110: 2014/05/06(火) 23:44:00.75 ID:jiIXVAjDO


前回:モバP「若葉さんと残業」

~昼頃~

ガチャ

泰葉「おはようございます」

P「おはよう」

若葉「……おはよ~」

泰葉「……なにがあったんですか?」

P「二日酔いだってさ」

若葉「あー……」

P「こんな子供になるなよ」

若葉「子供じゃ……ない……です~……」

泰葉「Pさん……今日は撮影でしたよね?」

P「おう、じゃあ一緒に行くか」

泰葉「はい」

若葉「あぅ~……」
アイドルマスター シンデレラガールズ シンデレラガールズ劇場(9) (電撃コミックスEX)
111: 2014/05/06(火) 23:44:38.18 ID:jiIXVAjDO
泰葉「……大丈夫ですか?」

P「ちっひがなんとかしてくれるさ」

泰葉「……ちひろさんなら大丈夫ですね」

P「さ、いこうか」

若葉「いってらっしゃい……」

112: 2014/05/06(火) 23:47:05.96 ID:jiIXVAjDO
…………
……

泰葉「ただいま戻りました」

若葉「お帰りなさい~!」

泰葉「もう大丈夫なんですか?」

若葉「うん!ちひろさんのおかげだね~」

P「ちっひこええな」

ちひろ「あ?」

P「いえ、なんでもありません」

113: 2014/05/06(火) 23:49:02.54 ID:jiIXVAjDO
…………
……

P「残業しなくちゃ」

泰葉「手伝いますよ」

P「お、ありがとう」

泰葉「なにをすればいいですか?」

P「じゃあ誤字脱字のチェックをおねがい」

泰葉「わかりました!」

114: 2014/05/06(火) 23:55:24.40 ID:jiIXVAjDO
P「……」カタカタ

泰葉「……Pさん」

P「……なんだ」カタカタ

泰葉「Pさんは……なんでプロデューサーになったんですか?」

P「急にどうした」カタカタ

泰葉「……ちょっときになったから……」

P「そっか」カタカタ

泰葉「私がアイドルになれたのも、Pさんのお陰ですから……」

泰葉「お人形のようだった私を、変えてくれてありがとうございます……」

P「……」カタカタ

115: 2014/05/07(水) 00:03:35.85 ID:hRVrzrtDO
P「……」カタカタ

P「……プロデューサーになった理由か」カタカタ

P「……魔法使いになりたかったから……」カタカタ

泰葉「魔法使い……ですか?」

P「小さいときにテレビ見てたらさ、映ってるひとはみんな輝いてみえたんだ」カタカタ

P「でも、大人になって初めてわかったんだ。輝いているのは、一部の人だけだって」カタカタ

P「シンデレラの話だって、最後に輝いていたのは一人」カタカタ

P「だから、魔法使いになりたくなった」カタカタ

P「俺の手で、一人でも多くの人に魔法をかけたかった」カタカタ

P「みんなを、シンデレラにしたかったんだ」カタカタ

泰葉「……Pさん……」

116: 2014/05/07(水) 00:08:38.99 ID:hRVrzrtDO
泰葉「私は、魔法をかけられました」

泰葉「だから、アイドルとしてデビューできたし」

泰葉「みんなの前で、笑顔になれる」

泰葉「Pさん……ありがとう」

P「……なんてな」カタカタ

泰葉「え?」

P「ほら、プロデューサーになれば色んな女の子と仲良くなれるだろ?」カタカタ

泰葉「……はぁ?」

P「もしかしたらアイドルとムフフな関係になるかぐべらっ!?」

泰葉「……さっきの感謝の言葉、返してください」

117: 2014/05/07(水) 00:11:19.84 ID:hRVrzrtDO
泰葉「まったく……感動して損しました……」

P「……」カタカタ

P「魔法使いなんて……俺のキャラじゃないな……」ボソッ

泰葉「?なんかいいました?」

P「なんも?」

泰葉「空耳だった……Pさん、ちゃっちゃと終わらせて、早く帰りましょうね」

P「おう」

118: 2014/05/07(水) 00:13:41.16 ID:hRVrzrtDO
難しいね。

なんか工口書きたい気分……書かないけど。



引用: モバP「……残業?」