1: 2016/12/12(月) 19:07:09.66 ID:IpTXYfzV.net
【九年前】
花陽(小1)「花!」
凛ママ「花陽ちゃんの花ね。上手ね♪」ナデナデ
花陽「えへへ」
凛(小1)「ねえねえ、りんは?りんってかんじ、どうかくのー?」
凛ママ「凛はちょっと難しいわね…こういう字よ」カキカキ
花陽「へー」
凛「えー。なんか、へんな字。かわいくないにゃ」
凛ママ「そう?…でも、かっこいいでしょ?」
凛「りんはひらがなでいいよ。かんたんだし♪り、ん!」
花陽「うん。かわいい♪」
凛ママ「…って」クスン
花陽ママ「しょうがないわよ。まだ凛ちゃんも花陽も小さいんだから…もう少し大きくなれば、漢字の意味も名前に込められた思いも理解してくれるわ」
凛ママ「そうかなぁ…」
花陽ママ「そうよ。凛ちゃんはあなたに似て、とっても優しい子だもの♪」ナデナデ
凛ママ「…///」ギュ
花陽(小1)「花!」
凛ママ「花陽ちゃんの花ね。上手ね♪」ナデナデ
花陽「えへへ」
凛(小1)「ねえねえ、りんは?りんってかんじ、どうかくのー?」
凛ママ「凛はちょっと難しいわね…こういう字よ」カキカキ
花陽「へー」
凛「えー。なんか、へんな字。かわいくないにゃ」
凛ママ「そう?…でも、かっこいいでしょ?」
凛「りんはひらがなでいいよ。かんたんだし♪り、ん!」
花陽「うん。かわいい♪」
凛ママ「…って」クスン
花陽ママ「しょうがないわよ。まだ凛ちゃんも花陽も小さいんだから…もう少し大きくなれば、漢字の意味も名前に込められた思いも理解してくれるわ」
凛ママ「そうかなぁ…」
花陽ママ「そうよ。凛ちゃんはあなたに似て、とっても優しい子だもの♪」ナデナデ
凛ママ「…///」ギュ
2: 2016/12/12(月) 19:09:05.16 ID:IpTXYfzV.net
【十六年前・十月】※回想
凛ママ「…ひまわり?」
花陽ママ「そう。素敵でしょ?向日葵の花みたいに力強く、明るくて素直な…」
凛ママ「えーと…悪くはないんだけど、だいぶ季節外れじゃない?」
花陽ママ「う…じゃ、じゃあ…紫陽花はどう!?」
凛ママ「それも季節外れだし…なあに、またいつもの占い?」
花陽ママ「ええ!生まれてくる女の子は、きっと花みたいに可愛くてみんなから愛される女の子になるって、カードが私に告げるのよ♪」
凛ママ「確かに素敵だとは思うけど…でもね」
花陽ママ「?」
凛ママ「私も考えてみたの…凛、って…どうかな?」
花陽ママ「りん…ちゃん?」
凛ママ「そう。凛々しいっていう字ね」
花陽ママ「凛々しい子に育つように?」
凛ママ「うん。…もちろん見た目とか、強気とか、そんなじゃなくてもいいの。優しくて、女の子らしくても…大切な人を守ってあげられるような強さを、心のどこかに持っていてくれるように」
花陽ママ「心の、強さ…?」
凛ママ「ほら、凛って字…この真ん中の小さい“口”を何重にも囲んでるみたいでしょ?」
花陽ママ「言われてみれば…そうね」
凛ママ「口先だけで自己主張するより、大切な想いは心の芯にしっかり持って…行動で示してくれればいいの」
花陽ママ「なるほどね…いいわね。凛ちゃん♪」
『へんな字。かわいくないにゃ』
凛ママ「だけど…やっぱり子供は思ったことを正直に言うわよね」シクシク
花陽ママ「気にしない、気にしない…よしよし」ナデナデ
【七年前】
凛(小3)「ほら、書けたでしょ?ねえねえ、凛ってこれで合ってるー?」
凛ママ「うん。正解よ。よくできました♪」ナデナデ
凛「えへへー。あとね、かよちんの名前も書けるんだよー♪」カキカキ
凛ママ「ぶー。やり直し」
凛「えー!?ダメなのー?><」
凛ママ「陽の横の棒が一本たりません。ざんねーん」
凛「そっか。よーし…今度こそ」カキカキ
凛ママ「…ひまわり?」
花陽ママ「そう。素敵でしょ?向日葵の花みたいに力強く、明るくて素直な…」
凛ママ「えーと…悪くはないんだけど、だいぶ季節外れじゃない?」
花陽ママ「う…じゃ、じゃあ…紫陽花はどう!?」
凛ママ「それも季節外れだし…なあに、またいつもの占い?」
花陽ママ「ええ!生まれてくる女の子は、きっと花みたいに可愛くてみんなから愛される女の子になるって、カードが私に告げるのよ♪」
凛ママ「確かに素敵だとは思うけど…でもね」
花陽ママ「?」
凛ママ「私も考えてみたの…凛、って…どうかな?」
花陽ママ「りん…ちゃん?」
凛ママ「そう。凛々しいっていう字ね」
花陽ママ「凛々しい子に育つように?」
凛ママ「うん。…もちろん見た目とか、強気とか、そんなじゃなくてもいいの。優しくて、女の子らしくても…大切な人を守ってあげられるような強さを、心のどこかに持っていてくれるように」
花陽ママ「心の、強さ…?」
凛ママ「ほら、凛って字…この真ん中の小さい“口”を何重にも囲んでるみたいでしょ?」
花陽ママ「言われてみれば…そうね」
凛ママ「口先だけで自己主張するより、大切な想いは心の芯にしっかり持って…行動で示してくれればいいの」
花陽ママ「なるほどね…いいわね。凛ちゃん♪」
『へんな字。かわいくないにゃ』
凛ママ「だけど…やっぱり子供は思ったことを正直に言うわよね」シクシク
花陽ママ「気にしない、気にしない…よしよし」ナデナデ
【七年前】
凛(小3)「ほら、書けたでしょ?ねえねえ、凛ってこれで合ってるー?」
凛ママ「うん。正解よ。よくできました♪」ナデナデ
凛「えへへー。あとね、かよちんの名前も書けるんだよー♪」カキカキ
凛ママ「ぶー。やり直し」
凛「えー!?ダメなのー?><」
凛ママ「陽の横の棒が一本たりません。ざんねーん」
凛「そっか。よーし…今度こそ」カキカキ
3: 2016/12/12(月) 19:12:56.70 ID:IpTXYfzV.net
【春】
凛(小4)「お母さん!凛が名前書くよ♪」
凛ママ「はいはい。きれいに書いてよ?」
凛「わかってるもーん。大丈夫にゃ!」カキカキ
凛「えへへ。ここにも書いちゃおーっと…星空凛★」
凛ママ(ふふふ…自分で漢字を書けるのが嬉しいのかしら。名前も好きになってくれたみたい♪)
凛「かよちんの名前も書いてあげるねっ♪」
花陽(小4)「自分で書けるよぉ…」
花陽ママ「ほら、ね?」クス
凛ママ(子供は正直…だけど成長とともに、思ってることも目まぐるしく変わっていく。いくつの時のどんな凛も可愛くて、とても愛しい…)
【四年前・六月】
凛(小6)「あじさいって、かよちんに似てるんだよねー」
花陽(小6)「え?…そうかなぁ?」
凛「ほら、こう書くでしょ?…紫陽花」
花陽「あー、でもそれ本当はアジサイじゃないんだよね…」
凛「え、ちがうのー?」
花陽「うん。紫陽花っていう別の花があって…昔の人が間違えてアジサイにその字をあてたって聞いたけど」
凛「そっかぁ…別の子の名前と間違えるなんて、かよちんに失礼だにゃ」
花陽「そうだね…ふふふ」
【一昨年・春】
にこ(一年)「とうじょう…まれ?」
希(一年)「マレやないよ。ウチそこまでテニス強くないし」
にこ「それはマレーでしょ?」
希「ノゾミって読むん。東條希」
にこ「ふーん…それよりあんた、アイドルやってみたいと思わない?」
希「思わない」
にこ「あっそ。じゃあ用はないわよ。セルビアでもウィンブルドンでも行けばいいじゃない…フン」
希「いや、だからウチはテニス部やないって…それにセルビア人はマレーやなくてジョコビXチやんな」
モブ二年「あなたたち!テニス部に入らない!?」
のぞにこ「入りません」
凛(小4)「お母さん!凛が名前書くよ♪」
凛ママ「はいはい。きれいに書いてよ?」
凛「わかってるもーん。大丈夫にゃ!」カキカキ
凛「えへへ。ここにも書いちゃおーっと…星空凛★」
凛ママ(ふふふ…自分で漢字を書けるのが嬉しいのかしら。名前も好きになってくれたみたい♪)
凛「かよちんの名前も書いてあげるねっ♪」
花陽(小4)「自分で書けるよぉ…」
花陽ママ「ほら、ね?」クス
凛ママ(子供は正直…だけど成長とともに、思ってることも目まぐるしく変わっていく。いくつの時のどんな凛も可愛くて、とても愛しい…)
【四年前・六月】
凛(小6)「あじさいって、かよちんに似てるんだよねー」
花陽(小6)「え?…そうかなぁ?」
凛「ほら、こう書くでしょ?…紫陽花」
花陽「あー、でもそれ本当はアジサイじゃないんだよね…」
凛「え、ちがうのー?」
花陽「うん。紫陽花っていう別の花があって…昔の人が間違えてアジサイにその字をあてたって聞いたけど」
凛「そっかぁ…別の子の名前と間違えるなんて、かよちんに失礼だにゃ」
花陽「そうだね…ふふふ」
【一昨年・春】
にこ(一年)「とうじょう…まれ?」
希(一年)「マレやないよ。ウチそこまでテニス強くないし」
にこ「それはマレーでしょ?」
希「ノゾミって読むん。東條希」
にこ「ふーん…それよりあんた、アイドルやってみたいと思わない?」
希「思わない」
にこ「あっそ。じゃあ用はないわよ。セルビアでもウィンブルドンでも行けばいいじゃない…フン」
希「いや、だからウチはテニス部やないって…それにセルビア人はマレーやなくてジョコビXチやんな」
モブ二年「あなたたち!テニス部に入らない!?」
のぞにこ「入りません」
4: 2016/12/12(月) 19:15:58.28 ID:IpTXYfzV.net
【冬】
凛(中2)「音ノ木坂…なんでノだけカタカナなのー?」
花陽(中2)「さあ…?そういえば大相撲に逸ノ城っているよね」
凛「凛知ってるよ。逸ノ城の本名は、アルタンホヤグ・イチンノロブっていうんだよねー」
花陽「モンゴルの人ってみんな強そうな名前だね…」
花陽ママ(花陽も凛ちゃんと一緒に音ノ木坂へ行きたいみたい。私たちの母校…)
凛ママ「母の母校って書くと、なんか頭痛が痛いみたいで落ち着かないわね」
花陽ママ「頭痛はともかく、母の母校は何も間違ってないんだけどね。ふふふ…」
【昨年】
穂乃果(ヒデコたちにも年賀状出そっと♪)
穂乃果(ん…あれ?名前の漢字がわかんないや…苗字も知らないし)
【音ノ木坂】
穂乃果(一年)「ねえ、フミコってどういう字?」
フミコ(一年)「カタカナでいいよ」
穂乃果「漢字はどう書くの?」
フミコ「それは…」
穂乃果「それは?」
ミカ(一年)「あっ、二人だけで何話してるのー?」
穂乃果「ミカ。ミカの名前はどう書くの?漢字で」
ミカ「ん?…なんで漢字なの?」
穂乃果「なんでって…知らないから気になったんだけど」
ミカ「ふーん…」
ほのフミミカ「…」
ヒデコ(一年)「穂乃果。それ以上いけない」
穂乃果「えー?なんでそんな急に謎の外国人みたいな…」
フミコ「そ、それより穂乃果ちゃん。クリスマスの予定だけど」
凛(中2)「音ノ木坂…なんでノだけカタカナなのー?」
花陽(中2)「さあ…?そういえば大相撲に逸ノ城っているよね」
凛「凛知ってるよ。逸ノ城の本名は、アルタンホヤグ・イチンノロブっていうんだよねー」
花陽「モンゴルの人ってみんな強そうな名前だね…」
花陽ママ(花陽も凛ちゃんと一緒に音ノ木坂へ行きたいみたい。私たちの母校…)
凛ママ「母の母校って書くと、なんか頭痛が痛いみたいで落ち着かないわね」
花陽ママ「頭痛はともかく、母の母校は何も間違ってないんだけどね。ふふふ…」
【昨年】
穂乃果(ヒデコたちにも年賀状出そっと♪)
穂乃果(ん…あれ?名前の漢字がわかんないや…苗字も知らないし)
【音ノ木坂】
穂乃果(一年)「ねえ、フミコってどういう字?」
フミコ(一年)「カタカナでいいよ」
穂乃果「漢字はどう書くの?」
フミコ「それは…」
穂乃果「それは?」
ミカ(一年)「あっ、二人だけで何話してるのー?」
穂乃果「ミカ。ミカの名前はどう書くの?漢字で」
ミカ「ん?…なんで漢字なの?」
穂乃果「なんでって…知らないから気になったんだけど」
ミカ「ふーん…」
ほのフミミカ「…」
ヒデコ(一年)「穂乃果。それ以上いけない」
穂乃果「えー?なんでそんな急に謎の外国人みたいな…」
フミコ「そ、それより穂乃果ちゃん。クリスマスの予定だけど」
5: 2016/12/12(月) 19:18:07.57 ID:IpTXYfzV.net
【今年四月】
穂乃果「そんな急に廃校なんて…ああーっ!?」ガーン
穂乃果「うぅ…」シクシク
ことり「元気出して。穂乃果ちゃん…」
穂乃果「何も、あんなに大きく“廃校”って強調しなくても…」
海未「そうですね…まだ廃校になったわけではありませんし」
穂乃果「だいたい“廃校”って漢字が良くないよね」
ことり「校は学校の校だけど…」
穂乃果「でも“廃”って字とセットになるとさ…なんかジワジワと絞め殺されるみたいな感じがしない?」
海未「確かに絞殺の絞とも似ていますが…」
ことり「木を魚に変えると鮫にもなるね」
穂乃果「絞殺されたあとサメの餌にされて、お葬式で木魚だよ!」
海未「もう何が何やら…」
穂乃果「廃がいけないんだよ。せめて休校とか閉校とかさあ…」
ことり「休校だと単にお休みになるだけだよ?」
海未「閉校は一時的な休止も含みますから、休校と同じ程度から事実上の廃校まで幅広い意味がありますね」
穂乃果「じゃあ、やっぱり廃校が一番ひどいんだ」
海未「ええ。…閉校と言わず廃校を強調するということは、それほど事態は深刻なのでしょう…」
穂乃果「じゃあ、せめて漢字をやめてカタカナにしたらどうかな!?ハイコーって。カッコー!ヤッホー!ハイコー!みたいな」
ことり「アハハ…何だかふざけてるみたいだけど…」
穂乃果「じゃあ、みんなで歌おう♪」
ことり「うん」
海未「はあ…」
ことり「ハイコー♪ハイコー♪学校が好き♪」
穂乃果「でも学校が、なくなっちゃうの!?ハイコー♪」
ことうみ「ハイコー♪」
穂乃果「ハイコー♪ハイコー♪勉強は嫌い♪」
海未「私たちの音ノ木坂がハイコー♪」
ことほのうみ「ハイコー♪」
ことり「全然危機感がないね…」
穂乃果「そんな急に廃校なんて…ああーっ!?」ガーン
穂乃果「うぅ…」シクシク
ことり「元気出して。穂乃果ちゃん…」
穂乃果「何も、あんなに大きく“廃校”って強調しなくても…」
海未「そうですね…まだ廃校になったわけではありませんし」
穂乃果「だいたい“廃校”って漢字が良くないよね」
ことり「校は学校の校だけど…」
穂乃果「でも“廃”って字とセットになるとさ…なんかジワジワと絞め殺されるみたいな感じがしない?」
海未「確かに絞殺の絞とも似ていますが…」
ことり「木を魚に変えると鮫にもなるね」
穂乃果「絞殺されたあとサメの餌にされて、お葬式で木魚だよ!」
海未「もう何が何やら…」
穂乃果「廃がいけないんだよ。せめて休校とか閉校とかさあ…」
ことり「休校だと単にお休みになるだけだよ?」
海未「閉校は一時的な休止も含みますから、休校と同じ程度から事実上の廃校まで幅広い意味がありますね」
穂乃果「じゃあ、やっぱり廃校が一番ひどいんだ」
海未「ええ。…閉校と言わず廃校を強調するということは、それほど事態は深刻なのでしょう…」
穂乃果「じゃあ、せめて漢字をやめてカタカナにしたらどうかな!?ハイコーって。カッコー!ヤッホー!ハイコー!みたいな」
ことり「アハハ…何だかふざけてるみたいだけど…」
穂乃果「じゃあ、みんなで歌おう♪」
ことり「うん」
海未「はあ…」
ことり「ハイコー♪ハイコー♪学校が好き♪」
穂乃果「でも学校が、なくなっちゃうの!?ハイコー♪」
ことうみ「ハイコー♪」
穂乃果「ハイコー♪ハイコー♪勉強は嫌い♪」
海未「私たちの音ノ木坂がハイコー♪」
ことほのうみ「ハイコー♪」
ことり「全然危機感がないね…」
7: 2016/12/12(月) 19:24:10.60 ID:IpTXYfzV.net
海未「何度も言いますが、まだ廃校になったわけではないのですよ」
穂乃果「そうだよ!歌ってる場合じゃないよ!」
ことり「穂乃果ちゃんが歌おうって言い出したんだよね?」
【三年教室】
絵里「希!こうなったら理事長に直談判よ!」
希「いや、会ってどうするん?理事長が言いたいことは全部ここに書いてあるやん?」ペラ
絵里「そうだけど、こんなので納得できるわけないじゃない!」ビリビリ
希「エリち、落ち着いて。ウチらもまだ何か廃校を防ぐアイデアを持ってるわけやないし、行っても時間の無駄や」
絵里「じゃあどうしろっていうのよ!?」クシャ
希「二年に理事長の娘がいるやろ?」
絵里「南さん?」ポイッ
希「うん」
絵里「そういえば…希は東條ね」
希「そやね」
絵里「どうして東なの?」
希「さあ?…ウチにもよくわからんわ。東京の東と同じやし、気に入ってるけど」
絵里「東京の東だとすると、むしろ不思議なのは南さんのほうね」
希「まあ、南さんって苗字自体は珍しくないけど…」
絵里「東と南は左右対象なのに、どうして北と西は違うの?」
希「んー、なんでやろ?…そういえば南って字の真ん中の部分って日本円の¥ってマークに似てるね」
絵里「言われてみれば…ちょっと似てるわね」
希「理事長は南さんや。ということは…廃校問題にはお金が絡んでると見た!」
絵里「経営難だから?」
希「それはそうなんやけど、もっと何か…たとえば音ノ木坂の土地が高く売れる…とか」
絵里「確かに、東京…しかも23区でこれだけの広い土地となると…」
希「うん。何らかの裏取引が進められてても不思議じゃないやんな」
絵里「そんな!?…理事長ー!」
穂乃果「そうだよ!歌ってる場合じゃないよ!」
ことり「穂乃果ちゃんが歌おうって言い出したんだよね?」
【三年教室】
絵里「希!こうなったら理事長に直談判よ!」
希「いや、会ってどうするん?理事長が言いたいことは全部ここに書いてあるやん?」ペラ
絵里「そうだけど、こんなので納得できるわけないじゃない!」ビリビリ
希「エリち、落ち着いて。ウチらもまだ何か廃校を防ぐアイデアを持ってるわけやないし、行っても時間の無駄や」
絵里「じゃあどうしろっていうのよ!?」クシャ
希「二年に理事長の娘がいるやろ?」
絵里「南さん?」ポイッ
希「うん」
絵里「そういえば…希は東條ね」
希「そやね」
絵里「どうして東なの?」
希「さあ?…ウチにもよくわからんわ。東京の東と同じやし、気に入ってるけど」
絵里「東京の東だとすると、むしろ不思議なのは南さんのほうね」
希「まあ、南さんって苗字自体は珍しくないけど…」
絵里「東と南は左右対象なのに、どうして北と西は違うの?」
希「んー、なんでやろ?…そういえば南って字の真ん中の部分って日本円の¥ってマークに似てるね」
絵里「言われてみれば…ちょっと似てるわね」
希「理事長は南さんや。ということは…廃校問題にはお金が絡んでると見た!」
絵里「経営難だから?」
希「それはそうなんやけど、もっと何か…たとえば音ノ木坂の土地が高く売れる…とか」
絵里「確かに、東京…しかも23区でこれだけの広い土地となると…」
希「うん。何らかの裏取引が進められてても不思議じゃないやんな」
絵里「そんな!?…理事長ー!」
8: 2016/12/12(月) 19:27:36.16 ID:IpTXYfzV.net
希「いや、待ってエリち。冗談や。冗談…」
絵里「…そんな可能性は無いと、断言できる?」
希「い、いやぁ…正直まったく無いとは…」
絵里「ほら!」
希「ま、まあまあ…理事長に怪しいところがないかどうか、娘の南さんに訊いてみようよ」
【中庭】
穂乃果「いやー、今日もパンがうまいっ♪」パク
海未「相変わらずですね…市販の惣菜パンがそんなに好きなのですか?」
ことり「パンだけじゃ栄養が偏るよ。穂乃果ちゃん」
穂乃果「でもほら、今日はタマゴだよ。卵って…卯月の卯って字に似てるでしょ?」
海未「卵と卯ですか。確かに似ていますが…」
ことり「旧暦四月の卯月?」
穂乃果「そうそう。だから今の季節にぴったりでしょ?」
海未「強引ですね…似ているだけでは…そもそも旧暦に換算すると今はまだ三月、弥生ですよ」
穂乃果「弥生って…弥生時代の弥生?」
ことり「字は同じだね」
穂乃果「文京区の弥生で土器が発見されたから弥生時代なんでしょ?」
海未「ええ。ただ旧暦三月の弥生との関係はよくわかりませんが…」
穂乃果「あーあ。文京区じゃなくて千代田区で先に土器が発見されてたらなあ。弥生じゃなくて音ノ木坂時代!って呼ばれてたかもしれないのに」
ことり「そうだね。もしそうなってたら、もっと音ノ木坂が賑わって…廃校にもならなかったかもしれないよね」
海未「まあ、今更ですけどね…」
ことほのうみ「はぁ…」
絵里「ねえ。ちょっといい?」
ことほのうみ「!」
穂乃果「…誰?」ヒソヒソ
海未「生徒会長ですよ」
ことり「売却…ですか?…私は聞いたことないですけど…」
絵里「そう…ありがとう」
希「売却だけにバイバイやな」
ことほのうみえり「…」
絵里「…そんな可能性は無いと、断言できる?」
希「い、いやぁ…正直まったく無いとは…」
絵里「ほら!」
希「ま、まあまあ…理事長に怪しいところがないかどうか、娘の南さんに訊いてみようよ」
【中庭】
穂乃果「いやー、今日もパンがうまいっ♪」パク
海未「相変わらずですね…市販の惣菜パンがそんなに好きなのですか?」
ことり「パンだけじゃ栄養が偏るよ。穂乃果ちゃん」
穂乃果「でもほら、今日はタマゴだよ。卵って…卯月の卯って字に似てるでしょ?」
海未「卵と卯ですか。確かに似ていますが…」
ことり「旧暦四月の卯月?」
穂乃果「そうそう。だから今の季節にぴったりでしょ?」
海未「強引ですね…似ているだけでは…そもそも旧暦に換算すると今はまだ三月、弥生ですよ」
穂乃果「弥生って…弥生時代の弥生?」
ことり「字は同じだね」
穂乃果「文京区の弥生で土器が発見されたから弥生時代なんでしょ?」
海未「ええ。ただ旧暦三月の弥生との関係はよくわかりませんが…」
穂乃果「あーあ。文京区じゃなくて千代田区で先に土器が発見されてたらなあ。弥生じゃなくて音ノ木坂時代!って呼ばれてたかもしれないのに」
ことり「そうだね。もしそうなってたら、もっと音ノ木坂が賑わって…廃校にもならなかったかもしれないよね」
海未「まあ、今更ですけどね…」
ことほのうみ「はぁ…」
絵里「ねえ。ちょっといい?」
ことほのうみ「!」
穂乃果「…誰?」ヒソヒソ
海未「生徒会長ですよ」
ことり「売却…ですか?…私は聞いたことないですけど…」
絵里「そう…ありがとう」
希「売却だけにバイバイやな」
ことほのうみえり「…」
9: 2016/12/12(月) 19:30:05.68 ID:IpTXYfzV.net
希「いや、誰か一人くらいツッコんでくれてもいいやん?」
穂乃果「えっと…売り買いでバイバイですよね?」
希「そうそう」
絵里「まぎらわしいわよね…正反対の意味なのに、どうして読みを同じにしたのかしら?」
海未「確かに…売買に関連する言葉では音読みを採用しないほうが良いような気もしますね」
ことり「そうだね…せっかく訓読みがあるのに、どうしてわざわざまぎらわしい音読みを使うのかなぁ?」
希「うーん…そこをツッコまれても、ウチにもよくわからんわ」
穂乃果「まぎらわしくしたほうがテストで間違える人が増えるからじゃない?きっと学生をふるいにかけるために仕組まれてるんだよ!」
絵里「学歴社会の闇を見た気がするわね…」
海未「そ、そうですか…?」
ことり「そういえば…その闇っていう漢字だけど」
穂乃果「闇がどうかしたの?ことりちゃん」
ことり「あのね、闇って門構えに音でしょ?…何かに似てない?」
絵里「あ…音ノ木坂の正門?」
ことり「そう。門があって、音ノ木坂の校章…音の字がある」
穂乃果「音ノ木坂が闇…だから廃校になっちゃうの!?」
希「なるほどなあ…ある意味、運命やったのかもしれないね」
海未「まさか、とは思いますが…この現状では笑えない偶然ですね」
ことほのうみのぞえり「…」
穂乃果「じゃあ、いっそ校章を…ううん、学校の名前自体を変えちゃえばいいんだよ!」
ことり「今から変えるの…?」
絵里「それは生徒会でも難しいと思うけど…」
穂乃果「でも不運が続いたりしたとき、改名して心機一転ってよくあるでしょ?」
海未「まあ、実際に学校名が変わることも珍しくはないですけど…」
希「企業とか、個人でも芸能人やスポーツ選手が名前変えるんはよくあることやね」
穂乃果「だから廃校の運命を変えるために、まず学校名を変えてみようよ!」
ことり「どんな名前がいいかなぁ?」
絵里「変えるのはいいけど、音ノ木坂の名前は残したいわ」
海未「それでは校章も変わらないような気もしますが…」
穂乃果「えっと…売り買いでバイバイですよね?」
希「そうそう」
絵里「まぎらわしいわよね…正反対の意味なのに、どうして読みを同じにしたのかしら?」
海未「確かに…売買に関連する言葉では音読みを採用しないほうが良いような気もしますね」
ことり「そうだね…せっかく訓読みがあるのに、どうしてわざわざまぎらわしい音読みを使うのかなぁ?」
希「うーん…そこをツッコまれても、ウチにもよくわからんわ」
穂乃果「まぎらわしくしたほうがテストで間違える人が増えるからじゃない?きっと学生をふるいにかけるために仕組まれてるんだよ!」
絵里「学歴社会の闇を見た気がするわね…」
海未「そ、そうですか…?」
ことり「そういえば…その闇っていう漢字だけど」
穂乃果「闇がどうかしたの?ことりちゃん」
ことり「あのね、闇って門構えに音でしょ?…何かに似てない?」
絵里「あ…音ノ木坂の正門?」
ことり「そう。門があって、音ノ木坂の校章…音の字がある」
穂乃果「音ノ木坂が闇…だから廃校になっちゃうの!?」
希「なるほどなあ…ある意味、運命やったのかもしれないね」
海未「まさか、とは思いますが…この現状では笑えない偶然ですね」
ことほのうみのぞえり「…」
穂乃果「じゃあ、いっそ校章を…ううん、学校の名前自体を変えちゃえばいいんだよ!」
ことり「今から変えるの…?」
絵里「それは生徒会でも難しいと思うけど…」
穂乃果「でも不運が続いたりしたとき、改名して心機一転ってよくあるでしょ?」
海未「まあ、実際に学校名が変わることも珍しくはないですけど…」
希「企業とか、個人でも芸能人やスポーツ選手が名前変えるんはよくあることやね」
穂乃果「だから廃校の運命を変えるために、まず学校名を変えてみようよ!」
ことり「どんな名前がいいかなぁ?」
絵里「変えるのはいいけど、音ノ木坂の名前は残したいわ」
海未「それでは校章も変わらないような気もしますが…」
10: 2016/12/12(月) 19:38:52.74 ID:IpTXYfzV.net
穂乃果「校章のモチーフが学校名の頭文字なら、音をやめて“お”とか“O”にすればいいんじゃないかな?」
希「Oはいいね。マルでもあるし、縁起が良さそうやんな」
穂乃果「見た目も可愛いですよね♪」
ことり「門構えにOだと、学問の問みたいに見えるね♪」
絵里「でもOはゼロにも見えるわ。それはちょっと、余計に廃校のイメージが…」
海未「学業の場として、0点はよろしくないですね…」
穂乃果「んー。じゃあカタカナのオはどう?才能の才って字にも似てるよ♪」
希「いいね。両手を広げた人の姿にも見える字やし、なんか元気なイメージや」
ことり「で、でも…門構えにオだったら…閉校の閉だよ?」
ほのうみのぞえり「…あ」
穂乃果「ダメだぁー!?」
海未「これは盲点でしたね…そもそもカタカナは漢字から派生した字ですし、組み合わせると漢字が出来上がる可能性が高い…」
絵里「あと無難なのは、ひらがなくらいしか無いわね…」
希「校章にひらがなの“お”かぁ…あんまりカッコ良くはないけど」
ことり「意味的には今までの案の中では無難ですね」
穂乃果「じゃあ、とりあえず校章変更案はこれでいこう!」
海未「学校名の変更も考えるのですか?」
絵里「私は変えたくないわ」
希「校章案が通らなかった場合の代替案として一応考えておけばいいんやない?」
ことり「私もそれでいいと思います」
絵里「仕方ないわね…でも私は、あくまで校章案を通すつもりで…交渉するわよ」
穂乃果「校章で…交渉?」
希「これは高尚なギャグやな!」
ことほのうみえり「…」
希「いや、誰かツッコんでよ!?」
絵里「…それで、学校名はどうするつもり?」
穂乃果「音ノ木坂が廃校にならないように…学校名も強くする必要があると思うんです」
海未「強く…ですか」
希「Oはいいね。マルでもあるし、縁起が良さそうやんな」
穂乃果「見た目も可愛いですよね♪」
ことり「門構えにOだと、学問の問みたいに見えるね♪」
絵里「でもOはゼロにも見えるわ。それはちょっと、余計に廃校のイメージが…」
海未「学業の場として、0点はよろしくないですね…」
穂乃果「んー。じゃあカタカナのオはどう?才能の才って字にも似てるよ♪」
希「いいね。両手を広げた人の姿にも見える字やし、なんか元気なイメージや」
ことり「で、でも…門構えにオだったら…閉校の閉だよ?」
ほのうみのぞえり「…あ」
穂乃果「ダメだぁー!?」
海未「これは盲点でしたね…そもそもカタカナは漢字から派生した字ですし、組み合わせると漢字が出来上がる可能性が高い…」
絵里「あと無難なのは、ひらがなくらいしか無いわね…」
希「校章にひらがなの“お”かぁ…あんまりカッコ良くはないけど」
ことり「意味的には今までの案の中では無難ですね」
穂乃果「じゃあ、とりあえず校章変更案はこれでいこう!」
海未「学校名の変更も考えるのですか?」
絵里「私は変えたくないわ」
希「校章案が通らなかった場合の代替案として一応考えておけばいいんやない?」
ことり「私もそれでいいと思います」
絵里「仕方ないわね…でも私は、あくまで校章案を通すつもりで…交渉するわよ」
穂乃果「校章で…交渉?」
希「これは高尚なギャグやな!」
ことほのうみえり「…」
希「いや、誰かツッコんでよ!?」
絵里「…それで、学校名はどうするつもり?」
穂乃果「音ノ木坂が廃校にならないように…学校名も強くする必要があると思うんです」
海未「強く…ですか」
11: 2016/12/12(月) 19:42:01.25 ID:IpTXYfzV.net
穂乃果「音ノ木坂だと、木は一本だけでしょ。だから木を増やして…音ノ森坂!」
絵里「やめてよ…そんな変な変え方しないで」
希「変な変え方って…」
ことり「頭痛が痛いみたいですよね」
絵里「意味は通じるでしょう?…要するに、そんなふざけた変え方はしないでって言ってるの」
穂乃果「別にふざけてるわけじゃ…」
海未「音ノ木をいじるのはちょっと…特に木は変えてはいけないと思います」
穂乃果「じゃあ海未ちゃんは何か考えてるの?」
海未「音ノ木はそのままで、坂を変えてはどうでしょうか?」
ことり「坂がよくないの?」
希「この辺りの地形の特徴を表してる字やね」
海未「ええ。ですが、坂には“反”が含まれています…反発や違反など、あまり良いイメージではないので」
ことり「反物の反でもあるけど…」
穂乃果「一反木綿の反だね♪」
海未「この反を、前向きなイメージの字に変えます。成功や達成の成です」
希「成田の成やね」
絵里「坂の反を成に変えたら…お城?」
海未「ええ。国立音ノ木城学院です!」
穂乃果「おぉー!?すっごく強そう!」
ことり「頭文字の校章がひらがなの“お”だったら、略して“お城”だね♪」
希「んー。でもなぁ…」
絵里「希?」
希「確かに、お城は強そうや。でも日本のお城は長い歴史の中で数え切れないほど廃城になってるやろ?」
海未「うっ…そ、それは…」
希「地名に城がついたり、実際に城趾だったりしても、現在そこにお城がなければ廃城の事実は明白や。校舎を城に見立てることはできても、やっぱり本物のお城がないと…もともと無くても廃城のイメージがついちゃうかもしれないやん?」
絵里「廃城と廃校…確かにあまり良いイメージではないわね」
穂乃果「どんなに強いお城でも、無くなっちゃったら意味ないもんね…」
希「そこでウチが考えるのは…目に見えない強さや!」
ことり「見えない強さ…?」
絵里「やめてよ…そんな変な変え方しないで」
希「変な変え方って…」
ことり「頭痛が痛いみたいですよね」
絵里「意味は通じるでしょう?…要するに、そんなふざけた変え方はしないでって言ってるの」
穂乃果「別にふざけてるわけじゃ…」
海未「音ノ木をいじるのはちょっと…特に木は変えてはいけないと思います」
穂乃果「じゃあ海未ちゃんは何か考えてるの?」
海未「音ノ木はそのままで、坂を変えてはどうでしょうか?」
ことり「坂がよくないの?」
希「この辺りの地形の特徴を表してる字やね」
海未「ええ。ですが、坂には“反”が含まれています…反発や違反など、あまり良いイメージではないので」
ことり「反物の反でもあるけど…」
穂乃果「一反木綿の反だね♪」
海未「この反を、前向きなイメージの字に変えます。成功や達成の成です」
希「成田の成やね」
絵里「坂の反を成に変えたら…お城?」
海未「ええ。国立音ノ木城学院です!」
穂乃果「おぉー!?すっごく強そう!」
ことり「頭文字の校章がひらがなの“お”だったら、略して“お城”だね♪」
希「んー。でもなぁ…」
絵里「希?」
希「確かに、お城は強そうや。でも日本のお城は長い歴史の中で数え切れないほど廃城になってるやろ?」
海未「うっ…そ、それは…」
希「地名に城がついたり、実際に城趾だったりしても、現在そこにお城がなければ廃城の事実は明白や。校舎を城に見立てることはできても、やっぱり本物のお城がないと…もともと無くても廃城のイメージがついちゃうかもしれないやん?」
絵里「廃城と廃校…確かにあまり良いイメージではないわね」
穂乃果「どんなに強いお城でも、無くなっちゃったら意味ないもんね…」
希「そこでウチが考えるのは…目に見えない強さや!」
ことり「見えない強さ…?」
12: 2016/12/12(月) 19:45:03.12 ID:IpTXYfzV.net
絵里「またスピリチュアルとか言い出すつもり?」
希「いや、そういうことやなくて…速さや」
海未「目にも留まらぬ速さ…ですか?」
希「そう。名付けて…音速ノ木坂学院!」
穂乃果「ま…マハノキザカ?」
ことり「音速のマッハ…かな?」
絵里「音速ノ木坂…」
希「うん。めっちゃ速くて強そうやろ?」
穂乃果「かっこいい!すごく速そう!飛べそう!?」
海未「確かに…でも学校に速さって必要なんですか?」
希「え」
絵里「そうね…実際に飛ぶわけでもないし、速い学校って…よくわからないわ」
ことり「あんまり速すぎても、あっという間に廃校になっちゃうそうだし…」
穂乃果「そ、そんなの嫌だよ!」
ことり「私だったら、そんな派手じゃなくてもいいから…ノを変えるかな♪」
絵里「音ノ木坂のノを?」
海未「唯一のカタカナですね。それを…どう変えるんです?」
ことり「たとえば…ここに、こうやって一本だけ線を書き加えるでしょ」キュ
穂乃果「おとめきざか!?」
ことり「そう。音メ木坂学院♪」
希「強そうではないけど…」
穂乃果「なんか可愛いね!乙女みたいで♪」
ことり「えへへ。そうでしょ♪」
海未「なるほど…たった一画増やしただけで、イメージが全く違ってしまいますね…」
ことり「うん。資料とか直すのも簡単だし…線を一本書き加えるだけでいいから」
穂乃果「可愛くて実用的!すごいよ、ことりちゃん♪」
絵里「…それだけだったら、音ノ木坂を変える必要はないと思うんだけど」
ことほのうみ「えっ」
希「やっぱりエリちは何も変えたくないん?」
絵里「どうしても変えるんだったら…これでいいんじゃない?」
希「いや、そういうことやなくて…速さや」
海未「目にも留まらぬ速さ…ですか?」
希「そう。名付けて…音速ノ木坂学院!」
穂乃果「ま…マハノキザカ?」
ことり「音速のマッハ…かな?」
絵里「音速ノ木坂…」
希「うん。めっちゃ速くて強そうやろ?」
穂乃果「かっこいい!すごく速そう!飛べそう!?」
海未「確かに…でも学校に速さって必要なんですか?」
希「え」
絵里「そうね…実際に飛ぶわけでもないし、速い学校って…よくわからないわ」
ことり「あんまり速すぎても、あっという間に廃校になっちゃうそうだし…」
穂乃果「そ、そんなの嫌だよ!」
ことり「私だったら、そんな派手じゃなくてもいいから…ノを変えるかな♪」
絵里「音ノ木坂のノを?」
海未「唯一のカタカナですね。それを…どう変えるんです?」
ことり「たとえば…ここに、こうやって一本だけ線を書き加えるでしょ」キュ
穂乃果「おとめきざか!?」
ことり「そう。音メ木坂学院♪」
希「強そうではないけど…」
穂乃果「なんか可愛いね!乙女みたいで♪」
ことり「えへへ。そうでしょ♪」
海未「なるほど…たった一画増やしただけで、イメージが全く違ってしまいますね…」
ことり「うん。資料とか直すのも簡単だし…線を一本書き加えるだけでいいから」
穂乃果「可愛くて実用的!すごいよ、ことりちゃん♪」
絵里「…それだけだったら、音ノ木坂を変える必要はないと思うんだけど」
ことほのうみ「えっ」
希「やっぱりエリちは何も変えたくないん?」
絵里「どうしても変えるんだったら…これでいいんじゃない?」
14: 2016/12/12(月) 19:47:46.24 ID:IpTXYfzV.net
ことり「国立音ノ木坂…」
穂乃果「学園?」
絵里「ええ。これなら音ノ木坂の部分を変える必要はないし…別に学院でも学園でも構わないでしょう?」
海未「一般的には、音ノ木坂は学園と呼べる規模ではない気もしますが…」
穂乃果「あ、でも…音ノ木坂の学園祭は学園祭って呼んでるよね?」
希「ホンマやね…」
ことり「んー。やっぱりどっちでもいいんじゃないかなぁ?」
ことほのうみのぞえり「…」
穂乃果(時間かけて議論したけど、結局…)
希「音速ノ木坂やったら校章は“お”やなくて“マ”やな。イメージ的には音のままが一番やけど」
海未「音ノ木城なら“城”も良いと思います。“お”よりは…」
穂乃果「あ、それなら音ノ森坂の校章は“森”でもいいよね」
ことり「音メ木坂なら思いきって乙女木坂にしちゃって、校章は“乙”でもいいかな♪」
絵里「やっぱり校章は変えなくていいんじゃない?…だいたい、闇なんてくだらない理由で通るとは思えないわよ」
穂乃果(みんなで学校名の案を考えてるうちに、決まりかけた校章の案までまた意見がバラバラになっちゃった…)
【二年教室】
ことり「合唱部、地区予選奨励賞」
穂乃果「しょーれーしょー?…な、なんか怖い話?」
海未「それは霊障では?」
ことり「奨励賞はほら、こんな字だよ」
穂乃果「へー。それで、どういう賞なの?」
ことり「んー。敢闘賞みたいな感じかなぁ?」
海未「ですが、大相撲では敢闘賞は殊勲、技能賞と並び三賞の一つですよ。奨励賞はどちらかといえば、主な入賞とは別に設けた特別賞のような扱いではないでしょうか?」
穂乃果「審査員特別賞みたいな?」
ことり「あ、うん。それが近いかも」
穂乃果「そっかぁ…でも、この奨っていう字を見てると…なんか、澤村賞も獲れちゃいそうな気がしない?」
海未「ああ、田中将大ですか」
穂乃果「そうそう!奨だけで“まさひろ”って読めちゃうよね♪」
ことり「アハハ…確かにそうだね。将大…」
穂乃果「そう考えると、奨励賞が優勝でもおかしくないよね!?」
穂乃果「学園?」
絵里「ええ。これなら音ノ木坂の部分を変える必要はないし…別に学院でも学園でも構わないでしょう?」
海未「一般的には、音ノ木坂は学園と呼べる規模ではない気もしますが…」
穂乃果「あ、でも…音ノ木坂の学園祭は学園祭って呼んでるよね?」
希「ホンマやね…」
ことり「んー。やっぱりどっちでもいいんじゃないかなぁ?」
ことほのうみのぞえり「…」
穂乃果(時間かけて議論したけど、結局…)
希「音速ノ木坂やったら校章は“お”やなくて“マ”やな。イメージ的には音のままが一番やけど」
海未「音ノ木城なら“城”も良いと思います。“お”よりは…」
穂乃果「あ、それなら音ノ森坂の校章は“森”でもいいよね」
ことり「音メ木坂なら思いきって乙女木坂にしちゃって、校章は“乙”でもいいかな♪」
絵里「やっぱり校章は変えなくていいんじゃない?…だいたい、闇なんてくだらない理由で通るとは思えないわよ」
穂乃果(みんなで学校名の案を考えてるうちに、決まりかけた校章の案までまた意見がバラバラになっちゃった…)
【二年教室】
ことり「合唱部、地区予選奨励賞」
穂乃果「しょーれーしょー?…な、なんか怖い話?」
海未「それは霊障では?」
ことり「奨励賞はほら、こんな字だよ」
穂乃果「へー。それで、どういう賞なの?」
ことり「んー。敢闘賞みたいな感じかなぁ?」
海未「ですが、大相撲では敢闘賞は殊勲、技能賞と並び三賞の一つですよ。奨励賞はどちらかといえば、主な入賞とは別に設けた特別賞のような扱いではないでしょうか?」
穂乃果「審査員特別賞みたいな?」
ことり「あ、うん。それが近いかも」
穂乃果「そっかぁ…でも、この奨っていう字を見てると…なんか、澤村賞も獲れちゃいそうな気がしない?」
海未「ああ、田中将大ですか」
穂乃果「そうそう!奨だけで“まさひろ”って読めちゃうよね♪」
ことり「アハハ…確かにそうだね。将大…」
穂乃果「そう考えると、奨励賞が優勝でもおかしくないよね!?」
15: 2016/12/12(月) 19:55:17.49 ID:IpTXYfzV.net
海未「はあ…まあ、それはともかく。優勝という言葉も当たり前のように使っていますが…」
ことり「優勝する機会はあんまりないけど…」
海未「優勝という字は、よく見るとあまりナンバーワンの意味を含んでいないと思いませんか?」
穂乃果「えっ。えーと…優れた、勝ち?」
ことり「そういえば…優秀賞とか、最優秀賞とかもあるよね」
海未「ええ。優勝は優れた勝ち。最優秀賞は、最も優れて秀でた…となりますね」
穂乃果「あ、あれ?…最優秀のほうが優勝より凄い感じがする…かも」
ことり「最優秀選手は、だいたい優勝したチームから選ばれるんじゃないかな?」
海未「まあ、それはそうですが…」
穂乃果「んー。優勝よりもわかりやすくナンバーワンの意味を表してる言葉ってないのかな…」
海未「また大相撲の話になりますが、幕内での優勝は幕内最高優勝と呼んでいますね」
穂乃果「最高優勝!それなら最高に優勝した感じだよね!?」
ことり「幕内が最高のランクだから、そこで優勝すれば最高優勝…かな?」
海未「ええ。多分そうだと思います」
穂乃果「最高優勝がいいよ!最高優勝最高♪」
ことり「えーと…部活動の話に戻ってもいい?」
【夕方・穂むら】
穂乃果「…」ジーッ
ガララ
ほの母「穂乃果?…おかえり。何してるの?」
穂乃果「ただいま。お母さん、穂むらの穂ってあるでしょ」
ほの母「そうね。穂乃果と雪穂の穂」
穂乃果「穂の字って、右側に恵さんがいるよね」
ほの母「そうね」
穂乃果「穂乃果の穂の半分だけで、恵さんがいるんだよ!?」
ほの母「?…いったい何の話?」
ことり「優勝する機会はあんまりないけど…」
海未「優勝という字は、よく見るとあまりナンバーワンの意味を含んでいないと思いませんか?」
穂乃果「えっ。えーと…優れた、勝ち?」
ことり「そういえば…優秀賞とか、最優秀賞とかもあるよね」
海未「ええ。優勝は優れた勝ち。最優秀賞は、最も優れて秀でた…となりますね」
穂乃果「あ、あれ?…最優秀のほうが優勝より凄い感じがする…かも」
ことり「最優秀選手は、だいたい優勝したチームから選ばれるんじゃないかな?」
海未「まあ、それはそうですが…」
穂乃果「んー。優勝よりもわかりやすくナンバーワンの意味を表してる言葉ってないのかな…」
海未「また大相撲の話になりますが、幕内での優勝は幕内最高優勝と呼んでいますね」
穂乃果「最高優勝!それなら最高に優勝した感じだよね!?」
ことり「幕内が最高のランクだから、そこで優勝すれば最高優勝…かな?」
海未「ええ。多分そうだと思います」
穂乃果「最高優勝がいいよ!最高優勝最高♪」
ことり「えーと…部活動の話に戻ってもいい?」
【夕方・穂むら】
穂乃果「…」ジーッ
ガララ
ほの母「穂乃果?…おかえり。何してるの?」
穂乃果「ただいま。お母さん、穂むらの穂ってあるでしょ」
ほの母「そうね。穂乃果と雪穂の穂」
穂乃果「穂の字って、右側に恵さんがいるよね」
ほの母「そうね」
穂乃果「穂乃果の穂の半分だけで、恵さんがいるんだよ!?」
ほの母「?…いったい何の話?」
16: 2016/12/12(月) 19:57:22.14 ID:IpTXYfzV.net
穂乃果「私の名前って、一人で四人分くらいある感じがしない!?」
ほの母「しないわよ。変なこと言ってないで、早く入りなさい。日が暮れちゃうわよ」
穂乃果「暮れるっていう字!日が二つも入ってるよね!?」
ほの母「はいはい」ピシャ
穂乃果「一つで二日分だよ!ずるくない!?」
ほの母「ずるくないわよ。そんなこと言ったら、水晶の晶は日が三つよ」
穂乃果「推奨?」
ほの母「雪の結晶の晶よ」
穂乃果「雪…の結晶…」
雪穂「お姉ちゃんおかえりー」
穂乃果「雪穂と私の愛の結晶!?」
雪穂「ちょっ…な、なに言ってんの!?バカじゃないの!?///」
穂乃果「ただいま。雪穂ー♪」ギュー
雪穂「お、お姉ちゃん///」ドキドキ
ほの母(相変わらず仲良しね…)クス
【翌朝・UTX前】
凛「秋葉原…」
花陽「なに?凛ちゃん」
凛「秋葉原って漢字だけ見ると、紅葉の山みたいなイメージじゃない?」
花陽「秋の葉っぱ…確かにそうかも…」
凛「今は春だけど…でも秋になっても秋葉原って全然、紅葉の名所とかじゃないよね」
花陽「そうだね…昔はそうだったのかなぁ?」
凛「百年前くらい?」
花陽「百年じゃそんなには…五百年前くらいかなぁ?」
凛「そ、そんなに!?」
穂乃果「五百年前かぁ…穂むらもまだないね」
りんぱな「!」
にこ「穂むらって、神田の和菓子屋?」
穂乃果「はい。古いのだけが取り柄で…三百年くらい前からあるんですよ」
にこりんぱな「へー」
ほの母「しないわよ。変なこと言ってないで、早く入りなさい。日が暮れちゃうわよ」
穂乃果「暮れるっていう字!日が二つも入ってるよね!?」
ほの母「はいはい」ピシャ
穂乃果「一つで二日分だよ!ずるくない!?」
ほの母「ずるくないわよ。そんなこと言ったら、水晶の晶は日が三つよ」
穂乃果「推奨?」
ほの母「雪の結晶の晶よ」
穂乃果「雪…の結晶…」
雪穂「お姉ちゃんおかえりー」
穂乃果「雪穂と私の愛の結晶!?」
雪穂「ちょっ…な、なに言ってんの!?バカじゃないの!?///」
穂乃果「ただいま。雪穂ー♪」ギュー
雪穂「お、お姉ちゃん///」ドキドキ
ほの母(相変わらず仲良しね…)クス
【翌朝・UTX前】
凛「秋葉原…」
花陽「なに?凛ちゃん」
凛「秋葉原って漢字だけ見ると、紅葉の山みたいなイメージじゃない?」
花陽「秋の葉っぱ…確かにそうかも…」
凛「今は春だけど…でも秋になっても秋葉原って全然、紅葉の名所とかじゃないよね」
花陽「そうだね…昔はそうだったのかなぁ?」
凛「百年前くらい?」
花陽「百年じゃそんなには…五百年前くらいかなぁ?」
凛「そ、そんなに!?」
穂乃果「五百年前かぁ…穂むらもまだないね」
りんぱな「!」
にこ「穂むらって、神田の和菓子屋?」
穂乃果「はい。古いのだけが取り柄で…三百年くらい前からあるんですよ」
にこりんぱな「へー」
17: 2016/12/12(月) 20:00:18.25 ID:IpTXYfzV.net
凛「ほむら…って、炎?」
穂乃果「ううん。そっちじゃなくて…稲穂の穂に、ひらがなで“むら”」
花陽「稲穂の穂…そ、そういえば」フルフル
にこ「穂はわかったけど“むら”はどういう意味なの?」
穂乃果「えっ」
凛「ひらがなで書いてても、漢字にしたら意味があるんじゃないですかー?」
穂乃果「ど、どうだろ…考えたことなかったなぁ」
花陽「東京の和菓子屋さんって、何むらっていうお店がたくさんありますよね…」
にこ「全部同じ意味なの?」
穂乃果「うーん…確かに、ほとんどみんな“むら”はひらがなだよね…」
凛「もしかして…真田幸村の村!?」
花陽「そういえば、真田丸ってドラマやってるね。日曜日に…」
にこ「ムラといえば真っ先に思いつくのはそれよね。あとはムラがあるの斑」
穂乃果「えぇ!?…そのムラは和菓子屋さんとしてはちょっと…なんか出来が悪いみたいじゃないですか!」
花陽「ふふふ」
にこりん「あははっ」
\♪キャナイドゥーアイテーキベービ/
【音ノ木坂・二年教室】
穂乃果「こっちは福岡のスクールアイドル!」
ことり「へー」
穂乃果「福岡…あれ、丘…?」
海未「どうしたんです?」
穂乃果「ねえ、丘ってあるけど…福岡の岡とは違う字だよね?」
ことり「ああ、地形の丘のこと?」
穂乃果「そうそう」
海未「丘陵の丘ですね。辞書によれば一応、岡も同じ意味で使えるようですけど…」
穂乃果「でも使わないよね?丘って言ったら鳥取砂丘の丘だよ」
ことり「そうだね。福岡の岡は地名か苗字…固有名詞ばっかりだね」
穂乃果「でしょ。…なんでかなぁ?」
穂乃果「ううん。そっちじゃなくて…稲穂の穂に、ひらがなで“むら”」
花陽「稲穂の穂…そ、そういえば」フルフル
にこ「穂はわかったけど“むら”はどういう意味なの?」
穂乃果「えっ」
凛「ひらがなで書いてても、漢字にしたら意味があるんじゃないですかー?」
穂乃果「ど、どうだろ…考えたことなかったなぁ」
花陽「東京の和菓子屋さんって、何むらっていうお店がたくさんありますよね…」
にこ「全部同じ意味なの?」
穂乃果「うーん…確かに、ほとんどみんな“むら”はひらがなだよね…」
凛「もしかして…真田幸村の村!?」
花陽「そういえば、真田丸ってドラマやってるね。日曜日に…」
にこ「ムラといえば真っ先に思いつくのはそれよね。あとはムラがあるの斑」
穂乃果「えぇ!?…そのムラは和菓子屋さんとしてはちょっと…なんか出来が悪いみたいじゃないですか!」
花陽「ふふふ」
にこりん「あははっ」
\♪キャナイドゥーアイテーキベービ/
【音ノ木坂・二年教室】
穂乃果「こっちは福岡のスクールアイドル!」
ことり「へー」
穂乃果「福岡…あれ、丘…?」
海未「どうしたんです?」
穂乃果「ねえ、丘ってあるけど…福岡の岡とは違う字だよね?」
ことり「ああ、地形の丘のこと?」
穂乃果「そうそう」
海未「丘陵の丘ですね。辞書によれば一応、岡も同じ意味で使えるようですけど…」
穂乃果「でも使わないよね?丘って言ったら鳥取砂丘の丘だよ」
ことり「そうだね。福岡の岡は地名か苗字…固有名詞ばっかりだね」
穂乃果「でしょ。…なんでかなぁ?」
18: 2016/12/12(月) 20:07:29.51 ID:IpTXYfzV.net
海未「どうなんでしょう…漢字の見た目で言えば、やはり丘陵の丘のほうが丘っぽく見えますね」
ことり「ああ、字の形がってこと?」
海未「ええ」
穂乃果「ホントだ。岡のほうは周りが四角くカチッとしてて、丘っていうよりビルみたいだよね」
【音楽室】
穂乃果「アイドルみたいに可愛い♪」
真姫「…///」
穂乃果「あ、ちょっと待って!」
真姫「…何ですか?」
穂乃果「ピアノは…弾くっていうよね?」
真姫「言うっていうか、弾きますけど」
穂乃果「でも、この弾くっていう字…楽器を弾かない人から見れば“はじく”が普通じゃない?」
真姫「確かにそうとも読みますね」
穂乃果「まぎらわしいよね…どうして“はじく”と同じ字にしたのかな?」
真姫「弦楽器の弦は“はじく”物だからでしょ?」
穂乃果「そうなの?」
真姫「たぶん…」
穂乃果「でも、やっぱりまぎらわしいよ。ピアノが弾ける、って書いたら、ピアノが“はじける”とも読めるんだもん」
真姫「普通、ピアノが“はじける”ことなんてないでしょ?ポップコーンじゃないんだから…」
穂乃果「まあそうだけど…」
真姫「“が”じゃなくて、ピアノ“を”弾けるって書けば間違えないでしょ?」
穂乃果「そっか。…でも、どうせなら“ひく”としか読まない漢字を新しく作ってほしいな。なんか書いてて違和感があるんだもん」
真姫(気持ちはわからなくもないけど…どうでもいいわね)
【生徒会室】
絵里「一応、理事長と話はしたんだけど…」
希「廃校問題に関して生徒会が活動することを理事長は好ましく思ってないみたいや」
ことり「お母さん、廃校を防ぐ気はないのかなぁ…」
穂乃果「旅行とか言ってたくらいだもんね…」
絵里「…旅行?」
ことり「ああ、字の形がってこと?」
海未「ええ」
穂乃果「ホントだ。岡のほうは周りが四角くカチッとしてて、丘っていうよりビルみたいだよね」
【音楽室】
穂乃果「アイドルみたいに可愛い♪」
真姫「…///」
穂乃果「あ、ちょっと待って!」
真姫「…何ですか?」
穂乃果「ピアノは…弾くっていうよね?」
真姫「言うっていうか、弾きますけど」
穂乃果「でも、この弾くっていう字…楽器を弾かない人から見れば“はじく”が普通じゃない?」
真姫「確かにそうとも読みますね」
穂乃果「まぎらわしいよね…どうして“はじく”と同じ字にしたのかな?」
真姫「弦楽器の弦は“はじく”物だからでしょ?」
穂乃果「そうなの?」
真姫「たぶん…」
穂乃果「でも、やっぱりまぎらわしいよ。ピアノが弾ける、って書いたら、ピアノが“はじける”とも読めるんだもん」
真姫「普通、ピアノが“はじける”ことなんてないでしょ?ポップコーンじゃないんだから…」
穂乃果「まあそうだけど…」
真姫「“が”じゃなくて、ピアノ“を”弾けるって書けば間違えないでしょ?」
穂乃果「そっか。…でも、どうせなら“ひく”としか読まない漢字を新しく作ってほしいな。なんか書いてて違和感があるんだもん」
真姫(気持ちはわからなくもないけど…どうでもいいわね)
【生徒会室】
絵里「一応、理事長と話はしたんだけど…」
希「廃校問題に関して生徒会が活動することを理事長は好ましく思ってないみたいや」
ことり「お母さん、廃校を防ぐ気はないのかなぁ…」
穂乃果「旅行とか言ってたくらいだもんね…」
絵里「…旅行?」
19: 2016/12/12(月) 20:10:06.10 ID:IpTXYfzV.net
ことり「廃校になったら旅行に行くつもりみたいです」
絵里「…暢気なものね」ハァ
希「まあ、さすがに旅行のことしか考えてないってほどではないと思うけど」
海未「当たり前です。本当に旅行のことで頭がいっぱいなら今すぐ辞めていただきたいくらいですよ」
穂乃果「アハハ…と、ところで。旅行に行くっていうのも、なんだか頭痛が痛いみたいな感じがしちゃうけど…この使い方は合ってるのかな?」
海未「旅行する、が正しいような気もしますね。あまり気にしたことはありませんが…」
絵里「行き先が決まっていれば、沖縄へ行くとか、ロシアへ行くとか言えるけど…」
希「どこへ行くか決めてないけどとりあえず旅行するって意味で“旅行に行く”になるんかな?」
ことほのうみえり「うーん…」
ことり「そういえばニュースとかでロシアを露って書いたりしますよね」
穂乃果「つゆ?」
海未「日露戦争などですね。いまだに日露という使い方をしますが…」
希「露西亜…って単なる当て字で、意味はないんやろ?」
絵里「それならわざわざ画数の多い露にしなくても、呂とか路とかあるのに」
穂乃果「ロシア以外で露を“ろ”と読む使い方は…結露とか、甘露煮くらい?」
海未「二十四節気の一つに“寒露”がありますね」
ことり「あとは露出とか…」
希「ロシアは寒いイメージがあるから、肌の露出はむしろ少なそうやね」
穂乃果「じゃあ、もしかして…寒くて結露が多いから“露”なのかなぁ!?」
絵里「いや、日本と大差ないでしょ?」
パタン
穂乃果「…あれ?…何か忘れてるような…?」
海未「スクールアイドルを始めるという話じゃなかったんですか?」
穂乃果「そ、そうだった!」
【翌朝】
希「カードがウチにそう告げるんや!」ビュォォォ
希「ちなみに…これは大アルカナの19番、太陽のカードや」
絵里「そうね」
希「で、この一つ前の18番は月のカード」
絵里「それがどうかしたの?」
絵里「…暢気なものね」ハァ
希「まあ、さすがに旅行のことしか考えてないってほどではないと思うけど」
海未「当たり前です。本当に旅行のことで頭がいっぱいなら今すぐ辞めていただきたいくらいですよ」
穂乃果「アハハ…と、ところで。旅行に行くっていうのも、なんだか頭痛が痛いみたいな感じがしちゃうけど…この使い方は合ってるのかな?」
海未「旅行する、が正しいような気もしますね。あまり気にしたことはありませんが…」
絵里「行き先が決まっていれば、沖縄へ行くとか、ロシアへ行くとか言えるけど…」
希「どこへ行くか決めてないけどとりあえず旅行するって意味で“旅行に行く”になるんかな?」
ことほのうみえり「うーん…」
ことり「そういえばニュースとかでロシアを露って書いたりしますよね」
穂乃果「つゆ?」
海未「日露戦争などですね。いまだに日露という使い方をしますが…」
希「露西亜…って単なる当て字で、意味はないんやろ?」
絵里「それならわざわざ画数の多い露にしなくても、呂とか路とかあるのに」
穂乃果「ロシア以外で露を“ろ”と読む使い方は…結露とか、甘露煮くらい?」
海未「二十四節気の一つに“寒露”がありますね」
ことり「あとは露出とか…」
希「ロシアは寒いイメージがあるから、肌の露出はむしろ少なそうやね」
穂乃果「じゃあ、もしかして…寒くて結露が多いから“露”なのかなぁ!?」
絵里「いや、日本と大差ないでしょ?」
パタン
穂乃果「…あれ?…何か忘れてるような…?」
海未「スクールアイドルを始めるという話じゃなかったんですか?」
穂乃果「そ、そうだった!」
【翌朝】
希「カードがウチにそう告げるんや!」ビュォォォ
希「ちなみに…これは大アルカナの19番、太陽のカードや」
絵里「そうね」
希「で、この一つ前の18番は月のカード」
絵里「それがどうかしたの?」
20: 2016/12/12(月) 20:12:31.49 ID:IpTXYfzV.net
希「太陽って一つしかないけど、お天道様とか日輪とか、日本語だけでも呼び方はいろいろあるやろ?」
絵里「太陽以外は私は使わないけど…」
希「お日さまの“日”くらいは使うやろ?…でも、月は月としか言わないやんな」
絵里「満月とか望月とかあるじゃない」
希「それも“月”の部分は一緒やん?」
絵里「まあ、そうだけど…」
希「他の惑星の衛星をなんとかの月とか言うこともあるけど、基本的には地球の衛星の月だけが月で、一つしかないんは太陽と同じや」
絵里「月にも月以外の呼び方があってもおかしくないってこと?」
希「そう思わない?」
絵里「まあ、月は所詮衛星だし…やっぱり太陽との差が大きくて、それが呼び方にも表れてるんじゃないかしら?」
希「でも日本に関しては、月だけの行事としてお月見がたくさんあるやん?十五夜に十六夜に十三夜とか」
絵里「それはそうね…月を軽視してるわけじゃないけど、やっぱり太陽は特別ってことかしら」
希「明日って言葉ひとつ取っても、月は一つしかないのに日は二つやし」
絵里「昨日なら日が二つで月は無いけど…」
希「その点、今日と今宵っていうのはよくできてると思わない?」
絵里「今日は日が一つね」
希「そう。で、今宵だと日がなくて月が一つやろ?」
絵里「あれは月と言っていいのかしら…?」
希「いいと思うよ」
絵里「漢字って不思議ね」
希「そやね。陽の左側を月に変えたら腸になっちゃうし…」
絵里「もう日や月どころか空とも関係なくなるわね…」
希「太陽と大腸って見た目は似てるよね」
絵里「漢字の見た目だけね…」
希「胃には月しかないのに、腸には日と月が揃ってるん」
絵里「本当ね…」
絵里「太陽以外は私は使わないけど…」
希「お日さまの“日”くらいは使うやろ?…でも、月は月としか言わないやんな」
絵里「満月とか望月とかあるじゃない」
希「それも“月”の部分は一緒やん?」
絵里「まあ、そうだけど…」
希「他の惑星の衛星をなんとかの月とか言うこともあるけど、基本的には地球の衛星の月だけが月で、一つしかないんは太陽と同じや」
絵里「月にも月以外の呼び方があってもおかしくないってこと?」
希「そう思わない?」
絵里「まあ、月は所詮衛星だし…やっぱり太陽との差が大きくて、それが呼び方にも表れてるんじゃないかしら?」
希「でも日本に関しては、月だけの行事としてお月見がたくさんあるやん?十五夜に十六夜に十三夜とか」
絵里「それはそうね…月を軽視してるわけじゃないけど、やっぱり太陽は特別ってことかしら」
希「明日って言葉ひとつ取っても、月は一つしかないのに日は二つやし」
絵里「昨日なら日が二つで月は無いけど…」
希「その点、今日と今宵っていうのはよくできてると思わない?」
絵里「今日は日が一つね」
希「そう。で、今宵だと日がなくて月が一つやろ?」
絵里「あれは月と言っていいのかしら…?」
希「いいと思うよ」
絵里「漢字って不思議ね」
希「そやね。陽の左側を月に変えたら腸になっちゃうし…」
絵里「もう日や月どころか空とも関係なくなるわね…」
希「太陽と大腸って見た目は似てるよね」
絵里「漢字の見た目だけね…」
希「胃には月しかないのに、腸には日と月が揃ってるん」
絵里「本当ね…」
21: 2016/12/12(月) 20:17:13.34 ID:IpTXYfzV.net
【中庭】
海未「またパンですか?お昼前に…太りますよ」
穂乃果「ちょっと待って海未ちゃん。…今の、太と肥どっちのつもりで言ったの?」
海未「はあ?…太だと思いますけど。普通、太るは太を使うでしょう?」
穂乃果「じゃあ太陽のほうだね。お日さまだ」
海未「ああ、なるほど…太いほうの太るは太陽の太で、肥えるほうは左側が月ですね」
穂乃果「うん。どちらも似た意味で使われる字なのに、太陽と月に分かれてるみたいで不思議だよね」
海未「確かに…偶然なのでしょうか?」
穂乃果「昔の人が考えて仕込んだ言葉遊びみたいなものじゃないかな?」
海未「ただ、月は日毎に太ったり痩せたりするように見えますけど、太陽は日蝕の時くらいしか見た目の形は変わりませんね」
穂乃果「日食も食べるって書いたりするよね。太陽は食べても太らないけど、月だけは太るんだ」
海未「だって、月が食べるのは自分より遥かに大きな太陽ですよ。太陽は月を食べたくらいでは満腹にならないのでは?」
穂乃果「な、なるほど!…そういえば満腹って字には満月が入ってるね」
海未「そうですね…満月が最も美しい姿だと言われていますし、月は一番太った状態が私たちから見て理想の体形なのでしょう」
穂乃果「私は太りたくないけどね」モグモグ
海未(気にしているのか、いないのか…)ハァ
【二年教室】
穂乃果「陸・海・空!」
ことり「全然アイドルっぽくないけど…そういえば」
海未「何です?」
ことり「海未ちゃんの名前って、海だけじゃなく“未”ってついてるでしょ」
穂乃果「ひつじ?」
海未「そうですね。十二支の未と同じ字です」
ことり「ひつじは陸の動物だから、海ちゃんだけで海と陸だよね?」
穂乃果「って、それじゃ私いなくてもいいってこと!?」ガーン
海未「なに言ってるんですか。穂乃果が言い出したスクールアイドルですよ。どうして私が二人分やらなきゃならないんですか!」
ことり「うん。だから、このグループ名は没ね♪」
穂乃果「ことりちゃんと海未ちゃんも考えてよー!」
海未「またパンですか?お昼前に…太りますよ」
穂乃果「ちょっと待って海未ちゃん。…今の、太と肥どっちのつもりで言ったの?」
海未「はあ?…太だと思いますけど。普通、太るは太を使うでしょう?」
穂乃果「じゃあ太陽のほうだね。お日さまだ」
海未「ああ、なるほど…太いほうの太るは太陽の太で、肥えるほうは左側が月ですね」
穂乃果「うん。どちらも似た意味で使われる字なのに、太陽と月に分かれてるみたいで不思議だよね」
海未「確かに…偶然なのでしょうか?」
穂乃果「昔の人が考えて仕込んだ言葉遊びみたいなものじゃないかな?」
海未「ただ、月は日毎に太ったり痩せたりするように見えますけど、太陽は日蝕の時くらいしか見た目の形は変わりませんね」
穂乃果「日食も食べるって書いたりするよね。太陽は食べても太らないけど、月だけは太るんだ」
海未「だって、月が食べるのは自分より遥かに大きな太陽ですよ。太陽は月を食べたくらいでは満腹にならないのでは?」
穂乃果「な、なるほど!…そういえば満腹って字には満月が入ってるね」
海未「そうですね…満月が最も美しい姿だと言われていますし、月は一番太った状態が私たちから見て理想の体形なのでしょう」
穂乃果「私は太りたくないけどね」モグモグ
海未(気にしているのか、いないのか…)ハァ
【二年教室】
穂乃果「陸・海・空!」
ことり「全然アイドルっぽくないけど…そういえば」
海未「何です?」
ことり「海未ちゃんの名前って、海だけじゃなく“未”ってついてるでしょ」
穂乃果「ひつじ?」
海未「そうですね。十二支の未と同じ字です」
ことり「ひつじは陸の動物だから、海ちゃんだけで海と陸だよね?」
穂乃果「って、それじゃ私いなくてもいいってこと!?」ガーン
海未「なに言ってるんですか。穂乃果が言い出したスクールアイドルですよ。どうして私が二人分やらなきゃならないんですか!」
ことり「うん。だから、このグループ名は没ね♪」
穂乃果「ことりちゃんと海未ちゃんも考えてよー!」
22: 2016/12/12(月) 20:19:44.35 ID:IpTXYfzV.net
【廊下】
海未「空き教室は使えないんですね…」
穂乃果「開かないのに“あき”教室なんてインチキだよ!」
海未「そういえば…“いんちき”には対応する漢字が無いんですよね」
ことり「そうなんだ?…外来語なのかなぁ?」
穂乃果「そうなの?陰険とか陰湿の陰をイメージしてたけど…」
ことり「英語でcheekyってあるでしょ?厚かましいって意味なの」
穂乃果「イン・チーキーってこと!?そんなグローバルな言葉だったの?」
海未「いえ、日本語だと思いますよ…“いん”はイカサマの“い”から取ったという説が有力みたいですね」
ことり「そっか」
穂乃果「イカサマは如何様だよね。つい食べられるイカをイメージしちゃうけど」
ことり「ふふふ。様をつけて呼んでるのに悪い意味の言葉なんてイカがかわいそうだし」
海未「イカのたんぱく質は吸収されやすく低カ口リーで、やや高いコレステロールもタウリンが中和してくれるみたいです」
ことほの「へー」
穂乃果「タウリンってあれだね!雨の多い林!」
ことり「多雨林!?」
海未「林にイカが居るわけないでしょう。その多雨林ではありませんよ」
穂乃果「熱帯多雨林って森より強そうじゃない!?国立音ノ熱帯多雨林坂学院!」
ことり「その学校名は絶対通らないと思うけど…東京の気候と全然関係ないし」
【屋上】
海未「ここしかないようですね…」
ことり「日陰もないし、雨が降ったら」
穂乃果「熱帯多雨林!」
海未「それはもういいですから…早く練習を始めましょう」
穂乃果「でも日陰とか木陰の陰って字…陰口とか陰険、陰湿とか悪いイメージの言葉が多いよね」
ことり「そうだね…夏の日陰はありがたい場所なのに」
海未「確かにそうですね…影になっているだけですから、悪いのは陽当たりだけですけど」
穂乃果「かわいそうだからちょっと字を変えよう!大阪桐蔭の蔭って字にしたら強そうだよ♪」
ことり「くさかんむりをつけただけだね」
海未「まあ、それでも意味は通じそうですが…」
海未「空き教室は使えないんですね…」
穂乃果「開かないのに“あき”教室なんてインチキだよ!」
海未「そういえば…“いんちき”には対応する漢字が無いんですよね」
ことり「そうなんだ?…外来語なのかなぁ?」
穂乃果「そうなの?陰険とか陰湿の陰をイメージしてたけど…」
ことり「英語でcheekyってあるでしょ?厚かましいって意味なの」
穂乃果「イン・チーキーってこと!?そんなグローバルな言葉だったの?」
海未「いえ、日本語だと思いますよ…“いん”はイカサマの“い”から取ったという説が有力みたいですね」
ことり「そっか」
穂乃果「イカサマは如何様だよね。つい食べられるイカをイメージしちゃうけど」
ことり「ふふふ。様をつけて呼んでるのに悪い意味の言葉なんてイカがかわいそうだし」
海未「イカのたんぱく質は吸収されやすく低カ口リーで、やや高いコレステロールもタウリンが中和してくれるみたいです」
ことほの「へー」
穂乃果「タウリンってあれだね!雨の多い林!」
ことり「多雨林!?」
海未「林にイカが居るわけないでしょう。その多雨林ではありませんよ」
穂乃果「熱帯多雨林って森より強そうじゃない!?国立音ノ熱帯多雨林坂学院!」
ことり「その学校名は絶対通らないと思うけど…東京の気候と全然関係ないし」
【屋上】
海未「ここしかないようですね…」
ことり「日陰もないし、雨が降ったら」
穂乃果「熱帯多雨林!」
海未「それはもういいですから…早く練習を始めましょう」
穂乃果「でも日陰とか木陰の陰って字…陰口とか陰険、陰湿とか悪いイメージの言葉が多いよね」
ことり「そうだね…夏の日陰はありがたい場所なのに」
海未「確かにそうですね…影になっているだけですから、悪いのは陽当たりだけですけど」
穂乃果「かわいそうだからちょっと字を変えよう!大阪桐蔭の蔭って字にしたら強そうだよ♪」
ことり「くさかんむりをつけただけだね」
海未「まあ、それでも意味は通じそうですが…」
23: 2016/12/12(月) 20:27:23.28 ID:IpTXYfzV.net
【廊下】
にこ「なに?これ」
花陽「さ、さあ?」
凛「あ。この子…ちょっと穂むらちゃんに似てるにゃ」
『古いのだけが取り柄で…三百年くらい前からあるんですよ』
花陽「確かに似てるね…でも偶然じゃないかな?」
にこ「…いや、あいつUTXにA-RISEを見に来てたんでしょ?」
にこりんぱな「…」
凛「よーし。こうなったら本人に直接訊いてみるにゃ!」
にこぱな「えっ」
【穂むら】
雪穂「いらっしゃいませ(音ノ木坂の制服…お姉ちゃんの友達かな?)」
凛「穂むらちゃん、いますかー?」
雪穂「ほむらちゃん?」
花陽「えーと…髪を右側で結んだ、ちょっと可愛い子で…」
雪穂(それって、お姉ちゃんだよね)
にこ「ま、私の次くらいに可愛いんじゃない?」ドヤァ
雪穂「お姉ちゃーん!」
穂乃果「あ…この間の」
にこ「どーも」
凛「こんにちはー♪」
花陽「お、お邪魔します…」
穂乃果「う、うん。いいけど…お菓子買いに来たんじゃないの?」
【穂乃果の部屋】
凛「これ見て、穂むらちゃんに似てるにゃーって」
ことり(ほむらちゃん?)
穂乃果「って、剥がして持ってきちゃったの!?」
にこ「ちょっと借りただけよ」
穂乃果「もー。明日貼り直すから返してください!」
花陽「ってことは…これ、やっぱり穂むらちゃん?」
にこ「なに?これ」
花陽「さ、さあ?」
凛「あ。この子…ちょっと穂むらちゃんに似てるにゃ」
『古いのだけが取り柄で…三百年くらい前からあるんですよ』
花陽「確かに似てるね…でも偶然じゃないかな?」
にこ「…いや、あいつUTXにA-RISEを見に来てたんでしょ?」
にこりんぱな「…」
凛「よーし。こうなったら本人に直接訊いてみるにゃ!」
にこぱな「えっ」
【穂むら】
雪穂「いらっしゃいませ(音ノ木坂の制服…お姉ちゃんの友達かな?)」
凛「穂むらちゃん、いますかー?」
雪穂「ほむらちゃん?」
花陽「えーと…髪を右側で結んだ、ちょっと可愛い子で…」
雪穂(それって、お姉ちゃんだよね)
にこ「ま、私の次くらいに可愛いんじゃない?」ドヤァ
雪穂「お姉ちゃーん!」
穂乃果「あ…この間の」
にこ「どーも」
凛「こんにちはー♪」
花陽「お、お邪魔します…」
穂乃果「う、うん。いいけど…お菓子買いに来たんじゃないの?」
【穂乃果の部屋】
凛「これ見て、穂むらちゃんに似てるにゃーって」
ことり(ほむらちゃん?)
穂乃果「って、剥がして持ってきちゃったの!?」
にこ「ちょっと借りただけよ」
穂乃果「もー。明日貼り直すから返してください!」
花陽「ってことは…これ、やっぱり穂むらちゃん?」
24: 2016/12/12(月) 20:30:11.58 ID:IpTXYfzV.net
穂乃果「穂乃果だよ。高坂穂乃果!」
にこ「あっそ。…んで、どうなの?」
ことり「あ、はい。私が描いたんです…穂乃果ちゃんと私と、あと海未ちゃん」
凛「可愛いにゃー♪」
花陽「イラスト上手なんですね♪」
ことり「えへへ。そうかなぁ?ありがと♪」
にこ「実物より可愛いわね」
穂乃果「えー!?」
凛「そんなことないにゃ。高坂先輩、可愛いよー♪」
花陽「う、うん。可愛いです…高坂先輩」
穂乃果「そ、そんなことないけど///」
にこ「なに照れてんのよ。それよりあんたたちがスクールアイドルって…本気?」
穂乃果「もちろん!そこに書いたとおり五月の連休明けにライブやるんです」
花陽「ら、ライブ…」キラキラ
凛「面白そう!凛たちも応援するにゃ♪」
ことり「ありがとう♪」
にこ「“ありがとう”ねえ…それって確か、有り難いって書くのよね」
穂乃果「また漢字の話ですか?」
にこ「そうよ。あんたたち、アイドルの経験はあるの?」
穂乃果「歌は得意です!」
ことり「衣装は私が作る予定です」
にこ「歌と衣装ね。ほかには?」
穂乃果「ほかは…まだ何もできてないけど」
にこ「はぁ?…ダンスの練習くらいはしてるんでしょ?」
ことり「いえ、まだ全然…」
穂乃果「私は、この間ちょっとやりましたよ。校舎裏で一人で…15分くらい」
にこ「スクールアイドルはラジオ体操じゃないのよ!そんなんでライブなんて、有り難いわ」
ことり「それを言うなら“おめでたい”じゃ…」
にこ「ありえないって言ってんのよ。その程度でアイドルを名乗るなんて」
穂乃果「これから練習しようと思ってたんですよ。今日はその相談のために集まって…」
にこ「あっそ。…んで、どうなの?」
ことり「あ、はい。私が描いたんです…穂乃果ちゃんと私と、あと海未ちゃん」
凛「可愛いにゃー♪」
花陽「イラスト上手なんですね♪」
ことり「えへへ。そうかなぁ?ありがと♪」
にこ「実物より可愛いわね」
穂乃果「えー!?」
凛「そんなことないにゃ。高坂先輩、可愛いよー♪」
花陽「う、うん。可愛いです…高坂先輩」
穂乃果「そ、そんなことないけど///」
にこ「なに照れてんのよ。それよりあんたたちがスクールアイドルって…本気?」
穂乃果「もちろん!そこに書いたとおり五月の連休明けにライブやるんです」
花陽「ら、ライブ…」キラキラ
凛「面白そう!凛たちも応援するにゃ♪」
ことり「ありがとう♪」
にこ「“ありがとう”ねえ…それって確か、有り難いって書くのよね」
穂乃果「また漢字の話ですか?」
にこ「そうよ。あんたたち、アイドルの経験はあるの?」
穂乃果「歌は得意です!」
ことり「衣装は私が作る予定です」
にこ「歌と衣装ね。ほかには?」
穂乃果「ほかは…まだ何もできてないけど」
にこ「はぁ?…ダンスの練習くらいはしてるんでしょ?」
ことり「いえ、まだ全然…」
穂乃果「私は、この間ちょっとやりましたよ。校舎裏で一人で…15分くらい」
にこ「スクールアイドルはラジオ体操じゃないのよ!そんなんでライブなんて、有り難いわ」
ことり「それを言うなら“おめでたい”じゃ…」
にこ「ありえないって言ってんのよ。その程度でアイドルを名乗るなんて」
穂乃果「これから練習しようと思ってたんですよ。今日はその相談のために集まって…」
25: 2016/12/12(月) 20:33:13.25 ID:IpTXYfzV.net
にこ「あと一人はどうしたのよ?」
ことり「海未ちゃんは弓道部の練習が終わったら来る予定です」
にこ「フン…片手間でアイドルが務まると思ってんの?」
穂乃果「何なんですか。さっきから…あなたは、いったい…」
にこ「にこよ。矢澤にこ」
穂乃果「やざわ…って、もしかして」
ことり「谷沢さん?」
にこ「違うわよ。矢は弓矢の矢」
穂乃果「弓矢!じゃあ、まさか海未ちゃんのライバル!?」
にこ「いや、私は弓道なんてやったことないけど」
凛「名前負けにゃ」
にこ「ぬぁんでよ!苗字に矢がつくからって弓道やらなきゃいけないわけじゃないでしょ」
穂乃果「でも海未ちゃんって、女の子にすごく人気があるんですよ♪」
ことり「うん。海未ちゃん可愛いし、カッコいいし♪」
にこ「いや、別に興味ないわよ…」
凛「弓道やったら女の子にモテるのー?」
花陽「り、凛ちゃん!?」
にこ「もともと見た目が良くて弓道やってたらモテるんじゃない?」
穂乃果「モテる…って、漢字で書くとあれかな?物を持つときの持てって字でいいの?」
花陽「たぶんそれで合ってると思います…持て囃されるって意味だから」
凛「でもモテるを漢字で書いてる人なんて見たことないにゃ」
にこ「略語だからでしょ。たとえばテレビはtelevisionだけど、テレビって言ったらカタカナかTVよ。こんなふうにteleviって書く人なんかいないわよ」カキカキ
ことり「“持て”は“待て”にも似ててちょっとまぎらわしいね」
穂乃果「痔の特効薬を持って平等院というお寺で侍を待つ詩人だね!」
にこ「どういうシチュエーションよ…」
花陽「似た漢字をたくさん使った例文ですね。時々クイズ番組とかで変な例文ありますよね」
凛「わざわざお寺まで特効薬を取りに行くなんて、その侍はよっぽどひどい痔なんだにゃ…」
にこ「つーか、詩人は医者や薬師じゃないでしょ?その詩人も痔なんじゃないの?」
ことり「ああ、自分が使ってるいい薬を分けてあげるってことですか?」
穂乃果「薬の効果が証明されてるなら詩人さんの痔は治ってるんじゃないかなぁ?」
ことり「海未ちゃんは弓道部の練習が終わったら来る予定です」
にこ「フン…片手間でアイドルが務まると思ってんの?」
穂乃果「何なんですか。さっきから…あなたは、いったい…」
にこ「にこよ。矢澤にこ」
穂乃果「やざわ…って、もしかして」
ことり「谷沢さん?」
にこ「違うわよ。矢は弓矢の矢」
穂乃果「弓矢!じゃあ、まさか海未ちゃんのライバル!?」
にこ「いや、私は弓道なんてやったことないけど」
凛「名前負けにゃ」
にこ「ぬぁんでよ!苗字に矢がつくからって弓道やらなきゃいけないわけじゃないでしょ」
穂乃果「でも海未ちゃんって、女の子にすごく人気があるんですよ♪」
ことり「うん。海未ちゃん可愛いし、カッコいいし♪」
にこ「いや、別に興味ないわよ…」
凛「弓道やったら女の子にモテるのー?」
花陽「り、凛ちゃん!?」
にこ「もともと見た目が良くて弓道やってたらモテるんじゃない?」
穂乃果「モテる…って、漢字で書くとあれかな?物を持つときの持てって字でいいの?」
花陽「たぶんそれで合ってると思います…持て囃されるって意味だから」
凛「でもモテるを漢字で書いてる人なんて見たことないにゃ」
にこ「略語だからでしょ。たとえばテレビはtelevisionだけど、テレビって言ったらカタカナかTVよ。こんなふうにteleviって書く人なんかいないわよ」カキカキ
ことり「“持て”は“待て”にも似ててちょっとまぎらわしいね」
穂乃果「痔の特効薬を持って平等院というお寺で侍を待つ詩人だね!」
にこ「どういうシチュエーションよ…」
花陽「似た漢字をたくさん使った例文ですね。時々クイズ番組とかで変な例文ありますよね」
凛「わざわざお寺まで特効薬を取りに行くなんて、その侍はよっぽどひどい痔なんだにゃ…」
にこ「つーか、詩人は医者や薬師じゃないでしょ?その詩人も痔なんじゃないの?」
ことり「ああ、自分が使ってるいい薬を分けてあげるってことですか?」
穂乃果「薬の効果が証明されてるなら詩人さんの痔は治ってるんじゃないかなぁ?」
26: 2016/12/12(月) 20:41:52.64 ID:IpTXYfzV.net
海未「な、何なんですか…私は痔ではありません!」
ことり「いや、別に詩人さんって海未ちゃんのことじゃないけど…」
穂乃果「いらっしゃい海未ちゃん。おだんご食べる?」
海未「痔の話をしながら食べ物をすすめないでください…」
【翌朝・神田明神】
希「いろんな気が集まる、スピリチュアルな場所やからね」
穂乃果「いろんな木が集まって…熱帯多雨林!?」
海未「またそれですか…樹木の木ではなく、空気や気圧の気でしょう?」
穂乃果「あ、そっち…」
ことり「いろんな気ってことは…狂気とか殺気とか、乱痴気?」
希「い、いや神社やから…そういうのは集まってこないでほしいわ」
穂乃果「ランチキってなに?ランチパックとファミチキみたいなの?」
海未「穂乃果は食い気ですね…“き”とは読みませんが」
穂乃果「そういえば…空は空気、水は水気でしょ。陸気はないのかなぁ?」
希「土気色っていうのはあるね」
ことり「あんまりいいイメージで使われなさそうだけど…」
希「階段使わせてもらってるんやから、お参りくらいして気」
海未「これは“き”でも“け”でも通じますね」
【音ノ木坂・一年教室】
穂乃果「スクールアイドルの高坂穂乃果です!」
凛「あー!穂むらちゃーん♪」フリフリ
花陽「こ、こんにちは…」
穂乃果「星空さんに小泉さん…もー。穂乃果だって言ってるでしょー」
花陽「は、はい。穂乃果さんって素敵な名前ですよね…穂の果ってことは、お米…」
穂乃果「へ?…お米?」
凛「かよちんは白いごはんが大好きなんだよねー♪」
花陽「食べちゃいたいくらい可愛い…」ハァハァ
穂乃果「ちょっ…お、落ち着いて小泉さん。私はお米じゃないから…」
ことり「いや、別に詩人さんって海未ちゃんのことじゃないけど…」
穂乃果「いらっしゃい海未ちゃん。おだんご食べる?」
海未「痔の話をしながら食べ物をすすめないでください…」
【翌朝・神田明神】
希「いろんな気が集まる、スピリチュアルな場所やからね」
穂乃果「いろんな木が集まって…熱帯多雨林!?」
海未「またそれですか…樹木の木ではなく、空気や気圧の気でしょう?」
穂乃果「あ、そっち…」
ことり「いろんな気ってことは…狂気とか殺気とか、乱痴気?」
希「い、いや神社やから…そういうのは集まってこないでほしいわ」
穂乃果「ランチキってなに?ランチパックとファミチキみたいなの?」
海未「穂乃果は食い気ですね…“き”とは読みませんが」
穂乃果「そういえば…空は空気、水は水気でしょ。陸気はないのかなぁ?」
希「土気色っていうのはあるね」
ことり「あんまりいいイメージで使われなさそうだけど…」
希「階段使わせてもらってるんやから、お参りくらいして気」
海未「これは“き”でも“け”でも通じますね」
【音ノ木坂・一年教室】
穂乃果「スクールアイドルの高坂穂乃果です!」
凛「あー!穂むらちゃーん♪」フリフリ
花陽「こ、こんにちは…」
穂乃果「星空さんに小泉さん…もー。穂乃果だって言ってるでしょー」
花陽「は、はい。穂乃果さんって素敵な名前ですよね…穂の果ってことは、お米…」
穂乃果「へ?…お米?」
凛「かよちんは白いごはんが大好きなんだよねー♪」
花陽「食べちゃいたいくらい可愛い…」ハァハァ
穂乃果「ちょっ…お、落ち着いて小泉さん。私はお米じゃないから…」
27: 2016/12/12(月) 20:44:31.47 ID:IpTXYfzV.net
【屋上】
真姫「オコトワリシマス!」
穂乃果「えっと…地理や物理の理と書いてコトワリ?」
海未「理事長の理ですね」
ことり「お母さん?」
真姫「いや、なんで理事長が出てくるのよ…断固拒否するの断るに決まってるでしょ!」
海未「判断、決断、断念の断ですね」
ことり「活断層の断だよね」
穂乃果「カツサンド!?」
真姫「お腹空いてるんですか?」
穂乃果「エヘヘ…今日は早朝に起こされて練習だったから…」
ガチャ ギィ…
穂乃果「あ、生徒会長さん」
海未「例の件、どうなりました…?」
絵里「あなたたちの真似じゃないけれど、学校名の案と校章の案、それぞれ変えるべきか変えなくていいかアンケートをとってみたの」
ことり「あれ、生徒会が配布したんですね」
絵里「みんな関心があるみたいで、ほぼ100%回収できたわ。…量が多いから、その集計もまだ終わらないけど」
穂乃果「そうだ!お昼、みんなで中庭に集まりませんか?」
絵里「そうね…希も呼んで行くわ」
真姫「みんなって…私も?」
穂乃果「もちろん♪」
【中庭】
穂乃果「ライブの曲どうしよう…」
にこ「あんたたち、アテがあるって言ってたじゃない」
凛「言ったのはかよちんと穂乃果先輩だけですよー」
花陽「西木野さんは…?」
真姫「断ったわよ。興味ないし」
にこ「そんなこと言って…本当は作曲なんてできないんでしょ?」
真姫「できるわよ!」
真姫「オコトワリシマス!」
穂乃果「えっと…地理や物理の理と書いてコトワリ?」
海未「理事長の理ですね」
ことり「お母さん?」
真姫「いや、なんで理事長が出てくるのよ…断固拒否するの断るに決まってるでしょ!」
海未「判断、決断、断念の断ですね」
ことり「活断層の断だよね」
穂乃果「カツサンド!?」
真姫「お腹空いてるんですか?」
穂乃果「エヘヘ…今日は早朝に起こされて練習だったから…」
ガチャ ギィ…
穂乃果「あ、生徒会長さん」
海未「例の件、どうなりました…?」
絵里「あなたたちの真似じゃないけれど、学校名の案と校章の案、それぞれ変えるべきか変えなくていいかアンケートをとってみたの」
ことり「あれ、生徒会が配布したんですね」
絵里「みんな関心があるみたいで、ほぼ100%回収できたわ。…量が多いから、その集計もまだ終わらないけど」
穂乃果「そうだ!お昼、みんなで中庭に集まりませんか?」
絵里「そうね…希も呼んで行くわ」
真姫「みんなって…私も?」
穂乃果「もちろん♪」
【中庭】
穂乃果「ライブの曲どうしよう…」
にこ「あんたたち、アテがあるって言ってたじゃない」
凛「言ったのはかよちんと穂乃果先輩だけですよー」
花陽「西木野さんは…?」
真姫「断ったわよ。興味ないし」
にこ「そんなこと言って…本当は作曲なんてできないんでしょ?」
真姫「できるわよ!」
28: 2016/12/12(月) 20:47:51.58 ID:IpTXYfzV.net
希「ふふふ…なんだか理事長に直談判したエリちとは対照的やな」
絵里「な、なによそれ?」
希「やる気はあるけど手段が無いエリちと、自信はあるのにやる気がない西木野さん」
絵里「…」モグモグ
にこ「やる気だけじゃなくて才能のほうも怪しいわね」モグモグ
真姫(どうでもいいけど、好き勝手言ってくれるわね…)
穂乃果「そういえば…曲って、どうして曲がるっていう字なのかな?」
真姫「曲がるからでしょ。ずっと真っ直ぐだったら同じ音が続くか、上がり続けるか下がり続けて演奏できなくなるわよ」
凛「なるほどにゃ」
穂乃果「そっか。どこかで曲げないと曲ができないんだ…」
ことり「楽譜で想像するとわかりやすいね」
希「ちょんまげの髷って字も下半分が曲だよね」
ことり「穂乃果ちゃんのほのまげだね♪」
海未「髪の“友”の部分を“曲”に変えた字ですね」
穂乃果「友から曲…曲から友!」
真姫「…は?」
穂乃果「これって、西木野さんが私たちのために曲を作ってくれて、それをきっかけに友達になるっていう」
真姫「ならないわよ」
穂乃果「えぇ!?…そんな」フルフル
真姫「い、いや別に…曲を作るかどうかと友達って話は関係ないでしょ」
穂乃果「じゃあ、友達じゃなくても曲は作ってくれるってこと?」
真姫「オコトワリシマス」
穂乃果「そんなぁ…もーっ。こうなったら西木野さんも、私と同じ“ほのまげ”にしちゃうんだから!」
真姫「ヴェぇ!?ちょっ…や、やめなさいよ!」
にこ「面白そうね。手伝うわよ」
ほのにこ「フフフフ…」
絵里「な、なによそれ?」
希「やる気はあるけど手段が無いエリちと、自信はあるのにやる気がない西木野さん」
絵里「…」モグモグ
にこ「やる気だけじゃなくて才能のほうも怪しいわね」モグモグ
真姫(どうでもいいけど、好き勝手言ってくれるわね…)
穂乃果「そういえば…曲って、どうして曲がるっていう字なのかな?」
真姫「曲がるからでしょ。ずっと真っ直ぐだったら同じ音が続くか、上がり続けるか下がり続けて演奏できなくなるわよ」
凛「なるほどにゃ」
穂乃果「そっか。どこかで曲げないと曲ができないんだ…」
ことり「楽譜で想像するとわかりやすいね」
希「ちょんまげの髷って字も下半分が曲だよね」
ことり「穂乃果ちゃんのほのまげだね♪」
海未「髪の“友”の部分を“曲”に変えた字ですね」
穂乃果「友から曲…曲から友!」
真姫「…は?」
穂乃果「これって、西木野さんが私たちのために曲を作ってくれて、それをきっかけに友達になるっていう」
真姫「ならないわよ」
穂乃果「えぇ!?…そんな」フルフル
真姫「い、いや別に…曲を作るかどうかと友達って話は関係ないでしょ」
穂乃果「じゃあ、友達じゃなくても曲は作ってくれるってこと?」
真姫「オコトワリシマス」
穂乃果「そんなぁ…もーっ。こうなったら西木野さんも、私と同じ“ほのまげ”にしちゃうんだから!」
真姫「ヴェぇ!?ちょっ…や、やめなさいよ!」
にこ「面白そうね。手伝うわよ」
ほのにこ「フフフフ…」
29: 2016/12/12(月) 20:50:43.03 ID:IpTXYfzV.net
真姫「…イミワカンナイ」
にこ「フフン。私にかかればこんなもんよ♪」
希「可愛いやん♪」
絵里「ハラショー♪」
花陽「姉妹みたいだね♪」
穂乃果「でっしょー♪」
海未「穂乃果のほうが妹にも見えますけど…」
穂乃果「えぇ!?」
凛「わかるにゃ♪」
ことり「二人とも可愛い♪」
真姫「なんで私がこんなこと…」
穂乃果「お姉ちゃぁん…作曲おねがぁい♪」スリスリ
真姫「ヴェぇ…誰がお姉ちゃんよ!」
【弓道場】
海未「見学ですか?」
にこ「入部希望よ」
凛「入部希望にゃ」
花陽「わ、私も…」
海未「三人とも!?…またどうして急に(…部員はアイドル部のほうが足りないんですけど)」
凛「弓道で女の子にモテモテにゃ♪」
にこ「ま、にこは弓道なんてしなくてもモテモテだけど」ドヤァ
海未「そんな理由で…」プルプル
花陽「え、えーと…私はそういう…全然ってわけじゃないんですけど…」モジモジ
海未「弓道を何だと思ってるんですか!三人とも、そこに座りなさい!」
にこ「ぅえ!?」
凛「にゃ?」
花陽「は、はい」
海未「いいですか?そもそも弓道というのは…古の人々は狩りによって糧を求め、命を──」
【一年教室】
穂乃果「誰もいない…」クスン
にこ「フフン。私にかかればこんなもんよ♪」
希「可愛いやん♪」
絵里「ハラショー♪」
花陽「姉妹みたいだね♪」
穂乃果「でっしょー♪」
海未「穂乃果のほうが妹にも見えますけど…」
穂乃果「えぇ!?」
凛「わかるにゃ♪」
ことり「二人とも可愛い♪」
真姫「なんで私がこんなこと…」
穂乃果「お姉ちゃぁん…作曲おねがぁい♪」スリスリ
真姫「ヴェぇ…誰がお姉ちゃんよ!」
【弓道場】
海未「見学ですか?」
にこ「入部希望よ」
凛「入部希望にゃ」
花陽「わ、私も…」
海未「三人とも!?…またどうして急に(…部員はアイドル部のほうが足りないんですけど)」
凛「弓道で女の子にモテモテにゃ♪」
にこ「ま、にこは弓道なんてしなくてもモテモテだけど」ドヤァ
海未「そんな理由で…」プルプル
花陽「え、えーと…私はそういう…全然ってわけじゃないんですけど…」モジモジ
海未「弓道を何だと思ってるんですか!三人とも、そこに座りなさい!」
にこ「ぅえ!?」
凛「にゃ?」
花陽「は、はい」
海未「いいですか?そもそも弓道というのは…古の人々は狩りによって糧を求め、命を──」
【一年教室】
穂乃果「誰もいない…」クスン
30: 2016/12/12(月) 20:52:45.32 ID:IpTXYfzV.net
【五月】
希「星空さん?…どうしたん?」
凛「μ'sのライブ、凛と一緒に見に行きませんか!?」
希「ウチを誘いに来てくれたん?」
凛「はい♪」
希「そか。じゃあウチは行こうかな♪」チラ
絵里「…」
にこ「絢瀬。何してんのよ。早く行きましょ」
絵里「私はいいわよ。別に興味ないし…」
にこ「なに言ってんの。あんたも廃校を阻止したいんでしょ?あいつらといろいろ相談してたじゃない」
絵里「それはそうだけど…スクールアイドルが有効な手段だとは思えないわ」
花陽「せめてライブを見てからでも…」
絵里「…わかったわよ。でも応援するかどうかは別よ?」
花陽「生徒会長さん…」ホッ
にこ「決まりね。じゃあ行くわよ♪」
【講堂】
凛「西木野さんも来てたんだー?」
真姫「わ、私は通りかかっただけっていうか…」
希「結局みんな一緒やね♪」
凛「講堂の講って、ねずみ講の講だよねー?」
にこ「どこでそんな言葉覚えてくんのよ…」
絵里「ねずみ?」
希「ねずみ講は犯罪や。特殊詐欺みたいなものやな」
花陽「さ、詐欺…」
真姫「講堂とは関係ないわよ。講演をする場所だから講堂でしょ」
凛「でも凛はコウドウって聞くと、お線香を連想するにゃ」
希「ああ、日本香堂やね」
花陽「青雲とか、毎日香の?」
凛「ぼくがー♪みーたー♪希望~♪」
のぞにこぱな「ぼくの希望~♪」
希「星空さん?…どうしたん?」
凛「μ'sのライブ、凛と一緒に見に行きませんか!?」
希「ウチを誘いに来てくれたん?」
凛「はい♪」
希「そか。じゃあウチは行こうかな♪」チラ
絵里「…」
にこ「絢瀬。何してんのよ。早く行きましょ」
絵里「私はいいわよ。別に興味ないし…」
にこ「なに言ってんの。あんたも廃校を阻止したいんでしょ?あいつらといろいろ相談してたじゃない」
絵里「それはそうだけど…スクールアイドルが有効な手段だとは思えないわ」
花陽「せめてライブを見てからでも…」
絵里「…わかったわよ。でも応援するかどうかは別よ?」
花陽「生徒会長さん…」ホッ
にこ「決まりね。じゃあ行くわよ♪」
【講堂】
凛「西木野さんも来てたんだー?」
真姫「わ、私は通りかかっただけっていうか…」
希「結局みんな一緒やね♪」
凛「講堂の講って、ねずみ講の講だよねー?」
にこ「どこでそんな言葉覚えてくんのよ…」
絵里「ねずみ?」
希「ねずみ講は犯罪や。特殊詐欺みたいなものやな」
花陽「さ、詐欺…」
真姫「講堂とは関係ないわよ。講演をする場所だから講堂でしょ」
凛「でも凛はコウドウって聞くと、お線香を連想するにゃ」
希「ああ、日本香堂やね」
花陽「青雲とか、毎日香の?」
凛「ぼくがー♪みーたー♪希望~♪」
のぞにこぱな「ぼくの希望~♪」
31: 2016/12/12(月) 20:54:54.07 ID:IpTXYfzV.net
絵里「私は“坑道”のほうを連想したけど…ほら、鉱山とかの」
希「それって廃坑になっちゃうやつやん?」
花陽「え?…あ、廃坑?」
凛「講堂から廃校!?」
絵里「やめてよ。まだ失敗すると決まったわけじゃないんだから…」
にこ「なんだかんだ言って、あんたも期待してるんじゃない」クス
絵里「そこまでアテにしてるわけじゃないわよ。でも失敗よりは成功したほうが音ノ木坂のためには良い事でしょう?」
真姫「そろそろ開演時間だけど…」
のぞえりにこまきりんぱな「…」
ことり「えーと…六人いるね」
穂乃果「結局いつものメンバーじゃん…」ガクッ
ことり「がっかりしないで。失礼だよ?」
海未「みんな来てくれて良かったじゃないですか(緊張しなくて済みそうですし)」
凛「穂むらちゃーん♪」フリフリ
穂乃果「穂乃果だってばー!」
ことり「ふふふ。今日はみんなのために…歌おう♪」
穂乃果「うん!」
海未「はい!」
\アイセー♪/
絵里「どうするつもり?」
穂乃果「続けます!」
絵里「意味があるとは思えないけど」
ことり「続くっていう字…糸を売るって書きますよね」
絵里「それがどうかしたの?」
ことり「糸は、そのままでは簡単に切れちゃうけど…糸からは布ができて、布からは服が作れます」
凛「一本じゃダメだけど、たくさんあれば何とかなるってこと?」
にこ「そーね。あの三人みたいに頼りない糸も…協力したり、応援してくれる人がいれば、布くらいにはなれるんじゃない?」
絵里「糸を集めただけでは布さえできないわよ」
にこ「だから。糸が布に、布が服になっていくように…教えてやるのは私たち上級生の役目でしょ?」
希「そやね。せっかくここに三人も三年生がいるんやし」
絵里「…」
希「それって廃坑になっちゃうやつやん?」
花陽「え?…あ、廃坑?」
凛「講堂から廃校!?」
絵里「やめてよ。まだ失敗すると決まったわけじゃないんだから…」
にこ「なんだかんだ言って、あんたも期待してるんじゃない」クス
絵里「そこまでアテにしてるわけじゃないわよ。でも失敗よりは成功したほうが音ノ木坂のためには良い事でしょう?」
真姫「そろそろ開演時間だけど…」
のぞえりにこまきりんぱな「…」
ことり「えーと…六人いるね」
穂乃果「結局いつものメンバーじゃん…」ガクッ
ことり「がっかりしないで。失礼だよ?」
海未「みんな来てくれて良かったじゃないですか(緊張しなくて済みそうですし)」
凛「穂むらちゃーん♪」フリフリ
穂乃果「穂乃果だってばー!」
ことり「ふふふ。今日はみんなのために…歌おう♪」
穂乃果「うん!」
海未「はい!」
\アイセー♪/
絵里「どうするつもり?」
穂乃果「続けます!」
絵里「意味があるとは思えないけど」
ことり「続くっていう字…糸を売るって書きますよね」
絵里「それがどうかしたの?」
ことり「糸は、そのままでは簡単に切れちゃうけど…糸からは布ができて、布からは服が作れます」
凛「一本じゃダメだけど、たくさんあれば何とかなるってこと?」
にこ「そーね。あの三人みたいに頼りない糸も…協力したり、応援してくれる人がいれば、布くらいにはなれるんじゃない?」
絵里「糸を集めただけでは布さえできないわよ」
にこ「だから。糸が布に、布が服になっていくように…教えてやるのは私たち上級生の役目でしょ?」
希「そやね。せっかくここに三人も三年生がいるんやし」
絵里「…」
32: 2016/12/12(月) 21:00:53.40 ID:IpTXYfzV.net
凛「凛たちだって応援するよー!」
花陽「う、うん。μ's、好きだし…西木野さんも」
真姫「そうね。応援くらいなら」
海未「もう協力してくれているじゃないですか」クス
真姫「ヴェ、別に…」プイッ
花陽「ふふふ」
凛「あははっ」
穂乃果「みんな…ありがとー!」タタタ
ことり「穂乃果ちゃん?」
穂乃果「生徒会長さん!」ギュー
絵里「ちょっ…高坂さん!?な、なんで私に…///」
穂乃果「これからもよろしくお願いします♪」
【後日】
花陽「アイドルへの想いは誰にも負けないつもりです!」
穂乃果「つもり…は、雪が積もる積雪の積でいいんだっけ?」
ことり「うん。見積もりの積もりだよね」
海未「面積、体積、容積…積もる話ですね」
凛「何が積もるのー?」
真姫「アイドルへの想いでしょ?」
花陽「う、うん。そのつもり…エヘヘ」
ことり「それで、二人はどうするつもり?」
凛「えっ。…凛たちのことー?」
真姫「たちって…私も?」
凛(…結局、凛たちは弓道部じゃなくてμ'sに入ったよ♪)
【六月】
穂乃果「どしゃ降りー」
花陽「土砂降りの土砂って…土と砂って書くんですよね?」
穂乃果「土砂崩れとか、土砂災害とか?」
凛「大雨が降ると災害が起こりやすいからー?><」
海未「確かに災害には気をつけないといけませんが…大雨の土砂降りに土砂という字が使われているのは、単なる当て字で意味は無いみたいです」
花陽「そ、そうなんですか…怖い言葉じゃなくてよかった…」
花陽「う、うん。μ's、好きだし…西木野さんも」
真姫「そうね。応援くらいなら」
海未「もう協力してくれているじゃないですか」クス
真姫「ヴェ、別に…」プイッ
花陽「ふふふ」
凛「あははっ」
穂乃果「みんな…ありがとー!」タタタ
ことり「穂乃果ちゃん?」
穂乃果「生徒会長さん!」ギュー
絵里「ちょっ…高坂さん!?な、なんで私に…///」
穂乃果「これからもよろしくお願いします♪」
【後日】
花陽「アイドルへの想いは誰にも負けないつもりです!」
穂乃果「つもり…は、雪が積もる積雪の積でいいんだっけ?」
ことり「うん。見積もりの積もりだよね」
海未「面積、体積、容積…積もる話ですね」
凛「何が積もるのー?」
真姫「アイドルへの想いでしょ?」
花陽「う、うん。そのつもり…エヘヘ」
ことり「それで、二人はどうするつもり?」
凛「えっ。…凛たちのことー?」
真姫「たちって…私も?」
凛(…結局、凛たちは弓道部じゃなくてμ'sに入ったよ♪)
【六月】
穂乃果「どしゃ降りー」
花陽「土砂降りの土砂って…土と砂って書くんですよね?」
穂乃果「土砂崩れとか、土砂災害とか?」
凛「大雨が降ると災害が起こりやすいからー?><」
海未「確かに災害には気をつけないといけませんが…大雨の土砂降りに土砂という字が使われているのは、単なる当て字で意味は無いみたいです」
花陽「そ、そうなんですか…怖い言葉じゃなくてよかった…」
33: 2016/12/12(月) 21:03:47.60 ID:IpTXYfzV.net
穂乃果「でも雨が止まないと練習できないよー!」
にこ「あんたたち!」
ことほのうみまきりんぱな「えっ」
穂乃果「矢澤先輩!…どうしたんですか?」
にこ「雨でもできる練習を教えてあげようと思って来たのよ」
真姫「雨の中で練習させる気?」
にこ「違うわよ。室内でもできる練習」
凛「歌の練習?」
穂乃果「サインの練習とか!」
海未「イメージトレーニングじゃないんですか?」
真姫「ストレッチでしょ?」
にこ「にっこにっこにー!…はい」
花陽「にっこにっこにー♪」
ことほのうみりんまき「…」
にこ「ちょっと!あんたたちもやるのよ」
真姫「…いや、これ何の練習よ?」
にこ「笑顔の練習に決まってるでしょー。アイドルは一に笑顔、二に笑顔!」
凛「意味があるとは思えないけど?」キリッ
花陽「生徒会長さんの真似…?」
穂乃果「あはは!似てる似てる♪」
絵里「…」
穂乃果「似て…って、本物!?」
凛「り、凛は帰るにゃー」
にこ「こらっ。まだ練習は終わってないわよ!」
【後日・中庭】
凛(にこ先輩もμ'sに入って、七人になったよ♪)
ことり「頑張っているかね?」
凛「あははは!ひょっとこのお面なんてどこから持ってきたのー?」
穂乃果「ひょっとこは…確か、火男って書くんだっけ」
凛「ひよこ?」
ことり「ひよこじゃないよ。ことりだよ」
にこ「あんたたち!」
ことほのうみまきりんぱな「えっ」
穂乃果「矢澤先輩!…どうしたんですか?」
にこ「雨でもできる練習を教えてあげようと思って来たのよ」
真姫「雨の中で練習させる気?」
にこ「違うわよ。室内でもできる練習」
凛「歌の練習?」
穂乃果「サインの練習とか!」
海未「イメージトレーニングじゃないんですか?」
真姫「ストレッチでしょ?」
にこ「にっこにっこにー!…はい」
花陽「にっこにっこにー♪」
ことほのうみりんまき「…」
にこ「ちょっと!あんたたちもやるのよ」
真姫「…いや、これ何の練習よ?」
にこ「笑顔の練習に決まってるでしょー。アイドルは一に笑顔、二に笑顔!」
凛「意味があるとは思えないけど?」キリッ
花陽「生徒会長さんの真似…?」
穂乃果「あはは!似てる似てる♪」
絵里「…」
穂乃果「似て…って、本物!?」
凛「り、凛は帰るにゃー」
にこ「こらっ。まだ練習は終わってないわよ!」
【後日・中庭】
凛(にこ先輩もμ'sに入って、七人になったよ♪)
ことり「頑張っているかね?」
凛「あははは!ひょっとこのお面なんてどこから持ってきたのー?」
穂乃果「ひょっとこは…確か、火男って書くんだっけ」
凛「ひよこ?」
ことり「ひよこじゃないよ。ことりだよ」
34: 2016/12/12(月) 21:06:14.74 ID:IpTXYfzV.net
海未「かまどの火を竹で吹くために口をとがらせた顔になっていると言われていますね」
花陽「それで火男なんですね…」
希「ちなみに、ひよこは雛って書くみたいや」
凛「ひな?」
穂乃果「そういえば、ひな祭りのひなも雛だよね?鳥の雛と何か関係あるのかな?」
ことり「たぶん関係なかったと思うよ」
凛「ひな人形が全部人じゃなくて鳥の顔してるの想像しちゃったにゃ」
ことり「こんな顔?(・8・)」
のぞほのうみまきりんぱな「!?」
ことり「いや、お面だよ?…ほら」
真姫「だから、なんでそんなの持ってるのよ!」
\マーダマダマダマダコレカラ♪/
花陽「ラブライブです!」
凛「認められないわぁ!」
絵里「私は別に構わないけど…最終的には理事長の承認が必要よ」
穂乃果「商人なら私がいるよ♪」
凛「穂むらちゃんだもんねー♪」
穂乃果「穂乃果だよ!」
海未「今、私たちに必要なのはその商人ではないと思いますが…」
穂乃果「いらない?」フルフル
花陽「そ、そんなことないよ」ナデナデ
にこ「バカなこと言ってないで、さっさと理事長のところへ行きましょ」
穂乃果「バカは馬と鹿って書くよね?」
花陽「しか…」
凛「それって、馬や鹿がバカだってことー?」
海未「そんなことはありませんよ。馬が賢くなかったら馬術競技などできませんからね」
希「確か本来は仏教用語で、こういう字を書くんよ。莫迦」カキカキ
ことり「全然違う字なんですね…」
絵里「それがどうして馬と鹿になってるのよ?」
花陽「それで火男なんですね…」
希「ちなみに、ひよこは雛って書くみたいや」
凛「ひな?」
穂乃果「そういえば、ひな祭りのひなも雛だよね?鳥の雛と何か関係あるのかな?」
ことり「たぶん関係なかったと思うよ」
凛「ひな人形が全部人じゃなくて鳥の顔してるの想像しちゃったにゃ」
ことり「こんな顔?(・8・)」
のぞほのうみまきりんぱな「!?」
ことり「いや、お面だよ?…ほら」
真姫「だから、なんでそんなの持ってるのよ!」
\マーダマダマダマダコレカラ♪/
花陽「ラブライブです!」
凛「認められないわぁ!」
絵里「私は別に構わないけど…最終的には理事長の承認が必要よ」
穂乃果「商人なら私がいるよ♪」
凛「穂むらちゃんだもんねー♪」
穂乃果「穂乃果だよ!」
海未「今、私たちに必要なのはその商人ではないと思いますが…」
穂乃果「いらない?」フルフル
花陽「そ、そんなことないよ」ナデナデ
にこ「バカなこと言ってないで、さっさと理事長のところへ行きましょ」
穂乃果「バカは馬と鹿って書くよね?」
花陽「しか…」
凛「それって、馬や鹿がバカだってことー?」
海未「そんなことはありませんよ。馬が賢くなかったら馬術競技などできませんからね」
希「確か本来は仏教用語で、こういう字を書くんよ。莫迦」カキカキ
ことり「全然違う字なんですね…」
絵里「それがどうして馬と鹿になってるのよ?」
35: 2016/12/12(月) 21:15:59.58 ID:IpTXYfzV.net
海未「理由はよくわかりませんが、後から特に意味のない当て字に変えたものが馬と鹿のほうだと思いますよ」
にこ「なんでそんなことしたのかしら?」
真姫「ちゃんとした字が覚えられなかったんじゃない?バカだから」
理事長「赤点ry」
ほのにこりん「」ガクッ
絵里「そんなバカみたいな理由で…」
海未「バカなんです」
【夕方】
絵里「素人にしか見えない」キリッ
海未「素人、玄人という言葉も元々は白と黒からきているんですよ。碁石の白黒など諸説ありますが…」
絵里「え…じゃあ白人が素人で黒人が玄人なの?」
海未「それは関係ありませんよ。おそらく同じ人種の文化圏で生まれた言葉ですから…」
絵里「知らなかったわ…」
海未「素人ですね」フッ
絵里「くっ…わかったわよ。私たちも協力するわ」
海未「たち?」
亜里沙「Хорошо♪」
穂乃果「えーと…?」
絵里「亜里沙が高坂さん、私が矢澤さんを担当するわ」
亜里沙「よろしくお願いします♪」
穂乃果「あ…よ、よろしくね」
にこ「なんでこんなことに…」
【七月】
\ダイスキ♪/
凛(希先輩と絵里先輩が加わって九人になったμ's!オープンキャンパスのライブも成功して、廃校もひとまず回避したよ♪)
凛「まず…」
花陽「どうしたの凛ちゃん?」
凛「美味しくないのマズイは不味って書くんだっけ?」
希「そやね」
にこ「なんでそんなことしたのかしら?」
真姫「ちゃんとした字が覚えられなかったんじゃない?バカだから」
理事長「赤点ry」
ほのにこりん「」ガクッ
絵里「そんなバカみたいな理由で…」
海未「バカなんです」
【夕方】
絵里「素人にしか見えない」キリッ
海未「素人、玄人という言葉も元々は白と黒からきているんですよ。碁石の白黒など諸説ありますが…」
絵里「え…じゃあ白人が素人で黒人が玄人なの?」
海未「それは関係ありませんよ。おそらく同じ人種の文化圏で生まれた言葉ですから…」
絵里「知らなかったわ…」
海未「素人ですね」フッ
絵里「くっ…わかったわよ。私たちも協力するわ」
海未「たち?」
亜里沙「Хорошо♪」
穂乃果「えーと…?」
絵里「亜里沙が高坂さん、私が矢澤さんを担当するわ」
亜里沙「よろしくお願いします♪」
穂乃果「あ…よ、よろしくね」
にこ「なんでこんなことに…」
【七月】
\ダイスキ♪/
凛(希先輩と絵里先輩が加わって九人になったμ's!オープンキャンパスのライブも成功して、廃校もひとまず回避したよ♪)
凛「まず…」
花陽「どうしたの凛ちゃん?」
凛「美味しくないのマズイは不味って書くんだっけ?」
希「そやね」
36: 2016/12/12(月) 21:17:38.75 ID:IpTXYfzV.net
凛「まず最初に、の“まず”は?…貧しい?」
海未「その“まず”なら、先という字だと思いますよ」
凛「先生の先?」
希「そうそう。“ひとまず”なら一先やな。これで“一先ず”」カキカキ
凛「一先…って何かに似てるにゃ」
穂乃果「一先?…ああ、あれじゃない?一塁手のエラー」
海未「一失ですか。確かに見た目は似てますね」
凛「一失で出塁、一先ず一矢報いた形にゃ」
絵里「いや、相手が勝手にエラーしただけでしょ?」
希「一塁手と打者がどっちも一矢(かずや)さんなら完璧やな」
海未「一人探すのも難しいと思いますが…」
【後日・二年教室】
ことり「歌詞じゃなくて、お菓子なら作るの得意なんだけど…」
穂乃果「お菓子!?和菓子だったら私も作れるよ♪」
ことり「とりあえず好きなお菓子をたくさん並べてみようか…」カキカキ
穂乃果「それって何かのアニメで見たような…」
ことり「お菓子の菓は、穂乃果ちゃんの果に草かんむりをつけた字だよね」
穂乃果「うん。穂むらができるより前の時代は、果物を菓子って呼んでたんだって。植物だからくさかんむりだってお父さんが言ってたよ」
海未「さすがにお菓子のことは詳しいですね」
穂乃果「えへへ♪」
ことり「草を編んで作った冠を穂乃果ちゃんに被せたら、お菓子になるかなぁ?」
穂乃果「え!?」
ことり「新しい衣装のアイデアができそうな予感!」
海未「それより今は歌詞を書いてくれませんか…」
希「歌詞だけに、なかなかむず歌詞いみたいや」
凛「ちょっと寒くないかにゃー?」
\ワンダーゾーン♪/
海未「その“まず”なら、先という字だと思いますよ」
凛「先生の先?」
希「そうそう。“ひとまず”なら一先やな。これで“一先ず”」カキカキ
凛「一先…って何かに似てるにゃ」
穂乃果「一先?…ああ、あれじゃない?一塁手のエラー」
海未「一失ですか。確かに見た目は似てますね」
凛「一失で出塁、一先ず一矢報いた形にゃ」
絵里「いや、相手が勝手にエラーしただけでしょ?」
希「一塁手と打者がどっちも一矢(かずや)さんなら完璧やな」
海未「一人探すのも難しいと思いますが…」
【後日・二年教室】
ことり「歌詞じゃなくて、お菓子なら作るの得意なんだけど…」
穂乃果「お菓子!?和菓子だったら私も作れるよ♪」
ことり「とりあえず好きなお菓子をたくさん並べてみようか…」カキカキ
穂乃果「それって何かのアニメで見たような…」
ことり「お菓子の菓は、穂乃果ちゃんの果に草かんむりをつけた字だよね」
穂乃果「うん。穂むらができるより前の時代は、果物を菓子って呼んでたんだって。植物だからくさかんむりだってお父さんが言ってたよ」
海未「さすがにお菓子のことは詳しいですね」
穂乃果「えへへ♪」
ことり「草を編んで作った冠を穂乃果ちゃんに被せたら、お菓子になるかなぁ?」
穂乃果「え!?」
ことり「新しい衣装のアイデアができそうな予感!」
海未「それより今は歌詞を書いてくれませんか…」
希「歌詞だけに、なかなかむず歌詞いみたいや」
凛「ちょっと寒くないかにゃー?」
\ワンダーゾーン♪/
38: 2016/12/12(月) 21:20:02.88 ID:IpTXYfzV.net
【夏合宿】
花陽「すいかは西瓜って書くよね」
にこ「南瓜ならカボチャね」
凛「東瓜と北瓜はないのー?」
海未「少なくとも日本には無いんじゃないですか?」
希「あと瓜って言ったら胡瓜と冬瓜くらいやし…」
穂乃果「瓜って字、人の顔みたいに見えない?」
絵里「え?…顔?」
ことり「ああ、このTを横にしたような部分が口みたいに見えるってこと?」
穂乃果「そうそう♪ちょっとドヤ顔っぽい感じ?」
真姫「それなら谷とか、商いのほうが顔っぽいんじゃない?」
凛「谷…」サクサク
穂乃果「商…おおっ、ホントに顔っぽく見える!?」
ことり「商さんは帽子を被ってる感じだね。ふふふ」
【九月】
ことり「前から服飾の勉強したいって思ってて…」
凛「副食って、おかず?」
花陽「その副食じゃないと思うけど…」
にこ「副食と副菜ってまぎらわしいわよね。時々混乱するわよ」
希「主菜と副菜、あわせて副食やな」
海未「一汁三菜と言ったりしますから、汁は主菜や副菜に含まないとすれば主菜、副菜、汁をあわせて副食かもしれません」
絵里「主食は一汁三菜に含まれないってこと?」
海未「基本的には主食は含まないと思いますが…料理によるかもしれません」
穂乃果「私はお菓子の勉強をするよ!」
真姫「穂むらを継ぐの?」
穂乃果「まだわからないけど…でもお店の仕事もちゃんとできるようになりたいな♪」
凛「今度こそ本当に穂むらちゃんになるのー?」
穂乃果「いや、お店を継いだとしても穂乃果は穂乃果だよ!…ただ」
花陽「ただ?」
花陽「すいかは西瓜って書くよね」
にこ「南瓜ならカボチャね」
凛「東瓜と北瓜はないのー?」
海未「少なくとも日本には無いんじゃないですか?」
希「あと瓜って言ったら胡瓜と冬瓜くらいやし…」
穂乃果「瓜って字、人の顔みたいに見えない?」
絵里「え?…顔?」
ことり「ああ、このTを横にしたような部分が口みたいに見えるってこと?」
穂乃果「そうそう♪ちょっとドヤ顔っぽい感じ?」
真姫「それなら谷とか、商いのほうが顔っぽいんじゃない?」
凛「谷…」サクサク
穂乃果「商…おおっ、ホントに顔っぽく見える!?」
ことり「商さんは帽子を被ってる感じだね。ふふふ」
【九月】
ことり「前から服飾の勉強したいって思ってて…」
凛「副食って、おかず?」
花陽「その副食じゃないと思うけど…」
にこ「副食と副菜ってまぎらわしいわよね。時々混乱するわよ」
希「主菜と副菜、あわせて副食やな」
海未「一汁三菜と言ったりしますから、汁は主菜や副菜に含まないとすれば主菜、副菜、汁をあわせて副食かもしれません」
絵里「主食は一汁三菜に含まれないってこと?」
海未「基本的には主食は含まないと思いますが…料理によるかもしれません」
穂乃果「私はお菓子の勉強をするよ!」
真姫「穂むらを継ぐの?」
穂乃果「まだわからないけど…でもお店の仕事もちゃんとできるようになりたいな♪」
凛「今度こそ本当に穂むらちゃんになるのー?」
穂乃果「いや、お店を継いだとしても穂乃果は穂乃果だよ!…ただ」
花陽「ただ?」
39: 2016/12/12(月) 21:23:33.55 ID:IpTXYfzV.net
穂乃果「うん…お店の仕事はしてても、私は高坂じゃなくなってる可能性はあるかな…って」チラ
ことり「え!?」
にこ「そ、それって…つまり」
希「穂乃果ちゃんは誰のお嫁さんになるん?」
穂乃果「どうしようかな…ことりちゃんは居なくなっちゃうみたいだし」
ことり「…」
海未「私がいるじゃないですか」
穂乃果「でも海未ちゃんは私に隠し事するよね?」
海未「そ、それは…」
穂乃果「ずっと一緒に暮らすなら、信頼できる人がいいな。私を置いてどっか行っちゃったりしない人」
ことり「…行かない」
ほのうみのぞえりにこまきりんぱな「えっ」
ことり「もういいよ!私、留学やめる!」
ことり「え!?」
にこ「そ、それって…つまり」
希「穂乃果ちゃんは誰のお嫁さんになるん?」
穂乃果「どうしようかな…ことりちゃんは居なくなっちゃうみたいだし」
ことり「…」
海未「私がいるじゃないですか」
穂乃果「でも海未ちゃんは私に隠し事するよね?」
海未「そ、それは…」
穂乃果「ずっと一緒に暮らすなら、信頼できる人がいいな。私を置いてどっか行っちゃったりしない人」
ことり「…行かない」
ほのうみのぞえりにこまきりんぱな「えっ」
ことり「もういいよ!私、留学やめる!」
40: 2016/12/12(月) 21:25:07.17 ID:IpTXYfzV.net
【冬】
穂乃果「そういえば…渡り鳥じゃない鳥は“留鳥”っていうんだよね」
ことり「うん」
穂乃果「ずっといるのが留鳥で、いないのが留守で、どっか行っちゃうのが留学?」
ことり「どこにも行かないよ」
海未「同じ字でも使い方がバラバラでまぎらわしいという事ですか?」
穂乃果「そうそう」
海未「確かにそうですが…留守は“守る”という字を書くように、“留守”だけで“留守番”に相当する意味もありますよ」
穂乃果「そうなんだ?…じゃあ留学だけが変なのかなぁ?」
ことり「もう留学はしないもん…私は、ずっと穂乃果ちゃんのそばに留鳥だよ!」ギュ
穂乃果「ことりちゃん…えへへ。ありがと♪」
海未(今年も…というか今年は特にいろいろありすぎた一年でしたね。漢字一字だけで表すのも難しいですけど)
真姫「やっぱり“歌”じゃない?」
絵里「ダンスも重要よ。“踊”かしら?」
ことり「いろいろな衣装を作って着たし…“服”?」
にこ「アイドルは何よりも笑顔よ。“笑”でしょ」
花陽「アイドルは…やっぱり小さい頃からの“夢”かなぁ…」
凛「みんなと仲良くなったから“友”♪」
穂乃果「音ノ木坂の廃校も阻止したし、“音”!」
海未「穂乃果にいろいろ振り回されたので“穂”ですね」
穂乃果「えー!?」
希(この九人で居られるのは、あと少し…やっぱり“九”かな)
凛(やっぱり一つだけなんて選べないよね。来年もいろいろ迷っちゃうくらい、楽しい一年になるといいな♪)
おわり
穂乃果「そういえば…渡り鳥じゃない鳥は“留鳥”っていうんだよね」
ことり「うん」
穂乃果「ずっといるのが留鳥で、いないのが留守で、どっか行っちゃうのが留学?」
ことり「どこにも行かないよ」
海未「同じ字でも使い方がバラバラでまぎらわしいという事ですか?」
穂乃果「そうそう」
海未「確かにそうですが…留守は“守る”という字を書くように、“留守”だけで“留守番”に相当する意味もありますよ」
穂乃果「そうなんだ?…じゃあ留学だけが変なのかなぁ?」
ことり「もう留学はしないもん…私は、ずっと穂乃果ちゃんのそばに留鳥だよ!」ギュ
穂乃果「ことりちゃん…えへへ。ありがと♪」
海未(今年も…というか今年は特にいろいろありすぎた一年でしたね。漢字一字だけで表すのも難しいですけど)
真姫「やっぱり“歌”じゃない?」
絵里「ダンスも重要よ。“踊”かしら?」
ことり「いろいろな衣装を作って着たし…“服”?」
にこ「アイドルは何よりも笑顔よ。“笑”でしょ」
花陽「アイドルは…やっぱり小さい頃からの“夢”かなぁ…」
凛「みんなと仲良くなったから“友”♪」
穂乃果「音ノ木坂の廃校も阻止したし、“音”!」
海未「穂乃果にいろいろ振り回されたので“穂”ですね」
穂乃果「えー!?」
希(この九人で居られるのは、あと少し…やっぱり“九”かな)
凛(やっぱり一つだけなんて選べないよね。来年もいろいろ迷っちゃうくらい、楽しい一年になるといいな♪)
おわり
42: 2016/12/12(月) 22:58:44.37 ID:IpTXYfzV.net
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