1: 2008/09/08(月) 22:17:32.83 ID:3cx//nik0
JUM「ん?ああ、おやすみ。」
翠「私も寝るですう、チビ苺もさっさと寝るですう」
雛「ういー」
真紅「JUMも早く寝ないと体に毒よ?」
JUM「わかってるよ。」


2: 2008/09/08(月) 22:18:52.76 ID:3cx//nik0
真紅「じゃ寝るわ・・・」
JUM「・・・ああ」

カチコチカチコチ・・・・・・


JUM「・・・よし、寝たか」


3: 2008/09/08(月) 22:21:34.32 ID:3cx//nik0
居間

JUM「・・・」

JUM「・・・起きてたか」
のり「ん?ええ、さきほど目が覚めまして・・・」
JUM「・・・真紅達は寝たよ。ペリペリ・・・」
パサ・・
ローゼン「ふう・・・やっぱこの体じゃないとな。」


4: 2008/09/08(月) 22:25:07.35 ID:3cx//nik0
のり「・・・」
ローゼン「おい、オマエも早く元に戻れよ。」
のり「えー?ジュンくん何言ってるの?」
ローゼン「・・・おい、ふざけんなよ??」
のり「・わかってますよ(ったく冗談が通じない人だな~)ペリペリ・・・・」
ラプラス「ふう・・・あのままでもよかったのに」
ローゼン「文句を言うな、とにかく今日も今後の事を考えるぞ」
ラプラス「はい」


6: 2008/09/08(月) 22:46:14.64 ID:3cx//nik0
ローゼン「まずはおさらいだ。誰のせいでこんなことになった??」
ラプラス「・・・・・・」
ローゼン「そもそもお前が錬金術で究極の少女を作る事が発端だった。」
ローゼン「結局お前は人形師だった私の最高傑作である
    「ローゼンメイデンシリーズ」に錬金術を使用した。」
ラプラス「あなたもこのコトに当初ノリノリだったのでは?それも狂うほどに」
ローゼン「そんなの覚えに無い・・・な。」


9: 2008/09/08(月) 23:09:02.88 ID:3cx//nik0
ラプラス「いいや、わたしは覚えていますよ??
     758年前に私の無理な要望をあなたは簡単にも受け入れた・・・
     あなたも私と同じく真性のヘンt・・・」
ローゼン「わかった、おれが悪かった。」
ラプラス「ふむ・・・」
ローゼン「でもあれは予想外にもほどがある。錬金術が暴走して俺たちまで余計な不老不氏になっちまった。
     こいつをどう解決する??この時代じゃ錬金術もムズイし・・・」


10: 2008/09/08(月) 23:14:15.32 ID:3cx//nik0
ラプラス「そこで提案したのが・・・」
ローゼン「アリスゲームってやつだろ??勘弁してくれよ・・・
     俺の人形には罪は無いだろーが・・・」
ラプラス「彼女らの指輪には錬金術の多くが情報として極端に注がれています。
     それらを集める事によって私たちの不氏を解決できるかと・・・」
ローゼン「なら、なんでそれを伝えない・・・皆私に会いたくて何百年も頃しあいだ。うう・・・・」
ラプラス「すみません、私の作った人口精霊が不完全でしたので間違った情報を・・・」
ローゼン「nのフィールドだか分け分からん場所で私は何百年も外の世界を行ったり来たり・・・」
ラプラス「自分も副作用でこんな姿に・・・」
「「はあ・・・」」


20: 2008/09/09(火) 00:00:06.01 ID:yChxKRtR0

ラプラス「そこでですね」
ローゼン「?」
ラプラス「こんなものを用意しました」

スッ

ローゼン「あ!これは俺が作った雪華綺晶じゃないか」
雪「おとうさま・・・・」
ラプラス「なんとかこの子を手なずけることに成功しましてね。
      この子を使って他のドールの指輪を全部奪うんです。」
ローゼン「おいおい。あの子達が怪我しちゃったらどーすんだ・・・」
ラプラス「私の錬金術の情報が戻れば壊れても直すことは出来ますから
      とりあえず、明日からこの子に皆を襲わせますね」
ローゼン「気が進まないなぁ・・・」


23: 2008/09/09(火) 00:09:38.79 ID:yChxKRtR0


翌朝。

のり「いい?雪華綺晶。まずは一番よわいヒナちゃんからヤルのよ」
雪華綺晶「昨晩と口調が違う・・・」
のり「今はお姉ちゃんモードなの。とにかく、よろしくね」
雪華綺晶「わかった・・・」

雪華綺晶が鏡の中に入っていく。

ジュン「・・・おい、ラプラス。雪華綺晶はシリーズの中でも特に凶暴なんだぞ
     本当に大丈夫なんだろうな」
のり「大丈夫ですって。私は錬金術の天才ですから」
ジュン「お前の失敗のせいでこんなことになったんだがな・・・」


雛「おはようなのー!」
のり「あらヒナちゃん。おはよう」
ジュン「・・・・・・・・・・・」


26: 2008/09/09(火) 00:17:49.50 ID:yChxKRtR0

雛「ヒナの朝ごはんはうにゅー茶漬けなのー!ハムッ ハフハフ、ハフッ!!」

ジュン「・・・・・・・(こんな可愛い子を・・・心が痛むな・・・・)」
翠「やかましいチビチビですぅ・・・ん?チビ人間どうしたですか?」
ジュン「え・・・いや、なんでもないよ・・・」
翠「?」

のり「それじゃ、お姉ちゃんは学校に行ってくるわねー」
真紅「行ってらっしゃい。のり。」
のり「(ちょwwww可愛らしいwww尻尾引っこ抜くとか言ってるときとは大違いだぜwww
     この姿も悪くねーなwwwwつかwwww学校とかいかねーしwww
     nのフィールド直行だしwwww)行ってきまーす」


nのフィールド。

雪「・・・・あ」
ラプラス「ごきげんよう。」
雪「なにをしに・・・?」


28: 2008/09/09(火) 00:27:02.81 ID:yChxKRtR0
ラプラス「なに、注意事項を少し。」
雪「・・・・・・」
ラプラス「なるべく体に傷をつけないように倒してください。
      それと、ローザミスティカは絶対にとっておくように
      アレがなければ私の錬金術も完璧にはなりませんので・・・」
雪「・・・・・・・・」
ラプラス「わかりましたか?」
雪「え・・・と・・・はい。」
ラプラス「結構。それじゃあ、私はこれから学校に行って
      JKの生足で目の保養をしてきますので。
      あ、これ。いつものやきそばパンです」
雪「!! ハムッ ハフハフ、ハフッ!!」



その夜、ジュンの部屋。

ジュン「はぁ・・・・」
真紅「・・・どうしたの?ジュン。貴方朝から元気が無いように見えるわ」
ジュン「え・・・いや。なんでもないよ。ありがとう、真紅。愛してるよ」
真紅「・・・・・///」
ジュン「・・・・はっ!!(本音が・・・!!)」
翠「・・・・・・・・ほ~・・・ぅ・・・・」
ジュン「違うんだ翠星石!君も愛してるんだ!」
翠「・・・・・///」
真紅「・・・・・・・・あら・・・?」
ジュン「!!(しまった・・・気が動転して・・・・)」

30: 2008/09/09(火) 00:34:55.31 ID:yChxKRtR0

真紅「少し痛い目をみたほうがいいわねジュン。」
ジュン「ヒッ・・・・」
翠「・・・・・ヤリチンですぅ・・・童Oのくせに・・・乙女の心を弄んでるですぅ・・・」
ジュン「・・・・・・アッー!!」

雛「・・・みんな仲がいいのー・・・ヒナはもう寝るのよ~」

雛「・・・・・・zzz」



―――――――・・・・・・・・・・・・

雪「えっと・・・えっと・・・何だったっけ・・・なるべくなんだっけ
   体を・・・・えっと・・・・・忘れちゃった・・・・」

どさっ
雛「zzzz~・・・・・」

雪「あぁあ・・・もう来ちゃった・・・どうしよう・・・」
ぐー・・・・

雪「おなか減ったなぁ・・・やきそばパンしか食べてないからなぁ・・」
雛「・・・・・zzz・・・・うにゅー・・・・」
雪「・・・柔らかそうなほっぺ・・・じゅるり」

34: 2008/09/09(火) 00:39:15.06 ID:yChxKRtR0

雪「・・・・ちょっとだけなら・・・・」
雛「・・・・・・zzzzz」



――――――・・・・・・・・


雪「・・・・・・・・・・・・やっちゃった・・・・
  全部食べちゃった・・・・・・・・どうしよう・・・
  これからのやきそばパン・・・・」

雛「」

雪「あ、でもちゃんと倒すっていう目的は達成してるし、いい・・・よね?
  あぁ・・・おなかいっぱい。」

ベリーベル「・・・・・・・・・」
ひゅんっ


35: 2008/09/09(火) 00:47:08.62 ID:yChxKRtR0



ジュン「はぁ・・・はぁ・・・もうらめぇぇ・・・」
真紅「・・・今日はこのくらいでいいでしょう。」
翠「ちょっとやりたりねーです」
真紅「私はもう眠いのだわ。」

ひゅんっ

真紅「! ・・・これは・・・ベリーベル?
    ・・・・・・・・!!」

ジュン「・・・・・・それ・・・は・・・・」
翠「・・・・・・雛苺の・・・ローザミスティカ・・・・」

真紅「そんな・・・・そんな筈ないわっ!雛苺はちゃんと鞄に・・・・
   ・・・・・・・・い・・・ない・・・?」


ジュン「・・・・・・・・・(・・・・仕方ないんだ・・・・・これしか方法は・・・)」


36: 2008/09/09(火) 00:52:24.85 ID:yChxKRtR0


翌朝。

のり「おはよぅ~みんなー」
真紅「・・・・」
翠「・・・・」

のり「あらぁ?ヒナちゃんはぁ?」
真紅「雛苺は・・・・・・遠くにいったわ・・・」
のり「遠く・・・?」

のり「・・・・・・・ジュンくん。」
  グッ

ジュン「(グッじゃねーよ・・・)姉ちゃん。ちょっといいかな」
のり「はぁい」




37: 2008/09/09(火) 01:02:26.24 ID:yChxKRtR0

nのフィールド。

雪「胃もたれですわ・・・・」

のり「おつかれ、雪華綺晶。」
雪「・・・今日は・・・その姿なんですね・・・」
のり「これからすぐ学校だからね。ん?雪華綺晶。雛苺の体はどこにやりました?」
雪「・・・・・・・・・あ」
ジュン「・・・・・!!まさか・・・雪華綺晶!」
雪「ひっ・・!ごめんなさい・・・」

ジュン「・・・・・・なんてことだ・・・」

ガクッ

ジュン「・・・・・・・・」
のり「ほ・・・ほら!落ち込まないでください!また作ればいいじゃないですか」
ジュン「・・・・・・そんなにホイホイ作れてたまるか・・・・・・
    それに・・・・雛苺は、あの子だけだ。同じものなんか・・・作れない」
のり「・・・・・・・・・・」






真紅「・・・・・・これは・・・・どういうこと?・・・・・ジュン、のり」
ジュン「!!!」

42: 2008/09/09(火) 01:10:19.86 ID:yChxKRtR0

ジュン「ち・・・違うんだ真紅!」
真紅「・・・・・何が違うというの・・・?・・・・・その子はローゼンメイデンね・・・
    ジュン、のり・・・・貴方達が彼女に雛苺を襲わせたの・・・?」
雪「・・・・・・・・・・・」
のり「(まずいな・・・・)」

スタッ
翠「こ・・・これは・・・どういうことですか真紅・・・・」

真紅「・・・・・・・・・・・見ての通りだわ・・・」
ジュン「真紅!違うんだ・・・話を・・・」
真紅「・・・そんなに雛苺が・・・・いえ・・・・私達が邪魔だったかしら?
   壊してしまいたいほどに・・・・?」
ジュン「真紅!」
真紅「・・・・・・・雛苺は・・・・貴方達が本当に好きだったのに
    私も・・・・翠星石も・・・・・・・・」
翠「・・・・・・・・・・・・・」

ジュン「しん・・・」
真紅「許さない!!」

ゴォッ

ジュン「うわぁ!!」


45: 2008/09/09(火) 01:22:13.80 ID:yChxKRtR0

ズバッ スバッ
ジュン「・・・・ッ!!真紅・・・・話を・・・・話を聞いてくれ・・・」

のり「・・・・・ローゼン。一旦引きましょう。不氏とはいえ、無理は良くない」
雪「・・・・・・・」

ブォン
ジュン、のり、雪華綺晶の下に穴が開く

ジュン「・・・・真紅・・・・」




―――――・・・・・・・・・・・





ローゼン「・・・・・・・・・」
ラプラス「・・・元気を出してください。ローゼン。
      幸いローザミスティカは無事なようですし
      この不老不氏を直す術はきっと見つかります」
ローゼン「・・・・・お前が究極の少女・・・なんていいださなければ・・・・」
ラプラス「・・・・・だから・・・貴方もノリノリだったでしょう」
ローゼン「俺にとっては・・・・7体みんな・・・・究極だった・・・・・・雛苺・・・真紅・・・」

雪「・・・・・お父様・・・・ごめんなさい・・・ごめんなさい・・・」

47: 2008/09/09(火) 01:31:06.10 ID:yChxKRtR0

ラプラス「・・・・・そういいますけどね。貴方だって自分が作った人形が動いたのは
      とても嬉しかったんじゃないですか?」

ローゼン「・・・・・」
ラプラス「・・・・確かにこのやり方じゃ7体全部使っても究極の少女は作れなかった
      でも、貴方は楽しそうだったじゃないですか。むしろ、可哀想なのは私ですよ
      こんな姿になったうえに目的を達成できないなんて」
雪「・・・・・・・・・・・・・」
ローゼン「・・・・・・・・・・」

ラプラス「とにかく、一箇所にとどまっているのは危険です。
      相手はあの真紅ですからね。さっそく移動しましょう。」
ローゼン「・・・・・その前にラプラス。桜田のりの姿に戻ってくれ。
      僕も桜田ジュンのままでいる。
      あんな気持ちにさせたのが父親だなんて気づかせたくない」
ラプラス「・・・・はい。」

ブォン
二人の姿が変わる。

ジュン「・・・」
のり「・・・では、行きますよ。・・・雪華綺晶?」

雪「・・・・・・・・来る」

51: 2008/09/09(火) 01:39:35.55 ID:yChxKRtR0

ガシャアアアアン

空間を割って真紅が現れる。

ジュン「!!」
のり「ロー・・・・ジュンくん!早くこっちに!!」

真紅「・・・・見つけた・・・・!! ジュンッ!!」
ガッキィイン
雪「・・・・・」

真紅「邪魔をしないで!!」

のり「(ちっ・・・これだけ雪華綺晶と離れていては空間転移も使えないな・
    正体をばらすわけにはいかないからな・・・・逃げなければ)
   ジュンくん!こっちよ!!」

ジュン「・・・・・・・・・・・」

真紅「まちなさい!!」
雪「ここはとおさない・・・」



53: 2008/09/09(火) 01:48:25.81 ID:yChxKRtR0

―――――――・・・・・・・・・



ジュン「はぁ・・・はぁ」
のり「ここまでくればひとまず安心でしょう。
   雪華綺晶ならまず負けることは無いでしょうし」
ジュン「・・・・真紅・・・・」
のり「・・・・・とりあえず・・・・こちらの使える駒が雪華綺晶だけというのは不安です
   誰か一人に正体を明かして、護衛を頼みましょう」
ジュン「・・・・・・・・・」






誰に護衛を頼む?
>>60

61: 2008/09/09(火) 01:57:24.38 ID:yChxKRtR0
>>60 把握

ジュン「・・・・・いやだ・・・」
のり「・・・は?」
ジュン「あの子達の誰にも正体は明かしたくない」
のり「・・・・ですが・・・真紅に太刀打ちできるドールなんて他には・・・」
ジュン「・・・いないなら、作ればいい。エンジュの人形屋にいくぞ」
のり「・・・・?」



同じ頃

真紅「・・・はぁッ・・・はぁ・・・」
雪「やりますわね・・・・・」
ぐー・・きゅるる・・・

雪「(お腹が・・・)今日はここまでですわ・・・まだお父様を追うのなら
   今度は手加減はいたしません」

ブォン


真紅「・・・・・・消えた・・・・・・ん? お父様?」




63: 2008/09/09(火) 02:05:42.35 ID:yChxKRtR0



エンジュの店。

ジュン「・・・・エンジュ。いるか?」
エンジュ「・・・・!ローゼン・・!!何をしにきた・・・」
ジュン「少し材料を分けてもらいたい。」
エンジュ「ふざけるな!誰がおまえなんかに・・・・」
ジュン「ラプラス」
のり「はい。」

エンジュ「アッー!!」


ジュン「・・・よし。これだけあれば作れるな。その場しのぎの作品だが
     戦闘用に特化すれば真紅を抑えるくらいは出来るだろう」
薔薇推奨「・・・・・・・・」
のり「・・・・エンジュのバッタもんドールもいますよ。どうします?」
ジュン「だめだな。そいつは使えん。
     というより、真紅たちを壊してしまう可能性がある」


パァアァ
雪「ただいま・・・」
のり「お。無事でしたね。一安心です」

ジュン「(これ以上犠牲はだせない・・・)」


65: 2008/09/09(火) 02:12:22.66 ID:yChxKRtR0




――――――次の日。ジュンの部屋


ガチャ
翠「真紅!!」
真紅「・・・・ただいま。」

蒼星石「・・・話は聞いたよ。本当にジュン君がドールをけしかけたのかい?」
真紅「・・・・よく・・・わからないわ・・・」
蒼「・・・・・どちらにせよ・・・そのドールは警戒しないとね。」
翠「・・・これからどうするですか?ジュンを追うですか?」

真紅「・・・・・・・ええ。」
蒼「追って・・・どうするつもりなんだい?」

真紅「・・・・・・・・・頃すわ。雛苺を奪い・・・私達を欺いたことは・・・許せない」
翠「・・・・・・・・・・!!真紅!!」
蒼「(本気だ・・・)・・・翠星石。ちょっといいかい?」
翠「?」



66: 2008/09/09(火) 02:16:48.38 ID:yChxKRtR0


ガチャ

バタン。

翠「・・・どうしたです?」
蒼「・・・真紅は本気だ。きっとジュン君を見つけたらためらい無く頃してしまうだろう」
翠「そんな・・・・」
蒼「だから・・・僕達で先にジュン君を見つけ出して、ことの真相を聞きだすんだ」
翠「・・・・・・・・」
蒼「もし・・・真紅の言うとおりなら・・・僕達は危険な目にあうかもしれない
  でも・・・・ジュン君を信じるなら・・・・」
翠「・・・・・・翠星石は!・・・ジュンがそんなことをするような奴だとは思ってません!
  ジュンを探すですよ!」
蒼「・・・うん!」



真紅「・・・・・・(あのドールが言ったお父様とは一体・・・・
    ジュンはお父様と関わりがあるの・・・・・・・・・・?)」



69: 2008/09/09(火) 02:28:02.23 ID:yChxKRtR0

エンジュの店。

エンジュ「も・・・もう、らめぇえ・・・」
薔薇推奨「・・・お父様・・・」
雪「zzzz・・・・・」

ジュン「・・・・できた。」
のり「・・・・・随分時間がかかりましたね。人形一体作るのなんか
   貴方にとっては朝飯前でしょうに。」
ジュン「・・・・・・・・・・・。・・・・・・・・戦闘型ドール『くんくん』だ」
のり「ほぅ・・・考えましたね。これならくんくんファンの真紅は用意に攻撃できない」
ジュン「・・・だろ?これで・・・」
のり「ローゼン。貴方は私達の目的を忘れてはいませんか?」
ジュン「!」

のり「私達はローゼンメイデンの持つ指輪にある私の錬金術の情報を得なければならない
    そのためには戦闘も必要になってくるでしょう。」
ジュン「・・・・・・・」
のり「雛苺が雪華綺晶にやられてから分かったことですが、どうやらローザミスティカにも
    錬金術の情報は収められているようです」
ジュン「・・・・」

のり「つまり。全てのドールを壊してしまえば私達はこの不老不氏から逃れられるのです」
ジュン「・・・・・・・・・・・」

70: 2008/09/09(火) 02:41:09.36 ID:yChxKRtR0

ジュン「・・・・・・・そんなことは・・・・しない。ちゃんと指輪だけ貰う」
のり「そう、うまくいきますかねぇ・・・」
ジュン「・・・・行こう。ここにいてはエンジュにも危険が及ぶ」
のり「もう駄目になってますけどね」

エンジュ「はぁ・・・・はぁ・・・」
薔薇「・・・・・・・・・」
雪「むにゃ・・・・」

のり「雪華綺晶。いきますよ」
雪「はぁーい」
ジュン「・・・・・」

ガチャ


エンジュ「・・・・・・・・・ハッ!」
薔薇「お父様。」
エンジュ「・・・くっ・・・私としたことが・・・・・ん?あいつら忘れ物してるぞ」
薔薇「・・・・なんですか?」
エンジュ「・・・これは・・・・・・」



72: 2008/09/09(火) 03:10:20.57 ID:yChxKRtR0




蒼「翠星石。ジュンくんがどこにいるか感じないかい?」
翠「う~ん・・・・ちょっと厳しいです。」
蒼「遠くにいるのかもね」
翠「早くみつけねーとやばいですよぅ。真紅はまだ寝てるですけど・・・」







俺はもう寝る。
残ってたら明日書きます。

銀様とかカナとか出したほうがいのかな?



93: 2008/09/09(火) 10:57:11.97 ID:yChxKRtR0

蒼「・・・人を探すには人数が多いほうがいいね。金糸雀にも協力してもらおう」
翠「役に立たないと思いますけどねぇ・・・」

ズズズズ・・・・
nのフィールドへ





――――――――・・・・・・・・

ジュン「・・・・・・・・・・・・・」
のり「どうしてわざわざ歩きなんです?nのフィールドならすぐなのに」
ジュン「・・・・あそこだと皆に遭遇する確立が高いからな。なるべくあの子達と戦いたくない」
雪「お腹へった・・・」

くんくん「血の臭いがするな・・・・来るぜ・・・」
ジュン「?」



95: 2008/09/09(火) 11:04:17.90 ID:yChxKRtR0

ビスビスビスッ

ジュン「!!」
水銀燈「はぁい。おバカ真紅のミーディアムじゃなぁい。・・・後ろにいるのはローゼンメイデンね。
     貴方また新しく契約したのぉ?」
ジュン「水銀燈・・・!」
のり「(やっべー銀様だよ・・・マジ可愛いんですけどはぁはぁ)」

水銀燈「7体全てそろったわね。これでようやくローザミスティカが全て手に入るわ」
バサッ  ズバッ ズバッ


ジュン「くっ・・・」
雪「下がっていてください」
くんくん「お嬢ちゃんもさがってな・・・ここは俺がやる・・・」


水銀燈「!! ・・・・くん・・・くん?」
くんくん「ほぅ・・・俺をしってるかい・・・面白くなりそうだな」


ガキィィンッ

96: 2008/09/09(火) 11:31:19.06 ID:yChxKRtR0

くんくん「墳ッ!!」
ドゴォ
水銀燈「きゃあっ!!・・・・つ・・・強い・・・」
くんくん「もっと楽しもうや・・・お嬢ちゃん・・・・」

ジュン「そこまでだ」
くんくん「! ・・・ふん」
水銀燈「・・・?」

ジュン「・・・・・」
ベリベリベリ・・・
のり「! 正体は明かさないんじゃ無かったんですか?」
ジュン「水銀燈の性格上こうしないとボロボロになっても攻撃してくるからな・・・仕方ない」
ベリベリ・・・ベリンッ


水銀燈「・・・・・!!」
ローゼン「感覚で分かるだろう?・・私がローゼンだ」
水銀燈「お・・・とう・・・さま?」
のり「・・・ちょっと・・・本当に正体明かしてよかったんですか?」
ローゼン「・・・もともと隠す必要なんて無かったんだ。こうして正体をすぐに明かしていれば
      アリスゲームなんてつらい思いをさせなくて済んだんだ」
のり「・・・・・・・・」
ペリペリ バサッ

ラプラス「・・・・・・・こういうことです。水銀燈。」
水銀燈「お父様に・・・ラプラスの魔!?・・・・真紅のミーディアムに変装していたの!?」
ラプラス「・・・・・・・」

98: 2008/09/09(火) 11:46:32.63 ID:yChxKRtR0

ローゼン「・・・君達を戦わせていたことが後ろめたくてね・・・・
      今まで正体を明かすことができなかったんだ・・・」
水銀燈「・・・・・・・・」

ゴソゴソ

ラプラス「? また桜田ジュンの姿に戻るんですか?」
ジュン「真紅にはこの姿で謝らないと。・・・さぁ、行こう。」







―――――――・・・・・・・桜田家

ガチャ・・・
真紅「・・・・・・・・雛苺・・・・仇はうつわ」

真紅「・・・ジュン・・・」



99: 2008/09/09(火) 11:53:24.18 ID:yChxKRtR0



ドアの影
金糸雀「・・・・・・・・ひぃぃぃ・・・・真紅の目・・・・怖いかしら・・・・」
蒼「まずいね・・・・結局ジュン君は見つからないし・・・・・」
翠「きっと移動し続けているです・・・感覚が定まらないです」


ガチャ  ドンっ

金「ぐえっ」
真紅「あら? あなた達こんな所で何をしているの?」
翠「べべべべべつに、なんでもないです」
蒼「・・・・・真紅。本当にやるつもりなのかい?」
真紅「ええ。」
蒼「僕達は協力できないよ」


真紅「・・・・あなた達には何も望まないわ。私は一人でもやる。」
翠「真紅~・・・・」
真紅「それに・・・このまま放っておいたら、雛苺のような犠牲者が出てしまうわ」
蒼「・・・・・・・・・」
金「殺伐としているかしら・・・・・・・・」


ガチャ・・・・
真紅「! 誰か来たわ・・・・」

101: 2008/09/09(火) 12:00:30.40 ID:yChxKRtR0



ジュン「・・・・真紅。・・・・いるか?」
のり「・・・・・・・・・・」
雪「・・・・・・・・・・お父様。殺気がします・・・・私の後ろに下がってください」
くんくん「・・・血が滾るぜ・・・」

トン トン トン・・・


真紅「・・・・ジュン・・・・」

翠「あわわわわ・・・・チビ人間のやつ・・・自ら氏地に赴きやがったですぅ・・・・」
蒼「・・・・ローゼンメイデンが全員揃った・・・・」
金「ねぇ!くんくん!くんくんがいるかしら!!」

水銀燈「(真紅のあの目・・・・あんな目初めてみたわ・・・)」


102: 2008/09/09(火) 12:06:09.97 ID:yChxKRtR0

ジュン「ラプラス・・・・この家が壊れてしまってはいけない・・・・・nのフィールドに皆を送ってくれ」
のり「・・・・・・・・はい」
ベリベリベリ バサッ

翠「え!!? ラプラスの魔!?」

ブゥン

蒼「!!」

全員穴に落ちていく


――――――――――・・・・・・・・・・・nのフィールド

ジュン「真紅・・・・・」
真紅「・・・・・・覚悟はいい?」

スッ
雪「・・・・・・・・」
水銀「・・・・・・・」
くんくん「・・・・・・・・・くく・・・」


真紅「・・・あなた達も・・・・邪魔するなら容赦しないわ」
蒼「・・・・・待って、真紅。・・・・・・ジュン君、何か話すことがあるんじゃないかい?」
翠「そ・・・そうですよ!どうしてチビ人間がラプラスの魔とか水銀燈とかと一緒にいるのです?」
金「くんくんもかしら~」

104: 2008/09/09(火) 12:14:13.85 ID:yChxKRtR0

ジュン「・・・・・・それは・・・」


ガッキィィイイン

ジュン「!!」
くんくん「・・・・・・・ッ!!・・・・・・・いい打撃だ・・・」

真紅「話を聞く必要はないわ、蒼星石。何があっても私の気持ちは変わらない」
くんくん「旦那!下がってな!!」
真紅「くんくん。邪魔をしないで」
くんくん「遊ぼうか、お嬢ちゃん」


蒼「くっ・・・翠星石!とにかく、ジュン君を捕らえよう!」
翠「・・・!はい!!」
金「あわわあわわあわ・・・」

水銀「・・・悪いけど・・・あの人に危害を加えるなら・・・黙っていられないわ」

蒼「水銀燈!!」
水銀「まとめてかかってきなさい」



105: 2008/09/09(火) 12:23:05.19 ID:yChxKRtR0


ジュン「・・・・・・・く・・・やっぱり・・・・・あれしか手はない・・・か」
ラプラス「?」

ジュン「雪華綺晶。エンジュの店に行って――――・・・・・」
雪「・・・!わかりました」
ブゥンッ


ガガガガガガ ドガガガガ  ガッキィィイイン

くんくん「・・・おかしいな・・・情報じゃ嬢ちゃんは俺には攻撃できない筈なんだがな」
真紅「バカにしないで頂戴。くんくんは左目のふちが黒いのよ
    貴方は右目のふちが黒い。つまり、偽者よ。」
くんくん「くくく・・・・そうこなくっちゃな・・・」


蒼「はぁああああ!!」
水銀「ふん。」

キィンッ キィンッ

翠「~~~~ッ!!水銀燈が邪魔でチビ人間に近寄れねーです!」
水銀「・・・・・もうやめなさい。無意味なのよ、こんなこと」

金「?」


112: 2008/09/09(火) 13:03:57.38 ID:yChxKRtR0

―――――・・・・エンジュの店

エンジュ「・・・ローゼンめ・・・何故今更こんなものを作ったんだ?」
薔薇「・・・大きくてかさばりますね」

ズズズ・・・

薔薇「!!」
エンジュ「雪華綺晶!」
雪「・・・・・・それは・・・お父様のもの・・・触らないで」

エンジュ「・・・・アッー」
薔薇「・・・・・・・・・・」

雪「さて、急いでこれを持って行かなくちゃ」



nのフィールド

ガガガガガガ キンキンッ

ラプラス「・・・・・どうするつもりなんです?ローゼン」
ジュン「・・・・・・なぁ、ラプラス。今でも究極の少女に会いたいと思うか?」
ラプラス「?・・・もちろん。口リコ・・・・紳士の夢です」
ジュン「・・・・・・・そうか。・・・・・・・・悪いな」
ラプラス「?」


115: 2008/09/09(火) 13:28:21.07 ID:yChxKRtR0
ズズズ・・・
雪「お父様!お持ちしました」
ローゼン「! ありがとう雪華綺晶・・・・・・・・さて・・・・・」


キンッ ガキンッ
蒼「くっ!!」
翠「蒼星石」
金「あわわわ」

水銀「・・・・・・・・」

ドゴォッ
くんくん「ぐっ!!」
真紅「・・・・もう一押し・・・ッ!!

    喰らいなさい!!」


ゴオオオオオッ

くんくん「ふっ・・・ここまでか・・・」

ばっ

真紅「!?」

116: 2008/09/09(火) 13:37:02.51 ID:yChxKRtR0

ジュン「・・・・・・・ぐっ・・・・・」
ポタ ポタ

真紅「・・・・・・ジュン?」
くんくん「だ・・・・旦那!?」

雪「お父様!!」
水銀燈「!!」

ジュン「・・・・ッ!平気だ・・・・」
真紅「・・・わざわざやられにくるなんて・・・どういうつもり?ジュン」
ジュン「・・・・・・・・・・」
ペリペリ・・・・バサッ


真紅「!!!!」

119: 2008/09/09(火) 13:42:17.37 ID:yChxKRtR0

翠「・・・・・・・・・!!」
蒼「そ・・・・・・そんな・・・・・」
金「あわわわわわ」

真紅「・・・・・・おと・・・う・・・さま?」

ローゼン「・・・げほっ・・・・真紅・・・・・」
真紅「そんな」

121: 2008/09/09(火) 13:53:13.71 ID:yChxKRtR0

真紅「・・・・そんな! 貴方は引きこもりで通販オタクな中学生桜田ジュンでしょう!?」
ローゼン「・・・・・君達を見守るため・・・・この姿を偽っていただけさ・・・・ごほっ・・」

雪「お・・・おとうさま!血が・・・・・」

真紅「・・・・な・・・なぜ? なぜ雛苺にあんなことをしたのですか!?」
ローゼン「・・・・・・・・俺と・・・・ラプラスは・・・・究極の少女を夢見た・・・・・
      俺の人形と奴の錬金術を利用して、それを作り出そうとしたんだ・・・・」
真紅「・・・・・・・」
ローゼン「しかし・・・・げほっ・・・・術は失敗し、7体全て、究極の少女には至らなかった
      それどころか・・・・俺達は不老不氏となってしまい・・・
      永劫にこの世を彷徨わなくてはいけない体になってしまった・・・・・
      ラプラスにいたっては、錬金術の記憶も失い顔がウサギになってしまったしな・・・・」

雪「血が・・・・ああ・・・・お父様・・・」
くんくん「旦那・・・!!」

ローゼン「君達の指輪の中にその錬金術の情報が詰まっているんだ・・・・
      俺とラプラスが・・・・不老不氏から解放されるための・・・・・」

真紅「・・・・・・・・」

ローゼン「・・・だから、指輪回収のために雪華綺晶を向かわせたんだ・・・・
      でも・・・・手違いで・・・・・・」

真紅「・・・・・・・・・・・・・」

ローゼン「雛苺を壊すつもりは無かった・・・・・・・信じてくれ・・・・・」

123: 2008/09/09(火) 14:10:45.93 ID:yChxKRtR0

ラプラス「・・・・・・・・・・」

真紅「・・・・・・・・・・・・・」
ローゼン「許されたいなんて思っていない・・・・・これは全部自分のせいだ・・・・・・だから・・・・」

雪「お父様!!血が止まりません」
ローゼン「・・・・・・大丈夫だよ・・・・雪華綺晶。僕は不老不氏だ
      この傷だってもう、すぐにふさがってしまう・・・・・・・・だから・・・・」
雪「?」
ローゼン「さっき頼んだ・・・アレを・・・ここに」
雪「・・・・はい!」
たっ

翠「お・・・お父様・・・?」
ローゼン「やぁ・・・翠星石・・・・・つらい思いをさせてごめん」
蒼「・・・・・お父様・・・それじゃあ・・・アリスゲームは・・・・」
ローゼン「・・・・・・・すまない・・・」
金「そんな・・・・」


125: 2008/09/09(火) 14:20:47.61 ID:yChxKRtR0

雪「・・・・・・お父様・・・・これ・・・・」
ローゼン「ありがとう・・・開けてくれるかい?」
雪「・・・・」
ぱかっ

真紅「・・・・・・・これは・・・・・・」
ローゼン「急ぎでつくったから・・・・・完全には程遠いけど・・・・・・ 
      雛苺の体だ・・・・・・・・・」

くんくん「・・・この子は・・・・俺と一緒に・・・・」

真紅「・・・・・・・でも・・・・・雛苺の魂はもう、遠くに行ってしまっています・・・・・
    体と・・・ローザミスティカがあっても・・・・もう・・・・」

ローゼン「・・・ああ・・・・だから・・・・・・・・・俺が・・・・・全部の力を使って雛苺を呼び戻す」
真紅「!?」

ローゼン「不老不氏に小さな穴が開いた今なら・・・決して動くことの無いこの魂も
       雛苺のところまで行くことが出来る・・・・」
真紅「お父様!?」

キラキラ キラキラ・・・

翠「! 傷口から・・・・」
水銀「光の粒が・・・・」
ラプラス「・・・・・・・・辺りを覆っていく・・・・」

127: 2008/09/09(火) 14:33:03.76 ID:yChxKRtR0

真紅「!! お父様」
翠「き・・・消えて行ってるです!!」

ローゼン「ラプラス」
ラプラス「・・・はい」
ローゼン「・・・この子たちを頼んだ」
ラプラス「・・・いいんですか・・・?私は真性の口リコンですよ・・・」
ローゼン「・・・・・信じているさ・・・・お前は・・・・俺の親友だからな」
ラプラス「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」



130: 2008/09/09(火) 14:41:37.54 ID:yChxKRtR0

ローゼン「・・・・・・・・・」
雛苺「・・・・・・・う・・・うぃ・・・・・」

真紅「雛苺!!」
ローゼン「・・・・・・雛苺・・・・・」
雛苺「うゆ・・・・?おとうさまー?」
ローゼン「・・・・・・・・・ふふ・・・おはよう・・・雛苺・・・・」
雛苺「・・・・・おとうさま?・・・どうしたのー?どこに行くの?」

ローゼン「どこにも行かないよ・・・・・ずっと・・・一緒さ・・・・・・」

水銀「お父様・・・・!!」
蒼「消える・・・・・・!」


ローゼン「・・・・・・・・・・みんな、ごめん・・・」

真紅「・・・・・・・・おとう・・・さ・・・」









ラプラス「・・・・・・・・・・・・・・・」

133: 2008/09/09(火) 14:48:12.57 ID:yChxKRtR0






真紅「・・・・・・・・・・・・・・・・」
翠「・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

真紅「ラプラス・・・・・・・これ・・・・」
蒼「僕も・・・・・これを・・・・」

ラプラス「・・・・・・・・・指輪・・・・・・」
水銀「・・・・・はい。これで不老不氏じゃなくなるんでしょう?・・・・よかったわね・・・」
金「カナも・・・はい・・・」

雛「う・・・うゆ?・・・えっと・・・ヒナもあげるの!」
雪「・・・・・・・・・・」
すっ

翠「・・・・・・・・・・・・・・お父様の・・・・親友っていうんなら・・・・しかたねーです
  翠星石の指輪も・・・・・あげるです・・・・・・」


ラプラス「・・・・・・・・・・・・」

134: 2008/09/09(火) 14:54:02.83 ID:yChxKRtR0

ラプラス「・・・・・ありがとう・・・・・でも・・・・・・」

真紅「?」

ラプラス「不老不氏は・・・・まだ解きません」
翠「!? なぜです?せっかく元に戻れるんですよ!?その顔だって・・・」

ラプラス「・・・・・・まだ・・・・・やることがあります」

真紅「・・・・・・・・・・・」


135: 2008/09/09(火) 15:10:49.66 ID:yChxKRtR0

蒼「何を・・・するつもりなんです・・・?」

ラプラス「・・・・・・・私は・・・・・究極の少女を夢見て・・・錬金術の研究をしてきました
      しかし・・・その結果は・・・・失敗した挙句・・・親友の命までうしなってしまった」

蒼「・・・・・・」

ラプラス「私は錬金術の天才です。・・・・だから・・・こんな結果は認めない
      何十年・・・いや・・・何百年かかっても・・・
      ローゼンを生き返らせて見せます
      そして
      また、二人で・・・・究極の少女だなんて・・・夢を語りたいんです」

真紅「・・・・・・」

雪「・・・・私も・・・協力しますわ!」
翠「・・・・・・・・・・お父様を生き返らせることができるなら・・・・翠星石も手伝うです!」
蒼「僕も・・・・もっとお父様とお話がしたい」
金「カナもかしら」
雛「雛も!」


138: 2008/09/09(火) 15:23:00.04 ID:yChxKRtR0

水銀燈「・・・・・・何百年もかかっちゃ困るわ。病気のマスターがいるのよね
     ついでに直してやってちょうだい」

ラプラス「・・・はは・・・・頑張ります」

真紅「・・・・・私は・・・・何も知らずに暴走していたのね・・・・
    お父様は苦しんでいたのに・・・・
    私は・・・・お父様とお話しする資格なんてないわ・・・」

ラプラス「・・・いいえ・・・・ローゼンは貴女のことを、本当に大事に思っていました
      だから・・・護衛用のドールをくんくんにして、決して貴女に怪我をさせないように
      強くなりすぎないようにしたんです」

真紅「・・・・・・・・・」
くんくん「・・・・・・・・」

ラプラス「子供が・・・親と話す資格が無いなんていうものではありません
      ローゼンが悲しみますよ」

真紅「・・・・・・・・・・・・こくっ」



ラプラス「・・・必ず・・・・生き返らせます・・・・・・・ローゼン・・・」





140: 2008/09/09(火) 15:36:16.83 ID:yChxKRtR0













――――――――――・・・・・・・・

雛「いやー翠星石ー!ラプラスが体をなでなでしてくるのー!!」
翠「!! この変態ウサギ!!尻尾・・・いやイチモツを引っこ抜いてやるです」
蒼「切り落としたほうが」
ヂョキヂョキヂョキ

ラプラス「へっへーんwwwもうウサギじゃないもんねーwwwww」
翠「切り落とすです、蒼星石」
蒼「うん」
ラプラス「アッー」


水銀「・・・なにをしてるの真紅?」



141: 2008/09/09(火) 15:43:45.78 ID:yChxKRtR0

真紅「・・・・いいえ・・・何も。」
水銀「それ・・・あのミーディアムの抜け殻でしょう。変装に使ってた」
真紅「ジュン。よ。・・・・・」
水銀「随分丁寧に鞄にしまってるのね」
真紅「・・・・・・ええ。大事な・・・思い出だから」
水銀「・・・・ふん」


ローゼン「おーい。晩ご飯できたよー」
金「早く来るかしらー」

雛「! わーいなのー!」
翠「お腹ペコペコですぅ」
蒼「行こう行こう」

ラプラス「ちょ・・・まっ・・・血が・・・・」

水銀「私はめぐの所で食べるって言っておいて。あの子私が行かないと文句言うから」
真紅「わかったわ。」
ばさっ



真紅「・・・・・・・・・・」




真紅「ジュン、おやすみなさいなのだわ」                      おわり

148: 2008/09/09(火) 16:03:52.75 ID:jKI9KsFkO
乙面白かった

173: 2008/09/09(火) 18:07:59.65 ID:yChxKRtR0
>>172
そこまで書いたんなら続き書いちゃえよwwww

引用: 真紅「JUM、おやすみなのだわ」