1: 2017/05/03(水) 22:11:00.415 ID:6KzLu2xu0.net
ヴィーネ(下界で初めてできたガヴの友達……それが私)

ヴィーネ(だめだめなガヴのお世話をしていた友達……それが私)

ヴィーネ(ガヴのためにここまで尽くせる人はなかなかいない)

ヴィーネ(故にガヴは私と付き合うのが自然……むしろ付き合わなければならないはず)

ヴィーネ(なのに……なのに……なんで……ッ!!)

ガヴリール「サターニャ……」

サターニャ「ガヴリール……」

チュッ

ヴィーネ(アンタたちが付き合ってんのよ……ッ!!)
天使と悪魔と委員長

7: 2017/05/03(水) 22:12:58.404 ID:6KzLu2xu0.net
ヴィーネ(私はこんな結末認めない)

ヴィーネ(私は……私の求める未来を手に入れるまで何度でもやり直す)

ヴィーネ(いくつもの時を越え……運命に抗い続ける―――――)

ヴィーネ(必ず……ガヴリールを手にするために……ッ!!)

ガヴリールドロップアウト ヴィーネの 
      時空超越伝

チュンチュン...

ヴィーネ(……3月末。まだ入学式よりも前)

ヴィーネ(私はこれから堕天前のガヴリールに出会うことになる)

11: 2017/05/03(水) 22:15:43.069 ID:6KzLu2xu0.net
ヴィーネ「確かここでガヴリールと出会うのよね」

ヴィーネ(……っともう来ちゃった。あーガヴ可愛い♪)

ガヴリール「……」スタスタ

ヴィーネ「……あれ?」

ヴィーネ「ちょっちょっと!なんで素通りするのよ!?」

ガヴリール「え、ええっ!?な、なんですかいきなり!?」

ヴィーネ(……あ!そうか!私が道に迷ってたから話しかけてくれたんだ!)

ガヴリール「あ、あのぅ……?何か用でも……?」

ヴィーネ(ぐっ……いきなり警戒度があがっちゃった……)

12: 2017/05/03(水) 22:18:40.774 ID:6KzLu2xu0.net
ヴィーネ「え、ええと‥…!私実は道に迷ってて!」

ガヴリール「そうなんですか?それは大変ですね……」

ヴィーネ「それで道案内をしてほしくて……」

ガヴリール「はい、構いませんよ!それで家は」

ヴィーネ「ガヴリールの家から○○ストアに向かう道すがらにあるの」

ガヴリール「……私名前教えましたっけ。それに家って……?」

ヴィーネ「あ」

ガヴリール「ひっ……!」

17: 2017/05/03(水) 22:22:15.477 ID:6KzLu2xu0.net
ガヴリール「ご、ごめんなさいっ……!」タタッ

ヴィーネ「あ!待って!ちょ、ガヴ!!」

ヴィーネ(うぅぅぅ……いきなり嫌われた……まあいいわ。これから仲良くなればいいんだし、失敗してもまたやり直せばいい)

ヴィーネ(そう考えたら気が楽になったわ)

ヴィーネ(……走って揺れる綺麗な金髪が美しい)

ヴィーネ(あら、このシャンプーの香り……このときから使ってたのねガヴ)

18: 2017/05/03(水) 22:27:25.275 ID:6KzLu2xu0.net
学校

ガヴリール(はぁ……さっきの人はなんだったんでしょう……?)

ガヴリール(私の家を知っていた?名前まで……これがストーカーというものなんでしょうか)

ガラッ

ヴィーネ「こ、こんにちは~……」

ガヴリール「」ガタッ

ヴィーネ「ま、待って!逃げないで!」

ガヴリール「な、なんですか……!こんなところまで……!」

ヴィーネ「ち、違うの!話を聞いて!」

19: 2017/05/03(水) 22:30:31.391 ID:6KzLu2xu0.net
ヴィーネ「私ね……友達が欲しかったの……!」

ヴィーネ「私……遠いところからこの街に来て……心細かったの……」

ヴィーネ「そんなある日あなたを見つけてね……ぜひお友達になりたいなって……」

ヴィーネ「いつも話しかけようと頑張ってたけどなかなか話しかけられなくて……」

ガヴリール「そうだったんですね……!ごめんなさい私……」

ヴィーネ「ううん、いいの」

ガヴリール「あの……もしよろしければ私とお友達になってもらえませんか?」

ヴィーネ「ええ、よろこんで!」

ヴィーネ(ちょっろ!!汚れを知らない天使ちょっろ!!)

22: 2017/05/03(水) 22:33:29.411 ID:6KzLu2xu0.net
ヴィーネ(さて……どうするか。友だちになったもののこのままじゃサターニャと結ばれる)

ヴィーネ(私の目的はそれを阻止すること)

ヴィーネ(まずは……ガヴのお世話を今まで以上にたくさんしてみましょう!)

ヴィーネ「ねえガヴ。もしよろしければ今日学校終わったら一緒に遊ばない?」

ガヴリール「はい!もちろんです!」

ヴィーネ(サターニャ……あんたにガヴリールは渡さないわ!)ギッ

サターニャ(なんだか睨まれてるような……?うー友だちができなかった……)

24: 2017/05/03(水) 22:36:27.060 ID:6KzLu2xu0.net
ヴィーネ「ここ私のオススメの喫茶店!コーヒーがとっても美味しいの」

ガヴリール「そうなんですね」

マスター「いらっしゃいませ」

ヴィーネ「あ、いつものください」

マスター「い、いつもの……?」

ヴィーネ(あ、そうかこの時間軸ではまだ常連になってないんだった)

ヴィーネ「ごめんなさい!ブレンドコーヒーです!」

マスター「あ、ああ……君は?」

ガヴリール「じゃあ私も同じのをください」

27: 2017/05/03(水) 22:40:02.427 ID:6KzLu2xu0.net
ヴィーネ「じゃあ軽く改めて自己紹介というか……うーんそうね、ガヴの趣味ってなにかしら」

ヴィーネ(ネトゲ三昧の前のガヴってどんな趣味なのか知りたいし)

ガヴリール「趣味ですかー人間界は魅力的すぎて今はなんでも興味がありますからねー」

ガヴリール「ですがやっぱりいちばんは人々のためになる奉仕活動……ですね♪」

ヴィーネ(いい……この笑顔がもう少しで私のものに……)

マスター「お待たせしました。ブレンドコーヒーです」

ヴィーネ「ありがとうございます」

ガヴリール「ありがとうございます」ニコ

28: 2017/05/03(水) 22:44:00.985 ID:6KzLu2xu0.net
ヴィーネ「うんっ美味しい」

ガヴリール「ほんとですね~」

マスター(天使だろうかこの子たちは……)

ヴィーネ(あー……ガヴの笑顔いいなー……駄天したあとはあんまり笑顔見せないから新鮮だわー……)

ガヴリール「ヴィーネさんの趣味は?」

ヴィーネ「私はそうねー……家事とか好きなの。料理したりとか」

ガヴリール「そうなんですか」

ヴィーネ(これで料理のおすそ分けのフラグを作る……!)

29: 2017/05/03(水) 22:46:58.892 ID:6KzLu2xu0.net
数時間後

ガヴリール「じゃあ今日は――」

ヴィーネ「ま、待って!せっかくだから晩御飯私に作らせてくれない!?」

ガヴリール「え」

ヴィーネ「料理好きなの!!」

ガヴリール「え、あーそう言えばそんなこと言ってましたねー……」

ヴィーネ「だからうちに来てくれないかしら!?」

ガヴリール「わ、わかりました……」

31: 2017/05/03(水) 22:50:33.844 ID:6KzLu2xu0.net
ヴィーネ「上がって上がって!」

ガヴリール「おじゃまします」

ヴィーネ(……よく考えたら出会って初日で家に招くとかやりすぎかしら……)

ヴィーネ(さっきガヴ帰りたそうにしてたし……)

ヴィーネ(でも美味しい料理を作って好感度をあげればいいだけっ!)

ヴィーネ「適当に休んでて?」

ガヴリール「あ、はい」

32: 2017/05/03(水) 22:54:09.802 ID:6KzLu2xu0.net
ヴィーネ「……」

ガヴリール「……」

ヴィーネ(そういえば普段のガヴは宿題見せてーだのご飯つくってーだのばっかでうちで遊んだことって……)

ガヴリール「あの……」

ヴィーネ「なっなにっ!?」

ガヴリール「特にすることがないのであれば今日の宿題を済ませたいのですが……」

ヴィーネ「あ、そ、そうね!じゃあ一緒にやりましょう!」

33: 2017/05/03(水) 22:58:13.659 ID:6KzLu2xu0.net
ガヴリール「宿題終わり、と」

ヴィーネ(あっという間に終わった……何このガヴ優秀……)

ヴィーネ「え、えーとぉ……じゃあ少し早いけど晩御飯にしましょうか!」

ガヴリール「あ、はい」

ヴィーネ(よーし美味しいご飯作ってガヴの胃袋をつかむ!)

34: 2017/05/03(水) 23:01:58.264 ID:6KzLu2xu0.net
ガヴリール「今日はごちそうさまでした。おいしかったです」

ヴィーネ「え、ええ……また明日ね」

ガヴリール「それでは」

ヴィーネ(……)

ヴィーネ(…………)

ヴィーネ(反応うっすぅぅぅ……)

ヴィーネ(あ、あれ……?私料理下手じゃないわよね?むしろ上手い部類よね?)

ヴィーネ(それ以上に警戒してたってことかぁ……)

…………
……

36: 2017/05/03(水) 23:04:33.385 ID:6KzLu2xu0.net
ヴィーネ(あれから程なくして……ガヴはあっという間に駄天した)

ヴィーネ「ちょっとガヴ!!今日も学校休む気!?」

ヴィーネ「まだ合鍵回収して……ん?」

ヴィーネ「そういえば時間遡行のときに持ってきた荷物に合鍵が……あったあった」

ガチャッ

ヴィーネ「こらガヴリール」

ガヴリール「さっさとヒールしろよこの……」

ヴィーネ「……」

ブツン

PC「」

38: 2017/05/03(水) 23:08:41.594 ID:6KzLu2xu0.net
ガヴリール「なにごとぉぉおお!?ってヴィーネか……何すんだよ!」

ヴィーネ「何すんだよ、じゃないでしょ。学校いくわよ」

ガヴリール「学校ぅ?いいよ別に……今日休みって聞いたし」

ヴィーネ「誰によ……はぁ……こないだまでのガヴはあんなにいい子だったのに……」

ヴィーネ(でも気軽にパンツ見れるこっちのガヴのほうが好きかも♪世話しがいあるし♪)

ガヴリール「以前までの私は自分を押し頃していただけに過ぎない」

ヴィーネ「いいからとっとと着替える!!」

ガヴリール「や、やめろ脱がすなッ!!」

ヴィーネ「無理にでも脱がせないと着替えないでしょ!!」

40: 2017/05/03(水) 23:12:23.799 ID:6KzLu2xu0.net
ヴィーネ(前回までよりも過剰にお世話してガヴを私に依存させる……完璧な作戦だわ)

ガヴリール「はぁ……着替えたもんはしょうがない。学校いくか……」

ヴィーネ「毎日通うのよ普通は」

ガヴリール「へいへい」

ヴィーネ(さて……だいぶ好感度上がってきたんじゃないかしら……?)

ヴィーネ(このままサターニャにガヴを渡すことなく私がガヴとお付き合い……)

ヴィーネ(そして唇を奪ってやるわ!なーっはっはっはっ!!!)

ガヴリール「……?」

43: 2017/05/03(水) 23:20:39.870 ID:6KzLu2xu0.net
学校

ガヴリール「うげっなんだこのジュース……もっとマシなの作れるだろ……悔い改めろっ」ポイッ

サターニャ「ちょっとそこの天使!!」

ガヴリール「あー?」

サターニャ「ふふ……私がわざわざ忠告してあげるんだから感謝しなさい」

ガヴリール「なにをだ」

サターニャ「ジュースがこぼれてる!」

ガヴリール「あーほんとだ。まあ誰か片付けてくれるだろ」

サターニャ「な゛っ!あんたがやりなさいよ!!」

ガヴリール「めんどくさい」

44: 2017/05/03(水) 23:23:20.441 ID:6KzLu2xu0.net
サターニャ「あの天使……本当にこのままにしちゃった……」

サターニャ「……流石にこのままにしておくのは」

ゴシゴシ

サターニャ「それに天使なんかに私より上位の悪魔的行為をされるのも癪だし……」

ゴシゴシ

ガヴリール(ふーん……あいつ……)

サターニャ「ふーピカピカになったわ。これで証拠隠滅……あいつが働いた悪事はなかったことになった!」

ガヴリール(結構いいやつじゃん)

48: 2017/05/03(水) 23:27:51.275 ID:6KzLu2xu0.net
ヴィーネ「んーっ!お昼かー!」

ヴィーネ「ねえガヴ、今日は学食にいかない?」

ガヴリール「……」

ヴィーネ「何哀愁漂わせてんのよ」

ガヴリール「いや……なんていうかさ……人間ってこんなにいらなくね?一旦アポカらね?」

ヴィーネ「何物騒な動詞作ってんのよ」

ヴィーネ「……で!それより学食にいってみない!?」

ガヴリール「あそここそ人間のたまり場じゃん。ヴィーネドMなの?」

ヴィーネ「違う」

49: 2017/05/03(水) 23:34:01.138 ID:6KzLu2xu0.net
ヴィーネ(さて、前の時間ではサターニャも誘ったけど……悪いけどサターニャ、あんたは私からガヴを取った罪で今回は誘わないわ)

ヴィーネ(永遠にぼっち飯してることね!)

ガヴリール「……ところでさ。サターニャっていつもどこで食べてるの?」

ヴィーネ「……!?」

ヴィーネ(え、な、なんで?なんでそこでサターニャの名前がでてくるの!?)

ヴィーネ「え、えーそういえば見ないわねー……」

ガヴリール「……なんか挙動不審に出ていったな。ちょっと後を付けてみよう」

ヴィーネ「え、えー?もしかしたら他のクラスの友達と一緒に食べてるかもしれないし?辞めておいたほうがいいんじゃないかなー?」

ガヴリール「……あいつに友達いるとは思えん」

50: 2017/05/03(水) 23:39:23.934 ID:6KzLu2xu0.net
ヴィーネ「酷いこと言うわね」

ガヴリール「だって普段から痛々しいことするし。それにあの挙動不審な動き……もしかしたら……」

タタッ

ヴィーネ「あ、ガヴ!」

ヴィーネ「うぅぅぅう!!!」

ガヴリール「あいつ……どんどん人気のない方に……やっぱり……」

ガヴリール「あいつこんなところで一人で食べてたのか……」

ヴィーネ(なんで……!?なんで!?)

ヴィーネ(なんかむしろ……前より早くサターニャへの高感度が上がってない!?)

52: 2017/05/03(水) 23:44:42.514 ID:6KzLu2xu0.net
ガヴリール「サターニャ」

サターニャ「わあああっ!?」

サターニャ「ヴィネット!?ガヴリール!?なんでここに!?」

サターニャ「……はっ!こ、これは違うわ!」

サターニャ「えとっその……別に一緒に食べる人がいなかったわけじゃなくて!」

サターニャ「私は一人で食べたかっただけで!」

ガヴリール「いいんだサターニャ。これからは私達と食べよう」

サターニャ「だからそういうのじゃ」

ガヴリール「いや、本当にサターニャを誘いに来たんだよ」

サターニャ「え?」

ヴィーネ「……」

54: 2017/05/03(水) 23:47:57.890 ID:6KzLu2xu0.net
…………
……

ヴィーネ(その後……私の悪い予感は的中してしまった)

ヴィーネ(私が見てきたガヴと違い、この世界でのガヴはサターニャに優しかった)

ヴィーネ(そしていつの間にかガヴとサターニャは……)

サターニャ「ガヴリール!ゲームなんてやってる場合じゃないわよ!勝負しなさいよー!」ギューッ

ガヴリール「おいやめろよー手狂うだろー」

ヴィーネ(イチャコラしやがって……私はこうして押し入れに隠れるまで墜ちるなんて……)

ヴィーネ(って私はもとからこっちサイドか)

ラフィエル「お話は聞かせていただきました!!」

ヴィーネ(ラフィ!?どこから入ってきたのよ!)

57: 2017/05/03(水) 23:51:42.574 ID:6KzLu2xu0.net
サターニャ「ラフィエル!?あんたどこから湧いたのよ!」

ラフィエル「サターニャさんのいるところでしたらどこにでも湧きますよ♪」

サターニャ「えぇ」

ガヴリール「それは聞き捨てならないな」

サターニャ「え?」

ラフィエル「あら……ガヴちゃんがやる気になっちゃいましたね」

ガヴリール「こいつで遊んでいいのは私だけだ」

ラフィエル「えーそれはずるいですよー」

サターニャ「ちょっと私はアンタたちのおもちゃじゃないんだけど」

ヴィーネ(なんだこれ)

58: 2017/05/03(水) 23:58:01.675 ID:6KzLu2xu0.net
ガヴリール「じゃあどっちがサターニャで遊ぶか勝負しようじゃないか」

サターニャ「私"で"?」

ラフィエル「サターニャさんは勝負の審判をしていてください」

サターニャ「私が勝負するつもりだったんだけど……」

ガヴリール「で、何で勝負するよ」

ラフィエル「実はこんなものを持ってきたんですよ」

ガヴリール「ほう将棋か」

ラフィエル「ふふ……ガヴちゃんとは50勝49敗で勝ち越してますよね♪」

ガヴリール「おい、49勝49敗1引き分けの間違いだろ」

サターニャ(どんだけやってんのよこいつら)

ヴィーネ(どんだけやってんのよ)

59: 2017/05/04(木) 00:04:23.047 ID:4cr7YdTp0.net
ガヴリール「王手」

ラフィエル「ぐぬっ……ぐぬぬぬ……!!」

サターニャ「あ。アイテムドロップしたー」

ラフィエル(ここで終わり……ですか?私のサターニャさんへの愛は……ここで終わり……?)

ラフィエル(否!私には見える……勝利への活路がッ!)

ラフィエル(見えるッ!)

ラフィエル「まだです!!」

ガヴリール「しつこいなー」

サターニャ「ねーガヴリールーこのアイテムってどうなの?」

ガヴリール「あーそれはゴミ」

サターニャ「そう……」

62: 2017/05/04(木) 00:06:32.505 ID:4cr7YdTp0.net
ガヴリール「よしっこれで詰みだろ。王手」

ラフィエル「ふぐっ……ふぐぅぅううう!!!」

ガヴリール「ふん、私をやる気にさせたのが間違いだったな」

ラフィエル「今日は大人しく退いてあげましょう……ですが、次こそは私がサターニャさんを手に入れます!覚悟しておくことです!では!」

ガヴリール「何度やっても同じだ」

サターニャ「私はものじゃないんだけどー」

ヴィーネ(なんなん……これ)

63: 2017/05/04(木) 00:09:43.648 ID:4cr7YdTp0.net
サターニャ「で、終わったの?」

ガヴリール「まあ、な」

サターニャ「ふーん……じゃあ私もそろそろ帰ろうかしら。お腹すいたし」

ガヴリール「……なんなら家で食べてくか?」

サターニャ「こんなゴミ屋敷で?」

ガヴリール「……失敬だな。今日はまだきれいな方だろ」

サターニャ「というかアンタ料理できないでしょ」

ガヴリール「お前が言うな!いいから家で食ってけ!ゲームしてていいから!」

ヴィーネ(……帰ろう。なんか、辛い)

66: 2017/05/04(木) 00:15:22.812 ID:4cr7YdTp0.net
ヴィーネ「きっと今頃サターニャはガヴの手料理を……」

ヴィーネ「何が間違ってたのかしら……」

ヴィーネ「前回との違いは……お世話をしすぎたこと……?」

ヴィーネ「それが逆に鬱陶しさを覚えさせて……」

ヴィーネ「ガヴはサターニャのほうへ……」

ヴィーネ「……」

ヴィーネ「私はやり直す」

ヴィーネ「こんな結末……認めない」

68: 2017/05/04(木) 00:19:22.127 ID:4cr7YdTp0.net
チュンチュン.....

ヴィーネ「これで5週目か……」

ヴィーネ「なんで……どうして……」

ヴィーネ「今回は今までとは違ったやり口で言ってみましょうか……」

ヴィーネ「例えば……駄天を防ぐ」

ヴィーネ「そのためにこの周回は捨ててガヴの観察に専念するわ」

ヴィーネ「さて……ガヴの家に忍び込みましょう」

70: 2017/05/04(木) 00:26:42.394 ID:4cr7YdTp0.net
ガヴリール「ふぅ……宿題終わり、と」

<助けてくれぇ……

ガヴリール「!?どこからから声が……」

ヴィーネ(なるほど……ガヴはこうして堕天していくのね)

ヴィーネ(つまりガヴのノートパソコンからゲームをアンインストールしておけば)

ヴィーネ(ガヴの駄天は防ぐことができる!)

ヴィーネ(あーガヴ可愛い……///)

ヴィーネ(どうせこの周回は捨ててるんだしストーキングに専念しよ♪)

71: 2017/05/04(木) 00:33:04.807 ID:4cr7YdTp0.net
翌日 学校
 
ヴィーネ(そういえばガヴが駄天したらどうなるのかしら。私は今回は不干渉なわけだし学校にいかない……?)

ヴィーネ(さて、今日も姿を隠すアイテムを使ってストーキングするわよ)

ヴィーネ(周回するときにお金も持ち越せるってホント最高よね。魔界通販で色々変えて強くてニューゲームよ)

ガヴリール「はぁ……またゲームをやりこんでしまいました……」

ガヴリール「あんなに楽しいなんて……いやっだめです!」

ヴィーネ(本来ならこの時は私が防ごうと頑張ってたところ……でも私がいないとどうなるのか……)

ガヴリール「あ、おはようございます。サターニャ」

ヴィーネ(え?)

サターニャ「おはようガヴリール。なんか目にクマできてるけど……またゲーム?」

ガヴリール「あはは……気がついたら午前3時に……」

ヴィーネ(え、えええええええええええ!?)

75: 2017/05/04(木) 00:35:47.526 ID:4cr7YdTp0.net
ヴィーネ(どうやら私がいないと唯一の人外ということでガヴとサターニャは最初から接したみたい)

ヴィーネ(私がいないとこんなことに……許せん……)

ヴィーネ(まあ、次の周回ではこんなこと許さないけどね)

ヴィーネ(しかしそろそろガヴも駄天しそうね)

ヴィーネ(そうなったらどうなるのかしら。サターニャも見捨てたりしてね)

ヴィーネ(あんな駄目天使のために尽くせるのは私だけだし)

ヴィーネ(そうよ、そうに決まってるわ)

77: 2017/05/04(木) 00:40:19.703 ID:4cr7YdTp0.net
数日後

ピンポーン

サターニャ「ちょっとーガヴリール!まさか今日も学校休むつもりじゃないでしょうね!!」

ヴィーネ(おいいいいいい!!!)

ヴィーネ(それは私の役目だろ!!)

ヴィーネ(でもサターニャはいい子だから合鍵は作らないはず。じゃあ結局……)

ガチャッ

ガヴリール「んだよ……」

ヴィーネ(なんでは私には反応しないのにサターニャにはちゃんと反応するのよ!!!!)

ヴィーネ(ま、まさか……最初からサターニャのほうが好感度上だったの……!?)

ヴィーネ(ぐっぐぬぬぬぬぬううう!!!!最初に友達になったのは私のはずなのに……はずなのに゛い゛い゛!!!)

79: 2017/05/04(木) 00:43:27.850 ID:4cr7YdTp0.net
サターニャ「いいからさっさと学校いくわよ」

ガヴリール「えー別にいいじゃん……ほらうちのクラスにも月乃瀬とかいう引きこもりいるじゃん。1人不登校増えても問題ないっしょ」

サターニャ「おおありでしょうが!!」

ガヴリール「この時間のエリアボス狩るのが私の日課なんだよ」

サターニャ「言い訳しないでさっさと支度しなさい!!」

ガヴリール「お前悪魔のくせに律儀だなー……悪魔なら休んじゃえよ」

サターニャ「流石にそれは魔界から追放されるレベルだから」

ガヴリール「なんだそりゃ」

83: 2017/05/04(木) 00:46:22.541 ID:4cr7YdTp0.net
ヴィーネ(それから……ガヴとサターニャは順調に仲を深めていった)

ヴィーネ(でも私は観察していった……ガヴを私のものにするために)

サターニャ「ちょっとコンビニ寄らせて」

ガヴリール「あ、私も飯買わないと」

ヴィーネ(コンビニ弁当なんて身体に悪いのに……)

ガヴリール「お前メロンパンほんとに好きだなー」

サターニャ「まあね!」

ガヴリール「私は何にすっかなー……今日はがっつりものの気分なんだよなぁ……」

ヴィーネ(私がお弁当作ってあげるのに……)

84: 2017/05/04(木) 00:50:36.341 ID:4cr7YdTp0.net
ガヴリール「あ、また犬だ」

サターニャ「きょ、今日はメロンパンだから絶対に渡さないわよ……!」

ガヴリール「頑張れー」

サターニャ「あんんたも手伝いなさいよ!!」

ガヴリール「何をだよ」

サターニャ「犬からメロンパンを守るのをよ!」

ヴィーネ(ん……向こうから誰か来る……あ、あれは!?)

85: 2017/05/04(木) 00:55:23.893 ID:4cr7YdTp0.net
ラフィエル「あのー」

サターニャ「なに?あなた」

ガヴリール「あ……ラフィエルじゃん」

ラフィエル「あらーガヴちゃん。この背丈で金髪の天使さんだったのでもしかしたらと思っていたのですが」

サターニャ「え?何知り合い?」

ガヴリール「天使学校の同級生だよ」

ヴィーネ(私がいないとここで出会うんだ)

86: 2017/05/04(木) 01:00:04.022 ID:4cr7YdTp0.net
ラフィエル「それで……そちらの悪魔さんは何を?」

ガヴリール「ああ、こいつはサターニャ。私のクラスメイトなんだ」

ガヴリール「見ての通り犬と戦ってる」

ラフィエル「ぷっ」

サターニャ「な、笑ってんじゃないわよ!」

ガヴリール「いつも犬に持ってかれてってんだよな」

サターニャ「いつもじゃないわよぅ……」

ガヴリール「いやいつもだろ」

ラフィエル「いやー導りがいがありそうな方ですね♪」

ヴィーネ(くそー楽しそうだなー)

88: 2017/05/04(木) 01:02:19.734 ID:4cr7YdTp0.net
ヴィーネ(あれからしばらく経過した)

ヴィーネ(あの三人は仲良し3人組……なんか、私がいなくても仲良くできるんだなー悔しい……)

ヴィーネ(ってまあ、それもそうか。一度も出会ってないわけだし)

ラフィエル「ところでこの机いつも空ですが……」

ガヴリール「あー不登校いるんだよこのクラス」

ラフィエル「あー……そうなんですか」

サターニャ「委員長も困ってるのよね。一度も顔見たことないっていうし」

ヴィーネ(まあその私は今アンタたちの目の前にいるんだけどね)

89: 2017/05/04(木) 01:06:37.699 ID:4cr7YdTp0.net
ヴィーネ(そういえば……そろそろ夏休み。夏休みといえば海だけど……)

ヴィーネ(元はと言えば海を提案したのは私。でもその私がいないと海はどうなるのかしら)

ラフィエル「そういえば夏休みですがみんなでお出かけしませんか?」

サターニャ「例えばどこに?」

ラフィエル「んー夏と言えば海とか山でしょうか」

ガヴリール「パス」

サターニャ「えー!」

ガヴリール「あんまり疲れない奴がいい」

サターニャ「じゃあ花火は?」

ラフィエル「この辺だと線香花火くらいしかできなさそうですが」

ヴィーネ(なんか簡単に海却下されたわね……)

91: 2017/05/04(木) 01:10:50.199 ID:4cr7YdTp0.net
ラフィエル「あ、でも8月の中ほどに入ったらお祭りに花火大会もあるはずですよ」

サターニャ「花火大会!いいじゃない!」

ヴィーネ(そうきたかー)

ガヴリール「まあ、悪くはないな。屋台で食い歩きっていうの一度やってみたかったし」

ラフィエル「ではそういう感じで……ただ……」

サターニャ「ただ?」

ラフィエル「サターニャさんがテストで赤点取らないか心配で……」

ガヴリール「まあ補習受けても夏祭りにはいけるだろ」

サターニャ「」

92: 2017/05/04(木) 01:14:28.816 ID:4cr7YdTp0.net
ヴィーネ(なるほどね……それで3人でお勉強……と)

ヴィーネ(まあ天使学校の首席と次席だし……なんとかなりそうね)

ヴィーネ(でもこの絵面見るの辛いわ……)

ヴィーネ(……まあ、情報収集はこの程度でいいわ)

ヴィーネ(これ以上は未来が改変されすぎて見る意味無くなりそうだし)

ヴィーネ(私は……この世界を否定する)

ヴォン

93: 2017/05/04(木) 01:18:07.450 ID:4cr7YdTp0.net
チュンチュン...

ヴィーネ「……ガヴリール。あなたの駄天は私が防ぐ」

ヴィーネ(そしてガヴリールを手に入れてラブラブライフをエンジョイするの!)

……

PC「……」

ガヴリール「さて、お風呂に入ってもう寝ましょう」

ヴィーネ(あなたを……魔の手から私が守る)

94: 2017/05/04(木) 01:21:48.472 ID:4cr7YdTp0.net
ホビーショップ付近

ガヴリール「何やら楽しげな音が……」

ヴィーネ(させない!)※誰にも見えない

ムンズ

ガヴリール「ひゃあっ!?」

ザワザワ イマノヒメイスコ

ガヴリール「な、なんなんですか……誰なんですか……?気味悪いっ……!」タタッ

ヴィーネ(よし、気を逸らせた)

95: 2017/05/04(木) 01:23:14.692 ID:4cr7YdTp0.net
数日後

ヴィーネ「ガヴ?相談って?」

ガヴリール「ヴィーネ……私最近変な人に付けられてる気がするんです……」

ヴィーネ「もしかしてストーカー?」

ガヴリール「ただのストーカーならいいんですが……その姿がまるで見えなくて……」

ガヴリール「今日も身体を揉まれたかと思ったら周りには誰もいなくて……」

ガヴリール「私……怖いです……っ」

ヴィーネ「ガヴ……安心して……ガヴの身は私が守るわ」ナデナデ

ガヴリール「ヴィーネ……///」

96: 2017/05/04(木) 01:27:20.043 ID:4cr7YdTp0.net
更に数日後

ヴィーネ(あれから私はガヴと一緒にいる時間が長くなった)

ヴィーネ(公園の掃除、子どもたちとの戯れ……いつでも私はガヴと一緒)

ヴィーネ(あぁ……幸せ……)

ヴィーネ「ふー……そろそろお昼にしない?サンドイッチ作ってきたの」

ガヴリール「わ、私も食べていいんですか?」

ヴィーネ「もちろんよ♪」

ガヴリール「ヴィーネ……ありがとうございます!」

98: 2017/05/04(木) 01:31:08.688 ID:4cr7YdTp0.net
ガヴリール「ヴィーネ、いつもありがとうございます」

ヴィーネ「え?」

ガヴリール「ヴィーネと一緒にいるようになってから……その、ストーカー被害がなくなったんです」

ヴィーネ(まあそりゃそうよ。私が犯人だもの)

ガヴリール「ヴィーネもストーカーの被害に遭うかもしれないのに……私のために……」

ヴィーネ「ふふ、友達が困ってるんだもの。助けるのは当たり前でしょ?」

ガヴリール「ヴィーネ……!」

ヴィーネ(これよ……この関係こそ私が求めていたもの!)

99: 2017/05/04(木) 01:34:51.727 ID:4cr7YdTp0.net
ヴィーネ(この時期のガヴはちょろくていいわ)

ヴィーネ(でも問題はガヴが駄天しないかとサターニャに寝取られないか)

ヴィーネ(そのためにはガヴに下界の娯楽に触れさせないことと……サターニャと友達にならないようにすること!)

ヴィーネ(サターニャと関わらなくなれば二人が付き合うことはないし……がんばろう)

ガヴリール「ヴィーネ?」

ヴィーネ「え?ああ、もうすぐ入学式だなーって思って」

ガヴリール「そうですね……楽しみです!」

ヴィーネ「同じクラスになれるといいわね」

ガヴリール「はい!」

101: 2017/05/04(木) 01:39:24.019 ID:4cr7YdTp0.net
入学式当日

ヴィーネ「同じクラスになれたわね♪」

ガヴリール「はい。うれしいです!」

ヴィーネ(まあ知ってたけどね。もちろん……)

サターニャ「……」

ヴィーネ(あんたもいるってことも、ね)

ヴィーネ(さて……序盤が踏ん張りどころ。サターニャをぼっちにしつつガヴの駄天を防ぐ!)

サターニャ(私以外にも悪魔が……友達になりたい……)ソワソワ

103: 2017/05/04(木) 01:43:26.373 ID:4cr7YdTp0.net
放課後

ガヴリール「宿題おわり、と」

PC「」

ガヴリール「さて、もう寝ましょう」

ヴィーネ(ゲームの類はアンインストール完了。あんしんして……)

ヴィーネ(ガヴリール、あなたを地上の穢れには触れさせない)

106: 2017/05/04(木) 01:45:06.518 ID:4cr7YdTp0.net
休み時間

サターニャ「あ、あの」

ヴィーネ「ねーガヴリールおトイレいかない?」

ガヴリール「わかりました」

サターニャ「あ、あ」

……

昼休み

サターニャ「ね、ねえ」

ヴィーネ「ねーガヴリール学食いってみましょ?」

ガヴリール「いいですよ」

サターニャ(あ、あれ?避けられてる……?)

ヴィーネ(うっとうしいわねーこいつ)

111: 2017/05/04(木) 01:48:48.469 ID:4cr7YdTp0.net
放課後

サターニャ「あ、あの……!」

ヴィーネ(げっ。さっさと帰ろうとしたのにまさかこんなに積極的だったとは)

ガヴリール「悪魔さん?ですよね」

サターニャ「え、ええ!よかったら、その……」

ガヴリール「あ、これからヴィーネさんと喫茶店に寄ろうかと思ってまして!サタニキアさんもどうですか?」

サターニャ「いいの!?」

ヴィーネ「……チッ。え、ええ。もちろん」

114: 2017/05/04(木) 01:52:23.612 ID:4cr7YdTp0.net
某喫茶

ヴィーネ「……」イライラ

サターニャ「喫茶店……憧れてたのよね」

ガヴリール「わかります。一人じゃハードル高いですよね」

サターニャ「そうなのよ!」

ガヴリール「えーと……じゃあ改めて自己紹介しましょうか。私はガヴリール、見ての通り天使です」

サターニャ「私は胡桃沢=サタニキア=マグドウェル……よくサターニャって呼ばれるわ」

ガヴリール「では私もサターニャと呼ばせていただきますね♪」

ヴィーネ「……え、あーヴィネットです。悪魔です」

サターニャ(……なんか冷めてない?)

115: 2017/05/04(木) 01:55:23.504 ID:4cr7YdTp0.net
サターニャ(思えばなんか、ヴィネットとは目が合ってない気がする……)

サターニャ(なんか……接しづらいわね……)

ヴィーネ(これも私の作戦よ。サターニャ、別にあなたはきらいじゃないわ)

ヴィーネ(いや、大っ嫌い。私からガヴを奪う泥棒猫。ホント嫌い)

ヴィーネ(そんなあなたへ憎悪の感情をぶつけ続ける……)

ヴィーネ(次第にあなたは私と関わりたくなくなりガヴリールとも自然にフェードアウト……)

ヴィーネ(私はガヴを守るためなら悪魔にでもなってやる)

ヴィーネ(……元からだけど)

117: 2017/05/04(木) 01:59:02.980 ID:4cr7YdTp0.net
マスター「お待たせしました。ブレンドコーヒーとキャラメルマキアートとカプチーノです」

ヴィーネ「ありがとうございます……ん、美味しい」

ガヴリール「ところでサターニャは休日何をして過ごしてるんですか?」

サターニャ「そうねー……最近は映画とk」

ヴィーネ「ファイヤー」ボソッ

サターニャ「あっづぅぅううう!!!」

ガヴリール「ど、どうしたんですか!?」

サターニャ「こ、コーヒーが急に熱くなって……!!舌やけどしたああああ!!!」

マスター「お、お客様!?だ、大丈夫ですか!?」

ヴィーネ(映画なんて軽々しく口にしないで)

119: 2017/05/04(木) 02:02:45.151 ID:4cr7YdTp0.net
サターニャ「はー散々な目にあったわ……」

ガヴリール「大丈夫ですか?」

サターニャ「もう大丈夫よ」

ヴィーネ「大変だったわねー」

サターニャ「ふん、このくらいへっちゃらよ!なんたって私は大悪魔になる者なんだから!」

ヴィーネ(ちっ。もう少し火力上げて病院に行かせればよかったわ)

ガヴリール「ふふ、サターニャって面白いですね♪」

ヴィーネ(なんか好感度あがりつつあるわね……どうにかしないと)

ヴィーネ(でも私からアクション起こしても……下手したら私が嫌われかねない)

ヴィーネ(難しい……)

120: 2017/05/04(木) 02:05:04.411 ID:4cr7YdTp0.net
ヴィーネ(と思ったけどそんなことなかったわ)

サターニャ「ふぐっ……ふぐぅぅ……」ポロポロ

クスクスw オコラレテヤンノw

ヴィーネ(先生に怒られてばっかのサターニャは自然とぼっちに)

ヴィーネ(私もフェートアウトするの楽だわ)

ヴィーネ(ただ問題は……ガヴね。お人好しすぎるガヴはサターニャに構ってしまう)

ヴィーネ(ああだめよガヴ……そんな痛い子と仲良くしたらイジメられるわ……)

ヴィーネ(……そうだ!サターニャをイジメの対象にしてしまえばいいのよ!!)

121: 2017/05/04(木) 02:09:18.571 ID:4cr7YdTp0.net
翌日

ヴィーネ(ふふ、それにイジメを誘発するなんて悪魔っぽいじゃない)

ヴィーネ(まずはサターニャの上靴を隠す)

ヴィーネ(犯人が分からないイジメ、そしてサターニャは絶好のターゲット)

ヴィーネ(みんなそれに便乗し……サターニャはイジメに耐えきれず転校)

ヴィーネ(そして私とガヴの愛が深まる……完璧ね)

サターニャ「……」

ガヴリール「あれ、サターニャどうしたんですか?上靴は……」

サターニャ「わかんない……なかった……」

ガヴリール「それって……」

122: 2017/05/04(木) 02:12:39.040 ID:4cr7YdTp0.net
ガヴリール「イジメじゃないですか!許せないです!」

ヴィーネ「ちょ、ちょっと何するつもり?」

ガヴリール「イジメの犯人を見つけます!」

ヴィーネ「やめなさいガヴ!」

ガヴリール「なんでですか!?このまま友達がイジメられるのを黙ってみていろって言うんですか!?」

ヴィーネ「そうじゃないわよ!不用意にそういうことしたらエスカレートしかねないわよ」

ガヴリール「えすかれーと……」

ヴィーネ「イジメっていうのはそういうものなのよ。いじめられてる本人がどうにかしないとすんなり収まらないものなの」

125: 2017/05/04(木) 02:16:56.183 ID:4cr7YdTp0.net
ガヴリール「では……心のケアを」

ヴィーネ「……」フルフル

ガヴリール「なぜですか……」

ヴィーネ「あんまりサターニャと仲良くするのは……もうやめたほうがいいかもしれないわ」

サターニャ「え……」

ヴィーネ「だってガヴまでいじめられちゃうかも知れないじゃない……」

サターニャ「……そう、ね。ガヴリールもイジメられる。それは流石によくないと思う」

ガヴリール「サターニャ……」

サターニャ「大丈夫よ。私は大悪魔になるもの……この程度のイジメに屈するわけないでしょ?」

ヴィーネ(言ってろ)

127: 2017/05/04(木) 02:18:58.003 ID:4cr7YdTp0.net
ヴィーネ(それから私はサターニャの上靴やノート、弁当を隠し、ときにトイレに入っているときに水をぶっかけるなどどんどんエスカレートさせていった)

ヴィーネ(そのうちクラスメイトも乗ってきてサターニャイジメが浸透した)

ヴィーネ(もう私が何もしなくても誰かがいじめる……さあ、いつでも転校しなさいサターニャ)

ガラッ

サターニャ「おはよう……」

ヴィーネ(チッ。まだ学校に来るのかしぶといわね)

ヴィーネ(でも……お前の机ねーから!!)

サターニャ「……」

ガヴリール「……」

128: 2017/05/04(木) 02:22:03.257 ID:4cr7YdTp0.net
ガヴリール「机見つかってよかったですね」

サターニャ「ええ」

ヴィーネ(……おかしいわね。なんでこんなに早く机を見つけて……)

ヴィーネ(まさか……ガヴリールが?)

ヴィーネ(そういえばサターニャさっきケータイ見てたわね……ガヴが教えたと見てよさそう)

ヴィーネ(……チッ)

ヴィーネ(じゃあ次は……アンタの昼ごはんを……ゴミ箱にドーンッ!!!)

ヴィーネ(あははははっ!!これは聞きそう!いつも犬に取られたメロンパン、今日は運良く持ってこれたのに……ゴミ箱!)

ヴィーネ(ギャハッ!w)

130: 2017/05/04(木) 02:24:48.924 ID:4cr7YdTp0.net
サターニャ「……」

ガヴリール「これは……ひどい……」

サターニャ「ふぐっ……」ウルウル

ガヴリール「……いい加減にしてください!!」

ヴィーネ(!?)

ガヴリール「皆さんどうしてサターニャをいじめるんですか!?」

ガヴリール「こんなの……悲しいです……っ」ポロポロ

男子「そ、そうだ!イジメなんてサイテーだぞ!!」

まち子「そうよ!」

ヴィーネ(くそーこいつら今まで見て見ぬふりしてきたクズのくせに)

132: 2017/05/04(木) 02:27:13.377 ID:4cr7YdTp0.net
サターニャ「え?」

ヴィーネ「わかんない?うざいって言ってんの!!」

サターニャ「ゔぃ、ヴィネット……?」

ヴィーネ「私はね……ガヴの事が好き。ガヴと二人で過ごす毎日はかけがえのないものだった……」

ヴィーネ「でも……お前が来てからその毎日が穢れた……!」

ヴィーネ「お前のせいでガヴは私に振り向かなくなった……全部お前が悪いんだ……」

ヴィーネ「もう私達の前に現れないで……目障りよ」

サターニャ「……やっぱり、あんたが主犯だったのね」

ヴィーネ「そうよ?サターニャにしては察しが良いのね」

サターニャ「……教えてくれたの」

ヴィーネ「は?」

サターニャ「ガヴリールに」

ヴィーネ「……え?」

135: 2017/05/04(木) 02:29:56.150 ID:4cr7YdTp0.net
ガヴリール「やはり……ヴィーネがこの騒動の主犯だったんですね」

ヴィーネ「え……?な、なんで……」

ガヴリール「天使をなめないでください」

ヴィーネ(天使の力……!?まさか……!?)

ガヴリール「天使には千里眼という力があるんです」

ガヴリール「簡単に言えば距離や障害に関係なく全てを見通す力……」

ガヴリール「ヴィーネ。あなたを監視してたんです」

ヴィーネ「あーそうかー……この方法だとこうなっちゃうからだめなのかー……じゃあどうすればよかったのかしら」

ガヴリール「ヴィーネ?」

ヴィーネ「なるべくガヴに気づかれないようにイジメを誘発……?次は駄天させてみようかしら」

サターニャ「ちょっと何を言ってるのよ」

ヴィーネ「まあ、もうこの時間に要はないわ」

ヴォン

ヴィーネ「私は……何度でも繰り返す……ッ!」

159: 2017/05/04(木) 14:01:39.436 ID:4cr7YdTp0.net
チュンチュン...

チュンチュン...

チュンチュン...

チュンチュン...

チュンチュン...

チュンチュン...

チュンチュン...

チュンチュン...

チュンチュン...

チュンチュン...

ヴィーネ「……」

ヴィーネ「非駄天ルートではフェードアウト作戦が有効。しかしラフィを経由しての接触の回避が難しい。そして駄天してないガヴは一度接すると好感度低下イベントが起こらない」ブツブツブツブツブツ

162: 2017/05/04(木) 14:04:37.406 ID:4cr7YdTp0.net
ヴィーネ「一方駄天ルートでは序盤のサターニャとの接触イベントを防ぐことで高確率でしばらく干渉なし。駄天ルートのほうが攻略は容易であると考えられるがまだ非駄天ルート開拓も怠るべからず」ブツブツブツブツブツ

ヴィーネ「さて今回は47週目……駄天ルートね。じゃあどうしましょうか。……そうだ。あえてガヴを不登校のままにしておくってのはどうかしら。そこで私が通い詰める……うん、いいじゃない!」

ヴィーネ「家に引きこもり続けたらサターニャと接する機会はないだろうし……」

ヴィーネ「今まで学校に通わせようとしてたのが間違いなのよ。そうと決まればまずは駄天を待つべし」

ヴィーネ「その前に出会いのところは軽く演じてね」

ヴィーネ「れっつらごー!」

…………
……

165: 2017/05/04(木) 14:08:29.616 ID:4cr7YdTp0.net
一ヶ月後

ヴィーネ(ふふふ……作戦大成功)

ヴィーネ「ガヴーご飯できたわよ」

ガヴリール「ん」

ヴィーネ「はい、あーん♪」

ガヴリール「んあ」

ヴィーネ「美味しい?」

ガヴリール「ん」

ヴィーネ「そう、よかった♪」

168: 2017/05/04(木) 14:11:39.840 ID:4cr7YdTp0.net
ヴィーネ(ガヴは一日中ゲームに夢中。そして私はガヴに夢中♪)

ヴィーネ(これよこれ♪私はこれを求めていたの♪)

ヴィーネ「ガヴ?そろそろお風呂に入ったほうがいいわよ」

ガヴリール「んーん」

ヴィーネ「そんなこと言わないと!あと言葉もちゃんと使いなさい!喋られなくなるわよ!」

ガヴリール「ならねーよ」

ヴィーネ「ほら、せっかくだからお風呂に入りなさい!」

ガヴリール「めんどいなー……」

169: 2017/05/04(木) 14:15:36.938 ID:4cr7YdTp0.net
ヴィーネ「もうガヴったら……ほらこんなに汚れて!女の子なんだから身だしなみはしっかりしなさい!」

ガヴリール「天使だから汚れん」

ヴィーネ「そんな便利なわけあるか」

ガヴリール「じゃあこのジャージの臭い嗅いでみ。3日洗濯してないけど臭くないだろ?」

ヴィーネ「おっ……おぉぉぉ……!!」ビクビクビク

ヴィーネ(濃いっ……!)

ガヴリール「え、何その反応……まじで臭いん……?……風呂はいるか……」

170: 2017/05/04(木) 14:19:36.451 ID:4cr7YdTp0.net
ゴシゴシ ゴシゴシ

ヴィーネ「痛くない?」

ガヴリール「ん」

ヴィーネ「そう、よかった」

ガヴリール「もういいでしょ」

ヴィーネ「まだ身体洗ってないでしょ!」

ガヴリール「えー……」

ヴィーネ「いいから次身体!」

ガヴリール「早くしてよそろそろイベント始まるんだから」

171: 2017/05/04(木) 14:23:19.282 ID:4cr7YdTp0.net
ガヴリール「ふぅ……」

ヴィーネ「ね、さっぱりしたでしょ」

ガヴリール「ん」

ヴィーネ「じゃあご飯作るわね」

ガヴリール「ん」

ヴィーネ「今日は何にしようかなー……ん、空か」

ヴィーネ「んーどうしようかなー買い物しようかしら」

ガヴリール「おーいってらー」

ヴィーネ「お風呂入った後だけど……まあいっか」

ヴィーネ「さてと買うものは……っと」

172: 2017/05/04(木) 14:26:48.577 ID:4cr7YdTp0.net
ガヴリール「……」カタカタ

ガヴリール「……」カタカタ

ガヴリール「ふぁ……」ポリポリ

ガヴリール「お、アイテムでた。これは……まあレアだな」

ガヴリール「……」カタカタ

ガヴリール「おい横殴りかこのゴミめ」

ピンポーン

ガヴリール「ん、帰ってきたか?大分早いな」

173: 2017/05/04(木) 14:31:13.037 ID:4cr7YdTp0.net
数十分後

ヴィーネ「ガブ待ってるかなー」

ガチャガチャ

ヴィーネ「あれ?鍵〆てたはず……なんであいてるのかしら……あ?」

ヴィーネ(靴が……ある?なんで……誰!?まさか……まさかまさかまさかぁ……!」

サターニャ「学校来なさいよ」

ラフィエル「そうですよガヴちゃん」

ヴィーネ(なんで貴様らがいるんだぁあああああああああああああッ!!!)

175: 2017/05/04(木) 14:37:22.449 ID:4cr7YdTp0.net
サターニャ「あら……?ヴィネット!」

ラフィエル「お知り合いですか?」

サターニャ「ええ、クラスメイトなの……もしかしてヴィネットもガヴに説得を?」

ヴィーネ「え、ええそんな感じ……」

ラフィエル「そうなんですか~私はガヴちゃんと同じ天使学校の同級生でしてー」

ヴィーネ(知ってるけどね……)

ヴィーネ「と、ところでどうやってここに?ガヴって自分からドア開けないと思うんだけど……」

176: 2017/05/04(木) 14:39:47.629 ID:4cr7YdTp0.net
サターニャ「あーそれは……」

ラフィエル「うふふ♪」

ヴィーネ「え?」

ラフィエル「まあ、こう……ピッキングで」

ヴィーネ(こわっ)

ガヴリール「どうでもいいけどさー……私学校に行く気ないから」

サターニャ「そんなこと言わずに」

ヴィーネ(くそぉぉぉおまさかこんな事が起きようとは!!ざっけんじゃないわよ!!!)

177: 2017/05/04(木) 14:42:37.119 ID:4cr7YdTp0.net
ヴィーネ(なんで!?どうして!?何が遭ってもサターニャとガヴはエンカウントするの!?意味がわからない……!!!)

ヴィーネ(いや、まだただ出会っただけ……そうよ外でサターニャとラフィがエンカウント、そしてラフィ経由でサターニャが出会っただけ)

ヴィーネ(そう、まだそれだけ。まだ……ッ)

ヴィーネ(ここから挽回すれば……まだ……まだいける……!)

ヴィーネ「そ、そうなんだー……でもピッキングなんてしちゃ駄目でしょ……」

ラフィエル「まあまあそんなこと言わずに♪」

179: 2017/05/04(木) 14:45:47.084 ID:4cr7YdTp0.net
ヴィーネ(そうよ。そもそもガヴが学校にいかなければいいだけ)

ヴィーネ(この二人に説得ができるとは思えないわ……!)

ガヴリール「お前らさ……うっさい。もう帰れ」

ヴィーネ「だって。まあ無理に言わないであげて?」

ラフィエル「そうですかー……ガヴちゃん……」

サターニャ「絶対諦めないから」

ガヴリール「はいはい」

ヴィーネ(くそーやっかいだなーこの二人)

181: 2017/05/04(木) 14:50:12.686 ID:4cr7YdTp0.net
翌日

ガヴ「……」

ガチャッガチャガチャッ

ガヴリール「ヴィーネか……」

ガチャッ

サターニャ「ガヴリール!!」

ガヴリール「!?」

サターニャ「学校にいくわよ!!」

ガシッ

ガヴリール「は?行かね……ちょっやめろ!!」

サターニャ「ほらさっさと着替える!!」

184: 2017/05/04(木) 14:53:17.199 ID:4cr7YdTp0.net
ガヴリール「くそっなんつー馬鹿力ッ……!」

サターニャ「ほら学校いくわよー!」

ガヴリール「やめろって行きたくないんだよ!!」

サターニャ「そんな言い訳通用すると思ってるの?」

サターニャ「ほら、いくわよー!」

ガヴリール「あー……イベント……」

……

ヴィーネ「ガヴー♪朝ごはん持ってきたわよー♪」

ヴィーネ「……」

ヴィーネ「は?」

185: 2017/05/04(木) 14:57:03.659 ID:4cr7YdTp0.net
学校

ヴィーネ「まさか……っ!!」

ヴィーネ「嘘でしょ……ガヴが学校に!?いやいやいや!!あり得るわけが……!!」

ヴィーネ「い……ッ」

ガヴリール「あーめんどくさ……」

ザワザワ

ヴィーネ「ガヴ!!なんで!!」

186: 2017/05/04(木) 15:01:01.124 ID:4cr7YdTp0.net
ガヴリール「あ?ヴィーネ」

サターニャ「ヴィネット!ほら、頑固だったから無理やり連れてきてやったわ!」

ヴィーネ「なんてことしてんだお前!!」

サターニャ「え」

ヴィーネ「あ……いや、いきなり学校に連れてきたらどうなるか考えなさいよ!!」

ヴィーネ「クラスに馴染めないかもしれないのに!!」

サターニャ「で、でも……私がいるから!」

ヴィーネ(……あ、この流れは)

188: 2017/05/04(木) 15:04:44.053 ID:4cr7YdTp0.net
ヴィーネ(サターニャがガヴを学校に連れてきて……仲を深めて……)

ヴィーネ(サターニャのおかげだ、ありがとう。っていう流れになって)

ヴィーネ(……)

ヴィーネ(…………)

ヴィーネ(……………………)

数ヶ月後

ガヴリール「前略)今の私があるのもサターニャのおかげだ。ありがとう」

サターニャ「べ、べつに大したことないわよ」

ガヴリール「……それで、なんだけどさ」

ヴィーネ(なんで……?どうして?)

ガヴリール「もしよかったら……」

ヴィーネ(やめろ……!)

ガヴリール「私と――」

ヴィーネ「やめろぉおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!」

ヴォン

189: 2017/05/04(木) 15:07:02.214 ID:4cr7YdTp0.net
チュンチュン...

チュンチュン...

チュンチュン...

チュンチュン...

チュンチュン...

チュンチュン...

チュンチュン...

チュンチュン...

チュンチュン...

チュンチュン...

ヴィーネ「ガヴァヴァヴァヴァヴァヴァヴァヴァヴァヴァヴァヴァヴァヴァヴァヴァヴァヴァヴァ!!!!!」ガヴァアアアアアアアアアア

191: 2017/05/04(木) 15:13:19.560 ID:4cr7YdTp0.net
ヴィーネ「何度やっても!!あいつ(サターニャ)に勝てない!!!」

ヴィーネ「ガヴを監禁してもだめ!サターニャとラフィをを監禁してもだめ!!」

ヴィーネ「アレもダメッダメダメこれもダメッダメダメ君にのタメッダメダメ!!」

ヴィーネ「え!?なんで!?どうして!?ウゲッ……オゲェェッ!!!!」

ヴィーネ「はぁ……はぁ……」

ヴィーネ「あはっ……あははははっ!!」

ヴィーネ「もう疲れちゃった……いっかいきゅーけい♪」

ヴィーネ「どうせやり直せるんだもの……」

ヴィーネ「好きにしてもいいわよね♪」

ヴィーネ「ゲヘ。まずは清楚なガヴをぶち犯してやる……!!」

193: 2017/05/04(木) 15:17:26.926 ID:4cr7YdTp0.net
ガヴリール「ばいばい♪」

シOタ達「じゃーねー!ガヴねーちゃん!!」

ガヴリール「ふふ、元気ですね♪さて、私も帰りましょう」

ガサッ

ガヴリール「ん?」

ヴィーネ「オヒョw」

ガヴリール「え?だ、誰ですか!?」

ヴィーネ「おらこっち来なさい!!」

195: 2017/05/04(木) 15:20:23.237 ID:4cr7YdTp0.net
ガヴリール「きゃあっ!?」

ヴィーネ「ぐへへへ……♪んあっ///ガヴの臭いすき///」

ガヴリール「だ、誰ですか……?な、なんなんですか!?」

ヴィーネ「さてさてガヴまんでもふにふにさせてもらおうかしら♪」

ヴィーネ「や、やめてくださ……」

ドゴォオオオン

ガヴリール「……ひぃっ」

ヴィーネ「逆らったら次は腕に当てるから」

197: 2017/05/04(木) 15:22:13.251 ID:4cr7YdTp0.net
ヴィーネ「臭くないガヴもしゅきぃ……おっへ♪」クンカクンカ

ヴィーネ「ほらキスするわよ!」

ガヴリール「いけません……それはぁ……」

ヴィーネ「うるさい口ね……塞いであげる」

ブッチュゥゥウウウウウウウウウウ

ガヴリール「……ッ!!……ッ」

ヴィーネ「れろっwれろれろんべろろべろりんちょw」ベロリンガ

ヴィーネ「ぷはw」

ガヴリール「……たっ……助けてくださいぃぃぃ!!!!」

198: 2017/05/04(木) 15:24:53.442 ID:4cr7YdTp0.net
ヴィーネ「……w」

ガヴリール「あ、あれ……?」

ヴィーネ「無駄よ……」

ガヴリール「まさかこれ……結界!?あ、あなたは――!!」

ヴィーネ「まだ……ガヴたんすこすこダンスを踊り足りないわ」

スコッwスコッスコスコーwスコスコスココスココッコw

ガヴリール「……ッ……ッ!」ビクッビクビク

ヴィーネ「ふぅ……♪」

202: 2017/05/04(木) 15:30:39.106 ID:4cr7YdTp0.net
1ヶ月後

ヴィーネ「あー犯した犯した。でももう流石に飽きたわねー」

ヴィーネ「そうだ。駄天ガヴおかそ」

ヴォンッ

チュンチュン......

ヴィーネ「でもまだ駄天してないのよね……あ、そうだ!」

ヴィーネ「ガヴ禁しよ。ガヴニウム欠乏症になるかもしれないけど……その後の行為が気持ちいいんだなこれが」

204: 2017/05/04(木) 15:33:14.540 ID:4cr7YdTp0.net
一週間後

ヴィーネ「ウゴッ……ゴゴゴッ……」

ヴィーネ「ソロソロ……ダテンシタ……ガヴ……オカス……」

ヴィーネ「ガヴァッガヴァヴァヴァヴァヴァッ!!」

ダダッ

ヴィーネ「ガヴノニオイ……ゴッヂダワ……ガヴァヴァヴァッ」

ダダッ

ガヴァヴァヴァヴァヴァヴァッ!!!!

206: 2017/05/04(木) 15:36:27.764 ID:4cr7YdTp0.net
ガヴリール「さっさとヒールしろよ……」

ガヴリール「うぉおおい!!だからヒールを!!」

ガンッ

ガヴリール「!?」

ガンガンッ ガヴァヴァヴァヴァヴァヴァヴァ!!!

ガヴリール「な、なんだ……!?猛獣か!?」

ドォンッッ

ガヴリール「ドアが……それにこの魔力……悪魔……!?」

ヴィーネ「ガヴノニオイ……ミツケタ」

ガヴリール「ば、ばけもの……!」

208: 2017/05/04(木) 15:38:44.224 ID:4cr7YdTp0.net
ヴィーネ「ガヴァヴァヴァヴァヴァヴァヴァ!!!!!」

ガヴリール「ひぃぃぃいっ!!!くるなっ!来るなあああああ!!!」

ガバッ

ガヴリール「ぐぁっ!!は、離せ化物ッ……!離れろ!!!」

ヴィーネ「ガヴ……ニオイ……スコ」

クンカ

ヴィーネ「くっっっっっっさw」

ガヴリール「なんなんだよお前!!!」

213: 2017/05/04(木) 15:49:31.865 ID:4cr7YdTp0.net
ヴィーネ「そうそうそう♪この臭さがガヴなのよ♪」クンカクンカ

ガヴリール「なっ……失礼なやつだな!!」

ヴィーネ「もう2日はお風呂入ってないでしょ。このジャージも4日連続ね」

ガヴリール(……そういえばそうだな。え、なにこいつニオイでわかったのか!?キモすぎだろ!!!)

ヴィーネ「ガヴァ!あ、あああああ!!ガヴのオパンティがオチてるんっほほおおお!!!」

217: 2017/05/04(木) 15:53:25.880 ID:4cr7YdTp0.net
ヴィーネ「マンマンマン布摩擦♪あっおほっ♪濡布摩擦になっちゃったわ♪」シュッシュッシュッwwww

ガヴリール「ああああ!!!私のパンツになんてことしてんだ!!」

ヴィーネ「私のオマOコと間接キスさせてるに決まってるでしょ!!」

ガヴリール「なん……やめろ!!」

ヴィーネ「待って!!天使の卵子と悪魔の卵子!ワンチャン受精するかも!!」

ガヴリール「するわけ無いだろバカか!!!」

ヴィーネ「んあああああああああああ!!!」ブシャアアアアア

ガヴリール「……通報しよ」ピッ

219: 2017/05/04(木) 15:55:42.940 ID:4cr7YdTp0.net
ボンッ

ガヴリール「ああああ!!私のスマホが……!!」

ヴィーネ「うふふ……♪悪いことするガヴにはお仕置きしなきゃね……」

レッロロォォオオンw

ガヴリール「ひぃっ……!」

ヴィーネ「……そんなに怖い?」

ガヴリール「怖いわ!」

221: 2017/05/04(木) 16:00:52.061 ID:4cr7YdTp0.net
ヴィーネ「私ね……未来から来たの。何度も何度もガヴと出会って、それと同じ回数だけガヴがサターニャと付き合うところを見てきたの」

ベッロロォォオオ……

ヴィーネ「どうすれば私がガヴと付き合えるのか、どうすれば運命を変えられるのか、その答えだけを探して、何度も初めからやり直して」

ヴェロロォォオ

ヴィーネ「ごめんね。わけわかんないよね……気持ち悪いよね……ガヴにとっての私は初対面だもんね……」

ガヴリール「うんめっちゃくちゃきもちわるい……」

ヴィーネ「罵りガヴもすこ///」

ガヴリール「もうわけわかんないぃ……でてって……でてってよぉぉ……」ポロポロ

ヴィーネ「涙もうんまいんだなこれが」ベロリンガ

ヴィーネ「うまい~っ!」^^

224: 2017/05/04(木) 16:05:01.708 ID:4cr7YdTp0.net
ヴィーネ「さて……そろそろガヴまんとパンパンwパンチマインwパンパンパンパンパンチマインwwwwwwしましょうか」

ガヴリール「やだぁああああ!!!きもいっきもいきもいきもいぃいいい!!」

ヴィーネ「ガヴのこのむっちむちの太もも抱きしめながら貝合せするのホント夢だった夢がかなったありがとう」

ガヴリール「キモイぃ……」

ヴィーネ「気持ちいいでしょ?」

ガヴリール「気持ちよくない……」

ヴィーネ「マグロなガヴほんとすこw」

228: 2017/05/04(木) 16:10:07.200 ID:4cr7YdTp0.net
パンッパンッパンチマインwwwwwwwww

パンパンパンパンパンチマインwwwwwwwwwww

ヴィーネ「おっ♪マン汁出るっ……おっ♪おへっ♪」

ガヴリール「……っ」ピクッ

ヴィーネ「あ、今ガヴまんきゅんってなってたゾ。私は見逃さなかったゾ」

ヴィーネ「おら!喘ぎなさいよ!雌天使!むっちりした猥褻物陳列罪まったなしの尻しやがってよお!!」パァンッ

ガヴリール「ひぐっぅ……!!」

パァンパァンッパァンチマインwwwwwwwwww

パァンパァンパァンパァンパァンチマインwwwwwwwwwwwwww

235: 2017/05/04(木) 16:13:41.498 ID:4cr7YdTp0.net
ヴィーネ「お……スパンキングして真っ赤になったガヴのお尻……温かい♪」スリスリ

ガヴリール「……」ポロポロ

ヴィーネ「これからずっと犯し続けてあげるからね……♪」

翌日

ヴィーネ「飽きたから今度は私とクラスメイトになった清楚なガヴおかそ。友達に犯されてる心情を想像するとすこれる」

ヴォンッ

チュンチュン...

ヴィーネ「クラスメイトになるってことはまたしばらくガヴ禁か……見るだけ見て犯せないとか生頃しすぎる……」

237: 2017/05/04(木) 16:17:53.630 ID:4cr7YdTp0.net
入学式後

ガヴリール「同じクラスになれて嬉しいです。ヴィーネ♪」

ヴィーネ「ガヴァッ……そ、そうね……私もガヴァヴァッ……嬉しいわ……」

ガヴリール「大丈夫ですか……?少し前から様子が……」

ヴィーネ「いつもの発作よ……大丈夫よ……ガヴァヴァヴァッ」

ガヴリール「そうは見えません……あの、私にできることがあったら教えてください。力になりたいんです……!」

ヴィーネ(純粋で穢れを知らないから私の本心にまったく気づけないガヴほんとすこ)

ヴィーネ「……ほんと?」

ガヴリール「はい!なんでもします!」

ヴィーネ「……私はね……ガヴニウム欠乏症なの」

ガヴリール「なんですか?それ」

239: 2017/05/04(木) 16:21:58.494 ID:4cr7YdTp0.net
ヴィーネ「ええと……天使から採取できる特殊な栄養素で……一部の悪魔はそれなしでは人間界で姿を維持できないの……」

ガヴリール「そ、そうだったんですか……!天界で悪魔についても勉強していたんですが知りませんでした……!」

ヴィーネ「無理も無いわ……本来は地上に満ちる天使力だけで事足りるから。でも私みたいなケースだとそれじゃ足りないの……」

ヴィーネ「特に私は重症で……近くに天使がいるだけでもだめ……」

ガヴリール「な、ならどうすれば?」

ヴィーネ「体液をちょうだい……」

ガヴリール「え……」

ヴィーネ「ガヴの体液があれば……なんとかなるか……ガヴァッヴァヴァヴァヴァ!!」

ガヴリール「ヴィーネ!た、体液ですね……え、ええと……」

ヴィーネ「キスして……ガヴニウムの採取には粘膜での接触が効率的なの……ガヴァヴァヴァヴァ」

ガヴリール「き、キス……!?」

242: 2017/05/04(木) 16:25:27.606 ID:4cr7YdTp0.net
ヴィーネ「ガヴァヴァヴァヴァヴァッ!!!ぐっ……くるし……」

ガヴリール「あぁぁヴィーネ……!わ、わかりました……キスをすれば……楽になるんですよね……!」

チュッ

ヴィーネ「ガヴァァ……///」

ガヴリール「こ、これで……」

ヴィーネ「ガヴァッ!?ガヴァヴァッ!!ガヴニウムがっ……」

ガヴリール「ええ!?」

ヴィーネ「いまのだけじゃ足りないみたい……もっと濃厚な……キスを……」

ガヴリール「の、濃厚……?」

243: 2017/05/04(木) 16:29:34.466 ID:4cr7YdTp0.net
ヴィーネ「とにかくもう一回キスして」

ガヴリール「は、はい……」

チュッ

ヴィーネ「レロォォオオオオオオオオオオン」

ガヴリール「ひぃっ!?」

ヴィーネ「逃げないガヴァヴァヴァヴァゥ!!」

ガヴリール「な、なにを……」

ヴィーネ「舌と舌を絡めることで高効率で補給できるの……はやく……ガヴニウムを……ガヴァッ!!」

ガヴリール「う、うう……わ、わかりました……!」

247: 2017/05/04(木) 16:33:08.863 ID:4cr7YdTp0.net
ヴィーネ「オッヒwレロンチョレロンチョwチョベリグチョベリグスココノコッw」レロレロンチョw

ガヴリール(ヴィーネ……その、少し気持ち悪いですっ……)

ヴィーネ(ぷるぷる震えながらも舌を絡めてくれるガヴほんとすこw)

ヴィーネ「ふぅ……だいぶ楽になったわ……ありがとう」

ガヴリール「いえ……ヴィーネをたすけられるのなら……」

ヴィーネ「それでできればなんだけど……これから私と一緒に暮らしてくれないかしら」

ガヴリール「……は?」

249: 2017/05/04(木) 16:38:08.203 ID:4cr7YdTp0.net
ヴィーネ「その、いつ発作が起こるかわからなくて……ガヴが近くにいてくれるとすごく安心するの」

ガヴリール「あ、ああそういう……え、ええとぉ……」

ヴィーネ「私……辛い……」

ガヴリール「わ、わかりました……!では今日から一緒に暮らしましょう……」

ヴィーネ(ちょろガヴほんとすこw)

ヴィーネ「できればガヴの家がいいな……天使力が満ちてる空間のほうが落ち着くから……」

ガヴリール「そ、そうですか……わかりました……」

251: 2017/05/04(木) 16:41:13.481 ID:4cr7YdTp0.net
ヴィーネ(それから私とガヴの共同生活は続いた)

ヴィーネ「ガヴァヴァヴァヴァヴァ」

ガヴリール「ヴィーネ!今助けます……!」

チュッ

ヴィーネ「ガヴァヴァヴァヴァヴァ……・ヴァヴァヴァヴァヴァバ!!!」

ガヴリール「発作が収まらない……?な、なんで……」

ヴィーネ「どうやら……唾液に耐性がついたみたい……別の体液が必要……ガヴァッ!」

ガヴリール「べ、別の……?」

ヴィーネ「助けて……ガヴ……」

ガヴリール「も、もちろんです!必ず助けます!何をすればいいですか……!?」

ヴィーネ「まずは……」

252: 2017/05/04(木) 16:44:23.333 ID:4cr7YdTp0.net
ガヴリール「ヴィーネ……本当にこれでいいんですか……?」

ヴィーネ「ええ……」

ガヴリール「正気じゃないですよ……性器を舐めるなんて……」

ヴィーネ「でもここから一番濃厚なガヴニウムを摂取できるから……」

ガヴリール「……う、ううぅぅ!一度洗わせてください!流石に汚いですよ!」

ヴィーネ「ガヴのおまんまんが汚いわけないでしょ!!!常識的に考えなさいよ!!!」

ガヴリール「え、ええ……でも」

ヴィーネ「ガヴァヴァ!!!」

ガヴリール「わ、わかりました!わかりましたから……!ど、どうぞ……っ」クパァ

ヴィーネ(ちなみにクパァさせるのももちろん私の入れ知恵なのだ)

254: 2017/05/04(木) 16:48:24.572 ID:4cr7YdTp0.net
ヴィーネ「クンカ」スンスン

ガヴリール「嗅がないでください……っ」

ヴィーネ「おっほw」

ガヴリール「ヴィーネ?」

ヴィーネ「べろんちょ!べろんちょ!ずんどこべろんちょべろりんちょ!!!」レロレロジュバババ

ガヴリール「んっ……んんぅっ……!」ピクピク

ヴィーネ(ガヴの喘ぎ声ほんとすこw)

ガヴリール「ヴィーネっ……もう少しゆっくり……っ」

ヴィーネ「ガヴァヴァヴァヴァヴァ!!!ベロロロロンガァァアッ!!!」ジュルルルルッ

ヴィーネ(キタァァアアッ!!)

257: 2017/05/04(木) 16:51:00.950 ID:4cr7YdTp0.net
ヴィーネ(こうして私の行為は徐々にエスカレートしていった)

259: 2017/05/04(木) 16:55:02.683 ID:4cr7YdTp0.net
数日後

ヴィーネ「ガヴァヴァヴァ……」ペロペロ

ガヴリール「ヴィーネ……?」

ヴィーネ「どうやらガヴマンにも耐性ができたみたい……別の体液が必要ね……」

ガヴリール「……というと」

ヴィーネ「唾液もまだしばらく耐性ができてるままだろうし……」

ガヴリール「……あの、ちょっとお手洗いにいってきますね」

ヴィーネ「それよ!」

ガヴリール「え?」

ヴィーネ「もガヴニウムが豊富なのよ!」

260: 2017/05/04(木) 16:59:12.996 ID:4cr7YdTp0.net
ガヴリール「さ、流石に冗談ですよね?」

ヴィーネ「そんなにドン引きしなくても大丈夫よ。飲尿健康法っていうのも聞いたことあるでしょ?」

ガヴリール「だ、だからといってヴィーネに……その、尿を飲ませるというのは……」

ヴィーネ「大丈夫!ガヴのならいくらでも飲めるわ!むしろ飲ませてほしいくらいなんだから!」

ガヴリール「でも……汚いですよ……」

ヴィーネ「ガヴは汚くない!!!!!」

ガヴリール「でも、でも……」

ヴィーネ「でもでもだってじゃないのよ!!!!私は命が掛かってるのよ!!!」

ガヴリール「でm」

ヴィーネ「ガヴァヴァヴァヴァヴァヴァヴァ!!!!!!」

262: 2017/05/04(木) 17:00:58.079 ID:4cr7YdTp0.net
ガヴリール「わ、わかりました!わかりました……」

ヴィーネ「あーん♪」

ガヴリール(これは……ヴィーネのためっ……)

ジョロロロロロロロッ

ヴィーネ「オッホホホホホホw」ゴッキュゴッキュ

ガヴリール(……)

ヴィーネ(やっぱ原液のガヴピスは最高ね!)

ヴィーネ(今までは流し忘れたおしOこしか飲めなかったからね!)

263: 2017/05/04(木) 17:05:41.354 ID:4cr7YdTp0.net
翌日

ヴィーネ「ガヴ~今日もガヴニウムを摂取させて♪」

ガヴリール「ヴィーネ……これはヴィーネにとって必要なこと、なんですよね」

ヴィーネ「そうよ?」

ガヴリール「……。その、ガヴニウム欠乏症?とかいう病気は実在するんですか?」

ヴィーネ「ええ」

ガヴリール「……残念です。ヴィーネ……今まで嘘をついいたんですね」

ヴィーネ「え、ちょ、どういう意味よ!」

ガヴリール「これは人間界風に言えば嘘発見器……。天界製で精度100%の代物です。実際に魂を裁く際に用いられる本物です」

ヴィーネ「……!!」

ガヴリール「お姉ちゃんに借りたんですよ」

ヴィーネ(ゼルエルさん……か)

268: 2017/05/04(木) 17:10:03.574 ID:4cr7YdTp0.net
ヴィーネ「……!これは……!?」

ゼルエル「触れない方がいい。結界だ……それも対悪魔用のな」

ヴィーネ「ゼルエルさん……」

ゼルエル「私の妹に好き勝手してくれていたようだな……」

ヴィーネ「なんで……」

ゼルエル「昨日……泣きついてきたんだ」

ヴィーネ「……」

ゼルエル「あんな顔をするガヴリールの姿を見たのは初めてだ――」

269: 2017/05/04(木) 17:13:23.968 ID:4cr7YdTp0.net
ゼルエル「……覚悟はできているな。悪魔」

ヴィーネ「……ガヴァヴァヴァヴァヴァヴァヴァッ!!!」

ヴィーネ「私を誰と心得る!私は時空の超越者!月乃瀬=ヴィネット=エイプリル!!」

ヴィーネ「時間に囚われている存在に!私を裁くことはできない!!」

ゼルエル「!?」

ヴィーネ「まあ清楚なガヴも飽きてたところだしねえ!なーっはっはっは!!」

ヴォン

チュンチュン...

ヴィーネ「アハハ!」

271: 2017/05/04(木) 17:19:18.888 ID:4cr7YdTp0.net
ヴィーネ(およそ軽く100周はしたかしら……)

ヴィーネ「ガヴァヴァヴァヴァヴァヴァッ!!!!!」

ガヴリール「やめてぇ……っヴィーネぇ……!」ポロポロ

ヴィーネ「ゲラ!wガヴリールドロップキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!」ベロリンチョベロリンチョ

ヴィーネ「うまい~^^」

ヴォン

チュンチュン...

ガヴリール「やめてくださいっ……ヴィーネ……!」ポロポロ

ヴィーネ「ゲララァ!wガヴドロ以下略ゥー!」ズンドコベロンチョ

ヴォン

ヴィーネ(あははっ!この能力最高ね!何度犯してもOK!そして誰も私を裁けない……!!)

ヴィーネ(それにこの悪徳……だんだん悪魔としての力が強くなっているのを感じるわ……!)

ヴィーネ(そうか……私はあらゆる世界の天使を穢した大悪人……その全ての因果を背負っている)

ヴィーネ(私が大悪魔になるのも……当然と言える……!)

272: 2017/05/04(木) 17:23:00.477 ID:4cr7YdTp0.net
チュンチュン...

ヴィーネ「ガヴを穢しても――」

チュンチュン...

ヴィーネ「鬱陶しい連中を始末しても――」

チュンチュン...

ヴィーネ「誰も私を裁けない――」

チュンチュン...

ヴィーネ「もはやラフィもサターニャも……ゼルエルも怖くない――」

チュンチュン...

チュンチュン...

チュンチュン...

チュンチュン...

ヴィーネ「……でも結局逃げてるだけよね、これ……」

274: 2017/05/04(木) 17:25:38.671 ID:4cr7YdTp0.net
ヴィーネ「……寂しい」

ヴィーネ「望めばいくらでもガヴを犯せる力……」

ヴィーネ「でも……どれだけガヴを穢しても私の心にはぽっかりと大きな穴が空いたまま……」

ヴィーネ「どうして……?」

ヴィーネ「清楚なガヴも駄天したガヴも犯し尽くした」

ヴィーネ「いろんなシチュエーションで……ガヴの全てを穢した……」

ヴィーネ「ガヴピスもガヴリールドロップソルトも摂取した……おディスカッションも覚えさせた……ダブルオメコフェスティバルもやった……」

ヴィーネ「でも……満たされない……何が足りないの……教えてよガヴリール……」

276: 2017/05/04(木) 17:27:44.176 ID:4cr7YdTp0.net
ヴィーネ「……いや、私はその答えを知ってる。私はその答えから今まで逃げてきた……」

ヴィーネ「私は……ガヴの愛を手に入れるためにこの力を手に入れたのに……いつの間にかガヴの愛から逃げていた……」

ヴィーネ「私は何をしたいの……?こんな事をするためにこの力を手に入れたの……?」

ヴィーネ「違う……私は誰……?」

ヴィーネ「私は陸……私は海……私は空……私は大悪魔……この世で一番ガヴリールを愛する者……月乃瀬=ヴィネット=エイプリル――――ッ!!!!」

ヴォンッ

277: 2017/05/04(木) 17:31:07.215 ID:4cr7YdTp0.net
ヴィーネ(何をするべきか……私の答えは最初から決まっていた……)

ヴィーネ(正々堂々ガヴと接し合って……お付き合いするの!)

ガヴリール「あの……なにかお困りですか?」

ヴィーネ「ええと……道に迷っていて……」

ガヴリール「それは大変ですね。もし迷惑でなければ私も探すのをお手伝いさせていただけませんか?」

ヴィーネ「ありがとう!」

ガヴリール「ところでどうしてこの街に?差し支えなければ」

ヴィーネ「春から通う学校がこの近くなんです」

ガヴリール「そうなんですか!?私もです!」

ヴィーネ(あぁ……ガヴの慈しみが……心に染みる――)

ヴィーネ(私は……なんて穢に満ちていたんだろう――)

278: 2017/05/04(木) 17:33:24.046 ID:4cr7YdTp0.net
ガヴリール「あっ着きましたよ!」

ヴィーネ「ありがとう……あの、もしよかったら――」

ガヴリール「では私はこれにて……大学生活がんばってくださいね!お姉さん!」

ヴィーネ「……」

ヴィーネ「…………」

ヴィーネ「……………………」

ヴィーネ「え?」

ヴィーネ「だ、だいがくせい……?お姉さん……?」

ヴィーネ「ど、どういう……」

282: 2017/05/04(木) 17:37:05.124 ID:4cr7YdTp0.net
ヴィーネ(なんで今まで気が付かなかったんだろう)

ヴィーネ(ガヴしか見えてなかったから……気づかなかった……)

ヴィーネ(ガヴに出会う前の私に記憶だけ持ち越しているんじゃなくて……私そのものが過去に飛んでたんだ)

ヴィーネ(思い出せば……お金や合鍵とかを持ち込めたわけだし……その時点で気づくべきだった)

ヴィーネ(私が成長し続けていることに……)

ヴィーネ(性欲に身を任せて浪費した時間は……取り戻せない……)

ヴィーネ(私は年齢詐称を疑われ……学校に通うことができなかった)

287: 2017/05/04(木) 17:42:31.467 ID:4cr7YdTp0.net
ヴィーネ「あはは……ガヴとの学校生活はもう送れないの……?」

ヴィーネ「もう……おそすぎたの……?」

ヴィーネ「私は……私はいったいなんのために……」

ヴィーネ「……あれは」


ガヴリール「ほっぺにカスついてるぞ」フキフキ

サターニャ「んっ……あんたこそクリームついてるじゃないの」フキフキ

ガヴリール「んっ……」

ラフィエル「お二人ともずいぶんとイチャイチャしてくれますね~妬いちゃいますよ~」

タプリス「ほんとですよ!」

サターニャ「私達がイチャイチャして何が悪いのかしら。ねえガヴリール?」

ガヴリール「だな。カップルがイチャついて何が悪いんだか」

291: 2017/05/04(木) 17:46:17.918 ID:4cr7YdTp0.net
ラフィエル「独り身の私達に見せつけないでください!!」

タプリス「白羽先輩の言うとおりです!!」

サターニャ「そんなこと言われても……」

ガヴリール「つかお前らが付き合えばいいんじゃね?」

ラフィエル「私が……?タプちゃんと?」

タプリス「私が白羽先輩と?」

ラフィエル「……ないですよ~タプちゃんは可愛い後輩ですし」

タプリス「ですです。白羽先輩は尊敬する先輩なので。あ、もちろん天真先輩が一番尊敬できますが!」


ヴィーネ「……楽しそう」

ヴィーネ「あの輪に……私はもう二度と戻れないんだ……」

ヴィーネ「うぅっ……うぅぅぅぅぅうう!!!!!」

ヴィーネ「神様っ……もし私を見捨てていないのなら……助けて……助けてぇ……」

BAD END M ガヴリールドロップアウト! ヴィーネの時空超越伝

292: 2017/05/04(木) 17:46:51.218 ID:SokLEVi00.net
おい救済はよ

293: 2017/05/04(木) 17:47:25.979 ID:0pzWiyPsa.net
宝くじ当てて金で籠絡しよう

294: 2017/05/04(木) 17:47:44.315 ID:9gjYEIqX0.net

第2部は若返って再挑戦してくれ

引用: ヴィーネ「何度繰り返しても……ガヴサタの成立を防げない……!!」