1: 2013/11/17(日) 21:54:06.09 ID:a3lDItvJ0
チュンチュン チチチ・・・

カロス地方 アサメタウン 誰かの部屋

ピッコロ「・・・・・・」

ヤヤコマ「チチチ?」

ガシッ

ヤヤコマ「ヂッ!」

ピッコロ「何だこの鳥は・・・どこから入ってきたんだ?」



2: 2013/11/17(日) 21:54:58.64 ID:a3lDItvJ0

女の声「カルムーお隣さんが来たわよー」

ピッコロ「(女の声・・・?)」

ピッコロ「!?」

ピッコロ「どこだ・・・・・・ここは?」

ピッコロ「(たしか俺は天界で瞑想をしていたはずだが・・・)」

ピッコロ「(部屋のようだが精神と時の部屋にこんな部屋はない)」

ピッコロ「(しかも今の女の声は俺が知っている人間の声ではないぞ・・・)」

女の声「カルムーいつまで寝てるのー?そろそろ起きなさ―」スタスタ

3: 2013/11/17(日) 21:55:39.22 ID:a3lDItvJ0
作業着の女性「!?」

ピッコロ「!?」

ピッコロ「だ、誰だおま――」

作業着の女性「きゃああああ!!!」

ピッコロ「うお!何て悲鳴だ!!」

作業着の女性「あんた誰よ!うちのカルムはどこにやったの!?」ブンブン

ピッコロ「おわっ!落ち着け!物を投げるな!!」

4: 2013/11/17(日) 21:56:51.10 ID:a3lDItvJ0


金髪の女の子「カルムのお母さん!?」

褐色の女の子「一体どうしたんですかー!?」ドタドタ

サキ「あ、セレナちゃんにサナちゃん!変なポケモンがカルムをさらったの!」

ピッコロ「勝手にさらうな!しかもポケモンって何のことだ!?」

セレナ「きゃあ!ポケモンが喋った!!」

サナ「み、緑色!新種のポケモンかな!?」

ピッコロ「誰が新種だ!!」

6: 2013/11/17(日) 21:58:01.33 ID:a3lDItvJ0
サイホーン「グアー!!!」ドカドカ

サキ「サイホーン!」

ピッコロ「何だコイツは!?」

サキ「サイホーン!いいところに来たわ!この緑色のポケモンを懲らしめて!!!」

ピッコロ「お、おい、何をする気だ!?」

サイホーン「グオー!!!!!」ズアッ

ピッコロ「くそっ、止むをえん!」

7: 2013/11/17(日) 21:59:03.32 ID:a3lDItvJ0
ガシッ

サイホーン「グオオ!?」ズズズ・・・

サキ「う、嘘・・・」

セレナ「サイホーンの突進を受け止めた!?」

ピッコロ「どうした、そんなものか?」グググ・・・

ピッコロ「(静まれ!!!)」キッ

サイホーン「グオ・・・!」ビクッ

カルムママ「サイホーン!?」

セレナ「止まった!」

8: 2013/11/17(日) 22:00:25.69 ID:a3lDItvJ0
ピッコロ「生身の人間相手に恐竜をけしかけるとは関心せんな」

サキ「あなた・・・一体何者なの?サイホーンを素手で受け止めるなんて・・・」

ピッコロ「俺はピッコロ。理由を話すと長くなるから、その前に質問を答えてほしい」

セレナ「(外見に似合わず可愛い名前ね・・・)」

ピッコロ「ここはどこなんだ?それにそこの小娘が言っていたポケモンとは何だ?」

セレナ「こ、小娘!」カチン

サナ「え、じゃあ、ピッコロさんはポケモンじゃないの?」

ピッコロ「残念だが俺はそのポケモンとやらではない。さあ、質問に答えてもらおうか」

サキ「え、ええ、わかったわ」

9: 2013/11/17(日) 22:01:45.41 ID:a3lDItvJ0
ピッコロ「そうか・・・大体わかった。どうやらここは俺の住んでいる世界とは違うようだな」

サキ「でもどうして、ピッコロさんがカルムの所にいたの?」

ピッコロ「原因はわからん。おそらく何者かが何らかの方法で俺をこの世界に飛ばしてしまったのだろう」

ピッコロ「断定は出来んがそのカルムという子どもは俺がいた世界と入れ替わっている可能性もある」

サキ「そんな・・・」

ピッコロ「俺がいた場所と入れ替わったのなら、比較的安全な場所にいるから大丈夫なはずだ」

ピッコロ「(問題はその子どもが『あの二人』を見て驚かないかだが・・・)」

サキ「あの子は今日晴れてポケモントレーナーになるはずだったのに、どうしてこんなことに・・・」

ピッコロ「そのポケモントレーナーとは何だ?」

セレナ「私から話すわ」かくがくしかじか

10: 2013/11/17(日) 22:04:10.59 ID:a3lDItvJ0
ピッコロ「・・・つまり、この世界の人間はポケモンという生き物と共に生活を送っているのか?」

セレナ「そうよ。人によって様々だけどポケモンと暮らして普通に生活を送る人や共に仕事をする人もいれば、トレーナーとなってポケモンマスターを目指す人もいるの」

ピッコロ「不思議な世界だ・・・さっきの鳥や恐竜のような生き物といい、ポケモンとやらは人間に忠実なんだな」

セレナ「ポケモンの全部がそうではないけど、少なくとも私達の世界じゃ人間とポケモンは切っても切れない関係なのよ」

ピッコロ「そうか・・・」

サナ「ねえ、ピッコロさんはこれからどうするの?カルム君の所でお世話になるの?」

ピッコロ「・・・・・・・・・」

ピッコロ「(あっちでも異変に気づいてるなら、デンデ達が何かしら動いてるはずだが・・・)」

ピッコロ「(しかし頼みのドラゴンボールは半年前のセルゲーム後に使ってしまった・・・となるとここで待つわけにもいかん)」

12: 2013/11/17(日) 22:07:39.75 ID:a3lDItvJ0
セレナ「そうだわ、ピッコロさんがカルムの代わりにトレーナーになればいいのよ!」

ピッコロ「何だって?」

セレナ「原因がわからない以上、ずっとここにいるわけにもいかないでしょう?」

セレナ「それに、ポケモンの中には空間を移動したり時間を操ることができる伝説のポケモンが存在するの」

セレナ「色んな所で情報を集めれば何かきっかけを掴めるかもしれないわ」

サキ「それもそうね。世界は広いんだから、カルムとピッコロ君が元の世界に戻れる方法だってきっとあるわ」

ピッコロ「・・・そうだな。ここで黙って待つのは性に合わん。」

ピッコロ「それに、そのポケモンという不思議な生き物に興味がわいてきたことだしな」

カルムママ「決まりね。そうと決まったらまずは身支度を済まさなきゃ。まずはその変な服を着替えないと」

ピッコロ「き、着替えるだと?」

13: 2013/11/17(日) 22:09:00.72 ID:a3lDItvJ0
サキ「そうよ。ターバンにマントだなんて、ただでさえその皮膚の色でも目立つのに余計に際立つわよ!」

ピッコロ「俺はこの格好で慣れてるんだが・・・」

サキ「とにかくその格好で外を歩くのは目立つわ!」

サキ「私の夫が着ていた服を渡すから、それに着替えなさい!」

ピッコロ「わ、わかった・・・」

サナ「すごーい・・・カルム君のお母さん、ピッコロさんを手懐けてる・・・」

セレナ「流石サイホーンレースの元レーサーね・・・」

14: 2013/11/17(日) 22:10:00.78 ID:a3lDItvJ0
しばらくして――

ピッコロ「こ、これでいいのか?」

サナ「プッ」

セレナ「(むしろ余計に目立っちゃってる気が・・・)」

サキ「うん、ちょっとキツキツだけど似合うじゃない」

ピッコロ「前にもこれと似たような服を着た記憶が・・・」

セレナ「ピッコロさん、とっても似合うわよ?」くすくす

サナ「かわいい~」

ピッコロ「うるさい」

16: 2013/11/17(日) 22:11:54.59 ID:a3lDItvJ0
カルムの家 玄関

サキ「はい、これがタウンマップよ。カロス地方のことはこの地図に書いてあるから、よく確認してね」

ピッコロ「色々と世話になったな。あんたの子どもは必ず連れ戻す」

サキ「お願いね、ピッコロ君。セレナちゃんとサナちゃんもピッコロ君のことをよろしくね」

セレナ「はい、任せてください」

サナ「大丈夫!ピッコロさん強いから、いざとなったらあたし達を守ってくれるもん」

17: 2013/11/17(日) 22:12:54.26 ID:a3lDItvJ0

サイホーン「ガオッ」

ヤヤコマ「チチッ」

ピッコロ「お前達か。さっきは驚かして悪かったな」

サキ「ふふ、ピッコロ君に挨拶をしに来たのね」

ピッコロ「じゃあ、行ってくる」

サキ「気をつけてね」



こうして、ポケモンと呼ばれる不思議な生き物が存在する世界に迷い込んだピッコロは
元の世界に帰れるよう、少年少女たちと共に旅をすることなった。
はてさて、果たしてこの先何が待ちうけるのか?

21: 2013/11/17(日) 22:18:18.06 ID:a3lDItvJ0
メイスイタウン 待ち合わせ場所

トロバ「遅いですね・・・セレナさん達」

ティエルノ「退屈だね。ひまつぶしに僕が今から踊りを見せてあげようか?」

トロバ「い、いえ、結構です。・・・あっ、セレナさん達だ!」

セレナ「お待たせー」スタスタ

トロバ「遅かったですね、一体どうした――って、いいっ!?」

ティエルノ「こ、この人は!?」

ピッコロ「・・・・・・」

セレナ「えーと、この人のことなんだけど・・・」

ピッコロ「それは俺から話させてもらおう」

トロバ「ひっ、喋った!?」

ピッコロはトロバ達に簡潔に経緯を話した

22: 2013/11/17(日) 22:19:50.05 ID:a3lDItvJ0
トロバ「そんなことが・・・」

ティエルノ「じゃあ、ピッコロさんは違う世界から来た人なの?」

ピッコロ「そうだ。そしてお前達の友人は俺のいた世界の方にいる。お互いが元の世界に戻れるようにこうして旅に出たわけだ」

ティエルノ「(ピッコロさんと同じような人達が住んでいる世界にいるのかな・・・)」

ピッコロ「安心しろ。俺がいた世界の人間はお前達と『ほとんど』変わりない」

トロバ「え?」

ティエルノ「ピッコロさん、僕の心が読めるの!?」

サナ「すごーい!エスパーみたい!」

25: 2013/11/17(日) 22:20:56.38 ID:a3lDItvJ0
ピッコロ「この二人もトレーナーとやらなのか?」

セレナ「そうよ、紹介するわ。小さい方はトロバって言って控えめな子で、太い方はティエルノっていって踊るのが好きなの」

トロバ「ち、小さい方・・・」

ティエルノ「太い方・・・」

ピッコロ「よろしく頼む」

トロバ「あ、ハイ、よろしくお願いします」

26: 2013/11/17(日) 22:21:42.69 ID:a3lDItvJ0
ティエルノ「オーライ!じゃあ、これからピッコロさんをニックネームで呼びたいんだけど、ピコちゃんはどう?」

サナ「えー!やだっ!!ピコりんの方がいい!」

ピッコロ「・・・・・・ピッコロでいい」

トロバ「二人とも無茶ぶりはやめましょう。ピッコロさんもこう言ってることですし・・・」

サナ「えー、つまんないのー」

ティエルノ「じゃあピコっちにしよっか?」

27: 2013/11/17(日) 22:23:19.92 ID:a3lDItvJ0
セレナ「えーと・・・それよりも、パートナーとなるポケモンを早く見せてほしいんだけど・・・」

ティエルノ「あっ、そうだったね。僕らはじめてポケモンと対面した感動をサナ達にも味わせなきゃね!」ガサゴソ

ティエルノ「はいこれっ!」

ピッコロ「このボールの中にポケモンとやらがいるのか?」

セレナ「モンスターボールよ。ポケモンを収納するために造られたボールで、必要な時以外はこのボールにポケモンを収めているの」

ピッコロ「(ホイポイカプセルみたいなものか・・・ブルマが興味を持ちそうだな)」

セレナ「ピッコロさんが元の世界に戻るための大事なパートナーだからね、慎重に選ばなきゃ!」

サナ「よかったらピッコロさんが一番先に選んでよ!」

ピッコロ「お、俺がか?」

ピッコロ「(正直、俺一人でも充分なんだが・・・仕方あるまい)」

28: 2013/11/17(日) 22:24:42.06 ID:a3lDItvJ0
ピッコロ「こいつにしよう」

ハリマロン「マロ」

セレナ「ハリマロンにするのね?それなら私はフォッコにするわ」

サナ「わ~!じゃあ、あたしはケツマロね!」

トロバ「ケロマツです」

ピッコロ「あまり強そうには見えないが・・・こんなので大丈夫なのか?」

セレナ「今はまだそんなに強くないけれど、戦って経験を積めば強くなるし、ポケモンによっては進化をするのだっているわ」

ピッコロ「(フリーザやセルみたいに進化するのか・・・)」

29: 2013/11/17(日) 22:26:16.75 ID:a3lDItvJ0
トロバ「あの・・・あと皆さんに渡さないといけないものがあるんです」

ピッコロ「なんだこの機械は・・・?」

トロバ「『ポケモン図鑑』です。出会ったポケモンのデータを登録を(以下云々」

ピッコロ「ポケモンに関する情報はこれで調べればいいんだな?」

トロバ「ええ。本当はカルムさんに渡す物だったんですけど、今はピッコロさんに預けてもらったほうがいいでしょう」

セレナ「カロスではね、選ばれた子どもがポケモンとポケモン図鑑を持って冒険の旅をするのよ」

ピッコロ「(俺は子どもなのか・・・?)」

ピッコロ「どう扱えばいいのだ?」

トロバ「あとで僕が教えてあげますよ」

30: 2013/11/17(日) 22:27:35.14 ID:a3lDItvJ0
サナ「ねえ!ピッコロさん、今からあたしとポケモンバトルしようよ!」

トロバ「サ、サナさん、何も今じゃなくても・・・」

ピッコロ「いいだろう。俺もそのポケモンバトルとやらに慣れないといけないからな」

サナ「決まりね!ケツマロちゃん、あたしたちのはじめての勝負!キュートに勝っちゃお!!」

トロバ「ケロマツですってば・・・」

ピッコロ「(ポケモンバトルか・・・以前、俺を頃したサイヤ人がけしかけた化け物の時と似たような戦い方だな・・・)」

31: 2013/11/17(日) 22:28:49.44 ID:a3lDItvJ0
サナ「いっけー!ケツマロー!」バッ

トロバ「ケロマツ」

ポンッ

ケロマツ「ケロー!」

ピッコロ「このボールを投げれば出てくるのか?」

セレナ「そうよ。サナと同じように投げてみて」

ピッコロ「ああ。ゆけっ、ハリマロン!」バッ

ポンッ

ハリマロン「マロ!」

32: 2013/11/17(日) 22:29:52.08 ID:a3lDItvJ0
サナ「いっけー!ケツマロ、はたくよー!」

ケロマツ「ケロロ!」ズアッ

ピッコロ「避けろ!ハリマロン!!」

ハリマロン「マロ!」バシンッ

ピッコロ「何をしてる!そんな攻撃も避けれんのか!!」

トロバ「ひっ!」ビクッ

ハリマロン「マ、マロー・・・」

セレナ「ピッコロさん、ダメよ!そんなに怒鳴っちゃ!!」

ピッコロ「す、すまん、ついいつもの勢いで出てしまった・・・」

セレナ「まだ戦いに慣れてないんだから、落ち着いて指示を出せばちゃんと言う事を聞いてくれるわ」

ピッコロ「わかった・・・ハリマロン!つるのムチだ!」

49: 2013/11/19(火) 17:24:09.35 ID:dQhZhs7r0

ハリマロン「マロ!」ビビッ

ケロマツ「ケロ!!」バシッ

ピッコロ「(ほお、今わずかに気が上がったな・・・)」

ケロマツ「ケ、ケロ・・・」パタッ

サナ「あー!ケツマロちゃん!!」

ピッコロ「勝負はあったようだな」

セレナ「いい勝負だったわ、ピッコロさん」

ティエルノ「記念に僕が勝利の祝いを踊ろうか?」

ピッコロ「いや、結構だ・・・」

33: 2013/11/17(日) 22:32:31.40 ID:a3lDItvJ0
サナ「すごーい!ピッコロさんってポケモンバトルも強いんだね!」

ピッコロ「たまたま運が良かっただけだ」

セレナ「これからは私がピッコロさんに色々と教えてあげるわ。ここでは立派なポケモントレーナーになってもらわなきゃね」

ピッコロ「あ、ああよろしく頼む」

ピッコロ「(まさか子どもに教えを請うことになるとはな・・・)」

ティエルノ「じゃあ、僕とトロバっちは先に行って、ポケモンを探すとするよ!」

トロバ「皆さん、ハクダンの森でお会いしましょう」

34: 2013/11/17(日) 22:33:45.04 ID:a3lDItvJ0
メイスイタウン 商店街

セレナ「さて、まずはボールやきずぐすりの用意をしなくちゃね」

サナ「そうだね!何にも持たないで草むらに入ったら危ないもんね!ね、ピッコロさん!?」

ピッコロ「・・・・・・」

住人A「ねえ、女の子二人の後ろにいるデカいの何?」ヒソヒソ

住人B「なあにあれ?新種のポケモン?」ヒソヒソ

住人C「でも服を着てるぞ?人間じゃないのか?」ヒソヒソ

住人D「馬鹿言え、肌が緑で耳が尖ってる人間がいるかよ」ヒソヒソ

ピッコロ「覚悟はしていたが、やっぱり気になるよな・・・」

セレナ「?」

36: 2013/11/17(日) 22:34:55.74 ID:a3lDItvJ0
数十分後・・・

セレナ「ボールやきずぐすりの準備は出来た?早速2番道路に向かいましょ」

サナ「何だかワクワクするね!」

ピッコロ「そ、そうだな・・・」

ピッコロ「(孫のように陽気な娘だな・・・)」

37: 2013/11/17(日) 22:35:44.48 ID:a3lDItvJ0
2番道路

セレナ「じゃあ、この草むらでポケモンの捕まえ方を教えるわ」

サナ「セレナのパパやママってすごいトレーナーなの!だからポケモンの捕まえ方や勝負のことも詳しいんだって!」

セレナ「親は関係ないわ。じゃあ私が手本を見せるわ。しっかり見ててね?」

――――

サナ「すごーい!もう捕まえちゃったの!?」

セレナ「ポケモンは弱らせたり状態異常にさせたりすれば、捕まえやすくなるの。捕獲する際の基本よ」

ピッコロ「(捕獲されるポケモンからしたら、たまったものではないな・・・)」

セレナ「さ、ピッコロさんもさっき私がやった通りにしてみて」

ピッコロ「わ、わかった・・・」

サナ「ピッコロさん、ガンバレー!」

38: 2013/11/17(日) 22:37:11.83 ID:a3lDItvJ0
しばらくして・・・

セレナ「・・・・・・・・・」

ピッコロ「・・・・・・・・・」

セレナ「まあ、はじめてだからね・・・いきなり簡単に出来るものじゃないわ」

ピッコロ「すまん。教えたとおりに出来なくて」

セレナ「い、いいのよ謝らなくて・・・さっきのでモンスターボール使い切っちゃったみたいだから、私の分けてあげるわ」

ピッコロはモンスターボールを10個手に入れた!

39: 2013/11/17(日) 22:38:19.80 ID:a3lDItvJ0
ピッコロ「いいのか?こんなにくれて」

セレナ「パパにモンスターボール余分にくれたから、心配いらないわ」

サナ「ピッコロさん、ガンバろうね!あたしも可愛いポケモンいっぱい捕まえるんだから!」

ピッコロ「あ、ああ・・・」

セレナ「この先がハクダンの森よ。行きましょう」

ピッコロ「(・・・・・・本当に帰れるか心配になってきた・・・)」

50: 2013/11/19(火) 17:24:53.84 ID:dQhZhs7r0
ハクダンの森

ミニスカート「ちょっと、そこのトレーナー!私と勝負――」

ピッコロ「ん?」ギロ

ミニスカート「!!!!!」

ミニスカート「きゃあー!出たーっ!!!」ダッ

たんぱんこぞう「あわわわわ……」ブルブル

ピッコロ「………」

セレナ「みんな、ピッコロさんから逃げていくね…」

ピッコロ「ふん、気にするな」

51: 2013/11/19(火) 17:25:53.70 ID:dQhZhs7r0
セレナ「ここからは自由行動にしましょう。私もバトルに慣れなきゃ」

セレナ「サナ、ピッコロさん、また後でね」

サナ「ねえ、ピッコロさんあたしと一緒に行こう!一緒だと何だかワクワクするんだもん♪」

ピッコロ「好きにしろ」

サナ「早く新しいおともだちが見つかるといいね!」

ピッコロ「(しかし…悟飯といい、子どもというのは順応の早い生き物だな)」

サナ「あ!」

ピッコロ「どうした?」

サナ「ちょっと待ってて!」ダッ

52: 2013/11/19(火) 17:27:12.56 ID:dQhZhs7r0
サナ「はいこれ!」

ピッコロ「何だこれは?」

サナ「まひなおしよ。サナね、パズルが好きだからね、意外と注意深いんだよ♪」

ピッコロ「なるほど、そいつはたしかに意外だな」ニヤ

サナ「あっ、ピッコロさんが笑った!」

ピッコロ「こいつはありがたく頂くぞ、サナ」

サナ「うん、どうしたしまして♪」

53: 2013/11/19(火) 17:28:20.80 ID:dQhZhs7r0
しばらくして―――

ガサガサ

サナ「草むらの中に歩いてるのにポケモン全然出てこないね…」

ピッコロ「人間が怖いんだろう」

サナ「そうなのかな……あ~あピカチュウ、出てこないかな~」


岩陰

ピカチュウ「」ブルブル

ヤナップ「」ブルブル

コフキムシ「」ブルブル

54: 2013/11/19(火) 17:31:03.15 ID:dQhZhs7r0
「まずは観察!」「受けて立つよ~」

ピッコロ「どうやら、あいつらもここにいるようだな」

サナ「え、誰かいるの?」

トロバ「あっ、ピッコロさん!」

サナ「トロバ!それにティエルノ!」

ティエルノ「サナっちも一緒だね、調子はどう?」

サナ「うん、バッチリ!でもまだポケモン一匹も捕まえてないんだーどうしてだろ…」

55: 2013/11/19(火) 17:33:30.77 ID:dQhZhs7r0
トロバ「それはそうと、セレナさんってすごいんですよ!一人で何人ものトレーナーに勝つんですから」

サナ「ふええ…やっぱセレナってすごいんだね」

ピッコロ「(そんなすごいものなのか…?子どものトレーナー相手に)」

セレナ「あっ、みんな来たのね」

ピッコロ「お前の方はもう済んだのか?」

セレナ「ええ、ここにいるトレーナーの相手も終わったから、そろそろ次に向かおうと思うの」

サナ「だったら、みんなでハクダンシティへ行こうよ♪」

56: 2013/11/19(火) 17:36:49.44 ID:dQhZhs7r0
ハクダンの森 3番道路への道

セレナ「ねえ、そういえばまだピッコロさんのこと色々と聞いてなかったんだけど…」

ピッコロ「なんだ?」

セレナ「ピッコロさんって年、いくつなの?」

ピッコロ「年か?たしか……14だ」

セレナ「じゅ、14…?」

ピッコロ「そう、14だ」

ティエルノ「14って…」

トロバ「ボク達とそんなに年齢違わないんですね…」

サナ「年齢よりも大人っぽいんだね。ピッコロさんて」

ピッコロ「ふん」

57: 2013/11/19(火) 17:38:20.27 ID:dQhZhs7r0
ピッコロ「む…!」ピクッ

セレナ「ピッコロさん、どうしたの?」

ピッコロ「お前達はそこにいろ」シャッ

ティエルノ「うぇ!?」

トロバ「と、飛んだ!?」

セレナ「ちょ、ちょっと!ピッコロさん!?」

58: 2013/11/19(火) 17:40:57.53 ID:dQhZhs7r0
ハクダンの森のどこか

ラルトス「……」ダダッ

マンキーA「ウッキー!!」

ラルトス「……!」ピタッ

マンキーB、C、D、E「ブヒブヒ」ゾロゾロ

ラルトス「!」ガクガク

マンキーA「ウッキャー!!」ズアッ

ラルトス「……!!」

59: 2013/11/19(火) 17:41:44.04 ID:dQhZhs7r0
ガシッ

マンキーA「ブヒ…!?」

ラルトス「!?」

ピッコロ「そのへんにしておくんだな…!」

ブンッ

マンキーA「ブキャー!!」

マンキーB、C、D、E「ブヒー!」ダッ ガサガサ

ピッコロ「ふん、ポケモンを出すまでもなかったな…」

ラルトス「……」

60: 2013/11/19(火) 17:42:49.09 ID:dQhZhs7r0
ピッコロ「しかし、情けないポケモンだな。反撃もせんで逃げてばかりとはな」

ピッコロ「自分の身を自分で守れないようなら外をうろつくな」

ラルトス「……」

ピッコロ「今回はたまたま俺が通りかかったから良かったが、次も同じような目にあったなら命はないと思え」

ピッコロ「あとは気をつけて自分の巣に帰ることだな」

ラルトス「……」スタスタ

ピッコロ「何故、ついてくる?」

ラルトス「……」スタスタ

ピッコロ「失せろ!お前のような臆病者を捕まえる気はない」

ラルトス「!!」ブンブン

61: 2013/11/19(火) 17:44:31.26 ID:dQhZhs7r0
ピッコロ「……」

ピッコロ「…好きにしろ。言っておくが、俺は厳しいぞ」

ラルトス「」コクッ

ピッコロ「ならば、このボールの中に入れ」ポンッ

ピッコロ「ラルトス、というのか…」

ピッコロ「ふん、なきごえしか上げれんとは。ならばこれからはみっちりと俺がコイツ(ハリマロン)と一緒に地獄の特訓をしてやろう…」

ピッコロ「氏んだ方がマシだったと思えるほどのな…」

62: 2013/11/19(火) 17:49:15.39 ID:dQhZhs7r0
セレナ「ピッコロさーん!」

サナ「一体どうしちゃったのー?」

ピッコロ「ポケモンが襲われていた。そいつを助けたところだ」

セレナ「え、じゃあそのモンスターボールは・・・」

サナ「わー!!ついにピッコロさんもついに自分でゲットしたんだね!」

ピッコロ「どういう意味だそれは」

トロバ「一体どんなポケモンをゲットしたのですか?」

63: 2013/11/19(火) 17:50:07.82 ID:dQhZhs7r0
ピッコロ「たしか、ラルトスとか言ってたな」

トロバ「ラルトス?変ですね、この付近でラルトスは生息していないはずなのに…」

ティエルノ「きっと、迷子にでもなっちゃったんじゃないかな?」

サナ「ピッコロさん顔は怖いけど、優しいんだね♪襲われたラルトスを助けるなんて」

ピッコロ「顔は余計だ!」

セレナ「ねえ、そういえばさっき空を飛んでた気がするんだけど…どうやったの?」

ピッコロ「さあな」ブアッ

セレナ「あっ、逃げた!」

サナ「ひどーい!あたし達を置いてくなんてー!」

ピッコロ「(くそっ、厄介なことになっちまったな…)」

64: 2013/11/19(火) 17:50:52.27 ID:dQhZhs7r0
3番道路

サナ「わー!まぶしいー!」

ティエルノ「ちょっと疲れちゃったね、休憩しよっか」

トロバ「そういえばピッコロさんは…?」

セレナ「あそこにいるわ」

65: 2013/11/19(火) 17:52:33.97 ID:dQhZhs7r0
ピッコロ「それが防御か!?もっと気を集中しろ!!」ガガッ ビシッ ガッ

ハリマロン「マ、マロ~」

ラルトス「……!!」

トロバ「ポ、ポケモンと組手をしている…!?」

ティエルノ「か、変わったスパトレだね…」

セレナ「(私、何か間違えたこと教えたかな…)」

67: 2013/11/19(火) 17:55:18.01 ID:dQhZhs7r0
ピッコロ「だっ!!」

ハリマロン「マロ!!」

ラルトス「ッ!!!」

ピッコロ「どうした!?倒れるのはまだ早いぞ!貴様らの力はまだこんなものではないはずだ!!」

サナ「やめたげてよお!!ピッコロさん!これ以上やったらポケモンが氏んじゃうよお!!」

セレナ「サナ!」

ピッコロ「邪魔をするな。こいつらをこのままにすればただの足手まといにしかならん。だからこそ俺が直々に鍛えている」

サナ「でも、こんなのトレーニングじゃないよ!ただの弱いものいじめだよ!」

ピッコロ「お前達がポケモン同士で戦わせて鍛えていることと何が違う?弱いポケモンを強くさせることがトレーナーとしての努めだろ?」

セレナ「………」

サナ「それは…」

68: 2013/11/19(火) 17:56:35.34 ID:dQhZhs7r0
ハリマロン「マ、マロ~」ふらふら

ラルトス「……!」ガシッ

ハリマロン「マ、マロ?」

ラルトス「……」ブンブン

ピッコロ「ほう、逃げずに向かうとはいい心構えだ、次の特訓はさっきほど優しくはないぞ?」

サナ「ピッコロさ―」

セレナ「サナ、いいのよ。ピッコロさんはあの子達を強くするために鍛えてるんだから」

セレナ「ピッコロさんだって馬鹿じゃないんだから、頃すようなことはしないわ」

サナ「セレナ……」

69: 2013/11/19(火) 18:02:11.97 ID:dQhZhs7r0
ピッコロ「そういうことだ。俺は俺自身のやり方でやらせてもらう」

セレナ「ピッコロさん、私はこれからハクダンシティにいるジムリーダーに挑みにいくわ」

ピッコロ「ジムリーダー…各町のジムを仕切っている実力者達か」

セレナ「流石ピッコロさん。私が教えてくれたことを覚えてくれたんだね」

セレナ「彼らはトレーナーのエキスパートだから、何かしら情報を持ってるかもしれないわ」

セレナ「もっとも、その前にバトルに勝たなきゃ何も教えてくれないだろうから、ピッコロさんもちゃんと鍛えたほうがいいわ」

ピッコロ「もちろん、そのつもりだ。俺だって少しでも早く元の世界に戻りたいからな」

セレナ「……上手くいくといいけどね。そうそう、あとこれを渡さないとね」

70: 2013/11/19(火) 18:03:12.55 ID:dQhZhs7r0

ピッコロ「これは…?」

ピッコロはたんけんこころえを手に入れた!

『探検の心得その1 Xボタンでメニューがひらく!』

『探検の心得その2 レポートを選ぶと記録できる!』

『探検の心得その3 ボールを投げてポケモン捕獲!』

『探検の心得その4 捕獲のときは弱らせるといい!』

『探検の心得その5 ポケモンは戦わせて育てる!』

『探検の心得その6 ポケモンセンターで回復!』

『探検の心得その7 道具は多めに買っておく!!』

『探検の心得その8 いろんな人に話しかける!』

『探検の心得その9 迷ったらタウンマップをみる!』

『探検の心得その10 ポケモンとの旅を楽しむ!』

ピッコロ「………」

セレナ「どう?私が作ったのよ。トレーナーとしての基本だから、よく目を通してね」

セレナ「じゃあまたね!」

ピッコロ「(Xボタンとは何のことだ……?)」

71: 2013/11/19(火) 18:05:21.52 ID:dQhZhs7r0
トロバ「ぼ、僕はしばらくここでポケモン探しをしています。博士に頼まれたことをこなさなくては、では」

ティエルノ「僕は新しいムーブのためにポケモンを探さなきゃね、じゃあ後でね~」

サナ「あたしもケツマロちゃんとがんばって、強くなるよ。ピッコロさん、あんまりハリマロン達をいじめないでね!」

ピッコロ「気をつける」

サナ「そうそう、ハクダンシティに着いたらポケモンセンターに行くことも忘れずにね!じゃあ、ピッコロさんまた後でね!」

ピッコロ「(ポケモンセンター…セレナからはポケモンを治療する場所と聞いたが……)」

ピッコロ「よし、修行を続けるぞ。ジムリーダーとやらの戦いに備えて、鍛えねばならん」

ハリマロン「マ、マロ~」

ラルトス「!」コクッ

72: 2013/11/19(火) 18:07:21.16 ID:dQhZhs7r0
ハクダンシティ ポケモンセンター

ピッコロ「(まだまだ鍛える余地はあるが…この辺にしておくか)」

ジョーイ「こんにちは!ポケモンセンターです、ここではポケモンの体力を………!?」

ジョーイ「きゃああ!?」

ピッコロ「す、すまないが、ポケモンを治療してくれないか?」

ジョーイ「え?あっ、はい、わかりました。それではお預かりします…」

ボッ ボッ テンテンテレレーン♪

ジョーイ「お、おまちどおさま!お預かりしたポケモンはみんな元気になりましたよ!」

ピッコロ「もう終わったのか…?」

ジョーイ「はい。あ、あの顔色が悪いようですけど、ここで休まれたほうが…」

ピッコロ「生まれつきだ。気にするな」

ヒソヒソ ヒソヒソ

ピッコロ「ふん…」

74: 2013/11/19(火) 20:32:16.29 ID:y3KeMH660
ハクダンシティ

ピッコロ「(短時間で治療が終わるとはこの世界の技術はかなりのものだな……ブルマが見たらさぞ興奮するだろうな)」

セレナ「ピッコロさーん!」

ピッコロ「セレナか。ジムは終わったのか?」

セレナ「うん!見てこれ」サッ

ピッコロ「このバッジは?」

セレナ「これがジムバッジよ。これを8つ揃えば、ポケモンリーグを受ける資格を得られるの」

ピッコロ「バッジでトレーナーの強さを示すのか?」

セレナ「そうよ、ピッコロさんも早くジムに挑まないと私に先を越されちゃうかもよ?」

ピッコロ「ふん、お前と競い合うつもりはない。だが情報を集める為にはジムリーダーの協力が必要だろうからな」

セレナ「そう、頑張ってね。先にミアレで待ってるから!」

ピッコロ「(ジムリーダー…か)」

75: 2013/11/19(火) 20:34:14.13 ID:y3KeMH660
ハクダンジム

ピッコロ「くそっ、何だこの蜘蛛の巣は…?」

ピッコロ「面倒だ。このままジムリーダーの所へ向かうか」ふわっ

ビオラ「いっ!?」

ピッコロ「お前がジムリーダーか?」スタッ

ビオラ「そ、そうだけど…今あなたどういうトリックを使ったの?」

ピッコロ「そんなことはどうだっていい。俺はジムリーダーであるお前に挑戦しに来たんだ」

ビオラ「ふ~ん、あなたも挑戦者?肌は緑でそらをとぶけどいいんじゃない、いいんじゃないの!」

ビオラ「このビオラ、シャッターチャンスを狙うように、勝利を狙っていくんだから!」スチャ

ビオラ「でも、その前にあなたを写してもいい?肌が緑色のトレーナーなんてはじめて見たわ」

ピッコロ「後にしてくれ」

76: 2013/11/19(火) 20:35:37.44 ID:y3KeMH660
ビオラ「初心者だからって手加減しないわよ!かかってきなさい!」

ピッコロ「(修行の成果……ジムリーダーに通用するか…!?)」

ピッコロ「ゆけっ!ハリマロン!」バッ

ハリマロン「マロ!」

ビオラ「草タイプのポケモンね?虫タイプは草タイプの天敵なのはご存知かしら?」

ビオラ「出番よ!アメタマ!」バッ

ビオラ「悪いけど、私から攻撃させてもらうわ!アメタマ、でんこうせっか!」

アメタマ「タマ!」ヒュッ

ピッコロ「ハリマロン、よけろ!」

ハリマロン「マロ!」シャッ

ビオラ「よけた!?」

77: 2013/11/19(火) 20:37:02.29 ID:y3KeMH660
ビオラ「(駆け出しのポケモンでどうしてあんな動きが…?あのトレーナーやっぱりただものじゃないわ…)」

ピッコロ「ハリマロン!ころがるだ!!」

ハリマロン「マロ!」ズアッ

ビオラ「は、早い!ただころがっているだけなのに…!」

アメタマ「マ!!」ドガッ

アメタマ「タマ…」バタッ

ビオラ「アメタマ、戻って!」

78: 2013/11/19(火) 20:38:27.18 ID:y3KeMH660
ピッコロ「伊達に鍛えていないからな、相性だけで勝敗が決まったとは思わんほうがいいぞ」

ビオラ「駆け出しのトレーナーに説教されるなんてね…けど、まだ勝敗は決まったわけじゃないわ!」

ビオラ「あなたの出番よ!ビビヨン!」バッ

ビビヨン「ビビ!」

ピッコロ「もう一度ころがれ!」

ハリマロン「マロ!」グオッ

ビビヨン「ビビ!」シャッ

ピッコロ「ちっ、よけたか…」

79: 2013/11/19(火) 20:42:59.64 ID:y3KeMH660
ビオラ「チャンスよ!ねむりごな!」

ビビヨン「ビ」ババッ

ピッコロ「何!」

ハリマロン「ZZZZZ」

ビオラ「ふふ、モロに喰らったようね」

ピッコロ「おい寝るな!ハリマロン!起きろ!!」

ビオラ「無駄よっ!ねむりごなにかかったポケモンは簡単には起きないんだから!」

ビオラ「次はどくのこな!」バッ

80: 2013/11/19(火) 20:43:46.77 ID:y3KeMH660
ハリマロン「マ、マロ~…」ピクッ ピクッ

ピッコロ「くそっ、何も出来んとは!」

ビオラ「毒も効いてるようね。起きる前に倒させてもらうわ!ビビヨン、かぜおこし!」

ビビヨン「ビビ!」グオッ

ハリマロン「マロ~!!」ビュウウウウ

ガンッ

ハリマロン「マ、マロ…」ドサッ

ピッコロ「ハリマロン、戻れ!」

ポンッ

81: 2013/11/19(火) 20:45:51.37 ID:y3KeMH660
ビオラ「どうかしら?状態異常をかければ、それだけ戦いが有利になるのよ」

ピッコロ「(流石ジムリーダー……ポケモンの扱いに関しては向こうが上か…!」

ピッコロ「ならばラルトス!行けっ!」

ポンッ

ラルトス「…!」

ビオラ「あら、可愛らしいポケモンね」

ビオラ「(エスパータイプのポケモンか……でもこっちには有利なタイプだからといって油断はしないわ!)」

82: 2013/11/19(火) 20:46:54.93 ID:y3KeMH660
ビオラ「ビビヨン、しびれごな!」

ビビヨン「ビビ!」バッ

ピッコロ「(ラルトス!)」

ラルトス「!」しゃっ

ビビヨン「!?」

ビオラ「残像!?」

ビオラ「(ラルトスはどこに行ったの!?)」

ビオラ「(まさか!)」

83: 2013/11/19(火) 20:48:22.25 ID:y3KeMH660
ビオラ「ビビヨン!うしろ!!!」

ビビヨン「!!!」

ラルトス「」ギュイイイイイ

ビオラ「つ、突っ込んでくる…!」

ズガッ

ビオラ「ビビヨン!」

ビオラ「(まさか、すてみタックルを使ってくるなんて…)」

ピッコロ「イチかバチかの一撃だが、勝負あったな…!」

84: 2013/11/19(火) 20:51:07.74 ID:y3KeMH660
ビオラ「ご苦労さま、ビビヨン」ポンッ

ピッコロ「よくやった、ハリマロン、ラルトス。いい勝負だったぞ」

ハリマロン「マロー♪」

ラルトス「……」コクッ

ビオラ「あなたは…ううん、あなたとあなたのポケモンは最高のコンビね!いいんじゃない、いいんじゃないの!」

ビオラ「はい、これがジムリーダーに勝った証よ。どうぞ」スッ

ピッコロはビオラからバグバッジをもらった!

ピッコロ「これがジムバッジか…?」

ビオラ「そうよ。あとあなた達の強さも称えて、これもあげるわ!」

85: 2013/11/19(火) 20:53:16.76 ID:y3KeMH660
ピッコロ「これは…?」

ビオラ「あら、わざマシンははじめて?これはわざマシン83『まとわりつく』とい技のわざマシンよ」

ピッコロ「83…ということはこれとは別のわざマシンがいくつも存在するのか?」

ビオラ「そうよ。わざマシンによっては攻撃するのや能力を上げるのとか色々あって、ポケモンが自分で習得出来ないわざもそれを使えば覚えれるのよ」

ビオラ「でも全部のポケモンに使えるわけじゃないから、気をつけてね」

ピッコロ「どうやって使うんだ?」

ビオラ「え?ええっとね、これがこうで…」

86: 2013/11/19(火) 20:55:09.16 ID:y3KeMH660
ピッコロ「なるほど、よくわかった。すまないな」

ビオラ「いいのよ。初心者トレーナーの手助けをするのもジムリーダーの務めだからね!」

ピッコロ「そうだ、もう一つ聞きたいことがある」

ビオラ「あら、何かしら?」

ピッコロ「この世で不思議な力を持ったポケモンのことを何か知らないか?」

ビオラ「不思議な力?ポケモンは大抵不思議な力を持ってるけど…おかしなこと聞くわね」

ビオラ「あっ、そうそう!友人から聞いた話なんだけど、ホウエンという遠い地方には願い事を何でも叶えるというすごいポケモンがいるの!」

87: 2013/11/19(火) 20:56:52.33 ID:y3KeMH660
ピッコロ「何だって!?」

ビオラ「ど、どうしたの!?急に大きな声を出して…」

ピッコロ「あ、すまん、何でもないんだ…」

ピッコロ「(まさかドラゴンボールのようなポケモンがいるとは…!)」

ビオラ「でもね、そのポケモンは誰も存在を確認したトレーナーがいない伝説のポケモンなの」

ビオラ「しかもそのポケモンは1000年の間、たったの7日間しか目覚めないのよ。長生きしなくちゃね~」

ピッコロ「1000年…か」

ビオラ「ごめんなさいね。あまり役にたてなくて」

ピッコロ「いや、いいんだ。邪魔したな」

88: 2013/11/19(火) 21:03:09.32 ID:y3KeMH660
ビオラ「いいのよ。あっ、そうだ!まだあなたの写真を撮ってなかったわね!」

ピッコロ「ほ、本当に撮るのか…?」

ビオラ「当たり前よ!あなたみたいな珍しいトレーナーを撮る絶好の機会なんだから!」スチャ

ピッコロ「(まずいな…ここで写真を撮られるのは…)」

ビオラ「そうそう、その気難しそうな顔!いいんじゃない、いいんじゃない!」ジ~…

ピッコロ「(すまん)」キッ

ビオラ「きゃあっ!!」ボンッ

89: 2013/11/19(火) 21:05:45.89 ID:y3KeMH660
ピッコロ「どうしたんだ?」

ビオラ「きゅ、急にカメラが爆発したのよ!そんな古いカメラじゃないのに……」

ビオラ「仕方ないわね、またの機会にするわ。ヒマがあったら私の所に遊びに来てね!今度こそあなたを写真に撮るわよ!」

ピッコロ「あ、ああ。またヒマがあったらな…」


ピッコロ「(願い事を叶えるポケモンか…)」

ピッコロ「(さっきのビオラという女が言ったポケモンが存在するのなら、俺を元の世界に戻せるポケモンもいるかもしれん!)」

ピッコロ「(絶対に戻ってみせるぞ……例え何年とかかろうとな…!)」

96: 2013/11/20(水) 23:07:39.04 ID:uRL7vYny0
ハクダンジム前

若い女性「あら、あなた!」

ピッコロ「ん?」

若い女性「あ、人違いだったわ。ごめんなさい…」

ピッコロ「そうか」

若い女性「(おかしいわね…プラターヌ博士からポケモンを貰った子供がもう一人いるはずなんだけど…)」

ピッコロ「(今の女、誰かに似ていたな…)」

97: 2013/11/20(水) 23:09:37.79 ID:uRL7vYny0
4番道路 連絡通路前

ピッコロ「デカい建物が見える。セレナ達が待っているミアレシティというのはあそこか」

ピッコロ「(む…入口の前に立っている二人組は?)」

謎の少年「あなたがピッコロさんですね?」

謎の少女「ふむふむ、噂通りの緑色ですわね」ジー

ピッコロ「そうだが…何故俺の名を知っている?」

謎の少年「私達は博士に頼まれて、あなたを迎えに参りました」

ピッコロ「博士?」

謎の少年「プラターヌ博士…カロス地方を代表する偉大なポケモン博士です」

ピッコロ「(トロバが言っていた、博士とはそいつのことか…」

98: 2013/11/20(水) 23:11:04.97 ID:uRL7vYny0
ピッコロ「その博士が俺に何の用だ?それに、お前達は何者だ?」

デクシオ「申し遅れました、私はデクシオ!!プラターヌ博士の弟子であり、あなた達5人の先輩でもあります!」ビシッ

ジーナ「そして、麗しいあたくしの麗しい名はジーナ!!」ビシッ

デクシオ&ジーナ「以後、お見知りおきを!!!」ジャーン

ピッコロ「………」

ピッコロ「(な、何なんだ?このおかしな連中は…)」

デクシオ「単刀直入に言えば、博士があなたにお会いしたがっているのです」

ジーナ「よろしければ、あたくし達がポケモン研究所に案内いたしますわ!」

デクシオ「そこでセレナさん達もお待ちしております」

ピッコロ「セレナ達が?わかった、案内してくれ」

ジーナ「それではレッツゴーですわ!」

99: 2013/11/20(水) 23:11:35.71 ID:uRL7vYny0
プラターヌポケモン研究所 1階 ロビー

ピッコロ「ミアレシティか…想像以上に騒がしい街だな」

ジーナ「さあさ!博士は3階でお待ちかねよ。エレベータに乗りなさいな!」

ピッコロ「あ、ああ…感謝する」

ピッコロ「(ポケモン博士か…博士だったら何か知ってるかもしれん)」

100: 2013/11/20(水) 23:12:52.21 ID:uRL7vYny0
プラターヌポケモン研究所 3階 博士の部屋

ピンポーン ウィーン

サナ「あっ、ピッコロさん!」

セレナ「ピッコロさん、待ってたわよ」

ピッコロ「お前達も来ていたのか」

イケメンの博士「おお、君がピッコロ君か。君のことはカルム君のお母さんやセレナ君から聞いてるよ」

ピッコロ「あんたがプラターヌ博士か?」

プラターヌ「いかにも!僕がプラターヌさ。人からはポケモン博士と呼ばれているよ」

プラターヌ「ううむ…しかし、本当に緑色だな。耳も尖ってるし、これじゃたしかにポケモンと間違われてもおかしくないね~」ジロジロ

ピッコロ「すまないが……あんたが俺に用があると言うから、ここへ来たんだが…」

プラターヌ「おっと、失礼!君が異世界から来た人間だったもんだからつい興味がわいちゃってね……」

101: 2013/11/20(水) 23:14:46.39 ID:uRL7vYny0
プラターヌ「セレナ君から事情は聞いたけど、君がカルム君とお互いに元の世界に帰れるよう旅をしているんだってね?」

ピッコロ「そうだ。一つ聞くが俺がこの世界に来た原因を何か知っているか?」

プラターヌ「残念だけど…こればっかりは僕にも原因がわからないよ。こんなこと前例がないからね」

ピッコロ「そうか…」

プラターヌ「まあ、そう気を落とさないでよ。まだ可能性がないというわけじゃないんだ」

ピッコロ「何故、そうと言い切れる?」

プラターヌ「ピッコロ君、君は神の存在を信じるかい?」

ピッコロ「神?ああ、一応な…(俺自身が"元"神でもあるからな…)」

102: 2013/11/20(水) 23:19:09.16 ID:uRL7vYny0

ピッコロ「だが、それがどうしたというんだ?」

プラターヌ「僕達が住んでいる世界…いや、この宇宙がポケモンによって創られていると言ったら君は信じるかな?」

ピッコロ「ポケモンが世界を創っただと?」

プラターヌ「そう、世界だけじゃない。時間、空間、感情…そういった概念は全てポケモンによって生み出されてるとも言い伝えられてるんだ」

ピッコロ「にわかに信じがたいな。ポケモンとはただ不思議な力を持った生物とうわけじゃないのか?」

プラターヌ「あくまで伝説だからね。君が想像している以上にポケモンというのはすごい力を持っているんだよ。だからこそ、一部のポケモンは神として崇められてるのもいる」

プラターヌ「そういった世界を創りだしたポケモンもいれば、ただはねるだけやにらみつけたり世界には色んなポケモンがいるんだ」

プラターヌ「世界は広い……君が元の世界に帰すことが出来るポケモンがいたっておかしくはないはずさ」

103: 2013/11/20(水) 23:22:22.45 ID:uRL7vYny0
プラターヌ「話が長くなっちゃったね。とにかくカルム君と君がお互いに元の場所に帰れるように僕も手伝おう」

プラターヌ「あまり期待には応えれないけれど、君らが旅に出ている間に色々と調べてみるよ」

ピッコロ「そうか、すまないな…」

プラターヌ「礼なら、僕じゃなくてセレナ君に言ってよ。彼女が君を助けて欲しいと僕に頼んだからね」

セレナ「私はただ…お隣さんがいつまでもピッコロさんのいる世界に置いてくわけにはいかないと思って…」

ピッコロ「そうだったか…礼を言うぞセレナ」

セレナ「そ、それよりも!博士から早くポケモンを受け取りましょ!」

プラターヌ「おっと本題を忘れるところだった!そういえば君達にはこれを渡さなきゃいけなかったね」

104: 2013/11/20(水) 23:24:07.55 ID:uRL7vYny0
プラターヌ「さあ、この3匹の中から一つだけ好きなポケモンを選んでよ!」

ピッコロ「セレナ、サナ、今度はお前達が先に好きなのを選べ」

サナ「えっ、ホント!?」

セレナ「お言葉に甘えるわ。それじゃあ私はフシギダネね」スッ

サナ「ヒトカゲはあたしー!」

ピッコロ「俺はこの亀みたいなポケモンだな」

プラターヌ「あっ、そうそう。そのゼニガメ長い間誰も引き取り手がいなかったから、だいぶ年をとってるんだ」

ピッコロ「」ドタッ

105: 2013/11/20(水) 23:26:50.40 ID:uRL7vYny0
ピッコロ「何でそんなものを渡すんだっ!!」

プラターヌ「まあまあ、たしかに年はとっているけどその分、経験はかなり豊富だから他の2匹よりも頼りに……あれ?ボールがからっぽだ…」

セレナ「きゃあーーっ!!!何このゼニガメっ!!」

サナ「わー!この子、スカートをめくってるー!!」

ゼニガメ「ウシシ」

プラターヌ「わわわ!コラっ!勝手にボールから出ちゃダメだろ!!」

ピッコロ「(………引き取り手が誰もいない理由がよくわかった)」

106: 2013/11/20(水) 23:29:15.95 ID:uRL7vYny0
セレナ「ピッコロさん、さっきのゼニガメはちゃんとボールに入れた?」

ピッコロ「安心しろ。ちゃんと見張ってる」

プラターヌ「ああ、オホン。さて、そろそろ皆が揃う頃かな……」

トロバ「あれ、皆さんいらしてたんですか?」

ティエルノ「僕達が一番遅れて来たみたいだね」

プラターヌ「ねっ」

プラターヌ「よし、みんな揃ったようだね。それでは改めてみんなに!」

プラターヌ「最高のトレーナーを目指し、ポケモンとの旅を楽しんでよ!」

プラターヌ「そしてカロス地方、最大の謎!新たな進化の可能性!メガシンカの秘密を解き明かそう」

(面倒なんで、メガシンカは省略します)

107: 2013/11/20(水) 23:32:11.62 ID:uRL7vYny0
プラターヌポケモン研究所 1階 ロビー

ピンポーン ウィーン

ピッコロ「(ポケモンが宇宙を創造した…か、ならば俺達が住んでいる世界もポケモンが創ったというのか…?)」

たてがみの男「ではじきに会えるのですね?」

ジーナ「ええ」

たてがみの男「博士に選ばれた子どもたち……どのような可能性を秘めているのか…」

たてがみの男「そして、異世界から来たという謎の緑色のトレーナー……実に興味深い!!」

ジーナ「あっ、ちょうど、そのトレーナーが来ましたわ。ピッコロさーん、ちょっとこちらへ」

ピッコロ「あ、ああ…」

たてがみの男「ほう!君が噂の異世界から来たピッコロ君か……なるほど肌はたしかに緑だがいい面構えをしている」

ピッコロ「この男は?(ベジータ以上のすごい髪型だな…)」

108: 2013/11/20(水) 23:33:40.38 ID:uRL7vYny0
フラダリ「私はフラダリ。輝かしい未来のためポケモンのことを究めようと博士から色々と教わっています」

ピッコロ「未来?」

フラダリ「その通り、いいかね!この世界はもっと良くならないといけない!」

フラダリ「そのために選ばれた人間とポケモンは世界をよりよくするために努力せねばならないのです!」

ピッコロ「………」

フラダリ「では、プラターヌ博士によろしく伝えておいてください」

フラダリ「我は求めん!更なる美しい世界を!」グッ

109: 2013/11/20(水) 23:37:26.20 ID:uRL7vYny0
ピッコロ「何者だ?あの男は……」

ジーナ「フラダリさんはフラダリラボのトップで『ホロキャスター』を開発したお方ですわ」

ピッコロ「この映像が受信が出来る不思議な機械か」

ジーナ「それにしても……フラダリさんの望む美しい世界って、一体どんな世界かしら?」

ピッコロ「(あの男……)」

110: 2013/11/20(水) 23:38:50.17 ID:uRL7vYny0
セレナ「ピッコロさん、待って!」

ピッコロ「お前達か、調べものは終わったのか?」

サナ「うん!それはそうと、サナね、気になるところがあるの!というわけでまた後でね♪」

セレナ「ピッコロさん、話したいことがあるの。カフェ・ソレイユで待ってるから来てね」

ピッコロ「お、おい待て、そのカフェなんとかって一体どこにあるんだ?」

トロバ「行っちゃいましたね…セレナさんが言った話ってなんでしょうか…?」

ティエルノ「気になるけど知らないふりをしたほうがよさそうだねえ。ねっ、ピッコロさん?」

ピッコロ「?」

111: 2013/11/20(水) 23:40:47.52 ID:uRL7vYny0
ティエルノ「そうそう、コボクタウンに向かうなら研究所を出て、左に曲がって進むといいよ」

ティエルノ「さっきのカフェ・ソレイユもそこにあるからね」

ティエルノ「じゃあがんばってね、ピッコロさん!」

ピッコロ「あ?ああ…」

トロバ「よかったら、カフェまで僕が案内しますよ?一緒にどうですか?」

ピッコロ「そうだな…頼む(都会の雰囲気はどうにも慣れんからな)」

112: 2013/11/20(水) 23:41:47.35 ID:uRL7vYny0
今日はここまで、続きはまた明日に

118: 2013/11/22(金) 01:27:04.62 ID:CVitr60v0
ミアレシティ サウスストリート ポケモン研究所前

トロバ「この先です、行きましょう!」

ピッコロ「ん…」

ピッコロ「トロバ、その前に向こうのポケモンセンターへ行かせてくれないか?」

トロバ「え?ええ、いいですけど…まだ回復してなかったのですか?」

ピッコロ「少し待っててくれ」

トロバ「あ、はい」

119: 2013/11/22(金) 01:29:00.71 ID:CVitr60v0


数分後

トロバ「どうしたんだろ…ピッコロさん、遅いなあ」

ピッコロ「待たせたな」

トロバ「あ、遅かったですね。一体何を……」

トロバ「ど、どうしたんですか!?ピッコロさん、その格好は…?」

ピッコロ「あの服はどうも動きづらくてな…やはりこの服装がよく馴染む」

トロバ「(マントにターバン…ピッコロさんの世界では流行ってるのかな)」

ピッコロ「お前も着るか?この服を」

トロバ「いえ、結構です」

120: 2013/11/22(金) 01:32:38.64 ID:CVitr60v0
ミアレシティ カフェ・ソレイユ前

トロバ「ここです!セレナさんが待っているカフェ・ソレイユはここですよ」

ピッコロ「そうか」

トロバ「それじゃあ、僕はこれで失礼します。ちょっと寄らないと行けない所があるので…」

ピッコロ「ああ、礼を言う」

セレナ「待ってたわよ。ピッコロさん」

ピッコロ「セレナ、話とは一体何だ?」

セレナ「とりあえず話は中に入ってから――」

セレナ「あれ?ピッコロさん、カルムのお母さんが用意してくれた服はどうしたの?」

ピッコロ「あの服装はどうにも馴染めなくてな……俺にはこの服が合っている」

セレナ「フフフ、たしかにその格好の方がピッコロさんらしいわ」

121: 2013/11/22(金) 01:34:22.02 ID:CVitr60v0
カフェ・ソレイユ

店員「いらっしゃいませー」

ピッコロ「む、あの男は…」

セレナ「フラダリさんと……もしかして隣にいる人、カルネさん?」

ピッコロ「知っているのか?」

セレナ「カルネさんは世界的にすごい人気の女優さんで、カロス地方では知らない人がいないぐらい有名なの」

セレナ「でも、どうしてあの二人が……むこうで何を話してるのかしら?」

ピッコロ「………」

122: 2013/11/22(金) 01:36:16.09 ID:CVitr60v0
フラダリ「あなたのデビュー作での、少女の演技は素晴らしかった…」

フラダリ「いつまでも若い役を演じたいとは思いませんか?」

カルネ「おかしな質問ね……若さ=美しさとは限らないし何でも変わるのよ?」

カルネ「おばあちゃんになっても、私はその姿で楽しみつつ演技したいわ」

フラダリ「いつまでも美しくあるのが、女優として選ばれたあなたの責任なのでは?」

フラダリ「私なら世界を永遠のものとして全ての美しさをいつまでも保つかもしれない……」

フラダリ「世界が醜く変わっていくのは堪えられません」

123: 2013/11/22(金) 01:40:41.34 ID:CVitr60v0
フラダリ「おや、セレナさんにピッコロ君。こちらはカロス地方が誇る大女優のカルネさんだ」

フラダリ「その演技で多くの人を感動させている……つまり自分以外の誰かを幸せにするために生きている」

フラダリ「ああ!皆そのように生きれば世界は美しいのに…!」

フラダリ「では、失礼」

ピッコロ「(何だ?あの男から感じる妙な気は……)」

カルネ「お見苦しいところを見せてしまったわね。あなた達はたしか…」

セレナ「セレナです。隣にいる人は……」

ピッコロ「ピッコロだ」

124: 2013/11/22(金) 01:44:19.26 ID:CVitr60v0
カルネ「二人ともヨロシクね。ここのカフェは私のお気に入りなの」

カルネ「あなたがあのピッコロさんね?あなたのことはフラダリさんから色々聞いたわ。噂通りの緑色ね」

カルネ「ところで、あなたが来ているその服…何てステキなファッションなんでしょ!」

セレナ「え?」

ピッコロ「ほう、この良さがわかるのか?」

カルネ「ええ、ターバンにマント……おまけに紺色の胴着だなんて、これほど個性的で力強さ溢れる奇抜なファッションは見たことないわ」

セレナ「(それ…褒めてるの?)」

ピッコロ「(異世界の人間でもこの良さがわかるのだな……)」

カルネ「素晴らしいわ、フラダリさんも目をつけるわけだわ…今度、私の知り合いのファッションデザイナーにあなたのこと紹介するわね。きっとピッコロさんのファッションがカロスで流行る日が来るかもしれないわ!」

セレナ「(えー!?)」

125: 2013/11/22(金) 01:45:38.56 ID:CVitr60v0
カルネ「あら、ゴメンなさい。私ったら、つい興奮しちゃって…」

カルネ「そうそう私ね、ポケモンを育てているの。今度、またお会いしたら一緒に勝負しましょう!」

セレナ「……カルネさんって、ちょっと変わった人だね」

ピッコロ「そうか?」

ピッコロ「そういえば…セレナ、俺に話ってのは一体何だ?」

セレナ「あ、それなんだけど……立って話すのも何だし、ちょっとここで休みながら話しましょう」

ピッコロ「わかった」

126: 2013/11/22(金) 01:46:55.02 ID:CVitr60v0
ヒソヒソ ヒソヒソ

店員A「ねえ、あの二人親子かしら?」

店員B「まさか…だってあの人、肌が緑色よ?」

店員C「っていうか、あれ人間?新種のポケモンじゃないの?」

ピッコロ「…………」

セレナ「ピッコロさん、何も頼まないの?」

ピッコロ「俺は水だけでいい」

セレナ「でも何か食べた方が…」

ピッコロ「気にするな。で、話とは何なのか教えてくれ」

127: 2013/11/22(金) 01:51:32.82 ID:CVitr60v0
セレナ「ねえピッコロさん、今から私と競争しない?」

ピッコロ「競争?」

セレナ「そう、私とピッコロさん、どっちがトレーナーとして強くなるか競争するの」

セレナ「本当ならお隣さんと競うつもりだったんだけど…でもピッコロさんのバトルを見てたら、何だか張り合ってみたくなったの」

ピッコロ「興味ないな。前にもオマエとは競い合う気はないと言ったはずだ。俺は元の世界に帰る手掛かりを探すことしか興味はない」

セレナ「フーン、ピッコロさん自信がないんだ?」

ピッコロ「何?」

セレナ「そうよね~あんな無茶苦茶な特訓したってポケモンが強くなれるとは限らないもんね。そのうちポケモン達も離れていくわ、アレじゃあ」

128: 2013/11/22(金) 01:53:46.18 ID:CVitr60v0
ピッコロ「待て、今の言葉聞き捨てならないな」

セレナ「あら、どうしたの?さっき興味ないって…」

ピッコロ「いいだろう、ならばお前が望むようにどちらがトレーナーとして上なのか競い合おうではないか」

セレナ「決まりね!じゃあ、今度一緒に勝負しましょう!」

ピッコロ「ふん、そのうちな」

セレナ「私も自分のポケモンを鍛えて、ピッコロさんやサナ達よりも強くなってみせるから!」

セレナ「じゃあ、私は先に行ってるわね!」

ピッコロ「………」

ピッコロ「(あんな小娘の口車に乗せられてしまうとは……)」

ピッコロ「(これじゃあ、ベジータのことをとやかく言えんな…)」

ピッコロ「よし、そろそろコイツらへの修行をつけてやるか」

129: 2013/11/22(金) 01:59:15.33 ID:CVitr60v0
5番道路

ローラースケート「♪~」スイー スイー

ズガガ ガッ ガッ ドガッ 

ローラースケーター「な、何だ?何の音だ!?」

ピッコロ「よし、そうだっ!!!気がコントロール出来始めたぞっ!!!」ズガガガッ

ハリマロン「マロ!!!」

ラルトス「!!!」

ローラースケート「………」

ローラースケート「ポ、ポケモンがポケモン同士で組手をしてる…」

130: 2013/11/22(金) 02:00:49.72 ID:CVitr60v0
ハリマロン「マ、マロ!!!」ピクッ

ピッコロ「む、どうした!?」

テロテロ!テントンテントンテントテントン

ピカー

ピッコロ「ハリマロンの体が…!?」

ハリボーグ「ボーっ!!!!!」

おめでとう!ハリマロンはハリボーグに進化した!

ピッコロ「姿が変わった……これが、セレナが言っていた進化なのか」

ピッコロ「なるほど、以前よりもパワーが増しているな。それでも、まだまだ俺には及ばんがな…」

ピッコロ「だが、思ったよりマシな姿で安心した」

ハリボーグ「ボ?」

131: 2013/11/22(金) 02:04:11.73 ID:CVitr60v0
スタスタ……

ピッコロ「誰だっ!!!」

ルカリオ「きゃんっ!!!」ビクッ

ピッコロ「何だこのポケモンは……」

女の声「ちょっと、ルカリオ!!」

ローラースケートの少女「あ、あの大丈夫でしたか?(す、すごい緑色…)」

ピッコロ「ああ、あんたは?」

コルニ「あたしはコルニ。ここでルカリオ同士で特訓していたら、いきなり…」

コルニ「ねえルカリオ、あなたどうしたの?」

132: 2013/11/22(金) 02:06:37.21 ID:CVitr60v0
コルニ「この人から気になる波動を感じた?」

ルカリオ「くうん!」コクッ

ピッコロ「波動?(この世界での、気みたいなものか…)」

コルニ「ルカリオってね、相手が出す波動を読み取れるポケモンなの!」

ピッコロ「(驚いたな、ポケモンにも気を察知出来るヤツがいたとは…)」

コルニ「ルカリオったら、なんだかあなたが気に入ったみたい」

ピッコロ「そうなのか?」

コルニ「ええ、あたしの後ろにいるもう一匹のルカリオといつも張り合ってるから強そうなトレーナーを探してるのかも……」

コルニ「改めて紹介するわ。あたしはシャラシティのジムリーダー、コルニ!格闘タイプの使い手よ!」

133: 2013/11/22(金) 02:07:38.53 ID:CVitr60v0
ピッコロ「ジムリーダーだったのか…」

コルニ「うふふ、驚いた?あたしみたいな女の子がジムリーダーで…」

ピッコロ「薄々は感じていた、お前がただのトレーナーではないことはな」

コルニ「へー、やっぱりルカリオが見込んだとおりだけのことはあるんだね」

コルニ「あなたがバッジを集めていたら、いつか戦えるよね!その時を楽しみにしてるから、じゃあねー!」

ピッコロ「(あの女……この世界の人間にしては、中々出来るな)」

ピッコロ「よし、気をとり直して修行を再開するぞ」

ハリボーグ「ボー!!」

ラルトス「!」

134: 2013/11/22(金) 02:10:25.06 ID:CVitr60v0
しばらくして―――

ピッコロ「まさか、ティエルノ達がいたとはな……しかしあいつはダンスのことしか頭にないのか…」

セレナ「あら、ピッコロさん、まだここにいたんだ」

ピッコロ「セレナか。お前こそ、こんな所で何をしてる?」

セレナ「私?私はフォッコとポケパルレをしていたの」

ピッコロ「ポケ……パルレ?」

セレナ「ポケモンと触れ合うことをポケパルレって言うのよ」

セレナ「こうやってポケモンを撫でたり、ポフレっていうポケモンの大好きなお菓子をあげたり、遊んであげたり、ポケモンが喜ぶことをするの」ナデナデ

135: 2013/11/22(金) 02:14:24.85 ID:CVitr60v0
セレナ「ピッコロさんにもポフレを分けてあげるわ。今度ピッコロさんのポケモンにあげてみてね」

ピッコロ「あ、ああ」

セレナ「ほらフォッコ、ポフレよ」

フォッコ「コン♪」パクパク

セレナ「ほらね?ポケモンは愛情をもって接してあげればあげるほど、お互いの絆が深まるの」

ピッコロ「なるほど、悟飯にやった時と似ているな」

セレナ「え?」

ピッコロ「こっちの話だ」

136: 2013/11/22(金) 02:16:13.04 ID:CVitr60v0
ピッコロ「む!」ギロッ

セレナ「どうしたの?」

ピッコロ「出てこいっ!!!そこにいるのはわかってるぞ!!」

ガサガサ

ヤンチャム「オウーっ!!」

137: 2013/11/22(金) 02:19:36.78 ID:CVitr60v0


セレナ「ヤンチャムだわ!!」

ピッコロ「ヤ、ヤンチャム?」

ピッコロ「(何だ、この妙な既視感は…)」

セレナ「ここに生息している格闘タイプのポケモンよ。見た目は可愛いけど油断しないで!」

ピッコロ「野生のポケモンか…俺のところに向かってくるとはいい度胸だな」

ピッコロ「修行の成果を試してやる!ゆけっ、ハリボーグ!」バッ

ポンッ

ハリボーグ「ボー!!!」

138: 2013/11/22(金) 02:20:30.57 ID:CVitr60v0
ハリボーグ「ボー!!!」

ヤンチャム「ハイヤーッ!」

ドガガガガガガ

セレナ「(す、すごい…ハリボーグって草タイプのポケモンじゃなかったの?)」

ハリボーグ「ボ!!!」ドカッ

ヤンチャム「ぐっ!」

139: 2013/11/22(金) 02:21:47.02 ID:CVitr60v0
ヤンチャム「ニヤッ」スッ

ピッコロ「あの構えは…」

セレナ「気をつけて!ヤンチャムのつっぱり攻撃よ!!!」

ヤンチャム「ハイヤーっ!!!」ドンッ

ヤンチャム「ハイ!ハイ!」ガッガッガッガッ

ヤンチャム「オウーっ!!」ドガッ

ピッコロ「(ますます似ている…"アイツ"に)」

ハリボーグ「ボー?」ケロッ

ヤンチャム「ふぇ!?」

ピッコロ「どうやら、力の差が歴然しているようだな」

140: 2013/11/22(金) 02:22:42.57 ID:CVitr60v0
ピッコロ「ハリボーグ!少し懲らしめる程度にしてやれ!!!」

ハリボーグ「ボー!!!」

セレナ「え…何も技名を指示しなくていいの?」

ピッコロ「そんなものは必要はない。あとはヤツの判断に任せる」

ハリボーグ「ボー!!!」タッ

ヤンチャム「!!!!!」

141: 2013/11/22(金) 02:23:57.79 ID:CVitr60v0
ハリボーグ「(たいあたり!)」ドガッ

ヤンチャム「ブゲッ」

ヒューン

セレナ「(ただのたいあたりであんなに吹っ飛ぶなんて…)」

ハリボーグ「ボー!!!」シャッ

ハリボーグ「(ふみつけ!!!)」グアッ

ボキッ

ピッコロ「!」

セレナ「な、何?今の音は…」

142: 2013/11/22(金) 02:25:50.50 ID:CVitr60v0
ヤンチャム「」し~ー…ん

ハリボーグ「ボ?」

セレナ「ウソ……足が…!」

ピッコロ「いかん!やりすぎだ!!相手の足の骨を折ってしまった!!!」

セレナ「ピッコロさん、早くヤンチャムをモンスターボールに入れて!!!」

ピッコロ「う、うむ!」

セレナ「コボクタウンのポケモンセンターへ行きましょう!そこへ行けば治してもらえるわ!!」

155: 2013/11/23(土) 12:08:57.37 ID:GwqrxKqg0
現在のピッコロの手持ち

・ハリボーグ♂ 性格:のうてんき 特性:ぼうだん/ふゆう

わざ:アームハンマー/フラッシュ/とびげり/ソーラービーム

・ラルトス♀ 性格:おとなしい 特性:テレパシー/ふゆう

わざ:かげぶんしん/テレポート/エナジーボール/しねんのずつき

・ゼニガメ♂ 性格:スOベ 特性:げきりゅう

わざ:まもる/ゆうわく/はどうだん/かわらわり

・ヤンチャム♂ 性格:やんちゃ 特性:かませいぬ 現在骨折中

わざ:つっぱり/すてゼリフ/れんぞくパンチ/メロメロ

156: 2013/11/23(土) 12:10:52.87 ID:GwqrxKqg0
コボクタウン ポケモンセンター


ボッ ボッ ボッ ボッ テンテンテレレーン♪

ジョーイ「おまちどおさま!お預かりしたポケモンはみんな元気になりましたよ!」

ピッコロ「もう終わったが、大丈夫なのか?骨折したヤツもいるんだが…」

ジョーイ「はい!そちらの方も治療は終わりましたので、もう大丈夫ですよ!」

ピッコロ「骨折まで治すとはな……」

セレナ「すごいでしょ?ポケモンセンターの治療マシンは何でも治しちゃうのよ」

セレナ「ねえピッコロさん、そのヤンチャムはどうするの?」

ピッコロ「せっかく捕まえたポケモンだ。俺が引き取ろう」

ピッコロ「(それにどうも他人(?)な気がしなくてな…」

157: 2013/11/23(土) 12:14:59.41 ID:GwqrxKqg0
コボクタウン

ピッコロ「しかし、さっきのミアレシティとは違って古風な町だな。ココは…」

セレナ「コボクタウンは、むかし領主の居城の城下町で、今は観光地として有名なの」

セレナ「ピッコロさん、ショボンヌ城に行ってみない?ここのところバトルばっかりだったし、たまには息抜きもいいでしょ?」

ピッコロ「……そうだな。この世界の歴史を知るのも悪くないな」

セレナ「決まりね。じゃあ、一緒に行きましょう!」スイー

ピッコロ「セレナ、そのローラーが付いてる靴みたいのは何だ?」

セレナ「ピッコロさん、ローラースケート知らないの?」

ピッコロ「5番道路でそれと同じのを何人か見かけたが……」

158: 2013/11/23(土) 12:16:10.18 ID:GwqrxKqg0
セレナ「知らないのも無理はないか。カロスではローラースケートが若い人達の間で流行っているのよ」

ピッコロ「こんな歩きにくそうな靴をワザワザ履くのか?よくわからんな」

セレナ「ピッコロさんには、到底わからないわ。どう?ピッコロさんも履いてみる?」

ピッコロ「俺は自分の足で充分だ」

セレナ「冗談よ。第一、私のサイズでピッコロさんのおっきな足に入るわけないでしょ?」

ピッコロ「ふん」

159: 2013/11/23(土) 12:17:11.89 ID:GwqrxKqg0
ショボンヌ城

サナ「あ、セレナ!それにピッコロさんまで!」

城主「おや、お知り合いですか?ショボンヌ城に観光客が三人だなんて、すごくにぎやかですね!」

城主「このお城…いわばシャトーは貴族のマナーハウスだったのです」

城主「ちょっと古めかしいのはうんたらかんたら」くどくど

サナ「えーっ!終わり?メガシンカに関係するモノとかないの?」

ピッコロ「(どうやらココには、大した情報はなさそうだな…)」

160: 2013/11/23(土) 12:18:35.49 ID:GwqrxKqg0
城主「終わりですし、メガシンカって何でしょう?」

セレナ「………」

男「だんな!」

城主「おや、どうされましたか?」

男「『アイツ』がまた来たよ!」

ピッコロ「(アイツ?)」

城主「もうそんな時期ですか?といってもね…あたしには何にも出来ないんですけどね~」

城主「あたしは7番道路に行きますので、皆さんはゆっくり城内を見学しててください」

サナ「何だろう…7番道路、行ってみようか?」

セレナ「そうね、ココにいても何もなさそうだし」

ピッコロ「同感だ。行こう」

161: 2013/11/23(土) 12:20:48.74 ID:GwqrxKqg0
7番道路 橋

サナ「あれじゃない?」

カビゴン「ZZZZZZ」

ピッコロ「何だ…コイツは」

セレナ「カビゴンよ。いつも食べては寝てばかりで、時々こういう人が通る場所に寝てたりしてるの」

ピッコロ「ロクでもないポケモンだな…」

男「だから、だんな『ポケモンの笛』!って、アレもう持ってないんだっけ?」

城主「そうだね、渡しちゃったんだっけ…」

男「というか取られたんだっけ?宮殿の主人に……」

サナ「ポケモンの……笛って?」

城主「ざっくり説明しちゃうとカビゴンを起こすには、ポケモンの笛が必要なんです」

城主「だけど、そのポケモンの笛はここから北にあるパルファム宮殿にあるんですよ……」

162: 2013/11/23(土) 12:21:41.46 ID:GwqrxKqg0
ピッコロ「どいてろ」

男「え?」

ヒョイッ

城主「!!!!!」

男「!!!!!」

セレナ「カ、カビゴンを…」

サナ「持ち上げた!?」

ピッコロ「コイツをどこか邪魔にならない所へ置いてくる」

ヒューーン

ポカ~ン

163: 2013/11/23(土) 12:22:42.90 ID:GwqrxKqg0
しばらくして―――

サナ「あ、戻ってきた」

ピッコロ「待たせたな」シュタッ

セレナ「どこに行ってたの?」

ピッコロ「誰にも迷惑をかけることのない所だ」


地つなぎの洞穴のてっぺん

カビゴン「ZZZZZZ」


7番道路のどこか

芸術家♀「ね、ねえ父さん……今、緑色のポケモンがカビゴンを持って飛んでたけど、私の見間違い?」

芸術家♂「ワ、ワシも見たけど、よくわからん……」

164: 2013/11/23(土) 12:24:31.70 ID:GwqrxKqg0
男「あ、あの…ありがとうございます。これで橋が通れるようになりました…」

ピッコロ「気にするな。俺達は先を急ぐ」

ピッコロ「行くぞ、セレナ、サナ」

セレナ「あ、うん」

城主「……ねえ、彼って人間なんだよね?」

男「あ、ああ…タブンネ」

165: 2013/11/23(土) 12:25:32.24 ID:GwqrxKqg0
セレナ「ピッコロさん、私そのパルファム宮殿に行ってみようと思うの。メガシンカのことが何かわかるかもしれないから」

サナ「サナも一緒に行く!ピッコロさんも一緒にどう?」

ピッコロ「俺は先を急ぐ。少しでも手掛かりを探したいからな」

セレナ「そう。じゃあ、ここで一旦お別れね」

サナ「ピッコロさん、またあとでねー!」

ピッコロ「ああ」

166: 2013/11/23(土) 12:33:37.34 ID:GwqrxKqg0
7番道路 バトルシャトー前

ピッコロ「収穫なしか……悟飯達は今頃どうしてるのか…」

「あら!ピッコロじゃない!」

ピッコロ「お前は……」

ビオラ「元気にしてた?ずいぶんと変わった衣装着てるけど、まあピッコロならいいんじゃない、いいんじゃないの?」

ピッコロ「…ジムリーダーの仕事はどうした?」

ビオラ「今日は休業日よ。ジムでずっと篭ってるのがジムリーダーじゃないからね!」

ビオラ「あ、ピッコロのモンスターボールが一つ落ちてるわよ?」

ピッコロ「ま、まさか!」

167: 2013/11/23(土) 12:34:41.65 ID:GwqrxKqg0
ビオラ「きゃあ!?」

ゼニガメ「パフパフ」

ビオラ「ちょっ、ちょっと何この子!?」

ピッコロ「」ピッ

ゼニガメ「んギャっ!!!」バチッ

ピッコロ「すまん…後でコイツはしっかり叱っておく」

ビオラ「い、いいのよ別に…(今、目から光線を出したような…)」

ビオラ「そうだ!ピッコロ、あなたバトルシャトーに挑戦してみない?」

168: 2013/11/23(土) 12:36:00.44 ID:GwqrxKqg0
ピッコロ「バトルシャトー?あの建物のことか?」

ビオラ「そうよ。ココはね、トレーナーに戦いを提供するヒミツの社交場なの」

ビオラ「戦い、名声、金…いずれも何かを求めているトレーナーがココにやって来るのよ」

ビオラ「バトルハウスとか違って、ココは細かいルールがないから、実戦には持って来いな場所なのよ。どう?一緒に来ない?」

ピッコロ「(ここのところ修行が多かったからな……そろそろ、コイツらを実戦慣れさせた方がいいか)」

ピッコロ「わかった。案内してくれ」

ビオラ「オッケー!じゃあ、私の紹介であなたを登録させるから、ついて来て!」

169: 2013/11/23(土) 12:37:22.82 ID:GwqrxKqg0
バトルシャトー

執事「では、ピッコロ様には【バロン】の爵位を授与致します」

ビオラ「おめでとう!これで、あなたも晴れてシャトーの会員よ」

ピッコロ「(この社交場は複数の殺気を感じるな……)」

ピッコロ「これからどうすればいい?」

ビオラ「周りにいるトレーナーとバトルすればいいのよ。勝ちまくれば爵位も上がるわ」

ピッコロ「シャクイ?」

ビオラ「ココで実力が認められた一握りのトレーナーにのみ与えられる称号よ」

ビオラ「爵位が上がれば上がるほど周りのトレーナーも相まって強くなるわ」

170: 2013/11/23(土) 12:38:47.55 ID:GwqrxKqg0
ピッコロ「なるほど、強いヤツとバトルしたいなら爵位を上げればいいんだな?」

ビオラ「そういうこと。けど、いくら下位の爵位だからって油断しないでね?【バロン】でもそれなりの腕利きが揃っているんだから」

ピッコロ「よくわかった。じゃあ、行ってくる」

ビオラ「(フフフ、実は中には【ヴァイカウント】とか【アール】とかの上位のトレーナーも混じってるのよね…)」

ビオラ「(この初心者にも容赦ないシビアさがシャトーの魅力といえるわ…)」

171: 2013/11/23(土) 12:41:34.11 ID:GwqrxKqg0
おぼっちゃま(アール)「おや、君は新入りかい?(な、何だコイツ…肌が緑色だぞ……病気か?)」

ピッコロ「ああ、今日はじめてココへ来た」

おぼっちゃま(アール)「フーン、そうなんだ。(爵位【バロン】か……ゴミめ)」

おぼっちゃま(アール)「じゃあ、僕とバトルしようよ。僕が色々と教えてあげるからさ」

ピッコロ「そうか、よろしく頼む」

おぼっちゃま(アール)「(へへっ、カモが来たぜ!)初心者だからって容赦はしないよ?いくよ!」バッ

172: 2013/11/23(土) 12:43:11.99 ID:GwqrxKqg0
バトルシャトー 控え室

ビオラ「もう、五分か…ピッコロったら今頃どうしてるかしら」

ピッコロ「終わったぞ」ギィ

ビオラ「えっ!?」

ビオラ「お、終わったって…ココの参加者全員と戦ったの?!」

ピッコロ「ああ。思ったほど大した相手ではなかったな」

ビオラ「………」ポカ~ン

173: 2013/11/23(土) 12:48:31.58 ID:GwqrxKqg0
執事「おめでとうございます。ピッコロ様には【ヴァイカウント】の称号を授与致します」

ピッコロ「ほう、もう昇格したのか」

ビオラ「【子爵】になったのね。ピッコロ子爵か…あなたの場合、大王とかの方が似合いそうね」

ピッコロ「おかげでいい練習場所が見つかった。助かったぞ」

ビオラ「ガンバってね。私も最高位の爵位を目指してるから、お互い競い合えたらいいわね」

ピッコロ「ああ、またな」

ビオラ「セレナちゃん達にもヨロシクね!」

ビオラ「(ピッコロか…外見から既にタダモノじゃないけど、並のトレーナーじゃないことはたしかね……)」

ビオラ「あ、写真撮るの忘れてた」

174: 2013/11/23(土) 12:49:54.20 ID:GwqrxKqg0
7番道路

ピッコロ「バトルシャトーか…コイツらに良い練習場所が出来たな。機会あれば、また来るか……」

セレナ「ピッコロさん」

ピッコロ「セレナか。宮殿の方はどうだったか?」

セレナ「最悪…入場料は取られるし、変な主に迷子のトリミアンを探されるしで、散々だったわ」

セレナ「でも、花火はキレイだったな…」

「お~い」

ピッコロ「何だ、お前達か」

175: 2013/11/23(土) 12:52:00.46 ID:GwqrxKqg0
ティエルノ「何だはヒドいじゃないかピッコロさん。これから僕とトロバっちでピッコロさんにダブルバトルをやろうと思ったのに」

ピッコロ「ダブルバトル?」

セレナ「ポケモンを2対2で戦わせるバトルのことよ」

トロバ「ちょうど4人もいることですし、そっちはピッコロさんとセレナさんで組んではいかがでしょうか?」

セレナ「面白そうね。ピッコロさん、私と組みましょう」

ピッコロ「ふん、いいだろう」

176: 2013/11/23(土) 12:52:57.49 ID:GwqrxKqg0
ティエルノ「よ~し、いっけー!ヘイガニ!!」バッ

トロバ「行ってください!ピカチュウ!!」バッ

ヘイガニ「ガニ!」ポンッ

ピカチュウ「ピカピカ!」ポンッ

セレナ「頼んだわ!テールナー!」バッ

ピッコロ「お前の出番だ!ラルトス!!」バッ

テールナー「コン!!」ポンッ

ラルトス「!!!」ポンッ

177: 2013/11/23(土) 12:54:23.19 ID:GwqrxKqg0
ピッコロ「ほう、お前のポケモンも進化したのか?」

セレナ「当然よ。いつまでも弱いままにするわけにはいかないもの」

トロバ「無駄話してる場合じゃありませんよ!ピカチュウ!ラルトスにでんこうせっかです!!!」

ピカチュウ「ピカ!」シャッ

ラルトス「!」

サッ

トロバ「え…消えた?」

ピッコロ「残念だったな」

178: 2013/11/23(土) 12:55:44.62 ID:GwqrxKqg0
ピカチュウ「ピカ!?」

トロバ「(テレポート!?でもテレポートってそんな技じゃ…)」

ラルトス「波ぁーーー!!!」ズオッ

トロバ「エ、エナジーボール!?」

ピカチュウ「ピカー!!!」ドウ

トロバ「ピ、ピカチュウ!!!」

トロバ「(あれがラルトスの動きなのですか…?)」

ピカチュウ「ピ、ピカ…」ガクッ

トロバ「戻って!ピカチュウ!」ポンッ

179: 2013/11/23(土) 12:56:19.17 ID:GwqrxKqg0
トロバ「頼みましたよ!フラベベ!」

フラベベ「ベベ!」

ティエルノ「よーし、僕も準備完了だよ」

ヘイガニ「ガニー!(お命頂だい!!!)」ビシッ

セレナ「(つるぎのまい…!ポケモンにもしっかり仕込んでるなんて、ただの踊り好きのヘンタイじゃないのね!)」

ヘイガニ「(とうっ!!!)」ガキン

テールナー「コン…!」ギリギリ

セレナ「テールナー!!!」

180: 2013/11/23(土) 12:57:39.45 ID:GwqrxKqg0
ピッコロ「(ずつきでセレナのポケモンを助けろ!)」

ラルトス「!!!」ギャオッ

ガンッ

ヘイガニ「ガニ!?」

ピッコロ「油断をするな!」

セレナ「わかってるわ!テールナー、サイケこうせん!」

テールナー「コンッ!」キュイイイイ

ヘイガニ「ガ、ガニ…!!!」

ティエルノ「ああっ!ヘイガニ!!!」

181: 2013/11/23(土) 12:58:24.46 ID:GwqrxKqg0
ティエルノ「僕はこれでリタイアのようだね」

トロバ「ま、まだ終わったわけじゃありません!」

ピッコロ「ラルトス!もう一度エナジーボールだ!!!」

セレナ「テールナー!ニトロチャージよ!!!」

トロバ「(そ、そんなひどい…)」

182: 2013/11/23(土) 13:01:04.23 ID:GwqrxKqg0
トロバ「ま、参りました……」

ティエルノ「やっぱり、二人のムーブは最高だねえ」

セレナ「ご苦労さま、テールナー」ポンッ

ピッコロ「ラルトス、きのみだ。喰え」

ラルトス「!!!」ピクッ

ピッコロ「ラルトス!?」

セレナ「あ、もしかして…」

183: 2013/11/23(土) 13:04:19.13 ID:GwqrxKqg0
テロテロ!テントンテントンテントテントン

ピッコロ「ラルトス…コイツも進化するのか…」

セレナ「この瞬間がワクワクするのよね」

キルリア「リア」

おめでとう!ラルトスはキルリアに進化した!

トロバ「キルリアですね、僕も実物ははじめて見ました」

ティエルノ「わ~踊りが上手そうなポケモンだね!僕も是非、この子のムーブを伝授したいな~!」ズンタッタ

セレナ「アナタは踊らなくていいの」

ピッコロ「これが進化した姿か……まるで人形のようだな」

キルリア「(ピッコロ様…)」

ピッコロ「!!!」

184: 2013/11/23(土) 13:05:08.90 ID:GwqrxKqg0
ピッコロ「(お前…喋れるのか!?)」

キルリア「(ハイ、ありがとうございます。ワタシをここまで育てていただいて…)」

ピッコロ「(のぼせるな、まだキサマらへのシゴキは終わっちゃいない。前よりもツラい修行をつかせてやるから、覚悟しておけ!)」

キルリア「(ハイ!ガンバります!)」

ティエリア「ねえ、ピッコロさんとキルリア、何で見つめ合ってるのかな?」

トロバ「さ、さあ……」

185: 2013/11/23(土) 13:06:31.77 ID:GwqrxKqg0
セレナ「ねえピッコロさん、バトルシャトーにはもう行ったの?」

ピッコロ「ああ、あそこか。ビオラに紹介してもらったから、お前も行くといい」

セレナ「そう……わかった。じゃあ、私はそこに行ってみるから、またね!」スイー

トロバ「僕はまだここら辺で図鑑の埋め合わせに専念します!ピッコロさん、それでは」

ティエルノ「よ~し、僕はもっと新しいムーブを研究するぞー!」クルクル

ピッコロ「さて、俺も先を急ぐか…」

186: 2013/11/23(土) 13:07:12.74 ID:GwqrxKqg0
8番道路

ピッコロ「次の町はこの断崖から降りればいいのか」

「お待ちなさいな!」

ピッコロ「誰だ?」

デクシオ「お元気そうですね、ピッコロさん」

ピッコロ「お前たちか…何の用だ?」

ジーナ「冷たいですわね。せっかくアナタに情報を教えにきたというのに…」

ピッコロ「情報だと?」

デクシオ「ええ、博士からアナタに伝言を頼まれてココで待っていました」

ピッコロ「(わざわざ、ココで待っていたのか…?)」

187: 2013/11/23(土) 13:08:16.09 ID:GwqrxKqg0
デクシオ「ピッコロさんは『セレビィ』というポケモンをご存知ですか?」

ピッコロ「いや…何だソイツは?」

デクシオ「幻のポケモンの一種です。ジョウトいうここから離れた地方に確認されているポケモンです」

ジーナ「このポケモンのスゴいところは何と!過去未来問わずに時を渡れるところなのですわ」

ピッコロ「時を渡れる…」

ピッコロ「(未来から来たトランクスが乗っていたタイムマシンという機械と同じことが出来るのか…)」

188: 2013/11/23(土) 13:10:59.93 ID:GwqrxKqg0
ピッコロ「(たしかに時を戻せば、俺やカルムがいる世界に戻ることも出来るかもしれない…)」

ピッコロ「(だが、時を戻すだけでは根本的に解決にはならないな……)」

ジーナ「あ、あの…ピッコロさん?」

ピッコロ「わかった、参考になった。ミアレからワザワザご苦労だったな」

ジーナ「あ、そうそう、ついでに図鑑のバージョンアップもして差しあげますわ」

ピッコロ「そんなことも出来るのか?」

189: 2013/11/23(土) 13:11:44.18 ID:GwqrxKqg0
ジーナ「全国で確認されているポケモンの数は約700種もいるのですよ?」

ピッコロ「(700!?そんなにいるのか…)」

ジーナ「一つの地方図鑑でカバーするなんて、なんてこと!って思わない?」

デクシオ「ということで、ポケモン図鑑をパワーアップさせますね」

ピッコロのポケモン図鑑にコーストカロス図鑑が新しく追加された!

デクシオ「それでは僕らはこれで」

ピッコロ「(ポケモンというのは俺が想像した以上の力を持っているんだな…)」

190: 2013/11/23(土) 13:13:06.78 ID:GwqrxKqg0
コウジンタウン

ピッコロ「スカイバトルか……ポケモンの空中戦とは考えたものだ」

ピッコロ「(しかし、さっきの羽をつけたトレーナーは何故あんな、驚いたような顔をしたんだ?俺はただポケモンに舞空術を教えただけなのに…)」

セレナ「ピッコロさん!」

ピッコロ「早いな。もう終わったのか?」

セレナ「うん、楽勝だったわ。そんな強いトレーナーいなかったもの」

ピッコロ「ふっ、だろうな」

セレナ「私はこれからカセキ研究所に行こうと思うの」

セレナ「メガシンカに関わる不思議な石のこともわかるかもしれないし、ピッコロさんが探している手掛かりも見つかるかもしれないわよ?」

ピッコロ「カセキか……行ってみよう」

191: 2013/11/23(土) 13:14:12.22 ID:GwqrxKqg0

コウジンタウン カセキ研究所

研究員♂「ようこそ!カセキのロマンに導かれた、学究の徒たちよ!」

研究員♀「可愛らしいお嬢さんね。後ろにいるのは新しいポケモンかしら?」

ピッコロ「………」

セレナ「私はセレナ。こちらはピッコロで、れっきとした人間です」

研究員♂「おお!じゃあプラターヌ博士が言っていた緑色のトレーナーとは君のことか!!!いやいや、珍しい肌の色してるね!キミ」

セレナ「あの、メガシンカについてなにかご存知ですか?」

研究員♂「メガシンカねえ…残念だが不思議な石が関係する……それぐらいしかわかっていないですね…」

192: 2013/11/23(土) 13:16:12.45 ID:GwqrxKqg0
セレナ「そうですか…メガシンカの手掛かりはないと…」

研究員♀「あら!カセキから復元できるポケモンがそのメガシンカに関わっている可能性もあるかもしれないわよ?」

ピッコロ「そのカセキのポケモンの中に何か特別な力を持ったポケモンとかもいるのか?」

研究員♀「えっ?ええ、タブンネ…」

ピッコロ「そうか」

研究員♀「カセキの復元なら輝きの洞窟にいる助手クンなら詳しいわよ!」

セレナ「輝きの洞窟か…その助手さんに会ってみようかしら」

セレナ「ピッコロさんも輝きの洞窟に行ってみる?」

ピッコロ「その助手にも話をしてみたい。俺も行こう」

193: 2013/11/23(土) 13:18:17.48 ID:GwqrxKqg0
9番道路

セレナ「ここが9番道路、別名『トゲトゲ道路』とも言われてるの」

セレナ「デコボコとした岩がたくさんあってサイホーンに乗らないと渡れないのよ」

ピッコロ「前に俺を襲った恐竜みたいなヤツか」

セレナ「そうよ。ピッコロさんは知らないと思うけど、カロスではサイホーンレースという競技が人気で、カルムのお母さんも元サイホーンレースの選手だったのよ」

ピッコロ「たしかにあの気の強さなら頷けるな」

セレナ「あれ?サイホーンがドコにもいない…」

職員「ああ、すいません。ただいまサイホーンがケガをしていて、治療が終わるまでは利用出来ないのです」

194: 2013/11/23(土) 13:19:11.16 ID:GwqrxKqg0
セレナ「ええー!そんな!!」

職員「すいませんね。治療が済んだらまた、お越しください」

セレナ「どうしよう…私のポケモンには空を飛べるのはいないし……」

ピッコロ「その必要はない」

セレナ「え?」

ピッコロ「俺の肩に掴まっていろ」

セレナ「え、一体何を……うわっ!?」フワッ

職員「!?」

195: 2013/11/23(土) 13:23:22.93 ID:GwqrxKqg0
ピッコロ「このまま洞窟へ向かうぞ、しっかり掴まれよ」

セレナ「わっ!わっ!ちょっと!?」

ギュン

職員「」ポカン

職員「……エスパータイプのポケモンだと思ったけど、ひこうタイプのポケモンだったのかな…?」


キィィィィン

セレナ「キャアアア!!!イヤ!やめて!早く下ろして!!!」

ピッコロ「いいのか?下はデコボコ道だぞ」

セレナ「だから、早く洞窟の方に行って!!!」

ピッコロ「全く、騒がしいムスメだ」

209: 2013/11/25(月) 19:36:40.18 ID:4Yc3pGsR0
輝きの洞窟前

ピッコロ「着いたぞ」スタッ

やまおとこ「!!!」

セレナ「ハァ…氏ぬかと思った……」ヘタッ

ピッコロ「だらしのないヤツだ。それぐらいのことでへこたれるとは」

セレナ「一緒にしないでよ!ピッコロさんと違って、私はフツーの女の子なんだから!」

ピッコロ「ふっ、そうだったな」

セレナ「もう!さっさと入るわよ!!」

やまおとこ「…ポケモンと女の子が話してたけど…ワシ、疲れてるのかな?」

210: 2013/11/25(月) 19:38:43.06 ID:4Yc3pGsR0
輝きの洞窟

ピッコロ「む、結構狭いな…」

セレナ「ピッコロさんどいて、私が前に代わるわ」

ピッコロ「あ、ああ」

セレナ「ただでさえピッコロさん大きいのに、前にいたらナニも見えないわ」

ピッコロ「!」

ピッコロ「気をつけろ!ナニか来るぞ!!!」

セレナ「え?」

211: 2013/11/25(月) 19:40:01.54 ID:4Yc3pGsR0
バサッ

コロモリ「モリー!」

セレナ「きゃあっ!」

ピッコロ「」ギロッ




セレナ「……ピッコロさんを見た途端に気絶したけど…何をしたの?」

ピッコロ「俺は何もしとらんぞ」

コロモリ「」ピクピク

セレナ「たしかに暗い洞窟の中でピッコロさんと出くわしたら、心臓に悪そうだもんね」クスッ

ピッコロ「それはどういう意味だ」

212: 2013/11/25(月) 19:41:29.56 ID:4Yc3pGsR0
輝きの洞窟 化石発掘場

ピッコロ「ずいぶんと進んだと思うんだが、まだなのか?」

セレナ「私だって、ココに入るのはじめてだもの。わかるわけないわ」

ピッコロ「むっ!」

セレナ「今度はどうしたの?」

ピッコロ「向こうに赤い服を着た人間が見えるな…」

セレナ「あっ、ホントだ。何をしてるんだろ?」

ピッコロ「アイツが研究員が言ってた助手か?」

セレナ「まさか…とても採掘する格好に見えないわ」

213: 2013/11/25(月) 19:42:45.45 ID:4Yc3pGsR0
ピッコロ「アイツが助手かどうか話してみるか」

ピッコロ「おい、そこで何をしている?」

赤スーツ?「!?」

赤スーツ?「ひぃぃぃ!出たーっ!!!」

ダッダッダッ

ピッコロ「………」

セレナ「…逃げちゃったね」

214: 2013/11/25(月) 19:44:49.14 ID:4Yc3pGsR0
ピッコロ「赤スーツにサングラスか……おかしな服装をしたヤツがいるもんだ」

セレナ「(人のこと言えるのかしら……それ)」

ピッコロ「聞こえてるぞ」

ピッコロ「しかし…キナ臭い連中だな。後を追ってみるか?」

セレナ「カセキ泥棒ってことも考えられるからね、用心しましょう」

215: 2013/11/25(月) 19:49:40.11 ID:4Yc3pGsR0
セレナ「採掘跡が多くなってきたわ。ココで誰かがカセキを掘っているのね」

赤スーツ?「あ、アイツだ!オレが言ってた緑色のバケモノってのは!」

赤スーツ?「なに~?おい!お前ら一体ココへ何をしに来た!?」

ピッコロ「それはこっちのセリフだ。妙な服装を着て、カセキの採掘にでも来たのか?」

赤スーツ?「何だと!?オレ達のこの服装のセンスがわからんとは…」

フレア団したっぱA「いいか!オレらは泣く子も黙る、オシャレチーム『フレア団』だ!」

216: 2013/11/25(月) 19:50:30.95 ID:4Yc3pGsR0
セレナ「(あれでオシャレとか……ピッコロさん以上のセンスの悪さね)」

ピッコロ「おい」

フレア団したっぱB「オレ達の目的はオレ達がハッピーになること!そのため他のトレーナーやポケモンがどうなってもいいのさ!」

フレア団したっぱA「オレ達はカセキを掘って、高く売って、金をいただくんだ!ジャマすんな!」

フレア団したっぱB「お前達、消えたくないだろ?命が惜しければ、さっさと帰るんだな!」しっしっ

フレア団したっぱB「(ま、オレ達フレア団以外は、いつの日かぜーんぶ消えちゃうんだけどな!)」

217: 2013/11/25(月) 19:52:44.03 ID:4Yc3pGsR0
ピッコロ「ほう、そいつは良いことを聞いたな。自分たち以外の存在は全部消すとは、ずいぶんと大層な目的だな」

フレア団したっぱB「えっ、どうしてわかったの?」

フレア団したっぱA「あ、バカ!!」

セレナ「信じられない!自分たち以外の人やポケモンを全部消すなんて!そんな連中、最低だわ!!!」

フレア団したっぱA「や、ヤロ~…ガキが言わしておけば!」

フレア団したっぱB「おい!!!みんな、早く来てくれ!」

「なんだなんだ?」「どうした?」「何なのコイツら?」ゾロゾロ

218: 2013/11/25(月) 19:58:15.45 ID:4Yc3pGsR0
セレナ「まだ、仲間がいたのね…」

フレア団したっぱA「へっへっへ…何もフレア団はオレ達だけじゃないんだぜ?」

フレア団したっぱB「オレ達の目的を知られたからには生かしちゃおけないな!この場で二人とも消してやる!」

ピッコロ「ふん、面白い冗談だな。なら…さっさとかかってきたらどうだ?」

フレア団したっぱC「プッ、ガキ含めてたった二人しかいないくせに何カッコつけてんの?」

フレア団したっぱD「二人まとめて、たっぷり遊んでやるぜ!」

セレナ「ピッコロさん!」

ピッコロ「ああ。お前はマヌケな二人の方を相手にしろ。俺は三人の方をやる」

219: 2013/11/25(月) 19:59:33.82 ID:4Yc3pGsR0
フレア団したっぱA「後悔しやがれ!ゴルバット、いけ!!」

フレア団したっぱB「グレッグル!」

ゴルバット「ギャース!」

グレッグル「ケケッ」

セレナ「ニャスパー!アブソル!行って!!」バッ

ポンッ

ニャスパー「ニャ!」

アブソル「クァ!」

220: 2013/11/25(月) 20:00:46.25 ID:4Yc3pGsR0
フレア団したっぱD「へっ、たった一人でオレたちとやろうってか!」

ピッコロ「オマエらザコどもがいくら束になろうと、同じことだ」

ピッコロ「たったの5秒でカタをつけてやる。来い!」ユビが1本ふえちゃった

フレア団したっぱE「ふざけやがってっ!出ろ、デルビル!」「ゴクリン!」「ズルッグ!」

ピッコロ「キルリア!ゼニガメ!ヤンチャム!いけっ!!!」ババッ

ポンッ

キルリア「リア!!!」

ゼニガメ「ほいほい」

ヤンチャム「(ここらでお遊びは終わりってところを見せてやるぜ!)」

フレア団したっぱ一同「やっちまえーーーっ!!!」

221: 2013/11/25(月) 20:01:59.39 ID:4Yc3pGsR0
セレナ「アブソル!シャドークロー!!!」

アブソル「クァ!」ズアッ

グレッグル「グェ!!!」ザンッ

セレナ「ニャスパー!サイケこうせん!!!」

ニャスパー「ニャア!」ビビビビ

ゴルバット「グギャア!!!」

ピッコロ「(ふっ、アイツも腕を上げているようだな…)」

222: 2013/11/25(月) 20:04:17.31 ID:4Yc3pGsR0
ピッコロ「よし!お前達、一気に決めろっ!!!」

キルリア・ゼニガメ「波ぁーーーーっ!!!!!」ズオッ

デルビル・ゴクリン・ズルッグ「」

ドガーン

セレナ「い、今の音は!?」

フレア団したっぱ一同「!?」

ヤンチャム「(あれ、俺は…?)」

223: 2013/11/25(月) 20:06:00.58 ID:4Yc3pGsR0
フレア団したっぱC「な、何なの!?今あんたのポケモンの手が光ったけど…」

ピッコロ「安心しろ。お前達のポケモンは氏なないように手加減している。さっさと治療させてやるんだな」

フレア団したっぱA「(そ、そういう問題なのか?アレ)」

フレア団したっぱB「くっそー!!おぼえてやがれーっ!!!」

だっだっだっ

ピッコロ「大口を叩いた割には口ほどにもない連中だったな」

セレナ「もう!!やりすぎよ!落盤でも起こしたらどうするの!?」

ピッコロ「す、すまん」

224: 2013/11/25(月) 20:06:56.18 ID:4Yc3pGsR0
「何だい何だい?デカい音がしたけど…」

セレナ「あなたは…」

研究員助手「やあ!キミもカセキ探しかい?」

セレナ「あ、あの…フレア団は?」

研究員助手「フレアダン?なにそれポケモン?」

ピッコロ「どうやら、カセキ探しに夢中で気づいていなかったようだな」

225: 2013/11/25(月) 20:08:34.16 ID:4Yc3pGsR0
研究員助手「あれ、そういえば……ココに採取したカセキがたくさん置いてあったはずなんだけど…キミたち知らない?」

セレナ「もしかして…」

ピッコロ「………」

研究員助手「え、え、どうしたの?まさか…この破片は?」

ピッコロ「………すまん」

そのあと助手はショックで3日間寝込んだという

226: 2013/11/25(月) 20:10:41.94 ID:4Yc3pGsR0

コウジンタウン

ピッコロ「結局、手掛かりはなしか…」

セレナ「どこかの誰かさんが、気功波でカセキごとを破壊しちゃったからね。仕方ないわ」

ピッコロ「言うな」

セレナ「でも…あのフレア団って連中が言ってた目的がホントだったら……私、警察に知らせた方がいいと思うの」

ピッコロ「ヤツらの目的に明確な証拠がない以上、ヘタに深追いはするな。お前はトレーナーに専念していればいい」

セレナ「…そうね。私達だけで、どうにかしようとは思わない方がいいわね」

セレナ「私はこれからショウヨウジムのジムリーダーに挑みにいくわ。またフレア団がヤツら何人来たって迎え撃てるぐらいに強くなるから!」

ピッコロ「その意気だ。俺もじきに追いつく」

セレナ「またね!」スイー

ピッコロ「(さて、その間に俺もコイツらへの修行をつけてやるか…)」

227: 2013/11/25(月) 20:11:31.68 ID:4Yc3pGsR0
8番道路 ミュライユ海岸

ピッコロ「(ヤンチャムのヤツも気の扱いと舞空術を身についてきたようだな)」

ピッコロ「(ゼニガメのヤツも進化したことだし、このまま次の町へ向かおう)」

ピッコロ「(…しかし、この妙な胸騒ぎは一体…)」

ビキニのおねえさんたち「キャッキャッ、ウフフ」

ピッコロ「(…地球人というのは、なぜワザワザあんな寒そうな格好をするのか…理解できんな)」

ピッコロ「(…ゼニガメの気が……!まさか!?)」

キャアーッ!!!

カメール「(ニヒヒ、パフパフがいっぱいじゃ!)」

ビキニのおねえさん「いやーっ!誰か、このゼニガメをはなしてーっ!!!」

ピッコロ「……二度と悪さが出来んように懲らしめた方がいいかもしれんな…」

228: 2013/11/25(月) 20:12:47.16 ID:4Yc3pGsR0
ショウヨウシティ ポケモンセンター

ボッ ボッ ボッ ボッ テンテンテレレーン♪

カメール「(くそっ、ピッコロのヤツ、本気で年寄りを殴りおって…!)」

ハリボーグ「(何をやってるんですか…)」

キルリア「(100%、カメールさんが悪いですよ)」

カメール「(だまれ!)」

ヤンチャム「(オレの出番…)」

ジョーイ「おまちどおさま!お預かりしたポケモンはみんな元気になりましたよ!」

ピッコロ「ああ」

ピッコロ「よし、セレナが言っていた、ショウヨウジムへ向かうか……」

229: 2013/11/25(月) 20:15:25.94 ID:4Yc3pGsR0
ショウヨウジム

ピッコロ「ジムリーダーは……あのてっぺんだな」

おっさん「オーっす!未来のチャンピオン――」

シャッ

おっさん「!?!?!?!?」

スタッ

褐色の青年「き、君は!?」

ピッコロ「あんたに挑戦を受けにきた」

褐色の青年「緑色の肌…そうか、あなたがビオラさんが言っていたピッコロさんですね?」

ピッコロ「(ビオラのヤツ…仲間のジムリーダーにも話したのか……あのおしゃべりめ)」

ザクロ「私はザクロ。さきほど少女とのバトルを終えたところですが……あなたもさきほどの少女のように、どれほど実力があるのか見せてもらいましょう!」

ピッコロ「(どうやらセレナも、ココを制覇できたようだな)」

230: 2013/11/25(月) 20:18:03.97 ID:4Yc3pGsR0
ザクロ「アマルス!頼みましたよ!」

アマルス「キュオオオ!!」

ピッコロ「(いわタイプのジムリーダーとは聞いたが…ならば、コイツに有利なポケモンは…)」

ピッコロ「ゆけっ、ヤンチャム!」

ヤンチャム「ハイヤーッ!」

ザクロ「かくとうタイプと来ましたか…たしかにアマルスにとって、かくとうタイプは大の天敵です」

231: 2013/11/25(月) 20:19:12.75 ID:4Yc3pGsR0
ピッコロ「ならば一気に決めさせてもらう。ヤンチャム、連続パンチ!」

ヤンチャム「ハイヤーッ!!!」ダッ

ザクロ「アマルス!ヨプのみを!!」

ヤンチャム「ハイ!ハイ!」ガッガッガッガッ

ヤンチャム「オウーっ!!」ドガッ

アマルス「キュウ…!」

ピッコロ「耐えた…!?」

232: 2013/11/25(月) 20:19:58.33 ID:4Yc3pGsR0
ザクロ「きのみの中には弱点属性の威力を半減させてくれるのも存在するのです」

ザクロ「今度はこちらの番です!アマルス、こごえるかぜ!」

アマルス「キュ!!!」ゴオオオオオ

ヤンチャム「!?」

ガチガチ

233: 2013/11/25(月) 20:20:55.40 ID:4Yc3pGsR0
ザクロ「これで、あなたのポケモンのすばやさを下げました…アマルス、とっしん!」

アマルス「(今のは、痛かった…)」

アマルス「(痛かったぞーーーーーっ!!!!!)」ギャオッ

ヤンチャム「!!!」

ズガッ

ヤンチャム「ぐはっ」

234: 2013/11/25(月) 20:21:51.89 ID:4Yc3pGsR0
ドゴーン

ピッコロ「ヤンチャム!!!」

ザクロ「アマルスのとっしんは並の威力ではありません」

ヤンチャム「くっ…」

ザクロ「!?」

ピッコロ「ヤンチャム、お前…!」

ザクロ「(バカな…!直撃を喰らったはずなのに!まさか、あのヤンチャム……)」

235: 2013/11/25(月) 20:23:17.33 ID:4Yc3pGsR0
ピッコロ「よく耐えてくれた、ヤンチャム。あとは戻ってくれ」

ヤンチャム「(消えろ、ぶっとばされんうちにな)」

アマルス「!」カチン

ピッコロ「すてゼリフを吐いてな」ニヤッ

ザクロ「(こうげきとすばやさを下げる、『すてぜりふ』!)」

ザクロ「(さっきの少女もそうだが、やはりあのピッコロというトレーナー……ただものじゃありませんね)」

236: 2013/11/25(月) 20:24:55.74 ID:4Yc3pGsR0
ピッコロ「お前の出番だ!キルリアっ!」

キルリア「リア!!」

ザクロ「いったん、形勢を立て直してもらいます!」

ザクロはすごいきずぐすりを使った!

アマルス「キュオオオ!!!」

ピッコロ「(キルリア、めいそうで気を溜めろ!)」

キルリア「ハアァァァ……!!!」

アマルス「!?」

ザクロ「(な、何だ…キルリアの周りの空気が…!?)」

237: 2013/11/25(月) 20:27:52.39 ID:4Yc3pGsR0
ザクロ「いかん!アマルス、ヤツを止めるんだ!!!」

ピッコロ「今だ!一気に決めろっ!!!」

キルリア「波ぁーーーーーー!!!」ズオ

アマルス「!!!」

ドゴーン

アマルス「」プスプス

ザクロ「アマルス、戻れ!」

ザクロ「(何て威力だ…一撃で急所を喰らわすとは!)」

238: 2013/11/25(月) 20:29:22.59 ID:4Yc3pGsR0
ザクロ「出番です、チゴラス!」バッ

チゴラス「グルルル…」ポン

ピッコロ「もう一度、エナジーボールを使え!」

キルリア「波ぁーーーーーー!!!」ズオ

ドゴーン

ピッコロ「(やったか!?)」

239: 2013/11/25(月) 20:30:04.68 ID:4Yc3pGsR0
チゴラス「ガルルル…」

キルリア「!?」

ザクロ「いい攻撃です。しかし、私のチゴラスは簡単にはやられません!」

ピッコロ「(まずい!)」

ザクロ「かみつき攻撃!」

チゴラス「グアアア!!!」ドンドンドン

ガブッ

キルリア「ッ!!!」

240: 2013/11/25(月) 20:31:07.58 ID:4Yc3pGsR0
ピッコロ「キルリア!!!」

チゴラス「」ペッ

キルリア「……!」

パタッ

ピッコロ「戻れ!キルリア!!」

ピッコロ「(ただのかみつきなのに何て威力だ…!)」

ザクロ「チゴラスの『がんじょうあご』はどんなでも噛み砕きます。もっとも、バトルの時は加減してますが…」

241: 2013/11/25(月) 20:33:46.27 ID:4Yc3pGsR0
ザクロ「草タイプの攻撃ではチゴラスは簡単には倒れません!チゴラス、もう一度かみつき」

チゴラス「グアアア!!!」ドンドンドン

ピッコロ「今だ!」

バッ

ハリボーグ「(フラッシュ!!!!!)」カッ

チゴラス「!!!」

242: 2013/11/25(月) 20:34:46.67 ID:4Yc3pGsR0
ザクロ「うっ、く…!目がっ!!!」

ザクロ「(これがフラッシュだと?何て光なんだ…)」

チゴラス「グアアアアアーーーっ!!!」ドスンドスン

ザクロ「(まずい、チゴラスが暴れている…!)」

ピッコロ「とびげりで決めろっ!」

ハリボーグ「ボー!!!」しゃっ

ザクロ「(と、飛んだ…!?)」

243: 2013/11/25(月) 20:35:38.64 ID:4Yc3pGsR0
ハリボーグ「ボっ!!!」ドガッ

チゴラス「!!!!!」

チゴラス「ガ……!」ピクピク

バターン

ザクロ「チゴラス!」

ピッコロ「勝ったか…」

ピッコロ「(まだまだ修行が足りんな。コイツらも、俺自身も…)」

244: 2013/11/25(月) 20:36:28.13 ID:4Yc3pGsR0
ザクロ「お見事でした。あなたとあなたのポケモンのチームワーク……それではウォールバッジを差し上げます」

ピッコロ「(これで二つ目か…)」

ザクロ「わざマシン39『がんせきふうじ』も受け取ってください」

ピッコロ「その前に一つ、アンタに聞きたいことがある」

ザクロ「何でしょう?」

ピッコロ「伝説のポケモン、もしくは幻のポケモンについて何か知っているか?」

ザクロ「伝説のポケモンに幻のポケモン…?あなたはそのポケモンを捕まえて何かするのですか?」

ピッコロ「いや…ただ、俺は一体この世界でどういった伝説のポケモンが存在するのかを知りたいんだ」

ザクロ「なるほど……あなたが伝説のポケモンを悪用するような方ではないことは、あなたのポケモン達とのバトルでよくわかりました」

245: 2013/11/25(月) 20:39:27.20 ID:4Yc3pGsR0
ピッコロ「悪用?」

ザクロ「ここから遠い地方の話になりますが、ある地方では『ロケット団』、『マグマ団』と『アクア団』、『ギンガ団』といった組織がそれぞれの地方に存在していました」

ザクロ「それらの組織に共通することはポケモンの力を悪用することです。世界征服、陸もしくは海を広げる、新世界の創造……」

ザクロ「そのために各地方に存在する神話のポケモンや伝説のポケモンを使い、自らの野望の達成の道具にしようとしたのです」

ザクロ「現在は勇敢なトレーナー達の手によってそれらの組織は崩れました。しかし、今でも別の地方で別の組織が活動しているのです」

ザクロ「最近、イッシュという地方には『プラズマ団』とよばれる謎の組織が存在しますが、彼らが一体何を目的としているのか、まだわかりません」

ピッコロ「やけに詳しいな」

ザクロ「ジムリーダーには、各地方をつないだネットワークが存在します。今の情報も各地方のジムリーダー仲間から聞いた情報なのです」

246: 2013/11/25(月) 20:41:49.99 ID:4Yc3pGsR0
ピッコロ「(たしかに今まで聞いた伝説のポケモンの話を聞けば、そういった力を利用しようとする輩が出ることには納得いく)」

ピッコロ「(この世界にもフリーザのようなヤツらがいるのか……)」

ザクロ「伝説のポケモンの話ですが、数年前…『グラードン』と『カイオーガ』が争いを起こし、世界が滅亡の危機に瀕する時期がありました」

ザクロ「最終的には、あるトレーナーが『レックウザ』を呼び起こしたことによって、滅亡の危機は免れました…」

ピッコロ「そんな危険なポケモンを利用しようとしたのか…」

ザクロ「伝説のポケモンの前では人の力はあまりにも無力なのです。だからこそ、彼らを利用とした組織は崩壊したのかもしれません」

247: 2013/11/25(月) 20:42:54.45 ID:4Yc3pGsR0
ピッコロ「しかし、ポケモンの力を使って世界征服か…ずいぶんとセコい真似をするヤツらがいるもんだな」

ザクロ「残念ながら……彼らだけでなく、人間の中にはポケモンの力を悪用しようとしているモノも少なからず存在するのです」

ピッコロ「なるほど、フレア団もその類の連中ということか」

ザクロ「フレア団……?何ですか、それは?」

ピッコロ「フレア団を、知らないのか?」

ザクロ「ええ…はじめて聞きます」

ピッコロ「(どういうことだ…?別地方の犯罪組織のことは知っているのに、フレア団の存在を知らないだと…?)」

248: 2013/11/25(月) 20:46:41.76 ID:4Yc3pGsR0
ピッコロ「そうか……わかった、話に付き合わせてすまんな」

ザクロ「いいえ。あの…もし、よければあなたもボルダリングをやりませんか?その長い手足ならきっと上達も早いでしょう」

ピッコロ「い、いや遠慮しておく……じゃあな」

ピッコロ「(何故だ……さっき言っていたジムリーダー同士のネットワークがあるなら、何故フレア団の存在を知らない…?)」

ピッコロ「(助手の時もそうだったが、連中がまだ設立してから日が浅い組織なのか?あるいは……)」

ピッコロ「(フレア団、か……ヤツらの動きを警戒したほうがよさそうだな……)」

257: 2013/11/28(木) 23:02:39.72 ID:4RT8/Dfn0
セキタイタウン

ピッコロ「(カロスに来てから、一週間は過ぎたか……)」

セレナ「ピッコロさーん!!」チャリンチャリン

ピッコロ「ん?おわっ!」

キキッ

セレナ「びっくりした?ショウヨウシティのサイクルショップでクイズに正解したら貰ったの!」

ピッコロ「何だコレは…じてんしゃか?」

セレナ「あ、ピッコロさんでも、じてんしゃは知ってるんだ?」

ピッコロ「当たり前だ。悟飯が乗っているところを見たことあるからな」

セレナ「ゴハン?」

ピッコロ「何でもない、気にするな」

258: 2013/11/28(木) 23:03:47.40 ID:4RT8/Dfn0
セレナ「それはそうと…ピッコロさん、ココでフレア団を見なかった?」

ピッコロ「フレア団?いや…ヤツらを見かけたのか?」

セレナ「ええ。最初、10番道路でしたっぱ数人とバトルして勝ったら、連中が逃げていったんだけど…」

セレナ「後を追ったら、したっぱの一人が向こう先の石の神殿へ逃げたんだけど……途中で見失っちゃったの」

ピッコロ「案内してくれ。その石の神殿を調べたい」

セレナ「わかったわ。ついて来て」

259: 2013/11/28(木) 23:05:26.84 ID:4RT8/Dfn0
セキタイタウン 石の神殿

ピッコロ「ココか?」

セレナ「ええ。最初はココがアジトなのかと思ったけど、どう調べてもやっぱりタダの石の神殿だし…」

ピッコロ「(…妙だな、この周辺に気がたくさん……それにデカい気が二つも…)」

セレナ「私の見間違いだったのかな…?」

「くうん」

セレナ「え?」

ピッコロ「お前は…」

260: 2013/11/28(木) 23:07:39.79 ID:4RT8/Dfn0
「ちょっと、ルカリオ!」スイー

コルニ「あっ!緑のトレーナーさん!ええと、名前は…」

ピッコロ「ピッコロだ」

コルニ「へ~結構カワイイ名前だねっ!そっちの女の子はあなたのカノジョ?」

セレナ「な!?」

ピッコロ「…そう見えるか?」

コルニ「ウフフ、ジョーダンよジョーダン!」

261: 2013/11/28(木) 23:08:33.04 ID:4RT8/Dfn0
セレナ「ピッコロさん、この人は…?」

ピッコロ「コルニだ。たしかシャラシティのジムリーダーと言ってたな」

セレナ「ジムリーダー!?」

コルニ「よろしくね♪あなたも見たところ、強そうなトレーナーさんね」

ピッコロ「で、俺に何の用だ?」

コルニ「ルカリオがね、あなたと戦いたい!って言ってるの。タブンネ」

コルニ「よかったら、相手をしてくれるかしら?」

262: 2013/11/28(木) 23:09:41.48 ID:4RT8/Dfn0
ピッコロ「(あの二匹ポケモンから感じる気……かなりのものだな。さすが、かくとうタイプのポケモン、といったところか…)」

ピッコロ「いいだろう。そのルカリオがどれほどの力か見せてもらおうか」

コルニ「決まりね!二匹のルカリオ……あなたのことを気に入ったのがどっちかわかるかな?」



コルニ「いっけーっ!ルカリオ!」

ルカリオ「あおんっ!」

ピッコロ「(かくとうタイプか……)」

ピッコロ「お前の出番だ!キルリア!」

キルリア「リア!」

263: 2013/11/28(木) 23:11:20.03 ID:4RT8/Dfn0
コルニ「ルカリオ、つるぎのまい!」

ルカリオ「ハアッ!」シャッ バッ

ピッコロ「(キルリア、めいそうだ)」

キルリア「」コクッ

キルリア「ハアアアアア……」ゴゴゴゴゴ

セレナ「(スゴい……少しだけど地が揺れている…)」

264: 2013/11/28(木) 23:13:15.13 ID:4RT8/Dfn0
コルニ「ルカリオ、グロウパンチ!」

ピッコロ「迎え討て!」

ルカリオ「!」ダンッ

キルリア「!」ダンッ

シャッ ズドドドド ガガガガッ ズダダダダ

コルニ「(すごい…あのキルリア、エスパータイプなのにアタシのルカリオと同じ動きが出来るなんて…)」

コルニ「しんそくよ!」

ルカリオ「あうん!」シャッ

265: 2013/11/28(木) 23:13:59.69 ID:4RT8/Dfn0
キルリア「!」

ガッ

キルリア「ッ!」ムクッ

ピッコロ「(ほう…あのポケモン、スピードもかなりのものだな)」

ピッコロ「ならば……かげぶんしんだっ!」

シャッ シャッ シャッ

ルカリオ「!」

セレナ「(早すぎて、ルカリオの目が追いついていない!?)」

266: 2013/11/28(木) 23:15:26.53 ID:4RT8/Dfn0
ピッコロ「サイコショックだ!」

ガタ ガタ ふわ……

コルニ「(何…?周りの岩石が…)」

キルリア「はっ!!!」

シュバッ

ルカリオ「!!!」

ドゴォンッ

ルカリオ「………っ!」

ルカリオ「」バタッ

コルニ「ルカリオ、もどって!」

267: 2013/11/28(木) 23:18:24.08 ID:4RT8/Dfn0
コルニ「スゴい……あなたのポケモン、どうやったらそういう風に育つの?」

コルニ「……でも、あたしだって負けてられないわ、シャラシティのジムリーダーなんだから」

コルニ「ルカリオ!出番よ!」バッ

ポンッ

ルカリオ「あおん!」

ピッコロ「(この気……アイツがそうか)」

コルニ「こうなったら、力比べよ!はどうだん!!!」

ルカリオ「くおおお……」ゴゴゴゴゴ

ピッコロ「(気功波か…ならばこちらも…)」

268: 2013/11/28(木) 23:19:11.18 ID:4RT8/Dfn0
ルカリオ「波ぁーーーーーーっ!!!」ズオ

ピッコロ「エナジーボールだっ!」

キルリア「波ぁーーーーーーーっ!!!!!」ズオ

ギュアアアアッ ボフッ

コルニ「は、はどうだんがっ!?」

セレナ「消えた!?」

ルカリオ「!!!!!」カッ

ドォーン

セレナ「きゃあっ!」

269: 2013/11/28(木) 23:20:08.96 ID:4RT8/Dfn0
ルカリオ「………」

コルニ「ルカリオ!」

ルカリオ「」パタッ

コルニ「ルカリオ、お疲れ様」

ピッコロ「よくやった、上出来だ」

キルリア「」ポッ

コルニ「すごーい……あたしのルカリオコンビを倒すなんて」

コルニ「さすがルカリオが見込んだトレーナーさんね!」

コルニ「ココから東にある映し身の洞窟を過ぎたら、シャラシティがあるからそこで待ってるね!」

コルニ「またねーっ!!」スイー

270: 2013/11/28(木) 23:21:45.64 ID:4RT8/Dfn0
セレナ「映し身の洞窟か…博士から聞いたんだけど、シャラシティにはメガシンカに詳しい人がいるらしいの、私も一緒に行くわ」

ピッコロ「………」

ピッコロ「(気が消えている…)」

ピッコロ「(さっきの感じたデカい二体の気はルカリオ達の気だったのか…?)」

セレナ「どうしたの、ピッコロさん?早く行きましょう」

ピッコロ「(考えても仕方あるまい…先を急ぐか)」


ハリボーグ「(カメールさん、あの女の子には手を出さないんですか?)」

カメール「(バカを言え。今行ったら、となりにいるルカリオに殺されるわい)」

ヤンチャム「(かっこ悪…)」

271: 2013/11/28(木) 23:23:20.79 ID:4RT8/Dfn0
シャラシティ

セレナ「ふう…洞窟の中もトレーナーが結構いたわね」

ピッコロ「俺をポケモンと勘違いしてモンスターボールを投げたヤツまでいたぞ、まったく」

セレナ「まあ、それは仕方ないわね。だって服を着たってポケモンにしか見えないもん」

ピッコロ「余計なお世話だ」

トロバ「セレナさん!ピッコロさん!」

ピッコロ「トロバ。ティエルノも来てたか」

トロバ「はい!コーストカロス図鑑にバージョンアップしてから、いっぱい図鑑が埋まりました!」

ティエルノ「自分もダンスが得意なポケモンを見つけたんだよ!よければ今この場で踊って見せようか?」

ピッコロ「ま、またの機会にしよう」

272: 2013/11/28(木) 23:25:04.20 ID:4RT8/Dfn0
トロバ「そういえば……シャラシティに着いたら「メガシンカおやじさんによろしくー!」って博士が言ってたのですが…」

セレナ「そういえば……その人がドコにいるのか博士に聞いてなかったわね」

トロバ「聞いた話では、街の奥の方にそびえるマスタータワーにいるそうですよ」

ティエルノ「あの向こうにある、デッカい塔みたいな建物かな?」

セレナ「そこにいるのね。それじゃあみんなで行きましょう」

ピッコロ「(メガシンカか…ただの進化と、どう違うというんだ?)」

273: 2013/11/28(木) 23:27:15.99 ID:4RT8/Dfn0
ティエルノ「あっ、そうだ!セレナとピッコロさんに見せたいものがあるんだ!」

ピッコロ「ダンスか?」

ティエルノ「石だよ!石!」

ティエルノ「昨日ね、"さすらいの石集め"って人にダンスを見せたら石をもらったんだ。もしかしたら、メガストーンかも?」

ティエルノ「ねえ、これをメガシンカおやじに見せようよ!」

セレナ「それはいい考えね。あなたもたまには役に立ってくれるのね」

ティエルノ「ど、どういう意味だよ!?ソレ!」

ピッコロはすごそうな石を手に入れた!

ピッコロ「(見たところ、タダの石にしか見えないが…?)」

274: 2013/11/28(木) 23:27:57.71 ID:4RT8/Dfn0
マスタータワー

トロバ「あ!見てください、アレ!」

ピッコロ「ルカリオの石像か…?」

セレナ「でも、何だか普通のルカリオと雰囲気が違うわね…」

ティエルノ「うん、何だかゴツゴツしてるというか…」

コルニ「あっ、ピッコロにセレナ!」

コルニ「おじいちゃん、この人が前に言ってた緑のピッコロだよ!」

ピッコロ「みどりの…」

セレナ「おじいちゃん?」

コルニ「そ、メガシンカおやじはアタシのおじいちゃんなの!」

275: 2013/11/28(木) 23:29:48.95 ID:4RT8/Dfn0
メガシンカおやじ「ほう、キミがピッコロか……なるほど、たしかに肌が緑色じゃな」

メガシンカおやじ「わしはメガシンカおやじ。といっても本名ではないぞよ」

メガシンカおやじ「キミたちのことは博士からよーく聞いてるよ。しかし、まさか選ばれた子どもの一人が異世界から来た人間だとはな…」

ピッコロ「(正しくは選ばれた子どもの代わりなんだがな…)」

コルニ「ホントにシャラシティに来てくれたんだね!ボールの中のルカリオも喜んでるよ!」

ティエルノ「ピッコロさん、この人知り合い?」

ピッコロ「コイツはコルニ。シャラシティのジムリーダーだ」

トロバ「ジムリーダー!?」

ティエルノ「へ~こんな女の子が…」

276: 2013/11/28(木) 23:31:06.90 ID:4RT8/Dfn0
メガシンカおやじ「ところで、そのすごそうな石はお前さんが見つけたのかね?」

ピッコロ「違う。見つけたのはそこのティエルノという小僧だ」

ティエルノ「こ、こぞう…」

メガシンカおやじ「ふむ…見かけによらず、正直な心を持っているな」

メガシンカおやじ「もっとも、その石はタダの石……メガストーンではないようだな」

ティエルノ「なーんだ」

277: 2013/11/28(木) 23:31:55.25 ID:4RT8/Dfn0
メガシンカおやじ「はて……そういえば、あと一人足りないようだが…?」

ピッコロ「心配するな、もう一人もココへやって来る」

メガシンカおやじ「え、どうしてわかるの?」

サナ「あ、みんな!!」

セレナ「サナ!」

ピッコロ「どうやら全員揃ったようだな」

トロバ「みんなが揃うなんて久しぶりですね」

ティエルノ「そうだねえ、7番道路以来だねえ」

278: 2013/11/28(木) 23:32:44.26 ID:4RT8/Dfn0
メガシンカおやじ「では改めて…ようこそ!プラターヌの弟子たちよ!」

ピッコロ「俺は違うぞ」

メガシンカおやじ「キミたちが来てくれたのは他までもない。メガシンカについてのことだ」

メガシンカおやじ「さて、ところでキミらは進化の方法についてご存知かね?」

サナ「ポケモンの進化のことでしょ?えーっとね、多くのポケモンは戦わせると強くなります!」

トロバ「それに道具を使うことによって進化するポケモンもいますね」

セレナ「他にもなつくことで進化するポケモンもいるし、決められた場所のみで進化するポケモンもいます」

279: 2013/11/28(木) 23:33:55.89 ID:4RT8/Dfn0
メガシンカおやじ「うむ!進化のバリエーションは更に色々ある。そして…メガシンカとは進化を超える進化なのだ!」

メガシンカおやじ「メガシンカとは、これ以上進化しないと思われていたポケモンの更なる変化。即ち、一層のパワーアップなのだ!」

トロバ「それって例えばリザードンなら…リザードンが更に進化するってことですか?」

コルニ「その通り!でも、すべてのポケモンがメガシンカできるわけじゃないの」

メガシンカおやじ「変化というのにもワケがある…メガシンカとは進化と異なり、一定時間で終わる…」

メガシンカおやじ「つまり一時的な進化なのだよ」

サナ「えーっ!?進化なのに戻っちゃうの?」

ピッコロ「(まるで、超(スーパー)サイヤ人だな…)」

280: 2013/11/28(木) 23:35:39.84 ID:4RT8/Dfn0
コルニ「うん、メガシンカは特別な進化だから……まだまだわかってないことも多いの」

コルニ「わかっているのは特別な道具が必要なことと、そして何よりもポケモンとの信頼関係が大事だということなの」

セレナ「(信頼…つまり、絆ということか…)」

メガシンカおやじ「さて、メガシンカの条件だが…ポケモンには『メガストーン』、トレーナーにはそれ埋め込んだ『メガリング』が必要になる」

メガシンカおやじ「お前たち全員に分けてやりたい。のだが、ストーンとリングはこれ一つしかないのだ」

メガシンカおやじ「ホントに貴重なもので、それ故に研究も進まんのだ」

メガシンカおやじ「というわけで…メガシンカの継承者に挑む人間を誰か一人決めてくれ」

281: 2013/11/28(木) 23:37:13.61 ID:4RT8/Dfn0
ティエルノ「自分は、あまりポケモン勝負は自信ないからねえ…メガシンカなんて、スゴいモノは使いこなせないよ」

サナ「あたしも!思い出になるだろうし、面白そうだけど…」

トロバ「僕はまず図鑑を完成させたいです。アレコレ欲張るとうまくいきませんからね」

サナ「残るは…セレナとピッコロさんだね」

ティエルノ「たしかにこの二人ならトレーナーとしての腕も申し分ないよねえ」

ピッコロ「………」

セレナ「私は、そのメガシンカの継承者に挑むわ…」

ティエルノ「ピッコロさんはどうするの?」

282: 2013/11/28(木) 23:38:32.45 ID:4RT8/Dfn0
セレナ「ピッコロさん、私と勝負しましょう」

ピッコロ「セレナ?」

セレナ「カフェ・ソレイユで約束したでしょう?競いあってどちらがナンバーワンか決めようって」

ピッコロ「………」

ピッコロ「わかった……受けて立とう。そのメガシンカとやらでポケモンがどれほどの力を得られるのか確かめたい」

サナ「じゃあ、セレナとピッコロさんが…」

トロバ「どちらかが継承者になるわけですね」

メガシンカおやじ「では、あとは単純じゃ。二人でバトルをし、勝った方が晴れて継承者となる」

メガシンカおやじ「一応、手持ちは3対3としよう。数が釣り合わなければフェアプレーにならんからな」

283: 2013/11/28(木) 23:39:30.88 ID:4RT8/Dfn0
セレナ「やっと……ピッコロさんとバトル出来るね」

ピッコロ「俺もお前とは一度、手合わせをしたかった。今までのヤツらよりは楽しましてくれそうだからな」

セレナ「ピッコロさんに、そう言ってもらえるなんて光栄ね。でも、ストーンとリングは私がいただくわ……それと、ピッコロさん?」

ピッコロ「何だ?」

セレナ「手を抜いたりなんかしたら、許さないからね」

ピッコロ「ふっ、お前からそんなセリフを聞くとはな……」

メガシンカおやじ「二人とも、準備はよろしいかね?」

ピッコロ「オーケーだ」

セレナ「いつでもどうぞ」

メガシンカおやじ「では勝負………はじめぃ!!!」

284: 2013/11/28(木) 23:41:35.72 ID:4RT8/Dfn0
ピッコロ「出ろ!ヤンチャム!!!」バッ

ヤンチャム「ハッ!」ポンッ

セレナ「ニャオニクス、頼んだわ!」バッ

ニャオニクス「ニャオ!」ポンッ

トロバ「かくとうとエスパー…セレナさんの方が有利ですね」

サナ「けど、ヤンチャムの方が素早いし、ピッコロさんのポケモンだからわからないよ」

ピッコロ「先制攻撃だ!ヤンチャム、連続パンチ!!!」

ヤンチャム「ハイヤーッ!!!」

285: 2013/11/28(木) 23:43:01.28 ID:4RT8/Dfn0
セレナ「よけて!ニャオニクス!!」

ニャオニクス「ニャオ!」シュッ

ヤンチャム「!」

ピッコロ「(ヤンチャムのスピードをよけた!?)」

トロバ「指示に応えてによけるなんて…セレナさんのポケモン、相当深い絆で結ばれていますね…」

セレナ「ねこだましよ!」ガッ

ヤンチャム「!?」ガクン

セレナ「足下がお留守になってるわよ!ニャオニクス、シャドーボール!!!」

ニャオニクス「ニャオ!」バチバチ

286: 2013/11/28(木) 23:43:54.82 ID:4RT8/Dfn0
ピッコロ「まずい!よけるんだ、ヤンチャム!!!」

ニャオニクス「ニャオーッ!!!」ズアッ

ヤンチャム「!!!!!」

カッ

ドッゴーン

トロバ「わっ!」

サナ「きゃあっ!」

メガシンカおやじ「あわわ…タワーを壊す気かっ!」

287: 2013/11/28(木) 23:45:55.87 ID:4RT8/Dfn0
ヤンチャム「」プスプス

ティエルノ「ピッコロさんのポケモンが一撃で…」

コルニ「(あのセレナって子、アタシの想像以上にできるわ…)」

ピッコロ「ヤンチャム、もどれ!」

セレナ「早速、こっちが優勢のようね」

ピッコロ「一体倒したくらいで喜ぶには早いんじゃないか?ゆけっ、ハリボーグ!!!」バッ

ハリボーグ「ボーッ!!!」ポンッ

セレナ「(ピッコロさん一番最初に選んだポケモン…一体どんな攻撃を繰り出してくるのかしら…)」

288: 2013/11/28(木) 23:47:42.10 ID:4RT8/Dfn0
セレナ「ここで足止めよ!ニャオニクス、でんじはっ!!!」

ニャオニクス「ニャオ!」バチバチ

ハリボーグ「ボェ!」バリバリ

トロバ「でんじは…!マヒ状態になれば、攻撃がマトモに出来なくなるだけでなく、すばやさも遅くなります!」

サナ「すごい…セレナがピッコロさんを押してる……」

セレナ「これでマトモに攻撃が出来なくなったわね。今のうちにアイテムを使った方がいいんじゃない?」

ピッコロ「ふっ」

289: 2013/11/28(木) 23:48:48.00 ID:4RT8/Dfn0
セレナ「何がおかしいの?」

ピッコロ「お前ともあろうがそんなつまらん技に頼るとはな…俺がそんな攻撃にいつまでも鍛えずに放っておくと思うか?」

セレナ「どういうこと?まさか…」

ピッコロ「ハリボーグ!かき消せっ!!!」

ハリボーグ「ハァッ!!!」バッ

セレナ「ウ、ウソ…」

トロバ「き、気合で状態異常をかき消した……!?」

290: 2013/11/28(木) 23:49:28.48 ID:4RT8/Dfn0
ピッコロ「待たせたな、今度はこちらの番だ」

ピッコロ「ハリボーグ!ソーラービーム」

サナ「ソーラービーム!?でも、ソーラービームって溜めてからじゃないと撃てないんじゃ…?」

セレナ「(まさかっ!)」

セレナ「ニャオニクス、ひかりのかべで防いでっ!!!」

ハリボーグ「(うけてみろーっ!!!)」

ズォビッ

ギャルルルル

291: 2013/11/28(木) 23:50:13.92 ID:4RT8/Dfn0
ニャオニクス「ニャ…!!!」グググググ

セレナ「ニャオニクス、持ちこたえて!!!」

バキン

ニャオニクス「!!!!!」

カッ

サナ「ま、まぶし……」

ティエルノ「ど、どうなったの!?」

292: 2013/11/28(木) 23:51:10.47 ID:4RT8/Dfn0
バタッ

ニャオニクス「………」

セレナ「ニャオニクス、もどって!」

トロバ「や、やっぱりスゴイですよあの二人……」

サナ「あんな攻撃、喰らったらひとたまりもないよ…」

コルニ「(これからあの二人とバトルするのかと思うとゾッとするわ……)」

セレナ「そうよね、ピッコロさんのポケモンなんだからこれぐらいできて当然よね……」

セレナ「けど、まだこれからよ!テールナー、行って!!!」バッ

ポンッ

テールナー「コンッ!」

293: 2013/11/28(木) 23:51:44.12 ID:4RT8/Dfn0
ピッコロ「ふっ、たしかに相性はお前の方が有利だな」

セレナ「どうかしら?相性だけでバトルは勝てるとは思っていないわ。ピッコロさん相手なら、なおさらね……」

ピッコロ「そういうことだ!ハリボーグ、とびげりっ!!!」

ハリボーグ「ボッ!!!」ギャン

セレナ「今よっ!」

テールナー「!」フッ

トロバ「ざ、残像!?」

ピッコロ「(かげぶんしん…!?まさかアイツ…!!!)」

294: 2013/11/28(木) 23:53:18.75 ID:4RT8/Dfn0
ピッコロ「ハリボーグ!上だっ!!!」

ハリボーグ「!?」

セレナ「その場で、かえんほうしゃ!!!」

テールナー「コンっ!!!」ボアッ

ハリボーグ「!!!!!」

ゴオオオオオ

295: 2013/11/28(木) 23:54:13.28 ID:4RT8/Dfn0
ハリボーグ「ボ……ボー」プス…

パタッ

ピッコロ「もどれ!ハリボーグ!!」

セレナ「これで、ピッコロさんの手持ちは一体になったね」

ピッコロ「驚いたな…俺の戦い方をマネるとは」

セレナ「トロバ達とのバトルや輝きの洞窟の戦い方で色々と観察させてもらったわ。そのおかげでこういった戦法ができるようになったの」

ピッコロ「ふっ、そういうことか…」

296: 2013/11/28(木) 23:55:51.61 ID:4RT8/Dfn0
ピッコロ「出ろ!カメール!!!」

カメール「ほいさっ」

サナ「あー!あのスOベゼニガメ!!」

ティエルノ「え?」

セレナ「う、そのゼニガメ…進化しちゃったの?」

ピッコロ「心配するな、しっかり見張っている。カメール、わかってるな?」

カメール「」コクコク

ピッコロ「よし、では気を取り直していくか……言っておくが、コイツのパワーはお前のポケモンよりも上だ。覚悟しておけ」

297: 2013/11/28(木) 23:56:32.92 ID:4RT8/Dfn0
セレナ「バカにしないで!パワーがそっちならこっちはスピードよ!!!私のテールナーの早さに追いつけるものですかっ!」

セレナ「テールナー!ニトロチャージ!!!」

テールナー「コンっ!」ズアッ

ピッコロ「カメール!!!」

カメール「ほい」ヒョイ

トロバ「よけた!」

298: 2013/11/28(木) 23:57:35.86 ID:4RT8/Dfn0
セレナ「まだよ、もう一度ニトロチャージ!!!」

テールナー「コンっ!!!」ギャンッ

サナ「さっきよりスピードが増している…!」

カメール「ほいさっ」サッ

トロバ「それよりもスゴイのはあのカメール…あの老体でどうやったらあんな動きを……?」

セレナ「(どうして当たらないの…?あのカメール、タダのスOベ亀ジジイじゃないのね…)」

ピッコロ「何度やっても同じことだ。そろそろこっちから行かせてもらおうかな?」

セレナ「サイコショック!!!」

テールナー「コンッ!」ふわ……

299: 2013/11/28(木) 23:58:24.38 ID:4RT8/Dfn0
トロバ「カメールの周りに石が…!」

カメール「!?」

セレナ「トドメよっ!!!」

ピッコロ「今だっ!突っ込め!」

カメール「ほーっ!!!!!」ギャオッ

セレナ「は、早…」

テールナー「!!!」

ズガッ

300: 2013/11/28(木) 23:59:24.02 ID:4RT8/Dfn0
ドサッ

テールナー「」ピクッ

セレナ「もどって!テールナー!!」

ティエルノ「ロケットずつき!?」

コルニ「違う!アクアジェットだわ!」

トロバ「アクアジェットって、必ず先制できるっていう……」

セレナ「(まさか、ピッコロさんはこの時のスキを狙って…)」


ピッコロ「カロス地方?」【中編】

引用: ピッコロ「カロス地方?」