202: 2015/07/09(木) 00:36:20.00 ID:GCYdDQQSo


シリーズ:提督「安価でみんなと遊ぶ」シリーズ 

最初から:提督「安価でみんなと遊ぶ」【1】
前回:提督「安価でよりみんなと遊ぶ」【2】

―執務室―

提督「普通に泳ぐのを楽しんだ」

提督「ちなみに、漣は案の定、足をつってしまった。やはり準備体操は大事だ」

下2

198: 2015/07/08(水) 01:32:32.22 ID:+5w0FzyRo
盗聴器とマイクロカメラを仕込んだ加賀・瑞鶴人形を瑞鶴・加賀それぞれの部屋に置いてモニタリング

206: 2015/07/10(金) 01:10:22.09 ID:nAAJ5Mxfo
―提督私室―

提督「さて」カチッ

加賀『あら、私と……五航戦の子の人形?』

瑞鶴『どうして私の人形と……一航戦の人形が』

提督「マイク良し、カメラ良し。そんなわけで、二人の人形をそれぞれの部屋においてみた」

赤城「また提督は……」

翔鶴「いつの間に部屋に入ったんですか」

提督「まあ気にするな。それで、今回こんなことをしたのは、そろそろ二人の仲を再確認しておこうと思ってだ」

赤城「最近はこれと言って敵視することは少なくなりましたね」

翔鶴「長い間、一緒の鎮守府に居ますからね」

提督「成長してるって事だろ。とにかく、人が見ていないところで、人形を置いてみたらどうするか、そう言う実験だ」

赤城「でも、加賀さんの事だから気にしないと思うのですけど」
艦隊これくしょん -艦これ- おねがい!鎮守府目安箱 1 (電撃コミックスNEXT)
207: 2015/07/10(金) 01:11:13.60 ID:nAAJ5Mxfo
翔鶴「瑞鶴は……どうでしょう、隠しそうな気がします」

提督「はたして、そうなるかな」

赤城「?」

加賀『赤城さんが用意したとは思えないし……そうね、捨てましょう』

赤城「……」

提督「赤城、表情が少し崩れているぞ」

赤城「予想していませんでしたから……」

提督「そして、瑞鶴の方は……」

瑞鶴『私の人形はともかく、廃品回収にでもだしましょ』

翔鶴「瑞鶴ったら……」

提督「こうなるか。まあ、前の時は二人とも爆破したから、改善にはなっているか」

赤城「……前にもやっているんですか?」

提督「おう」

208: 2015/07/10(金) 01:11:43.37 ID:nAAJ5Mxfo
赤城「すみません、用事を思い出しました」

翔鶴「わ、私も……」

提督「えー。確かに、早い終わりではあったけど……って、もういない」

提督「しょうがない、片づけるか」

加賀「大人しく、証拠を隠させると思っているんですか」

瑞鶴「流石に、二回目は引っかからないわよ」

提督「……まて、話し合おう」

加賀「提督がこのような事をしないと誓うのであれば、一発だけで許しましょう」

瑞鶴「提督さんの事だから、絶対やめないわよ。さっさと、お灸をすえた方が良いわ」

加賀「爆撃する大義名分が欲しかっただけです」

瑞鶴「なんだ、そういうこと」

提督「仲良いな! って、まて、二人同時は流石に……!」

ドーン

209: 2015/07/10(金) 01:12:20.01 ID:nAAJ5Mxfo
―執務室―

提督「久しぶりに爆撃を喰らった気がする」

提督「とりあえず、二人の仲はこれくらいでいいだろう。たまにお互い鋭い視線を送る事があるみたいだけど」

下2

203: 2015/07/09(木) 00:44:37.81 ID:YTYsUpRHo
早霜の前髪にリボンを結んであげる

212: 2015/07/11(土) 03:00:33.55 ID:ypQG9n8to
―夕雲型の部屋―

提督「そう言えば早霜、その髪暑くないのか」

早霜「そうでもない……」

提督「そうなのか? なんか、見ているとどけたくなるというか……」

早霜「邪魔……?」

提督「ああいや、言い方が悪いな……いじらせろ」

早霜「司令官、直接的……ぽっ」

長波「いやいやいや、それはないだろ」

提督「なんだ、長波も居たのか。とにかく、早霜、その髪を触らせてくれ」

早霜「いいよ……」

提督「よしっ」

213: 2015/07/11(土) 03:01:00.48 ID:ypQG9n8to
早霜「でも、どうするの……?」

提督「そうだな……何か髪をまとめられるものは無いか」

長波「そんなの置いてるわけないだろ」

提督「……」

長波「なんだよ」

提督「それだっ!」ガサゴソ

早霜「司令官、どうして化粧台を探っているんですか?」

長波「って、それたしか誰も使ってないところだが」

提督「いや、確かこの辺に……あったあった、リボンだ」

長波「なんでそんな場所に……って、それあたしのリボンじゃん!」

214: 2015/07/11(土) 03:01:27.50 ID:ypQG9n8to
提督「ほら、早霜」スッ

早霜「ん……」

提督「こう、纏める場所は前面にして……よし、これでいいだろう」

早霜「……なんだか、変な感じ」

提督「普段片目が隠れてるからな。違和感があるんだろう」

早霜「そう……でしょうね」

長波「……なあ、前髪をまとめるなら、ヘアピンとかの方が良かったんじゃないか?」

提督「リボンの方が可愛いだろ」

長波「趣味嗜好かよ」

早霜「可愛く見える?」

提督「おお、可愛いぞ」

早霜「……ふふ」

長波(あたしだけ蚊帳の外みたいだな。しゃあない、散歩でもしてくるか……)

215: 2015/07/11(土) 03:01:58.04 ID:ypQG9n8to
―執務室―

提督「結局は馴れないという事で、すぐに外した」

提督「前髪をまとめてリボンを着けるだけで、結構雰囲気が変わるものだ」

下2

216: 2015/07/11(土) 03:08:52.75 ID:m/WJr2jpo
じゃあ長波サマの髪を三つ編みにする

219: 2015/07/12(日) 02:02:38.61 ID:pqrniGJQo
―夕雲型の部屋―

提督「長波、髪をいじらせろ!」

長波「は? 嫌だけど」

提督「えっ」

長波「何で不思議そうな顔をするんだよ」

提督「夕雲と同じ髪型になれるんだぞ?」

長波「巻雲なら釣れるかもしれないけど、あたしは釣れないぞ」

提督「くっ、ガードが固いな」

長波「普通じゃないか……?」

220: 2015/07/12(日) 02:03:05.64 ID:pqrniGJQo
提督「ならば、無理矢理するだけだ!」

長波「なにっ!? ちょ、やめろって……ったく……」

提督「これしきで諦めるなんて、長波も案外ちょろいじゃないか」

長波「どうせ提督は諦めないだろ。なら、意地の張り合いになる事は目に見えてるからな……」

提督「よく分かっているじゃないか。長波のそう言うところ好きだぞ」

長波「はいはい」

提督「一回髪解くな」

長波「好きにしろ」

提督「分かった。あ、三つ編みにするつもりだけど、そこのところは大丈夫だな」

長波「嫌ならすぐにほどくから気にするな」

提督「う、ううん、そう言われるとある意味やりにくい」

221: 2015/07/12(日) 02:03:49.62 ID:pqrniGJQo
長波「提督もプレッシャーを感じる時があるのか」

提督「当たり前だろ。何だと思っているんだ。……よし、できた」

長波「……本当に夕雲みたいな髪型のしたのか」

提督「有言実行って言うしな」

長波「その情熱をもっと別の方向に持っていけたらなぁ」

提督「それで、どうだ」

長波「髪型の事か? 別に、ちょっと変な感じがするだけで、どうこうってことはない」

提督「そうか。俺個人の感想を言わせてもらえば……三つ編みも可愛いぞ」

長波「……それって、遠まわしに自分を褒めてるよな」

提督「ははは」

222: 2015/07/12(日) 02:05:22.14 ID:pqrniGJQo
―執務室―

提督「三つ編みなんか結んだこと殆どないから、予想以上の出来に自分で驚き。素材が良かったともいう」

提督「それと、なんだかんだでいじらせてくれる長波はチョロイ」

下2

162: 2015/07/04(土) 02:25:28.27 ID:h/M56Le6O
ぬいぬいとにらめっこ

226: 2015/07/13(月) 01:38:51.02 ID:BmsTPbSyo
提督「ぬいぬい! にらめっこで勝負だ」

不知火「は? というか、なんですかぬいぬいって」

提督「勝った方は何でも言うことを聞くんだぞ、ぬいぬい」

不知火「やりません。それと、ぬいぬいはやめてください」

提督「まあまあ、ほらいくぞー」

不知火「だから、やりませんって」

提督「にらめっこしましょう、あっぷっぷー」

不知火「……」

提督「……」

不知火「……」

提督「……ぷっ」

不知火「なにもしていないんですけど」

227: 2015/07/13(月) 01:39:27.50 ID:BmsTPbSyo
提督「いや、なんかずっと真顔の不知火を見てたら、なんかおかしくて……」

不知火「失礼なことを言いますね」

提督「さあ、次行くぞ」

不知火「まだするんですか?」

提督「三回勝負だからな。さあて、どんな手でいこうか」

不知火(このパターンは、何回やっても続きそうなパターンですね……)

提督「よし、決めた」

不知火「少し待ってください、本当に次で終わりですよね」

提督「何言っているんだ、俺が勝って続く可能性もあるだろう」

不知火「司令官の顔に興味ない以上、そんなことは万に一つもないですけど」

提督「え、ひどくない」

228: 2015/07/13(月) 01:39:55.24 ID:BmsTPbSyo
不知火「仕方ないですね。この勝負で本当に終わりというのなら、素直に相手をしてあげましょう」

提督「ほう、不知火の本気を見れるというのか」

不知火「戯言はいいですから、早く始めましょう」

提督(なんかいつも異様に辛辣)

提督「じゃあ、にらめっこしましょう、あっぷ……ぶふぅ!」

不知火「早すぎませんか」

提督「すまん、普段無表情の不知火が顔にてお当てただけで面白かったもんで……ぷふっ」

不知火「なんだか、馬鹿にされているようで頭にきます」

提督「ま、まあまあ。一応勝ったんだし、なにか頼みたいことはあるか?」

不知火「……真面目に仕事、ですかね」

提督「!」

229: 2015/07/13(月) 01:40:23.74 ID:BmsTPbSyo
―執務室―

提督「ふう、疲れた……もう何でもするとか言わない……」

提督「……と思ったけど、リターンもでかいよな。やっぱりやめられないな。どちらかといえば、不知火ににらめっこで勝負を仕掛けたのが間違いだった」

下2

195: 2015/07/08(水) 01:28:29.87 ID:qmTLjbGx0
白露村雨と買い物

234: 2015/07/14(火) 01:27:34.09 ID:3/0cuiq4o
―デパート―

白露「提督と買い物って初めて~!」

提督「おいおい、初めてってことはないだろ」

村雨「初めてよ?」

提督「……え?」

白露「提督とプライベートで話すのって、初めてなんだよ?」

提督「……マジで?」

村雨「提督ったら、村雨たちとはあまり話をしないんだから」

提督「白露型の部屋にはお邪魔することがあるというのに……むむ、悪い事をしたな」

白露「気にしなくて良いよ! 今日を楽しめばいいんだから!」

235: 2015/07/14(火) 01:28:00.34 ID:3/0cuiq4o
提督「まあ、そう言う事なら楽しまなくちゃな」

白露「そうだよ! ほら提督、あっちの方に面白い人形が売ってるよ!」

提督「おお、まるで比叡カレーを食べた妖精さんみたいな顔してるな」

白露「こっちにはその比叡さんのポスター!」

提督「おお、超レアの予感!」

村雨「二人共、はしゃいじゃって」

提督「なーに大人ぶってるんだ」

白露「そうだよ。村雨だって一緒に買い物来たかったでしょ?」

村雨「ふふ、確かにそうだけど」

白露「だったら、もっとはじけなきゃ! 提督も居るんだから」

村雨「はじけ、と言うのは意味が分からないけど、確かにそうね」

提督「那珂ちゃんのCDが100円で売られてる……」

236: 2015/07/14(火) 01:28:43.15 ID:3/0cuiq4o
村雨「じゃあ、そろそろ行かない?」

提督「え? 目的地はこの小物が売っているところじゃないのか?」

白露「もー、女の子が買い物に行くって言ったら、服に決まってるよ!」

村雨「いえ、決まってはいないけど……そうだ、提督も選んでくれる?」

提督「服か……なあ」

村雨「なに?」

提督「付いて行っても、期待するようなことは何もないと思うぞ」

村雨「私達は提督に服を見てほしいだけよ?」

提督「ん、まあ、それだけなら」

~~~~~~~~

提督「こっちの色の方が白露に合いそうだな。こっちは村雨が好きな色で……」

白露「女性用の服の前で生き生きしている人って、危ない人だよね!」

村雨「たしかに、少し思うかも……」

提督「おお、これもなかなか……」

白露「長くなりそうだし、私達は私達で見てまわろうか!」

村雨「そうね、そうしましょ」

237: 2015/07/14(火) 01:29:41.76 ID:3/0cuiq4o
―執務室―

提督「気が付けば、白い目で見る店員と変な人を見る目の客たち」

提督「普通に女性用の服を見ていただけなのに、まったく」

下2

239: 2015/07/14(火) 01:32:52.05 ID:7miUXDWUO
時雨とペットショップへ

243: 2015/07/15(水) 00:56:32.00 ID:+mKabcCNo
時雨「へえ、二人と買い物に行ったんだ」

提督「ああ。荷物持ちをすることになったけど、楽しかったな」

時雨「……僕は?」

提督「ん?」

時雨「あ、いや、なんでもないよ」

提督「……そういえば、デパートのペットショップに行くのを忘れてたっけ。犬とかみてみたいなー。誰か一緒に来てくれる人とか居ないかなー」チラッ

時雨「……ふふ、しょうがないね。僕がついて行ってあげるよ」

提督「そうか、ありがとな」

時雨「こちらこそ」

244: 2015/07/15(水) 01:04:53.01 ID:+mKabcCNo
―ペットショップ―

提督「デパートの中にペットショップって、珍しくないよな」

時雨「最近は店舗持っている方が少ないんじゃないかな」

提督「確かに。おっ、あっちの犬可愛いぞ」

時雨「マルチーズだね。小柄でかわいいよ」

提督「こっちの犬も人形みたいでキュートだ」

時雨「トイプードルだね。確かに、人形みたいだ」

提督「でもやっぱり柴犬かな。ちょっと馬鹿っぽい所が良い」

時雨「柴犬は馬鹿ってわけじゃないんだけどね」

提督「……というか、時雨よく犬種を答えられるな」

時雨「そこに書いてあるじゃないか」

提督「あ、本当だ」

245: 2015/07/15(水) 01:09:20.89 ID:+mKabcCNo
時雨「それにしても……」

提督「どうした、もしかして、飼いたくなってきたか?」

時雨「ふふ、その通りだよ。実際に飼うとなれば難しいんだけどね」

提督「鎮守府にいるうちはなぁ」

時雨「今は見ているだけでも満足だよ」

提督「その口ぶりは、いつか買うみたいな?」

時雨「平和になったら、その時考えるよ」

提督「そうだな。俺もその時になったら、考えてみようかな」

時雨「提督も同じ気持ちなんだ」

提督「でも、今のままなら……」

時雨「鎮守府にはペットがいるから大丈夫、って?」

提督「よ、よく分かったな」

時雨「提督ならそう言いそうだと思っただけだよ」

246: 2015/07/15(水) 01:13:27.76 ID:+mKabcCNo
―執務室―

提督「時雨はエスパーか何かか……」

提督「ちなみに、猫の方もあったけど……あっちには見知った顔が居たのでよしておいた」

下2

240: 2015/07/14(火) 01:33:10.81 ID:P7jXejUko
瑞鶴と二人きりっでバカンス

254: 2015/07/16(木) 01:15:27.44 ID:omYZvQ2Qo
―翔鶴型の部屋―

提督「瑞鶴、南の島にバカンスに行こうぜ」

瑞鶴「はあ? 何言っているの、提督さん」

提督「バカンスだよ、バカンス。南の島に」

瑞鶴「それ、本当にバカンス?」

提督「……休暇ではないが、島の視察と言う名目でバカンスが出来るぞ?」

瑞鶴「はあ、そういうことね」

提督「じゃあ、さっそく行こうか」

瑞鶴「今から!?」

提督「ふっ、こうして二人で誰も居ない場所にいくの、楽しみだな」

瑞鶴(提督さん、テンションあがってるからか、変な事言ってる……)

――の前

翔鶴「……こ、これは……」

255: 2015/07/16(木) 01:15:54.46 ID:omYZvQ2Qo
―島―

提督「ほら、スマッシュ!」ドシュン

瑞鶴「きゃっ! もう、提督さん本気出し過ぎ!」

提督「すまんすまん」

瑞鶴「って、じゃなくて、視察は!?」

提督「だから、艦載機飛ばしてるだろ。そんな大きくない島だし、十分だと思うのだが」

瑞鶴「そう言う問題じゃないわよね!」

提督「秘書官みたいなことを言うな……」

瑞鶴「むしろ、提督さんは遊ぶことしか頭に無いの?」

提督「いやー、ははは」


翔鶴「何て言っているのかよく分かりませんが、何やら楽しそうですね……」

翔鶴(部屋の前では、二人きりで楽しみ、みたいなことが聞こえたんですけど)

翔鶴「……もうすこし見守りましょうか」

256: 2015/07/16(木) 01:16:28.22 ID:omYZvQ2Qo
~~~~~~~~

瑞鶴「暇」

提督「バカンスに来て暇ってことは無いだろう」

瑞鶴「だから、視察でしょ」

提督「やれやれ」

瑞鶴「せめて、翔鶴姉が居たらなー」

ガサッ

提督「瑞鶴」

瑞鶴「分かってるわよ」

提督「海の真ん中にある島だ。深海棲艦かもしれん」

瑞鶴「辺りは付けた、外さない」

ガササッ

瑞鶴「……逃げた?」

提督「みたいだな。艦載機全機発艦はやっぱりミスだったな」

瑞鶴「提督さんが無人島だから全機飛ばしても良いって言ったんでしょ!?」


翔鶴(み、見つかるところでした……)ドキドキ

257: 2015/07/16(木) 01:16:59.50 ID:omYZvQ2Qo
―執務室―

提督「敵の危険性があるなら、のんきにバカンスしている場合じゃ無い。予定より早く帰る羽目になってしまった」

提督「まったく、せっかく合法的に休めるチャンスかと思ったのに……次あったときはおしおきだ」

下2

249: 2015/07/15(水) 01:13:43.61 ID:Zq5UmGT0O
髪をちゃんととかす為、夕立の癖っ毛と格闘

262: 2015/07/17(金) 01:36:57.41 ID:0+Hqha45o
―提督私室―

夕立「提督さんに頭を撫でられると気持ちいいって聞いたっぽい!」

提督「なんだそれ」

夕立「色んな子から聞いてるっぽい」

提督「色んな子って……好意的に受け止められた相手は少ないと思うんだけど」

夕立「皆素直じゃないっぽい!」

提督「そうなんかね。まあ、夕立の方から撫でてって言うなら、こっちとしてもやぶさかではないけど」ナデナデ

夕立「あははっ、提督さん、そこは頭じゃなくて首だって」

提督「おお、犬っぽくてついつい」

夕立「もー、夕立は犬じゃないっぽい」

提督「そこでぽいをつけるのは、いかがなものかと」

263: 2015/07/17(金) 01:37:29.60 ID:0+Hqha45o
夕立「とにかく提督さん、頭を撫でて!」

提督「しょうがないな……よしよし」ナデナデ

夕立「わふ……」

提督「気持ちよさそうに目を細めおって。愛い奴だな」ナデナデ

提督(……そういえば、この耳っぽいくせ毛どうなっているんだろうか)

夕立「……提督さん?」

提督「夕立、この髪梳いても良いか?」

夕立「提督さんがしたいのなら、お好きにどーぞ」

提督「ホントか。よーし……」サワッ

夕立「ん……ちょっとくすぐったいっぽい!」

提督「触り馴れられていない場所だからか。……しかし、このくせ毛は……ちょっと待ってて」スタスタ

夕立「……?」

264: 2015/07/17(金) 01:37:59.13 ID:0+Hqha45o
~~~~~~~~

提督「またせたな」

夕立「何を持っているの?」

提督「水気で髪をうるおわせて、ヘアアイロンで乾かす。これで跳ねた髪を直そうかと」

夕立「それで直るなら、お風呂上りに癖がは出てないっぽい」

提督「言われてみれば、夕立は常にその髪だな……なら、櫛で落ち着かせてみようか」

夕立「他の皆にやって貰った事あるけど、あんまり意味ないっぽい」

提督「そうなのか? なら、蒸しタオルで刎ねた髪を直してみようか」

夕立「……提督さんはそれで直ると思う?」

提督「いや、悪いがその刎ね方はもはや直るものじゃないと思う」

夕立「提督さんは正直っぽい」

提督「でもまあ、一応やるだけのことはやってみよう。そうでなくても、蒸しタオルを頭に乗せるのって気持ちいいしな」

夕立「そうなの?」

提督「やってみればわかる。ほれ」ファサ

夕立「ぁ…………うん、提督さんの言ったことも、理解できるっぽい」

265: 2015/07/17(金) 01:39:01.86 ID:0+Hqha45o
―執務室―

提督「結局直らなかった。いやまあ、あれが夕立の髪型なんだろう」

提督「というか、あれを直すなんてとんでもない。十分似合ってるしな」

下2

260: 2015/07/16(木) 01:24:42.89 ID:lj4tRR/g0
古鷹型とTMRごっこ

274: 2015/07/18(土) 00:04:35.93 ID:z8Sj/29Io
―古鷹型の部屋―

古鷹「台風が来るみたいですから、外出しないようにしてくださいね」

加古「わざわざ外に出るわけないだろー。まったく、古鷹はあたしのことをなんだと思ってるのさ」

古鷹「その言われ方は腑に落ちないけど……とりあえず、私が言ったのは提督に向けてだよ」

提督「む、俺が台風に日に外に出るとでも?」

古鷹「きちんと鎮守府内で静かにしていられるんですか?」

提督「……台風、それは子供心をくすぐられる自然現象」

古鷹「提督……」

加古「無駄だよ古鷹。提督は人に言われたくらいじゃ信念を曲げない」

古鷹「それはそうだけど……」

提督「よく分かっているじゃないか」

古鷹「はぁ……」

275: 2015/07/18(土) 00:05:08.05 ID:z8Sj/29Io
~~~~~~~~

提督「というわけで、外に出た」ビュービューブワァー

古鷹「本当に外に出ましたね……」

加古「うわっ、風が強いね」

古鷹「提督、こんな強風の中、何をするつもりなんですか?」

提督「TMRごっこだ」

古鷹「なんですかそれ?」

提督「見ていればわかる」プチプチ バサッ

古鷹「きゃっ! て、提督、いきなり前を開けないでください!」

加古「提督ー? 古鷹は純情なんだから、その辺は気を付けなきゃ」

提督「すまん。でも、こっちのほうが服がなびいてそれっぽいからさ」

古鷹「それっぽい?」

276: 2015/07/18(土) 00:07:20.68 ID:z8Sj/29Io
提督「では、ゴホン。チャチャチャチャラチャラ…こーごーえそーな――」

加古「……あ、それ聞いた事ある」

提督「お、本当か」

加古「たしか、あーいを どーこーいーうの♪ ~~」

提督「加古知ってるじゃないか。では……」

提督・加古「「あたーためーあーおう♪」」

古鷹(何なんでしょう、これ。それに……)

古鷹「風邪ひきますよ? しかも、風の吹いている方向に立つなんて」

提督「大丈夫だ!」

古鷹「その根拠はどこから来るんですか……二人共風邪ひいても知りませんからね」

加古「古鷹は心配性だな~」

古鷹「加古も乗り気じゃ無かったのに。もう」

277: 2015/07/18(土) 00:07:46.86 ID:z8Sj/29Io
―執務室―

提督「風邪なんかひかなかった……」

提督「のは俺だけで、加古だけはしっかりと引いていた。何故だ」

下2

205: 2015/07/09(木) 00:45:11.88 ID:K0696l/m0
那珂を助手にしてみんなの前で鮪の解体ショーをする

281: 2015/07/19(日) 02:51:00.21 ID:LExeeUHPo
提督「那珂ちゃんよ、この前見たマグロの解体ショーをするぞ」

那珂「なーにー提督ー。まさかまたやってるの?」

提督「だから、やるんだ」

那珂「そうなんだ、やるんだ……え?」

提督「そんなわけで、那珂ちゃんには助手をやってもらおうかと」

那珂「ちょっと待って! 誰がやるの?」

提督「俺だ」

那珂「提督出来るの?」

提督「ネットで勉強した」

那珂(これは流石の那珂ちゃんでも不安になっちゃうよ……)

282: 2015/07/19(日) 02:51:31.79 ID:LExeeUHPo
―食堂―

提督「レディースアーンド、ジェントルメーン! さあさあ、ご覧に入れられますのは、今日の朝にゴーヤに頼んで取ってきてもらった大きなマグロでございます!」

提督「……って、人居なくない?」

那珂「え、いるよね? ほら」

妖精「たのしみです」

友永隊「解体ですか。なかなかに興味深いですな」

江草隊「ふふふ~、こういうショーもたまにはいいですね~」

提督「いるけど妖精さんじゃん」

那珂「提督、お客さんはお客さん、ファンはファンなんだよ!」

提督「そうだな」

那珂「貴賤は問わず、それがアイドルなんだよ!」

提督「お、おう」

那珂「じゃあ、文句言わずに早くショーを始めてよね!」

提督(なんか那珂ちゃん怖い。あれかな、舞台の上に立つからにはってやつかな)

283: 2015/07/19(日) 02:52:08.22 ID:LExeeUHPo
~~~~~~~~

提督「解体した」

那珂「え、いつの間に……?」

提督「さて、出来上がった鮪の刺身だが……残念ながら初心者がやったものだ。皮と骨がたくさん入ってる」

那珂「皮と骨取りを綺麗にするのはプロの技だもんね」

妖精「でもすごかったです」

友永隊「なかなかスマートでしたぞ」

江草隊「楽しかったです~」

提督「……」

那珂「どうしたの?」

提督「いや……こう褒められるとなかなか嬉しいものだと思って」

284: 2015/07/19(日) 02:52:37.17 ID:LExeeUHPo
―執務室―

提督「皮取りと骨取りは間宮がやってくれた。ついでに、身が残っていたらしく鳳翔は残骸を綺麗にしてくれていた」

提督「エンターテイメントでは那珂から厳しい視線を貰ったし。いや、素人が簡単に出来ることじゃないね」

下2

232: 2015/07/13(月) 01:42:41.76 ID:dmfEK+IeO
朝潮とチェス

287: 2015/07/20(月) 02:58:44.89 ID:l+rQTF1Mo
―朝潮型の部屋―

提督「朝潮、チェスをしよう」

朝潮「チェスですか? すみません、ルール知らないんです……」

提督「そうなのか? まあ、大丈夫だ。しっかりと教えてやるからな」

朝潮「でも、初心者とすることになるから、司令官にご迷惑をおかけしそうで……」

提督「ははは、そう卑下するな。心配しなくても、実力は同じだ」

朝潮「同じ?」

提督「なぜなら、俺もルールブックを見て来ただけだからな」

朝潮「そうだったんですか……では、朝潮、司令官のチェスにお付き合いさせて頂きます」

288: 2015/07/20(月) 02:59:15.03 ID:l+rQTF1Mo
~~~~~~~~

提督「将棋と同じように追い詰められたら負けか」コト

朝潮「みたいですね。駒の動きは将棋より分かりやすい感じですね」コト

提督「で、追い詰めた時はチェック……と」コト

朝潮「は、早いですね。ええと、ではこうしましょうか」コト

提督「伊達に司令官やっている訳じゃ無いさ。では、ここをこう……」コト

朝潮「では、こうして……」コト

提督「チェック」コト

朝潮「司令官、流石にお強いです……これは、どうしようもないですね……」

提督「はっはっは、朝潮も頑張った方だよ」

289: 2015/07/20(月) 02:59:44.32 ID:l+rQTF1Mo
霞「……これ、ポーンが進行を妨げているわよ。素直にサクリファイスした方が良いわね」

提督「なっ、秘書官!」

朝潮「たしかに……でも、蛇に睨まれているような状況で、動かせないの」

霞「初心者にツークツワンクとは、大人気ないわね」

提督「い、いいだろ別に」

霞「はあ……一つだけ助言。カス司令官の陣形には穴があるから、それを突けば勝手に瓦解するわよ」

朝潮「穴……?」

提督「ふん、このボーンの堅い守りはおいそれと破られるものか!」

朝潮「……」

提督(やばい、何か長考してる。いや、大丈夫だ。昨日wikiを見て一生懸命覚えたこの陣形が崩されるはずが無い!)

朝潮「……あっ、ここですね!」コト

提督「」

290: 2015/07/20(月) 03:00:11.27 ID:l+rQTF1Mo
―執務室―

提督「ボーンチェーンが緩かった。敗因はそこだ」

提督「そ、そもそも、チェスは初めてだし。しょうがないよな」

下2

292: 2015/07/20(月) 03:03:07.41 ID:2VdqmDTFO
白ビキニ天龍をマジマジと鑑賞

293: 2015/07/21(火) 00:11:13.02 ID:Lx8JFff6o
―天龍型の部屋―

提督「天龍、今度の遠征は悪いが――」

天龍「え?」E:白ビキニ

提督「……もう夏だもんな。熱いからその気持ちは分かる」

天龍「いや、待て、何か勘違いしているだろう」

提督「隠さなくていい。薄着になりたい日くらいあるだろう」

天龍「いや、だからな……」

提督「悪かったな。もうノックなしで入ったりしないから……」バタン

天龍「ま、待てって言ってるだろ!」

294: 2015/07/21(火) 00:11:39.62 ID:Lx8JFff6o
~~~~~~~~

提督「ふーん、罰ゲームね」

天龍「ああ。だから、決してオレの趣味じゃない。分かったな」

提督「分かった。そう言う事にしておく」

天龍「分かってないだろ!」

提督「まあ、でも……」

天龍「な、なんだよ、そんなに見てきて」

提督「……似合ってるんじゃないか。天龍はプロポーション良いしな」

天龍「なっ……ば、馬鹿言ってんじゃねーよ!」

提督「ははは、冗談だ」

天龍「な、なんだ、冗談かよ……」

295: 2015/07/21(火) 00:12:07.09 ID:Lx8JFff6o
龍田「提督~? 冗談と言えば許されると思っていませんか~?」

提督「ぎくっ! た、龍田?」

龍田「うふふ、天龍ちゃんがお世話になったみたいね~」

提督「い、いやそういう訳じゃ無いが……見ちゃまずかった?」

天龍「おい、何で龍田に聞くんだ」

龍田「そうねぇ、その眼を抉り落とさなければならなくちゃいけなくなったわ~」

天龍「龍田も何言ってんだ!?」

提督「ひっ! た、助けてくれー!!」ダッ

バタン

龍田「あら~、冗談だったのに」

天龍「龍田……お前恐ろしいな……」

龍田「だって、天龍ちゃんには今日一日寝るまでずっとそれ着てもらう予定だもの~。目についちゃうわ~」

天龍「え」

296: 2015/07/21(火) 00:12:34.43 ID:Lx8JFff6o
―執務室―

提督「龍田怖い。あいつ天龍のことになると、本当になんでもやるからな……」

提督「天龍はどこぞのモデルみたいで、十分見る価値あったとは思うけど」


次回:提督「安価でよりみんなと遊ぶ」【4】


引用: 提督「安価でよりみんなと遊ぶ」