ヴィーネ「着いたわガヴ。魔界の実家よ」ガヴ「はえ～すっごい……」 : SSまにあっくす！

ガヴ「先週はホントに疲れた……」

ヴィーネ「ね。期末試験だったもんね」

ガヴ「うん……」

ヴィーネ「まあもうすぐ進級だからね。仕方ないわね」

ガヴ「だな……」

ヴィーネ「ガヴは良い点取れそう？」

ガヴ「まあ赤点はないと思うが……」

ヴィーネ「頼むわよ。一緒に二年生になりたいんだから」

ガヴ「ああ……」

ヴィーネ「ガヴ。まず家ね、屋上増設したの。魔界の空見て行かない？」

ガヴ「ああ、それはいいな。天使が魔界なんて滅多に来られるものじゃないし」

ヴィーネ「ええ」

ギャオー　ギャオー　ギャオー　ギャオー　ギャオー（バハムート）

ガヴ「見られないかな」

ヴィーネ「大丈夫でしょ。まあ、多少は平気よ」

ガヴ「少し冷えるな……」

ヴィーネ「それじゃあ私コ↑コ↓ア持ってくるわ」

ガヴ「助かるよ」

ヴィーネ「……」

サーッ（迫真）

ヴィーネ「お待たせガヴ。冷めないうちに飲んじゃって」

ガヴ「サンキュー」

ガヴ「ごくっ……ごくっ……」

ヴィーネ「……」

ヴィーネ「見てガヴ。魔界の夜よ」

ガヴ「はえ～」

ヴィーネ「空がすっごく白くなってるわ。ハッキリわかるのね」

ガヴ「うっ……」ﾌﾗｯ

ヴィーネ「あら、大丈夫大丈夫？」

ガヴ「悪い、ちょっと足が……」

ヴィーネ「ネトゲ断ちして頑張ったからね。きっと疲れが出たのよ」

ガヴ「ごめんヴィーネ……ふぁぁ」ZZZ

ハァハァ……レロ、レロ、ピチャン！　ピチュン！

ガヴ「……ん？」

ヴィーネ「はぁっ……はぁっ……」

ガヴ「なっ！」

ガヴ「ヴィーネ、なにしてんだ！やめろよ！本当に！」

ヴィーネ「ガヴ……暴れるな、暴れるんじゃないわよ……」

ガヴ「ヴィーネ！こんなことまずいぞ！」