃあ、私がお父さんで綾乃がお母さんで、構わない?」

綾乃「ええ!?」

110: 2012/01/01(日) 06:11:46.59 ID:wtaJr6Gx0
結衣「うん、きょうこがそういうなら、いいよ…」

京子「じゃあ、綾乃お母さんが結衣にキスしたいんだけど、いいかな?」

結衣「おかあさんが…?」

京子「そう、お母さんが」

結衣「うん、おかあさんなら、いい…」

112: 2012/01/01(日) 06:13:13.02 ID:wtaJr6Gx0
京子「綾乃、これでいいよね」

綾乃「と、歳納京子、凄い逆ネジ回したわね」

京子「お願い綾乃、色々考えることはあると思うけど…今は…」

綾乃「わ、判ったわ…」

綾乃「ふ、船見さん、ほっぺ、いいかしら…」

結衣「うん、いいよ…」

綾乃「///」ドキドキドキ

京子「……」

113: 2012/01/01(日) 06:13:51.49 ID:wtaJr6Gx0
綾乃「……」チュッ

結衣「ん、くすぐったい…」

綾乃「……」ドキドキ

綾乃「……」チュッ

結衣「んー…」

綾乃「……」チュッ

綾乃「……こ、これで、終わりね///」

京子「……」イライラ

115: 2012/01/01(日) 06:14:52.26 ID:wtaJr6Gx0
綾乃「歳納京子、時間は…?」

京子「……」プイッ

綾乃「歳納京子?」

京子「時間は0時ジャストだよ」

綾乃「そ、そう…良かった…」

京子「ソウデスネ、ヨカッタデスネ」

117: 2012/01/01(日) 06:15:40.30 ID:wtaJr6Gx0
綾乃「と、歳納京子、どうしたの?」

京子「ナンデモナイデスヨ」

綾乃「お、怒ってるの?けど、けど、それを言うなら、歳納京子だって船見さんと…」

京子「うー、判ってるけど、判ってるけど…」

結衣「ふたりとも、けんかしちゃ、だめだよ」

綾乃「船見さん…」

京子「結衣…」

120: 2012/01/01(日) 06:16:49.72 ID:wtaJr6Gx0
結衣「かぞくは、なかよく」ポー

京子「…ん、判ったよ、ごめんね、結衣」ナデナデ

綾乃「ごめんなさいね、船見さん…」

京子「あれあれ、綾乃、結衣には素直じゃない?」

綾乃「もう、茶化さないでよ、歳納京子…」

結衣「んー…」ゴロゴロ

123: 2012/01/01(日) 06:17:51.10 ID:wtaJr6Gx0
京子「…良く考えるとさ、私達って、キスのリングで繋がっちゃったんだね」

綾乃「キスのリング?」

京子「そう、私が綾乃に、綾乃が結衣に、結衣が私にキスしないと崩れちゃうリング…」

京子「誰か一人でも欠けたら、それでおしまいになるリング…」

綾乃「そうね…」

結衣「んー…」ゴロン

125: 2012/01/01(日) 06:18:51.01 ID:wtaJr6Gx0
京子「何か、今日は色々あって疲れた…」

綾乃「私も、ここまで走ってきたから疲れたわ…」

京子「もう、寝ちゃおうか…」

綾乃「そうね…」

結衣「……」zzz

京子「おやすみ、結衣…」チュッ

京子「おやすみ、綾乃…」チュッ

綾乃「おやすみなさい、歳納京子…船見さん…」

128: 2012/01/01(日) 06:21:05.31 ID:wtaJr6Gx0
~朝~

~結衣宅~

結衣「綾乃~京子~起きて起きて」ユサユサ

綾乃「ふご…」

京子「え…あ…うん、おはよ、結衣…」

結衣「もう、二人とも、お正月なんだから、あけましておめでとうでしょ?」

綾乃「あ、うん、歳納京子、船見さん、あけましておめでとう…」

結衣「ん、あけましておめでとう、綾乃ママ」ニコ

綾乃「……え?」

京子「ふぁー、眠い…あけおめ、綾乃、結衣…」ゴシゴシ

結衣「京子パパも、おめでとう」ニコ

京子「……お?」

131: 2012/01/01(日) 06:22:46.22 ID:wtaJr6Gx0
結衣「さ、通販で買った御節があるから、皆で一緒に食べようよ」

綾乃「歳納京子、今、船見さん、私達の事…」ボソボソ

京子「昨日のショックで記憶が混乱してるのかな…大丈夫かな、結衣…」ボソボソ

結衣「何やってるの、二人とも、さ、席について?」

綾乃「え、ええ、そうね、船見さん、ありがとう」

京子「う、うん、結衣、ありがとうね」

133: 2012/01/01(日) 06:23:08.87 ID:wtaJr6Gx0
結衣「はい、京子、あーんして?あーん」

京子「え、ええー、自分で食べられるよ、結衣…」

結衣「いや…なの?」ウルッ

京子「嫌じゃないけど、ちょっと恥ずかしいかなって///」

結衣「そんな、家族なんだし、恥ずかしくなんてないよ」ニコ

結衣「はい、食べて食べて?」

京子「う、うん…あーん///」

綾乃(う、うう、何か釈然としないわ…)

136: 2012/01/01(日) 06:26:18.17 ID:wtaJr6Gx0
結衣(よし、このまま京子の子供としてイニシアチブを握れそうだ…)

結衣(このあとは、京子と一緒に、お、お、お、お風呂に入って///)

結衣(そこで、いっぱいキスをねだって///)

結衣(ふふふ、キスリングの事があるから断れないだろうし///)

結衣(このまま京子の子供として関係を続けて行けば…何時かは逆転の時は来るはず…!)

結衣(綾乃、その時は私と京子の子供として可愛がってあげるね///)

結衣「うふふふふ…」

京子「結衣?どうしたの?笑い方怖いよ?」

結衣「なんでもないよ?京子、家族そろって、幸せになろうね?」ニコ







138: 2012/01/01(日) 06:27:45.87 ID:4IXSTEyj0
変なの沸いてたけど完結してくれてありがとう 乙

141: 2012/01/01(日) 07:05:41.92 ID:4t0QsdF80

引用: 結衣「京子に1日945回キスしないと死ぬ身体になった…」