698: 2014/10/04(土) 19:20:45.72 ID:4hpPplNxo


シリーズ:提督「安価でみんなと遊ぶ」シリーズ 

最初から:提督「安価でみんなと遊ぶ」【1】
前回:提督「安価でさらにみんなと遊ぶ」【7】

―執務室―

提督「トランプは運が重要だが、即氏コンボはそんなレベルじゃない」

提督「三人でデスコンは初めて見た……」

↓2

700: 2014/10/04(土) 19:27:25.31 ID:LFun0gg8o
鬼怒と汗を流す
艦隊これくしょん -艦これ- おねがい!鎮守府目安箱 1 (電撃コミックスNEXT)
704: 2014/10/04(土) 20:08:20.86 ID:4hpPplNxo
―廊下―

鬼怒「提督、一緒に走りましょう!」

提督「これまた急だな。そういうのは俺の独壇場だと思っていたんだが」

鬼怒「独壇場ですか? 私は最近提督が運動不足に感じていたので、誘っただけですが」

提督「ううん、まあ付き合おうか。事実、最近運動不足に感じていたからな」

鬼怒「やった!」

提督「それで、走ればいいのか。どれくらいの距離だ?」

鬼怒「ウォーミングアップにハーフマラソンの半分走りましょう!」

705: 2014/10/04(土) 20:08:48.73 ID:4hpPplNxo
提督「……ハーフマラソンって、21㎞だよな?」

鬼怒「だいたいそれくらいですね」

提督「……」

鬼怒「ちょっと長すぎましたかね……?」

提督「そのくらいでいいのか」

鬼怒「ウォーミングアップですから!」


阿武隈「混ぜてもらおうかと思ったけど、軽い気持ちで話しかけなくてよかった……」

706: 2014/10/04(土) 20:09:21.44 ID:4hpPplNxo
―執務室―

提督「はぁ、久しぶりに走ると疲れるな。運動は欠かさないようにしないと」

提督「阿武隈も見てたようだが、正直前に走ってた時についてこれなかったんだから無理だよなぁ」

↓2

699: 2014/10/04(土) 19:25:46.06 ID:ZPgX0dK3o
ほっぽちゃんが遊びに来たので一緒に烈風のプラモを作る

709: 2014/10/04(土) 21:31:01.72 ID:4hpPplNxo
―母港―

提督「今日は一部の艦娘以外は外にお出かけ。たまにはオフを暮れてやろうと思った次第だ」

提督「俺もたまには実家に帰ろうかと思った次第なのだが……」

北方棲姫「ねーねー」

提督「どうして深海棲艦がここにいるんですかね。そもそも、こんなところまで来ているってことは……」

北方棲姫「ル級ちゃんがさいきんこないっていってたよ?」

提督「え? あ、ああ……ちょっと忙しくてな。それでその……よくここにいるってわかったね?」

北方棲姫「ヲ級ちゃんがつれてきてくれたの。でも、ここどこなのかな?」

提督「ヲ級……あいつ、今度見つけたら狙うように伝達しないとヤバいかな……」

北方棲姫「ねーねー、あそぼー?」

提督(皆がいない以上、なるべく平和に帰ってもらいたいが、どうすれば……そうだ、子供を動かすにはやはり物だ)

710: 2014/10/04(土) 21:31:28.90 ID:4hpPplNxo
―提督私室―

提督「烈風のプラモがある」

北方棲姫「わー、すごーい!」

提督「これあげるから、ル級には最近忙しいって伝えてくれる?」

北方棲姫「……」

提督「どうした?」

北方棲姫「これ、なかに烈風がないよ」

提督「……ええい、俺が組み立ててやる!」

北方棲姫「わーい!」

提督「まずは、これとこれを組み立てて……」

北方棲姫「これ、飛ぶの?」

提督「……今から妖精さんのところに行ってくる」

北方棲姫「わーい!」

711: 2014/10/04(土) 21:32:01.04 ID:4hpPplNxo
―執務室―

提督「何とか帰ってもらった……まじヲ級は倒さなきゃやばいかも」

提督「放っておいた結果が……なんてことにはしたくないしな」

↓2

713: 2014/10/04(土) 21:37:58.62 ID:d61ChulYO
霞に二度と秘書艦はやらせないとガチっぽく嘘をつく

714: 2014/10/04(土) 22:22:32.79 ID:4hpPplNxo
―秘書官室―

提督「霞、秘書官解任だ」

霞「……」

提督「お前は厳しすぎる。どうやら、俺との相性には合わないようだ」

霞「……へぇ、じゃあ、代わりの子はもちろん見つけてあるのよね」

提督「そ、それはこれから探す」

霞「そんなことで、先行きは大丈夫なのかしらね」

提督「ぐう……そういうところが嫌いなんだ! お前には二度と秘書官はさせんぞ!」

霞「目の前に積もる仕事量を見て、秘書官解任に悲しむ人がいるのかしらね」

提督「口が達者なやつめ……」

霞「事実を言ってるまでよ」

715: 2014/10/04(土) 22:24:14.20 ID:4hpPplNxo
提督「じゃあ、二度と秘書官なんてしなくてもいいと?」

霞「まあ、しなくてすむなら、それに越したことはないんじゃないかしら」

提督「く、くそうっ! 冗談で言っていたのに、ここまで口で叩きのめされるなんて!」

霞「そんなの最初から分かっていたわよ、まったく」

提督「へ?」

霞「この仕事量にすぐ対応できる人がこの鎮守府にいるわけないでしょう。あんたはカスでも無能じゃないんだから、何も考えずに秘書官を降ろしたりなんてしない」

提督「か、霞……」

霞「カス提督、そういう冗談も大概にしなさい」

提督「イエス、マム!」

霞(仮に私が必要なくなったとしても、それだけ提督も育ってるってことだから、心配はあっても悲観はないわよ)

716: 2014/10/04(土) 22:24:45.17 ID:4hpPplNxo
―執務室―

提督「これだから秘書官は変えられない。よくできた奴だよまったく」

提督「これからも、おんぶに抱っこさせてもらうつもりでいるからな!」

↓2

718: 2014/10/04(土) 22:26:17.05 ID:zjEHx6+v0
金剛をお姫様抱っこしているところを榛名に見られる

720: 2014/10/05(日) 01:44:54.69 ID:jExZ5BE1o
―金剛型の部屋―

比叡「ついに女優のお仕事なんですよ」

提督「B級確定」

比叡「ひどいですね!」

金剛「ラブロマンスですカー。いいですネー」

霧島「司令とのラブロマンスとかしてみたいんですね」

提督「おい」

霧島「冗談ですよ」

金剛「そうデース。私もこんなラブロマンスがしてみたいデース!」

721: 2014/10/05(日) 01:45:23.40 ID:jExZ5BE1o
提督「金剛にそういう冗談は通じないんだぞ……」

霧島「なにかすみません……」

比叡「映画のシーンには、お姫様抱っこしてさらう場面もありますね」

提督「あっ、馬鹿、燃料を投下するな」

金剛「それデース! 提督ぅ!」

提督「あー、はいはい、しょうがないからこっちこい」

ガチャ

榛名「すみません、少々お片づけに手間取ってしまって……」

722: 2014/10/05(日) 01:45:55.01 ID:jExZ5BE1o
提督「ほれ、金剛」グッ

金剛「ありがとデース!」

榛名「……」

霧島「あっ、榛名」

榛名「ええと……」

比叡「提督、比叡がしてあげようと思ったんですけど!」

提督「え、ねだったのは金剛だろ」

榛名「……いつものみたいですね」

霧島(その通りなんだけど、羨ましそうな顔するのは変わらないのね)

723: 2014/10/05(日) 01:46:23.05 ID:jExZ5BE1o
―執務室―

提督「金剛は相変わらず子供みたいなやつなんだから」

提督「あそこの姉妹も、阿賀野型みたいに不和がなさそうでいいな。何もなければの話だが」

↓2

725: 2014/10/05(日) 01:52:42.08 ID:JIL7tgnso
睦月型と一緒にフットサル

727: 2014/10/05(日) 23:04:37.56 ID:jExZ5BE1o
―庭―

提督「フットサル開始だ!」

長月「気のせいか、突然始まったような気がするのだが」

菊月「事実突然だ」

皐月「フットサルって、サッカーみたいなものだよね!」

如月「うふふ、司令官にいいとこ見せちゃう」


皐月「みんなー、頑張ろー」

文月「頑張るよ~」

卯月「頑張るぴょん!」

弥生(これ、絶対勝てないチーム分けだと思うけど……)

三日月(仮に司令官がいなくても、勝つには厳しいかと……)

728: 2014/10/05(日) 23:05:03.61 ID:jExZ5BE1o
~試合開始~

提督「というわけで、開幕シュート!」ドゥン

三日月「ひっ!?」パシッ

提督「正面だったか、運がいいな」

三日月(お願いしますから、無事に終わりますように……)

三日月「ええと、パスコースは……」

睦月「こっちこっち! 睦月に任せて!」

皐月「おっと、ここから先は行かせないよ!」

卯月「こっちぴょん!」

長月「悪いが、コースはさえぎらせてもらう」

弥生「……」ジリッ

菊月「……」ジリッ

729: 2014/10/05(日) 23:05:33.94 ID:jExZ5BE1o
三日月「ど、どこも防がれてる……」

如月「早く蹴らないと、ボール奪っちゃうわよ~」

三日月「うっ……お、お願い!」

文月「ふわぁ、文月、頑張るよぉ~」パシッ トテトテ

提督「ふっふっふ、この俺の壁を抜けれるかな?」

文月「ええーい」ポンッ

提督「どうした、ゴールとはあらぬ方向に蹴って……」

望月「ほいっ」ケリッ パサッ

睦月「やったぁー! ゴールだ!」

提督「もっちー、いたんだな」

望月「チーム振り分けたのはそっちだろー」

730: 2014/10/05(日) 23:06:14.85 ID:jExZ5BE1o
―執務室―

提督「とか何とかやりつつ、予想通りこっちの圧勝で終わった」

提督「具体的には某33-4並に」

↓2

733: 2014/10/05(日) 23:07:32.43 ID:cy4cn/Io0
榛名がヤンデレになった夢をみる

738: 2014/10/06(月) 23:26:48.33 ID:b5NsmJS4o
榛名「……提督」

提督「は、榛名……どうしてしまったんだ……」

榛名「お姉さまが悪いんです。榛名の提督に色目を使って、あまつさえ結婚まで致すなんて」

提督「金剛は色目を使われたわけじゃない。そのくらい、榛名も分かっていることだろう……?」

榛名「いいえわかりません。金剛お姉さまは提督を誘惑しました。だから、ちょっとお灸をすえてあげただけです」

提督「お灸……」

榛名「戦いは出来なくなったかもですけど……まあ、提督を誘惑した罪として受け入れていただくほかありませんね」

提督「榛名、もしかして……」

739: 2014/10/06(月) 23:27:15.98 ID:b5NsmJS4o
榛名「提督」

提督「っ」ビクッ

榛名「分かっていますよね。榛名を受け入れてくださいますよね」

提督「そ、それは……」

榛名「提督、あまり悲しいことを言わないでくださいね。あまり悲しくなると榛名、お姉さま方にやり過ぎてしまうかもしれませんから……」

提督「……分かった」

榛名「ふふっ♪ 提督ならそう言ってくれると思いました」

提督「だから、もう他に手を出すなんてこと、しないでくれるよな?」

榛名「もちろんです。榛名は提督と居られるのなら、十分なんですから――」

740: 2014/10/06(月) 23:27:52.91 ID:b5NsmJS4o
~~~~~~~~

提督「……なんだか、前にもあったような気がする夢を見てしまった」

提督「金剛と関係が深まるとか、榛名が迫ってくるとか、現実味のない夢だけどな。ははは」

下2

631: 2014/09/30(火) 20:17:37.04 ID:7tDfQ7Y4O
金剛の寝ている所に潜り込んで添い寝
そのまま金剛が起きるまで熟睡

746: 2014/10/07(火) 19:40:19.60 ID:LRUPimFTo
―金剛型の部屋―

提督「金剛ー」ガチャ

金剛「zz……」

提督「って、寝てるのか。他の奴もいないみたいだし、タイミング悪かったな……」

提督「ふわぁ……変な夢見たせいで、ちょっと眠いな…………」

提督「……」


~数十分後~

榛名「お姉さまはまだ寝てるのでしょうか……?」ガチャ

金剛「zz……」
提督「zzz……」

榛名「」

747: 2014/10/07(火) 19:41:03.61 ID:LRUPimFTo
榛名(い、一体なぜお二人が同じ布団に入っておられるのでしょうか。榛名のいない間に、もしかして……)

提督「うぅん……こ、こんごー……くっつくなー……zz」

榛名「……提督ですからね。余計な勘繰りでしたね」

榛名(榛名も、提督のお隣に……はっ、榛名は何て考えを……ですけど、ちょっとだけ――)


~~~~~~~~

金剛「……提督と榛名が隣にいマース。これは……」

金剛「……」

金剛「シークレットシチュエーションネー! もう一眠りするデース!」


霧島(今部屋に入れる雰囲気では無さそうですね……もうちょっと時間つぶしてきましょう)

748: 2014/10/07(火) 20:14:38.27 ID:LRUPimFTo
―執務室―

提督「熟睡してしまった。用件言うのも忘れてた」

提督「……ま、金剛も榛名も何故か嬉しそうだったし、別にいいか」

下2

750: 2014/10/07(火) 20:18:05.96 ID:odKtPCKwO
限界まで加賀さんをナデナデ

751: 2014/10/07(火) 21:12:20.21 ID:LRUPimFTo
加賀「――報告は以上です」

提督「ご苦労。ゆっくり休養をとってくれ」

加賀「はい」

提督「……ちょっと待った」

加賀「なんですか?」

提督「いろいろとな、まあ赤城とかに言われて考えてみたわけだ」

加賀「はあ……」

提督「お前が調子が悪かったのは、五航戦みたいにしてなかったからだろ」

加賀(これは、もしかして出撃が増えるチャンスでしょうか)

752: 2014/10/07(火) 21:12:53.94 ID:LRUPimFTo
提督「だからな、こっちこい」

加賀「……」ワクワク

提督「ほれ」ナデナデ

加賀「……」

提督「こうして撫でると翔鶴とか喜ぶんだよなぁ」ナデナデ

加賀「……」ゴゴゴゴ

提督「……間違えたみたいだな。すまんかった」

加賀「次やったら動画にとって青葉さんに渡しますから」

バタン

753: 2014/10/07(火) 21:13:22.04 ID:LRUPimFTo
提督「……どちらかというと、期待を裏切られたことに対する怒りだった」

提督「今度から早まった考えをしないようにしよう……」

下2

755: 2014/10/07(火) 21:17:23.60 ID:xOtMJplHo
なかちゃんとダンレボ

756: 2014/10/07(火) 21:47:56.39 ID:LRUPimFTo
―トレーニング場―

提督「ダンレボするぞ」

那珂「だんれぼ?」

提督「ダンスダンスレボリューションの略だ。もちろん、マットもちゃんと用意してきた」

那珂「あ、那珂ちゃんやったことあるよ。ゲームセンターによくあるんだよね」

提督「ならば説明はしなくていいな。これで勝負をするぞ」

那珂「いいの? 那珂ちゃん負けないよー」

提督「アイドルの那珂ちゃんだもんな。俺も本気で行くから」

那珂「普段事務仕事の提督に、那珂ちゃんが負けるはずなんてないんだから」

提督「じゃあ、曲は……パラノイアの鬼でいくぞ」

那珂「あ、それ那珂ちゃん初めて」

提督「そうなのか? じゃあ、一回譜面を見てからにするか」

那珂「うん」

757: 2014/10/07(火) 21:48:40.00 ID:LRUPimFTo
~~♪

提督「……うん、いつみてもなかなかの鬼畜さだ」

那珂(な、なかなか!? これどう見ても常人が出来るとは思えないんだけど!?)

提督「どうした那珂ちゃん。アイドルとは思えない顔つきになって」

那珂「て、提督は出来るの?」

提督「やっぱ初見じゃ苦しいか。ちょっとやって見せるな」

~~♪

那珂「……!」

那珂(な、何あの足捌き! 小刻みにビートを刻み、ドラムロールのように細かいテンポで動かし続けている! ……那珂ちゃんの提督、人間じゃなかったよ……)

提督「……ふぅ、やっぱ難しいな。あれ、どうした那珂ちゃん。そんな比叡の料理を見たような顔して」

758: 2014/10/07(火) 21:49:07.97 ID:LRUPimFTo
―執務室―

提督「那珂ちゃんに丁重にお断りされてしまった。なぜだ」

提督「……いや、もしかしたら、隠れて秘密特訓でもするのかもしれない。初見だったし」

提督「俺も負けていられないな」

下2

760: 2014/10/07(火) 21:53:48.24 ID:QBM3G9wqo
タ級に恋歌を書いて送る

761: 2014/10/07(火) 22:45:25.19 ID:LRUPimFTo
提督「わびぬると もの思ふことと 知りなれば 恋ぞつもりて 憂きものなり」

提督「……」

提督「……やばい、なんとなく和歌が作りたくなって作ったはいいものの、これどうしよう」

提督「放っておくと、誰かに見られそうだし……捨てても誰かに見られそうだし……そうだ!」


―母港―

提督「海に流そう。そうだなぁ……どうせならタ級へとか、書いておこう」

提督「届くわけないだろうけどな。はっはっは」

762: 2014/10/07(火) 22:45:53.41 ID:LRUPimFTo
―ジャム島―

タ級「王子様から手紙が届いたわ!」

ル級「……いや、海に手紙が届くわけないだろう」

タ級「届いたのよ!」

ル級「恋し過ぎて頭がどうかなったのか? 病院、一緒に行ってやろうか」

タ級「もう! そういうのじゃないっ! ほら、みなさい」

ル級「瓶? タ級へ……で、これがどう見たら王子様とやらの物なんだ?」

タ級「匂いがするじゃない。分からないの?」

ル級(こいつは犬か何かなのか)

タ級「ふふっ、なんて書いてあるかわからなかったけど、もうこれだけで一年は生きていけるわ!」

ル級(羨ましいくらい幸せな奴だな……)

763: 2014/10/07(火) 22:46:25.57 ID:LRUPimFTo
―執務室―

提督「さすがに海に流せばみられることは無いだろう」

提督「見られたくないなら、そもそも書かなきゃいいんだけどな!」

下2

765: 2014/10/07(火) 22:49:39.16 ID:jwLPAcfQo
あきつ丸とポッキーゲーム

768: 2014/10/08(水) 19:45:50.09 ID:GcnPeD5Vo
提督「あきつ丸、ここにポッキーがある」

あきつ丸「そうでありますね」

提督「ポッキーゲームをしよう」

あきつ丸「……」

提督(あ、やばい。雑誌で見てやってみたかっただけだけど、これ通報パターン)

あきつ丸「ポッキーゲームとやらはなんでありますか?」

提督「あ、そっちか。セーフ」

あきつ丸「?」

提督「聞くよりやってみた方が早い。ポッキーのそっち側を咥えてくれ」

あきつ丸「分かりました。はむっ」

769: 2014/10/08(水) 19:47:48.12 ID:GcnPeD5Vo
提督「では、失礼して……」スッ

あきつ丸「!?」

あきつ丸(て、提督殿!? 顔が、顔が近いであります!)

提督「んー……」

あきつ丸「!?!?」

提督「……ポキッ」

あきつ丸「ムグムグ……て、提督殿?」

提督「これ、このままいったらキス一直線じゃないか。度胸試しみたいのものかもしれないけど、危ないな」

あきつ丸「は、はあ……」

提督「時間を貰って悪かったな」

あきつ丸「では、失礼したのであります……」

あきつ丸(あれだけ顔を近づけられて何もなしでは、逆に少しショックで……わわわ、自分は何を思っているでありますか!)

バタン

770: 2014/10/08(水) 19:48:15.15 ID:GcnPeD5Vo
提督「あきつ丸の様子もおかしかったな……」

提督「ううん、男女込みで楽しめるゲームと書いてあったから買ってみたけど、あんまりよろしくないみたいだ」

下2

772: 2014/10/08(水) 19:53:54.90 ID:smYO4w1lo
利根 赤城 榛名と上毛かるたをしてみる

773: 2014/10/08(水) 22:09:54.19 ID:GcnPeD5Vo
―談話室―

提督「カルタをしよう」

利根「吾輩らを集めたかと思えば、いきなりなんじゃ」

赤城「カルタって、百人一首のアレですか?」

提督「いや、一部の間で買われている上毛かるただ」

榛名「上毛……といえば、群馬県のカルタですよね」

提督「さすが榛名だ。よく知っている」

利根「……ふむ、つまりいつものじゃないのじゃな。わかった」

提督「じゃあ、適当にバラバラにして始めるぞー」

774: 2014/10/08(水) 22:10:21.45 ID:GcnPeD5Vo
~~~~

提督「利根は坂東一の川」

赤城「はいっ」パシッ

利根「……坂東一ってなんじゃ?」

提督「坂東ってのは東の国の総称だ。ていうか利根。自分の名前の札くらいとれよ」


提督「裾野は長し赤城山」

利根「これじゃ!」パシッ
赤城「あっ」

提督「山麓が緩やかって事だ。次行くぞー」

赤城「すみません、私のとき雑じゃないですか」

775: 2014/10/08(水) 22:10:52.57 ID:GcnPeD5Vo
提督「登る榛名のキャンプ村」

榛名「これですね。榛名湖にはキャンプ場がありましたね」

提督「よく見てるな。二人は……まあ、いつものことか」

利根「坂東なんて知らなくてもおかしくないわ」

赤城「というより、私は札とられただけで何も言ってないんですが」

提督「ちなみにさっきので最後だ。三人はどれくらい取ったんだ?」

榛名「半分くらい榛名が取ってますよ」

利根「いきなり吾輩の名前が呼ばれて動揺したせいじゃ」

赤城「私なんてスルーされたんですが……」

提督「責めるように流し眼をするな。今度また再戦させてやるから」

利根「ふん、絶対じゃぞ!」

776: 2014/10/08(水) 22:11:20.11 ID:GcnPeD5Vo
―執務室―

提督「自分の名前が入っているカルタとか、あるとは思わないよな。動揺するのは無理もない」

提督「だが言い訳にはならない。榛名が最後まで残ったのは運がいいのかもしれないが」

下2

778: 2014/10/08(水) 22:18:27.33 ID:Ju07JHyvO
不知火とポーカー

780: 2014/10/08(水) 23:07:14.55 ID:GcnPeD5Vo
―談話室―

提督「……スリーカード」

不知火「フラッシュです」

提督「あー、強い……というか、ゆさぶり効かないんだよなぁ」

不知火「いつゆさぶってきたんですか」

提督「え、さっきからずっとしてたじゃないか」

不知火「はい?」

提督「不知火だけに、ゆさぶりなんてしらぬ(い)ってことか」

不知火「……次、本気で行きますから」

提督(よし、ゆさぶり成功)

781: 2014/10/08(水) 23:08:00.63 ID:GcnPeD5Vo
不知火「ほら、早く引いてください」

提督「……五枚チェンジ」

不知火「一枚チェンジです」

提督(五枚チェンジした後に一枚チェンジ、気のお強いことで。だが、本当は弱い手札なんだろ)

提督「このまま勝負だ!」

不知火「フラッシュです」

提督「……ワンペア」

不知火「それで、いつゆさぶってきたんでしょうか」

提督「俺がゆさぶりに引っかかりました……」

不知火「なぜ何もしかけてないのに引っかかるんですか」

782: 2014/10/08(水) 23:08:38.39 ID:GcnPeD5Vo
―執務室―

提督「そんなわけで、間宮アイスに伊良湖最中をつけるか否かけて勝負した」

提督「結果は惨敗である。最近運が全くない気がするんだけど……雪風に少しくらい分けてもらえないかな」

下2

784: 2014/10/08(水) 23:17:16.07 ID:NPz9A1ND0
五航戦とジェンガで勝負

786: 2014/10/09(木) 23:20:09.46 ID:LQO1i2mMo
―翔鶴型の部屋―

提督「ジェンガを持ってきた」

翔鶴「はあ、ジェンガですか」

瑞鶴「なんでまた?」

提督「前回扶桑とやったんだが、不幸な事が起こって一巡で勝ってしまったんだ」

瑞鶴「何があったらそんなに早くに終わるのよ……」

提督「不幸な事故があったらな……それで、やってくれるか?」

翔鶴「はい、いいですよ」

瑞鶴「翔鶴姉、本当にするの?」

翔鶴「普通に遊ぶことって少ないじゃない」

瑞鶴(翔鶴姉にとっては、今までの提督さんの行動は普通じゃないのね)

787: 2014/10/09(木) 23:20:35.84 ID:LQO1i2mMo
提督「じゃあ、早速始めよう。まずは俺から」スッ

翔鶴「提督、きれいに抜きますね」スッ

瑞鶴「翔鶴姉だって」カチャ

提督「さすがに一回は周るか」スッ

翔鶴「ちなみに不幸な事故とはなんですか?」

提督「ん? 急に山城が来て、倒しちゃったというだけだ」

翔鶴「そうですか。それはまた、不幸な事故ですね」スッ

ガチャ

加賀「提督、ここにきているの聞いたのですけど」

ガシャーン

788: 2014/10/09(木) 23:21:07.80 ID:LQO1i2mMo
提督「……翔鶴、不幸な事故だ」

翔鶴「私も、仲間入りですかね」

瑞鶴「だ、大丈夫、翔鶴姉! 私がいるんだから」

翔鶴「ふふ、瑞鶴は良いわね……私と違って運が高くて……」

瑞鶴「ちょ、ちょっと翔鶴姉!? 提督さん、なんとかしてよ!」

提督「なんとかと言われても……」

翔鶴「うふふふ……」

提督「……扶桑型の部屋に案内するか?」

瑞鶴「ちょっと、提督さん!?」

加賀(一体何が起こってるのかしら……)

789: 2014/10/09(木) 23:23:30.14 ID:LQO1i2mMo
―執務室―

提督「暗黒に身を落とす翔鶴だった……」

提督「ちなみに加賀の用事は次回の出撃に関することだった。こっちはこっちで戦闘狂にでもなるのだろうか」

下2

791: 2014/10/09(木) 23:25:31.77 ID:Wvbi5WqLO
翔鶴を1日「翔鶴ねぇ」と呼ぶ

793: 2014/10/10(金) 22:24:47.03 ID:u2Xwiw32o
―廊下―

翔鶴「はぁ……」

提督「何だ翔鶴、まだ機嫌治してないのか」

翔鶴「いえ、そういう訳ではないんですが……」

提督「……よし、翔鶴の気分転換に付き合ってやろう」

翔鶴「気分転換ですか?」

提督「ゴホン。翔鶴ねぇ、機嫌を直すんだ」

翔鶴「えっ?」

提督「どうした翔鶴ねぇ、鳩が豆鉄砲を食らったような顔をして」

翔鶴「ね、ねぇって、瑞鶴のマネですか?」

794: 2014/10/10(金) 22:25:15.09 ID:u2Xwiw32o
提督「世の中には目上の人と見られることで喜びを覚えるものもいるらしい」

翔鶴「それと姉と呼ぶのにどういう繋がりが?」

提督「気分が変わるだろ?」

翔鶴「お気持ちは嬉しいのですけど、提督からそう言われても、あまり喜びはありませんが……」

提督「んー、まあそういう人もいるか」

翔鶴(喜びを覚える人の方が少数だと思うんですけど)

提督「でもまあ、ついでだから今日はずっと翔鶴ねぇと呼ぶことにする」

翔鶴「何のついでですか……」

795: 2014/10/10(金) 22:25:51.06 ID:u2Xwiw32o
―執務室―

提督「瑞鶴に見られて変な目をされるところまでテンプレ」

提督「何、翔鶴もため息交じりに笑みを浮かべてたから、無駄ではなかった」

下2

783: 2014/10/08(水) 23:17:00.17 ID:20kDUCa2O
あきつ丸にこの前のお詫び的な感じで食事に誘う

799: 2014/10/12(日) 00:59:07.89 ID:6JP5i0HWo
―食堂―

提督「ちょっと前は突然驚かせて悪かったな。俺もどんなのか試してみたかったんだ」

あきつ丸「それで食事に誘ったのでありますか?」

提督「そういうことだ」

あきつ丸「それでしたら、気になさらずともよかったのでありますが」

提督「そこはまあ、円滑なコミュニケーションや、たまには一緒の時を過ごすためとかな」

あきつ丸「同じ釜の飯を食べる仲でありますか」

提督「そういうことだ」

あきつ丸「ですが、同じ釜の飯を食べる仲というのは、すでに果たされてることであります」

提督「そういう、自分で言ったことを撤回するような言い方、俺はあんまり好きじゃないな」

あきつ丸「申し訳ない、であります」

800: 2014/10/12(日) 00:59:50.21 ID:6JP5i0HWo
提督「さて、あきつ丸は何を食べる?」

あきつ丸「カレーがいいであります」

提督「ふーん、今日のカレー当番はまるゆか」

あきつ丸「まるゆ? はて……」

提督「そろそろ覚えてやれよ……」

あきつ丸「冗談でありますよ」

提督「あきつ丸も冗談を言うんだな」

あきつ丸「最近、ここの艦隊に感化されてきているでありますよ」

801: 2014/10/12(日) 01:00:54.29 ID:6JP5i0HWo
―執務室―

提督「食事をしているときは気も緩む。あきつ丸が冗談を言うのは初めて見た」

提督「これが食事効果か……!」

次回:提督「安価でさらにみんなと遊ぶ」【9】

引用: 提督「安価でさらにみんなと遊ぶ」