1: 2015/06/12(金) 22:39:52.68 ID:9MGGQkiUo
提督「くくく、此処までのようだな、南方棲戦姫」

南方棲戦姫「くっ……」

提督「人類はすべて支配した。まさか深海棲艦が最後まで立ち塞がるとは思っていなかったが、それももう終わりだな」

南方棲戦姫「黙れぇ!! まだ終わってなど……!」

提督「レ級」

レ級「はーい、南方棲戦姫様、大人しくしないと……やりすぎちゃうよ?」

南方棲戦姫「レ級! 人間ごときにに従うなど――」

ドーン

レ級「……あーあ、やり過ぎちゃうって言ったのに」

提督「ふん、最後まで立ち塞がった事だけは褒めてやろう。さあ、今この瞬間を持って、俺の世界征服は完了した!!」



2: 2015/06/12(金) 22:40:20.72 ID:9MGGQkiUo
霞「カス司令官……あんた、変わったわね」

提督「変わった? 違うな、俺は元々こんなだった。それを秘書官は分かっていなかっただけの事」

霞「……」

提督「それより、この俺に対してなんて呼んだ?」

霞「……! まさか、私にもっ」

提督「俺は差別などしない。人間も艦娘も深海棲艦も妖精もな。レ級、こいつを地下室にもっていけ」

レ級「おっけー!」グイッ

霞「くっ、カス司令官! いつか、破滅を見る羽目になるわよ!」

3: 2015/06/12(金) 22:40:55.73 ID:9MGGQkiUo
提督「破滅? ……むしろ、俺は欲しているんだ。世界を掌握した、この業を背負う事を」

扶桑「自分から、不幸を求めているんですか……」

提督「扶桑か。そうだな……征服したところで、何も変わらなかったからな」

扶桑「何も……」

青葉「司令官、伝達です! 反乱をしようと、現在あちらの地区のほうで準備が行われているとのこと!」

提督「ふん……動くぞ。第一艦隊を呼べ、つまらん反乱の目をを叩き潰す」

青葉「はっ!」

扶桑(提督は変わられました。あの日、あの子を失ってから……)

4: 2015/06/12(金) 22:41:36.27 ID:9MGGQkiUo
~~~~~~~~

提督「……ふわぁ、なんか変な夢を見たような……」

「ん……なんですか……?」

提督「起こしたか? 悪いな」

「いえ……昨日がちょっと激しかったので、少しだけ疲労が残っているだけです」

提督「お前だって、あんなに求めて来たくせに」

「む、そういう意地悪なこと、いうんですか」

提督「ははは、すまんすまん。疲れているなら、まだ寝てな」

「……行くんですか?」

提督「ああ、まだ、終わっていないからな」

「……」

提督「世界征服が完了するのは、世界中が俺の名の下に一つになるときだ。だから、それまで待っててくれよ、ヲ級。ん……」

ヲ級「ん……はい」

5: 2015/06/12(金) 22:42:26.25 ID:9MGGQkiUo
~~~~~~~~

ヲ級「っっっ!?!?!?」ガバァ

ヲ級「なな、なんて夢を! あろうことか二段落ちなんて!」

ヲ級(夢はその人が求めている事が出るともいうし……!)

ヲ級「うぅぅぅうううう~~~~~~」


レ級「どうしてヲ級は唸ってるの?」

ル級「しらない」

6: 2015/06/12(金) 22:43:13.17 ID:9MGGQkiUo
以上、前スレ1000の内容でした

シリーズ:提督「安価でみんなと遊ぶ」シリーズ 

最初から:提督「安価でみんなと遊ぶ」【1】
前回:提督「安価でつづけてみんなと遊ぶ」【10】




※雑談自由・キャラ崩壊注意
※安価は自由にしてます(遊ぶに縛られなくてもいいや)
※人生がENDにいきそうな安価は曲解します
※毎日亀更新
艦隊これくしょん -艦これ- おねがい!鎮守府目安箱 1 (電撃コミックスNEXT)
7: 2015/06/12(金) 22:43:42.60 ID:9MGGQkiUo
―執務室―

提督「なんとなく、世界征服がしたくなった」

霞「妄言はいてないで、仕事しなさい」

提督「もう終わりましたー!」

霞「珍しいわね……でも、今日中にしなくてもいいやつなら他にもあるわよ」

提督「……遊びに行ってくるぜ! ひゃっはー!」ダッ

霞「あっ……まあ、私も変な夢見て休みたいし、今日はこの辺りにしておきましょ」


提督「さーて、今回は何をしようか」

下2

9: 2015/06/12(金) 22:45:13.12 ID:Y+4whlIiO
秋月に手料理を作ってもらう

11: 2015/06/12(金) 23:32:22.11 ID:9MGGQkiUo
―秋月型の部屋―

提督「秋月、俺の為にご飯を作ってくれ」

秋月「……はい?」

提督「俺の為にご飯を」

秋月「二回言わなくても良いです」

提督「だったら、作ってくれるか?」

秋月「それは構いませんけど……」

提督(ここ最近の食に対する態度、出された料理でどう変わったのか判断する)

秋月「少し、待ってください。食材があるかどうか……」スタスタ

提督「突然だし、あるもので構わないぞー」

12: 2015/06/12(金) 23:32:50.78 ID:9MGGQkiUo
~数十分後~

秋月「どうぞ、炊き立てのご飯に、お味噌汁。それと焼き鮭です」

提督「やっぱり超質素!!」

秋月「沢庵も無かったので……すみません」

提督「いきなりだったから、こっちが悪いんだけどさ……いただきます」

秋月「で、でも、鮭の焼き方には気を付けましたよ」

提督「焼き鮭ごとき、焼き方に気をつかったところで……モグモグ……美味しい!!」

秋月「本当ですか?」

提督「鮭だけでこんなに美味しいなら……この、炊き立てのご飯と一緒に……ごくり」

秋月「……」

提督「モグモグ……うっ……美味い!!」

提督「この二つはかなりのコラボを生み出すことを知ってはいたが、鮭の美味しさが増したことにより炊き立てご飯の美味しさがさらに引き立て、そのご飯もまた焼き鮭の美味しさに拍車をかけてまさに通常出すことのできない味をうまく引き出すことに成功していてこの二つが合わさればおそらく間宮の料理にも負け劣らずな対決が可能に為りそうで――」

13: 2015/06/12(金) 23:33:58.26 ID:9MGGQkiUo
秋月「し、司令、ちょっとまってください!」

提督「はっ……ついこの美味しさに感動して、己を失ってしまった」

秋月「いきなりびっくりしました……」

提督「それにしても、結局普段の料理はあまり変わらないんだな」

秋月「その、色々連れて貰って、思ったんです」

提督「ふむ」

秋月「豪華な料理はたまに口にするからこそ価値があって、普段から口にしてしまえば、その価値も薄れていきそうだと」

提督「その意見は一理あるな」

秋月「だからこそ、豪華な食事を価値あるものに維持するためにも、私は普段の食生活を変えるつもりはありません」

提督「ふーん、秋月がそう決めたなら、俺は特に何も言わない。ただ……」

秋月「ただ?」

提督「……たまにでもいいからまたこれ作ってくれない?」

秋月「ええ、いいですよ」

14: 2015/06/12(金) 23:34:28.23 ID:9MGGQkiUo
―執務室―

提督「ご飯には卵をかけるのも乙だが、焼き鮭もまた格別だ」

提督「……でも量は少ない。食堂でもうちょっと食べて来よう……」

下2

16: 2015/06/12(金) 23:36:53.58 ID:IF/27xTFO
大和のPADを盗んじゃえ

21: 2015/06/14(日) 01:46:04.18 ID:MVZSAdiyo
―大和型の部屋―

大和「……!」ゴソゴソ

武蔵「何を一生懸命に探しているんだ?」

大和「ないの、その、私の……」

武蔵「なんだ、またPADがなくなったのか」

大和「だからPADじゃないから!」

武蔵「まあ、そんなことは何でもいいさ。犯人は大和でもわかっているだろうからな」

大和「……やっぱり?」

武蔵「だろうな」

22: 2015/06/14(日) 01:46:35.79 ID:MVZSAdiyo
―執務室―

提督「ふんふーん」

ガチャ

大和「提督!」

提督「なんだ大和、そんなパグみたいな顔をして」

大和「どういう例えですか! それより、またやりましたね!」

提督「ん?」

大和「しらばくれないでください! 前にも同じことがありましたよね」

提督「前にも?」

大和「私の……三重装甲を変えたことです!」

提督「三重装甲って、あれじゃ敵の攻撃は防げないだろう」

23: 2015/06/14(日) 01:47:02.69 ID:MVZSAdiyo
大和「知っているじゃないですか」

提督「しまった!」

大和「返してもらいますよ」

提督「……こ、今回盗んだなんて、俺言ってないし?」

大和「なんで盗まれたって知っているんですか。言ってませんよ」

提督「…………か、返せって言ってたからな。そうじゃないかと思ったんだ」

大和「返せと言われて盗んだと考えるのは、図星だからじゃないんですか」

提督「……大和、成長したな」

大和「むしろ提督が成長していないだけです」

提督「うぐ、大和が辛辣……」

大和「当然です」

24: 2015/06/14(日) 01:47:29.84 ID:MVZSAdiyo
~~~~~~~~

提督「大和は奪ったものを持って出て行った」

提督「相手に寄ったら砲撃や爆撃をされていただろうから、かなり優しく感じた」

↓2

26: 2015/06/14(日) 01:51:53.93 ID:Clnv1iioo
加古改二祝いで布団新調

27: 2015/06/15(月) 01:05:29.32 ID:XzTNws/+o
―古鷹型の部屋―

古鷹「おめでとう、加古」

提督「おめでとー」

加古「いやー、こうなるとあたしもちょっと照れるな」

古鷹「ふふ、加古頑張っていたからね」

加古「まあ、古鷹が改二になったからね。ちょっとくらいは、やる気も出すよ」

提督「へー、いつも寝てる印象あるんだけど」

古鷹「それは失礼ですよ、提督」

提督「はは、悪い悪い」

28: 2015/06/15(月) 01:05:56.41 ID:XzTNws/+o
加古「それで、何かプレゼントあるんだよね」

提督「さっそく催促か。この、いやしんぼ!」

加古「だって、そんな大きなものに布をかけているだけで隠されたら、いくらあたしでも気になるって」

古鷹「そうですよね、それなんですか?」

加古「あれ、古鷹も知らないの?」

古鷹「一緒に買いに行ったけど、お互い買っている姿は見てないから」

加古「……それ、大丈夫?」

古鷹「あはは……」

提督「大丈夫だ、絶対加古なら喜ぶ」

加古「お、言ったね? じゃあ、見せてもらおうかな」

提督「とくと見ろ! このプレゼントを!」

29: 2015/06/15(月) 01:06:26.95 ID:XzTNws/+o
加古「……天蓋付きベッド?」

古鷹「こ、こんなもの買っていたんですか」

提督「まあ、比較的安かったしな。よく寝てる加古にはちょうどいいかと」

古鷹「ベッドの材質も良いものですし、加古なら喜びそうですね」

加古「あー、気持ちはありがたいんだけどさぁ。これじゃ、古鷹のスペースが無くならない?」

提督「あ」
古鷹「あ」

加古「古鷹……」

提督「しまったな……二人部屋だから、確かにスペースが無い。どうしよ……」

古鷹「少しくらい狭くても、別にかまいませんよ?」

加古「あたしが気にするって」

提督「じゃあ、シーツとかだけ剥いで、天蓋とか捨てる?」

加古「そ、それはもったいない! ……じゃあ、上の掛布団だけもらって、後は談話室にでも置いといてよ」

提督「スペースは確かにあるが、勝手に使われるぞ?」

加古「いいって。あたしは新しい布団と枕があれば十分だからさ」

30: 2015/06/15(月) 01:07:00.00 ID:XzTNws/+o
―執務室―

提督「……まあ、そんなわけで天蓋ベッドが談話室におかれると」

提督「まあ、あそこで寝る奴多いし、使わないことは無いだろう」

下2

32: 2015/06/15(月) 01:16:22.95 ID:pr/0TsKno
夕雲を赤面させよう

34: 2015/06/16(火) 01:29:22.27 ID:Jf+kyXtmo
―夕雲型の部屋―

提督「夕雲を赤面させてみたいんだが」

長波「……なんでそれをあたしに相談するんだ」

提督「夕雲型の中で話しやすくかつ知ってそうだから」

長波「高評価はありがたいが、そんな事に付き合わせんな」

提督「えー、とにかく教えてよ。礼はするから」

長波「はぁー……じゃあ、後ろから抱き付けばいいんじゃね。女の子の憧れだって話だし」

提督「あすなろ抱きか。長波も結構乙女チックな事を知ってるな」

長波「うるさい」

夕雲「あら、提督。私達の部屋に用ですか?」

提督「ああ、夕雲を照れさせてやろうと思ってな。何をしたら照れるんだ?」

長波(結局直接聞くのかよ)

35: 2015/06/16(火) 01:30:10.33 ID:Jf+kyXtmo
夕雲「あら、それでしたら……頭を撫でてくれたら、照れると思いますよ」

提督「おお、良い事を聞いた。ではさっそく。おー、よしよし」ナデナデ

夕雲「うふふ」

提督「はー、こういうの好きだわー」ナデナデ

夕雲「あら、そうなんですか?」

提督「なんとなくだけどな」ナデナデ

夕雲「あらあら」

提督「……なあ」

夕雲「どうかしました?」

提督「照れるの嘘だろ」

夕雲「どうしてそう思うんですか?」

提督「さっきから声が余裕過ぎるんだ! 『まんじゅうこわい』みたいなことしないでくれ!」

夕雲「ばれちゃいました? ふふ」

36: 2015/06/16(火) 01:30:54.78 ID:Jf+kyXtmo
提督「まったく……」

夕雲「では、ここらで一杯お茶を用意しますね」スクッ

提督「……」

夕雲「ええと、どの辺りに置いていたかしら……」

提督「えい」ギュッ

夕雲「きゃっ! て、提督?」

提督「ふふふ、後ろから抱かれる分にはどうだ?」

夕雲「も、もう、提督ったら悪戯好きなんですから。お茶を用意するので、離してください」

提督「ちぇー、結局効かないのか」


夕雲「とつぜんあんなことをして……びっくりしたわ」

長波「……なぁ夕雲、さっきの照れてただろ」

夕雲「な、長波さん!? そ、そんなわけないでしょ?」

長波「ま、後ろから抱き付いた提督には気付かれてないと思うぞ」

夕雲「もう……」

37: 2015/06/16(火) 01:31:49.74 ID:Jf+kyXtmo
―執務室―

提督「夕雲は難攻不落だ。あれを赤面させるのは難易度が非常に高い」

提督「だが、いつかは成功させてみせる。たぶん」

下2

39: 2015/06/16(火) 01:32:23.62 ID:JxO4qVmKO
忠犬朝潮に忠犬ハチ公のお話をする

40: 2015/06/17(水) 01:36:13.08 ID:0mtUT5YIo
―朝潮型の部屋―

朝潮「司令官、どうぞ」

提督「ありがとう。でも悪いな、一人でゆっくりしているところを」

朝潮「いえ、そんな。むしろ一人で暇でしたから、ありがたいです」

提督「そうか? そう言ってくれるなら、嬉しいな」

朝潮「司令官はまた遊びに来たんですか?」

提督「なにかパーティゲームでも、とは思ったんだが、今日は一人しかいないみたいなんでな」

朝潮「す、すみません。私しかいなくて……」

提督「いや、謝る事じゃ……うーん、じゃあ、映画でも見ようか」

朝潮「映画ですか?」

提督「ああ、これは冗談抜きの感動作で……まあ、ごちゃごちゃいう前に持ってくるよ」

41: 2015/06/17(水) 01:36:45.91 ID:0mtUT5YIo
~~~~~~~~

朝潮「『HACHI 約束の犬』?」

提督「洋画なんだが、元ネタは日本の忠犬ハチ公と言う話が元になっている」

朝潮「そうなんですか……」

提督「知らないとぴんと来ないか。じゃあつけるが……」

朝潮「どうかしましたか?」

提督「この映画は、マジで泣けるから、注意しろよ」

朝潮「は、はあ……」

提督「絶対だぞ! ハンカチ用意しとけよ!」

朝潮「わ、分かりました」

提督「ではスタート」

42: 2015/06/17(水) 01:37:21.11 ID:0mtUT5YIo
~一時間半後~

朝潮「うっ……ぐすっ」

提督「ああ、いつみても泣ける話だ……」

朝潮「最後の、なんだかこっちにも気持ちが伝わって来るようでした……」

提督「元ネタ知っていたとしても、これは最高に来ると思うぞ……」

朝潮「……」

提督「……」

朝潮「あの、すみません、ちょっと、出かけてきますね」

提督「ああ……」

ガチャ バタン <ウエエエエーン

提督「……だよなぁ。これ、大の大人でも泣くから」

43: 2015/06/17(水) 01:38:02.75 ID:0mtUT5YIo
―執務室―

提督「ああ、本当にいい作品だ。気が向いたら、皆にも教えてあげたい」

提督「……あれ、でもなんで俺は朝潮に見せようと思ったんだろうか。まあ、理由なんてどうでもいいんだけど」

下2

45: 2015/06/17(水) 01:42:06.05 ID:njMxgWtLO
那珂ちゃんとThe Beatles鑑賞

47: 2015/06/17(水) 23:06:54.65 ID:0mtUT5YIo
―川内型の部屋―

提督「那珂ちゃーん」

那珂「もー、楽屋の中にはアイドル以外入っちゃダメだって」

提督「楽屋じゃないし、仮に楽屋だとして同室の二人もアイドルってことになるぞ」

那珂「それもそっか」

提督「まったく。それで那珂ちゃん、ビートルズって知っているか」

那珂「ビートルズ?」

提督「ふぅ……そんなんじゃ音楽の世界で生きていけないぞ」

那珂「いやー、那珂ちゃんアイドルだから……」

提督「甘い、甘いぞ! そんな事で今のアイドル戦国時代は生き残れないぞ!」

那珂「この艦隊の戦艦に一人、知ってそうに無いのに生き残ってる子がいたような……」

提督「自分より下を探そうとしている時点でアイドル失格だぞ。というか、キャラ」

那珂「ごっめーん☆ 那珂ちゃん頑張る☆」キャピ

48: 2015/06/17(水) 23:07:23.55 ID:0mtUT5YIo
提督「そんなキャラだっけ。まあいいや、とにかくビートルズはかなり有名だ」

那珂「そうなの?」

提督「……まあ、一度聞いてみたらいいだろう」

那珂「持ってるの?」

提督「おう、話をするのにCDを持ってきていない訳が無いだろ」

那珂「準備ばっちりだねー」

提督「CDプレイヤーかしてくれ。あるだろ?」

那珂「はーい」

49: 2015/06/17(水) 23:07:51.46 ID:0mtUT5YIo
~数十分後~

提督「どうだ?」

那珂「音楽としては良いと思うけど、那珂ちゃんとしては……ねぇ」

提督「日本のアイドルが歌うのと違うのは確か」

那珂「やっぱり、那珂ちゃんは明るく楽しい曲を振り付けで歌うのが一番!」

提督「それでこそ那珂ちゃん、って感じはするな」

那珂「えへへー」

提督「少しでもアイドルになる為の手助けになれば、と思ったけど必要ないみたいだ」

那珂「そうだったの? ありがとうございまーす!」

提督「ま、頑張れ」

那珂「はい! じゃあ、那珂ちゃんは早速レッスンしてきまーす!」ダッ

提督「那珂ちゃんは目標に向けて突っ走っているところが眩しいな」

提督「……あ、ちょっと、なにさりげなくCD持って行っているんだ!? 気に入ったの!?」

50: 2015/06/17(水) 23:08:20.28 ID:0mtUT5YIo
―執務室―

提督「はぁ……間違えて持って行ったと言っていたが、本当だろうか……」

提督「ま、まあ、とにかく布教としては成功したか」

下2

17: 2015/06/12(金) 23:38:57.66 ID:rL3V0I2l0
全身黄色いタイツ着用して暁型を驚かす

55: 2015/06/19(金) 01:44:41.54 ID:7He0pHgTo
―売店―

提督「何か売れ残っているもので驚かせるようなものは無いか?」

明石「そんな都合の良い物があるわけないですから」

提督「ですよねー」

明石「でも、在庫処分品であればこちらに数点ほど」

提督「在庫処分って……」

明石「今なら半額ですよ」

提督「しかも金取るんかい」

明石「そりゃ、唯で仕入れている訳じゃ無いですから」

提督(その前に、無駄なものを仕入れるなよ……)

56: 2015/06/19(金) 01:46:18.06 ID:7He0pHgTo
―暁型の部屋・深夜―

提督「というわけで、売店で買ったタイツとともに、きちゃいました」

提督(やっぱり寝起きドッキリが一番だ。お邪魔しまーす)

「ん……」

提督「おっと、静かに……」

「……スゥ」

提督「よし。これで朝になったら……」

提督(……)

提督「電がいないっ!」

電「いるのです」

提督「なにっ!?」

電「正直、司令官さんが企むときは非常にわかりやすいのです」

提督「分かりやすいと言っても、そもそも人とあんまり関わっていなかったんだが」

電「それを踏まえて、分かりやすいのです」

57: 2015/06/19(金) 01:46:44.34 ID:7He0pHgTo
提督「ああ、そう……」

電「分かったら早く立ち去るのです」

提督「くっ……ならば、せめてこれだけはやらせてもらう」

電「フライパンとお玉……? あ、まさかですか!」

提督「秘技、氏者の目覚め!」カンカンカーン

雷「きゃっ!!」
暁「んー、なに~?」
響「うるさい……」

提督「寝ぼけているからか驚いていない気もするけど、これで任務達成だ! さらば!」


電「いったい何なのですか……」

雷「どうかしたの~?」

58: 2015/06/19(金) 01:47:22.47 ID:7He0pHgTo
―執務室―

提督「タイツの存在価値はゼロ。いや、何に使えばいいのか分からなかっただけだけど」

提督「さて、次はどうするかな……」

下2

38: 2015/06/16(火) 01:32:19.06 ID:65imgdCVO
金剛型とビーチバレー

61: 2015/06/20(土) 01:54:20.38 ID:DXilMAUwo
―売店―

提督「さーて、今回も良いのが無いかなー」

比叡「あれ、司令じゃないですか」

提督「おお、比叡が一人できてるなんて珍しいな」

比叡「どういう意味ですか?」

提督「なんでもない。それで、何か探しているのか? なんなら手伝うけど」

比叡「そうですね、また久しぶりに料理でも作ろうと思って、本を」

提督(また兵器を作るつもりか!)

比叡「司令?」

提督「……あ、あそこに遊べそうな物があるぞ! 比叡、料理なんていいから、今はとにかく遊ぼうではないか!」

比叡「あっ、司令!?」

62: 2015/06/20(土) 01:54:46.57 ID:DXilMAUwo
―母港―

提督「というわけで、ビーチじゃないけどビーチバレーをするぞ」

金剛「やるデース!」

霧島「はぁ、どうして私も……」

榛名「比叡お姉さまのお料理を食べる位なら、と思えばいいのでは?」

霧島「……幾分気が楽になったわ」

提督(霧島チョロイな……)

比叡「ひえぇ……なんだか上手く気を逸らされた気もします……」

金剛「比叡、そんな暗い顔をしちゃノー! エンジョイしまショー!」

比叡「金剛お姉様……はい! 気合! 入れて! 行きます!」

提督(あっちはあっちでチョロイ)

63: 2015/06/20(土) 01:55:13.99 ID:DXilMAUwo
~数十分後~

榛名「はいっ!」ポン

霧島「これで、ゲームセットです!」バァン

金剛「オゥ……霧島強すぎネー」

比叡「すみません金剛お姉様……比叡がもっと頑張っていれば!」

提督「いや、霧島何気に武闘派だし、この結果はおかしくも何ともないぞ」

霧島「司令、私は頭脳派です」

提督「え?」

霧島「どうやら、司令は一発顔面スパイクを貰いたいようですね」

提督「やめてくださいしんでしまいます」

金剛「霧島、もう一回やるデース!」

比叡「次は負けませんよ!」

提督「ほ、ほら、二人もああいっている事だしな」

霧島「……分かりました。試合中にミスするかもしれませんので、気を付けて下さい」

提督「ひえぇ……」

64: 2015/06/20(土) 01:55:55.12 ID:DXilMAUwo
―執務室―

提督「五回くらい当ててきやがった……全部避けたけど」

提督「まあ、これで無差別兵器が開発されなかったことを思えば安いものかもしれないけど」

下2

66: 2015/06/20(土) 02:31:11.37 ID:p6TFIblio
ローマに鼻眼鏡を掛けさせる

67: 2015/06/21(日) 01:27:45.90 ID:hOMncrAho
―V・ヴェネト級の部屋―

提督「ローマ、この鎮守府には馴れたか?」

ローマ「はい、個々の人達には良くしてくれて、大変助かっています」

提督「うむ、それならよかった」

ローマ「用事はそれだけですか?」

提督「ああいや……」

提督(くっ、馴れてないと言ったらこの鼻眼鏡で皆との距離をぐっと縮めよう……とか言おうと思っていたのに」

ローマ「どう考えても縮まりませんから」

提督「なにっ! 心の声を読んだな!」

ローマ「口に出してましたし。というか、わざとですよね」

68: 2015/06/21(日) 01:28:12.12 ID:hOMncrAho
提督「計画がばれた今、隠すことも無い。さあ、これを付けるのだ」

ローマ「嫌ですけど」

提督「なぜだ!」

ローマ「逆に何故つけると思っていたんですか」

提督「ローマなら、あるいは……」

ローマ「心外です」

リットリオ「楽しそうじゃない、この眼鏡」

ローマ「姉さん……」

リットリオ「私はローマが着けているところを見てみたいなー」

ローマ「……面白そうだからって、同意するのは止めて」

リットリオ「てへっ」

69: 2015/06/21(日) 01:28:44.93 ID:hOMncrAho
提督「リットリオもこう言っているんだ。な?」

ローマ「な、じゃないです」

提督「いけるいける! きっと似合う!」

ローマ「これが似合う女性って世の中に居るんですか」

提督「ええい、埒が明かん! 無理矢理にでもつけさせてやるぞ!」バッ

ローマ「えっ、きゃっ!」

提督「ははは、これで付け替え完了――ぐふっ!」
ローマ「止めて下さい!」ドスッ

リットリオ(よく分からないけど、肘打ちされたんでしょうか?)

ローマ「まったく、頭を冷やしてください」スチャ テクテク

リットリオ「……大丈夫ですか?」

提督「まあ、一応……でも、リットリオが同調するなんてな。もっと過保護かと思っていたぞ」

リットリオ「ローマが、此処で楽しい思い出を作れるのなら、それに越したことは無いですから」

提督「ふーん」

70: 2015/06/21(日) 01:31:00.41 ID:hOMncrAho
―執務室―

提督「くっ、あれを掛けたローマの写真を撮る時間が無かったのが悔やまれる……」

提督「あと、リットリオは結局過保護ってことか」

下2

72: 2015/06/21(日) 01:31:26.72 ID:rH+JUw6oO
朝潮ちゃんと忠犬ハチ公像の前で待ち合わせ

74: 2015/06/22(月) 00:45:33.16 ID:ZviQ+rXqo
―渋谷駅前―

朝潮「……」ソワソワ

提督「悪い、待ったか」

朝潮「い、いえ、今来たところです!」

提督「そうか、それはよかった」

朝潮「それで、司令官。ここに来たのは……」

提督「ちょっと前に話した、忠犬ハチ公の銅像だ」

朝潮「ですよね。だから、この場所を待ち合わせ場所に選んだんですよね」

提督「ああ、ここは待ち合わせ場所としても有名だし」

朝潮「そうなんですか……」

提督「そして、目的地もここだ」

朝潮「……はい?」

75: 2015/06/22(月) 00:46:01.51 ID:ZviQ+rXqo
提督「いやー、いつみてもこの忠犬ハチ公像はよくできてるなー」

朝潮「司令官、これを見に来るためだけにここまで?」

提督「? おう」

朝潮「……」

提督(あれ、心なしか朝潮の表情が暗く……)

朝潮「教えてくれたのはうれしいんですけど……」

提督「ああ」

朝潮「実は、もう見に来ているんです」

提督「え゛」

朝潮「すみません、見に行ける距離だったので、すぐに……」

提督(そういえば、待ち合わせにここを伝えたときも、知ってそうな感じだったか)

76: 2015/06/22(月) 00:46:35.73 ID:ZviQ+rXqo
朝潮「本当に、すみません」

提督「あ、いや、真面目な朝潮だから、こういう可能性も頭に思い描くべきだった」

朝潮「……」

提督(しまった、ここ以外で適当な場所に行くことも考えるべきだった。そもそも、ここまできて本当に銅像以外に何も考えてないっていうのも――)

朝潮「し、司令官」

提督「っ! な、何だ?」

朝潮「だったら、その……少し、遊びませんか?」

提督「遊ぶ?」

朝潮「い、いえ! お忙しいのなら、無理にとは言いませんから」

提督「そんなことはない、大歓迎だ!」

朝潮「はいっ!」

提督(ほっ、よかった。朝潮のおかげで妙な空気にならずに済んだ)

77: 2015/06/22(月) 00:47:08.44 ID:ZviQ+rXqo
―執務室―

提督「これを機にちゃんと遊びに出かけるときは予想外の事態にも対応できるよう計画を立てておこう」

提督「……そもそも、像を見るためだけに待ち合わせをする方がアホか」

下2

79: 2015/06/22(月) 00:48:56.06 ID:QSzzPVB+o
秘書官を連れ出して遊びに行く

80: 2015/06/23(火) 01:37:33.45 ID:ZVjbhxk1o
提督「秘書官、遊びに行かないか?」

霞「はぁ? カス司令官、どれだけ仕事がたまっているか分かっているわけ?」

提督「え? ……山になっているこれだよな?」

霞「ええそうよ。終わらせる気があるわけ?」

提督「全部やれば、秘書官は遊んでくれるんだよな?」

霞「……いいわよ」

提督「よし、今に見ていろ。ものの一時間で終わらせてやる」

霞(一時間で終わる量なわけないじゃない)

81: 2015/06/23(火) 01:37:59.87 ID:ZVjbhxk1o
~二時間後・将棋クラブ~

提督「王手」

霞「残念だけど、それは罠よ。はい」

提督「なっ……一手で戦況がひっくり返っただと!」

霞「それにしても、本当に終わらせるなんてね。一時間と言ったわりにはその倍かかったけど。はい、王手」

提督「御愛嬌御愛嬌。えーと、ここは……こう」カタッ

霞「はい、王とって終わり」

提督「ええ、桂馬で取られるとか……」

霞「あんた、そんなんで司令官としてやっていけるの?」

提督「盤上の駒と艦娘は違うから……」

霞「はぁ……そもそも、どうして外に出て将棋クラブに……」

提督「いやー、あんまり行く機会ないからさ」

82: 2015/06/23(火) 01:38:43.39 ID:ZVjbhxk1o
―ビリヤード場―

提督「……」コンッ

霞「……」

提督「……よし、これで一番から七番までは俺が落としたな。どうした? 秘書官にも苦手な物があったって事か?」

霞「そりゃ、一つや二つはあるわよ。でも……」スッ コン

提督「……! 八と九を一緒に落としただと!?」

霞「慢心は敗北を生み出すわよ」

提督「ぐわぁあああああああ! 負けたぁああああああ!」

霞「ふん、最後までボールの位置を考えないからこうなるのよ。最後油断したでしょ」

提督「おっしゃる通りです……」

霞「気を付けない。……で、どうしてビリヤードなの?」

提督「やっぱり行く機会ないからさー」

霞「はぁ……」

83: 2015/06/23(火) 01:39:10.57 ID:ZVjbhxk1o
~~~~~~~~

提督「秘書官と遊んだ」

提督「あっちも意外とノリノリで……まあ、楽しかったかな」

下2

71: 2015/06/21(日) 01:31:21.64 ID:DBN8FXu2O
prinzと巨大プリンを一緒に食べる

86: 2015/06/24(水) 00:20:58.20 ID:kZVfSis+o
―A・ヒッパー級の部屋―

提督「オイゲン、良いものを試しに作ってみた」

プリンツ「いいモノ?」

提督「ふっふっふ、この巨大プリンだ!」

プリンツ「わぁっ……!」

提督「通称バケツプリン。あまりにでかいから、カラメルソースも別に作って、付けて食べれるようにした」

プリンツ「ゴクリ……」

提督「一人じゃ食べられないし、オイゲンにも分けるぞ」

プリンツ「本当!?」

提督「ああ」

87: 2015/06/24(水) 00:21:55.23 ID:kZVfSis+o
プリンツ「ダンケ! じゃあ、まずは一口……」

提督「……どうだ?」

プリンツ「ん~、美味しい~」

提督「それは良かった。所詮は素人の作ったプリンだから、ちょっと心配だったんだ」

プリンツ「アトミラールさん、こういうのも作れるんですね」

提督「まあな。間宮に教えて貰ったところも多いけど」

プリンツ「それでも、凄いですよ!」

提督「……パクパク」

プリンツ「あー、食べるの早いですって! もう」

88: 2015/06/24(水) 00:22:31.25 ID:kZVfSis+o
~~~~~~~~

提督「はぁー、流石にプリンだけこの量は飽きるな……」

プリンツ「そうですか? 凄く美味しかったですよ」

提督「それならよかった」

プリンツ「ところで、どうして私にくれたんですか? ビスマルク姉様達じゃなくて」

提督「……最近よく頑張っているみたいだから、ご褒美だな」

プリンツ「そうなんですか? でも、それならなおさらビスマルク姉さまの方が……」

提督「オイゲンはビスマルク程押しが強くないから、我慢している事もあるだろう。その分って言う事にしておいてくれ」

プリンツ「そんな風に見てくれてたんだ……ダンケシェーン、アトミラールさん!」

提督「他にしてほしい事があれば、なるべく力になるが」

プリンツ「……それでしたら、やっぱりビスマルク姉様たちにもなにか……プリンでも、ご馳走してあげてください」

提督「オイゲン……分かった。また時間が空いたら作っておくよ」

89: 2015/06/24(水) 00:23:54.92 ID:kZVfSis+o
―執務室―

提督「プリンとプリンツをかけた、とは言えんよな。前も誤魔化したし」

提督「それにしてもバケツプリンを再びか……まあ、そんなに手間はかからないからいいか。何時か作ろう」

下2

91: 2015/06/24(水) 00:29:09.39 ID:AM1Oz5T40
吹雪に商品レビューさせる

93: 2015/06/25(木) 00:36:50.69 ID:hI01560to
―売店―

明石「最近売れ残って困っているんですよねー」

提督「ふーん、何がだ?」

明石「えっと……このDVDなんですけど」

提督「なるほど、よし、まかせておけ!」


―談話室―

提督「というわけで、売れそうなレビューを頼む」

吹雪「いやいやいや! 司令官が受けた話ですよね!?」

提督「俺がしたい所なんだが、明石から見るなと言われてな」

吹雪「なんですか、その怪しそうな感じ……」

94: 2015/06/25(木) 00:37:17.51 ID:hI01560to
提督「まあ、実際上司のレビューより、同じ同僚のレビューの方が見ている人も安心出来るだろう」

吹雪(売るだけなら、司令官が書いた方が良いと思うんですけど……)

吹雪「分かりました。それで、そのDVDはどこですか?」

提督「はいこれ。じゃあ、完成したら渡してくれ」

吹雪「はい」

ガチャ バタン

吹雪「……さて、どんな内容なんだろう。司令官にも見せられない……」ピッ ガシャン

吹雪(……)

吹雪「こ、これは……」

95: 2015/06/25(木) 00:37:55.91 ID:hI01560to
~数時間後・執務室~

吹雪「司令官、完成しました」

提督「おお、早かったな。それで、どんなのだった?」

吹雪「あはは……知らない方が良いと思います」

提督「逆に気になる返答なんだが」

吹雪「とりあえず、ネタバレにならない程度に内容に触れて、なおかつ良い所を書き連ねてみました」

提督「基本的だな。それだけで販促になるのか?」

吹雪「大丈夫です、間違いなく」

提督「そうか……吹雪がそこまで自信もって言うなら、本当に大丈夫なんだろう。これは明石に渡しておく、吹雪には後でお礼の品を渡すから」

吹雪「はい。失礼します」

提督「あー、でも、どんなのか気になるなー。勝手に見ちゃダメかなー、駄目だよなー」

吹雪(モザイク処理有りの司令官の盗撮映像だから、見ない方が良いです)ガチャ

96: 2015/06/25(木) 00:38:56.61 ID:hI01560to
バタン

提督「ご丁寧に吹雪は封筒に入れてレビュー書いてるし。相当見られたくないものだったのだろうか」

提督「いっそ自分で買うとか……はっ、もしかして、こうして買わせるのが明石の作戦か……!」

提督「……アホな事言ってないで、明石に届けておこう」

下2

98: 2015/06/25(木) 00:39:38.25 ID:1CjykuhTO
春雨の髪の色彩の仕組みを解析する

101: 2015/06/25(木) 22:43:35.20 ID:hI01560to
―白露型の部屋―

提督「春雨の髪の色ってどうなっているんだ?」

春雨「色、ですか?」

提督「ほら、先っぽの色が少し違うだろ。染めてるのか?」

春雨「染めては無いですよ」

提督「じゃあ地毛かー。はー」サワサワ

春雨「変、ですか?」

提督「いや、綺麗だなーと思ってな」

春雨「綺麗?」

提督「だって、こんなきれいなグラデーションしているんだぞ。俺はきれいだと思うな」

春雨「……」

102: 2015/06/25(木) 22:43:59.40 ID:hI01560to
提督「もしかして、綺麗だって言われるの嫌だったか」

春雨「そ、そういうわけじゃないですよ。ただ、私自身あまり気にしたことが無かったので……」

提督「へー」サワサワ

春雨「……あの、あんまり触られると……」

提督「色は付けられた感じはしないし、本当に地毛だな。この色の変わりで切ったら髪が伸びる時は同じように伸びるのかそれともこの色はもう戻らないのか……」ブツブツ

春雨「し、司令官?」

提督「ん? ああ、悪い悪い。ちょっと気になって」

春雨「……どうしても気になるなら、その……少しくらいなら、切っても……」

提督「もったいないから嫌だ」

103: 2015/06/25(木) 22:44:30.17 ID:hI01560to
春雨「そ、そうですか?」

提督「そんな実験目的で女の髪を切るわけないだろ。特に春雨はきれいなんだから、もっと大事にしろ」

春雨「……」

提督「ほら返事。髪を切るのは俺が許さん」

春雨「は、はい!」

提督「よし。というわけで春雨」

春雨「はい?」

提督「もっと触っても良いか?」

春雨「……髪を大事にしたいので、お断りします」

春雨(これだけ言われてから触られるのは、なんだか恥ずかしい……です)

104: 2015/06/25(木) 22:45:48.99 ID:hI01560to
―執務室―

提督「あの展開なら快諾してくれると思ったのだが」

提督「そういえば、春雨は艦だったころに船尾が……なんて話もあったっけ」


次回:提督「安価でよりみんなと遊ぶ」【2】


引用: 提督「安価でよりみんなと遊ぶ」