1: 2009/01/27(火) 13:01:48.60 ID:Crqbjz0FO
キョン「珍しいな、お前が自宅に招いてくれるとは」
ハルヒ「ま、たまにはね。いつも有希の家ばっかりじゃ悪いでしょ」
キョン「お前にそんな殊勝な考えが持てるとはな」
ハルヒ「ほらほら、くだらない事言ってないの。みくるちゃん達も早く上がりなさい」
みくる「お邪魔しまぁす」
古泉「お邪魔します」
ガチャ
ハルヒ母「あら、いらっしゃい」ニコ
キョン「!!!」
キョン(ハ、ハルヒのお母さん…)
キョン(美人すぎだろ……)
ハルヒ「ま、たまにはね。いつも有希の家ばっかりじゃ悪いでしょ」
キョン「お前にそんな殊勝な考えが持てるとはな」
ハルヒ「ほらほら、くだらない事言ってないの。みくるちゃん達も早く上がりなさい」
みくる「お邪魔しまぁす」
古泉「お邪魔します」
ガチャ
ハルヒ母「あら、いらっしゃい」ニコ
キョン「!!!」
キョン(ハ、ハルヒのお母さん…)
キョン(美人すぎだろ……)
3: 2009/01/27(火) 13:05:34.42 ID:Crqbjz0FO
ハルヒ母「?」
キョン「お、お邪魔します…」
ハルヒ「キョン、何ボサッとしてんのよ。早くあがんなさい」
キョン「ああ、すまん」
ハルヒ「お母さん、ジュースあったっけ?」
ハルヒ母「あるわよ。後で部屋まで持ってってあげる」
ハルヒ「ありがと!キョン、部屋行くわよ」タッタッタ
キョン「ああ」
ハルヒ母「うふふ、あなたがキョン君ね」
キョン「はぁ…」
ハルヒ母「ハルヒと仲良くしてくれてありがとうね」ニコ
キョン「う」ドキ
キョン「こちらこそ、お世話になってます」
ハルヒ母「くす…ゆっくりしていってね」
キョン「お、お邪魔します…」
ハルヒ「キョン、何ボサッとしてんのよ。早くあがんなさい」
キョン「ああ、すまん」
ハルヒ「お母さん、ジュースあったっけ?」
ハルヒ母「あるわよ。後で部屋まで持ってってあげる」
ハルヒ「ありがと!キョン、部屋行くわよ」タッタッタ
キョン「ああ」
ハルヒ母「うふふ、あなたがキョン君ね」
キョン「はぁ…」
ハルヒ母「ハルヒと仲良くしてくれてありがとうね」ニコ
キョン「う」ドキ
キョン「こちらこそ、お世話になってます」
ハルヒ母「くす…ゆっくりしていってね」
4: 2009/01/27(火) 13:12:35.81 ID:Crqbjz0FO
【ハルヒの部屋】
みくる「うわぁ、意外に女の子な部屋ですねー」
古泉「全くです。素敵な部屋ですね」
ハルヒ「意外ってどういう意味かしら?みくるちゃん?」パキポキ
みくる「ひぇ!?なんでもないですー!」
キョン「本当だ、綺麗なもんだな」
ハルヒ「ふん、当然よ」
キョン「もっと奇怪な部屋を想像してた」
ハルヒ「うるさいわね。文句あるなら次から来るな!」
コンコン
ハルヒ母「ハルヒ~、ジュース持って来たわよ」
ハルヒ「はいはーい」
みくる「うわぁ、意外に女の子な部屋ですねー」
古泉「全くです。素敵な部屋ですね」
ハルヒ「意外ってどういう意味かしら?みくるちゃん?」パキポキ
みくる「ひぇ!?なんでもないですー!」
キョン「本当だ、綺麗なもんだな」
ハルヒ「ふん、当然よ」
キョン「もっと奇怪な部屋を想像してた」
ハルヒ「うるさいわね。文句あるなら次から来るな!」
コンコン
ハルヒ母「ハルヒ~、ジュース持って来たわよ」
ハルヒ「はいはーい」
6: 2009/01/27(火) 13:14:44.30 ID:Crqbjz0FO
ハルヒ母「はい、どうぞ」
みくる「ありがとうございます」
長門「いただきます」
キョン(すごいな…大学生って言っても通用しそうだ)
ハルヒ母「じゃあ皆さん、ゆっくりしていってね」
バタン
古泉「いやぁ、驚きです。お若いお母様ですね」
みくる「本当、びっくりしちゃいましたぁ」
みくる「ありがとうございます」
長門「いただきます」
キョン(すごいな…大学生って言っても通用しそうだ)
ハルヒ母「じゃあ皆さん、ゆっくりしていってね」
バタン
古泉「いやぁ、驚きです。お若いお母様ですね」
みくる「本当、びっくりしちゃいましたぁ」
9: 2009/01/27(火) 13:16:17.37 ID:Crqbjz0FO
ハルヒ「そうかしら?普通よ普通」
キョン「いや、かなり美人の部類に入ると思うぞ」
ハルヒ「む…。まぁ綺麗な方だとは思うけど」
みくる「うらやましいですぅ。大人っぽいし、背も高いし」
古泉「同感ですね。失礼ですがおいくつですか?」
ハルヒ「えーっと…確か今年で38だったかしら」
キョン「ストライーーーク!!」
ハルヒ「うわ?!」ビクッ
ハルヒ「な、なによキョン!いきなり叫ぶな!」ドキドキ
キョン「すまん、ついつい」
ハルヒ「は?」
キョン「いや、かなり美人の部類に入ると思うぞ」
ハルヒ「む…。まぁ綺麗な方だとは思うけど」
みくる「うらやましいですぅ。大人っぽいし、背も高いし」
古泉「同感ですね。失礼ですがおいくつですか?」
ハルヒ「えーっと…確か今年で38だったかしら」
キョン「ストライーーーク!!」
ハルヒ「うわ?!」ビクッ
ハルヒ「な、なによキョン!いきなり叫ぶな!」ドキドキ
キョン「すまん、ついつい」
ハルヒ「は?」
10: 2009/01/27(火) 13:22:34.20 ID:Crqbjz0FO
キョン(大人で美人で気立てよし)
キョン(そして…友人の母親!)
キョン(38歳!!!)はふはふ
ハルヒ「キョン?あんたなんか今日おかしいわよ。どうかした?」
キョン「どうもしないぞ」
ハルヒ「なら良いんだけど…」
トン
トン
トン
ハルヒ母「ハルヒー、ちょっと良い?」
ハルヒ「んー、なぁに?」
キョン(そして…友人の母親!)
キョン(38歳!!!)はふはふ
ハルヒ「キョン?あんたなんか今日おかしいわよ。どうかした?」
キョン「どうもしないぞ」
ハルヒ「なら良いんだけど…」
トン
トン
トン
ハルヒ母「ハルヒー、ちょっと良い?」
ハルヒ「んー、なぁに?」
12: 2009/01/27(火) 13:32:45.63 ID:Crqbjz0FO
ハルヒ母「よかったら今日皆さんにご飯食べてってもらったら?」
ハルヒ「良いの!?」
ハルヒ母「もちろんよ。気合い入れて作るわよ!」
ハルヒ「なによ、いつも気合い入れてないの?」
ハルヒ母「ふふ。そういう事だから皆さん、どうぞ食べて行ってね」
古泉「すみません、痛み入ります」
キョン「いきなり手料理…!!」
みくる「わぁい、楽しみだなぁ」
長門「…楽しみ」
ハルヒ「あ、お母さん!有希が居るからいっぱいね!」
ハルヒ母「はいはい」ニコ
ハルヒ「良いの!?」
ハルヒ母「もちろんよ。気合い入れて作るわよ!」
ハルヒ「なによ、いつも気合い入れてないの?」
ハルヒ母「ふふ。そういう事だから皆さん、どうぞ食べて行ってね」
古泉「すみません、痛み入ります」
キョン「いきなり手料理…!!」
みくる「わぁい、楽しみだなぁ」
長門「…楽しみ」
ハルヒ「あ、お母さん!有希が居るからいっぱいね!」
ハルヒ母「はいはい」ニコ
15: 2009/01/27(火) 13:40:27.73 ID:Crqbjz0FO
ハルヒ母「なにかリクエストは?」
ハルヒ「あ、アレ作ってあげてよ!肉じゃが!」
キョン(肉じゃが!!)
ハルヒ「ふふん、ウチのお母さんの肉じゃがは天下一よ。期待してて」
みくる「料理も上手なんですかぁ」
古泉「言うことなしですね」
ハルヒ母「こらハルヒ、ハードル上げないの!」
ハルヒ「あ、アレ作ってあげてよ!肉じゃが!」
キョン(肉じゃが!!)
ハルヒ「ふふん、ウチのお母さんの肉じゃがは天下一よ。期待してて」
みくる「料理も上手なんですかぁ」
古泉「言うことなしですね」
ハルヒ母「こらハルヒ、ハードル上げないの!」
19: 2009/01/27(火) 13:50:34.93 ID:Crqbjz0FO
【2時間後】
ハルヒ母「みんなー、ご飯できたわよー」
キョン「きゃっほう!!」
ハルヒ「はいはーい。今降りるわ!古泉君、みくるちゃん、もうゲームやめなさい」
みくる「はぁ~い」
古泉「結局1勝もできませんでしたね」
ハルヒ母「みんなー、ご飯できたわよー」
キョン「きゃっほう!!」
ハルヒ「はいはーい。今降りるわ!古泉君、みくるちゃん、もうゲームやめなさい」
みくる「はぁ~い」
古泉「結局1勝もできませんでしたね」
23: 2009/01/27(火) 13:56:29.71 ID:Crqbjz0FO
ハルヒ母「どうぞ召し上がれ」
キョン「すごい…見栄えも最高だ」
みくる「良い匂い…」
古泉「素晴らしいですね。うちの母親にも見習ってほしいです」
ハルヒ母「ふふ、お上手ね。さぁヨイショは食べてからにしてちょうだい」
ハルヒ「いただきます!」
他「いただきまーす」
キョン「…」ぱく
キョン「…」
キョン「俺、今氏んでも悔いはないよ…」ぽろぽろ
キョン「すごい…見栄えも最高だ」
みくる「良い匂い…」
古泉「素晴らしいですね。うちの母親にも見習ってほしいです」
ハルヒ母「ふふ、お上手ね。さぁヨイショは食べてからにしてちょうだい」
ハルヒ「いただきます!」
他「いただきまーす」
キョン「…」ぱく
キョン「…」
キョン「俺、今氏んでも悔いはないよ…」ぽろぽろ
30: 2009/01/27(火) 14:51:38.08 ID:Crqbjz0FO
ごめん、お昼ご飯食べてた。遅筆ながら再開
31: 2009/01/27(火) 14:56:30.79 ID:Crqbjz0FO
みくる「美味しい!」
長門「…美味しい」
キョン(肉じゃがはその人の人柄を表すと言われるよな)
キョン(この味…)
キョン(濃厚な味付け、芋も人参も形崩れせず味がしっかり染み込んでる)
キョン(糸こんにゃくの弾力、肉の柔らかさ)
キョン(…30代の味だ…)
ハルヒ「ね?ね?お母さんの肉じゃが美味しいでしょ!」
ハルヒ母「もう、照れるじゃない」
長門「…美味しい」
キョン(肉じゃがはその人の人柄を表すと言われるよな)
キョン(この味…)
キョン(濃厚な味付け、芋も人参も形崩れせず味がしっかり染み込んでる)
キョン(糸こんにゃくの弾力、肉の柔らかさ)
キョン(…30代の味だ…)
ハルヒ「ね?ね?お母さんの肉じゃが美味しいでしょ!」
ハルヒ母「もう、照れるじゃない」
33: 2009/01/27(火) 15:03:21.67 ID:Crqbjz0FO
キョン「…美味かった…」
ハルヒ「あんたよく食べたわね。そんな大食いだったっけ?」
キョン「これだけ美味い料理出されたらご飯も進むさ」
ハルヒ母「もう、誉めすぎよ」
ハルヒ「有希と同じくらい食べたんじゃない?」
長門「私は7杯。彼は8杯」
ハルヒ母「くす…男の子だもんねぇ」ニコ
キョン「!」きゅん
ハルヒ「あんたよく食べたわね。そんな大食いだったっけ?」
キョン「これだけ美味い料理出されたらご飯も進むさ」
ハルヒ母「もう、誉めすぎよ」
ハルヒ「有希と同じくらい食べたんじゃない?」
長門「私は7杯。彼は8杯」
ハルヒ母「くす…男の子だもんねぇ」ニコ
キョン「!」きゅん
34: 2009/01/27(火) 15:07:11.92 ID:Crqbjz0FO
みくる「ごちそうさまでしたぁ」
古泉「ごちそうさまでした」
ハルヒ母「はい、お粗末さまでした」
キョン「すごく美味しかったですよ。毎日食べたいくらい」
ハルヒ「!」
ハルヒ母「キョン君にそう言ってもらえると嬉しいわ」
ハルヒ(ふぅん…キョンはこういう家庭的な女が良いのかしら)
ハルヒ母「さて…ご飯も済んだし、いろいろ話を聞かせてくれる?」ニコ
古泉「ごちそうさまでした」
ハルヒ母「はい、お粗末さまでした」
キョン「すごく美味しかったですよ。毎日食べたいくらい」
ハルヒ「!」
ハルヒ母「キョン君にそう言ってもらえると嬉しいわ」
ハルヒ(ふぅん…キョンはこういう家庭的な女が良いのかしら)
ハルヒ母「さて…ご飯も済んだし、いろいろ話を聞かせてくれる?」ニコ
36: 2009/01/27(火) 15:18:00.25 ID:Crqbjz0FO
ハルヒ母「高校に入ってからはハルヒが明るくなったからね」
ハルヒ「ちょ、お母さん!へんな事言わないでよ」
ハルヒ母「あら、良いじゃない。こんな素敵なお友達に恵まれて」チラ
キョン「!」
ハルヒ「ま、まぁね。みんな良い友達よ」
ハルヒ母「SOS団?だったかしら。その話を聞かせて欲しいな」
古泉「ええ、涼宮さんは僕達をまとめていただいているすばらしい団長ですよ」ニコニコ
ハルヒ母「ふふ。ワガママな子だから迷惑かけてるでしょう?」
古泉「とんでもありません。ねぇ?」
キョン「お、おう。しっかりしてるよな」
37: 2009/01/27(火) 15:23:06.19 ID:Crqbjz0FO
ハルヒ「な…適当なこと言わないのキョン!」かぁぁ
ハルヒ母「ふふ。みんな若いわね」すっ
カチ カチ
シュボッ
チリチリ…
ハルヒ母「…」ニコニコ
キョン「あ…」
ハルヒ母「ん?あ、ごめんね?タバコ駄目だったかしら」
キョン「いえ、そんな事ないです」
ハルヒ母「ごめんごめん。吸う前に聞くべきだったね。消しましょうか?」
キョン「いや、ただ…タバコ吸うんだ、って思って」
ハルヒ「もうお母さん。早くタバコやめなさいよ」
ハルヒ母「うふふ、そのうちね」ニコ
キョン(タバコ似合うな…綺麗だ…)
ハルヒ母「ふふ。みんな若いわね」すっ
カチ カチ
シュボッ
チリチリ…
ハルヒ母「…」ニコニコ
キョン「あ…」
ハルヒ母「ん?あ、ごめんね?タバコ駄目だったかしら」
キョン「いえ、そんな事ないです」
ハルヒ母「ごめんごめん。吸う前に聞くべきだったね。消しましょうか?」
キョン「いや、ただ…タバコ吸うんだ、って思って」
ハルヒ「もうお母さん。早くタバコやめなさいよ」
ハルヒ母「うふふ、そのうちね」ニコ
キョン(タバコ似合うな…綺麗だ…)
38: 2009/01/27(火) 15:29:02.34 ID:Crqbjz0FO
【1時間後】
古泉「では遅くなりましたし、そろそろお暇しましょうか」
ハルヒ母「あら、そう?もっとゆっくりしていってもいいのに」
みくる「いえいえ、そろそろお父様も帰られるでしょうし…」
ハルヒ「あ、そのことなら心配ないわよ。お父さん今外国だから」
キョン「!!」
ハルヒ「次帰ってくるのいつだっけ」
ハルヒ母「えっとねぇ…1ヶ月後に帰ってくるわ」
ハルヒ「そうかぁ…」
キョン「なんてこった…!」
古泉「では遅くなりましたし、そろそろお暇しましょうか」
ハルヒ母「あら、そう?もっとゆっくりしていってもいいのに」
みくる「いえいえ、そろそろお父様も帰られるでしょうし…」
ハルヒ「あ、そのことなら心配ないわよ。お父さん今外国だから」
キョン「!!」
ハルヒ「次帰ってくるのいつだっけ」
ハルヒ母「えっとねぇ…1ヶ月後に帰ってくるわ」
ハルヒ「そうかぁ…」
キョン「なんてこった…!」
40: 2009/01/27(火) 15:34:52.42 ID:Crqbjz0FO
古泉「それでは、遅くまで失礼しました」
みくる「ごちそうさまでしたぁ」
長門「…ご馳走様」
ハルヒ母「またいつでも遊びにいらっしゃいね」
キョン「はい。またお邪魔します」きりっ
ハルヒ「んじゃ、お母さん。そこまで見送りにいってくるわ」
ハルヒ母「はいはい。皆さんも、気をつけて帰ってね」
みくる「はぁい。さようならぁ」
トテトテ
トテトテ
キョン「なぁハルヒ」ぼそっ
ハルヒ「なに?」
キョン「…明日も家行っていいか」
ハルヒ「な…」かぁぁ
みくる「ごちそうさまでしたぁ」
長門「…ご馳走様」
ハルヒ母「またいつでも遊びにいらっしゃいね」
キョン「はい。またお邪魔します」きりっ
ハルヒ「んじゃ、お母さん。そこまで見送りにいってくるわ」
ハルヒ母「はいはい。皆さんも、気をつけて帰ってね」
みくる「はぁい。さようならぁ」
トテトテ
トテトテ
キョン「なぁハルヒ」ぼそっ
ハルヒ「なに?」
キョン「…明日も家行っていいか」
ハルヒ「な…」かぁぁ
41: 2009/01/27(火) 15:39:01.14 ID:Crqbjz0FO
ハルヒ「な、なにキモイ事言ってんのよ」かぁ
キョン「迷惑か?」
ハルヒ「別に迷惑じゃないけど…。で?一人?」
キョン「は?」
ハルヒ「だから一人で来るのかって聞いてんのよ!明日は日曜だし探索ないじゃない!」
キョン「ああ…お前さえ良ければ一人で行かせて欲しいな」
ハルヒ「……ッ」
ハルヒ「しょ~~がないわねぇ。良いわよ。何時?」
キョン「ん、昼過ぎくらいかな」
ハルヒ「わかったわ。じゃあ待ってる」
キョン「ああ。じゃあまた明日な」
みくる「ここで解散ですね。涼宮さん、見送りありがとうございます」
古泉「涼宮さん、今日はありがとうございます。それでは皆さん、お気をつけて」
みくる「ばいばーい」フリフリ
ハルヒ「じゃあね。バイバイ!」フリフリ
キョン「迷惑か?」
ハルヒ「別に迷惑じゃないけど…。で?一人?」
キョン「は?」
ハルヒ「だから一人で来るのかって聞いてんのよ!明日は日曜だし探索ないじゃない!」
キョン「ああ…お前さえ良ければ一人で行かせて欲しいな」
ハルヒ「……ッ」
ハルヒ「しょ~~がないわねぇ。良いわよ。何時?」
キョン「ん、昼過ぎくらいかな」
ハルヒ「わかったわ。じゃあ待ってる」
キョン「ああ。じゃあまた明日な」
みくる「ここで解散ですね。涼宮さん、見送りありがとうございます」
古泉「涼宮さん、今日はありがとうございます。それでは皆さん、お気をつけて」
みくる「ばいばーい」フリフリ
ハルヒ「じゃあね。バイバイ!」フリフリ
44: 2009/01/27(火) 15:42:09.84 ID:Crqbjz0FO
ガチャ
ハルヒ「ただいまぁ」
ハルヒ母「お帰りなさい。今日は楽しそうだったわね」ニコ
ハルヒ「…まぁね。キョン、明日も来るって」
ハルヒ母「まぁ!本当?」
ハルヒ「ん。良いよね別に?」
ハルヒ母「ええ、構わないわよ」ニコ
ハルヒ「…ねぇお母さん」
ハルヒ母「ん?」
ハルヒ「……肉じゃがの作り方教えて」
ハルヒ「ただいまぁ」
ハルヒ母「お帰りなさい。今日は楽しそうだったわね」ニコ
ハルヒ「…まぁね。キョン、明日も来るって」
ハルヒ母「まぁ!本当?」
ハルヒ「ん。良いよね別に?」
ハルヒ母「ええ、構わないわよ」ニコ
ハルヒ「…ねぇお母さん」
ハルヒ母「ん?」
ハルヒ「……肉じゃがの作り方教えて」
53: 2009/01/27(火) 16:10:45.23 ID:Crqbjz0FO
ハルヒ母「あらあら。料理は最低限できればいいんじゃなかったの?」クス
ハルヒ「…もう、意地悪いわないでよね」
ハルヒ母「ふふ、ごめんなさい。じゃ、明日一緒に作りましょうか」
ハルヒ「そうね。あいつも毎日食べたいって言ってたし」
ハルヒ母「あれはお世辞だと思うけど…」
ハルヒ「タダ飯食べれるんだから文句言わせないわよ!」
ハルヒ母「ふふ、キョン君が肉じゃが好きなのもわかったしね」
ハルヒ「…うん」かぁ
ハルヒ母「あーあ。若いっていいわね」ニコ
ハルヒ「…もう、意地悪いわないでよね」
ハルヒ母「ふふ、ごめんなさい。じゃ、明日一緒に作りましょうか」
ハルヒ「そうね。あいつも毎日食べたいって言ってたし」
ハルヒ母「あれはお世辞だと思うけど…」
ハルヒ「タダ飯食べれるんだから文句言わせないわよ!」
ハルヒ母「ふふ、キョン君が肉じゃが好きなのもわかったしね」
ハルヒ「…うん」かぁ
ハルヒ母「あーあ。若いっていいわね」ニコ
55: 2009/01/27(火) 16:21:28.55 ID:Crqbjz0FO
ザァー…
キュッ
キュッ
ハルヒ「…ふぅ。そろそろね」
ハルヒ母「あ、出たの?あたしの香水使う?」
ハルヒ「ありがと。…別に、お母さんの期待するようなことは起きないわよ?」
ハルヒ母「まぁそう言わないで。ほら」
ハルヒ「…ん」しゅっ しゅっ
ハルヒ「…くんくん。ちょっとつけ過ぎかしたかな」
キュッ
キュッ
ハルヒ「…ふぅ。そろそろね」
ハルヒ母「あ、出たの?あたしの香水使う?」
ハルヒ「ありがと。…別に、お母さんの期待するようなことは起きないわよ?」
ハルヒ母「まぁそう言わないで。ほら」
ハルヒ「…ん」しゅっ しゅっ
ハルヒ「…くんくん。ちょっとつけ過ぎかしたかな」
57: 2009/01/27(火) 16:30:32.28 ID:Crqbjz0FO
ピンポーン
ハルヒ「あ、来た!」
ハルヒ母「ふふ、出迎えていらっしゃい」
ハルヒ「うん!」
タッタッタ
ガチャ
キョン「よう」
ハルヒ「なんだアンタか…早かったわね」
キョン「今日まで罰金払うのはごめんだからな」
ハルヒ「…今日は勘弁してあげる。あがんなさい」
キョン「ん。おじゃまします」
ハルヒ「あ、来た!」
ハルヒ母「ふふ、出迎えていらっしゃい」
ハルヒ「うん!」
タッタッタ
ガチャ
キョン「よう」
ハルヒ「なんだアンタか…早かったわね」
キョン「今日まで罰金払うのはごめんだからな」
ハルヒ「…今日は勘弁してあげる。あがんなさい」
キョン「ん。おじゃまします」
59: 2009/01/27(火) 16:43:25.21 ID:Crqbjz0FO
ハルヒ母「キョン君、いらっしゃい」ニコ
キョン「すみません。二日も続けてお邪魔して」ペコ
ハルヒ母「そんな、私も家に二人だと寂しいから嬉しいわよ。それに」
キョン「?」
ハルヒ母「この子も喜んでるし」
ハルヒ「!」
ハルヒ「……なによ。…お菓子食べるでしょ?」
キョン「ああ、いただくよ」
ハルヒ「…っ」かぁぁ
キョン「すみません。二日も続けてお邪魔して」ペコ
ハルヒ母「そんな、私も家に二人だと寂しいから嬉しいわよ。それに」
キョン「?」
ハルヒ母「この子も喜んでるし」
ハルヒ「!」
ハルヒ「……なによ。…お菓子食べるでしょ?」
キョン「ああ、いただくよ」
ハルヒ「…っ」かぁぁ
64: 2009/01/27(火) 16:52:01.21 ID:Crqbjz0FO
ハルヒ「じゃああたしの部屋に上がってるわね」
ハルヒ母「はい。キョン君、ごゆっくり」ニコ
キョン「…う…」ドキドキ
キョン「はい。お邪魔します」
ハルヒ「ほらキョン!さっさとあがる!」
キョン「わかったから押すな」
ハルヒ「ほらほら、急げ!」トテトテ
トテトテ
ハルヒ母「ふふ…若い頃を思い出すわね」
ハルヒ母「はい。キョン君、ごゆっくり」ニコ
キョン「…う…」ドキドキ
キョン「はい。お邪魔します」
ハルヒ「ほらキョン!さっさとあがる!」
キョン「わかったから押すな」
ハルヒ「ほらほら、急げ!」トテトテ
トテトテ
ハルヒ母「ふふ…若い頃を思い出すわね」
72: 2009/01/27(火) 17:07:48.26 ID:Crqbjz0FO
ハルヒ「ほら、これがあたしの小さい頃。七五三のときかな」
キョン「へぇ。かわいいじゃないか」
ハルヒ「…!当然じゃない」
キョン「どこをどう間違ったのやら…」
ハルヒ「なんですってぇ?」
キョン「お、これなんて可愛いじゃないか。小学生くらいか」
ハルヒ「…ごまかした。うん、それくらいね」
キョン「…へぇ、これがその時のおばさんか。若いな」
ハルヒ「ね。お父さんのが年下なのに老けて見えるでしょ」
キョン「……そうだな」
キョン(これがオヤジさんか……なんか普通だな)
キョン(この人とおばさんが結婚したのかぁ…)
キョン「へぇ。かわいいじゃないか」
ハルヒ「…!当然じゃない」
キョン「どこをどう間違ったのやら…」
ハルヒ「なんですってぇ?」
キョン「お、これなんて可愛いじゃないか。小学生くらいか」
ハルヒ「…ごまかした。うん、それくらいね」
キョン「…へぇ、これがその時のおばさんか。若いな」
ハルヒ「ね。お父さんのが年下なのに老けて見えるでしょ」
キョン「……そうだな」
キョン(これがオヤジさんか……なんか普通だな)
キョン(この人とおばさんが結婚したのかぁ…)
76: 2009/01/27(火) 17:23:08.05 ID:Crqbjz0FO
キョン(…なんてな、ハハ)
キョン(ハルヒのオヤジさんに嫉妬してどうするんだ)
ハルヒ「ん?どうかした?」
キョン「…いや、可愛いなと思ってな」
ハルヒ「バ…!バカキョン、なに恥ずかしいこと言ってんの」
キョン「あ?」
ハルヒ「もう、バカ…」
トン トン トン
ハルヒ母「ハルヒー、ちょっと」
ハルヒ「んぁ?なにー?」
キョン(ハルヒのオヤジさんに嫉妬してどうするんだ)
ハルヒ「ん?どうかした?」
キョン「…いや、可愛いなと思ってな」
ハルヒ「バ…!バカキョン、なに恥ずかしいこと言ってんの」
キョン「あ?」
ハルヒ「もう、バカ…」
トン トン トン
ハルヒ母「ハルヒー、ちょっと」
ハルヒ「んぁ?なにー?」
78: 2009/01/27(火) 17:27:38.52 ID:Crqbjz0FO
ハルヒ母「晩御飯の材料切れちゃって…ちょっと買い物いってくるわね」
ハルヒ「!」
ハルヒ(…キョンは家庭的な女が好きなのよね…)
ハルヒ(…ちょっとアピールしとこうかな)
ハルヒ「あたしが行こうか?」
ハルヒ母「あらそう?じゃあお願いしようかしら」
ハルヒ「!」
ハルヒ(…キョンは家庭的な女が好きなのよね…)
ハルヒ(…ちょっとアピールしとこうかな)
ハルヒ「あたしが行こうか?」
ハルヒ母「あらそう?じゃあお願いしようかしら」
87: 2009/01/27(火) 17:39:31.33 ID:Crqbjz0FO
ハルヒ「ジャガイモと糸こんにゃくで良いのよね?」
ハルヒ母「うん、あとビールもお願い」
ハルヒ「はいはい。じゃあ行って来るわ」
ハルヒ母「うん、気をつけて」
キョン「俺も行こうか?」
ハルヒ「んー、近くだからすぐ帰るしいいわ」
ハルヒ母「じゃあキョン君、下でコーヒーでも飲んでる?」
キョン「良いんですか?いただきます」
ハルヒ「キョン、お母さんに変な気起こすんじゃないわよ」
キョン「アホか」
ハルヒ母「ふふ、こらハルヒ。お母さんは取らないから安心して行って来なさい」
ハルヒ「あはは。行ってきまぁす」
ハルヒ母「うん、あとビールもお願い」
ハルヒ「はいはい。じゃあ行って来るわ」
ハルヒ母「うん、気をつけて」
キョン「俺も行こうか?」
ハルヒ「んー、近くだからすぐ帰るしいいわ」
ハルヒ母「じゃあキョン君、下でコーヒーでも飲んでる?」
キョン「良いんですか?いただきます」
ハルヒ「キョン、お母さんに変な気起こすんじゃないわよ」
キョン「アホか」
ハルヒ母「ふふ、こらハルヒ。お母さんは取らないから安心して行って来なさい」
ハルヒ「あはは。行ってきまぁす」
91: 2009/01/27(火) 17:46:54.15 ID:Crqbjz0FO
コポポポ…
カチャ
ハルヒ母「はいどうぞ。お砂糖は一つでよかったかしら」
キョン「あ、はい。どうも。いただきます」
ハルヒ母「…やれやれ、あの子はホント素直じゃないわね」
キョン「そうですか?わかりやすいですけどね」
ハルヒ母「うふふ、キョン君は大人だもんねぇ。ハルヒはあたしの若い頃に似てるわ」
キョン「へぇ…おばさんも素直じゃなかったんですか」
ハルヒ母「ちょっと。おばさんはやめてよ」
キョン「…お母さん、ですか?」
ハルヒ母「あはは!名前でいいわよ」
キョン「そういえばお名前聞いてなかったですね」
ハルヒ母「ハルカよ。涼宮ハルカ」
キョン「…ハルカさん。なんか照れますね」
カチャ
ハルヒ母「はいどうぞ。お砂糖は一つでよかったかしら」
キョン「あ、はい。どうも。いただきます」
ハルヒ母「…やれやれ、あの子はホント素直じゃないわね」
キョン「そうですか?わかりやすいですけどね」
ハルヒ母「うふふ、キョン君は大人だもんねぇ。ハルヒはあたしの若い頃に似てるわ」
キョン「へぇ…おばさんも素直じゃなかったんですか」
ハルヒ母「ちょっと。おばさんはやめてよ」
キョン「…お母さん、ですか?」
ハルヒ母「あはは!名前でいいわよ」
キョン「そういえばお名前聞いてなかったですね」
ハルヒ母「ハルカよ。涼宮ハルカ」
キョン「…ハルカさん。なんか照れますね」
96: 2009/01/27(火) 17:58:39.95 ID:Crqbjz0FO
キョン「ハルカさんがハルヒみたいだったなんて、なんだか信じられないですね」
ハルカ「…昔はね。苦労したわ。あ、タバコ良い?」
キョン「どうぞ」すっ
ハルカ「あら、灰皿出してくれるなんて気が利くのね」
キョン「ハルヒに毎日気を使う訓練を強制されてますからね」
ハルカ「もう、そんな事してるだろうと思った」
カチ
シュボッ
ハルカ「…」すぅーっ ふぅ…
ハルカ「…ハルヒを見捨てないであげてね。ああ見えて寂しがりな子だから」
キョン「…ええ。もちろんですよ」
ハルカ「…昔はね。苦労したわ。あ、タバコ良い?」
キョン「どうぞ」すっ
ハルカ「あら、灰皿出してくれるなんて気が利くのね」
キョン「ハルヒに毎日気を使う訓練を強制されてますからね」
ハルカ「もう、そんな事してるだろうと思った」
カチ
シュボッ
ハルカ「…」すぅーっ ふぅ…
ハルカ「…ハルヒを見捨てないであげてね。ああ見えて寂しがりな子だから」
キョン「…ええ。もちろんですよ」
99: 2009/01/27(火) 18:07:16.70 ID:Crqbjz0FO
キョン「ハルカさんも、寂しがりなんですか」
ハルカ「え?」
キョン「ハルカさんもハルヒに似てるんでしょう?」
ハルカ「…ふふ、キョン君はホントに大人だね。痛いとこついてくるなぁ」
キョン「いや、俺はまだまだガキですけどね」
ハルカ「その自覚があるから大人なのよ」
キョン「…そんなもんですか」
ハルカ「そんなもんよ。さっき言ったとおり、あたしも寂しがりよ」
キョン「…おじさん、海外ですもんね」
ハルカ「あたしも若い頃は寂しかったけどね。もう慣れちゃった」ニコ
ハルカ「え?」
キョン「ハルカさんもハルヒに似てるんでしょう?」
ハルカ「…ふふ、キョン君はホントに大人だね。痛いとこついてくるなぁ」
キョン「いや、俺はまだまだガキですけどね」
ハルカ「その自覚があるから大人なのよ」
キョン「…そんなもんですか」
ハルカ「そんなもんよ。さっき言ったとおり、あたしも寂しがりよ」
キョン「…おじさん、海外ですもんね」
ハルカ「あたしも若い頃は寂しかったけどね。もう慣れちゃった」ニコ
103: 2009/01/27(火) 18:15:02.88 ID:Crqbjz0FO
ハルカ「…」すぅ…ふぅぅ…
キョン「…」
キョン(こんなに悲しそうにタバコ吸う人、初めて見るな)
ハルカ「あの子もあたしのこんな姿見てるから、キョン君に惹かれるんだろうね」
キョン「…?」
ハルカ「ほら、キョン君大人っぽいし、お父さんみたいじゃない」
キョン「そうですか?あんまりお父さんって言われて嬉しくはないですけど」
ハルカ「あはは、ごめんね」
キョン「でも…おれだったらそんな悲しそうな顔させませんよ」
ハルカ「え?悲しそうな顔してた?」
キョン「してました」
キョン「…」
キョン(こんなに悲しそうにタバコ吸う人、初めて見るな)
ハルカ「あの子もあたしのこんな姿見てるから、キョン君に惹かれるんだろうね」
キョン「…?」
ハルカ「ほら、キョン君大人っぽいし、お父さんみたいじゃない」
キョン「そうですか?あんまりお父さんって言われて嬉しくはないですけど」
ハルカ「あはは、ごめんね」
キョン「でも…おれだったらそんな悲しそうな顔させませんよ」
ハルカ「え?悲しそうな顔してた?」
キョン「してました」
107: 2009/01/27(火) 18:20:06.31 ID:Crqbjz0FO
ハルカ「そっか。まだまだ寂しがり治ってないんだなあたしも」クス
キョン「…」
ハルカ「うん、でも良いこと聞いた」
キョン「?」
ハルカ「ハルヒにあたしみたいな顔させない、って。約束しようか」
キョン「…できません」
ハルカ「え…?そう?残念ね。ま、こういうのは親が関わりすぎるのもよくないしね」
キョン「俺は…」
ハルカ「うん?」
キョン「ハルカさんにそんな顔して欲しくないんです」
キョン「…」
ハルカ「うん、でも良いこと聞いた」
キョン「?」
ハルカ「ハルヒにあたしみたいな顔させない、って。約束しようか」
キョン「…できません」
ハルカ「え…?そう?残念ね。ま、こういうのは親が関わりすぎるのもよくないしね」
キョン「俺は…」
ハルカ「うん?」
キョン「ハルカさんにそんな顔して欲しくないんです」
114: 2009/01/27(火) 18:31:46.26 ID:Crqbjz0FO
キョン「…」
キョン(ぐあぁあ!言っちまったぁ!)
ハルカ「くす…キョン君は本当に優しいわね。ハルヒも安心だわ」
キョン「え?」
ハルカ「さぁ、そろそろハルヒも帰ってくるかしらね」
キョン「俺は…」
ハルカ「あたしに寂しい思いさせないでくれるって?」
キョン「…」
ハルカ「前言撤回。キョン君、まだまだ子供ね」クス
キョン(ぐあぁあ!言っちまったぁ!)
ハルカ「くす…キョン君は本当に優しいわね。ハルヒも安心だわ」
キョン「え?」
ハルカ「さぁ、そろそろハルヒも帰ってくるかしらね」
キョン「俺は…」
ハルカ「あたしに寂しい思いさせないでくれるって?」
キョン「…」
ハルカ「前言撤回。キョン君、まだまだ子供ね」クス
120: 2009/01/27(火) 18:41:24.20 ID:Crqbjz0FO
キョン「え?」
ハルカ「さ、晩御飯の支度しなくちゃ」
キョン「ハルカさん…」
ハルカ「今日も食べてってくれるでしょう?」
キョン「…」
ハルカ「ハルヒがねぇ、昨日からキョン君に食べてもらうって楽しみにしてたのよ」
ハルカ「今日は自分が作るんだーってね」ニコ
キョン「…そうですか。いただきます」
ハルカ「うん、ハルヒも喜ぶわ」
ハルカ「さ、晩御飯の支度しなくちゃ」
キョン「ハルカさん…」
ハルカ「今日も食べてってくれるでしょう?」
キョン「…」
ハルカ「ハルヒがねぇ、昨日からキョン君に食べてもらうって楽しみにしてたのよ」
ハルカ「今日は自分が作るんだーってね」ニコ
キョン「…そうですか。いただきます」
ハルカ「うん、ハルヒも喜ぶわ」
125: 2009/01/27(火) 18:52:58.31 ID:Crqbjz0FO
ガチャ
ハルヒ「たっだいまー!」
ハルカ「あ、帰ってきたわね。今日も肉じゃがだけど我慢してあげてね?」
キョン「いえ、毎日食べたいくらいですから」
ハルカ「ふふ、褒め上手ね。でも今日は作るのはハルヒだから期待に副えるかな」
キョン「いえいえ。ハルヒの料理の腕は知ってますから」
ハルカ「ふふ…」
ハルヒ「さぁお母さん!さっそく作るわ!」
ハルカ「ほらほら、そんなにそんなにはしゃがないの。子供じゃないんだから」
ハルヒ「たっだいまー!」
ハルカ「あ、帰ってきたわね。今日も肉じゃがだけど我慢してあげてね?」
キョン「いえ、毎日食べたいくらいですから」
ハルカ「ふふ、褒め上手ね。でも今日は作るのはハルヒだから期待に副えるかな」
キョン「いえいえ。ハルヒの料理の腕は知ってますから」
ハルカ「ふふ…」
ハルヒ「さぁお母さん!さっそく作るわ!」
ハルカ「ほらほら、そんなにそんなにはしゃがないの。子供じゃないんだから」
126: 2009/01/27(火) 18:59:28.15 ID:Crqbjz0FO
ハルヒ「キョン、悪いけどちょっと待ってて!今日はアタシが作るから期待しときなさいよ!」
ハルカ「あら、今日はキョン君晩御飯食べるか聞いてないんじゃない?」
ハルヒ「あ…」
ハルカ「ふふ、先走っちゃって。ちゃんと食べてってくれるってさ」
ハルヒ「そ、そうか。まぁ当然よね!」
キョン「…はは」
ハルカ「それじゃちょっと一人にしちゃうけど。ごめんねキョン君」
キョン「いえいえ。リビングで待てば良いですか?」
ハルカ「ええ、ごめんなさいね」
ハルカ「あら、今日はキョン君晩御飯食べるか聞いてないんじゃない?」
ハルヒ「あ…」
ハルカ「ふふ、先走っちゃって。ちゃんと食べてってくれるってさ」
ハルヒ「そ、そうか。まぁ当然よね!」
キョン「…はは」
ハルカ「それじゃちょっと一人にしちゃうけど。ごめんねキョン君」
キョン「いえいえ。リビングで待てば良いですか?」
ハルカ「ええ、ごめんなさいね」
130: 2009/01/27(火) 19:06:12.97 ID:Crqbjz0FO
キョン(…)
キョン「…はぁ」
キョン「…そりゃそうだ」
キョン「あんな無責任なこと言って、その後どうするつもりだってな」
キョン「…もしハルカさんが断れば俺は気まずくなってもう来ない」
キョン「ハルカさんが受け入れてくれたら、ハルヒの家庭が崩れる」
キョン「ハルヒを悲しませるなって言われたばかりで、あの言葉はないよな」
キョン「…ふぅ。まだまだ子供ね、か。その通りですよハルカさん」
キョン「…はぁ」
キョン「…そりゃそうだ」
キョン「あんな無責任なこと言って、その後どうするつもりだってな」
キョン「…もしハルカさんが断れば俺は気まずくなってもう来ない」
キョン「ハルカさんが受け入れてくれたら、ハルヒの家庭が崩れる」
キョン「ハルヒを悲しませるなって言われたばかりで、あの言葉はないよな」
キョン「…ふぅ。まだまだ子供ね、か。その通りですよハルカさん」
136: 2009/01/27(火) 19:23:04.47 ID:Crqbjz0FO
ハルヒ「先に炒めるの?」
ハルカ「そうよ。先に炒めとくと味の染みも良くなるし、煮崩れしにくいの」
ハルヒ「へぇ…お醤油は?」
ハルカ「お砂糖が先ね」
ハルヒ「ふぅん…お母さんみたいな味になるかな」
ハルカ「それは無理ね」
ハルヒ「えぇ?!」
ハルカ「あたしが美味しく作るのに何年かかったと思ってるの?」
ハルヒ「むぅ…」
ハルカ「好きな人に美味しい肉じゃがを食べてもらう…女の夢じゃない」
ハルヒ「あたしだって、そんな夢持ってるわよ」
ハルカ「あら、誰に?」
ハルヒ「…なんか今日は意地悪ね」ムス
ハルカ「そうよ。先に炒めとくと味の染みも良くなるし、煮崩れしにくいの」
ハルヒ「へぇ…お醤油は?」
ハルカ「お砂糖が先ね」
ハルヒ「ふぅん…お母さんみたいな味になるかな」
ハルカ「それは無理ね」
ハルヒ「えぇ?!」
ハルカ「あたしが美味しく作るのに何年かかったと思ってるの?」
ハルヒ「むぅ…」
ハルカ「好きな人に美味しい肉じゃがを食べてもらう…女の夢じゃない」
ハルヒ「あたしだって、そんな夢持ってるわよ」
ハルカ「あら、誰に?」
ハルヒ「…なんか今日は意地悪ね」ムス
139: 2009/01/27(火) 19:29:29.59 ID:Crqbjz0FO
ハルヒ「…できた」
ハルカ「うん、上出来じゃない!」
ハルヒ「早速晩御飯にしましょう!」
ハルカ「ふふ、はしゃぎ過ぎはしゃぎ過ぎ」ぽすっ
ハルヒ「…もう!良いじゃないの!」
ハルカ「はいはい。じゃあキョン君呼んで来るわね」
ハルヒ「うん。食器用意しとくね」
ハルカ「キョンくーん。ご飯できたよ!」
ハルカ「うん、上出来じゃない!」
ハルヒ「早速晩御飯にしましょう!」
ハルカ「ふふ、はしゃぎ過ぎはしゃぎ過ぎ」ぽすっ
ハルヒ「…もう!良いじゃないの!」
ハルカ「はいはい。じゃあキョン君呼んで来るわね」
ハルヒ「うん。食器用意しとくね」
ハルカ「キョンくーん。ご飯できたよ!」
142: 2009/01/27(火) 19:37:50.16 ID:Crqbjz0FO
キョン(…ああ、ごはんできたよ、か)
キョン(こんな台詞毎日聞けたら幸せだな…)
ハルカ「キョン君、ご、は、ん!ぼーっとしない!」
キョン「あ、はい!すみません!」
ハルヒ「キョン、早く来なさい!早く食べる!」
キョン「ああ、いただくよ。期待してるぞ」
ハルヒ「~~…ごちゃごちゃ言わないでさっさと食べる!」
キョン「はいはい。いただきます」
ハルカ「いただきます。あ、ハルヒ。悪いけどビールとってちょうだい」
ハルヒ「もう、全部あたしにまかせっきりなんだから。はい」すっ
キョン(こんな台詞毎日聞けたら幸せだな…)
ハルカ「キョン君、ご、は、ん!ぼーっとしない!」
キョン「あ、はい!すみません!」
ハルヒ「キョン、早く来なさい!早く食べる!」
キョン「ああ、いただくよ。期待してるぞ」
ハルヒ「~~…ごちゃごちゃ言わないでさっさと食べる!」
キョン「はいはい。いただきます」
ハルカ「いただきます。あ、ハルヒ。悪いけどビールとってちょうだい」
ハルヒ「もう、全部あたしにまかせっきりなんだから。はい」すっ
145: 2009/01/27(火) 19:51:18.82 ID:Crqbjz0FO
くいっ
ハルカ「はぁ…美味しい」
キョン「…」
キョン(まただ…またあんな寂しそうな顔を…)
ハルヒ「ねぇ、どうなのよ」
キョン(タバコ吸うのも、ビール飲むのも…結局淋しさを紛らわすためじゃないのか?)
ハルヒ「む…キョン!」
キョン「お!どうしたハルヒ」
ハルヒ「あたしの手料理食べてノーコメントはないでしょう!?」
キョン「お、おう。すまん」ぱくっ
ハルヒ「…」ドキドキ
キョン「うん、美味いよ。ハルカさんのと変わらないくらいだ」
ハルヒ「やった…!じゃなくて、当然よ!お母さんに負ける訳ないじゃない」ふふん
ハルカ「あらあら。負けちゃったかしら」クス
ハルカ「はぁ…美味しい」
キョン「…」
キョン(まただ…またあんな寂しそうな顔を…)
ハルヒ「ねぇ、どうなのよ」
キョン(タバコ吸うのも、ビール飲むのも…結局淋しさを紛らわすためじゃないのか?)
ハルヒ「む…キョン!」
キョン「お!どうしたハルヒ」
ハルヒ「あたしの手料理食べてノーコメントはないでしょう!?」
キョン「お、おう。すまん」ぱくっ
ハルヒ「…」ドキドキ
キョン「うん、美味いよ。ハルカさんのと変わらないくらいだ」
ハルヒ「やった…!じゃなくて、当然よ!お母さんに負ける訳ないじゃない」ふふん
ハルカ「あらあら。負けちゃったかしら」クス
148: 2009/01/27(火) 19:54:59.36 ID:Crqbjz0FO
ハルカ「キョン君、肉じゃがを美味しく作るコツってなんだと思う?」
キョン「なんだろう?砂糖多めとかですか?」
ハルカ「ふふ、男の子にはわかんないかな?」
ハルヒ「ちょっとお母さん!」
キョン「?」
ハルカ「肉じゃがはねぇ…好きな人に美味しいって言ってほしいと思いながら作ると良いの」
キョン「え…」
ハルヒ「…ば、バカ!自惚れんな!」かぁぁ
キョン「なんだろう?砂糖多めとかですか?」
ハルカ「ふふ、男の子にはわかんないかな?」
ハルヒ「ちょっとお母さん!」
キョン「?」
ハルカ「肉じゃがはねぇ…好きな人に美味しいって言ってほしいと思いながら作ると良いの」
キョン「え…」
ハルヒ「…ば、バカ!自惚れんな!」かぁぁ
149: 2009/01/27(火) 19:58:30.21 ID:Crqbjz0FO
ハルヒ「…でもまぁ…美味しいんでしょ?」
キョン「ああ、美味いよ」ニコ
ハルヒ「…だったら良いのよ。さ、早く食べなさい」
ハルカ「夢が叶ってよかったじゃない、ハルヒ」ニコ
ハルヒ「お母さん!それ以上変な事言ったら怒るわよ!」
ハルカ「アハハ、それは怖いわね。じゃあ言わない」くいっ
キョン「…?」
キョン「ああ、美味いよ」ニコ
ハルヒ「…だったら良いのよ。さ、早く食べなさい」
ハルカ「夢が叶ってよかったじゃない、ハルヒ」ニコ
ハルヒ「お母さん!それ以上変な事言ったら怒るわよ!」
ハルカ「アハハ、それは怖いわね。じゃあ言わない」くいっ
キョン「…?」
152: 2009/01/27(火) 20:02:23.20 ID:Crqbjz0FO
【1時間後】
キョン「すみません、また遅くまで…」
ハルカ「良いのよ。ね?ハルヒ」
ハルヒ「まぁね。また来なさい」
キョン「ああ、またお邪魔するよ。それじゃあな」
ハルヒ「ん。送ろうか?」
キョン「いや、良いよもう暗いし。ハルカさん、お邪魔しました」
ハルカ「はい、おやすみなさい」ニコ
キョン「…」ドキ
キョン「じゃな、ハルヒ」
ハルヒ「ばいばい!明日も遅刻したら罰金だからね!」
キョン「すみません、また遅くまで…」
ハルカ「良いのよ。ね?ハルヒ」
ハルヒ「まぁね。また来なさい」
キョン「ああ、またお邪魔するよ。それじゃあな」
ハルヒ「ん。送ろうか?」
キョン「いや、良いよもう暗いし。ハルカさん、お邪魔しました」
ハルカ「はい、おやすみなさい」ニコ
キョン「…」ドキ
キョン「じゃな、ハルヒ」
ハルヒ「ばいばい!明日も遅刻したら罰金だからね!」
153: 2009/01/27(火) 20:04:43.02 ID:Crqbjz0FO
ハルヒ「…ふぅ」
ハルカ「あら?疲れちゃった?」
ハルヒ「ちょっとね。お母さんがいじめるんだもん…」
ハルカ「ふふ。若い子達見てると羨ましくなっちゃってね」
ハルヒ「もう…。お風呂入る!」タッタッタ
ハルカ「あらあら」クス
ハルカ「…ん?あ!」
ハルカ「キョン君、かばん忘れてっちゃった…」
ハルカ「あら?疲れちゃった?」
ハルヒ「ちょっとね。お母さんがいじめるんだもん…」
ハルカ「ふふ。若い子達見てると羨ましくなっちゃってね」
ハルヒ「もう…。お風呂入る!」タッタッタ
ハルカ「あらあら」クス
ハルカ「…ん?あ!」
ハルカ「キョン君、かばん忘れてっちゃった…」
158: 2009/01/27(火) 20:17:34.12 ID:Crqbjz0FO
晩御飯食べてきていいですか?
ちょっと空けます
ちょっと空けます
174: 2009/01/27(火) 20:53:11.12 ID:Crqbjz0FO
えー…続き書いて良い?
178: 2009/01/27(火) 20:56:51.04 ID:Crqbjz0FO
ハルカ「届けようかな」
ハルカ「ハルヒ!ハルヒー!」
ハルカ「あぁ、もうお風呂入っちゃったかな…」
ハルカ「…今から追い掛けたら間に合うよね」
ハルカ「ハルヒ!ハルヒー!」
ハルカ「あぁ、もうお風呂入っちゃったかな…」
ハルカ「…今から追い掛けたら間に合うよね」
181: 2009/01/27(火) 20:59:42.20 ID:Crqbjz0FO
ガチャ
ハルカ「…あたし、なにしてんだろうな」
タッタッタ
ハルカ「…バッカみたい」
タッタッタ
ガッ
ハルカ「!」
どしゃあ!!
ハルカ「…いったぁ…」
キョン「ハルカさん…?」
ハルカ「…あたし、なにしてんだろうな」
タッタッタ
ハルカ「…バッカみたい」
タッタッタ
ガッ
ハルカ「!」
どしゃあ!!
ハルカ「…いったぁ…」
キョン「ハルカさん…?」
186: 2009/01/27(火) 21:05:44.03 ID:Crqbjz0FO
ハルカ「!」
キョン「大丈夫ですか?」
ハルカ「あはは、恥ずかしいところ見せちゃったね」
キョン「ハルカさんでもこんな事あるんですね」クス
ハルカ「…昔は走り回ってたんだけどなぁ。歳は取りたくないね」
キョン「はは、そうしてるとハルヒそっくりですよ。はい、手を貸しますから」
ハルカ「喜んで良いのかしら?…ありがと」すっ
キョン「大丈夫ですか?」
ハルカ「あはは、恥ずかしいところ見せちゃったね」
キョン「ハルカさんでもこんな事あるんですね」クス
ハルカ「…昔は走り回ってたんだけどなぁ。歳は取りたくないね」
キョン「はは、そうしてるとハルヒそっくりですよ。はい、手を貸しますから」
ハルカ「喜んで良いのかしら?…ありがと」すっ
189: 2009/01/27(火) 21:13:02.16 ID:Crqbjz0FO
キョン「あ、かばん…」
ハルカ「忘れてたわよ。はい」
キョン「ありがとうございます。ちょうど取りに戻ってたんです」
ハルカ「そうだったの。もう、うっかり者ね」
キョン「はは…まだまだ子供、ですから」
ハルカ「…」
キョン「…」
ハルカ「怒ってるの?」
キョン「俺は…子供ですから」
ハルカ「忘れてたわよ。はい」
キョン「ありがとうございます。ちょうど取りに戻ってたんです」
ハルカ「そうだったの。もう、うっかり者ね」
キョン「はは…まだまだ子供、ですから」
ハルカ「…」
キョン「…」
ハルカ「怒ってるの?」
キョン「俺は…子供ですから」
194: 2009/01/27(火) 21:17:10.48 ID:Crqbjz0FO
キョン「ハルカさん達が料理作ってた時に、いろいろ考えたんです」
ハルカ「…料理してたのはハルヒよ。あたしじゃない」
キョン「…」
ハルカ「ハルヒが作った肉じゃが、美味しかったでしょう」
キョン「ハルカさんの肉じゃがの方が美味かったです」
ハルカ「…!」
ハルカ「…料理してたのはハルヒよ。あたしじゃない」
キョン「…」
ハルカ「ハルヒが作った肉じゃが、美味しかったでしょう」
キョン「ハルカさんの肉じゃがの方が美味かったです」
ハルカ「…!」
198: 2009/01/27(火) 21:22:37.05 ID:Crqbjz0FO
ハルカ「ハルヒが作った料理を褒めてあげて」
キョン「もちろんハルヒのも美味かった。それ以上にハルカさんのが美味かった。それだけです」
ハルカ「…キョン君」
キョン「俺は…ハルカさんに淋しい顔をして欲しくないだけなんです」
ハルカ「だから、私は大丈夫だって」
キョン「子供に嘘をつかないで下さい!」
ハルカ「!」
キョン「だったらなんでタバコを吸う時、お酒を飲む時…あんなに悲しい顔するんですか…」
ハルカ「…いじわるね」
キョン「もちろんハルヒのも美味かった。それ以上にハルカさんのが美味かった。それだけです」
ハルカ「…キョン君」
キョン「俺は…ハルカさんに淋しい顔をして欲しくないだけなんです」
ハルカ「だから、私は大丈夫だって」
キョン「子供に嘘をつかないで下さい!」
ハルカ「!」
キョン「だったらなんでタバコを吸う時、お酒を飲む時…あんなに悲しい顔するんですか…」
ハルカ「…いじわるね」
202: 2009/01/27(火) 21:28:48.88 ID:Crqbjz0FO
ハルカ「参ったわね。そこまで見られてるとは思わなかった」
キョン「ハルカさん…」
ハルカ「うふふ…そうよ、慣れたなんて言っても淋しいものは淋しい」
ハルカ「それでも、半年に一回しか帰らないバカな夫でも…あたしは」
キョン「俺ならハルカさんにそんな顔させません」
ハルカ「キョン君、それ以上は言わないで」
キョン「俺ならハルカさんを幸せに出来ます」
ハルカ「ハルヒを不幸にして?キョン君、もうやめなさい」
キョン「やめません」
キョン「ハルカさん…」
ハルカ「うふふ…そうよ、慣れたなんて言っても淋しいものは淋しい」
ハルカ「それでも、半年に一回しか帰らないバカな夫でも…あたしは」
キョン「俺ならハルカさんにそんな顔させません」
ハルカ「キョン君、それ以上は言わないで」
キョン「俺ならハルカさんを幸せに出来ます」
ハルカ「ハルヒを不幸にして?キョン君、もうやめなさい」
キョン「やめません」
205: 2009/01/27(火) 21:34:55.27 ID:Crqbjz0FO
キョン「…俺は」
ハルカ「ダメよ」
キョン「…きです」
ハルカ「やめなさい!」
キョン「ハルカさんが好きです!!」
ハルカ「…………はぁ」
ハルカ「ダメよ」
キョン「…きです」
ハルカ「やめなさい!」
キョン「ハルカさんが好きです!!」
ハルカ「…………はぁ」
209: 2009/01/27(火) 21:37:46.45 ID:Crqbjz0FO
ハルカ「優しいのね。惨めなあたしに同情してくれるなんて」
キョン「同情ではありません」
ハルカ「……悪い人ね」うる…
キョン「子供ですから」
ハルカ「…悪い子」ぽろ
ハルカ「…う……」ぽろぽろ
キョン「ハルカさん、俺ではダメですか」
ハルカ「……ダメ……」ぽろぽろ
キョン「どうしてですか…。泣く程寂しいのに、どうしてですか」
キョン「同情ではありません」
ハルカ「……悪い人ね」うる…
キョン「子供ですから」
ハルカ「…悪い子」ぽろ
ハルカ「…う……」ぽろぽろ
キョン「ハルカさん、俺ではダメですか」
ハルカ「……ダメ……」ぽろぽろ
キョン「どうしてですか…。泣く程寂しいのに、どうしてですか」
216: 2009/01/27(火) 21:43:55.97 ID:Crqbjz0FO
ハルカ「……もう」ぐしぐし
キョン「ハルカさん、泣かないで下さい…」
ハルカ「…良い?キョン君。女を泣かせた罰よ、お説教してあげる」
キョン「…」
ハルカ「好きって言われて嬉しくない女なんていないわ」
キョン「だったら…!」
ハルカ「でも」
キョン「…」
ハルカ「…あたしはね、もう大人なの…」
ハルカ「一人の女である前に、ハルヒの母親なのよ」
キョン「ハルカさん、泣かないで下さい…」
ハルカ「…良い?キョン君。女を泣かせた罰よ、お説教してあげる」
キョン「…」
ハルカ「好きって言われて嬉しくない女なんていないわ」
キョン「だったら…!」
ハルカ「でも」
キョン「…」
ハルカ「…あたしはね、もう大人なの…」
ハルカ「一人の女である前に、ハルヒの母親なのよ」
223: 2009/01/27(火) 21:49:16.43 ID:Crqbjz0FO
ハルカ「娘の幸せを奪ってまで自分の幸せを求める母親は居ないの…」
キョン「…」
ハルカ「わかってくれたかしら?キョン君」
キョン「…」
ハルカ「さぁ、もう帰りなさい。お母さんも心配してるわ」
ハルカ「これからもハルヒをよろしくね、キョン君」ニコ
キョン「…」
ハルカ「それじゃあ、おやすみなさい」
キョン「…帰りたくないです」
キョン「…」
ハルカ「わかってくれたかしら?キョン君」
キョン「…」
ハルカ「さぁ、もう帰りなさい。お母さんも心配してるわ」
ハルカ「これからもハルヒをよろしくね、キョン君」ニコ
キョン「…」
ハルカ「それじゃあ、おやすみなさい」
キョン「…帰りたくないです」
228: 2009/01/27(火) 21:56:09.07 ID:Crqbjz0FO
ハルカ「わがまま言わないの」
キョン「わがままかも知れないですが…」
ハルカ「あたしも帰らなきゃ。ハルヒが心配しちゃう」
キョン「帰したくない…」
ハルカ「あたしの買い被りだったかな?キョン君はもっと大人だと思ったんだけど」
キョン「ハルヒにバレなきゃ良いんですね」
ぐいっ
ハルカ「ちょっと…!!離しなさい!!ダメだって言ってるでしょう!!!」
キョン「…俺にハルカさんを幸せにさせて下さいっ!!」
がしっ
ハルカ「!!」
キョン「わがままかも知れないですが…」
ハルカ「あたしも帰らなきゃ。ハルヒが心配しちゃう」
キョン「帰したくない…」
ハルカ「あたしの買い被りだったかな?キョン君はもっと大人だと思ったんだけど」
キョン「ハルヒにバレなきゃ良いんですね」
ぐいっ
ハルカ「ちょっと…!!離しなさい!!ダメだって言ってるでしょう!!!」
キョン「…俺にハルカさんを幸せにさせて下さいっ!!」
がしっ
ハルカ「!!」
234: 2009/01/27(火) 22:03:24.95 ID:Crqbjz0FO
ハルカ「…キョン君。とにかく今日は帰りなさい」
キョン「…」
ハルカ「離して」
キョン「…す、すみません…」ばっ
ハルカ「もう…あたしを困らせないでほしいのに」
キョン「…」
ハルカ「嬉しいわ、そこまで思ってくれて」
ハルカ「また遊びにいらっしゃい」
キョン「…それは」
ハルカ「またね、キョン君」
キョン「…はい。また行きます。おやすみなさい」
ハルカ「ええ、おやすみ」ニコ
キョン「…」
ハルカ「離して」
キョン「…す、すみません…」ばっ
ハルカ「もう…あたしを困らせないでほしいのに」
キョン「…」
ハルカ「嬉しいわ、そこまで思ってくれて」
ハルカ「また遊びにいらっしゃい」
キョン「…それは」
ハルカ「またね、キョン君」
キョン「…はい。また行きます。おやすみなさい」
ハルカ「ええ、おやすみ」ニコ
241: 2009/01/27(火) 22:10:04.05 ID:Crqbjz0FO
ハルカ「…」
トテトテ
ハルカ「あたし…こんなに弱かったかな?」
トテトテ
ハルカ「ハルヒ心配してるだろうな」
トテトテ
ハルカ「…ひっ…うぐ…ひぃ…」ぽろぽろ
トテトテ
ハルカ「なんで…この歳になって…ひぃ…ぼろぼろ泣かなきゃ……なんないのよ…」ぽろぽろ
トテトテ
ハルカ「…うぐぅぅ……」ぽろぽろ
トテトテ
ハルカ「バカキョン!!…うぇぇぇん…」ぽろぽろ
トテトテ
ハルカ「あたし…こんなに弱かったかな?」
トテトテ
ハルカ「ハルヒ心配してるだろうな」
トテトテ
ハルカ「…ひっ…うぐ…ひぃ…」ぽろぽろ
トテトテ
ハルカ「なんで…この歳になって…ひぃ…ぼろぼろ泣かなきゃ……なんないのよ…」ぽろぽろ
トテトテ
ハルカ「…うぐぅぅ……」ぽろぽろ
トテトテ
ハルカ「バカキョン!!…うぇぇぇん…」ぽろぽろ
255: 2009/01/27(火) 22:20:21.09 ID:Crqbjz0FO
ガチャ
ハルカ「ただいまー」
ハルヒ「お帰り。どこ行ってたの?」
ハルカ「キョン君がかばん忘れちゃってたから届けてた」
ハルヒ「ふぅん、相変わらずバカねあいつも。やれやれだわ」
ハルカ「ふふ、本当ね。久しぶりに走ったから疲れたわ」
ハルヒ「あいつ、あたしがついててあげなきゃ何にも出来ないんだから…」
ハルカ「…うふふ、そうね」
ハルヒ「…?お母さん、泣いた?」
ハルカ「!」
ハルカ「ただいまー」
ハルヒ「お帰り。どこ行ってたの?」
ハルカ「キョン君がかばん忘れちゃってたから届けてた」
ハルヒ「ふぅん、相変わらずバカねあいつも。やれやれだわ」
ハルカ「ふふ、本当ね。久しぶりに走ったから疲れたわ」
ハルヒ「あいつ、あたしがついててあげなきゃ何にも出来ないんだから…」
ハルカ「…うふふ、そうね」
ハルヒ「…?お母さん、泣いた?」
ハルカ「!」
258: 2009/01/27(火) 22:25:56.15 ID:Crqbjz0FO
ハルカ「えへへ、ちょっとコケちゃった。バレた?」
ハルヒ「コケて泣いたの!?…子供じゃないんだから」
ハルカ「ふふ、ごめんね」
ハルヒ「…もう、しっかりしてよね」
ハルカ「…ごめんね、ハルヒ…」
ハルヒ「コケて泣いたの!?…子供じゃないんだから」
ハルカ「ふふ、ごめんね」
ハルヒ「…もう、しっかりしてよね」
ハルカ「…ごめんね、ハルヒ…」
280: 2009/01/27(火) 22:40:58.89 ID:Crqbjz0FO
【次の日】
キョン「うっす、ハルヒ」
ハルヒ「おはよ」
キョン「ふわ…眠…」
ハルヒ「なによ、朝からだらし無い。そうだ、面白い話聞かせてあげようか」
キョン「おう、目が覚めるのを一発たのむ」
ハルヒ「ぷくく…昨日さ、あたしがお風呂入ってる時お母さんかばん届けたでしょ」
キョン「…ああ」
ハルヒ「その時さ、…お母さん、帰りにコケてどろどろで泣いて帰ってきたのよ!あはははは!」
キョン「…そ、そうなのか」
キョン「うっす、ハルヒ」
ハルヒ「おはよ」
キョン「ふわ…眠…」
ハルヒ「なによ、朝からだらし無い。そうだ、面白い話聞かせてあげようか」
キョン「おう、目が覚めるのを一発たのむ」
ハルヒ「ぷくく…昨日さ、あたしがお風呂入ってる時お母さんかばん届けたでしょ」
キョン「…ああ」
ハルヒ「その時さ、…お母さん、帰りにコケてどろどろで泣いて帰ってきたのよ!あはははは!」
キョン「…そ、そうなのか」
289: 2009/01/27(火) 22:44:46.49 ID:Crqbjz0FO
ちょっと休憩。申し訳ありません…
364: 2009/01/28(水) 00:54:33.96 ID:/oLMhnAGO
ハルヒ「なによ、反応悪いわね」
キョン「いや、おかげで目が覚めたよ」
ハルヒ「そう?」
キョン「…なぁ、今日ひまか?」
ハルヒ「はぁ?部活があるじゃない部活が!」
キョン「その後だよ、その後」
ハルヒ「べ!別に?特別な予定は特にないけど」
キョン「だったら…今日も良いか?」
ハルヒ「もう…。良いわよ。そのかわりそれを楽しみにし過ぎて部活を疎かにするんじゃないわよ!」
キョン「じゃ決まりだな。部活なんて古泉とゲームしに行くだけだが…」
キョン「いや、おかげで目が覚めたよ」
ハルヒ「そう?」
キョン「…なぁ、今日ひまか?」
ハルヒ「はぁ?部活があるじゃない部活が!」
キョン「その後だよ、その後」
ハルヒ「べ!別に?特別な予定は特にないけど」
キョン「だったら…今日も良いか?」
ハルヒ「もう…。良いわよ。そのかわりそれを楽しみにし過ぎて部活を疎かにするんじゃないわよ!」
キョン「じゃ決まりだな。部活なんて古泉とゲームしに行くだけだが…」
372: 2009/01/28(水) 01:02:02.23 ID:/oLMhnAGO
【放課後】
ハルヒ「キョン!部活行くわよ!」
キョン「待て、俺は今日は掃除当番だ」
ハルヒ「サボりなさいよ!」
キョン「はぁ…ダメだろ。誰かに迷惑かかるんだから」
ハルヒ「むぅ…じゃあ待ってるから早くしなさい!」
キョン「先に行っててくれて良いぞ?」
ハルヒ「良いから早くするする!ほらほら!」
キョン「…やれやれ…」
ハルヒ「キョン!部活行くわよ!」
キョン「待て、俺は今日は掃除当番だ」
ハルヒ「サボりなさいよ!」
キョン「はぁ…ダメだろ。誰かに迷惑かかるんだから」
ハルヒ「むぅ…じゃあ待ってるから早くしなさい!」
キョン「先に行っててくれて良いぞ?」
ハルヒ「良いから早くするする!ほらほら!」
キョン「…やれやれ…」
373: 2009/01/28(水) 01:06:39.89 ID:/oLMhnAGO
サッサッ
キョン「…」
ハルヒ「ほら、頑張れー」
キョン「本当にただ見てるだけとは…手伝ってくれても良いのに」
ハルヒ「ん?なにブツブツ言ってんのよ、早くする!」
キョン「なぁハルヒ、一緒に掃除してくれたらもっと早く終わるんだが…」
ハルヒ「ダメよ、自分でなさい!」
キョン「そのほうが早く一緒に部室行けるぞ?」
ハルヒ「はぁ…ホンっトに情けないわねアンタ。ったく、しょうがない、手伝うから早く終わらせるわよ!」
キョン「ああ、すまんな」
サッサッ
キョン「…」
ハルヒ「ほら、頑張れー」
キョン「本当にただ見てるだけとは…手伝ってくれても良いのに」
ハルヒ「ん?なにブツブツ言ってんのよ、早くする!」
キョン「なぁハルヒ、一緒に掃除してくれたらもっと早く終わるんだが…」
ハルヒ「ダメよ、自分でなさい!」
キョン「そのほうが早く一緒に部室行けるぞ?」
ハルヒ「はぁ…ホンっトに情けないわねアンタ。ったく、しょうがない、手伝うから早く終わらせるわよ!」
キョン「ああ、すまんな」
サッサッ
376: 2009/01/28(水) 01:12:58.55 ID:/oLMhnAGO
ハルヒ「よーし終わり!さぁ部室行くわよ」
ぐいっ
キョン「はしゃぐな、そして腕を引っ張るな」
ハルヒ「なによこれくらい。遅くなってんだからダッシュよダッシュ!」
キョン「…やれやれ」
ハルヒ「ほら早く!」
ぐいっ
ビリ!
キョン「あ…」
ハルヒ「…あ」
ぐいっ
キョン「はしゃぐな、そして腕を引っ張るな」
ハルヒ「なによこれくらい。遅くなってんだからダッシュよダッシュ!」
キョン「…やれやれ」
ハルヒ「ほら早く!」
ぐいっ
ビリ!
キョン「あ…」
ハルヒ「…あ」
380: 2009/01/28(水) 01:16:04.03 ID:/oLMhnAGO
キョン「見ろ、引っ張るから袖が…」
ハルヒ「う…わ、悪かったわよ…」
キョン「反省しろよ?後で家行った時に裁縫セット貸してくれ」
ハルヒ「ん。…良い、あたしが直す」
キョン「縫ってくれんのか?」
ハルヒ「あたしが悪いんだしね。足遅いアンタも悪いけど」
キョン「なにぃ?」
ハルヒ「あはは、早く行くわよ!あたしんち着くまでの我慢我慢!」
キョン「ったく…」
ハルヒ「う…わ、悪かったわよ…」
キョン「反省しろよ?後で家行った時に裁縫セット貸してくれ」
ハルヒ「ん。…良い、あたしが直す」
キョン「縫ってくれんのか?」
ハルヒ「あたしが悪いんだしね。足遅いアンタも悪いけど」
キョン「なにぃ?」
ハルヒ「あはは、早く行くわよ!あたしんち着くまでの我慢我慢!」
キョン「ったく…」
383: 2009/01/28(水) 01:21:30.12 ID:/oLMhnAGO
【2時間後】
長門「…」ぱたん
キョン「お、もう終わりか」
ハルヒ「雨降りそうね。早く帰りましょう」
キョン「そうだな。ハルヒ、お前傘持ってるのか?」
ハルヒ「持ってないわ」
キョン「そっか。帰り降ってたら貸してくれな」
ハルヒ「良いわよ、お父さんのあったと思うし」
古泉「おや」
長門「…」ぱたん
キョン「お、もう終わりか」
ハルヒ「雨降りそうね。早く帰りましょう」
キョン「そうだな。ハルヒ、お前傘持ってるのか?」
ハルヒ「持ってないわ」
キョン「そっか。帰り降ってたら貸してくれな」
ハルヒ「良いわよ、お父さんのあったと思うし」
古泉「おや」
386: 2009/01/28(水) 01:28:00.97 ID:/oLMhnAGO
古泉「今日は涼宮さんのお宅へ?」
キョン「ああ、帰りに寄ろうかと思ってな」
古泉「んっふ、仲がよろしいようで何よりです」
キョン「そうか?」
古泉「僕たちも大助かりですよ。ありがたい事です」ニコ
キョン「そりゃよかったな。せいぜい機嫌損ねないようにするさ」
古泉「ええ。よろしくお願いします」
ハルヒ「キョン、何してんのよ。早く行くわよー」
キョン「おー」
古泉「ふむ…」
キョン「ああ、帰りに寄ろうかと思ってな」
古泉「んっふ、仲がよろしいようで何よりです」
キョン「そうか?」
古泉「僕たちも大助かりですよ。ありがたい事です」ニコ
キョン「そりゃよかったな。せいぜい機嫌損ねないようにするさ」
古泉「ええ。よろしくお願いします」
ハルヒ「キョン、何してんのよ。早く行くわよー」
キョン「おー」
古泉「ふむ…」
389: 2009/01/28(水) 01:30:58.09 ID:/oLMhnAGO
キョン「じゃあな、古泉、朝比奈さん」
古泉「さようなら」ニコ
みくる「ばいばーい」フリフリ
古泉「ふふ…ほほえましいですね」
みくる「本当ですね。羨ましいです」
古泉「今の状態が続いてくれれば…あるいはそれで良いのかも知れませんね」
みくる「え?」
古泉「朝比奈さんには知っておいてもらいましょう。昨日の夜の事を」
みくる「何かあったんですか?」
古泉「さようなら」ニコ
みくる「ばいばーい」フリフリ
古泉「ふふ…ほほえましいですね」
みくる「本当ですね。羨ましいです」
古泉「今の状態が続いてくれれば…あるいはそれで良いのかも知れませんね」
みくる「え?」
古泉「朝比奈さんには知っておいてもらいましょう。昨日の夜の事を」
みくる「何かあったんですか?」
396: 2009/01/28(水) 01:40:15.43 ID:/oLMhnAGO
・
・
・
古泉「…という事があったのです」
みくる「じゃあ…キョン君の意識は涼宮さんじゃなく…」
古泉「お母様に向いているのでしょう」
みくる「…そんな…」
古泉「涼宮さんに感づかれる事がなければ、涼宮さんとの接触も多くなるので…それも良いのかも知れません」
みくる「涼宮さん、嬉しそうだったもんね。でも…涼宮さんの気持ちはキョン君に届いてない…」
古泉「彼が涼宮さん以外に好意を持ったからと言って、それをどうこうしたくはありません」
みくる「だけど、今のままじゃ…」
古泉「我々は傍観という対処です。僕自身の意見も同じ」
長門「…私達も現状維持を望んでいる」
みくる「……そんな…涼宮さん…」
・
・
古泉「…という事があったのです」
みくる「じゃあ…キョン君の意識は涼宮さんじゃなく…」
古泉「お母様に向いているのでしょう」
みくる「…そんな…」
古泉「涼宮さんに感づかれる事がなければ、涼宮さんとの接触も多くなるので…それも良いのかも知れません」
みくる「涼宮さん、嬉しそうだったもんね。でも…涼宮さんの気持ちはキョン君に届いてない…」
古泉「彼が涼宮さん以外に好意を持ったからと言って、それをどうこうしたくはありません」
みくる「だけど、今のままじゃ…」
古泉「我々は傍観という対処です。僕自身の意見も同じ」
長門「…私達も現状維持を望んでいる」
みくる「……そんな…涼宮さん…」
398: 2009/01/28(水) 01:44:53.82 ID:/oLMhnAGO
ハルヒ「ただいまー」
キョン「お邪魔します」
ハルカ「あら、いらっしゃい」
キョン「毎日毎日すみません…今日もお邪魔しちゃいました」
ハルカ「うふふ、良いのよ。キョン君さえ良ければいくらでも」
キョン「恐れいります」
ハルカ「あら?キョン君、制服破れてるじゃない。ちょっと脱いで」
ハルヒ「あ、それあたしが縫うよ」
ハルカ「せっかく来てくれてるんだから、あなたは上で一緒に居なさい。あたしやっとくから」
ハルヒ「…そう?じゃあお願い」
キョン「すみません…お願いします」
ハルカ「うん、任せといて」ニコ
キョン「お邪魔します」
ハルカ「あら、いらっしゃい」
キョン「毎日毎日すみません…今日もお邪魔しちゃいました」
ハルカ「うふふ、良いのよ。キョン君さえ良ければいくらでも」
キョン「恐れいります」
ハルカ「あら?キョン君、制服破れてるじゃない。ちょっと脱いで」
ハルヒ「あ、それあたしが縫うよ」
ハルカ「せっかく来てくれてるんだから、あなたは上で一緒に居なさい。あたしやっとくから」
ハルヒ「…そう?じゃあお願い」
キョン「すみません…お願いします」
ハルカ「うん、任せといて」ニコ
399: 2009/01/28(水) 01:48:52.84 ID:/oLMhnAGO
ハルヒ「最近さ」
キョン「うん?」
ハルヒ「…仲良いわよね」
キョン「…そうだな」
ハルヒ「なんか、最近毎日楽しいなぁって思って」
キョン「…」
ハルヒ「あたし、こう見えて結構淋しがりだから…あんたが来てくれて…」
キョン「な、何急に」
ハルヒ「ハッ!?何言わせんのよ!」かぁぁ
キョン「いや何も言わせてないだろ!」
キョン「うん?」
ハルヒ「…仲良いわよね」
キョン「…そうだな」
ハルヒ「なんか、最近毎日楽しいなぁって思って」
キョン「…」
ハルヒ「あたし、こう見えて結構淋しがりだから…あんたが来てくれて…」
キョン「な、何急に」
ハルヒ「ハッ!?何言わせんのよ!」かぁぁ
キョン「いや何も言わせてないだろ!」
406: 2009/01/28(水) 01:55:07.92 ID:/oLMhnAGO
ハルヒ「ふん。晩御飯食べてくんでしょ?」
キョン「え?いやさすがに毎日は…」
ハルヒ「あたしは構わないわよ。食べていきなさい」
キョン「いやお前が良くてもハルカさんが…」
ガチャ
ハルヒ「お母さーん、キョンご飯食べてって良いよねー?」
ハルカ『ふふ。良いわよー』
ガチャ
ハルヒ「だってさ」
キョン「…なんか悪いな」
キョン「え?いやさすがに毎日は…」
ハルヒ「あたしは構わないわよ。食べていきなさい」
キョン「いやお前が良くてもハルカさんが…」
ガチャ
ハルヒ「お母さーん、キョンご飯食べてって良いよねー?」
ハルカ『ふふ。良いわよー』
ガチャ
ハルヒ「だってさ」
キョン「…なんか悪いな」
407: 2009/01/28(水) 01:59:03.49 ID:/oLMhnAGO
ハルヒ「なんかリクエストある?」
キョン「んー…ハルカさんのオススメ料理は?」
ハルヒ「ハンバーグとかグラタンとか美味しいわよ。ていうか、基本的になんでも」
キョン「ハンバーグ良いな、食べてみたい」
ハルヒ「わかった!あたしも作る!」
キョン「お、おう…」
ハルヒ「じゃあ下降りるわよ!」
キョン「んー…ハルカさんのオススメ料理は?」
ハルヒ「ハンバーグとかグラタンとか美味しいわよ。ていうか、基本的になんでも」
キョン「ハンバーグ良いな、食べてみたい」
ハルヒ「わかった!あたしも作る!」
キョン「お、おう…」
ハルヒ「じゃあ下降りるわよ!」
414: 2009/01/28(水) 02:04:50.63 ID:/oLMhnAGO
トテトテ
ハルヒ「お母さん、今日ハンバーグが良いな」
ハルカ「ハンバーグ?玉ねぎあったかしら…」
ハルヒ「買ってこようか?」
ハルカ「ごめんね、お願いしようかな。じゃあタバコもお願い」
ハルヒ「…ん。タバコやめなよ?」
ハルカ「ふふ、そのうちね」ニコ
ハルヒ「もう。マルボロだったよね?」
ハルカ「そうよ。気をつけてね」
ハルヒ「ん。じゃあキョン、ちょっと行ってくるわね」
キョン「わかった、気をつけてな」
ハルヒ「アンタに心配される程落ちぶれてないわよー。べ」
バタン
ハルヒ「お母さん、今日ハンバーグが良いな」
ハルカ「ハンバーグ?玉ねぎあったかしら…」
ハルヒ「買ってこようか?」
ハルカ「ごめんね、お願いしようかな。じゃあタバコもお願い」
ハルヒ「…ん。タバコやめなよ?」
ハルカ「ふふ、そのうちね」ニコ
ハルヒ「もう。マルボロだったよね?」
ハルカ「そうよ。気をつけてね」
ハルヒ「ん。じゃあキョン、ちょっと行ってくるわね」
キョン「わかった、気をつけてな」
ハルヒ「アンタに心配される程落ちぶれてないわよー。べ」
バタン
418: 2009/01/28(水) 02:07:58.34 ID:/oLMhnAGO
ハルカ「…素直じゃないわね」
キョン「…素直じゃないですね」
ハルカ「…」
キョン「あの、昨日は…すみません」
ハルカ「良いの。あたしも嬉しかったから」ニコ
キョン「ハルカさん…」
ハルカ「えへへ…悪い母親だ」
カチ
シュボッ
キョン「でも…」
ハルカ「うん…?」スゥ…ふぅ…
キョン「今、悲しい顔してませんよ」ニコ
ハルカ「!もう…」
キョン「…素直じゃないですね」
ハルカ「…」
キョン「あの、昨日は…すみません」
ハルカ「良いの。あたしも嬉しかったから」ニコ
キョン「ハルカさん…」
ハルカ「えへへ…悪い母親だ」
カチ
シュボッ
キョン「でも…」
ハルカ「うん…?」スゥ…ふぅ…
キョン「今、悲しい顔してませんよ」ニコ
ハルカ「!もう…」
434: 2009/01/28(水) 02:16:07.93 ID:/oLMhnAGO
キョン「隣…座って良いですか」
ハルカ「クス…どうぞ」
キョン「し、失礼します」ドキドキ
ハルカ「…あんなに泣いたの久しぶり」
キョン「…すみません」
ハルカ「でも…あんなに嬉しかったのも久しぶりよ」ニコ
キョン「…」
ハルカ「クス…どうぞ」
キョン「し、失礼します」ドキドキ
ハルカ「…あんなに泣いたの久しぶり」
キョン「…すみません」
ハルカ「でも…あんなに嬉しかったのも久しぶりよ」ニコ
キョン「…」
442: 2009/01/28(水) 02:22:54.07 ID:/oLMhnAGO
キョン「ハルカさん」
ハルカ「…うん?」
キョン「力不足かも知れないけど、俺を頼って下さい」
ハルカ「…うん」
キョン「…淋しがりのハルカさんの助けになれたら、なんて生意気に思ってますから」ニコ
ハルカ「あはは、ホント生意気ね。ダメだ。キョン君の前じゃ女になっちゃう」クス
ハルカ「…うん?」
キョン「力不足かも知れないけど、俺を頼って下さい」
ハルカ「…うん」
キョン「…淋しがりのハルカさんの助けになれたら、なんて生意気に思ってますから」ニコ
ハルカ「あはは、ホント生意気ね。ダメだ。キョン君の前じゃ女になっちゃう」クス
448: 2009/01/28(水) 02:26:30.19 ID:/oLMhnAGO
キョン「俺は全然構いませんよ」
ハルカ「じゃあお願いしようかな?肩…貸してくれる?」
キョン「肩ですか?」
ハルカ「キョン君はじっとしてて良いのよ」
ぽふっ
キョン「~…!!」ドクン ドクン
ハルカ「じゃあお願いしようかな?肩…貸してくれる?」
キョン「肩ですか?」
ハルカ「キョン君はじっとしてて良いのよ」
ぽふっ
キョン「~…!!」ドクン ドクン
458: 2009/01/28(水) 02:32:31.82 ID:/oLMhnAGO
ハルカ「…落ち着く」
キョン「…」
ハルカ「うん、人肌って良いわ。…泣きたくなっちゃう」
キョン「ハルカさんって」
ハルカ「うん?」
キョン「意外に泣き虫…ですね」
ハルカ「…誰のせいだと思ってるの?」
キョン「あはは、すみません。ほら、灰落ちますよ」
ハルカ「…ありがと」
キョン「…」
ハルカ「うん、人肌って良いわ。…泣きたくなっちゃう」
キョン「ハルカさんって」
ハルカ「うん?」
キョン「意外に泣き虫…ですね」
ハルカ「…誰のせいだと思ってるの?」
キョン「あはは、すみません。ほら、灰落ちますよ」
ハルカ「…ありがと」
468: 2009/01/28(水) 02:36:59.01 ID:/oLMhnAGO
キョン「ハルカさん」
ハルカ「なに?」
キョン「こっち向いて目を閉じて…って言ったら怒りますか?」
ハルカ「…怒る」
キョン「ですよねー」
ハルカ「めっ」コツン
キョン「痛っ」
ハルカ「はい、怒った。目を閉じたら良いのね?」スッ
キョン「…ごくり」
ハルカ「…」
ちゅ
ハルカ「なに?」
キョン「こっち向いて目を閉じて…って言ったら怒りますか?」
ハルカ「…怒る」
キョン「ですよねー」
ハルカ「めっ」コツン
キョン「痛っ」
ハルカ「はい、怒った。目を閉じたら良いのね?」スッ
キョン「…ごくり」
ハルカ「…」
ちゅ
484: 2009/01/28(水) 02:40:52.35 ID:/oLMhnAGO
ハルカ「…」
キョン「…」
ハルカ「クス…」
キョン「?」
ハルカ「その調子だと、初めてのキスかな?」
キョン「…夢では1回しましたけどね。現実では初めて…かな」
ハルカ「うふふ」
キョン「?」
ハルカ「奪っちゃった」ニコ
キョン「…」ドキ
キョン「…」
ハルカ「クス…」
キョン「?」
ハルカ「その調子だと、初めてのキスかな?」
キョン「…夢では1回しましたけどね。現実では初めて…かな」
ハルカ「うふふ」
キョン「?」
ハルカ「奪っちゃった」ニコ
キョン「…」ドキ
500: 2009/01/28(水) 02:48:03.63 ID:/oLMhnAGO
ハルカ「さて、と」すくっ
キョン「どこ行くんですか?」
ハルカ「ハルヒが帰ってくるわよ」
ガチャ
キョン「!」
ハルカ「ふふ、忘れてたでしょう」
キョン「ちょっと…」
ハルカ「昨日『ハルヒにバレなきゃ』って言ってたくせに」
ハルヒ「ただいま!」
ハルカ「お帰りなさい。ありがとね」
キョン「お帰り。お疲れさん」
キョン「どこ行くんですか?」
ハルカ「ハルヒが帰ってくるわよ」
ガチャ
キョン「!」
ハルカ「ふふ、忘れてたでしょう」
キョン「ちょっと…」
ハルカ「昨日『ハルヒにバレなきゃ』って言ってたくせに」
ハルヒ「ただいま!」
ハルカ「お帰りなさい。ありがとね」
キョン「お帰り。お疲れさん」
506: 2009/01/28(水) 02:52:38.29 ID:/oLMhnAGO
ハルヒ「キョン、今日も腕によりをかけるからね!覚悟してなさい!」
キョン「覚悟って」
ハルカ「ふふ、張り切ってる所悪いけど、今日はお母さん作るわ」
ハルヒ「えー?なんで?」
ハルカ「キョン君一人にしちゃかわいそうじゃない、昨日もだし」
ハルヒ「平気よ、キョンだもん。ねぇキョン?」
キョン「ひどい…。ま、相手してくれよハルヒ」
ハルヒ「もう、しょうがないわね…じゃあお母さん、また今度教えてね」
ハルカ「ふふ、今度ね」ニコ
キョン「覚悟って」
ハルカ「ふふ、張り切ってる所悪いけど、今日はお母さん作るわ」
ハルヒ「えー?なんで?」
ハルカ「キョン君一人にしちゃかわいそうじゃない、昨日もだし」
ハルヒ「平気よ、キョンだもん。ねぇキョン?」
キョン「ひどい…。ま、相手してくれよハルヒ」
ハルヒ「もう、しょうがないわね…じゃあお母さん、また今度教えてね」
ハルカ「ふふ、今度ね」ニコ
516: 2009/01/28(水) 02:58:05.76 ID:/oLMhnAGO
ハルヒ「ねぇキョン。正直に言いなさいよ?」
キョン「んあ?」
ハルヒ「あたしとお母さんの肉じゃが…どっちが美味しかった?」
キョン「言っただろ、同じくらい美味かったって」
ハルヒ「引き分けはなし!」
キョン「なしと言われてもなぁ…どっちかって言うとハルカさん」
ハルヒ「えー…なんでよ」
キョン「やっぱり経験の差じゃないか?」
ハルヒ「もう、10年経ったら覚えてなさいよ」
キョン「…あはは、楽しみにしてるよ」
キョン「んあ?」
ハルヒ「あたしとお母さんの肉じゃが…どっちが美味しかった?」
キョン「言っただろ、同じくらい美味かったって」
ハルヒ「引き分けはなし!」
キョン「なしと言われてもなぁ…どっちかって言うとハルカさん」
ハルヒ「えー…なんでよ」
キョン「やっぱり経験の差じゃないか?」
ハルヒ「もう、10年経ったら覚えてなさいよ」
キョン「…あはは、楽しみにしてるよ」
519: 2009/01/28(水) 03:03:46.71 ID:/oLMhnAGO
キョン「なぁハルヒ」
ハルヒ「なによ」ぷくー
キョン「拗ねるなって。ちょっと聞いて良いか?」
ハルヒ「ん?」
キョン「親父さんって、どんな人だ?」
ハルヒ「お父さん…?うーん…優しい人よ。なかなか帰って来ないけど」
キョン「そっか。寂しいと思わないか?」
ハルヒ「もうあたしは高校生だしね。でもお母さんは寂しいと思う…」
キョン「…」
ハルヒ「待つ女って辛いと思うのよね、あたしは…」
キョン「そうだな…」
ハルヒ「なによ」ぷくー
キョン「拗ねるなって。ちょっと聞いて良いか?」
ハルヒ「ん?」
キョン「親父さんって、どんな人だ?」
ハルヒ「お父さん…?うーん…優しい人よ。なかなか帰って来ないけど」
キョン「そっか。寂しいと思わないか?」
ハルヒ「もうあたしは高校生だしね。でもお母さんは寂しいと思う…」
キョン「…」
ハルヒ「待つ女って辛いと思うのよね、あたしは…」
キョン「そうだな…」
521: 2009/01/28(水) 03:07:39.41 ID:/oLMhnAGO
ハルカ「ハルヒ、キョン君。ご飯出来たよ」
ハルヒ「はーい。食器運ぶわ」
キョン「あ、俺も」
ハルヒ「良いのよ、あんたはお客さんなんだから」
キョン「三日もご飯よばれてるんだから、手伝わせてくれよ」
ハルカ「ふふ…なんだか、キョン君も家族みたいね」クス
ハルヒ「な…!なに言ってんのよお母さん!」
ハルヒ「はーい。食器運ぶわ」
キョン「あ、俺も」
ハルヒ「良いのよ、あんたはお客さんなんだから」
キョン「三日もご飯よばれてるんだから、手伝わせてくれよ」
ハルカ「ふふ…なんだか、キョン君も家族みたいね」クス
ハルヒ「な…!なに言ってんのよお母さん!」
523: 2009/01/28(水) 03:10:04.41 ID:/oLMhnAGO
キョン「いただきます」
ハルヒ「いただきまーす」
ハルカ「はい、召し上がれ」ニコ
キョン「…」ぱくっ
キョン「美味い…めちゃくちゃ美味いですよハルカさん」
ハルヒ「む…」
ハルカ「本当、お世辞が上手いよねキョン君は」クス…
キョン「いやホントに」
ハルヒ「キョン!明日はあたしがハンバーグ作るから覚悟しなさいよ!」
キョン「明日って…明日はさすがにダメだろ。4日連続は」
ハルヒ「構わないわよ!ね?お母さん」
ハルカ「あらあら、あたしは構わないけど、ご家族の方は心配しないかしら」
ハルヒ「いただきまーす」
ハルカ「はい、召し上がれ」ニコ
キョン「…」ぱくっ
キョン「美味い…めちゃくちゃ美味いですよハルカさん」
ハルヒ「む…」
ハルカ「本当、お世辞が上手いよねキョン君は」クス…
キョン「いやホントに」
ハルヒ「キョン!明日はあたしがハンバーグ作るから覚悟しなさいよ!」
キョン「明日って…明日はさすがにダメだろ。4日連続は」
ハルヒ「構わないわよ!ね?お母さん」
ハルカ「あらあら、あたしは構わないけど、ご家族の方は心配しないかしら」
533: 2009/01/28(水) 03:17:55.48 ID:/oLMhnAGO
限界がきたようです…
申し訳ないが寝ます。残ってたら続き書きます
申し訳ないが寝ます。残ってたら続き書きます
623: 2009/01/28(水) 12:39:12.79 ID:/oLMhnAGO
キョン「ええ、家族は大丈夫だと思いますが…」
ハルカ「そう?じゃあ毎日来ても良いのよ」
キョン「いや、さすがにそういう訳にも行かないでしょう」
ハルヒ「え、明日来ないの?」
キョン「たまには家で飯食わないとな。妹も淋しがるだろうし」
ハルヒ「…じゃあ明後日は?」
キョン「明後日はまだわからんが…」
ハルヒ「キョン、命令よ!明後日は来なさい!」
ハルカ「ふふ…こらハルヒ、キョン君が迷惑してるでしょ」
ハルカ「そう?じゃあ毎日来ても良いのよ」
キョン「いや、さすがにそういう訳にも行かないでしょう」
ハルヒ「え、明日来ないの?」
キョン「たまには家で飯食わないとな。妹も淋しがるだろうし」
ハルヒ「…じゃあ明後日は?」
キョン「明後日はまだわからんが…」
ハルヒ「キョン、命令よ!明後日は来なさい!」
ハルカ「ふふ…こらハルヒ、キョン君が迷惑してるでしょ」
626: 2009/01/28(水) 12:45:12.74 ID:/oLMhnAGO
ハルヒ「迷惑じゃないもん。ねぇキョン?」
キョン「あぁ、俺は全然…」
ハルヒ「ほらね!よし決まり!」
ハルカ「やれやれ…キョン君、迷惑だったらすっぽかして良いからね」
キョン「はぁ…こっちこそすみません」
キョン「あぁ、俺は全然…」
ハルヒ「ほらね!よし決まり!」
ハルカ「やれやれ…キョン君、迷惑だったらすっぽかして良いからね」
キョン「はぁ…こっちこそすみません」
627: 2009/01/28(水) 12:51:37.58 ID:/oLMhnAGO
キョン「じゃあ今日はこれで。お邪魔しました」
ハルヒ「また明日学校でね」
ハルカ「夜も遅いし、気をつけて」
キョン「ありがとうございます」すっ
ハルカ「!」
ハルカ(キョン君、またかばん…わざとね)
ガチャ
バタン
ハルヒ「また明日学校でね」
ハルカ「夜も遅いし、気をつけて」
キョン「ありがとうございます」すっ
ハルカ「!」
ハルカ(キョン君、またかばん…わざとね)
ガチャ
バタン
632: 2009/01/28(水) 13:00:40.83 ID:/oLMhnAGO
ハルヒ「さて…と。お風呂入んなくちゃ」
ハルカ「…」すっ
ハルカ(…あたしに届けろって事か…もう、キョン君ったら)
ハルカ(ハルヒにバレちゃダメって言ってるじゃない。困った子…)
ハルカ(ハルヒはお風呂…か)
ハルヒ「お風呂入る前にトイレ行こ」トテトテ ガチャ
ハルカ(あたしが届けるしかないじゃいの…)トテトテ ガチャ
ハルカ「…」すっ
ハルカ(…あたしに届けろって事か…もう、キョン君ったら)
ハルカ(ハルヒにバレちゃダメって言ってるじゃない。困った子…)
ハルカ(ハルヒはお風呂…か)
ハルヒ「お風呂入る前にトイレ行こ」トテトテ ガチャ
ハルカ(あたしが届けるしかないじゃいの…)トテトテ ガチャ
633: 2009/01/28(水) 13:11:06.38 ID:/oLMhnAGO
ハルカ「はぁ、はぁ、毎日あたしに走らせるなんて…」
ハルカ「昔はこれくらいなんともなかったんだけど…」
ハルカ「はぁ、はぁ、ひい、…あ、キョン君の背中見つけた」
ハルカ「キョンくーん!」
キョン「!」
ハルカ(て、なに大声出してはしゃいでんのよ…)かぁぁ
キョン「すみません、またかばん忘れてましたね」ニコ
ハルカ「まったく…これっきりよ」
キョン「自信ないですけどね」クス
ハルカ「……ホントに…」クス
ハルカ「昔はこれくらいなんともなかったんだけど…」
ハルカ「はぁ、はぁ、ひい、…あ、キョン君の背中見つけた」
ハルカ「キョンくーん!」
キョン「!」
ハルカ(て、なに大声出してはしゃいでんのよ…)かぁぁ
キョン「すみません、またかばん忘れてましたね」ニコ
ハルカ「まったく…これっきりよ」
キョン「自信ないですけどね」クス
ハルカ「……ホントに…」クス
637: 2009/01/28(水) 13:17:06.58 ID:/oLMhnAGO
ザァー…
ガチャ
ハルヒ「ふぅ。お母さーん、そういえばシャンプー切れてたわよね?」
ハルヒ「買って来てくれたー?」
ハルヒ「…」
ハルヒ「お母さん?」
ハルヒ「…?」
ハルヒ「どっか行っちゃったかな」
ガチャ
ハルヒ「ふぅ。お母さーん、そういえばシャンプー切れてたわよね?」
ハルヒ「買って来てくれたー?」
ハルヒ「…」
ハルヒ「お母さん?」
ハルヒ「…?」
ハルヒ「どっか行っちゃったかな」
641: 2009/01/28(水) 13:20:48.46 ID:/oLMhnAGO
ハルカ「…」
キョン「…あ、ちょっと怒ってるでしょう」
ハルカ「怒ってるわよ。わざとでしょ?」
キョン「ええ。ハルカさんが届けてくれると思ったから」ニコ
ハルカ「…ハルヒはお風呂入っちゃったからね」
キョン「そうですか。じゃあ時間はあるんですね」
ハルカ「……ちょっとだけね」
キョン「…あ、ちょっと怒ってるでしょう」
ハルカ「怒ってるわよ。わざとでしょ?」
キョン「ええ。ハルカさんが届けてくれると思ったから」ニコ
ハルカ「…ハルヒはお風呂入っちゃったからね」
キョン「そうですか。じゃあ時間はあるんですね」
ハルカ「……ちょっとだけね」
644: 2009/01/28(水) 13:26:28.60 ID:/oLMhnAGO
キョン「なんか…緊張しますね」
ハルカ「ふふ…そうかしら」
キョン「しますよ。好きな人と二人になれるんだから」
ハルカ「あんまり好きって軽々しく言わない方が良いわよ」
キョン「いくらでも言いますよ。好きです、ハルカさん」
ハルカ「…からかわれてるみたい」
ハルカ「ふふ…そうかしら」
キョン「しますよ。好きな人と二人になれるんだから」
ハルカ「あんまり好きって軽々しく言わない方が良いわよ」
キョン「いくらでも言いますよ。好きです、ハルカさん」
ハルカ「…からかわれてるみたい」
648: 2009/01/28(水) 13:31:52.48 ID:/oLMhnAGO
キョン「もう一回…」
ハルカ「ん?」
キョン「もう一回、キスしていいですか…?」
ハルカ「…ぷっ」
キョン「?」
ハルカ「あはは、昨日の強引なキョン君はどこ行っちゃったのかしら」
キョン「~…」
ハルカ「処Oのなんにも知らない女の子を相手にしてるんじゃないんだから…」
ハルカ「男の子はちょっと強引なくらいで良いのよ?」
ぐいっ
ちゅ
キョン「!」
ハルカ「ん?」
キョン「もう一回、キスしていいですか…?」
ハルカ「…ぷっ」
キョン「?」
ハルカ「あはは、昨日の強引なキョン君はどこ行っちゃったのかしら」
キョン「~…」
ハルカ「処Oのなんにも知らない女の子を相手にしてるんじゃないんだから…」
ハルカ「男の子はちょっと強引なくらいで良いのよ?」
ぐいっ
ちゅ
キョン「!」
660: 2009/01/28(水) 14:00:47.93 ID:/oLMhnAGO
キョン「……」
ハルカ「……」
キョン(うわ……柔らか……)
キョン(…良い香りがする…香水とタバコ…?)
キョン(……俺…氏ぬかも)
ハルカ「…んふ」
キョン「?」
ちろ
キョン「~~~!!」
ハルカ「……」
キョン(うわ……柔らか……)
キョン(…良い香りがする…香水とタバコ…?)
キョン(……俺…氏ぬかも)
ハルカ「…んふ」
キョン「?」
ちろ
キョン「~~~!!」
668: 2009/01/28(水) 14:10:56.21 ID:/oLMhnAGO
れろっ ちゅぅぅ…
キョン「…ふ」
れろ
ハルカ「きょんくん…した、だして」
キョン「ひたを?こう…?」ちろ
ハルカ「…」
かぷっ
キョン「…!…!!」
ぱっ
キョン「ぷはっ!…はぁ…はぁ…」ぽけーっ
ハルカ「クス…キョン君カッコ悪い」
キョン「…そんな事言われても……」
ハルカ「ねぇキョン君」
キョン「…はい」
キョン「…ふ」
れろ
ハルカ「きょんくん…した、だして」
キョン「ひたを?こう…?」ちろ
ハルカ「…」
かぷっ
キョン「…!…!!」
ぱっ
キョン「ぷはっ!…はぁ…はぁ…」ぽけーっ
ハルカ「クス…キョン君カッコ悪い」
キョン「…そんな事言われても……」
ハルカ「ねぇキョン君」
キョン「…はい」
677: 2009/01/28(水) 14:22:55.88 ID:/oLMhnAGO
ハルカ「あたし…心許した人には依存しちゃうのよ」
キョン「…はい」
ハルカ「ごめんね?あたし、キョン君に依存しちゃいそう」
キョン「して下さい」
ハルカ「良いの?迷惑よ?23歳も年上に纏われつかれるのよ?」
キョン「俺が望んだ事ですから」
ハルカ「……あたし、こんなキスで満足できる程子供じゃないのよ?」
キョン「ハルカさんが望むなら。俺だってもう大人です」
ハルカ「…ふふ、生意気」
キョン「…はい」
ハルカ「ごめんね?あたし、キョン君に依存しちゃいそう」
キョン「して下さい」
ハルカ「良いの?迷惑よ?23歳も年上に纏われつかれるのよ?」
キョン「俺が望んだ事ですから」
ハルカ「……あたし、こんなキスで満足できる程子供じゃないのよ?」
キョン「ハルカさんが望むなら。俺だってもう大人です」
ハルカ「…ふふ、生意気」
683: 2009/01/28(水) 14:30:59.73 ID:/oLMhnAGO
ハルカ「明日も学校よね」
キョン「はい」
ハルカ「…部活もあるんでしょう?」
キョン「…ハルヒが欠席を許してくれないんで」
ハルカ「クス、あの子に振り回されてばっかりね」
キョン「はは、全くです。…次はいつになりますか」
ハルカ「何度も言ってるでしょ、いつでもいらっしゃい」ニコ
キョン「じゃあ…明日でも良いですか」
キョン「はい」
ハルカ「…部活もあるんでしょう?」
キョン「…ハルヒが欠席を許してくれないんで」
ハルカ「クス、あの子に振り回されてばっかりね」
キョン「はは、全くです。…次はいつになりますか」
ハルカ「何度も言ってるでしょ、いつでもいらっしゃい」ニコ
キョン「じゃあ…明日でも良いですか」
690: 2009/01/28(水) 14:37:08.31 ID:/oLMhnAGO
ハルカ「それはダメよ、学校でしょ」
キョン「…休みます」
ハルカ「ダメ。学校は行きなさい」
キョン「…」
ハルカ「お願い。あたしの為に生活を崩さないで」
キョン「…どうしてもダメですか」
ハルカ「ダメよ」
キョン「とりあえず今日は帰ります。親も心配しますし」
ハルカ「…そうね。あたしも帰るわ。また遊びに来なさいね」
キョン「ええ、必ず。じゃあ気をつけて」ニコ
ハルカ「…うん。キョン君もね」
キョン「…休みます」
ハルカ「ダメ。学校は行きなさい」
キョン「…」
ハルカ「お願い。あたしの為に生活を崩さないで」
キョン「…どうしてもダメですか」
ハルカ「ダメよ」
キョン「とりあえず今日は帰ります。親も心配しますし」
ハルカ「…そうね。あたしも帰るわ。また遊びに来なさいね」
キョン「ええ、必ず。じゃあ気をつけて」ニコ
ハルカ「…うん。キョン君もね」
697: 2009/01/28(水) 14:46:01.72 ID:/oLMhnAGO
ガチャ
ハルカ「ただいまー」
ハルヒ「ん、お帰り。どこ行ってたの?」
ハルカ「キョン君またかばん忘れてったわよ。全く…」
ハルヒ「またぁ?あいつホントに間抜けよね。あはは」
ハルカ「ふふ、ホント。きちんと見てあげなさいよハルヒ」
ハルヒ「しょうがないわねぇ…ん?」
ハルカ「ん?」
ハルヒ「お母さん、口紅取れてる…?」
ハルカ「ああ、ホント?走った時に口元拭っちゃったかも」
ハルヒ「…?」
ハルカ「ただいまー」
ハルヒ「ん、お帰り。どこ行ってたの?」
ハルカ「キョン君またかばん忘れてったわよ。全く…」
ハルヒ「またぁ?あいつホントに間抜けよね。あはは」
ハルカ「ふふ、ホント。きちんと見てあげなさいよハルヒ」
ハルヒ「しょうがないわねぇ…ん?」
ハルカ「ん?」
ハルヒ「お母さん、口紅取れてる…?」
ハルカ「ああ、ホント?走った時に口元拭っちゃったかも」
ハルヒ「…?」
766: 2009/01/28(水) 17:03:46.27 ID:/oLMhnAGO
保守thx。再開
770: 2009/01/28(水) 17:06:34.33 ID:/oLMhnAGO
【次の日】
キーンコーンカーンコーン
ハルヒ「…」
ハルヒ「あいつ、また寝坊かしら」
ハルヒ「まったく、SOS団員としての自覚はないのかしらね」
ハルヒ「…はぁ」
ハルヒ「…つまんない」
キーンコーンカーンコーン
ハルヒ「…」
ハルヒ「あいつ、また寝坊かしら」
ハルヒ「まったく、SOS団員としての自覚はないのかしらね」
ハルヒ「…はぁ」
ハルヒ「…つまんない」
772: 2009/01/28(水) 17:09:18.42 ID:/oLMhnAGO
キョン「行ってきます」
妹「行ってらっしゃい!ねぇキョン君、今日はお家で晩ご飯?」
キョン「ああ、今日は家で食べるよ」
妹「よかったぁ!久しぶりだね!」
キョン「うん、最近家で食べてなかったもんな。すまんな」
妹「えへ、今日は楽しみに待ってる!行ってらっしゃい!」
キョン「おう」
キィ
バタン
妹「行ってらっしゃい!ねぇキョン君、今日はお家で晩ご飯?」
キョン「ああ、今日は家で食べるよ」
妹「よかったぁ!久しぶりだね!」
キョン「うん、最近家で食べてなかったもんな。すまんな」
妹「えへ、今日は楽しみに待ってる!行ってらっしゃい!」
キョン「おう」
キィ
バタン
773: 2009/01/28(水) 17:12:27.56 ID:/oLMhnAGO
カチ
シュボッ
ハルカ「お買い物行かなくちゃね」
ハルカ「…ふぅぅ…」
ハルカ「…タバコ吸い終わってからにしよう」
すぅ
ふぅー…
すぅ
ふぅー…
ぐしぐし
ハルカ「…」
ハルカ「…先に洗濯終わらせよう」
ハルカ「はぁ…バカみたい」
ハルカ「何を期待してるんだか」
シュボッ
ハルカ「お買い物行かなくちゃね」
ハルカ「…ふぅぅ…」
ハルカ「…タバコ吸い終わってからにしよう」
すぅ
ふぅー…
すぅ
ふぅー…
ぐしぐし
ハルカ「…」
ハルカ「…先に洗濯終わらせよう」
ハルカ「はぁ…バカみたい」
ハルカ「何を期待してるんだか」
778: 2009/01/28(水) 17:16:03.66 ID:/oLMhnAGO
ハルカ「…洗濯終わり」
ハルカ「やっぱり先に掃除機かけようかな」
ハルカ「…」
ハルカ「あはは、バカ」
ハルカ「さっさと買い物終わらせなくちゃね」
ガチャ
ハルカ「行ってきます…」
ハルカ「やっぱり先に掃除機かけようかな」
ハルカ「…」
ハルカ「あはは、バカ」
ハルカ「さっさと買い物終わらせなくちゃね」
ガチャ
ハルカ「行ってきます…」
779: 2009/01/28(水) 17:17:52.02 ID:/oLMhnAGO
トテトテ
トテトテ
ハルカ「さすがにこの時間は制服姿は居ないわね」
ハルカ「…って、探してどうすんの…あたし…」
ハルカ「今日は駅前のスーパーが特売だったかしら」
トテトテ
トテトテ
トテトテ
トテトテ
ハルカ「さすがにこの時間は制服姿は居ないわね」
ハルカ「…って、探してどうすんの…あたし…」
ハルカ「今日は駅前のスーパーが特売だったかしら」
トテトテ
トテトテ
トテトテ
780: 2009/01/28(水) 17:21:33.52 ID:/oLMhnAGO
店員「ありがとうございましたぁー」
ハルカ「買い込んじゃったな…車で来ればよかったか」
ハルカ「ま、最近は運動不足だったしちょうどいいわね」
ハルカ「あ、袋に大根入らないじゃない。もう一枚もらおうかな」
ハルカ「…わしづかみで持って帰ろ。良いよね、主婦なんだし」
トテトテ
トテトテ
トテトテ
ハルカ「…」ちら
ハルカ「薬局…か」
ハルカ「買い込んじゃったな…車で来ればよかったか」
ハルカ「ま、最近は運動不足だったしちょうどいいわね」
ハルカ「あ、袋に大根入らないじゃない。もう一枚もらおうかな」
ハルカ「…わしづかみで持って帰ろ。良いよね、主婦なんだし」
トテトテ
トテトテ
トテトテ
ハルカ「…」ちら
ハルカ「薬局…か」
785: 2009/01/28(水) 17:25:10.87 ID:/oLMhnAGO
店員「ありがとうございましたぁ」
ハルカ「…」
ハルカ「あはは、ここまで来ると重症ね」
ハルカ「自己嫌悪なんて通り過ぎちゃった」
ハルカ「笑っちゃうわね、40近いオバサンが…」
ハルカ「はは、情けない」
トテトテ
トテトテ
ハルカ「………寂しいんだもん」
ハルカ「しょうがないじゃない……」
ハルカ「…」
ハルカ「あはは、ここまで来ると重症ね」
ハルカ「自己嫌悪なんて通り過ぎちゃった」
ハルカ「笑っちゃうわね、40近いオバサンが…」
ハルカ「はは、情けない」
トテトテ
トテトテ
ハルカ「………寂しいんだもん」
ハルカ「しょうがないじゃない……」
789: 2009/01/28(水) 17:27:46.44 ID:/oLMhnAGO
ハルカ「狂っちゃったな」
ハルカ「どこでおかしくなったんだか」
ハルカ「………あなた…」
トテトテ
トテトテ
ハルカ「なんか帰る気分じゃないな」
ハルカ「お昼外で済ましちゃおう…」
ハルカ「どこでおかしくなったんだか」
ハルカ「………あなた…」
トテトテ
トテトテ
ハルカ「なんか帰る気分じゃないな」
ハルカ「お昼外で済ましちゃおう…」
793: 2009/01/28(水) 17:30:39.29 ID:/oLMhnAGO
【学校・昼休み】
キーンコーンカーンコーン
ハルヒ「…つまんないつまんない」
ハルヒ「このまま部活まで休んだら氏刑なんだから」
ハルヒ「なによ、風邪引いたんなら連絡くらいしろってのよ」
ハルヒ「……はぁ」
キーンコーンカーンコーン
ハルヒ「…つまんないつまんない」
ハルヒ「このまま部活まで休んだら氏刑なんだから」
ハルヒ「なによ、風邪引いたんなら連絡くらいしろってのよ」
ハルヒ「……はぁ」
798: 2009/01/28(水) 17:34:34.01 ID:/oLMhnAGO
店員「パスタセットとアメリカン、以上で?」
ハルカ「はい、お願いします」ニコ
カチ
カチ
シュボッ
ハルカ「喫茶店なんて久しぶり」
ハルカ「昔は友達とよく集まったなぁ…」
すぅ ふぅ
ハルカ「懐かしい。あの頃のあたしが見たら何て言うか」
ハルカ「…グス」ぽろ
ハルカ「!」ぐいっ
ハルカ「ホントに…泣き虫になっちゃったな」
ハルカ「はい、お願いします」ニコ
カチ
カチ
シュボッ
ハルカ「喫茶店なんて久しぶり」
ハルカ「昔は友達とよく集まったなぁ…」
すぅ ふぅ
ハルカ「懐かしい。あの頃のあたしが見たら何て言うか」
ハルカ「…グス」ぽろ
ハルカ「!」ぐいっ
ハルカ「ホントに…泣き虫になっちゃったな」
800: 2009/01/28(水) 17:37:19.26 ID:/oLMhnAGO
店員「ありがとうございました」
ハルカ「…もう昼過ぎか」
ハルカ「帰ったらちょっと昼寝して、掃除機かけて」
ハルカ「…ハルヒの帰りを待って晩御飯作って」
ハルカ「あ、今日はキョン君来ないんだっけ」
ハルカ「今頃ハルヒ達と学校で勉強中かな」
ハルカ「ま、さすがに娘にヤキモチなんてね…」
ハルカ「………帰るかな」
ハルカ「…もう昼過ぎか」
ハルカ「帰ったらちょっと昼寝して、掃除機かけて」
ハルカ「…ハルヒの帰りを待って晩御飯作って」
ハルカ「あ、今日はキョン君来ないんだっけ」
ハルカ「今頃ハルヒ達と学校で勉強中かな」
ハルカ「ま、さすがに娘にヤキモチなんてね…」
ハルカ「………帰るかな」
801: 2009/01/28(水) 17:39:51.46 ID:/oLMhnAGO
ハルカ「…」
トテトテ
ハルカ「……」
トテトテ
ハルカ「……え」
トテトテ
ハルカ「…家の前に誰かいる……嘘でしょ」
タッ…
ハルカ「…!!」
タッタッタッタッタ
タッタッタッタッタ
ハルカ「キョン君!!」
キョン「ハルカさん。お帰りなさい」ニコ
トテトテ
ハルカ「……」
トテトテ
ハルカ「……え」
トテトテ
ハルカ「…家の前に誰かいる……嘘でしょ」
タッ…
ハルカ「…!!」
タッタッタッタッタ
タッタッタッタッタ
ハルカ「キョン君!!」
キョン「ハルカさん。お帰りなさい」ニコ
809: 2009/01/28(水) 17:45:01.28 ID:/oLMhnAGO
キョン「すみません、待たせてもらいました」
ハルカ「…」
キョン「なんかストーカーみたいですみません…」
ハルカ「…」ドサッ
キョン「あ、ほら、買い物袋落ちましたよ」
ハルカ「バカ!学校休んじゃダメって言ったでしょう!」
キョン「…すみません、来ちゃいました」
ハルカ「バカ!…もう、ホントにバカ…」
ハルカ「…」
キョン「なんかストーカーみたいですみません…」
ハルカ「…」ドサッ
キョン「あ、ほら、買い物袋落ちましたよ」
ハルカ「バカ!学校休んじゃダメって言ったでしょう!」
キョン「…すみません、来ちゃいました」
ハルカ「バカ!…もう、ホントにバカ…」
815: 2009/01/28(水) 17:52:12.56 ID:/oLMhnAGO
キョン「!」
キョン「ほら、買い物袋…」
ハルカ「あ、ありがとう…」
キョン「……」
ハルカ「…しょうがないわね。帰らせる訳にも行かないし」
ハルカ「あがって行くでしょう?」
キョン「ええ、お邪魔します」
ガチャ
ハルカ「コーヒーで良いかしら」
キョン「あ、はい。すみません」
コポポ…
ハルカ「まったく…何時から待ってたの?」
キョン「9時くらいかな」
キョン「ほら、買い物袋…」
ハルカ「あ、ありがとう…」
キョン「……」
ハルカ「…しょうがないわね。帰らせる訳にも行かないし」
ハルカ「あがって行くでしょう?」
キョン「ええ、お邪魔します」
ガチャ
ハルカ「コーヒーで良いかしら」
キョン「あ、はい。すみません」
コポポ…
ハルカ「まったく…何時から待ってたの?」
キョン「9時くらいかな」
821: 2009/01/28(水) 18:00:19.28 ID:/oLMhnAGO
ハルカ「9時から!?もう…風邪引いたらどうするの」
キョン「…すみません」
ハルカ「約束守らない人はろくな大人にならないわよ」
キョン「それでも、ハルカさんに会いたかったんです」
ハルカ「もう…あたしを心配させないで」
キョン「…」
ハルカ「わかった?もうダメよ、学校休んでまで会いに来ちゃ」
キョン「だったら約束しません」
ハルカ「…若いなぁ。勢いに負けちゃいそう」クス
キョン「…すみません」
ハルカ「約束守らない人はろくな大人にならないわよ」
キョン「それでも、ハルカさんに会いたかったんです」
ハルカ「もう…あたしを心配させないで」
キョン「…」
ハルカ「わかった?もうダメよ、学校休んでまで会いに来ちゃ」
キョン「だったら約束しません」
ハルカ「…若いなぁ。勢いに負けちゃいそう」クス
827: 2009/01/28(水) 18:03:24.44 ID:/oLMhnAGO
カチ
シュボッ
ハルカ「…」
キョン「ハルカさん」
ハルカ「うん」
キョン「隣に座らせてもらって…良いですか」
ハルカ「昨日言ったでしょう?いちいち許可なんていらないの」
キョン「強引なくらいが良い…ってやつですか」
ハルカ「そうよ。隣、いらっしゃい」ニコ
キョン「…」ドキ
シュボッ
ハルカ「…」
キョン「ハルカさん」
ハルカ「うん」
キョン「隣に座らせてもらって…良いですか」
ハルカ「昨日言ったでしょう?いちいち許可なんていらないの」
キョン「強引なくらいが良い…ってやつですか」
ハルカ「そうよ。隣、いらっしゃい」ニコ
キョン「…」ドキ
830: 2009/01/28(水) 18:07:08.07 ID:/oLMhnAGO
ハルカ「肩借りて良いかしら」
キョン「はは、許可はいらないんでしょ?どうぞ」
ハルカ「…」ぽふっ
キョン「…」
ハルカ「…」
キョン「ハルカさん」ぐいっ
ハルカ「ん?…んんっ!」
ちゅぅぅ
ハルカ「…んん~~!」
ちろ ちゅっ…
ハルカ「……ふ…」くた…
キョン「はは、許可はいらないんでしょ?どうぞ」
ハルカ「…」ぽふっ
キョン「…」
ハルカ「…」
キョン「ハルカさん」ぐいっ
ハルカ「ん?…んんっ!」
ちゅぅぅ
ハルカ「…んん~~!」
ちろ ちゅっ…
ハルカ「……ふ…」くた…
836: 2009/01/28(水) 18:11:28.97 ID:/oLMhnAGO
ハルカ「ぷはっ………はぁ………すけべ」
キョン「…抱きますよ」
ハルカ(……)
ハルカ(ごめん…ごめんねハルヒ…)
ハルカ(……あなた)
キョン「俺がハルカさんを幸せにします」
ハルカ「…はい」
キョン「…抱きますよ」
ハルカ(……)
ハルカ(ごめん…ごめんねハルヒ…)
ハルカ(……あなた)
キョン「俺がハルカさんを幸せにします」
ハルカ「…はい」
867: 2009/01/28(水) 18:31:50.64 ID:/oLMhnAGO
・
・
・
キョン「…幸せに…出来ましたか」
ハルカ「クス…ええ、幸せよ」
カチ
シュボッ
ハルカ「寂しさを埋めてくれるどころじゃないな…」ふぅ…
キョン「え?」
ハルカ「…もう、キョン君が居ないと淋しい」
・
・
キョン「…幸せに…出来ましたか」
ハルカ「クス…ええ、幸せよ」
カチ
シュボッ
ハルカ「寂しさを埋めてくれるどころじゃないな…」ふぅ…
キョン「え?」
ハルカ「…もう、キョン君が居ないと淋しい」
873: 2009/01/28(水) 18:35:01.85 ID:/oLMhnAGO
キョン「うれしいです」ニコ
ハルカ「…本当にそう思ってる?」
キョン「もちろんですよ」
ハルカ「……幸せ……」
キョン「俺もです」
ハルカ「キョン君」
キョン「はい?」
ハルカ「一回呼び捨てにしてみて」ニコ
キョン「……ハルカ」
ハルカ「うふふ…」ニコニコ
ハルカ「…本当にそう思ってる?」
キョン「もちろんですよ」
ハルカ「……幸せ……」
キョン「俺もです」
ハルカ「キョン君」
キョン「はい?」
ハルカ「一回呼び捨てにしてみて」ニコ
キョン「……ハルカ」
ハルカ「うふふ…」ニコニコ
884: 2009/01/28(水) 18:39:04.11 ID:/oLMhnAGO
・
・
・
ハルカ「…すぅ…すぅ…」
キョン「…ぐー…ぐー…」
ハルカ「…うん…ん?」むくっ
ハルカ「あ……あたし………」
ハルカ「………」
ハルカ「…う、う………」ぽろぽろ
ハルカ「ううぅぅぅ……」ぽろぽろ
・
・
ハルカ「…すぅ…すぅ…」
キョン「…ぐー…ぐー…」
ハルカ「…うん…ん?」むくっ
ハルカ「あ……あたし………」
ハルカ「………」
ハルカ「…う、う………」ぽろぽろ
ハルカ「ううぅぅぅ……」ぽろぽろ
889: 2009/01/28(水) 18:44:54.50 ID:/oLMhnAGO
ハルカ「キョン君、起きなさい」ゆさゆさ
キョン「…ん、あれ…?」
ハルカ「ほら、寝ぼけないの。そろそろ帰らなきゃ」
キョン「…あ、寝てましたか…すみません」
ハルカ「もう下校時間よ。ハルヒが帰ってきちゃう」
キョン「そう…ですね」
ハルカ「またいらっしゃい。でももう学校サボっちゃダメよ」ニコ
キョン「…遅くまですみませんでした。じゃあまた」
ハルカ「もう。はいって言わないんだから。次からは家入れないからね」
キョン「はは、それは勘弁して下さいよ」
ハルカ「ふふ、さぁね。じゃあ気をつけて」
キョン「はい、それじゃ」
ガチャ
キョン「…ん、あれ…?」
ハルカ「ほら、寝ぼけないの。そろそろ帰らなきゃ」
キョン「…あ、寝てましたか…すみません」
ハルカ「もう下校時間よ。ハルヒが帰ってきちゃう」
キョン「そう…ですね」
ハルカ「またいらっしゃい。でももう学校サボっちゃダメよ」ニコ
キョン「…遅くまですみませんでした。じゃあまた」
ハルカ「もう。はいって言わないんだから。次からは家入れないからね」
キョン「はは、それは勘弁して下さいよ」
ハルカ「ふふ、さぁね。じゃあ気をつけて」
キョン「はい、それじゃ」
ガチャ
898: 2009/01/28(水) 18:49:16.24 ID:/oLMhnAGO
ハルカ「はぁ…」
ハルカ「あたし…もうダメだ…」
ハルカ「もう抜けられない…キョン君を離してあげられない」
ハルカ「……依存しちゃうって、言ったのに…」
ハルカ「…なんで…許しちゃうかなぁ…」
カチ
シュボッ
ハルカ「…」
ガチャ
ハルヒ「…ただいま」
ハルカ「あたし…もうダメだ…」
ハルカ「もう抜けられない…キョン君を離してあげられない」
ハルカ「……依存しちゃうって、言ったのに…」
ハルカ「…なんで…許しちゃうかなぁ…」
カチ
シュボッ
ハルカ「…」
ガチャ
ハルヒ「…ただいま」
906: 2009/01/28(水) 18:56:37.22 ID:/oLMhnAGO
ハルカ「お帰りなさい」
ハルヒ「今日は全っ然面白くなかった!あいつ、無断で休むなんて氏刑よ氏刑」
ハルカ「あら、今日はキョン君休みだったの?」
ハルヒ「…うん。風邪でも引いたのかしら」
ハルカ「そうかもね。最近また寒くなったし」
ハルヒ「…」
ハルカ「ん?どうかした?」
ハルヒ「お母さん、化粧ぐちゃぐちゃ…」
ハルカ「ホント?いけない、さっきまで昼寝してたのよ」
ハルヒ「…また泣いた?」
ハルヒ「今日は全っ然面白くなかった!あいつ、無断で休むなんて氏刑よ氏刑」
ハルカ「あら、今日はキョン君休みだったの?」
ハルヒ「…うん。風邪でも引いたのかしら」
ハルカ「そうかもね。最近また寒くなったし」
ハルヒ「…」
ハルカ「ん?どうかした?」
ハルヒ「お母さん、化粧ぐちゃぐちゃ…」
ハルカ「ホント?いけない、さっきまで昼寝してたのよ」
ハルヒ「…また泣いた?」
910: 2009/01/28(水) 19:00:26.69 ID:/oLMhnAGO
ハルカ「ううん、泣いてないわよ」
ハルヒ「そう?なら良いんだけど。アイスでも食べよ」
ガチャ
パリパリ
ハルカ「…」
ポイッ
ハルヒ「…」
ハルカ「…どうしたの」
ハルヒ「…これ。ゴミ箱の中。ティッシュいっぱい。なんか包んでるみたいに…。誰か来てたの…?」
ハルカ「…!!」
ハルヒ「そう?なら良いんだけど。アイスでも食べよ」
ガチャ
パリパリ
ハルカ「…」
ポイッ
ハルヒ「…」
ハルカ「…どうしたの」
ハルヒ「…これ。ゴミ箱の中。ティッシュいっぱい。なんか包んでるみたいに…。誰か来てたの…?」
ハルカ「…!!」
937: 2009/01/28(水) 19:10:10.92 ID:/oLMhnAGO
ハルヒ「中、見て良い?」
ハルカ「ダメ。汚いわよ、ゴミ箱の中なんて」
ハルヒ「…そう、だよね」
ハルカ「…」
ハルヒ「すぐそこでね、キョンに会った」
ハルカ「…」
ハルヒ「なんか昨日の忘れ物取りにきたって…」
ハルカ「そうなのよ。携帯の充電器忘れてたらしくって」
ハルヒ「……嘘つき」
ハルカ「ダメ。汚いわよ、ゴミ箱の中なんて」
ハルヒ「…そう、だよね」
ハルカ「…」
ハルヒ「すぐそこでね、キョンに会った」
ハルカ「…」
ハルヒ「なんか昨日の忘れ物取りにきたって…」
ハルカ「そうなのよ。携帯の充電器忘れてたらしくって」
ハルヒ「……嘘つき」
925: 2009/01/28(水) 19:04:43.67 ID:/oLMhnAGO
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