風間は誰推しなんですかね

ネネ「ねえ風間くん、そのかばんについてるストラップ、何のキャラクター？」

風間（フフフ、気づいてもらえたぞ～ウヒヒヒ）

風間「この娘は「南ことり」といって、アニメ「ラブライブ」のキャラクターさ」

マサオ「ラブライブかー、僕も名前ぐらいはしってるよー」

ボー「ぼくも・・・」

風間「そうか！有名だもんなーｗ」

しんのすけ「ふーん」

風間「な、何だよしんのすけ！？」

しんのすけ「も～トオルちゃんったら～、いい歳してマンガばっかり見ちゃって～」

風間「なっ」

しんのすけ「もっとオラのことも見て～」ﾌｯ

風間「あひぃん」

風間「な、何すんだよしんのすけ！僕のことりの前で醜態を晒しちゃったじゃないか！」

ネネ「僕のって・・・」

しんのすけ「あらら～？」

風間「いいじゃないか！僕の嫁なんだから！」

周囲の園児「えっ何あれ・・・」「きっしょ」「うわぁ・・・」ｻﾞﾜｻﾞﾜ

風間「ええい！黙れ黙れ！！！」ﾜﾅﾜﾅ

～帰りの会終了後～

しんのすけ「今日はどこで遊ぶー？」

ネネ「リアルおままごとしましょ？アンタはやるわよねオニギリ？」

マサオ「ひぃぃ」

風間「僕とボーちゃんとマサオくんは降りるよ」

ネネ「えっ」

マサオ「今日は風間くん家で、ラブライブを見せてもらうんだ」

風間「今日はママは一日仕事でいないしね」

ボー「さいきん、かざまくんのまま。しゅっちょうおおい」

風間「2人は僕がきっかけでラブライブに興味を持ってね」

マサオ「じゃ、そゆことでー」

ボー「ボー・・・」

ネネ「行っちゃったわね・・・」

しんのすけ「そうですなぁ」

ひろし「ただいまー」

みさえ「おかえりなさーい」

しんのすけ「ご飯できてるゾー」

ひろし「おっじゃあ飯にすっか」

一同は晩ご飯を食べた。しんのすけはいつものように、幼稚園であったことを話して聞かせた。

しんのすけ「風間くんがねー、萌えアニメにハマったんだー」

ひろし「そっかーどんなアニメなんだ？」

しんのすけ「何かね、ええっと・・・ラブバイブだっけ？」

みさえ「ブホッ」

みさえ「今食事の時間でしょ！」

しんのすけ「ごめんだゾｗ」

ひろし「もしかしてラブライブか？」

しんのすけ「そーともゆー」

みさえ「へー貴方詳しいのねー」

ひろし「川口の奴がドハマリしちまってよー、俺にもしつこく勧めてくんだよ」

みさえ「でもやーねー、そんないい歳してアニメにハマるような人って」

ひろし「きっと社交性の欠片もない奴なんだろーなー」

しんのすけ「何で？」

ひま「たいや～？」

ひろし「ほら、例えばアイツら言うだろ、『○○は俺の嫁～、ブヒ～』って」

ひろし「現実の好きな女性には言えないだろ、アイツら」

みさえ「そうよねーそしてキモいわねーヲタクって」

ひろしがなんかキツい

しんのすけ「それ風間くんも言ってたゾ」

ひろし「ええっマジかよ」

しんのすけ「ホントだゾ、なんとかちゃんは俺の嫁～って」

みさえ「嫌ぁねこんな子供にまで・・・」

ひろし「ま、アニメは見てもいいけど、あんな連中みたいになっちゃだめだぞ？」

しんのすけ「ほいほーい」

みさえ「ところで貴方ー？」

ひろし「ん？」

みさえ「貴方また『プレイボーイ』買ったでしょーベッドの下にあったわよー」

ひろし「ブホッ」

ひろし「今食事の時間だろ！」

一同「アハハハハハ・・・」

そのころ風間宅では・・・

風間「フヒヒヒ・・・ことりちゃん・・・ことぉりたん・・・」

マサオ「フヒヒ・・・にこにー・・・にこにぃぃぃ・・・」

ボー「ボー・・・スピリチュアルやね・・・」

翌日、幼稚園では・・・

ネネ「ねぇしんちゃん・・・」

しんのすけ「聞かなくったってわかるゾ・・・」

ネ・し「はぁ・・・」

教室の一角には、近寄りがたい雰囲気の３人が・・・

風間「皆かわいいよなー・・・うへへ・・・」

マサオ「そうだねーにっこにこにー・・・」

ボー「スピリチュアルやね・・・」

ネネ「それに３人の身体・・・」

しんのすけ「うん・・・」

３人のスモックは、ラブライブキャラの缶バッジやグッズやらで埋め尽くされていた・・・。

しんのすけ「あのぉーそこの皆さん？」

風間「おぅ、何だーしんのすけ？」

しんのすけ（良かった・・・みんなと話す時は普通の風間くんだゾ・・・）

しんのすけ「オラ達と一緒に、アクション仮面ごっこして遊ばない？」

ネネ「リアルおままごとでもいいわよ？」

風間「フッ、２人とも子供だなぁｗ」

ネネ「何よそのいい方」

風間「ラブライブについて語り合う方が、よっぽど大人だってことだよ！」

しんのすけ「うーんそうですかなぁー」

マサオ「そうだよしんちゃん！しんちゃんもにこちゃん好きでしょ？」

しんのすけ「えっ？」

ボー「のんたんでもいい・・・」

しんのすけ「ちょっと待って、オラわかんないゾ・・・」

ボー「のんたんのいういうところがかわいくてこういうとこにひかれてそれですきになったってはなししよ」

マサオ「いや！僕はにこにーが好きだね！何故ならメンバーの中で人一倍頑張り屋さんでかわいくていい子で・・・」

しんのすけ「えっ、ちょっと待ってよ皆・・・」

風間「僕はやっぱりことりだね何故かというと○○で○○で、なおかつ・・・」

しんのすけ「う、うわああああああ意味がわからないゾー！皆自分で勝手に言って満足してるだけだゾー！」

風間「悔しかったらお前も我が世界に入ってこいよ！」

しんのすけ「えっでもオラ別に悔しいわけじゃ 風間「なんだよーそんなこと言ってよー」

風間「○×⊿☆δ・・・」

マサオ「Φ＠○□☆・・・」

ボー「†∀¶♂〆・・・」

しんのすけ「うわあああああああああ！！！」

よしなが先生「どうしたのよしんちゃん大声だして・・・」

しんのすけ「マサオ君と風間君とボーちゃんが変になったんだゾ！」

よしなが「えっ風間君達が・・・まぁ！」

よしなが先生は３人の異様な姿を見て絶句した。

風間「えー僕達は変じゃないですよ別に」

よしなが「でもその見た目・・・」

マサオ「人を見かけで判断するとはそれでも保育士ですか？」

よしなが「えっ」

ボー「ひととしてどうかとおもう・・・」

風間「まぁたこれでラブライバーの偉大さがまた１つ証明されてしまったというわけだｗ」

３人「アハハハ・・・」

よしなが「ごめんねしんちゃん・・・」

しんのすけ「いいんだゾ・・・」

野原家、夕食時

しんのすけ「とうちゃん・・・」

ひろし「どうした？しんのすけ」

しんのすけ「風間君達が、変になっちゃったんだゾ・・・」

ひろし「まさかアイツらラブライブに！？」

しんのすけ「もういままでの風間君達じゃないゾ・・・」

みさえ「嘘ぉ！本格的におかしくなっちゃったのねーアンタはそうならないようにしてよねー」

しんのすけ「うう・・・」

みさえ「ほらーヲタクって犯罪者予備軍じゃない？貴方も気をつけてよねー」

ひろし「そうだな、でも俺は、俺に限っては大丈夫かもしんねぇ・・・」

しんのすけ「どういうことだゾ？」

ひろし「川口の奴、今日会社辞めちまったんだ」

みさえ「ええっ！？どうして！？」

ひろし「それがだな・・・」

川口『うひひひ～えりちかわいい・・・うひひひ～』

ひろし『オイ川口、部長来たぞ、その人形隠しとけ』

川口『に、ににに、人形じゃないフィギュアだ！それにこれはただのフィギュアじゃなくて・・・』

部長『コホン、川口君』

川口『ひゃひぃん！！！！？？？？』

部長『会社にこんなオモチャを持ってきてはいかんなぁ』

川口『オ、オモチャじゃない！！！！！賢い可愛いエリーチカだっ！！』

部長『何でもいいよ、はい没収ー』

川口『な、なな、何だとぉ！？』

川口『嫌だぁ！』ﾄﾞｽｯ

部長『痛っ！くっ～いてて・・・』

ひろし『ぶ、部長！！』

部長『川口君！！お、前はクビだぁ！！』

川口『いいですよ！こっちから願い下げだい！ねー、えりち？』ﾁｭｯ

部長『うう・・訳がわからん(気絶）』バタッ

ひろし『ちょ、部長！』


ひろし「って訳だよ・・・はぁ・・・」

みさえ「怖いわねー・・・」

しんのすけ「風間君達もそうなっちゃうの？」

ひま「たいやぁ」

ひろし「いやだいじょぶだろｗまだ子供だしｗ」

みさえ「そうであってほしいわねぇ」

翌日、幼稚園のお昼休み

チーター「お前ら何の話してんだよｗ」

風間「な、何だよ来んなよ・・・(やべぇこええ）」

マサオ「・・・」

チーターの友(色黒）「きめぇこいつらアニキャラまみれだぜｗ」

チーターの友(太め）「きっしょｗ」

ボー「やめろよ・・・」

チーター「しってっかーお前らｗアニヲタってみんな犯罪者らしいぜーｗ」

色黒「うっわ最低だなｗ」

太め「キモオタきっしょｗ」

そうして３人は皆ラブライバー３人を罵り始めた。

風間「うわぁぁぁ・・・」

マサオ「たすけてにこにー・・・」

ボー「スピリチュアルパワーでなんとか・・・」

しんのすけ「やめろおおお！！」

チーター「あ？」

しんのすけ「やめろ！風間君達をいじめるな！」

太め「何だよお前コイツら擁護すんのかよ」

しんのすけ「そうだゾ！皆オラの大切な友達だゾ！」

チーター「チッ、行こうぜ」

３人はラブライバーから離れて行った。

しんのすけ「大丈夫？みんな」

マサオ「助けてくれてありがとうしんちゃん」

ボー「どうも・・・」

風間「一応礼は言うぜ」

マサオ「ねぇ、しんちゃんもラブライブの話しようよ？」

しんのすけ「オラは・・・」

風間「？」

しんのすけ「やだゾ！」

風間「！」

>>94
サンクス　あいつら名前あったんかｗ

しんのすけ「オラにはアクション仮面とカンタムロボがあるんだゾ！」

マサオ「しんちゃん・・・」

しんのすけ「またもう一回、皆でリアルおままごととか、アクション仮面ごっこやろうよ！」

風間「いい加減にしろよ・・・」

しんのすけ「えっ・・・」

風間「いい加減にしろよお前！お前に何がわかるんだよ！！」

しんのすけ「風間くん・・・」

風間くんの目は、潤んでいた。

しんのすけ「風間くんには萌えPがいたでしょ？あれの変身ポーズやってよ！」

風間「はっｗ萌えP？そんなの捨てたよ、とっくにね！」

しんのすけ「えっ」

マサオ「あんなの餓鬼のものだよね」

ボー「そういうこと・・・」

しんのすけ「そっか・・・」

風間「もう一度聞くぞしんのすけ。お前、ラブライブ見ないか？」

しんのすけ「いやだゾ・・・！」

風間「なら致し方ない・・・」

ボー「そうだね・・・」

マサオ「分からず屋に・・・制裁を・・・！」

３人の手には、いつの間にかバットが握られていた。

しんのすけ（嘘だ・・・でもここで逃げたら・・・オラは友達を裏切ることになるゾ・・・)

風間「喰らええええ！」

ドゴッ！バキッ！ドゴッ！バゴッ！

しんのすけ「がぁっ！うわぁ！痛い！くぅ！」

３人はしんのすけの顔に痣ができるまで殴り続けた。鬼畜の所業だった。

風間「どうだ？少しは反省したか？」

しんのすけ「うう・・・」

マサオ「もし誰かにチクったら、マジで頃すからね」

ボー「ボォー」

しんのすけ「誰にも言わないゾ・・・オラ、友達を裏切らないゾ・・・」

風間「その口の硬さだけは褒めてやるよ」

野原家

しんのすけ「ただいマンボウ・・・」

みさえ「おかえりな・・・アンタどうしたのよその痣！？」

しんのすけ「こ、ころんだだけだゾ・・・」

みさえ「転んだだけってアンタ！本当なの！？」

しんのすけ「本当だゾ！！！！」

みさえ「・・・」

みさえ「ってことがあったのよ・・・」

ひろし「まさか・・・あの3人にやられたのか？」

みさえ「確証はないけど・・・多分・・・」

ひろし「それなのにアイツは・・・言わなかったんだ・・・言えなかったんだ・・・仲間を裏切りたくないから・・・」

みさえ「しんちゃん・・・」

しばしの沈黙。その沈黙を破るように、

プルルルルル・・・・

みさえ「！？」

みさえ「貴方が出て」

ひろし「ああ」

ガチャッ

ひろし「もしもし？」

風間「トオルです。お父さん」

ひろし「君まさかうちのしんのすけに・・・」

風間「明日の土曜日、しんのすけと遊ぶ約束したんで、それだけです」ｶﾞﾁｬ

ひろし「もしもし？もしもし！？」

ツー、ツー、ツー・・・

翌日

しんのすけ「じゃアクション公園に風間君たちと遊び行ってくるゾ～」

みさえ「しんちゃん・・・」

ひろし「これ持ってけ、しんのすけ」

しんのすけ「何だゾ？」

ひろし「GPS付き子供ケータイだ」

しんのすけ「ほっほほーい！ケータイ持たせてくれるのとーちゃん！」

ひろし「ああ・・・お前がどこにいてもわかるようにな・・・」

しんのすけ「じゃ行ってくるね～」

みさえ・ひろし「いってらっしゃーい」

みさえ「どうしましょう？もしものことがあったら・・・」

ひろし「俺だって想像したかねえよ・・・でも・・・もしまたしんのすけが殴られたり蹴られたりしたら・・・」

ひろし「その時は容赦しねぇ・・・！」

夕方のアクション公園

風間「よっしゃガチャでことりｷﾀ━(ﾟ∀ﾟ)━!」

マサオ「僕もにこにー当たったよー」

ボー「ぼくも、のんちゃんあたった・・・」

風間「スクフェスはお金がかかるけどさ、」

マサオ「好きなキャラが当たった時の喜びはひとしおだよねー」

ボー「おれのよめおれのよめいってかねかければ、それだけしゃちょうさんとかがよろこぶ・・・」

風間「そ、そういうこと言うなよ！」

マサオ「僕達は嫁に課金してんだからさー」

アハハハハ・・・

しんのすけ「もうずっと・・・こんなんだゾ・・・」

風間「ああーいつでもことりの生声がきけるなんて最高だ～」

マサオ「嫁との素晴らしい毎日！」

ボー「げんじつみてるとかいってるやからには、えいえんにわかりっこない・・・」

しんのすけ「・・・」

しんのすけ「ねえ風間くん！マサオくん！ボーちゃん！」

風間「何だよ急に大声出して！」

マサオ「僕達の邪魔しないでよー！」

ボー「ボー・・・」

しんのすけ「さっきからスマホばっか見て！オラとはどうして遊んでくれないの！！？」

風間「お前、馬鹿か？」

しんのすけ「えっ」

マサオ「分からず屋さんと、本当に遊ぶなんて思ったの？」

ボー「ばかはしななきゃ、なおらない・・・」

しんのすけ「ちょっと、どうしたんだゾ！？」

風間「２人とも！コイツを運ぶぞ！」

マサオ「よし！」

ボー「やるぞ・・・」

しんのすけ「嫌だ、助けて！やめて！」

風間「暴れるな！糞ッ！畜生！」

マサオ「動くな！」

ボー「ぼぉぉ！」

3人は結束バンドを使って、暴れるしんのすけを押さえつけて拘束した。

風間「はははいいきみさ！このまま近くの春日部河川敷に連れてくぞ！」

マサオ「よーし！」

しんのすけ「嫌だ・・・嘘だ・・・やめて・・・」

春日部河川敷

風間「よし下ろせ！」

しんのすけ「ごふっ！」

ボー「しんちゃん・・・しんちゃんがぜんぶわるいんだよ・・・」

そう言ってボーちゃんはしんのすけに馬乗りになり、メリケンサックで数十発殴りつけた。

しんのすけ「ぐあっ！あ゛ぁ！んぐっ！ばぁ゛！ごぉっ！や゛、や゛めて゛ぇ」

風間「よし！じゃあ次は裸になって泳げ！」

しんのすけ「えっでも寒・・・」

風間「僕らに逆らうとこうだぞ？」

その手にはナイフが握られていた。

しんのすけ「ひぃ！分かった泳ぐ・・・寒いぃ！いやぁ！」

3人はその様をスクフェスをしながら笑った。

マサオ「アハハ！」

風間「まるで糞ガエルみたいだ！」

ボー「ぼぼぼぼぼ」

風間「よし！上がれ！」

しんのすけ「分かったゾ・・・」

しんのすけはもう開放されると思い、安堵の表情を浮かべた。

このことは黙っておこう・・・そう考えながら。

風間「何もう終わったみたいな顔してんだ？」

マサオ「むしろこれからだよ」

ボー「ボー・・・おとなしくしてて・・・」

ボーちゃんは再びしんのすけを拘束した・・・

しんのすけ「嫌だ・・・オラ、氏にたくないゾ・・・」

マサオ「か、風間くん、本当に殺るの？」

風間「当然さ。ラブライブを侮辱した罰さ」

ボーちゃん「ボー・・・」

しんのすけ「う、うぁぁぁぁ」

風間「マサオくん、お前がやれ」

マサオ「ええっ！？」

風間「文句あんならまずお前から頃すぞ？」

マサオ「ひぃ分かった！僕が刺すよ！」

ボー「くび、きれ」

マサオ「ひぃぃ」

風間「やらなきゃお前の首を切るぞ？」

マサオ「うう・・・う・・・氏ねぇぇぇ！」

しんのすけ「があ゛・・・！」

マサオはしんのすけの首にナイフを突き立てた。が、力が入らずに浅い傷で終わった。

それでも、しんのすけの首からは濁流のように血が流れていた。

風間「お前さぁ、え？何？ちゃんとやれないの？それラブライブに対する冒涜だよ？え？頃すよ？え？」

マサオ「うわ゛ああああ！」

しんのすけ「ぎごぅ・・・！」

マサオ「う゛わぁぁ！う゛あああ！がぁ゛あああ！」

ザクッ！ザクッ！ズクッ！

マサオは動けないしんのすけの首を三回刺した。

しんのすけはもう二度と、笑いもしなければ、ケツだけ星人もしないし、ナンパもしなくなった。

風間「ふぅー一仕事完了！っと」

野原家

みさえ「お兄ちゃん遅いでちゅねーひまー？」

ひま「たいやいよー・・・・！」

みさえ「どうしたのひま？」

ひま「うっ、うっ、びええええええ・・・」

みさえ「ひまどうしたのよもー・・・しんのすけは帰ってこないし・・・」

ひろし「もう夜の７時だぞおい・・・」

みさえ「そんな・・・もしかして・・・」

プルルルル・・・

ひろし「！！？」

みさえ「あ、貴方・・・」

ひろし「俺が出る」

ガチャッ

ひろし「もしもし？」

警察「野原さんのお宅ですか？」

ひろし「そうですけど・・・」

警察「落ち着いて聞いてください。あなたの息子さんが・・・しんのすけ君が・・・」

電話の相手は、しんのすけが惨殺されたことと、幼稚園児３人が現行犯で補導されたことを告げた。

ひろし「嘘だろ―オイアンタ！嘘だろ！嘘って言えよ！おい！！」

警察「申し訳ございません・・・春日部交番にまで・・・いらして下さい・・・」

ツー、ツー、ツー・・・

ひろし「そんな・・・ありえねえ・・・」

みさえ「嘘よ・・・ウソヨウソヨウソヨウソヨウソヨウソヨウソヨウソヨウソヨウソヨウソヨウソヨウソヨウソヨウソヨウソヨ」

野原しんのすけ殺害事件について、司法は幼稚園児に責任能力を求めるのは酷、更生の余地ありとして、数ヶ月の保護観察

―実質の無罪放免となった。

みさえは息子を失ったことで精神を病み、精神病院に収容された。

ひろし「畜生・・・何で・・・何の罪もない人が壊されて、悪人は無罪放免なんだよ・・・」

ひろし「許さねぇ・・・！ぜってえ許さねぇ・・・！」

ひろしは拳を握り締める余り、手のひらに血が滲んだ。

ひろしはみさえのお見舞いに行く傍ら、3人を「裁く」ための準備を始めた。

武器を手に入れ、相手を欺くために心理学も学んだ。

ひろしは復讐の幽鬼となった。

ひろしはアクション幼稚園に張り込んで、明日3人の鬼畜が例によってアクション公園に集まるという情報を手に入れた。

風間「ラブライブサイコー！ｗ」

マサオ「にっこにこにーｗｗｗｗ」

ボー「スピリチュアルやね・・・」

ひろし「貴様等の命はあと1日だ・・・覚悟しておけ・・・」

アクション公園

3人「アハハハｗ」

ひろし「やぁ君達！」


マサオ「何のようですかー？ｗ」

ひろしは今にも怒りで爆発しそうだったが、そこは落ち着くためと感情を抑えるためのスキルで耐えた。

風間「え何？ラブカストーンでもくれるの？」

ひろし「ああ・・・君たちに丁度いいものをくれてやるよ・・・」

マサオ「何だよ！」

ボー「ボォオ！」ﾄﾞｻｯ

風間「ボーちゃん！？」

突然ボーちゃんの胸に針が付き立ち、静物のように倒れた。

ひろし「弾丸じゃなくて毒針を放つ特製の銃だ・・・しかもサイレンサー付きだ・・・誰にも気づかれねぇ・・・」

どこで手に入れたｗ

マサオ「ひ、ひぃぃ！」

風間「ひ、人頃しだぁ！助けてええええええええ！！」

ひろし「無駄だよ。ここら一体の連中は、皆俺の靴下で気絶させた」

風間「！？」

ひろし「しかもずっと・・・しんのすけが殺されてからずっと履き替えてねえ靴下だ・・・洗ってくれた人はいねえんだ・・・それにあとまる2日は眠ったままだ」

マサオ「く、狂ってやがる・・・！」

ひろし「狂ってんのはどっちだよ！！！！？？」

どっちもだよ

ひろし「何の罪もねえ俺の息子を・・・俺の妻を・・・」

ひろし「何でテメェら悪魔がのうのうと生きてんだよ・・・テメェら狂った悪魔が・・・」

ひろし「アニメごときで人を頃して！それで平気な奴らに！人を狂人呼ばわりする資格なんざねぇ！！！」

ひろしは言い終えると結束バンドを取り出し、2人を縛りあげた。

マサオ「うわあぁぁぁぁん！ひどいやこんなの！！！」

風間「この犯罪者！僕らは犯罪者じゃないけど、お前は殺人鬼だ！」

ドゴォ！

風間「痛い・・・！」

ひろし「大人舐めんじゃねぇよ・・・父ちゃん舐めんじゃねえよ・・・！」

ひろし「それになぁ・・・しんのすけはもっと痛かったんだよ！！！！」

ひろしは滅茶苦茶に2人を殴り、蹴り、刺し、叩き、焼き、折り、嬲り、切り・・・思いつく限りの苦しみを味あわせた。

マサオ「うえええん！！！ママ～！」

風間「ごめんなさい僕ら悪くないけどごめんなさいもうしませんからぁ！ママ助けて～！」

ひろし「なぁに言ってやがる」

ひろし「テメェら自分で自分の母親頃したくせに」

風間「え・・・」

ひろし「とぼけんじゃねぇ。気絶させて回った時気づいたんだよ」

ひろし「それによぉ、」

ひろし「お前の母ちゃんが出張してるなんてさぁ、餓鬼は騙せても俺ら大人はお見通しの嘘なんだよ」

ひろし「親の保険金や遺産で課金たぁいい度胸してんじゃねえか！」ﾄﾞｺﾞｫ

マサオ「痛いぃぃ！」

風間「ごめんなさああい！」

次にひろしは3人のスマホを取り上げた。

風間「な、何する気だ！？」

ひろし「こうすんだよ」

マサオ「お願い！それだけは止めて！」

ひろし「何度も同じこと言わせんなよ」

そう言うとひろしは3人のスクフェスをアンインストールした。

風間「ぐああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ」

マサオ「うあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ」

ひろし「もう泣喚くのは十分か？え？」

風間「ぁぁ・・・たすけて・・・ことり・・・」

マサオ「にこにー・・・ごめんね・・・」

ひろし「この期に及んでまだそれを言うか・・・この悪魔め・・・！」

ひろしは刃渡り数十センチのナイフを取り出した。

風間「ふぁぁ」

マサオ「ににににににににぃぃぃ・・・」

ひろし「まずはマサオ、テメェからだ」

マサオ「助けて・・・ごめんなさいもうしませんから・・・」

もう返事をするのもうんざりだ。ひろしは黙ってマサオ君の首を落とした。

ゴトッ

風間「わぁ！ばばばばばばばば・・・」

風間君は大便と小便を同時に漏らした。

ひろし「何だお前漏らしやがって・・・この糞餓鬼が」

ひろし「てめぇもあの世でしんのすけに侘びな。もっとも、貴様等は地獄だろうがな」

風間「僕はただその

ひろし「もう聴きたくねぇ。餓鬼の理屈はよ」

風間君は両眼を抉られ喉を裂かれ、それでも生きていたので全身に毒針を打ち込まれて氏んだ。

ひろし「フッ、終わったな・・・グッ！？」

ひろしは何者かに後ろから刺された。

ひろしが振り返ると、そこには髪も髭も伸びるままに任せ、獣のような臭いを放ち、何とかスーツ姿と分かる程汚れきった、見たこともない生き物がいた。

ひろし「お、お前・・・まさか・・・ごふっ・・・」

川口「そう・・・僕ですよ野原先輩」

ひろし「何故・・・がはっ！」

ひろしはその場に倒れ伏した。

ヤクザ映画かよ

川口「会社クビになってからずっとあなたのことが憎かったんですよ」

川口「貴方が護ってくれなかったから僕の人生は壊れたんです」

川口「でも感謝しますよ。これでスクフェスのライバルが消えましたからね」

川口「さぁてこれが退職金みんなつぎ込んで回す最後のガチャだ・・・来い、うみちゃん・・・」

真姫「はーい♪」

川口「な、何故お前なんだ・・・」ｶﾞｸｶﾞｸ

川口「終わった・・・もうつぎ込めるものは何もない・・・全て終わった・・・」

川口はそのまま持っていたナイフで首を切って果てた。首を切られた人間が首を切って氏ぬとは、何とも皮肉である。

眠りから覚めた人たちに、犠牲になった彼らの心を、理解できる日はくるのだろうか・・・


完

乙