400: 2014/12/02(火) 01:37:11.59 ID:d+85wVSko


シリーズ:提督「安価でみんなと遊ぶ」シリーズ 

最初から:提督「安価でみんなと遊ぶ」【1】
前回:提督「安価でまだまだみんなと遊ぶ」【4】

―執務室―

提督「金剛型は姉妹仲良くないとな。じゃないと全部こっちに被害がとんでくる。相手にしてとか、カレーとか」

提督「実際にとんできたことはあまりないが、なおさら何か起こった時が怖い」

提督「……そういえば、最後に失礼なことを言われたような……いや、気のせいか」

下2

402: 2014/12/02(火) 02:12:48.42 ID:OHliFtllo
秘書艦と一緒にプリンツ・オイゲンに鎮守府を案内する
艦隊これくしょん -艦これ- おねがい!鎮守府目安箱 1 (電撃コミックスNEXT)
403: 2014/12/02(火) 23:55:41.45 ID:d+85wVSko
提督「オイゲンを案内しようと思うんだが」

霞「いいんじゃない」

提督「ひ、秘書官が普通に認めてくれただと……!」

霞「あんた、前も言ったけど私をなんだと思ってるのよ」

提督「秘書官」

霞「はぁ……心配だから私もついていくわ」

提督「仕事は?」

霞「それ、あんたが心配する事だと思ってる?」

提督「ですよねー」

404: 2014/12/02(火) 23:56:04.46 ID:d+85wVSko
―食堂―

提督「そんなわけでオイゲン、案内しよう」

プリンツ・オイゲン「いいんですか? 忙しいのでは……」

霞「貴女のお姉様も最初は戸惑っていたみたいだったからね」

提督「そういえば、微妙に戸惑ってたな……」

霞「あんた、何も考えずに案内するといったの?」

提督「そ、ソンナワケナイダロ。さあオイゲン、食事が終わったら行こうか」

プリンツ・オイゲン「分かりました、少し待っててください」

提督「ちなみに、ここは食堂な。一番人が集まりやすいから、人探しは個人の部屋の次に来る」

プリンツ・オイゲン「なるほど」

405: 2014/12/02(火) 23:56:55.02 ID:d+85wVSko
―会議室―

提督「ここは会議室だ。作戦会議に使う事はほぼないけど」

オイゲン「それでは、どこで作戦を伝えるんですか?」

霞「大まかな指示だけして、あとは個々の判断に任せてるわ」

提督「オイゲンも一回出撃しただろ」

オイゲン「そういえば、ずっと姉さまが指示していたような……」

霞「もちろん、危険海域は司令官が指揮するけど……まあ、そんなことは滅多にないから気にしなくていいわ」

オイゲン「戦力は隠しておくという事ですね」

霞(本人のやる気が無いからだとは言わない方が良いわね)

406: 2014/12/02(火) 23:57:26.23 ID:d+85wVSko
―母港―

提督「工廠もまわって、お風呂もまわって……こんなもんかな」

オイゲン「ありがとうございました。アドミラールも、秘書艦の方も」

霞「お礼言われることじゃないわ。司令官、案内終わったから私は戻るわね」

提督「おお、仕事の最中ありがとな」

霞「ふん、別にあんたの為じゃないわよ」スタスタ

提督「……秘書官は何時まで経っても厳しいな」

オイゲン「仲悪いんですか?」

提督「どうかな、悪いかもしれんな。だけど、厳しくしてくれているからこそ秘書官にしているような」

オイゲン「それなら大丈夫ですよ。アドミラールはしっかりしているので、わかっていると思います」

提督「……」

407: 2014/12/02(火) 23:57:59.56 ID:d+85wVSko
―執務室―

提督「あの場じゃつっこめなかったから言わなかったが、なぜ俺がしっかりしているという評価に……」

提督「自分で言うのもなんだが、しっかりしているわけないだろう」

提督(……そういえば、オイゲンの前じゃずっと真面目にしている気がする)

下2

410: 2014/12/03(水) 00:00:06.29 ID:rzNXXJob0
潜水艦娘達にハッピーセットをおごる

412: 2014/12/04(木) 01:05:36.45 ID:QX/EysaNo
―食堂―

168「偶にジャックフードを食べたくなるのよねぇ」

提督「俺はこうして間宮の料理や鳳翔のつまみとかの方が良いが」

168「もちろん、これも美味しいわよ。でも、たまには体に悪いものを摂取したくなるじゃない」

58「体に悪いなら食べない方が良いでち」

19「それは分かってるのね」

8「イムヤのいう事分からないでもないけど……」

401「ジャンクフードは食べたくなるようにできてると聞いた事もあるしね」

提督「ふうん……なら、行こうか」

168「え?」

413: 2014/12/04(木) 01:06:04.60 ID:QX/EysaNo
―ハンバーガーファーストフード店―

提督「マックだな」

8「提督、その言い方は争いが起こるのでやめてください」

提督「すまん。それで、お前たちはなに頼むんだ、今日は奢ってやる」

19「さすが提督ふとっぱらなのー!」

168「無理はしなくてもいいのよ?」

提督「無理するくらいだったら最初から払わん」

401「提督もこう言ってるし、私はお言葉に甘えようかな」

8「ありがとうございます」

414: 2014/12/04(木) 01:06:38.98 ID:QX/EysaNo
58「あっ、見てでち、魚雷発射管がおもちゃになってるでち!」

168「あっ、ほんとね。普通の砲台もある」

19「空前の艦ブーム?」

提督「……もしかして、今をときめく某アイドルの影響では……」

168「それって、三姉妹の方じゃなくて?」

提督「……ま、まあ気になるし、俺はハッピーセットにしようかな」

401「じゃあ、別のおもちゃで同じのを頼むよ」

19「イクも同じのにするのー!」

58「あっ、ならゴーヤもお願いするでち!」

8「……じゃあ、頼みます」

提督「皆セットか。イムヤは?」

168「これで私だけ別の物注文するわけにはいかないじゃない。私も頼むわ」

提督「おっけー」

415: 2014/12/04(木) 01:07:15.06 ID:QX/EysaNo
―鎮守府―

提督「はあ……ちょっと調子に乗り過ぎたな」

まるゆ「なんだかお疲れのご様子ですね?」

提督「おおまるゆか。ちょっとマッ……ハンバーガー屋に行ってきてね」

まるゆ「そうですかぁ」

提督「そうだ、まるゆにもハンバーガーをやろう」

まるゆ「えっ、まるゆの分もあるんですか?」

提督「潜水艦の中でまるゆだけ仲間はずれなんて寂しいだろ」

まるゆ「提督……うぅ、ありがとうございます~」

提督(すまんな、それは俺が買いすぎて持って帰っただけのやつなんだ。まるゆに見つからなければ、後で間食してた)

416: 2014/12/04(木) 01:07:44.98 ID:QX/EysaNo
―執務室―

提督「ハッピーセットはおもちゃが本番のような気がしないでもない」

提督「味だけならモ……の方が好きだし」

下2

418: 2014/12/04(木) 01:10:38.68 ID:bMDKU5ro0
南方棲戦姫に超大量のアイスを無理矢理食わせる

421: 2014/12/05(金) 00:47:32.32 ID:Zmj8J4d8o
―サブ島沖海域―

南方棲戦姫「ふん、久しいな人間」

提督「わざわざ海流瓶で果たし状を送ってくるなんてな」

南方棲戦姫「それだけ貴様の事を高く買っているという事だ。それより、よく逃げなかったな」

提督「果たし状をもらい逃げるなど、日本男子がするものではない」

南方棲戦姫「くく、その余裕の表情も今日までだ。ここが貴様の墓標にしてやる」

提督(前にも言われたような気がする)

南方棲戦姫「沈め、海の底へ」ガシャン

422: 2014/12/05(金) 00:47:59.46 ID:Zmj8J4d8o
提督「俺が何も用意をせずにここに来たと思うなよ?」

南方棲戦姫「なんだと?」

提督「食らえ!」シュッ

南方棲戦姫「くっ……なに、氷?」ガリッ

提督「それは比叡と磯風の三人で作り上げたアイスバーだ」

南方棲戦姫「舐めおって……! 沈めっ……なっ」

提督「どうした、動かないのか? いや、動けないのか」

南方棲戦姫「人間……っ! 何をした!」

提督「試食させたんだよ。俺の知り合いきっての、ダークマター製作者に感想を伝えるためになぁ!」

南方棲戦姫「貴様ぁ! のこのこと現れたと思えば、罠を張りおって!」

提督「正面から投げただろ。この勝負はもう俺の勝ちだな、帰らせてもらうぜ!」ザパァ

南方棲戦姫「ま、待て! この麻痺は何時になったら治る!」

423: 2014/12/05(金) 00:48:54.54 ID:Zmj8J4d8o
―執務室―

提督「今日も無事に帰ってくることが出来た」

提督「というか、あの飯マズコンビの食べ物はマジで毒物かよ。深海棲艦にも効くとか末恐ろしい……」

下2

425: 2014/12/05(金) 01:00:34.84 ID:DivAiZod0
古鷹改二記念パーティー

426: 2014/12/05(金) 18:02:26.60 ID:Zmj8J4d8o
加古「おめでとー古鷹」

古鷹「ありがとう、加古。提督もありがとうございます」

提督「古鷹も改二かー、何だか感慨深いな」

加古「古鷹はずっと重巡洋艦の良い所を見せようと頑張ってたもんね。むしろ遅いくらいだよ」

提督「ようやく努力が報われた、みたいなところだろうか」

古鷹「努力だなんて……いつも一生懸命だっただけですし、これからももっと頑張っていきますよ」

提督「古鷹は頑張り屋さんだな。それより、パーティとはいうものの、こんなささやかなもので良かったのか?」

古鷹「いいんです。こうして、大切な人に祝われてるというのが大事ですので……」

427: 2014/12/05(金) 18:03:21.29 ID:Zmj8J4d8o
提督「古鷹……それってつまり、他の重巡艦とか大事じゃないって事か?」

古鷹「っもう! 提督!」

加古「提督も意地悪だねー。あ、古鷹、プレゼントだよ」

古鷹「ありがとう、加古。開けていい?」

加古「もちろん、古鷹のためにわざわざ探してきたんだよ。そのインナー」

古鷹「自分で探したんだ……ありがとう、加古」

提督(自分のために動いたことに対するお礼が強いんだろうな……)

428: 2014/12/05(金) 18:04:54.51 ID:Zmj8J4d8o
提督「そうだ、俺からもプレゼントだ」

古鷹「提督からもですか? すみません、ありがとうございます」

提督「何の変哲もないヘアピンだ。まあ、改二記念にだ。着けるかつけないかは個人に任せる」

古鷹「本当に、何と言っていいものか……ずっと大切にしますね」

加古「むー、古鷹、あたしの時より喜んでない?」

古鷹「そんなことないよ、加古のも使わせてもらうからね」

提督(うんうん、古鷹もすごく嬉しそうでなによりだ)

429: 2014/12/05(金) 18:05:21.30 ID:Zmj8J4d8o
―執務室―

提督「そうして、慎ましやかに行われたパーティは何事も無く終わった」

提督「ちなみにその後、もらったプレゼントを付けている古鷹の姿を確認されたとか」

下2

432: 2014/12/05(金) 18:31:36.39 ID:rSjmgK3iO
プリンツとプリンを作る

433: 2014/12/05(金) 20:11:19.34 ID:Zmj8J4d8o
オイゲン「姉さまに何か作ってあげたいんです」

提督「いいんじゃないか。ここに来てお世話になってることも多いだろ」

オイゲン「でも、何を作ったらいいかわからないんです……」

提督「ふむ……プリンとかどうだ。作りやすいし」

オイゲン「いいですね、プリン。……プリンツとかけたわけじゃないですよね?」

提督「ハハハ、そんなわけないだろう」

オイゲン「そうですよね。じゃあ、頑張って作ってきます」

提督「……様子くらい見に行くか。食堂の許可も取らなきゃいけないし」

434: 2014/12/05(金) 20:11:49.43 ID:Zmj8J4d8o
―食堂―

提督「一から作れるだけの材料と器具はそろっている。作り方は大丈夫か」

オイゲン「はい! ついさっき、調べてきました!」

提督「ならオイゲンの事だし、大丈夫だろう」

オイゲン「愛情もきちんと込めて作りますよ。料理は愛情ですからね!」

提督「それが分かってるならなおのこと心配いらないな。とりあえず、見ておくが」

オイゲン「はい! まず、牛乳と砂糖に……」

提督(いつぶりだろうか、安心して見ていられるのは)

435: 2014/12/05(金) 20:12:16.65 ID:Zmj8J4d8o
~~~~~~~~

オイゲン「アドミラール、完成しました」

提督「お、美味しそうにできてるじゃないか。きっとビスマルクも喜ぶだろう」

オイゲン「今から持って行こうと思います。はい、アドミラールにも」

提督「いいのか?」

オイゲン「提案してくれたお礼です。きっと、美味しいと思います」

提督「……愛情が入ってるからか?」

オイゲン「どうでしょう、美味しいと感じたなら、そうかもしれませんねっ」

436: 2014/12/05(金) 20:12:50.53 ID:Zmj8J4d8o
―執務室―

提督「美味しかった。ついでにビールも一緒に持って行こうとしていたのは止めておいた」

提督「あと、オイゲンには言わなかったが、料理は愛情だけでもどうにもならないものもある。ソースはうちの飯マズ達」

下2

438: 2014/12/05(金) 20:25:09.20 ID:sz8DWLx+o
ウチのメシマズどもを特訓

441: 2014/12/05(金) 22:37:05.50 ID:Zmj8J4d8o
―食堂―

提督「集まったか」

比叡「……」

磯風「……」

提督「正直、お前たちは特訓してもどうにもならん。だが、せめてレトルトくらいなら作れるんじゃないかと思っている」

比叡「司令、それは流石に言い過ぎです!」

磯風「そうだ、レトルトなど料理ではない」

提督「うるさい黙れ。磯風はおにぎりですらやばいじゃないか」

磯風「あれは失敗だったな。ちょっと塩を練り込み過ぎた」

442: 2014/12/05(金) 22:38:48.20 ID:Zmj8J4d8o
提督「ちょっとどころじゃないが……とにかく、レトルトくらいは普通に出来るか見てやる」

比叡「しょーがないですね……張り切っていきます!」

磯風「どうしてもというのならば仕方ない。レトルトなど物の数に入らんことを教えてやろう」

提督「作るのはそこのカレーだ。ちゃんと作れよ」

比叡「任せてください! まず、封を切って」

提督「湯煎しろよ!」

磯風「湯煎とはなんだ?」

提督(もうすでにオチが見えてるような気がする)

443: 2014/12/05(金) 22:39:47.35 ID:Zmj8J4d8o
~数分後~

比叡「完成しました!」

磯風「こっちもだ」

提督(最初以外、特に間違っていたことは無い。流石にレトルトくらい作れるか)

比叡「司令、レトルトくらい簡単に作れるんですよ」

提督「作れるのが当たり前なんだからな。さて、一応試食してみるか。まず比叡から……」

比叡「ふふん、どうですか」

提督「……お前、何か入れただろ」

比叡「何も入れてませんよ! レトルトに何か入れると思っていたんですか」

444: 2014/12/05(金) 22:40:51.51 ID:Zmj8J4d8o
提督「米だ、米」

比叡「はい? レトルトだと味気ないので、せめて米に味をと思い、味の素を」

提督(食べられ無いわけでは無いが、非常に不味い。というか、入れたにせよ絶対入れ過ぎだこれ)

磯風「どうした、私の方も食べるのではないか?」

提督「ああ……パクッ……」

磯風「どうだ?」

提督「……辛っ! お前も何か入れただろ!」

磯風「レトルトだと甘いだろう。米に唐辛子のすりおろしを漬けておいた」

提督「なぜ飯マズは余計なアレンジをしようとするんだ!」

445: 2014/12/05(金) 22:41:54.46 ID:Zmj8J4d8o
―執務室―

提督「あれは治らないタイプの飯マズだ。愛情が形になって表れるタイプ、絶対」

提督「もしかして、ダークマターにならなかっただけましなのだろうか。レトルトなのに」

提督「はぁ……しかし、オイゲンのプリンを残しておいてよかった……口が癒される……」

下2

447: 2014/12/05(金) 22:44:21.54 ID:ovWndOLv0
榛名はどこまで辛いのが大丈夫か麻婆豆腐を食わせて確かめる

449: 2014/12/06(土) 23:38:03.22 ID:WP9eiMdCo
―金剛型の部屋―

提督「榛名って辛いものってどこまでいけるんだ?」

榛名「突然どうしたんですか?」

提督「深い理由はないが、なんとなく」

榛名「そうですか……榛名は普通くらいですかね」

提督「ほうほう、じゃあ試してみようか」

榛名「はい?」

提督「あとで食堂に集合な。じゃあ」

榛名「て、提督!」

450: 2014/12/06(土) 23:39:15.58 ID:WP9eiMdCo
―食堂―

提督「よく来たな、榛名」

榛名「それでその、なぜ食堂ですか?」

提督「どこまで辛い物を食べられるかなーと思い、麻婆豆腐の甘から十倍辛くらいのを用意した」

榛名「十倍は無理ですよ!」

提督「安心しろ、限界が来たら残りは俺が食べる」

榛名「だ、大丈夫なんですか?」

提督「俺を誰だと思っている。比叡の料理の試食をする男だぞ」

榛名「あ……すみません、それでいろいろ納得してしまいました」

451: 2014/12/06(土) 23:39:43.79 ID:WP9eiMdCo
~~~~~~~~

榛名「モグ……すみません、これ以上は」

提督「二倍辛くらいか。女の子にしてはいける方かな」

榛名「そうなんですか?」

提督「那珂には全くダメという人もいるだろうし。ちなみに、ご感想は」

榛名「麻婆豆腐は美味しいですけど、辛さでだんだんと味を感じなくなるのが一番つらかったです……」

提督「ふぅん、もしかして、味を感じていたらもうちょっといけた口か?」

榛名「それは……どうでしょうかね」

提督(辛さが限界なのか、味が感じなくなってきたから止めたのか。まあ、無理やり食べさせることもないから、そこはいいか)

452: 2014/12/06(土) 23:40:12.06 ID:WP9eiMdCo
―執務室―

提督「中身がないけど、ふわふわとした理由からの話題だからしょうがないね」

提督「ちなみに料理は間宮に作ってもらった。美味しいのは当然だな」

↓2

454: 2014/12/06(土) 23:59:36.92 ID:Xu6fKLZoo
明石と大淀のスカートのスリットを縫い合わせてあげる

457: 2014/12/08(月) 01:32:43.57 ID:ULVGz20zo
―工廠―

提督「ぶっちゃけそれって恥ずかしくないの?」

明石「これって……スリットのことですか?」

提督「そう。大淀とかたしかそうだっけ」

明石「ええ、そうですけど。でも提督、女性にそういうのを聞くのはよくないことですよ」

提督「う……いや、それはわかっているのだが……」

明石「それに、これが私たちにとっての軍服ですから。恥ずかしいも何もないです」

提督「……なら、軍服の改造については俺が許可出すから、一回そのスリット縫ってもいいか?」

明石「……本当は、提督が気になってるだけですよね」

提督「うん」

458: 2014/12/08(月) 01:33:22.95 ID:ULVGz20zo
~次の日~

大淀「なるほど。それで許可を出したということですか」

提督「そっちにも提督行ったよね?」

大淀「そうですね、突然スカートを貸してくれと言われました。提督が変なことに使うとも思えないので、買い換えようと思っていたのを差し上げましたけど」

提督「ああ、どうりでところどころほつれていたわけだ」

明石「あ、提督、縫ってきたんですか?」

提督「まあな。それで完成したのがこれだ」

大淀「……あまり、見た目は変わりませんね」

明石「そうね……あ、でも本当に縫われてる」

459: 2014/12/08(月) 01:34:32.60 ID:ULVGz20zo
提督「少し布を追加していい感じにしてみた」

大淀「ですけど、ひとついいでしょうか?」

提督「なんだ?」

大淀「これ、普通のスカートと何も変わりませんよね」

提督「……」

明石「提督、縫っている間に気付いたんですね」

提督「……実は、なんとなくで二人のスカートをくっつけた奴もあるんだけど」

明石「うまくスリット同士がつなぎ合わされてる……」

大淀「お言葉ですが、その技術をもうちょっと別のことに使えなかったのでしょうか……」

460: 2014/12/08(月) 01:35:14.99 ID:ULVGz20zo
―執務室―

提督「自分でも呆れる出来だったのは認める。あれなくしたら普通のスカートになるだけだよな……」

提督「スカート同士くっつけたのは、まああれだ、ちょっと魔が差した」

↓2

462: 2014/12/08(月) 02:09:24.48 ID:AiXDoQg8o
大和型2人に熱い抱擁を

463: 2014/12/09(火) 00:46:55.87 ID:+rN03BDYo
―大和型の部屋―

提督「大和型には海域攻略には大変世話になっているな」

大和「そうですか? 色々な編成で行っているような気がしますけど……」

提督「ここぞというときには、いつも大和か武蔵を出している」

武蔵「たしかに、決戦と言われる場面ではどちらかは出撃しているな」

大和「そうだったんですか……言われてみれば、そうですね」

提督「そんなわけで、お礼に何かしようと思っている。してほしいことが有れば何でも言ってくれ」

武蔵「なんでもか?」

提督「……出来る事なら何でも」

武蔵「ハードルを下げるな」

464: 2014/12/09(火) 00:47:47.26 ID:+rN03BDYo
大和「武蔵、あまり無茶なことは……」

武蔵「無茶だと? そんな嘆願をするつもりはないさ」

大和「では、なぜ聞き返したの?」

武蔵「なに、大和は見て置け。悪いようにはしない」

提督「決まってるのか? なら、今言ってくれてもいいぞ」

武蔵「なら、抱きしめてやってくれ」

提督「……抱きしめ?」

武蔵「ああ、大和を思いっきりな」

大和「む、武蔵!」

提督「なるほど、まあそれくらいなら」ギュッ

大和「……!」ドキドキ

465: 2014/12/09(火) 00:48:19.68 ID:+rN03BDYo
武蔵「くくっ、顔を真っ赤にして、大和は分かりやすいな」

大和「い、いきなり抱きつかれれば、驚きますし……!」

提督「ん? 大和は嫌だったのか?」

大和「そ、そういう訳じゃ無いですけど……」

武蔵「では、私は席を外すとするか」

提督「おいおい、武蔵にもお礼するんだぞ」ギュッ

武蔵「! ……確かに、いきなり抱きつかれると驚くな」

大和「だから言ったでしょ」

武蔵「(しかし、当たり前のように抱き着かれると、女として魅力が無いんじゃないかと思ってしまうな)」

大和「(いつも通りと言えば、いつも通りなんだけど……)」

提督(なんか嬉しそうなようで悲しそうな感じでよく分からない。喜んでくれているのだろうか……)

466: 2014/12/09(火) 00:48:46.23 ID:+rN03BDYo
―執務室―

提督「やっぱり別の物をあげるべきだな、うん。抱きしめても喜んでたか微妙だし」

提督「というより、今考えてみれば武蔵の冗談だったかもしれないな。ちょっと見極めが早すぎたか」

下2

468: 2014/12/09(火) 01:05:53.78 ID:eyl9wp7m0
朧とスト2

470: 2014/12/10(水) 00:27:53.01 ID:TzCrLSIYo
―綾波型の部屋二号室―

提督「ストⅡやろうぜ」

朧「かまわないけど……突然ですね」

提督「今に始まった事じゃないだろ。曙がいない今がチャンスだし、とっとと始めよう」

朧「スーファミか……」

提督「ぶっちゃけ最近のは持って無いし。昔のはつくの早いからいいよな。だれにする?」

朧「ではガイルで」

提督「そんなキャラでいいのかな。俺はザンギを使わせてもらう」

471: 2014/12/10(水) 00:29:05.98 ID:TzCrLSIYo
朧「普通にダイヤこっちの方が上なんですけど……まあいいか」

提督「ああ、やってみればわかることだ」

朧「遠慮はしません。待ちスタイルで行かせてもらいます」<ソニックブー

提督「現在ザンギを使い続けている奴がその程度の弾幕を越えられないと思っているのかな」

朧「ラリアットで避け……えっ、知らない間に投げられて……あっ!」

提督「端に固めてスクリューでとどめだ」
朧「ええ……昇竜ガードから固めて立ちスクリューとか……」

472: 2014/12/10(水) 00:31:11.98 ID:TzCrLSIYo
提督「どうする、もう一度やるか?」

朧「正直勝てる気しませんけど……ダルシムでいく」

提督「そんなキャラでいいのかな」

朧「だから、ダイヤではこっちが圧倒的に有利ですって」<ヨガファイア

提督「その距離でヨガファイアは同じ展開になるだけだぞ」

朧「うわ……ガイル以上に固められるとどうしようもない……」
提督「待ちガイル使いの朧でもこんなものか。俺より強い奴に会いに行く」

朧「別に待ちガイル使いという訳じゃ無いんですけど……って、スーファミ片づけて」

473: 2014/12/10(水) 00:32:25.78 ID:TzCrLSIYo
―執務室―

提督「今日キャラ対策は万全だ。エドモンドとかこられた方が辛かったり」

提督「とはいえ、万全にしても本当に強い奴には勝てないんだけど……ガイルやダルシム使いとリアルファイトした回数は数知れず」

下2

475: 2014/12/10(水) 00:34:39.55 ID:5e3pK6USO
利根いたっけ?利根と散歩
いなかったら大鳳とトレーニング

477: 2014/12/10(水) 23:41:39.51 ID:TzCrLSIYo
―公園―

提督「はー、こうして利根と散歩するのは久しぶり……あれ、初めてだっけ」

利根「初めてじゃ」

提督「そうか。なんか、こうして利根と歩くのって初めてな気がしないんだよな」

利根「共に歩かずとも、話す機会はたくさんあったからじゃな」

提督「そういえば、ちょっと前はよく怒られたり」

利根「む、そういえば、もうあれ以来一人で外海に出たりしておらんよな」

提督「はっはっは」

利根「笑って誤魔化すでない!」

478: 2014/12/10(水) 23:42:06.12 ID:TzCrLSIYo
提督「それより、そんなこともう忘れたかと思っていたぞ」

利根「言っても無駄だと思ったからじゃ。大和も必氏になっておったし」

提督「もう大分前の事に感じるな……」

利根「……なあ、提督よ。外海に出るというのは、この鎮守府ひいては提督でいるのが嫌だからか?」

提督「面白い冗談だな」

利根「冗談……?」

提督「本気で嫌なら、こうして利根と散歩することなんてない。お前たちの事は大事に思っているからな」

利根「な、なんじゃ、いきなり!」

提督「たまには真面目に本音をな」

利根「ぬぅ……まて、結局外海にでておらんのだな?」

提督「さて、この散歩コースをもう一周したら帰るか」

利根「なぜ無視する!」

479: 2014/12/10(水) 23:42:33.47 ID:TzCrLSIYo
―執務室―

提督「出るか出ないかは己の御心のままに」

提督「しかし、利根は心配性だ。子供っぽいけど、あれでしっかりしているところもあるんだな、うん」

下2

481: 2014/12/10(水) 23:55:50.71 ID:vQ8BGxyA0
提督「榛名って金剛より美人だよね」

484: 2014/12/12(金) 00:44:19.90 ID:RYq0YCqOo
―金剛型の部屋―

提督「榛名って金剛より美人だよね」

榛名「て、提督!? い、いきなりなんですか?」

提督「なんとなく、ふと思って」

榛名「や、止めてください、心臓に悪いですから……ですけど、榛名は金剛お姉さまの方が美人だと思いますよ」

提督「一般的にはそうかもしれないが、こう……日本人からして美しいのは榛名な気がするんだ」

榛名「そんなことないですからっ」

提督「そうやって謙遜するところとかさ。金剛なら絶対に言わないだろう」

榛名「それは、そうかもしれませんが……」

485: 2014/12/12(金) 00:44:47.49 ID:RYq0YCqOo
提督「こう、奥ゆかしさも感じていいと思うぞ」

榛名「うぅ……」

提督「日本人、大和撫子の美徳をきちんと揃えているというか……」

榛名「……」

提督「その美徳ってのが、より一層美人を際立たせているな、うん」

榛名「……」

提督「榛名?」

榛名「……」

提督「……限界に達したのか、固まっている」

486: 2014/12/12(金) 00:45:20.48 ID:RYq0YCqOo
―執務室―

提督「ただ褒めちぎるだけになってしまった気がする」

提督「ん、いや別にいいか。こういう事も最近はめっきりなかったし」

下2

489: 2014/12/12(金) 01:02:04.00 ID:bobC5OnZ0
プリンツといちゃつく

491: 2014/12/13(土) 00:27:47.02 ID:PDnJvNSpo
プリンツ・オイゲン「ビスマルク姉さまとお出かけしたいんですけど……」

提督「外出許可なら基本的に必要ない。休みの事ならば、秘書官の方を通してくれ」

オイゲン「いえ、日本に来て日が浅いので、どういう場所に行った方が良いと思って」

提督「そのあたりは気にしなくていいんじゃないか。遊びに行くだけだろ」

オイゲン「日本では、誘った人がプランを考えると聞きました」

提督「また中途半端に知識を入れてるな」

オイゲン「それでその、できれば提督に教えて欲しくて」

提督「遊べる場所ね……よし、俺に任せろ」

492: 2014/12/13(土) 00:28:23.38 ID:PDnJvNSpo
―デパート―

提督「基本的にここでショッピングをすれば間違いない」

オイゲン「へー、大きいですね」

提督「ショッピング以外にもいろいろあるからな。そっちの方には後で寄るとして……どうした、オイゲン」

オイゲン「え? そ、その……そこのクレープが気になって……」

提督「……ちょっと待ってな」

オイゲン「あ、はい」


提督「ほら、買ってきたぞ」

オイゲン「えっ、す、すみません! わざわざ買ってもらうなんて……」

提督「気にするな。それに、そう言うセリフはお礼の方がうれしいものだぞ」

オイゲン「あ……ありがとうございます!」

493: 2014/12/13(土) 00:29:06.06 ID:PDnJvNSpo
―ゲームセンター―

提督「遊びに来るならゲーセンもいいと思うぞ」

オイゲン「音が凄いですね……」

提督「そんなものだ。でも、ビスマルクならこういう騒がしい場所も嫌いじゃないと思うんだが」

オイゲン「そうですね……あっ、これは何ていう物ですか?」

提督「UFOキャッチャーか。なかなかいい目をしている」

オイゲン「楽しいの?」

提督「コツが掴めてたらな。ちょっとやってみるか?」

オイゲン「はい!」

495: 2014/12/13(土) 00:30:38.72 ID:PDnJvNSpo
~数分後~

オイゲン「全然取れません……」

提督「初心者ならそんなもんだ。ほれ、貸してみろ」

オイゲン「はい……」

提督「この位置で、タグに引っ掛ければ……よし、とれた」

オイゲン「アドミラールすごい!」

提督「ほれ、取れたやつやる」

オイゲン「いいんですか?」

提督「俺が持っててもしょうがないし」

オイゲン「えへへ……ありがとうございます」

提督「さて、視察はこれくらいで大丈夫か。あとやりたいことがあるなら、ビスマルクとしなさい」」

オイゲン「はーい」

496: 2014/12/13(土) 00:31:33.10 ID:PDnJvNSpo
―執務室―

提督「さて、戻って来たが……遊びに行くのは明日か?」

オイゲン「はい! 明日ビスマルク姉さまを誘ってみます!」

提督「そうか。ところで、どうして直接俺に聞きに来たんだ? 俺以外に適任がいると思うのだが」

オイゲン「それは……提督ならちゃんと教えてくれると思ったからですっ」

バタン

提督「信頼が厚い。厚すぎて本性見せるのがはばかられる。見せないとは言わないけど」

提督「そういえば、帰りに講演も紹介しておいたけど、女だけならショッピングだけで時間が消えそうな感じ」

次回:提督「安価でまだまだみんなと遊ぶ」【6】

引用: 提督「安価でまだまだみんなと遊ぶ」