192: 2014/11/11(火) 23:34:19.55 ID:OVwZyjhOo


シリーズ:提督「安価でみんなと遊ぶ」シリーズ 

最初から:提督「安価でみんなと遊ぶ」【1】
前回:提督「安価でまだまだみんなと遊ぶ」【2】

―執務室―

提督「もう龍驤の前で二度とまな板とか口に出せないな……」

提督「そもそも、こだわる理由がわからん。はぁ……今度から気を付けよう」

下2

194: 2014/11/12(水) 00:00:11.21 ID:OvCd3d6t0
扶桑、山城、翔鶴、大鳳、陸奥と黒ひげ危機一髪で勝負

200: 2014/11/13(木) 02:54:48.88 ID:0sdY6xmBo
―談話室―

提督「お、お前たちが揃ってるとは珍しいな。何やってるんだ?」

扶桑「どうやったら幸運になれるか、です」

提督「……なんかすまん」

陸奥「病は気から。幸運何て気にしない方が良いって言ってるのだけど」

山城「そうであれば、苦労なんてしません」

陸奥「みたいな、ちょっと意固地になってるのよね」

大鳳「運なんて関係ありません。己の散漫が事故を起こすんです」

提督「まあ、運が悪いなんて言い訳にすぎないしな」

翔鶴「言い訳、ですか」

山城「どうせ、提督に私の気持ちは分からないですから」

提督「……そんなに運を気にするのなら運試しをしてやろう」ドン

扶桑「これは?」

提督「黒ひげ危機一髪だ」
艦隊これくしょん -艦これ- おねがい!鎮守府目安箱 1 (電撃コミックスNEXT)
201: 2014/11/13(木) 02:57:20.97 ID:0sdY6xmBo
提督「最初に首刎ねた人が一番運悪い人だ」

翔鶴「提督、その言い方はちょっと……」

山城「いいですよ、では私からやりましょう」サクッ ピョン

扶桑「い、一回目で当てるなんてすごいわ」

山城「姉さまに言われたとしても、嬉しくないです……」

提督「はい山城アウト。じゃあ次は……扶桑頼む」

扶桑「……はい、大丈夫です」サクッ

大鳳「そういえば、近代化改修して運が上がったんでしたね」

扶桑「効いてて良かったわ……」

大鳳「では私が」サクッ ザシュッ

提督「うわー、大外れだ。ある意味運がいいな」

大鳳「いや、なんでリアルな斬首の音が聞こえたんですか。斬首の音なんて聞いたことないですけど」

202: 2014/11/13(木) 02:58:33.00 ID:0sdY6xmBo
提督「確率で飛ぶときに効果音がつくらしい。まあある意味あたりだな。次、陸奥」

陸奥「私も? いいけど……」サクッ ピョーン

翔鶴「飛ぶ距離も増しましたね」

提督「また特殊効果か。大鳳に続いて運が悪いな。いや、逆に良いのか?」

陸奥「特殊効果の基準が分からないのだけど」

山城「二人共効果がつく……そう、私はまだましな方なのね」

大鳳(何だかすっきりしませんけど、納得したなら良しとしておきますか)

提督「ところで翔鶴は?」

翔鶴「私ですか? 私は……」

提督「じゃあ、再度セットして俺とやってみるか」

翔鶴「……分かりました」サクッ

提督(当たり前のように首が飛ばなかったな……)

203: 2014/11/13(木) 02:59:16.66 ID:0sdY6xmBo
―執務室―

提督「あの後翔鶴とはいい勝負をするまでに至った。負けることは無かったけど」

提督「実際翔鶴って、ちょっと運が悪いだけなんだよなぁ」

下2

205: 2014/11/13(木) 07:18:13.94 ID:hqv+hMCCO
陽炎抱えて昼寝

208: 2014/11/13(木) 22:01:08.33 ID:0sdY6xmBo
―談話室―

提督「最近、寒くなってきたなー。こういう時は誰かと身体を動かして遊ぶに限る」

陽炎「スゥスゥ……」

提督「おや、広めのソファに陽炎一人。こんなところで寝ると風邪ひくぞ」

陽炎「スゥ……ん……」ブルッ

提督(やっぱり寒いか。この辺りに布団……いや、部屋の運んだ方が良いだろうか)

陽炎「……」ギュッ

提督「ちょ、服掴むなって」

陽炎「……」グイッ

提督「おっと、陽炎?」ドサッ

陽炎「ぅ……スゥ……」

提督「寝てる、よな。ううん、寒い時に蹴とばした布団を手繰り寄せる感じだろうか。それにしても……」

陽炎「ぅん……スゥスゥ」

提督「この添い寝のような体制から抜け出せない。……まあ、暖かいし俺もこのまま昼寝しようかな」

209: 2014/11/13(木) 22:02:32.73 ID:0sdY6xmBo
~~~~~~~~

提督「……」

陽炎「あ、起きた。起きたなら、その……そろそろ離してほしいんだけど」

提督「……ああ、陽炎が掴んできてそのまま寝たのか」

陽炎「あっ、まるで人のせいみたいに言わないでよ。もう」

提督「すまん、すぐに離す」スッ

陽炎「んーっ、良く寝たわ」

提督「こっちから抱きしめてたわりに、あんまり怒らなかったな。もっと怒るかとも思ったんだが」

陽炎「起きた時、私も司令の服を掴んでたし……」

提督「ふむ」

陽炎「ちょっと暖かかったし……」ボソッ

提督「えっ、なんだって?」

陽炎「なんでもないわよ! じゃあねっ」ダッ

210: 2014/11/13(木) 22:04:34.78 ID:0sdY6xmBo
―執務室―

提督「特別嫌われてなければ、添い寝くらいなら許されるのかもしれない」

提督「……いや、セクハラと紙一重の行為を多用する気はないけど」

下2

212: 2014/11/13(木) 22:05:29.50 ID:g+2WWFsYo
陽炎型のスパッツを洗濯してあげる

214: 2014/11/13(木) 22:48:41.33 ID:0sdY6xmBo
陽炎「司令、ちょっと困ったことになっちゃったんだけど……」

提督「どうした、言ってみろ」

陽炎「洗濯機が壊れたの」

提督「そうか。なら明石にいえば修理してくれるはずだ」

陽炎「うん、それで修理に一日かかるって言われてね」

提督「……洗濯物が溜まっているなら俺のを使ってもいいぞ」

陽炎「本当? さーんきゅっ!」

バタン

提督「絶対それ目当てだったろ。……まあ、一応行ってみるか。多分また困ることになってるだろうし」

215: 2014/11/13(木) 22:49:05.49 ID:0sdY6xmBo
――――

陽炎「うん……?」

黒潮「どしたん、頭ひねって」

陽炎「私たちのものと違って、使い方が分からない……」

不知火「適当に使ってみたらどうかしら」

陽炎「司令のよ? また壊したら大変なことになるのよ」

不知火「……」

提督「お困りか?」

陽炎「あっ、司令。これどうなってるの?」

提督「俺のはちょっとアンティークなものだから、ちょっと分かりづらかったか」

不知火「アンティークですか」

提督「右側が乾燥機で、左側が洗濯機だ。あと、ちょっと手間が必要でな……」

216: 2014/11/13(木) 22:49:33.02 ID:0sdY6xmBo
~数十分後~

提督「とまあ、こんな感じだ」

陽炎「ありがと司令。ほとんど司令にしてもらう形になっちゃったけど」

不知火「というより、良くこんなものにしてますね。替えた方が良いんじゃないですか」

提督「ふっ、こういう物の良さが分からないなんて、ぬいぬいも子供だな」

不知火「イラッ」

黒潮「口に出とるでー」

不知火「コホン。後は此方でやりますので、司令は戻って執務を続けてください」

提督「乾燥機の使い方は分かるか? 移し方とか」

陽炎「そっ、そこまではいいわ!」

黒潮「見られたくないものもまざっとるんでなぁ」

提督「ん、そうか。まあ分からなかったら気軽に聞きに来い。じゃあな」

217: 2014/11/13(木) 22:51:44.67 ID:0sdY6xmBo
―執務室―

提督「衣類下着類だろうし、まあ見られたくないものもあるんだろうな」

提督「……というか、あの口ぶりだと不知火が壊した模様。明石が一日かかるって、どれだけ木っ端微塵にしたんだろうか」

下2

219: 2014/11/13(木) 23:10:02.88 ID:PA8XHIXJ0
鎮守府のみんなで天龍を怖がるふりをする

225: 2014/11/15(土) 00:25:24.48 ID:YqXkjjR6o
提督「天龍で遊びたい」

龍田「あらあらー」ガシャン

提督「龍田、何時の間にそこにいた」

龍田「ん~? なんだか、また天龍ちゃんに危害が加わりそうな気がして~」

提督「オーケー分かった。なら龍田は何がしたい、付き合うぞ」

龍田「天龍ちゃん弄りかしら」

提督「結局やりたいのか」

龍田「そうねぇ、前に面白そうなことしていたようですしね~?」

提督「oh...」

226: 2014/11/15(土) 00:25:52.51 ID:YqXkjjR6o
―廊下―

天龍「おー、龍田が提督と歩いてるなんて珍しいじゃねえか」

提督「て、天龍!」

天龍「? おう」

提督「い、今お金は無いから……ゆ、許してください!」

天龍「なんでそうなるんだ!?」

提督「みんなー! 天龍が来たぞー!」ダッ

天龍「あっ! ……何がなんだっていうんだ? 龍田もいつの間にかいないし」

天龍(そういえば、そろそろ昼か……食堂に行くか)

227: 2014/11/15(土) 00:26:26.80 ID:YqXkjjR6o
―食堂・入口―

天龍「今日は何にするかな」

夕立「あっ、来たっぽい!」ダッ

島風「競争? 負けないよ!」ダッ

時津風「わー、天龍怖いー(棒)」

天龍「……俺がなんかしたか? あれ、食堂の扉に何か書いてある」

『子供110番の店。怖い人が来たら駆け込みましょう』

天龍「えっ」

天龍(もしかして、俺……怖がられてる?)

天龍「ふ、ふふ……ようやく俺の怖さが知れ渡ったか……」


龍田「うふふ、一人になっても天龍ちゃんは素直じゃないわねー」

提督「ショック受けたような顔が真実を物語っているがな」

228: 2014/11/15(土) 00:27:17.29 ID:YqXkjjR6o
―執務室―

提督「ネタばらしされ、ショックを受けたような声と逆に安堵の表情を浮かべる天龍だった」

提督「駆逐艦はノリのいい子を誘った。ノリだけで選んだから演技が上手いとかそんなことは考えなかった」

下2

230: 2014/11/15(土) 00:32:26.47 ID:9oyKl5TE0
金剛をおばあちゃんあつかいする

232: 2014/11/16(日) 02:02:38.48 ID:igDtLNszo
―食堂―

金剛「今日のご飯はなんですカー?」

榛名「カレーですよ金剛お姉さま」

比叡「私がとってきますから、お姉さまは座っていてください!」ダッ

霧島「比叡お姉さま、食堂では走らないように注意してください」

金剛「席は……ここが空いていマース」

提督「どうぞ」スッ

金剛「提督?」

提督「遠慮せずに座ってください。ほら、手を取って」

金剛「あ、ありがとデース」

霧島「これは……」

233: 2014/11/16(日) 02:03:05.43 ID:igDtLNszo
―売店―

金剛「ちょっと買いすぎたデース……」

提督「持ちましょうか?」

金剛「でも悪いネー」

提督「いえ、気にしなくていいんですよ。はい」ヒョイ

金剛「……」


―廊下―

金剛「弾薬落としちゃったデース」

提督「大丈夫ですか?」ヒョイヒョイ

金剛「あっ、ありがとうございマース」

提督「私一人でできますから、わざわざ屈まなくていいですよ」

金剛「……」

234: 2014/11/16(日) 02:03:57.25 ID:igDtLNszo
―金剛型の部屋―

金剛「最近提督が紳士デース!」

榛名「そうなんですか?」

霧島「紳士、ですか」

比叡「よかったですね!」

金剛「比叡まで……いい妹たちを持って幸せネー!」

榛名(はっきりとはわかりませんが、紳士とは感じが違う気がするんですけど……)

霧島(対応と目つきが町中のおばあちゃんに対するもののような……)

比叡(正直に言ったら、多分お姉さまが悲しみますからね……)

235: 2014/11/16(日) 02:04:25.31 ID:igDtLNszo
―執務室―

提督「なんとなく老人に対する態度をとれば金剛の気勢も削がれるんじゃないかと思った」

提督「霧島たちから意味がないどころか誤解を受けてると聞いて、無意味だったことを知ったが」

↓2

236: 2014/11/16(日) 02:14:04.51 ID:OCVKk+uyo
ついでに暁に対しても紳士のように振る舞う

238: 2014/11/16(日) 22:38:10.47 ID:igDtLNszo
―暁型の部屋―

暁「今日、司令官が変なんだけど、暁が何かしたのかな……」

電「司令官さんはいつも変なのです」

雷「どう変なの?」

暁「それが……」

~~~~~~~~

―食堂―

暁「今日のご飯美味しかったわ」

響(暁、口元にご飯ついてる。とってあげようかな)

提督「暁」

暁「! な、何……?」

提督「口元が汚れているぞ」スッ

暁「ん……」

提督「ついでに食器下げておく。暁はもうちょっとゆっくりしてていいからな」

響(静かに去って行った……司令官、また何か始めたみたいだね)

239: 2014/11/16(日) 22:38:37.80 ID:igDtLNszo
―売店―

明石「まいどありー」

暁(えへへ、大きなぬいぐるみ買っちゃった)

暁「……!」

暁(両手がふさがって扉が開けられないわ……! でも、地面に置きたくないし……)

提督「よっと、どうぞ」キイッ

暁「え? あ、司令官」

提督「……」

暁「あ、ありがと」

240: 2014/11/16(日) 22:39:36.67 ID:igDtLNszo
―廊下―

暁「~~♪」

提督「暁」

暁「! な、何よ。また何かする気なの?」

提督「リボンが曲がっているぞ」キュッ

暁「えっ、あ、うん……」

提督「じゃあな」

暁「……司令官?」


~~~~~~~~

暁「みたいな……」

電「変です」

雷「司令官はいつも優しいわよ?」

響「……」

241: 2014/11/16(日) 22:40:05.24 ID:igDtLNszo
―執務室―

響「実際、どうなんだい?」

提督「ああ、金剛に優しく振る舞わなきゃと思ってたから、多分ついでにやってたやつだ」

響「ついでって……」

提督「少なくとも狙ってやった覚えはないな……そもそも、やったことすら覚えていないし」

響「特に何か始めたわけじゃないんだね?」

提督「そうだな。むしろ終わったところだ」

響「なんでもないならそれでいいよ。それじゃあね、司令官」

バタン

提督「ちょうど金剛のところに暁がいたような気もするが……」

提督「うーむ、多分金剛が隙を見せる時を狙って居た時に無意識にやったやつかもしれん」

↓2

242: 2014/11/16(日) 22:41:56.76 ID:e2lbC8JQo
キソー

247: 2014/11/17(月) 23:24:08.28 ID:zX8rwJ+qo
提督「木曾は過去に褒めたり脅したり面談したり……」

提督「抱いたり買い物行ったり魚を薦めたり眼帯の監修をしてもらったりと、基本的に態度が一変している気がする」

提督「どんなことしても、ある程度真面目に返してくるから色々したくなるんだよなぁ。さて、今度は何してやろうか」

下2

249: 2014/11/17(月) 23:35:46.35 ID:YuZygYDZo
猫ちゃんの眼帯をプレゼント

250: 2014/11/18(火) 00:18:28.43 ID:ptLmVBV6o
―球磨型の部屋―

木曾「どこいったんだ……」ガサゴソ

提督「おや木曾、どうした」

木曾「眼帯が無いんだ。洗濯している間の予備がな……」

提督「無くても困らなくないか?」

木曾「一応大事にしているものなんだ。無かったら、というのはあんまりしたい想像じゃないな。それに……」

提督「それに?」

木曾「……なんか落ち着かないんだ」

提督「ふむ、そういう事なら代わりの眼帯を木曾にあげよう」

251: 2014/11/18(火) 00:18:58.04 ID:ptLmVBV6o
木曾「代わりのだと?」

提督「猫の形の眼帯だ。可愛いだろ」スッ

木曾「……」

提督「……嫌だったか?」

木曾「いや、せっかくだ。貰っておこう」

提督「……」

木曾「なんだ、じっと見てきて」

提督「印象に合わないなぁと」

木曾「そう言うと思って躊躇ったんだがな……」

252: 2014/11/18(火) 00:21:24.86 ID:ptLmVBV6o
―執務室―

提督「その後、無くなっていた眼帯は球磨が間違えて洗濯していたらしい」

提督「猫の眼帯を見て表情が固まっていたのは……まあ、多分意外だったのだろう」

下2

254: 2014/11/18(火) 00:28:16.37 ID:c7hXNWKd0
連装砲ちゃんのコスプレをして島風を追いかけ回す

256: 2014/11/19(水) 01:49:21.12 ID:M3PcF1b2o
―工廠―

提督「妖精さんよ、これは一体なんなんだ」

妖精「れんそうほうちゃんなりきりせっとです」

提督「……ふむ」

妖精「ていとくきてみるですか?」

提督「着れるのか?」

妖精「じどうてきにおおきさがあうです」

提督「……」

257: 2014/11/19(水) 01:49:49.97 ID:M3PcF1b2o
ー廊下―

島風「さーて、きょうは誰と遊ぼうかなー」

八頭身連装砲ちゃん「やあ、島風」

島風「!?!?」

八頭身連装砲ちゃん「どう思う。結構このスーツ、フットワークが軽くなるんだ。ほら」シュッシュッシュ

島風(顔は隠れてるけど、身体のラインがくっきりできててキモイ! 多分提督だろうけど、あまりにも酷い!)

八頭身(ry「ほら島風、追いかけっこしてみるか。このスーツの凄さが分かるぞ」スッ

島風「ひっ……」ズザッ

八頭身(ry「ふふふ……どうした、逃げなくていいのか?」

島風「いやっ、来ないで!」ダッ

八頭身(ry「はっはっは、スタートだ!」ダッ

島風「来ないでぇっ!」

258: 2014/11/19(水) 01:50:45.87 ID:M3PcF1b2o
~~~~~~~~

霞「……」

八頭身(ry「……」

島風「……」

霞「何かいう事は」

八頭身(ry「すみませんでした島風さん」

島風「う、ううん。私も驚きすぎたところあるから……」

八頭身(ry「許してくれるのか?」

島風「うん」

霞「もう二度と面倒なことは起こさないようにしなさいよ」

八頭身(ry「はい!」

259: 2014/11/19(水) 01:51:32.95 ID:M3PcF1b2o
―執務室―

提督「島風、大声あげて逃げるくらい嫌だったのか……いや、写真を見て俺も非常に気持ち悪いと思ったけど」

提督「テンションのまま向かったのは失敗だな」

下2

261: 2014/11/19(水) 02:59:15.07 ID:X4iA/dB0o
大鳳にスパッツをプレゼント

265: 2014/11/20(木) 00:40:10.22 ID:2Ru5SoBwo
―大鳳の部屋―

提督「というわけで、スパッツをプレゼントしよう」

大鳳「はあ……」

大鳳(なぜこれを……もしかして、最近替えが少なくなってきているのに気付いて……しかし、私の服事情を知っているなんて考えられませんし……)

大鳳(提督が急に下心を……? いえ、下心ありきならば、もっとセクハラっぽいものにしそうです)

大鳳(誰かの代わりとか……は無いですよね。私自身相手が思い浮かびません)

大鳳(では、本気でプレゼントでしょうか。しかし、それもまた動機が……)

提督(なんかすごい考えてるんだけど)

266: 2014/11/20(木) 00:40:37.44 ID:2Ru5SoBwo
大鳳「……提督」

提督「なんだ?」

大鳳「偽物ですか?」

提督「おっとー、その返しは予想していなかったぞー」

大鳳「もとい、どうして突然プレゼントをくれるんでしょうか。何か裏でもあるんですか」

提督「まあ、突然渡されたら疑問に思うわな」

大鳳「では、やはり何か理由があると」

提督「……スポーツ雑誌の懸賞に何故かあたり、女性用のこれが送られてきた。サイズが合いそうで使いそうなのは大鳳だろうと思って持ってきた」

大鳳「……それだけですか」

提督「それだけだ」

大鳳(普通に考え過ぎてました……)

267: 2014/11/20(木) 00:41:18.70 ID:2Ru5SoBwo
―執務室―

提督「渡された大鳳は微妙な表情をするだけ」

提督「……ん、いや、いつものことか」

下2

269: 2014/11/20(木) 00:54:24.65 ID:TOo2cLTzo
たまには全力で仕事してみる

272: 2014/11/20(木) 21:14:45.00 ID:2Ru5SoBwo
提督「ふんふん、なるほど。妹分が着任するから、最初くらい真面目に仕事をする姿を見せてやりたいと」

ビスマルク「多分彼女も一緒に出撃したいでしょうから」

提督「分かった。着任すぐは色々と大変だが、何とか手配してみよう」

ビスマルク「ダンケ。まかせたわよ」

提督(まあ、たまには本気で仕事をするのもいいだろう)


―当日―

プリンツ・オイゲン「グーテンモーゲン! 私は、重巡プリンツ・オイゲン。よろしくね!」

提督「プリンツ・オイゲン、悪いが早速出撃して貰おうと思っている」

プリンツ・オイゲン「はいっ! 任せてください!」

提督「同出撃にはビスマルクもいる。しっかりと学んで来い」

プリンツ・オイゲン「ビスマルク姉さまが? やったぁ!」

提督「……」

プリンツ・オイゲン「あ……す、すみません」

提督「いや、自分の尊敬する人物に会えるのだから、喜ぶのもおかしくない。オイゲン、出撃時刻はビスマルクに聞くように。時間はあるから、しっかりと話をして来い」

プリンツ・オイゲン「アトミラール……フィーレンダンク!」

273: 2014/11/20(木) 21:15:15.92 ID:2Ru5SoBwo
~~~~~~~~

提督「……」カリカリ

霞「失礼するわ。あれ、この時間にいるなんて珍しいわね。いつもどこか行ってるのに」

提督「ちょっと無理をしたせいで、大量に仕事が出来てしまってな」カリカリ

霞「また何か無茶をしたの。しょうがないわね……」

提督「いや、霞はいつもの仕事だけでいい。俺の都合で面倒を掛けたくない」ガサゴソ

霞「何時も迷惑かけてるくせに何言ってるのよ」

提督「いつもの始末書とは違うからな」ペラペラ

霞「……そう、わかったわ」

提督「遠征の報告書はそこだ。悪いが自分でとってくれ」

霞「いつも自分でとってるわよ……じゃあ、手が欲しければ何時でも言いなさい」

提督「分かった。ありがとう」

274: 2014/11/20(木) 21:15:42.78 ID:2Ru5SoBwo
~夜~

提督「んー、後もうちょっとか。深夜までは多分かからないだろう」

コンコン

提督「入れ」

伊良湖「失礼します」

提督「伊良湖か。こんな時間にどうした?」

伊良湖「秘書官の方から差し入れを頼まれていたので、届けにきました」

提督「秘書官が? でも、あいつなら自分の事は伝えないようにしそうなものなのに」

伊良湖「え? あっ……! す、すみません! 今のは聞かなかったことにしてください!」

提督「……おっと、書類に夢中で聞いてなかった。それで、何の話だったか。差し入れだって?」

伊良湖「あ……はい。匿名希望の方からです」

提督「じゃあ、その匿名希望の人にお礼を伝えておいてくれないか」

伊良湖「はい!」

275: 2014/11/20(木) 21:16:11.09 ID:2Ru5SoBwo
~次の日~

提督「はあ、昨日は大変だった。わざわざ仕事を増やすなんて、面倒なことはしないにかぎる」

提督「よし、ならば昨日の分も今日は遊ぶとするか」

下2

277: 2014/11/20(木) 21:20:29.16 ID:NNmCKszVo
霞を労るために温泉へ

280: 2014/11/20(木) 23:06:27.26 ID:2Ru5SoBwo
霞「何よ」

提督「いや、遊ぶ前に労わっておこうかなと」

霞「はぁ? 私を労わりたいなら、毎日真面目に仕事しなさいよ」

提督「うっ……そ、それ以外でお願いする」

霞「まったく……」

提督「な、なんでもするからさ。な?」

霞「そうねぇ……なら、温泉にでも連れて行ってもらうかしら」

霞(なんて、そんな簡単に連れていけるわけないでしょうけど)

提督「いいぞ」

霞「えっ?」

281: 2014/11/20(木) 23:09:11.28 ID:2Ru5SoBwo
―温泉―

提督「というわけで、早速やってきました。いい湯だなぁ、秘書官よ」

霞「はぁ……」

提督「どうした、提案者なのに喜びが薄いな」

霞「仕事はどうするのよ」

提督「帰ってきたら一緒にしようか」

霞「はぁぁ……」

提督「おいおい、そんなに溜息を吐いてたら、疲れが取れないぞ」

霞「振り回されてる時点で疲れがとれるわけないじゃない」

282: 2014/11/20(木) 23:09:39.11 ID:2Ru5SoBwo
提督「……もしかして、俺と来るのは嫌だった?」

霞「それくらい、考えたらわかるでしょ」

提督「ですよねー」

霞「悪くない温泉とは思うけど」

提督「なるべくいいところにって思って選んだし」

霞「そういう情熱を仕事に回せないものかしらね……」

提督「でもまあ、こうして柵越しに話すと一緒に入ってる気にはなるな」

霞「人が来たから喋るの辞めるわ」

提督「えっ、ちょっ、おーい」

提督「……うん、発言を間違ったな」

提督(でもまあ、ここまでついてきてくれたって事は、嫌では無かったという事か)

283: 2014/11/20(木) 23:10:13.47 ID:2Ru5SoBwo
―執務室―

提督「帰ってきた途端、少なくない仕事が割り振られた……いや、仕事があるのにのんきに温泉に連れて行ったからなんだけどさ」

提督「当の本人の機嫌は悪くなさそうだから、多分これでも少ないんだろうけど」

下2

285: 2014/11/20(木) 23:11:06.57 ID:/wP0fpJ3O
浦風と仮面ライダー555見る

287: 2014/11/21(金) 23:14:11.19 ID:nOu628b/o
―談話室―

提督「……」

浦風「なんじゃ、懐かしいもの見とるの」

提督「知ってるのか、仮面ライダー555」

浦風「いや、そういうものがあるって事をしっとるだけじゃけえ」

提督「ふーん、一緒に見るか?」

浦風「長いし、遠慮しとくよ」

提督「そか」

浦風「提督さんは何でみとるん?」

提督「うん? レンタルでたまたまな」

浦風「そか」

288: 2014/11/21(金) 23:14:44.94 ID:nOu628b/o
~三十分後~

浦風「敵にも心を持ったものが居るみたい」

提督「これはそれが題材でもあるからな」

浦風「敵にも心はある、それは確かなことなんじゃろうな……」

提督「深海のことか」

浦風「敵は敵、わかっとる」

提督「相容れないからこそ敵なのかもしれないしな」

浦風「……提督さんはいつか相容れると思うとる?」

提督「仮面ライダー555は共存を目的としたものだ」

浦風「……」

提督「俺達は、目的からして違う」

浦風「……そう、じゃな」

提督「……もしもが起これば、分からないけどな」

289: 2014/11/21(金) 23:15:22.21 ID:nOu628b/o
―執務室―

提督「なんだかんだで一巻全部一緒に見ていた」

提督「ていうか、敵との和解とか俺の範疇だけじゃ済まないし。普通に考えたら無理無理かたつむり」

下2

291: 2014/11/21(金) 23:17:37.03 ID:fFPel1Yo0
妙高に中破姿で追いかけられる

294: 2014/11/23(日) 00:32:46.72 ID:AxaHsrj6o
妙高「提督……」

提督「どうした妙高……ってなんだその恰好は!?」

妙高「提督、どうですか?」

提督「どうですかって何がだ。というかちょっとずつ近づいてくるな」

妙高「はい?」

提督「待て、とまれ」

妙高「あら、なんでですか?」

提督「……」

妙高「ちゃんと言葉にしてくれないとわかりませんよ」

295: 2014/11/23(日) 00:34:56.79 ID:AxaHsrj6o
提督「……怖いんだよ!」

妙高「あら、扇情的では?」

提督「そのポーズのまま徐々に近づいてくるのは怖いんだよ! 足とか動いてないけどどうなってんの!?」

妙高「さあ、どうなっていると思いますか?」

提督「だから寄ってくるな!」ダッ

妙高「あらあら」

提督「音もなく同じスピードで動くな! 本気で怖いんだよぉ!」

妙高「うふふふ……」

提督「うわあああああああ!!」

296: 2014/11/23(日) 00:35:31.19 ID:AxaHsrj6o
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提督「……夢か」

提督「なんて夢を見ているんだ……中破の変なポーズをしてる妙高に追われる夢とか……」

提督「というか、改二になってあのポーズはしなくなったのに……」

次回:提督「安価でまだまだみんなと遊ぶ」【4】

引用: 提督「安価でまだまだみんなと遊ぶ」