104: 2015/06/25(木) 22:45:48.99 ID:hI01560to


シリーズ:提督「安価でみんなと遊ぶ」シリーズ 

最初から:提督「安価でみんなと遊ぶ」【1】
前回:提督「安価でよりみんなと遊ぶ」【1】

―執務室―

提督「あの展開なら快諾してくれると思ったのだが」

提督「そういえば、春雨は艦だったころに船尾が……なんて話もあったっけ」

下2

106: 2015/06/25(木) 22:51:06.33 ID:ZnIJS+GjO
龍田に看病される

107: 2015/06/27(土) 03:09:00.13 ID:qNWuYMEZo
―天龍型の部屋―

天龍「これだ!」

提督「はいババ。これで俺のあがりっと」

龍田「はい天龍ちゃん罰ゲームよ~」

天龍「あー! くそっ!」

提督「負けたやつが勝った奴の言う事を聞く。天龍、貴様は龍田の言いなりだ」

天龍「ぐ……って、それは提督もだろ!」

提督「え?」

龍田「……」ニコッ

提督「……マジか」
艦隊これくしょん -艦これ- おねがい!鎮守府目安箱 1 (電撃コミックスNEXT)
108: 2015/06/27(土) 03:09:48.22 ID:qNWuYMEZo
~~~~~~~~

提督「うん……? あれ、俺は……」

龍田「あ、起きましたか~」

提督「龍田? ええと、見ていてくれたのか」

龍田「はい~。流石に、罰ゲームで毒物を食べさせて放置するのは酷いかと思いまして」

提督「毒物……ああ、比叡カレーか。何で持ってたんだよ……」

龍田「売店にありましたよ」

提督「本当にあそこは何でもあるな」

龍田「それで、お身体の方はどうですか~」

提督「まだ少し気分が悪い……」

龍田「ゆっくりしても良いんですよ」

109: 2015/06/27(土) 03:10:15.90 ID:qNWuYMEZo
提督「……なんか龍田が優しくて気持ち悪い」

龍田「その舌、切り落としましょうか~?」

提督「すまん。でも、なんで今日は変に優しいんだ。何時もの龍田らしくなくて、なんか変な気分に……」

龍田「聞こえませんでした~、もう一度言ってくれますか?」

提督「本日はお機嫌が良いようですが、何か良い事でもありましたか」

龍田「あら、そんな言い方じゃ無かったですよね~」

提督(聞こえてるじゃん)

龍田「冗談です。天龍ちゃんが後で面白いものを見せてくれるから、楽しみなだけですよ」

提督「へー。……何やらせたんだ」

龍田「見てのお楽しみですよ」

提督「なるほど、楽しみか……」

龍田「ふふ、そろそろゆっくり寝てください。おそらく、起きた時にはすっかり元気になってますから」

提督「う……ん…………」

110: 2015/06/27(土) 03:10:42.38 ID:qNWuYMEZo
―執務室―

提督「……寝過ごして天龍が何やったか見れなかった……」

提督「噂によると、アイドル服着て踊り付きで歌を歌ったとか。見てみたかった……」

下2

112: 2015/06/27(土) 03:16:39.19 ID:5FAT3HDB0
暁型に水着のプレゼント

113: 2015/06/28(日) 01:01:11.71 ID:m+dRzl0To
―暁型の部屋―

響「ふーん、夏の水着特集か……」

暁「何見てるの?」

響「ファッション雑誌だよ」

提督「へー、響がファッション雑誌とか、なんか珍しいな」

響「そうでもないよ。私だって、ファッションに興味はあるさ」

提督「ああいや、ファッションに興味が無さそうという意味じゃなくて、雑誌を買う事が珍しいといったほうだ」

雷「あら、女は誰だってファッション雑誌とか、そういう物に興味あるわよ。ね、暁」

暁「え? あ、と、当然よ!」

提督(ファッション雑誌とか見ないな、こいつ)

114: 2015/06/28(日) 01:01:51.41 ID:m+dRzl0To
電「響ちゃん、何かいいものはあるのですか?」

響「うーん、私達が着れる物は無いかな」

提督「そうか? これとかどうだ」

響「うーん、私としては、もうちょっと大人しめの方が良いかな」

提督「ほうほう、なるほど」

電「……」

雷「どうしたの、電」

電「……司令官さん、また何か企んでいるのです」

雷「司令官が? あはは、電ったら、考え過ぎよ」

電(電の司令官に関する予感は当たるのです)

115: 2015/06/28(日) 01:02:31.62 ID:m+dRzl0To
~数日後~

提督「――というわけで、用意してみた」

電「……」

響「まさかいつの間にか買っているとは……」

雷「でも、丁度欲しかったものね」

暁(わぁ、可愛い水着だ)

提督「喜んでくれて、こっちとしても嬉しい」

電「……そういえば、第七駆逐艦隊の子たちが水着で出撃していたのです。まさか……」

提督「え?」

響「もしかして、これも?」

提督「いや、出撃翌用で渡すわけじゃ……プライベートで来てくれたらと思って」

雷「つまり、これが司令官の好みなのね!」

電「司令官さん……」

提督「え、何その目。なんか変な誤解かけられてる!?」

響(……そう言う事に疎い司令官が、邪な目的で渡している訳じゃ無いことは、皆分かっているけどね)

116: 2015/06/28(日) 01:02:58.92 ID:m+dRzl0To
―執務室―

提督「あいつら、善意の行動を悪意ある瞳で見つめてきやがる」

提督「……いや、でもよく考えれば異性から水着を貰うなんて、セクハラに感じたのかもしれんな。うん」

下2

118: 2015/06/28(日) 01:07:44.67 ID:rYqr7XJXo
「天龍の面白いもの」を録画したものを天龍と一緒に鑑賞

119: 2015/06/29(月) 01:13:18.18 ID:FNNKoWn5o
―青葉型の部屋―

提督「何? 例の罰ゲームの映像が手に入った?」

青葉「はい! あの天龍さんが生まれてきたことを後悔するほどのネタにまみれた映像が手に入りました!」

提督「ネタにまみれたって……ていうか、それぐらい凄いものだったのか?」

青葉「ええ、まあ。私自身、これを映像として残すのはためらわれましたよ」

提督「それほどか。本当に何をされたんだ……」

青葉「それで、どうですか。買います?」

提督「……えっ、金とるの」

青葉「はい」

120: 2015/06/29(月) 01:13:59.58 ID:FNNKoWn5o
―天龍型の部屋―

提督「天龍、そんなわけで買ってきたぞ」

天龍「」

提督「おい天龍、寝るにはまだ早いぞ」

天龍「いやおい、絶対に見るなよ!!」

提督「え?」ウィーン

天龍「見るなって言っただろ!」

提督「だって、天龍がそんなに焦るなんて、面白いじゃないか」

天龍「面白くねえよ!」

121: 2015/06/29(月) 01:14:36.85 ID:FNNKoWn5o
提督「ほら、始まるぞ」

天龍「あーあーあーあー!」

提督「ほー、なるほど先ずはそう来たか」

天龍「そういえば今日の演習は楽勝だったなー! この天龍様のおかげだったからだなー!」

提督「はー、なるほど、そんなことまでさせるのか」

天龍「今日のトレーニングはまだ何が残ってたっけなー! ちょっと確認するか!」

提督「うわ、まじか……さすが龍田、天龍に対して容赦ない。これが愛か」

天龍「そろそろ出撃してえなー! 早く出撃命令こねえかなー!」

提督「天龍」

天龍「な、なんだ?」

提督「これあんまり面白くないな」

天龍「だったら見るな!」

122: 2015/06/29(月) 01:15:04.08 ID:FNNKoWn5o
―執務室―

提督「天龍のコスプレ集だった。正しくは、コスプレしながら歌と踊りが入っている内容だった」

提督「天龍が羞恥心振り切ったのか堂々とやっていたせいで、期待していたものと違った。残念」

下2

124: 2015/06/29(月) 01:17:05.31 ID:cSzrCnTR0
那珂といっしょにビルの解体現場を見学に行く

127: 2015/06/29(月) 23:31:23.03 ID:FNNKoWn5o
提督「那珂ちゃん解体!」

那珂「」

提督「もとい、解体現場を見に行くぞ」

那珂「解体ってところは変わらないんだ!?」

提督「解体するところ見たいしな」

那珂「そ、それって……」

提督「大丈夫、那珂ちゃんだって楽しめると思うぞ」

那珂(て、提督ってこんなバイオレンスだったっけ? もしかして、そのあと那珂ちゃんも……)

提督「プロの解体なんてめったに見れないんだ。行くぞ!」ガシッ

那珂「ま、待って! 那珂ちゃんは――」

128: 2015/06/29(月) 23:32:03.73 ID:FNNKoWn5o
―解体現場―

<ドーン ドーン ドグシャァ

提督「おおおおお! 凄い綺麗に壊れていったぞ! 見てたか那珂ちゃん!」

那珂「うん、前にも似たようなことあったよね。那珂ちゃん忘れてたよ」

提督「ん? どうした、何だか疲れたような表情をしているが」

那珂「うん、那珂ちゃん一人だけ空回りしてたんだ……」

提督「那珂ちゃんらしくないな」

那珂「だいたい提督のせいだよ!」

提督「ははは」

129: 2015/06/29(月) 23:32:56.75 ID:FNNKoWn5o
那珂「もう……それにしても、凄かったねー、爆破解体」

提督「日本で見られることなんてまずないからな。今回も一部の人にしか知らされてないし」

那珂「一部って……一般公開じゃないの?」

提督「ああ、なんでもこのビルは深海棲艦に付いていた人間のアジトだったとか」

那珂「え」

提督「此処に集まっているのは、深海棲艦となんらかのかかわりがある人だけだ。恨みつらみを爆破にぶつけるんだと」

那珂「那珂ちゃん、大変なことを聞いちゃったかも……」

提督「とはいえ、俺みたいに爆破解体を見たくて来た奴も多い。まあ、こんな話、もう出る事無いから忘れてていいけどな」

那珂「……見たくて来るって、どうして那珂ちゃんを連れてきたの?」

提督「どうしてって……」

130: 2015/06/29(月) 23:33:24.90 ID:FNNKoWn5o
那珂「爆破解体が好きそうな子は他にもいっぱいいるよ?」

提督「そりゃあみだくじで決めたからな」

那珂「あみだくじ……」

提督「那珂ちゃんは考え過ぎだ。昔の楽観的な那珂ちゃんはどこに行ったんだ」

那珂「うーん……那珂ちゃん、今日はオフだからねー」

提督「そうなのか?」

那珂「艦隊から離れた時はアイドルは休憩。だからね、提督」

提督「うん?」

那珂「何処か寄り道して帰ろー!」

提督「なるほど、分かった。いいぞ!」

131: 2015/06/29(月) 23:33:52.82 ID:FNNKoWn5o
―執務室―

提督「カラオケ寄って帰った。なんだかんだで那珂ちゃん普通に上手だった」

提督「その後アイスとかも食べて……うむ、普通に充実したオフだった」

下2

99: 2015/06/25(木) 00:39:41.06 ID:Mu0eXVO20
第六駆逐隊の専属執事として一日過ごす

135: 2015/07/01(水) 00:56:30.89 ID:XNp/3THno
―暁型の部屋―

提督「お迎えに上がりました、暁お嬢様」

響「またやっているのかい」

暁「なんで私に言うの!? どう考えても司令官の方でしょ!」

電「司令官さんを使ってレディ扱いされても、虚しいだけなのです」

暁「だから私じゃないって! 司令官もなんとか言って!」

提督「では僭越ながら。電お嬢様、私めは皆様方の執事でございますから、傅く事も当然なのです」

電「」ゾワァ

雷「大変よ、電の鳥肌が凄い事に!」

136: 2015/07/01(水) 00:56:57.58 ID:XNp/3THno
提督「お傍に控えておりますので、何でも御用をお申し付けください」

電「夢……これは夢を見ているのです……」ブツブツ

響「……なんでもいいのかい?」

提督「はい、なんなりと」

響「だったら、普段通りに戻って」

提督「普段通り、とおっしゃいますと?」

響「昨日までの司令官に戻って、ということだよ」

提督「……」

雷「司令官? 何か困った事があれば私がやってあげるから、無理することは無いのよ!」

提督「二人共……それは、命令ですか?」

137: 2015/07/01(水) 00:57:24.45 ID:XNp/3THno
響「うん、命令だよ」

雷「うう、司令官に命令なんて……お、お願いよ! お願い!」

提督「わかった、そこまで言うのなら、きちんと命令を受け入れよう」

響「そうか、良かったよ」

雷「今度は私から司令官に何かしてあげるわね!」

提督「いや、その申し出はまだだ」

雷「どうして?」

提督「電と暁は何も言ってなかったから、このまま続行するだけだ。お嬢様ー! 片時も離れませんよ!」

電「」

暁「電が戻らないんだけど!? って、司令官、こっちに来るのは――!」

138: 2015/07/01(水) 00:57:54.14 ID:XNp/3THno
―執務室―

提督「結局暁をお嬢様扱いしただけだった」

提督「電が思考停止に陥ってたしな……あんな姿始めてみた」

下2

140: 2015/07/01(水) 01:00:27.95 ID:2qRgnwBLO
五月雨のドジをフォローする為に一日一緒に過ごす

143: 2015/07/02(木) 01:31:56.66 ID:+45DpDeAo
―食堂―

五月雨「きゃっ」コケッ

ガッシャーン

五月雨「あああ、すみませんすみません!」

提督「おいおい、大丈夫か」

五月雨「司令官……はい……」

提督「しかし、今日は一段と酷いな。いつもは食器をひっくり返すほどは酷くなかったのに」

五月雨「実は、今日の運勢が最悪だったんです……」

提督「運勢?」

五月雨「はい……」

提督(占いとか信じているのか。可愛い奴め)

144: 2015/07/02(木) 01:32:23.55 ID:+45DpDeAo
五月雨「多分、今日はいっぱいドジしちゃいます……」

提督「そうだな……じゃあ、今日一日ドジのフォローでもしてあげようか」

五月雨「えっ」

提督「まあまあ、そう遠慮すんなって」

五月雨「別に遠慮をしているわけでは……そもそも、何も言ってませんけど……」

提督「まずは落とした食器の後かたずけだ」

五月雨「は、はい」

提督「この後も手下のようについていくからな」

五月雨「私何とも言ってないんですけどね……」

145: 2015/07/02(木) 01:32:57.19 ID:+45DpDeAo
~~~~~~~~

五月雨「あっ! 報告書が!」シュー

提督「まかせろ!」バラバラ

~~~~~~~~

五月雨「あっ、バケツの水が!」ガッ

提督「まかせろ!」バシャァ

~~~~~~~~

五月雨「あっ、こんな所にバナナの皮が!」ツルッ

提督「まかせろ!」ズザー

五月雨「……どうして司令官は、同じような事をしているんですか?」

提督「五月雨以上の失態をすれば、比較的に五月雨のドジはちょっとしたミスってことになるだろ」

五月雨「意味がよく分かりません……」

提督「つまり五月雨以上の下がいるって事さ。ははは」

五月雨(よく分かりませんけど、元気づけようとしてくれるのは、分かります)

146: 2015/07/02(木) 01:33:24.46 ID:+45DpDeAo
―執務室―

提督「だいたい一日で二十回ほどか。多いのか少ないのか……」

提督「というか、運が悪いとドジは関係ないんじゃないだろうか」

下2

147: 2015/07/02(木) 01:34:43.07 ID:mRVMPyrco
時津風と街を散歩

150: 2015/07/03(金) 01:02:11.71 ID:XLsit2zlo
―街中―

時津風「しれー、今日は散歩?」

提督「たまにはこうしてゆっくりするのも良いと思って」

時津風「しれーって、いっつも騒いでるか落ち着いているかのどっちかだよねー」

提督「メリハリが効いていていいだろう」

時津風「天津風とかはうっとおしいって言っていたけど」

提督「え」

時津風(まあ天津風は悪口言った後、自分で何かフォローするけどねー)

提督「さて、どうする? やっぱりデパートにでも行くか?」

時津風「んー……このまま歩こうよ」

提督「歩こうって、それだけでいいのか」

時津風「しれーとこういう時間をとれる事なんて、あんまりないからねー」

提督「時津風がそれで良いならいいが」

時津風「じゃあ、いこっか。せっかくなら、あんまり言った事無い場所に行ってみたいなー」

提督「おーけー。分かった」

151: 2015/07/03(金) 01:02:38.23 ID:XLsit2zlo
~~~~~~~~

提督「へー、こんな所にケーキ屋があるのか」

時津風「こっちは駄菓子屋さんがあるよ」

提督「街中ってもっと洒落ている店ばかりかと思ったら、意外とこういう店もあるんだな」

時津風「散歩もたまにはいーね。しれー」

提督「だな。散歩と言うか……もしかしたら時津風と一緒にいるからかもな」

時津風「しれー?」

提督「……おっ、あっちにはワッフルの屋台がある」

時津風「……もしかして、食べ物ばかり見てると思ってる?」

提督「ぎくっ」

時津風「しかも甘味ばかり」

提督「……デザートって美味しいよな?」

時津風「もー、しれー!」

152: 2015/07/03(金) 01:03:07.01 ID:XLsit2zlo
~~~~~~~~

提督「ひとななまるまる。夕焼けだぞ、時津風」

時津風「だねー。あー、一日中歩いたー」

提督「休憩はいれていたが、やっぱ疲れたか?」

時津風「……んーん。楽しくて、あんまり疲れた感じしなーい」

提督「そうか、それは良かった」

時津風「……あたし、この時間、割と好き」

提督「俺も。またいつか、夕焼けを見るか?」

時津風「今度は、雪風と初風と天津風、四人で来れたらいいねー」

提督「そりゃいい考えだ。……ん? 四人? 俺抜けてる?」

時津風「かもねー。それとしれー、ほっぺたにクリームついてる」

提督「なにっ」

153: 2015/07/03(金) 01:03:39.06 ID:XLsit2zlo
―執務室―

提督「散歩は一緒に歩く相手によって、見えるものが違うような気もする」

提督「だからこそ、散歩ってのは面白い」

下2

155: 2015/07/03(金) 01:04:15.64 ID:XYHbAKDJO
一日遅れちゃったけど秋月ちゃんの誕生日パーティーをやる

158: 2015/07/04(土) 02:20:14.61 ID:jyuziXF2o
―秋月の部屋―

提督「秋月、誕生日おめでとう」

秋月「え?」

提督「おいおい、今日は秋月の誕生日だろう」

秋月「誕生日ですか?」

提督「もしかして忘れてたのか。まあ、意外と本人が忘れているというのも珍しくは無い」

秋月「いえ、そういうことではなく……」

提督「もしかして、もうプレゼントか? いやいや、まだ早いだろ」

秋月「そういうことでもなく……」

159: 2015/07/04(土) 02:20:42.53 ID:jyuziXF2o
提督「もしかして料理か? 大丈夫だ、今日は秋月にあわせて和食で来た。ちらしずしも手作りだぞ」

秋月「ええと……」

提督「まだ何か心配ごとがあるのか。……ああ、ケーキか」

秋月「……」

提督「ケーキは流石に自分で作るのもなんだから、間宮に作ってもらったぞ!」

秋月「はあ……」

提督「どうした?」

秋月「ええと、その、言っても良いですか?」

提督「? うむ」

160: 2015/07/04(土) 02:21:10.63 ID:jyuziXF2o
秋月「誕生日、昨日ですよ」

提督「……な、何だと!?」

秋月「本気で気付いていなかったんですか」

提督「え、いや、カレンダーには……しまった、これ日曜日で折り返すタイプのやつだ……」

秋月「ええと……」

提督「……きょ、今日の所はここで勘弁してやる!」ダッ

秋月「し、司令!?」

秋月「……えっと……」

秋月「この用意した物は、どうしましょうか……」

161: 2015/07/04(土) 02:21:46.27 ID:jyuziXF2o
―執務室―

提督「もったいないので、戻ってプレゼント渡して普通に祝った」

提督「いやまあ、ミスは誰にでもある」

下2

163: 2015/07/04(土) 02:25:34.72 ID:O/iouyphO
春雨の料理作りのアシスタントをやる

166: 2015/07/05(日) 04:17:17.44 ID:Qs6+Y2wyo
―食堂―

提督「ほら、食堂を借りてきた」

春雨「あ、ありがとうございます」

提督「いいってことよ。春雨を食べられるなら安いものだ」

春雨「春雨って……はう……」

提督「じゃあ、今日も美味しい春雨を頼むぜ!」

春雨「でも、料理なら私よりも、間宮さんや鳳翔さんの方が上手ですよ?」

提督「こと春雨に関しては、お前の方がおいしい」

春雨「はうっ……!」

提督「今日も楽しみにしてるぞ」

春雨「わ、分かりました……」

167: 2015/07/05(日) 04:17:44.67 ID:Qs6+Y2wyo
提督「……」

春雨「……あの、じっと見られると、作りづらいんですけど……」

提督「手伝おうか?」

春雨「え?」

提督「料理自体には手を付けないが、器具の用意とかいいだろ?」

春雨「えと……いいんですか?」

提督「振舞われるだけというのもなんだしな。結構頻繁に作ってもらってるし、手伝いくらいはする」

春雨「司令官……わかりました。では、お皿の準備をお願いしますね」

提督「よしきた! ……あれ」

168: 2015/07/05(日) 04:18:13.21 ID:Qs6+Y2wyo
春雨「どうかしました?」

提督「お皿を任せるって、それ遠回しにキッチンから追い出す方法だと聞いた事があるんだが」

春雨「そ、そんなつもりじゃないですよっ」

提督「じゃあ、もっと関われそうなのが良いんだが……」

春雨「と言われましても、材料の切り口一つで料理という物は大きく変わりますから……」

提督「そ、そこまで?」

春雨「やっぱり司令官には、美味しい春雨を食べてもらいたいから……」

提督「……なら、今日は他のものにするか」

春雨「良いんですか?」

提督「今日は春雨と料理を作りたい気分だからな。フライパンまで出したから……カレーでも作るか」

春雨「そこでカレーはよく分かりませんけど……分かりました。一緒に作りましょう!」

169: 2015/07/05(日) 04:18:39.90 ID:Qs6+Y2wyo
~~~~~~~

春雨「では、司令官は材料を切るのをお願いしますね」

提督「まかせろ。食べやすいように小さく切った方が良いか?」

春雨「フライパンで作るとはいえ、大きく変わりませんから、普段通りで良いですよ」

提督「分かった。でも、春雨って結構料理知っているのか? 突然別の物を作ると言った俺が言うのもなんだが」

春雨「鳳翔さんの所で練習する時に、いろいろ教えて貰ったんです」

提督「へぇ」

春雨「でも、まさか司令官と並んで料理をする日が来るとは思いませんでした……」

提督「こんなところ誰かに見られたら、茶化されたりして。夫婦みたい、とか」

春雨「……っっ!!」ガタッ

提督「わっ、冗談だからフライパンを振るな! 痛っ!」ゴン

170: 2015/07/05(日) 04:19:34.67 ID:Qs6+Y2wyo
―執務室―

提督「フライパンで殴られると意外と痛い。まあ、悪いのは悪い冗談を言った俺だが」

提督「もし逆に春雨が切る方だったらやばかったな……」

下2

172: 2015/07/05(日) 04:21:44.46 ID:DVkayN61O
響と並んで抹茶ソフトクリームとチョコソフトクリームを食べる

173: 2015/07/05(日) 22:46:07.44 ID:Qs6+Y2wyo
―街―

響「ありがとう司令官、付き合ってくれて」

提督「響のわがままは滅多にないし、このくらいお安い御用だ」

響「滅多にないかな……?」

提督「ないな。そうだ、荷物も持つぞ」

響「でも、これは私の荷物だよ」

提督「こういう状況は男が持つってなんカの雑誌で見た」

響「そうなんだ。じゃあ、まかせようかな」

提督「まかせろ」

174: 2015/07/05(日) 22:46:36.40 ID:Qs6+Y2wyo
提督「……お、あそこにアイスクリームを売っている店があるぞ」

響「本当だ。司令官、欲しいの?」

提督「響がほしいといえば買ってくる」

響「そっか、じゃあ欲しいな」

提督「よし、すみませーん! ソフトクリーム二つ!」

響「味は何にするんだい?」

提督「俺はチョコにする」

響「じゃあ、抹茶にしようかな」

提督「なかなか渋い趣味だな」

響「たまに欲しくなる日が来るんだ」

175: 2015/07/05(日) 22:47:03.78 ID:Qs6+Y2wyo
~~~~~~~~

提督「あー、美味しい」

響「暑くなってきたし、ちょうどいいよ」

提督「……」

響「……」パク

提督「抹茶美味しいのか?」

響「うん」

提督「じゃあ、その……一口だけもらえないか?」

響「仕方のない司令官だね。少しだけだよ」

提督「ありがと。パクッ……ん、確かに美味しい」

響「それならよかった」

提督「じゃあ、お礼に……あーん」

響「! い、いや、私はいいよ」

提督「遠慮するなって。チョコも美味しいぞ」

響「……なら、一口だけ。ん……」

提督「どうだ、美味しいだろ」

響「……ハラショー」

176: 2015/07/05(日) 22:47:34.66 ID:Qs6+Y2wyo
―執務室―

提督「そういえば響と二人きりって、ほとんどないっけ」

提督「達観しているようで、いろいろと可愛いところも見られて満足だ」

↓2

178: 2015/07/05(日) 22:49:43.89 ID:HbynljbJO
五月雨の誕生日を祝う

180: 2015/07/06(月) 23:44:10.25 ID:MByrvqc7o
―白露型の部屋―

提督「五月雨、誕生日を祝うから、何が欲しいか言ってみてくれ」

五月雨「そんな、悪いですよ!」

提督「いやいや、気にしなくていいって。五月雨には世話になっているしな」

五月雨「世話……?」

提督「ああ、そうだ」

五月雨(最近した事と言えば……)

提督「ドジで粗大ごみを破壊したり、ドジで比叡の毒物を処理したり、ドジで面倒な書類を破棄したり」

五月雨「そんなことしてませんよ!?」

181: 2015/07/06(月) 23:44:42.25 ID:MByrvqc7o
提督「そうだっけ? まあ、好きな物を頼め。なんでもいいぞ」

五月雨「なんでも?」

提督「なんでも」

五月雨「……でしたら、時間を貰えますか?」

提督「時間? 俺、時をどうこうする力は持っていないんだけど」

五月雨「そういう意味じゃないですって」

提督「冗談だ。で、時間をとるのはいいが、なにをするんだ?」

五月雨「提督にお礼をしたいんです!」

提督「五月雨の誕生日なのにか?」

五月雨「今日まで、色々な事をしてくれましたから」

182: 2015/07/06(月) 23:45:24.72 ID:MByrvqc7o
提督「大したことをした覚えは無いんだが……まあいいや」

五月雨「困らせちゃいましたか?」

提督「いいや、そう言ってくる可能性を考えて、事前にプレゼントを用意しておいた」

五月雨「えっ?」

提督「アクセサリーだ。受け取ってくれ」

五月雨「でも……」

提督「受け取らなきゃ、ゴミ箱に行っちゃうぞ」

五月雨「そ、それは駄目ですよ!」

提督「だったら、受け取れ」

五月雨「もう、提督は強引なんですから……」

提督「いつものことだろう。誕生日おめでとう、五月雨」

五月雨「ありがとうございます、提督!」

183: 2015/07/06(月) 23:45:51.51 ID:MByrvqc7o
―執務室―

提督「その後、白露型の皆と祝った」

提督「ちなみに七月六日は五月雨の進水日。なんにせよ、おめでとう」

下2

164: 2015/07/04(土) 02:26:24.23 ID:mM/432dAO
時津風に自分用の首輪を選ばせる

191: 2015/07/08(水) 01:25:50.08 ID:X6m/zea/o
―ペットショップ―

時津風「犬可愛いねー」

提督「だな。でも、こっちの猫も可愛いぞ」

時津風「だねー」

提督「でも飼う余裕とかないからなー」

時津風「鎮守府にいっぱいいるしね」

提督「そうそう。って、そういうことじゃないから」

時津風「あははっ」

提督「球磨とか多摩が聞いたら怒るぞ」

時津風「本人そう言われるの好きじゃないみたいだしねー。でも、実際に動物っぽいでしょー?」

192: 2015/07/08(水) 01:26:26.07 ID:X6m/zea/o
提督「お前だって動物っぽいんだから、あんまりいうと代わりに飼うぞ」

時津風「いいねーそれー」

提督「ほう? なら、首輪選んでやろうか。時津風に似合っている奴を選んでやるぞ」

時津風「ほんと?」

提督「時津風は小さいから、小型犬とかに付ける小さい奴とか……」

時津風「えー、こっちの棘付きの奴とかいいんだけど」

提督「時津風は動き回るから、そういうのはなぁ……」

時津風「えー」

提督「なら、猫みたいな鈴付きの首輪にしようか。これなら迷子になってもすぐに見つけられるぞ」

時津風「なるほどねー。うん、だったらこれにしようかなー」

193: 2015/07/08(水) 01:26:52.65 ID:X6m/zea/o
提督「……なあ、もしかして本気でつけるつもりか?」

時津風「でも、しれーは付けてほしいんでしょー?」

提督「いや、あれはあくまで冗談で……」

時津風「ふっふっふー……なーんて、冗談だよ、しれー!」

提督「え、冗談?」

時津風「本気で首輪なんてするわけないでしょー。もー、しれーってば」

提督「だ、だよなー。ふぅ、びっくりした……」

時津風「動物用の首輪は薬とかしてるから、そのままつけたら危ないんだよー」

提督「それもそうか。……え、もしかしてそれが理由とか」

時津風「あー! しれー、こっちの子も可愛いよー!」

提督「……まあ、いいか」

194: 2015/07/08(水) 01:27:22.26 ID:X6m/zea/o
―執務室―

提督「実際ファッションならチョーカーという物があるし、首輪を付けるのはどうかと……」

提督「……でも、騒がしい奴を止めるのには使えるか」

下2

196: 2015/07/08(水) 01:28:32.58 ID:Sui8Kxhh0
第七駆逐隊と海

199: 2015/07/09(木) 00:34:04.42 ID:GCYdDQQSo
―海水浴場―

提督「海日和だし、海水浴に来てみた」

漣「何しているんですか、ご主人様。ゆっくりしていると、置いて行っちゃいますよ!」

提督「オーケー、今行く!」

曙「二人共、子供っぽいんだから」

朧「そんな事言って、曙こそ行きたそうにうずうずしているようだけど?」

曙「そ、そんなわけないわよ!」

潮「ま、まあまあ、曙ちゃん、せっかく海に来たんだし、楽しもう。ね?」

曙「潮がそう言うなら……」

朧「口ではしぶしぶなのに、浮き輪持ってさっそく準備してるし」

曙「う、うるさい!」

200: 2015/07/09(木) 00:34:34.08 ID:GCYdDQQSo
提督「さて、海に来たからには、きちんと準備体操をしてから入らなければならない」

漣「どうしてですか?」

提督「そりゃ、途中で足をつったり、怪我をする可能性があるだろ」

漣「何言っちゃっているんですかー。漣たちは艦娘ですよ。そんな事ないない」

提督「艦娘っても水上スキーだろ。泳ぐのとは違うぞ」

漣「ご主人様は心配性なんですから」

提督「当然の事だと思うんだが……」

曙「嫌だけど、クソ提督の言う事には一理あるわよ」

提督「おや曙、浮き輪を持ってどこに行こうというのか」

曙「私の勝手でしょ」

201: 2015/07/09(木) 00:35:36.80 ID:GCYdDQQSo
提督「つれないな。じゃあ、代わりに潮と遊ぼうか」

潮「わ、私ですか?」

曙「ちょ、卑怯よ!」

朧「いや、まだ卑怯な事は何もしていないと思うんだけど」

提督「まだとはなんだ、まだとは」

曙「どうせ、交換条件に遊べとか命令するんでしょ、この屑!」

提督「は? そんな事をする必要は無い。さあ行くぞ、潮」ギュッ ダッ

潮「きゃっ、て、提督っ!?」タッ

曙「あ、待ちなさい!」ダッ

朧「なるほど、潮を連れて行けば、自動的に曙もついて来るってこと」

漣「って、もしかして漣忘れられてる!? ご、ご主人様ー!」ダッ

朧「やれやれ」

202: 2015/07/09(木) 00:36:20.00 ID:GCYdDQQSo
―執務室―

提督「普通に泳ぐのを楽しんだ」

提督「ちなみに、漣は案の定、足をつってしまった。やはり準備体操は大事だ」


次回:提督「安価でよりみんなと遊ぶ」【3】


引用: 提督「安価でよりみんなと遊ぶ」