1: 2021/05/14(金) 01:54:44.254 ID:Eucn+/s20.net
先輩「何それ」
後輩「働けハラスメント、ハタハラです。
仕事しないで毎日先輩の部屋で寝てるだけで働けって言うなんて
立派な人権侵害ですよ」
先輩「いや働けよ」
後輩「あは、また言った。労組に訴えますよ、先輩」
先輩「働いてないのに労組とかないだろ。どこに訴えるつもりだよ」
後輩「先輩。泣き落としです。ちょろいのです」
先輩「それ労組とか関係ないからな。俺が優しいだけで」
後輩「働けハラスメント、ハタハラです。
仕事しないで毎日先輩の部屋で寝てるだけで働けって言うなんて
立派な人権侵害ですよ」
先輩「いや働けよ」
後輩「あは、また言った。労組に訴えますよ、先輩」
先輩「働いてないのに労組とかないだろ。どこに訴えるつもりだよ」
後輩「先輩。泣き落としです。ちょろいのです」
先輩「それ労組とか関係ないからな。俺が優しいだけで」
5: 2021/05/14(金) 01:58:47.177 ID:Eucn+/s20.net
後輩「んー、じゃあその優しい先輩はどうしてハタハラなんてするんでしょう」
先輩「あのなあ、俺も一応お前のこと心配して言ってるんだぞ?
可愛い後輩がこのままダメ人間になっちゃわないかとか
若いのなんて今のうちだけなのに、って」
後輩「それは普通にセクハラです。先輩」
先輩「そりゃすまん。でもお前、大学では優等生だったじゃん
どうしてまた、こんなことになっちゃったんだ?」
後輩「んー、そうですね。
……若いのなんて今のうちだけだから、でしょうか。やっぱり」
先輩「ちょっと何言ってるかわからん」
先輩「あのなあ、俺も一応お前のこと心配して言ってるんだぞ?
可愛い後輩がこのままダメ人間になっちゃわないかとか
若いのなんて今のうちだけなのに、って」
後輩「それは普通にセクハラです。先輩」
先輩「そりゃすまん。でもお前、大学では優等生だったじゃん
どうしてまた、こんなことになっちゃったんだ?」
後輩「んー、そうですね。
……若いのなんて今のうちだけだから、でしょうか。やっぱり」
先輩「ちょっと何言ってるかわからん」
6: 2021/05/14(金) 02:04:33.801 ID:Eucn+/s20.net
先輩「若いのなんて今のうちだけ、ってさ
もっとこう、遊びまわってるやつが言うことじゃないか?
お前みたいにずっと人の家で寝てるだけのやつが言うことではないような」
後輩「先輩、意外と私のこと信頼してくれてるんですね」
先輩「どういう意味だ?」
後輩「遊んでないって思ってる」
先輩「……あのなあ、行きも帰りも変わらない上下スウェット姿でよく言うよ」
後輩「意外と可愛いから気に入ってるんですよ、これ
ほら、見てください。胸のこの辺り」
先輩「うわ、急に近づくなって。なんだ?」
後輩「うさちゃんです。可愛いでしょう?」
もっとこう、遊びまわってるやつが言うことじゃないか?
お前みたいにずっと人の家で寝てるだけのやつが言うことではないような」
後輩「先輩、意外と私のこと信頼してくれてるんですね」
先輩「どういう意味だ?」
後輩「遊んでないって思ってる」
先輩「……あのなあ、行きも帰りも変わらない上下スウェット姿でよく言うよ」
後輩「意外と可愛いから気に入ってるんですよ、これ
ほら、見てください。胸のこの辺り」
先輩「うわ、急に近づくなって。なんだ?」
後輩「うさちゃんです。可愛いでしょう?」
11: 2021/05/14(金) 02:11:46.259 ID:Eucn+/s20.net
先輩「あ、ああ。お前の好きなブランドだっけ、確か」
後輩「Rabit orderですよ。カジュアルな部屋用ファッションに特化したブランドです
スリッパとか眼鏡フレームとかも、ほら、うさちゃんです」
先輩「うわ、ほんとだ。全身うさぎまみれだなお前」
後輩「うさぎまみれって。もっと言い方なかったんですか?」
先輩「うさぎまみれはうさぎまみれだよ
あれ、でも髪留めはうさぎじゃないんだな」
後輩「あっ、これはダメです! 見ないでください……」
先輩「あ、悪い。……見慣れない色のゴムだったから、つい」
後輩「……」
後輩「Rabit orderですよ。カジュアルな部屋用ファッションに特化したブランドです
スリッパとか眼鏡フレームとかも、ほら、うさちゃんです」
先輩「うわ、ほんとだ。全身うさぎまみれだなお前」
後輩「うさぎまみれって。もっと言い方なかったんですか?」
先輩「うさぎまみれはうさぎまみれだよ
あれ、でも髪留めはうさぎじゃないんだな」
後輩「あっ、これはダメです! 見ないでください……」
先輩「あ、悪い。……見慣れない色のゴムだったから、つい」
後輩「……」
12: 2021/05/14(金) 02:16:33.272 ID:Eucn+/s20.net
先輩「な、なんか、顔赤いな。どうした?」
後輩「……先輩のそういうとこ嫌いです」
先輩「は!? いや、えっと……無理やり髪留め見ようとしたのはごめん……?」
後輩「そこじゃないです。オトハラです」
先輩「お、オトハラ……?」
後輩「乙女心ハラスメント」
先輩「……それは俺が訴えたいんだが、えっとつまり……?」
後輩「何でもないです。顔も赤くないです。髪留めは取ります
……いたっ!」
先輩「だ、大丈夫か? なんかいま、キシって言ったような」
後輩「何でもないです。痛くないです」
後輩「……先輩のそういうとこ嫌いです」
先輩「は!? いや、えっと……無理やり髪留め見ようとしたのはごめん……?」
後輩「そこじゃないです。オトハラです」
先輩「お、オトハラ……?」
後輩「乙女心ハラスメント」
先輩「……それは俺が訴えたいんだが、えっとつまり……?」
後輩「何でもないです。顔も赤くないです。髪留めは取ります
……いたっ!」
先輩「だ、大丈夫か? なんかいま、キシって言ったような」
後輩「何でもないです。痛くないです」
14: 2021/05/14(金) 02:20:55.027 ID:Eucn+/s20.net
先輩(……なんかちょっと、怒らせちゃったかな)
後輩「……」
先輩(……このままってのもあれだし、なんとか機嫌直してもらえないかな)
先輩「あ、あの……さ」
後輩「……なんですか」
先輩「今日は外食にしないか? お前、結構好きだったよな。ラーメンとか、ファミレスとか」
後輩「……いいです。先輩、疲れてると思うし。ご飯、食べたいんですか?」
先輩「いや、えっとそういうわけじゃ……ははは」
後輩「……そうですか」
先輩(どうにかならんかなあ)
後輩「……」
先輩(……このままってのもあれだし、なんとか機嫌直してもらえないかな)
先輩「あ、あの……さ」
後輩「……なんですか」
先輩「今日は外食にしないか? お前、結構好きだったよな。ラーメンとか、ファミレスとか」
後輩「……いいです。先輩、疲れてると思うし。ご飯、食べたいんですか?」
先輩「いや、えっとそういうわけじゃ……ははは」
後輩「……そうですか」
先輩(どうにかならんかなあ)
16: 2021/05/14(金) 02:30:35.266 ID:Eucn+/s20.net
先輩(そうだ、プレゼントで機嫌直してもらおう。
まだ七時前だし、服とか小物とかだったら、車を飛ばせば買いに行けるはずだ。
後輩の好きなブランドは確か……Rabit order、だっけ)
後輩「……先輩? 何見てるんですか」
先輩「……なあ、お前の家って、そんなに裕福じゃなかったよな」
後輩「それはボンハラ、ボンビーハラスメントですね。
でもまあ、確かにそうですね。私の両親は借金が嫌いで
現金で家を買ったんですけど、その数日後にバブルの崩壊があって
お父さんはリストラに……って、何言わせるんですか」
先輩「『借金が嫌い』ね。それはお前もか?」
後輩「……そうですね。両親がことあるごとに
借金の怖さを説いてくるので、私も借金だけはしないようにって思ってます」
先輩「なら、どうしてこんな高額なものが買えたんだ?」
後輩「……あ」
Rabit order 上下スウェット(グレー) 239,000円
Rabit order スリッパ(ピンク) 18,700円
Rabit order 眼鏡フレーム(赤)特注品 時価
まだ七時前だし、服とか小物とかだったら、車を飛ばせば買いに行けるはずだ。
後輩の好きなブランドは確か……Rabit order、だっけ)
後輩「……先輩? 何見てるんですか」
先輩「……なあ、お前の家って、そんなに裕福じゃなかったよな」
後輩「それはボンハラ、ボンビーハラスメントですね。
でもまあ、確かにそうですね。私の両親は借金が嫌いで
現金で家を買ったんですけど、その数日後にバブルの崩壊があって
お父さんはリストラに……って、何言わせるんですか」
先輩「『借金が嫌い』ね。それはお前もか?」
後輩「……そうですね。両親がことあるごとに
借金の怖さを説いてくるので、私も借金だけはしないようにって思ってます」
先輩「なら、どうしてこんな高額なものが買えたんだ?」
後輩「……あ」
Rabit order 上下スウェット(グレー) 239,000円
Rabit order スリッパ(ピンク) 18,700円
Rabit order 眼鏡フレーム(赤)特注品 時価
17: 2021/05/14(金) 02:35:17.165 ID:Eucn+/s20.net
先輩「……まあな、お前がどんな奴だったかは知ってるし
悪いことをして稼いだ金じゃないことは分かってるよ。
でもさ、お前俺の家に来るとき、こう言ったよな。
『大学を卒業して1年間仕事を探したけど、見つからなかった。
しばらく一緒に住んで欲しい』ってさ」
後輩「……確かに、言いましたよ。覚えてたんですね、先輩」
先輩「まあな。これでもお前の就職先とか、結構本気で心配してたんだぜ?
取引先で聞きまわったりとかさ。ま、俺はあんまり不甲斐ないから
今のところ成果はないんだけどさ」
後輩「そんなこと、してくれてたんですね……ぐすっ」
先輩「お、おい、どうして泣くんだよ」
悪いことをして稼いだ金じゃないことは分かってるよ。
でもさ、お前俺の家に来るとき、こう言ったよな。
『大学を卒業して1年間仕事を探したけど、見つからなかった。
しばらく一緒に住んで欲しい』ってさ」
後輩「……確かに、言いましたよ。覚えてたんですね、先輩」
先輩「まあな。これでもお前の就職先とか、結構本気で心配してたんだぜ?
取引先で聞きまわったりとかさ。ま、俺はあんまり不甲斐ないから
今のところ成果はないんだけどさ」
後輩「そんなこと、してくれてたんですね……ぐすっ」
先輩「お、おい、どうして泣くんだよ」
18: 2021/05/14(金) 02:37:15.474 ID:Eucn+/s20.net
後輩「……ひぐっ、ぐすっ」
先輩「あー、もしかして、俺の優しさに感動した、とか?
だったら照れるけど、えっと、とりあえず涙拭け、な?」
後輩「……違いますよ。先輩のばか」
先輩「なっ、馬鹿ってなんだよ」
後輩「ここまで来たら、あとは全部自然と分かるじゃないですか」
先輩「ど、どういう意味だ……?」
先輩「あー、もしかして、俺の優しさに感動した、とか?
だったら照れるけど、えっと、とりあえず涙拭け、な?」
後輩「……違いますよ。先輩のばか」
先輩「なっ、馬鹿ってなんだよ」
後輩「ここまで来たら、あとは全部自然と分かるじゃないですか」
先輩「ど、どういう意味だ……?」
20: 2021/05/14(金) 02:42:26.952 ID:Eucn+/s20.net
後輩「私、大学卒業してから、普通に就職したんですよ。
東京のO株式会社です。もちろんご存じですよね?」
先輩「……うちの会社の元受けの元受けだな。すげえ大企業だ」
後輩「お給料も、今の先輩の4倍は貰ってました」
先輩「それは何ハラって言うんだろうな。給料の額でマウント取るやつ」
後輩「知りません。自分で考えてください。
……私、最初はこれでいいんだって思ってました。
私は順調に人生を進んでるんだって、思ってました。
大好きなブランドの服を着て部屋でハンモックに寝転がって、
朝まで生テレビを見るんです。私は人生の成功者だって思ってました」
先輩「なんか微妙におやじっぽいイメージだな」
東京のO株式会社です。もちろんご存じですよね?」
先輩「……うちの会社の元受けの元受けだな。すげえ大企業だ」
後輩「お給料も、今の先輩の4倍は貰ってました」
先輩「それは何ハラって言うんだろうな。給料の額でマウント取るやつ」
後輩「知りません。自分で考えてください。
……私、最初はこれでいいんだって思ってました。
私は順調に人生を進んでるんだって、思ってました。
大好きなブランドの服を着て部屋でハンモックに寝転がって、
朝まで生テレビを見るんです。私は人生の成功者だって思ってました」
先輩「なんか微妙におやじっぽいイメージだな」
24: 2021/05/14(金) 02:48:37.280 ID:Eucn+/s20.net
後輩「でも、いくら稼いでも、いくらお金を使っても
どんなに惰眠をむさぼっても、どんなにおいしい料理を食べようとも
私の心が満たされることはありませんでした。
私は一体、本当には何がしたいんだろう?
天井を眺めながら思うのは、いつも虚しいことばかりでした。
空回りするイメージの連続。薄らいでいく煌びやかな輪郭。
若いのなんて、今のうちなんだ。私は、ふと思いました。
先輩に、会いたい」
先輩「……」
後輩「最低限の荷物だけまとめて、私は部屋を出ることにしました。
会社に退職のことを伝えたとき、意外にあっさりとことが済むので、少し拍子抜けしました。
でも、ちっとも寂しくなんてなかった。私の心は浮足立っていました。
先輩に、もうすぐ会える。とびっきりのおしゃれをしていこう、と」
どんなに惰眠をむさぼっても、どんなにおいしい料理を食べようとも
私の心が満たされることはありませんでした。
私は一体、本当には何がしたいんだろう?
天井を眺めながら思うのは、いつも虚しいことばかりでした。
空回りするイメージの連続。薄らいでいく煌びやかな輪郭。
若いのなんて、今のうちなんだ。私は、ふと思いました。
先輩に、会いたい」
先輩「……」
後輩「最低限の荷物だけまとめて、私は部屋を出ることにしました。
会社に退職のことを伝えたとき、意外にあっさりとことが済むので、少し拍子抜けしました。
でも、ちっとも寂しくなんてなかった。私の心は浮足立っていました。
先輩に、もうすぐ会える。とびっきりのおしゃれをしていこう、と」
25: 2021/05/14(金) 02:53:32.981 ID:Eucn+/s20.net
後輩「これ、先輩は覚えてないんでしょうね。
さっきは、恥ずかしくって隠しちゃいましたけど」
先輩「……覚えてる気がする」
後輩「え?」
先輩「お前のゴムが切れたときだよな。これで留めとけって、輪ゴムを渡したら
お前が痛がって、それで、やけくそになってセロハンテープを巻いたんだ」
後輩「……ふふ、ほんとに、覚えててくれたんですね。
ほとんどゴミみたいなものなのに、意外とちゃんとまとまるんですよ。これ。
さすがに今では、ちょっと引っかかることもありますけど」
先輩「……ごめんな、なんか。こんなものずっと使わせて」
後輩「いいんです。嬉しかったですから」
さっきは、恥ずかしくって隠しちゃいましたけど」
先輩「……覚えてる気がする」
後輩「え?」
先輩「お前のゴムが切れたときだよな。これで留めとけって、輪ゴムを渡したら
お前が痛がって、それで、やけくそになってセロハンテープを巻いたんだ」
後輩「……ふふ、ほんとに、覚えててくれたんですね。
ほとんどゴミみたいなものなのに、意外とちゃんとまとまるんですよ。これ。
さすがに今では、ちょっと引っかかることもありますけど」
先輩「……ごめんな、なんか。こんなものずっと使わせて」
後輩「いいんです。嬉しかったですから」
27: 2021/05/14(金) 02:58:53.999 ID:Eucn+/s20.net
後輩「……ねえ、先輩。可愛い後輩にここまで言わせたんです。
あとは、先輩次第ですよ」
先輩「……あのさ」
後輩「なんですか」
先輩「ハタハラして、ごめん」
後輩「はい」
先輩「やっぱ間違ってたよな。こういうのってさ、本人にはちゃんと考えがあるんだよ。
今働いてないからって、それをことさらに煽ったり、まして
本人が希望もしてないところに無理矢理押し込んだりとかさ
そういうのって、あんまりよくないよな」
後輩「あんまりじゃないです。すごくよくないです」
先輩「だよなあ。
……なあ、後輩。それじゃあさ、こういうのは、ハタハラになるのかな?」
後輩「はい。なんですか、先輩」
あとは、先輩次第ですよ」
先輩「……あのさ」
後輩「なんですか」
先輩「ハタハラして、ごめん」
後輩「はい」
先輩「やっぱ間違ってたよな。こういうのってさ、本人にはちゃんと考えがあるんだよ。
今働いてないからって、それをことさらに煽ったり、まして
本人が希望もしてないところに無理矢理押し込んだりとかさ
そういうのって、あんまりよくないよな」
後輩「あんまりじゃないです。すごくよくないです」
先輩「だよなあ。
……なあ、後輩。それじゃあさ、こういうのは、ハタハラになるのかな?」
後輩「はい。なんですか、先輩」
28: 2021/05/14(金) 03:00:10.979 ID:Eucn+/s20.net
先輩「俺の専業主婦として、働いてくれないか」
後輩「……えへ、その言葉、ずーっと待っていましたよ」
~END~
(深夜に見ていただいた方ありがとうございました!)
後輩「……えへ、その言葉、ずーっと待っていましたよ」
~END~
(深夜に見ていただいた方ありがとうございました!)
31: 2021/05/14(金) 03:04:06.738 ID:mDSjnRwC0.net
乙
後輩ちゃん、俺を専業主夫として雇ってくれないか
後輩ちゃん、俺を専業主夫として雇ってくれないか
35: 2021/05/14(金) 03:08:18.301 ID:Eucn+/s20.net
~後日談~
後輩「でも、先輩のアパートって、2人暮らしにはちょっと手狭ですよね」
先輩「まあな、でも金もないし、しばらくはこうするしかないだろうな」
後輩「えへへ、先輩。お金ならありますよ。私の通帳に、ほら!」
先輩「うわ、なんだこれ……いちじゅうひゃくせん……1000万!?」
後輩「これで郊外のマンションを買って、二人の愛の巣にしませんか?
もちろん、現金一括払いです!」
先輩「……いや! ここはやっぱり俺が働いてちゃんと金を稼いでからだ!
後輩にマンションを買わせるなんて、いくら何でも甲斐性がなさすぎる!」
後輩「遠慮しなくてもいいのにー、今は後輩じゃなくて、お嫁さん、なんですからっ
……でも、そういう男らしいところも、大好きですよ~」
先輩「~~~! い、いいから。とにかく部屋のことはまた今度考えよう、な!」
後輩「そうですね。この狭い部屋も、先輩と近くにいれて、しあわせって感じですもんね!」
先輩「ああ、もう! 若いって、照れるなあ!」
後輩「でも、先輩のアパートって、2人暮らしにはちょっと手狭ですよね」
先輩「まあな、でも金もないし、しばらくはこうするしかないだろうな」
後輩「えへへ、先輩。お金ならありますよ。私の通帳に、ほら!」
先輩「うわ、なんだこれ……いちじゅうひゃくせん……1000万!?」
後輩「これで郊外のマンションを買って、二人の愛の巣にしませんか?
もちろん、現金一括払いです!」
先輩「……いや! ここはやっぱり俺が働いてちゃんと金を稼いでからだ!
後輩にマンションを買わせるなんて、いくら何でも甲斐性がなさすぎる!」
後輩「遠慮しなくてもいいのにー、今は後輩じゃなくて、お嫁さん、なんですからっ
……でも、そういう男らしいところも、大好きですよ~」
先輩「~~~! い、いいから。とにかく部屋のことはまた今度考えよう、な!」
後輩「そうですね。この狭い部屋も、先輩と近くにいれて、しあわせって感じですもんね!」
先輩「ああ、もう! 若いって、照れるなあ!」
36: 2021/05/14(金) 03:09:19.287 ID:Eucn+/s20.net
くぅ疲しようかと思ったけど登場人物が2人しかいなかった
読んでくれた人ありがとう
いい夢見ろよ
読んでくれた人ありがとう
いい夢見ろよ
コメントは節度を持った内容でお願いします、 荒らし行為や過度な暴言、NG避けを行った場合はBAN 悪質な場合はIPホストの開示、さらにプロバイダに通報する事もあります