296: 2015/07/21(火) 00:12:34.43 ID:Lx8JFff6o


シリーズ:提督「安価でみんなと遊ぶ」シリーズ 

最初から:提督「安価でみんなと遊ぶ」【1】
前回:提督「安価でよりみんなと遊ぶ」【3】
―執務室―

提督「龍田怖い。あいつ天龍のことになると、本当になんでもやるからな……」

提督「天龍はどこぞのモデルみたいで、十分見る価値あったとは思うけど」

下2

252: 2015/07/15(水) 01:14:21.30 ID:ETlxzy0/0
飛鷹型の服をクールビスっぽくにしてやる

301: 2015/07/22(水) 01:39:51.64 ID:29VPZmYSo
―飛鷹型―

飛鷹「今年は暑くなりそうね」

隼鷹「まじか。酒も進まなくなってくるな……」

飛鷹「飲むんじゃない」

隼鷹「待てよ、逆に波止場で涼みながら酒も行けるんじゃないか」

飛鷹「飲むのは止めないのね……」

提督「クーラー付ければいいんじゃないか?」

飛鷹「夏の風刺を楽しむのよ。器具に頼るのはあんまり良くないわよ」

提督「なんかおばあちゃんみたいなこと言ってる……」

飛鷹「だれがおばあちゃんですって!?」

隼鷹「まあまあ飛鷹。そんなムキになるなって」
艦隊これくしょん -艦これ- おねがい!鎮守府目安箱 1 (電撃コミックスNEXT)
302: 2015/07/22(水) 01:40:55.55 ID:29VPZmYSo
提督「だが、夏の風刺を楽しむというのには同感できる」

飛鷹「急に同意するなんて……あやしいわね」

提督「疑うなって。俺とてこの四季をつかさどる日本生まれの男子。季節を楽しむ邪魔はしない。むしろ手伝おうかと思っているくらいだ」

飛鷹「……」

隼鷹「提督、凄い警戒されてるぞ」

提督「とりあえず、その一環としてクールビスを提唱したいと思う」

飛鷹「こっちの反応は無視なのね。……って、クールビス?」

提督「たとえば……飛鷹や隼鷹はその服装だと暑いだろ」

飛鷹「……まあ」

303: 2015/07/22(水) 01:41:28.19 ID:29VPZmYSo
隼鷹「たしかに暑いよなー。それで、クールビスってどうすんだ?」

提督「手始めにその和服をノースリーブと短パンに改造するか」

飛鷹「ちょっとまって。クールビスってそう言う事じゃないと思うの」

提督「え?」

隼鷹「まあ、服を改造するのは違うよなぁ」

飛鷹「せめてまともな案を頂戴」

提督「えー、まともなつもりだったのに……」

飛鷹(あれで……?)

提督「じゃあもう上着の前を開けたらいいじゃん。それだけで涼しくなるぞ」

飛鷹「なんでちょっと拗ね気味なのよ」

隼鷹「でもそれいただき!」

飛鷹「え?」

304: 2015/07/22(水) 01:42:25.83 ID:29VPZmYSo
―執務室―

提督「その後軽いクールビスを行う二人の姿があったとか」

提督「でも、上着の前開けるだけって大したクールビスになってないような気もする」

下2

31: 2015/06/15(月) 01:08:45.47 ID:y7GORpg7o
那珂ちゃんのお団子増やす

307: 2015/07/23(木) 01:28:23.80 ID:XkPg08Tpo
―鳳翔の店―

提督「あ、お団子一つ追加で」

龍鳳「はい、かしこまりました」

提督「それで、那珂ちゃん悩み事だって?」

那珂「うん……」

提督「うーん、最近元気な那珂ちゃん見ていないから、調子が狂うな」

那珂「……最近ね、アイドル業が上手く行って無いの」

提督「そうなのか? CDとか出して、順風満帆かと思っていたが」

那珂「うん、そうなんだけど……」

提督「あ、分かった。キャラが定まってないからだな。この前の時も、テンションが少し落ち着いていたし」

那珂「それ提督のせいなんだけどね」

提督「え?」

308: 2015/07/23(木) 01:29:27.10 ID:XkPg08Tpo
龍鳳「はい、追加のお団子です」

提督「……まあ、とりあえず、追加が来たから団子食え。美味いぞ」

那珂「うう……」モグモグ

提督「でも、確かに最近はずっと鎮守府に居るよな」

那珂「うっ……提督って、はっきり言うよね。那珂ちゃん的にはそっちの方が助かるけどー」

提督「しかし上手くいって無いのか……なら、イメチェンとかどうだ」

那珂「イメチェン?」

提督「キャラは兎も角、服装や髪形を変えるだけで一気に変化が起きたように見えるからな」

那珂「あ、それいいね!」

提督「ふふん、だろう」

那珂「でも、どんなのがいいんだろう」

309: 2015/07/23(木) 01:30:11.58 ID:XkPg08Tpo
提督「そうだな……髪型は元を残す感じで……頭の団子を増やそう!」

那珂「え?」

提督「ポニテとツインテだと印象が大きく変わるだろ。つまりそれだ」

那珂「その二つは全然違うと思いまーす」

提督「細かい事はいいんだよ! では、さっそく試させてもらおう!」バッ

那珂「て、提督!?」

提督「手始めにその団子の数を二倍にしてやろう!」

那珂「あ、アイドルの髪は命なんだから、勝手に触らないでー!」

~~~~~~~~

提督「……団子は増やしても変化少ないな」

那珂「提督が言ったんでしょ!」

310: 2015/07/23(木) 01:30:50.28 ID:XkPg08Tpo
―執務室―

提督「那珂ちゃんはとりあえずキャラを固定させることから始めた方が……」

提督「……そもそも、今の時代キャピキャピ系は流行らないのではないのだろうか」

下2

311: 2015/07/23(木) 01:38:53.59 ID:9gDJLjxfO
雲龍型三人と日がな1日ひなたぼっこ

313: 2015/07/24(金) 01:53:37.83 ID:HBFW3751o
―母港―

提督「……」

雲龍「何しているんですか」

提督「日向ぼっこだよ。ほら、今日は天気が良いだろ」

雲龍「そうですね。風も出てますし……」

提督「これから暑くなると日向ぼっこも出来ないしな。今の内ってわけだ」

雲龍「そうですか」

提督「……」

雲龍「……」

提督「……何?」

雲龍「お邪魔しても良いですか」

314: 2015/07/24(金) 01:54:06.12 ID:HBFW3751o
~~~~~~~~

天城「……姉様?」

雲龍「うん……? 天城?」

提督「よー天城。天城も日向ぼっこするか?」

天城「日向ぼっこ? どうして姉様も一緒に?」

雲龍「……なんでだっけ?」

提督「雲龍から混ざって来たんだろ。……天城も日向ぼっこするか?」

天城「ですが……」

提督「遠慮するな。日向ぼっこが出来るチャンスは今くらいしかないぞー」

天城「で、でしたら、お邪魔しますね」

315: 2015/07/24(金) 01:54:42.37 ID:HBFW3751o
~~~~~~~~

葛城「何やっているのよ」

提督「今度は葛城かー?」

葛城「部屋に居ても何時までも誰も戻って来ないし……どこに行っているのかと思えば、こんなところで寝ていたのね」

提督「寝ているんじゃない。日向ぼっこをしているんだ」

葛城「何が違うのよ」

雲龍「太陽を身に浴びるところ……?」

天城「普通に横になるより気持ちよくなれるところ……?」

提督「体にいいような気がするところ……?」

葛城「姉さんたち含めて疑問形じゃない!」

提督「日向ぼっこをしていると、こう……思考が回らなくなるからなー」

葛城「凄いダメ人間っぽいんだけど」

雲龍「ダメ人間っぽい?」

天城「そう、かもしれませんね……」

提督「葛城ー、お前のせいで二人が落ち込んだぞー。これは責任もって一緒に日向ぼっこしなきゃなー」

葛城「なんでそうなるのよ!」

雲龍「嫌……?」

葛城「う……わ、分かったわよ……」

提督(ちょろい)

316: 2015/07/24(金) 01:55:28.48 ID:HBFW3751o
―執務室―

提督「日が暮れてきた辺りで、眼が冴えてきたので解散した」

提督「なんだかんだで、みんなのんびりできたようだ。よかったよかった……俺が執務をサボっていたことを秘書官に怒られた事以外は」

下2

317: 2015/07/24(金) 02:26:43.97 ID:4Fqg5eeHO
弥生をくすぐる

321: 2015/07/25(土) 02:57:44.48 ID:QT0Cbcylo
卯月「弥生を笑わせるぴょん!」

提督「いいね!」

卯月「だから、司令官からなにか案は無いぴょん?」

提督「案か……なら、強制的に笑わせるのはどうだ?」

卯月「どういう意味?」

提督「変顔をしても笑わない奴は笑わない。なら、強制的に笑わせるしかないだろう」

卯月「……! なるほど、司令官もなかなかあくどいぴょん」

提督「ふふふ、だろう」

322: 2015/07/25(土) 02:58:11.49 ID:QT0Cbcylo
―睦月型の部屋―

卯月「やよぴょーん、遊ぶぴょん!」

弥生「今本を読んでいるんだけど……」

卯月「そんなの後でも出来るぴょん!」

弥生「そうだけど……」

卯月「いいから卯月と付き合うぴょんー。さもないと……」ガシッ

弥生「っ……? 卯月?」

卯月「ふっふっふー。さあ司令官、やるぴょん!」

提督「待ってましたー!」

弥生「えっ、司令官……」

提督「くらえ、くすぐり攻撃!」コチョコチョ

弥生「っ! ぁっ……!?」

323: 2015/07/25(土) 02:58:38.10 ID:QT0Cbcylo
提督「ほれほれ、食らいやがれー!」コチョコチョ

弥生「はっ……! くっ……」

提督「ほらほら、我慢は体に良くないぜ?」

弥生「うっ……んっく……」

弥生「んんっ……うぁ……」

弥生「しれ……やめ……!」

提督「……」

卯月「どうしてやめるぴょん?」

提督「いや、なんか……いかがわしい事をしているような気がして」

卯月「ぷっぷくぷぅ~司令官はヘタレぴょん!」

弥生「というか二人共……何でこんなことを……」

提督「弥生を笑わせたかった」

弥生「……方法は、考えてください……」

提督「は、はい」

324: 2015/07/25(土) 02:59:05.34 ID:QT0Cbcylo
―執務室―

提督「最後のセリフ目が笑っていなかった」

提督「くすぐりは耐性ある奴も居るから、なかなかウィークポイントだけを責めるのは難しい」

下2

326: 2015/07/25(土) 03:32:06.87 ID:AEsQNQWhO
春雨と洋服を買いに行く

327: 2015/07/26(日) 01:49:53.15 ID:nwSq4xC8o
―談話室―

提督「暇だから誰かと出かけようかなー……お、春雨じゃないか」

春雨「し、司令官?」

提督「何か読んでいるみたいだけど、何を見ているんだ?」

春雨「えと、ファッション雑誌です。夏用に何かかわいい服がほしいと思いまして……」

提督「ほうほう、服ね……買いに行くか?」

春雨「はい、そのつもりですよ」

提督「よしわかった。昼食べたら入り口で集合な」

春雨「え? は、はい」

提督「約束だからな。さーて、外に出る準備するか」

春雨「えっと……あれ?」

328: 2015/07/26(日) 01:50:19.53 ID:nwSq4xC8o
―デパート―

提督「これ涼しそうでいいな。春雨にも似合っていそうだし、いいんじゃないか?」

春雨「少し高いですね……」

提督「女性のおしゃれは金がかかって当然だ。なんなら、買ってあげてもいいぞ」

春雨「そ、そこまではいいですからっ」

提督「そうか? 遠慮ならしなくてもいいが」

春雨「だ、大丈夫ですっ。まだまだいろいろな服を見たいですし……」

提督「なるほど、確かに即決するのはよくないな。時間もあるし、もっとゆっくり見ようか」

春雨「はい…………」

提督「どうした?」

春雨「その……えっと、どうして司令官もついてきてくれているんですか……?」

提督「い、嫌だったのか?」

329: 2015/07/26(日) 01:50:46.69 ID:nwSq4xC8o
春雨「そ、そういう意味じゃありませんから! ただ、忙しい中悪いんじゃないかと……」

提督「おいおい。こうして遊びに出ているのに忙しいわけないだろ」

春雨「そうなんですか?」

提督「……」

春雨「……」

提督「……おっ、可愛いのがあそこにあるぞ! 涼しそうなワンピースだし、いいんじゃないか!」

春雨「うぅ……大丈夫ならいいんですけど……あっ、司令官、それお値段が……」

提督「ん? ……げっ、余裕で五ケタとかやべえ……」

春雨「私はそんないいのじゃなくて、こっちの安い方でいいですよ」

提督「……いや、これを買ってやろう」

春雨「えっ!?」

提督「一瞬目が輝いたの、見逃していないからな。もう決めた、これをプレゼントしてやる」

春雨「い、いえっ! 本当に悪いですって!」

提督「もう決めたから! 絶対撤回しない! どうしても嫌なら、別の子にあげるし」

春雨「もう、司令官は強引なんですから……でも、ありがとうございます」

330: 2015/07/26(日) 01:51:13.37 ID:nwSq4xC8o
―執務室―

提督「デパートに五ケタ越えの夏服があるとは、ちょっと驚きもあった」

提督「もしくは、女性の服はこれが当たり前なんだろうか……」

下2

334: 2015/07/26(日) 02:10:47.09 ID:SBngSbuWo
高波と模様替え

335: 2015/07/27(月) 00:55:53.28 ID:E168WnI9o
提督「うーむ……そういえば、執務室の模様替えを行っていないな……」

高波「し、失礼します」

提督「高波か。遠征の報告書か?」

高波「はい、そうかも、です」

提督「そうか。時に高波よ」

高波「?」

提督「執務室に何が足りないと思う?」

高波「執務室に足りないもの、ですか?」

提督「ああ。なんとなく思いついたものでもいいぞ」

336: 2015/07/27(月) 00:56:19.81 ID:E168WnI9o
高波「ええと……台所が足りないかも、です」

提督「台所……」

高波「へ、変な事を言ったかも、です……」

提督「いや、確かにそれは一理ある。しかし、台所は部屋ごと改装しなきゃいけないからな。もっと軽いものは無いだろうか」

高波「それなら、模型とか掛け軸を変えるといいかも、です」

提督「おお、良いな高波。お前を頼ってよかった」

高波「い、いえ、普通の事かも、ですよ」

提督「じゃあ、掛け軸は俺の直筆サインで、模型はこの前通信販売でかった奴を飾るか」

高波「え……」

337: 2015/07/27(月) 00:56:51.11 ID:E168WnI9o
提督「よーし、俄然張り切って来たぞ!」

高波「いえ、その……」

提督「ん? どうした」

高波「……いえ、なんでもない、かもです……」

高波(それは提督のセンスが問われそうな気がするかも、なんですけど)

~次の日~

高波「……」

提督「おお高波、完成したぞ」

高波(……あれ、サインが雰囲気に沿っているかも……それに、模型もかなりいい出来かも……)

提督「いや、本当に高波には感謝だな!」

高波「し、失礼しました」

バタン

338: 2015/07/27(月) 00:57:19.40 ID:E168WnI9o
提督「凄い意外そうな顔していたが……何だったんだろうか」

提督「まあ、サインも一日かけたし、模型もかなり根が張るものだしな。職人妖精さんには不満げな顔されたけど」

↓2

340: 2015/07/27(月) 01:02:39.54 ID:+49eJlsP0
鈴谷熊野と縁日巡り

342: 2015/07/28(火) 01:57:11.85 ID:IVBp4QkDo
―縁日―

提督「少々遠出になってしまったが、ここなら祭りをやっているぞ」

熊野「これが縁日ですの……」

鈴谷「別に提督も来なくてもよかったんだけど?」

提督「鈴谷酷い!」

鈴谷「冗談だって」

提督「鈴谷の冗談は冗談に聞こえないから困る……」

鈴谷「それで、熊野はどう、縁日に着た感想」

熊野「思ったより普通ですわ」

提督「どういう想像していたんだ」

343: 2015/07/28(火) 02:01:18.45 ID:IVBp4QkDo
熊野「でも、思ったより人は少ないですわね」

提督「そりゃ、まだ人がまばらになる時間を狙ってきたからな。初心者が一人で祭りに来ると、大体はぐれる」

熊野「む、私をなんだと思ってますの」

提督「世間知らずお嬢様?」

熊野「世間知らずではないですわ! ……ところで、鈴谷は何処に?」

提督「え、その辺に……あれ?」

熊野「……迷子?」

提督「まっさかー……ちょっと探してくる」

熊野「あっ」

提督「どうした熊野」

熊野「あっちの屋台に並んでいますわ」

提督「……」

344: 2015/07/28(火) 02:05:26.15 ID:IVBp4QkDo
~~~~~~~~

提督「おい鈴谷、勝手にどこかに行くの五回目だぞ」

鈴谷「あはは、ごめんごめん」

提督「謝る気ないな……」

熊野「鈴谷らしいですわ」

鈴谷「まあまあ、そう呆れないでよ。色々買ってきてあげてるんだからさ」

提督「む……」

熊野「たしかに、鈴谷は私達にも分けてくれてますわね」

鈴谷「提督のポケットマネーだしね、一人で使うのもアレじゃん」

提督「……ん? 今なんて言った?」

鈴谷「ほら熊野、かたぬきしにいこうよ!」

熊野「わ、分かりましたわ」

提督「え、ちょっと、聞いてないんだけど……」

345: 2015/07/28(火) 02:05:53.01 ID:IVBp4QkDo
―執務室―

提督「なんだかんだで二人共祭りは初めてだから、少し抑え目にした」

提督「今度行くときは自分で色々出店を周るけど」

↓2

347: 2015/07/28(火) 02:44:32.88 ID:AF5ZVIh0o
葛城と花火大会デート

349: 2015/07/28(火) 23:36:39.91 ID:IVBp4QkDo
―縁日―

提督「ほら、チョコバナナだぞ」

葛城「ありがと」

提督「ここの花火は見ごたえがあるらしいから、期待して良いぞ」

葛城「そうなの」

提督「時間あるし、舞台の方も見てみるか?」

葛城「やめとく」

提督「そ、そうか……なあ、機嫌悪いのか?」

葛城「いきなり連れて来られて喜ぶ子がいると思う?」

提督「え……居ると思うけど」

葛城「く、駆逐艦は含めない! 空母の中で!」

提督「飛龍なんかはノりそうだな」

葛城「もうっ!」

350: 2015/07/28(火) 23:37:16.03 ID:IVBp4QkDo
提督「まあ、深くを考えるなって。俺はあくまで葛城と花火を見たいだけなんだから」

葛城「わ、私と?」

提督「そうそう」

葛城(ええと、これはそのまま受け取って良いのよね? 他に深い意味があるとか、そういう訳じゃ無いわよね……?)

提督「葛城なら無意味に出店の食べ物強請るほど無邪気じゃないし、かつ程よく花火に興奮してくれそうだからな」

葛城「……褒めてないわよね?」

提督「まあな」

葛城「提督!」

提督「ははは、ほら、あっちの方が花火が綺麗に見れるってさ。行くぞ」ギュッ

葛城「あっ……もう」

351: 2015/07/28(火) 23:37:33.68 ID:IVBp4QkDo
~~~~~~~~

バーン バーン

提督「たーまやー」

葛城「かーぎやー」

提督「……」

葛城「何よ。別に良いじゃない」

提督「いや、やっぱりそれなりに興奮してくれているなって」

葛城「うぐ……い、いいじゃない! こういうの見るの初めてなんだから!」

提督「予想通りでなにより」

葛城「むうう……デリカシーないんだから」

提督「デリカシーねぇ……花火綺麗だな」

葛城「また話逸らして……」

提督「でも花火より、葛城の方が綺麗だと俺は思うぞ」

葛城「……それがデリカシーのある発言?」

提督「違った?」

葛城「はぁ……ううん、いいわよ、それで」

352: 2015/07/28(火) 23:38:11.73 ID:IVBp4QkDo
―執務室―

提督「女性と二人で出かければデートだと……うん、前にも言ったか」

提督「でも、やっぱり女性の機微は分からん。雑誌とか見て勉強しているんだけどな」

↓2

339: 2015/07/27(月) 01:02:19.23 ID:9ZKz4BjMo
筑摩改二と大人なディナー

356: 2015/07/30(木) 01:39:57.81 ID:gXlHBoRfo
提督「うーむ……」

筑摩「あら、どうかしたんですか?」

提督「それが、かくかくしかじかで」

筑摩「……? かくかくしかじかじゃ伝わりませんよ」

提督「やっぱり? まあ、葛城とデートに行ったんだよ」

筑摩「デート?」

提督「ああいや、間違えた。縁日の花火を見に行ったんだ」

筑摩「ああ……それがどうかしたんですか?」

提督「なんか、デリカシーないみたいなこと言われて、男女がどうあるべきか、今一度考えていたんだ」

筑摩「提督ですからねぇ」

提督「その、そういう結末になって当然みたいに言うの止めて」

筑摩「うふふ、すみません」

提督「……笑う子にはおしおきだな」

筑摩「はい?」

357: 2015/07/30(木) 01:40:24.04 ID:gXlHBoRfo
―夜景の見えるホテル―

提督「女性の扱いのノウハウを学ぶには、実践が一番だよな」

筑摩(知識も無いのに実践しても意味は無いと思うのですけど)

提督「何か言いたそうだな、筑摩」

筑摩「いえ、このような場所は利根姉さんと来た方が楽しかっただろうと思いまして」

提督「俺ですみませんでしたねぇ!」

筑摩「うふふ、冗談ですよ」

提督(嘘つけ、目がマジだったぞ)

筑摩「でもいいんですか? こんな高そうなところで食事なんて」

提督「いいよいいよ。ここ高そうなだけで高くないし」

筑摩「……まあ、いいですけどね」

358: 2015/07/30(木) 01:40:56.47 ID:gXlHBoRfo
提督「……」カチャカチャ

筑摩「……」スッ…カタッ

提督「……」カチャン

筑摩「……」コト

提督「……喋らない?」

筑摩「大人のディナーがしたいと言ったのは提督でしょう」

提督「まあ、そうなんだけどさ」

筑摩「大人は多くは語らないものです。静かに食事は摂りましょうね」

提督「……なるほど、分かった」

筑摩「分かっていただけましたか?」

提督「俺にはデートは合わないって事だな!」

筑摩「……」

提督「ありがとう筑摩。良い事を学んだよ」

筑摩(どうしてこんなのを好きになる子がいるのでしょうか……あ、でもここの料理はおいしいわ)

359: 2015/07/30(木) 01:41:23.25 ID:gXlHBoRfo
―執務室―

提督「そもそも遊びに行く事に、特に気に掛ける必要なんてなかったな。うむ、ディナー代の分は学ぶことが出来た」

提督「決して理解できなかったからって、理解することを諦めた訳では無い」

↓2

361: 2015/07/30(木) 01:48:09.91 ID:dhftmFkEO
秋月と夏祭りに行く

363: 2015/07/31(金) 01:27:12.10 ID:1lsuKYqKo
―縁日―

提督「三日目だよ! この地区の祭り最終日だよ!」

秋月「はあ、確かにそうですね」

提督「だから秋月、お前は最終日に共に祭りに行くと言う栄光に選ばれたのだ」

秋月「栄光でもなんでもないですよね」

提督「まあな。自分で言っててもそう思った」

秋月「自分で言いますか……」

提督「そんな個人の感性による印象なんてどうでもいい。とにかく出店を周るとするぞ」

秋月(適当ですね)

364: 2015/07/31(金) 01:27:59.55 ID:1lsuKYqKo
提督「さて、秋月は何を食べたい? ポテトか? わたあめか? たこやきか?」

秋月「それでしたら、私は…………」

提督「……? どうした?」

秋月「た、高くありませんか?」

提督「そうか? これくらいが普通だと思うが」

秋月「いえ、高いですよ!」

提督「お、おう」

秋月「これ一つで牛缶は買えます」

提督「いやぁ、それは微妙に足りないんじゃないかな」

秋月「それはそうかもしれませんが、これなら自分で買って来た方が安く済みますよ」

提督「秋月の言いたいことは分かるが、これは必要な事なんだ。お金が無くては祭りも続けられないしな。昨今は規模が縮小していく祭りもある事だし」

365: 2015/07/31(金) 01:28:36.78 ID:1lsuKYqKo
秋月「ぁ……そういえば、そうですね……」

提督「だから、そういう事は気にするな。祭りに参加することは、この地区の発展の礎にもなるんだ」

秋月「司令……はい、司令の言う通り、楽しむことを第一にします!」

提督「その意気だ! じゃあまず秋月、何を食べる!」

秋月「そうですね……じゃあ、あれがいいです!」

提督「クレープか。なかなかいいじゃないか」

秋月「いえ、その隣です」

提督「隣?」

秋月「牛缶の屋台ですよ!」

提督「牛缶の屋台!? って、マジでクレープの隣に建ってる!」

366: 2015/07/31(金) 01:29:03.99 ID:1lsuKYqKo
―執務室―

提督「やっぱり割高だな……しかし、牛缶売っている店がある事が驚きだった」

提督「なんにせよ、秋月は満足してくれたようで嬉しい」

↓2

368: 2015/07/31(金) 01:29:59.10 ID:H3ApBoWaO
大和のパッドを隠す

369: 2015/08/01(土) 01:06:32.10 ID:/XrZrs1Bo
阿武隈「提督、改二になりましたよ!」

提督「ふーん」

阿武隈「……その、私の改二には興味無いカンジですか?」

提督「いや、そういう訳じゃ無いが」

阿武隈「ぅぅ、じゃあ、どうしてそんなに冷淡なんですかぁ!」

提督「こういう冷たくした方が、面白い反応してくれるだろ」

阿武隈「もおぉ! 提督の意地悪!」

提督「ははは、今更だな。ところで……」

阿武隈「むぅ、何よぉ」

提督「相変わらずその髪型は変わらないみたいだな」

阿武隈「セットは大変ですけど、気に入ってますから」

提督「ふむふむ、なるほど……」

阿武隈「……な、なんですか?」

提督「改二祝いだ。思いっきり頭を撫でてやろう!」バッ ナデナデナデ

阿武隈「ふぇぇえ!? や、やめてぇ!」

370: 2015/08/01(土) 01:07:08.42 ID:/XrZrs1Bo
―大和型の部屋―

大和「……」ゴソゴソ

武蔵「どうかしたのか」

大和「また、無いの」

武蔵「無い? 何がだ」

大和「……前にも提督にとられた、あれです」

武蔵「……ああ、PADか」

大和「そうそう、そうです……って、PADじゃない!」

武蔵「どっちでも良いだろう。とにかく、また提督の下へ行くのだろう」

大和「ええ」

武蔵「なら、ついでに報告書も頼む」

大和「そう言うのは自分で……いえ、行ってきますね」

武蔵(突然物わかりが良くなったな。大和もなかなか可愛い奴だ)

371: 2015/08/01(土) 01:07:55.87 ID:/XrZrs1Bo
―執務室―

提督「はー、ねむ……」

大和「失礼します、提督」

提督「大和か。どうした?」

大和「報告書です。どうぞ」

提督「ん? お、おう」

提督(あれ、もしかしてこれはばれていないパターンか? なんだ、つまらん)

大和「……」ニコニコ

提督(……にしては、なんかいつもより笑みが深いな。なんだ、知っているのか?)

大和「如何かなされましたか?」

提督「い、いや、なんでもない」

提督(くっ、一体全体どうなっているんだ……!)

372: 2015/08/01(土) 01:08:24.98 ID:/XrZrs1Bo
大和(どうやら提督も無意味に深く考えているようですね。後ろめたい事が有る人は、どこか疑り深くなってしまうものですから)

提督「……な、なあ、最近困ったことは無いか?」

大和「困った事、ですか」

大和(攻勢に転じてきましたね。このままではジリ貧と判断したんでしょうか)

提督「たとえば……身につける物が一枚無くなったとか」

大和「!」

大和(自分から振って来るんですか!? 観念した、という訳じゃ無さそうなんですけど……)

提督「そこのところ、どうなんだ?」

大和「……ええ、はい。確かに、無くなって困ってますよ」

提督「ふっ、それならよかった」

大和(良かった……? あっ、もしかして……)

提督「とある悪戯ウサギが、また何かやらかしたという情報を聞いてな。当たってみれば、何か知っていると思うぞ」

大和(これは、やられました。情報だけ教える事によって、この場において逃げる隙を与えてしまったみたいですね……)

提督「では、下がっていいぞ」

大和「……失礼しました」

大和(あの口ぶりでは、実行犯は悪戯ウサギさんで合っているようですね。してやられました……)

374: 2015/08/01(土) 01:09:36.35 ID:/XrZrs1Bo
バタン

提督「……プライド捨てて『実は知っている』からの『犯人は提督ですね』って言えばよかったのに」

提督「人をつかって隠すのも、意外と楽しかった。まあ、なんにせよ悪戯ウサギよ、俺の分も怒られて来い」

↓2

376: 2015/08/01(土) 01:10:08.96 ID:5NA7npcmo
阿武隈と温泉旅行

377: 2015/08/02(日) 02:12:46.75 ID:A/1LN4Tmo
阿武隈「うぅ~……また、提督のせいで髪が崩れたぁ……」

提督「悪かった。直してあげるから許して」

阿武隈「……ちゃんとしてくださいよ」

提督「分かってるって」

阿武隈「本当にわかってるんですか……?」

提督「そうだ、撫でるだけじゃ寂しいから、温泉にもいこうか」

阿武隈「また突然ですね」

提督「今思い付いたからな」

阿武隈「提督ったら、もう……」

378: 2015/08/02(日) 02:13:57.04 ID:A/1LN4Tmo
―温泉―

阿武隈「――ここが温泉ね」

提督「そうだぞ。肩こり腰痛捻挫や美容、色々な事に良い効果が出るんだぞ」

阿武隈「そうなんですか……って、提督!?」

提督「何を不思議がっているんだ。混浴なんだから当たり前だろう」

阿武隈「あ、当たり前じゃないですよぅ! どうしてくる前に言ってくれなかったんですか!」

提督「言ったぞ? 阿武隈が聞いてなかっただけだろう。阿武隈はそそっかしいからな」

阿武隈「そそっかしいって……! ま、間違ってないないけどぉ……」

提督「どうせ入ることになったんだ。背中位流すぞ」

阿武隈「も、もう、提督デリカシーなさすぎ!」

提督「デリカシー、と言われてもなぁ。別に一緒にお風呂に入るんだったら、普通の事なんじゃないか?」

阿武隈「うぅ、提督ですから、そう言うと思ってました……」

提督「ほら座れ、優しくしてやるから」

阿武隈「……ほ、本当に優しくしてくださいね?」

379: 2015/08/02(日) 02:14:22.96 ID:A/1LN4Tmo
~~~~~~~~

阿武隈「なーんてことになると思ってたけど、ほんの普通の温泉だったみたい」

阿武隈「……」

阿武隈「そ、そっちのほうがいいからね!? 期待してたとかそんな事無いから!」

提督『何言ってんだー?』

阿武隈「ひゃうっ!? 提督!?」

提督『客いないからってあんまりはしゃぐなよ。あと、日帰りだから忘れものに気を付けろよ』

阿武隈「わ、分かってるからっ! 温泉のさく越しに話しかけるのはマナー違反だからね!」

提督『へーい。まさか阿武隈に咎められるとは……一年に一回あるくらいか?』

阿武隈「聞こえてるからっ!」

380: 2015/08/02(日) 02:14:52.33 ID:A/1LN4Tmo
―執務室―

提督「温泉もたまにはいい。日帰りなら軽く行けるしな」

提督「阿武隈はどうだったんだろうか。結構興奮してたみたいだし、気に入ったのかな」

↓2

382: 2015/08/02(日) 02:23:20.57 ID:wL120whho
暁ときもだ

384: 2015/08/02(日) 23:15:15.35 ID:A/1LN4Tmo
―暁型の部屋―

提督「暁、今年も肝試しをするぞ」

暁「……え?」

提督「聞こえなかったのか? 今年も肝試しをするぞ」

暁「き、聞こえてるわよ。き、肝試しね……」

提督「お、もしかして、レディともあろうものが怖いとか?」

暁「そ、そそ、そんなわけないわよ。で、でも……」

暁(司令官と肝試しをするとき、いつも何か変な事が起こるんだもん……)

提督「そうだ、響もどうだ」

響「司令官は暁と一緒に行きたいんでしょ。私がいると邪魔になるだろうし、遠慮するよ」

暁「ひ、響!」

響(また巻き込まれるのは絶対にいやだからね)

暁(響も肝試し行きたくないだけでしょ!)

提督(雷と電も誘いたかったけど、二人は遠征で居ないからな。しょうがないか)

385: 2015/08/02(日) 23:15:58.37 ID:A/1LN4Tmo
~夜・鎮守府内~

提督「いやぁ、今回は何もセットが出来なくて、唯の見回りみたいになって悪かったな」

暁「じゅ、十分じゃない? ほ、ほら、片づけも大変じゃない」

提督「それもそうか。あ、探照灯もう少し下げてくれ。足元が少し暗い」

暁「分かったわ」

暁(ほっ、今回は何も無さそうね。ただ暗いだけなら、さすがに平気だし)

提督(……)

暁(……む、無言でいるのもちょっと寂しいし、司令官に何か話し掛けてみようかしら)

暁「ねえ、司令官は……あれ?」クルッ

シーン

暁「……し、司令官? どこに行ったの?」

暁(さっきまでは居たわよね? だったら……ま、また私を怖がらせようと、隠れているのかしら? そ、その手には乗らないわ! 私だってもう改二になって、誰から見ても一人前のレディになったんだから! この程度、何でもないわ!)

386: 2015/08/02(日) 23:16:25.64 ID:A/1LN4Tmo
暁「だ、だから、無駄なことしてないで、早く出てきなさい! ど、どうせ曲がり角とかに隠れているんでしょ!?」タッタッタ バッ

提督「……」

暁「や、やっぱり居るじゃない! 予想通り曲がり角の先に隠れるなんて、司令官も甘くなったわね!」

提督「……」

暁「……司令官?」

暁(あ、あれ、何も言ってくれない……それに、私はずっと探照灯を前に向けてたはず。一本道の廊下を先行できるはずが無いし、走るなら足音とかも聞こえるはず……あれ? じゃあ、この司令官は……)

タッタッタ

暁「ひっ!? だ、誰の足音!?」クルッ ピカー

提督「おおい、先に行くなんてひどいじゃないか!」タッタッタ

暁「し、司令官……が、ふた――」バタン

提督「あ、暁!?」

387: 2015/08/02(日) 23:17:03.03 ID:A/1LN4Tmo
―執務室―

暁「迷惑かけたわね、司令官」

提督「いや、大丈夫か? 昨日はいきなり倒れたけど……調子が悪いなら休んでもいいんだぞ」

暁「ううん、昨日は司令官のベットでぐっすり休んだから、全然平気よ」

提督「それならいいけど」

暁「じゃあ、響きも心配しているだろうし、部屋に戻るわね」

提督「あ、ああ」

バタン

提督「……いちおう、曲がり角の先には鏡があったが……たしかに夜に見る鏡は何か怖いモノがあるが」

提督「本人が大丈夫と言っているなら、大丈夫なんだろう」

↓2

389: 2015/08/02(日) 23:17:50.84 ID:l4qYLCi4o
利根と扇風機の前を取り合う
最終的にはお互い妥協

390: 2015/08/04(火) 01:27:15.48 ID:gTqDzNtRo
―談話室―

提督「……」

利根「……」

提督「ここは上官に譲るべきじゃないか?」

利根「何言っておるんじゃ。現場で動いておるものに譲るべきじゃろう」

提督「だったら、その現場で涼めばいいんじゃないですかね」

利根「暑くてそれすらも億劫じゃ。それを言うなら提督も執務室に戻るとええじゃろうが」」

提督「あそこサウナ状態だから、扇風機つけたって無駄なんだよ」

利根「そんなの知った事ではない。いいからこっちに向けるのじゃ~!」

提督「扇風機は俺の方に向きたいって言ってるし、こっちに向かせるのが一番だ!」

391: 2015/08/04(火) 01:27:41.65 ID:gTqDzNtRo
筑摩「……何をしているんですか?」

利根「吾輩が涼んでおるところを提督無理矢理奪ってきたんじゃ!」

提督「人聞きが悪いぞ。ちょっとトイレに行っている隙に奪ったのは利根だろう」

利根「ふん、扇風機を放っておくのがいけないんじゃ」

提督「付けっぱなしにしてたんだから、誰か使ってるって思うだろ」

利根「居ない者は居ない。戻ってくるかなんて考えんわ」

提督「ああいえばこういう……」

筑摩「クーラーは付けないんですか?」

提督「今鎮守府全体の冷房設備を点検中。すぐ終わるらしいけど、その間が地獄なんだ」

利根「すぐ終わるんじゃろう。なら、吾輩が使っても良い筈じゃ」

提督「それはこっちも言える事だ。いい加減扇風機は諦めろ」

利根「なんじゃと~」

392: 2015/08/04(火) 01:28:08.00 ID:gTqDzNtRo
筑摩「そうやって喧嘩している方が暑くなりませんか?」

提督「……」

利根「……」

提督「思い出させるなよ筑摩……」

利根「うう、言われてみれば、暑くなってきたような……」

筑摩「す、すみません。でも、二人で一緒に涼めばいいんじゃないでしょうか?」

提督「……しょうがない。筑摩に免じて、それで妥協するか」

利根「スイングは風が当たらない時間の方が長く感じるから、嫌なんじゃけど……」

提督「わがまま言うな、俺も同じ条件だ」

利根「じゃな……」

筑摩「一件落着、ですね」

提督「筑摩はいいのか?」

筑摩「はい」

利根「無理しなくてもいいのじゃ」

筑摩「無理はしてないわ。だって、外ではほうが涼しいから」

提督・利根「「……」」

393: 2015/08/04(火) 01:28:48.42 ID:gTqDzNtRo
―執務室―

提督「家の中にいるより外の方が涼しいって、よくある事だよな」

提督「意地でも扇風機に縋る二人の姿もあったが……」

↓2

395: 2015/08/04(火) 01:30:25.19 ID:1UBd3W4MO
龍田に天龍ビキニの色違い(赤)を着てもらい目に焼き付ける

396: 2015/08/04(火) 23:22:03.41 ID:gTqDzNtRo
―天龍型の部屋―

提督「龍田もおそろいの水着を買ったって?」

龍田「あらあら、それをどこで聞いたのかしら?」ジャキン

提督「す、ストップストップ。天龍から聞いたんだよ」

龍田「天龍ちゃんね~。後でお仕置きしておかなくちゃ」

提督「お、おしおき? そんなことしなくても……」

龍田「提督に知られたら、何をされるか分かったものじゃないもの~」

提督(え、俺のせいなの)

提督「で、物は相談なんだが、着てみてくれないか?」

龍田「うふふ、それは目を潰されたいという事で良いのかしら~」

提督「バイオレンスだな! そうじゃなくて」

397: 2015/08/04(火) 23:22:29.59 ID:gTqDzNtRo
龍田「ん~?」

提督「そのだな……そう、天龍が見たいって!」

龍田「天龍ちゃんはここには居ないけど~?」

提督「は、恥ずかしいらしくてさ」

龍田「あら、本当かしら~」

提督「本当だ」

龍田「……」ジー

提督「……」

龍田「……分かりました。ちょっとだけですよ?」

提督(すまん、天龍)

398: 2015/08/04(火) 23:22:56.59 ID:gTqDzNtRo
~~~~~~~~

龍田「どうかしら~?」

提督「いいぞ。」パシャッ

龍田「おさわりは禁止ですよ~?」

提督「撮影だから問題ない」

龍田「うふふ、あと、天龍ちゃんに伝えておいてくれませんか~?」

提督「なんて?」

龍田「人を使う時は、秘密を厳守してくれそうな人じゃないと報復が来るわよ~って」

提督「……」

龍田「あと提督も、そんなにじろじろ見ていたらつい盲目にさせたくなりますからね~」

提督「ついでやっていい範疇じゃないと思います」

龍田「冗談よ~」

提督(冗談なら笑って。いや、何時もの笑み状態ではあるけども)

399: 2015/08/04(火) 23:23:24.07 ID:gTqDzNtRo
―執務室―

提督「龍田の弱点が知りたいって相談を受けたのは事実だが、写真を撮るだしに使っただけなんだよな……」

提督「全部天龍に行くか、真実分俺の方に来るか……とりあえず修復材用意しておこう」


次回:提督「安価でよりみんなと遊ぶ」【5】


引用: 提督「安価でよりみんなと遊ぶ」