1: 2015/02/20(金) 14:38:21.51 ID:5v0ooTWpP
光彦「今日は国語・算数・理科・社会・英語の全教科が返ってきますよ!みなさん!」


コナン「なんか今日はテンションたけーな、光彦」


光彦「実はこの間のテスト、結構手ごたえあったんですよ!空欄もほぼ無かったですし!いやー、結果が楽しみです!」


歩美「すごいなー光彦君。歩美はきちんとできてるかどうか不安だなー…」


光彦「い、いや~それほどでも…」ニヤニヤ

3: 2015/02/20(金) 14:40:54.52 ID:5v0ooTWpP
光彦(…歩美ちゃんはいつも高得点で上位に入りますが、まだまだ僕の相手ではありませんねえ…。ふっふっふ…そんな歩美ちゃんには僕のマンツーマン、すなわちミッツーマンで勉強を教えてあげてもいいんですよwwwwwうふいひひひひいひwwwwwww)


灰原「まあ、円谷君はいつもまじめに授業聞いてるし、宿題もきちんとやってきているから、日々の努力の賜物ってところじゃないかしら」


光彦「は、灰原さん…!!」ジーン


光彦(灰原さんが僕のことをそんなに見ていてくれていたなんて…!!僕も灰原さんのことはいつも見ています!!!)


光彦(こうなったら今日こそは僕と灰原さんのワンツーフィニッシュ、すなわちミッツーフィニッシュを決めてみせますよ!!うふひひひひひひひぃぃぃぃぃぃぃ!!!!!)

5: 2015/02/20(金) 14:44:02.00 ID:5v0ooTWpP
元太「自信ねーぜ、俺。給食のテストがあったら満点とれる自信あんのによー。」


光彦「い、いやですよー元太君は…」


光彦(まったくこの豚は…ほんとに食べることしか能がないんでしょうか…。なぜこんなおにぎりにも人権が与えられているのか理解に苦しみます…)


光彦(まあ元太君なんぞはハナから眼中にありませんがねwwwwwこんな豚うなぎに負けるなんて教室で下痢便噴射で空を飛ぶスイッチを押された時くらいのくらいの恥ですよwwwwww)


歩美「もう、本当に食いしん坊なんだからー、元太君!」キャハハ


灰原「まったく、小嶋君は給食のテストなんて期待しないで、少しは円谷君を見習って、宿題をまじめにやってくることね」クスッ


元太「ちぇー…わーったよ…」


\HAHAHA/

6: 2015/02/20(金) 14:46:58.48 ID:5v0ooTWpP
コナン「でも元太も歩美ちゃんも、テストの点数なんてそんなに気にしなくていいんだぜ?」


歩美「え、なんでコナン君?」


コナン「テストっていうのはな、出来なかったところをしっかり復習して、次までに出来るようになってればそれでいいんだよ」


灰原「江戸川君の言う通りね。日本人っていうのはテストの点数に一喜一憂しがちで、もっと大事なことを疎かにしがちな気がするわ。まあ確かに、点数が良いことにこしたことはないのだけれど」


光彦「そ、そうですね…」


光彦(いえ、テストは結果…すなわち点数が全てです!!点数が高いものが勝者!!低いものが敗者!!敗者は勝者に八つ裂きにされるべきなんです!!)

8: 2015/02/20(金) 14:49:52.39 ID:5v0ooTWpP
光彦「でもお二人はいつも100点満点で凄いです。いったいどんな勉強方法をしているんですか?」


コナン「ラ、ラッキーだよ。運よく前日にやったところがテストに出ただけだ」


コナン(ハハ…小1の問題なんて間違えるほうが難しいぜ…)


光彦「……そうですか」


光彦(……コナン君は少しテストができるからってどこか天狗になっているところがありますね…。しかし、今日という今日はどっちが上かをはっきりさせてやります!!)


光彦(クックック…。無様に敗北したコナン君には僕のクツでも舐めてもらいましょうかねえwwwwwwうぎひひきひひひwwwwwww)


ガラガラッ


小林「はーい、みんな席についてー。テスト返却するわよー」


光彦「あ!いよいよテストが返ってきますね!!僕も今回はお二人に負けてませんよ!きっと!」

9: 2015/02/20(金) 14:55:07.92 ID:5v0ooTWpP
テスト返却結果


コナン 国語100点
    算数100点
    理科100点
    社会100点
    英語100点

灰原  国語100点
    算数100点
    理科100点
    社会100点
    英語100点

10: 2015/02/20(金) 14:55:53.32 ID:5v0ooTWpP
歩美  国語85点
    算数95点
    理科95点
    社会85点
    英語95点

元太  国語85点
    算数70点
    理科75点
    社会80点
    英語85点

光彦  国語40点
    算数35点
    理科30点
    社会45点
    英語35点

13: 2015/02/20(金) 15:00:00.76 ID:5v0ooTWpP
歩美「コナン君と哀ちゃんはまた全教科100点?。すごーい!!」


灰原「ええ、ありがと。でも吉田さんだって平均91点。十分すごいじゃない」


歩美「えへへー」


元太「見てくれー!俺も今回は結構できたぜ!!カーチャンがテストの結果が悪かったらうな重禁止って言ってたからヒヤヒヤしたぜ!!」


コナン「ハハハ…元太のうな重パワーはすげーな…」

14: 2015/02/20(金) 15:03:55.70 ID:5v0ooTWpP
光彦「……」


コナン「み、光彦…」


光彦「………」


コナン「ま、まあそんなに気にすんなって、な?今回はたまたま調子が悪かっただけだよ、きっと!」


歩美「そ、そうだよ!光彦君!!元気出して!!」


元太「そうだぜ、光彦!点数が全てじゃねえって!!しっかしお前wwwwwwwwあんだけ自信満々だったのにwwwwwwwwwwwwwww」ゲラゲラ


灰原「ちょっと、小嶋君!!」


元太「!」ハッ

15: 2015/02/20(金) 15:06:42.20 ID:5v0ooTWpP
光彦(……おかしい…なぜ……こんなことは許されない……)


光彦「ハッ」コテリン!


光彦「わ、わかりました!またコナン君がアガサ博士に頼んで変な発明品を作ってもらったんですね!!おおかた、僕のテストの点が悪くなるスイッチか何かでしょうか!?いやですねーwwwwもうwwwwwwやめてくださいよwwwwwwwwwww」


コナン「ああ?バーロー、俺は何もしてねえよ。俺は光彦を爆撃したり、尻を破壊するスイッチは使ったりするけど、テストとかそういう人の将来を左右するような発明品は使わないことにしてるんだよ」


光彦「え……。そ、そんな…」

16: 2015/02/20(金) 15:07:51.60 ID:1AZ3Qy2Mt

17: 2015/02/20(金) 15:09:59.53 ID:5v0ooTWpP
灰原「落ち着いて、円谷君。残念だけど今回の結果は正真正銘今のあなたの実力よ。でも結果が手ごたえにそぐわないことなんて、よくあることだわ」


光彦「灰原さん…」


灰原「さっきも言ったけど、点数に一喜一憂しないことね。今回の結果は残念だったけど、あんまり落ち込まないで、次できるように頑張りましょう?」


光彦「は…灰原さん……。はい!!頑張ります!!」


小林先生「えー、ちなみに今回の最下位は円谷君でした。約束通り最下位だった円谷君には、これから1ヶ月間給食のデザートをみんなに献上してもらいます」

18: 2015/02/20(金) 15:13:21.51 ID:5v0ooTWpP
その日の放課後


光彦「いけません、体操着を忘れてしまうところでした。もう6ヶ月も持って帰ってないんでいいかげん異臭騒動が起こりそうなんですよ」タッタッタ


「………でさー………ウンウン………キャハハ………」


光彦(おや…?教室にまだ誰か残っていますね…。この声は女子でしょうか……?)ピカピー


女子A「てか、光彦君てそんなに頭良くないんだねーwwwwwwwwwww」ゲラゲラ


女子B「ねーwwwww普段頭よさそうにしてるのに最下位とかwwwwwwウケるwwwwwwww歩美もそう思わない?wwwwwwwwww」ゲラゲラ

19: 2015/02/20(金) 15:15:58.21 ID:5v0ooTWpP
歩美「ま、まあ点数を見たときはちょっとアレッ?て思ったけど……。で、でもたぶん今回はたまたま調子が悪かっただけだよ!!」


女子A「それにしたって最下位はないっしょwwwwwwww」ゲラゲラ


女子B「勉強できるのが取り柄っぽかったのにwwwwwもう光彦君の取り柄と言えばそばかすくらいしか残ってないよwwwwwww」ゲラゲラ


歩美「もーそんなことないよー!」


光彦「……」



その日を境に、光彦がみんなと遊ぶ時間は減っていった。光彦は学校が終わったらすぐ家に帰り、食事と風呂とトイレ以外は机に向かう日々を送るようになった。

21: 2015/02/20(金) 15:17:51.44 ID:5v0ooTWpP
コナン「なあ、光彦!今度の土日、みんなでアガサ博士とキャンプに行く予定立ててるんだ!お前も行こうぜ!!」


光彦「僕は遠慮しておきます、コナン君。その日はノートをまとめなければいけませんので」


コナン「け、けどよ、最近お前と全然遊んでないし、たまにはいいんじゃねえか?みんなも寂しがってるぜ!?」


光彦「行きませんと言ったら行きません。それよりいいんですかコナン君?そんなに余裕かましていると今度こそ僕に負けることになりますよ?」


コナン「わ、わかったよ…。すまなかったな…」

22: 2015/02/20(金) 15:20:00.41 ID:5v0ooTWpP
灰原「円谷君。今度みんなでアガサ博士とキャンプに行くんだけど、あなたもどうかしら?」


光彦「すみません。灰原さん。土日はまとまった時間が取れるのでノートをまとめておきたいんです。ですから僕はいけません」


灰原「たまには息抜きも必要よ?あまり無理をしすぎるのはよくないわ」


光彦「次のテストでは前回のようなヘマはできません。ですので万全を期したいんです。すみません」


灰原「そう…わかったわ。無理に誘ったりはしないけど、気が変わったらいつでも私や江戸川君に声をかけてちょうだい」

23: 2015/02/20(金) 15:22:52.96 ID:5v0ooTWpP
アガサ邸


阿笠「ほぉー、あの光彦君がのう」


コナン「ああ、どうやら例のテストがそうとうショックだったみたいだな」


灰原「存外にあの子プライドが高いようね。最近じゃ休み時間はもちろん登下校や掃除の時も勉強してるわ…。キャンプに誘っても行かないって言うし…」


阿笠「ふむう…若い時分には突発的に極端な行動を取ることもあるがのう…。どうするんじゃ、新一?」


コナン「とにかく次のテストであいつに満足のいく結果を出させることが第一だ。そのためには俺や灰原がテストで負けなきゃならねえだろう。あいつは俺らをかなり意識してるところがあるからな」

24: 2015/02/20(金) 15:26:08.83 ID:5v0ooTWpP
灰原「そうね。私たちに勝てばまた自信を取り戻して、以前の彼に戻ると思うわ」


コナン「しかし俺らが負けるにしても、70点とかそこらじゃあからさま過ぎて、手を抜いたって感づかれるからダメだ。高得点であり尚且つ、あいつが勝てるような点数を取るべきだろう」


灰原「最近の彼、すさまじいほどに勉強してるからどの教科も90点以上はとれるでしょうね。だから私たちは85点かその前後…」


コナン「いや、俺たちは1~2個は100点を取ったほうが自然かもしれないな。それに全教科で負ける必要はない。総得点であいつが俺らを上回っていればいいはずだ。単純計算であいつの総得点は最低でも450点だから、それを超えないように各々で調節することにしよう」


阿笠「若い時の時間というのは貴重だからのう。確かに勉強も大切じゃが、もっと友達と色々なことを経験してほしいものじゃ」

26: 2015/02/20(金) 15:29:33.71 ID:5v0ooTWpP
光彦部屋


光彦「ふう…催眠オXXーも終わったことですし、今日は社会をやりますか。ノートをまとめた後、教科書の重要な部分に赤マーカーで線を引いて覚えることにしましょう」


光彦「ノートをまとめるのは大変です。僕は几帳面なので線が少しでも曲がったり、字が汚くなるとやり直したくなるんですよ」


光彦「あと大切なところは色分けして、あとで見たときにわかりやすいようにします。何色もボールペンを使い分けなければいけないのでなかなか面倒くさいです」


光彦「しかし、こういう丁寧な勉強をしてこそ高得点をとれるんです。まあ元太君なんかには一生無理でしょうねwwwwww」


光彦「それに綺麗なノートを使っていればクラスの女子から『すごーい!さすが光彦君!!』とか言われますwwwwwそしたら僕の株も急上昇ですwwwwwww」


光彦「コナン君や元太君には見せてあげませんwwwww教室のすみっこで僕に羨望のまなざしを向けながらこんにゃくオXXーでもしててくださいwwwwwwウェヒヒwwwww」

27: 2015/02/20(金) 15:31:57.14 ID:5v0ooTWpP
数時間後


光彦「ふー、ようやくノートをまとめ終わりました。さすがに疲れましたね」


光彦「しかしずいぶん集中してできました。おかげでとてもきれいなノートを作ることができましたよ!」


光彦「次は教科書に赤マーカーを引きます」


光彦「まず重要なところにマーカーをひきます。これは基本中の基本です」


光彦「また重要なところに関係がある理由や経緯も大切です、ここにもマーカーを引きます。こういうところを疎かにすると二択まで絞り込んだのに間違えたりするんですよ」


光彦「それから教科書に小さく書いてあるところにも引きます。こういうところは差がつきやすいんです。要チェックです」

29: 2015/02/20(金) 15:34:51.34 ID:5v0ooTWpP
数時間後


光彦「やれやれ、ようやく終わりました…。もう夜が明けてしまいましたね…」


光彦「僕は几帳面なんで線を引く勉強はかなりの精神力を必要としますよ。うな充野郎なんかは曲がってても気にも留めないんでしょうが…」


光彦「それにしてもなんだかどのページも真っ赤になってしまいましたね…」


光彦「それだけ重要な事が多いってことですねwwwwまあ全部覚えればいいんですwwwww逆にこれくらい覚えられないようじゃ高得点なんて取れっこありませんwwwww」


光彦「ちなみに覚えるのはまだ先です。今から覚えても忘れてしまうからです。勉強にはこういう戦略も大切です」


光彦「まあ次のテストまでは、まだまだ時間はあります。今はまだ覚えていませんがそのころまでにはきっと覚えているでしょう」


光彦「もう寝てる時間はありませんね。」

30: 2015/02/20(金) 15:38:05.27 ID:5v0ooTWpP
別の日


光彦「さて…今日は英語をやりますか。英語はまず単語を覚えなくてはお話になりません」


光彦「次のテストまでに完璧にしかも徹底的に覚えなくてはいけません。ですので少々時間はかかりますが全部書いて覚えることにしましょう」


光彦「何回くらい書けばいいでしょうか…。50…100…、いえ、完璧に覚えなければいけないのです。500回にしましょう!!」


光彦「まずノートに線を引いてと…」


光彦「………」


光彦「ふー、ようやく引き終わりました。ちょっと時間かかっちゃいましたけど、これなら一行で20回書けます。500回ですので25行書けばOKです!」

31: 2015/02/20(金) 15:41:52.81 ID:5v0ooTWpP
光彦「………」ガリガリ


光彦「さすがに500回ともなると手が疲れますね…。今度筆記体の練習でもしましょうか。そうすれば早く書けるようになるし、女子にはモテるし一挙両得ですwwwww」


光彦「筆記体なんてスマートな僕にはもってこいですねwwwwwこういうのは似合う人がやらないとサブイだけなんですよwwww」


光彦「そういえば灰原さんも筆記体でノートをとってましたwwwwwやっぱり僕たちは感性が似ているのですねwwwwwwうふいひひひひっひひひwwwwwww」

33: 2015/02/20(金) 15:44:51.45 ID:5v0ooTWpP
数時間後


光彦「ふー、ようやく終わりました。手が腱鞘炎になりそうです…。」


光彦「でもおかげでノートがまっ黒ですよ!いやー、努力した跡を形で見ることができるとモチベーションも上がりますねえ!」


光彦「最初の方にやった単語の印象が薄れているような気がしますが気のせいでしょうwwwwwあんなに書いたんですwwww忘れるはずがありませんwwwwww」


光彦「さて…今から寝れば30分は寝れます。勉強を頑張ると睡眠時間が削られるのでまいっちゃいますね」


光彦「でもそれでこそ努力した実感が湧きますwwwwwさて今日は前立腺オXXーでもして寝るとしますかwwwwwwwww」




こうして光彦は来る日も来る日も寝る間も惜しんで勉強を続けた。彼の目標はただ一つ、江戸川コナンに勝つこと。


そして、とうとう運命の日を迎えた――――。

34: 2015/02/20(金) 15:48:11.65 ID:5v0ooTWpP
歩美「今日はテストだねー、コナン君」


コナン「あ、ああ、まあ頑張ろうぜ、歩美ちゃん」


光彦「―――――コナン君」ザッ


コナン「お、おう、光彦!おはよう!今日のテスト頑張ろうな!!」


光彦「……今日という日はキミにとって忘れられない日になるでしょう…コナン君。今のあなたでは僕には勝てない…。今日君は初めて僕に負けるんです!!」


コナン「……み、光彦…」

35: 2015/02/20(金) 15:51:33.23 ID:5v0ooTWpP
光彦「悔やむなら僕が氏に物狂いで勉強している間、のんきに遊んでいた自分を恨むんですね!!!今日の僕は前回までの僕ではありません…。今日こそは…あなたに勝ってみせます!!!」


光彦「フフッ…僕が完全勝利を飾った後、キミにはクラスのみんなが注目する中で、僕のペOスでもしゃぶってもらいましょうかねえ……ふははははははは!!!!!」スタスタ


コナン「……」


元太「……光彦…あいつ、なんか変わったよなー…」


歩美「う…うん…。光彦君なんかちょっと怖い…かも…」


コナン「光彦…」


灰原「……工藤君…」


コナン「ああ…」


コナン(……全部、今日で終わる…)


コナン(いや今日からまた始まるんだ…!あの頃の日々が…!俺はまた以前のお前に戻るって信じてるぜ…!!光彦…!!!)

36: 2015/02/20(金) 15:53:50.08 ID:5v0ooTWpP
テスト結果


コナン  国語80点
     算数100点
     理科85点
     社会95点
     英語80点

灰原   国語90点
     算数90点
     理科80点
     社会100点
     英語85点

37: 2015/02/20(金) 15:55:58.99 ID:5v0ooTWpP
歩美   国語85点
     算数100点
     理科90点
     社会95点
     英語90点

元太   国語95点
     算数100点
     理科90点
     社会100点
     英語100点

光彦   国語50点
     算数30点
     理科35点
     社会40点
     英語35点

39: 2015/02/20(金) 15:58:49.54 ID:5v0ooTWpP
光彦「……」


コナン「み…光彦……」


光彦「………」


灰原「円谷君…。大丈夫…?」


光彦「………」


小林先生「えー、今回の最下位は前回に引き続き円谷君でした。約束通り最下位だった円谷君には給食のデザートを1ヶ月間みんなに献上してもらいます」

40: 2015/02/20(金) 16:01:45.51 ID:5v0ooTWpP
元太「なんだよ光彦wwwwwお前またビリかよwwwwww」


生徒A「円谷君また最下位…ププッwwwwww」


生徒B「光彦君て掃除の時間も勉強してたよねwwwwwwなのにwwwwwww」


生徒C「光彦君wwwwww明らかに勉強の才能ないよねwwwwwww」


生徒D「ほんとにそばかすしかないじゃんwwwwwww光彦君wwwwwwww」

42: 2015/02/20(金) 16:03:55.32 ID:5v0ooTWpP
光彦「そ……そんな………」




光彦「そんなバカなああああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁあああああああああ!!!!!!!!!!!!」

―――――――――――

――――――――

―――――

―――





コナン「それからというものの、光彦は勉強はしているが結果が出ないという状態が続いた」


コナン「光彦は俺たちとキャンプはおろか、学校にいても誰とも口をきかなくなり、次第に近寄り難い存在になってしまっていった…」


コナン「光彦は中学に入っても部活にも入らず、体育祭や文化祭、合唱コンクールや修学旅行などの行事に参加することなく勉強をつづけた…」

43: 2015/02/20(金) 16:06:43.85 ID:5v0ooTWpP
路相談室


担任「円谷…お前本当に帝丹高校に出願するのか?」


光彦「………はい…」


担任「しかし、お前滑り止めに受けた高校だって落ちてるじゃないか……。帝丹高校は偏差値も高いし倍率も高い。ここに落ちたら高校浪人することになるんだぞ?」


担任「しかもはっきり言って、今のお前が合格する可能性は全問鉛筆サイコロで答えるよりも低い…。それでも受けるのか…?」


光彦「……先生…」


担任「ん…?」


光彦「入試までまだあと一週間あります。時間はまだあります。それに僕は…コナン君たちと同じ高校に行きたいんです…!どうしても…!!」


担任「……わかった。そこまで言うんならもう止めない。あと1週間、私もできることは精一杯やろう!」


光彦「―――ありがとうございます!先生!!」

44: 2015/02/20(金) 16:09:25.82 ID:5v0ooTWpP
その日の帰り道


光彦「まだあと1週間あります。あきらめたらそこでゲーム終了なんですよ。どっかの偉い人が言ってました」


光彦「そもそもあの滑り止めで受けた高校は問題が悪いんですwwwwwww偏差値が低い学校が作る問題はこれだから嫌なんですよwwwwww」


光彦「帝丹高校は偏差値も高いし頭を使う良い問題が多いですwwwwwwwそういう問題ならきっと僕は問題なく解けますよwwwwwww」


光彦「あの滑り止めの高校に受からなかったことが逆に、図らずしも僕の頭の良さを証明してしまったのではないでしょうかねwwwwwwwはははははははwwwwww」


光彦「ははははははははははwwwwwwwww」

45: 2015/02/20(金) 16:11:56.06 ID:5v0ooTWpP
光彦「ははは…………」


光彦「………」


光彦「……しかしそうはいっても、もしも落ちたら高校浪人というのは嫌ですねえ…」


光彦「自信はありますが、万が一ということがあります。入試では往々にしてまさかということが起こるものです…」


光彦「…………………よし…!」

47: 2015/02/20(金) 16:14:56.40 ID:5v0ooTWpP
3日後 阿笠邸


ガチャッ


???「こんばんは、アガサ博士…」


阿笠「おお、いらっしゃい光彦君…。例のものは今しがた完成したところじゃ…」


光彦「ありがとうございます、アガサ博士」


光彦「……それで?僕が頼んだ『頭がよくなる薬』はどこにあるんですか?」


阿笠「ウム。これじゃ。」コトッ


光彦「こ…これが……!!」


光彦「……感謝しますよ、アガサ博士。これで我が事は為したも同然です…!!」

49: 2015/02/20(金) 16:17:52.14 ID:5v0ooTWpP
阿笠「ウム、確かにこれを飲めば光彦君でも帝丹高校に入れるくらいには頭が良くなる…。じゃが……」


光彦「だが……、何ですか?」


阿笠「この薬の副作用をどうしても取り除けなかったんじゃ……。これが今のわしの科学力の限界じゃのう…」


光彦「副作用……!!」


光彦「いったいどんな副作用があるんですか……!?」


阿笠「……ウム、ひとたびこれを飲むと、重度のハゲ・ワキガ・いんきん・水虫・痔ろう・アトピーになり、体毛がゴリラ並になってしまうんじゃ…」


光彦「!」


阿笠「やめたほうがいいじゃろう…。確かに得るものは大きいがリスクも大きすぎる。こんな薬使うよりはもっと別の…」


光彦「アガサ博士…」


阿笠「?」

50: 2015/02/20(金) 16:21:57.21 ID:5v0ooTWpP
光彦「その程度の副作用…、僕にとっては無いに等しいですよ」ニヤッ


阿笠「……!……そうか………。ならば約束通りこれは君にあげよう……」


光彦「恩に切ります…。では僕はこれで…」


光彦「…」


光彦「…アガサ博士!」


阿笠「!」


光彦「やはりあなたは最高の発明家でしたね!」バタンッ


――――――――――

――――――

―――


52: 2015/02/20(金) 16:24:42.54 ID:5v0ooTWpP
春・帝丹高校・1年1組教室


DQN1「おい江戸川wwwwwwwお前円谷と同じ中学だったんだろ?wwwwwwあいつ昔からあんなんだったのかよwwwwwww」


コナン「い、いやー、昔はあんな感じじゃなかったんだけどなー…。結構受験でストレスたまってたみたいだったからなあ…ハハ…」


DQN2「あいつの見た目高校生じゃねーよwwwwwなんかくせーしwwwwww」ゲラゲラ


DQN3「女子もみんなひいてたぜwwwwwww席が隣になった娘なんか思いっきり泣いてたしwwwwww」ゲラゲラ


DQN1「そういえばクラスの親睦を深める会やるのって今日だったよな?ラインきてたべ?江戸川、お前も来るだろ?」


コナン「あ、あーうん。まあ一応な…」


DQN2「よっしゃwwwwwwじゃあ早くいこうぜwwwwwwそういや女子もみんな来るって言ってたわwwwwwwww」


DQN3「なんかボーリングとかやるっていってたよなwwwwwwwwwうはwwwww楽しみwwwwwwww行こ行こwwwwwwwww」

53: 2015/02/20(金) 16:27:33.03 ID:5v0ooTWpP
光彦「……」ポチポチ


光彦(……ライン、きてませんね……)


光彦「……」






―――――――――――

―――――――――

――――――

―――


55: 2015/02/20(金) 16:30:48.53 ID:5v0ooTWpP
コナン「その後、光彦は夏休みになる前に高校を辞めた。そして5年近く引きこもりをしたあと、戸〇ヨットスクールというところ行くことになったらしい」


コナン「光彦はその身をもってなにか大切なことを教えてくれようとしたのかもしれない」


コナン「ありがとう光彦!!真実はいつも1つ!!!」



56: 2015/02/20(金) 16:31:39.83 ID:1AZ3Qy2Mt
>>1乙

引用: 光彦「みなさん、今日はテストが帰ってきますよ!」