ほむら「……」ﾊﾟｸｯ

さやか「美味しい？」

ほむら「ｺｸﾘ」モグモグ

さやか「口移しって知ってる？」

ほむら「ｺｸﾘ」

！？

さやか「そっか」

そう言うとさやかはほむらにキスをした
絡み合うように舌も入れる

ほむら「ん～！？/////」

ほむらは口に含んでいるそばを
キスをしているさやかの口に吐き出す
さやかはほむらが出したそばを飲み込み満足げな顔でほむらとのキスをやめた

さやか「ん……」ゴクン

ほむら「ハアハア……」

ほむら(何でいきなり！？)

さやか｢転校……ほむら年越しそばの意味って知ってる？｣

ほむら｢細く長く…て意味でしょそれが何！？｣ｷﾞﾛｯ

さやか｢ほむらと｣

さやか｢ほむらと細く…は少し違うかな｣

さやか｢ほむらと長くいれたらなって｣

ほむら｢え｣

さやか｢アンタがまどかにお熱なのは知ってるけどさ｣

さやか｢恭介の事で悩んでたあたしを励ましてくれたのはほむらだし…｣

さやか｢結局フラれたけど｣

ほむら(今頃仁美と初詣ね…)

さやか｢そんとき思ったよあたしにはほむらしかいないって｣

ほむら(乗り換え早！いやさやほむとかねーし)

ほむら(正月ぐらいまどさやかさや杏しとけ！)

さやか｢だからさ｣

さやか｢次はもっと長くキスしようよ……｣

ほむら「さやか！？」

さやか｢本気で言ってるの…｣

ほむら「…」

ｶﾞﾗｯ

マミ「何してるの」

まどか「お年玉ならぬ女たらしなのさやかちゃん」

杏子「新年早々おめでてーな」

QB「早く初詣とお参り行こうよぅ！感情は無いけどさ！」ﾋﾟｮﾝ

さやほむ「」

終わり

初詣が終わって

QB「大吉だったよやったあ！感情は無いけどさ！」

さやか「ねえほむら…」

ほむら「？」

さやか「アンタお年玉は？」

ほむら「無いわ」ﾌｧｻｯ

さやか「あたしのお年玉半分使って」ｷﾞｭｯ

ほむら「え……」

とりあえずおふざけで書いた年越しそばの奴は忘れてください

ほむら「どういうつもりよ…」

さやか「いいのいいの！ほむらにはいつもお世話になってるし！」

ほむら「佐倉杏子に…」

さやか「マミさん」

ほむら「あなたって…」

さやか「いいの！いいの！もらっときなって」

さやか「そんじゃ！」

ほむら「……」ﾎﾟﾂｰﾝ

ほむら「お年玉…」

ほむら「さやか…」

―――――――

さやか(ほむらはまどかの為に頑張ったんだ…)

さやか(だから少しぐらいいいよね？)

さやか(見返りが欲しいわけじゃない)

さやか(ほむら…)

ほむら「何に使おう……」

ほむら「貯金しとこうかしら」

ほむら「……」

ほむら「美味しいものでも…」

ほむホーム

ほむら「モグモグ」

ほむら「ゴックン」

ほむら「美味しくない…」

ほむら「一人で食べても美味しくない…」

ほむら「杏子はマミの家」

ほむら「まどかは家族と一緒」

ほむら「さやかも」

ほむら「お父さん…お母さん…」ｸﾞｽｯ

さやかの家

さやか「んー」

さやか「そもそもほむらに金渡しても使い道が……」

さやか「あたしってホントバカ」

さやか「仕方ない」

さやか「一肌脱ぎますか！」ｶﾞﾀｯ

さやか「父さん母さんちょいと友達の所に行ってまいります」ﾀﾞｯ

さやか父「お、おう」

さやか母「夜までには帰ってくるのよ―」

さやか(出来ないんだなあそれが)

ほむホーム

ピンポーン

ほむら｢はい｣ｶﾞﾁｬｯ

さやか「お年玉かと思った？さy」

ほむら「…」ﾊﾞﾝ

さやか「ちょ閉めないでよほむら！」

ほむら「少し待ちなさい」

ほむら(泣いてるとこなんて見せられないよ…)ﾌｷﾌｷ

ほむら「いいわよ」

ほむら「お年玉なら返さないわよ」

さやか「そういうのじゃなくてですね…」

さやか「てかアンタこれ凄いご馳走じゃない」

ほむら「…たの」

さやか「え？」

ほむら「あなたのおかげよ、み…美樹さやか……」ｺﾞﾆｮｺﾞｮ

さやか「おー！この寿司メチャウマっすよ！」モグモグ

ほむら「聞いてない…」

さやか「ほむらも一緒に食べよーよ」モグモグ

さやか「一人で食べても美味しくないっしょ？」ゴクン

ほむら「！？」

ほむら(もしかして…)

ほむら「ええ構わないわ」ﾌｧｻｯ

さやか「にしてもほむらぁ」

さやか「これって自分へのご褒美ってやつ？」

ほむら「まあ…あなたからお年玉貰ったからなのかもね」

さやか「ふーん」モグモグ

ほむら「にしてもあなたよく食べるわね…杏子並じゃない」

さやか「いやーマミさんの家でケーキご馳走になったり」

さやか「まどかん家の料理食べたり」

さやか「杏子と食べ比べしたりしてるからね～」ｹﾗｹﾗ

ほむら「そう」

さやか「そういやほむらと面と向かって喋ったのはこれが初めてだよね」

ほむら「ええ」

さやか「んまあアンタの繰り返してきた時間軸？てのでさ」

さやか「あたしは即魔女化するお邪魔キャラだったらしいじゃん？」

さやか「だとしたら……ねぇ？」

ほむら「……」ﾋﾟﾀｯ

さやか「あ……ゴメン」

ほむら「んなこと…」ﾌﾙﾌﾙ

さやか「ほむら？」

ほむら「そんなに自分を責めないでよ……」ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ

さやか「あ……ほむら」

ほむら「ワルプルギスだって倒した！まどかも契約しなかった！」

ほむら「それで十分よ…過去なんて…あなた達が氏ぬ姿なんて！」

ほむら「あなたが魔女化する姿だって…」ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ

さやか(嫌なこと思い出させちゃったかな)

さやか「ほむら気に障ったなら…」

ほむら「ごめんなさい」ｸﾞｽｯ

ほむら「今日は気分が優れないから寝るわ」

さやか「折角の元旦なのに？それと……」

さやか「ほむらの家に泊まろうと思ってたのに……？」

ほむら「……！」

ほむら「勝手にしなさい」ﾌﾟｲｯ

さやか(あーあベッドの方行っちゃった…)

さやか(さて……)

さやか(どーしますかねこの状況)モグモグ

マミマンション

杏子｢おせち食いあきたー！｣

マミ「食べすぎよ佐倉さん」

杏子「ちょっくらさやかの家のもんでもご馳走になるかなっと」ﾌｱｱー

杏子「マミーケータイ借りるぞー」ﾋﾟﾎﾟﾊﾟﾎﾟﾌﾟﾙﾙ

マミ「はいはい」

杏子「もしもし美樹さんのお宅ですか？さやかは…え、あ、はい分かりました」ﾂｰ

マミ「どうしたの？」

杏子「さやかは自分の家にいないってさ」

マミ「鹿目さんの家じゃない？」

杏子「そうだなえーっとまどかん家の電話番号っと」ﾋﾟﾎﾟﾊﾟﾎﾟﾌﾟﾙﾙ

まどか「さやかちゃんは家にはいないよ」

杏子「そっかわりぃ」

まどか「さやかちゃんに手出したらあたし許さないからね、それじゃまたね杏子ちゃん♪」

杏子「お、おう」ﾂｰ

マミ「最後が怖いわ」

杏子「もう慣れっこだよ」

マミ「鹿目さんでもないという事は」

杏子「信じらんねえ組み合わせだな」ﾋﾟﾎﾟﾊﾟﾎﾟﾌﾟﾙﾙ

マミ「同感ね」

ほむホーム

さやか「ほむら電話～」

ほむら「ｸﾞｽｯｳｳ…」

さやか「ふう…」

さやか（まどかでありますようにとほむらの為にもさ）

さやか「はいもしもし」

杏子「おーっすほむらじゃなくてさやかか」

さやか「ｹｯ」ﾍﾟｯ

杏子「お前今嫌な顔しただろ」

さやか「全然」

杏子「まあいいやほむらの家にウマいもんある？マミの飽きちゃってさ」

マミ「さらっと酷い事言うわね」

さやか「あるにはあるけど…今から来るの？」

杏子「おう！てかなんでアンタほむらの家居るんだ？」

さやか「え！？いやあただ泊まろうと思ってさ」

杏子「へええ～」ニヤニヤ

さやか「む、なんかおかしい？」

杏子「別に～新年からﾊｼｬｲｼﾞｬｯﾃﾙねえ」

マミ「佐倉さん少し変わっていいかしら」ﾆｺｯ

杏子「ほいさ」ﾆﾔｯ

マミ「もしもし美樹さん？」

さやか「マミさん？こんにちは」

マミ「こんにちは…早速聞きたいのだけれど…
どのようないきさつで美樹さんは何で暁美さんの家に？」

杏子(先輩の質問なら答えられないわけないよねぇ)

さやか「…」

さやか「ほむらが泣いていたからです」

杏子「？」

マミ「それはどういった…」

さやか「ほむらは泣いていたんです、ずっと」

さやか「玄関であった時から」

さやか「今も」

さやか「だから…私がいてやんなくちゃって」

さやか「そんな気がして」

さやか「普段仲悪い二人ってまどかにもよく言われるけど」

さやか「でも今はただなんというか…」

さやか「ホントは誰とでもいいのかもしれませんけどねアハハ」

マミ「…」

さやか「アハハ…」


ｷﾞｭｯ

さやか「！？」

さやかの背中に人の体温と涙の感触が重なる

杏子「わりぃさやか今日はパスだ」

マミ「暁美さんをよろしくね、それじゃ今年もティロフィナーレ！」ﾌﾟﾂｯ

さやか「…」ﾂｰ

ほむら「さや……かぁ…」ｸﾞｽｯ

さやか「ほむら……抱きついてちゃ動けないよ……」

ほむら「うん……離したからさやかもこっち向いて」ｸﾞｽｯ

さやか｢うん｣ﾌﾟｲｯ

マミ「……というわけなのよ」

杏子「どんまいまどか」

まどか「さやか…ちゃん」ﾁｰﾝ

QB「百合というのはわけがわからないよ」

まどか「QBは黙って」ﾊﾟﾝﾁ！

QB「」

―――――――

ほむら「支えてくれる」

ほむら「泣いていた私を慰めてくれる」

ほむら「だから」


ほむら「私のファーストキッスをさやかに」

ﾁｭｯ

さやか「お年玉でも買えないねこのキス」ﾅﾝﾁｬｯﾃ

終わり

さやほむにキスENDが多いのはあれです
保守してくれた皆さんありがとうございました

乙乙乙