901: 2015/05/30(土) 01:10:35.01 ID:jGViZ4fqo


シリーズ:提督「安価でみんなと遊ぶ」シリーズ 

最初から:提督「安価でみんなと遊ぶ」【1】
前回:提督「安価でつづけてみんなと遊ぶ」【9】
―執務室―

提督「まあ、指でペロッとしただけだし、怒られることは無いだろう」

提督「……擬音語おかしいか? まあ、いいや」

下2

903: 2015/05/30(土) 01:11:43.34 ID:/KOeGhPzO
朝潮型で遠足

905: 2015/05/31(日) 00:51:50.90 ID:53/6qxWWo
朝潮「雨上がりの遠足もいいですね」

提督「そうだな。滴る雨水、飛沫をあげる水溜り、水滴で反射する光。どれも雨上がりならではだ」

満潮「はあ? きもっ」

荒潮「そうかしら? 私は詩的で良いと思うわよ~」

大潮「大潮、カエルをみつけました!」

霰「かわいい……」

朝雲「遠足かぁ。こんなことするくらいなら、練度をあげた方が良いと思うのだけど」

山雲「私は~、こういうのも~、すきだけどね~。朝雲姉も一緒だし~」
艦隊これくしょん -艦これ- おねがい!鎮守府目安箱 1 (電撃コミックスNEXT)
906: 2015/05/31(日) 00:52:17.64 ID:53/6qxWWo
~~~~~~~~

霰「到着……」

大潮「公園ですね!」

提督「流石に雨の後で山とか登るわけにもいかないからな。たまには皆で公園もいいだろう」

荒潮「公園ってあまり来た事ないですね~」

朝雲「言われてみれば、たしかにそうかも」

満潮「することもないし、当然ね」

提督「む、それはいかんな。公園は人数さえそろえば、いろいろできるんだぞ。ついてこい!」ギュッ

朝潮「わっ、し、司令官!?」グイッ
朝雲「私も!?」グイッ

907: 2015/05/31(日) 00:52:44.38 ID:53/6qxWWo
提督「さあ、行くぞー!」ダッ

山雲「朝雲姉~、待って~」

大潮「大潮も行きます!」

霰「キーン」

満潮「……はあ、子供ね」

荒潮「あら、見た目だけなら駆逐艦全員にも言える事じゃない?」

満潮「それはそうかもしれないけど……」

霞「なんにせよ、私はここでゆっくりしてるわ」

荒潮「あらあら~。じゃあ、一緒に行きましょうか」ギュッ

満潮「え、ちょっと、腕掴まないでって……力強いわね!」ズリズリ

霞「……ふう、私はお昼のお弁当でも買ってきましょう」

908: 2015/05/31(日) 00:53:13.85 ID:53/6qxWWo
―執務室―

提督「おにごっことか缶けりとか、久しぶりに童心にかえったようだ」

提督「あと、最近のコンビニ弁当は意外と美味しいのな」

下2

910: 2015/05/31(日) 00:58:36.50 ID:eYvELzMXO
秋月を焼き肉に連れて行く

912: 2015/06/01(月) 01:53:42.44 ID:YidY75yao
提督「焼肉が食べたい」

秋月「焼肉ですか? なら、少々もったいないですけど、今から特売品の物を買って……」

提督「ちがう、高級な肉が食べたい」

秋月「……はい?」

提督「最低でも牛カルビが食べたい」

秋月「……」

提督「なんだ、無駄だというか?」

秋月「牛カルビってなんですか?」

提督「え」

913: 2015/06/01(月) 01:54:08.85 ID:YidY75yao
―焼肉屋―

秋月「わぁ……」

提督「時間制限の食べ放題だ。好きなだけ取って食べろ」

秋月「ほ、本当にいいんでしょうか」

提督「いいんだよ、たまにはな」

秋月「あ、ありがとうございます……」

提督(流石に存在自体を知らないのは可愛そうだしな……)

秋月(司令に哀れみの目を向けられているような気がします)

914: 2015/06/01(月) 01:54:38.64 ID:YidY75yao
~三十分後~

秋月「ふぅ、もうお腹いっぱいです」

提督「え、もう? って、普段は少食だし、これでも食べた方か」

秋月「司令はまだ食べるんですか?」

提督「そりゃ、まだまだこれからだし。お腹いっぱいならゆっくりしていていいからな」

秋月「はい」

提督「パクパクハムッムシャムシャ うまー」

秋月「……」ソワソワ

提督「はー、やっぱり誰にも指図されずに食べる焼肉は美味しいわー」

秋月「……わ、わたしもちょっと入る気がしてきました」

提督(なかなか行けない店で目の前でこうして食べられると、欲が出るよなー。でも……)

915: 2015/06/01(月) 01:55:13.38 ID:YidY75yao
―執務室―

提督「……食べ放題の店で、自分の限界を知らずに食べると、少しばかり悲惨だよな」

提督「秋月がどうなったかは、彼女に免じて語らないでおこう」

下2

917: 2015/06/01(月) 03:00:44.18 ID:QHcjDLK8o
春雨の耳元で愛を囁く

919: 2015/06/01(月) 22:48:32.21 ID:YidY75yao
―食堂―

提督「はー、腹減った……でも、今日の日替わり個人的に苦手なものだからなー」

春雨「司令官、奇遇ですね。ご一緒してもよろしいですか?」

提督「春雨……春雨か……」

春雨「はい?」

提督「……」ジリジリ

春雨「え、あの、どうしてにじり寄って……?」

提督「……春雨」ギュッ

春雨「ふあっ! きゅ、急に抱き付いて……!?」

提督「春雨が……」ボソッ

春雨「ぁっ……耳元で、囁くのは……」

提督「好きだ」

920: 2015/06/01(月) 22:48:58.34 ID:YidY75yao
春雨「っ!?」ビクッ

提督「春雨が、好きなんだ」

春雨「す、好きって……?」

提督「だから、俺に春雨を、食べさせてくれ」

春雨「た、たべ――っ!」

提督「駄目か?」

春雨「だ、駄目って……」

提督「……」

春雨「…………司令官が、どうしてもと、言うのであれば……」

提督「そうか。では、頼む」

春雨「は、はい」

921: 2015/06/01(月) 22:49:28.99 ID:YidY75yao
~数十分後~

春雨「春雨特製の、麻婆春雨です」

提督「そうそうこれこれ。いただきまーす!」

春雨「もう、今度から突然あんな事しないでくださいね?」

提督「どうしても春雨を食べたくてしょうがなかったんだ」

春雨「食べるって……も、もうっ」

提督「そう言えば春雨」

春雨「なんですか?」

提督「どうして料理作る前に服を脱ごうとしたんだ?」

春雨「――」

922: 2015/06/01(月) 22:50:01.92 ID:YidY75yao
―執務室―

提督「何語かわからない言葉を発して逃げて行った。いったいどうしたというのか」

提督「ああでも、春雨の春雨は本当においしいなぁ」

下2

924: 2015/06/01(月) 22:54:29.29 ID:WxEcQQIz0
川内型の訓練指導

926: 2015/06/03(水) 00:57:33.40 ID:kWK2n7R1o
提督「今日は戦闘訓練をしようと思う」

神通「訓練、ですか?」

那珂「えー、那珂ちゃん達、ちゃんと訓練してるよー」

提督「いや、お前達には足りていない物がある」

神通「足りていないものですか」

川内「夜戦とか?」

提督「夜戦足りてないってどういう事だよ。足りてないもの、それは肉弾戦だ」

神通「……海の上で肉弾戦は、現実的じゃないと思うのですけど」

那珂「というより、使う機会あるのかな」

927: 2015/06/03(水) 00:57:59.08 ID:kWK2n7R1o
提督「肉弾戦の重要さも分かっていないのか。川内、教えてやれ」

川内「夜戦は暗いでしょ。つまり、闇に紛れて距離を縮めたときに肉弾戦は活躍するの」

神通「……」

那珂「現実的じゃないよね」

提督「なんか那珂ちゃんに駄目だしされるのは悔しいな」

那珂「それってどういう意味?」

川内「でも、出来る事を増やすのも良い事だと思うけど」

神通「川内姉さんがまともな事言ってる……」

提督「とりあえず、訓練始めるか」

那珂(結局するんだ)

神通(もう諦めましょう……)

928: 2015/06/03(水) 01:00:18.20 ID:kWK2n7R1o
提督「まずは、いつしか長門がした、あのようなパンチを撃てるようになりたい」

神通「長門さんのパンチ……?」

那珂「あれじゃない? 殴って深海棲艦を一発中破させたっていう」

提督「ああ、他にも砲弾を殴って軽傷で済ましたとか、蹴って打ち返したとか、そう言う事をしてみたい」

神通「いくら艦娘でも、あんなこと簡単にできませんよ?」

提督「……そうなのか?」

那珂「そもそも、それって肉弾戦なの?」

提督「……ええい、いいから始めるぞ!」

神通(自棄になりましたね……)

929: 2015/06/03(水) 01:00:45.01 ID:kWK2n7R1o
―執務室―

提督「指導してない気がする。まあ、ミーティングも指導の一部と思えば……」

提督「そもそも、ただの無茶振りだから指導してできるとも思えないけど」」

下2

931: 2015/06/03(水) 01:03:46.04 ID:aY+ITgFC0
全身緑色のタイツをきているところを青葉にみられる

932: 2015/06/03(水) 22:51:00.26 ID:kWK2n7R1o
―庭―

提督「……」

青葉「……どうして緑のタイツを着て埋まっているんですか?」

提督「草になってみたかった」

青葉「意味が分からないんですけど!?」

提督「草はいいぞ、踏まれても踏まれても強く生きている」

青葉「良い台詞っぽいことを言っても全然良い事に聞こえないんですが」

提督「四つ葉のクローバーだって、クローバーが傷ついて直そうとするときに、四つ目の葉が生まれるんだ」

青葉「そうなんですか? って、それより、この状況如何すればいいんですか」

提督「見つけたのは青葉だ。今の俺は草、好きにするがいい」

青葉「ええー……」

933: 2015/06/03(水) 22:51:27.31 ID:kWK2n7R1o
提督「なんなら、青葉も土に埋まってみるか?」

青葉「いえ、遠慮しておきます」

提督「そうか、残念だ」

青葉(司令官と一緒に変人扱いは流石の青葉も勘弁です)

衣笠「おーい、青葉ー……えっ」

提督「衣笠、今日も良い天気だな」

衣笠「そ、そう……じゃなくって、青葉、どういうこと?」

青葉「この青葉からしても、司令官の考えている事はさっぱりです」

提督「難しく考えるな。感じろ。大地に身を任せていると、色々な事が見えていく」

衣笠「じゃあ、たとえば?」

提督「……今日は晴れ!」

青葉「ええ、もう少ししたら雨が降るって予報にあるんですけど……」

提督「……」

衣笠「今日の提督は本当の意味で奇行ね……」

934: 2015/06/03(水) 22:51:54.55 ID:kWK2n7R1o
~数時間~

青葉「雨が降ってますが、司令官の様子が気になってきちゃいました。さて、司令官は……」


提督「恵みの雨だ!」

時雨「雨は悲しい事も洗い流してくれる」

提督「慈愛の雨だ!」

時雨「雨は人のぬくもりを再認識させてくれる」

提督「温情の雨だ!」


青葉「……えっ、なんですあれ」

五月雨「提督と二人で雨の日に会話するのは珍しくは無いですよ?」

青葉「五月雨さんがここにいるのは置いておいても、司令官がいまだに埋まったままなのは解せないんですけど」

五月雨「きちんと時雨が傘を差しだしてますよ?」

青葉「いえ、それでも地面が濡れているから意味が無いと思うんですけど……もしかして、青葉がおかしいんでしょうか……」

935: 2015/06/03(水) 22:52:20.99 ID:kWK2n7R1o
―執務室―

提督「なんとなく、自然に溶け込みたかった」

提督「途中から時雨が何を思ったか混ざってきてビビったが」

下2

937: 2015/06/03(水) 22:53:59.76 ID:+LYWnrceO
朝潮ちゃんムギュー

939: 2015/06/05(金) 00:22:08.83 ID:Bvpe3fSFo
提督「朝潮、ベアハッグって知ってるか?」

朝潮「何ですかそれ?」

提督「抱き付いて相手の背骨を折るプロレス技だ」

朝潮「恐ろしい技ですね……」

提督「というわけで、試してみたい」

朝潮「えっ」

提督「ほら、バッチコーイ!」

朝潮「え、ええっと……それは流石に……」

提督「えー」

940: 2015/06/05(金) 00:22:37.94 ID:Bvpe3fSFo
朝潮「そんな不満そうに言われましても……」

提督「……と油断させてえーい!」ギュッ

朝潮「きゃっ!?」

提督「このままゆっくり締め上げてやるー」ギュウウ

朝潮「ぁっ……」

提督「……ちょっと苦しい? 少し緩めるか」

朝潮「い、いえ、少し驚いただけですから……それより、べあはっぐ?という技をするのでは……」

提督「そんな危ない技するわけないだろー。ははは」

朝潮「はあ、そうですか」

941: 2015/06/05(金) 00:23:21.66 ID:Bvpe3fSFo
提督「……」ギュー

朝潮「……あの、そろそろ離しませんか?」

提督「やだ」

朝潮「ええっ、ど、どうしてですか?」

提督「こうしていると柔らかくて気持ちいいから」

朝潮「あう……」

提督「さて、このまま……」

霞「へえ、人の姉に何をしようとしているのかしら?」

提督「……あ、用事思い出した。じゃあ、ここいらで――」

ドーン

942: 2015/06/05(金) 00:24:06.17 ID:Bvpe3fSFo
―執務室―

提督「朝潮を下ろした瞬間に攻撃を上手く仕掛けるとは……さすが秘書官だ」

提督「あと、固まる朝潮は可愛かった。ペット的な可愛さがあって離せなかった」

下2

944: 2015/06/05(金) 00:28:18.32 ID:LjCqg0eHO
連装砲くんVS連装砲ちゃんVS超10cmちゃんVS2式大抵ちゃん

946: 2015/06/05(金) 23:39:49.83 ID:Bvpe3fSFo
―演習場―

青葉「さあ、始まります。連装砲くんVS連装砲ちゃんVS超10cmちゃんVS2式大抵ちゃんの異種艦装バトル。実況は私青葉でお送りします」


天津風「……え、なにそれ?」

島風「なんだろね?」

秋月「……」

秋津洲「どうしたの? 元気ないかも」

秋月「いえ、これから始まる事を思うと……ちょっと気分が……」

天津風「知ってるの?」

島風「情報はっやーい」

秋月「知っているというか……はぁ」

947: 2015/06/05(金) 23:40:18.32 ID:Bvpe3fSFo
青葉「では、選手の入場です。まずは連装砲くんと連装砲ちゃんです」

連装砲くん『あーかったりぃ……』

連装砲ちゃん『そう言う事言わずに、ね?』


島風「連装砲ちゃんが喋ってる! すっごーい!」

天津風「いやいやいや、どういう事よ! しかも私の連装砲くんあんな性格だったの!?」

夕張「あ、いえ、これは前に感情を数値化するという物を改造して、連装砲ちゃん達の感情を意訳化して複合音声を出させているんです」

秋月「つまり、本当にそう言っている訳じゃ無いんですね」


青葉「そしてこちらからは……おおっと、改造を施したのか、八頭身の長十センチちゃん……いえ、超十センチちゃんと、さらに二式大艇ちゃんもそろっての登場です!」

超十センチちゃん「うおおおおおお!!」

二式大艇「ひっ……な、何なんですかぁ、この人はぁ?」


秋津洲「きゃー! 二式大艇ちゃんかわいー!」

天津風「それより、とっても恐ろしいものが見えるんだけど」

秋月「あああ、長十センチちゃんが今朝修繕することになったから……」

948: 2015/06/05(金) 23:40:57.09 ID:Bvpe3fSFo
青葉「長くなることは本望じゃないので、早速始めます。ファイッ!」

超十センチちゃん「ははは! かかってくるがいい!」

連装砲ちゃん『気持ち悪い!』ガシャン
連装砲くん『ならさっさと沈め!』ガシャン

超十センチちゃん「いや、それは早すぎ……ぬわー!」ドーン


天津風「試合一瞬で終わったけど」

島風「提督負けるのはっやーい!」

秋月「ほっ……これ以上観なくて済むんですね……」

秋津洲「って、終わってないかも! まだ二式大艇ちゃんがいるんだから!」

天津風「だって、二式大艇って偵察機でしょ?」


連装砲くん『後は羽虫を打ち落とすだけだな』

連装砲ちゃん『あっ、あそこ!』

連装砲くん『おらぁ! さっさと破壊してやる!』ガシャン

二式大艇「え? あ……」ドーン


天津風「意訳だって分かってても、凄く嫌なんだけど!」

島風「終わったかな?」

秋月「チーム戦じゃないから、まだでは?」

949: 2015/06/05(金) 23:41:27.41 ID:Bvpe3fSFo
秋津洲「……」

天津風「って、秋津洲は嫌に冷静ね。自分の愛機がやられたのに」

秋津洲「ううん、まだ二式大艇ちゃんはやられてないよ」

天津風「え?」


二式大艇「……ふー、少し驚きましたぁ」

連装砲くん『なっ……!』

連装砲ちゃん『全く効いてない!?』

二式大艇「次はこっちの番ですよぉ。それー」ポイッ

連装砲くん『ば、爆撃だと!?』

連装砲ちゃん『偵察機じゃ無かったの!?』

『『ぬわー!』』


島風「連装砲ちゃーん!」

天津風「……なんだか、あんな意訳されると、むしろやられて良かったような気がしてくるわ」

秋月「いつまでも見ていたいものじゃないですからね……」

秋津洲「やっぱり、一番は二式大艇ちゃんかも♪」

950: 2015/06/05(金) 23:42:37.91 ID:Bvpe3fSFo
―執務室―

提督「戦うのに二式大艇が何もできないというのはあれだから、史実っぽく改造してみた」

提督「いやー……頭一つ出てるわ。2tの爆弾なんか喰らったら冗談抜きで氏ぬ。代わりに出場したけど、最初にやられて良かった」

下2

936: 2015/06/03(水) 22:53:33.27 ID:BoDe4Xjpo
引きこもって様子を見に来た艦娘の観察

955: 2015/06/06(土) 23:41:26.18 ID:N05vZ81Go
―提督私室―

提督「やだー! 絶対に仕事しないー!」

霞『はぁ!? じゃあ、今日の分どうするのよ!』

提督「提督の権限今日だけ譲るから、秘書官が代わりにやってー!」

霞『無理に決まってるじゃない!』

提督「じゃあ明日やるー!」

霞『言ったわね。絶対よ。後その喋り方気持ち悪いからやめなさい』スタスタ

提督「……言質だけとらされただけの気がする。とりあえず、本来の目的である心配してきたみんなをこっそり付けた監視カメラでニヤニヤしよう」

956: 2015/06/06(土) 23:41:53.10 ID:N05vZ81Go
~数時間後~

提督「…………昼過ぎたのに誰も来ないんだけど!?」

提督「いや、まて、まだ朝だからみんなしたい事を先にやっているのかもしれない。朝は忙しいしな」


~さらに数時間後~

提督「…………もう夜になったのに誰も来ない」

提督「あれ、おかしいな……もしかして忘れられてるとか? いやいや、まさか……」

提督「……ちょっと調べて来よう」

957: 2015/06/06(土) 23:42:20.75 ID:N05vZ81Go
―鳳翔の店の前―

提督「食堂は人が多いから、此処くらいなら噂話くらい聞けるだろう」


龍鳳「――ところで鳳翔さん」

鳳翔「なんですか?」

龍鳳「提督の事なんですけど……」


提督「ビンゴ! さて、どういう風に噂されているのか」


鳳翔「ああ、それならそっとしておいた方が良いですよ」

龍鳳「皆さんそう言ってますけど、どうしてなんですか?」

鳳翔「そうですねぇ……何かしら意味があるからですね。提督は無意味に行動する方ではないですから」


提督「……! 鳳翔はそんな風に思っていてくれていたのか。なんか、流石に罪悪感がわくな……明日から頑張るか……」トボトボ


鳳翔「……」

龍鳳「あ、それが良い方向なのか分からないって噂で聞きました。って、扉の方を見てどうしたんですか?」

鳳翔「いえ、なんでもないですよ」

958: 2015/06/06(土) 23:43:36.40 ID:N05vZ81Go
―次の日・執務室―

提督「熱心に取り組んだら秘書官に休むことを勧められた」

提督「甚だ遺憾である」

下2

960: 2015/06/06(土) 23:44:27.88 ID:QdQC19lFo
足柄とテニス

961: 2015/06/08(月) 01:43:18.68 ID:U2oFHUouo
―テニスコート―

提督「テニスはこれでも奥が深い。飢えた狼でも満足できると思うぞ」

足柄「へえ……じゃあ、私が渇望する勝利の酔いも満たされるのかしら」

提督「それは無理だね」

足柄「なぜ?」

提督「だって、足柄程度じゃ勝てないよ。この俺にはね」

足柄「――へえ、その余裕がいつ消えるのか楽しみね」

提督「テニスの玉子様と言われた俺の実力を見て、そんな口答えもできなくなるさ」


那智「……なんだあれは」

妙高「テニスを題材にした漫画を読んだって聞いたわ」

羽黒「お二人とも影響受けやすいから……」

962: 2015/06/08(月) 01:43:58.13 ID:U2oFHUouo
提督「いくぞぉ! おらぁ!」パァン

足柄「掛け声だけね。スピードが全然出てないわ――なっ」スカッ

提督「くく、どうした?」

足柄(ボールの軌道は完全に読んでいた……でも、なぜ……はっ、もしかしてあれが!)

提督「そうだ、これがツイストサーブだ。さあ、次だ!」パァン

足柄「ならば、軌道じゃなく回転を読めばいいだけよ!」パン

提督「合わせられたか……だが、リターンが甘い!」パァン

足柄「くっ……さすがに経験者はうまいわね。でも、ここから勝たせてもらうわ」

提督「勝利に飢えた狼ってのは、勝利がないから飢えるんだぜ?」


那智「もう帰ってもいいか?」

妙高「そうね、ついでに少しお買いものしてきましょうか」

羽黒「私も……」

963: 2015/06/08(月) 01:44:41.73 ID:U2oFHUouo
~二時間後~

羽黒(様子が気になって、お買い物を済ませて戻ってきちゃいました)


提督「……」スパン

足柄「……」スパン

提督「……!」パァン

足柄「……くっ。はぁ……はぁ……」

提督「これで俺がゲーム取得。結構やったが、もう五セットくらい差が生まれているな」

足柄「化け物ね……はぁ……ふぅ」

提督「おいおい、これでも無我の境地は使ってないんだぜ」

足柄「舐められたものね。でも、その余裕も、そろそろ終わりよ!」バァン

提督「なにっ!」

足柄「サービスエース。そろそろ本気で行きましょうか」

提督「……悪いけど、サーブで波動球はもう使える奴いるから。あれより遅いし」

足柄「えっ、本当?」


羽黒「……楽しんでいるみたい」

964: 2015/06/08(月) 01:45:09.85 ID:U2oFHUouo
―執務室―

提督「初心者相手なんだから当然負けなかった」

提督「……が、まさかそこそこラリーが続くほど、実戦で上達するとは思わなかった」

↓2

966: 2015/06/08(月) 01:47:13.44 ID:BKOavxV0O
秋月に今度は寿司を御馳走してやろう

968: 2015/06/09(火) 01:18:05.48 ID:AU3golL2o
―回転寿司―

提督「回らないお寿司は秋月が卒倒しそうだから、普通に回転ずしに来た」

秋月「……! こ、これ、いいんですか?」

提督「ああ、何でも(基本的に)100円+税だ」

秋月「そ、そうですか、では……」

提督(玉子? ああ、まずはそういうのから始めるのはおかしくないな)

秋月「ええと、あとお茶は……」

提督「そこの茶葉を入れて、そっちのお湯が出る奴をぐっと」

秋月「なるほど、ありがとうございます」

969: 2015/06/09(火) 01:18:41.46 ID:AU3golL2o
提督「とりあえず、俺も適当に食べるか。じゃあ、まずはいくらから……」

秋月「い、いくら!?」

提督「お、おう、どうした?」

秋月「そ、そんな高級なものを……あ、いえ、司令のお支払ですし、文句を述べる訳では無いのですが」

提督「だから、全部だいたい同じ値段だというのに。その玉子とこのいくら、同じ値段だぞ」

秋月「そ、そうなんですか? そうですか……」

提督「……どうした?」

秋月「いえ、では食事を楽しみましょうか」

提督(何か突然もやもやが晴れたような表情に……)

970: 2015/06/09(火) 01:20:35.59 ID:AU3golL2o
~数十分後~

秋月「うにもいいですね。こちらのたいもなかなか」

提督(秋月が高級な物ばかりに手を出すようになってしまった)

秋月「ふぅ……このまぐろで最後にしましょうか。司令ももうご馳走様ですか?」

提督「ああ……なんか、それどころな気分じゃなくなったからな」

秋月「?」

提督「皿の量自体はあまり多くないが……秋月、先に外で待っていてくれないか?」

秋月「待っていますよ?」

提督「いや、その……この時間人が多くなるから、店内に人が居たら邪魔になるかなーって。だから、な?」

秋月「あ、はい。そう言う事でしたら、外で待っていますね」スタスタ

提督「…………秋月、通常の値段じゃないものまで取ってる……上トロとか。まあ、いいんだけど」

971: 2015/06/09(火) 01:21:10.89 ID:AU3golL2o
―執務室―

提督「最近の度重なる贅沢に、秋月の食に関する対応が変わってきたように思える」

提督「牛缶がご馳走だと思っていた秋月はもうここには居ないのだろうか……」

下2

973: 2015/06/09(火) 01:23:36.94 ID:tSKOvpgdO
五月雨の髪を手入れする

974: 2015/06/10(水) 00:21:04.15 ID:JYZLRnlBo
提督「あー、また雨だ。まったく、憂鬱になるな……」

コンコン

「提督、遠征から帰投しました」

提督「五月雨か。どうぞー」

ガチャ

五月雨「失礼します。提督、報告書を……」

提督「五月雨、報告は後でもいいって言っただろ」

五月雨「えっ?」

提督「雨で濡れてるじゃないか」

五月雨「あっ、そうでした……す、すみません」

提督「まったく、変な場所でドジッ子が出るな」

五月雨「遠征が大成功した嬉しさで、つい……」

975: 2015/06/10(水) 00:21:31.42 ID:JYZLRnlBo
提督「しょうがないな、ほれ、こっちにこい」

五月雨「はい?」トコトコ

提督「ほれっ」バサッ

五月雨「ひゃっ!?」ビクッ

提督「ははは、ただのタオルだ。じっとしてろよー」スッスッ

五月雨「あ、あの、私達はこれくらいなら風邪とか引きませんから……」

提督「だからこそ、拭いているんだ。じゃなかったら、すぐにでも風呂に入らせている」

五月雨「では、なぜわざわざ拭いてくれるんですか?」

提督「これは、そうだな……気になるから……いや、違うな」

五月雨「違う?」

提督「そう、せっかく綺麗な髪だし、雨ごときで痛ませるのは惜しいだろ」

五月雨「き、綺麗だなんて……」

976: 2015/06/10(水) 00:21:58.06 ID:JYZLRnlBo
提督「謙遜しなくてもいい」

五月雨「うぅ、何だか今日の提督、いつもとちょっと違います」

提督「雨で少し気分が落ち込んでいるのもあるかもな」

五月雨「落ち込んで……?」

提督「ん」

五月雨(それでこうなら、何人か雨の方が喜びそうな子がでてきちゃいそうですけど)

提督「……さて、これくらいで良いかな。あとはすぐお風呂に入るようにしてくれ」

五月雨「は、はいっ。ありがとうございました」

提督「なに、髪をいじるのは結構好きだからかまわんよ」

五月雨「では、また後程きちんと報告に来ますね」

提督「分かった」

977: 2015/06/10(水) 00:22:28.25 ID:JYZLRnlBo
~~~~~~~~

提督「さて、報告も終わったし、今日は一日中だらけるか」

提督「しかし、五月雨は素直で良いな。他の子だったら自分でやるって子も多いだろうに」

下2

857: 2015/05/25(月) 01:48:49.71 ID:oLV3aW9Lo
あきつ丸と秋津州の服交換

982: 2015/06/10(水) 23:46:57.01 ID:JYZLRnlBo
―秋津洲型の部屋―

提督「やっぱ秋津洲って、厚化粧だよな」

秋津洲「いきなり失礼かも!」

提督「まず服からして色が濃いんだよな」

秋津洲「う……確かに迷彩としてあんまり役に立って無いかも……」

提督「好み的にもナチュラルメイクの方が好きだし」

秋津洲「だから、厚化粧じゃないって!」

提督「まあまあ、とにかく、地味系で攻めて行こうと思うんだ」

秋津洲「地味系?」

提督「ああ。服を変えるだけで、きっと地味だと思われるくらいにはな」

秋津洲「むー、それは、そうかも……」

提督「じゃあ、連れて来るな!」ダッ

秋津洲「あっ、提督……連れて来る?」

983: 2015/06/10(水) 23:48:20.74 ID:JYZLRnlBo
~数分後~

提督「そんなわけで、揚陸艦のあきつ丸だ」

あきつ丸「お初にお目にかかるのであります」

秋津洲「こ、こちらこそ」

提督「彼女は見ての通り地味な服をしている」

あきつ丸「地味は心外であります」

秋津洲「そもそも、連れて来たのってもしかして名前が似てたから?」

提督「……あきつ丸、この厚化粧にナチュラルメイクがなんたるか教えてやってくれ」

秋津洲「だから厚化粧じゃないって言ってるかも!」

あきつ丸「提督殿、自分もナチュラルメイクじゃないから、教えられないであります」

提督「え? ……ならあきつ丸の服を着るだけで良いから!」

あきつ丸「なぜ提督殿はこうも押してくるのでありますか」

秋津洲「分からないかも……」

984: 2015/06/10(水) 23:48:51.32 ID:JYZLRnlBo
~数分後~

秋津洲「とりあえず、着たかも」

あきつ丸「うう、馴れないであります……」

提督「おお、おお……何か普通だな」

秋津洲「提督はいちいち失礼かも!」

提督「というか、別にあきつ丸には着てくれと言ったわけではないんだが」

あきつ丸「……はうっ! そういえば言われていなかったであります……」

提督「まあ、珍しいし、秋津洲よりいい意味で似合っているようにも見えるし、全然かまわないんだが」

秋津洲「それってどういう意味!」

あきつ丸「うう……あまり見ないでほしいのであります……」

提督「そう言われると見たくなるな。よーし、どうせなら存分に撮らせてもらうぞ」カシャカシャ

あきつ丸「提督殿ー!」

秋津洲「……わたしは無視かも!?」

985: 2015/06/10(水) 23:49:20.44 ID:JYZLRnlBo
―執務室―

提督「また良いアルバムが出来上がってしまった」

提督「……あ、秋津洲よりあきつ丸が衝撃的だっただけで、秋津洲を忘れていた訳では無い」

下2

987: 2015/06/10(水) 23:51:18.01 ID:U2MBORNLo
由良に貞子やってもらう

989: 2015/06/11(木) 23:38:46.37 ID:jkCh0Dwdo
提督「呪怨みたんだけどさぁ」

由良「ストップ、提督さん」

提督「なによ、まだ話し始めたばかりだぞ」

由良「いきなりそう言う話題を出してくるときって、だいたい話の結論が悪い事ばかりでしょ」

提督「まったく、ただのお話だというのに、変に警戒をして……」

由良「……本当?」

提督「本当だって」

由良「なら、いいですよ」

提督「ああ、それで貞子をリアルで見てみたいから、由良にやってもらおうかと」

由良「お話じゃないじゃない!」

提督「ははは」

990: 2015/06/11(木) 23:39:28.15 ID:jkCh0Dwdo
―夜・母港―

由良「……」

提督「なんだかんだでやってくれる由良のこと好きだぞ」

由良「一回だけです。やったらもちろん……」

提督「間宮アイスだろ? オーケー分かってる」

由良「まったく……」

提督「じゃあ、手順は防波堤を歩くから、その時に海からばしゃっとでて、足を掴むんだぞ」

由良「分かりました」

提督「じゃあ、準備出来たらライトを三回チカチカさせるからなー」

由良「提督さんも、子供なんだから」

991: 2015/06/11(木) 23:39:55.90 ID:jkCh0Dwdo
~~~~~~~~

チカチカ

由良(来た。でも、思ったより時間がかかったわね。まあ、いいか)

テクテク

由良(……そろそろ!)バシャァ ガシッ

「きゃあっ!?」

由良「あぁあ゛あ゛あ゛……きゃあ?」

霞「……」

由良「……いえ、これは潜水技術を高めるというか……」

霞「……へぇ、本当のことを言わないなら……懲罰室に行く?」

由良「提督さんがやりました。あそこでカメラ持って逃走しています」

霞「っ!」ダッ

由良「はぁ……びっくりした。いや、びっくりしたのは霞ちゃんの方だろうけど、ね」

992: 2015/06/11(木) 23:40:36.29 ID:jkCh0Dwdo
―提督私室―

提督「秘書官の驚きの顔激写! これはトップレアの一枚だ!」

バン ガンガンガン

提督「秘書官か! だが、窓は度重なる破壊により、夕張&明石特製の超強化ガラスにしてあるのだ!」

ガチャガチャ カチャ

提督「……え?」

霞「何言ってるのか知らないけど、マスターキーを私が持っていないと思った?」

提督「秘書官、いつのまに瞬間移動なんかを……」

993: 2015/06/11(木) 23:41:18.22 ID:jkCh0Dwdo
霞「いいから、滅しなさい。カメラごと」ガシャン

提督「いや、ちょ、今日は何だか手加減が一切な――」

爆発

                         ´゙゙´`゙``´゙`゙´``´゙`゙゙´´

994: 2015/06/11(木) 23:41:47.11 ID:jkCh0Dwdo
霞「ったく……あれ、どうして窓ガラスに手形が……」

霞(そういえば、窓がどうとか言っていたような……)

霞「……」


―朝・食堂―

霞「ほら、ここの文章間違ってる」

提督「さすがに朝食の時にまで仕事を持ちこまないでほしいんだが……」


長良「今日は珍しく二人一緒にいるね」

由良「昨日の事が有るから、監視しているんだと思う」



995: 2015/06/11(木) 23:43:57.77 ID:jkCh0Dwdo
終わり方が突飛だったような気もします。

また明日スレたててきます。
1000ネタはいつもどおり何でもありの夢落ちで

996: 2015/06/11(木) 23:44:36.19 ID:tg5ipS220
おつ

次回:提督「安価でよりみんなと遊ぶ」【1】


引用: 提督「安価でつづけてみんなと遊ぶ」