641: 2012/08/25(土) 19:36:25.97 ID:hi931b4X0


前回:モバP「事務所で寝たふりをして志乃さん、日菜子、穂乃香の反応を見る」

三船美優(26)


美優「おはよう…ございます……」

P(三船さんか…反応があまり想像できないな)

美優「……プロデューサーさん……?」

P(ここですよー、ここ)

美優「……寝てる?」

P(はい、寝てます)

美優「……かける物……これで大丈夫…?」

ファサッ

美優「これでいいかな……?」
アイドルマスター シンデレラガールズ シンデレラガールズ劇場(9) (電撃コミックスEX)
642: 2012/08/25(土) 19:38:47.54 ID:hi931b4X0
美優「……疲れてるのね……プロデューサーさん…」

美優「いつも…迷惑かけて……すみません…」

P(そんなことないのに…むしろ世話になっているぐらいだ)

美優「それにしても……」

美優「プロデューサーさんの…寝顔……」

美優「ふふ……」ジーッ

P(メッチャ見られてる……)

美優「………」ホホエミ

P(……なんだろう、この謎のプレッシャー…)

643: 2012/08/25(土) 19:41:01.58 ID:hi931b4X0
三十分後

美優「………」ホホエミ

P(30分間、表情一つ変えずにガン見…)

P(正直、精神力がもちません)

P(そろそろ起きるか…)

P「んむ…」

美優「おはようございます…プロデューサーさん……」

P「三船さん…あ、タオルありがとうございます」

美優「いえ……」

美優「それより……お願いがあるんです…。」

P「お願い…ですか?」

645: 2012/08/25(土) 19:45:11.71 ID:hi931b4X0
美優「これ…受け取ってもらえませんか……?」

P「鍵、ですか…?」

美優「私の…家の鍵です……」

P「」

美優「…私の家、ここから近いんです……」

美優「だから…疲れてるなら、ここで寝るより……うちに……」

美優「お布団も…二人分……ありますから……」

P「…気持ちだけ、いただいておきます……」

おわり

俺の妄想力では三船さんの魅力を表現しきれない…
三船さんの重い愛に押しつぶされたい

649: 2012/08/25(土) 19:57:53.95 ID:oYSdlHUV0
土屋亜子ちゃん!たまに混じる関西弁素敵!

ガチャリーヌ

亜子「おっはようちゃーん!って誰もいないんか!」

P(期待の新人、土屋か)

亜子「せっかくちひろさんに商売のコツ教えてもらおうかと思ったのに…」

P(…あの人何者なんだろ…)

亜子「…お?」

P(気付いたか)

亜子「Pチャン寝てるんかー、ちょっと待ってて、なにか掛けるものー…」

P(おや、意外と普通な行動)

亜子「あったあった!お気に入りの諭吉タオル!」

P(!?)

亜子「諭吉なのに525円!いやーお得な感じするよねーPチャン!…って寝てたんだった」

650: 2012/08/25(土) 19:59:31.28 ID:oYSdlHUV0
P(…普通タオルってもっと安いのあるんじゃないのか?)

亜子「いやーちひろさんは掘り出し物を探す天才やなー!」

P(…うん、もう気にしない)

亜子「ファサァっとな、これでよし!」

P(諭吉に包まれるスーツ姿の男ってどうなんだ)

亜子「…あーもうPチャン、可愛い顔して寝てんなー」

亜子「ねえPチャン、あたしがこんなに守銭奴キャラな理由、知ってる?」

P(…キャラだったのか)

亜子「好きな人と一緒に暮らすため、なんだよ?」

P(ええー…いやまあ、そういう年頃だし好きな人くらい―)

亜子「あ、勿論Pチャンのことだけどね?」

P(えっ)

651: 2012/08/25(土) 20:01:50.87 ID:oYSdlHUV0
亜子「昔っから決めてたんだ、好きな人が出来たらずっと一緒に、幸せに生きていくこと」

亜子「…お金が全てってわけじゃないけど、幸せになるためには必要な時もあるし」

亜子「…って、寝てるPチャンに言っても一銭の得もないよね、なにやってるんやあたし…」

P「…一銭っていくらくらいだっけ?」

亜子「まあ大体0.1鍵つきクローゼットくらい…って」

P「おはよう土屋、…このタオルのセンスはなんだ?」

亜子「…Pチャン、いつから起きてた?」

P(はじめからだけど)「一銭の得がどうたらってところで」

亜子「あ、あははは…そりゃ良かった…そ、それよりPチャン!いい加減名前で呼んでくれても良いと思うんやけどー?」

P「…ははははは」

亜子「なにその反応?!」

P「…土屋、世の中金次第ってわけじゃないからな、忘れるなよ」

亜子「え、あ、うん…って話そらすなー!」

P「あ、あとちひろさんに変なこと吹き込まれるなよ?」

亜子「えー?ちひろさん良い人やん?」
おわる

659: 2012/08/25(土) 20:17:14.44 ID:HhM3Gs1R0
南条光(14) \スーパーヒロインタイムだ/


ガチャッ!

南条「おはようございますっ!」ビシッ

南条「……あれ?」

南条「おっかしいなぁ。今日は早朝特訓のはずなのに……」キョロキョロ

P(呼び出した名目はそれだったっけか……)

南条「って……あっ!」

P(お、見つかったか)

南条「プロデューサー……プロデューサー?」

P(はいはい。呼び出しておいて寝てるなんて……って怒るかな?)

南条「ダメだ、手遅れだ……くそっ、まさかゴルゴム!」

P(どうしてそうなった)

662: 2012/08/25(土) 20:21:56.40 ID:HhM3Gs1R0
南条「プロデューサー、プロデューサー?」ユサユサ

P(身体をゆするな……)

南条「……本当に寝てるのかな」

P(そうですよー)

南条「まったく、司令失格だよ! 司令官たるもの、常に優雅に熱く、誰よりも前向きに……」

南条「……やってるか。ふぅ、疲れてたのかな」

南条「まったく、らしくないなぁプロデューサーも」

P(ん……?)

南条「とりあえずは、えーっと……そう、あったかくしないとね」

P(おぉ、優しい……)

南条「お腹が冷えたらダメだなー。とりあえずファイズギアを巻いておこう」

P(なんでだ)

665: 2012/08/25(土) 20:27:30.13 ID:HhM3Gs1R0
南条「えーっと、あとは……」

P(どうする光?)

南条「……うーん、思いつかないなぁ」

南条「でもなー。ここで特訓始めるとプロデューサーを起こしちゃいそうだし……」

南条「どうしようかなぁ。やっぱり疲れてるんだろうし休息も戦士には必要っていうし……」

南条「あっ」

P(なにか閃いたのか?)

南条「……まぁ、休息も戦士には必要。だよね」ゴソゴソ

南条「重い荷物を枕にしたら……ってね!」ボフッ

P(おふっ!? な、上に乗ってきた!?)

南条「あー。プロデューサー意外とたくましい身体してるなぁ……」ツンツン

P(やめてぇ!)

669: 2012/08/25(土) 20:34:09.61 ID:HhM3Gs1R0
南条「結構落ちつくなぁ……うん、いい感じかも」

P(重くはない……が……そのアピールはどうなんだ、中学生)

南条「ふぅ……」

南条「……」

P(うん……? どうしたんだ?)

南条「なぁ、プロデューサー。アタシはさ……」

南条「……皆の希望に、光に。アイドルになれてるかな?」

南条「……ヒーローってやっぱり難しいよ。できないこともいっぱいあるし」

P(光……)

南条「悩みも青春、青春は青い春……まだまだアタシは未熟者なんだよ」

南条「……」

南条「寝てる時にいっても仕方ないかなぁ。でも起きてる時に弱音を吐くなんてヒーローらしく」

P「光ぅ!」

南条「うわぁっ!?」

670: 2012/08/25(土) 20:38:35.46 ID:HhM3Gs1R0
南条「わ、わ、わわわっ!? お、起きてたのか!?」

P「今起きた。お前の熱い魂! 受け取ったぞ!」

南条「え……あ、でもヒーローは」

P「ヒーローは孤独じゃない!」

南条「……!」

P「俺がお前のおやっさんになってやる!」

南条「プロデューサー……」

P「だから、存分に弱音を吐け。それで一緒に考えて、もっと上を目指そう!」

南条「あぁ……ありがとう、プロデューサー。いや……おやっさん!」

P「おう!」

南条「アタシ、絶対立派なヒーローになるよ!」

P「おうとも! 全力でサポートするからな!」

672: 2012/08/25(土) 20:41:26.51 ID:HhM3Gs1R0
南条「そうだ、おやっさん」

P「うん? どうした?」

南条「アタシはヒーローで、アイドルになるって言ったけど」

P「そうだな、絶対立派なヒーローにしてやるぞ」

南条「うん……だから、英雄で、偶像なアタシの素が見せれる……帰れる場所は」

南条「特別な場所、なんだぜ。おやっさん」トンッ

P「……おう?」

南条「さぁいくぞ、おやっさん! 朝日はあんなに燃えている!」

P「おうとも!」


おわり

674: 2012/08/25(土) 20:42:51.65 ID:hKyQiYujO
Pも熱いな

675: 2012/08/25(土) 20:43:04.79 ID:HhM3Gs1R0
やっぱりナンジョルノは「光」より「南条」の方が書いててしっくりくる
従妹もきたしあとは任せたぞー

次回:モバP「事務所で寝たふりをして伊吹、千枝の反応を見る」


引用: モバP「事務所で寝たふりをしてアイドル達の反応を見る」