180: 2012/01/13(金) 01:13:25.43 ID:ApwUfBLE0
ほむら「私はレOではないわ」

マミの部屋で、ほむらとマミが隣り合わせに座っている。
マミの質問に対して、そうほむらは答えた。

ほむら「私とまどかは普通に友達よ」

マミ「そうなの?」

ほむら「だから、わざわざ家に呼び出して、『鹿目さんにいつ告白するの?』とか馬鹿なこと聞かないで」

マミ「だって、気になったものだもの」

ほむら「まずもって、私はあなたにまどかが好きとは言ってないわ」

マミ「そうだけど……つまんないなぁ」

ほむら「もうかえっていいかしら?」

マミ「えぇ、もういいわ」

ほむら「じゃぁ」ガチャ

そう言ってほむらはマミの家を後にし、まっすぐ自分の家へと向かった。


夢の中で逢った、ような……

187: 2012/01/13(金) 01:22:19.92 ID:ApwUfBLE0
ほむホーム

ほむら「ただいまー」

QB「おかえり、ほむら」

ほむら「やっぱりいたのね。 まさかとは思っていってみたけど」

QB「グリーフシードをもらいに来たのさ。 使い終わったやつ、あるかい?」

ほむら「えぇ、2、3個ね。 はい!」ポン

QB「ありがとう、それじゃ、僕は帰るね」

ほむら「待ちなさい」

QB「なんだい?」

ほむら「あなたに……相談があるの」

QB「僕にかい?珍しいじゃないか」

189: 2012/01/13(金) 01:28:58.94 ID:ApwUfBLE0
QB「……ふむ、話はわかったよ。 君は本当にまどかのことが友達として好きというのを超えてしまったってことだね?」

ほむら「ま、まぁそういうところね」

QB「それを僕に言ったところで何の解決にもならないよ」

ほむら「わかってるわよ」

QB「助言なんて、求められても困るよ」

ほむら「いえ、聞いてほしかっただけよ」

QB「そうかい。 ま、君はいつもちゃんとグリーフシードをもってきてくれるしね」

QB「サービスだよ」

QB「人間の恋愛感情というのはおかしなもので、普通は性的欲求からくるものなんだけど、稀に同性を好きになってしまう場合がある」

QB「この場合は、感情がある人間ならではのことなんだろうね」

QB「僕もレOの魔法少女を何人かみてきたけど、みんな悩んでいた。 好きになった自分をせめたりしてる子もいた」

194: 2012/01/13(金) 01:35:17.57 ID:ApwUfBLE0
ほむら「そう……」

QB「同性愛なんて法律で禁止されてるわけじゃない」

ほむら「そうじゃなくて……私は」

QB「どうまどかに告白したらいいか、だったよね」

ほむら「そうよ」

QB「素直に呼び出して告白、ラブレターで呼び出して告白。いろいろあるし、今だったら電話やメールで告白なんかしたりするね」

QB「つまり、いろいろな方法はある。 でも、一番必要なのは、勇気だよ」

ほむら「ゆ、ゆうき?」

QB「わかってるだろ? 彼女に想いを伝える勇気さ。 ふられることを恐れない勇気。 それがないなら、告白なんてするもんじゃない」

QB「わかるよね?」

ほむら「え、えぇ」

195: 2012/01/13(金) 01:40:31.03 ID:ApwUfBLE0
QB「とにかく、僕はもう行くよ」

ほむら「え……わかったわ」

QB「ま、君がふられて魔女になられても困るけど、僕にはどうすることもできないからね」

ほむら「そこまで弱くないわ」

QB「そうだったね。 それじゃ、またね」

ほむら「……勇気」

ほむら「出せるかな……私も……」

203: 2012/01/13(金) 02:14:42.39 ID:ApwUfBLE0
次の日

ほむら「おはよう、まどか」

まどか「あ、おはよう」

さやか「おはよ」

まどか(昨日ちゃんと言ってくれたのかな……マミさん)

ほむら「まどか?」

まどか「な、なに?」

ほむら「今日の放課後、暇かしら?」

まどか(なんだ、遊びの誘いかー)

まどか「うん、暇だよ」

さやか「あ、私もー」

ほむら「ごめんなさい、さやか。 今日は二人きりで話したいの」

まどか(え? まさか……)

さやか「な、なんでさー!」

ほむら「ごめんなさい」

204: 2012/01/13(金) 02:16:24.60 ID:ApwUfBLE0
さやか「うぅー」

まどか「ごめんね、さやかちゃん」

さやか「もういいよ、マミさんと杏子と遊ぶし」

仁美「おはようございます」

さやまど「おっはよー」

ほむら「おはよう」

207: 2012/01/13(金) 02:19:04.57 ID:ApwUfBLE0
放課後

ほむら「それじゃ、私たちはこれで」

まどか「また明日ねー」

さやか「ほいほい、じゃぁねー」

仁美「さようならですわ」


ほむら「……ここでは恥ずかしいから、家まで来てくれるかしら?」

まどか「あ、うん」

まどか(一人暮らしだよね、ほむらちゃんって……)


ほむほーむ

まどか「おじゃましまーす」

209: 2012/01/13(金) 02:23:55.92 ID:ApwUfBLE0
ほむら「私しかいないわ」

まどか「で、でも一応ね」

ほむら「そうね」


まどか「それで、話って?」

ほむら「……私、あなたのこと好きなの」

まどか「え?」

ほむら「だから……その……友達、以上にって……だめかしら?」

まどか「……」(どう答えたらいいかわからないよぉ)

ほむら「気持ち悪いわよね、ごめんなさい……」

ほむら「今のは忘れて」

210: 2012/01/13(金) 02:24:12.87 ID:ApwUfBLE0

まどか「べ、べつに! 私、ほむらちゃんのこと、気持ち悪いなんて思ってないよ」

ほむら「……もういいのごめんなさい」

まどか「ほむらちゃ」

ほむら「帰って!」

まどか「へ?」

ほむら「私、どうかしてたわ。 これからは友達でいてほしいわ」

まどか「そ、そんな」

ほむら「……お願い、帰って」

まどか「う、うん」

212: 2012/01/13(金) 02:27:57.38 ID:ApwUfBLE0
マミホーム

まどか「どうしよう……」

マミ「そうね、困ったわね」

まどか「チャンスだったのに」

マミ「んー。 嫌いになったわけじゃないから、今からでも告白しにいったら?」

まどか「そんなの……できっこないよ」

マミ「あきらめたらそれまでよ。 あなたなら、できるわ」

まどか「ほ、ほんとうに?」

マミ「あきらめない心が大切なのよ?」

まどか「は、はい!」

マミ「わかったら、ほら、いく!」

まどか「は、はい!」ダッシュ

マミ「ふぅー……世話が焼けるわね」

214: 2012/01/13(金) 02:31:21.47 ID:ApwUfBLE0
まどか「ほむらちゃん……待ってて……はぁはぁ」ダッシュ

杏子「お、まどかじゃん。 そんなに急いでどうしたの?」

まどか「と、とめないでよ!」

杏子「あ、あぁ。 ごめんな」

まどか「うぅー……はぁはぁ」

杏子「どうしたんだよ?」

まどか「伝えなきゃ、ならないの」

杏子「何を?」

まどか「ほむらちゃんに……気持ち……」

まどか「……ずっと……伝えられないでいたのに……ほむらちゃんから言ってもらえた」

まどか「今度は……私が伝えなきゃ」

杏子「おう、がんばりな! ほら、これ飲んで」

まどか「ありがと!」パシッ

まどか「じゃぁね!」ダッシュ

215: 2012/01/13(金) 02:33:14.50 ID:ApwUfBLE0
ほむほーむ

ほむら「なんで、戻ってきたの? そ、それに汗だくよ」

まどか「ほむらちゃん、、、きいて?」

ほむら「え、えぇ、わかったから、入りなさい」


まどか「あのね、あのね」ハァハァ

ほむら「落ち着いて、まどか?」

まどか「大好き!ほむらちゃん」ダキッ

ほむら「へ?」

まどか「うれしかったよ、ほむらちゃんの気持ち……」

ほむら「う、うん。 ありがと。ふふっ」ダキッ

216: 2012/01/13(金) 02:36:01.76 ID:ApwUfBLE0
数時間後

ほむら「まどか……そろそろいわよね?」

まどか「へ?」

ほむら「が、我慢できないの!」ガバッ

まどか「へ……え///」

ほむら「こういうこと、嫌いかしら?」

まどか「……き…嫌いじゃないよ///」

ほむら「まどかぁ……」チュッ

まどか「ほむらちゃん……ほむら……」ンチュ

217: 2012/01/13(金) 02:38:09.05 ID:ApwUfBLE0
まどか「……んちゅ……れろ……」

ほむら「…まどか……激しいわ」

まどか「ほ、ほむらだって」

225: 2012/01/13(金) 02:53:56.30 ID:ApwUfBLE0
ほむら「……ほら、私のもやって……一緒に気持ち良くなりましょ…?」

まどか「う、うん……」


QB「やれやれ。意味のない快楽だけの性交渉なんて……」

QB「まぁ、それも人間の感情があってのことなんだろうけどね」

QB「まどかとの契約の機会を逃してしまったのは誤算だけど、こうやってほむらがまどかによって大事な人になるほど、ほむらが氏んだ時にまどかに与えるダメージが増えるからね」

QB「まどかと契約できる日は近そうだ」ニヤァッ



えんど

227: 2012/01/13(金) 02:58:12.96 ID:BfhQ4Dvt0

引用: ほむら「私はレズではないわ」