100: 2012/06/14(木) 17:28:29.01 ID:M7gwJHOH0


前回:P「春香の寝起きに『昨日は良かったよ』って言ってみる」

P「春香のお説教は気にせず次だ次!」

P「うーん…次は千早にでも仕掛けてみるか」

P「千早は普段からお堅いからあんまりドッキリにも反応しないかもしれんが」



P(春香の時と同じ作戦を使ってみたが…)

千早「私が弟にしてあげられなかったことを高槻さんは」

P(めちゃめちゃ元気じゃねえか!!)

千早「エイプリルフールに私の胸が大きくなったって言われたんですがこれって」

P(しかもいつになくよく喋る)
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104: 2012/06/14(木) 17:35:56.11 ID:M7gwJHOH0
千早「プロデューサー、聞いてますか?」

P「お、おう…それは酷いな」

千早「そう思いますよね!胸囲で検索したら未だ(2012/6/14現在)に私がトップだなんて…」

P(はよ寝てくれえええええええ!夜が明けちまう!!)

千早「本当に信じられ…ま…」ポテッ

P「…千早?千早さーん?もしもーし?」

千早「……」スースー

P「ロボットかよ…どこかにON/OFFスイッチでもあるんじゃないか…」

111: 2012/06/14(木) 17:42:32.42 ID:M7gwJHOH0
P(全く、てこずらせやがって…でも寝ちまえばこっちのもんだ!)

千早「……」スースー

P「72」ボソッ

千早「くっ」

P(寝てるんだよな…)

P「鉄板」ボソッ

千早「くっ」

P「まな板、鉄壁、絶壁、完璧」ボソッ

千早「くっくっくっくっ」ギリリ

P「うっうー!(裏声)」ボソッ

千早「……」ニヘラ

P「なんだこれは」

120: 2012/06/14(木) 17:52:12.78 ID:M7gwJHOH0
P(少し手口を変えてみるか。千早の胸出しても面白みも何も無いし)

千早「……」スースー

P(とりあえず胸をひたすら馬鹿にして)



千早「……」ギリギリ

P(歯軋りがとんでも無い事になってるぞ…人って寝てる時にこんな顔出来るんだな)

P(千早のイライラさせた状態を維持して……)



P「やればー、できるー、きっとー、ぜったいー♪」ボソボソ

P(出来た!片栗粉入りゴムゴム君!)

P(やればできる、良い言葉だな!俺たちに避妊の大切さを教えてくれる)

129: 2012/06/14(木) 18:00:50.52 ID:M7gwJHOH0
千早「ん……」

千早「……最悪の目覚め…何故だかイライラするわ…」

千早「……そういえばホテルに泊まったんだったわね」

千早「さっさと顔を洗って……ん?」

千早「…!?見間違えかしら…」ゴシゴシ

千早「な…何これ…どういうこと…」

千早「……何で枕元に…こんなものが」

千早「落ち着くのよ千早…ビークール…冷静に…如月千早は慌てない…」

132: 2012/06/14(木) 18:05:45.78 ID:M7gwJHOH0
千早「……状況を整理しましょう」

千早「私は昨日仕事が終わった後プロデューサーとこのホテルに」

千早「もちろん部屋は別々」

千早「だけど…昨日確か私の部屋で遅くまで話し込んで…」

ガチャッ

P「おう、シャワー借りたぞ」ゴシゴシ

千早「な、何やってるんですかー!?タオル一枚で!服を!!」

P「ははは、今更何言ってるんだ。裸を見せあった仲じゃないか」

千早「…ぱーどぅん?」

P「千早、昨日は良かったよ」

千早「おっ?」

142: 2012/06/14(木) 18:12:41.25 ID:M7gwJHOH0
P「あれ?お前覚えてないのか?」

千早「いや…もう頭が全く働きません。これ現実ですか?」

P「寝ぼけてるのか?夢じゃないぞ。俺との愛の結晶あそこに置いてあるだろ?」

千早「愛の結晶って……」

P「枕元のアレ」

千早「」

P「千早も結構可愛いとこあるんだよな、あんな風になるなんて…」

千早「ちょっ…プロ…えぇぇぇぇええええ!?」

152: 2012/06/14(木) 18:22:22.65 ID:M7gwJHOH0
P「録音もしてあるぞ」

千早『くっ…っ…っ…くっ…っ…』

P「結構可愛い声出すよな。このこの~」ツンツン

千早「……」

P「お、おい。そんな怖い顔するなよ…録音して良いって言ったのは千早だろ?」

千早「あの、私何も覚えてないのですが」

P「いんや、ちゃんと言ったぞ。『ろ、録音しても…良いです…よ…』って」

千早「…恨むぞ…昨夜の私……というより何でですか!」

千早「何故こんなことを!仮にもアイドルとプロデューサーなんですよ!信じられません!」

P「合意の上だったじゃないか…そんなの関係ありません。気持ちが通じ合ってればってさ」

千早「わ…私が…そんなことを……」ガクガク

P「……」ピッ

千早『ん…くっ…っ……っ…くっ……』

千早「」

160: 2012/06/14(木) 18:33:38.43 ID:M7gwJHOH0
千早「…私の…初めてはどこへ……あの空へ…蒼い鳥のように…」ブツブツ

P「千早?」

千早「何故…何故私は忘れてしまったの…こんなに大事な事を…どうして…」ブツブツ

P「千早ちゅわーん?」

千早「いえ…まず考えるべきは…皆に報告すべき…それともこのまま隠し通して…」ブツブツ

P「もしもーし。やっぽー、うっほほーい」

千早「ちょっと黙って下さい!どうすれば良いか考えてるんですから!!」

P「ヒッ」

千早「…確かに私にも責任があります…プロデューサーだけが悪いような言い方を…すみません」

千早「だから…これからの事を真剣に考えないと…」

P「ど、どうしたんだ急に…」

千早「プロデューサーなら…私…いえ…プロデューサーで本当に良かった…」

169: 2012/06/14(木) 18:42:52.05 ID:M7gwJHOH0
P「千早…これからの事を考える前に1つ見せたいものがある」

千早「何ですか?…も、もしかして…指輪……?ま、まだ心の準備が…」ドキドキ

P「違う、もっと大事なものだ。これを見てくれ」ヒョイッ

千早「…っ!!そ、そんなの見せないでください!!もう捨てて下さい!」

P「そんなのじゃない!俺達の初めての証だろ…?」

千早「……」

P「頼む、見てくれ。俺から…お前へメッセージを書いておいた」

千早「……」

P「……」

千早「……分かりました。私達の大切な初めてに…とても大切なメッセージ…」

174: 2012/06/14(木) 18:49:50.38 ID:M7gwJHOH0
千早「……どっ…きり……?」

千早「…ふぅ…深呼吸…深呼吸…」スーハー

P「……」

千早「はい?」

P「はい」

千早「なるほど」

P「いえす」

千早「……」

P「……」

千早「流石、プロデューサー。気付きませんでしたよ」

P「はーい!見事千早はドッキリにひっかかりましたー!チョロイなー!」

千早「」プッツン

177: 2012/06/14(木) 18:50:33.94 ID:PFjr2nSIO
何故油を注いだし

181: 2012/06/14(木) 18:54:43.08 ID:M7gwJHOH0
千早「訴えます。訴えてやります」

P「へ?」

千早「社長に直訴します。許せません」

P「お、おいドッキリだぞ……よくあるじゃないか」

千早「ドッキリの範疇を超えています。悪質極まりない」

P「ちょ、ちょっと待ってくれ!ごめん!やりすぎた!」

千早「いえ、謝らなくても結構です。私の意思は変わりませんから」

P「た、頼む!落ち着いてくれ!イライラしてるのは分かるが…」

千早「私は冷静です。むしろプロデューサーの方が世間的な目から見ておかしいです」

184: 2012/06/14(木) 18:56:04.21 ID:OcKtNt+s0
ぐうの音も出ない

186: 2012/06/14(木) 18:59:00.58 ID:AhPS+Me40
りっちゃん早く

190: 2012/06/14(木) 19:03:12.59 ID:M7gwJHOH0
P「た、頼む…勘弁してくれ…」

千早「嫌です。こんな人が私達のプロデュースをしてただなんて…ゾッとするわ」

P「ち、千早…」

千早「名前を呼ばないでください。気分が悪いです」

P「うっ…」

千早「皆にはちゃんと伝えておかなきゃ。理由を話せば納得してくれるわ」

P「本当に…すまなかった…ごめん…」

千早「さてと、社長に早速連絡しないと…この人の写真も証拠として送ろうかしら」カシャッ

P「あ…あぁ…」

千早「あ、もしもし社長…少しお時間を…」

P「……」



千早「それでは、さようなら。次の仕事見つかると良いですね」

ガチャッ

P「お、終わった…」

196: 2012/06/14(木) 19:06:05.39 ID:M7gwJHOH0
P「あはは…たかがドッキリでこんなことに…」

P「……そうだよなー…こんなドッキリ無いよなー…」

P「春香の言ったとおりだったな…やめときゃ良かった…」

P「…ごめんよ…春香、千早…こんなプロデューサーで…」

P「……でも…お前達を…応援するぐらいのことは許してほしいな」

P「……」

P「出よう…」

ガチャッ

千早「ワッ!!!」

P「うおっ!?」

千早「あははっ、ひっかかりましたね!」

210: 2012/06/14(木) 19:18:55.24 ID:M7gwJHOH0
P「本当に申し訳ありませんでした…」

千早「まあ一瞬我を忘れて襲いかかりそうになりましたが…」

千早「何とか自制心を保てました」

P「で、同じ目に遭わせてやろうと…」

千早「はい、今この状況でどうすれば最もプロデューサーを陥れる事が出来るか脳をフル回転させたところ」

千早「あのような結果になりました」

P「確かに泣きそうだった…俺終わったと思ったぞ…」

千早「乙女心を弄んだ罰です。しっかり反省してください」

219: 2012/06/14(木) 19:26:15.95 ID:M7gwJHOH0
P「はい…当分このようなことはいたしません…」

千早「当分…って…まあ、今後あのようなことはしないでくださいね」

P「前向きに検討します」

千早「…ちなみに逆ドッキリ中も半分本音が出てましたから」

P「ま、マジか…凹む…」

千早「ふふっ、まあ好きでも無い人にこんなことされたら本当に訴えますけどね」

P「ん?それって…」

千早「あ…深い意味はありませんから!単純に嫌いな人にされたら訴えてますってことであって…!」

P「うっうー、千早さん大好きです(裏声)」

千早「やっぱり訴えます」

P「ごめんなさい」


終わった

221: 2012/06/14(木) 19:28:46.95 ID:PFjr2nSIO

引用: P「アイドル達の寝起きに『昨日は良かったよ』って言ってみる」