1:◆iTIU2u1OKI 2019/11/13(水) 21:48:15.61 ID:oM5Gvf840
明治を経て大正となり、刀を振るうべき場所はすでにないと言ってもいい時代。
それでもひそかに刀を帯び、振るう世界があった。
鬼と呼ばれる、闇の中に巣くう人食いの化け物を狩る闇の世界。
そこが、この日の本において刀が振るわれる、最後の場所だった。
これは、『飛天御剣流(るろうに剣心)』を身につけた『貴方』が、【鬼滅の刃】世界で鬼を狩る物語である。
2: 2019/11/13(水) 21:49:41.97 ID:oM5Gvf840
これは、『貴方』の物語。
なので、キャラメイクを行います。※もろもろの都合から初周男子なのは固定になります
貴方はすでに飛天御剣流を会得しています。
ものすごく強いのは確定です。
しかし、その飛天御剣流の使い手の中でも強さに幅があります。
貴方は、その歴代継承者の中でどれほどの強さがあるのでしょう?
↓1 コンマ一桁
1~2:
3:るろうに本編剣心級
4:
5:人斬り抜刀斎級
6~9:他歴代清十郎
0:13代比古清十郎級
ゾロ目:それ以上
注:これは痣や呼吸法などをふくまない、ただ飛天御剣流を振るった場合の強さになります。
3: 2019/11/13(水) 21:50:44.34 ID:9IPSxMTh0
a
4: 2019/11/13(水) 21:54:02.47 ID:oM5Gvf840
コンマ 4 人斬り抜刀斎未満
どうやら貴方は歴代の継承者の中でも弱い方のようです。
貴方の強さが決まったところで、当然のように出る疑問。
『飛天御剣流は鬼滅世界でどれほどのものなのか?』
の疑問の解消にまいりましょう。
比較対象
上弦の壱 黒氏牟さん
その強さは?
↓1 コンマ一桁
1~2:
3:本編剣心級
4:
5:人斬り抜刀斎級
6~9:他歴代清十郎
0:13代比古清十郎級
ゾロ目:人の剣術だけでは無理
注1:同値で互角。差が一つは運が絡み始める。2あるとは誰かの手助けあった方がいいくらい
注2:シンプルに一桁コンマで差が1あると有利に+1入ると考えればわかりやすい
注3:注2は例えで、まだ戦闘判定がどうなるのかは完全に決まっていないので注意しよう
7: 2019/11/13(水) 22:01:44.51 ID:oM5Gvf840
コンマ 4 人斬りに戻れば剣心有利! どうやら飛天御剣流はかなりの技術のようです
今の貴方は技術ならば十分上弦の壱と渡り合える強さがあるようです。
貴方の強さが決まったところで、プロフィール等にまいりましょう。
ちなみに名前は『貴方』か飛天御剣流の継承者の証となる『比古清十郎』になると思います(コンマ次第ではまだ継承者じゃないかもしれないので仮)
では年齢や性格に。といきたいところですが、その前に……
るろうに本編で13代比古清十郎もその跡を継がなかった剣心も弟子はとらないとしていたが、なぜ貴方は飛天御剣流を学べたの?
そもそも師匠は誰?
↓1 一桁コンマ
1:実は書で読んだだけ(圧倒的才能、成長率極大)
2~3:13代比古清十郎にある目的のため押し切った(鬼を頃すため)
4~5:13代比古清十郎にある目的のため押し切った(のち安価)
6~7:鬼滅世界だからオリジナル比古清十郎師匠だよ
8~9:13代比古清十郎がその才能に惚れこんでしまった(秘めたる才能。成長率大、初期戦闘力+1)
0:師は剣心(理由はのち安価)ゆえ不殺の教えがついてくる(初期戦闘力+2だけど剣心の弟子にふさわしい振る舞いが必要になる)
ゾロ目:のち自由安価の上戦闘力+2
注:ちなみに鬼滅本編はるろうに本編から約30年後の時代設定である。なのでるろうに本編で43歳だった比古はこの時70歳オーバー。28の剣心は60目前の年齢となる
8: 2019/11/13(水) 22:02:13.94 ID:UB9+X/gNO
高く
10: 2019/11/13(水) 22:05:41.40 ID:oM5Gvf840
コンマ4 13代比古清十郎にある目的のため押し切った
どうやら貴方はなにか理由があって飛天御剣流を学んだようです。
その目的とは?
↓2~4 飛天御剣流を学んだ理由をお書きください 鬼を頃すためでもオッケー
例1:仇(人間)に復讐するため
例2:もてたいから!
例3:なんとなく
>>2桁コンマが一番高いのを採用します。ゾロ目のが強いです。複数の場合数値の高いゾロ目が勝ち。同値は決戦コンマ
13: 2019/11/13(水) 22:08:13.87 ID:1emL6mugO
厨二病だから
15: 2019/11/13(水) 22:14:24.58 ID:oM5Gvf840
コンマ 87 厨二病だから
大正時代に厨二病ってなんだよ!w
上と下もたいがいだけどさ。
どんな厨二病なのかはあとで性格や特徴のところでつじつまをあわせます。
飛天御剣流はその奥義の継承と共に、先代の師匠を斬るのが通例である。
るろうに剣心本編では第13代目の師匠比古清十郎は剣心が逆刃刀であったため生き残ったが、あれはあくまで例外のようだ。
では、貴方の場合はどうだ?
↓1 一桁コンマ
1:あの師匠相手に加減などできようはずもない。その上さすがの比古清十郎も齢には勝てなかったようだ……
2~4:加減はできなかったが、さすが比古清十郎。生存確認(ただしもう戦えない)
5~6:奥義伝授、襲名前に意見の相違が重なり飛び出してきてしまった(剣心と同じ。パワーアップフラグ)
7~9:加減はできなかったが、さすが比古清十郎。生き残った上まだ戦える余力があるようだ。
0:貴方覚醒。師匠と互角の強さを身につけ、加減さえ可能とした(戦闘力が10、比古清十郎級に)
ゾロ目:貴方もっと覚醒。圧倒的才能を持つ貴方は襲名の際手加減さえ可能とし、師匠は五体無事で生き残った(ゾロ目でない場合ゾロ目相当の戦闘力へ、すでにゾロ目の場合さらに+)
16: 2019/11/13(水) 22:14:59.49 ID:iZbhnGC+0
ゾロ目
17: 2019/11/13(水) 22:21:37.19 ID:oM5Gvf840
コンマ 9 加減はできなかったが、さすが比古清十郎。生き残った上まだ戦える余力があるようだ。
どうやら、本編の剣心と同じような結果になったようですね。
師匠もう70ですが、登場の可能性が出てきました。
無事継承完了。
比古清十郎の名と白外套をゲットしました。
※:白外套(白マント)。「比古清十郎」の名と共に飛天御剣流継承者に受け継がれてきた外套。飛天御剣流継承者の力を抑える為に、重さ10貫(約37.5キロ)の肩当と筋肉を逆さに反るバネが仕込まれているらしい。つまり脱ぐと戦闘力があがる(詳しい効果は後程)
ただし、貴方の強さは剣心と同じくらいなので、あの白外套が似合うかはまた別問題になりそうです。
似合うかは年齢などが決まってからにしましょう。
師匠も決まったところで、貴方の年齢を決めましょう。
今、貴方は何歳?
オリジナルだった場合
1:一桁歳
2~3:10代前半
4~7:10代後半
8~9:20代
0:年齢不詳
ゾロ目:実は……
18: 2019/11/13(水) 22:22:25.54 ID:UB9+X/gNO
若く
20: 2019/11/13(水) 22:27:47.14 ID:oM5Gvf840
コンマ4 10代後半
主人公らしい年齢に落ち着いたようです。
詳しい数値は必要になったら決めます。
>>19
コンマの場合連どりの規制はしません。
安価は遠慮してもらいたいところですね。
ただ、安価が出て10分以上動きがないならその限りではないということで。
にしても、今日コンマ4出すぎじゃないですかね?
年齢が決まったところで性格と特徴、その他にまいりましょう。
貴方の性格と特徴を募集します。
例1 頭が固くて鼻がいい。妹がいる
例2 ずるがしこい。じゃんけんが強い。
例3 孤児。温厚だが怒ると怖い
など、飛天御剣流を習う前の境遇などを入れても構いません。
↓1~4まででコンマが一番大きいやつ
21: 2019/11/13(水) 22:30:00.89 ID:iZbhnGC+0
両親が鬼に殺されて、その心の傷をごまかすかのように厨二病に。
27: 2019/11/13(水) 22:40:30.74 ID:oM5Gvf840
コンマ89 両親が鬼に殺されて、その心の傷をごまかすかのように厨二病に。
こちらでつじつまをあわせるまでもなく解決してしまった。
>>25
確かにこれだけではさみしいので、少し混ぜましょうか。
ちょっと混ぜ方考えるので、少し待ってください。
なにかいい混ぜアイディアがあったら募集します。
あと、お助けポイントを導入するかもしれないので、暫定で1ポイント計上しておきます。
29: 2019/11/13(水) 22:47:57.06 ID:oM5Gvf840
>>28
確かにどれも矛盾してませんね。
ならばここはコンマに聞きましょう!
↓1 コンマ
偶数:全盛りで
奇数:どれか一つをコンマ選択で!
30: 2019/11/13(水) 22:49:00.80 ID:BH14/w+00
あ
32: 2019/11/13(水) 22:52:05.30 ID:oM5Gvf840
0は偶数。ならば全盛りで!
経歴:両親が鬼に殺されて、その心の傷をごまかすかのように厨二病に
スペック:容姿端麗で頭脳明晰で背が高く手足が長くて細マッチョで引き締まった筋肉質な体格
性格>:スOベで巨O好き
信念>:飛天御剣流の力を誰かを守るために使いたいと思っている
なんだかすごい子ができた気がする。
ところで、どんな方向性の厨二病なの?
↓1~3 どんな症状かを コンマが一番高いの
その次は一人称を決定します。
33: 2019/11/13(水) 22:52:49.85 ID:Lu4U55jZO
最強を目指す
36: 2019/11/13(水) 22:57:35.88 ID:oM5Gvf840
コンマ 85 最強を目指す
強さを求めていく系なんですね。え、これ以上強くなる気なの?(まあ、まだ師匠のが強いし、呼吸法とかあるし)
では、一人称と口調を決めましょう。
↓1~3 どんな一人称か、口調も コンマが一番高いやつ
37: 2019/11/13(水) 22:58:12.50 ID:iZbhnGC+0
拙者。真面目モードの剣心そのまんま
40: 2019/11/13(水) 23:07:19.34 ID:oM5Gvf840
コンマ50 一人称は拙者 真面目モードの剣心のような口調
真面目モードな剣心てどんなかんじだったっけ……
一人称が俺になってたのは覚えてる。
そういえば、鬼に対する感情はどうなの?
↓1 一桁コンマ
1 :憐憫
2~4:憎悪
5~6:怒り
7~8:人と同じ
9 :害虫
0 :自由安価
ゾロ目:悟りを開いている
41: 2019/11/13(水) 23:07:29.33 ID:TmPZq1Pgo
ん
43: 2019/11/13(水) 23:19:46.24 ID:oM5Gvf840
33 ゾロ目 悟りを開いている
ちょおおおぉぉ!?
どうやら貴方は鬼に対して怒りも悲しみも感じていないようです。
むしろ鬼とはなんなのか、理解してさえいるのかもしれません。
ある意味厨二病の極致に到達しおった……
どうやら貴方は怒りも憎しみも超越し、鬼を理解して、救うため刀を振るうようだ。
キャラメイクもそろそろ終わりです。
ほかになにか決めておいた方がいというのがあったらお願いします。
ちなみに呼吸や型。刀の色とかはその時決めます。
とりあえず、貴方と鬼殺隊のかかわりを決めましょう
↓1 一桁コンマ
1:飛天御剣流を習う前からの付き合い
2~3:偶然鬼に襲われている誰かを助けたのがきっかけ(鬼殺隊員が駆けつけてこなければ朝まで斬りあうことに)
4~6:偶然鬼殺隊員を助けることになった(日輪刀を借りればそのまま倒せる)
7~8:貴方が鬼に襲われたところに鬼殺隊員が来た
9~0:師匠と知り合い。いきなり選別試験にご招待
ゾロ目:自由安価へ
44: 2019/11/13(水) 23:20:09.23 ID:UB9+X/gNO
どや
48: 2019/11/13(水) 23:24:38.85 ID:oM5Gvf840
コンマ 3 偶然鬼に襲われている誰かを助けたのがきっかけ(鬼殺隊員が駆けつけてこなければ朝まで斬りあうことに)
ある意味鉄板の展開にござる。
鬼殺隊がいつくるかはその時コンマで決めましょう。
さて、せっかくなので、先にどんな鬼がいるのか決めておきましょうか。
貴方の最初の相手は……
↓1 一桁コンマ
1~2:雑魚鬼が1匹いた
3~7:普通の鬼がいた
8と9:下弦の鬼がいた
0:上弦の鬼がいた
ゾロ目:え、無残様?
49: 2019/11/13(水) 23:25:10.24 ID:iZbhnGC+0
あ
51: 2019/11/13(水) 23:29:04.35 ID:oM5Gvf840
コンマ 4 普通の鬼がいた
日輪刀もなくいきなり上弦チャレンジとかはありませんでしたか。
キャラメイクはこれにて終了になりますかね。
ほかになにかこれ決めないのってのがあったらどうぞ。
53: 2019/11/13(水) 23:36:10.93 ID:oM5Gvf840
>>47 一人称拙者でござる口調ぬいた感じの方ですな。
好きな食べ物くらい決めておきましょうか。
あと、知り合いを決めるなら時代を決めないとなりませんね。
とりあえず、好きな食べ物は?
↓2 好きな食べ物を 大正時代にないものや異常なものは下にいきます
暫定お助けポイント2
55: 2019/11/13(水) 23:37:15.78 ID:BH14/w+00
蕎麦
56: 2019/11/13(水) 23:47:24.39 ID:oM5Gvf840
選択 お蕎麦 好きなものお蕎麦に決定しました。
そういえば、貴方の両親を頃した鬼は誰なんでしょうね?
↓1 一桁コンマ
1:上弦の陸
2~3:上弦の伍
4~5:上弦の肆
6~7:上弦の参
8~9:上弦の弐
0:上弦の壱
ゾロ目:無残様
57: 2019/11/13(水) 23:47:47.86 ID:rvfE9PYI0
い
59: 2019/11/14(木) 00:07:26.92 ID:tW+BZe6S0
コンマ 6 上弦の参
なぜ厨二病が発症したかわかる気がする絶妙さ。
あとはつながりのために今がいつなのかですね。
いつはコンマで決めますが、いつの時期がいいかの候補をあげます。
他にこの時があったらいいなというのがあったら追加してください。
候補1 錆兎が生きている時(本編から6年くらい前?)
候補2 胡蝶カナエが生きている時(長男が修行している間?)
候補3 本編時間軸
他にこの時期にはどうってのがあったらどうぞ
0:30まで
60: 2019/11/14(木) 00:15:35.33 ID:a38N1to20
候補4 悲鳴嶼さんが胡蝶姉妹を助けたぐらい
候補5 獪岳が寺の奴を裏切った時
候補6 不氏川実弥が自分で鬼を縛り付けて頃して時
一応、候補あたりで
候補5 獪岳が寺の奴を裏切った時
候補6 不氏川実弥が自分で鬼を縛り付けて頃して時
一応、候補あたりで
61: 2019/11/14(木) 00:36:16.34 ID:tW+BZe6S0
大体まとまった。
一番まとめて救えそうなのはまとめました
では、時代コンマを
↓1 一桁コンマ
1:悲鳴嶼さんと同期(約9年前。寺襲撃前、胡蝶家健在)
2~3:錆兎と同期(約6年前。胡蝶家は壊滅)
4~5:不氏川と同期(約4年くらい前?)
6~7:胡蝶カナエ健在(約1年半前)
8~0:本編
ゾロ目:自由安価に
本編が一番やりやすいのでちょっと幅広めです。
62: 2019/11/14(木) 00:36:59.61 ID:a38N1to20
あ
64: 2019/11/14(木) 00:45:59.04 ID:tW+BZe6S0
コンマ 1 悲鳴嶼さんと同期
よりにもよってそこかよ!!
本編の人ほとんどいない時代じゃないのさ。
>>63
そうなりそうです
あと、下手すると明治時代かもしれないけど気にしないでおこう。
というわけで、急募! 鬼殺隊員! 柱も!
1:名前
2:特徴(自己アピール)
3:呼吸(オリジナルの型でもいいよ!)
この本編がはじまるまで募集しておりますので、どしどしご応募ください
※こちらの都合によりいろいろ改変されるかもしれませんが、その時はご了承ください
※全員が採用されるわけではありません
とりあえず決めることは決めた! 続きはまた今度!
87: 2019/11/14(木) 22:04:05.91 ID:tW+BZe6S0
プロローグ1
??「もう一度聞く。鬼にならぬか?」
父「何度も言おう断る!」
ごうごうと燃える屋敷の中、もう何度目の問答だろうか。
ぼろぼろになった父と異形の怪物との会話が繰り返される。
あぁ。これは、あの日の記憶だ。
すべてを失った、あの日の記憶だ。
怪物の腕が赤く染まり、その腕は、父の胸に突き刺さっている。
誰もが、もう終わりだと思う光景。
父「ふっ。ふふっ」
??「なぜ、笑う」
父「私では、確かにお前には勝てない。だが、近い将来。お前は倒れる。命を懸けて戦った私だからわかる。お前は近い将来、この世から消える」
??「戯言だな」
父「そう聞こえるだろう。お前にはまだわからぬだろう。だが、事実だ。いずれ、お前はそれを身をもって知る。その時を、あの世から楽しみにしていよう」
そうして父は、燃える屋敷の中、絶命した。
あの日生き残ったのは、そこにいたと気づかれなかった自分だけだった。
父は気づいていた。
僕が気配を頃し、その戦いを見ていたことに。
僕が、あの怪物がいかような存在なのか、悟ったことに……
ゆえに父は託したのだ。
あの者への救いの手を。
そしてその日、僕は誓った。
あの怪物。『鬼』をすべてすくわねばと……
あの者達がいかようなものか『理解(さとった)』した僕は、そう思わざるを得なかった……
そのために、力が必要である。
彼等をすくうための、最強の力が……!
88: 2019/11/14(木) 22:06:34.45 ID:tW+BZe6S0
あの日、友の家が壊滅したと聞き、俺はその屋敷へとむかった。
焼け落ち、崩壊したその前に、たった一人残されたあいつの子はいた。
貴方「……」
清十郎「……」
かける言葉もない。
聞けば強盗かなにかが侵入し、家に火を放ち逃げたのだという。
あの手練れを手にかけるとは、相手はかなりの武芸者だったに違いない。
貴方「清十郎さん」
清十郎「なんだ?」
貴方「僕に、剣を教えてくれませんか?」
清十郎「……」
貴方「僕は……いや、拙者は、最強にならねばなぬのです」
清十郎(なぜ、拙者……?)
拙者はともかく、まあ、そう思うのも仕方がないだろう。
親が殺されれば、力を求めたくなるのも当然。
仇をうつため強くなろうとするのも当たり前だ。
だが、飛天御剣流は復讐のための技じゃない。
残念だが、教えるわけには……
じっ。
清十郎「……っ!」
断ろうと、しゃがみ、視線の高さをあわせ、あの子の目を見た瞬間、俺は自分の考えが吹き飛んだ。
俺をまっすぐに見据えたその瞳。
それは、憎しみや怒りに満ちたものではなかった。
まったく別の。だが、虚無や無関心などでもない。
負でも、陽でもない。それでいてすべてを包みこむようななにか。
一種の境地にたどり着いたかのようなものが、あの子の中に見えた。
俺には一瞬、あの子から後光がさしているようにさえ思えたのだ。
あのようなことがあったというのに、怒りも、憎しみさえも超越している。
この子は、炎に飲まれる屋敷の中で、一体なにを見て、なにを感じたというのだ。
俺にはわからない。
だが、一つだけわかることがある……
こいつの振るう剣は、頃しの剣ではない。救いの剣であると。
こいつのやろうとする『ソレ』は、最強の力がなければ実現できないことだと……!
その超然とした態度と瞳が、比古清十郎の気持ちを押し切った。
清十郎「……ったく」
俺は奇妙な気持ちになった。
殺人剣であるはずの飛天御剣流が、また救いの技となろうとしている……
夜盗の墓を作ってやったバカな子供(剣心)がいると思えば、その仇さえ救おうとしている子供がいる。
まさか、もう一人弟子をとることになるとはな……
89: 2019/11/14(木) 22:07:58.63 ID:tW+BZe6S0
……
…………
──天翔龍閃!!
ばきゃーんっ!!
清十郎「……」
貴方「先生、どうしました?」
清十郎「……いや、お前を弟子にした時のことを思い出してな」
奥義継承も終わり、派手に吹っ飛ばされ、一瞬走馬灯を見た末に見たのは、あの時の光景だった。
強さはこの年になった俺にも遠くおよばないが、飛天御剣流のすべては伝授し終わった。
ただ……
清十郎「残念な話だが、お前は本当に才能がない。一つ前、十四代目を継ぐはずだった男よりないと言っていいだろう」
貴方「言ってくれますね」
清十郎「……だが、そんなお前だから、俺はお前に、飛天御剣流を授けた。お前が、最後の伝承者だ。それを、心しろ」
貴方「はい。わかっています。今まで、ありがとうございました」
俺に比べても、他の歴代継承者に比べても、こいつの才能は劣っているといってもいいだろう。
だが、十分に力はつけたはずだ。
この世で、俺以外の奴に負けるというのはそうそうないほどの力は備わっている。
奥義は伝授し終えた。
あとは、飛天御剣流でなく、己自身の力を伸ばすしかない。
つまり、ここで学ぶ理由はもうない。ということだ。
清十郎「行くんだな?」
貴方「はい。この刀を振るえる場所を探します」
時は大正。
すでに刀を振るう場所などはない。
だが、こいつは知っている。
まだこの世界に、刀を。飛天御剣流を振るうべき場所があることを。
清十郎(人にあだなす怪物か。齢70にもなって、知らぬことがまだまだあるとはな……)
清十郎「俺につてがあれば教えてやれたんだが、怪物は専門外だ。ただ、噂は聞いたことがある。東京の方へむかえ。そこに、政府の非公認組織があると耳にしたことがある」
貴方「はい。最後まで、ありがとうございました」
清十郎「おう。俺はこれで、本当の本気で隠居だ。残りの人生ももう30年くらいしかない。静かに暮らさせろ」
貴方「ええ。ご老体に鞭打つような真似も、今日でしまいです」
清十郎「言うようになったな」
貴方「先生の弟子ですから」
二人は笑いあった。
貴方「では、行ってまいります!」
継承者の証といえる白い外套(マント)をひるがえし、貴方は歩き出す。
清十郎はそれを、どこか感慨深く見送るのだった。
90: 2019/11/14(木) 22:08:25.71 ID:tW+BZe6S0
その地には、いにしえから続く、鬼狩りの集団があった。
そこには、戦国の世から続く、時代の苦難から弱き人々を守ることを理(ことわり)とする流派があった。
決して交わらなかった二つの道。
しかし、時は大正。
本来交わらなかったこの二つが出会う時、鬼を救う物語が、はじまる……
91: 2019/11/14(木) 22:09:12.36 ID:tW+BZe6S0
プロローグ2 寺での出会い
ぐー。
貴方「……」
ぐー。
意気揚々と旅立ってみたのはいいが、貴方のお腹からは、ある音が鳴りやまず続いていた。
貴方は山の中、道に迷い、お腹を空かせてしまっていたのである。
貴方(……迷った)
山をこえ、次の町へ移動しようとしたが、どこで道を間違えたのか、さっぱり人里に出られない状態になっていた。
ぐー。
見事に鳴り響く腹の音。
修行の結果、数日食わずとも我慢することは全然問題ないが、勝手に発せられるこの音だけは止めようがなかった。
座って一休み。
竹水筒の水を飲んでひと時胃をごまかそうとする。
ぐー。
貴方「……」
沙代「お兄ちゃん、お腹すいてるの?」
そこに現れたのは、一人の少女だった。
としのころは4つほど。
おかっぱ頭の、かわいらしい童だった。
沙代「あたし沙代。お兄ちゃんは?」
軽く自己紹介を済ませる。
どうやら少女は、近くの寺に住む子供だった。
悲鳴嶼行冥という、貴方と同じくらいの年の男が孤児を集め、集団で生活しているらしい。
沙代「お兄ちゃんお腹すいてるならお寺来る? もうすぐ夜だし、危ないよ。夜はね、お香をたいてないと怖い鬼が出てきて人を食べちゃうんだって。おじちゃんも優しいから大丈夫だよ」
貴方「……」
お寺を仕切ってる人は、自分と同じくらいの齢なんじゃないのかと思ったが、それは口に出さなかった。
ともかく、せっかうの誘いだ。
ふむ。と考える。
どうするか。
↓2 選択
1:お言葉に甘えよう(お寺へ)
2:いや、先を急ぐんで(野宿中お寺の惨劇に気づくか判定へ)
補足:イベント説明
これは、鬼殺本編において悲鳴嶼行冥が鬼殺隊に入るきっかけとなった事件である。
寺の金を盗み、子供達によって寺から追い出された子供(のち上弦の陸として出る雷の呼吸の兄弟子)が、現れた鬼から自分の命を守るために寺の人間を売り、鬼を防ぐためたかれていたお香を消し鬼を招き入れた。
鬼に襲撃され、悲鳴嶼は自分の後ろに隠れろと子供達に指示したが、そのころはひょろ長く自信のなかった彼の言うことを最年少の沙代以外聞いてくれず、それぞれバラバラに逃げ出し、殺されてしまう。
そんな中、悲鳴嶼は命がけで鬼を一晩中殴り、朝日をもって退治することに成功するが、生き残った少女はかけつけた者達に「あの人は化け物。みんなあの人が頃した」と証言してしまう。
これにより、悲鳴嶼は子供を頃した殺人犯としてとらえられ、氏刑を待つ身となるが、この一軒を聞いた鬼殺隊のトップによりムショから救い出され、鬼殺隊の一員となる。
こうして悲鳴嶼は子供は純粋無垢ではなく、我欲によって動くと、強い猜疑心を持つようになってしまう悲しい事件なのだった。
ぐー。
貴方「……」
ぐー。
意気揚々と旅立ってみたのはいいが、貴方のお腹からは、ある音が鳴りやまず続いていた。
貴方は山の中、道に迷い、お腹を空かせてしまっていたのである。
貴方(……迷った)
山をこえ、次の町へ移動しようとしたが、どこで道を間違えたのか、さっぱり人里に出られない状態になっていた。
ぐー。
見事に鳴り響く腹の音。
修行の結果、数日食わずとも我慢することは全然問題ないが、勝手に発せられるこの音だけは止めようがなかった。
座って一休み。
竹水筒の水を飲んでひと時胃をごまかそうとする。
ぐー。
貴方「……」
沙代「お兄ちゃん、お腹すいてるの?」
そこに現れたのは、一人の少女だった。
としのころは4つほど。
おかっぱ頭の、かわいらしい童だった。
沙代「あたし沙代。お兄ちゃんは?」
軽く自己紹介を済ませる。
どうやら少女は、近くの寺に住む子供だった。
悲鳴嶼行冥という、貴方と同じくらいの年の男が孤児を集め、集団で生活しているらしい。
沙代「お兄ちゃんお腹すいてるならお寺来る? もうすぐ夜だし、危ないよ。夜はね、お香をたいてないと怖い鬼が出てきて人を食べちゃうんだって。おじちゃんも優しいから大丈夫だよ」
貴方「……」
お寺を仕切ってる人は、自分と同じくらいの齢なんじゃないのかと思ったが、それは口に出さなかった。
ともかく、せっかうの誘いだ。
ふむ。と考える。
どうするか。
↓2 選択
1:お言葉に甘えよう(お寺へ)
2:いや、先を急ぐんで(野宿中お寺の惨劇に気づくか判定へ)
補足:イベント説明
これは、鬼殺本編において悲鳴嶼行冥が鬼殺隊に入るきっかけとなった事件である。
寺の金を盗み、子供達によって寺から追い出された子供(のち上弦の陸として出る雷の呼吸の兄弟子)が、現れた鬼から自分の命を守るために寺の人間を売り、鬼を防ぐためたかれていたお香を消し鬼を招き入れた。
鬼に襲撃され、悲鳴嶼は自分の後ろに隠れろと子供達に指示したが、そのころはひょろ長く自信のなかった彼の言うことを最年少の沙代以外聞いてくれず、それぞれバラバラに逃げ出し、殺されてしまう。
そんな中、悲鳴嶼は命がけで鬼を一晩中殴り、朝日をもって退治することに成功するが、生き残った少女はかけつけた者達に「あの人は化け物。みんなあの人が頃した」と証言してしまう。
これにより、悲鳴嶼は子供を頃した殺人犯としてとらえられ、氏刑を待つ身となるが、この一軒を聞いた鬼殺隊のトップによりムショから救い出され、鬼殺隊の一員となる。
こうして悲鳴嶼は子供は純粋無垢ではなく、我欲によって動くと、強い猜疑心を持つようになってしまう悲しい事件なのだった。
92: 2019/11/14(木) 22:10:13.82 ID:a38N1to20
1
94: 2019/11/14(木) 22:17:54.70 ID:tW+BZe6S0
選択 1 お言葉に甘えよう
少女の言葉に甘え、一晩お寺で厄介になることにした。
沙代「こっちこっちー」
沙代に連れられ、山中の寺へ行くと、そこには7人の子供と、貴方の伸長をはるかに超える巨体を携えた男がいた。
貴方も身長は低い方ではないが、それでも圧倒的な高さがあった。
沙代「おじちゃーん」
貴方(でかい。先生(189センチ)より大きな人間、はじめて見た)
男は、栄養状態はあまりよくないのか、身長のわりにひょろりとしている。
しかし、その身の内には、すさまじい才能が眠っていることが、貴方にはわかった。
飛天御剣流は、相手の先を読む速さを重視する剣術である。
ゆえに、相手の強さを正確に測るのは当たり前に身につく技術だった(スケスケの世界持ってるかは後で判定)
悲鳴嶼「そうですか。道に迷われましたか。ならば、遠慮することはありません。一晩と言わず、いくらでも泊っていってください」
開いた口から感じられるのは、気弱な雰囲気。
どうやらこの青年は、まだ自分の才能に気づいておらず、盲目ということもあってか、あまり気は強くないようだ。
感じるのは、ただ優しいという波動。
子供1「わー。迷子だー」
子供2「迷子だー」
子供3「いきだおれー」
貴方「行き倒れてはいない」
子供4「なにこの白外套。すごー」
子供5「すごー」
子供達の反応も悪くはない。
むしろ珍しいもの見たさで、貴方を取り囲んでいる。
悲鳴嶼「ほらほら、お客様が困っているだろう。おやめなさい」
95: 2019/11/14(木) 22:18:54.58 ID:tW+BZe6S0
一人客が増えたので、鍋である。
貴方「拙者芋のひとかけらでもあれば十分だが……」
沙代「そんなのいいんだよ。はい!」
おわんによそって渡された。
沙代「だってお兄ちゃんほっとけないんだもん!」
まるで子供か弟のようなあつかいである。
子供1「沙代はここで一番小さいからな。世話する弟か妹が欲しかったんだよ」
子供2「にーちゃん子供ー」
悲鳴嶼「世話したい年ごろなのです。少し付き合ってはもわえますか?」
悲鳴嶼が、おずおずと言ってきた。
貴方「やれやれ」
家主にそう言われては、従わざるを得ないだろう。
わいわい
ガヤガヤ
貴方(……)
食事をしている中、貴方は気づいた。
寺に来る途中、沙代と話をしたが、そこで彼女は寺に子供は9人いると言った。
悲鳴嶼をあわせると、10人。
だというのに、戻ってきた沙代をあわせても、この場に寺のものは9人しかいない。
子供が一人、足りないのだ。
悲鳴嶼は盲目であり、耳だけで人数を聞き分けるにはまだ精進が足りない。
その上子供達もなにか思うことがあるようで、子が一人足りないことを隠しているようなのである。
貴方(拙者の方は人数の総数などわからぬだろうから、あえて言わぬということなのだろう)
それだけでなく、寺の外に子供の気配がある。
外から中をうかがっているようで、入る気配はない。
なにか明らかに、訳ありである。
貴方(さて、どうしたものか……)
↓2 選択
1:悲鳴嶼に子供がいないことを教えてしまおう
2:食後、隠し事をしている子供達に聞いてから考えるか
3:今はなにも聞かず、外で隠れている子に聞いてみよう
98: 2019/11/14(木) 22:28:13.52 ID:tW+BZe6S0
選択 2 食後、隠し事をしている子供達に聞いてから考えるか
悲鳴嶼が洗い物をしている間、貴方は残った子供達に子供が一人足らないことを問うた。
貴方の問いに、子供達は「なぜ!?」と驚いていたが、経済状況がよろしくないこの寺で、お椀の数が自分の分までぴったりあるのはおかしいと、沙代に聞いたとは伝えず穴だらけのはったりをかますと、ぐぬぬと悔しそうな顔を浮かべた。
観念した子供達は、声を潜め、話しはじめる。
子供1「いいかにーちゃん。おっさんには内緒だぞ」
貴方「わかっている」
子供2「実は……」
↓1 一桁コンマ
1:金どころか女の子まで襲おうとして子供達に追い出された(より外道ムーブ、更生不能、悲鳴嶼さんトラウマ確定)
2-9:寺の金を盗んだのを見つかって子供達に追い出されていた(原作ムーブ)
0:悲鳴嶼さん。いつもありがとー。かかわるまでもなく、すでにきれいな子供達。悲鳴嶼さん子供の守り人へ
ゾロ目:きれいな子供達&悲鳴嶼さん子供の守り神へ(戦闘力+1)
99: 2019/11/14(木) 22:28:56.63 ID:z2K0E37c0
あ
100: 2019/11/14(木) 22:30:57.04 ID:tW+BZe6S0
コンマ 3 寺の金を盗んだのを見つかって子供達に追い出されていた(原作ムーブ)
子供2「獪岳(例の子供の名前、かいがくと読む)の奴、寺の金持ち出して勝手に使ったんだ。だから、頭冷やさせるために外へ追い出した」
子供4「あいついつまでたっても反省しねーんだ。一回怖い目にあえばいいんだよ」
子供5「おっさんには内緒だぞ。心配するし、獪岳が金を盗んだなんてわかったら……」
沙代「言ったら、またおじちゃんが泣いちゃうから」
子供1「そういうことさ。だから、ちょっとだけ黙っててくれよにーちゃん」
子供3「おっちゃん優しすぎるからさ。おいら達がささえてやらないといけないからさ」
どうやら、子供達なりの配慮だったらしい。
悲鳴嶼は、子供達から蔑ろにされていたわけではない。むしろ、大きく慕われていたのだ。
その大切な家族が、家族から盗みを働いたと知れば、悲しむと考えていたのである。
そう。『あの時』、不意打ちから生き残った子供達は悲鳴嶼の言うことを聞かず逃げたのではない。
守ろうとしたのだ。
この寺を。
悲鳴嶼を。
家族を。
あの時の彼には、見えなかった。無言でうなずきあい、鬼に立ち向かおうとした子供達の姿が……
彼らは間違いなく、家族だったのである。
言うことを聞かずに逃げた。というのは、あくまで悲鳴嶼の主観なのである……
沙代「だから、お願い。お兄ちゃん。おじちゃんを悲しませないで」
貴方は、子供達から頼むよ。と頭をさげられてしまう。
さて……
↓2 選択
1:君達の気持ちもわかる。でも、家族なら隠し事をするより、泣いてもちゃんとわかちあった方がいい(獪岳を中に入れて悲鳴嶼に叱らせる)
2:わかった。黙っているよ(獪岳をそのまま外に)
3:外の獪岳に話を聞きに行ってみる
102: 2019/11/14(木) 22:34:07.38 ID:a38N1to20
1
103: 2019/11/14(木) 22:35:56.47 ID:tW+BZe6S0
選択 1 獪岳、中へ
貴方「君達の気持ちはわかった。だが、隠し事をするより、悲鳴嶼が泣くことになってもあったことを話して、みんなでわかちあった方がいい。それが家族というものだ」
子供1「にいちゃん……」
沙代「お兄ちゃん」
子供2「でも、獪岳のいるところなんて……」
貴方「すぐ外で中をうかがっている。声をかければすぐ捕まるだろう。どうする?」
子供3「わかったよ。素直に話す。おっちゃんがおいら達叱れるかわからねーけど」
貴方「やるときはやる男だ。たぶんな」
子供4「たぶんかー」
悲鳴嶼「わざわざ、ありがとう。君達がこんなに私のことを心配していたなんて知らなかった。だが、あの子にそんなこをさせてしまったのは私の落ち度。私も反省しなければならないな。もちろん、叱らせてもらう。がんばるとも!」
ぐっとこぶしを握り、覚悟を決めた悲鳴嶼を見て、子供達は大きくうなずいた。
悲鳴嶼「さあ、獪岳。入ってきなさい」
獪岳「は、はい……」
怯えたように少年が入ってきた。
青ざめた顔。
それは、行くあてもなく戻ってきて、怒られることに怯えている。
誰が見ても、そう思わざるを得ない態度。
その少年を見たものは、誰もがそう思っただろう。
貴方は……
↓1 一桁コンマ 飛天御剣流補正アリ
1 :節穴ー!(夜もう一回判定があるのでまだマシだから)
2以上:なにかがおかしいと気づいた
106: 2019/11/14(木) 22:40:03.61 ID:tW+BZe6S0
コンマ 4 なにかがおかしいと気づいた
貴方(……おかしい)
その少年の姿は、誰が見ても、叱られるのに怯えている姿にしか見えなかった。
怯える理由は、それしかないからだ。
だが、貴方は違った。
貴方(この子は、叱られることに怯えてなどいない)
貴方は気づいた。この少年は、もっと、別のことに怯えている。
この怯え。
それは、人の根源にかかわるもの。
根源的なもの。
そう、氏に怯えている……!
悲鳴嶼が獪岳を正座させ、仏の教えを説いて説教しているが、肝心の少年の心に届いていない(叱りなれていないから気づいていない)
届く、余裕がない。
それほどまでの命の危機を、この少年は感じている。
安全なはずの、寺の中に戻ってきたというのに、だ。
むしろ、ここにいてはいけないという焦りが見える。
ここにこのままいては命が危険だとこの少年は感じている。
この事態を、なんとかして打開できないかと、必氏に考えを巡らしている。
それほどまでに、生へしがみつくことに執着している。
例えほかのすべてを犠牲にすることになっても、自分だけは生き残る。
そう感じさせる態度だった。
貴方(あの子は寺に戻れなかったのでく、なにか目的があって外で待機していた。それができなければ、命が狙われるようなことを。ならば、その命を脅かす者の狙いがある。あの子を使ってやる、なにかが……)
何者かが、獪岳という少年を使い、なにかを狙っている。
貴方にはそれがわかった。
問題は、なにを狙っているかだ。
↓2 選択
1:いや、考えすぎだ。他人の家のことに口をはさむのはよくない。ここはノームーブ!
2:相手の目的もわからず動けば怯えの原因を取り逃がすかもしれない。今は泳がせて状況を見極めよう
3:ノープランだが今すぐ問い詰めてしまえ!
4:他なにか案があれば
108: 2019/11/14(木) 22:41:41.67 ID:2Pt2AQKx0
2
109: 2019/11/14(木) 22:44:47.47 ID:tW+BZe6S0
選択 2 相手の目的もわからず動けば怯えの原因を取り逃がすかもしれない。今は泳がせて状況を見極めよう
真夜中。
寺の中、全員が寝静まったのを確認した獪岳少年は、ゆっくりと動き出した。
獪岳「……夜にたかれるお香を消す。それを消せば、そうすれば、命だけは助けてもらえる。助かる。消したらすぐ逃げればいい。逃げていい。氏にたくない。俺は、氏にたくない」
闇夜の中、まるで言い訳するように、ぶつぶつとつぶやきながら、少年はお堂の外へと進む。
その目的地は、お堂の外でたかれている、魔除けのお香。
獪岳「氏にたくない。氏にたくない」
??(それで、いいのか?)
獪岳「っ!?」
獪岳(俺、これで、いいのか?)
その声は、自分の心からの声だった。
答えはもちろん決まっている。
決まっている!
獪岳「いいんだよ。生きていれば、いつか勝てるんだから……!」
身勝手ではあるが、あらがえぬ本能に従い、彼は動く。
様子を見ていた貴方は、その行動に気づいていた。
そして、今、どのような事態であるかも。
お香の伝承。命の危機。そして、かつて見たあの怪物。
その点が、ついに線につながった。
どうやらこの地にきて、正解だったようだ。
↓2 選択
1:声をかけた
2:まだ様子を見る
※獪岳の行動に気づいているのは貴方だけです
112: 2019/11/14(木) 22:46:40.19 ID:2Pt2AQKx0
1
113: 2019/11/14(木) 22:48:21.05 ID:tW+BZe6S0
選択 1 声をかけた
貴方「それを消せばどうなるか、わかっているのか?」
獪岳「っ!」
背後からの一言に、少年は身を震わせた。
貴方「君の怯えはわかっていた。自分の命を守るため、そうしたくなるのは否定しない」
獪岳「な、なら……」
貴方「だが、本当に、それでいいのか?」
獪岳「っ!」
自分の心と、同じことを……!
貴方「そうして生き延びて、本当にそれでよかったと思えるのか? 君は、これからずっと、今日の選択を引きずることになる。誰かの褒められたとしても、素直にその称賛を受け止めることもできず、今日の自分と比較する。一度開いた穴は、一生君につきまとう」
獪岳「……」
貴方「ここで道を踏み外せば、その行為が負い目となり、君の心を蝕んでいくだろう。君が目をそらし、生きていこうとすればするほどに、無意識に、そちらの方へ君を追いこんでいく。今日のその行為を、正当化するために」
獪岳「でも、だからって、どうしろって言うんだ。あいつは、あいつらは化け物だ。差し出さなきゃ、生き残れない!」
貴方「ああ。君の言う化け物と、拙者の考える化け物はきっと同じものだろう。怯えるのもわかる。だからこそ……」
貴方は獪岳の正面にまわり、その視線の高さに腰を落とした。
貴方「俺が、君も、みんなも、守ってみせる。だから、自分に絶望してはいけない」
獪岳「お、俺は……」
人間は土壇場で本性が出る。
これはのちに、悲鳴嶼が主人公の炭次郎に言う言葉である。
この土壇場で、少年から出たそれは……
↓1 一桁コンマ
1:(なんだこの頭お花畑のバカは……)クズは氏ななきゃ治らないようだ
2-9:「お願いです。助けて!」きちんと心に響いた
0:「助けて!」貴方の背後に後光が見える。ああ、これが、兄ちゃんが信じてる、あの……(崇拝に近い感情を持つ。弟子入り)
ゾロ目:仏さまが、降臨なされた。お救いください!(崇拝)
114: 2019/11/14(木) 22:49:45.27 ID:a38N1to20
あ
115: 2019/11/14(木) 22:54:56.00 ID:tW+BZe6S0
コンマ 7 獪岳君。クズになり切れなかった
獪岳「助けて。氏にたくない。俺だけじゃない。みんな、氏なせたくない……!」
少年は、絞りだした。
生きるために、プライドも捨て、助けをもとめた。
今までと同じく、なりふり構わず、命のために……!
貴方「わかった。まかされよう」
刀を握り、貴方は立ち上がった。
獪岳「おねがい、します……っ!」
だというのになぜだろう。
どうして今までと違って、これほどまでに、すがすがしいんだろう……
獪岳は泣いた。
わけもわからず、ただ、涙を流した……
貴方は腰に刀をさしなおし、お堂の外へと歩を進める。
今日はここまで。
次は鬼との闘いになります。
日輪刀のない今が一番手間取るかもね。
なにか質問があったらどぞー。
122: 2019/11/15(金) 22:01:06.93 ID:z+0KriEa0
プロローグ1のあとステータスはるの忘れてた
ステータス
『貴方』
飛天御剣流継承者。15代目の比古清十郎。
その強さは歴代継承者に比べるとまだまだ弱く(強さ4)、師に言わせれば剣心より才能がないとのこと。
しかし、両親が上弦の参に殺された一件で鬼がいかようなものか『理解』ことにより、その瞳の奥の『悟り』を感じた比古清十郎が最後の弟子とすることを決めた。
鬼をすくえるには力が必要と理解しており、それゆえ『最強』を目指し、飛天御剣流を望んだ。
容姿:10代後半。容姿端麗で頭脳明晰。背が高く、手足も長い、細マッチョで引き締まった体格をしている。
飛天御剣流の継承によりその力を抑える白い外套も継承した。
基本それを身にまとっている。
性格:飛天御剣流の力を誰かのために使いたいと思っている。
実はスOベで巨O好き
一人称は『拙者』であるが、たまに素の『俺』が出る。
好物:蕎麦
ステータス
『貴方』
飛天御剣流継承者。15代目の比古清十郎。
その強さは歴代継承者に比べるとまだまだ弱く(強さ4)、師に言わせれば剣心より才能がないとのこと。
しかし、両親が上弦の参に殺された一件で鬼がいかようなものか『理解』ことにより、その瞳の奥の『悟り』を感じた比古清十郎が最後の弟子とすることを決めた。
鬼をすくえるには力が必要と理解しており、それゆえ『最強』を目指し、飛天御剣流を望んだ。
容姿:10代後半。容姿端麗で頭脳明晰。背が高く、手足も長い、細マッチョで引き締まった体格をしている。
飛天御剣流の継承によりその力を抑える白い外套も継承した。
基本それを身にまとっている。
性格:飛天御剣流の力を誰かのために使いたいと思っている。
実はスOベで巨O好き
一人称は『拙者』であるが、たまに素の『俺』が出る。
好物:蕎麦
123: 2019/11/15(金) 22:01:32.23 ID:z+0KriEa0
プロローグ2 寺での出会い 後編 はっじまるよー
124: 2019/11/15(金) 22:02:06.69 ID:z+0KriEa0
鬼「ちっ。いつになったらあの臭いは消えるんだ」
茂みに隠れ、お堂の外で待つ鬼は、いつになっても消えぬ結界の香に苛立ちを覚えていた。
まさか外で機会を待っている間に小僧の名が呼ばれるとは。
いきなり呼ばれ、反応してしまったゆえ、ここで戻らねば不自然だと戻したが、いつまで待たせるのか……
裏切りはない。あの手のタイプは……
ぎいっ。
お堂の扉が開き、中から人影が現れた。
鬼(きたっ!)
しかし現れたのは、期待の小僧ではなく、白い外套を着た優男だった。
鬼(若い男。ガキが言っていた、この寺を取り仕切る坊主か? 便所にでも行くのか? もう待てねぇ。男は筋っぽくて好きじゃねぇが、しかたねえか。食うならやはり、肉が柔らかい子供がいい)
しかたない。と茂みから腰を上げようとしたその時……
貴方「出てこい。そこに隠れているのはわかっている」
鬼「っ!」
もちろん現れたのは悲鳴嶼ではない。現れたのは貴方だ。
あてずっぽうなどではない。はっきりと、鬼の隠れる茂みにむけ声がかけられた。
それはつまり……
鬼(……俺がいるのを知っている。か。なら、この作戦は失敗か。つまり、おめーの氏ぬことは決定したぞ小僧!)
結界の香を消す方法などいくらでもある。
手間を考え、命乞いに免じて生かしておいたが、その義理もなくなった!
鬼(せっかく生かしとく約束をしてやったが、約束を守れないなら、しかたがねー)
そんなことを思いながら、鬼は優男。貴方の前へ姿を現した。
獪岳「ひっ」
子供1「頭から角が。鬼だ!」
寺の中から声を頃した悲鳴があがったのがわかった。
中で助けてと声を上げたのだから、何人かが目を覚ましているのも当然のことだろう。
慌てて悲鳴嶼が窓や開いたお堂の扉からチラ見していた子供達を引きはがす。
貴方「悲鳴嶼。伝承が確かなら、香のかおるお堂の中なら安全だ。全員、しっかりそこにとどめておけ」
悲鳴嶼「え、ええ」
貴方「子供達も、わかっているな。堂から出なければ安心だ。中で固まり、身を守りあえ」
子供達「う、うん!」
鬼「おい糞ガキ! せっかく寺の奴等を差し出せば見逃してやると言ったのに、よくも裏切ったな! てめぇ、氏んだぞ!」
獪岳「ひっ……!」
腹の底から恐怖を覚える恐ろしい声に、獪岳だけでなく子供達も思わず身をすくめた。
125: 2019/11/15(金) 22:02:44.25 ID:z+0KriEa0
ぎゅっ。
悲鳴嶼が、恐れた獪岳を、さらにその不気味な声に怯えた子供達をひきよせ、抱きしめる。
悲鳴嶼「大丈夫だ。信じよう。目の見えぬ私だが、感じるものがある。彼は、信じられると。なにより、彼だけでなく、お前達は、私が守るゆえ!」
獪岳「っ!」
沙代「うん!」
子供達はぎゅっと、悲鳴嶼に抱き突き返した。
この瞬間、この寺の者達は、本当の意味で家族となったのだ。
鬼「聞こえたな。怯えろ、そして、頃す。ぶっ頃してやる……っ!」
貴方「無理だな」
鬼「なに?」
貴方「そんなことは、拙者がさせぬからだ」
鬼「はっ。はは。ただの人間がなにを言ってやが……」
しゃらん。
貴方の全身を覆い隠すような白い外套の下から、一本の刀が引き抜かれた。
その刃が、月光を反射し、鋭い光を放つ。
鬼「かっ、刀!? てめぇまさか、鬼殺隊の剣士なのか!?」
貴方「? 鬼殺? そうか。それが政府非公認で存在するという組織の名か」
鬼「鬼狩りの奴等を知らねぇ!? はっ。はは。なら、その刀はただの刀。ただの時代錯誤な野郎かよ。なら、なにも恐れるこたぁねえ。頃す。お前から頃す。寺の中の人間も、全員頃して俺が食う!」
貴方「無理だな。自分と相手の実力の差もわからない、お前じゃ……」
鬼「んだとこらぁ! 鬼狩りでもねぇただの人間が、鬼に勝てると思うな!!」
鬼が爪を伸ばし、貴方へ襲い掛かってきた!
戦闘開始である!
↓1 一桁コンマ 夜明けまで、あと4ターン
1:偶然2匹目の鬼が!
2:奇跡的な膠着
3:貴方優勢
4:貴方優勢
5:貴方圧倒的優勢
6:貴方圧倒的優勢
7:貴方勝利 ただし日輪刀がないため殺せない 戦闘続行
8:貴方勝利 ただし日輪刀がないため殺せない 戦闘続行
9:貴方圧勝 ただし日輪刀がないため殺せない 戦闘続行
0:貴方圧勝 ただし日輪刀がないため殺せない 戦闘続行
ゾ:鬼に対して悟りを開いた貴方は、鬼を滅するのに日光も日輪刀もいらぬ領域へ
126: 2019/11/15(金) 22:03:41.37 ID:JxN5PGi90
あ
128: 2019/11/15(金) 22:06:34.36 ID:z+0KriEa0
コンマ7 貴方勝利 ただし日輪刀がないため殺せない 戦闘続行
斬ッ!!
鬼「ぎゃあぁぁぁぁ!!」
鬼の体が、天から真っ二つとなった。
鬼(こ、こいつ、つええ!)
鬼には太刀筋が全く見えなかった。
白刃がきらめいた瞬間、その体が断たれていたという認識だ。
一瞬斬られたことさえわからず、血が噴き出すのさえ一テンポ遅れたほどだ。
鬼(だがっ……!)
鬼「くくっ。てめぇ、つええな。だが、あまりに強すぎて、逆効果だぜ……」
真っ二つとなった鬼が、にやりと笑う。
両端を腕で押し、断面をくっつける。
すると、一瞬で傷がふさがってしまった。
鬼「断面があまりに奇麗すぎて、こんなにも簡単にくっついちまうぜ!」
お堂の中で、驚きの色が広がったのがわかった。
恐怖にふるえているだろう。
鬼(ひひっ。怯えろ、怯えろ! その雰囲気が、とてもたまらねぇ)
鬼「つまりよぉ、鬼狩りでもねーお前じゃ俺を殺せないってことだ!」
にやりと笑い、勝利を確信した鬼は、貴方へ再び襲い掛かる。
↓1 一桁コンマ 夜明けまで、あと3ターン
1:偶然2匹目の鬼が!
2:奇跡的な膠着
3:貴方優勢
4:貴方優勢
5:貴方圧倒的優勢
6:貴方圧倒的優勢
7:貴方勝利 ただし日輪刀がないため殺せない 戦闘続行
8:貴方勝利 ただし日輪刀がないため殺せない 戦闘続行
9:貴方圧勝 ただし日輪刀がないため殺せない 戦闘続行
0:貴方圧勝 ただし日輪刀がないため殺せない 戦闘続行
ゾ:鬼に対して悟りを開いた貴方は、鬼を滅するのに日光も日輪刀もいらぬ領域へ
129: 2019/11/15(金) 22:07:18.34 ID:6Y4n81mW0
ござ
130: 2019/11/15(金) 22:10:04.71 ID:z+0KriEa0
コンマ 4 貴方優勢
鬼「だから、何度も言ってるだろうが! それを振り回したところで、俺は殺せねぇって!」
貴方「……」
ぴたり。
と、貴方は動きを止めた。
鬼「お? どうした? もうあきらめたか?」
貴方「いや。もう大体わかった」
鬼「あぁん?」
貴方「お前をすくうには、朝を待たねばならぬようだ」
鬼「は? なにをいきなり……」
鬼は困惑する。
こいつはいきなり、なにを言っているんだ。
貴方「推測させてもらった。夜しか出ない怪物。斬っても氏なないその不氏性。だが、鬼狩りと呼ばれる者が存在し、氏を恐れることから、氏なないわけではない」
鬼「っ!」(そうだ。こいつ、鬼殺隊のことすらしらねぇ奴だった!)
貴方「鬼狩りと呼ばれる者達がなにか頃す手段を持っているのは当然の話だが、ならばなぜ、夜しか出ない? それはつまり、昼には動きたくとも動けないなにかがある」
鬼「はっ。とんでもねぇ洞察力だな。だが、てめえ、俺を朝まで斬り続けるってのか? そんな体力……」
貴方「できない。と思うか?」
鬼「っ!!」
気づく。
あれだけ斬りあったというのに、こいつ息の一つも切らせていない!
ここからの戦い、これまでの戦いとは意味合いが違ってくる。
この強さで、朝まで逃げられないよう斬り続けられれば当然……
鬼「こ、こうなったら! にげっ……!」
↓1 一桁コンマ 夜明けまで、あと2ターン
1:偶然2匹目の鬼が!
2~0:飛天御剣流からは逃げられない
ゾロ目:鬼に対して悟りを開いた貴方は、鬼を滅するのに日光も日輪刀もいらぬ領域へ
131: 2019/11/15(金) 22:11:03.72 ID:6Y4n81mW0
あ
132: 2019/11/15(金) 22:15:08.54 ID:z+0KriEa0
コンマ 2 飛天御剣流からは逃げられない
キンッ!
鬼の両手両足がちぎれた。
鬼「ぐわあぁぁぁ!!」
鬼が地面に転がり、のたうつ。
鬼(な、なんだ……なにが起きた? 足が。手が……!)
逃げようとした瞬間、体が四散した。
見えない。見えなかった。
白刃のきらめきさえ見えない。
いつの間にか斬られていた。
鬼(こ、こいつ、まだ全然本気じゃなかった。まだまだ余力がある! 逃げられない!)
殺さねば。殺さねば!
鬼(こいつを殺さねば、俺は間違いなく日の光の元にさらされる。消滅する!!)
体は再生する。
だから、まだだ。まだ、負けてない!
鬼(こいつさえどうにかできれば……)
どうにかでき……?
気づいた。
鬼(なん、だ、これ)
目の前に白い外套を纏い、刀を構えた男がいる。
それはいい。
だが、なにかがおかしい。
おかしくないが、おかしい!
だってこいつから、戦う気が感じられないのだから!
鬼と相対すれば、普通恐怖や困惑が浮き出るものだ。
覚悟が決まったものでさえ、怒りや殺気があふれる。
なのに、こいつはどうだ?
こいつからは、それらは一切感じない。
まるで、刀を持った仏像の前にでも立っているみたいだ。
鬼(なんだ? 俺はこいつに、勝てるのか? そもそもこいつ、人間なのか……?)
そう考えた瞬間、頭を振る。
鬼(馬鹿な! 人間に、鬼狩りでもない人間なんかに勝てないなんて思うな。ありえない。絶対にありえないのだから!)
傷を再生させ、鬼はとびかかる。
↓1 一桁コンマ 夜明けまで、あと1ターン(これで終わり)
1:偶然2匹目の鬼が!
2~0:そして夜が明けた……
ゾロ目:鬼に対して悟りを開いた貴方は、鬼を滅するのに日光も日輪刀もいらぬ領域へ
133: 2019/11/15(金) 22:16:31.45 ID:6Y4n81mW0
斬
136: 2019/11/15(金) 22:20:34.70 ID:z+0KriEa0
コンマ 5 そして夜が明けた……
斬!
斬斬斬斬斬斬斬ッ!!
どれだけ鬼の体は斬られただろう。
だというのに、優男の纏う白い外套は汚れない。
真っ白いまま、鬼の体だけが真っ赤に染まってゆく……!
鬼(ダメだ。ダメだ! なんなんだこいつ。こいつの目。なんて目で俺を見ている。恐れでも、怒りでも、憎しみでもない。それでいて怯えでも、哀れみでもねぇ。殺気もない。なんだ。なんなんだよこいつは……!)
鬼「なんなんだ。お前は一体、なんなんだよ!」
貴方「俺か? 俺はまだ、お前達に対しては何者でもない。ただ、お前達をすくいたいと思っている者だ」
鬼「すく、う……?」
貴方の言葉に、鬼は信じられないというような反応を見せる。
貴方「そうだ。お前達は許されざる存在だが、同時にすくわれるべき存在でもある。だから拙者が、お前達をすくう。そう考えている」
鬼「勝手なことを! 神や仏にでもなったつもりか!」
貴方「拙者はそのような大それたものではない。今はまだ、お前さえ苦しまぬよう地獄へ送れぬのだからな……」
どこか自戒したように笑みを浮かべる。
なぜ最強を目指すのか。
それは、そうでなければ彼等を救えないからだ。
最強の力がなければ、あのうつろな生き物を、すくってやれぬからだ。
それゆえ飛天御剣流を学んだ。
だが、それだけではまだ力が足りないと痛感していた。
夜が、明ける……
138: 2019/11/15(金) 22:21:10.22 ID:z+0KriEa0
鬼「ぎゃあぁぁぁぁ!!」
日が昇るのと同時に、鬼が燃え出した。
火だねもないというのに、炎を上げ、灰となっていく……
これが、日を浴びた鬼。
日輪刀と呼ばれる刀で頸を落とす以外、鬼を倒す、唯一の方法。
貴方「まだまだ、俺は弱いな……」
燃え行く屍を見る貴方の顔を見えたものは、この場に誰もいなかった……
貴方「……悲鳴嶼。こいつに経をあげてやってくれ」
悲鳴嶼「ああ。任されましょう」
寺より姿を現した悲鳴嶼が、燃え残った灰にむかってお経を唱えはじめた。
それは、この鬼に対する、せめてもの鎮魂である……
??「こ、これは……まさか、鬼を朝日で倒したのか……?」
そこに現れたのは……
登場キャラコンマ
↓1 二桁コンマ ゾロ目なし
01~07:神足 鼬鼠丸(こうたり いたちまる)>>67
08~14:不動 蓮司(不動 れんじ) >>80
15~21:淡海 織姫(おうみ おりひめ) >>69
22~28:豪炎寺 焦土(ごうえんじ しょうど) >>71
29~35:夕波風香(ゆうなみ ふうか) >>72
36~42:犬山橙子(いぬやま とうこ) >>78
43~49:葉隠 琳院 (はがくれ りんいん) >>75
50~56:一ノ瀬 始(いちのせ はじめ) >>85
57~63:井達 走馬(いだて そうま) >>79
64~70:沼津 心向(ぬまづ こなた) >>81
71~77:切崎悠二(きりさき ゆうじ) >>82
78~84:潤威 牙次助(うるい がじすけ) >>83
85~91:龍宮 虎子(たつみや とらこ) >>84
92~98:煉獄父(今炎柱?) 原作の人
99~00:自由安価へ
139: 2019/11/15(金) 22:21:47.88 ID:6Y4n81mW0
む
142: 2019/11/15(金) 22:25:20.14 ID:z+0KriEa0
コンマ 88 龍宮 虎子(たつみや とらこ) >>84
ここでゾロ目かい!
誰が来たのか決まったところで今日は終わり。
大きな波乱がなくてよかったのかよくなかったのか……
なにか疑問がありましたらどぞー。
162: 2019/11/16(土) 22:01:07.57 ID:MnpiZXyG0
鬼殺隊への誘い はじまります
163: 2019/11/16(土) 22:02:46.19 ID:MnpiZXyG0
朝日が昇り、戦いは終わった。
動かなくなり、炎に燃え灰になってゆく怪物。
そうして朝日に消える鬼を見る貴方は、息一つ切らせていない。
それどころか、白い外套に汚れさえなかった。
悲鳴嶼(一晩戦い続けるという氏闘であったというのに、この方は疲れも見せない。それどころか、あの戦いの最中、一切の殺気も感じなかった。それどころか、あの気配は、赦しの気配……)
貴方の隣で経を上げながら、悲鳴嶼は思う。
悲鳴嶼(この方は、本当にただの人なのだろうか? このたたずまい。まるで、御仏の……)
??「こ、これは……まさか、鬼を朝日で倒したのか……?」
悲鳴嶼「っ!?」
悲鳴嶼の思考は、突如として現れた新たな気配によって中断させられることとなった。
164: 2019/11/16(土) 22:03:15.81 ID:MnpiZXyG0
そこにいたのは、髪をポニーテールのように一つに結び、毛先を荒々しく跳ねさせた女だった。
顔には鼻の上を横切る刀傷があり、どこか勝気な雰囲気を漂わせている。
黒を基調にした服を着ており、腰には、刀。
彼女の名は龍宮虎子(たつみや とらこ)>>84
風の呼吸を操る鬼殺隊士であった。
ちなみに、三度の飯より喧嘩と祭りが好きな不良娘らしい。
虎子「おいおい。なんだよこれ。あんたまさか、その刀で鬼を朝日の中に引きずり出したってのか?」
貴方の握る刀。
それは明らかに日輪刀ではない。
だが、それから滴る鬼の血は、日光によって消滅している。
すなわち、その刀を用いて朝日が昇るまで鬼と戦い続けたという証だ。
貴方「そうだが?」
虎子「よし。あんた強いな。あたしとやろう! 喧嘩しようぜ!」
寺の子達「ええー!?」
いきなり現れた女の提案に、なんとか起きていた寺の子達は驚きの声を上げる。
あまりにいきなりで、眠気も吹き飛んだ。
貴方「いいだろう」
寺の子達「えええー!?」
もう一方もあっさり承諾したのだから、驚きは倍である。
虎子「あっさりと決めるね」
貴方「かわりに、拙者が勝ったら、いろいろと聞かせてもらう。その腰の刀。それに、燃えて消えるものを見て驚かぬ胆力。そちらは、鬼殺隊とやらの人間だろう?」
虎子「へえ。あんた、あたしらのこと知っているのかい」
貴方「いや、知らない。だから、聞かせてもらう。鬼殺隊のことを。この、人を食らう怪物のことを」
虎子「かわりにあんたは、喧嘩を買う。と。いいだろう。勝っても負けても楽しい祭りになったら教えてやるよ!」
女は嬉しそうに笑い、拳を掌にうちつけた。
楽しい祭りになったらと言ったのは、自分が負けるとは思っていないからだ。
貴方は刀をしまい、無手の構えをとった。
飛天御剣流には、刀を持たずに使う技もある。
貴方「さて、試合おうか」
あまりのことに唖然とするしかない悲鳴嶼達を置いてけぼりし、貴方と虎子の喧嘩がはじまった!
↓1 一桁コンマ
1:構えた。が、眠気には勝てず、そのまま立ったまま寝てしまった。代打悲鳴嶼!!
2:奇跡的な展開。虎子優勢。でも貴方勝利。
3:勝利
4:圧勝
5:圧勝
6:瞬殺
7:瞬殺
8:瞬殺
9:瞬殺
0:圧倒的瞬殺
ゾ:圧倒的瞬殺の上。虎子「その強さ、惚れたぜ!」
165: 2019/11/16(土) 22:03:49.41 ID:w2P5FUkn0
あ
168: 2019/11/16(土) 22:08:47.05 ID:MnpiZXyG0
コンマ 1 寝たー!!
しーん。
かまえ、むかいあったまま、貴方と虎子はにらみ合う。
虎子「……」
貴方「……」z
虎子「……?」
貴方「……」zz
虎子「こいつ寝てるー!!」
子供達「寝てるー!!」
虎子「なんだこいつ、あたしなんてまともに戦う必要もねえってことか!? ふざけんな!」
悲鳴嶼「い、いえ、一晩中氏闘を繰り広げたあとなのですから……」
虎子「こうなったらお前が戦えー! でかいのー!」
悲鳴嶼「ええー!?」
なんやかんやで、喧嘩はうやむやになってしまったそうな。
貴方「はっ」
虎子「あ、起きた。もうちょっと遅かったら今度はそっちを落書きしようと思ったのに」
寝ていたのはほんの短い時間だったようだ。
貴方「すまない。思わず気が緩んだようだ」
虎子「おうおう。それってあたしが怖くもなんともなく、目の前で寝られるほどの存在ってことか? あぁ?」
悲鳴嶼「まあまあ。おさえておさえて」
虎子「ちっ。悲鳴嶼に免じてここは許してやる!」
悲鳴嶼「ほっ」
貴方(……俺が寝ている間になにがあったんだろうか)
虎子「ったく、しらけちまったぜ。えーっと、そうそう、鬼殺隊のことだったな」
貴方「教えてくれるのか?」
虎子「あたしの私情はともかく、朝まで無傷で鬼と戦い続けたなんて奴を無視しては帰れないからね」
170: 2019/11/16(土) 22:10:12.25 ID:MnpiZXyG0
虎子「あんたが寝ている間にいろいろ聞いたよ。で、聞きたいのは鬼殺隊や鬼のことだったな。いいさね。教えてやるよ。むしろ、一緒に来な。刀もなく鬼を倒したあんたを、鬼殺隊は歓迎するぜ」
貴方「そうか」
虎子「それと、そこの大男。あんたも来ないかい?」
悲鳴嶼「私が?」
虎子「ああ。あんたも絶対強くなる。あたしのこの勘に間違いはねぇ! そして強くなって、あたしと喧嘩しようぜ!」
悲鳴嶼「え、いや、私は……」
貴方「それについては拙者も同意見だ。悲鳴嶼、お前には強くなる才能がある。下手すれば拙者よりもな」
悲鳴嶼「私が……?」
虎子「鬼殺隊はいつも人手不足だ。剣士をやるなら命がけになるが、戦わなくともやってもらいたいことはいくらでもある。ここで暮らすより生活は間違いなく上向くだろうよ」
悲鳴嶼「……」
虎子「そしてなにより、この子達にも十分な教育を受けさせることもできる」
悲鳴嶼「っ!」
寺子屋もなくなって久しい昨今。金もない庶子が学ぶというのは難しい状況だった。
悲鳴嶼「一つ、聞きます。働きが認められれば、この子等以外の、同じような境遇の子も養えるだろうか?」
虎子「楽勝楽勝。柱じゃなくても十分な給金は出るし、柱になれば屋敷だってもらえる。ついでに、そういうのは充実しているよ」
悲鳴嶼「ならば、断る理由はありません。私も、鬼殺隊に入れてください!」
獪岳「いいの?」
悲鳴嶼「ああ。よいのだ。私は、知った。子供は、守られるべき存在であると……」
悲鳴嶼は疑っていた。
無邪気で無垢だからこそ、自分を守るためなら平気で嘘をつき、平気で残酷なことができると。
だが、それだけが子供の本質ではなかった。
無邪気で無垢だからこそ、平気で子供を寺の外へ放り出せる。
だが、無垢だからこそ、他人を守るため、自分から前に走り出す。
相手が大人だろうと関係ない。無謀さえ実行してしまう尊さ。
だからこそ、子供を守らねばならない。
この尊い者達を。
私はなろう。彼等の守護者に……
悲鳴嶼は、そう思ったのだ。
悲鳴嶼「そこに行けば君達にも十分な学びの機会を与えられ、さらに他の境遇の子を救える。ならば、やらせていただくしかないだろう」
子供1「おっちゃんが決めたなら、おいら達にはとめることはできねーな」
獪岳「まあ、だよな。稼ぎも保証されるみたいだし」
沙代「おじちゃんならできるよ」
悲鳴嶼「皆……」
沙代「でも、氏なないでね?」
悲鳴嶼「もちろん。もちろんだ。皆を遺して、氏んでなるものか!」
この日、悲鳴嶼は誓う。
彼等のためにも、多くの子供のためにも、氏ぬわけにはいかないと!
ちなみに、この後事故もなく柱に成長すれば、悲鳴嶼は屋敷で孤児院をはじめる。順調に進むなら、その中にカナヲとなる少女が増えることを先に記しておこう。
171: 2019/11/16(土) 22:14:01.88 ID:MnpiZXyG0
準備し、寺を出発することになった。
荷物をまとめ、寺を出る直前。くいくいっと、沙代に裾をひかれた。
沙代「ねえねえお兄ちゃん。どうしてあたし達を助けてくれたの?」
獪岳「まったくだよ。あんたにとって俺も、この山寺の奴等も、なんの関係もないじゃないか。なのに、なんで俺のこんなバカ話を信じて、命がけのことをしてくれたんだ……?」
貴方は振り返り……
貴方「飯をおごってもらった。なら、返さなきゃならないだろ。その、恩て奴を」
沙代「じゃあ、あたしのおかげ?」
貴方「そうさ。お前のおかげだ。俺も、助かったよ」
沙代「わーい!」
獪岳「……」
獪岳(ああ。こんな人が、こんな人が、いるのか……この世は、まだ捨てたものじゃない。捨てたもんじゃないんだな……)
少年はその背中を見て、涙を流した。
悲鳴嶼(……ありがとう。『貴方』。君がいなければ、私達がどうなっていたことか。君がいなければ、私は子供達の心を知らず、信じることはできなかったかもしれない。この恩。いつか返せるよう、私もがんばらせてもらうよ)
虎子「さあ、準備もできたみたいだし、さあ、いくぞおっさん!」
悲鳴嶼「一応私は、十八です」
虎子「あたしより年下かよ!」
ちなみに独断と偏見で決めた虎子の年齢は19である。
こうして、貴方と悲鳴嶼達寺の一行は新天地へむけ歩き出した。
172: 2019/11/16(土) 22:18:29.11 ID:MnpiZXyG0
がたごとと馬車が揺れる。
子供を連れ、大人数で移動するため、徒歩での移動でなく、馬車を用意しての移動となった。
ちなみに支払いは、鬼殺隊もちである。
虎子「さて、一息ついたことだし、話をはじめようかね」
馬車に乗り、自分で歩く必要もなくなったところで、虎子は膝を叩き、説明をはじめた。
鬼。
人食いの怪物。
日光以外では氏なない不氏性と、超人的な能力や怪力を持ち、中には妖術のような特異な力。血鬼術が使える者もいるという。
鬼殺隊。
人食い鬼を狩るため集められた政府非公認の組織。
その鬼を狩るために1000年前からずっと活動している。
日の光を吸収する鉄を材料とした、鬼を頃すための刃、日輪刀を持ち、日々夜の闇で活動する鬼を狩ることを生業としている。
この刀で頸を斬られた鬼は、絶命する。
貴方「日の光を浴びた刀か。そういう刀がなければ、鬼は倒せないということか」
虎子「そういうこと。あんたみたいに日輪刀なしで一晩鬼を真正面から無傷で押しとどめる奴とか、はじめて聞いたよ」
貴方「拙者などまだまださ」
虎子「まったくだよ。そのあと立って寝るんだからな」
貴方「自分でも驚いている。精進がたりないようだ」
虎子「んで、その刀を授けてもらうってのが、鬼殺隊に入った証になるわけよ。その刀を授けてもらう試験があって、それが最終選抜。普通なら修行しないと受けられないもんだけど、一晩鬼と斬りあったってのが本当ならいきなり次の選抜を受けても平気だろうさ」
刀さえあれば一晩中鬼と斬りあわず、最初の段階で終わっていたのだから当然の話だろう。
もっとも虎子はその実力を確認していないので、まだ半信半疑のようであるが。
貴方「次の選抜、それはいつだ?」
虎子「んーと、今からだとちょうど一か月後だね。あんたはともかく、悲鳴嶼は難しいかも」
貴方「どうだろうな」
悲鳴嶼「とりあえず、できるだけ鍛えてみよう」
173: 2019/11/16(土) 22:19:41.71 ID:MnpiZXyG0
沙代「ねー、どこいくのー?」
虎子「ああ、そういや言ってなかったっけ。今、あたし達は風柱の屋敷にむかっているところさ」
貴方「風柱? しばらく前にも柱になればと言っていたが、なにか特別な称号なのか?」
虎子「あんたよく覚えてるね。柱ってのは……」
柱。
鬼殺隊の最高位に立つ9人の剣士をさす。
一般の隊士とは隔絶した強さを誇り、各々が極めた呼吸の派生に従い、『〇柱』という肩書を与えられる。
ちなみに「柱」という漢字の画数が9画であるため定員は9人と聞いたんだけど、これ本当?
虎子「その中の一人、風柱の屋敷に行くってわけよ」
沙代「おねーちゃんが風柱なのー?」
虎子「いいや、あたしは違う」
悲鳴嶼「なら、なぜ、そこへ?」
虎子「もちろん理由はあるさ。あんた(悲鳴嶼)にその体にみあった呼吸の育手を紹介してもらおうと思ってね」
貴方「呼吸?」
虎子「ああ、それも知らないんだっけか。知らずにその強さとか、ホント世の中広いわ」
彼女はけらけら笑った。
呼吸。
著しく増強させた心肺により、一度に大量の酸素を血中に取り込むことで、瞬間的に身体能力を大幅に上昇させる特殊な呼吸法。
呼吸の方法は、『水』『雷』『炎』『風』『岩』にわけられ、そこからさらに各々の素質によって分岐したりしてゆく。
これにより増大した体力と、各々の流派に従った型をもちい、鬼と戦う技術である。
そして育手、とは、剣士を育成する人のことである。
元隊士であった者などがそれを担うことが多い。
虎子「あんたの体格からして、呼吸の適正は間違いなく岩だ。残念だが、あたしに岩の育手のツテはないから、ふーか。ああ、柱に頼る」
貴方「ないのか」
悲鳴嶼「ありませんか」
虎子「なんだ、その、え? なんでないの? って意外そうな顔。そりゃないさ。あたしは風の呼吸使いだからな!」
貴方「え?」
悲鳴嶼「え?」
虎子「よーし、喧嘩か? 喧嘩なら買うぞ?」
悲鳴嶼「い、いや、そういうわけでは……」
詰め寄られた悲鳴嶼が、あわあわと声を上げた。
175: 2019/11/16(土) 22:24:23.46 ID:MnpiZXyG0
がたごとと馬車に揺られ、ついに風柱の屋敷に到着する。
子供1「うわー、すげー」
悲鳴嶼「こら、お前達。勝手に……」
虎子「たーのもー」
人のうちのはずなのに、虎子は返事も待たず勝手に入って行ってしまた。
悲鳴嶼「……」
虎子「なんだよ?」
悲鳴嶼「子供達の、教育に、悪い……」
なんてことだと、悲鳴嶼は頭を抱えた。
嘆いてもしかたないぞ悲鳴嶼。彼女は不良娘だ。
女中「これはこれは、龍宮様」
勝手知ったる我が家のように入っていくと、女中が現れ頭を下げた。
どうやら彼女が勝手に入ってくるのは当たり前になっているようだ。
悲鳴嶼「いいかいみんな。ちゃんとあいさつするのだよ」
子供達「はーい」
虎子「そんなこまけーこといいって。ふーかは?」
女中「はい。いつもの場所でお待ちです」
虎子「書斎か」
虎子が今から屋敷に行くということは、鎹烏(かすがいがらす)という連絡手段のカラスにより伝えられていた。
それもあって、待っていたのである。
176: 2019/11/16(土) 22:25:52.22 ID:MnpiZXyG0
虎子「ふーかー。戻ったぜー」
ふすまを勢いよくあけ、虎子が書斎へ入る。
ぺら。
ぺら。
そこには、書を読む女性がいた。
緑色の髪をした、眼鏡をかけた女性であった。
彼女の名は夕波風香(ゆうなぎ ふうか)>>72
この屋敷の主。風柱である。
ちなみに彼女の年齢は独断と偏見で20歳に決まった
虎子「おーい」
ぺら。
ぺら……
虎子が入ってきたというのに、彼女は気づいた様子もなく、書に没頭している。
虎子「あー、またか。ちょっと待ってろ」
悲鳴嶼「かまいませんが……」
虎子「ちょっとマジでやらねーといけないからな」
虎子は書斎入り口に置いてある布団叩き棒を手に取り、書を読み進める風香の元へと歩を進める。
振り下ろす目前で、一瞬目を作り、深く集中し。
ふっ! と、布団叩き棒を振り下ろした。
空気を切り裂き、誰もがふーかと呼ばれた女性の頭に命中すると思った。
だが……
177: 2019/11/16(土) 22:26:41.12 ID:MnpiZXyG0
ビタッ!!
178: 2019/11/16(土) 22:27:50.45 ID:MnpiZXyG0
その布団叩き棒は、風香が人差し指と中指に挟んだ『紙のしおり』によって止められていた。
虎子「ちっ。集中するとこれだから!」
風香「……」
ババババババッ!
何度虎子が打ちこんだだろうか。ついにはしおりの方が耐え切れなくなり、朽ちたところで、虎子の布団叩き棒が、彼女の頭に命中した。
すぱーん!
布の巻かれたそれが、奇麗な音を響かせる。
風香「いったー」涙目両手で頭おさえ
虎子「気づいた、ふーか?」
風香「あ、虎子さん。いつの間に?」
虎子「ちょっと前からだよー」
風香「ああ、これはこれは。またも熱中してしまいまして。申し訳ありません」
虎子「ホント、本のことになると周り見えなくなるよな」
風香「って、虎子さんのうしろにたくさん初対面の方がいるじゃないですか! は、恥ずかしい!」
虎子「行くって伝えてあったでしょうに」
風香「ありましたけど、ちょっとだけ。ちょっとだけと思ってたら止まらなくなっちゃって」
てへへ。と笑った。
虎子「ったくしゃーないな。それで、紹介状は?」
風香「すでにしたためてあります。要望通り、岩の呼吸の育手、岩田さんのところに」
虎子「んじゃ、これはあんたに」
岩の育手への紹介状を、悲鳴嶼にわたした。
風香「ああ、確かにそのお姿。岩の呼吸の適性がありそうですね」
虎子「でっしょー」
179: 2019/11/16(土) 22:28:34.03 ID:MnpiZXyG0
風香「ところで、二人来ると聞ききましたけど、もう一人の紹介状も岩の呼吸でよかったんですか?」
虎子「え?」
風香「え?」
虎子「あ……あーっ! 全然考えてなかった!」
風香「えー!」
虎子「だってさ、話が本当なら今の段階でも、最終選抜も楽勝かな。と思って」
だから、今は必要ないと思ってなにも考えていなかったようだ。
風香「んー。最終選別まででよければ、うちで呼吸を習ってみますか? もちろん、岩の育手の方の方へ行ってもかまいません」
虎子「おー、それもありかー。あんたむしろ、風っぽいし」
鎹烏「カァカァ! 竜宮虎子! 指令ヲ与エル! 指令ダ!」
虎子「おおっと、どうやらあたしはのんびりしてられないみたいだな」
祭りだ! とこぶしを握り、掌にぶつけた。
虎子「……あ、ぴんときた」
それは……
↓1 一桁コンマ
1~4:せっかくだから風柱のところで世話になる
5~9:せっかくだからもう少し悲鳴嶼を世話する >>>1
0:せっかくだから虎子の任務に貴方もついてく >>>2
ゾロ目:自由安価へ
>>>1 募集でいただいた岩の子もここにいます >>81
>>>2 寝たため実力が認められず、不均等コンマになりました
180: 2019/11/16(土) 22:28:45.79 ID:WPvIlmFQO
どや?
181: 2019/11/16(土) 22:34:16.14 ID:MnpiZXyG0
コンマ 9 せっかくだからもう少し悲鳴嶼を世話する
どうやらしばらく悲鳴嶼さんと一緒の生活が続くようだ。
説明回だからしゃーないけど、虎子姐さんしかしゃべってねえ!
と、次の展開が決まったところで今日はここまで。
なにか疑問がありましたらどぞー。
193: 2019/11/17(日) 22:09:32.41 ID:+qk1eTAL0
一か月岩の育手村生活 はっじまるよー
194: 2019/11/17(日) 22:10:46.54 ID:+qk1eTAL0
直接の実力の方はまだ鬼殺隊自体で確認はできていないが、貴方が鬼を一晩、無傷で相手し続け、朝日のさらしたのは事実。
これにより、貴方は一か月後になされる鬼滅隊、最終選抜試験を受ける許可がなされた。
あとは、それがはじまるまでの一か月間どこでなにをするか。
貴方は、縁もあった悲鳴嶼につきそい、彼の紹介された岩の育手の元で共に厄介となることに決めた。
貴方(本音を言えば、女子とムフフは幸運を狙いたかったが、ここで悲鳴嶼達を放り出すのも寝覚めが悪いからな……)
ちなみに貴方は、実はスOベで巨O好きである。
ところで、風柱の夕波風香 >>72 と 龍宮虎子 >>84 のお胸はどのくらい?
↓1 風香のお胸のサイズは?
1:無
2:板
3~4:小
5~6:普通
7~8:微大
9:大
0:圧倒的サイズ
ゾロ目:奇跡のサイズ
↓2 虎子のお胸はいかがかな?
1:筋肉
2:板
3~4:小
5~6:普通
7~8:微大
9:大
0:圧倒的サイズ
ゾロ目:奇跡のサイズ
195: 2019/11/17(日) 22:11:04.92 ID:7MDfls2n0
高い
196: 2019/11/17(日) 22:11:20.30 ID:UMy1aN6N0
はい
200: 2019/11/17(日) 22:15:14.86 ID:+qk1eTAL0
風香 コンマ 2 板
虎子 コンマ 0 圧倒的サイズ
……なんだろう。この、残酷な結果は。
貴方(だって俺は、大きくなければ興味はないから!)
げんじつはひじょうである。
貴方(ただ、あの時うっかり居眠りしなければ、あの娘と行けたかもしれないが、まあ、すぎたことか……)
ほんとにげんじつはひじょうである。
貴方と悲鳴嶼一行は、風柱の屋敷を出て、紹介された岩の呼吸の育手、岩田のいる農村へと到着する。
岩田「おお、来たか。聞いたぞ。これは確かに期待ができるな!」
村の入り口のところに、身長190を超える大男が立っていた。
悲鳴嶼を見つけ声をかけてきたのはスキンヘッドでいかつい筋骨隆々のおっさんだった。
身長は悲鳴嶼に劣るが、幅はものすごい。
子供1「おっさんだ。本物のおっさんだ……!」
貴方(先生よりさらに大きいか? こうも立て続けにこの大きさの者と出会うとは、世の中は広いな)
沙代「ふとーい」
獪岳「すげー強そうだ」
岩田「昔膝を砕いてしまってな。それからここで育手をやっている。岩田だ」
貴方「『貴方』だ』
悲鳴嶼「悲鳴嶼行冥です」
以下、子供達も自己紹介を済ませる。
岩田「うむ。礼儀正しい子達だ。では、さっそくはじめようか! 子供達については、この村には学校もある。今しばらくここで学んでもらうぞ!」
子供達「はーい」
沙代「お兄ちゃんがんばって」
獪岳「にーちゃんがんばれ!」
子供1「おっちゃんもな!」
子供達は、学校の先生もしている岩田の奥さんにつれられ、学校の方へとむかっていった。
その姿を、悲鳴嶼はなんとありがたいと、拝むのだった。
201: 2019/11/17(日) 22:16:05.40 ID:+qk1eTAL0
悲鳴嶼と貴方は、岩の呼吸の育手、岩田の案内で村のはじっこへやってきた。
そこからは学校の校庭が見え、さらに校庭の奥には修練場のような場所が見えた。
修練場には、剣の稽古をしている何者か(一人)の姿も見える。
村の端から先は、岩が転がる不毛な大地が広がっている。
そこを、村の者達がクワやつるはしをもって開墾しているのが見えた。
岩田「お前達の仔細は聞いている。お前達にはまず、呼吸を覚えるための訓練として、この土地の開墾を手伝ってもらう」
そう言い、岩田はクワを一本ずつ二人に渡した。
育手の剣士の育て方は、それぞれによって違い、罠の張った山を下りさせ呼吸の仕方を覚えさせたり、つきっきりで指導したりと色々だ。
岩田「本来午後からは実践訓練なのだが、今日は初日。基礎訓練を学んでもらうことにした!」
ちなみに今は、お昼ご飯を食べたあとだ。
岩田「まず、君達にはすべての呼吸の基本にして奥義となる、全集中の呼吸というものを覚えてもらう!」
全集中の呼吸。
身体中の血の巡りと心臓の鼓動を早め、たくさんの空気を身体全体に送り、身体能力を瞬間的に高める技術である。
そうすることで人間のまま鬼のように強くなるのだ。
これがなければ、鬼と戦うことは夢のまた夢であり、最終選抜に出るには、まずこれを覚えるのが最低条件となる。
ちなみにこれは、短くて習得に二年。長くて五年ほどかかるものらしい。
さらに、この呼吸を四六時中続ける『全集中の呼吸・常中』というものもある。
常に全集中の呼吸を行い、身体能力を上げ続けるというものだ。
全集中の呼吸を覚えたなら、続いてこれを覚えることが、柱へ上り詰めるため必須といってもいい。
岩田「やることは単純だ。大きく吸って大きく吐く。そうして空気を多く体にとりこみ、身体中に空気をいきわたらせ、体の力を増大させる」
貴方「ふむ」
岩田「あとは実践あるのみ! とにかく動き、とにかく肺を大きくし、血の中に空気をたくさんとりこめるようになれ。そうすれば筋肉が、血管が大きくなり、強くなる!」
悲鳴嶼「は、はあ」
岩田「なぜ開墾なのかと疑問があるようだな」
悲鳴嶼「え、いえ……」
貴方「なにも知らないのだから、そう思うのも無理はない。だが、クワを持ち上げ振り下ろす。という行為は剣を振るうのと似た力を使う動作でもある。そのための筋肉をつけるというのには意味がある。さらに、開墾のため岩を砕く。モノを運ぶなど、基礎体力の向上にもつながり、生活に必要な畑も広がると、なかなかに効率的だ」
悲鳴嶼「なるほど」
貴方の説明に、悲鳴嶼が納得したような声をあげた。
岩田「ならば話は早いな。さあ、クワを持ち上げろ。息を吸って、息を吐いて、それを大地に振り下ろし、ただひたすらにそれを繰り返すのだ! さすればいずれ、その体に呼吸が追いついてこよう!」
こうして悲鳴嶼と貴方の、呼吸術習得の修行がはじまった……!
202: 2019/11/17(日) 22:17:22.30 ID:+qk1eTAL0
岩田「さあ、耕せ、耕せ、耕せ!」
大地にクワをうちつけ、耕し。耕し、耕す。
岩田「岩を砕け。このつるはしで砕くのだ! 息を吸え。もっと吸え! 身体中に、指の先までその空気を送り続けるのだ! さすればこの程度一瞬で粉々となる。砕けるのだー!」
気合と共に、人の背丈ほどもある岩をつるはしで砕く。砕く。砕く!
岩田「息を吸え。大きく吸え。さすればこの程度の切り株など一人で引き抜ける。お前ならできる。そう、できるのだ! 吸え。吸え。吸って吐くのだ!」
それは、日が暮れるまで続いた。
開墾終わってその夜。
夕飯に用意されたのは、いわゆるちゃんこ鍋だった。
この村には食堂となる場所が用意されており、開墾にかかわった者はここで夕飯を共にする。
貴方と悲鳴嶼は、育手の岩田と共に食事をすることとなった(今日のところは)
岩田「さあ、食べろ。食べて食べて食べて大きく、固くなるのだー!」
悲鳴嶼「こ、こんなに、私は……」
岩田「ダメだ。お前が一番食わねばならぬ。食えば食うほど、それはお前を作る土台となる。お前の糧と、未来の子供を救う礎となる!」
悲鳴嶼「っ!」
岩田「だから、食え。食うのだー!」
悲鳴嶼「むう。むううううー!」
岩田に押され、悲鳴嶼がめしをかっこむ。
岩田「それでよい。あとは吸って吐いてを繰り返し、ただひたすらに寝るのだ! 体を作るのだ! 朝日が昇ったら、また畑を、体を作るぞ!」
貴方「もくもく」
飛天御剣流は食わずとも長く生きていけるが、食う時はちゃんと食ってそれを蓄えることができるぞ!
岩田「だが寝る前にまだやることがある。そこに座れ。瞑想をするのだ。意識しろ。吸った空気が、体全体に回るそのさまを。指先に、毛の先にまでいきわたるよう、空気を吸って、吐き出すのだ!」
夜が明け、朝食(大量)。朝は開墾。お昼御飯(大量)、昼寝、午後になると戦闘訓練(基礎訓練を終えた者のみ)orまた開拓。夕食(大量)、瞑想して就寝。
この一連の流れが、育手、岩田の呼吸習得法だった。
そして、夜が明ける……
203: 2019/11/17(日) 22:17:53.55 ID:+qk1eTAL0
お待ちかね、呼吸の素質コンマじゃー!
貴方
↓1 一桁コンマ 高ければ高いほど才能がある
1:貴方に呼吸の才能はないようだ(呼吸でのパワーアップはなし。玄弥コースは残る)
2:すでに飛天御剣流で全集中の呼吸とおなじことをしていた(全集中はすでに習得済みあつかい)
3:呼吸の才能は飛天御剣流より劣っている(全集中は飛天御剣流とは別に覚えられる)
4:ちょい劣る(習得に5年コース)
5:普通(4年)
6:そこそこ優秀(3年)
7:優秀な才能(2年、長男級)
8:柱級(場合によっては1日)
9:柱も超える(もう覚えた)
0:日の呼吸が使える才能(もう覚えたのは当たり前)
ゾ:日の呼吸を超える可能性(波紋疾走(オーバードライブ) する? するかも)
悲鳴嶼
↓2 一桁コンマ 貴方の存在補正アリ
1:どうやら決氏を経験していない悲鳴嶼の才能はまだ眠ったままのようだ>>>>1
2~8:その規格外の才能を発揮しはじめた(原作通り:才能は8固定、>>>2日後には全集中の呼吸習得)
9と0:原作以上の才能(日の呼吸の才能はないが、一日で全集中の呼吸を習得した)
ゾロ目:原作の才能以上の上、さらにすでにスケスケの世界が見えた
>>>>1 この場に貴方がいるので、1が出た場合、コンマはさらに↓にずれる
>>>2 ↓1 1桁コンマ日>>>>1が発動していた場合さらに下
204: 2019/11/17(日) 22:18:09.01 ID:Wjl4xYfoO
それい!
205: 2019/11/17(日) 22:18:29.89 ID:KyCUCN6TO
可能性の獣
210: 2019/11/17(日) 22:28:15.62 ID:+qk1eTAL0
貴方 コンマ 1 貴方に呼吸の才能はないようだ(呼吸でのパワーアップはなし。玄弥コースは残る)
悲鳴嶼 コンマ 9 原作以上の才能(日の呼吸の才能はないが、一日で全集中の呼吸を習得した)
また極端な結果を! でもこれ、ある意味で戦力バランスとれてきた!
朝。
岩田「さあ、若人よ、朝がきた。今日も開拓にいそしもうぞ!」
勢いよく襖を開き、貴方と悲鳴嶼が寝泊まりした部屋に岩田が入ってきた。
悲鳴嶼「はい! 今日も一日がんばりましょう!」
ムキムキーンッ!
そこには、昨日より二回り以上バルクアップした悲鳴嶼がいた。
岩田「うむ。良い筋肉に……って、え?」
ムッキムキ!!
悲鳴嶼「むんっ! 不思議な感覚だ。体が、軽い!」むっきーん!
岩田「……」くしくしと目をこすった
悲鳴嶼「ふん!」ポージング
岩田(あれ? なんか、一気に太くなってない? たった一晩だぞ。いくらなんでも一気すぎないか?)
ちなみに貴方は平然としている。
まるで当然だと言わんばかりに。
岩田(……でも、同室の『貴方』はいつも通りだし。わしの目がおかしくなったんだろうか。一回り大きくなってたらさすがに驚くはずよな)
しかし、外に出てみると皆岩田と同じ反応だった。
子供1「あれ……?」
沙代「おに、ちゃん?」
獪岳「……え? え?」
岩田「やっぱり間違いじゃなかったー!!! でかくなっとるー!」
悲鳴嶼「え? なにがですか?」自覚なし
貴方「え? そうだが?」このくらい当然という態度
岩田「い、いかん。わしか? わしのがおかしいのか?」
貴方「大丈夫だ。正常なのはどちらかといえばそちらだろう」
岩田「そう思うのならもう少し手心をくわえてくれんかね!」
貴方「すまない。こちらのやり方には疎くてな……割と、普通じゃないか?」
岩田「……」
しかも悲鳴嶼はすでに全集中の呼吸を習得し、岩を一人で投げ飛ばした。
岩田はその瞬間、とんでもねぇのが来たものだ。と思わず心の中で頭を抱えたそうな。
211: 2019/11/17(日) 22:29:37.62 ID:+qk1eTAL0
岩田「よ、よし。では、もう実践訓練へいこう」
悲鳴嶼「よろしいのですか?」
岩田「ああ。これ以上無駄に遊ばせておいても才能の無駄遣いになる。午後からは修練場にて戦い方を教えよう。ところで、『貴方』はどうする? このまま基礎訓練で呼吸の訓練を続けるか? こちらとしては、お前の戦闘技術も指導に使いたいと思うが」
貴方「戦闘訓練の参加でかまわない。どうやら拙者の方は、そちらの呼吸とは相容れない体のようだ。このままの技術で、最終選別にいかせてもらう」
岩田(え? いいのそれ?)
と思ったが、上からは貴方の自由にさせてよいと来ていたので、岩田にそれを止める権利はなかった。
こうして、悲鳴嶼と貴方は、一足飛びに戦闘訓練へと移行する。
岩田(しかし、この速度で成長してゆくなら、この男も今年の選別試験へ出せるかもしれんな)
戦慄しつつも、悲鳴嶼がどのような成長するのか。それが楽しみな岩田であった。
ホント短いですが、今日はこれまで。
まさか呼吸の素質なしが出るとは。まあ、大丈夫。今でも上弦の壱とは互角だから! 悲鳴嶼さん原作より強いから!
というわけで、なにか聞きたいことありましたらどぞー。
223: 2019/11/18(月) 20:16:38.11 ID:MkQEp30Q0
貴方と悲鳴嶼より先に育手の岩田より教えを受けていた先輩、沼津心向(ぬまづ こなた)>>81 は突然やってきたとんでもない後輩について、こう語る。
みなさん初めまして。僕は育手の岩田さんに師事している沼津心向といいます。
いきなりですが、うちにすごい人達が入ってきました。
一人は呼吸のやり方を聞いて、一日かからず全集中の呼吸を覚えてしまった人。しかも教えるまでもなく常中できてる。
もう一人は、鬼を日輪刀なしで一晩斬りあい、足止めして日のもとに引きずり出した人。しかも無傷で。
こんな才能、先生も今まで長いこと育手をやってきて見たことがないと困惑していました。
あの豪快を絵にかいた先生が困惑するなんて、本当にすごい人が現れたんだな。と僕も思わず震えました。
僕には才能がありません。
だから僕なんかにできることは、才能のある人の盾になることだけ。
なので、僕は嬉しかった。
こんなにもすごい人達になら、僕みたいなダメなヤツでも、ほんの少しだけでも役に立てる可能性が生まれたから。
これはきっと運命なんです。あの二人の命を守ること。あの人達のために命を投げ出すこと。それが僕の使命!
……なんて思ったことも、少しだけありました。
実践訓練がはじまったとたん。僕は勘違いしていたと思い知らされます。
入ってきたばかりなのに、二人の動きに全くついていけない!
日輪刀なしで鬼を倒した人は当然剣の達人でしたし、もう一人の新人は盲目なのにちょっとコツを聞いただけで目が見えないなんて感じさせない動きで戦えちゃったんですから!
なんです、そのよく聞いてみればものの形も大体わかるって。反響で判別できるってなんですか!?
……二人は、間違いなく僕の遥か先を走っているのがわかりました。
思い知らされました。
このままじゃ、二人の盾になるため身を投げ出すどころの話じゃありません。
二人の前に走り出るなんて夢のまた夢の状態です。
今の僕は、あのお二人の遥か後方を走っていて、今ここで一緒にいるのは、お二人がたまたま周回遅れで走り出してくれたから。
その気になったら一瞬にして背中も見えなくなるところだったんです。
これは、いけない。
僕は思いました。
最低限、身を投げ出せるようになるよう、がんばらないと!
もっともっと努力しないと!
と!
こうして僕は、気合を入れなおし、さらなる努力を重ねはじめたのです!
224: 2019/11/18(月) 20:17:12.45 ID:MkQEp30Q0
と、いうように、だいぶ自己評価の低い岩の育手村にいた先輩沼津心向君ですが、彼の素質と実力はいかほどのものなのでしょう?
↓1 一桁コンマ
1~4:秘めた素質は高いがまだ未熟な剣士。今年の最終選別に行けるほどの実力じゃない
5~6:秘めた素質は高いが、今は平均的な剣士。今年最終選別に出るけど悲鳴嶼の修行についていくのはちょっと無理。
7~8:素質も才能ある剣士。今年の最終選別に出る。悲鳴嶼と貴方の稽古相手がなんとか務まる、将来有望
9~0:もう一人の悲鳴嶼さん爆誕!
ゾロ目:この悲鳴嶼を超える逸材がここに!
>>6以下の場合訓練は貴方と悲鳴嶼と別メニューになります
あと最終選抜までの一ヶ月、なにかイベントが起きるか
↓2 一桁コンマ
1:この育手の村に十二鬼月が!
2:珠世様ご案内
3:訓練は滞りなく進んだ
4:訓練は滞りなく進んだ
5:訓練は滞りなく進んだ
6:訓練は滞りなく進んだ
7:訓練は滞りなく進んだ
8:鬼殺を終えた虎子が様子を見に来た >>84
9:兄弟子となる鉄柱が来た >>80
0:おや、悲鳴嶼の様子が……(透き通る世界開眼)
ゾ:おや、貴方の様子が……(透き通る世界開眼&成長)
※これ以後成長判定があった場合、ゾロ目が出たら貴方は成長のチャンスを得ます(絶対成長するわけではない。経験値累積で成長予定)
225: 2019/11/18(月) 20:20:30.52 ID:YN9Pf7W3o
じゃあしかたねぇ!俺がコンマ盗ってやるぜぇ!!!
226: 2019/11/18(月) 20:29:33.38 ID:4Vyp1+y90
あ
232: 2019/11/19(火) 21:40:35.37 ID:Xm8nMDkG0
虎子リターン
233: 2019/11/19(火) 21:41:12.40 ID:Xm8nMDkG0
コンマ 2 秘めた素質は高いがまだ未熟な剣士。今年の最終選別に行けるほどの実力じゃない
コンマ 8 鬼殺を終えた虎子が様子を見に来た
心向(がんばってはみましたけど、全然ダメでしたー!)
どうやらその差は、簡単には埋まらないほどの差だったようだ。
心向(でも、まだあきらめません。今は無理でも、いつか必ず、あのお二人に追いつき、その盾になってみせます。そのために、努力あるのみです! がんばろー。おー!)
岩田(さすがに実力が違いすぎて沼津と一緒に訓練というわけにはいかんな。あの子も才能もあり向上心もあるが、それでも差がありすぎる……)
小さくため息をついた。
岩田「なにより、わしでさえいつ悲鳴嶼にその実力を抜かれてしまうかわかったものではない。10日後にどうなっているのかさえ読めぬ。『貴方』がいなければ、悲鳴嶼の稽古相手がおらず困っていたところだろう」
岩田「……だから彼は、ここに来てくれたのか? 悲鳴嶼の才能を、見抜いて」
貴方の動きから、その剣の腕は確かなものだと岩田は予測していた。
実際に実践訓練を見て確信する。彼は、間違いなく現役時代の自分より強いと。
その彼がわざわざここに来た理由。
それを察し、思わず感謝する。
岩田(これで彼に呼吸の才能があれば、悲鳴嶼と共に鬼殺隊の未来は開けたかもしれん。いや、それを言ってもせんなきことか。彼も自身の才能は理解しておるから、あの剣術を身につけたと言っていたからな……)
こうして、実践訓練もはじまった。
234: 2019/11/19(火) 21:41:59.60 ID:Xm8nMDkG0
実践訓練もはじまり十日としばらく。
虎子「たーのもー!」
修練場の入り口を勢いよく開け、龍宮虎子が現れた。
彼女は風柱の屋敷で任された鬼殺の任務をさっさと終わらし、修行の様子を見に来たのである。
虎子「おーおー。やってるやってる。話はふーかから聞いてる。悲鳴嶼、あんたたった一日で全集中の呼吸を習得したんだって? やっぱあたしの勘に狂いはなかった。なんだかんだであん時はマトモな喧嘩にならなかったから、今度はちっとはてご……って、でかっ! 異様に太くなってねぇか!?」
暴風のように現れ、一方的にまくしたてながら悲鳴嶼と貴方の方へ来た虎子は、パンパンにバルクアップした悲鳴嶼を見て驚いた。
ひょろっとした枯れ木みたいだった男が10日ほどで大木になっているのだから、そりゃ驚く。
虎子「いや、一気に筋肉つきすぎだろ。見違えすぎだろ……」
岩田(わかる)
悲鳴嶼「私としては、そこまで太くなったという自覚はないのですが……」
虎子「自分じゃわかんねーもんか。そしてあっちは全然かわってねーし。いや、それが普通っちゃ普通だけど」
悲鳴嶼の隣にいる貴方を見て、虎子はどこかほっとしたように言う。
虎子「まあいい。楽しく喧嘩できるなら! さあ、『貴方』、悲鳴嶼。どっちでもいい。あたしと喧嘩しようぜ!」
貴方「え、断るが?」
虎子「なんでだよ!」
貴方「今喧嘩をする理由がな……いや、あの時うっかり寝てしまったゆえ、その詫びをするという意味ではあるか。仮にもこの場を紹介してもらった恩もある」
虎子「おお、それそれ。悲鳴嶼の方は実践訓練になるしな。どうよ!」
岩田「こちらはかまわん。現役との戦いは立派な糧となるだろう」
虎子「どうよ!!」
貴方「わかった」
悲鳴嶼「わかりました」
虎子「んじゃあ、ど、ち、ら、に、し、よ、う、か、な……」
修練場に転がっていた木刀を拾い、虎子は貴方と悲鳴嶼を交互に指さす。
虎子「よーし、決めた! 『貴方』からかかってきな! 今度は寝るんじゃないよ!」
貴方「できるだけ努力する。ガンバル」
虎子「どういう意味だそれ!」
貴方と虎子、リベンジ(?)マッチはじまります
↓1 一桁コンマ
1:一見互角だが、実は最低な下心が……
2:奇跡的に互角。虎子一時優勢。勝者は貴方
3:勝利
4:圧勝
5:圧勝
6:瞬殺
7:瞬殺
8:瞬殺
9:圧倒的瞬殺
0:圧倒的瞬殺
ゾ:圧倒的瞬殺にして貴方成長の可能性
※前回の居眠りがあるので惚れられることはなくなったようです。今回勝ってやっとイーブン。
235: 2019/11/19(火) 21:42:49.79 ID:klo+UFi0O
00頭龍閃!…だといいな
237: 2019/11/19(火) 21:47:18.43 ID:Xm8nMDkG0
コンマ 9 圧倒的瞬殺
貴方「前回は失礼なことをしたと思う」
虎子「前回はあたしもあの時にやるもんじゃないってあとで叱られたよ。だから、今回稽古って理由をつけてきたわけさ」
貴方「そうか。ならば、わびもかねて、今回は加減なしでいかせてもらう」
虎子「もちろんだよ。加減なんてしたらぶっ飛ばすからね!」
修練場の中、むかいあう二人が木刀を構える。
ぴりっとした緊張感が周囲に張り詰めたかと思った瞬間、先に動いたのは貴方だった。
虎子「っ!」
虎子(くるっ!)
貴方と虎子の体が交錯し、そのまま貴方の体は奥へ通り過ぎた。
一見すると、ただ通り過ぎただけのようにも見える。
だが……
カンッ!
音が少し、遅れてやってきた。
虎子「なっ……!」
気づけば、虎子の手元から木刀が失われていた。
少し遅れて、床に木刀が落下し、転がる。
虎子(来るとわかっていて反応、できなかった……なにをされたか、まったくわからなかった。気づいたら、あいつが通り過ぎて手元から木刀が消えていた。こいつ、本当にとんでもない剣士だ……!)
思わず冷や汗を流す虎子。
これならば、一晩鬼と斬りあいを続けて無傷だったのも納得がいく……!
岩田(なにか技を放った……のか? いや、わしにもわからん。ひとつわかるのは、『貴方』はまだ本当の本気ではないということだ……!)
虎子(これだけ強いのなら、あたしの殺気なんてそよ風にすぎない。あの時、退屈すぎて寝るのも当然だよ……)
貴方の強さを目の当たりにし、やっと腑に落ちた虎子であた。
…………
……
虎子「かー。あんたホントにつえーのな。いい祭りだった!」
貴方「納得してくれたのならよかったよ」
虎子「またそのうち喧嘩しような」
貴方「興が乗ったらな」
虎子「なんかふくみあるね。でも、しゃーないか。あたしのが弱いんだから。よし、悲鳴嶼。次はあんただよ。あたしが強くなるため、相手しな!」
悲鳴嶼「こちらもよろしくお願いします」
238: 2019/11/19(火) 21:48:00.56 ID:Xm8nMDkG0
修練場。
今度は悲鳴嶼と虎子が木刀を持ち、むかいあい構えあった。
りぃぃぃぃん。
悲鳴嶼が持つ木刀の柄につけられた鈴が鳴る。
これはそれを鳴らすことにより音を響かせ、その反響で周囲をより正確に把握するという、盲目である悲鳴嶼のために考えられた方法である。
今はまだお手盛りにつけられた鈴だが、日輪刀を手にする時期が来れば、相応の装備が考案されることだろう。
悲鳴嶼「では、まいります」
虎子(盲目であるから受けに徹すると思ったら、そっちからくるかい!)
ゴウゴウ。
悲鳴嶼からそのような音が響く。
これぞ、岩の呼吸。
その音がはっきりと聞こえるほど、彼の呼吸は完成されているのだ。
それを聞き、虎子は思わず口角をあげた。
虎子「やっぱあたしの勘に外れはなかった! こいつは楽しい祭りになりそうだよ!」(さすがにひと月かからずってのは予想してなかったけど)
悲鳴嶼「岩の呼吸……」
虎子「風の呼吸……!」
悲鳴嶼と虎子の稽古がはじまった!
↓1 一桁コンマ 強さ9対強さ7
1:経験の差はいかんともしがたい 虎子勝利
2;経験の差が出た。虎子優勢勝ち
3:互角
4:悲鳴嶼優勢勝ち
5:悲鳴嶼優勢勝ち
6:経験不足はパワーで押し切り勝利
7:経験不足はパワーで押し切り勝利
8:圧倒的才能。見事な一本
9:圧倒的才能。見事な一本
0:これが天才。圧勝。さらなる成長の兆しが
ゾ:透き通る世界へ(強さ+1)
239: 2019/11/19(火) 21:48:30.22 ID:B/kWsPeO0
ござ
243: 2019/11/19(火) 21:58:15.90 ID:Xm8nMDkG0
コンマ ゾロ目 ようこそスケスケの世界へ!
悲鳴嶼(なんだ、この世界は。見える。見えるぞ……!)
それは、不思議な感覚だった。
頭の中に像が見える。
稽古中一度『貴方』が言っていた。
『貴方「飛天御剣流は、先読みが大切だ。相手の動きを読むため、どう動くのかをよく見る。それは極めると、相手の内部まで見え、動きの最初さえ見えてくる。それはもう、視るものじゃない。感じるものだ……」』
悲鳴嶼(これが、その世界……!)
虎子「っ!?」
虎子(動きが、変わった!? あたしの動きが前もって見えてやがる。まるで、『貴方』を相手にしてるみたいだ!)
悲鳴嶼「まいります!」
虎子「しまっ!」
ドンっ!
虎子「かはっ!」
岩田「勝者、悲鳴嶼!」
虎子(まじかよ。完璧な一本をもらっちまった。パワーで押し切られたとかじゃない。文句のつけようもない一撃だ。これが、呼吸を覚えてたった10日の動き……? あいつと同じく、あたしはなんて奴を相手にしたんだよ……)
また、体が震えた。
それは、武者震いだったのだろうか。それとも……
悲鳴嶼「大丈夫ですか?」
虎子「ああ。さすがに受け身はとれたさ。いやはや、誘った自分が言うのはなんだけど、まさかひと月たたずに負けちまうとはさすがのあたしも予想外だよ」
悲鳴嶼「ありがとうございます」
虎子「しかし、これだけ強くなってんならさ?」
岩田「うむ。悲鳴嶼の奴も最終選別に出す」
視線をむけられた岩田が大きくうなずいた。
虎子「だよな。あんたなら間違いなく合格するだろ。こりゃ、あたしも負けていられねないね!」
よっしゃ。と彼女は膝を叩いた。
虎子「今日はもう喧嘩じゃなくてあたしも稽古していくぜ。ちょっとだけよろし……」
鎹烏「カァカァ! 龍宮虎子、任務ダ! 任務ダ!」
虎子「って、もうかよ! しゃーない。平隊士はつらいぜ。柱はもっと忙しいみたいだけどな!」
そう言い、彼女は伝令役であるカラスを追い、走って出ていった。
残されるのは、貴方と悲鳴嶼。そして育手の岩田だ。
悲鳴嶼「ある意味、風のような人でしたね」
貴方「そうだな」
岩田「さあ、飛び入りはあったが、訓練はまだまだ終わりじゃないぞ。慢心せず、さらなる精進を積むのだ!」
悲鳴嶼「はい!」
244: 2019/11/19(火) 22:02:04.12 ID:Xm8nMDkG0
データの更新
悲鳴嶼行冥が透けて見える世界を得ました。
強さが+1され、10(原作同等、柱最強の強さ)になりました。
同時にこの透明な世界を指導したことにより、貴方も同等の技能を持つこととなりました。
貴方の強さも+1されます。
貴方 飛天御剣流5(人斬り抜刀斎同等)になりました。
……まだ修行して一か月たってないのに。悲鳴嶼さんまじパネェ。
245: 2019/11/19(火) 22:03:59.88 ID:Xm8nMDkG0
こうして、育手のもとでの修行は進んでいく。
ひと月の時間がたち、ついに最終選抜の時が近づいてきた。
この修行の成果は……
貴方
↓1 一桁コンマ
ゾロ目があったら成長の可能性
悲鳴嶼
↓2 一桁コンマ
仕上がり度
1~9:十分仕上がった
0:さらなる成長の可能性(反復動作まで習得)
ゾロ目:さらなる世界へ(痣出せる気がする)
もう一回成長判定だよぅ。もう出ないと信じてるよ!
246: 2019/11/19(火) 22:04:18.64 ID:pIxtDg10o
はい
247: 2019/11/19(火) 22:04:27.96 ID:B/kWsPeO0
まさかでござるよ
248: 2019/11/19(火) 22:13:02.29 ID:Xm8nMDkG0
貴方コンマ 4
悲鳴嶼コンマ 6
どちらもこれ以上の成長なし。
ふぅー。よかった。反復動作とかさらに覚えられたらどうしようかと思った。
毎日朝飯を食べ、開墾し、昼を食べ昼寝をし、戦闘訓練に明け暮れたのち夕飯、瞑想、寝るを繰り返し、とうとう選別試験の日となった。
岩田「悲鳴嶼よ」
悲鳴嶼「はい」
岩田「お前の成長は目覚ましい。たった一ヶ月で、わしはお前に教えることがなくなってしまった。これならば必ず、最終選別試験に合格できるだろう」
悲鳴嶼「はい!」
悲鳴嶼は、たった一か月の訓練で体重は倍近いものとなり、あふれんばかりの筋肉を身につけていた。
岩の呼吸の型もすべて身につけ、それどころか盲目であるという弱点が弱点でなくなってしまう成長を見せている。
このままいけば、間違いなく今の時代で最強の剣士となる。岩田はそう確信する。
岩田「そして、『貴方』よ。悲鳴嶼がここまで強くなったのも、お前のおかげでもある。お前は呼吸は使えないが、その剣の技は十分に強い。その強さがあれば、呼吸を使う剣士にも負けない活躍ができるだろう」
貴方「はい」
岩田「だから、悲鳴嶼のことを頼むぞ」
貴方「ああ。乗りかかった船だからな」
貴方に呼吸の才能はなかった。しかし、急成長する悲鳴嶼に引っ張られるよう、貴方も少しずつだが成長していた。
呼吸に頼らず、貴方自身もまた、成長を見せたのである。
呼吸を使わず、どこまで鬼に迫るのか。岩田はむしろ、その先になにがあるのか、見たいと感じていた。
岩田「試験に必要な刀はこちらで用意しておいた。あとは、お前達しだいだ。行ってこい!」
悲鳴嶼「はい!」
貴方「ああ」
貴方と悲鳴嶼は、寺の子達に見送られ、最終選抜試験へと出発する。
249: 2019/11/19(火) 22:13:49.88 ID:Xm8nMDkG0
鬼殺隊最終選別試験。
それは、鬼がうようよといる藤の花に囲まれた山の中で七日間生き残るという過酷な試練である。
貴方と悲鳴嶼は、その最終選別を受けるため、藤襲山(ふじかさねやま)にやってきた。
今回の受験生は……
↓1 2桁コンマ
1~30:人数そのまま
31~60:-30人
61~00:-60人
ついでに鬼は山の中に何体中にいるのだろう?
↓2 二桁コンマ
1~00:その数が鬼の人数(00は100)ただし、鬼の数は最低でも選別参加者+10
250: 2019/11/19(火) 22:14:11.44 ID:B/kWsPeO0
候
251: 2019/11/19(火) 22:14:45.24 ID:klo+UFi0O
小太刀二刀流回天剣舞00連!…そんな訳は無い。
253: 2019/11/19(火) 22:19:18.74 ID:Xm8nMDkG0
コンマ 44 -30 =14
コンマ 24 ぴったり最低保証
今回の参加人数は 14人!
山にいる鬼の数は 24体である!
あと忘れてた補足。飛天御剣流を使う貴方の強さは15になります。
集まった最終選別の参加者達の前に案内役が現れ、説明をはじめた。
※この時期原作でも当主となっている産屋敷耀哉は13~4歳。ちょうど当主となっている時期であり、子供もまだいるかいないかの状態である。
ゆえにこの案内人は、ただのモブである。
案内人「皆様、今宵は最終選別にお集まりくださってありがとうございます。この先には、鬼殺の剣士様方が生け捕りにした鬼が閉じこめられており、外に出ることはできません」
試験の内容は知っているというのに、その事実を改めて聞いた一部の参加者がざわめいた。
案内人「その理由は、山の麓から中腹にかけて鬼共の嫌う藤の花が一年中狂い咲いているからでございます。皆さまはこの鬼の閉じこめられた藤の牢獄の中、七日間生き抜いていただきます。七日後、生きてここへ戻ること。それが、最終選別の合格条件でございます」
参加者「……」
案内人「では、行ってらっしゃいませ」
案内人が道を開けると、参加者達は次々と山の奥へと足を踏み入れていった。
いよいよ、鬼殺隊に入るための最終試験のはじまりである。
さて、最終選別の方だが、貴方や悲鳴嶼はすでに十分な実力を備えている。自分で氏にに行かない限り囚われた鬼などに負けたりしない。
山にいる最強の鬼、鱗滝を恨む手の鬼でさえ、貴方と悲鳴嶼ならば会話しながら横を通過するついでで倒せてしまうだろう。
ゆえに、合格のみを目指すならば、この試験はスキップが可能である。
しかし、他に目標を立てて動くなら、少し事情は違ってくる。
他の参加者の命を守ったりだとか、鬼を積極的に狩りにゆくというなら話は別だ。
貴方達はやられないだろうが、他の者達はやられる可能性があるからだ。
ちなみにだが、試験をスキップして合格した場合は、他に貴方達に並ぶような同期はいなかったということになり、登場することはなくなります。
というわけでこの試験、貴方はどう動く?
↓2 選択
1:クリアのみを目指す(試験スキップ)
2:参加者を助け、協力し、一人でも多く生き残らせる
3:せっかくだから、山の鬼をすべて狩る(すくう)ぜ!
4:二人いるんだから2と3両方やるか!
5:他、自由安価。方針があるなら
※試験をスキップした場合、貴方達に並びうる同期はこの年いなかったことになります
255: 2019/11/19(火) 22:21:49.54 ID:B/kWsPeO0
3
257: 2019/11/19(火) 22:35:20.55 ID:Xm8nMDkG0
>>256 暫定ゾロ目ストックにためておきます。
方針決定 選択 3 せっかくだから、山の鬼をすべて狩る(すくう)ぜ!
貴方「さて、いよいよだな」
悲鳴嶼「はい」
貴方「……感じられるか?」
悲鳴嶼「はい。二十……」
貴方「二十四というところだな」
悲鳴嶼「いかがいたしましょう?」
貴方「同じく試験を受けている者は、いずれ鬼と戦う者達だ。わざわざ手を貸すというのもおかしな話だろう」
悲鳴嶼「そう、ですね……」
貴方「かといって、俺達が鬼をすくわないという選択肢もない。先に鬼を全滅させて勝手に生き残ってしまうのもしかたのないことだ」
悲鳴嶼「……っ!」
貴方「ここで鬼を倒さず生き残ったからと言って、この先必ず氏ぬわけじゃない。それどころかここで生き残れば、将来柱になる実力をつける者も現れるかもしれない。決して悪い可能性ばかりじゃないだろう」
悲鳴嶼「はい」
貴方「話はこんなもので十分だな。いくぞ、悲鳴嶼」
山に入り、二人は岩田に借りた刀を引き抜く。
本来ならば七日間人間が生き残るという試験であるが、今回ばかりはいかにして鬼が七日間生き残るかという地獄に変わった。
鬼を全滅させてください。 残り24体 残り日数 七日(ターン)
討伐コンマ
貴方
↓1 一桁コンマ ×2>>>1
悲鳴嶼
↓2 一桁コンマ
1:討伐失敗! 討伐数0。
2~0:出た数分討伐(0は10体)
ゾロ目:有望な子出現>>>2。手鬼を返り討ちにした(討伐数はゾロ目の数プラス)
>>>1 貴方と悲鳴嶼の実力差によって
>>>2 有望な子はあとで募集したりコンマしたりします
方針決定 選択 3 せっかくだから、山の鬼をすべて狩る(すくう)ぜ!
貴方「さて、いよいよだな」
悲鳴嶼「はい」
貴方「……感じられるか?」
悲鳴嶼「はい。二十……」
貴方「二十四というところだな」
悲鳴嶼「いかがいたしましょう?」
貴方「同じく試験を受けている者は、いずれ鬼と戦う者達だ。わざわざ手を貸すというのもおかしな話だろう」
悲鳴嶼「そう、ですね……」
貴方「かといって、俺達が鬼をすくわないという選択肢もない。先に鬼を全滅させて勝手に生き残ってしまうのもしかたのないことだ」
悲鳴嶼「……っ!」
貴方「ここで鬼を倒さず生き残ったからと言って、この先必ず氏ぬわけじゃない。それどころかここで生き残れば、将来柱になる実力をつける者も現れるかもしれない。決して悪い可能性ばかりじゃないだろう」
悲鳴嶼「はい」
貴方「話はこんなもので十分だな。いくぞ、悲鳴嶼」
山に入り、二人は岩田に借りた刀を引き抜く。
本来ならば七日間人間が生き残るという試験であるが、今回ばかりはいかにして鬼が七日間生き残るかという地獄に変わった。
鬼を全滅させてください。 残り24体 残り日数 七日(ターン)
討伐コンマ
貴方
↓1 一桁コンマ ×2>>>1
悲鳴嶼
↓2 一桁コンマ
1:討伐失敗! 討伐数0。
2~0:出た数分討伐(0は10体)
ゾロ目:有望な子出現>>>2。手鬼を返り討ちにした(討伐数はゾロ目の数プラス)
>>>1 貴方と悲鳴嶼の実力差によって
>>>2 有望な子はあとで募集したりコンマしたりします
258: 2019/11/19(火) 22:36:24.63 ID:V4Knod9D0
y
259: 2019/11/19(火) 22:36:34.67 ID:B/kWsPeO0
ご
261: 2019/11/19(火) 22:44:01.36 ID:Xm8nMDkG0
貴方 コンマ 3 ×2 6体討伐
悲鳴嶼 コンマ 7 7体討伐
合計13体討伐 残り11体
貴方「飛天御剣流……ただの居合!」
悲鳴嶼「岩の呼吸、弐ノ型。天面砕き(てんめんくだき)」
それはまるで、風と岩の竜巻のようだった。
なにか巨大なものと白い幽霊(白マントがそう見えた)が山の中を縦横無尽に走る。
それはまさに、鬼を狩る氏神だった……
参加者1「ホントに鬼、いるのか?」
参加者2「……鬼、いねーな」
一方他の参加者は、薄暗い森の中をびくびくしながらさ迷い歩くしかすることがなかった……
鬼を全滅させてください。 残り11体 残り日数 6日(ターン)
討伐コンマ
貴方
↓1 一桁コンマ ×2>>>1
悲鳴嶼
↓2 一桁コンマ
1:討伐失敗! 討伐数0。
2~0:出た人数分討伐(0は10体)
ゾロ目:有望な子出現>>>2。手鬼を返り討ちにした(討伐数はゾロ目の数プラス)
>>>1 貴方と悲鳴嶼の実力差によって
>>>2 有望な子はあとで募集したりコンマしたりします
266: 2019/11/19(火) 22:52:35.12 ID:Xm8nMDkG0
二日目
コンマ 1 討伐失敗
コンマ 3 3体討伐
合計3体討伐。残り8体
貴方「これは……」
悲鳴嶼「我々にでなく、他の者の方へむかっている……?」
鬼は人間を食えば食うほど強くなる。
圧倒的すぎる貴方達に少しでも対抗するため、鬼は貴方達から距離をとり、他の参加者へ狙いを変えたようだ。
参加者側コンマ
↓1
鬼側コンマ
↓2
勝った分だけ残りが削られる
ゾロ目が出た場合参加者側に将来有望なのがいて全部返り討ちにした(どんな値でも被害ゼロ)
267: 2019/11/19(火) 22:52:58.80 ID:klo+UFi0O
そろそろ他の参加者が鬼に遭遇する可能性もありそう(こなみ)
268: 2019/11/19(火) 22:53:32.13 ID:B/kWsPeO0
喝
272: 2019/11/19(火) 23:04:52.39 ID:Xm8nMDkG0
参加者側 コンマ 0
鬼側 コンマ 3
どうやら鬼は返り討ちにあったようだ。
10-3=7
残り鬼 1 体
図ったように、手鬼が残る。
コンマ0が出ているので、残った手鬼はもう一人、有望な参加者に倒されました。
鱗滝さんのところの有望株です。
↓1 どんな子?
1:早い出現錆兎君
2~4:オリジナルなので前に募集した水の呼吸の子 >>75
5~9:オリジナルなので水の呼吸の子を募集
0:オリジナルで募集(才能大)
ゾロ目:オリジナルで募集(才能極大)
273: 2019/11/19(火) 23:06:01.15 ID:Qz2Gcwrc0
あ
277: 2019/11/19(火) 23:16:41.36 ID:Xm8nMDkG0
コンマ 5 水の呼吸の使い手を募集しよう!
報告書。
本年度の最終選別試験は三日目には山の鬼が狩りつくされ、参加者全員の合格となりました。
中でも目を引くのは、たった二人で山の鬼を半分以上狩りつくした育手、岩田村の二人。
さらに、山の中で強力に育った鬼をたった一人で倒した鱗滝の弟子。
この三名は、非常に強力な隊士となるに違いありません。
??「どうやら今年は、飛び切り豊作の年のようだ。この三人だけじゃなく、多くの者達も自力で鬼を返り討ちにしている。これは、なにかの予兆かもしれないね……」
鎹烏より報告書を受け取った少年は、どこか嬉しそうに微笑んだ。
新しくキャラが増えることが決まったところで、今日はこれまで。
というわけで、鱗滝さんのお弟子さんを募集です。
次の時にコンマで決めますので、それまでに投稿お願いします。
名前
特徴
呼吸(水から派生してればOK)
ちなみに強さは7で固定です(虎子と同じ)
他に募集要項とかこれ必要じゃね? ってあったら言ってください。
あと質問とかあったらどぞー。
285: 2019/11/19(火) 23:40:41.97 ID:Xm8nMDkG0
貴方の強さと同じでこっちもうっかり忘れてた。
大体の強さ表
鬼の強さ
01;雑魚鬼
02:
03;普通の鬼
04:
05:
06:下弦の弱い方
07:下弦の強い方(このあたりは無惨の血によっていろいろ簡単に上下する)
08:
09:上弦の陸
10:上弦の伍
11:上弦の肆
12:上弦の参
13:上弦の弐
14:上弦の壱
15~無残様
※奥の手など使っていない素の状態
剣士の強さ
00:一般人~育成中
01:最終選抜を抜けた子
02:一般剣士
03:熟練してきた剣士
04:
05:
06:継子に選ばれるような子
07:戦闘力の低い柱
08:大体の柱がここ
09:霞柱
10:原作岩柱
※痣や透ける世界で+1補正が入ってくる。仲間との共闘でも+補正アリ
同じ強さでコンマ5が互角になる。1差が出るごとに互角が移動して有利不利になっていくと思ってください。
なので強さ1の差が結構大きいです。
おまけ
貴方 強さ15(飛天御剣流5)
>>2表や戦闘ルールは急に修正される可能性があるのでご注意ください(つじつま合わなかったりしたらね)
大体の強さ表
鬼の強さ
01;雑魚鬼
02:
03;普通の鬼
04:
05:
06:下弦の弱い方
07:下弦の強い方(このあたりは無惨の血によっていろいろ簡単に上下する)
08:
09:上弦の陸
10:上弦の伍
11:上弦の肆
12:上弦の参
13:上弦の弐
14:上弦の壱
15~無残様
※奥の手など使っていない素の状態
剣士の強さ
00:一般人~育成中
01:最終選抜を抜けた子
02:一般剣士
03:熟練してきた剣士
04:
05:
06:継子に選ばれるような子
07:戦闘力の低い柱
08:大体の柱がここ
09:霞柱
10:原作岩柱
※痣や透ける世界で+1補正が入ってくる。仲間との共闘でも+補正アリ
同じ強さでコンマ5が互角になる。1差が出るごとに互角が移動して有利不利になっていくと思ってください。
なので強さ1の差が結構大きいです。
おまけ
貴方 強さ15(飛天御剣流5)
>>2表や戦闘ルールは急に修正される可能性があるのでご注意ください(つじつま合わなかったりしたらね)
291: 2019/11/20(水) 12:36:48.27 ID:Eao64CLU0
たくさんの水の呼吸の剣士ありがとうございます。
夜になったらコンマで決めさせていただきます。
あともう一つ忘れていました。
貴方と悲鳴嶼の日輪刀を作る刀鍛冶を募集するの忘れてました。
そちらも一緒に募集します。
こちらは『名前』と『性格』です(外見はひょっとこのお面つけてるので)
例
名前:鋼鐵塚蛍(はがねづか ほたる)
性格:超メンドクサイ。自分の仕事に誇りを持っており、刀を折る、刃こぼれするなどすると包丁を持って本人を追いかけまわしたりする。腕は確か。
それではまた夜に
301: 2019/11/20(水) 21:21:44.59 ID:Eao64CLU0
弟子コンマ 04 01~10:夢舌 微睡(ゆめした まどろみ)>>278
1:夢舌 微睡(ゆめした まどろみ)
2:常に眠そうな少女。ふわふわのツインテール髪。趣味は日向ぼっこ。どうでもいい場面では立ったまま寝てる。酔拳のような予測不可能な体勢と動きで斬る。
3:泡の呼吸(水の呼吸の派生)
刀鍛冶コンマ 44 34~66:旭倉 高右衛門(あさひくら こううえもん) >>294
名前:旭倉 高右衛門(あさひくら こううえもん)
性格:超がつくほどの頑固親父。悲鳴嶋と並ぶほどの大男であり、豪快ながらも繊細な仕事をこなす。
仕事に一切の妥協はなく、『所有者に一番あった刀』を作ることに至上の喜びを感じる。
に決まりました
21:30から本編はじめましょー
303: 2019/11/20(水) 21:31:03.70 ID:Eao64CLU0
最終選別の終わり~最初の任務まで
304: 2019/11/20(水) 21:31:52.44 ID:Eao64CLU0
最終選別参加者。
彼等は伊達に、鬼殺隊に入ることを望んでいない。
圧倒的な狩人として現れた二人の剣士を前に、より弱いものを食らい力をつけなんとしてでも生き延びようとした鬼は、その行為を逆に後悔することとなった。
食らおうとむかったそこで、鬼達はすべて返り討ちにあってしまったのだ。
悲鳴嶼がしていた心配は、完全に杞憂だったのである。
山に残る鬼の気配も、もはや一つ。
それも……
手鬼「おのれ鱗滝いぃぃぃ!!」
ザシュッ!
貴方達が残る鬼がいる方へ意識をむけた瞬間、最後の一体の頸が斬られたのがわかった。
見ると、軽やかに跳び、多くの手で身を守る鬼の頸を切り落とす狐の面をつけた剣士の姿が見えた。
その剣の流れは、まるで泡が広がるかのような太刀筋だった。
呼吸を身につけ、技を振るうとその太刀筋に独特の跡が見えるようになる。
それは呼吸が強く技に出ていることを意味し、強い呼吸の剣士であることの証と言えた。
貴方「これで、この山すべての鬼がすくわれたか」
悲鳴嶼「そのようですね」
悲鳴嶼が手を合わせ、お経を唱える。
こうして山に鬼はいなくなり、この試験で鬼に襲われる者は、もう出ない……
305: 2019/11/20(水) 21:33:40.07 ID:Eao64CLU0
こうして、最終選別は終わりをつげた。
参加者十四人は全員生存し、かつ誰もが精悍な顔つきであったという。
毎回試験中、恐怖に負け、おのれの力を発揮できずに氏んでいく者が多い中、せまる鬼をすべて返り討ちにして見事に全員が生還したのははじめてかもしれない。
時に規格外な一人がいて、多くの合格者を出すということもあるが、ほぼ全員が鬼と戦い、誰かの助けなしに生き残るというのは本当に稀だった。
それは、この山にいた半数近い鬼を倒した二人組だけでなく、他の参加者の質が高かったという証でもある。
案内役「おかえりなさいませ。そして、おめでとうございます」
七日たち、最初の場所に戻ってきた貴方達は、案内役に歓迎された。
そこで新たな鬼殺の隊士となった者達は、隊士服を支給され、刀の材料となる玉鋼を選ぶ。
刀の完成には早くて10日ほどかかり、その刀が届けられたところで鬼を狩る任務が与えられるようになるのだった。
ちなみにだが、隊士の服も特別な繊維でできており、通気性はよく、濡れにくく燃えにくい。
さらに雑魚鬼の爪や牙ではこの服を切り裂くことができないほどの耐久性もあるのだという。
鬼殺の道具が与えられたあと、与えられるのは連絡手段。
鎹烏(かすがいがらす)
と呼ばれる鳥だった。
貴方と悲鳴嶼は、虎子が来ている時カラスがしゃべり、任務についてのことを伝えているのを知っていたが、知らないものが見ると驚くことだろう。
その連絡係が、合格した隊士一人一人につく。
それはもちろん、貴方と悲鳴嶼も同じ。
貴方と悲鳴嶼についた鎹烏は……
↓1 貴方の鎹烏 一桁コンマ
1:鶏(にわとり)
2:スズメ
3:普通にカラス
4:普通にカラス
5:普通にカラス
6:普通にカラス
7:普通のカラス
8:鳩(はと)
9:雉(きじ)
0:梟(ふくろう・昼は指令の時以外寝てる。夜いざという時戦ってくれる。戦闘力そこそこ)
ゾ:鷹(たか・いざという時戦ってくれる。戦闘力大)
※豆知識:タカとワシって実質同じもので、タカってのはサイズが小さいワシがタカっていうんだってね
↓2 悲鳴嶼の鎹烏 一桁コンマ
1:スズメ
2:普通にカラス
3:普通にカラス
4:普通にカラス
5:普通にカラス
6:普通にカラス
7:普通にカラス
8:普通にカラス
9:鳩(はと)
0:梟(ふくろう・昼は指令の時以外寝てる。夜いざという時戦ってくれる。戦闘力そこそこ)
ゾ:鷹(たか・いざという時戦ってくれる。戦闘力大)
306: 2019/11/20(水) 21:34:13.39 ID:LQs9zLw80
クエーでござる
307: 2019/11/20(水) 21:34:53.00 ID:32jivpP10
ござる
312: 2019/11/20(水) 21:42:28.39 ID:Eao64CLU0
貴方 コンマ 9 雉
悲鳴嶼 コンマ ゾロ目(00) 鷹 とんでもねぇなコイツ
バサッバサッバサッバサッバサッ。
二人の肩に降りてきたのは、カラスでなくキジとタカだった。
タカはカラスに比べるとかなりの大きさだが、悲鳴嶼だと正直ぴったりなサイズだった。
いや、そういう問題じゃない。
悲鳴嶼「……」
貴方「……」首をかしげる
周りはざわついていた。
なんせ支給された鎹烏が、カラスじゃなかったからだ。
案内人「大変申し訳ありません。一度に十四人もの合格者を出すのは大変稀ですので、カラスの数が足りなくなってしまったようです。能力の方に変化はありませんので、ご安心ください」
悲鳴嶼「そうですか」
貴方「なら問題ないな」
他の参加者(問題ないかー!?)
下手なことを言うとこっちに回ってきかねなかったので、声には出さなかったそうな。
ちなみにこの鷹、超強そう。
313: 2019/11/20(水) 21:46:15.38 ID:Eao64CLU0
こうして、最終選別は終わりを告げる。
あとは刀の完成を待つため、来た場所へ帰るだけである。
そうして各々が家路につく中……
くいっくい。
貴方の白外套の裾が、誰かにひかれた。
くいくい。
悲鳴嶼の服の裾も。
貴方「?」
悲鳴嶼「?」
気づき、二人で振り返ると、そこには狐の面をかぶった少女が立っていた。
それは、山の中で見た、ひときわ強くなっていた鬼を倒していた剣士だった。
彼女は二人の裾をつかみ引っ張りながら、こっくりこっくりと船をこいでいる。
少女「zzz」
悲鳴嶼(寝ている!?)
少女「ふわー。いけない。あったかいと、どうしても寝ちゃう……」
そう言い、狐の面を外し、目をくしくしこすった。
貴方「なにか用があるのだろう?」
少女「そうー」
うん。うん。とうなずきながら、また寝てしまいそうな顔をしている。
悲鳴嶼「大丈夫か? 疲れがだいぶたまっているように見えるが……」
少女「ううんー。これはいつもだから。だから、大丈夫ー」
悲鳴嶼(それは大丈夫ではないのでは?)
少女「わたしの名前はー、夢舌 微睡(ゆめした まどろみ)ー。二人に、お礼を言いにきたのー」(以下:微睡)
悲鳴嶼「お礼?」
貴方「拙者達に?」
二人で首をかしげる。
貴方達は今回誰かがピンチのところで鬼を倒したことはない。
他の参加者は自分の力で見事鬼を返り討ちにしているからだ。
ゆえに、誰かから感謝されるような覚えはなかった。
微睡「そう。二人が一日目に鬼をたくさん倒しておいてくれたから、他の鬼はびっくりして他の人のところへ行ってくれたのー。だからわたしは、あいつだけ倒すのに集中できた。おかげで、みんなの仇をとれたんだー」
悲鳴嶼「仇? このような場所に?」
微睡「そうなのー。この狐のお面。これは、わたしの先生が試験の無事をお祈りしてつくってくれたお面なの。あいつは先生に捕まえられた腹いせに、これを目印にしてみんな(先輩)を頃していたの。戦っている時、得意げに語ってたんだー」
それゆえ、あの時だけは、彼女も目がぱっちり覚めていた。
貴方「それで、仇か」
微睡「そうなの。お疲れだったら、そのまま寝ちゃった(返り討ちにあった)かもしれないの。だから、二人には感謝するのー」
うん。と彼女はうなずいた。
全部言い切り、眠たげながら満足そうでもある。
314: 2019/11/20(水) 21:46:54.93 ID:Eao64CLU0
貴方と悲鳴嶼は顔を見合わせた。
貴方「君はいいやつだな。だが、わざわざ感謝などする必要はない。拙者達は拙者達の都合で戦っていただけなのだから」
微睡「なら、この感謝もわたしの都合なのー。二人の行動が、みんなのがんばりが、わたしの勝ちにつながったから。だから、感謝は忘れないのー」
貴方「……ならば、しかたないな」
悲鳴嶼「しかたありませんね」
微睡「そう。しかたないの」
貴方達三人は互いに笑いあう。
微睡「それじゃ、帰るのー」
用事も終わった彼女は、眠たげな眼をこすりながら歩き出した。
ふらふら。ふらふらと足取りがすこし不安に見える。
そしていよいよ立ったまま寝てしまうんじゃないか。と思った瞬間。
鎹烏「カァ!」
微睡「いたっ! いたーい」
鎹烏「カァ。カァ!」
微睡「うー。わかったのー。がんばるー」
少し涙目になりながら、彼女は再び歩き出す。
どうやらあれなら、なんとか道の途中で寝ずに帰れそうだ。
悲鳴嶼(来る時はどうしたのだろうか……?)
なんて悲鳴嶼は思ったが、答えは誰からも返ってこなかった。
こうして試験も終わり、貴方達は刀ができるまで、育手、岩田の村で過ごすこととなる。
315: 2019/11/20(水) 21:48:08.20 ID:Eao64CLU0
試験から10日後。岩田の村に刀鍛冶がやってきた。
男の名は旭倉高右衛門(あさひくら こううえもん)
悲鳴嶼にも並ぶ巨体をもち、背にした刀入りの籠が見えず、一体なにが来たのかと寺の子供達の中では話題となり、悲鳴嶼とどちらがでかいかとかそういうことで大注目だったそうな。
修練場への道の途中、ついに好奇心に負けた子供達が近づくと、子供のことをじっと見て、懐から金平糖をとりだし、彼等の高さにかがみ、それをわけあたえた。
そのおかげもあって、悲鳴嶼という大サイズのおっさんになれた寺の子供達に囲まれ、なかなか目的の場所につけないという事態もあったようだ。
高右衛門「頼もう」
帰ってきてからも鍛えることをさぼっていない貴方達のいる修練場へ到着したのは、村に来てからきっかり一時間後だったらしい。
岩田が言うには、頑固ではあるが、それゆえ仕事に一切の妥協はなく、豪快ながらも繊細な技で所有者に一番あった刀を作る男なのだという。
ちなみに……
子供1「すげぇ。このお菓子、全部おんなじ量だ」
沙代「おいしー」
修練場にあがり、貴方と悲鳴嶼を前に、旭倉高右衛門が座る。
貴方(しかし、最近はよくよくデカい男に縁があるものだ)
なんて思う貴方をよそに、高右衛門は背中から箱を二つとりだした。
それを、貴方と悲鳴嶼、双方の前に出す。
高右衛門「できうる限り、お二人に合うよう作った刀だ。見てもらいたい」
うながされ、まずは悲鳴嶼が箱を開けることにした。
悲鳴嶼の刀。どんなのだった?
↓1 一桁コンマ
1~7:まだ最初だから普通の刀
8~0:いきなりあの鉄球手斧(さすがに材質は並)
ゾ:いきなりあの鉄球手斧(いきなり柱の時と同じ)
※設定補正『所有者に一番あった刀』を作ることに至上にしている+1
316: 2019/11/20(水) 21:48:53.47 ID:LQs9zLw80
ござあ
317: 2019/11/20(水) 21:52:22.21 ID:Eao64CLU0
コンマ 7 まだ最初だからな!
そこに入っていたのは、真っ白い鞘に入った、一見すると杖のようであった。
それは、盲目である悲鳴嶼が持っていても不思議でないよう、盲人の持つ杖のように偽装してあるのだ。
高右衛門「さあ、抜いてみなされ」
箱の中の刀を手に取り、悲鳴嶼はゆっくりとその刃を抜いた。
日輪刀は別名色変わりの刀と呼ばれる。
その別名通り、ある一定の呼吸の力を持つ者が鞘から抜くと、刃の色が変わるのだ。
その変わった色により、その人の呼吸への適正もわかる。
逆に言うと、その刀を手にしなければ、その人の真の適性はわからないということだった。
なのでたまに、呼吸の適正とは違う呼吸を学んでいたりすることもありえる。
その場合、自分にあうよう呼吸をカスタマイズし、新しい呼吸を作るのだ。
もちろん、自分にあう呼吸をさらに伸ばして新たな呼吸の型を作るというのもあるわけだが。
悲鳴嶼が刀を抜く。
その色は、見事岩に適性のある灰色であった。
皆、その色に驚きはなく、大きくうなずいた。
ちなみに
炎の呼吸は『赤』
水の呼吸は『青』
風の呼吸は『緑』
岩の呼吸は『灰色』
雷の呼吸は『黄色』
に近い色がそれぞれ適性が高いとされる。
一方の貴方。
箱から出てきた刀の形は、オーソドックスないつもと同じ刀であった。
余計な装飾もない。実用の美術品そのもの。
高右衛門「こちらは、呼吸を使わぬ剣士と聞いた。ゆえに、刀としての実用性を優先して作らせてもらった。今持つそれと、ほぼ変わらぬ使い心地で使えるはずだ」
貴方が手に取ると、確かに重さや重心は今使っている刀と全く変わらなかった。
これは、頼まれた岩田が貴方の刀のデータを高右衛門に送り、それをさらに研究したからだった。
高右衛門「さあ」
うながされ、貴方も刀を抜く。
その色は……
↓1 一桁コンマ
1~9:もちろん変化なし
0:なんか変わった?
ゾロ目:なんか変わった!!
318: 2019/11/20(水) 21:53:29.40 ID:LQs9zLw80
補正で鉄球手斧でござらぬか?
321: 2019/11/20(水) 22:10:13.30 ID:Eao64CLU0
>>318 あ、書き方がわるかったですね。+1で普通の刀が7に下がってるのです。本来は8も普通の刀でした
コンマ 0 なんか変わった?
高右衛門「むっ?」
岩田「こ、これは……!」
悲鳴嶼「どうしました? 色がかわったんですか!?」
高右衛門「かわっ……て、かわって、ない?」
岩田「かわった? いや、かわってない……」
貴方「一瞬変わった。気がする。すぐ元に戻ったが」
岩田「いや、ありえん。呼吸が使えねば、刀の色は変化しない。高右衛門、なにか特別なことをしたのか?」
高右衛門「いや。なにも特別なことはしていない。だが、何事にも例外はある。ひょっとすると、彼には秘めたなにかがあるのかもしれない」
持ち主にあわせ刀を作る。というのもなにか作用したのかもしれない。
それは、ただ光の反射だったのかもしれない。
色が本当にかわったのか見間違いなのか。
それについてわかることは今はまだ、なにもなかった……
どうやら貴方になにか呼吸について不思議があるようです。ないかもしれません。
こうして日輪刀を受け取った貴方と悲鳴嶼。
それを待ち構えていたように、二人につく鎹烏が声を上げる。
雉「任務である。ご主人」
岩田「とんでもなく流暢にしゃべりおった!」
鷹「……」
岩田「そしてこっちはしゃべらない」
悲鳴嶼「そうか。わかった」
岩田「なぜわかる」
↓1 一桁コンマ
1:なんか怪しい研究をしてるところがあるんだって。なんでも、ホムンクルスって。唐突に出る武装錬金要素
2:怪しい医者を探せ(珠世様発見チャレンジ)
3:胡蝶家救出チャレンジ(悲鳴嶼と共同)
4:普通の任務 ソロ
5:普通の任務 複数
6;普通の任務 ソロ
7:普通の任務 複数
8:水の剣士と錆兎(微睡と任務)
9:富岡家救出チャレンジ
0:いきなり上弦チャレンジ
ゾ:自由安価
コンマ 0 なんか変わった?
高右衛門「むっ?」
岩田「こ、これは……!」
悲鳴嶼「どうしました? 色がかわったんですか!?」
高右衛門「かわっ……て、かわって、ない?」
岩田「かわった? いや、かわってない……」
貴方「一瞬変わった。気がする。すぐ元に戻ったが」
岩田「いや、ありえん。呼吸が使えねば、刀の色は変化しない。高右衛門、なにか特別なことをしたのか?」
高右衛門「いや。なにも特別なことはしていない。だが、何事にも例外はある。ひょっとすると、彼には秘めたなにかがあるのかもしれない」
持ち主にあわせ刀を作る。というのもなにか作用したのかもしれない。
それは、ただ光の反射だったのかもしれない。
色が本当にかわったのか見間違いなのか。
それについてわかることは今はまだ、なにもなかった……
どうやら貴方になにか呼吸について不思議があるようです。ないかもしれません。
こうして日輪刀を受け取った貴方と悲鳴嶼。
それを待ち構えていたように、二人につく鎹烏が声を上げる。
雉「任務である。ご主人」
岩田「とんでもなく流暢にしゃべりおった!」
鷹「……」
岩田「そしてこっちはしゃべらない」
悲鳴嶼「そうか。わかった」
岩田「なぜわかる」
↓1 一桁コンマ
1:なんか怪しい研究をしてるところがあるんだって。なんでも、ホムンクルスって。唐突に出る武装錬金要素
2:怪しい医者を探せ(珠世様発見チャレンジ)
3:胡蝶家救出チャレンジ(悲鳴嶼と共同)
4:普通の任務 ソロ
5:普通の任務 複数
6;普通の任務 ソロ
7:普通の任務 複数
8:水の剣士と錆兎(微睡と任務)
9:富岡家救出チャレンジ
0:いきなり上弦チャレンジ
ゾ:自由安価
322: 2019/11/20(水) 22:11:28.11 ID:32jivpP10
あい
324: 2019/11/20(水) 22:18:25.33 ID:Eao64CLU0
任務コンマ 11ゾロ目 自由安価!
ここでそれかい!
多数決
1:なんか怪しい研究をしてるところがあるんだって。なんでも、ホムンクルスって。唐突に出る武装錬金要素
2:怪しい医者を探せ(珠世様発見チャレンジ)
3:胡蝶家救出チャレンジ(悲鳴嶼と共同)
4:普通の任務 ソロ
5:普通の任務 複数(誰かと一緒コンマ)
6:水の剣士と錆兎(微睡と任務)
7:富岡家救出チャレンジ(他誰かと一緒コンマ)
8:いきなり上弦チャレンジ (誰かと一緒コンマ 登場上弦はあとで)
なら、この多数決出すのは23:00以降にします。
今日はこれがラストコンマなので。
それまで質問などがありましたらどうぞ。※質問によっては選択肢が増えるかも
335: 2019/11/20(水) 23:01:52.80 ID:Eao64CLU0
任務安価はじめます。
↓1 多数決 先に2票入ったところ
1:なんか怪しい研究をしてるところがあるんだって。なんでも、ホムンクルスって。唐突に出る武装錬金要素
2:怪しい医者を探せ(珠世様発見チャレンジ)
3:胡蝶家救出チャレンジ(悲鳴嶼と共同)
4:普通の任務 ソロ
5:普通の任務 複数(誰かと一緒コンマ)
6:水の剣士と錆兎(微睡と任務)
7:富岡家救出チャレンジ(他誰かと一緒コンマ)
8:いきなり上弦チャレンジ (誰かと一緒コンマ 登場上弦はあとで)
338: 2019/11/20(水) 23:03:28.46 ID:VlEuVwc50
1
341: 2019/11/20(水) 23:07:46.94 ID:Eao64CLU0
選択 1 なんか怪しい研究をしてるところがあるんだって。なんでも、ホムンクルスって。唐突に出る武装錬金要素
またへんなとこ選んで! どうなってもお母さん知らないからね!
というわけで、今日のところはこれで終わりです。
質問がありましたらどぞー。
346: 2019/11/21(木) 00:38:08.67 ID:nY2J0NNO0
雉太郎「いやー、まさかでしたな。主殿」
貴方「そうだな雉太郎。まさかだったな」
雉太郎「まさか、敵が鬼ではなかったとは……」
貴方「ああ。ホムンクルスだってな。鬼に負けないくらいの怪物だったな」
雉太郎「主殿も負けておりませんでしたよ。対抗できる武器を投げ渡されてからのあれ、まさに無双でした」
貴方「結局効かないだけだからな。勝てない理由は」
雉太郎「頼もしいお言葉です。ですが、よかったのですか?」
貴方「なんだ雉太郎?」
雉太郎「あの方を見送るだけで」
貴方「あの子の目的は達せられたんだ。もうこれ以上日本にいる理由はないだろう」
雉太郎「主殿はそれでよろしかったので? あの方は……」
貴方「俺にはまだ、やることが残っている。それを放り出して日本を離れるわけにはいかない。だろ?」
雉太郎「それもそうにございますな」
貴方「さて、脇道にそれるのはこれで終わりだ。次の任務は、あるか?」
雉太郎「はい。ございます。次の任務は……」
うん。きちんとまとめられそうにないネタはやらない方がいい!(戒め)
というわけで、サクッと処理して先に進むよ!
お詫びとして任務コンマのゾロ目は成長に反映します。
『貴方は鬼以外の怪物と戦い、成長した!』
貴方の強さ+1
飛天御剣流6(16)
というわけで、改めて任務コンマをどうぞ。
↓1 一桁コンマ
1:怪しい医者を探せ(珠世様発見チャレンジ)
2:怪しい医者を探せ(珠世様発見チャレンジ)
3:胡蝶家救出チャレンジ(悲鳴嶼と共同)
4:普通の任務 ソロ
5:普通の任務 複数
6;普通の任務 ソロ
7:普通の任務 複数
8:水の剣士と錆兎(微睡と任務)
9:富岡家救出チャレンジ
0:いきなり上弦チャレンジ
ゾ:なんでここに無残様が!?
347: 2019/11/21(木) 00:40:43.46 ID:oxWErgxb0
無残
358: 2019/11/21(木) 21:02:36.06 ID:nY2J0NNO0
白蛇山の鬼退治
359: 2019/11/21(木) 21:03:48.65 ID:nY2J0NNO0
雉太郎「主殿。次の任務は生贄を捧げる村の調査とのこと。鬼の存在が確認されれば、討伐されたし」(貴方の隣を歩く)
貴方「生贄か」
雉太郎「なんらかの方法で村を支配できれば、効率的に人を得られる、昔よりもちいられてきた方法ですな」
古典的で代表的な方法であるゆえ、そのためやり方は様々な種類がある。
そこの最高権力者に化ける方法、力で脅す方法。
いかような手段でそれを実現させているのか。それは行ってみなければわからない。
なにより、実は人さらいの指示でしたと、鬼の仕業でない可能性さえまだある。
その実態がどうなのか。それを調べるのも、これからむかう貴方の仕事ということでもあった。
雉太郎「ところであるじど……」
貴方「しっ」
人より危機察知能力の高い雉より早く、貴方は気づいた。
村の方から何者かが森の中を走ってきているのだ。
360: 2019/11/21(木) 21:04:19.93 ID:nY2J0NNO0
少年「はぁ、はぁ、はあっ! もう少しだ。もう少しで、村から出れる!」
少女「きゃぁっ!」
少女「さと!」
少女の手を握り、森の中を走っていた少年だったが、少女が木の根に足をとられ転んでしまった。
そこに、何人もの大人の男が駆けこんでくる。
少年「くそっ!」
村人A「ふう、ふぅー。追いついた。馬鹿なことを考えるでねえ」
村人B「そうだ。おめが逃げたら、村はどうなる!」
少年「どうなるって、いくら村長の娘だからって、さとは。さとはどうなってもいいってのか!」
村人E「どうなってもいいわけなんてねぇ。村長だって断腸の思いだ。でも、しかたのねえことだ!」
少年「ちくしょう。くるな! 来るな!」
少女「たろうちゃん……」
貴方「……」すたっ。
村人A「っ!?」
村人B「いっ!?」
迫る村人。少女をかばいじりじりとさがる少年。
その間に、突然貴方が現れたのだ。
音もなく降り立ち、いきなり現れたその姿を見て驚かない。という方が無理である。
村人A「い、一体、どこから……」
村人B「なんだこの白外套……」
少年「たっ、助けて!」
村人C「こら、たろう!」
村人E「くそっ。ど、どうしてもというなら容赦しねえぞ旅人!」
村人G「もう時間がねえ。こいつも一緒に村へ連れてくんだ!」
貴方「……」
とりあえず……
↓1 一桁コンマ
1~2:抵抗せずおとなしくついていこう
3~7:軽くのして事情を聞こうか
8~9:近くにあった岩を切り裂いて威嚇して落ち着いてもらおう
0:村長「やめるのだ。勝てる相手ではない!」実力を見抜く人がいた
ゾロ目:貴方「大体わかった」言われなくても推測完了
361: 2019/11/21(木) 21:04:46.11 ID:ick+cVuZO
ファンブルか?
365: 2019/11/21(木) 21:19:32.19 ID:nY2J0NNO0
>>368 そろそろ考えます。ちなみに今、暫定3ストック(選択安価でのゾロ目)
コンマ 11(ゾロ目) 貴方「大体わかった」言われなくても推測完了
貴方「……大体わかった」
村人A「な、なにがだ?」
貴方「村で何者かが生贄を要求し、その子を差し出そうとしていること。村のなにか、致命的ななにかを握られているようだな。それと、今日は満月。だから、今日差し出さねばならないというところか」
村人B「ど、どうしてそれを!?」
いきなり事態を言い当てられ、村人達はびっくりする。
貴方「まあ、状況を見ればだいたいな」
村長「そこまで事態を把握なされておるのでしたら、お話が早いですな」
村人達の背後から、一人の老人が現れた。
村人A「そ、村長!」
村長「そのいでたち。鬼殺の方とお見受けします。どうか、お力をお貸しください」
村人B「ど、どういうことだ村長!」
村長「わしもうわさでしか聞いたことはなかった。だが、現実にいたのだ。怪物から人々を救う、鬼を狩る者達が……」
たろう「え? え?」
村長「まずは、お聞きください。この村に起きている、事態を……」
事態のわからない村人達を置いてけぼりにしつつ、村長は話を進める。
村長「このままでは村が滅んでしまいます。どうかお助け願いたい」
そう前置きし、村長は今村で起きていることを貴方に説明する。
コンマ 11(ゾロ目) 貴方「大体わかった」言われなくても推測完了
貴方「……大体わかった」
村人A「な、なにがだ?」
貴方「村で何者かが生贄を要求し、その子を差し出そうとしていること。村のなにか、致命的ななにかを握られているようだな。それと、今日は満月。だから、今日差し出さねばならないというところか」
村人B「ど、どうしてそれを!?」
いきなり事態を言い当てられ、村人達はびっくりする。
貴方「まあ、状況を見ればだいたいな」
村長「そこまで事態を把握なされておるのでしたら、お話が早いですな」
村人達の背後から、一人の老人が現れた。
村人A「そ、村長!」
村長「そのいでたち。鬼殺の方とお見受けします。どうか、お力をお貸しください」
村人B「ど、どういうことだ村長!」
村長「わしもうわさでしか聞いたことはなかった。だが、現実にいたのだ。怪物から人々を救う、鬼を狩る者達が……」
たろう「え? え?」
村長「まずは、お聞きください。この村に起きている、事態を……」
事態のわからない村人達を置いてけぼりにしつつ、村長は話を進める。
村長「このままでは村が滅んでしまいます。どうかお助け願いたい」
そう前置きし、村長は今村で起きていることを貴方に説明する。
366: 2019/11/21(木) 21:19:58.94 ID:nY2J0NNO0
それの出現は、突然だった。
ある満月の夜、それは突然現れた。
??「聞け。人間どもよ」
そう村の者を叩き起こし、外へ集め。
??「次の満月から、洞窟に若い人間を捧げよ。そうでなければ、村に湧く水を止める」
そう、宣言したのだ。
村人A「もちろん最初は信じなかっただ。血気にはやった若い衆が何人かが洞窟へ乗りこんだ。でも、一人を残して、あとはみんな……」
村人D「残った一人も、洞窟に怪物がいるとおら達に伝えると、家から出てこなくなっちまった。ずっと閉じこもってる。巨大な蛇が。巨大な蛇がって……」
村長「その上、宣言通り山から湧き出る水の量も減ってきた。水がなければ、作物は育たない」
村人X「あの洞窟には大昔から白蛇様が住まうと言われておるんだ。湧水が少なくなり、水不足となった時、生贄を捧げ水量を回復してもらったって話もあるほどだ。また白蛇様が目覚めたのだ。逆らえば、水を止められ、もうおら達は生きていけねぇ」
村長「このまま満月の夜に生贄をささげねば、水は止まり、村は滅亡してしまう。どうか、わが村をお助けくだされ。鬼殺の剣士殿」
水はなににとっても生命線となる大事なものだ。
それを握られたとなれば、村は逆らいようもない。
そこで最初に村の長である村長が身を斬る思いでその娘を差し出そうとしているのだ。
雉太郎「主殿。これが事実なら、相手はなんらかの血鬼術が使える鬼やもしれません。お気をつけて」
貴方「まだ、なにか種や仕掛けがあるかもしれないから、断言するのは早計かもしれない。気にはとめておく」
村人A「き、雉がしゃべった! これが、鬼狩りの……」すごい……
貴方(箔をつけてくれたか。よい判断だ雉太郎)
貴方「わかった。それなら話が早い。なら……」
貴方は……
↓1 一桁コンマ
1:そうだな。ここは俺が生贄になろう(衣装が決まっており武器が持ちこめそうにない)
2:俺が生贄になる! このたろうが!(勝手に飛び出してしまう)
3;ここまひとまず、彼女を生贄に(出てきたところをうつ作戦)
4:ここまひとまず、彼女を生贄に(出てきたところをうつ作戦)
5:別に生贄を出す前に洞窟へ乗りこんでもよいんだろう?(相手がどこにいるかわからないけど乗りこんでみる作戦)
6:別に生贄を出す前に洞窟へ乗りこんでもよいのだろう?(相手がどこにいるかわからないけど乗りこんでみる作戦)
7:そうだな。俺が生贄になろう(出てきたところをバッサリ作戦)
8:そうだな。俺が生贄になろう(出てきたところをバッサリ作戦)
9:そうだな。俺が生贄になろう(出てきたところをバッサリ作戦)
0:出番だ雉太郎!(雉太郎に服をかぶせて声似ておびき寄せてバッサリ作戦)
ゾ:それより湧水を止めてる仕組みがわかった
367: 2019/11/21(木) 21:20:41.91 ID:DLkYeGu0O
は
369: 2019/11/21(木) 21:27:39.86 ID:nY2J0NNO0
コンマ 1 そうだな。ここは俺が生贄になろう(衣装が決まっており武器が持ちこめそうにない)
ちょうどこの日は満月。
生贄の日であった。
指定の洞窟の前に、生贄が捧げられる。
生贄は、物が隠しようのない薄い一枚の白い着物しか着ることを許されなかった。
生贄となる貴方も、その衣装にて洞窟へむかう。
これでは、武器もなにも隠せはしない……
満月が夜の闇に浮かび、真夜中という時を示した。
ずるりずるりと、洞窟の奥から巨大な蛇の姿をした化け物が現れた。
月明かりに姿を現すその姿。
それは、胴体は蛇だが、頭の部分には角の生えた人間の上半身がくっついていた。
裸の女の、上半身が……
蛇女「おや、お前みたいな人間、村にいたか? いや、ひょっとするとよそから来た旅人をさらったのか。素晴らしい。そこまでするとは、すばらしぃ忠誠心だねぇ。さあ、いただくよ。お前を、おいしく」
ちろちろと、蛇の舌を出しながら、蛇女は貴方のもとへと近づいてくる。
??「いまだ!」
そのタイミングにあわせ、茂みから貴方の刀が……
↓1 一桁コンマ
1:たろう「とどけ!」投げたけど全然違う方向だよ
2:たろう「とどけ!」投げたけど届かなかったよ
3:たろう「とどけ!」無事届いたよ
4:前もって地面の下に埋めておいたのさ!
5:前もって地面の下に埋めておいたのさ!
6:前もって地面の下に埋めておいたのさ!
7:前もって地面の下に埋めておいたのさ!
8:雉太郎「主殿!」飛んで直接届けてくれたよ
9:雉太郎「主殿!」飛んで直接届けてくれたよ
0:雉太郎「主殿!」きらめくパワー! 刀を投げてよこしてくれたよ
ゾ:核鉄(かくがね)って知ってるか?
※ゾロ目で話がスムーズに進んだので、あまり不利ではありません
370: 2019/11/21(木) 21:27:43.47 ID:qPOd8qPyO
イチローがバットもなくホームランがとれるか?宮本武蔵は無手でササキコジロウにかてるか?
つまりはそういうこと…次の貴方ならやれるでしょう
つまりはそういうこと…次の貴方ならやれるでしょう
371: 2019/11/21(木) 21:32:18.35 ID:nY2J0NNO0
コンマ 7 前もって地面の下に埋めておいたのさ!
キンッ!!
蛇女「っ!?」
貴方「飛天御剣流、龍翔閃(りゅうしょうせん)」
武器がないと油断して近づいてきた蛇女に目掛け、貴方は昼間のうちに埋めておいた刀をとりだし、そのまま振るった。
貴方は跳び、そのまま峰を右手で支え、刃を切り上げた。
左手に持つだけでなく、右手の押し上げる力も利用しして斬る、上に特化した斬撃である。
蛇女「ばっ、かな……」
貴方「……」
ぼとり。とあっさり頭が落ちた。
雉太郎「やりましたね。主殿!」
貴方「いや、まだ終わってない。この頭は、ただの囮だ」
雉太郎「なんとっ!」
雉太郎は飛び上がり、大慌てで今までいた森の中へ戻っていった。
貴方は見抜いていた。
このまま油断し、村に帰ろうとすれば、背後から狙われていたと。
声「ちっ。ひっかからなかったかい」
洞窟の奥から声が聞こえる。
貴方「簡単な話だ。こっちは、尾。いくら斬っても意味はないだろう」
声「そこまでわかるのかい。でも、どうするんだい鬼狩り? このまま洞窟のわらわのテリトリーへ入ってくるかい? わらわの、腹の中に……!」
貴方「それがどうした?」
蛇女「その余裕、いつまで続くかね!」
372: 2019/11/21(木) 21:33:15.13 ID:nY2J0NNO0
洞窟へ足を踏み入れた貴方。
鬼の気配はそこら中にあった。
その長い蛇の体が洞窟のいたるところにうねっているのだ。
その胴体の一部に女の頭が生え、かぱっと口を開く。
蛇女(これで、体に風穴をあければいいんだよ!)
その口から、強大な水流が放たれる。
今でいうウォーターカッター。
高圧にした水で、岩さえ切り裂く一撃だ!
その一撃は……
1:切り返そうとした貴方の刀を折った!(鬼強化)
2~9:それほどの水さえ貴方は難なく切り払う!
0:切り払った上湧水が止まる秘密に気づいた
ゾロ目:鬼に対して悟りを開いた貴方は、鬼を滅するのに日光も日輪刀もいらぬ領域へ(戦闘終了)
373: 2019/11/21(木) 21:33:49.95 ID:ick+cVuZO
かかってこい!相手になってやる!
374: 2019/11/21(木) 21:38:07.30 ID:nY2J0NNO0
コンマ 5 それほどの水さえ貴方は難なく切り払う!
キンッ!
蛇女(殺(や)っ……!)
貴方「無駄だ」
蛇女「って、ない……!?」
岩さえ切り裂く水流だというのに、逆にその水流さえ切り裂かれたのが見えた。
それどころか……
ずるりと、自分の視線がかしいだのに蛇女は気づいた。
口の部分から、頭が斜めにずり落ちている。
蛇女(それどころか、斬られた!?)
驚きを隠せない。
奴は放った水流を斬っただけでなく、水流を吐き出す自分の口まで切り裂いたのだ。
蛇女「馬鹿な。わらわの水どころか、わらわまで!?」
貴方「水からそこまでつながっているんだ。斬れない道理がない」
蛇女(んな道理、普通通るわけないだろ!)
だが、できるのだ。飛天御剣流においては、その衝撃を飛ばすことさえ可能なのだから。
繋がっているのなら、斬れるのである!
蛇女「くっ、くそっ!」
いたるところから頭を出し、水流を放つ。
だが……
蛇女「な、なんで当たらない! 暗闇の中、明かりもつけずになんでわらわの攻撃がわかる!」
当然の話である。
貴方はすでに、飛天御剣流を極めたことで透き通る世界が見えている。
それどころか、さらなる修練を積み、状況把握の力を磨きに磨きぬいている。
相手の気配と動きだけで、そこにどこにいてどうなっているのか、光がなくとも像が作れるようになっているのだ。
闇の中はすでに、貴方にとって不利な場所ではないのである!
迷いもなく、貴方は胴から生える頭を落とし、洞窟の奥へと進んでゆく。
蛇女(な、なんなんだこいつ。なんで迷いもなく、わらわの頸がある本体のところへ一直線に来れるんだ!)
蛇女「それ以上。それ以上来るんじゃないよ! わらわを誰だと思ってるんだ!」
あたしは……!
↓1 一桁コンマ
1:下弦落ちのただの鬼
2:下弦の肆
3~4:下弦の参
5~6:下弦の弐
7~8:下弦の壱
9:上弦下位直属の鬼なんだぞ!
0:上弦上位直属の鬼なんだぞ!
ゾロ目:下弦で、あのお方のお気に入りなんだぞ!
375: 2019/11/21(木) 21:38:32.55 ID:MXFTH9gT0
あ
379: 2019/11/21(木) 21:42:20.69 ID:nY2J0NNO0
コンマ 55(ゾロ目) 下弦で、あのお方のお気に入りなんだぞ!
あんた、なんてもの出しちゃうんだよ。パワハラ会議まったなしじゃないのだよ。
蛇女「わらわを、わらわを誰だと思っている! 誰だとおもっているぅぅ!!」
貴方「そんなの、拙者の知ったことではない」
とんっ。
洞窟の最も奥にある行き止まり。
壁を背にし、くっつくようにしてその女はいた。
その髪は、壁の中へと食いこみ、どくんどくんと、脈動している。
蛇女「おのれえぇぇぇ!!」
女の体から口が生え、そこから水流が飛び出す。
貴方(そういうことか)
貴方は確信する。
この髪を使い、水源に湧き出る水を吸収。それによって水量を調整していたのだ。
さらにそうして蓄えた水を使い、あの水流を放っていたのである。
居合の構えで飛び出し、刀を抜く。
その刃は……
↓1 一桁コンマ
1:頸を落としたけど、水源までやっちまった……
2~0:問題なく頸だけ落とした
ゾロ目:なんかさらなる先をつかんだ(成長判定)
※水源やっちまた場合は、暫定ゾロ目ストックを一つ減らしてコンマ2あつかいに
380: 2019/11/21(木) 21:42:40.50 ID:DLkYeGu0O
あ
381: 2019/11/21(木) 21:49:09.90 ID:nY2J0NNO0
コンマ 0 問題なく頸だけ落とした
蛇女「ばか、なっ……」
蛇女が目を大きく見開く。
蛇女(髪も一瞬で断たれた。これじゃ、水源を壊すこともできない……なんだこいつ。こんな鬼狩り……はじめて会った……)
蛇女「おま、え、柱か?」
貴方「いいや、これが実質初任務だ」
蛇女「初……だ、と……ばか、な……」
目を見開いたまま絶命する蛇女。
貴方はその目を、優しく閉じさせた。
貴方「これ以上もう、苦しむことはない。安らかに、眠れ」
消えゆくその姿を看取り、貴方は洞窟をあとにした。
夜が明ける。
朝日が満ちるとともに、山から湧き出る水の量は村人が知る量となり、白蛇山の怪物が討ち取られたという確信が持てた。
喜びと共に洞窟へと向かった村人であったが、村を救った英雄にはついぞあえることはなかったそうな(洞窟近くの木に置いておいた荷物も消えていた)
村長「やってくれた。あの方は、村を救ってくださったのだ……」
たろう「本当に、いたんだね。信じられなくて、ごめん村長」
村長「よいのだ。わしとて、この日に来てもらえるとはおもっておらなんだ……きっと、御仏の導きに違いない」
村人A「ありがたやありがたや……」
こうしてこの村には、白蛇に悩まされた時、仏の使いが刀をもってやってくるという伝説が追加されたそうな……
雉太郎「よかろしかったので? 村の者に顔を出さず」
貴方「必要ない。俺の目的は達せられたからな」
雉太郎「そうにございますか」
貴方「さて。雉太郎、次の任務は?」
雉太郎「はい。ございます。次の任務は……」
怪我もなにもしていない貴方は、新たな任務を言い渡される。それは……
↓1 一桁コンマ
1:怪しい医者を探せ(珠世様発見チャレンジ)
2:怪しい医者を探せ(珠世様発見チャレンジ)
3:胡蝶家救出チャレンジ(悲鳴嶼と共同)
4:普通の任務 ソロ
5:普通の任務 複数
6;普通の任務 複数
7:普通の任務 複数
8:水の剣士と錆兎(微睡と任務)
9:富岡家救出チャレンジ
0:おいでませ上弦チャレンジ
ゾ:なんでここに無残様が!?
↓2 成長判定コンマ ゾロ目が出たら教えてくれ
382: 2019/11/21(木) 21:50:01.14 ID:oxWErgxb0
あ
383: 2019/11/21(木) 21:50:09.88 ID:ick+cVuZO
伸びろ!
387: 2019/11/21(木) 21:55:38.49 ID:nY2J0NNO0
任務コンマ 4 普通の任務 ソロ
成長コンマ 88(ゾロ目)成長
……今日、なんかヤバくね? 実践やるとバンバン強くなるとか、君もなんなの?
貴方が新しい任務をうけたころ。
某所。
「……蛇塚が氏んだ」
「なんだこいつは……」
「こいつを……」
無惨様判断
↓1 一桁コンマ
1:こいつはやばい。上弦全員をぶつけて殺せ。絶対殺せ! 鳴女、お前の力も使うぞ!
2:こいつはやばい。上弦をぶつけよう。複数ぶつけよう!(3体以上)
3:こいつはやばい。上弦をぶつけよう。とりあえず二体!
4:こいつはやばい。上弦をぶつけよう。まあ、一体で足りるだろ
5:こいつはちょっとやばいかも。下弦に血を与えぶつけよう
6:無残様。なぜか下弦を解体する!
7:無残様。なぜか下弦を解体する!
8:無残様。なぜか下弦を解体する!
9:無残様。なぜか下弦を解体する!
0:無残様。なぜか下弦を解体する!
ゾ:なんか気になる。直接会ってこよう!
ついでに成長判定
↓2 一桁コンマ 飛天御剣流6以上出たら成長(+1) ゾロ目は2アップ
388: 2019/11/21(木) 21:56:17.00 ID:oxWErgxb0
あい
389: 2019/11/21(木) 21:56:26.11 ID:DLkYeGu0O
やめてぇ
396: 2019/11/21(木) 22:00:33.58 ID:nY2J0NNO0
無惨様コンマ 00(ゾロ目) なんか気になる。直接会ってこよう!
成長コンマ 11(ゾロ目) 成長したよ。しかも+2!(飛天御剣流8に。強さ18に!)
……え、なにこれ。なにこれ!?
無惨様ちょっと頭無惨様すぎない? これやばくない!?(誰が。とは言わない)
と、とりあえず、今日はこれで終わりです。
せめてソロ任務じゃなければ、人質戦法とかありえるのに。
やべえ。やべえよ。
なにか疑問がありましたら、どぞー。
411: 2019/11/22(金) 20:34:24.81 ID:aDEvLBD+0
あと更新されたステータスはっときます。
『貴方』
飛天御剣流継承者。15代目の比古清十郎。
その強さは歴代継承者に比べるとまだまだ弱く(強さ4)、師に言わせれば剣心より才能がないとのこと。
しかし、両親が上弦の参に殺された一件で鬼がいかようなものか『理解』ことにより、その瞳の奥の『悟り』を感じた比古清十郎が最後の弟子とすることを決めた。
鬼をすくえるには力が必要と理解しており、それゆえ『最強』を目指し、飛天御剣流を望んだ。
悲鳴嶼の寺で一行を助け、龍宮虎子と出会い鬼殺隊のことを知り呼吸法を学ぶが、彼に呼吸の素質は飛天御剣流以上になかった。
しかし、色変わりの刀と呼ばれる日輪刀の色が一瞬かわって見えるなど、呼吸が使えないわけではないらしい……
ひょっとすると、別の呼吸が使えるのかもしれない。
なんて言ってて、実践を繰り返したらあっという間に透ける世界も身につけてて、飛天御剣流の強さが8までアップした。君、実践派だったんだね……
あと、暗闇はすでに弱点にならない。
容姿:10代後半。容姿端麗で頭脳明晰。背が高く、手足も長い、細マッチョで引き締まった体格をしている。
飛天御剣流の継承によりその力を抑える白い外套も継承した。
基本それを身にまとっている。
性格:飛天御剣流の力を誰かのために使いたいと思っている。
実はスOベで巨O好き
一人称は『拙者』であるが、たまに素の『俺』が出る。
好物:蕎麦
鎹烏:雉(なぜか流暢にしゃべる。名前は雉太郎)
悲鳴嶼 呼吸の才能 9 原作以上の才能(前コンマ0って言ったことあったけど間違い)
原作以上の才能を持ち、一日かからず全集中の呼吸を習得し、常中も覚えた。
それだけでなく、ちょっとコツを聞いただけで透き通る世界にさえ入門する人類の規格外
これは間違いなく来年には岩柱だわ。な男。才能を見るとどっちが主人公なんだって思えるほど才能の塊である。
鎹烏は鷹(戦闘力が高く、いざという時戦ってくれる。00ゾロ目なので超強い)
『貴方』
飛天御剣流継承者。15代目の比古清十郎。
その強さは歴代継承者に比べるとまだまだ弱く(強さ4)、師に言わせれば剣心より才能がないとのこと。
しかし、両親が上弦の参に殺された一件で鬼がいかようなものか『理解』ことにより、その瞳の奥の『悟り』を感じた比古清十郎が最後の弟子とすることを決めた。
鬼をすくえるには力が必要と理解しており、それゆえ『最強』を目指し、飛天御剣流を望んだ。
悲鳴嶼の寺で一行を助け、龍宮虎子と出会い鬼殺隊のことを知り呼吸法を学ぶが、彼に呼吸の素質は飛天御剣流以上になかった。
しかし、色変わりの刀と呼ばれる日輪刀の色が一瞬かわって見えるなど、呼吸が使えないわけではないらしい……
ひょっとすると、別の呼吸が使えるのかもしれない。
なんて言ってて、実践を繰り返したらあっという間に透ける世界も身につけてて、飛天御剣流の強さが8までアップした。君、実践派だったんだね……
あと、暗闇はすでに弱点にならない。
容姿:10代後半。容姿端麗で頭脳明晰。背が高く、手足も長い、細マッチョで引き締まった体格をしている。
飛天御剣流の継承によりその力を抑える白い外套も継承した。
基本それを身にまとっている。
性格:飛天御剣流の力を誰かのために使いたいと思っている。
実はスOベで巨O好き
一人称は『拙者』であるが、たまに素の『俺』が出る。
好物:蕎麦
鎹烏:雉(なぜか流暢にしゃべる。名前は雉太郎)
悲鳴嶼 呼吸の才能 9 原作以上の才能(前コンマ0って言ったことあったけど間違い)
原作以上の才能を持ち、一日かからず全集中の呼吸を習得し、常中も覚えた。
それだけでなく、ちょっとコツを聞いただけで透き通る世界にさえ入門する人類の規格外
これは間違いなく来年には岩柱だわ。な男。才能を見るとどっちが主人公なんだって思えるほど才能の塊である。
鎹烏は鷹(戦闘力が高く、いざという時戦ってくれる。00ゾロ目なので超強い)
413: 2019/11/22(金) 21:01:47.05 ID:aDEvLBD+0
無惨遭遇大惨事!?
414: 2019/11/22(金) 21:02:22.82 ID:aDEvLBD+0
雉太郎「いやー、まさかでしたな。主殿」
貴方「そうだな雉太郎。まさかだったな」
雉太郎「まさか、また敵が鬼ではなかったとは……」
貴方「ああ。今度はフランケンシュタインだってな。鬼に負けないくらいの怪物だったな」
雉太郎「毎度、世の中は広うございますなぁ」
貴方「まったくだ」
夜。
新たなソロ任務を終えた貴方は、宿をとるため夜の街を歩いていた。
そんな貴方に……
無惨「……」
無惨様判断コンマ
↓1 一桁コンマ
1:ノリで出てきたものの、こいつなんかやべぇと気づいて撤退しようと思ってる。なんのために出てきたんだあんたぁ!(やはり危機管理は一流である。さすが無惨様!)
2:危機管理ー! 人がたくさんいるところで遠くから観察しよう
3:危機感! 人がたくさんいればきっと平気。近くから観察しよう
4:慢心感・弱。人通りの少ないところで距離をとって観察してみよう
5:慢心感・中。人通りの少ない道で、近くから観察しよう
6:慢心感・大。人通りの少ない道で待ち伏せ!
7:これぞ無惨様・弱。誰もいない道ですれ違ってみる(すれ違ってその血肉をいただく。チャンスがあれば鬼に!)
8:これぞ無惨様・大。誰もいない道で待ち伏せ!
9:貴方、接近に気づいてる上、無惨様誰もいない道で待ち伏せを判断
0:先に貴方の方が無残様補足
ゾ:↑どころか無惨様見つかったことに気づいてない!
415: 2019/11/22(金) 21:02:24.27 ID:1GB5ydEZ0
待機するでござるよ
416: 2019/11/22(金) 21:07:40.52 ID:aDEvLBD+0
コンマ 7 これぞ無惨様・弱。誰もいない道ですれ違ってみる(すれ違ってその血肉をいただく。チャンスがあれば鬼に!)
貴方と雉太郎は、次へむかうため、がらんと広いが、誰もいない道を歩いていた。
ざっ……!
そこに、一人の洋装を纏った男が現れる。
※見開きページで余裕たっぷりで登場する、とてもかっこいい無惨様を想像すること。
貴方「……」
無惨「……」
二人は、誰もいない道を互いを真正面にとらえあい、歩き、そしてすれ違った。
無惨(やはりだ。こいつはなにか、違う……!)
直接貴方を見て、無残は確信した。
呼吸の剣士とは違う。
奴等のように命を燃やし削るとは逆の、命を伸ばす方法を身につけている。
ならば、その体を研究すれば、日の光を克服する手掛かりとなるやもしれん!
他人の視界からではわからなかった情報を手にし、無惨はなんらかの確信を得た。
無惨(やはりコイツを直接見に来て正解だった。私は、間違えない!)
同時に貴方も、すれ違ったそれが、鬼すべての元凶であり、鬼の総大将鬼舞辻無惨であることを見抜く。
一片の曇りもなく、体のすべてが鬼の塊。
巧妙に隠しているが、その内に、人というモノが欠片もない存在。
貴方(そうか。これが……)
貴方は立ち止まり、刀に手をかける。
同時に、無惨も立ちどまった。
417: 2019/11/22(金) 21:08:35.17 ID:aDEvLBD+0
無惨「一つ、問おう……」
雉太郎「きっ、貴様は、まさか!」
その声を聞き、雉太郎も目の前にいるのが鬼舞辻無惨であることに気づいた。
無惨「私が話をしているのだ。口を開くな。獣風情が……!」
雉太郎「っ!」
その殺気に、思わず雉太郎はひるむ。
貴方「雉太郎。危険だ。下がっていろ」
貴方に促され、雉太郎はうなずき、後ずさる。
無惨「逃がすと思うのか?」
だが、この場を離れようとする雉太郎にむけ、無惨は指から触手を伸ばし、破壊せしめんとする。
貴方(そこでこっちを優先するのか!?)
キンッ!!
間に入り、刀で防いだ。
貴方「貴様の目当ては俺だろう?」
無惨「貴様だから、邪魔者を消すのだ。私は貴様と話をすると言った。だが、私は寛大だ。そのまま話をしてやろう。聞いてやる。私に忠誠を誓うならば、意思を持ったまま鬼にしてやってもいい」
貴方「……それに答える意味はあるのか?」
貴方はやれやれと、肩をすくめる。
無惨「ならば、私のためにその体をよこせ。それだけでいい」
貴方(なにか、俺の体にあるとでも考えたということか? それとも、ただの思い付きか? いや、それはどうでもいい)
鬼舞辻無惨。
すべての鬼を生み出した元凶。
それが今、目の前にいるのだから、斬らぬ理由はない!!
無惨「ふん。これだから鬼殺の犬は……」うんざり
貴方「勝手なことを。まず、きちんと会話できる精神性を持て」
無惨「私に命令するな!」
話し合いは無意味。そのまま戦いがはじまった!
戦闘 貴方強さ18対無惨様15 貴方有利+3
↓1 一桁コンマ
1:無残有利 戦闘範囲に人が!
2:互角
3:貴方優勢
4:貴方優勢
5:貴方圧倒的優勢
6:貴方圧倒的優勢
7:貴方勝利目前
8:貴方勝利目前
9:貴方勝利!(日輪刀で頸を落としてもしなないので無惨は氏なない)
0:圧勝(日輪刀で頸を落としても無惨は氏なない)無惨様トラウマを思い出す
ゾ:貴方に援軍が! 無惨様新たなトラウマをゲットチャンス!
418: 2019/11/22(金) 21:09:00.63 ID:1GB5ydEZ0
!!
419: 2019/11/22(金) 21:14:37.78 ID:aDEvLBD+0
コンマ 3 貴方優勢
ザンッ!!
無惨「っ!!?」
貴方に向けた触手腕が、真っ二つに断たれた。
腕がくるくると舞い、地面へと落ちる。
無惨「ほう。なかなかやる。だが、しょせんは人間。私に勝てるはずがない」
だが、無惨は自分の勝利を疑ってはいない。
無惨の戦闘技術はそこまで高くはない。
しかし、圧倒的な肉体能力と、その高すぎる再生能力によってごり押ししてくるのだ。
ずるり。と断たれた腕がまた生えた。
いくら斬ってもその傷口はすぐにふさがり、消耗する剣士はいつかその波状攻撃に押しつぶされる。
今までは、そうしてすべての戦いに勝利してきた。
一度の、例外を除いて。
今回もそれと同じ。
自分は即回復し、相手を削り倒す。
それだけだ……
貴方「……」
戦闘 貴方強さ18対無惨様15 貴方有利+4
↓1 一桁コンマ
1:無残有利 戦闘範囲に人が!
2:貴方優勢
3:貴方圧倒的優勢
4:貴方圧倒的優勢
5:貴方圧倒的優勢
6:貴方勝利目前
7:貴方勝利目前
8:貴方勝利!(日輪刀で頸を落としても氏なないので無惨は氏なない)
9:貴方勝利!(日輪刀で頸を落としても氏なないので無惨は氏なない)
0:圧勝(日輪刀で頸を落としても無惨は氏なない)
ゾ:貴方に援軍が! 無惨様新たなトラウマゲットチャンス!
420: 2019/11/22(金) 21:14:50.18 ID:nimFsqgxO
ゾ今ど
ロ日う
目もせ
出
る
ロ日う
目もせ
出
る
423: 2019/11/22(金) 21:18:43.98 ID:aDEvLBD+0
コンマ 8 貴方勝利!(日輪刀で頸を落としても氏なないので無惨は氏なない)
斬ッ!!!
無惨の頸が、断たれた!!
だが……
びゅっ!!
頸が飛んだというのに、無惨の動きは鈍らない。
それどころか、さらに攻撃が増した。
貴方「そうか。日輪刀で頸を落としても、お前はすくえないのか……」
無惨の失われた頭がまた生える。
無惨(こ、こいつ……!)
幾度か打ち合った中、無惨は悟った。
このままでは。
このままでは、負けるかもしれない。と!
無惨(な、なんだこいつの強さは。あの忌まわしき日の呼吸ですらないというのに、それと同じ圧を感じる。それどころか、こいつも疲れを知らないのか!? このままでは。このままでは朝まで戦うことになってしまう。これではまるで、あの日の。あの時の再来ではないか!)
無惨は思い出す。
あの日身に起きた恐怖を。
無惨「おの。おのれえぇぇぇ!!」
無惨様判断コンマ
↓1 一桁コンマ
1:無残様即撤退をお決めになられる。無限城に撤退成功
2:↑だが、あなたも無限城突入
3:無限城への扉が開くが、無惨様蹴り飛ばし入場阻止するも、上弦が助けに来た
4:無限城への扉は開くが、無惨様蹴り飛ばし入場阻止
5:無限城への扉は開くが、無惨様蹴り飛ばし入場阻止
6:無限城への扉は開くが、無惨様斬られて吹き飛ばされ入場阻止
7:無限城への扉は開くが、無惨様斬られて吹き飛ばされ入場阻止
8:無限城への扉破壊。簡単に落とせないと悟る無惨様
9:無限城への扉固定。元々持っていた刀(日輪刀の前のやつ)を開いた襖に突き刺し、地面に固定し閉まらなくした(この場で次が開けないようになる)
0:扉破壊の上、琵琶が破壊されてしばらく鳴女血鬼術使えず
ゾ:現実は非常である。現れた扉は斬られ、余波で鳴女の頸が落ちた。無限城崩壊
※暫定ゾロ目ポイントで、1が出た場合コンマ2としてあつかいます ただいま3P
424: 2019/11/22(金) 21:19:00.95 ID:JS5DC9QYO
よっしゃ勝った!
頃しきれないなら首持って帰ろうぜ
頃しきれないなら首持って帰ろうぜ
427: 2019/11/22(金) 21:23:45.71 ID:aDEvLBD+0
コンマ 5 無限城への扉は開くが、無惨様蹴り飛ばし入場阻止
無惨(鳴女!)
自身の命の危機を悟った無惨は即座に決断した。
無限城で待機する鳴女に指令を出し、自分を無限城へ逃がすよう指示を出す。
鳴女(なきめ)
空間を自在に操り、移動・操作を可能とする血鬼術が使える。任意の場所に扉を開き、相手を自身の領域に呼びこんだり、逆にその領域(無限城)から外へ送り出すということもできる。
この力を使い、十二鬼月の面々などを無限城に召集する役目や、今回のように逃亡の手助けとしても利用される。
毎度琵琶を弾いていることから、これを鳴らすことが使用の条件だろうと思われる。
無惨の足元に、無限城へいざなう扉が出現する。
ゴッ!!
無惨「っ!?」
だが、その扉に無惨が落ちることはなかった。
扉が現れた瞬間、それがなにか察した貴方に、蹴り飛ばされ阻止されてしまったのだ。
無惨(こ、こいつ、あの一瞬で!)
吹き飛ばされる無惨。
そこにさらに、貴方の追撃が迫る。
無惨(おのれえぇぇ!!)
↓1 一桁コンマ
1:懲りずにもう一回無限城撤退チャレンジ。無限城に無事撤退成功す
2:↑だが貴方も無限城突入
3:無限城の扉を開くが、斬られて吹き飛ばされて入場阻止。だが、上弦が出てきた
4~6:今度は扉が斬られて破壊される。
7~8:無限城への扉固定。元々持っていた刀(日輪刀の前のやつ)を開いた襖に突き刺し、地面に固定し閉まらなくした(この場で次が開けないようになる)
9~0:扉破壊の上、琵琶が破壊されてしばらく鳴女血鬼術使えず
ゾロ目:二度目はない。現れた扉が斬られただけでなく、余波で鳴女の頸が落ちた。無限城崩壊
※暫定ゾロ目ポイントで、1が出た場合コンマ2としてあつかいます ただいま3P
428: 2019/11/22(金) 21:24:12.44 ID:tzoA7Ub4O
あ
440: 2019/11/22(金) 21:32:34.76 ID:aDEvLBD+0
コンマ 44(ゾロ目) 二度目はない。現れた扉が斬られただけでなく、余波で鳴女の頸が落ちた。無限城崩壊
お、お前、このタイミングでそれって、一番やっちゃいけねぇだろ。無惨様の気持ち考えろよ!
斬ッ!!
無惨「っ!?」
貴方「二度、通じるほど、俺は甘くない」
扉が開いた瞬間。
貴方はその瞬間を読んでいた。
最も強く扉と鳴女がつながる瞬間。そこを狙って、扉を切り裂いたのだ。
扉は開かなかった。
それどころか……
無惨「ばか、な……!」
驚きの光景が無惨の脳裏に映る。
なんと、鳴女の頸が落ちたのである!
あの一刀の威力が扉を破壊するだけにとどまらず、術を使用していた鳴女まで切り裂き、頸を落としせしめたのだ!
術そのものを斬った。すなわち鳴女を斬ったのである!
鳴き女がいなければあの空間は維持できない。
つまり……
ゴゴゴゴゴゴッ!
無限城は、崩壊する!!
無惨(馬鹿な。私の城が!!)
驚きがおさまらない。
しかも、扉を破壊しているというのに、刃の一撃は無惨にもせまる。
それがまた、あの日の光景を無惨に思い出させた。
無惨(おのれえぇぇ!!)
戦闘 貴方強さ18対無惨様15 貴方有利+4
↓1 一桁コンマ
1:無残有利 戦闘範囲に人が!
2:互角
3~9:無残様尻もちついて命乞いへ!
0:貴方に援軍が!
ゾロ目:おや、貴方の呼吸に異変が……(波紋の呼吸で無残様ダメージ)
※暫定ゾロ目ポイントで、1が出た場合コンマ2としてあつかいます ただいま3P
441: 2019/11/22(金) 21:32:54.86 ID:M+bHAsw/O
首おいてけ
443: 2019/11/22(金) 21:38:41.52 ID:aDEvLBD+0
コンマ 6 命乞いへ!
無惨「ま、待て! 私の話を、私の話を聞いてくれ!」
無限城を失い、逃げ場も失い、無惨はよろよろと後ずさり、しりもちをついた。
そして手を広げ、なんとか声を出す。
無惨「私は、哀れな男なんだ。だから、話を……!」
貴方「……」
貴方判断コンマ
↓1 一桁コンマ
1:ほうほうそれで? 話を聞く気になったみたい(次もう一回1出すとちょっと大変)
2~9:鬼に悟りを開いている貴方は、このような命乞い通用しない
0:問答無用。あとは朝になるまで斬るだけだった
ゾロ目:おや、貴方の呼吸に異変が……(波紋の呼吸で無残様ダメージ)
444: 2019/11/22(金) 21:39:05.12 ID:xNzmRgWiO
命乞いしても縁壱さんと違って黒氏牟って弱点ないから普通に頃しにかかりそう
450: 2019/11/22(金) 21:46:55.70 ID:aDEvLBD+0
コンマ 2 鬼に悟りを開いている貴方は、このような命乞い通用しない
貴方「口を開くだけ無駄だ。俺は、お前がどんな存在か、お前以上に理解している」
無惨「!?」
貴方は鬼を見て、鬼に対して悟りを開いた。
鬼がなんなのか、どういうものなのか、理解してしまっているのだ。
ゆえに、無惨がなにを言ってこようと心に全く響かない。
救うには、一つの手段しかないと知っているから。
今、無惨がしていることは、それこそ釈迦に説法をといているようなものなのだ。
貴方に、命乞いは通じない。
土下座までして、無惨はやっと気づいた。
無惨「……ここまでして! 俺を、生かせえぇぇ!!」
最後の最後で、無惨はキレた。
貴方「……」
↓1 一桁コンマ
1:無惨様最後のあがき! その一撃が貴方を襲った!
2~0:そして夜が明けた
ゾロ目:おや、貴方の呼吸に異変が……(波紋の呼吸で無残様ダメージ)
※暫定ゾロ目ポイントで、1が出た場合コンマ2としてあつかいます ただいま3P
451: 2019/11/22(金) 21:47:26.70 ID:M+bHAsw/O
まだ笑うな…こらえるんだ
457: 2019/11/22(金) 21:56:07.92 ID:aDEvLBD+0
コンマ 0 そして夜が明けた
斬!
斬斬斬斬斬!!
斬斬斬斬斬斬斬斬!!!
そして、夜が明けた……
無惨「ばか、な。この私が、この、私があぁぁぁ!!」
じゅうじゅうと、無惨が朝日を浴びて消えてゆく。
今まで常世の春を謳歌していた男が消えてゆく。
無惨「私はただ、ただ、日のしたを歩きたかっただけなんだ。なのに、なぜ、なぜこんなめに! どうしてだあぁぁぁ!!」
貴方「……わざわざ言ってやる必要もないだろう。だが、一つだけ言っておく」
無惨「いやだ。聞きたくないぃぃ!!」
貴方「地獄へ、落ちるがいい」
無惨「いぃぃぃ……ぃ、きた、かった……」
太陽に焼かれ、無惨はそのまま、灰となって消えた……
貴方「終わった、か」
その時、貴方さえ、そう思った……
無惨様生存コンマ
↓1 一桁コンマ
1:上弦一体を使い復活するバックアップがあった
2:上弦2体を使い復活するバックアップがあった
3:上弦3体を使い復活するバックアップがあった
4:上弦4体を使い復活するバックアップがあった
5:上弦5体を使い復活するバックアップがあった
6:上弦6体すべてを使い復活するバックアップがあった
7:上弦6体すべてを使い復活するバックアップがあたったが、弱体化がひどい
8:無惨様は復活しないが、上弦は消えなかった
9:無惨様は復活しない。上弦は壱、弐、参以外消える
0:現実は非常である。無惨様は氏に、鬼は消え、世界は平和になった
ゾ:↑+善良な鬼は人間に戻った
458: 2019/11/22(金) 21:56:31.02 ID:1GB5ydEZ0
ござる
462: 2019/11/22(金) 21:59:44.63 ID:aDEvLBD+0
コンマ 2 上弦2体を使い復活するバックアップがあった
よかった。さすがしぶとい無惨様!
さて、どの上弦を生贄に?
↓1 一桁コンマ 生贄1
↓2 一桁コンマ 生贄2
1~4:上弦の陸
5~6:上弦の伍
7~8:上弦の肆
9:上弦の参
0:上弦の弐
ゾロ目:上弦の壱
463: 2019/11/22(金) 21:59:59.26 ID:Ro2hRdkAo
それい
464: 2019/11/22(金) 22:00:00.87 ID:xNzmRgWiO
どの上弦だ?
479: 2019/11/22(金) 22:08:05.23 ID:aDEvLBD+0
あ、重なったら下にって忘れてたけど、重ならなかったか。
コンマ 6 上弦の伍
コンマ 7 上弦の肆
半天狗殿がー! 玉壺君がー!
この二体を使い、無惨様は復活するようです。
復活描写はあとにするとして。
雉太郎「主殿! 主殿!」
貴方「どうした雉太郎」
雉太郎「無惨は、氏んでいないやもしれません!」バッサバッサ
貴方「なに?」
雉太郎「斬られた無惨の腕が、日光にあたっていないそれが、まだ消えません! 無惨はまだ生きています!!」
生きようと、土を掘り穴の中に隠れていたそれが、まだ生きてうごめいていた。
それはつまり、無惨はまだ、氏んでいないということを意味する!
貴方「……しぶとい奴だ」
やれやれと、貴方はかぶりをふった。
どうやら無惨との戦いは、まだ終わらないようである。
今日はひとまず、これで終わりです。
ふー。なんとか無惨様生き残った。大惨事は……さけられてねぇ! 鳴女さん氏んだの痛すぎる。
とりあえず、上弦をつぶさなければならない理由はできましたね。
あと、無惨様倒したので成長判定です。
↓1 一桁コンマ
0とゾロ目が出たら言ってね
480: 2019/11/22(金) 22:08:27.71 ID:LX3fTv730
欲を言えば童磨も落としたかった
結晶ノ御子を使ってくる可能性を消せれば
結晶ノ御子を使ってくる可能性を消せれば
488: 2019/11/22(金) 22:12:55.57 ID:aDEvLBD+0
コンマ 1 さすがに成長はしない
よかった。これ以上無惨様を震わせる要素は増えなかった。
あと、もちろん今回の一件、無惨様のトラウマになったよ。
日の呼吸怖い。
飛天御剣流怖いになった。しょうがないね。
というわけで、今日はこれにて。
なにか疑問があったらどぞー。
ちなみにそのうち腕の細胞から無惨探知機作られるってのはもう言ってありましたっけか。
491: 2019/11/22(金) 22:15:17.08 ID:aDEvLBD+0
あともう一つ忘れてた!
まだ終わってないんだから、次の任務を
↓1 一桁コンマ
1:怪しい医者を探せ(珠世様発見チャレンジ)
2:怪しい医者を探せ(珠世様発見チャレンジ)
3:胡蝶家救出チャレンジ(悲鳴嶼と共同)
4:普通の任務 複数
5:普通の任務 複数
6;普通の任務 複数
7:普通の任務 複数
8:水の剣士と錆兎(微睡と任務)
9:富岡家救出チャレンジ
0:おいでませ上弦チャレンジ
ゾ:なんでここに無残様が!? もうやめなよ。ね?
492: 2019/11/22(金) 22:15:34.68 ID:1GB5ydEZ0
ござる
494: 2019/11/22(金) 22:20:34.31 ID:aDEvLBD+0
コンマ 8 水の剣士と錆兎(微睡と任務)
最初に投稿していただいた人がなかなか出せないのう。
次の任務も決定したところで、これで今日はホントにおわりっす。
次回は任務の前に柱会議はいるかも。
少なくとも御屋形様と会う必要が出るかも。
今回腕一本(触手で伸ばしてる)がゲットできたので、かなりやれそうな量です。
人間薬を作るにもまず珠世様と接触しないとなりませんが。
505: 2019/11/23(土) 16:59:55.47 ID:2KE/7+hE0
>>496-499
無惨様がどういう行動をするのかは復活してからのご機嫌コンマによります。理性的になるのか、感情に任せてなにかしでかすのか。わくわくですね!
>>500
どう考えても柱になっていいレベルの活躍ですからね。ホント、なんでいきなり現れたの無惨様……
>>502
今回上弦が援軍に来ていたら一転して大ピンチだったんですが、上弦召喚コンマが本格的になる前の絶妙なタイミング(勝てない?→逃げられない→ココ→こうなったら助けて上弦ー!)で鳴女が倒されたのが痛かった。ホント、コンマ神は無惨様のお気持ちを考えてくださらない
>>501-504
珠世様関係は接触してからになります。すべてコンマの気分次第ですが。
あと痣は鬼とは関係ないので難しいかもしれませんね。むしろ飛天御剣流のが可能性あるかもしれません。
今回はあのひどかった戦いの後始末回。
別名
鬼(あーもうめちゃくちゃだよ)と嘆く回
をはじめる前に、決めるべきことを決めておこうと思います。
貴方は十二鬼月の下弦を一つ倒しており、さらに無惨を無惨な結果にしたため、柱になってもおかしくない状態です。
そのため、柱合会議やるかはわかりませんが、柱に関して決めなければならないことを決めておきます。
現状鬼殺隊にいる柱達(あの時応募ありがとうございます)
鳴柱 神足 鼬鼠丸(こうたり いたちまる)>>67
鉄柱 不動 蓮司(ふどう れんじ) >>80
水柱 淡海 織姫(おうみ おりひめ) >>69
炎柱 豪炎寺 焦土(ごうえんじ しょうど) >>71
風柱 夕波風香(ゆうなみ ふうか) >>72
炎柱 煉獄槇寿郎(れんごく しんじゅろう)原作鬼滅炎柱の父
現状決まっているのはこの六名。
犬山橙子(いぬやま とうこ)ちゃんは修正で柱設定が消えました >>73 → >>78
まず、炎柱が二人の件を
↓1 偶数奇数コンマ
偶数:今炎柱は二人いる。煉獄父、豪炎寺君二人とも炎柱で紛らわしいとか言われちゃう
奇数:今の炎柱は煉獄父(自信なくしてやめる流れ)→豪炎寺君(今継子)→煉獄子というずっと炎柱がいるよの流れ
そして現状柱に空きがあるのか
↓2 一桁コンマ
1~5:今柱9人いるから定員いっぱいだよ!(残り3人柱募集or炎一人ならもう一人)
6~7:一人分空きがあるよ!(残り二人柱募集+炎の結果)
8~9:二人分空きがあるよ!(残り一人柱募集+炎の結果)
0:三人全部空いてるよ……
ゾロ目:9人なんてしばりなかった! 9人(残り募集)+新柱貴方!
※募集しても全員登場できるかわかりません。ご了承ください。
あともう一つ。
貴方とわかれて任務してた悲鳴嶼はどれくらい活躍した?
↓3 一桁コンマ
1~5:順調に鬼を狩って階級を伸ばしてる
6:なんと下弦の伍を倒してた
7:なんと下弦の肆を倒してた
8:下弦の参を
9:下弦の弐を
0:下弦の壱を
ゾロ目:あの日、すごいタイミングで上弦の陸を倒してた
※活躍と柱の人数によっては悲鳴嶼も柱入りありえます
506: 2019/11/23(土) 17:00:57.57 ID:j6OJ1gh00
あお
507: 2019/11/23(土) 17:01:00.37 ID:hPVcxQQ00
どれ
508: 2019/11/23(土) 17:10:25.65 ID:xZEQBRR5O
>>505はコンマだったのか?こっちにはなぜか表示されない。
511: 2019/11/23(土) 17:23:37.50 ID:2KE/7+hE0
炎柱どうなのコンマ
コンマ 7 奇数:今の炎柱は煉獄父(自信なくしてやめる流れ)→豪炎寺君(今継子)→煉獄子というずっと炎柱がいるよの流れ
どうやら今、炎柱は煉獄父のみのようです。
柱の人数どうなのコンマ
コンマ 7 6~7:一人分空きがあるよ!(残り二人柱募集+炎の結果)
どうやら柱の空きは一つしかないようですね。
炎柱が煉獄父のみになったので、決まってない柱は3名。彼等は募集になります。
悲鳴嶼さん活躍コンマ
コンマ 5 1~5:順調に鬼を狩って階級を伸ばしてる
さすがにいきなり下弦とかそんなとんでもない遭遇はなかったもようですね。
それでは、柱三人募集いたします。
524: 2019/11/23(土) 21:03:18.60 ID:2KE/7+hE0
『事後処理無惨』 はじまります
525: 2019/11/23(土) 21:04:13.38 ID:2KE/7+hE0
今回、短いと思います。
決めよう、ニュー柱!
↓1 二桁コンマ
01~14:犬山橙子(いぬやま とうこ) >>78
15~28:真桜 湯乃(まおう ゆの) >>513
29~42:八坂 徹(やさか とおる) >>514
43~56:雨宮透(あめみや とおる) >>516
57~70:四王天 威光(しおうてん いこう) >>517
71~84:慈堂 瞬影(じどう しゅんえい) >>520
85~98:瑠璃垣 龍馬(るりがき りょうま) >>522
99と00:実は欠員だった(悲鳴嶼枠)
526: 2019/11/23(土) 21:04:52.28 ID:K0g2YW3k0
ござる
527: 2019/11/23(土) 21:07:43.22 ID:2KE/7+hE0
コンマ 28 真桜 湯乃(まおう ゆの) >>513
一人目決定
決めよう、ニュー柱!
二人目!
↓1 二桁コンマ
01~16:犬山橙子(いぬやま とうこ) >>78
17~32:八坂 徹(やさか とおる) >>514
33~48:雨宮透(あめみや とおる) >>516
49~64:四王天 威光(しおうてん いこう) >>517
65~80:慈堂 瞬影(じどう しゅんえい) >>520
81~96:瑠璃垣 龍馬(るりがき りょうま) >>522
97~00:実は欠員だった(悲鳴嶼枠)
528: 2019/11/23(土) 21:07:44.72 ID:j6OJ1gh00
あ
529: 2019/11/23(土) 21:10:47.73 ID:2KE/7+hE0
コンマ 72 慈堂 瞬影(じどう しゅんえい) >>520
決めよう、ニュー柱!
三人目!
↓1 二桁コンマ
01~20:犬山橙子(いぬやま とうこ) >>78
21~40:八坂 徹(やさか とおる) >>514
41~60:雨宮透(あめみや とおる) >>516
61~80:四王天 威光(しおうてん いこう) >>517
81~00:瑠璃垣 龍馬(るりがき りょうま) >>522
530: 2019/11/23(土) 21:11:15.54 ID:RdK1Q3eQO
ほい
532: 2019/11/23(土) 21:19:47.65 ID:2KE/7+hE0
コンマ 54 雨宮透(あめみや とおる) >>516
これにて三名の柱が決定しました。
この時代の柱
鳴柱 神足 鼬鼠丸(こうたり いたちまる)>>67
鉄柱 不動 蓮司(ふどう れんじ) >>80
水柱 淡海 織姫(おうみ おりひめ) >>69
風柱 夕波風香(ゆうなみ ふうか) >>72
炎柱 煉獄槇寿郎(れんごく しんじゅろう)原作鬼滅炎柱の父
湯柱 真桜 湯乃(まおう ゆの) >>513
泥柱 慈堂 瞬影(じどう しゅんえい) >>520
雨柱 雨宮透(あめみや とおる) >>516
の八名+そこに貴方になります
ところで、>>516 の雨宮透の風雨って風柱? 別の人?
それでは、本編にまいります。
533: 2019/11/23(土) 21:21:09.00 ID:2KE/7+hE0
耀哉「なんだって!?」
鎹烏である雉太郎から報告を受けた鬼殺隊の最高責任者、産屋敷耀哉(うぶやしき かがや)は驚きの声を上げた。
まだ13歳の少年だが、すでに産屋敷家の当主であり、鬼殺隊を取り仕切る御屋形様でもある。
彼の声は現代でいうところのF分の一の揺らぎの声を持ち、聞く者に安らぎを与えることができる。
普段冷静沈着な彼だが、無惨に接触しただけでなく、なんと日光で焼き尽くしたという報告を受け、思わず大きな声を上げてしまったのだ。
耀哉「げほっ、ごほっ!」
あまね「耀哉様!」
彼女は産屋敷耀哉の妻、産屋敷あまね。現在は17歳。神職の家系であり、見合いで結婚した。
耀哉「大丈夫。ちょっと驚いただけだ」
驚くのも無理はない。
今まで誰も接触したこともない鬼舞辻無惨。
それに邂逅したどころか、日光にて焼き尽くしたと報告されたのだから。
そんなこと言われたら、喜びなんて通り越し、ただただ驚くことしかできないだろう。
ただ、その驚きも喜びも長くは続かない。
報告の続きを読み、その感情の起伏は収まり、いつもの冷静で、優しげな耀哉へ戻った。
耀哉「日輪刀で頸を斬られても、日のもとにさらされても氏んでいない。本格的に化物だね……」
予測では無惨を太陽の下にさらせばすべての鬼が消えるものだと考えられていた。
だが、無惨本体を日のもとにさらしても、その体の一部は消えなかった。つまり、まだ氏んでいないということになる。
倒したと思ってそうでなかった。というのは落胆は大きい。
だが。だが、それでも、この一歩は大きな一歩だった。
無惨は決して倒せない存在ではないとわかったからだ。あとは、完全に滅ぼす方法を探すだけ。
これは、我々の刃が、無惨のもとにまた一歩近づいたという証でもある!
534: 2019/11/23(土) 21:21:45.76 ID:2KE/7+hE0
耀哉「討伐者は……」
報告書にあるその名を見て、耀哉はどこか納得する……
耀哉(この名。あぁ、そうか。あの時の予感はやはり間違いではなかった……)
自分の感じたあの予兆。その勘に間違いはなかったと確信する。
ならば、これははじまりだ。無惨を完全に滅ぼすための、はじまりなのだ……!
耀哉(そろそろ半年に一度の柱合会議もある。彼にはそれに出てもらう必要があるかもしれないね)
柱合会議。
それは、柱しか出席できない大切な会議のことだ。
そこに出席する。
それの意味することは、貴方が柱となるかという意味でもある。
鬼殺隊の柱とは、鬼殺隊最強の一人であることを示し、その選定基準は階級が一番上であり、『十二鬼月を倒す』、もしくは『鬼を五十体倒す』、という二つのどちらかをこなした者がなれる。
貴方はすでに下弦も一体倒しているし、階級の方はどうにでもなる条件なので、すでに資格は十分だった。
ここにさらに、誰も遭遇したことのない無惨と出会い、あまつさえ一度倒したというとんでもない功績も加わるのだ。唯一の反対要素、入隊して一ヶ月にも満たないというのさえ吹き飛ばし、彼の柱入りを反対する者は出ないだろう。
耀哉(あぁ、それにしても気分がいい。奴を抹殺できたわけではないといが、奴の尾をもう少しでつかめそうな気さえする。今ならこの病さえ乗り越えられそうだ!)
なんかテンションと一緒に調子もよさそうだ。
なぜだろう?
産屋敷耀哉病気コンマ
↓1 一桁コンマ
1:ただの気のせい
2:実は少し病がよくなった
3:↑+少し病の進行が遅くなった寿命+1
4:↑+病の進行がかなり遅くなった寿命+2
5:↑+寿命がさらに+2(4年)
6:病が少し良くなった上、進行がかなり遅くなり、寿命が+6年
7:病が少し良くなった上、進行がかなり遅くなり、寿命が+8年
8:病が少し良くなった上、進行がかなり遅くなり、寿命が+10年
9:無惨が一度氏んだおかげで産屋敷の呪いが解けたのか、病の進行がなくなった(体は弱い)
0:無残が一度氏んだおかげで産屋敷の呪いが解けたのか、健康になった。
ゾ:私も戦える! 健康になったどころじゃねぇ! 御屋形柱様爆誕!
※最終的に無惨を倒せばコンマ0状態になれます
535: 2019/11/23(土) 21:22:10.14 ID:ynK2eJtcO
え
537: 2019/11/23(土) 21:25:19.39 ID:2KE/7+hE0
コンマ 4 4:実は病が少しよくなった+病の進行がかなり遅くなった寿命+2
どうやら病の進行はかなり抑えられましたが、まだ寿命は短いようです。
剣士が無惨に接触。
それどころか無惨を一度撃破したという話は一気に鬼殺隊に広まった。
しかし安堵の輪は広がらない。
日の光で無惨は倒しきれないとわかったからだ。
日に焼かれたとしても、無惨はなんらかの手段で生き延びる。
そう確定した情報が流れたからだ。
奴にはなんらかの命の保険がある。
そう仮定したところ、ある仮説が生まれた。
まず、上弦二体の出現情報がぱたりと止まったのだ。
無惨が一度倒されたことにより、てんやわんやとなった鬼側も、一時上弦の動きが活発となった。
その中で、上弦の肆と伍の活動目的がまったく出ず、出現が途絶えたのだ。
まるで、消えたように……
無惨のように誰かが倒した。そのような情報はない。
こうして、この仮説が生まれた……
『十二鬼月とは、無惨を生き永らえさせるための、命の予備なのでは?』
という仮説が。
ならば、強い鬼を求め、手元に置いておくのも納得がいく。
まだ確証はない。
だが、無惨を滅するためには、無惨だけではなく十二鬼月も倒す必要がある。
鬼殺隊は、改めて鬼の殲滅を誓うのだった……!!
※柱合会議や貴方柱就任などは今回の任務が終わってからになりそうです。
538: 2019/11/23(土) 21:26:17.77 ID:2KE/7+hE0
無惨アームの処遇について
あの日、貴方によって発見された無惨の腕。
普通の剣士ならば、こんなおぞましいものと言って消し飛ばされていただろう。
しかし、見つけたのは本質を見通す目を持つ貴方だ。
即座に様々な可能性に気づき、抜け出せないほど頑丈な箱に入れ、回収を決断する!
無惨そのものの腕故、その居場所の探知、周囲の感知などの可能性があり、鬼殺隊の主要な場所へ運ぶのは危険と判断され、空里と呼ばれる、いざという時刀鍛冶の里や本部を移すため作られている予備の里へと運ばれることとなった(万一取り返しに来られたり腕が暴れだしても被害が少ないように)
しかし、無惨の肉体を手に入れたとしても、それを調査するのは簡単な話ではない。小さく切り刻みすぎても氏んでしまうし、大きすぎると目や耳を作られ状況を知られてしまう可能性もある。
血を与えれば生きながらえらせることはできるが、それを与えすぎるのも危険だ。
はじめて手に入った貴重な無惨の資料。それを、じっくり、ゆっくり、調べてゆく。
慎重に調査がなされた結果、これは一定の方向を目指し、動こうとしているのがわかった。
目や口、耳。さらに知能などはないが、本能的に、本体へ回帰しようとしている。
つまりこれは、無惨の元へ戻ろうとしているのが判明したのだ!
うまく使えば、無惨の元へ導く道具となる。
簡単には滅することのできないその生命力。
その高すぎる再生力が無惨にとって仇となった形であった!
さらにこれは、無惨本人の一部。他の鬼と違い、その呪いをもって頃すことはできない。
例え居場所がわかっていたとしても、目や耳もなく、厳重かつ堅牢で光もささない箱の中では状況も把握できないだろうと推測された。
のちにこれは、小さく刻まれ、無惨のいる場所へと導く探知機となり、その血は鬼を人へと戻す薬となるが、それにはもうしばらくの観察と研究の時間が必要である……
耀哉(これは、鬼に精通した者が一人は欲しい。やはり、噂の鬼から逃れたという者の探索も本格化しなければならないようだね……)
539: 2019/11/23(土) 21:27:02.71 ID:2KE/7+hE0
無惨アームの処遇について
あの日、貴方によって発見された無惨の腕。
普通の剣士ならば、こんなおぞましいものと言って消し飛ばされていただろう。
しかし、見つけたのは本質を見通す目を持つ貴方だ。
即座に様々な可能性に気づき、抜け出せないほど頑丈な箱に入れ、回収を決断する!
無惨そのものの腕故、その居場所の探知、周囲の感知などの可能性があり、鬼殺隊の主要な場所へ運ぶのは危険と判断され、空里と呼ばれる、いざという時刀鍛冶の里や本部を移すため作られている予備の里へと運ばれることとなった(万一取り返しに来られたり腕が暴れだしても被害が少ないように)
しかし、無惨の肉体を手に入れたとしても、それを調査するのは簡単な話ではない。小さく切り刻みすぎても氏んでしまうし、大きすぎると目や耳を作られ状況を知られてしまう可能性もある。
血を与えれば生きながらえらせることはできるが、それを与えすぎるのも危険だ。
はじめて手に入った貴重な無惨の資料。それを、じっくり、ゆっくり、調べてゆく。
慎重に調査がなされた結果、これは一定の方向を目指し、動こうとしているのがわかった。
目や口、耳。さらに知能などはないが、本能的に、本体へ回帰しようとしている。
つまりこれは、無惨の元へ戻ろうとしているのが判明したのだ!
うまく使えば、無惨の元へ導く道具となる。
簡単には滅することのできないその生命力。
その高すぎる再生力が無惨にとって仇となった形であった!
さらにこれは、無惨本人の一部。他の鬼と違い、その呪いをもって頃すことはできない。
例え居場所がわかっていたとしても、目や耳もなく、厳重かつ堅牢で光もささない箱の中では状況も把握できないだろうと推測された。
のちにこれは、小さく刻まれ、無惨のいる場所へと導く探知機となり、その血は鬼を人へと戻す薬となるが、それにはもうしばらくの観察と研究の時間が必要である……
耀哉(これは、鬼に精通した者が一人は欲しい。やはり、噂の鬼から逃れたという者の探索も本格化しなければならないようだね……)
540: 2019/11/23(土) 21:29:10.75 ID:2KE/7+hE0
これは、無惨が朝日に焼かれ、すぐのことである。
無惨討伐の一報にて鬼殺隊はてんやわんやとなったが、無惨が焼かれたという鬼の側も当然てんやわんやだった。
無限城が消失。無惨も行方不明となり、十二鬼月はいざという時(無限城がなかった時代に集まってた場所)に決められていた秘密の場所へ集合していた。
上弦の壱:黒氏牟「感じたか?」
上弦の参:猗窩座「ああ。無惨様が……」
上弦の肆:半天狗「あぁ、なんてことだ。なんと恐ろしい。無惨様を……むざ……むごっ!?」
上弦の伍:玉壺「半天狗、どうし……がっ!? ごっ……っ!!」
上弦の弐:童磨「!?」
無惨が消えた後、どうするのかを話し合おうとした瞬間、上弦の肆、半天狗と上弦の伍、玉壺が苦しみはじめた。
あまりの苦しみように、場の全員が驚きを隠せない。
もがくように苦しみ、二人はぶつかり合い……
半天狗「ぶごわっ!」
玉壺「ごわっ!」
直後肉体が崩れ、どろどろに混ざり合った肉の塊となる。
ごぎっ!
ごちゃっ!!
ぐりっ。ぐちゃっ。
中からなにかをすりつぶし、新たに形成するかのような音が響き、その肉が内側から割れる。
無惨「ふぅぅ……」
現れたのは、全裸の無惨だった。
ただ、前とは少し違う。髪の毛が少し、白くなっていた。
無惨「ふぅ、はぁ。はぁ……! 危なかった。だが、成功した。成功したぞ! あの忌まわし日の経験から、念のためかけておいた保険が役に立ったわ!」
自分の体が、意識が無事であることを確認し、無惨はこぶしを握った。
無惨「これで私は簡単には氏なない! 研究は一歩前進したぞ!」
無惨(だが、覚えておけあの剣士め! 絶対に、絶対に次はない! 貴様には二度と会わん。絶対に、絶対に逃げ切ってやる! 二度と会うものか!)
握った拳から、手をぐぎぐぎうごかし、その悔しさを吐き出す。
日の呼吸を使う剣士に続き、飛天御剣流を使う剣士にもトラウマを植え付けられた無惨様であった……
無惨(しかし、百年生きた鬼を二体潰してなんとかか。ならば、あと二回使えるかどうかか。使えん奴等だ……)
上弦の参:猗窩座「無惨様!」
残った十二鬼月が膝をつき、こうべを垂れる。
無惨「……」
復活したて無惨様のご機嫌
↓1 一桁コンマ
1:いっぺん氏んだらちょっと理性的に? なんか思慮深くなったかも
2~8:いつもの無惨様。氏んだって反省しない。元気に十二鬼月へパワハラ開始
9:なぜか下弦解体の上、上弦みんなにパワハラ
0:あまりのキレっぷりに上弦一人を吸収(無惨様強化)
ゾロ目:最悪すぎて吸収も考えず上弦の一人を倒してくれた。これで上弦キル数3に!
>>0とゾロ目は下弦もついでに全滅します(下弦そのものが解体されるわけじゃないのですぐ補充される)
541: 2019/11/23(土) 21:29:12.12 ID:K0g2YW3k0
大事なことだから二回言ったでござるよ
543: 2019/11/23(土) 21:31:54.96 ID:2KE/7+hE0
コンマ 2 いつもの無惨様だった
無惨「……忌まわしい。なんと忌まわし剣士か。あの日の剣士より忌まわしい……! だが、それ以上に貴様等はなんだ? 本当に役に立たん。あの時、すぐにでも我が元へはせ参じるべきだった。貴様等は本当に役に立たない」
上弦の壱:黒氏牟「申し訳ありません」
さすが四百年近くいる上弦の壱。一切取り乱さず、頭をさげたままである。
とはいえ、あのタイミングは無惨が鳴女に直接指示を出し、自分の脱出を優先していた。
そもそもあの飛天御剣流を使う剣士を前にして、無惨だけを城に落とすなど、それだけに集中しなければできない事態の大仕事だ。
その上あの血鬼術を使用したのはたった二回。その二回目ですべてを見切られ、鳴女は始末されてしまっている。
そんな状況で、他の者が助けにゆけるタイミングなどあるわけがない。
あるわけがない。が、それを認めないのが無惨が無惨たるゆえんなのである。
無惨は残った十二鬼月をきらりとにらみ、全員に宿る自分の細胞を暴れさせ、体中から痛みと血を噴出させた。
痛みの声は上げられない。苦悶の表情の身を上げ、彼等は必氏に我慢を続ける。
無惨「……もういい。うんざりだ。あの剣士を相手にするのも、無能な貴様等のお守りをするのも。しばらく誰の顔も見たくない。いいな、私に誰も近づけさせるな。新しい城も用意しておけ。青い彼岸花もな!」
全員「はっ!」
無惨「もう一度言う。二度と奴等を私に近づけるな。絶対に、絶対にだ!」
全員「ははーっ!」
無惨「……」
無惨(鳴女がやられたのは痛い。あの血鬼術は貴重だった。また、同じく空間を操る鬼を探さなくては……)
そうして、無惨は一度闇の中へ消えていった。
いわゆる、穴熊戦法を決めこむために……
しかし、しばらくして無惨は気づく。
今回は、前のようにはいかない。
穴熊戦法を使い、奴(貴方)の寿命を待つことはできない。と。
しばらく引きこもる無惨であったが、自分の残した腕から作られた自分探知機の存在に気づき、引きこもったままではいられないという現実を突きつけられる。
探知機に使われた細胞が小さすぎ、居場所はわかるが、そこでなにが起きているかはまったく把握できない。目や耳を作れないほどの大きさに分割され、氏なない程度で生かされている状態をもって、自分の体に帰ろうとする本能を利用されているのだ。
始末しようにも、他の鬼とは違い自分の体。呪いなどなく、自分故殺せない。
最悪の自分把握装置が開発されてしまった。そう、しばらくして無惨は気づくことになる。
もう逃げ回ることはできない。
そう無惨がその事実に気づくのは、あと半年先のことであった……
これから徐々に、無惨は追い詰められてゆく。
544: 2019/11/23(土) 21:36:07.19 ID:2KE/7+hE0
復活は遂げたが、無惨は確かに一度氏んだ。
ならばその影響が全くない。ということはないのである。
無惨が目の前で復活する。
その過程を見れば、そのメカニズムがどのようなものか、どんな阿呆でもわかる。
鬼とは、十二鬼月とはすなわち、無惨の命のスペアでしかないということに……!
??(馬鹿な。ならば我等は、無惨様の命の……っ!)
そう思わず考えてしまっても仕方のないことだろう。
無惨「……今、なにか言ったか?」
??「い、いえ……!」
??(まずい。無惨様は思考が読める。今の考えはまずい……!)
無惨「そうか……」
しかし無惨は、なにも気に留めぬよう、他に視線を移した。
この致命的な思考に、気づいた様子もなく……
??(っ! 今、今! 今考えが読まれなかった!? 心の声が聞こえていない。まさか……!!)
そう。無惨が一度氏に、その呪いから外れた鬼が現れたのだ。
これがどのような結果をもたらすのか。
それはまだ、誰も知らない……
※無惨の枷が外れた鬼が誰だったかはあとで必要になったらコンマで決まります。上弦の弐とかこんな考えしないだろとなりますが、気にしないこと。
実は気のせいだったってのも十分ありえるし!
545: 2019/11/23(土) 21:37:14.42 ID:2KE/7+hE0
おまけ
上弦の弐:童磨「ところで、俺は思うのだが、俺達も協力してなにかやった方がよいのではないか? そうは思わないか? お二人……」
上弦の壱と参に話しかけた上弦の弐、童磨であったが……
視線をむけると、すでに上弦の壱はいなかった。
上弦の参:猗窩座「……」
上弦の弐:童磨「猗窩座殿は……」
仕方なく猗窩座に話しかけるも……
ダン!
とものすごい勢いでいなくなられてしまった。
上弦の弐:童磨「あらー」
ぽつーん。
かなりマトモでまっとうなことを言っていたのだが、人望というのが致命的になく、彼は一人、とりのこされるのだった。
これで彼に人望があるか、なんとか言うことを聞いてくれそうな上弦の肆や伍が生き残っていたらまた別の展開もありえたかもしれない……
鬼の人達は、どんどん自分で首を絞めていく。
そういうサガの生き物なのだった……
今日はここまで!
次は水の剣士との任務から再開します。
しかし、今回は流石に荒ぶらなくて助かった……
あと、なんか混みあってるとか出て二重投稿になる。こういうのあるもんなんですね。
では、質問などがありましたらどぞー。
548: 2019/11/23(土) 21:44:20.58 ID:n3oBy9Gu0
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