1: 2008/09/21(日) 03:12:35.00 ID:LOMqUu2R0
雛「もうこんな馴れ合いうんざりなのー!」

蒼「はは、なにいってるんだい雛いt

ゴシャッ!!

蒼「わfkまぃえfじゃs;」

雛「あはははー!頭が綺麗に潰れたのー!蒼星石のローザミスティカゲットなのー!」

翠「いやあああああああああ!!!蒼星石!!蒼星石ぃー!!!」

JUM「う・・・うわああああ!ひぃやゃーーーー!・・・ぅぐっゲロゲロゲロ」

真紅「ひ、ひ、ひ、雛・・苺・・・?


4: 2008/09/21(日) 03:13:35.04 ID:LOMqUu2R0
蒼「・・・ビクンッビクンッ」

翠「いやああああああ!!いやあああああああ!あは・・・あははははははははは!・・・なんですこれ」

雛「よーし次は翠星石の番なのー!」

真紅「や・・・やめなさい!」

雛「なにー?真紅が先にぺしゃんこになるー?」

真紅「・・・どうしたのよ一体・・・なぜあなたがこんなこと・・・」

雛「だーかーらー!もう飽きちゃったのー!雛はそろそろ本気でアリス目指すのー!分かったらぺしゃんこになれなのー!」

ゴッ!

真紅「っく!なんて力・・・!以前戦ったときとはまるで違う・・・!」

7: 2008/09/21(日) 03:14:36.25 ID:LOMqUu2R0
雛「そりゃそうなのー!雛苺は第6ドールなのよー?二番目に新しいのよー!強くて当たり前なのー!あの時はわざと手加減してたのー!」

ドゴッ!

真紅「ぅうぐッ!・・・な、なぜわざわざそんなこと・・・?」

雛「そんなのヒナの気まぐれなのー!あはははー!」

ドゴッ!ガスッ!!

真紅「いぎぃ!!!」

雛「あははは!ちょっとかすっただけなのに真紅ったらおおげさなのー!」

真紅「うぐ・・・!適わない・・・!」

9: 2008/09/21(日) 03:15:16.57 ID:LOMqUu2R0
雛「あはははは!グッチャグチャになれなのー!」

真紅「くっ・・・いちかばちか!雛苺!コレを見なさい!」

雛苺「うゆ?・・・うにゅーだー!」

真紅「それっ!(ぽーい)」

雛「あああまってなのー!ヒナのうにゅーーーー!」

真紅「今の内にnのフィールドへ・・・翠星石、JUM、行くわよ!」

11: 2008/09/21(日) 03:17:11.70 ID:LOMqUu2R0
nのフィールド

真紅「はぁはぁ・・・とんでもないことになったわね・・・大丈夫?翠星石、JUM」

翠「蒼星石の頭が頭が頭が頭が頭が頭が頭が頭が頭が頭が頭が頭が頭が頭が頭が頭が頭が頭が
  コレはきっと何かの冗談蒼星石早く起きるです起きろです起きやがれです起き起き起き起き起き起き
  起き起き起き起き起き起き起き起き起き起き起き起き起き起き起き起き起き起き起き起き起き起き」

真紅「・・・精神が完全に崩壊してしまっているわね」

JUM「ごめんなさいごめんなさいごめんなさい・・・学校にもちゃんと行きますから・・・イヤだ、何で僕がこんな目に・・・ブツブツブツ」

真紅「こっちもかなり錯乱してるわね・・・でもJUMがしっかりしてくれないことには・・・」

JUM「あははは、コレは夢だよきっと・・・はやく目覚めろよ・・・」

パシィン!

真紅「JUM!しっかりしなさい!」

JUM「真・・・紅?」

14: 2008/09/21(日) 03:18:53.06 ID:LOMqUu2R0
真紅「いい?これは夢でもなんでもないの!たった今現実で起こったことよ!私だって現実逃避したいわよ!
   でもダメなの!あなただってまだ生きたいでしょう!?なら戦わなくちゃいけないの!」

JUM「真紅・・・・」

真紅「うぅ・・・うぐ・・・ひっく・・・」

JUM「・・・・わかったよ、真紅。正直すごく怖いけど・・・僕も戦う」

真紅「JUM・・・!」


その頃、外の世界

ピチャッ・・・グチャリ、クチャ・・・ムシャムシャ

雛「・・・うにゅーおいしいのー!お腹いっぱいになったし真紅達にとどめさしに行くのー!」

雛「真紅ー!覚悟するのー!・・・あれ?誰もいないのー・・・きっとnのフィールドに逃げたのねー!どうせヒナからは逃げられないのに」

18: 2008/09/21(日) 03:20:59.84 ID:LOMqUu2R0
nのフィールド

JUM「・・・で、どうしようか」

真紅「水銀燈と金糸雀に協力を求めるわ。二人が協力してくれたらきっと勝てるわ」

JUM「金糸雀はともかく・・・水銀燈が協力なんてしてくれるか?」

真紅「雛苺の脅威を説明すればきっと協力してくれるわ」

JUM「でもきっと信じてくれないぞ」

真紅「・・・翠星石が持っている蒼星石の体を持っていきましょう。これを見せればきっと信じてくれるわ」

翠「蒼星石ずっと一緒です、ずっと一緒です、ずーっと一緒です蒼星石蒼星石蒼星石ずっと一緒です、ずっーっとずーっとずーーーっと・・・」

JUM「・・・翠星石」

21: 2008/09/21(日) 03:22:18.23 ID:LOMqUu2R0
真紅「翠星石・・・悪いんだけれど蒼星石をちょっと貸してもらえないかしら・・・?」

翠「あははは、なにやってるですか蒼星石、猫に小判は犬に馬です、ダメですよ、そのかりんとうは3年前のやつです・・・」

JUM「ダメだ、僕たちの声は届いてないみたいだ。」

真紅「JUM、無理矢理取り上げてちょうだい」

JUM「あ、あぁ・・・翠星石、ちょっと借りるだけだから・・・な?」

翠「!?・・・いやああああああ!!!返して!返してです!!!いやあああ!!アアアアアア゛ア゛アァ!!!うあああああ!!」

JUM「す、翠星石・・・ど、どうしよう真紅・・・!」

22: 2008/09/21(日) 03:24:35.81 ID:LOMqUu2R0
真紅「JUM、翠星石にこのくんくん人形を・・・」

JUM「こんなの代わりになるのか・・・?」

真紅「おそらく今の彼女にはこの人形と蒼星石の区別もついてないわ。あげてみて」

JUM「・・・・おい、翠星石。ほら蒼星石だよ。取り上げてごめんな・・・」

翠「あ・・・♪蒼星石ぃー♪まったくぅー、どこいってたですか?蒼星石♪蒼星石♪蒼星石♪蒼星石蒼星石蒼星石蒼星石
  蒼蒼蒼星せせせせ・・・・」

真紅「翠星石・・・可哀相に・・・」

23: 2008/09/21(日) 03:27:01.32 ID:LOMqUu2R0
雛「ふんふふんふーん♪みんなー♪どこにー♪いっちゃったのー♪翠星石にぃ♪真紅にぃ♪JUーーーM♪」

真紅「・・・雛苺、もうここを嗅ぎつけてきたのね・・・」

JUM「ひ、殺される・・・怖い・・・怖い怖い怖いよ助けておかあさん・・・」

真紅「・・・JUM!しっかりしなさい・・・!気づかれる前に逃げるのよ!」

JUM「うぅ・・・翠星石は?」

真紅「彼女は・・・ここにおいてくわ・・・時間稼ぎしてもらうのだわ」

JUM「そんな!あんまりだ!」

真紅「・・・私だってこんなことしたくないわよ!!でも私たちが生き延びるには今それが一番最善な方法なのよ!・・うぅ・・・ひっく・・・」

JUM「ごめん翠星石ごめん・・・うぅぅ・・・」

24: 2008/09/21(日) 03:28:37.68 ID:LOMqUu2R0
ヒナ「あ!翠星石みーっけ♪・・・・うゆ?なんで一人だけなの?」

翠「蒼星石蒼星石・・・ブツブツ」

ヒナ「ちょっとー無視しないでほしいのー!・・・あ!くんくん人形だ!ヒナにも貸して貸してー!」

翠「・・・・あ・・・あ。ああああアアアアアアアアあ゛あ゛返せええええええええええええ!!!」

ドゴッ!

ヒナ「あぁう!痛い!!」

翠「返せよ返せえええええええええ!ああ!!アッ!ああアァああぁアア!!」

ガッシ!ボカッ!

27: 2008/09/21(日) 03:30:50.66 ID:LOMqUu2R0
ヒナ「くっ!・・・この・・・・よくも」

ヒナ「よくも第三ドールの分際で・・・・!」

ヒナ「ヒナに攻撃してくれたの。」
 
ミチッ!ギチギチッ!

翠「!?ぁあっ!?!いあああああ!?!いだ、いだいぃぃぃ!!!」

ヒナ「楽には殺さないの。翠星石。」

ブチッ

翠「あ゛あ゛ッ!!!」

30: 2008/09/21(日) 03:32:39.42 ID:LOMqUu2R0
その頃、真紅たち

JUM「はぁ、はぁ・・・お、おい、とりあえずどこに行くんだ・・・?」

真紅「金糸雀の所よ」

JUM「場所は分かるのか?」

真紅「大丈夫、前にお邪魔したことがあるわ。ほら、ここよ。この扉から行くの・・・」

ポワァァァ・・・

みっちゃん「ん?・・・!!わぁ真紅ちゃん!何?もしかしてまた遊びに来てくれたの?ちょうど良かったこの服着てみてくれない!?」

真紅「ごめんなさい、今はそんなことしてる暇はないの。金糸雀を呼んでくれないかしら?」

みつ「あ、カナに用なの?ちょっと待っててね!カナー!真紅ちゃんが来てるよー」

ドタドタドタ

金「あらー?真紅が遊びにくるなんて珍しいかしらー!」

真紅「残念だけれど遊びに来たわけではないの。・・・あなたに話があるのよ」

金「話ー?なにかしらー?」

31: 2008/09/21(日) 03:33:51.91 ID:LOMqUu2R0
真紅「・・・・・・・・というわけなのよ」

金「あは、あははは・・・真紅ったら冗談うまくなったかしらー・・・」

真紅「冗談じゃないのよ・・・」

金「嘘かしら!!雛苺がそんなことするわけないかしら!そんな話信じられないわ!!」

真紅「・・・JUM」

JUM「あぁ・・・金糸雀、これを見てくれ」

金「これ?いったいなn・・・!!!い、いやあああ!!!そ、そうせ、せ、蒼星石のか、か、体・・・!?」

33: 2008/09/21(日) 03:35:22.19 ID:LOMqUu2R0
真紅「雛苺の仕業よ。金糸雀・・・これで私たちの話を信じt

金「嘘かしらっ!嘘かしら嘘かしら嘘かしらっっ!!!あの雛苺がこんなことできるわけないのかしら!!・・・そうよ、コレはきっとあなた達がやったのかしら!!」

真紅「!?・・・金糸雀!何を言ってるの!?私たちは・・・」

金「うるさいかしらっ!!!出て行くかしら!!!!カナは簡単には殺されないかしら!これでも喰らうかしら!!!」

ギイイイイイ!!グワングワングオン!!!

JUM「ぐっ!・・・み、耳が・・・!」

真紅「っ!!・・・ここはいったん引いたほうが良さそうね・・・行くわよJUM!」

ポワァァァ・・・

金「はぁ・・・はぁ・・・やったかしら・・」

みつ「ちょっとカナ!?一体どうしたの!?」

金「あ、みっちゃん・・・大丈夫、みっちゃんはカナが守るから・・」

みつ「カナ?」

35: 2008/09/21(日) 03:37:03.97 ID:LOMqUu2R0
ゴッ

グシャッ

グチャッ

雛「あんまり反応しなくなってきたのー」

翠「・・・・・うぅ」

雛「もう飽きたの、頃してあげるのー!翠星石、なにか言い残すことあるー?」

翠「うぅ・・・ずっといっしょ・・・ですよ・・・・蒼星せk

雛「氏ねなの」

ゴシャッ


雛「はぁー・・・ちょっと疲れちゃったのー」

ポウ・・・

雛「あ、翠星石のローザミスティカ・・・ふん、ヒナこんなイカれた奴のローザミスティカなんていらないの!真紅のところにでも行けなの!しっしっ!」

ポウ・・・ポワワワワ・・・

雛「いったん外に出るの」

37: 2008/09/21(日) 03:38:36.84 ID:LOMqUu2R0
雛「ふんふふ~ん♪外はやっぱり気持ちいいの~♪」

雛「あ!ここ確か金糸雀の住んでるマンションなのー!」

ピンポーン

雛「ごめんくださーいなのー!」

みつ「はいはーい・・・ってあれ?雛苺ちゃんじゃなーい!」

雛「こんにちはなのー!」

蜜「今日はめずらしいわねー!まさかローゼンメイデンが2体も家に来てくれるなんて♪」

雛「うゆ?他にも誰かきたの?」

みつ「さっきね、真紅ちゃんがきたのよ!JUM君と一緒に!なんかすぐ帰っちゃったけど・・・」

雛「・・・・真紅」

39: 2008/09/21(日) 03:39:54.57 ID:LOMqUu2R0
みつ「どうしたの?上がらないの?」

雛「あ、お邪魔するのー!」

みつ「カナー!雛苺ちゃんがあそびに来たわよー!」

金「え!?ひ、雛苺?さっきの話が本当だとしたら・・・い、いや、そんなことあるわけないかしら・・・!きっと間違ってるのは真紅たちなのかしらー!」

雛「金糸雀ー!遊びにきたのよー」

金「い・・・いらっしゃいかしら・・・!雛苺」

雛「うょ?なんか変なのよー!金糸雀!」

金「そそ、そんなことないかしらー!」

雛「・・・ふぅん」

40: 2008/09/21(日) 03:41:24.11 ID:LOMqUu2R0
雛「ふんふふーん♪積み木楽しいのー!」

金「ね、ねえ?雛苺・・・?ちょっといいかしら・・?」

雛「なにー?」

金「実はさっき真紅たちがきてね・・・」

雛「うん!」

金「そ、そ、それでね・・・?なんか雛苺がそ、そう、そそそそ・・・そうせ・・・蒼星石を頃したって・・・」

雛「・・・・」

41: 2008/09/21(日) 03:42:42.88 ID:LOMqUu2R0
金「う、嘘・・・よね・・・そそ、そそそそそんなのううs嘘に決まってるよね・・・!?」

雛「・・・・・・・・そんなの嘘に決まってるのよー!」

金「そ、そうよねー!カナったら本気にしちゃったかしらー!雛苺がそんなことするわk

雛「さよならなの、金糸雀」

バシュッ!

金「wかmんふぁ」

ゴトッ・・・

雛「・・・真紅たち・・・余計なことしてくれたの」

みつ「二人ともー!お菓子とジュースを・・・え?・・・か、かか、カナ・・・?え?え?なに?何これ?え?・・・い!いy

メチャッ!

雛「騒がれたらやっかいなのー」

雛「・・・つまんない、もう帰るのー!」

46: 2008/09/21(日) 03:44:21.47 ID:LOMqUu2R0
JUM「クソ!・・・まだ耳が痛いよ・・・」

真紅「ちょっと説明が急過ぎたのかしらね・・・」

JUM「んで、どうするんだよ」

真紅「そうね、いったん時間を置いてからもう一度・・・あら・・・?」

ポワ・・・ポワ・・・

真紅「スィドリーム!・・・・とコレは・・・・・・・・・」

真紅「・・・・・・翠星石のローザミスティカだわ」

JUM「くっ・・・!翠星石・・・!」

真紅「よくここまで頑張ったわねスィドリーム・・・さ、そのローザミスティカを・・・!?・・・これは!」

JUM「お、おいどうしたんだよ・・・真紅」

47: 2008/09/21(日) 03:45:44.33 ID:LOMqUu2R0
真紅「雛苺・・・なんて・・・なんてむごいことを・・・!」

JUM「おい!だから一体どうしたんだってば!僕にも見せ・・・・う!うわ!うわぁ!・・・翠星石が・・・翠星石が・・・・ぅぐっゲロゲロ」

真紅「ちょっとJUM、大丈夫?」

JUM「うぅ・・・雛苺・・・あいつは一体何考えてるんだよ・・・なんでこんなことができるんだよ・・・」

真紅「・・・わからないわ。分かりたくもない」

JUM「うぅ・・・・ぅぐっ・・・もうやだよ・・・何なんだよ・・・」

真紅「・・・JUM、ここでくじけてはダメよ。私たちで必ず雛苺を倒すのよ。でないと蒼星石も翠星石も浮かばれないわ」

JUM「・・・あぁ、わかってる・・・分かってるよ、もう大丈夫だ」

50: 2008/09/21(日) 03:47:32.01 ID:LOMqUu2R0
真紅「・・・落ち着いたみたいね、JUM」

JUM「あぁ・・・ごめんな真紅」

真紅「いいのよ。それより今から金糸雀のところへ行くわよ」

JUM「え?まだ時間を置いたほうがいいんじゃないか?」

真紅「大丈夫よ。この翠星石のローザミスティカがあるから。この子の記憶を見ればさすがに金糸雀も納得するでしょう。
   それに金糸雀がいつ雛苺に襲撃されるかも分からないわ。」

JUM「あ、そうか・・・そうだな、じゃあいくか」

ポワァァァァ

真紅「誰もいない・・・わね・・・?・・・何か妙だわ」

JUM「どういうことだよ」

真紅「分からない・・・分からないけど・・・なにか嫌な予感がするわ」

54: 2008/09/21(日) 03:49:15.65 ID:LOMqUu2R0
JUM「お、おいやめろよそういうの・・・」

真紅「とにかく部屋を見てみましょう」

JUM「あ、おい!真紅」

真紅「・・・ここにはいないわね。JUMそっちは・・・」

JUM「うわ・・・うわああああああああああっ!!!」

真紅「!?・・・どうしたのJUM!」

JUM「こ、ここ・・・これ・・・・うぉぐッえぇっゲロゲロゲロ」

真紅「!?・・・これは金糸雀・・・に・・・・みつ・・・・まさかもう襲撃されてるなんて・・・」

JUM「え゛ぇ゛っうぐっゲロビチャ」

真紅「・・・いったん戻るわよ!JUM」

59: 2008/09/21(日) 03:51:41.81 ID:LOMqUu2R0
JUM「・・・・ふぅ」

真紅「大丈夫?」

JUM「あ、あぁ・・・」

真紅「一足遅かったみたいね・・・」

JUM「そうだな、僕らがあの時金糸雀をちゃんと説得できていれば・・・」

真紅「JUM、終わったことは仕方ないわ。今は後悔なんてしてる暇ないのよ。」

JUM「・・・あぁ」

63: 2008/09/21(日) 03:52:56.63 ID:LOMqUu2R0
雛「のりー!ただいまなのー!」

のり「あ、お帰りなさい雛苺ちゃん♪・・・あれ?JUM君と真紅ちゃんと翠星石ちゃんはいっしょじゃないのぅ?」

雛「・・・ヒナ知らないのー!」

のり「あらそぉ?私が帰ってきてから見かけなかったからてっきりみんなでどこかへ出かけたのかと・・・」

雛「ヒナ知らないの!それよりお腹減ったのー!」

のり「そぉねぇ。じゃ、先に私たちだけで食べちゃいましょうか♪」

雛「はいなのー!」

雛「うゅ~・・・お腹いっぱいなの~・・・もう眠いの~・・・寝るの」

のり「あらあら、珍しいわねぇ。まだ8時にもなっていないわよぅ。今日は遊びつかれたのぅ?」

雛「そうなの~・・・おやすみなの・・・Zzz・・・」

のり「おやすみなさい雛苺ちゃん」

のり「・・・・はぁ・・・JUM君たちどこ行っちゃったのかなぁ・・・お姉ちゃんに何も言わないで・・・」

65: 2008/09/21(日) 03:54:54.18 ID:LOMqUu2R0
JUM「はぁ・・・腹減ったなぁ・・・なあ真紅、ホントに姉ちゃんは無事なんだろうな」

真紅「えぇ、これはアリスゲームなのだから雛苺だってミーディアム以外の人間には手出ししないはずよ・・・
   でも安心しないでね。あの雛苺のことだからもしかしたら・・・」

JUM「うぅ・・・姉ちゃん・・・頼むから無事でいてくれよ・・・」

真紅「大丈夫、きっと大丈夫よ。それよりJUM、いったん外に出るわよ。あまり長くnのフィールドにはいられないわ」

JUM「・・・あぁ」

ポワアアアアアオグチョッ

JUM「・・・どこだ?ここ?」

真紅「わからないわ。適当なところから出てきたから・・・どうやらどこかの空き家のようね
   ちょうどいいわ。今日はここで休みましょう」

JUM「そうだな・・・おやすみ真紅」

真紅「おやすみなさい、JUM」

66: 2008/09/21(日) 03:56:50.60 ID:LOMqUu2R0
次の日

雛「ふわぁ~っ・・・よく寝たのー!朝ごはん朝ごはん~っ!」

のり「はぁ・・・結局JUM君たち帰ってこなかったなぁ・・・真紅ちゃんが一緒なら大丈夫だと思うけど
   やっぱり警察に・・・ううん、でも・・・」

雛「のりおはよーなのー!朝ごはんー!」

のり「あ・・・おはよう雛苺ちゃん♪朝ごはんならキッチンに用意してあるわよぅ。
   それじゃ私は部活に行かないといけないから・・・」

雛「いってらっしゃいなのー!」

ムシャッ・・・ベチャ・・・クチャリ

雛「ふぅー、お腹いっぱいなのー!さてと!出掛けるのー!」

70: 2008/09/21(日) 03:59:06.19 ID:LOMqUu2R0
nのフィールド

雛「ふんふふーん♪今日は誰をたおそっかなー!えーとあと残ってるのはー・・・
  水銀燈でしょ?真紅でしょ?えーとあと一人は・・・」

?「ふふふ・・・」

雛「誰ー!?」

雪「初めまして、お姉さま・・・私はローゼンメイデン第7ドール雪華綺晶です・・・」

雛「第7ドール雪華・・・綺晶?こいつは手強そうなのー・・・!」

雪「ふふふ・・・さぁアリスゲームをはじめましょう」

72: 2008/09/21(日) 04:01:15.21 ID:LOMqUu2R0
真紅「JUM!早く起きなさい!」

JUM「ん・・・・・・もうちょっと寝かせてくれ・・・」

ばちん!

JUM「いてっ!・・・何すんだよ!」

真紅「何すんだよじゃないのだわ。ゆっくり寝てる暇はなくてよ、ほら早く支度しなさい」

JUM「あぁ・・・なぁ今日はどうするんだ?」

真紅「水銀燈を探すわ」

JUM「水銀燈・・・か。水銀燈が協力してくれたら勝てるかな・・?」

真紅「・・・わからない・・・でも勝つしかないのよ。ほら早くしなさい。」

JUM「あ、あぁ」

73: 2008/09/21(日) 04:02:36.88 ID:LOMqUu2R0
雛苺サイド

ヒュオッ、サッ!

雛「あーもー!すばしっこいのー!」

雪「ふふ・・楽しいですわお姉さま」

ドゴッ!

雛「あぐっ!・・・くっ!強いの・・・!」

雪「もっと・・・もっと楽しみましょう・・・!」

ガギッ!ゴッ!

雛「ぐッ!・・・調子に乗るななのー!これでもくらうのー!」

ギュワンギュオオオオグワングワン!!!

雪「くっ・・・音攻撃・・・!」

76: 2008/09/21(日) 04:03:44.65 ID:LOMqUu2R0
雛「まだなのよ!」

ヒュッ!

雪「これは・・苺わだち・・・まさか実体のない私をとらえるなんて・・!ですがこの程度・・・」

雛「えいなの!」

シュバッ

雪「鋏!?・・・くっ!」

サッ!

雪「ふぅ・・・今のは危なかったですわ。・・・・音攻撃で動きを鈍らせ、苺わだちで動きを封じ、そして鋏でしとめる・・・
  中々の攻撃でしたが私には・・・」

雛「まだなの」

雪「え?」

ズドンッッ!!!

79: 2008/09/21(日) 04:05:36.40 ID:LOMqUu2R0
雪「あ・・・が・・・」

雛「油断は禁物なのよ」

雪「そ、そんな・・・・素・・・手?」

雛「ヒナのホントの武器はこの鍛えに鍛え抜かれた拳なの」

雪「く・・・まさか・・・まさか私が・・・負けるなんて・・・」

雛「さっさとローザミスティカを渡すの」

雪「・・・ふふ・・・参り・・・ましたわ・・・私の完敗です・・・お姉・・・さま・・・
  このローザミスティカは・・・あな・・・た・・・に・・・」

雛「早く氏ねなの」

グシャッ!

雛「・・・・これで残りは水銀燈と真紅だけなのー!いっきに倒しちゃうのー!・・・でもちょっと疲れちゃったから少し眠るのー」

89: 2008/09/21(日) 04:08:35.69 ID:LOMqUu2R0
真紅サイド

JUM「・・・水銀燈の場所は分かるのか?真紅」

真紅「一度ホーリエにつけさせた事があるから知ってるわ・・・ほら見えてきたわ。あの教会よ」

JUM「あそこか・・・大丈夫かな」

真紅「大丈夫よ。きっと協力してくれる。そしてみんなで雛苺に勝つのよ」

JUM「あぁ・・・でもやっぱり緊張するなぁ・・・ぐぇっ!・・・緊張で吐き気が・・・っおぇ!ゲロゲロ」

真紅「JUM、あなたはいくらなんでも吐き過ぎよ」

JUM「ぐぇっ!・・・しかたないだろ」

真紅「・・・まあいいわ。時間が惜しいわ、早く行くわよ」

92: 2008/09/21(日) 04:10:25.23 ID:LOMqUu2R0
教会

真紅「お邪魔するわ、水銀燈」

銀「あらぁ?珍しいお客様ねぇ。なに?勝負でもしにきたのぉ?」

真紅「違うわ。あなたに話があるの、水銀燈」

銀「話ぃ?あっはは!私はあなたと話したいことなんてないわぁ!ま、あなたがローザミスティカをくれるんなら話は別・・・」

真紅「水銀燈。お願い、聞いて。真面目な話なの」

銀「・・・・ふん、何か様子が変ね。まぁいいわ、暇つぶしに聞いてやるわぁ」

真紅「ありがとう、水銀燈」

銀「・・・・礼はいいからさっさと話しなさいよ」

真紅「ええ、実は・・・・・・・」

94: 2008/09/21(日) 04:12:13.22 ID:LOMqUu2R0
真紅「・・・・・というわけなのよ」

銀「・・・」

真紅「信じられない・・・といった顔ね。いいわ、ならこれを見てちょうだい。翠星石のローザミスティカよ」

ポワ・・・

銀「・・・これ・・・は・・・」

真紅「どう?これでわかったでしょ」

銀「ふん・・・で、私にどうしろっていうのよ」

真紅「わかるでしょう?協力して雛苺を倒そうって言ってるのよ」

銀「チッ・・・」

98: 2008/09/21(日) 04:15:02.33 ID:LOMqUu2R0
真紅「なによ、不満そうね」

銀「当たり前じゃない!なんで私があんたなんかと組まなきゃいけないのよ!・・・ふん雛苺くらい私だけで倒してみせるわぁ」

真紅「あなた本気でいってるの?いい?雛苺は今、金糸雀と蒼星石、自分のを合わせれば少なくとも3人分のローザミスティカを持っているのよ。一人じゃ絶対・・・」

銀「・・・あぁ、もううるさいわねぇ!わかったわよ、協力すればいいんでしょ、協力すればぁ!」

真紅「ありがとう、水銀燈」

JUM「ホッ・・・よかった」

雛「ねぇねぇ何話してるのー?ヒナも混ぜてほしいのー!」

103: 2008/09/21(日) 04:16:22.86 ID:LOMqUu2R0
真紅「雛苺!?」

JUM「うわ・・・うわ!うわああああああ!!ひな・・・雛・・・雛いち・・・ヒィ!ヒィィィィ・・・・っおぇゲロゲロゲロ」

雛「吐くほど怖がらなくてもいいじゃないのー!JUM」

銀「・・・さっそくきたわね」

真紅「JUM!あなたは危ないからnのフィールドに逃げてなさい!」

JUM「・・・・うぅ、ごめん真紅・・・」

銀「さ、はじめましょうか」

真紅「覚悟しなさい雛苺!」

雛「2対1・・・望むところなのよー!」

108: 2008/09/21(日) 04:18:46.78 ID:LOMqUu2R0
ヒュン!ヒュン!

雛「どこ狙ってるのー?二人ともー!遅すぎるのよー!」

真紅「この前よりさらに強くなってる・・・!」

銀「くっ・・・!なんて速さよぉ!」

雛「あははー!どうしたのー?もうこないのー?」

真紅「・・・水銀燈、ゴニョゴニョ・・・」

銀「・・・分かったわ」

真紅「・・・行くわよ雛苺!」

109: 2008/09/21(日) 04:20:00.64 ID:LOMqUu2R0
シュババババッ!

雛「あはは!そんなにがむしゃらに攻撃してもヒナには当たらないのよー?」

真紅「・・・くっ!」

雛「もういいの、つまんないのー。氏んで真紅」

真紅「・・・今よ!水銀燈!」

雛「え?」

銀「これでもっ!くらいなさぁいっ!!」

ズバンッ!

雛「うぐぁッ!!!」

113: 2008/09/21(日) 04:21:50.49 ID:LOMqUu2R0
銀「よし!やったわぁっ!」

雛「ふははは、そっちは残像なの」

銀「何ですって!?」

雛「氏ねなの」

真紅「水銀燈!」

ブチィッ

銀「あ゛あ゛ぁ゛ッ!!!」

雛「余計な動きするななのー!せっかく頭を引き千切ろうと思ったのに、左腕をちぎってしまったの」

118: 2008/09/21(日) 04:23:53.50 ID:LOMqUu2R0
真紅「水銀燈!大丈夫!?」

銀「うぐぅぅ・・・!はぁ・・・はぁ・・・よくも私の腕を・・・!」

雛「あーあ・・・二人ならちょっとは楽しめると思ったのに・・・期待はずれもいいとこなのー・・・・ふわーぁ、ヒナ退屈すぎてなんだか・・眠くなってきちゃったの・・・」

真紅「くっ!・・二人でも全く歯が立たないなんて・・・!このままじゃ・・・・」

銀「・・・真紅」

真紅「なに!?水銀燈、しゃべってる暇は・・・」

ドンッ

真紅「な、なにをするの水銀燈!?」

銀「このままじゃ確実に二人ともやられるわ・・・あなたはあの人間と一緒に逃げなさい・・・!!」

125: 2008/09/21(日) 04:25:37.50 ID:LOMqUu2R0
真紅「何言ってるの!?それじゃあなたが!!やめて!やめt

ポワアアアアア

銀「バイバイ、真紅・・・」

雛「・・・どうせ逃がしたって無駄なのに」

銀「ふん、無駄じゃないわよ。だってあなたはこの私が今ここで倒すんだから」

雛「二人でも歯が立たなかったくせにほざくんじゃないわよ」

銀「ふん、そんなのやってみなくちゃわからないわ!いくわよぉっ!!」

133: 2008/09/21(日) 04:28:18.92 ID:LOMqUu2R0
nのフィールド

ドサッ

真紅「ぅぐっ・・・!」

JUM「真紅?・・・おい真紅!大丈夫か!?戦いはどうなったんだ!?水銀燈はどうした?雛苺は!?」


真紅「水銀燈!・・・くっ!・・・」

JUM「お、おい真紅・・・」

真紅「逃げるわよ!JUM!」

JUM「え?」

真紅「いいから!できるだけ遠くに!」

134: 2008/09/21(日) 04:29:28.45 ID:LOMqUu2R0
教会

銀「・・・うぅ・・・ぐ!・・・」

雛「ほら、やっぱりダメだったのー!」

銀「・・・ま・・・まだ・・・まだ・・・勝・・負・・・は・・・これ・・・から・・・」

雛「もういいの、水銀燈は第一ドールにしては良く頑張ったの」

銀「ぅ・・・真・・紅・・・」

雛「バイバイなの、水銀燈」

ゴシャッ

雛「・・・・残るは真紅だけなの」

142: 2008/09/21(日) 04:32:39.78 ID:LOMqUu2R0
nのフィールド

JUM「はぁはぁ・・・おい真紅、もういいだろ?いったい戦いはどうなったんだ?」

真紅「・・・雛苺には私と水銀燈でも適わなかった・・・あのままじゃ確実に二人ともやられてたから・・・水銀燈は私だけを逃がして・・・きっと今頃はもう・・・」
   
JUM「そんな・・・・」

真紅「うぅ・・・水銀燈・・・」

JUM「ど、どうするんだよ・・・こんなの、こんなのもう勝ち目がないじゃないか・・・」

真紅「JUM・・・まだあきらめてはダメよ・・・まだ勝つ方法があるわ・・・」

JUM「なにいってるんだよ!?もうどうしようもないだろ!?いったいどうやって・・・」

真紅「さっき雛苺を見て気づいたことがあるの・・・このまま・・・このままもう少し時間を稼げれば・・・」

雛「二人ともー!もう観念するのよー!」

真紅「くっ!・・・もう追いついてくるなんて・・・!JUM下がってて!」

JUM「し、真紅!!」

147: 2008/09/21(日) 04:34:09.96 ID:LOMqUu2R0
雛「あはははー!真紅は一番最後に残ったからじわじわと頃してあげるのー!!」

真紅「・・・雛苺!」

雛「いくのよー!」

ゴスッ!

真紅「ぐっ!・・・これでもくらいなさい!」

シュバッ!

雛「だーかーらー!遅いって言ってるのー!左腕もーらい♪」

メキャブチっ!

真紅「きゃああああ゛!!」

JUM「真紅ー!!」

153: 2008/09/21(日) 04:35:54.01 ID:LOMqUu2R0
雛「ふふ、もっと鳴けなのー!次は右足よー!」

ブッチ

真紅「あ゛ぁう゛!!!」

雛「右腕ー♪」

メキャメキャブチッ!

真紅「あ゛ぁぁぁ!!!!」

雛「最後に左足なのー!」

ブヂッ

真紅「あァッ!!・・・ぁう・・・」

雛「あはははー♪だるまさんの完成なのー!」

JUM「うわあぁぁぁ!真紅の・・・真紅の両手足が・・・・っぅおえぇ!ゲロッゲロロ」

雛「まだ殺さないのよー!じっくりと痛めつけてあげるのー!」

158: 2008/09/21(日) 04:38:27.27 ID:LOMqUu2R0
ゴスッ!

ドスッ!

ゴッ!

雛「はぁはぁ・・・雛もう疲れちゃったの。そろそろトドメなの!」

真紅「・・・ぅう・・・」

JUM「あぁ・・・もう終わりだ・・・真紅・・・真紅」

雛「これでおしまいなのー!ばいばい真紅ー!」

JUM「真紅ぅぅ!!!!」

162: 2008/09/21(日) 04:39:51.64 ID:LOMqUu2R0
ピタッ

雛「あ・・・れ・・・?」

JUM「な、なんだ?雛苺のやつ急に攻撃を止めた・・・?」

雛「な・・・んで?・・・体が・・・うごか・・・な・・・?」

真紅「・・・・間一髪だったわ・・・」

雛「え・・・?ど・・・ゆ・・・こと・・・?」

真紅「・・・まだ気づかないの?」

雛「え・・・?」

168: 2008/09/21(日) 04:42:25.83 ID:LOMqUu2R0
真紅「あなたは力を使いすぎたのよ」

雛「・・・え?」

真紅「あなたは私たちとは比べ物にならないくらい強かった・・・でもその分、力の消費がかなり激しかったみたいね・・・」

真紅「さっき私と水銀燈との戦いのときあなたは『退屈すぎて眠たい』と言ったわね?ただの冗談かと思ったけど・・・
   あなたは本当に眠そうだった・・・そう今にもネジが切れそうなくらいに・・・それで気づいたのよ」

雛「そ・・・んな・・・」

真紅「愚かね・・・あなたは殺戮に夢中になりすぎて自分がどれだけ力を使っているのかにも気づかなかった・・・」

雛「う・・・うぅぐ・・・あと・・・あと一歩なのに・・・」

170: 2008/09/21(日) 04:43:41.56 ID:LOMqUu2R0
真紅「・・・JUM」

JUM「なんだ?」

真紅「そこにある斧で雛苺にトドメを・・・みんなが味わった苦しみを・・・恐怖を・・・味わわせてあげて・・・」

JUM「・・・わかったよ、真紅」

雛「・・・え?J、JUM・・・?なに・・・するの・・・?」

JUM「・・・・」

雛「や・・・やめ・・るの・・・そんなこと・・・しちゃ・・・嫌なの・・・」

177: 2008/09/21(日) 04:45:17.84 ID:LOMqUu2R0
真紅「JUM、惑わされてはダメよ」

JUM「分かってる」

雛「JUM・・・?やめるの・・・ごめんなさい・・・するから・・・もう・・・部屋も散らかさない・・・から・・・おね・・・がい・・・」

JUM「じゃあな、雛苺」

雛「イヤ・・・・!イy

ゴシャッ!

181: 2008/09/21(日) 04:48:26.99 ID:LOMqUu2R0
JUM「はぁ・・・は・・・ゲ・・・ゲェッェ」

真紅「大丈夫?JUM」

JUM「・・・それはこっちの台詞だよ。お前手足がちぎれてるじゃないか・・・」

真紅「・・・そういえばそうね」

JUM「・・・・終わったな」

真紅「えぇ・・・でもあまりに多くを失いすぎた・・・」

JUM「真紅・・・」

185: 2008/09/21(日) 04:49:57.40 ID:LOMqUu2R0
ポワァ・・・・

JUM「ん?・・・・・雛苺の体からローザミスティカが・・・そうか、全部揃ったんだな・・・
    真紅、これでアリスになれるぞ・・・」

真紅「・・・・・・・えぇ」

パァァァァァ

JUM「っ!・・・すごい光だ・・・!」

シュオオオ・・・

アリス「これが・・・アリス・・」

JUM「なんて綺麗なんだ・・・」

コツン・・・コツン・・・

JUM「だ、誰だ!?」

アリス「・・・・お父様」

188: 2008/09/21(日) 04:51:21.48 ID:LOMqUu2R0
JUM「お、お父様・・・?この人が・・・ローゼン・・・」

ローゼン「・・・・真紅、君がアリスになったんだね」

アリス「お父様・・・」

ローゼン「ずっと見ていたよ・・・ずいぶんつらい思いをさせてしまったね・・・さぁ、行こう。これからはもう苦しまなくていい」

アリス「・・・・」

ローゼン「どうしたんだい?アリス」

アリス「お父様・・・私は・・・」

アリス「私はこんな思いをするなら・・・アリスになんてならなければよかった・・・」

ローゼン「・・・・・」

189: 2008/09/21(日) 04:52:26.51 ID:LOMqUu2R0
アリス「確かに私は・・・アリスになってお父様に会うのが夢だった・・・でもこんなの・・・こんなの辛過ぎる・・・
    またみんなに会いたい・・・皆と暮らしたい・・・・うぅっ・・・ううぅ・・・」

ローゼン「アリス・・・」

ローゼン「わかったよアリス」

アリス「え・・・?」

ローゼン「それが君の望みなんだね」

パァァァァ・・・

アリス「え?・・・お父様・・・何を・・・して?」

ローゼン「雛苺に殺されたドールと人間を私の命を使って生き返らせる」

アリス「え!?そんな・・・お父様!お父様!!」

ローゼン「そんな顔をしないでおくれアリス。私は君に一目会えただけでうれしかったよ」

アリス「うぅ・・・お父様・・・お父様ぁ・・・・!」

192: 2008/09/21(日) 04:53:27.80 ID:LOMqUu2R0
ローゼン「・・・雛苺の魂は私が責任を持って連れて行こう。・・・それとJUM君」

JUM「は、はい・・・」

ローゼン「アリスのこと・・・頼んだよ」

JUM「はい・・・!」

ローゼン「それじゃあ幸せに暮らすんだよアリス・・・」

パアァァァァァァ!

アリス「お父様!お父様ァーーー!!」

195: 2008/09/21(日) 04:54:56.12 ID:LOMqUu2R0
きて・・・起きて・・・・JUM起きて!

JUM「ん?・・・なんだよ一体・・・?」

アリス「JUM起きて!!」

JUM「し、真紅?・・・じゃなかったアリスか・・・」

アリス「いいえ、真紅でいいわ」

JUM「あ、あぁ、そうか・・・ってあれ?いつの間に僕の部屋に戻ってきたんだ?」

真紅「・・・お父様が最後にここまで飛ばしてくれたの・・・」

JUM「そうだったのか・・・。!!そうだ!翠星石や蒼星石は!?」

197: 2008/09/21(日) 04:55:21.47 ID:jYn+X7icO
雛ハブENDwwwwww

198: 2008/09/21(日) 04:55:50.15 ID:LOMqUu2R0
ドタドタドタ!

ガチャッ!

翠「あー!やーっと起きやがったですか!このチビ人間!」

JUM「す、翠星石・・・はは・・・生き返ってる・・・」

翠「はぁ?何いってるですか?」

真紅「JUM。今回のことを覚えているのはどうやら私とあなただけのようなの。
   雛苺のことを覚えてるのも私たちだけ。」

JUM「そうなんだ・・・」

201: 2008/09/21(日) 04:56:46.58 ID:LOMqUu2R0
翠「雛苺?なんですかそれ?おいしいんですか?」

JUM「いや、なんでもないよ。それより翠星石・・・」

ぎゅっ

翠「あわっ!?ぁわわ?///い、いきなり何するですか~!?このチビ人間!?///」

JUM「よかった・・・本当に良かった・・・うぅぅ・・・」

翠「や、やめるですよぅ・・・恥ずかしいです///」

202: 2008/09/21(日) 04:57:51.67 ID:LOMqUu2R0
ガチャッ

蒼「何か騒がしいけどJUM君、起きたの?」

JUM「蒼星石!!」

ぎゅっ

蒼「わっ!わっ!いきなりなにするのさJUM君・・・///」

JUM「二人とも・・・本当によかった・・・うぅぅ・・・ひっく・・・・ぅ!・・っぅおえっゲロゲロ」

翠「わーっ!チビ人間が吐きやがったですぅー!」

蒼「ぅわわ、大変だー!!」

ギャーギャー・・・

真紅「ふふ・・・全く、騒がしいわね」

真紅「お父様・・・」

真紅「私は今幸せです」


おわり

205: 2008/09/21(日) 04:58:22.33 ID:VHIobMe80
JUM吐き過ぎだろうwwwww

引用: 雛「みんなー!アリスゲームを始めるのー!!」