501: 2014/08/31(日) 00:29:52.42 ID:b/RC23rPo


シリーズ:提督「安価でみんなと遊ぶ」シリーズ 

最初から:提督「安価でみんなと遊ぶ」【1】
前回:提督「安価でもっとみんなと遊ぶ」【5】

―――――――――


提督「よく考えたら、執務室に飾ったら秘書官から大目玉を食らうな……自室にもって行っておこう」

提督「さて、青葉のわら人形にはくぎを刺しておくとして……よし、後で青葉の部屋に届けるか」

↓2

503: 2014/08/31(日) 00:30:44.07 ID:7eir2wOuo
間宮アイスのレシピを持って深海へ

508: 2014/08/31(日) 00:47:02.59 ID:b/RC23rPo
―伊号潜水艦の部屋―

168「え? 深海に行ってみたい?」

提督「興味がわいて」

168「まあ司令官なら多分素潜りでもいけそうだけど……」

提督「準備はしてるぞ。どうして素潜りさせようとしている」

168「冗談だって冗談。でも100M位だけど、深海って程じゃ……」

提督「本当の深海行ったら光とかもないし、何も見れないだろ」

168「それもそうね。じゃあ、準備ができ次第潜りに行くの?」

提督「そうしようか。鎮守府海域で待っててくれ」

168「出来るだけ早くに来てね」

提督「待たせることはしない、多分」

168「そこは断言してほしかったわ」
艦隊これくしょん -艦これ- おねがい!鎮守府目安箱 1 (電撃コミックスNEXT)
509: 2014/08/31(日) 00:47:40.56 ID:b/RC23rPo
―水深80M位―

168「大丈夫、司令官?」

提督『全然大丈夫。潜水服だし、多分まだいける』

168「でもこれくらいにしておきましょ。あんまり深すぎても、戻るときが大変になるし」

提督『そうだな』

168「どう、水の中」

提督『寂しいところだな……だが、今はイムヤがいるからそうでもないか』

168「そう。私も一人ではここまで潜らないの。今は司令官がいるから」

提督『そっか。寂しいところも、逆に言えば静かな場所って事だ。静かな場所で二人きりっていうのも乙なものじゃないか』

168「ロマンチストね司令官」

提督『じゃあ、誰にも見られてないからこそできることをしよう』

168「誰にも見られてないからこそ、できること?」

提督『間宮アイスのレシピを持ってきた。これの真髄を調べる』

168「……それだけのためにここまで来たの?」

提督『……』

168「否定してよ!」

510: 2014/08/31(日) 00:48:25.54 ID:b/RC23rPo
―執務室―

提督「レシピを見ても分からない。間宮アイスの高いクオリティはどこからきているのか……」

提督「提督アイスとか作りたかったけど、比叡カレーの二の舞になりそうだからやめとこう」

提督「しょうがない、おとなしく間宮さんからアイスを貰って来るか」

↓2

511: 2014/08/31(日) 00:50:05.20 ID:7btFK5BHo
皆が居る前で比叡にケッコンを申し込む

513: 2014/08/31(日) 01:04:30.96 ID:b/RC23rPo
―金剛型の部屋―

提督「比叡、ケッコンを申し込む!」

比叡「ひえええええええええ!?」

金剛「ヒエエエエエエエエエ!?」

霧島「なんで金剛お姉さまが比叡お姉さまと同じ驚き方をしているんですか。って、榛名は」

榛名「」

霧島「気を失ってる……」

提督「それで、返事は?」

金剛「ノー! ノーデース!」

霧島「金剛お姉さま、これは二人が決めることでしょう。口出しはダメですよ」

金剛「うぅ……確かにそうデース……」

比叡「……分かりました」

提督「と、いうことは」

比叡「司令がそこまで言うのでしたら、私も腹を決めます」

提督「そうか、ようやく頷いてくれたか」

金剛「もしかして、もう二人は……」

霧島「……」

金剛「……悔しいけど、認めるしかないネー。おめでとうネ、提督に比叡」

END

514: 2014/08/31(日) 01:20:20.12 ID:b/RC23rPo
比叡「って、全然おめでたくないですよー……」

金剛「ワッツ?」

提督「比叡カレーから謎の血痕が出たんだ。本人が認めないから、鑑識にも回しづらかったんだが……」

霧島「つまり、ケッコンを申し込むとは、血痕を(鑑識に)申し込むと」

提督「微妙なニュアンスの違いだな。まあ、そういう事だ」

比叡「金剛お姉さまの目の前でも認めないと、私がわがままみたいじゃないですか……」

金剛「な、なーんだ、そういうことネー」

提督「決まったなら早速回そう。多分妖精さんなら一晩でやってくれる」

比叡「ひえぇ……」

金剛「でも、なんで比叡はそんなに嫌がってるデース?」

提督「次に何か問題起こしたら、一年間厨房に入れないって間宮から言われてるから」

霧島「確かに禁止した方が安全ですね」

比叡「私にも身に覚えがないのに……」

515: 2014/08/31(日) 01:21:01.19 ID:b/RC23rPo
―執務室―

提督「妖精さんに頼んだら、一晩と言わずに一瞬で答えてくれた」

提督「どうやら、血抜きをせずに入れた獣の血みたいだ」

提督「……十分やばいぞそれ! ていうか狩って来たのか!?」

↓2

517: 2014/08/31(日) 01:26:01.63 ID:HPCNTwXAO
榛名に膝枕耳掻きを頼む

521: 2014/08/31(日) 20:17:52.81 ID:b/RC23rPo
榛名「提督、榛名に何かご用ですか?」

提督「榛名、耳かきしてもらってもいいか?」

榛名「……」

提督「どうした、何時もなら二つ返事でしてくれると思ったが」

榛名「……提督、今は比叡お姉さまと言ういい人がいるじゃないですか」

提督「いい人?」

榛名「榛名は、幸せそうなお二人を見るだけで……」

提督「ちょっと榛名が何を言ってるのか分からない」

榛名「わ、分からないって……ついさっき提督が言ったんじゃないですか。結婚を申し込むと」

提督「……は? ちょっとよく分からんな……言っとくけどあれは、かくかくしかじかで」

榛名「け、血痕ですか……榛名は何て間違いを……」

提督「まあ間違えは誰にもあることだ。それで榛名、耳かきをしてくれるか?」

榛名「はい、榛名に任せてください!」

522: 2014/08/31(日) 20:18:24.02 ID:b/RC23rPo
――――――――


提督「すっきりした」

提督「榛名が勘違いしたままなのは、気を失っていたからだろう」

↓2

524: 2014/08/31(日) 20:21:26.52 ID:7pUyeCbDO
金剛に実家から送られた提督のお見合い相手を選んでもらう

525: 2014/08/31(日) 20:47:35.16 ID:b/RC23rPo
金剛「提督、来たデース!」ガチャ

提督「呼んでから来るのが早い気がするぞ」

金剛「だって、提督に呼ばれてくるのはここ最近じゃ初めてネー!」

提督「え、そんな馬鹿な……いや、確かにそうだ……」

金剛「呼んでくれたから、その辺の事はもういいネー。提督はの用事はなんですかー?」

提督「実家から送られてきた見合いの相手を選んでもらおうかと」

金剛「」

提督「どうした金剛、固まって」

金剛「酷いデース提督! そうやって乙女のハートをブレイクして楽しんでいるデース!」

提督「ブレイクして楽しんでいないが……」

526: 2014/08/31(日) 20:48:02.67 ID:b/RC23rPo
金剛「じゃあどうして私に選ばせるノー?」

提督「親の都合で、誰か一人は選ばなきゃならないんだ」

金剛「フムフム」

提督「もちろん断るんだが……断るために、自分で選ぶのはなんか嫌でな」

金剛「……」

提督「普段は秘書官にあみだくじで決めてもらうんだが、今回は断られたから代わりに決めてほしいなーと」

金剛「……分かったデース。あんまり気は進まないけど、提督のためなら……」

提督「それは良かった。じゃあ、この中から選んでくれ」ズラッ

金剛(……あれ、写真の中に見たことあるような……そういうことネ)

金剛「提督、これにするネー」

提督「悪いな。わざわざ断る相手を決めさせて」

金剛「そう思うのなら、自分で決めてほしいデース」

提督「う、うむ、努力はしよう」

527: 2014/08/31(日) 20:48:29.41 ID:b/RC23rPo


提督「……金剛は部屋に戻ったが……どうしてこれにしたんだろうか」

提督「まあ、他の写真はどことなく、朝潮型に似ているような顔ばかりだけど」

下2

529: 2014/08/31(日) 20:50:15.03 ID:mME5hF5zo
青葉を尾行

532: 2014/08/31(日) 22:40:14.12 ID:b/RC23rPo
―廊下―

青葉「さあ、今日もスクープを探しますよ!」


提督(青葉、まるで記者みたいなことを言って出発、向かう先は食堂)

衣笠「何してるの、提督」

提督「青葉の弱点さがし」

衣笠「はあ……」


―食堂―

青葉「やっぱり間宮の料理はおいしいですね」


提督「と言うわけで間宮、何か弱点となることを知らないか」

間宮「ううん……あんまりそういう事はしないほうがいいと思いますよ」

提督「いいや、絶対にあきらめない」

間宮(人を呪わば……ともいうんですけど)

533: 2014/08/31(日) 22:40:40.74 ID:b/RC23rPo
―演習―

青葉「敵はまだこちらに気付いてませんよ!」


提督「いや、気付いてるだろ、何言ってるんだ」

妖精「おや、そこにいるのは」

提督「今日の演習の旗艦は青葉。様子はどうだ?」

妖精「かもなく、ふかもなくです」

提督「敵が気付いてないとか言ってるのに?」

妖精「いつものことです、はい」


―廊下―

提督「くっ、ここまできても青葉の弱点一つ見つけられないとは……ん?」

新聞[司令官、ついに青葉のストーカー!]

提督「な、なんじゃこりゃ!」

青葉「ふっふっふ、最初から青葉を尾行していたのには気付いていました」

提督「なっ、尾行ってわかっていたのに、なぜストーカーと書いている!」

青葉「そっちの方が面白いからに決まってるんじゃないですか」

提督「青葉ぁ!」

青葉(そりゃあ、周りで聞き込みされたら、ばれるに決まってますよ)

534: 2014/08/31(日) 22:41:22.91 ID:b/RC23rPo
―執務室―

提督「やはりダンボールを使わねばならなかったか……いや、青葉を侮っていたのも一因か」

提督「次に仕返しする時はこうはいかないぞ……」

↓2

536: 2014/08/31(日) 22:44:08.43 ID:Zx51Kh3go
霧島とお茶を楽しむ

537: 2014/08/31(日) 23:21:55.40 ID:b/RC23rPo
―金剛型の部屋―

霧島「入り浸り過ぎではないですか?」

提督「まあいいじゃないの。今は霧島一人か」

霧島「そうですけど。まったく、提督はお暇なようで」

提督「そうでもない」

霧島「……それで、用件は一体なんですか?」

提督「お茶をしよう」

霧島「……」

提督「ティータイムだって。よくやってるだろう」

霧島「そういうのは、金剛お姉さまがいるときにしてください」

提督「まあまあ、少しくらいいいじゃないか」

霧島「はぁ……」

538: 2014/08/31(日) 23:22:21.97 ID:b/RC23rPo
提督「――で、準備してくれる霧島が好きだ」

霧島「そういうのも、金剛お姉さまがいるときにしてください」

提督「そういうのって?」

霧島「たまに、分かってて行ってるんじゃないかと思うときがあって腹立たしくなります」

提督「何を言っているのか。……ふぅ、霧島のいれてくれたお茶もいいな」

霧島「はいはい」

提督「本当の事だぞ。少なくとも比叡のいれたやつよりはいい」

霧島「一気に嬉しくなくなりました」

提督「嬉しくなくなったって……ん? つまり、本当は嬉しかったって事か?」

霧島「……本当に、司令は分かってて言ってるんじゃないかと思うときがあって、腹立たしくなりますね」

提督「ええ、何それ……」

539: 2014/08/31(日) 23:23:31.70 ID:b/RC23rPo
―執務室―

提督「霧島とお茶を楽しんだ」

提督「一方的に楽しんでいただけなような……いやいや、そこは大丈夫でしょ」

↓2

541: 2014/08/31(日) 23:27:07.44 ID:PYXQ9uy4o
金剛と共に浦風を遊びに連れて行く

543: 2014/08/31(日) 23:58:55.69 ID:b/RC23rPo
―廊下―

提督「浦風を誘いに行こうと思ってるんだけど」

金剛「私と?」

提督「そうそう。護衛任務受けてたんだろ? それつながりで」

金剛「私は良いけどネー。浦風は大丈夫?」

提督「トラウマがあるとすれば、流れ弾に当たることになった長門の方だろう」

金剛「救助が……ううん、提督が決めたのなら、別にいいデース」

提督「そうか。……お、ちょうどいいところに浦風。おーい」

浦風「提督さんに金剛姉さん? どうしたん、二人そろって」

提督「浦風を遊びに誘おうと思って」

浦風「うちを? 別にええんじゃが、いきなりどうしたんね」

提督「いつも誰かを遊びに誘っているじゃないか」

浦風「それもそうじゃね。提督さんがこうして誘う事は珍しい事じゃないか」

金剛「……提督ー、誘ってくれたのは嬉しいけど、何の役に立ってないネー」

提督「ここまで浦風があっさり頷くとは思わなかったんだ」

浦風「あー……一回断った方が、えかったみたいじゃな」

544: 2014/08/31(日) 23:59:45.69 ID:b/RC23rPo
―執務室―

提督「そのあとは何をするか考えて公園に出かけたに出かけた」

提督「三人って微妙に出来ること少ないよな……」

↓2

546: 2014/09/01(月) 00:20:37.33 ID:kHPo1NdS0
出会い頭に長門型の顔面にいきなりパイ投げ。そしてエスケープ

548: 2014/09/01(月) 00:22:04.58 ID:Ptx5vv0Do
―公園―

浦風「なんで公園なんじゃ?」

提督「三人で出来ることと言ったら、外で遊ぶだろ」

浦風「子どもか!」

金剛「公園と言っても、何をするネ?」

提督「グローブとミットを持ってきた。キャッチボールウをしよう」

浦風「まるで日曜日のお父さんみたいな内容じゃな」

金剛「日曜日のお父さん……! お母さんは私デース!」

提督「金剛お姉ちゃん、投げるぞー」シュッ

金剛「オウ! 提督酷いデース!」パシッ

提督「ナイスキャッチ!」

金剛「ムー……」シュッ

浦風「それだとうちは何になるんじゃろうなぁ……」パシッ


―執務室―

提督「そのあとは何をするか考えて公園に出かけたが……」

提督「三人って微妙に出来ること少ないよな」

549: 2014/09/01(月) 00:29:26.62 ID:Ptx5vv0Do
―長門型の部屋―

提督「ここにパイがある」ガチャ

長門「いきなりなんだ」

陸奥「……なんとなく身構えちゃうのは、なんでかしらね」

提督「くらえ! パイ投げ!」シュッ

長門「うぷっ」グシャッ

陸奥「危なっ」スッ

提督「ではさらばだ!」ダッ

長門「……」

陸奥「……大丈夫?」

長門「これ、美味しくない」

陸奥「まあ、投げる用のパイは美味しくなかったりするから……」

長門「くっ、このビックセブンにこんな美味しくないパイを投げつけるとは!」

陸奥「美味しければいいの?」

長門「あ、陸奥、そこに綺麗に落ちたパイも食べないならくれないか」

陸奥「美味しくないって言いながら食べるの!?」

長門「食べ物に罪は無い!」ドン

550: 2014/09/01(月) 00:30:20.48 ID:Ptx5vv0Do
―執務室―

提督「……」コソッ

提督「てっきり、追いかけて砲撃をぶちかましてくるとばかり思っていたんだが……うん」

提督「今日はかっこいい長門ではなかったようだ」

↓2

552: 2014/09/01(月) 00:34:41.25 ID:/QBPwFmfO
夕立と山菜取り

553: 2014/09/01(月) 00:47:40.00 ID:Ptx5vv0Do
提督「夕立、山菜取りに行くぞ」

夕立「呼んでいきなりっぽい!」

提督「実際いきなりだけどな」

夕立「提督さんが行くならいくよ!」

提督「それならさっそく準備だ!」

夕立「分かったっぽい!」

提督(こんなにストレートに話が進むのいつぶりだろう……)

夕立「っぽい?」

554: 2014/09/01(月) 00:48:09.64 ID:Ptx5vv0Do
―近くの山―

提督「明るい時に来れば、ただの人気のない山だよなぁ……」

夕立「ここ、動物とかでるっぽい?」

提督「野生の動物なら結構出るって話だ。姿を現すことは滅多にないらしいけどな」

夕立「じゃあじゃあ、仮に出てきても、夕立が提督さんを守ってあげるから!」

提督「さすが夕立だな、頼りになる。じゃあ……」

熊「……」ガサガサ

提督「さっそく守ってくれないかな……あはは」

夕立「うん! ソロモンの悪夢、見せてあげる!」ガシャン

熊?「ま、待つクマ! 球磨は本物の熊じゃ無いクマ!」

提督「……球磨?」

夕立「野生の熊ね! わかったっぽい!」ドーン

球磨「クマーーーーー!」

提督「……山菜取りに出かけるときは、野生(と見間違えないように)に注意しよう」

夕立「夕立、何か間違えたっぽい?」

提督「いや……冥福を祈ろう」

555: 2014/09/01(月) 00:48:40.74 ID:Ptx5vv0Do
―執務室―

提督「球磨に後で聞いたら、本物の熊を一目見てみようと山に行ったらしい」

提督「メンバーは熊野、三隈、阿武隈……なんて言って、そんなネタメンバーを集めたんだ……」

提督「山菜取り自体はつつがなく終わった。帰ってくる時に夕立が毒キノコ入れて全部だめになったけど、ははは」

↓2

547: 2014/09/01(月) 00:20:42.67 ID:LzAthIu0o
金剛型皆と飲み会

558: 2014/09/01(月) 01:24:33.93 ID:Ptx5vv0Do
―金剛型の部屋―

霧島「入り浸り過ぎです」

提督「は、入ってきた瞬間に言われた……」

金剛「霧島、おさえるデース」

霧島「怒ってるわけじゃないですけど、あんまり遊びすぎますと、また秘書官の方が……」

提督「勘違いするな。今日の分はもう終わらせてある」

比叡「ひえーって、驚けばいいんでしょうか」

提督「それは酷くないか」

榛名「それで提督、ご用事があるのですよね?」

提督「そうだった。ティータイムに混ぜてくれたお詫びに、酒を用意した。今日は飲もう」

金剛「達磨?」

榛名「えっと、那智さんが好きなお酒でしたっけ?」

提督「そうだ。鳳翔が間違えてたくさん発注してしまったらしくてな。在庫を減らすために直売りしてた」

霧島(鳳翔さんが間違えますかね?)

提督「とにかく、それにつられてこっちもたくさん買ってしまった。減らすためにも協力してくれ」

金剛「そっちが本音っぽいネー。でも、提督と飲むのなら、喜んでいただくデース!」

榛名「榛名は良いですよ、飲みましょう」

比叡「金剛お姉さまが飲むのでしたら! 気合! 入れて! 飲みます!」

霧島「一人だけ飲まないのも、いけませんからね」

559: 2014/09/01(月) 01:25:18.44 ID:Ptx5vv0Do
~数時間後~

提督「まだまだあるぞー! ははははは!」

金剛「ていとくぅ~、ちゅーしてもいいデス?」

比叡「金剛おねえさま! するのなら、このひえいに!」

榛名「ていとく、いつもはるなのことを……ぐすっ……」

霧島(セーブして飲んでましたけど、これはまた大変なことに……)

提督「きりしまぁ? おまえのんでないなぁ……」

霧島「えっ、いえ、これはその」

提督「おれのさけがのめないっていうのか!」

霧島(完全に悪酔いしてるじゃないですか!)

金剛「わたしがかわりにのんであげるデース!」ゴクゴク

提督「いいのみっぷりだ! ほれたぞこんごう! けっこんかっこかりしよう!」

金剛「じゃあさっそくちゅーするネー!」

比叡「わたしがします!」

榛名「え? あっ……やっぱり、はるなはおいてけぼりです……」

霧島(……私も悪酔いしたくなってきたわ……)

560: 2014/09/01(月) 01:25:49.63 ID:Ptx5vv0Do
~次の日~

提督「……俺、昨日何してたんだっけ」

金剛「ムニャ……けっこんするデース……」

比叡「いいえ……比叡と……ムニャムニャ」

榛名「どうせはるなは……スー……」

霧島「zzz……」

提督「……とりあえず、布団かけておこう」




―執務室―

提督「体が痛い……はぁ、少し休憩したら、次に行こうか……」

↓2

562: 2014/09/01(月) 01:28:18.52 ID:+Y+5mouzo
比叡が御召艦に呼ばれたので全力でおめかしさせる

564: 2014/09/01(月) 14:48:12.94 ID:Ptx5vv0Do
比叡「金剛型二番艦比叡、ただいま参りました」ガチャ

提督「伝達で聞いたと思うが、今回は真面目な要件だ」

比叡「はい。御召艦に呼ばれたと聞きました。でも、その……」

提督「今は軍艦ではなく、艦娘。なぜ呼ばれたのか分からないのか」

比叡「はい……」

提督「俺も知らん」

比叡「ええっ!?」

提督「まあ、戦艦比叡は五回も御召艦に使われたと聞く。天皇様の御前に出ることに、格としては問題ないからじゃないか」

比叡「……物として扱われている、と言うわけじゃないんですよね」

提督「なんだ、お前の背中にでも乗せるのか?」

比叡「そういう意味じゃないです!」

提督「まあ心配するな。お前には、ちゃんとおめかししてもらうさ」

比叡「おめかし?」

提督「心配するな。俺が素敵な女性に見れるように、ちゃんと見てやるから」

比叡「ひ、必要なんですか?」

提督「別にその服でも駄目とは言わんが、せっかくだからちゃんとした方がいいだろ。イメージアップにもつながるだろうし」

比叡「ひ、ひえぇ……」

565: 2014/09/01(月) 14:49:01.11 ID:Ptx5vv0Do
~数時間後~

提督「……言葉には言い表せないほど、似合ってるぞ」

比叡「その言い方、いい意味か悪い意味か分からないんですけど……」

提督「おいおい、何時もの気合はどうした?」

比叡「なれない服を着てたら、身も引き締まりませんよ……」

提督「むぅ……心配だなぁ」

比叡「……分かりました。ひいてはお姉さまのためにもなりますからね!」

提督「そうだ、その調子だ!」

比叡「気合! 入れて! 行きます! ……ところで、一体いつからなんですか?」

提督「今からだ」

比叡「ひえっ!?」

提督「頑張ってこい。そのドレスなら、きっとただの兵器には見られないはずだ」

比叡「そんな無責任な……って、司令は行かないんですか?」

提督「呼ばれたのは比叡一人だからな。余計なものが行くべきではないだろう」

比叡「ひえぇ……」

提督「ど、どうした、いきなり意気消沈して」

比叡「司令もいないんじゃ、流石に不安だからですよ……ひぇぇ……」

提督「まあ気を付けてくれ? 迎えは少ししたら来ると思うから」

比叡「本当に突然じゃないですかぁ……」

バタン

566: 2014/09/01(月) 14:49:34.87 ID:Ptx5vv0Do
提督「なんか、悪いことしたような気分になるな……」

提督「笑顔で送り出した比叡が……まあ、何ともなければいいや」

↓2

568: 2014/09/01(月) 15:00:17.43 ID:Bfe4uaEf0
監視が厳しすぎるのでサーモン海に逃走

569: 2014/09/01(月) 17:21:15.52 ID:Ptx5vv0Do
提督「なんか最近、上からの監視が入っているんだよね」

霞「はぁ!? また何をやったのよ」

提督「いや、どうやら俺がしたわけじゃないらしくてな」

霞「じゃあなんで監視なんか入るのよ。また勘違い?」

提督「……比叡が御召艦に呼ばれたのは知ってるよな」

霞「軍艦じゃなくて、来賓扱いって聞いたわ」

提督「なんでも、招待された比叡は淑やかで、大和撫子のような女性だったらしい」

霞「……ちょっと耳が遠くなったかしら」

提督「霞も大概ひどいよな」

霞「それで、どう監視がひどくなることにつながるのよ」

提督「どうやら、その状況でよく呟いていた言葉が……司令の馬鹿、らしい」

霞「妙な誤解を受けたという訳ね」

提督「こんな女性に寂しい思いをさせるとは、からのコンボで監視が入った」

霞「本当、余計なもめごとばかり招き入れるんだから」

提督「今回は怒らないのか」

霞「まるでいつもいつも怒っているみたいに……それに、またいつものように出かけるんでしょ。関係ないわ」

570: 2014/09/01(月) 17:22:35.81 ID:Ptx5vv0Do
―サーモン海域北方―

提督「……いや、俺はそのまま放置しておこうっていうつもりだったのに、なんでこんなところに来たんだろうか」

提督「監視されるのも面倒だし、このままゆったりするのも……」

提督「……よくないな。監視が薄まる場面を狙って戻るか。とりあえず、それまで次に何をするか考えるか」

↓2

572: 2014/09/01(月) 17:27:22.60 ID:co24HeGUO
童心に還って雪風と遊ぶ

575: 2014/09/01(月) 19:59:29.27 ID:Ptx5vv0Do
―執務室―

雪風「しれぇ、呼びましたか?」

提督「ああ。陽炎型の部屋に行くと、余計な奴と出会うからな」

雪風「余計なやつ、ですか?」

提督「べ、別に初風のこととは言ってないぞ」

雪風「しれぇ、雪風は何も言ってません」

提督「……じゃあ雪風、何かして遊ぼうか」

雪風「しれぇ……」

提督「と、とにかく雪風、遊びたいものがあれば、好きに選んでいいんだぞ」

雪風「……雪風は、みんなと遊びたいです。せっかく、みんなが揃ったのですから」

提督「うっ、何だこの光は! これが幸運の女神パワーとでもいうのか!」

雪風「しれぇ?」

提督「……分かった、また今度考えておく」

雪風「ありがとうございますっ、しれぇ!」

576: 2014/09/01(月) 20:00:18.50 ID:Ptx5vv0Do
提督「結局何も遊ばないでいいのか? こっちとしては、何か遊んで童心に還りたくも……」

雪風「じゃあその……前に提督がお人形を作ってましたよね」

提督「わら人形か。それが?」

雪風「皆の分も作ってあげたいんです!」

提督「皆って言ったら、第十六駆逐艦の三人か。いいぞ」

雪風「いえ、違いますよ」

提督「え?」

雪風「陽炎型全員ですっ!」

提督「」

雪風「しれぇ?」

提督「それはまた……時間がかかりそうだな」

雪風「そう思います。でも、雪風としれぇは何時でも遊べますから!」

提督「……うんうん、雪風は女神だなぁ」

雪風「?」

577: 2014/09/01(月) 20:00:49.32 ID:Ptx5vv0Do
――――――――


提督「でもわらが無かったから、また今度と言うことになった」

提督「でも、本気で十三人分全員作るつもりなんだろうか……どれだけ時間がかかるのやら」

↓2

579: 2014/09/01(月) 20:02:33.78 ID:LdxnoiI9o
比叡に日ごろの感謝と愛の詩を書いた手紙を送る

580: 2014/09/01(月) 20:57:29.80 ID:Ptx5vv0Do
霞「ついに例の監視の件が私の所に来たんだけど」

提督「マジでか」

霞「はぁ……前にも言ったけど、私の手を煩わせるようなら……」ガシャン

提督「ま、待て! せめてどうすればいいのかヒントをくれ!」

霞「……まあ、そうね。多分本人も誤解を受けていることは分かってるから、適当に感謝と愛の詩を書き連ねた手紙でも渡せばいいと思うわ」

提督「え、それでいいの?」

霞「監視と言うより、報告者の目をごまかせばいいからよ。常に見ているわけじゃないんだから、その場しのぎで十分よ」

提督「秘書官がそう言うならそうしておく」

霞「じゃあね。これ以上、絶対に、私の手を煩わせないでよ」

提督「イエスマム!」

バタン

提督「……さて、書くか。めんどくさいから――」

581: 2014/09/01(月) 20:58:12.03 ID:Ptx5vv0Do
―金剛型の部屋―

提督「というわけで、比叡に手紙を送ろう」

比叡「はあ、ありがとうございます」

金剛「うぅ~、詳細を知っているだけに、余計に羨ましいデース」

霧島「見方を変えれば、おうえの方々公認って事ですからね」

榛名「ぅ……」

金剛「アア、榛名が気を失う一歩手前デース!」

提督「何を慌てているのか……と言うわけで比叡、後のごまかしは全部任せた」

比叡「もともと私が悪いですからね。分かっています」

霧島「なんだか、思ったよりあっさりのような……」

比叡「お姉さまならいざ知らず、司令ですから!」

金剛「これが、物欲センサーってやつネ!」

榛名「榛名も、もっと欲を捨てなければ……!」

霧島(そういう訳でもないような……)

582: 2014/09/01(月) 20:58:40.22 ID:Ptx5vv0Do
―執務室―

提督「……比叡があっさりしてたのって、もしかして万葉集の詩をパクったからかもしれない」

提督「感謝の手紙も、母の日に送る手紙を参考にしたし……」

提督「あれ、内容は根本的に間違えたかな」

↓2

144: 2014/08/26(火) 19:23:39.06 ID:UpT7yexGO
夕張と明石を巻き込んで執務室を魔改造する

586: 2014/09/01(月) 22:12:58.36 ID:Ptx5vv0Do
―工廠―

提督「最近爆破されることは少なくなってきたが、執務室を魔改造したい」

夕張「魔改造ですか?」

明石「あんまりやり過ぎると、また秘書官に怒られるんじゃないの?」

提督「よく壊れて修理費も馬鹿にならないって言ったら、許してくれた」

明石「それならいいのですけど」

夕張「執務室の改造……心が躍りますね」

明石「私は修理専門だから、魔改造は得意じゃないんだけど」

提督「夕張一人に任せるよりいいだろう」

明石「そう、ですか」

夕張「一応聞いておきますけど、どういう風にしたいんですか?」

587: 2014/09/01(月) 22:13:25.13 ID:Ptx5vv0Do
提督「回転扉に、隠し通路……」

夕張「ふむふむ」

明石(修理費がどうってことで魔改造するんじゃ……)

提督「トラップに……自爆機能とか」

夕張「ふむふむ」

明石(それ、絶対秘書官に怒られる……)

提督「最後に男のロマンのロボットになる!」

夕張「……」

明石「どうするんですか? 受けますか?」

夕張「受けますかって、そりゃあ……」

提督「遠慮せずに言っていいんだぞ」

夕張「無理です」

提督「ですよねー」

588: 2014/09/01(月) 22:13:53.63 ID:Ptx5vv0Do
提督「回転扉に、隠し通路……」

夕張「ふむふむ」

明石(修理費がどうってことで魔改造するんじゃ……)

提督「トラップに……自爆機能とか」

夕張「ふむふむ」

明石(それ、絶対秘書官に怒られる……)

提督「最後に男のロマンのロボットになる!」

夕張「……」

明石「どうするんですか? 受けますか?」

夕張「受けますかって、そりゃあ……」

提督「遠慮せずに言っていいんだぞ」

夕張「無理です」

提督「ですよねー」

589: 2014/09/01(月) 22:14:34.92 ID:Ptx5vv0Do

―執務室―

提督「頑丈にするくらいに留めておいた。これで、大型戦艦の主砲でもない限り吹き飛ばすことは無いだろう」

提督「無い……といいが」

↓2

591: 2014/09/01(月) 22:15:29.64 ID:kHPo1NdS0
時雨、夕立、時津風と犬っぽいことして遊ぶ(フリスビーやボールを投げて取ってこさせる、お手やおすわり等の芸、もふもふ、etc...)

592: 2014/09/01(月) 22:38:09.05 ID:Ptx5vv0Do
―廊下―

提督「時津風発見!」

時津風「しれー? ……なんで二人を抱えてるの?」

時雨「出会いがしらに突然にね」

夕立「っぽい!」

提督「さあ時津風も行くぞ!」

時津風「どこに?」

提督「公園だ!」

593: 2014/09/01(月) 22:39:11.41 ID:Ptx5vv0Do
―公園―

提督「ほら、フリスビーを投げるぞ!」

夕立「夕立、準備はいいっぽい!」

提督「ほれ!」シュッ

夕立「わー!」ダッ

提督「……時雨と時津風は行かないのか?」

時雨「僕はいいかな。こうして見ているだけで十分さ」

提督「時津風は?」

時津風「しれーはわたしに何をさせようとしてるのー?」

提督「時津風の元気に走り回る姿が見たい」

時津風「しれー、そんなことばかり言ってるから変態って言われるんだよ」

提督「い、言ってるのは時津風だけだ!」

時雨「……」

提督「ちょっと待て時雨。なぜ目を逸らした」

時雨「ぼ、僕から言えることは何もないよ。何もね」

提督「え、もしかしていろんな奴から言われてんの?」

594: 2014/09/01(月) 22:39:38.90 ID:Ptx5vv0Do
夕立「提督さん、とってきたよ!」

提督「ああ、夕立だけが心の清涼剤だ……」

夕立「??」

提督「……あ、そうだ。時雨と時津風、ちょっと手を出してくれない?」

時雨「なんだい?」スッ
時津風「何かくれるの?」スッ

提督「はい、お手」ポンッ

時雨「……はぁ」

時津風「しれー、なんなの? ……ぶつよ」

提督「冗談だって。はい、飴だ」

時雨「良い飴だね」

時津風「……しれーが変なのは最初からだもんね」

提督「……待て」

時雨「……」ピタッ
時津風「……」ピタッ

提督「あっはっは……ちょ、ちょっと待て、公園で砲撃戦なんて――」

595: 2014/09/01(月) 22:40:06.68 ID:Ptx5vv0Do
―執務室―

提督「ぶつなんてレベルじゃなかった。ガチの砲撃が飛んできた」

提督「行う冗談は限度を設けよう」

次回:提督「安価でもっとみんなと遊ぶ」【7】

引用: 提督「安価でもっとみんなと遊ぶ」