1: 2010/09/22(水) 02:06:19.65 ID:TDi//qJ00
律(澪に彼氏が出来て早三ヶ月か)

律(幼馴染としてこの言葉を贈ろう)

律「あーあ、早く別れねーかなー」


律「ん? これは――」

2: 2010/09/22(水) 02:08:00.62 ID:TDi//qJ00
律「全員集まったな」

梓「いえ、まだ澪先輩が来てないです」

唯「澪ちゃんは当番で遅れるってよ」

律「そう、だからこそ『軽音部会議を行う』と言ったんだ」

紬「あら、澪ちゃんいなくて平気なの?」

律「理由はあとで話す。これを見てくれ」

3: 2010/09/22(水) 02:10:06.58 ID:TDi//qJ00
紬「ホワイトボードで……あら? 『No,Thank You!』の歌詞じゃない?」

梓「これがどうかしましたか?」

律「作詞は誰か知ってるよな」

唯「澪ちゃんでしょ?」

律「そうだ、つまりこればいわば澪の思想」

唯「はい! 久しぶりなのでわかりません!」

律「じゃあぶっちゃけよう」


律「たぶん……澪は破局の危機にある」

4: 2010/09/22(水) 02:12:05.73 ID:TDi//qJ00
梓「そんな……あんなにイチャついてたバカップルが――嘘です!」

律「信じられないのもムリはない。でもな、この歌詞からはひしひしと伝わってくるんだ」

紬「りっちゃん、もう確認したの?」

律「いや、まだ確認はしてない。現時点では女の勘としておこう」

唯「はい! それは説得力に欠けます!」

律「じゃあ幼馴染の勘で」

紬「まだ少し弱いわ」

律「なら言いがかりでいいよ、もう」

梓「さっそく心を折らないで下さい」

5: 2010/09/22(水) 02:14:31.25 ID:TDi//qJ00
律「とにかく行くぞ! まず"ホワイトボード"だ。はい、唯! 澪を語る上で『白』といったら?」

唯「はい、O液です!」

律「そうだ! じゃあO液でひしめき合うものといったら」

紬「ひしめく……ハッ!」

律「わかったかムギ」

紬「『犇く』だけに」

律「うんうん」

紬「ギュウギュウです」

律「……一度ムギは油を搾った方がいいのか」

紬「これは筋肉よ」

梓「あぶら違いです。それは脂肪ゥブェ」

紬「氏亡確認」

7: 2010/09/22(水) 02:17:31.98 ID:TDi//qJ00
律「いいか? O液といえば精0の集合、精0と言ったら遺伝子の集合だ」

紬「"自由な願い事"ってのは?」

澪『ふふ、この子もあなたみたいにお医者さんになるのかしら』
男『お前みたいにミュージシャンかもな』

律「みたいな生まれてくる子への願いだ」

唯「え!? するってぇとなにかい、澪ちゃんは処Oじゃないの?」

律「……だってもう三ヶ月だぞ?」

梓「澪先輩は……その…まだアレに踏み切ってはいなそうですけど」

唯「アレってなに? ねぇなに? ねぇねぇねぇ」

梓「り、律先輩にきいて下さい」

律「えー私もわっかんなーい」

梓「セ、セ、です……」

唯「なんだ、まぐわいのことか」

8: 2010/09/22(水) 02:19:17.62 ID:TDi//qJ00
唯「あずにゃんも私としてるんだし恥ずかしがらなくていいじゃん」

梓「ゆ、唯先輩! 内緒って言ったじゃないですか!」

唯「あれとは違うの?」

梓「私たちのは『スリスリしてニャーン!』ですけど、澪先輩のは『ビーンをドーンしてファンタスティック!』って感じです」

紬「もう少し具体的に」

梓「えっと……」

ガチャ
純「梓いますか?」

梓「『……来て』。澪はそう言うと徐に股を開き、男の肉棒を迎え入れる準備をした。今にも」

純「間違えました」

唯「え? あってるよ? あずにゃんいるよー」

純「友人を選び間違えました」

9: 2010/09/22(水) 02:21:01.20 ID:TDi//qJ00
律「さあ歌詞に戻るぞ」

唯「"放課後のチャイム"……なんだろう」

紬「『○○しても○○ない』ってことは本来『チャイムが響く=夢見るパワーをディスる』のが普通なのよね?」

律「なぁディスるってなんだ?」

梓「否定するとかそんな意味ですYO」

唯「じゃ『夢見るパワーをディスる』は『目ぇ覚ませよメーン』ってことだね」

律「放課後……チャイム……!! わきゃったぁ!」

紬「さすがりっちゃん! まさか『放課後も夕日も終わりの象徴』なんてありきたりなこと言わないわよね?」

律「ハハハハハ。ワタシガソンナタンジュンナコトヲイウハズガナイ」

唯「りっちゃん、汗が滝みたい」

10: 2010/09/22(水) 02:23:12.18 ID:TDi//qJ00
律「とりあえず、この『なまにく』について考えよう」

梓(なまにく?)

唯「ムギちゃん、この『なまにく』ってどういう意味?」

紬「予想とは裏腹にって意味ね」

律「予想とは……『ディスると思ったら大間違いだメーン』ってことか」

唯「おお、それだ! これで『なまにく』問題は解決だね」

梓「突っ込むべきですかね?」

紬「梓ちゃんのエOチ!」

梓「意味が違います。真面目に考えてください」

紬「おあいにくさま」

11: 2010/09/22(水) 02:25:17.15 ID:TDi//qJ00
律「仮に、仮にだぞ? まぁ仮にムギの意見を採用するとしよう。どうなる?」

唯「『試合終了のブザーが鳴ろうが俺たちには関係ないぜメーン』かなぁ」

梓「もう少し澪先輩チックにしてみましょう」

紬「澪ちゃんチックって言うと『終わりにしなきゃ……でも諦められないよメーン』かしら」

唯「なんか失恋みたいだねメーン」

唯・律・紬・梓「失恋……?」

紬「りっちゃんの予想が当たっちゃったの……?」

律「……いや、先入観は捨てよう。あくまで…クッ…冷静……に」

梓(律先輩が震えて――まさか泣いてる?)

唯「りっちゃん、みんな気持ちは一緒だよ」


唯・律・紬(笑いが堪えられないぜメーン!!)

12: 2010/09/22(水) 02:28:03.42 ID:TDi//qJ00
唯「りっちゃん、とにかく先と照らし合わせようよ」

律「そうだな。  うーん、もっと声高くかぁ」

紬「もっと良い声で啼きなさい!」パァン

梓「にゃぁん」

紬「でもこれは関係ないわね。ここではハイトーンよりも大声とか凛としてが適当だと思うわ」

律「このワタシタチノカケラも気になるな」

紬「とりあえずローマ字にしてみましょう。【watashi tachi no kakera】ね」

唯「ハッ! まさか……」

律「どうした唯、何かわかったのか!?」

唯「これを組み替えると【atarasi chinko hatake w】。つまり『新しいチOコ畑w』になるんだよ!」

律「澪が……浮気…」

梓「なん…だと…?」

13: 2010/09/22(水) 02:30:37.13 ID:TDi//qJ00
梓「常識的に考えて、澪先輩は浮気なんてしませんよ」

律「浮気者が言っても説得力ないぞ」

梓「私ですか!?」

律「だってお前最初は『澪先輩、澪先輩』だったのに今は『唯先輩、唯先輩』じゃんか」

梓「そ、それは別に浮気では……」

唯「じゃあ二股なの? 私の体が目当てだったの?」

梓「で、ですからそういうのじゃなくて……」

律「最初から遊びのつもりです。調子に乗るなメス豚」

梓「人の声真似しないで下さい!」

紬「ワード放つそのたび 泥沼になる」

14: 2010/09/22(水) 02:32:09.89 ID:TDi//qJ00
律「……まぁたしかに澪が浮気するとは考えにくいな」

唯「じゃあ何か別のことg」

紬「あっ! これ本当は英語なのよ!」

律「英語!? じゃあ澪はなんて言ってんだ?」

唯「【What a sheep touch? No cock and love】よ」

唯「(イラッ) 訳すとどうなるの?」

紬「気の向くままに訳すと『羊に何が出来るの? コックや愛なんかじゃない!』ね」

唯「あれ? なんでコックさんが出てくるのかな」

紬「cockにはおチOチンって意味も」

梓「ちょっ! 伏せて下さい」

紬「cockには○チOチンって」

梓「違ぇよ」

律「梓、チOコではしゃぐのはそこまでだ」

15: 2010/09/22(水) 02:34:22.65 ID:TDi//qJ00
律「それでムギ、それは何を意味してるんだ?」

紬「ごめんなさい、ちょっとまだわからないわ」

律「えー、残念だ。じゃあ保留か」

唯「今回は解読がはかどらないね。まだ全然だよ」

律「そんな時もあるさ。とにかく1番を終わらせよう」

紬「じゃあサビね。注目すべきは強調されている『今』だわ」

唯「これは『現在進行形で愛している』じゃなく、『現状を愛している』の表現だと思うよ」

律「なるほど。澪の性格からして派手な変化を望みはしないだろうからな」

紬「なら"思い出浸る"は澪ちゃんにとって『愛する現状』に大きな変化をもたらすものなのね」

律「と言うよりも単純に『思い出=過去≠今』って考えなんじゃないか?」

唯「でも『思い出はいらない』って『過去はいらない』とはちょっと違う気がするよ」

律「確かに。そこは『新しく思い出を作ること』を拒否してるってしたほうが妥当だな」

梓(えっ……何で急に真面目になってんの、この人たち)

16: 2010/09/22(水) 02:37:08.07 ID:TDi//qJ00
律「さて、とりあえずは1番が終わりだ」

唯「う~ん……」

律「梓はどう思う?」

梓(せっかくまともになったのに、ヘタなこと言うと戻りそうだなぁ)

紬「遠慮なく言っていいのよ?」

梓「私はわからないです。ごめんなs」

律「……ごメーン?」

梓「え? それに反応!? うわぁメンドくs」

唯・律・紬「メェェェェェェェェェェェェェェン」

梓(しまった!)

律「!! 謎はとけたメーンwwwwwwwwwwwww」

18: 2010/09/22(水) 02:42:57.94 ID:TDi//qJ00
梓(どうしよう、また元の3バkもとい先輩たちに戻っちゃった!)

唯「さっすが部長メーンwwwwwwwwwwwww」

梓(しかもパワーアップしてる!?)

唯「よし! あずにゃんを胴上げメーンwwwwww」

梓「メーンメーンうるさいです! みなさんメーン村の村人ですか(あれ? これ面白い?)」

唯・律・紬「セッ! Oス! セッ! Oス!」

梓「何で窓に近づあああぁぁぁぁ……」

唯「手が滑ったメーン。ごメーンね」

紬「You can fly」

律「じゃあ解説に入るぞ」

19: 2010/09/22(水) 02:44:12.07 ID:TDi//qJ00
律「私たちはこの歌詞、全てが澪だと考えていたからダメだったんだ」

唯「はいっ! よくわかりません!」

律「だろうな。それじゃ、今から訳したものを読み上げるからきいてくれ」
----------------------------------------------------------
『俺たちの子をつくろう』 あなたはそう言って私を抱く。
でも私、気づいてるの。本当は体が目当てだってこと。

何度も(もうダメなのかなァ)って考えたけど、
いつも(明日は変わってくれるかも)って目を逸らした。
----------------------------------------------------------
律「どうだ? ひとまず『なまにく』までを訳して見た」

唯「おお! 『願い事』は『彼氏の願い』だったんだね!」

紬「……最初から別れがほのめかされてるわね」

律「悲しいが事実はうけいれよう」


唯・律・紬(カップル破局でメシがうまい!!)

23: 2010/09/22(水) 02:46:28.27 ID:TDi//qJ00
律「続いて"Let's sing"から"ワタシタチノカケラ"まで訳すぞ」
----------------------------------------------------------
こんなんじゃダメ! 自分で言わなきゃ変わんないよ!

でもどんなに勇気振り絞って伝えても、いっつも消えていっちゃう。
臆病者に何が出来るの? 私は『快楽』や『愛』じゃなくて人間だよ!
----------------------------------------------------------
紬「そっか、澪ちゃんにとって『歌う』は自己主張なのね」

唯「『消えていく』はどこから出てきたの?」

律「"光になる"だ。光は『形ないもの』だからな」

紬「私てっきり『光』って澪ちゃんが薄毛で悩んd」

律「【What a sheep touch? No cock and love】の訳はムギの考えを参考にした」

唯「『羊に何が出来るの? コックや愛なんかじゃない!』だね」

律「そうだ。羊は臆病者、コックはチソチソつまり快楽、愛はそのまま使った」

紬「『愛じゃない』ってどういう意味?」

律「これは澪の決意と『放ったワード』なんだ」

25: 2010/09/22(水) 02:48:03.99 ID:TDi//qJ00
律「『臆病者――』は『きょ、今日こそハッキリ言うんだからね!!』って決意だろ?」

唯「うんうん」

律「そして『快楽――』は『私は肉O器じゃない』だ。ここまでOK?」

紬「大丈夫でーす」

律「そんでな、ここでいう『愛』は『許容』の比喩なんだよ」

紬「わかった! つまり『なんでも受け入れるわけじゃないよ 人間だもの  みを』ってことなのね」

唯「そっかぁ、やっとわかったよ。でもムギちゃん、最後『つ』が足りないよ?」

紬「いいのよ、だって澪ちゃん『マラ』もないでしょ?」

律「まあ女子だからな」

紬「『友人に彼氏が出来ると【つマラない】』なんちゃってー」 ふんす

唯「おーい、あずにゃーん。ツッコんでー」

律「ムギ、ドヤ顔やめろ」

27: 2010/09/22(水) 02:50:03.61 ID:TDi//qJ00
律「よし、1番ラストだ」
----------------------------------------------------------
『子どもが欲しい』なんて嘘はやめてよ。
の『オマケ』で出来た赤ちゃんなんて欲しくないよ。

(あの頃はよかった)なんてまだ思いたくないよ……
----------------------------------------------------------
紬「『子ども』とうそぶく彼氏に対し、婉曲的に断ってるのね」

唯「ふむふむ『思い出浸る』は単に『回顧』だけじゃなくて『彼氏への失望』と結びついてるのか」

紬「つまり、こう来て」
男『股開けよビXチwwwwwwwwwww』
澪『やだよ……体だけの関係なんて……』
男『違ぇしwwwwwwwwww俺……澪との子ども欲しいんだ(キリッ』
澪『ダメだよ! まだ私はママになる勇気ないよ』

律「さらに、こう来て」
男『家族3人で思い出を築いていこう(キリッ』
澪『それはもっと大人になってからにしようよ…』

唯「最後に、こう来る」
男『ならゴムつけりゃ問題ナッシングwwwwww』
澪『うはwwwおkwwwwwwセクOスしようずwwwwwwwww』

律「ツッコミ役は窓の下だからな」

29: 2010/09/22(水) 02:52:20.01 ID:TDi//qJ00
律「一段落か。じゃあ、いったん休もう」

唯・律・紬「……」

律「……唯、なんか言えよ」

唯「……ムギちゃんどう?」

紬「……りっちゃんに譲るわ」

律「真実とは言え、辛いな。いや、むしろ真実だからこそか」

紬「この推理が間違ってたらどれほど嬉しいことかしら」

唯「やめよう、ムギちゃん。都合のいい考えは辛いだけだよ」

律「そうだ。現実と向き合おう」

30: 2010/09/22(水) 02:54:24.16 ID:TDi//qJ00
律「クソッ! 澪が苦しんでるのに私たちは何もしてやれないのか」

紬「私……こんなに自分を情けなく思ったことないわ」

唯「せめて、もう少し力があれば……」

コンコン
和「律、書類まだ出てな」

律「和! 頼む、澪を助けてやってくれ!」

和「用件をきこう」


律「……という訳なんだ」

和「嘘でしょ……? 澪が借金のかたに体を要求されてるなんて…」

唯「お願い! 和ちゃんの力が必要なんだよ」

和「そうなんだ。じゃあ私生徒会行くね」

32: 2010/09/22(水) 02:56:05.29 ID:TDi//qJ00
唯「和ちゃん……そんなに冷たい人だったの?」

和「唯、勘違いしないで。私は生徒会長なのよ? 私情で動くわけにはいかないの」

紬「でも――」

和「『でも』も『だって』もない。それにあくまで可能性の話でしょ?」

律「だったら『ありえない』とも言い切れないだろ?」

和「話はそれだけ? じゃあ私生徒会行くね」テクテク


ガチャッ
和「うちの生徒を傷つける輩を退治するためにな」

唯・律・紬「姐さん!」

34: 2010/09/22(水) 02:58:08.78 ID:TDi//qJ00
ガチャッ
澪「おい、いま和が怖い顔してたぞ? どうせまた律だろ」

律「あの方には『さん』をつけろよ、デコ助野郎」

澪「デコはお前だろ。今度はなにしたんだ?」

唯「澪ちゃんこそ私たちに隠してることあるでしょ? 彼氏とか」

澪「……べ、別に何もないよ」

唯「精0とか」

澪「それは本当にない」

律「ほほう、『本当に』とな」

澪「くっ――ハメたな」

律「ハメられたな」

紬「色々な意味で」

35: 2010/09/22(水) 02:59:57.17 ID:TDi//qJ00
澪「と、とにかく! 今はそっとしておいてくれ……頼む」

唯「でも私たちだって澪ちゃんの力に――」

スッ
律「……(フルフル)」

紬「りっちゃん……」

律「澪がそういうなら私たちは待とう」

澪「律……」

紬「なにかあったらいつでも言ってね?」

唯「放課後ティータイムは心でつながってるんだよ」

澪「みんな……ありがとう…」ニコッ

唯・律・紬(でもどうせなら澪しゃんと体でつながりたい)

36: 2010/09/22(水) 03:02:02.14 ID:TDi//qJ00
律「じゃあ練習するか」

唯「おぉ、りっちゃん珍しい」

律「他にすることないしなー」

澪「…あの……練習前にちょっとだけお茶しないか」

唯・律「!?」

紬「はーい♪」

澪「ごめん……この頃…みんなとお茶できなかったから……」 カァァ

唯・律・紬(ほんま澪しゃんは胸も器も大きな御方[コノゴロハヤリノオンナノコ]やでぇ)

38: 2010/09/22(水) 03:06:25.19 ID:TDi//qJ00
澪「ところで梓はどうした?」

唯「窓の下だよ」

梓「みてママー! おせんべいになっちゃった!」

律「あちゃー、打ち所が悪かったか」

紬「むしろ『絶好調!』って感じよ」

澪「おい、梓怪我してるんじゃないか?」

唯「お医者さんでも心までは治せないよ」

40: 2010/09/22(水) 03:08:40.04 ID:TDi//qJ00
~翌日~
律「今日、澪は部活来れないらしい。さて、絶好の解読日和だ」

唯「あれ、様子を見るんじゃなかったの?」

律「控えるのは『澪に直接きく』だ。解読は依然続行する」

紬「まだ2番以降が残ってるものね」

梓「練習しましょうよ」

律「おい、いま私たちにとって最も必要なのはなんだ!?」

梓「常識です」

唯「よーし、張り切って読むぞー」ふんす

紬「澪ちゃんの全てを暴きましょう!」

41: 2010/09/22(水) 03:10:11.18 ID:TDi//qJ00
律「まずは"心のノート"か。ノートにマーカー、あいつホントに文房具好きだな」

紬「"マーカー"っていったら『大事な所』とか『注目する所』よね」

唯「大事な所!?」

律「そうなのか? 私はマーカーなんて使わないからなぁ」

唯「私も使わないよ」

梓「えっ? お二人とも大丈夫なんですか?」

律「いやー、だって」

律「そんなチマチマしたことできない」
唯「集中すればマーカーなくても覚えられるもん」

律「……自慢かよ」ボソッ
唯「……ひがみかよ」ボソッ

紬「ファイッ!」 カーン

42: 2010/09/22(水) 03:11:57.31 ID:TDi//qJ00
律「ハァハァ 血が止まったから次に行くぞ」

紬「"押されると泣きそうなポイントばっか"……まさか性感帯」

梓「真面目にやりましょうよ、ムギ先輩!」

唯「ねぇ前から言おうと思ってたんだけどさ、あずにゃん口悪いよね」

梓「えっ?」

唯「一緒になって遊んでるくせに、いざ立場が悪くなると『私は止めました』って顔してさ」

梓「いや…その……」

唯「ハァー ハァー ハァー」

43: 2010/09/22(水) 03:14:02.24 ID:TDi//qJ00
唯「返事」

梓「はいグスッごべんなヒックざい」

唯「そういうの一番汚いと思う。申し訳程度に敬語使ってるけど内心馬鹿にしてるんでしょ?」

梓「…グスッ……ヒック」

唯「ハッキリ言って、軽蔑すr」

紬「唯ちゃん、ストップ! 梓ちゃんマジ泣きしてる!」

唯「あずにゃんの泣きそうなポイントも十六連射してみました」

律「でも痛みしか突き刺さってないぞ」

唯「不思議」

44: 2010/09/22(水) 03:15:59.94 ID:TDi//qJ00
律「梓が泣き止んだから始めるぞー」

唯「ゴメンね、あずにゃん。今度サービスするから」

梓「グスッはい、楽しみにしてます」

紬「えっと、次は"Let's fly"ね」

唯・律・紬(ジーッ)

梓「な――なんで私を見るんですか。ムギ先輩、窓開けないで下さい!」

律「先に謝っておく。梓、許せ」

梓「放して下さい! もう窓は嫌あああぁぁぁぁ……」

唯「あずにゃん輝いてる。お星様みたい」

紬「Fly away」

45: 2010/09/22(水) 03:18:05.93 ID:TDi//qJ00
律「よし! 梓の尊い犠牲のおかげで点がつながった」

紬「TENGAつながった」

唯「何言っTENGA」

律「急TENGAいだよな」

唯・律・紬「Ha! Ha! Ha!」

律「あずさー、新ネタできたからきいてくれー」

梓「ワイルドボンゴいったるでぇ」

律「やっぱ寝ててくれー」

唯「あずにゃんがピーマン野郎になっちゃった」

紬「Smokin'」

唯(イラッ)

46: 2010/09/22(水) 03:20:02.04 ID:TDi//qJ00
律「そんじゃ、訳すと――こんな感じだ」
----------------------------------------------------------
あの人との『思い出』がいっぱい。 でも気づけば悲しいのばっか。

みんなとの『思い出』は今でも「痛み」「喜び」ずっと残ってるのにね
----------------------------------------------------------
律「1番に続いて『思い出』が重要だと思うんだよ」

唯「マーカーは『注目』って解釈かぁ」

律「"思い出なんていらないよ"って言ってたから『大切』よりいいだろ?」

紬「同じ"思い出"でも色々なのね」

唯「近い彼氏は辛いことばっか。逆に遠くなったHTTは痛みとか喜びとかいっぱいあるんだね」

律「もちろん彼氏とも良い思い出はあったんだろうな。でも澪は思い出せない」

紬「だからこそ『遠い友人の思い出が鮮明にある』ことが"不思議"なのね」

唯・律・紬(そこまで私のことを……)

47: 2010/09/22(水) 03:21:57.83 ID:TDi//qJ00
律「"ビート刻むそのたび プラチナになる"。ふむ、ビート……」 

唯「タケシ」

紬「もちろん放課後ティータイムよね」

唯「だよねー」

律「プラチナってのは……」

唯「空条Q太郎」

紬「『すっごく大切なもの』が当てはまりそう」

唯「そうそう」

律「すると、これはそのまんま……」

唯「東」

紬「『けいおん大好きー』かしら?」

唯「私もそう思いました!」

49: 2010/09/22(水) 03:23:53.17 ID:TDi//qJ00
律「さぁ、難所がきたぞ。カタカナノカイドクダ!」

紬「また英語かしら?」

律「澪の気持ちで考えるんだ!」

唯「むむむ、気持ちをスイーツ()に……」


唯「あっ!」

律・紬「!!」

唯「わかったよ、りっちゃん、ムギちゃん!」

紬「さっすが唯ちゃん!」

律「さっきから冴えてるな!」

51: 2010/09/22(水) 03:25:07.16 ID:TDi//qJ00
唯「まず組み替えて【h o chintsu wa asa sibatta】にするでしょ?」

律「基本は一緒だな」

唯「次に【tsu】をツー、つまり2って置き換える。これで【h o chin2 wa asa sibatta】だよね?」

紬「数字が出るとは盲点ね」

唯「平仮名にすると【H お ちん2 わ あさ しばった】。それでこの【2】は【ちん】を二回って意味だったのです」

律・紬「な、なんだってー」

唯「【Hおチンチンは朝縛った】。つまり澪ちゃんは彼氏の虐待に耐え切れず、諸悪の根源を封印したんだよ!」

紬「確かに……論理的な推理ね」

律「……いや、変な点がある」

唯「え、どこ!?」

律「この場合……澪なら【HおチOチン】より【H"な"おチOチン】って書くと思うんだ」

唯・紬「! そっかぁ!!」

53: 2010/09/22(水) 03:27:16.36 ID:TDi//qJ00
唯「自信作だったのに……」

律「まぁ確かに唯にしちゃ上出来だったな」

紬「唯ちゃん本物の探偵みたいだったわ」

唯「えへへ、そうかなぁ」

梓「絶好調ゥ!」

律「あ。帰ってきた」

梓「チキチキブン! チキチキブン! チキチキブン!!」

律「踊るな」

紬「誰にもチキンなんて言わせない」

律「乗るな。いや、むしろちゃんと乗っかれ」

唯「とりあえず、まずはあずにゃんを戻すので?」

律「そうせにゃ話が進まんかもだ」

54: 2010/09/22(水) 03:29:11.57 ID:TDi//qJ00
梓「ご迷惑をおかけしました」

唯「以後、気をつけたまえ」

梓「――あれ? そもそも原因は」

律「はい続けるぞー、"ワタシタチノツバサ"はどんな英語なんだ?」

紬「【What a sheep touch? No, too bad sad】かしら」

唯「(イラッ) 訳するとどうなるの?」

紬「第六感で訳すと『臆病者に何が出来るの? もう悲しみは嫌!』ね」

梓「それ全然違いますよ」

紬「じゃあツバサ……飛ぶ…」

梓「やっぱムギ先輩のであってます」

55: 2010/09/22(水) 03:31:11.87 ID:TDi//qJ00
律「ほほう、私の推測とおおよそ同じだな」

唯「あずにゃんの飛び降りで閃いたやつ?」

梓「飛び降り!?」

紬「きかせて、きかせて!」

律「こんなん出ましたけどー」
----------------------------------------------------------
決めた! 彼から旅立とう。 私が動かなきゃダメなんだ。

ホントは怖いよ…… でもHTTがいる、掛け替えのない仲間がいる。
臆病者に何が出来るの? もう悲しい思い出はいらないよ!
----------------------------------------------------------
律「澪がついに行動に移したんだな」

唯「でも澪ちゃんだったら『彼は変わってくれるハズ!』の方がいいんじゃない?」

律「初めはそう考えたんだけどさ、これ"希望"じゃなくて"野望"なんだよ」

紬「そういえば1番は"くちびるに希望"だったわね。何か意図があるの?」

律「たぶん『自分で○○するぞ!』って意味を強めるため"野望"にしたんだ」

紬「だから『旅立とう』なのね。でも、だったら『彼を変えてみせる!』じゃダメかしら?」

律「それはこの次を考えたらわかった」

56: 2010/09/22(水) 03:33:04.88 ID:TDi//qJ00
律「これで2番も終わり、っと」
----------------------------------------------------------
口約束なんていらないよ。 もうあなたと未来は歩けないから……

「絶対」なんて言葉にすがるような脆い私にはサヨナラしたの。
----------------------------------------------------------
唯「あの澪ちゃんがここまで決意を――」

紬「よっぽど愛想が尽きたのね……」

律「もう『相手が変わる』なんて思えなくなったんだよ」

唯「この先…澪ちゃんどうなっちゃうのかな……」


梓(また急に真面目になった。この熱意を練習に向けてくださいよ)

梓(……でもこのままじゃ私の立つ瀬がなくなるなぁ)

梓(よし、私の絶妙な解釈で爆笑させて元の3バkゲフン皆さんに戻してやるです)

梓(おっと、窓は閉めておかなきゃ)

57: 2010/09/22(水) 03:35:15.20 ID:TDi//qJ00
律「なんか流れに乗ったな。サクっと解けちゃった」

梓「私も整いました」ふんす

唯・紬「すごーい!」

律「(整った?) せっかくだから梓から言えよ」

唯「そうそう。あずにゃんの解釈なら正解に違いないよ」

紬「いっそ全部やってもらいましょう」

律「ヘイ」

梓「いえ、やはり噛ませ犬先輩にお手本を」ニヤリ

58: 2010/09/22(水) 03:37:01.48 ID:TDi//qJ00
律「なんか恥ずかしいな」

梓(フフン 律先輩、ピ工口を御苦労様です。その後、私が発表すれば―――)
梓『"いつまでもどこまでもきっと聞こえ続ける"が『ストーカー』みたいですよね』
他『ちょwwwwおまwwwwwwwwwバロスwwww』
梓『失くせそうにないのは澪先輩の脂肪です!』
他『腹www筋www崩www壊wwwポンポポーンwwwww』

梓(フフフ さぁ! どうぞ下品な解釈をして下さい)

律「ちょっと歌詞っぽさが抜け切らないんだけど」
----------------------------------------------------------
「思い出はいらない」なんて言っても胸に響いてた音
背中合わせで支えてくれた声。昔から、未来まで。

「今」を生きられること以外望まないのに、そばにいてくれるんだね
"放課後ティータイム"
----------------------------------------------------------
律「やっぱありきたりだよな。なぁ、あずs」

梓「せぇぇぇぇい」ガシャァァァァン

唯「あずにゃんが窓を突き抜けた!?」

紬「よっぽどりっちゃんの解釈が気に食わなかったのね」

律「トンちゃん、あいつらがイジめるよぅ」

59: 2010/09/22(水) 03:38:56.09 ID:TDi//qJ00
紬「梓ちゃんがダイビングしたから、引き続きりっちゃんの解釈でーす」

律「彼氏と別れを告げた澪。何をかも失ったと思ったけど、たった一つ残ったものがあった」

唯「それはチンチン」

律「ブッ おい、下ネタはウヒヒやめろよ! おい、ムギも何か言ってやれ」

紬「クスクス えっ? 何が下ネタなのかわからなプーックスクス」

唯「アハハハハ ムギちゃんも笑ってるじゃん!」

律「ふ~っ…… よし、もう下ネタ禁止だからな」

唯・紬「はーい」

唯「これは『失くせない』じゃなくて"失くせそうにない"だから『不可能』なんだよね?」

律「その通り。そんで最後の"Our splendid songs"、素晴らしい歌か。この『素晴らしい』は――」

紬「チンチン」ボソッ

律「やっぱりプッ放課…後ククク……ムギ!」

60: 2010/09/22(水) 03:41:04.59 ID:TDi//qJ00
律「気を取り直して、ラストスパートだ」

紬「声が枯れても讃えたいほどの存在といえば?」

唯・律・紬「放課後ティータイム!!」

唯「澪ちゃんにとって"今"とは?」

唯・律・紬「放課後ティータイム!!」

律「"ルート同じ地図"か、やっぱり私たちは出会うべくして出会ったんだ!」

唯・律・紬「Yes,放課後ティータイム!!」

律「澪が大好きなのは?」

唯・律・紬「フレッシュ、放課後ティータイム!!」


唯・律・紬(正確には"放課後ティータイム"じゃなくて私個人だけど)

62: 2010/09/22(水) 03:42:58.28 ID:TDi//qJ00
律「"ワタシタチノキズナ"……よし、唯!」

唯「はいっ! まず【watashitachinokizuna】と変換します」

唯「そして次の"No,Thank You!"(イラッ)に注目です」フフン

紬「不適な笑みね」

唯「実はこれは『ThankとYouつまりanata(あなた)を削れ』という指示だったんだよ!」

律・紬「な、なn(ry」

唯「指示に従うと【watashitachinokizuna】が【wshicioizu】。並び替えて【isi wo chizu】になるね?」

律「『いしをちず』?  ん? 地図――ハッ!」

唯「そうです! 澪ちゃんは放課後ティータイムと全てを共にしようと決めたのです」

紬「さっきの"ルート同じ地図"は伏線だったのね」

律「これは保留だな」

唯「ごっつぁんです!」

紬(都合のいい解釈は受け入れる。そういう薄汚いりっちゃんも大好き)

63: 2010/09/22(水) 03:44:37.03 ID:TDi//qJ00
律「よし、ムギ出番だ」

紬「どんとこいです! 今回は【What a sheep touch? No, kids now】ね」

唯(また横文字か)イラッ

律「前半はお馴染みだな。後半を頼む」

紬「文法とか色々と無視すると『子どもいらないなう』ってなるわ」

唯「あっ! 『子どもいらない』って最初に出てきたね」

紬「うん。ちょうど次のサビが1番と同じだから『決意を改めて』の表現だと思うわ」

律「よし、二人の意見を交ぜてみよう」

唯「ムギちゃんと交わってみよう」

紬「え? ミックス?」

律「え? ?」

64: 2010/09/22(水) 03:47:19.73 ID:TDi//qJ00
律「一丁あがり! 今度から私が作詞しよっかな」
----------------------------------------------------------
みんなにありがとうを言いたいな、何度でも何度でも。

導かれるままにめぐり逢えた仲間たちとのキズナ
臆病者に何が出来るの? 私は放課後ティータイムと生きるんだ!
----------------------------------------------------------
唯「これであとはリフレインだね」

律「やっと終わったな」

紬「でも終わって見るとあっという間だったわ」

律「おっ! ちょうど下校時間だ。じゃあ帰るか」

唯「あずにゃーん、帰るよー」

梓「マイロ!」

犬「キャイン キャイン」

紬「梓ちゃん迷い込んだ犬をイジメちゃダメよ」

律「そういや学校に迷い込んだ犬って眉毛書かれるよな」

紬「わわわたわt私じゃない」

65: 2010/09/22(水) 03:49:03.67 ID:TDi//qJ00
~帰り道~
唯「……澪ちゃん今日なんで休んだのかなぁ」

律「んー? 『用事がある』とは言ってたけどなー」

紬「もしかして彼氏と――あら? あれ澪ちゃんよね」

梓「……男の人と一緒ですね」

律「するとやっぱり別れるのか」

唯「……あの、りっちゃん隊長。澪ちゃん手をつないでますよ?」

紬「……歌詞の読解が間違ってたのかしら?」

律「バカな!? どこを間違ってたんだ!?」

梓「ご両親の育て方です」


梓(でも、確かになんか以前の澪先輩とは違って見える)

梓(やっぱり恋人が出来ると変わるのかなぁ)

唯・律・紬(やっぱり非処Oなのかなぁ)

66: 2010/09/22(水) 03:51:23.08 ID:TDi//qJ00
~翌日~
タクワン カラ ニュウデンチュウ! タクワン カラ ニュウデンチュウ!

律「(ムギから電話?) なんだー休日の朝っぱらから」

律「――わかった。すぐ行く」


律「へい、お待ちィ!!」

唯・紬「りっちゃん!」

律「梓は?」

唯「あずにゃんは置いてきた。ショッキングすぎるよ」

律「そうか。それで……本当なのか?」

紬「…………」

律「澪が――澪が私にSOSを出してたってのは!?」

紬「……"くちびるでこの瞬間 讃えて"ってあるでしょ?」

67: 2010/09/22(水) 03:54:17.14 ID:TDi//qJ00
律「これがどうした?」

唯「これを【く ちびる でこ のと きた たえて】に分ける」

紬「さらに【苦 ちびる デコ のと 来た 耐えて】って変換する」

律「ちょちょちょっと待てこの『のと』ってのは?」

紬「『祝詞』よ。『のりと』が促音便で『のっと』になって、それを更に略して『のと』」

唯「つまり【苦汁だってすすってやる。デコが来てくれるまで祈り耐えよう】なんだよ」

律「なるほど。 でも『デコ』って誰だよ」

紬「……りっちゃん忘れたの?」

唯「この前、澪ちゃんが言ったじゃん!!」


澪『デコはお前だろ。今度はなにしたんだ?』
澪『デコはお前だろ』


律「ああっ!!」

68: 2010/09/22(水) 03:56:04.28 ID:TDi//qJ00
澪『デコはお前だろ』
澪『相棒はお前だろ』
嫁『相棒はお前だろ』

律「澪が私を……」

唯「りっちゃん……もしかして昨日の澪ちゃんは強制されてたんじゃ」

紬「助けにいってあげて?」

律「……ダメだ。私にはなにも出来ない」

紬「!! りっちゃ――」

律「だって澪が『放っておいてくれ』って言ったんだぞ!!」

唯「じゃあ澪ちゃんが『頃して』って言ったら頃すの!?」

律「そ、そんなの詭弁だ!」

和「そうね詭弁だわ」

律・唯・紬「和[ちゃん]!?」

70: 2010/09/22(水) 03:57:14.72 ID:TDi//qJ00
和「でもね、詭弁でも崩せなければ正論――なんて言っても無意味ね。律は帰った方がいいんじゃない?」

唯「和ちゃん!?」

和「だってそうでしょう? 『澪』より『嫌われない自分』を取るんだもの」

紬「和ちゃん、それは違うわ!」

和「違わないわよ。行って確かめれば済む話なのに」

律(……)

和「大事な部員の一人も護れねぇで何が部長だよ あぁん?」

律(……そうかも)

71: 2010/09/22(水) 03:59:21.14 ID:TDi//qJ00
和「変態! 変態! 変態!」

律(……びびってんだな、私)

唯「和ちゃん!」

律(なーんか難しく考えすぎてたかもなぁ。私らしくない)

和「さっきから和ちゃん、和ちゃんってうるさいわね。和ちゃん村の住人じゃあるまいし」

律(『確かめる』と心の中で思ったならッ! その時スデに行動は終わっているんだッ)

和「さっさと消えなさい、チキン野ろ」

律「セェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェックス」!!

唯・紬・和「!?」

律「きーめた」

唯・紬「りっちゃん?」

律「ちょっと澪のとこ行ってくる」

72: 2010/09/22(水) 04:01:45.45 ID:TDi//qJ00
律「チマチマ考えるのはやめだ。私の頭は考える用には出来てないんだよ」

紬「それはわかってるけど……」

律「みなまで言うな! それに止めてもムダだからな」

唯「場所わかるの?」

律「とりあえず電話――チッ 出ないか」

和「言っておくけど私は教えないわよ。澪に『律には内緒』って頼まれたもの」

律「そんな……頼む! 教えてくれ!」

和「そこまで面倒見れないわ。じゃあ私生徒会行くね」

唯「和ちゃん……」

和「……言ったでしょ? 『律には教えない』って」

紬「りっちゃん! 落ち込んでる暇はないわ」

唯「そうだよ、3人で探せば見つかるよ!」

和「無理よ。商店街だけでも見つけるのは難しいわ。もし電車とかに乗ってたらどうするの?」

律「お前はさっきから何がしたいんだよ!」

73: 2010/09/22(水) 04:03:15.11 ID:TDi//qJ00
和「私は自分の考えを述べているだけよ。それよりどうするの?」

律「グッ――それでも……あがき続けると誓ったんだ…私は」

唯・紬(りっちゃん……)

律「幼馴染が澪を諦めるなんて、出来なぁい!」


和「……当たり前じゃない」

唯・律・紬「えっ?」

和「何が何でも律を送り届ける」

和「私はそのためにここにいるんだから!」

スッ
和「唯!」

唯「お姉さま!」

和「あっちよ。澪なら喫茶店の辺りを歩いてたわ」

律「!! 恩に着る!」

74: 2010/09/22(水) 04:05:29.51 ID:TDi//qJ00
※BGM:ふでペン ~ボールペン~

唯「ありがとう和ちゃん。でも……」

和「『約束を守る』『友を救う』両方果たさなくちゃいけないのが生徒会長の辛いとこね」


――澪 ゴメンな 気づいてやれなくて

――今 行くからな 待っててくれ


紬「でも澪ちゃんに口止めされたんじゃ……」

和「私は『唯に教えるな』とは言われてないもの」


――澪 今度の休み 久しぶりにでかけよう

――放課後ティータイム じゃなく 幼馴染として


唯「フフッ 和ちゃんズルーい」

和「言ったでしょ? 詭弁も崩せなければ正論なのよ」

75: 2010/09/22(水) 04:07:05.20 ID:TDi//qJ00
唯「ねぇ、和ちゃんはどうしてあんなにりっちゃんに発破かけたの?」

和「背中を押してあげたいってのもあったけど――やっぱり確かめたいじゃない?」


――澪 実はな 聞きたいことがあったんだ

――怖くて 恥ずかしくて なかなか きけなかったことだ


紬「確かめる……?」

――澪 あのさ



和「澪が処Oかどうか」

――お前 まだ処Oか?

76: 2010/09/22(水) 04:09:59.80 ID:TDi//qJ00
律「みおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!」

澪「り……つ? お前なんでこんなとこ――」

律「そんな、ことハァハァどうでもいい! お前ハァハァ彼氏とハァハァしたのか?」

澪「……気づいてたのか」

律「え? じゃあ」

澪「……うん。今日、というかついさっき済ませた」

律「うえっ、生々しい! よるな! 感染る! 穢される!!」

澪「は?」

律「おーい! ファンクラブのみんなー! バッドニュースだぞー」

澪「おい、やめろ!」

77: 2010/09/22(水) 04:13:37.02 ID:TDi//qJ00
澪「落ち着いたか?」

律「はい。だから顔は勘弁してください。これでも女の子です」

澪「それで、お前は何を勘違いしたんだ?」

律「澪がセ」

澪「まぁどうせ下らないことだろ」

律「なにをぅ! 重要なことだぞ、お前彼氏とどうなったんだ?」

澪「別れたよ」

律(別れる→分裂→細胞分裂→受精卵→セクOス済……か)

澪「でも、これでよかった気がするんだ」

律(やっぱり彼氏から暴力を!?)

79: 2010/09/22(水) 04:16:06.57 ID:TDi//qJ00
律「理由は…暴りょ――悪い、性の不一致か?」

澪「?? 彼な、明日からパパの都合でイルクーツクに行くんだってさ」

律「そうか……ところでもうセッ」

澪「それでな、実はさっきお別れしてきたんだ」

律「ずいぶん急だな。まさかお別れのセック」

澪「当日だと寂しくなっちゃうだろ。昨日最後に遊んで、今日別れたんだ」

律「あぁ、だから部活休んでしけこんでたのか」

澪「な――まさか尾行してたのか?」

律「いやいや、たまたま見かけたんだ。すんのかなーって思ってさ」

澪「さっきから何なんだよ!? お前は村の村人か?」

律「それ流行ってんの?」

81: 2010/09/22(水) 04:18:02.71 ID:TDi//qJ00
律「あー、澪しゃん。つかぬことを伺いますが」

澪「な、何だよ改まって。気持ち悪い」

律(……何てきくべきだ? 『Hした?』『一夜を共にした?』)

澪「おい、早くしろ」

律「質問内容を考え中だ」

律(『バージン?』『初めてって痛い?』 うーむ、どれにするか)

律「よし、澪!」

澪「は、はい!?」

律「膜ある?」

澪「最低だな、お前」

律「あーうるさい! 私も恥をさらしたんだからお前もさらせ、さぁどうなんだ?」

澪「…………」

83: 2010/09/22(水) 04:21:02.48 ID:TDi//qJ00
律「み、澪しゃん。まさか」

澪「……ない」

律「ハッキリ言えよ。胃の中のもの全部出そうなんだ」

澪「するわけないだろ!」

律「おーい! ファンクラブのみんなー! グッドニュースだぞー」

澪「おい、やめろ」

律「よかった、よかった。何もしてないんだな」

澪「……何もしてない」

律「どったの? 澪ちゃん」

澪「…………わけじゃない」

律「オヴゥェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェ」

澪「ひぃっ!? 顔中の穴からなんか出てるぅぅぅぅ」

87: 2010/09/22(水) 04:23:46.42 ID:TDi//qJ00
律「咥えたのか? 舐めたのか? しゃぶったのか?」

澪「何をだよ! いや、やっぱいい。言うな」

律「こうとか? それともこうか?」

澪「ジェスチャーはやめろぉぉぉぉぉぉ 見えないきこえない」

律「ABCのBか? Bなのか?」

澪「…手」

律「手コキ?」

澪「……手…つないだ……歩きながら」カァァ

律(ほんま澪しゃんは花も恥らう乙女[オボコ]やでぇ)

89: 2010/09/22(水) 04:25:31.07 ID:TDi//qJ00
律(さて、ひとしきりフィーバーして擬似賢者タイムなわけだが)

律(澪が別れたという事実に対してどう接するべきか)

澪「……今度はなんだ? また下ネタか?」

律「いや、その、何というか……」

澪「?? きこえないぞ、下ネタなのか?」

律「気を落とすゴニョゴニョ」

澪「お前なにが言いたいんだ? 下ネタなら――」


律「み、澪には私がいるからな!」

90: 2010/09/22(水) 04:27:29.11 ID:TDi//qJ00
澪「……えっ?」

律「あっ、いや、もちろん唯とかムギとか梓もだけどな」

澪「…………」

律「だから……気にするな、というか…」

澪「…………」

律「…………」


律(ああこれが氏亡フラグってやつか)

91: 2010/09/22(水) 04:29:14.33 ID:TDi//qJ00
澪「…………プッ」

澪「あはっ、あはははははっ!」

律「な、なんだよ」

澪「だってハハ律がそんな真面目な顔でアハハハ」

律「――ッ! ちっ、ちくしょー笑うなぁ!」


紬(!! 今すっごいチャンス見逃した気がする)

唯「『甲鱗のワーム』出すよっ」

紬「じゃあ『不実』で」

唯「ぎゃーす」

92: 2010/09/22(水) 04:31:16.16 ID:TDi//qJ00
~田井中家~
澪「おい律、悪かったって」

律「フン」

澪「……心配してくれてありがとな。でも私は凹んでないぞ」

律「嘘つけ」

澪「嘘じゃない。正直、すっきりした」

律「やっぱり彼氏にを強要され」

澪「処Oだっつってんだろ」

聡「いやっほぅ」ガタッ

澪「聡、盗み聞きしても別に得しないぞ」

律「そいつは盗み聞きそのものを楽しんでいるんだ」

澪「田井中一族のDNAはどうなってるんだ」

93: 2010/09/22(水) 04:33:27.37 ID:TDi//qJ00
律「倦怠期ってやつか?」

澪「というか……たぶん、私は『恋に恋してた』んだな」

律「こいにこい ですか」

澪「うん。きっと憧れと恋愛感情を一緒くたにしてたんだ」

律「それは たいへんですね」

澪「付き合ってる時もどこかぎくしゃくしてた。嫌ってるわけじゃないのにさ」

律「からだじゅうが むずむず してきました」

澪「そう考えると友達と恋人って近いようで遠いよな」

律「わさんぼん」

94: 2010/09/22(水) 04:35:17.80 ID:TDi//qJ00
律「ええい、ストップ!  この話、終わり」

澪「な、なんだよ。自分から振っておいて」

律「澪が元気ならそれでいい! 遊びにいくぞ」

澪「唐突だな」

律「砂糖漬けにされてたまるか」

澪「中の人ネタか」

律「その発想はなかった。それより行くのか行かないのか?」

澪「行くよ。律と出かけるのも久しぶりだしな」

律「よーし、『澪ちゃん傷心記念・カラオケツアー』だ!」

澪「蒸し返すな!」ゴンッ

律「いてー」

96: 2010/09/22(水) 04:50:56.80 ID:TDi//qJ00
律「澪と二人きりなんて何ヶ月ぶりかな」

澪「おい、そこまで久しぶりじゃないだろ?」

律「だって澪は彼氏と遊んでばっかだったろ」

律「…ゴ、ゴメン。私も実は律とデートしたかったんだけど言い出せなくて」

律「?? だったらそう言えばいいだろ」

律「でも……彼とばっかり一緒にいたから嫌われたんじゃないかって……」

律「バカだなぁ。私はいつだってお前を受け入れるさ」キリッ

律「えっ!? あ――ありがt」

律「あー! 赤くなった、赤くなったー」

律「う、うるさい! バカ律!」


澪「さっきから何言ってんだ? お前」

97: 2010/09/22(水) 05:00:12.19 ID:TDi//qJ00
律(そういえば――)
澪『……手…つないだ……歩きながら』カァァ

律「……澪」

澪「なんだ?」

律「……手」

澪「……」

律「手!」

澪「……バカ律」スッ

律「ん」ギュッ


(! またチャンスが去った気が)

唯「今度こそ、『甲鱗のワーム』だよ!」

和「X=20で『猛火』よ」

唯「きが くるっとる」

98: 2010/09/22(水) 05:04:16.11 ID:TDi//qJ00
~後日~
唯「今日はいっぱい練習したねー」

澪「毎日しろ――どうした、梓? 練習中からモジモジして」

梓「あの、澪先輩……お気を落とさないでください…」

澪「!? おい律!!」

律「わ、私じゃないぞ!! さわちゃんが嬉々として話してたんだ」

紬「どこで知ったのかしら」

澪「……まぁいずれはバレることだからな、ハハ…」

律「まぁ澪にはもっとお似合いの人がいるさ。なっ!?」

唯・紬・梓「えっ? 誰[ですか]」

律「わたしです」

澪「そうね。はいはい」


梓(…………)

99: 2010/09/22(水) 05:06:27.78 ID:TDi//qJ00
ギシギシ アンアン  スリスリ ニャーン
梓「唯先輩……今日も激しかったですね…」

唯「うん、あずにゃんとも今日で終わりだからね」

梓「えっ!? 嘘……そんな…」

唯「澪ちゃんが別れたってことは知ってるでしょ?」

梓「で、でも――」

唯「あずにゃんとは卒業の時なんだよ。子どもじゃないもんね、わかるでしょ?」

梓「もう縛っても写真撮っても怒らないから…卒業しないでよぅ…」

唯「澪ちゃんを落とすなら今がチャンス――」

梓「そんな……そ、そうだ! 新しいテクを覚えたんです。今やってみますね」ゴソゴソ

唯「あずにゃん、布団に潜って何を――ハゥンそんなとこ」

梓「唯先輩のならどこでも舐められます! だから捨てないで下さい、なんでもします!」

唯「やれやれ。とんだ『じゃじゃ馬Way To Go』だぜ」

100: 2010/09/22(水) 05:09:15.42 ID:TDi//qJ00
唯「そうだ、あずにゃんも澪ちゃんを狙って見れば? 憧れだったんでしょ?」

梓「それは…澪先輩は真面目に練習してるから……」

唯「ふーん。じゃあ私も真面目に練習しようかな。あずにゃんに構う暇もないくらい」

梓「!? ゆ、唯先輩も真面目です!」

唯「そっかぁ、じゃあ今まで通りにしようかな?」チラッ

梓「はい! 今まで通りでお願いします、今まで通り…その……」

唯「甘えんぼさんだなぁ。おいで、あずにゃん」

梓「にゃぁぁ」

唯「いつも通り仲良くして、いつも通り練習中にお茶しようね?」

梓「はい、はい! 全部いつも通りでお願いします」

唯(これで堂々とおやつが食べられる。計画通り!)ニヤッ


コンコン
憂「お姉ちゃーん、ご飯出来たよー」

唯「わーい」

101: 2010/09/22(水) 05:14:43.25 ID:TDi//qJ00
梓『唯先輩……澪先輩を狙ってるなんて嘘ですよね?』

梓「……なんてきけなかったなぁ」


梓(唯先輩も澪先輩と律先輩の間柄に気づいてるとは思うけど……)

梓(まったく本心がわからない人だからなぁ、唯先輩は)


梓(いつか私と唯先輩も澪先輩たちみたいになれるのかな)

梓(もっと唯先輩のことを知りたい――そうだ!!)

102: 2010/09/22(水) 05:17:26.81 ID:TDi//qJ00
梓「全員集まりましたね」

律「いや、まだ唯が来てないぞ」

澪「唯は当番で遅れるってよ」

梓「そうです、だからこそ『軽音部会議を開いて下さい』と言ったんです」

紬「あら、唯ちゃんいなくて平気なの?」

梓「理由はあとで話します」

律「なあ、それは私の役目なんd」

梓「解読します!」

律「はい」

103: 2010/09/22(水) 05:20:51.79 ID:TDi//qJ00
梓「唯先輩が歌う曲を解読すれば唯先輩のことがわかるはずです」

律「たしかに唯の歌もよくわかんないんだよな。『Utamaro! MIRACLE』だっけ?」

梓「もう下ネタはやめて下さいよ、律先輩!」

律「へっ? 何が?」

梓「今『Utauyo』を『Utamaro』って言ったじゃないですか」

律「あ、スマン。勘違いしてた」

紬「どこがやらしいの?」

梓「えっ……だってウタマロって…」

澪「喜多川歌麿のことじゃないのか?」

梓「違います! ウタマロはチンチンって意味がハッ!」

律「さっすが梓だ! 下ネタに関しては右に出る奴はいないな!!」

紬「いよっ! ドスOベ大将!」

澪「梓……いつからそんな子に?」

梓「ノーサンキュゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥ」

104: 2010/09/22(水) 05:22:14.55 ID:TDi//qJ00
梓「と、とにかく! 今から流すんでご協力お願いします」

紬「歌詞を訳するんじゃないの?」

梓「どうも歌詞と歌が違ってる部分があるみたいなんです」

澪「あったかなぁ」

律「とりあえず聞いて見るか」


♪ミンナガダイスキ
律「みんなが大好き」

♪エンエンゾッコゥルラーラ ミラックール シンッ タイッ
紬「延々続行 ルララ Miracle Sing Time」

♪ウ タッテ ウ タッテ アイーツターエルサイキョシュダッ
梓「歌って 歌って シュエエアィサィ ターアイーサィ」

澪「待て、最後何て言った?」

梓「シュエエアィサィ ターアイーサィです」

109: 2010/09/22(水) 06:01:08.23 ID:TDi//qJ00
紬「どういう意味?」

律「何語だ? っていうか意味あるのか?」

梓「きっと意味があるはずですよ」

澪「なんか曲解してる気がするぞ」

梓「そんなことないです! これを解読すれば唯先輩のことがわかるはずです!!」

律「いや、それはどうだろう」

110: 2010/09/22(水) 06:03:50.58 ID:TDi//qJ00
梓「ここにきてですか!? 私もっと唯先輩のこと知りたいです」

律「そりゃあ少しはわかるだろう」

梓「じゃあ――」

律「でもな、結局『少し』なんだよ。昨日、澪と話してそれがよくわかった」

澪「話してもわかるかはわからない。でも話さなきゃわかるものもわからない」

紬「動きがあるから流れは起こるのよ」

梓「……だったら私はどうすれば」

律「本当に相手のことを知ろうと思ったらもっとすべきことがあるだろう」

梓「それは――?」

ガチャッ
和「そう、直接話し合うことだ」

澪・律・紬・梓「姐さん!」

おわり

111: 2010/09/22(水) 06:05:29.08 ID:TDi//qJ00
これで終わりです。さるさんの嵐でムダに時間食って申し訳ない。
呼んでくれた人、ありがとう。あと、前スレのこと知ってた人もありがとう。
大好き 大好き 大好きをありがとう


※このスレはフィクションです。よってJAS○ACとは何一つ関係ねえよ! カァンケイねェェんだよォォ!!

119: 2010/09/22(水) 12:15:12.84 ID:MhmltYCxP
シュエエアイサイ!!!

引用: 律「よし、これで澪はすっぽんぽんだ!」