558: 2014/08/13(水) 21:51:02.20 ID:1XQ268jJo


シリーズ:提督「安価でみんなと遊ぶ」シリーズ 

最初から:提督「安価でみんなと遊ぶ」【1】
前回:提督「安価でみんなと遊ぶ」【5】

提督「友永妖精と飛龍の魅力って、話せるのだろうか」

提督「……まあ、前世と妖精さんとは関係ないだろうし、気にせず話しかけよう」


―工廠―

友永隊妖精「飛龍殿の魅力についてですとな」

提督「あ、普通に喋れるんだ」

友永隊「見にくいでしょ?}

提督「そんな理由でキャラ崩壊させられても……まあいいや」

友永隊「飛龍の魅力は何と言ってもあの火力でございますな」

提督「ああ、流星ガン積みで大きな火力を叩きだせるよな」

友永隊「四スロット目に電探を積み込めるのも魅力ですな」

提督「まあ、積み込めるというか、積み込むしかないんだけど」

友永隊「さらに彼女は運がいいですな。燃費も改二とは思えない良さです」

提督「そういえば空母で一番高いんだっけ。瑞鶴越えてるんだよなぁ、あれは流石だわ」

友永隊「ついでに、改二にすると我々もついてきますぞ」

提督「改造レベルは高いけどな」

友永隊「そんな彼女をどうかもっと最前線で活躍させてくだされ」

提督「すまん、やっぱり搭載が少ないのはいただけないんだ」
艦隊これくしょん -艦これ- おねがい!鎮守府目安箱 1 (電撃コミックスNEXT)
559: 2014/08/13(水) 21:51:28.67 ID:1XQ268jJo
―執務室―

提督「あれ、飛龍の魅力ってもしかして能力的な奴じゃなくて……」

提督「あー、でも、相手考えたらしょうがないか。いつも飛龍に積んでるわけじゃないから、どうしても能力的な会話になるな」

提督「でもなんだかんだで心配されてるんだな飛龍は。いい部隊に恵まれてるよ」

下2

561: 2014/08/13(水) 21:53:47.45 ID:T9I7gIXFo
蒼龍に授乳させてもらう

563: 2014/08/13(水) 22:08:34.45 ID:1XQ268jJo
提督「……んん? んー……」

提督「よし」


―牧場―

牛「モー」

提督「こういう事言うのもなんだけどな、授乳させてくれ」

蒼龍「私に言われても困りますよ」

提督「正直こういう事はからっきしなんだ。準備をしてくれれば気合でやって見せる」

蒼龍「そうはいっても、牛さんの乳はそのまま飲むと体に悪いですよ?」

提督「何言ってるんだ。やるからやらないじゃない。やるんだ」

蒼龍「そこまで本気なら、その熱意を牧場主に伝えてきては?」

提督「蒼龍にやってもらわないと意味ないんだ!」

蒼龍「うーん……そうは言われても……」

提督「お願いだ蒼龍、授乳をさせてくれ!」

蒼龍「……はぁ、分かりました。でも、ダメだった場合はあきらめてくださいね」

提督「ありがとう、蒼龍」

蒼龍(……私ってもしかして、このためだけにわざわざ牧場まで連れてこさせられたの?)

564: 2014/08/13(水) 22:09:45.87 ID:1XQ268jJo
―執務室―

提督「当たり前だが断られた。代わりに蒼龍と二人で搾乳をした」

提督「ああやって職場体験をすることにより、戦争が終わった後の可能性を広げることも大事だな」

提督「俺としても、たまにああして遊ぶのもいいし」

下2

566: 2014/08/13(水) 22:13:30.53 ID:K2+6EA8xO
金剛姉妹とデート。

568: 2014/08/13(水) 22:57:12.18 ID:1XQ268jJo
提督「そんないかにも修羅場になりそうなことをするなんて……」

提督「だが行こう。恐れるものは何もない」


―金剛型の部屋―

提督「へーい! 金剛に比叡に榛名に霧島! デート行こうぜ!」

金剛「行くデース!」
比叡「私はお姉さま一筋です!」
榛名「は、榛名で良いのなら!」
霧島「また何か企んでるんですか?」

提督「四者四面の答えをありがとう。だが四人とだぞ」

金剛「う……みんなとですカ」

比叡「お姉さまと……いえ、ですが……」

榛名「抜け駆けにはなりませんが……」

霧島「というより、それだとデートとは言わないのでは」

提督「そこに気付くとは、もしや天才か」

金剛「うぅ~……でも、提督とデートできるのデスカ……」

比叡「四人……どうせなら二人きりが……」

榛名「でも……榛名は……」

霧島「はぁ、提督」

提督「ああ、これは混乱モードだな」

霧島「とりあえず今は帰ってください」

提督「そうする。あ、霧島はデートどう思った?」

霧島「いいから仕事をしてください」

569: 2014/08/13(水) 23:01:51.85 ID:1XQ268jJo
―執務室―

提督「断言された。比叡と霧島がいる限り五人デートの道は遠そうだ」

提督「んー、その前に多人数デートできそうな奴いたっけな……」

提督「ま、デートしたいわけじゃないけど」

下2

571: 2014/08/13(水) 23:03:56.00 ID:cou1xn4Ho
暁型と肝試し

573: 2014/08/13(水) 23:59:56.46 ID:1XQ268jJo
提督「暁とか想像しただけでも驚いてくれそうだ」

提督「でも、本気で驚かすと可哀そうだから、夜の鎮守府を回るだけにしよう」


―そんわけで夜―

提督「起きろ、暁」

暁「ん……なによ、司令官……」

提督「もう準備できてるぞ」

暁「何が……って、ここどこ!? 私たちの部屋じゃないわ!?」

響「どうやら、何時もの司令官の遊びのようだよ」

電「もう諦めるのです……」

雷「少し暗いけど、懐中電灯があるから歩くのにはあまり支障はないわ!」

提督「じゃあ、行こうか」

暁「な、なによそれ!? ていうかここどこなの!?」


――――――――


暁「思ったより、全然怖くないわね」

提督「おやおや、暁は怖かったのかな?」

暁「そ、そんなはずないじゃない!」

響「でも、夜の鎮守府もなかなか目新しいね」

電「少し眠いけど、お散歩しているみたいなのです」

雷「みんなで歩いてるから、なおさらね!」

提督(……そろそろか)

574: 2014/08/14(木) 00:00:28.50 ID:CgpKmMvZo
暁「……ね、ねえ司令官、このまま部屋に戻ればいいのよね」

響「それでいいんじゃないかな。私たちも、寝てる中無理矢理連れ出されたんだ」

電「ふわぁ~……」

雷「結構歩いてきたわね……」

響「ん、あれ、司令官は?」

暁「え?」クルッ

シーン

響「今まで私の後ろにいたと思うんだけど」

暁「どうせ、どこか隠れているんでしょ」

電「何を言っているのですか?」

雷「まあ、大丈夫でしょ」

暁「ふん、放っておけばいいのよ」

提督「ふぅ~」

暁「ふにゃぁ! し、司令官、いきなり耳に息吹きかけないでよ!」クルッ

シーン

暁「……あれ」

響「なにしているんだい、暁」

暁「い、いや……なんでもないわ」

響「変な暁……っ!」ギュッ

響「誰だい! 私の足を掴むのは!」クルッ

シーン

響「……」

電「ちょ、ちょっと変なのです」

雷「そうね……さっきから歩いているのに、前に進んでる気がしないわ」

暁「そ、そんなことあるわけないじゃない!」

響「でも、ここ――最初の場所に戻ってるよ」

『……』

暁「きゃーーーーーー!!」バタッ

575: 2014/08/14(木) 00:01:48.64 ID:CgpKmMvZo
―執務室―

提督「まあ、限りなく壁に見えるのを置いて、同じ場所を回るようにしただけなんだけどな」

響「はぁ……本気で驚いたよ」

電「もうこういうのはやめるのです!」

雷「そ、そうね。ちょっと心臓に悪いわ」

提督「すまんすまん。でも、回るだけだったし、そうでもないだろ」

響「司令官がいなくなったり、足を引っ張られるのは軽くないよ……」

電「え、司令官さんいたのですか?」

雷「私は見て無いわね……」

響「……え」

提督「そういや、ここのカメラでずっと見てたけど……暁と響はどこを見て喋ってたんだ?」

響「――ひっ」バタッ




提督「なんで響は倒れたんだろうな? まあ、いいか。次だ次」

下2

577: 2014/08/14(木) 00:07:03.21 ID:rIjVGKHXO
初風にランドセルを背負わせて連れまわす

578: 2014/08/14(木) 00:33:18.94 ID:CgpKmMvZo
提督「うまく背負わせること出来るのか……それが問題だ」

提督「いや、恐れることは無い。ランドセルの存在などきっと知らないに違いない」


―陽炎型の部屋―

提督「――というわけで、部屋分けを変える。いいか」

初風「多くなったから第十六駆逐艦で分ける……ね。別にそれは良いわよ」

提督「分かってくれたか」

初風「でも、このランドセルは何?」

提督「背負ってくれ」

初風「ちょっと病院行った方がいいんじゃないかしら」

提督「酷いなぁ。俺は引越しの手伝いとなればと思って用意したのに」

初風「へえ、じゃあ提督もそれを背負って手伝ってくれるのなら、一緒にしましょう」

提督「分かった」スッ

初風「」

提督「よし、じゃあ新しい部屋に案内しよう。もちろん荷物を持って」

初風「は、恥ずかしくないの?」

提督「ただのリュックに何を恥ずかしがる要素がある。さあ行くぞ」

初風「は、はい……」


―陽炎型の部屋二号室(二号室は三号室に)―

雪風「あ、そのかばん可愛い色してますね!」

提督「だろう? 天津風、どうだ?」

天津風「私に聞かないで。初風、あなたも……」

初風「提督をちょっとなめてかかってたの……」

時津風(変なしれーだなぁ……初風も、大変そうに)

579: 2014/08/14(木) 00:33:49.86 ID:CgpKmMvZo
―執務室―

提督「意気消沈するばっかりだったから、面白い反応は見れなかった。ちょっとつまんないなぁ」

提督「初風だったら怒るとか罵るとかしてきそうなもんだったのに」

下2

581: 2014/08/14(木) 00:37:29.19 ID:QCtwlIi6o
夜中寝てる最上型の部屋をジェイソンの格好で強襲

584: 2014/08/14(木) 01:19:29.72 ID:CgpKmMvZo
提督「え、あそこの部屋、最上以外は外敵に絶対容赦ないと思うんだけど」

提督「……なんとかなるだろ」


―夜・最上型の部屋―

キュイイイイイイイン
キュイイイイイイイン

最上「うるさいなぁ……」ムクッ

提督「コー……ホー……」E:ホッケーマスク・チェーンソー

提督(このマスク息しずらっ! だが、これで最上が跳ね起きて叫び声をあげ――)
最上「……なんだ、寝よう」バタッ

提督(あれー……?)

鈴谷「んー……あれ……え、えっ!?」

提督(ようやく気付いてくれた奴がいたか! このまま襲い掛かる!)キュイイイイ

鈴谷「いや、ちょっ……来ないで!」

提督(鈴谷がビビるのは意外だったが、これで達成だぜヒャッホウ!)キュイイイイ

三隈「いやっ! 出て行ってください!」ガシャッ

提督「コホー……?」
提督(何時の間に起きてた――)

ドーン



提督「すいませんでした」ボロッ

三隈「く、くまりんこは暗闇が怖いんですから! 驚かさないでください!」

鈴谷「だから来ないでって言ったのに。声も出てなかった様子なのは見えてたんだから」

提督「夕張製作ジェイソンなりきりマスク(身体能力アップ付き)じゃなかったら氏んでた」

鈴谷「何時もの提督だったら、避けて部屋が全壊だったんだから、避けなくて助かった」

提督「酷い……」

熊野「ふぁぁ……提督、13日の金曜日でしたら、ジェイソンはチェーンソーを使ったことは一度もありませんのよ」

提督「えっ、そうなん」

585: 2014/08/14(木) 01:19:55.96 ID:CgpKmMvZo
―執務室―

提督「豆知識を知っただけに終わった。ついでにマスクは壊れた。さすがに砲撃をくらえばひとたまりもなかったようだ」

提督「ていうか、最上は最後まで起きなかったんだけど……」

下2

587: 2014/08/14(木) 01:23:18.24 ID:/zjnYYJiO
乙!
安価なら赤城を照れるまで褒め倒す

591: 2014/08/14(木) 14:48:37.75 ID:CgpKmMvZo
提督「かわいい赤城さんが見たい」

提督「しかし、褒めるか……」

赤城「提督、作戦の報告に来ました」

提督「んー、赤城こっちに来てくれないか」

赤城「はい、なんでしょうか?」スタスタ

提督「よしよし」ギュッ ナデナデ

赤城「――っ!?」

提督「初めて空母として来てくれたのが赤城だったな。よく、ここまでついてきてくれた」

赤城「なっ、何をいきなりいうんですか……」

提督「お前がこれまで艦隊を支えてきてくれて助かった。お前がいたからこそ、成功した作戦もたくさんある」

赤城「や、やめてください。まるで別れみたいじゃないですか……」

提督「そんなつもりはない。ただ、お前を労わっているだけだ」

赤城「提督……」

提督「それに、お前をこうして抱きしめるのも、柔らかくていい匂いがして、気持ちがいい」

赤城「や、やめてくださいっ」

提督「嫌なら抜け出せばいい。力は入れてないんだから」

赤城「……提督は、ずるい人ですね」

提督「赤城は凛々しい。責任感もあるし、ふと見せる気の抜けた表情は可愛らしい。戦闘時には可憐さも持ち合わせ、一種の芸術も感じる」

赤城「うぅ~……」

提督「そうやって照れている姿も、素敵だ」

赤城「やめてくださぃ~……//」


加賀「何しているんですか」

提督「」

赤城「か、加賀さん!?」バッ

加賀「赤城さんの帰りが遅いと思ったら……」

提督「や、こ、これは……」

加賀「……はぁ、赤城さん帰りますよ」

赤城「あ、はい」

加賀「では、提督」ギロッ

提督「ヒッ」

バタン

592: 2014/08/14(木) 14:49:09.04 ID:CgpKmMvZo
提督「……加賀さんを怒らせてはならない。爆撃は無いが空気が冷たくなる」

提督「でも、ああいう赤城もいいなぁ。何気にあそこまで接触したのは初めて」

下2

594: 2014/08/14(木) 14:53:46.94 ID:DH6APHMoo
大井と今晩の献立について話ながらスーパーで買い物する新婚さんプレイ

595: 2014/08/14(木) 15:26:42.81 ID:CgpKmMvZo
提督「今晩の献立、間宮さんに代わって買い物をしてくればいいか」

提督「大井を誘って行こう」


―球磨型の部屋―

大井「嫌です」

提督「そう言わずにさぁ」

大井「嫌です」

提督「またキスするぞ」

大井「っ!」

提督「動揺した動揺した! 面白いなぁ――」

ドーン

提督「あ、危ないな……」

大井「避けないでください」

提督「反射的に動いたんだからしょうがない。そもそも、間宮にはもう行くって言っている」

大井「……」

提督「それに、扉は大破したから明石が直す間、どのみち部屋に入れないぞ」

大井「ちっ、なんて汚い作戦」

提督(爆撃したのは大井なのに)

596: 2014/08/14(木) 15:27:58.26 ID:CgpKmMvZo
―スーパー―

大井「もう承ったものはしょうがないです。行かなければ、食事が無くなりそうですからね」

提督「その通り。食材の選択は大井にまかせたから」

大井「提督に任せたら碌なもの選びそうにないですから。しょがなくですからね」

提督「材料は……ひき肉、玉ねぎ、大根、人参、しめじ、タマゴ」

大井「豚ですか、牛ですか?」

提督「お、俺は人間だ! 家畜扱いしても屈しないぞ!」

大井「ふざけたこと言ってると、その首に首輪を巻きつけますよ?」

提督「ひいっ、ひき肉は牛って書いてあります!」

大井「牛ひき肉ですか……今夜はあれですかね」

提督「あれ?」

大井「でも、しめじは何に使うのでしょうか……」

提督「ちょっと、俺にもわかるように言ってくれないか」

大井「分からないんですか?」

提督「肉じゃが?」

大井「じゃがなんて無いじゃないですか」

提督「コロッケ!」

大井「ジャガイモないって言ってるじゃないですか!」

提督「じゃあなんだよ!」

大井「ん? 今なんて言いました?」

提督「なんていったのでしょうか! 教えてください!」

大井「どっちが上司かわかったものじゃありませんね……」

597: 2014/08/14(木) 15:28:35.74 ID:CgpKmMvZo
―執務室―

提督「新婚プレイだし、もうちょっとあれが安いだとかこれが安いからあれにしようとか、そういう内容にしたかったんだ」

提督「でも間宮食堂で全てまかなっているのだからしょうがないよな! ついでに食事は和風ハンバーグだったよ」

提督「でも、大井も思ったより普通に歩いてくれてた。それは少し驚きかな」

下2

599: 2014/08/14(木) 15:37:04.81 ID:Mzc3DHT4o
ヲ級

600: 2014/08/14(木) 15:41:15.25 ID:CgpKmMvZo
提督「ヲ級……深海棲艦好きだなぁ」

提督「海域はどこに行こうかな……できれば随伴艦がいれば楽なんだけど。ていうか、すること決めなきゃ……」

下2

602: 2014/08/14(木) 15:46:02.17 ID:/O2JhnY+o
単騎でいって
頭をなでる

604: 2014/08/14(木) 16:06:02.51 ID:CgpKmMvZo
提督「分かってた。まあ、楽勝でしょ(震え声)」

提督「空母は先制攻撃されるから嫌なんだよ……」


―南西諸島防衛線―

ヲ級「南方棲戦姫様……なんで私に偵察を頼んだんですか……」

ヲ級(あの人間を探せって、無茶言わないで……もう関わり合いたくないのに……)

ヲ級「……ん? 人間がこの辺にいる? ……まさか」

提督「発見!」

ヲ級「ひゃあああ! やっぱり居たぁ!」ザバッ

提督「逃がさんぞヲ級!」

ヲ級「こっち来ないで! 艦載機、あの人間に爆撃!」シュバッ

提督「げぇっ、先制爆撃!」

ドーン

ヲ級「……や、やった?」

提督「人をそれをフラグという」ガシッ

ヲ級(い、いつの間に後ろに……)フルフル

提督「そんな震えるな。俺は撫でに来ただけだから」ナデナデ

ヲ級(――また、そんなどうでもいい用事のために?)

提督「ふう。じゃあな」ザパァ

ヲ級「……もうやだぁ、あの人間と関わりたくないぃ……人間怖いぃ……」

605: 2014/08/14(木) 16:06:37.62 ID:CgpKmMvZo
―執務官―

提督「ん? なんか誰かのトラウマを作ってしまったような……」

提督「気のせいだろう。トラウマを作るような行動はしていないはずだ。多分」

提督「それよりまたボートを壊してしまった……怒られる……」

下2

608: 2014/08/14(木) 16:37:11.09 ID:CgpKmMvZo
―食堂―

長門「ふむ、やはり間宮のアイスは美味しいな」

陸奥「あら、もう食べちゃったの? もうちょっと味わえばよかったのに」ハムッ

長門「ま、まあ所詮はおやつ。何もゆっくり食べることではなかろう」

陸奥「そうねぇ……んー、おいしいわ」

提督「相席いいか」

陸奥「私は良いわよ」

長門「別にかまわない。む?」

提督「ん? ああ、この十本のアイスか。ちょっと作り過ぎたらしくてな。どうせなら俺が頂こうかと思った貰ってきたところなんだ」

長門「そ、そうなのか」

提督「気にしなくてもいいぞ。俺なら溶ける前にすべて食べられる」

長門「あ、味わって食べないのか?」

提督「もちろん味わって食べるさ。カリッ……美味しいなぁ」

長門「うぐぐ……」

609: 2014/08/14(木) 16:38:20.58 ID:CgpKmMvZo
陸奥「一本私にもくれないかしら」

提督「いいぞ、遠慮すんな」

長門「そ、そうか? では――」
提督「別に長門はいるとはいってないだろ」

長門「ぐっ……」

陸奥(あら、なるほど……)

提督「もちろん欲しいのならやるけど、しょうがなさそうに食べられても……ねぇ」

長門「く……うぐ……」

提督「あー、おいしい。陸奥、どうだ?」

陸奥「流石間宮製のアイスって感じね。まだもらってもいいのかしら?」

提督「もちろん」

長門「あ、あー……」

提督「どうした長門、さっきから」

長門「わ、私も冷たいもの欲しくなってきたぞ。どこか無いだろうか」

提督「氷でも貰ってくれば」

長門「」

陸奥「もう残り三本ね」

提督「では……」

長門「ま、待て!」

提督「なにかね、長門」

長門「あ、アイ……あいつと演習行ってくる……」ガタッ

提督「……」

陸奥(難儀な性格してるわよねぇ……)

610: 2014/08/14(木) 16:40:55.89 ID:CgpKmMvZo
―執務室―

提督「無くなっていくアイスを目の前に食べるの楽しい」

提督「陸奥も途中からわかってて挑発したんだな。流れというのが分かってるやつだ」

提督「長門はまあ、ああいうところがあるからポンコツカワイイなんだろう」

提督「ちなみに、陸奥には最後のひとつを残ったから長門に渡すように言っておいた」

下2

612: 2014/08/14(木) 16:43:30.86 ID:MwTushLF0
加賀さんを褒めちぎる

615: 2014/08/14(木) 17:28:21.79 ID:CgpKmMvZo
提督「加賀を怒らせたままはやばい! やはり何とかしよう」

提督「きっと赤城だけ褒めたのがまずかったんだな。加賀もいまは第一艦隊の主力。きちんと褒めなければ」


― 一航戦の部屋―

提督「加賀、褒めに来たぞ」

加賀「はい?」ゴゴゴ

提督(こりゃもう分かんねえな)

赤城「(提督、何とかしてください……息が詰まって仕方ないんです……)」コソッ

提督「(ま、まかせろ)」

提督「加賀、すまなかったな。決して赤城だけを褒めるつもりじゃなかったんだ。俺は加賀にも……」

加賀「なんですか」ゴゴゴ

提督(あ、これ違う。なんか違う)

赤城「(ど、どうするんですか!)」

提督「こ、こうなれば当たって砕けろだ! 赤城、行くぞ!」

赤城「ちょ、ちょっと引っ張らないで……」

提督「加賀ぁ! 抱かせろ!」

加賀「!?」

ギュッ

加賀「……それで、弁解は?」

提督「加賀、お前のそういうクールビューティなところ、好きだぜ」ギュッ

加賀「そうですか、別に嬉しくありませんけど」

赤城「私まで抱きつく意味はあるんですか?」ギュム

提督「赤城もいるなら加賀は艦載機を出さない!」

加賀「正解ですよ。赤城さんが間に居なければ、提督は爆撃されています。ですが」

提督「……加賀、その意外と素直で知的なところも結構好きだぞ」

加賀「分かったなら、早く赤城さんから離れてください」

赤城「ええと、どういう状況なんですか?」

提督「加賀、俺の秘書官に連絡しようとしてやがる」

赤城「でも離さないのですか?」

提督「……こんなんでも数少ない加賀を抱きしめられてる機会を無駄にしない!」

加賀「そうですか」ピッ

提督「あ、待って。その手加減ないところもいいけど、今回はちょっと待って」

616: 2014/08/14(木) 17:29:24.06 ID:CgpKmMvZo
―執務室―

提督「加賀のメールは俺の携帯に届いてた。ああいう実は優しいところも加賀の魅力だな」

提督「だけど、本当に送られてなくてよかった……」

下2

618: 2014/08/14(木) 17:34:23.31 ID:t4ZMcR9aO
ビスマルク、暁、響とコックリさんをする

626: 2014/08/14(木) 18:19:13.50 ID:CgpKmMvZo
ビスマルク「失礼するわ。……あら」

響「提督に呼ばれて?」

ビスマルク「貴女たちも?」

暁「ええ、そんなところよ」

提督「三人とも来たか」

暁「司令官、呼びだして何の用よ」

響「嫌な予感がするのだけれど」

ビスマルク(私は臨時の司令官室だけは近寄りたくないわ……)

提督「何、あんまり時間はとらん」

暁(本当かしら)

響(あんまり信用ならないね)

提督「ここに、五十音とはいといいえ……いわゆるこっくりさんの紙を用意した」

ビスマルク「こっくりさん?」

提督「降霊術の一種だ」

ビスマルク「バカバカしいわね」

暁「そうよ、こんな子供っぽい遊び」

響「私も遠慮したいね」

提督「もしかして、怖いのか?」

ビスマルク「こ、怖くなんてないわ!」

暁「こ、子どもじゃないんだから!」

響(正直、怖いんだけど……)

提督「順序はここに紙を用意した。ちょっと俺は席を外す」

ビスマルク「えっ」
暁「えっ」
響「えっ」

提督「……やっぱりやめるか?」

ビスマルク「撤回はしないわ」

暁「そうよ!」

響(負けず嫌い二人……)

627: 2014/08/14(木) 18:20:07.38 ID:CgpKmMvZo
―数分後―

暁「う、動くわよ! 誰が動かしてるの!」

ビスマルク「わ、私じゃないわ!」

響(怖い怖い怖い)

提督「おー、やってるな」

暁「な、なによこれ!」

提督「はは、適当に質問して帰ってもらえばいいだろ。こっくりさんも、順序立てて帰ってもらえばただの普通の子だから」

ビスマルク「そ、そう、じゃあ進めるわよ」

響「提督の好きな子」

暁「あっ、勝手に決めないでよ」

響「早く終わらせたいんだ(真顔)」

ビスマルク「……う、動くわよ」

暁「……いいえの方にね」

響「コックリさん、コックリさん、どうぞおもどりください」

暁「早いわね!」

ビスマルク「でも、賛成よ。無事にはいの方へ動くわ」

響「……ありがとうございました」

暁「……ふぅ、何とか終わったわね」

ビスマルク「こんな現象が起こるなんて、日本は恐ろしい国ね……」

ガチャ

提督「あれ、お前たちここにいたか」

響「ついさっき終わらせたよ」

暁「レディーの手にかかれば楽勝よ!」

ビスマルク「そうね!」

響(レディー関係ないと思うんだけど)

提督「そうだったのか? おかしいな、部屋間違えたかな……」

ビスマルク「間違えた?」

提督「さっきここの扉開けても、誰もいなかったんだ。もしかしたら俺の勘違いだったのかも」

ビスマルク「」
暁「」
響「」

バターン

628: 2014/08/14(木) 18:20:57.78 ID:CgpKmMvZo
―司令官室―

提督「また気絶したが、あいつら大丈夫か?」

提督「起きたら起きたで、なんかお祓いするとか言って、出入り禁止にされたし」

提督「ところで、こっくりさんの紙がなかったんだよなぁ。十円なくなったなー」

下2

630: 2014/08/14(木) 18:22:04.94 ID:FWZlmLRfO
南方棲戦姫を騙しに行こうとするも、大和に見つかり止められる

633: 2014/08/14(木) 19:04:12.20 ID:CgpKmMvZo
提督(南方棲戦姫に狙われているのなら、俺が氏んだと噂を流布させれば狙われなくなるんじゃないか?)

提督「よし、いい考えだ。まずは深海棲艦までどうやって噂を流すか……」

提督「……イ級あたりのに沈ませられたら、もしかすると流してくれるかな?」

提督(知能無いし、多分騙せるだろう)

提督「よし、これで[ピーーー]る」

大和「提督やめてください!」

提督「は、え?」

大和「大和がきつく言い過ぎたからですか? それとも、他に辛いことがあったんですか?」

提督「大和、さん?」

大和「大和のせいなら謝ります! 辛いことがあるのでしたら相談をしてください! だから、自殺なんてマネはやめてください!」

提督「はぁ!? 自殺!?」

大和「……え?」

提督「待て待て、それ多分大和の勘違いだ! 俺は別に自頃しようとなんて考えてない!」

大和「で、ですけど、これで[ピーーー]ると声が聞こえてきたのですが」

提督「違う、そういう意味じゃないぞ! 心配しなくても、氏ぬ気はない!」

大和「そ、そうですか……ではなぜそのような発言を?」

提督(海域出んなって言われてるのに、狙われないように噂を流すっていうのは、ちょっと苦しいか?)

提督「げ、ゲームの話だ」

大和「……」

提督(うっ、大和の視線が鋭く……)

大和「……まあ、提督はそういうお人ですからね。でも、これだけは約束してください」

提督「な、何だ?」

大和「絶対に、一人で抱え込まないでください。困ったことがあれば相談してください。ここには、提督の事を思ってくれる子がたくさんいるんですから」

提督「……分かった」

大和「ふふ、約束ですよ」

大和(なんだかんだで、大和も甘いですね……)

提督(嘘でも氏亡を流すのは、良くないな、うん)

634: 2014/08/14(木) 19:05:09.99 ID:CgpKmMvZo
提督(南方棲戦姫に狙われているのなら、俺が氏んだと噂を流布させれば狙われなくなるんじゃないか?)

提督「よし、いい考えだ。まずは深海棲艦までどうやって噂を流すか……」

提督「……イ級あたりのに沈ませられたら、もしかすると流してくれるかな?」

提督(知能無いし、多分騙せるだろう)

提督「よし、これで氏ねる」

大和「提督やめてください!」

提督「は、え?」

大和「大和がきつく言い過ぎたからですか? それとも、他に辛いことがあったんですか?」

提督「大和、さん?」

大和「大和のせいなら謝ります! 辛いことがあるのでしたら相談をしてください! だから、自殺なんてマネはやめてください!」

提督「はぁ!? 自殺!?」

大和「……え?」

提督「待て待て、それ多分大和の勘違いだ! 俺は別に自頃しようとなんて考えてない!」

大和「で、ですけど、これで氏ねると声が聞こえてきたのですが」

提督「違う、そういう意味じゃないぞ! 心配しなくても、氏ぬ気はない!」

大和「そ、そうですか……ではなぜそのような発言を?」

提督(海域出んなって言われてるのに、狙われないように噂を流すっていうのは、ちょっと苦しいか?)

提督「げ、ゲームの話だ」

大和「……」

提督(うっ、大和の視線が鋭く……)

大和「……まあ、提督はそういうお人ですからね。でも、これだけは約束してください」

提督「な、何だ?」

大和「絶対に、一人で抱え込まないでください。困ったことがあれば相談してください。ここには、提督の事を思ってくれる子がたくさんいるんですから」

提督「……分かった」

大和「ふふ、約束ですよ」

大和(なんだかんだで、大和も甘いですね……)

提督(嘘でも氏亡を流すのは、良くないな、うん)

635: 2014/08/14(木) 19:05:39.65 ID:CgpKmMvZo
―――――――


提督「そういうわけで、するにしても他の方法を考えることにしよう」

提督(最後の笑顔、大和に見捨てられたわけじゃないよな? 大丈夫、多分)

下2

637: 2014/08/14(木) 19:07:10.39 ID:Gt8q/s+Io
なんとなく遺書を書いていたら大井に目撃される

650: 2014/08/14(木) 21:33:57.74 ID:CgpKmMvZo
提督「なんとなく遺書を書きたくなった」

提督「遺書自体は前にも書いたんだよなぁ。なに、もう書きなれた」

提督「あいさつに、仕事の引き継ぎ、財産の分与などなど。やっぱり、これを読んでいるという事は、私はもうこの世にいないでしょうは必要だな」

提督「……なんかトイレ行きたくなった。行って来よう」

ガチャ バタン

ガチャ


――――――――


提督「あれ、扉開いてる。閉め忘れたか?」

大井「……」

提督「って、大井か。扉はちゃんと閉めろよ。一応機密もあるんだから」

大井「提督、これって……」『遺書』

提督「ん……あ゛」

大井「何かの間違いですよね。ただのお遊びですよね」

提督(なんだろう……静かな覇気が……)

大井「提督、何とか言ってください」

提督「ええと、なんとなくで書いたというか」

大井「なんとなく? なんとなくで、こんな本格的なのが書けるんですか?」

提督(ここにきて、書きなれてしまったのが出たか……)

大井「なんとか言ってくださいよ。提督、もしかして……」

提督(ゆ、強請られる!?)

大井「私たちのことが、嫌いになったんですか?」ポロッ

提督(泣いた!?)

651: 2014/08/14(木) 21:34:32.36 ID:CgpKmMvZo
大井「貴方は後ろで指揮をしているだけだから、必要ないはずです」ポロポロ

提督「えっ、いや……」

大井「それでも書くってことは……やはり、自分の……」ポロポロ

提督「な、泣くな! お願いだから、な?」

大井「泣いてなんていません!」

提督「分かった、分かった! こんなものこうするから!」ビリッ

大井「……」

提督「お前たちに不満なんてないから」

大井「でも、私の事は苦手としているんですよね」

提督「何故それを……あ」

大井「ほら……でも、いいです」

提督「いいですと言われても……」

大井「別に私は、提督の事を何とも思ってないんですからっ」ダッ

提督「……恥ずかしくなった? もしかして」




提督「まあ、遺書なんて遊びで書くものじゃないって事がよく分かった」

提督「あと、今度から戸締りには気を付けよう」

下2

652: 2014/08/14(木) 21:37:30.35 ID:VRpass/yO
大井を追いかけて抱き締める

657: 2014/08/14(木) 22:18:39.36 ID:CgpKmMvZo
―廊下―

提督「大井!」ギュッ

大井「っ!?  提督!?」

提督(しまった、この後の展開を考えていなかった)

大井「……提督」

提督「な、なんでしょうか」

大井「今すぐどかないと、身体に穴が開くことになっても知りませんよ?」ガシャン

提督「……はい、調子に乗ってすみませんでした」スッ

大井「まったく、ちょっと弱みを見せると、すぐに強気に出るんですから」

提督「戦術面では定石だし……」

大井「こういう場面では使いませんから」

提督「大井が、あんな追いかけてほしそうに逃げるから」

大井「いじめっ子の考え方ですか」

提督「じゃあ、大井は追いかけられてうれしくなかったと」

大井「はい」

提督「」

大井「……なんて、そこまでは言いませんよ。でも、他にも提督の事を心配している人の事も考えてあげてください」

提督「心配?」

大井「そこまでは言う義理はありません。では」スタスタ

658: 2014/08/14(木) 22:19:31.03 ID:CgpKmMvZo
―執務室―

提督「……初心に戻って、誰かと遊ぼう!」

提督「そもそも遊ぼうと思って日々の激務を終わらせているんだ。遊ばないとか本末転倒だったな!」



引用: 提督「安価でみんなと遊ぶ」