801: 2015/05/17(日) 02:09:18.13 ID:iP8tc58fo


シリーズ:提督「安価でみんなと遊ぶ」シリーズ 

最初から:提督「安価でみんなと遊ぶ」【1】
前回:提督「安価でつづけてみんなと遊ぶ」【8】

―執務室―

提督「――ということで、楽しめるデートのコツという本の通りに行ってみた」

提督「春雨には本の真似事をしてみたいといって付き合ってもらったが、実際に楽しかったのだろうか。はたして」

↓2
艦隊これくしょん -艦これ- おねがい!鎮守府目安箱 1 (電撃コミックスNEXT)
807: 2015/05/18(月) 01:08:25.13 ID:1bA/QozTo
―談話室―

提督「バトルシップを見よう」

大和「バトルシップ……ですか?」

長門「なんだそれは」

提督「知らないのか? 一部じゃ結構有名なんだが……」

陸奥「あまり映画とか見ないから」

武蔵「そんな事をしている暇が有るなら鍛錬をする」

陸奥「そういう訳じゃ無いんだけど……」

提督「まあまあ、たまにはいいじゃないか。実際、面白いからさ」

大和(提督がこういう時って、何かしらあるんですよねぇ)

808: 2015/05/18(月) 01:08:54.02 ID:1bA/QozTo
~視聴終了~

提督「いやー、いつみても戦艦のドリフトは凄い」

武蔵「退役した艦が最後を決めるシーンは良かったな」

長門「レーダーに頼らない距離の計測も流石だった」

大和「……ですけど、結局宇宙人は何のために来たんですか?」

陸奥「そもそも、宇宙から来る技術が有るのに、何で海戦なんかしてるの」

大和「なんだか、逆に少し可哀想な気がしますね……」

提督「ええ、いや、そういうのを見る映画じゃないから……」

武蔵「あまりそう言う事は考えなかったな」

長門「私もだ」

大和「二人共、映画を見るときはもうちょっと深く見ましょうよ……」

陸奥「らしくはあるけれど」

809: 2015/05/18(月) 01:09:35.33 ID:1bA/QozTo
武蔵「そもそも、この映画の宇宙人というのは、現実の深海棲艦と同種ではないのか?」

大和「それは……」

陸奥「現実と映画を混ぜ合わすのはよくないわよ」

武蔵「そうだがな。だがB級映画を楽しむように、あまり余計な事は考えない方が良いぞ」

陸奥「……」

大和「……あれ、武蔵、B級映画って知っていたの?」

武蔵「なぜそう思う」

大和「面白かったと感想を言う人が、自分でB級とはあまり言わないでしょ」

武蔵「……ふっ、ではな」

大和「あ、武蔵!」

提督「何だかわからないけど、解散にするか。ぶっちゃけ、バトルシップは監督の本命じゃないらしいから、適当に見るのが一番だぞ」

陸奥「そうね、映画は映画だものね」


長門(……最後の方見返していたら、もう解散していただと)

810: 2015/05/18(月) 01:10:38.94 ID:1bA/QozTo
―執務室―

提督「バトルシップは戦闘シーンはそこそこいいぞ。評価は最高に悪いけどな」

提督「というか、俺見るとき宇宙人の事とかなにも考えて無かったな……大和とか陸奥とかよく見てんだなぁ」

下2

776: 2015/05/13(水) 00:35:33.23 ID:/jT+Ue9y0
大和型&長門型とバトルシップ鑑賞

805: 2015/05/17(日) 02:16:16.40 ID:tgNs9JdEo
夕雲型の高波歓迎会にしれっと混ざる

813: 2015/05/19(火) 01:26:41.19 ID:wvX7BZ2Yo
―夕雲型の部屋―

夕雲「高波、鎮守府にようこそ」

巻雲「ゆーっくりしていてね~」

高波「は、はい……」

長波「まあ緊張すんな。新しい姉妹が着任したから歓迎会なんて、結構どこでもやっている事だぞ」

高波「そ、そうなんですか? 高波姉さまが言うなら、なるべく緊張しないようにするかも、です」

朝霜「あんま碌な歓迎会しないって聞くけどな」

早霜「まじめにするときも……ある……」

清霜「そうね、いろいろやっていたし」」

提督「なんにせよ、今日は高波の歓迎パーティだ。盛り上げていこうか」

814: 2015/05/19(火) 01:27:08.53 ID:wvX7BZ2Yo
高波「し、司令官?」

提督「さて、まずは何する? 料理を食べる事から始めようか」

夕雲「そうですね。せっかく作ったんだし、冷めちゃう前に頂きましょう」

高波「あ、あれ、もしかして、高波の幻覚かも、しれませんね」

長波「いや、普通に実体として存在している」

朝霜「つーか、最初からいたよな」

清霜「準備含めて始めから居たわよ」

早霜「いつもどおり……」

高波「そ、そうなの? 納得した、かも」

815: 2015/05/19(火) 01:27:35.40 ID:wvX7BZ2Yo
巻雲「はむはむ」

夕雲「巻雲さん、口元が汚れてるわよ」ゴシゴシ

巻雲「んむー」

長波「……まあ、これがここでの日常だ。唐突な事件はむしろいつも通りだ」

高波「はい」

提督「そうだぞ。ここの空気に馴れる事、それがまず重要だ」

朝霜「今まさにそれを表しているしな」

早霜「大丈夫……すぐになれる……」

清霜「空気になれても戦艦になれる日はまだまだ先だけど」

提督「3点」

清霜「何で点数を!? ギャグじゃないからね!」

高波「ふふっ、分かりました! 高波、早くお役立ちできるように頑張るかも、です!」

提督「あっ、巻雲それ俺が取ってたやつ!」

夕雲「大丈夫ですと、提督の分はきちんととってありますから」

高波「……あれ」

長波「聞いてねえな……ほんと、混ざりたかっただけなんだな」

816: 2015/05/19(火) 01:28:02.93 ID:wvX7BZ2Yo
―執務室―

提督「二次会まで参加してしまった。意外と楽しかった」

提督「主賓の高波とはほとんど話す事無かったけど」

下2

818: 2015/05/19(火) 01:30:12.35 ID:hW6XAAx40
睦月型とてるてる坊主作り

820: 2015/05/20(水) 00:58:02.59 ID:zaJmj43Eo
―睦月型の部屋―

卯月「むー、雨で退屈だぴょん」

如月「湿気でセットもまとまりにくいから、私も苦手ねー」

望月「今日はもう出ない」

長月「いつものことじゃないか」

弥生「みんな、いつも以上にだらけてる」

菊月「鍛錬が足りていないな」

三日月「あの、服逆に着てない?」

提督「まだ梅雨じゃないのに、だらだらし過ぎじゃないか」

睦月「うにゃ~、それは分かってるんだけど……」

821: 2015/05/20(水) 00:59:03.63 ID:zaJmj43Eo
提督「……そうだな、少しでもましになるようにてるてる坊主を作ろうか」

文月「てるてるぼうず~?」

皐月「へー、面白そうだね」

提督「輪ゴムはすでに準備してある。ティッシュもこの部屋にはあるだろ」

三日月「なんだか、準備良いですね」

提督「最初からこのつもりだったし」

望月「えー、めんどい」

如月「でも、時間を潰すにはちょうどいいわね」

長月「迷信でもしないよりましか……」

菊月「しょ、しょうがないな。私もしようか」

如月「うふふ、私は二つ作ろうかしら」

睦月「皆参加かな。じゃあ、みんなで作ってみよっか」

822: 2015/05/20(水) 00:59:42.35 ID:zaJmj43Eo
~~~~~~~~

提督「……窓がてるてる坊主で埋まってるんだが」

如月「姉妹が多いものね。一人一つ以上作ってましたし」

提督「ま、どうせ湿気で簡単に駄目になるし、これを見るのも実際はあまりないかな」

弥生「卯月は何個作ったの……?」

卯月「ざっと二十個ぴょん」

弥生「多い」

文月「ふわぁ、文月は一個だけだよー」

菊月「てるてる坊主か……またいつかやってもいいな」

提督「満足したみたいだし、執務室に戻るな」

睦月「あっ、分かりました」

823: 2015/05/20(水) 01:00:09.12 ID:zaJmj43Eo
―執務室―

提督「どうせすぐ駄目になるけど、多分また作るんだろうな」

提督「ちなみに、俺が作ったのもしれっと混ぜておいた」

下2、

825: 2015/05/20(水) 01:02:36.04 ID:wS0wLapio
川内型と夜戦で遠出

827: 2015/05/20(水) 23:39:38.96 ID:zaJmj43Eo
―廊下―

川内「夜戦だー!」

提督「おい」

川内「提督、言っておくけど、今日は止まらないよ」

提督「止める? 違うな」

川内「違う?」

提督「俺の事を忘れてもらっては困るぞ」

川内「……!」

提督「行くぞ! 夜の海へ!」

川内「おー!」


那珂「放っておいていいのかな?」

神通「はあ……心配ですからついていきましょう」

828: 2015/05/20(水) 23:40:05.65 ID:zaJmj43Eo
~海~

川内「提督、どう?」

提督「深海棲艦いないなー。夜だからみんな寝てんのかな」

神通(さりげなく制海権を掌握している海域に誘導できてよかった……)

那珂(うー、艦装わすれたから、那珂ちゃんなんにもできないー)

川内「やーせーんーしーたーいー」

神通「川内姉さん、居ないものはしょうがないですし、大人しく今日は帰りましょ、ね?」

川内「えー」

提督「……だったら演習でもするか。手軽に夜戦出来るぞ」

川内「それだ!」

神通(どうして自分から危険な方向に行くんでしょうか)

那珂(那珂ちゃん艦装していないの分かるよね。どうしてその提案をしたの)

川内「夜戦だー!」

829: 2015/05/20(水) 23:40:33.34 ID:zaJmj43Eo
~~~~~~~~

提督「……で、どこだここは」

川内「ちょっと熱くなりすぎて、場所分からなくなっちゃったね、あはは」

神通「なんとなく、こんな展開になるとは思ってました……」

那珂「ねえ、なんでさっき那珂ちゃんを集中狙いしてきたの。装備ないんだよ」

提督「那珂ちゃん、そんな細かい事より、どうやって帰るかを考えよう」

那珂「那珂ちゃん今中破状態なんだけど!?」

川内「うーん」

神通「どうかしましたか、姉さん」

川内「いやー、星が綺麗だなーって」

神通「もう、そんな呑気な……あ、星……」

830: 2015/05/20(水) 23:41:49.55 ID:zaJmj43Eo
―執務室―

提督「星の位置で方向を推測するって凄いなー。誰も出来なかったらやばかったところだった」

提督「ていうか、演習で良いなら初めから海に出る必要は無かったような……」

下2

824: 2015/05/20(水) 01:02:17.93 ID:gbXyur5Wo
龍驤大鳳瑞鶴瑞鳳呼んで葛城の歓迎会

834: 2015/05/22(金) 00:11:50.18 ID:DQWbqXwro
―鳳翔の店―

提督「かんぱーい」

チンッ

葛城「歓迎会なんてしてもらっていいんでしょうか?」

龍驤「ええよ、ええよ」

大鳳「仲間が増えるのは良い事ですし」

瑞鳳「仲よくしてくださいね」

瑞鶴「すでに姉妹から歓迎会は受けてるだろうけど、こういうのもいいじゃない」

葛城「そ、そうですか。ありがとうございます……」

提督「固いぞ葛城ー。もっとフランクにいこうや」

葛城「提督は知ってるでしょ……」

835: 2015/05/22(金) 00:12:31.48 ID:DQWbqXwro
葛城「提督は知ってるでしょ……」

提督「ああ、尊敬する人物が此処に居るからか」

葛城「い、言わないでよ!」

龍驤「尊敬?」

大鳳「なるほど、そう言う緊張ですか」

瑞鳳「確かにいい人ですよね」

葛城「うう……」

瑞鶴「そうね、私もあんな風になれたら、とは少し思うわ」

葛城「……え?」

龍驤「鳳翔は影の苦労人やからなぁ……」

提督「鳳翔が居なかったら鎮守府は回って無かったな」

葛城「……まあ、そっちの方がいいんだけど」

836: 2015/05/22(金) 00:13:42.87 ID:DQWbqXwro
―執務室―

提督「なんだかんだで楽しそうな感じになったような気がする」

提督「葛城はおそらく察していただろうけど……」

下2

838: 2015/05/22(金) 00:19:31.70 ID:yE05u2T40
リットリオ、ローマとティータイム

839: 2015/05/23(土) 00:35:04.08 ID:mPRQV9E4o
―ヴェネト級の部屋―

ローマ「高速戦艦の会という物で、ティータイムという物あがあると知ったのですが」

リットリオ「ティータイム?」

提督「ああ、金剛達がよくやってるあれな。なんだ、やってみたいのか」

ローマ「ええと、その……というより、なんで提督は普通にいるんですか」

提督「いつものことだ」

リットリオ「他の子も、そんな事言ってたわねー」

ローマ「私達にとってはいつもではないですけど」

提督「まあ気にせずにいこうか。ティータイムの準備だが……」

リットリオ「あ、それはまかせてくれませんか?」

提督「まかせていいのか?」

リットリオ「やってみたいですから。ね、ローマ」

ローマ「え、ええ、そうですね。やってみましょうか」

840: 2015/05/23(土) 00:35:41.53 ID:mPRQV9E4o
~数十分後~

提督「用意できたって聞いたが……」

リットリオ「いらっしゃい、提督」

ローマ「其処に座ってください」

提督「……」

リットリオ「どうかしましたか?」

提督「何で用意しているのがワインなんだ?」

ローマ「部屋にあるものといえばこれしか無かったので」

提督「ティーじゃないじゃん!」

ローマ「でも、前に高速戦艦の会にお世話になった時、日本のお酒をふるまわれましたけど」

提督「それはティータイムじゃないからだ」

841: 2015/05/23(土) 00:36:14.39 ID:mPRQV9E4o
リットリオ「ローマ、私に任せてもよかったのよ?」

ローマ「でも、姉さんだけに任せるのも……」

リットリオ「いいのよ、ローマ」

ローマ「姉さん……」

提督「姉妹の中を育んでいるところ悪いが、横にある食べ物を用意したのは誰だ」

リットリオ「私ですよ」

提督「パスタを用意する奴があるか! 紅茶にしてもお酒にしてもあわないだろ!」

リットリオ「言われてみれば……」

提督「いやすぐに気付くだろ……これじゃ、完全に飲み会のそれだろ」

ローマ「でもまあ、こういうティータイムもあって良いんじゃないでしょうか」

リットリオ「そうね。楽しむことが重要って、皆さん言ってましたしね」

提督(まとめに入ったな……それでいいのか)

842: 2015/05/23(土) 00:38:33.73 ID:mPRQV9E4o
>>839
×ローマ「高速戦艦の会という物で、ティータイムという物あがあると知ったのですが」
○ローマ「高速戦艦の会で、ティータイムというものがあると聞いたのですが」


―執務室―

提督「酒飲むって……うーん、ティータイムじゃ無かったような気がする」

提督「まあ、たまにはいいか。ツッコミにまわるのも」

下2

844: 2015/05/23(土) 00:44:33.75 ID:5vc8uh7O0
全身青タイツを処分しているところを青葉にみられる

847: 2015/05/23(土) 23:28:52.27 ID:mPRQV9E4o
―母港―

提督「さーて、海にでも流すか……それとも燃やすか……」

青葉「青葉、見ちゃいました!」

提督「ああ、そうか」

青葉「素っ気ないですね」

提督「どうせ大した記事にならないから没だろ」

青葉「そうなんですけどー」

提督「だったら放っておいてくれ。このタイツにはどうでもいい過去が有り過ぎた」

青葉「……でしたら、もっと有効的に処分しませんか?」

提督「はあ?」

青葉「たとえば――」

848: 2015/05/23(土) 23:29:19.56 ID:mPRQV9E4o
~~~~~~~~

提督「中古品タイツ売るよー! ……って、こんなダサいタイツ売れるわけねーだろ!」

青葉「ちっちっち、付加価値のついているものは、プライスレスですよ」

提督「なにがプライスレスだ。まったく、青葉の言う事なんか真に受けず、さっさと捨てれば……」
58「へー、提督の中古品でちか」

168「そういえば、こんなダサタイツ着てたわね」

提督「……なんでこんなところに?」

19「今出撃から帰って来たの!」

提督「ああ、そう。そうか……いる?」

8「流石にタイツを着る趣味は……」

401「でも、動き易そうだよ?」

500「今の服装の方が動き易いと思うなー」

849: 2015/05/23(土) 23:29:50.97 ID:mPRQV9E4o
提督「それで、どうする? いらないなら海に流そうと思うんだが」

168「ええっ! それは止めなさいよ、海が汚れるでしょ!」

58「しゃーないでち、こっちで買うよ」

500「でっち優しい!」

58「でっち言うなでち」

提督「ありがたいが、よくこんなゴミを受け取る気になったな」

8「プライスレスってやつではないですか?」

提督「その言葉は青葉が笑顔でサムズアップしてくるからやめろ」

401「そういえば、何円なの?」

提督「決めて無かったな……50円で」

19「低価格なのね」

168「安すぎるような、転売したら逆に儲かりそうね……まさか」

青葉「ともかく、これにて処分先は決定ですね!」

850: 2015/05/23(土) 23:30:34.42 ID:mPRQV9E4o
―執務室―

提督「これでもう見る事もかなわないだろう。安心した」

提督「……あれからクソ高価なタイツの噂を耳にしたが、きっと気のせいだろう」

下2

837: 2015/05/22(金) 00:19:29.36 ID:LJWn1QRq0
妖精さんたちを労う

853: 2015/05/25(月) 01:39:44.07 ID:L8uJh4Aao
―鳳翔の店―

提督「で、最近疲れていると」

友永隊「ですな。最近は色々な空母に引っ張りだこなため」

応急修理女神「わたしはでばんがへってきたようなきがするのですけど」

妖精さん「あなたはすくないほうがよいとおもうのです」

友永隊「我々にとっては、出番が多い事は好ましい事ですぞ。しかし、多くの方々に扱われると、我々が元は飛龍殿に使われている事を忘れそうになるのです」

提督「他の奴に使われるのは嫌なのか?」

友永隊「とんでもない、決してそのようなつもりはございませぬ。他の方々も、我々を上手く扱ってくださる」

江草隊「そうですね~。それに他の者に使われてなお、戦果を挙げるのが我々の務めですから~」

854: 2015/05/25(月) 01:40:22.14 ID:L8uJh4Aao
提督「はー、プロ意識高いなー。あ、一杯どうぞ」

友永隊「これはかたじけない」

江草隊「ありがとうございますね~」

提督「でも、こうした妖精たちによって鎮守府は支えられてると思うと、なんだか驚きがある」

妖精さん「そうなのです?」

提督「だって、工廠、羅針盤、装備にもいるわけだし、もしかするともっといるような気さえする」

友永隊「我々の存在も一部ですからな」

提督「実際、全員集めたらどれくらいになるんだろうか……労わるとしても大変そうだ」

江草隊「提督の感謝のお気持ちは伝わっていますから、気になさらずとも大丈夫ですよ~」

855: 2015/05/25(月) 01:40:52.33 ID:L8uJh4Aao
応急修理女神「そうです。たいぐうのこうじょうをしてくれれば、だいじょうぶです」

妖精さん「きにしているのです?」

提督「待遇の向上な。まあ、考えておく」

友永隊「我々は別に……」

提督「友永隊と江草隊は二航戦に使ってもらえるようにする」

友永隊「おお……」

江草隊「ありがとうございます~」

提督「飛龍と蒼龍も多分寂しがっているだろうしな」

妖精さん「おかしをしょぼう」

提督「ああ、分かった。後で持って行く」

応急修理女神(あれ、わたしだけかくやくされてない……)

856: 2015/05/25(月) 01:42:49.19 ID:L8uJh4Aao
>>855
×しょぼう
○しょもう

―執務室―

提督「まさかお菓子だけであんなにお金を使うとは思わなかった……」

提督「貢献を考えたらむしろ安い方なのかもしれないけど」

下2

858: 2015/05/25(月) 01:49:09.55 ID:ETa7VTmb0
金剛おばあちゃん103歳のおたんじょうびかい

860: 2015/05/26(火) 00:50:43.06 ID:jhJLtAQ+o
―金剛型の部屋―

提督「金剛、誕生日おめでとう」

金剛「バースデイ、ですカー?」

提督「ああ、ほら、誕生日プレゼントも用意してあるぞ」

霧島「どうして金剛お姉さまの誕生日を祝おうと思ったんですか?」

提督「なにその、祝って欲しくなかったみたいな言い方」

霧島「そういうわけじゃないですけど」

金剛「霧島、わたしは嬉しいデース!」

霧島「お姉さま……はあ、まあそうですね。考え過ぎもいけないのかもしれません」

提督「というわけで、ハッピーバースデイ、103歳」

861: 2015/05/26(火) 00:51:10.90 ID:jhJLtAQ+o
金剛「……ワッツ?」

提督「浸水日から換算して103歳だろ?」

金剛「……」

提督「正しくは違うんだろうけど、もう若くないのは同じ事だろうしな」

榛名「て、提督、それくらいに……」

金剛「テートク? いくらなんでも、怒りマスヨ?」

提督「うわ、金剛が割とマジで怒っている姿を見るのは初めてだわ……」

比叡「し、司令、お姉様は怒らすと怖いんですから、早く謝ってください!」

提督「た、確かにそうだな。わ、悪い、金剛……あっ、プレゼントが」ポロッ

862: 2015/05/26(火) 00:51:38.30 ID:jhJLtAQ+o
霧島「これは……手作りのマッサージ券?」

榛名「はあ、なんといいますか……」

金剛「……」

比叡「お姉様が微妙な表情に!?」

霧島(手書きってところがおばあちゃんにあげる物って感じはしますが)

榛名(提督からのマッサージ券は素直に嬉しいでしょうし、金剛お姉さまはどうするんでしょうか……)

金剛「……こ、今回は、許してあげマース」

霧島(折れました)
榛名(折れましたね)

提督「お、おう、無期限だから、使うタイミングは任せるな」

金剛「あ、ありがとうございマース」

863: 2015/05/26(火) 00:55:13.63 ID:jhJLtAQ+o
―執務室―

提督「女性に年齢はやはりタブーか……微妙な感じになったし」

提督「今後は気を付けたい……が、面白かったのでまた機会が有れば……いや、なんでもない」

下2

865: 2015/05/26(火) 00:56:41.36 ID:0cXUNQ5JO
夕張、明石と新兵器開発

869: 2015/05/26(火) 22:04:34.97 ID:jhJLtAQ+o
―工廠―

提督「それで、第二十三回新兵器会議だけど……何かネタがあるか?」

夕張「枕はあれから弄ってませんしねー」

提督「結局不具合直らなかったんだろ。明石の方は?」

明石「どちらかといえば、売店の新商品入荷の事しかしてないです」

夕張「装備の改造はしてますよね」

明石「してるけど……新兵器はなにも作ってないから、ノーカンですよ」

提督「はあ、もっと面白いものを作れないかなー」

夕張「面白い物、ですか」

明石「提督の求めている物って、鎮守府にとって必要なものじゃないですよね」

870: 2015/05/26(火) 22:05:15.88 ID:jhJLtAQ+o
提督「そう言われればそうなんだけど。あー、もうネタないし、この会議やめようかなー」

明石「適当ですね」

夕張「……そういえば、一つ思いついていたものがあるんですよ」

提督「へー」クルクル

夕張「簡単に設定をまとめたものなんですけど……確かこの辺に……」ゴソゴソ

提督「ほー」ブゥン

夕張「あった。この、相手の感情を数値化するものです」

提督「えっ、なにそれ?」

明石「提督いきなり乗り気になりましたね」

夕張「設計だけですけど、感情を数値化することにより、相手がどのような事を考えているか分かりやすくするものです。高いほど好意があるという風に……」

提督「なんだそれ。そんなものが出来上がったら、結構大変なことになるぞ」

871: 2015/05/26(火) 22:05:43.24 ID:jhJLtAQ+o
夕張「だから作ってなかったんですよ。許可さえ下りれば、製作に取り掛かりますけど」

提督「……いや、いろいろ危なそうだからやめとく」

明石「賢明と言えば賢明かもしれませんね。ところで提督」

提督「なんだ?」パシッ

明石「その竹とんぼみたいなの何ですか?」

提督「妖精さんと作ったタケコプター。電池切れるまで飛ぶことが出来るんだぞ」

夕張「そっちの方が凄くないですか!?」

明石「既にそれが新兵器じゃないですか!」

提督「いやだって、艦装つけてたら重量制限で飛べないし……海戦中に電池切れたらリアルにやばいし」

夕張「人が飛べるだけで相当すごいものですからね」

明石「妖精さんの技術ってどうなっているんでしょうか……」

872: 2015/05/26(火) 22:06:11.01 ID:jhJLtAQ+o
―執務室―

提督「うーん、妖精さんの技術も合わされば何でもできる気がしてくる……」

提督「ていうか、夕張のネタも実はこっそり作ってたりして」

下2

851: 2015/05/23(土) 23:32:23.29 ID:60rzNpcco
ヲ級と談笑しに行こう

876: 2015/05/27(水) 21:08:17.77 ID:dtOjKjeVo
―???―

提督「――で、その時電が何したと思う?」

ヲ級「……」

提督「なんと、突然砲撃してきたんだよ。いやー、流石に突然すぎて、服が少し焦げてさー」

ヲ級「あの、ちょっと待ってくれませんか」

提督「なんだ、質問ならなんでも受け付けるぞ」

ヲ級「では……なぜ、貴方は悠々とこんな場所にきて談笑しているんですか」

提督「え?」

ヲ級「え? じゃないです」

877: 2015/05/27(水) 21:08:55.85 ID:dtOjKjeVo
提督「だって、こんな愚痴言える相手、あまり居なくてさ」

ヲ級「私をなんだと思っているんですか。敵ですよ、敵」

提督「へぇ、じゃあ攻撃してくるのか?」

ヲ級「怖いからしません」

提督(最近いろいろ素直になって来たな、こいつ)

ヲ級「でも、深海棲艦としてのプライドは捨ててませんから!」

提督(そんなことを言っている時点で、プライドは無いようなものの気がするけど)

ヲ級「な、なんです、その顔は」

提督「いや……なんでもない」

ヲ級「何だか腑に落ちませんね……」

878: 2015/05/27(水) 21:09:58.96 ID:dtOjKjeVo
提督「まあ、何と言われようと俺は再びやって来るけど」

ヲ級「それで良いんですか、提督さん」

提督「はっ、ついにヲ級が提督と呼んでくれた!」

ヲ級「嫌味風に言ったんですけど。はぁ……」

提督「まあまあ、ほら、一杯飲むか?」

ヲ級「……貰いましょう」

提督「あ、貰うのか」

ヲ級「出したのは貴方でしょうに。それで」

提督「ん?」

ヲ級「変にフラストレーションがたまってもらっても、どうせこっちにとばっちりが来るのでしょう。適当に吐き出してください」

提督「おぉ……で、そのあとすぐに響がやってきてさ――」

ヲ級(本当に掴みどころのない人間……相変わらず一種の恐怖を感じる……)

879: 2015/05/27(水) 21:10:38.46 ID:dtOjKjeVo
―執務室―

提督「さて、愚痴を吐いたら楽になった。今日も一日頑張ろう」

提督「……やっぱ頑張りたくないから、誰かにちょっかいかけよ」

下2

881: 2015/05/27(水) 21:26:45.20 ID:h7QsR/V20
鶴姉妹とダーツ丈夫

883: 2015/05/27(水) 23:57:52.81 ID:dtOjKjeVo
―鳳翔の店―

提督「ふっ」シュッ

翔鶴「真ん中ですね」

瑞鶴「3投で90点なんて、結構うまいのね、提督さん」

提督「まあな」

提督(鳳翔に負けてからたびたび練習しに来てたし)

翔鶴「それで、このダーツで勝負ですか」

瑞鶴「翔鶴姉、大丈夫?」

提督「おいおい、ダーツは運の要素が殆どないゲームだぞ」

翔鶴「そうよ、瑞鶴」

瑞鶴「うーん……そうね、私も気にし過ぎかしら」

884: 2015/05/27(水) 23:58:23.45 ID:dtOjKjeVo
翔鶴「では……」スッ

提督「おお、綺麗なモーション」

瑞鶴「流石翔鶴姉! 真ん中からはちょっとずれたみたいだけど」

翔鶴「少し力んでしまったみたいです。次はきちんと当てます」

~~~~~~~~

翔鶴「70点ですか……」

提督「トリプルに入れたのは上手かった」

翔鶴「たまたまですけどね。はい、瑞鶴」

瑞鶴「投げていいの?」

提督「参加自由だ」

885: 2015/05/27(水) 23:59:04.51 ID:dtOjKjeVo
瑞鶴「じゃあ……えいっ」ブンッ
提督「っ!? 危なっ!」バッ

瑞鶴「あれ?」

提督「いやいや、あれじゃなくて、何で後ろにいた俺の方に矢が飛んで来たんだよ!」

翔鶴「て、提督、大丈夫ですか?」

提督「何とか避けたけど、いや、ホント気を付けろよ」

瑞鶴「はーい」

提督「まったく……」

瑞鶴「二投目っ!」ブンッ カンッ

提督「……わざとやってる?」

翔鶴(素早くお皿を盾に……いいのでしょうか?)

886: 2015/05/28(木) 00:00:00.10 ID:dtOjKjeVo
―執務室―

提督「結局ゼロ点。というか、全部こっちに飛んで来た」

提督「わざとじゃないなら、瑞鶴にはやらせない方がいいのかもしれない……」

下2

888: 2015/05/28(木) 00:00:49.22 ID:+8Urgrw1O
秋月ちゃんと添い寝

890: 2015/05/29(金) 01:25:57.15 ID:h2tVOflEo
―秋月型の部屋・深夜―

秋月「スー……スー……」

ゴソゴソ ガチャ

提督「侵入成功。さてさて、ターゲットはよく寝ているようで」

秋月「……」

提督「今宵は添い寝ドッキリといかせてもらいますよっと」

秋月「……」

提督「では、失礼しまーす」

秋月「……司令」ギュッ

提督(バレた!?)

891: 2015/05/29(金) 01:26:26.59 ID:h2tVOflEo
秋月「スー……」

提督(なんだ、寝ぼけているだけか)

秋月「……」ギュー

提督(寝ぼけているだけ、だが、裾を掴む力が凄まじく強い)

秋月「……き、です……スー……」ギュー

提督(逃げられない……)

~朝~

秋月「ぅ……なんだか、暖かい……」

提督「zzz……」

秋月「……っ!?」

提督「zzz……」

秋月「ちょ、ちょっと! 起きてください!!」

892: 2015/05/29(金) 01:27:01.63 ID:h2tVOflEo
提督「んー……?」

秋月「ど、どうして私の布団の中で、寝ているんですか!?」

提督「え? あ、ああ、それはだな……」

秋月「そ、それに、は、裸だなんて……!」

提督「裸? ……うわっ!? あ、秋月、なんてマネを!」

秋月「私知りませんよ!?」

提督「憲兵に言いつけてやるー!」ダッ

秋月「あっ、司令!?」

ガチャ バタン

秋月(……)

秋月「無理やり破いたような切れ端が……もしかして、本当に?」

893: 2015/05/29(金) 01:27:29.19 ID:h2tVOflEo
―執務室―

提督「添い寝というか、ガチ寝というか」

提督「ていうか、秋月の布団すごく薄かったな……夏になるからなのか、元からなのか……」

下2

895: 2015/05/29(金) 01:39:42.65 ID:L1bxC7g2O
五月雨ちゃんをペロペロする

896: 2015/05/30(土) 01:08:07.31 ID:jGViZ4fqo
暁「司令官! 改二になったわよ!」

提督「おー、すっかり暁もレディっぽくなって」

暁「当然よ!」

提督「じゃあ、さっそく脱ぎ脱ぎしようか」

暁「……え?」

提督「最近は中破で露出度が高い奴が多いからな。これは風紀を守る為だ」

暁「ぬ、脱ぎたくて脱いでる訳じゃ無いのよ!」

提督「ははは、脱げるという事実がすべてだ。さあ、暁、どんな姿になるかじっくり見させてもらうぞー」

暁「ひゃ、ひゃあああああ!!」

897: 2015/05/30(土) 01:08:34.83 ID:jGViZ4fqo
電「何をしているのです?」ガシャン

提督「え、いや……スキンシップ?」

電「じゃあ司令官さん、電ともスキンシップするのです」

提督「え、いや、お断り――」

ドーン


暁(……実はそんなに、嫌じゃ無かった……かも)

暁「……! そ、そんなことないわ! 気のせいよ!」

898: 2015/05/30(土) 01:09:15.96 ID:jGViZ4fqo
五月雨「雨かー、今日は部屋でゆっくりしようかな」

提督「……」

五月雨「……提督?」

提督「んー? おお、五月雨か」

五月雨「提督は窓から顔を出して何をしているんですか?」

提督「五月雨を味わってる」

五月雨「えっ!?」

提督「五月雨と言ってもこの雨の事だぞ」

五月雨「そ、そうですよね。はぁ~、びっくりした……」

899: 2015/05/30(土) 01:09:42.27 ID:jGViZ4fqo
提督「五月雨自身には何もしてないんだから、勘違いする方がおかしいのだが……まあいいや」

五月雨「でも、どうしてそんな事をしているんですか?」

提督「五月も終わるから、最後にちょっとやってみようかと思って」

五月雨「あはは……」

提督「目の前であからさまに引かれると、流石に反省する気になるな……」

五月雨「ひ、引いてなんてないですよ?」

提督「別に隠さなくても良いんだぞ」

五月雨「そ、そんなことはありませんから!」

900: 2015/05/30(土) 01:10:08.06 ID:jGViZ4fqo
提督「……ふぅん。じゃあ、実際に五月雨を味わっても引かないのか?」

五月雨「五月雨って……」

提督「もちろん、お前の事だ」

五月雨「……ひ、引きません、よ?」

提督「言ったな? じゃあ……」

五月雨「……っ。 ひゃっ……!」

提督「……」

五月雨「う、うぅ……や、やっぱり駄目ですーーっ!!」ダッ

提督「……雨に濡らした手で触っただけなんだが」

901: 2015/05/30(土) 01:10:35.01 ID:jGViZ4fqo
―執務室―

提督「まあ、指でペロッとしただけだし、怒られることは無いだろう」

提督「……擬音語おかしいか? まあ、いいや」


次回:提督「安価でつづけてみんなと遊ぶ」【10】


引用: 提督「安価でつづけてみんなと遊ぶ」