658: 2014/08/14(木) 22:19:31.03 ID:CgpKmMvZo


シリーズ:提督「安価でみんなと遊ぶ」シリーズ 

最初から:提督「安価でみんなと遊ぶ」【1】
前回:提督「安価でみんなと遊ぶ」【6】

―執務室―

提督「……初心に戻って、誰かと遊ぼう!」

提督「そもそも遊ぼうと思って日々の激務を終わらせているんだ。遊ばないとか本末転倒だったな!」

下2
艦隊これくしょん -艦これ- おねがい!鎮守府目安箱 1 (電撃コミックスNEXT)
659: 2014/08/14(木) 22:20:59.70 ID:DGkmaFRHo
第六のみんなと遊園地

663: 2014/08/15(金) 00:00:19.50 ID:0C2fD+0mo
―遊園地―

提督「ここに来るまでの話は完全にカットだ!」

電「どうせ、無理やりここに連れてくるまでの話しかないのです」

雷「でも今回は遊園地よ! 楽しみね!」

響「暁、あんまり怖がらないようにね」

暁「私は一人前のレディーよ! 怖い乗り物なんてないんだから!」

提督「じゃあさっそくジェットコースター行こうか」

暁「……」




提督「どうだった?」

電「面白かったのです!」
雷「楽しかったわ!」
響「良かったよ」
暁「た……楽しかったわ……」

提督「暁……」

暁「楽しかったって言ってるじゃない!」

提督「じゃあ、暁にも楽しめるアトラクションに行こうか」

電「メリーゴーランドとかですか?」

雷「ゴーカートも面白いわよ!」

提督「いや、違う」

664: 2014/08/15(金) 00:02:42.25 ID:0C2fD+0mo
―お化け屋敷―

提督「ここだ」

電「雰囲気出てるのです……」

雷「なんだか怖そうだけど、怖かったら私に頼っていいのよ!」

響「お化け……屋敷……」

暁「ガタガタブルブル」

提督「じゃあ、行こうか」

響「て、提督」

提督「何?」

響「手をつないでもらってもいいかい?」

提督「いいけど、響ってそういうキャラだっけ」

響「今までこういう状況で起こってきたことを忘れていないだけだよ」

提督「ふぅん、暁は?」

暁「れれ、レヂィーがこんにゃことで、ここ、怖いわけじゃ……」

電「何言ってるのか分からないのです」

雷「怖いなら私の手を握っててもいいのよ?」

暁「よ、余裕よ!」




提督「はぁ、結構怖かったな」

電「なのです」

雷「響と暁は?」

暁「……あれ、外?」

響「て、提督、身体は無事なのかい?」

提督「どういう意味だそれ」

響「良かった……」

暁「外ってこんなに明るかったのね……」

提督「?」
電「?」
雷「?」

665: 2014/08/15(金) 00:03:53.84 ID:0C2fD+0mo
―執務室―

提督「一体、お化け屋敷の中で二人の身に何が起こったのだろうか」

提督「二人は口を閉ざし、何も言うことなく鎮守府へ戻ることになった……」

提督「遊園地自体は時間いっぱいまで遊んだけど」

下2

667: 2014/08/15(金) 00:06:16.26 ID:v8XeU6oZO
大井と一緒に手錠で繋がれ一週間生活

670: 2014/08/15(金) 00:30:15.39 ID:0C2fD+0mo
―地下―

提督「ん……? ここは……」

大井「起きましたか、提督」

提督「ええと、俺は……って、なんだこの手錠!?」ジャラ

大井「いいでしょう? 私の手とつながっているんですよ」

提督「お前の仕業か? 外せ、大井」

大井「私たちの愛の繋がりですよ? そう簡単に外すわけないじゃないですか」

提督「手錠の繋がりとか……」

大井「それだけ強固ってことですよ、ふふっ」

提督「すまないが、俺はお前とそんなに強い契りをかわした覚えはない」

大井「そうですね。それなら、今から永遠の契りを結べばいいだけです」

提督「え、永遠?」

大井「そうです。今から一週間、このまま二人でいましょう? 大丈夫です、邪魔は入りません」

提督「邪魔は入らないって……」

大井「ふふっ、ここからなら声が漏れることもありません。ですから」シュルッ

提督「おまっ……」

大井「北上さんにも見せたこともない私の全て、差し上げます。提督、貴方が私を絶対に裏切らなくなるように、ちゃんと仕込んで……」

大井「大丈夫です。一週間もあれば、確実にできますから……」

END

672: 2014/08/15(金) 00:36:31.62 ID:5+OAVBKY0
唐突な終焉(ハッピーエンド)

673: 2014/08/15(金) 00:36:44.51 ID:0C2fD+0mo
提督「よっと」パキン

大井「あれ……手錠……」

提督「夕張か妖精さん製の手錠でもなければ、楽に破壊できるさ」

大井「そ、そんな……」

提督「それと、目に見えないほど早い手刀!」シュッ

大井「うっ……」バタッ

提督「女の子がはしたないマネしちゃいかん。まったく、最近の若い子は……」

提督(仕込むって、何を仕込むつもりだったんだ?)


―球磨型の部屋―

提督「よっと、ここに寝かせておこう」

北上「あれー、提督じゃん。夜這い?」

提督「今は夜じゃないぞ。あと、大井の様子がおかしかったけど、何かあったのか?」

北上「んー? そういえば、悪戯で大井っちの今日の昼のカレー、比叡カレーと入れ替えたっけ」

提督「そ・れ・だ!」

北上「あはは、様子がおかしいのは分かってたから、解毒薬を取ってきてた」

提督「最初から用意しておいて……」

674: 2014/08/15(金) 00:37:25.35 ID:0C2fD+0mo

―執務室―

提督「比叡カレー、ダメゼッタイ」

提督「というより、いつ作ったんだろう……前に成功したからって、また挑戦したのか?」

提督「解毒薬、食堂に常備しておいた方がいいんじゃないだろうか……」

下2

675: 2014/08/15(金) 00:37:56.38 ID:ka0jM3Wmo
>>567

676: 2014/08/15(金) 00:38:10.57 ID:s+9naSL60
>>567

567: 2014/08/13(水) 22:13:35.00 ID:wTPV052C0
南方棲戦姫にこの前ぱんつ奪ったお詫びに「馬鹿には見ることが出来ないこの世でもっとも素晴らしいぱんつ」をプレゼント(もちろんそんなものは存在しない。いわゆる「裸の王様」である)

678: 2014/08/15(金) 00:43:14.40 ID:dfNCrRfN0
これで数行で軽ーく流されたら悲劇なんやなw

679: 2014/08/15(金) 00:51:08.28 ID:0C2fD+0mo
提督「執念を感じた。だが悪いが、成功できる気はしない」

提督「一応行きますけどさー」


―サブ島沖海域―

南方棲戦姫「来たか、人間」

提督「……今回は話があってきた」

南方棲戦姫「知らんわ! 今度こそ沈めてやる!」

提督「だから突然とか――」

ドーン

南方棲戦姫「今回は油断しない。さあ、どこからでも来るがいい!」

シーン

南方棲戦姫「……また潜水か? ふん、二度同じことは私には効かん!」

シーン

南方棲戦姫「……」

シーン

南方棲戦姫「……ど、どういうことだ! あれしきで沈むような人間ではないはずだ! ……ん?」

手紙『この前ぱんつ奪ったお詫びに「馬鹿には見ることが出来ないこの世でもっとも素晴らしいぱんつ」を差し上げるよ by提督 追伸:パンツは手紙の下側についてるよ。』

南方棲戦姫「ば……馬鹿にしてぇえええええええええ!! 今度会った時は覚えてろよ!!」

南方棲戦姫「ついでに、私が馬鹿なわけないんだから、見えるはずだろ! ふざけるなぁ!」ビリィッ

680: 2014/08/15(金) 00:52:30.39 ID:0C2fD+0mo
―執務室―

提督「まさか信じるわけないと思うけど、信じたらどうなるんだろう……いや、どの道恨まれるのが強くなるのに違いは無いか」

提督「どんどん海域が恐ろしいところになってる気がする……」

提督「ついでに、夕張の目もどんどん厳しくなっている気がするぅ……」

下2

682: 2014/08/15(金) 00:57:12.56 ID:dfNCrRfN0
扶桑と買い物

684: 2014/08/15(金) 01:20:50.36 ID:0C2fD+0mo
提督「扶桑……そういえば、いまだに不幸不幸いうところも見るな」

提督「出撃もさせてるし、航空戦艦としても充実していると思うのだが……」

提督「話しついでに開運のお守りを買おう」


―神社―

扶桑「ここまでつれていただいて、ありがとうございます」

提督「何、こっちも聞きたいことがあったし、ちょうどいいんだ」

扶桑「聞きたいこと、ですか?」

提督「いまだに扶桑が不幸だという姿を見てな。どこが不幸なのか、気になったんだ」

扶桑「……」

提督「言えない事なら、もちろん言わなくていい」

扶桑「少し、嫉妬をしていたんです。皆が提督と遊んでいる姿に」

提督「ああ……」

扶桑「……でも、それも晴れました。今日、こうして提督と外を一緒に歩けていますから」

提督「……なんか、これだけだと悪いな。よし、今日は一日中遊ぶぞ」

扶桑「えっ、ですが」

提督「ほれ、幸運のお守り。こういうの集めてるんだろ、縁起のよさそうなものを探しに、街へ繰り出すとしようか」

扶桑「……はいっ」


―鎮守府前―

ザアァァァ

提督「雨が降ったな」

扶桑「そうですね……」

提督「大丈夫だ、今日は運が悪かったけど、また今度行けばいい」

扶桑「ふふっ、そんなに必氏にならなくていいですよ」

提督「だが……」

扶桑「私は雨は嫌いじゃありません。雨の中、提督と歩けるんですから、それだけで十分です」

685: 2014/08/15(金) 01:21:45.38 ID:0C2fD+0mo
―執務室―

提督「ええ子やった」

提督「だけど、神社のお守りはちょっと効力無さすぎじゃありませんかね」

提督「買ったすぐなのに、運悪く雨に降られるなんて……」

下2

687: 2014/08/15(金) 01:25:02.95 ID:q9+ekvyyO
不知火を後ろから目隠し

688: 2014/08/15(金) 15:12:33.44 ID:0C2fD+0mo
―廊下―

不知火「今日のカレーは誰が作った物でしょうか……」

提督「だーれだ!」ガバッ

不知火「司令官、そういう子供っぽいマネはどうかと思います」

提督「不知火も目つきさえどうにかなれば可愛いんだけどなぁ」

不知火「どうでもいいです。それより、離してくれませんか」

提督「でも離したら。不知火の鋭い眼光で射抜いてくるんだろ?」

不知火「その、鋭い眼光とやらに射抜かれたくないのなら、そろそろ離しませんか?」ゴッ

提督「ヒッ!」バッ

不知火「司令官、戯れもほどほどにしませんと……砲撃しますよ」

提督「なんだ、その程度か」ホッ

不知火「その程度って、生身の人間にはとても耐えられるものではないと思うんですが」

提督「心配してくれるなんて、ぬいぬいは優しいなぁ」ナデナデ

不知火「納得いきません……あとぬいぬいって呼ばないでください」

提督「じゃあな! また遊んでやるよ!」ダッ

不知火「お願いですから、遊ぶのは大概にしてください」

689: 2014/08/15(金) 15:20:55.43 ID:0C2fD+0mo
―執務室―

提督「砲撃で済ましてくれるなら、十分ましだよな」

提督「……ん? 冷静に考えたら、普通に危険のような……部屋も全壊するし」

提督「砲撃は明石と夕張の負担になるからやめてもらった方がいいな。うん」

下2

691: 2014/08/15(金) 15:23:03.01 ID:QmmwdV+hO
長良型+大鳳とハーフマラソンで競走

693: 2014/08/15(金) 16:28:34.46 ID:0C2fD+0mo
―食堂―

提督「お、長良型全員そろってるな。食後にハーフマラソンに行くぞ!」

長良「私は良いですよ!」

五十鈴「……いきなり何よ」

名取「私も、ですか?」

由良「マラソンは得意じゃないんだけど……」

鬼怒「マラソン、いいですね!」

阿武隈「完走出来る自信ないですよ……」

提督「体力付けるためだ。俺も走るから、心配するな」

五十鈴「そういう事聞いてるわけじゃないんだけど」

提督「じゃあダメなのか?」

五十鈴「はぁ……私は構わないわ。提督もセクハラしようが無いでしょうし」

名取「みんながするなら……」

由良「提督さんの事だから、拒否は出来ないんでしょ」

鬼怒「断る理由は無いですね」

阿武隈「みんな走るの? うぅ、じゃあ私も走る」

提督「食後一時間後くらいに鎮守府の前に集合だこの辺りぐるっと回れば距離も足りるだろう」

長良「司令官、ハーフマラソンは約21キロです」

提督「え?」

鬼怒「しっかり計ってくださいね」

提督「は、はい……」

694: 2014/08/15(金) 16:29:20.72 ID:0C2fD+0mo
―鎮守府前―

長良「司令官、来たよー」

提督「お、そうか」

五十鈴「あら、大鳳も?」

大鳳「ハーフマラソンなら、私が走ってるコースがあるので、手伝うついでに私も走ろうかと」

鬼怒「大歓迎だよ!」

名取「完走出来るように、頑張ろう」

阿武隈「そうねっ」

由良(あっちとテンションの差が大きい……)




提督「と、なんだかんだで始まった」タッタッタ

名取「提督さん……結構余裕そうですね……」タッタッタ

提督「ん、まあ誘っておいて最後尾を置いていくのもな」

阿武隈「私たちの事なら、気にせずに行ってください」

由良「そうですね。こっちはゆっくりと走っておくので」

提督「……分かった、じゃあな」ダッ

名取「ふわぁ……一気に走って行っちゃった」

由良「だいぶ遅れたけど、追いつけるのかしら」

阿武隈「提督なら大丈夫、だと思う」



―トップ周辺―

長良「大鳳、やるね!」

大鳳「慣れ親しんだコースですから」

五十鈴(ちょっと途中からペース落とした方がいいかも……)

鬼怒(提督、追いついてくるのかな?)

長良「でも、普段から走ってるんだから負けない!」

大鳳「それはこちらのセリフです」


提督「それ、俺も混ぜてもらおうか」


長良「!?」
大鳳「!?」

提督「むしろ、先に行かせてもらう」ダッ

長良「司令官! 負けません!」ダッ

大鳳「私もです!」ダッ

鬼怒「提督! 来ると思ってた!」ダッ


五十鈴「このペースでゆっくり走りましょう……」

695: 2014/08/15(金) 16:30:49.11 ID:0C2fD+0mo
― 一時間後・ゴール付近―

提督「ははは! 俺が一位だ!」

長良(司令官……流石に早いですね)

大鳳(まだ話せる余裕があるとは……)

鬼怒(多分鬼怒が今一番疲れてる……こうなれば!)

提督「さあて、そろそろラストスパートに差し掛かるぞ! ついてこれるかな!」

長良「ついて……行きます!」

大鳳「まだ、行けますから……っ!」

鬼怒「っ、あ、あのみんな!」

提督「なんだ、鬼怒?」

鬼怒「ぱ、パナイ島、マジパナイ」コロンビアポーズ

提督「」ピタッ
長良「」ピタッ
大鳳「」ピタッ

鬼怒(動きが止まった! 今だ!)ダッ




名取「あのー?」

提督「はっ、こ、ここは」

阿武隈「提督大丈夫ですか? 固まってましたけど」

提督「なんでお前たちがここに……あっ、もう三十分以上過ぎてる!」

由良(先攻してる人、こんなふうになってる提督を放っておいたんだ……)

名取「とりあえず、残りも走りませんか?」

阿武隈「あとちょっとですよ!」

提督「ああ……」

696: 2014/08/15(金) 16:31:28.73 ID:0C2fD+0mo
―執務室―

提督「……まさか、あの寒いネタを使うとは……パナイのはそっちだ」

提督「長良と大鳳は五十鈴に起こされてたらしい。なぜ置いて行かれたんだ……」

下2

698: 2014/08/15(金) 16:34:30.15 ID:I6e62nU2o
瑞鶴にリボンをプレゼント

700: 2014/08/15(金) 17:08:40.53 ID:0C2fD+0mo
瑞鶴「提督さん、艦隊が無事に帰投したわよ」

提督「ありがとう。瑞鶴、ここ最近ずっと出撃だっただろ。少し休暇をだそうかと思うのだが」

瑞鶴「どうしたの提督さん、いつになく真面目で、変な物食べた?」

提督「真面目に仕事してるだけなのに、この言われよう……」

瑞鶴「だって、ここ最近の提督さんちょっかいばかりかけてきたから」

提督「遊びに誘ってるといえ」

瑞鶴「でも、休暇の件は了解。翔鶴姉にも出撃させてよね」

提督「偏ってるのは薄々感じてたから、そこのところも分かっている」

瑞鶴「そっか。なら言うことは無いかな。じゃあね、提督さん」

バタン

提督「真面目に? 馬鹿め。この目の前に開いてる本は……」

『この夏流行る! リボンカタログ』

提督「ブックカバーごときで騙されちゃって。ふふふ」

提督「あとはカタログ見ながら作るか……買いに言ってる時間は無いし……」

701: 2014/08/15(金) 17:09:46.50 ID:0C2fD+0mo
―翔鶴型の部屋―

瑞鶴「翔鶴姉も今回は出撃メンバーか。一人で暇だなー」

提督「俺がいるだろう」ガチャ

瑞鶴「仕事はどうしたの、提督さん」

提督「もう驚かないんだな……まあいいや、仕事は終わらせた」

瑞鶴「怪しい……けど、怒られるのは提督さんだもんね」

提督「そうそう、そして瑞鶴にはこれをプレゼントだ」

瑞鶴「話がつながってないけど……あれ、リボン?」

提督「そうだ。今月号だ」

瑞鶴「小学生の読む漫画はさすがに読まないんだけど……」

提督「まあ、遠慮するな。では、気が向いたら感想を聞かせろよ」

バタン

瑞鶴「読まないのに……あれ、何か挟まってる?」

『提督作・リボン』

瑞鶴「……提督さんたら、漫画のリボンに布のリボンを挟むなんて。提督さんらしいといえばらしいけど」

702: 2014/08/15(金) 17:10:24.16 ID:0C2fD+0mo
―執務室―

提督「今月号のリボンは、廊下を歩いてる時に会った駆逐艦の子からカタログと交換してもらったものだ」

提督「普通に渡しても良かったけど、やっぱこうでもしないと反応もつまらないしな」

提督「拙い出来だからって、目の前で嫌な顔とか絶対されたくないし!(本音)」

下2

704: 2014/08/15(金) 17:19:13.41 ID:x5EhpCwcO
5航戦とショッピング(加賀が見張ってる)

707: 2014/08/15(金) 18:29:30.44 ID:0C2fD+0mo
― 一航戦の部屋 ―

赤城「最近、出撃が無いですねぇ」

加賀「言われてみればそうね。今日の出撃もまだ召集がかかっていないわ」

赤城「今日の出撃は、空母からは瑞鶴さんと翔鶴さんが呼ばれているそうですよ」

加賀「ご、五航戦の子が……?」

赤城「先ほど会った瑞鶴さんから聞いたので、確かな情報だと思いますよ」

加賀(ま、まさか私が五航戦の子に劣っていると? そんなはずは……まさかこのまま出撃機会がなくなるなんてこと…………)

赤城「加賀さん?」

加賀「ちょっと、提督の所に行ってきます」

赤城(思いつめた表情をして……今は休暇を取っているんですから、ゆっくりすればいいのに……)

708: 2014/08/15(金) 18:31:33.92 ID:0C2fD+0mo
―デパート―

提督「ここなら、何か欲しいものあるだろ」

翔鶴「はい♪」

瑞鶴「そうね……」

提督(こうして二人とショッピングに出てきているのも、MVPをとった翔鶴がご褒美くださいと言ってきたためである)

翔鶴「瑞鶴には、私から何かプレゼントしてあげるから」

瑞鶴「もしかして、私も連れて出たのはそのため?」

翔鶴「ええ、そうよ」

瑞鶴「わ、悪いって翔鶴姉」

翔鶴「いいの、私の気持ちだから」

瑞鶴「翔鶴姉……」

提督「とりあえず好きなものがあったら言ってくれ。買ってあげるから」

翔鶴「ふふ、提督にもついてきてもらいますよ。それに、提督の選んだものじゃないと意味がありませんもの」

瑞鶴「翔鶴姉は提督さんに頼んだわけだしね」

提督「……しょうがないなぁ」


加賀(どうして私は五航戦の子と提督が買い物をしているところを覗いているのでしょう)

加賀(いえ、これは提督がなぜ五航戦の子を重用するのか見極めるため。必要なことをしているのよ、私は)

加賀「私と赤城さんと……五航戦の子の違い……」

709: 2014/08/15(金) 18:33:03.31 ID:0C2fD+0mo
翔鶴「あ、これとかどうですか?」

提督「俺はこっちの方が翔鶴に似合ってると思うけど」

翔鶴「そうですか? ちょっと当ててみますね」

瑞鶴「そういえば、提督さんにリボンのお礼も何か買っておこうかな……」

提督「ん? 呼んだか?」

瑞鶴「な、なんでもない!」


加賀(媚を売っている差かしら。いえ、人の好意に鈍い提督がそんなことで重用するとは思えないわね)

加賀(他に……)


提督「お、これも似合ってる。瑞鶴もこれとかいいんじゃないか」

瑞鶴「提督さん、翔鶴姉のご褒美を買いに来たんじゃないの」

提督「翔鶴だって、瑞鶴に楽しんでほしいに決まってる、な?」

翔鶴「そうよ瑞鶴。我慢なんてさせないから」

瑞鶴「我慢してるわけじゃないけど……分かったわよ、私も翔鶴姉に似合いそうなの捜す」

提督「その意気だ。どうせなら楽しむぞ!」

翔鶴「ふふ、二人とも……」


加賀(ビジュアル……いえ、これも鈍い提督が気にするはずがないし、私や赤城さんが劣っているとは思えない)

加賀(他に性格? これも赤城さんが劣っているとは思えないわ)

加賀「つまり……」


提督「そろそろお腹すいてきたな……何か食べるか?」

瑞鶴「クレープ!」

翔鶴「瑞鶴ったら……」

提督「それくらいなら安いもんさ。他の奴を連れると、そうはいかないくらいにもなることあるし……」


加賀「燃費ね」

710: 2014/08/15(金) 18:34:08.91 ID:0C2fD+0mo
―執務室―

提督「……なるほど。だが加賀、ひとつ大きな思い違いをしている」

加賀「思い違いですか」

提督「そうだ、それは――」
赤城「あ、やっぱりここに居ましたか、加賀さん」ガチャ

提督(言葉遮られた……)

加賀「なんですか赤城さん」

赤城「今日が休暇の最終日ですから、ゲームでもしようかと思いまして」

加賀「休暇……?」チラッ

提督「明日に備えて出撃準備は整えておくようにな」

加賀「……ぁっ」カァ

赤城「加賀さんが照れてる……珍しい」




提督「加賀があんなミスをするのも珍しいな。まあ、ああいうところもあるから愛嬌があるんだが」

提督「それに、燃費について気にするのはもっと別の奴だ。巨大戦艦の奴とかな」

下2

614: 2014/08/14(木) 16:43:33.79 ID:QCtwlIi6o
阿賀野型とバーベキュー

713: 2014/08/15(金) 19:45:31.84 ID:0C2fD+0mo
提督「夜ご飯は阿賀野型を誘ってバーベキューだ!」

提督「多分、阿賀野型なら喜んで誘いに乗ってくれるだろう。まずは準備から……」


―庭―

提督「やっぱり来てくれたか」

阿賀野「提督からのお誘いだもん。阿賀野は行くよっ」

能代「阿賀野姉ぇが行くなら、私だって行きますよ」

矢矧「たまにはみんな揃ってというのも良いわね」

酒匂「みんなと一緒なら楽しいからねっ」

提督「……ぐすっ」

阿賀野「えっ、阿賀野何か悪いこと言った?」

矢矧「さすがに突然泣かれると、私も何が何だか……」

提督「こんなに好意を示されたのは初めてで……」

能代「そんなことは無いと思うんだけど……」

酒匂「酒匂達の愛が強すぎたんだね!」

提督「よし、ちょっと悩んだけど、奮発して高い肉を出すぞ!」

阿賀野「わーい!」

能代「阿賀野姉ぇはしゃぎすぎ。火傷しないように気を付けてね」

阿賀野「分かってるって」

矢矧「提督、手伝う事はありませんか?」

提督「もう準備はしてある。お前たちが断るとは思ってなかったし」

酒匂「わー、司令から信頼されてるっ」

提督(仮に来なくても一人で食べてたしな)

714: 2014/08/15(金) 19:46:04.96 ID:0C2fD+0mo
―数十分後―

提督「玉ねぎ、しいたけ、キャベツ。はい阿賀野」

阿賀野「えーっ、阿賀野もっとお肉欲しい!」

能代「さっきから阿賀野姉ぇは肉ばかり取り過ぎ。ちゃんと野菜も食べなきゃ」

阿賀野「はぁーい……」

矢矧「提督、さっきから食べれていないようね。変わりましょうか?」

提督「いや、矢矧は気にせず食べててくれ。俺自身、バーベキューを仕切るのは嫌いじゃない」

酒匂「司令が食べれてないなら、酒匂がお手伝いするよ! はい、あーん」

提督「待て、食べさせてくれるのは嬉しいけど、そのままだと熱い」

酒匂「ぴゃっ、それもそうだったね、えへへ。じゃあ、ふーふー……あーん」

提督「あーん。モグモグ……うん、焼き加減もちょうどいい」

酒匂「きゃー、司令にあーんしちゃった!」

矢矧「……じゃあ、私からもしてもいいわね」

提督「無理しなくてもいいぞ?」

矢矧「無理じゃなくて、私も何かしたいのよ」

提督「そうなのか? じゃあ……」

阿賀野「提督、あーん」

能代「提督も食べます?」

提督「……そんなにいっぺんに出されても食べられない」

酒匂「じゃあ酒匂の係ー、えいっ」スッ

提督「むぐっ……」

矢矧「むぅ、流石に酒匂ほどの押しは無理ね……」

阿賀野「末っ子は甘えられるからいいよねー」

能代「そればかりは阿賀野姉ぇが言える言葉じゃないって」

715: 2014/08/15(金) 19:46:43.86 ID:0C2fD+0mo
―執務室―

提督「充実した、おそらくこれ以上ないほど」

提督「阿賀野型は厳しくないからいいよなぁ。みんな優しい」

提督「それに癖もないから話しやすいしな」

下2

711: 2014/08/15(金) 18:37:13.45 ID:s+9naSL60
>>705
前回物理でだめだったので今回は別の手段で

722: 2014/08/16(土) 16:13:03.11 ID:HgbGU4SHo
夕張「最近、霊が出るって噂を聞いたのでシルフスコープを作ってみました」

提督「なるほど。それで、誰がつけるんだ? そして見つけたところでどうするんだ?」

夕張「さあ?」

提督「見つけたところでどうしようもないなら、見ない方が得策だろ」

夕張「それもそうですね」

提督「後で厳重にしまっておこう。とりあえず夕張」

夕張「はい?」

提督「使った資材の詳細、見せてもらおうか」

夕張「……はい」


―数分後―

響「司令官、遠征から帰還した……おや、誰もいないね」

響(でも鍵を開けてるってことは、すぐに戻ってくるかな。ちょっと待っていよう)

響「……眼鏡? なんでこんなところに……」

響「……」スチャ

響(はっ、なんで私は眼鏡をかけているのだ)

723: 2014/08/16(土) 16:19:39.56 ID:HgbGU4SHo
提督「見たぞ響~。勝手に上司の眼鏡をかけたな」

響「し、司令官。いつの間に……でも、司令官は眼鏡をかけないじゃないか」

提督「それもそうだ。あ、眼鏡似合ってるぞ響」

響「思いついたように褒めないでも……」

提督「戻しておいてくれれば何も言わんさ。じゃあ、俺はまた出るから」

響「ああ、うん。遠征の書類はここに置いておくから」

提督「分かった」

響「……はぁ、まさかちょうどよく戻ってくるなんて。ちょっと運が悪かったかな」

響(これは元あった場所に置いておこう)

提督「あれ、響じゃないか」ガチャ

響「司令官、戻ってくるの早かったね」

提督「早い? そうか? 数分くらい離れていたが……」

響「数分? ついさっき、執務室に戻ってきたじゃないか」

提督「何言ってんだ。俺は今戻ってきたばかりだ」

響「え……?」

提督「あ、ところでその眼鏡かけたか響」

響「え、あ、いいや……」

提督「そうか。それは霊が見える眼鏡らしいから、そういうのが苦手なら絶対にかけるなよ」

響「霊、が?」

提督「ああ」

響「」バタッ

提督「響? 響ーーーーーー!!」

724: 2014/08/16(土) 16:20:25.08 ID:HgbGU4SHo
――――――――


提督「響も最近気絶することが多いなぁ」

提督「響は部屋に運んでおいた。なにか怖い夢でも見ているのだろうか、うなされていたのが心配だ」

提督「あと、シルフスコープは鍵をかけて箱に入れておいた」

提督「次にとりだすときは、何か打開策を見出してからだな」

下2

725: 2014/08/16(土) 16:22:18.79 ID:y5A6cCUbo
秋雲の下着タンスを漁る

729: 2014/08/16(土) 16:51:06.47 ID:HgbGU4SHo
提督「一瞬、誰かの箪笥を漁ることを思い浮かんだが、流石にそれはシャレにならんだろ」

秋雲「提督、ちょっといい?」ガチャ

提督「なんだ秋雲、なんだか深刻そうな顔をして」

秋雲「その……」


―陽炎型の部屋三号室―

提督「それで、薄い本にかまけて、報告書をどこにやったかわからなくなったって?」

秋雲「うん……」

提督「先に報告を済ませてから書くようにしろ。まったく……」

秋雲「いいネタを思いついたんだから、しょうがないじゃない」

提督「せめて無くさないようにしろ。で、自分のスペースからは出してないんだよな」

秋雲「どこかにしまった記憶はあるんだけど、それが思い出せなくて」

提督「俺のとこに来たってことは、普通に机は捜したんだろ。他に……」

秋雲「漫画書く用の棚が多いから、手伝ってもらおうかと」

提督「上司に対して便利屋扱いかよ……」

秋雲「遅れるって言ったのに、手伝うといったのは提督でしょ」

提督「それもそうだ。じゃあ、探すか」

730: 2014/08/16(土) 16:51:33.24 ID:HgbGU4SHo
―数十分後―

提督「ない」

秋雲「あれぇ?」

提督「本当にしまったのか?」

秋雲「それは確かなんだけど……ここまで見つけられないと、流石の秋雲さんも自分の記憶を疑わざるを得ないわね」

提督「後開けてなさそうな棚は……私用スペースのこれだ!」ガラッ

秋雲「あっ、そこはっ!」

提督「ていうか、さっきからちらちら紙の端っこが見えてたんだよ。なんか丸まった布があるな。いいや、出しちゃえ」

秋雲「て、提督!」

提督「なんだよ、うるさいなぁ……って、やっぱこれじゃないか。まったく、余計な時間を使った」

秋雲「もう! デリカシーなさすぎ! 早く出てって!」

提督「な、なんだよいきなり。せっかく見つけたのに……」

秋雲「……提督、その手に持ったもの、ちゃんとわかってる?」

提督「はぁ? ただの布……あ、ごめん」

秋雲「人の下着を漁ってごめんですむわけないじゃない!」

提督「とりあえず書類は見つけたという事で、イーブンにしよう、な?」

秋雲「ならそのままでいいから早く出てって!」

提督「失礼しました!」バタン

秋雲「まったく……忘れてて入れた秋雲が悪いんだけどさぁ……もう、提督は気にしなさすぎ!」

731: 2014/08/16(土) 16:52:05.70 ID:HgbGU4SHo
―執務室―

提督「憲兵さん呼ばれたら、捕まってしまうようなことをしてしまった……」

提督「……いや、今更か? いやいや、そんなアウトになるようなことしてないはずだ、うん」

下2

733: 2014/08/16(土) 16:55:13.81 ID:jwJmMa+kO
タ級の耳元でI love youと呟いてスライディング土下座しながら帰る

737: 2014/08/16(土) 18:05:29.48 ID:HgbGU4SHo
―ジャム島―

タ級「ああ、駄目よ、ダメなのよ、私は深海棲艦、貴方は人間。決して結ばれない運命なの……」

ル級(あの日からタ級の様子がおかしくなった。いや、なんか生き生きとしてるというか、生命力が強くなったのは良いんだが)

タ級「でも、貴方の気持ちがもし私に向いているのなら……」

ル級(しかし、この葛藤か何かわからない演技を毎日聞かせられたら、こっちも辟易としてくる)

タ級「ああ! でも、そんな!」

ル級「どうにかならんのか、これは」

ザァァ

ル級「ん、なんか海がうるさいな……」

タ級「私の心の荒波のように渦巻いているのね」

ル級「お前そんなキャラだったか? というか、一応周りは見ていたんだな」

タ級「だって、いつ私の王子様が来てくれるかわからないじゃない♪」

ル級(こいつもう深海棲艦じゃなくていいだろ……)


提督「~~~~~~!」ザァァ


ル級「な、なんか叫びながらやばい奴がボートにのって来た」

タ級「お、王子様!」

ル級(王子様呼びで定着かよ……)

提督「あ……」ピタッ

タ級「はっ、これは愛の告白……!」

ル級(ねーよ)

提督「I love you」

タ級「」
ル級「」

提督「そして猛烈な土下座!」ズザァァ

提督「では、さよなら」ザァァ

タ級「」

ル級「はっ、一体何が……た、タ級?」

タ級「」大破

ル級「何故に!?」

738: 2014/08/16(土) 18:06:48.48 ID:HgbGU4SHo
―執務室―

提督「件の大井が変になった比叡カレーを試しに食べたら、突然愛を叫びたくなって体が動いてしまった。何の成分で出来ているんだ……」

提督「解毒薬をもってしても治るのに時間がかかるとは……恐るべし」

提督「そういや途中なんか深海棲艦っぽいのいたけど、気のせいだよな、はは」

下2

740: 2014/08/16(土) 18:10:34.45 ID:ARnQGBpO0
>>711

741: 2014/08/16(土) 19:03:31.01 ID:HgbGU4SHo
―会議室―

大和「最近の提督の行動は目に余ります。そういうわけで、今から対策会議を始めます!」

金剛「よく海域に出てるネー。どうしたら辞めるですかネ」

大和「前は物理に訴えてダメでした。次は……」

『勝手に海域に出るごとに冷たくしていく作戦』

大和「で、いきたいと思います」

金剛「提督に冷たくするですカー……」

大和「心苦しいですが、情に訴えかけるんです。その理由から、この作戦は提督との態度にギャップが出る人ほど適任というわけなんです」

金剛「なるほどネー。でも、他の人は?」

大和「大丈夫です、大和に任せてください!」



提督に冷たくするキャラ 下2
(提督LOVE勢が多いため、安価に出た大和金剛除いたキャラで。複数あり)

743: 2014/08/16(土) 19:06:56.22 ID:IVkxZmMyO
榛名、大井、加賀

745: 2014/08/16(土) 19:40:47.99 ID:HgbGU4SHo
榛名「榛名、頑張ります!」

大井「冷たくするのは得意ですよ」

加賀「よく冷たいと言われてますし、このままでいいと」

金剛「……これで本当に大丈夫ネー?」

大和「すいません、多分人選ミスしました」


―一日目―

提督「すまん大和、着替え持ってきてくれないか。今日は海が多いに荒れてな」

大和「ご自分で取ったらいかがでしょう」

提督(あれー、大和ってこんなこと言うキャラだっけ)

大和「どうかしましたか。何もないようならば、私は演習に行きます」

提督「あ、ああ、頑張ってくれ」

大和(すいません提督、でも、これもひいては提督を危険な地に行かせないため……!)




提督「まだ荒れてたよ……あ、ちょうどいい金剛。悪いけど、言伝を頼んでいいか?」

金剛「ハ? 自分で言えばいいデース」

提督「」

金剛「その濡れ鼠のような恰好でうろつくの、迷惑デース」

提督「」

金剛(提督ぅー、ごめんなサーイ……でも、私も心配しているデス……)




提督「ようやくあれが収まってきた……あ、榛名、ちょうどいいところ――」
榛名「わっ、汚いです」

榛名「あ、すいません、あまりにずぶ濡れなので、ついつい言ってしまいました」

提督(は、榛名にまでこんなことを言われるなんて……もしかして、あまりに海洋に行き過ぎて、何か地雷を踏んだか!?)

提督(ま、まて、まだ確信するには早い。もっと他に情報が……)

746: 2014/08/16(土) 19:41:14.40 ID:HgbGU4SHo
―二日目―

提督「大井、すまないが傘を――」
大井「失せろ」

提督「」

大井「あ、すいません、上司になんて口を。失せてください、お願いします」

提督「……」

大井「おっと、汚物に無駄な時間を。北上さんとの時間が減ってしまったわ」

提督「ふむ……」




提督「おーい、加賀ー」

加賀「…………」

提督「加賀? 加賀ー」

加賀「…………」

提督「……まさか無視されてる?」

加賀「…………」

提督「あー、まいったな、こりゃ」

747: 2014/08/16(土) 19:42:04.97 ID:HgbGU4SHo
―執務室―

提督「すまないな、集まってもらって」

大和「いえ、別に」

金剛「……」

榛名「何かご用ですか?」

提督「すまなかったな、今まで」

大和「まさか、分かっていただけたのですか?」

金剛「提督ぅ……」

提督「ああ、まさかお前たちが――加賀と大井の毒舌のまねをしていたとは」

大和「え?」
金剛「エ?」
榛名「え?」

提督「あいつらのように、高いレベルを持つのは、お前らじゃ無理だ。な、考え直せ。俺はお前たちの心根から優しいところが好きなんだ」

大和「好きって……」

金剛「提督ー、嬉しいデース!」

榛名「うぅ、照れちゃいます」

提督「ほら、今日は鳳翔さんの店で飲もう? 嫌ならいいけどな」

大和「え……えっ……」

金剛「いきマース!」

榛名「榛名も行かせてください!」

大和「わ、私も行きます!」

提督「うむ、では飲み明かそうか」

大和(はぁ……あんなこと言われたら断れませんよ。提督も分かってるくせに、上手なんですから)

提督(なんて、こういっておけば収まるだろうと思ったら、正解だったな)

提督(日に日に態度が悪くなる遊びとか、この鎮守府では絶対にはやらしてはいかん。絶対にだ)



大井「そういえば、大和さんからは何と言われたんですか?」

加賀「外に行って濡れて帰ってきたら、冷たく接しろと」

大井「あ、同じことですね」

748: 2014/08/16(土) 19:45:26.93 ID:HgbGU4SHo
―執務室―

提督「まったく、多分あんな遊びを考えたのは大井だな。ふん、俺の苦手意識が上がったぞ」

提督「でも加賀がのるのは珍しい。もしかしたら遊びに飢えてるのかもしれない。こんど誘ってやろう」

提督「よーし、次はこっちから誰と遊んでやろうか!」



引用: 提督「安価でみんなと遊ぶ」