1: 2017/04/24(月) 19:37:49.365 ID:ze5V3u0X0.net
妄想垂れ流しSSです
オリキャラが登場します。

7: 2017/04/24(月) 19:41:05.069 ID:ze5V3u0X0.net
とある家の朝

???「たかし、ご飯よ起きなさい!」

ガヴリール(見た目たかし)「うん?ヴィーネか今日はやけに早いな」

???「アニメのキャラクターに入れ込むのもいいけどいい加減学校に行きなさい」

見た目たかし「私はアニメなんて見てないぞ。ていうかヴィーネってあんな声だったけ?
      とりあえずうるさいから起きるかって…なんだこの部屋美少女キャラのポスターが
      たくさん貼ってあるしサターニャのイタズラか?
      でも、あいつが下界のアニメになんて詳しいわけないし
      一体どうなってるんだ!?」

???「いい加減にしなさい!たかし!テストの時くらい学校行きなさい!」

見た目たかし「誰だよたかしって…ヴィーネが私をからかってるのか?
      しかも、ここ知らない家だし。おいヴィーネこれはどういうことなんだ?」

???「ヴィーネって誰なんだい、どうせゲームかアニメキャラの名前だろうけど」

見た目たかし「ていうか、あなたどちら様ですか?」

たかしの母「まったくこの子は親の顔まで忘れてしまったのかい」

見た目たかし「いや、あなたに産んでもらった覚えないんですけど」
天使と悪魔と委員長
9: 2017/04/24(月) 19:47:42.528 ID:ze5V3u0X0.net
たかしの母「いいから、顔でも洗ってきな」

見た目たかし「一体なにがどうなってるんだ?私は夢でも見てるのか?
      とりあえず顔でも洗ってくるか」

洗面台で鏡をみるガヴリール
すると鏡には見知らぬキモオタ風の男の顔が写っていた

見た目たかし「うわー誰だ!お前は!ってここには私しかいないよな…
      鏡の中の男も私と同じ動きをしてるってことはつまり
      知らない奴と入れ替わってる!?」

たかし妹「ちょっとお兄ちゃん早くどいてよ私使いたいんだけど」

見た目たかし「…」

たかし妹「ねぇー?聞いてる?」

見た目たかし「おい、これはどういうことなんだよ」

たかし妹「いや、だから洗面台使いたいから早くしてって言ってるんだけど」

見た目たかし「そういうことじゃなくてこの姿は一体なんなんだ?」

たかし妹「ごめんちょっと何言ってるかわからないんだけど」

見た目たかし「私はお前のお兄ちゃんなのか?」

たかし妹「まぁーそうだけど」

見た目たかし「なんで私がお前の兄と入れ替わってるんだよ」

たかし妹「なんか今日のお兄ちゃん変だよ珍しく学校行く用意なんてしてかと
     思えば入れ替わっただのなんだの中二病こじらせてるのか知らないけど
     それ外であまり言わないほうがいいよ」

13: 2017/04/24(月) 19:56:56.513 ID:ze5V3u0X0.net
見た目たかし「どうやら、たかしの家族は私が兄貴と入れ替わってることは気が付いてないみたいだな
      こんな姿でこれからどうすればいいんだよ」

そのころガヴリール家

ヴィーネ「ほら、起きなさい!ガヴ」

見た目ガヴリールのたかし「うるせえ!ババァ!俺のことなんて
             放っておいてくれって言ってるだろうが!」

ヴィーネ「ちょっと!誰がババァよ。そりゃちょっと保護者みたいなこともしてるけどさ」

見た目ガヴリール「はぁ?みたいじゃなくてお前は保護者だろうが!」

ヴィーネ「さっきからなんなの?この反抗的な態度は?
     ゲームの影響でも受けてるのかしら?」

見た目ガヴリール「出た出た、お前ら大人はなんでもアニメやゲームのせいにしやがって
         いいかお前がなんと言おうと俺は二次元で生きてくって決めたんだからな!」

ヴィーネ「何バカなこと言ってるの!ほら早く起きないと遅刻しちゃうわよ」

14: 2017/04/24(月) 20:05:23.847 ID:ze5V3u0X0.net
見た目ガヴ「だから学校なんて行かないって言ってるだろうが!」

ヴィーネ「また、そんなこと言って。ほら、着替えさせてあげるから」

見た目ガヴ「はぁ?何言ってるんだババァ…ってお前誰だ!?」

ヴィーネ「何寝ぼけてるのよほら支度するわよ」

見た目ガブ「うわあああ、俺に触るな!」

ヴィーネ「どうしたの?顔赤くしちゃっていつもは着替えさせてくれってうるさいのに」

見た目ガヴ「つーか、あんたは何とも思わないのか?」

ヴィーネ「だっていつものことだし」

見た目ガヴ「いつもだと!?」

ヴィーネ「変なガヴ、それじゃあ制服ここに置いておくから自分で着替えたかったら
     そうしてまぁ本来はこれが正しんだけどね」

見た目ガヴ「おいまさか俺にこれを着ろと?」

16: 2017/04/24(月) 20:15:55.026 ID:ze5V3u0X0.net
ヴィーネ「当たり前じゃないの、その格好のままで学校に行く気?」

見た目ガヴ(これって笑うところなのか?この女まじで何者なんだ
      ひょっとして俺を学校に行かすために母ちゃんが雇ったメイドとか?
      いやいやうちにそんな余裕はないだろう、そもそも見たところ女子高生だし)

ヴィーネ「どうしたの?固まちゃって」

見た目ガヴ「なぁーちょっと質問していいか?」

ヴィーネ「なによ?改まって」

見た目ガヴ「単刀直入に聞くがあんた一体何者なんだ?」

ヴィーネ「ヴィネットだけどそれがどうしたの?」

見た目ガヴ「そうか、ヴィネット…さんっていうのか
      じゃあ、ヴィネットさんあんた俺を一体どうしたいんだ?」

ヴィーネ「私はただガヴを学校に行かせたいだけだけど」

見た目ガヴ「ただ学校に行かすだけのために
      こんな部屋に連れてきた挙句今度は女装しろとか明らかにおかしいだろう」

ヴィーネ「私には、ガヴのほうがおかしく思えるんだけど」

見た目ガヴリール「とにかく俺は学校には行かないし女装もしない!
         それから早く俺を元の家に帰せ!」

17: 2017/04/24(月) 20:25:59.441 ID:ze5V3u0X0.net
ヴィーネ「どうしたの?何かあったんだったら
     相談に乗るわよ?」

見た目ガヴリール「だから!原因はあんただっつーの」

ヴィーネ「困ったわね」

その時、ゴキブリがヴィーネの前を横切った

ヴィーネ「キャーゴキブリ!!」

一目散に逃げだすヴィーネ

見た目ガヴ「おい!俺の手を離せよ!ていうかあんた何をする気だ」

ヴィーネは魔力を使い家を破壊しだす。

見た目ガヴ「おいおい何やってるんだよあんた。誰の家か知らないけど
      多分借家だろうここ?」

ヴィーネ「はっ!?私ったらなんてことを…」

見た目ガヴ「とにかく落ち着けよ。ほら、学校にも行くから」

ヴィーネ「ようやく行く気になったのね」

見た目ガヴ(言うこと聞かないと何されるかわかったもんじゃないからな)

20: 2017/04/24(月) 20:35:19.202 ID:ze5V3u0X0.net
見た目ガヴリール「とほほ、なんで俺が女装なんてしなきゃならないんだか…」

ヴィーネ「大丈夫?本当に一人で着替えられる?」

見た目ガヴ「いや、子供じゃないんだから。ていうかあっち向いててくれるかな?」

ヴィーネ「今更そこ気にする?変なガヴ」

見た目ガヴ(変なのはあんたの方だろう)脱ぎ脱ぎ
     「うわーなんだよこれ!」

ヴィーネ「どうしたの?」

見た目ガヴ「体が女の子になってるんだが」

ヴィーネ「だから?」

見た目ガヴ(おいおい、これは一体どういうことなんだ?
      まさかこの女に変な薬でも飲まされたのか?
      いや、この家に来てからは一回も飲んだり食ったりはしてないし
      気が付かないうちに注射でも打たれたとか?)

ヴィーネ「なにブツブツ言ってるのよ、早くしないと遅刻するわよ」

見た目ガヴ(一体何がどうなってるんだよ、下手にこの女を刺激すると
      何しだすかわかんないしここはしばらく様子を見とくか)

ヴィーネ「まったく着替えるのに何分掛かってるのよ
     やっぱ私が着替えさせてあげないとダメなのかしら」

見た目ガヴ(どうやら俺はこの女の言うガヴっていうの子の体になってるらしいな
      この女の仕業かどうかはわからないけど何とかして元に戻らないと
      やりづらくて仕方がない)

21: 2017/04/24(月) 20:48:32.490 ID:ze5V3u0X0.net
そのころ中身ガヴリールのたかしは

見た目たかし「なんか悪い夢でも見てるようだな
       とりあえずたかしとかいうやつの生徒手帳に書いてあった
       学校まで来てみたけど…。
       大丈夫だよな?ちゃんと制服も着てきたし」

見た目たかし「教室まで来たけど席がわからんな。そこの女子に聞いてみるか」

女子A「でさ…あいつスルーしてやってさ…」

見た目たかし「あのさぁ…」

女子A「うわ…たかしだよ」

女子B「あんたまだこの学校いたの?あんま来ないからもう辞めたのかと思ってた」

見た目たかし「わた…じゃなくて俺の席ってどこだったけ?」

女子A「はぁ?あんた自分の席もわからないの?」

女子B「マジうけるんだけどw」

見た目たかし(確かに自分の席が分からないっていうのも変といえば変か…)

女子A「ああそうか学校に来な過ぎて自分の席忘れちゃったのか」

女子B「あんたの席あそこだよ窓際の一番最後の角の席w」

見た目たかし「悪いね助かったよ」

女子A「どういたしましてw」

23: 2017/04/24(月) 21:01:14.524 ID:ze5V3u0X0.net
見た目たかし「どうやらこのたかしって奴は登校拒否のぼっちみたいだな
       とんでもない奴と入れ替わったもんだな。
       どうしたら元に戻れるんだか…」

いじめっ子A「おい!」

見た目たかし「うわー!びっくりした。あの何かご用ですか?」
      (こわそうな奴だな)

いじめっ子A「はぁ?お前何涼しい顔して俺の席に勝手に座ってるんだよ」

見た目たかし「だってここの席だって言われたから」

女子A「あいつ、マジで座ってるしw」

女子B「笑えるんだけどw」

26: 2017/04/24(月) 21:10:09.849 ID:ze5V3u0X0.net
いじめっ子A「知るかよ!お前みたいな身の程知らずには力で教えてやらないとな」

見た目たかし(まさか、あいつらに騙されたのか!?)

いじめっ子B「どうしました?Aさん」

いじめっ子A「こいついきなり来たかと思ったら俺の席に勝手に座ってやがるんだ」

いじめっ子B「おやおやそれはいけないね」

見た目たかし「ま、待ってくれ。知らなかったんだよ私はあいつらに騙されて…
       勝手に座ったことは謝るよ」

いじめっ子A「それじゃあ慰謝料払ってもらおうか」

いじめっ子B「いいねそれ」

見た目たかし「勝手に席に座ったことは悪かったけど
       慰謝料とかそれはないだろう」

いじめっこA「じゃあ体で払ってもらうしかないよな」

見た目たかし(弱ったなどうすればいいんだ…)

28: 2017/04/24(月) 21:17:02.064 ID:ze5V3u0X0.net
そのころ見た目ガヴリールの中身たかしは

サターニャ「来たわねガヴリールこの大悪魔
      胡桃沢=サタニキア=マクドウェル様が相手してやるわ」

見た目ガヴ「うわ、また変な奴か…」
     (ていうか本名ガヴリールっていうのか)

サターニャ「失礼ね変な奴とは何よ、いい?よく聞きなさい
      今日体育の授業で持久走があるわね」

見た目ガヴ「そうなのか?」

サターニャ「あんたそんなことも知らないの?時間割くらい確認しなさいよね」

見た目ガヴ「それはすまなかったな」

サターニャ「何よやけに素直じゃないの。まぁいいわ
      早い話持久走で勝負しなさいガヴリール!」

見た目ガヴ「なんで?」

サターニャ「え?なんでって言われても…とにかく私と勝負よガヴリール!」

見た目ガヴ(なんか、よくわからんがこれは受けるべきなのか?)

サターニャ「何?勝てる自信がなくて怖じ気づいてるわけ?」

見た目ガヴ(まぁ、相手は女の子だし断ったら面倒くさそうだからここは勝負を受けておくか)
      「わかったこの勝負受けるよ」

サターニャ「そうこなくっちゃね覚悟しなさい」

30: 2017/04/24(月) 21:29:20.231 ID:ze5V3u0X0.net
見た目ガヴリール「勝負受けるとか言っちゃったけど引きこもってたせいで
         かなり体力落ちてるし大丈夫かな…」

先生「では、これから持久走を開始する。走れるだけ走ってもらうが
   体調が悪くなったらすぐに申し出るように」

サターニャ「ククク、みてなさいガヴリール今日こそはギャフンと言わせてやるわ」

見た目ガヴ「やるからにはできる限りやってみるかいい運動にもなるしな」

先生「スタート!!」

サターニャ「こんなもん楽勝よ」

見た目ガヴリール「ハァハァ…もう息が切れてきた」

サターニャ「だらしないわねガヴリール。
      そもそもこの大悪魔胡桃沢=サタニキア=マクドウェル様に
      勝負を挑んだのが運の尽きね」

見た目ガヴリール「勝負を挑んだのはあんただろうに…」
        (やばい、なんか意識が遠のいて来た)

サターニャ「ちょっとガヴリール!?どうしたのよ」

ヴィーネ「先生!天真さんの様子がおかしいです」

先生「おい大丈夫か天真!」

見た目ガヴリールのたかしは意識を失いそのまま病院に運ばれた。

31: 2017/04/24(月) 21:40:41.368 ID:ze5V3u0X0.net
見た目ガヴリール「うん…俺はいったい…」

ヴィーネ「ちょっと!来て!ガヴの意識が戻ったわよ!
     もう、突然意識を失うから氏んじゃったかと思ったじゃないの」

見た目ガヴリール「そうか、俺持久走中に意識を失ったのか」

サターニャ「まったくとんだ迷惑よ」

ヴィーネ「ガヴが倒れたのは自分のせいだって責めてたのは誰だったけ?」

サターニャ「ちょっと余計なこと言うんじゃないわよ!」

ラフィエル「何はともあれガヴちゃんの意識が戻って良かったです」

33: 2017/04/24(月) 21:51:35.025 ID:ze5V3u0X0.net
見た目ガヴリール「もしかしてあんたら俺…じゃなくて
         私が意識失ってる最中ずっと看病してくれてたのか?」

ラフィエル「私たちができることなんてそれくらいしかないですから」

ヴィーネ「友達がピンチなのに放ってはおけないもんね」

サターニャ「ガヴリールの情けない様を見れて清々したわ」

ラフィエル「もう、サターニャンさんったら素直じゃないんだから」

ヴィーネ「トイレも我慢してたくせにね」

サターニャ「だから、余計なことを…」

見た目ガヴリール「友達か…このガヴリールって人はよほどみんなから
         愛されていたようだね。俺とは大違いだ」

ヴィーネ「それ自分で言うこと?」

ラフィエル「ガヴちゃんが自分でそんなこと言うなんて珍しいですね
      サターニャさんなら違和感ないんですが」

サターニャ「ちょっとどういう意味よ」

35: 2017/04/24(月) 22:03:56.262 ID:ze5V3u0X0.net
見た目ガヴリール「ちょっと君たちに話しておきたいことがあるんだけど
         いいかな?」

ヴィーネ「どうしたの?」

見た目ガヴリール「私…いや、俺実は…ガヴリールさんじゃないんだ」

一同「えっ!?」

ラフィエル「まだ意識を失った時の後遺症が残ってるんでしょうか?」

ヴィーネ「今日のガヴ朝からなんかおかしいのよね」

サターニャ「ちょっと本当におかしくなったんじゃないわよね?」

38: 2017/04/24(月) 22:14:16.082 ID:ze5V3u0X0.net
見た目ガヴ「確かに突拍子もない話で信じてもらえないのも無理もないと思う
      でも、こんなにもみんなから愛されてるガヴリールさんに成りすますなんて
      俺にはできないし、もし本物のガヴリールさんが俺と入れ替わってる
      としたらなんかやるせない気分になちゃってさ」

ラフィエル「多重人格になっちゃったんでしょうか?」

ヴィーネ「意識を失って脳にダメージ受けて記憶喪失になってるのかもしれないわ」

サータニャ「でも、もしこのガヴリールが言ってることが本当だったとしたら?」

ラフィエル「まさかそんなこと」

ヴィーネ「そうね…朝からの言動を考えてみるとあながち嘘でもないのかも」

39: 2017/04/24(月) 22:24:05.683 ID:ze5V3u0X0.net
ラフィエル「ここは、このガヴちゃんの言うことを信じてみますか」

サターニャ「そんな奇妙なことを言うからにはちゃんとした根拠はあるんでしょうね?」

見た目ガヴ「根拠になるかどうかはわからないけど恐らく本来の俺の体と
      ガヴリールさんの体が入れ替わってるんだと思う」

ラフィエル「だとしたら、本物のガヴちゃんは元のあなたとして過ごしてる
      可能性が高いっていうことですね」

見た目ガヴ「そういうことになるな」

40: 2017/04/24(月) 22:29:36.990 ID:ze5V3u0X0.net
サターニャ「その元のあんたってどんな奴なの?」

見た目ガヴ「なんか自己紹介みたいで恥ずかしいな」

サターニャ「いいじゃないの今のあんた見た目ガヴリールなんだから」

ヴィーネ「そうね情報がないことには動けないしね」

見た目ガヴリール「しょうがないな、名前は、常滑たかし17歳
         帰宅部で趣味は無し高校入学してしばらくしてイジメにあい
         現在引きこもり登校拒否中ってところかな」

サターニャ「うわぁ…さすがに引くわ…」

ヴィーネ「私がこんなことになったら自頃してるわね」

ラフィエル「ガヴちゃん不憫過ぎです」

見た目ガヴ「だから言うの嫌だったんだよ」

42: 2017/04/24(月) 22:40:30.101 ID:ze5V3u0X0.net
ヴィーネ「もし、本物のガヴがそんなことになってるとしたら
     手遅れにならないうちに早く元に戻さないとやばいわね」

サターニャ「偽物と勝負したって本人にダメージ与えられないじゃないの」

ラフィエル「とりあえずそのたかしさんのところへ行けば本物のガヴちゃんに会える
      可能性があるってことですね。そうとわかれば早速行きましょう」


そのころ見た目たかしの中身ガヴリールは

いじめっ子A「これに懲りたら二度と生意気なことするんじゃねえーぞ」

いじめっこB「わかったか!」

見た目たかし「まったくなんで私がこんな目に遭わなきゃならないんだ
       痛覚を無効にしてたから痛みは感じなかったけど
       あまり気分のいいもんじゃないな
       ケガ完治させるのも結構労力いるし…
       こんな毎日が続くかと思うとうんざりしてくるな
       早く元に戻る方法を見つけなきゃな」

たかしの高校に来た、見た目ガヴ達

見た目ガヴ「ここが俺が通ってる高校なんだけど。俺登校拒否してるから
      居るかどうかわかんないんだよな…」

サターニャ「よし、隈なく探すわよ」

43: 2017/04/24(月) 22:54:34.448 ID:ze5V3u0X0.net
見た目ガヴ「ちょっと待って!」

サターニャ「なんで止めるのよ、早くガヴリールを救わないと」

見た目ガヴ「さすがにいきなり他校の生徒が入ってくのはまずいでしょう?」

サターニャ「あんたね、友達がピンチの時にそんなこと言ってられると思ってるの?」

見た目ガヴ「それにたかしの人相も分からずにどうやって探すつもりなんだ?」

サターニャ「そこは勘でなんとか」

ヴィーネ「いや、ならないでしょう」

ラフィエル「ここはこのガヴちゃんの言うことを聞いておいたほうがいいんじゃないでしょうか?」

サターニャ「しょうがないわね。それじゃあどうするのよ」

見た目ガヴ「たかしが出てくるまで待つしかないなとりあえず」

45: 2017/04/24(月) 23:03:29.574 ID:ze5V3u0X0.net
30分後

サターニャ「で?いつになったらたかしはでてくるのよ
      あんた本当は本物のガヴリールなんじゃないの?
      騙してたら承知しないんだからね」

ラフィエル「ガヴちゃんはそんなことしませんよ。
      まぁ、本物だったらですけど」

見た目ガヴ「よし来たぞ!」

サターニャ「うわぁ…キモっ!」

ヴィーネ「ちょっとサターニャ本当のこと言ったら失礼よ」

見た目ガヴ「あんたも大概だけどな…よし、ここはまず俺が接触を図ってみよう」

ラフィエル「あのガヴちゃん一人で大丈夫でしょうか、あの殿方はかなり危険な香りがしますが」

ヴィーネ「確かにたとえ中身が偽物だったとしても体は本物なんだもんね
     ガヴの体を汚したりしたらただじゃおかないわ」

サターニャ「何よ…この殺気は!?」

ラフィエル「後をつけましょう」

47: 2017/04/24(月) 23:12:15.294 ID:ze5V3u0X0.net
ヴィーネ「それがいいわね」

サターニャ「ちょっと待ってよ」

見た目たかし「まったく今日は散々だったな」

見た目ガヴリール「よお、たかし」

見た目たかし「あー!私の体!何してくれてるんだよお前!」

見た目ガヴ「いや、それはこっちのセリフなんだが…」

見た目たかし「おい!早く戻せよ!もう嫌なんだよこんな生活!」

見た目ガヴ「そうしたいのはやまやまなんだけど方法がわからないんだ…」

48: 2017/04/24(月) 23:19:24.350 ID:ze5V3u0X0.net
見た目たかし「嘘だろう?一生このままでいろっていうのかよ」

見た目ガヴ「いや、何とか考えてみるよ」

見た目たけし「考えるってお前がやったんじゃないのかよ?」

見た目ガヴ「俺もなんでこうなったのかわからないんだ
      朝起きたら突然この姿になってて…」

ヴィーネ「どう?あの人本物のガヴだと思う?」

ラフィエル「う~ん、難しい質問ですね。そうだ!」

サターニャ「何か思いついたの?」

ラフィエル「ガヴちゃんの脳に直接話し掛ければ本物かどうか分かるかもしれません」

ヴィーネ「その手があったか」

サターニャ「だったら早くしなさいよ」

ラフィエル「まぁまぁ落ち着いてサターニャさん」

49: 2017/04/24(月) 23:26:43.596 ID:ze5V3u0X0.net
見た目たかし「原因がわからないってどういうことだ?」

見た目ガヴ「だから俺が意図的にやったわけじゃなくて知らないうちに
      この姿になってたんだよ」

ラフィエル「聞こえますか?ガヴちゃん」

見た目たかし「この声はラフィエル!?」

ラフィエル「聞こえてよかった。やっぱり入れ替わったというのは本当みたいですね」

見た目たかし「近くにいるのか?」

見た目ガヴ「誰と話してるんだ?」

見た目たかし「ちょっと黙ってろ!」

見た目ガヴ「…なんか俺悪いことしたか?」

50: 2017/04/24(月) 23:29:09.799 ID:GWz6S3Uf0.net
たけしがいるぞ

52: 2017/04/24(月) 23:33:32.874 ID:ze5V3u0X0.net
ラフィエル「いまそこの喫茶店にいるんですが」

見た目たかし「わかったすぐに行く!とりあえずお前も来い!」

見た目ガヴ「何がなんやらさっぱりだ」

喫茶店

見た目たかし「みんな!!」

ラフィエル「ガヴちゃん!」

見た目たかし「うわぁーん、会いたかったよ!」

ラフィエル「あ、あの…中身がガヴちゃんって分かってんですが
      この姿で抱きつかれるのはちょっと…」

見た目たかし「ああ、すまんつい」

ヴィーネ「まさか、本当に入れ替わってたなんてね」

サターニャ「不思議なこともあるもんね」

55: 2017/04/24(月) 23:44:12.979 ID:ze5V3u0X0.net
ヴィーネ「あとは元に戻る方法ね」

見た目たかし「そこが問題なんだよな、もうこんな姿耐えられないし」

見た目ガヴ「さっきから俺のことデスり過ぎじゃね?」

ラフィエル「入れ替わる前のお二人に接点はあったんでしょうか?」

ガヴ・たかし「「ないない」」

見た目たかし「あるわけないだろうこんなキモヲタと」

見た目ガヴ「あんた本当さっきから酷いな」

ラフィエル「どんな些細なことでも何か接点があれば
      原因がつかめると思ったんですが」

56: 2017/04/24(月) 23:53:59.827 ID:ze5V3u0X0.net
ヴィーネ「そういえばガヴゲームやってたわよね?」

見た目たかし「ああ今もやってるけどそういえば同じゲームが
       たかしのパソコンにもインストールされてたな
       あえて接点を挙げるとするならそれくらいかな?」

見た目ガヴ「確かに、ガヴリールさんのパソコンにもインストールされてたな」

ラフィエル「なるほど、つまりお二人は同じオンラインゲームを
      プレイしてたというわけですね…うーん」

サターニャ「なにかわかったの?」

ラフィエル「参考までにお二人のハンドルネームを教えていただけないでしょうか?」

見た目たかし「嫌だよ、友達とは言え私の生命線のハンドルネームを
       教えるわけにはいかないよ」

見た目ガヴ「そこは俺も同意見だな」

ヴィーネ「なに変な意地張ってるのよ。一生元に戻れなくてもいいわけ?」

見た目たかし「それは困る!」

見た目ガヴ「俺は別に構わないけど」

見た目たかし「そこは合わせろよ!」

57: 2017/04/25(火) 00:03:33.895 ID:rXdsRP6i0.net
ヴィーネ「じゃあ教えるしかないんじゃないの?」

見た目たかし「しょうがないなわかったよ、私のハンドルネームは
       ガヴガヴだよ」

サターニャ「微妙なセンスね」

見た目たかし「仕方ないだろう他の候補は全て使用中だったんだから」

見た目ガヴ「ガヴガヴってあんただったのか?」

見た目たかし「お前知ってるのか?」

見た目ガヴ「知ってるも何もガヴガヴって俺の婿じゃん」

見た目ガヴ「まさか、私の嫁のデスヨってお前だったのか?」

見た目たかし「そう俺のハンドルネームデスヨだよ」

60: 2017/04/25(火) 00:10:53.829 ID:rXdsRP6i0.net
見た目たかし「お前何ネカマ行為してるんだよ!」

見た目ガヴ「あんたこそ男に成りすましてるんじゃねーよ!」

ラフィエル「二人とも落ち着いて下さい」

ヴィーネ「今はそんなこと言ってる場合じゃないでしょう」

サターニャ「これでようやく接点が見つかったってわけね」

62: 2017/04/25(火) 00:22:48.869 ID:rXdsRP6i0.net
見た目たかし「あ、そういえばあのゲームなんか変な都市伝説があったんだよな
       ゲーム内で結婚してゲームやりながらそのカップルが同時に
       寝落ちするとその二人が入れ替わるとか」

見た目ガヴ「それ、俺も聞いたことあるな」

ラフィエル「それですよ!原因は」

見た目たかし「いや、あくまでも都市伝説だしゲームで人格が入れ替わるなんて
       そんなバカなことあるわけないだろう」

見た目ガヴ「でも、ネット上では入れ替わったって報告が何件かでてたな
      真偽はわからないけど」

ラフィエル「もう一度よく思い出してみてください。入れ替わる前日のことを」

見た目たかし「デスヨと結婚式挙げて二次会やった後寝落ちしちゃって
       朝起きたらこの姿になってたんだよな」

見た目ガヴ「俺も大体同じ状況だよ」

64: 2017/04/25(火) 00:33:08.765 ID:rXdsRP6i0.net
ヴィーネ「状況的に考えると都市伝説の条件に一致するわね」

ラフィエル「お二人の今の状況にゲームが絡んでることは間違いなさそうですね」

見た目たかし「だってゲームだよ絵だよそんなことあり得ないだろう!」

ラフィエル「信じられない気持ちは分かりますが原因はそれしかないかと」

見た目ガヴ「悔しいけど俺もそう思うよ」

ラフィエル「これで原因がそのゲームだということはほぼ特定されましたね」

ヴィーネ「都市伝説を信じるとすればいくつかの偶然が重なって
     同じゲームをプレイしていたガヴとたかしさんが入れ替わってしまったというわけね」

ラフィエル「たかしさんさっきネット上で入れ替わった報告をみたと
      言っていましたよね」

見た目ガヴ「今は削除されてるけどツィッターで報告が上がってたのは
      見たことはあるよ」

ラフィエル「その人たちがその後どうなったかの報告はなかったですか」

見た目ガヴ「うーん、たしかゲームをアンインストールしてプレイしないようにすれば
      元に戻ったって書いてあったけな」

65: 2017/04/25(火) 00:42:10.739 ID:rXdsRP6i0.net
見た目たかし「おい、まさか私にゲームを辞めろっていうのか?」

ラフィエル「元に戻れる可能性があるのなら賭けてみる価値はあるかと」

見た目たかし「ふざけんな!私があのゲームのためにどれだけの
       時間と金を掛けてきたと思ってるんだ?」

ヴィーネ「元に戻れなくてもいいの?」

見た目たかし「それは…」

ラフィエル「ガヴちゃん気を確かに」

サターニャ「もちろんたかしはOKよね?」

見た目ガヴ「ちょうど母ちゃんに辞めろって言われてたし
      ガヴリールさんが辞めるのなら俺は構わないよ」

66: 2017/04/25(火) 00:49:07.784 ID:rXdsRP6i0.net
サターニャ「どうするのよ?私は元に戻ってほしいけどさ」

ヴィーネ「ゲームと私たちとどっちが大事かよく考えて」

見た目たかし「分かったゲームをアンインストールしてプレイもしない」

ラフィエル「ガヴちゃん…」

見た目たかし「お互いのゲームをアンインストールしてプレイしなきゃいいんだな?」

見た目ガヴ「うん、ネットにはそう書いてあった」

見た目たかし「まずは、たかしのパソコンからゲームをアンインストールする」

見た目ガヴ「あーあ、俺の人生が…」

ヴィーネ「これでたかしさんのパソコンからゲームは消えたわね」

見た目たかし「いいかお前絶対に今後あのゲームを再インストールしたり
       プレイしたりするなよ」

見た目ガヴ「あんたこそ誘惑に負けるなよ」

見た目たかし「わ、私は大丈夫だよ(多分)」

67: 2017/04/25(火) 00:50:58.957 ID:rXdsRP6i0.net
ガヴリール家

ラフィエル「そして、ガヴちゃんのパソコンからゲームをアンインストールする」

見た目たかし「あーあ、私の人生が…」

サターニャ「同じこと言ってるし」

ヴィーネ「これで一件落着…なのよね?」

見た目たかし「おいふざけるな!元に戻ってないじゃん!」

ラフィエル「まぁまぁ、すぐに効果は出ないのかもしれないですし」

ヴィーネ「とりあえずしばらくは様子見ね」

サターニャ「明日どうなってるか楽しみね」

ラフィエル「本当に一人で大丈夫ですか?」

見た目たかし「ああ大丈夫だよ、中身が私とはいえ。
       こんな奴と密室にいるのも嫌だろう?」

69: 2017/04/25(火) 00:53:48.013 ID:rXdsRP6i0.net
ヴィーネ「それじゃあまた明日ね」

見た目たかし「ああ、また明日」

夜中

見た目たかし「くそ!まだ元に戻らないし!気になって眠むれりゃしない
       そうだ!昨日リリースされたばかりのゲームで
       気になってたのがあったんだ。
       タイトルが違うゲームなら大丈夫だろうし。
       インストールしてっとよし出来た!」

見た目たかし「おお、この人地元近いじゃん
       女子高校生か…年も近いし話しも合いそうだな」

70: 2017/04/25(火) 00:55:41.897 ID:rXdsRP6i0.net
見た目たかし「へぇ~この子もあのゲームやってたんだ…」

2時間後

見た目たかし「なんだか急に眠くなってきたな…」

翌朝

???「あれ?また寝落ちしちゃったか…
    あ、そうだ元に戻れてるかどうか確認しないと」

鏡を見るガヴリール

???「なんじゃこりゃ!」

見た目グラサン「今度は、グラサンと入れ替わってる!?」

おわり

71: 2017/04/25(火) 01:02:09.614 ID:XD9IW6W90.net
グラサン何やってんすか

72: 2017/04/25(火) 01:06:50.162 ID:SFtnp+m7p.net
わろた

引用: ガヴリール「知らない奴と入れ替わってる!?」