184: 2017/12/09(土) 23:39:50.87 ID:X8No4OEc0
前回:ちひろ「幸子ちゃんが留美さん達と結婚情報誌を読んでます!」
――――
幸子「ここのケーキ美味しいですねぇ!」ニコニコ
留美「本当にね」ニコニコ
P「……」
P(おかしい。さっきから2人共笑顔なのに笑ってない気がする)
P(気が張り詰めてるというか……)
幸子「プロデューサーさん、そのチョコレートケーキ美味しそうですね」
幸子「ボクのモンブランと一口交換しませんか?」
P「ああ、いいよ」
幸子「ありがとうございます! じゃ、どうぞ」スッ
P「?」
幸子「食べさせあいっこしましょうよ!」
P「ええ……恥ずかしいな」
幸子「ちょっとくらいいいじゃないですk、さあ」
P「仕方ないな……」パクッ
185: 2017/12/09(土) 23:45:53.47 ID:X8No4OEc0
幸子「美味しいですか?」
P「うん」モグモグ
幸子「次はプロデューサーさんの番ですよ! あーん」
P「……」スッ
パクッ
幸子「美味しいです!」モグモグ
幸子(ふふーん、どうですか留美さん?)
幸子(これはボクとプロデューサーさんの関係だからできることですよ!)
留美「……」
留美「あら、プロデューサー君。口にケーキがついてるわ」
P「え?」
留美「待って、拭いてあげる」フキフキ
幸子・P「!!」
P「す、すみません……」
留美「いいのよ」
幸子(な、なるほど。なかなかやりますね)
P「うん」モグモグ
幸子「次はプロデューサーさんの番ですよ! あーん」
P「……」スッ
パクッ
幸子「美味しいです!」モグモグ
幸子(ふふーん、どうですか留美さん?)
幸子(これはボクとプロデューサーさんの関係だからできることですよ!)
留美「……」
留美「あら、プロデューサー君。口にケーキがついてるわ」
P「え?」
留美「待って、拭いてあげる」フキフキ
幸子・P「!!」
P「す、すみません……」
留美「いいのよ」
幸子(な、なるほど。なかなかやりますね)
186: 2017/12/10(日) 00:00:42.55 ID:vpLwzf/Q0
幸子(でもボクの方が…)
留美「幸子ちゃん、あなたも」フキフキ
幸子「へ?」
留美「とれたわ。ケーキがついてた」
幸子「あ、ありがとうございます」
幸子(あれ? なんか優しいですね)
P「やっぱり幸子は子供だな」フフ
幸子「!!」
幸子(違う! これは自分を上げつつ相手を下げる巧妙なテクニック!)
幸子(まずプロデューサーさんの口を拭くことで気遣いのできる女性を演出し)
幸子(次にボクの口を拭くことでその効果は膨らみ、さらにボクを子供っぽく見せることもできる!)
幸子(うぅ……やりますね留美さん、さすが大人の女性です……)
留美「プロデューサー君、あなたも人のこと言えないわよ」
P「そうですよね、すみません……」
留美「……でも」
留美「幸子ちゃん、あなたも」フキフキ
幸子「へ?」
留美「とれたわ。ケーキがついてた」
幸子「あ、ありがとうございます」
幸子(あれ? なんか優しいですね)
P「やっぱり幸子は子供だな」フフ
幸子「!!」
幸子(違う! これは自分を上げつつ相手を下げる巧妙なテクニック!)
幸子(まずプロデューサーさんの口を拭くことで気遣いのできる女性を演出し)
幸子(次にボクの口を拭くことでその効果は膨らみ、さらにボクを子供っぽく見せることもできる!)
幸子(うぅ……やりますね留美さん、さすが大人の女性です……)
留美「プロデューサー君、あなたも人のこと言えないわよ」
P「そうですよね、すみません……」
留美「……でも」
187: 2017/12/10(日) 00:14:48.39 ID:vpLwzf/Q0
留美「そういう隙があるのは可愛くていいと思うわ」クスッ
P「褒め言葉ですかそれ……」
留美「ええ」
幸子(ちょっと! 良い雰囲気じゃないですか!)
幸子(強烈なカウンターを喰らった後に畳み掛けられた気分です……)
幸子(ボクに勝目はあるんでしょうか)
留美「!」
留美「……ごめんなさい。ちょっとお手洗いに」スッ
P「はい」
幸子(来た! これはチャンスですよ!)
留美(生理現象は避けられないものね……)
スタスタ
P「……」
幸子「……」
↓2 幸子のとった行動
P「褒め言葉ですかそれ……」
留美「ええ」
幸子(ちょっと! 良い雰囲気じゃないですか!)
幸子(強烈なカウンターを喰らった後に畳み掛けられた気分です……)
幸子(ボクに勝目はあるんでしょうか)
留美「!」
留美「……ごめんなさい。ちょっとお手洗いに」スッ
P「はい」
幸子(来た! これはチャンスですよ!)
留美(生理現象は避けられないものね……)
スタスタ
P「……」
幸子「……」
↓2 幸子のとった行動
189: 2017/12/10(日) 00:21:55.90 ID:ETfgH3gv0
ネクタイが緩んでいたので直す
190: 2017/12/10(日) 00:36:06.37 ID:vpLwzf/Q0
幸子「あ、プロデューサーさん」
P「ん?」
幸子「ネクタイが緩んでますよ。直してあげますね」グイッ
P「唐突すぎる」
幸子「ごめんなさい、すぐですから」クスッ
P「!」ドキッ
P(あ、あれ? 何で今俺……)
幸子「はいっ、できました」
P「……ありがとう」
幸子(ちょっと強引すぎたでしょうか)
幸子(でもプロデューサーさん、今のでボクとの結婚生活を意識してしまったかもしれませんねぇ)
――――
留美「美味しかった。また行きたいわね」
P「そうですね」
留美「今度は2人きりで」ヒソヒソ
P「えっ」
留美「ふふ」
幸子(何ですか!? 今どんな言葉を耳打ちしたんですか!?)
P「ん?」
幸子「ネクタイが緩んでますよ。直してあげますね」グイッ
P「唐突すぎる」
幸子「ごめんなさい、すぐですから」クスッ
P「!」ドキッ
P(あ、あれ? 何で今俺……)
幸子「はいっ、できました」
P「……ありがとう」
幸子(ちょっと強引すぎたでしょうか)
幸子(でもプロデューサーさん、今のでボクとの結婚生活を意識してしまったかもしれませんねぇ)
――――
留美「美味しかった。また行きたいわね」
P「そうですね」
留美「今度は2人きりで」ヒソヒソ
P「えっ」
留美「ふふ」
幸子(何ですか!? 今どんな言葉を耳打ちしたんですか!?)
191: 2017/12/10(日) 00:53:20.53 ID:vpLwzf/Q0
留美「あ……私、もうそろそろ仕事だわ」
幸子「!」
P「送っていきましょうか?」
留美「ううん、大丈夫よ。ありがとう」
留美「じゃあまたね幸子ちゃん」
幸子「はい」
幸子(これはどういうことでしょう。勝負はお預け?)
留美「あ、そうだわ」
留美「プロデューサー君、今日の夜空いてる?」
P「夜ですか? ええ、一応」
留美「美味しいお酒のあるお店があるんだけど、一緒にどうかしら」
幸子「!!」
P「いいですね。他に誰に声をかけますか?」
留美「誰にも声をかけないで。私と君の2人で飲みましょう」
P「2人で……? いいですけど」
幸子「!」
P「送っていきましょうか?」
留美「ううん、大丈夫よ。ありがとう」
留美「じゃあまたね幸子ちゃん」
幸子「はい」
幸子(これはどういうことでしょう。勝負はお預け?)
留美「あ、そうだわ」
留美「プロデューサー君、今日の夜空いてる?」
P「夜ですか? ええ、一応」
留美「美味しいお酒のあるお店があるんだけど、一緒にどうかしら」
幸子「!!」
P「いいですね。他に誰に声をかけますか?」
留美「誰にも声をかけないで。私と君の2人で飲みましょう」
P「2人で……? いいですけど」
192: 2017/12/10(日) 01:00:43.12 ID:vpLwzf/Q0
幸子「!?」
幸子(そ、そんな……)
留美「決まりね。じゃあ7時にプロダクションの前に集まりましょう」
P「はい」
幸子「……」
留美「ごめんね幸子ちゃん、子供は入れない所だから」
幸子「だ、大丈夫ですよ! 仕方ないですから!」
留美「大人になったら一緒に行きましょう」
スタスタ
留美(これも勝負の一環よ。卑怯だなんて思わないでね)
幸子(卑怯なんて思いません。大人と子供の差は承知の上ですから)
幸子(けど……干渉できない以上、ボクは家で祈ってるしかないです)
P「……」
幸子(プロデューサーさんは、そんなに簡単にコロっといったりしませんよね?)
幸子(そ、そんな……)
留美「決まりね。じゃあ7時にプロダクションの前に集まりましょう」
P「はい」
幸子「……」
留美「ごめんね幸子ちゃん、子供は入れない所だから」
幸子「だ、大丈夫ですよ! 仕方ないですから!」
留美「大人になったら一緒に行きましょう」
スタスタ
留美(これも勝負の一環よ。卑怯だなんて思わないでね)
幸子(卑怯なんて思いません。大人と子供の差は承知の上ですから)
幸子(けど……干渉できない以上、ボクは家で祈ってるしかないです)
P「……」
幸子(プロデューサーさんは、そんなに簡単にコロっといったりしませんよね?)
193: 2017/12/10(日) 01:09:01.57 ID:vpLwzf/Q0
P「どうした幸子? 不安そうに俺を見て」
幸子「い、いえ……」
P「幸子の仕事はもう少し先だな。ちょっと遊んで行くか?」
幸子「……はい」
幸子(クヨクヨしてられません。今のうちに少しでもアピールしておくんです)
幸子(どこに行きましょうか)
1、ゲームセンター
2、ペットショップ
3、自由安価
幸子「い、いえ……」
P「幸子の仕事はもう少し先だな。ちょっと遊んで行くか?」
幸子「……はい」
幸子(クヨクヨしてられません。今のうちに少しでもアピールしておくんです)
幸子(どこに行きましょうか)
1、ゲームセンター
2、ペットショップ
3、自由安価
196: 2017/12/10(日) 01:12:50.81 ID:0qUG6fsho
温水プール
197: 2017/12/10(日) 01:26:25.61 ID:vpLwzf/Q0
――――
幸子「プロデューサーさん行きますよー! カワイイサーブ!」ポーン
P「何だその名前……よっと!」ポーン
幸子「カワイイアタック!」バシンッ
P「うわっ!?」
ザパーン
幸子「ふふーん! ボクの可愛さを受けきれませんでしたか」
P「こんな近距離でアタックするか普通!?」
幸子「確かにちょっとやり過ぎましたね……ごめんなさい」
幸子「ところで、ボクの水着姿どうです?」
P「またか。もう4回目だぞ」
幸子「できるなら無限に聞きたいですね。お願いします、もう一度だけ!」
P「すごく可愛いよ」
幸子「ありがとうございます!」ニコッ
198: 2017/12/10(日) 01:35:41.76 ID:vpLwzf/Q0
P「全く……」ハハ
幸子「プロデューサーさん、最後にあれに乗りましょう」
P「ウォータースライダーか? いいけど、結構怖いって有名だぞ」
幸子「それは困りましたねぇ。うーん、どうしましょうか」
幸子「あ! そうです、一緒に乗ればいいんですよ!」
P(ほぼ棒読み)
幸子「早速二人乗り用のボート借りて来ますね!」ザバザバ
P「決定か!」
――――
幸子「いよいよボクたちの出番ですね」
P「俺が後ろに乗ればいいのか?」
幸子「はい。後ろでボクを抱きしめててください」
P「それは必要ないんじゃないか……周りの目も厳しいし」
幸子「そうしてもらわないと怖くて乗れないんですよ」
幸子「さあ、後ろがつっかえてますよ! 早く!」
P(じゃあ無理して乗らなくてもいいだろ)
P「分かったよ。いくぞ」
ギュッ
幸子「!」
幸子(こ、これは……いいです! いいですよ!)ドキドキ
幸子「プロデューサーさん、最後にあれに乗りましょう」
P「ウォータースライダーか? いいけど、結構怖いって有名だぞ」
幸子「それは困りましたねぇ。うーん、どうしましょうか」
幸子「あ! そうです、一緒に乗ればいいんですよ!」
P(ほぼ棒読み)
幸子「早速二人乗り用のボート借りて来ますね!」ザバザバ
P「決定か!」
――――
幸子「いよいよボクたちの出番ですね」
P「俺が後ろに乗ればいいのか?」
幸子「はい。後ろでボクを抱きしめててください」
P「それは必要ないんじゃないか……周りの目も厳しいし」
幸子「そうしてもらわないと怖くて乗れないんですよ」
幸子「さあ、後ろがつっかえてますよ! 早く!」
P(じゃあ無理して乗らなくてもいいだろ)
P「分かったよ。いくぞ」
ギュッ
幸子「!」
幸子(こ、これは……いいです! いいですよ!)ドキドキ
199: 2017/12/10(日) 01:42:35.51 ID:vpLwzf/Q0
P(なんか、こうして肌が触れると……ダメだダメだ。何考えてるんだ俺)
幸子「スタートです!」
P「!?」
幸子「きゃあぁぁぁぁぁぁ!!」
P「……!!」
P(確かにこれは、結構……!)
幸子「ちょっ、なんか速くないですか!?」
幸子「想像よりも……! ぎゃあぁぁぁぁぁぁ!!」
幸子「落ちる落ちる落ちますって!! いやあぁぁぁぁぁぁ!!」
――――
P「なかなか怖かったな」
幸子「はぁ……はぁ……」
P「大丈夫か?」
幸子「は、はい……」
幸子(くっ、可愛い悲鳴を維持できませんでした!)
幸子(こんなんじゃプロデューサーさんに良く思われません……)
幸子「スタートです!」
P「!?」
幸子「きゃあぁぁぁぁぁぁ!!」
P「……!!」
P(確かにこれは、結構……!)
幸子「ちょっ、なんか速くないですか!?」
幸子「想像よりも……! ぎゃあぁぁぁぁぁぁ!!」
幸子「落ちる落ちる落ちますって!! いやあぁぁぁぁぁぁ!!」
――――
P「なかなか怖かったな」
幸子「はぁ……はぁ……」
P「大丈夫か?」
幸子「は、はい……」
幸子(くっ、可愛い悲鳴を維持できませんでした!)
幸子(こんなんじゃプロデューサーさんに良く思われません……)
200: 2017/12/10(日) 01:54:19.04 ID:vpLwzf/Q0
P「ふふ……それにしても、さすがだな幸子」
幸子「え?」
P「あの声といい動きといい、いいリアクションだったよ」
P「聞いてるうちに恐怖心がどこか飛んでいった」
幸子「なっ!? 失礼じゃないですか!?」
P「ごめんごめん。でもあんなの反則だよ」アハハ
幸子「うう……」
P「落ち込まなくてもいいだろ。あれも幸子らしさなんだから」
P「そういうところ、俺は好きだぞ」
幸子「え?」
P「さて、そろそろ着替えるか」
幸子「……」
幸子(い、今の……どういう意味?)
幸子(確かに好きって……)
幸子「え?」
P「あの声といい動きといい、いいリアクションだったよ」
P「聞いてるうちに恐怖心がどこか飛んでいった」
幸子「なっ!? 失礼じゃないですか!?」
P「ごめんごめん。でもあんなの反則だよ」アハハ
幸子「うう……」
P「落ち込まなくてもいいだろ。あれも幸子らしさなんだから」
P「そういうところ、俺は好きだぞ」
幸子「え?」
P「さて、そろそろ着替えるか」
幸子「……」
幸子(い、今の……どういう意味?)
幸子(確かに好きって……)
201: 2017/12/10(日) 02:02:03.08 ID:vpLwzf/Q0
――その夜・幸子の部屋――
P『そういうところ、俺は好きだぞ』
幸子「……」
P『俺は好きだぞ』
幸子「……」ニヤニヤ
P『好きだぞ』
幸子「くぅーー! うふふっ!」ジタバタ
幸子(好きって言ってもらえた。恋愛的な意味での好きじゃないにしても)
幸子(ボクに好意を持ってくれてるってことですよね!)
P『好きだぞ幸子』
幸子「えへへへ! やめてくださいよー、みんなの居る前で……」ジタバタ
ピタッ
幸子「……でも今」
幸子「プロデューサーさんと留美さんは、一緒のお店で一緒にいるんですよね」
幸子「……不安です、すごく」
202: 2017/12/10(日) 02:08:59.53 ID:vpLwzf/Q0
幸子「……」
幸子「もし2人が楽しくお酒を飲んで、酔っ払って」
幸子「良い雰囲気になって、ホテルへ……なんてことも……」
幸子「やめです! やめ! こんなこと考えるなんて余計です!」
幸子「今日は早めに寝ましょう。起きてると不安しかないですからね」
幸子「お風呂入ってこよう」スタスタ
――翌朝――
ガチャ
幸子「おはようございます」
P「おはよう幸子」
幸子「……」
P「俺の顔に何かついてるか?」
幸子「い、いえ……」
幸子(聞くのが怖い。でも聞かないと)
幸子「プロデューサーさん」
P「ん?」
幸子「もし2人が楽しくお酒を飲んで、酔っ払って」
幸子「良い雰囲気になって、ホテルへ……なんてことも……」
幸子「やめです! やめ! こんなこと考えるなんて余計です!」
幸子「今日は早めに寝ましょう。起きてると不安しかないですからね」
幸子「お風呂入ってこよう」スタスタ
――翌朝――
ガチャ
幸子「おはようございます」
P「おはよう幸子」
幸子「……」
P「俺の顔に何かついてるか?」
幸子「い、いえ……」
幸子(聞くのが怖い。でも聞かないと)
幸子「プロデューサーさん」
P「ん?」
203: 2017/12/10(日) 02:14:30.06 ID:vpLwzf/Q0
幸子「き、昨日のことなんですけど……留美さんと…」
P「ごめん幸子……その話はちょっと」
幸子「え?」
P「あまり思い出したくないというか……はは……」
幸子「な……何でですか? 留美さんと何が…」
ガチャ
留美「おはようございます」
P「あ」
P「留美さん……昨日はすみませんでした!」ペコリ
幸子(え? 何かしたんですかプロデューサーさん)
留美「いいのよ。気にしないで…」
幸子「……」ソワソワ
留美「……ふふ」
留美「そうね。ちょっと傷ついちゃったかも」
幸子「!!」
P「ごめん幸子……その話はちょっと」
幸子「え?」
P「あまり思い出したくないというか……はは……」
幸子「な……何でですか? 留美さんと何が…」
ガチャ
留美「おはようございます」
P「あ」
P「留美さん……昨日はすみませんでした!」ペコリ
幸子(え? 何かしたんですかプロデューサーさん)
留美「いいのよ。気にしないで…」
幸子「……」ソワソワ
留美「……ふふ」
留美「そうね。ちょっと傷ついちゃったかも」
幸子「!!」
204: 2017/12/10(日) 02:24:17.63 ID:vpLwzf/Q0
留美「あんなことやこんなことしたんだから、当然よね」
P「はい……」
留美「責任とってくれる?」
P「必ず」
幸子(あんなことや……こんなこと……)プルプル
幸子(責任とる……? それってもしかして……!)プルプル
留美「じゃあ私はもう仕事だから」ガチャ
幸子「あ」
幸子(怖いだとか言ってられないです! 直接聞かないと! 昨日何があったのか!)スタタタッ
――――
幸子「留美さん!」
留美「幸子ちゃん、どうしたの?」
幸子「……」
留美「まあ、大体分かるんだけど」
留美「昨日あったことを聞きたいんでしょ?」
幸子「はい」
幸子「もしかして、プロデューサーさん……留美さんと……」
P「はい……」
留美「責任とってくれる?」
P「必ず」
幸子(あんなことや……こんなこと……)プルプル
幸子(責任とる……? それってもしかして……!)プルプル
留美「じゃあ私はもう仕事だから」ガチャ
幸子「あ」
幸子(怖いだとか言ってられないです! 直接聞かないと! 昨日何があったのか!)スタタタッ
――――
幸子「留美さん!」
留美「幸子ちゃん、どうしたの?」
幸子「……」
留美「まあ、大体分かるんだけど」
留美「昨日あったことを聞きたいんでしょ?」
幸子「はい」
幸子「もしかして、プロデューサーさん……留美さんと……」
205: 2017/12/10(日) 02:32:25.92 ID:vpLwzf/Q0
留美「何も無かったわ」
幸子「……え」
留美「幸子ちゃんが考えてるようなことは、何もね」
留美「プロデューサー君、お酒を飲み過ぎてへとへとになったのよ」
留美「で、私が介抱してあげたの。タクシーを拾って送り届けて」
幸子「あんなことやこんなことって言ったのは?」
留美「フラフラで私にもたれかかってきたり、肩を貸したりしたから」
幸子「責任とってって言ったのは?」
留美「迷惑をかけた分、お返しをしてねって意味」
幸子「……そうだったんですね」
幸子「ビックリしました……てっきり……」
留美「ごめんなさい、あなたをちょっぴりからかったの」
留美「本当は仲を進展させる気で誘ったんだけど……美味しいお酒を勧めたのがいけなかったわね」
幸子「……」
幸子「でも、そんな姿を見て幻滅しましたよね?」
留美「幻滅とまではいかないけど、ガッカリしたわね。自分の限界を分かってる人だと思ってたから」
幸子「……え」
留美「幸子ちゃんが考えてるようなことは、何もね」
留美「プロデューサー君、お酒を飲み過ぎてへとへとになったのよ」
留美「で、私が介抱してあげたの。タクシーを拾って送り届けて」
幸子「あんなことやこんなことって言ったのは?」
留美「フラフラで私にもたれかかってきたり、肩を貸したりしたから」
幸子「責任とってって言ったのは?」
留美「迷惑をかけた分、お返しをしてねって意味」
幸子「……そうだったんですね」
幸子「ビックリしました……てっきり……」
留美「ごめんなさい、あなたをちょっぴりからかったの」
留美「本当は仲を進展させる気で誘ったんだけど……美味しいお酒を勧めたのがいけなかったわね」
幸子「……」
幸子「でも、そんな姿を見て幻滅しましたよね?」
留美「幻滅とまではいかないけど、ガッカリしたわね。自分の限界を分かってる人だと思ってたから」
206: 2017/12/10(日) 02:49:06.79 ID:vpLwzf/Q0
幸子「じ、じゃあもうアピールはしないんですか?」
留美「いいえ」
留美「確かにガッカリはしたけど、それ以上に……プロデューサー君の弱点というか」
留美「だらしない部分を知ることができたんだって、喜んでるのよ」フフ
留美「関係は進展しなかったけど、もっと彼を知ることができて嬉しいの」
幸子「……」
留美「責任をとってくれるらしいし、今度は食事に誘ってもらおうかしら」
留美「もっともっと彼を知りたいわ。もちろん私のことも知ってもらいたい」
幸子「留美さん」
留美「?」
幸子「あなたはとても素敵な大人の女性です」
幸子「勝ち目はないのかもしれません……でも」
幸子「ボクだってプロデューサーさんのことが好きなんです! 絶対に負けませんから!」
留美「子供のあなたが大人になるまで、引き止めておけるかしら?」
幸子「ボクは世界一カワイイですからね! セクシーな魅力にも負けませんよ!」
留美「そう、楽しみね」クスクス
早苗「結局出ていけなかったわ……」
瑞樹「まだまだチャンスはあるから待ちましょう。虎視眈々とね」
第七話 おわり
留美「いいえ」
留美「確かにガッカリはしたけど、それ以上に……プロデューサー君の弱点というか」
留美「だらしない部分を知ることができたんだって、喜んでるのよ」フフ
留美「関係は進展しなかったけど、もっと彼を知ることができて嬉しいの」
幸子「……」
留美「責任をとってくれるらしいし、今度は食事に誘ってもらおうかしら」
留美「もっともっと彼を知りたいわ。もちろん私のことも知ってもらいたい」
幸子「留美さん」
留美「?」
幸子「あなたはとても素敵な大人の女性です」
幸子「勝ち目はないのかもしれません……でも」
幸子「ボクだってプロデューサーさんのことが好きなんです! 絶対に負けませんから!」
留美「子供のあなたが大人になるまで、引き止めておけるかしら?」
幸子「ボクは世界一カワイイですからね! セクシーな魅力にも負けませんよ!」
留美「そう、楽しみね」クスクス
早苗「結局出ていけなかったわ……」
瑞樹「まだまだチャンスはあるから待ちましょう。虎視眈々とね」
第七話 おわり
次回:幸子「早苗さんと瑞樹さんがプロデューサーさんを狙ってる」
コメントは節度を持った内容でお願いします、 荒らし行為や過度な暴言、NG避けを行った場合はBAN 悪質な場合はIPホストの開示、さらにプロバイダに通報する事もあります