1: 2008/11/05(水) 22:34:06.43 ID:usxb3rbQ0
ガラガラー

銀「はぁい、真紅ぅ♪」

真紅「あら、またきたの?水銀燈」

銀「うふふ♪あなたのローザミスティカを頂くまで私は何度でも来るわよぉ」

真紅「はぁ・・・面倒ね・・・わかったわ、じゃあこれからあなたに問題を出すわ。」
   
銀「問題?」

真紅「えぇ、それに正解できれば私のローザミスティカをあなたにあげるわ」

銀「ホントに?言ったわよぉ!」

真紅「えぇ。それじゃ問題!3+3+7は?」

銀「!?」

5: 2008/11/05(水) 22:36:08.09 ID:usxb3rbQ0
銀「さ・・・3+3+7・・・!?」

真紅「どう?あなたにこの問題が解けるかしら・・・?」

銀「ばっ!バカにしないで!・・・えと・・・3が二つあって・・・えっと・・・」

真紅「指を使っても構わないわよ」

銀「ぐっ!・・・ここは恥を捨てて使うしかないわね・・・えっと1・・2・・3・・・で・・1・・2・・3・・
  これで6ね・・あとは7を足せば・・・1・・2・・3・・4・・!?・・ゆ!指が足りないわぁ!図ったわね真紅!」

真紅「はぁ・・・ホントにあなたってどうしようもないバカね」

銀「な、なんですってぇ・・・!」

8: 2008/11/05(水) 22:39:24.80 ID:usxb3rbQ0
真紅「しょうがないわね。じゃあもう一問出してあげるわ。10+12は?」

銀「10+12・・・!?」

真紅「今度は足の指も使って構わないわよ」

銀「なんですって!?」

真紅「さぁ解けるかしら?」

銀「・・・・ふふ、あんたバカじゃないのぉ?足の指も使っていいなら楽勝よぉ♪しかもさっきは3つも数字を足さなきゃいけなかったけど
  今回は二つだけ!ローザミスティカはもらったようなものだわぁ♪」

真紅「ごちゃごちゃいってないでさっさとしなさい」

12: 2008/11/05(水) 22:42:28.88 ID:usxb3rbQ0
銀「えっと・・・1・・2・・3・・4・・5・・・・6・・7・・8・・9・・10・・あとは12を足すだけよぉ・・足の指も使わなきゃ・・・んしょ」

ぬぎぬぎ

銀「えと・・・1・・2・・3・・4・・5・・・・6・・7・・8・・9・・10・・!?・・・ゆ、指が足りない・・・!!またしても真紅!!やったわねぇ!」

真紅「はぁ・・・あきれて声も出ないわ・・」

銀「な、なんですってぇ・・・!?」

真紅「いっとくけど今日はもう問題は出さないわよ。どうするの?」

銀「ぐ!・・・今日のところは私の負けよ・・・!明日また来るわぁ!」

14: 2008/11/05(水) 22:46:19.48 ID:usxb3rbQ0
真紅「そう、気をつけて帰るのよ」

銀「うるさい!明日こそはあなたのローザm・・・」

ゴィン!

銀「あぁう!!」

真紅「ちゃんと前を見ないで出て行こうとするから壁にぶつかるのよ」

銀「ぐぅ~・・・!覚えてなさい!!」

バサバサ・・

真紅「まったく・・・面倒な子ね」

17: 2008/11/05(水) 22:49:37.33 ID:usxb3rbQ0
次の日

ガラガラー

銀「はぁい、真紅ぅ」

真紅「また懲りずにきたわね」

銀「あなたに勝つまでは何度でも来・・・」

真紅「あ!水銀燈!あなたの足元にヤクルトが!」

銀「え!?どこ!?どこ!?」

19: 2008/11/05(水) 22:53:33.86 ID:usxb3rbQ0
真紅「ローズテイル」

ピシャアアン!

銀「ぎゃん!」

真紅「あなたってホントに学習しないわね。コレに引っかかるの14回目よ・・・」

銀「ぐ!・・・この・・・!よくも!これでもくらいなさ・・・」

真紅「あ!水銀燈!あなたの後ろに恐ろしい顔をした魔人が!」

銀「えっ!?」

21: 2008/11/05(水) 22:55:18.20 ID:usxb3rbQ0
真紅「ローズテイル」

ピッシャアアアン!

銀「ぎゃふ!!」

真紅「どこまでもどうしようもないバカね」

銀「うぅ・・・ぐすっ・・・覚えてなさぁい!!」

バサバサ・・・

23: 2008/11/05(水) 22:58:22.51 ID:usxb3rbQ0
次の日

ガラガラッ

銀「またきたわよぉ、真紅」

JUM「真紅なら今日はいないぞ」

銀「え?」

JUM「なんか蒼星石とサツマイモ掘りにいったぞ」

銀「そんな・・・」

24: 2008/11/05(水) 23:01:12.83 ID:usxb3rbQ0
JUM「どうするんだ?翠星石と雛苺なら下にいるけど・・・」

銀「じゃあ今日はそっちでいいわぁ。お邪魔するわね」

ストッ

JUM「散らかすなよ」

銀「わかってるわよぉ」

トテトテトテ・・・・ガチャッ

銀「あれ?」

26: 2008/11/05(水) 23:04:35.93 ID:usxb3rbQ0
ガチャガチャガチャ!

銀「ん!・・・ふっ!・・・え?あれ?」

JUM「なにやってんだよ」

銀「こ、このドア開かないのよぉ・・・!壊れてるんじゃないの・・・?」

JUM「・・・引くんじゃなくて押してあけるんだよ。ホラ」

ガチャリ

銀「あ・・・」

銀「・・・そ、それくらい知ってたわよぉ!お馬鹿さぁん!///」

ダダダダッ!

JUM「なんなんだアイツ・・・」

27: 2008/11/05(水) 23:08:20.57 ID:usxb3rbQ0
―リビング―

雛「わー!くんくんすごいのー!」

翠「まったく・・・こんなのではしゃいで子供ですねチビチビ苺は・・・」

銀「はぁい、お二人さん♪」

翠「ん?誰かと思えばお馬鹿の水銀燈じゃないですか」

雛「本当だー!お馬鹿の水銀燈なのー!」

銀「ば、馬鹿って言うなぁ!」

翠「まぁまぁ、ちょっとした冗談ですよ。で、今日はどうしたですか?」

30: 2008/11/05(水) 23:13:02.66 ID:usxb3rbQ0
銀「今日は真紅がいないからあなたたちと勝負しにきたのよぉ」

雛「うゆー?勝負ー?」

銀「そうよ!ローザミスティカを賭けて勝負よぉ!」

翠「ふぅん・・・まぁ暇ですし別にいいですよ。で、どうやって勝負するですか?」

雛「ヒナはルール無用の頃し合いがいいのー!」

銀「そ、そういう野蛮なのはダメよぉ・・・」

33: 2008/11/05(水) 23:16:33.04 ID:usxb3rbQ0
翠「そうですねぇ・・・じゃあこのトランプで勝負はどうですか?」

銀「そうね、それにしましょう」

雛「ヒナばば抜きしたいのー!」

翠「じゃあばば抜きやるです。カード配るですよ」

パサパサパサパサ・・・

36: 2008/11/05(水) 23:19:08.36 ID:usxb3rbQ0
翠「配り終えたです。じゃあ自分のカード見るですよ」

ペラッ

翠「・・・・」

雛「・・・・」

銀「あっババ・・・・ハッ!?しまっ・・・!」

翠(ババは水銀燈の所ですね)

雛(バカにもほどがあるの)

38: 2008/11/05(水) 23:22:29.07 ID:usxb3rbQ0
翠「じゃあ引くですよ水銀燈・・・ババはこれですかねぇ~・・・・」

銀(それよ!!それそれ!それよぉ!)

雛(・・・水銀燈、表情に出すぎなの・・・)

翠「こっちを引くです」

銀「あぁっ!そんなぁ・・・」

翠(ちょろいです)

40: 2008/11/05(水) 23:25:40.45 ID:usxb3rbQ0
一時間後・・・

雛「やったのーまたヒナの勝ちなのー♪」

翠「まだまだですね、水銀燈」

銀「うぅ・・・そんなぁ・・・」

雛「どうするー?まだやるー?」

銀「ぐすっ・・・もういいわぁ・・・帰る・・・」

翠「おっと、待つですよ水銀燈」

銀「え・・・な、なによぉ・・・」

44: 2008/11/05(水) 23:29:22.32 ID:usxb3rbQ0
翠「これはローザミスティカを賭けての勝負だったはずです。お前は負けたんですから
  私たちにローザミスティカを差し出すです」

雛「そうなのよー!」

銀「そ、そんな・・・!」

翠「さぁ、覚悟するですよ~・・・!イッヒッヒ♪」

雛「痛くないから大丈夫なのよ~・・・!」

銀「ヒィ!ヒイィィィ(ブルブル・・・)」

45: 2008/11/05(水) 23:33:13.31 ID:usxb3rbQ0
翠「・・・・・なーんて冗談に決まってるですよ」

銀「え・・・?」

翠「別にお前のローザミスティカなんていらんですよ」

雛「そーなのー!もらったらバカが移っちゃうの~」

銀「な、なんですってぇ・・・このぉ・・・!」

翠「まだやるですか?」

銀「くっ!覚えてなさい二人とも!いつか絶対・・・絶対復讐してやるんだからぁ!!」

ダダダダッ!

47: 2008/11/05(水) 23:36:01.62 ID:usxb3rbQ0
―JUMの部屋の前―

ガチャ・・・ガチャガチャガチャ!

銀「あ・・・開かない!今度はちゃんと押してるのにぃ・・・!」

JUM「ガチャガチャうるさいぞ。なにやってるんだ?」

銀「あ、開かないのよぉ・・・!」

JUM「部屋に入りたいなら今度は引かなきゃ」

ガチャリ

銀「あ・・・」

48: 2008/11/05(水) 23:39:28.17 ID:usxb3rbQ0
銀「・・・・・お、覚えてなさい!また明日くるかr

ゴイィン!

銀「あぐっ!?」

JUM「ちゃんと前見ろ。そこは壁だ」

銀「うぐ・・・この屈辱は10倍にしてかえs

ビタァン!

銀「あうぅ!!」

JUM「窓開いてるかくらい確認しとけ、ホラ」

ガラガラッ

銀「う・・・うわあああああああああああああん!!!」

バサバサバサ・・・

50: 2008/11/05(水) 23:43:12.55 ID:usxb3rbQ0
次の日

銀「はぁい、今日もきたわよぉ」

真紅「あら水銀燈・・・モグモグ」

銀「何食べてるのよぉ・・・?」

雛「サツマイモなのよー!今日はサツマイモパーティなのー!」

翠「んー♪このスイートポテトとってもおいしいですぅ♪」

蒼「僕と真紅でとってきたんだ」

52: 2008/11/05(水) 23:47:51.63 ID:usxb3rbQ0
銀「・・・・・お、おいしそう・・・」

ダラー

真紅「水銀燈、ヨダレヨダレ!」

銀「ハッ!・・・ジュルズビッ!」

ゴシゴシ

真紅「そでで拭いちゃダメ!ほらハンカチを貸してあげるわ」

銀「あ、ありがとう・・・礼は言わないわよ!」

真紅「今言ったじゃない」

53: 2008/11/05(水) 23:51:04.18 ID:usxb3rbQ0
翠「まーったくぅ・・・何やってるですか、ホラ早くこっちきて一緒に食べるですよ水銀燈」

銀「わ、私も食べていいのぉ・・・?」

翠「当たり前じゃねーですか、ほらまだまだいっぱいあるですよ」

銀「じゃ、頂くわぁ・・・モグモグ・・・・おいしい!」

雛「それヒナが作ったやつなのよー!」

銀「そうなの、やるわねぇ雛苺・・・」

55: 2008/11/05(水) 23:54:16.20 ID:usxb3rbQ0
翠「ほらほら、こっちの大学イモも食べるですよ!」

銀「えぇ」

JUM「おい、あれ確か真紅が作っt

ガシッ!

翠(黙ってみとけです・・・!アイツに毒見させるですよ)

JUM(お前・・・サイテーだな・・・)

57: 2008/11/05(水) 23:57:07.33 ID:usxb3rbQ0

翠「どうですか・・・?」

銀「・・・とってもおいしいわぁ!」

翠「な、なんですってぇ!?そ、そんな馬鹿な・・・!ちょいとこっちにもひとつよこすです!!」

ヒョイッパクッ

翠「モグモグ・・・・」

翠「!?」

59: 2008/11/05(水) 23:59:47.77 ID:usxb3rbQ0
翠「ケレレレレレレレ」

バタン

蒼「す、翠星石!しっかりして!!」

JUM「なるほど・・・水銀燈は味覚もバカなんだな」

61: 2008/11/06(木) 00:02:26.70 ID:nQSA+49g0
1時間後・・・

銀「あぁおいしかった・・・めぐにも食べさせてあげたかったわぁ」

真紅「まだ余ってるからこのタッパに詰めて持っていくといいのだわ」

銀「ホント?・・・じゃあ遠慮なく・・・」

ギュッギュッ

JUM「あ、おい・・・その大学イモは持ってくのやめとけ!」

62: 2008/11/06(木) 00:05:11.20 ID:bOT+1b750
銀「なんで?これもとってもおいしかったのよぉ」

JUM「そ、そのイモだけもう痛み始めてるんだよ!だから、な?」

銀「そう・・・じゃあ仕方ないわねぇ」

JUM(あれのせいで水銀燈のマスターに氏なれたらエライコッチャだからな・・・)

銀「じゃあ、明日またくるわぁ・・・明日は絶対勝負よぉ!」

真紅「えぇ。じゃあね」

65: 2008/11/06(木) 00:08:41.05 ID:bOT+1b750
バサバサバサ・・・

銀「ふふ・・・早くめぐのところにいかなくちゃ♪きっと喜んでくれるわぁ」

カァー!カァー!バサバサバサ!!

銀「ひぃ!?・・・カ、カラス!?」

カァー!グアッ!グァッ!グァーッ!!

銀「や、やめて!やめてぇ!それはめぐのなんだからぁ!・・・・あぁ!!」

ポロッ・・・ボトッ

66: 2008/11/06(木) 00:10:30.56 ID:nQSA+49g0
カァー!グワッ!クワッ!・・・モグモグ・・

銀「あぁー!ダメェ!食べちゃダメェー・・・あああぁぁ・・・・」

カッ・・・ゲプハァ・・・テラウマス・・・カァー!バサバサバサ・・・

銀「そ、そんなぁ・・・」

67: 2008/11/06(木) 00:13:33.68 ID:nQSA+49g0
―めぐの病室―

めぐ「水銀燈、今日は遅いなぁ・・・」

ガラガラッ

銀「・・・・・めぐ」

めぐ「あら、水銀燈。遅かっt・・・って、え?ど、どうしたの!?ボロボロじゃない!」

銀「めぐ・・・めぐぅ・・・・うわああああん!」

めぐ「お、落ち着いて・・・ね?何があったか話して・・・?」

銀「ぐすっ・・・実は・・・」

68: 2008/11/06(木) 00:16:32.68 ID:nQSA+49g0
めぐ「そう・・・イモを私に届けようと・・・」

銀「ごめんね・・・ごめんね、めぐぅ・・・ひっぐすっ・・・ううぅ・・・」

めぐ「泣かないで水銀燈・・・私に届けようとしてくれたその気持ちだけで十分うれしいわ・・・ね?」

銀「めぐ・・・」

めぐ「・・・リンゴ食べよっか♪」

銀「・・・うん!」

73: 2008/11/06(木) 00:21:48.79 ID:nQSA+49g0
次の日

ガラガラッ

銀「はぁい、真紅」

真紅「いらっしゃい水銀燈」

銀「さっそくだけど勝負よぉ」

真紅「はいはい。じゃあ今日はサービス問題よ。3+3+2は?」

銀「さ・・・3+3+2・・・?」

真紅「指を使ってもかまわないわよ」

銀「えと・・・1・・2・・3でしょ・・1・・2・・3・・これで6ね・・あとは・・1・・2・・・
  ・・・!!・・は、8!?答えは8よぉ!!」

75: 2008/11/06(木) 00:26:26.63 ID:nQSA+49g0
真紅「正解よ。水銀燈」

銀「正解・・・!?やった!やったわぁ!!初めて正解したわよぉ♪ねぇ人間、聞いた!?私正解したわよぉ♪」

JUM「あぁ、すごいじゃないか」

銀「エヘヘ♪(ニパッ)」

銀「・・・あ!さっそくめぐに報告してこなくちゃ!!・・・じゃあ私はもう帰るわぁ、バイバァイ♪」

バサバサバサ

JUM「見てて飽きないなぁ・・・水銀燈は」

真紅「そうね」

77: 2008/11/06(木) 00:30:39.66 ID:nQSA+49g0
次の日

ガラガラッ

銀「はぁい、真紅」

金「あら?水銀燈かしらー!」

銀「あら、カナヘビじゃなぁい」

金「ち、違うかしらー!いったいいつになったら水銀燈は私の名前を覚えてくれるのかしらー!
  カナの名前はカ!ナ!リ!ア!・・・・かしらー!」

銀「ごめんなさいねぇ・・・カ・・ナ・・リ・・ア・・ね。よし、今度はちゃんと覚えたわよぉカニクリームコロッケ」

金「ぎゃあああ!さっきよりひどくなってるかしらー!」

79: 2008/11/06(木) 00:33:45.31 ID:nQSA+49g0
真紅「落ち着きなさい、金糸雀。あの子の頭が悪いのはあなただってしってるでしょう?」

金「そ、それはそうだけど・・・でもこれに限ってはわざととしか思えないかしらー!」

銀「ねえなにゴチャゴチャ話してるのよぉ・・・勝負しなさいよぉ真紅」

真紅「ダメよ。今は読書の時間なのだわ。終わるまで待っていてちょうだい」

銀「そんなの待てないわよぉ。ねぇはやくぅ・・・」

グイグイ

真紅「服を引っ張らないでちょうだい!待てないのなら今日の相手はそこの黄色いのにでもしてもらいなさい」

80: 2008/11/06(木) 00:37:11.74 ID:nQSA+49g0
銀「えぇーつまんなぁい。まあいいわ。じゃあ今日はあなたでいいわぁ。」

金「い、いったいなにをするのかしらー・・・」

真紅「金糸雀。あの子に簡単な計算問題を出してあげてちょうだい」

金「え?計算問題・・・?」

真紅「えぇ、それに水銀燈が答えることができたら水銀燈の勝ち。答えることができなかったらこっちの勝ちという事になっているの」

金「なるほど、わかったかしらー!」

真紅「いい?くれぐれも難しい問題は出さないようにね」

金「了解かしらー!」

81: 2008/11/06(木) 00:40:14.08 ID:nQSA+49g0
銀「ねぇ早くはじめましょうよぉ・・・」

金「わかったかしらー!じゃあ問題!」

銀「ゴクリ・・・」

金「関数 y = 3x2 において、x の値が 1 から 3 まで変化するときの平均変化率を求めなさい」

銀「!?」

83: 2008/11/06(木) 00:44:06.01 ID:nQSA+49g0
金「さぁ、早く答えるのかしらー!」

銀「え、えっくす・・・?わい?・・・え・・・え?・・・・何?えっくすって何?なにこれ?え?・・・・・・(ボンッ!)」

バタンッ!

銀「きゅうぅ~・・・」

金「た、大変かしらー!水銀燈が倒れたかしらー!」

真紅「だからあれほど言ったじゃない。難しい問題はダメだって」

金「ゴ、ゴメンなさいかしら~・・・」

86: 2008/11/06(木) 00:47:55.96 ID:nQSA+49g0
銀「ん・・・うぅ~ん・・・」

真紅「起きた?水銀燈」

銀「あれ・・・私は・・・」

金「あ、水銀燈・・・悪かったかしら~・・・」

銀「ハッ!・・・あ、あなたよくもあんな難しい問題を・・・!卑怯じゃない!!」

金「だ、だから・・・悪かったかしら~・・・」

銀「うるさい!ぐすっ・・・もういい!帰るわぁ!・・・うぅぅ」

バサバサバサ

87: 2008/11/06(木) 00:50:22.55 ID:nQSA+49g0
―めぐの病室―

ガラガラッ

銀「めぐぅうううう!!」

めぐ「あら、水銀燈。どうしたの?また真紅たちにやられたの?」

銀「そうよぉ!ぐすっ・・・昨日は勝てたのにぃ・・・悔しい!悔しいわめぐ!うわあああああん!!」

めぐ「よしよし・・・」

銀「ぐや゛じい・・・!勝ちたい!・・・勝ちたいわぁ!・・・ひっ・・・ぐすっ・・」

88: 2008/11/06(木) 00:53:29.14 ID:nQSA+49g0
めぐ「・・・ねぇ、水銀燈。ホントに勝ちたい?」

銀「勝ちたい!」

めぐ「ホントのホントに?」

銀「ホントのホントよぉ!」

めぐ「なら私についてきなさい。水銀燈」

91: 2008/11/06(木) 00:57:29.14 ID:nQSA+49g0
それから1年後・・・

JUM「水銀燈が姿見せなくなってからもう1年か・・・」

真紅「いったい何をしてるのかしらね・・・無事だといいけど・・・」

ガラガラッ

銀「はぁい♪真紅」

真紅「水銀燈!?」

92: 2008/11/06(木) 00:59:55.88 ID:nQSA+49g0
銀「うふふ、久しぶりねぇ」

真紅「心配したのよ!?あなたいったい今までどこで何をしていたの?」

銀「ふふ・・・めぐと山にこもって修行してきたのよぉ」

真紅「修行・・・!?」

銀「そうよぉ・・・あなたを打ち負かすためのね!!」

真紅「なんですって!?」

銀「ふふ・・・今の私は無敵よぉ♪」

93: 2008/11/06(木) 01:02:47.50 ID:nQSA+49g0
真紅「く!・・・1年前とはまるでオーラが違うのだわ・・・!」

銀「さぁ、どんな問題でも出してみなさぁい♪」

真紅「・・・・4+7+3!」

銀「14!!」

真紅「馬鹿な!?」

96: 2008/11/06(木) 01:05:46.50 ID:nQSA+49g0
銀「ふふ、どう?これが今の私の力よぉ♪」

真紅「くっ!・・・ならこれならどう!?12+42+9!!」

銀「・・・・・63!」

真紅「そんな・・・!!」

銀「ふふ、どんどんきなさぁい♪」

97: 2008/11/06(木) 01:08:31.49 ID:nQSA+49g0
真紅「124+36+90!」

銀「えっと・・・・えっと・・・・250!!」

真紅「なんてこと・・・!!」

銀「ふふ、ちょろい、ちょろいわぁ♪」

98: 2008/11/06(木) 01:12:07.08 ID:nQSA+49g0
真紅「くっ!・・・じゃあこういうのはどう?・・・・12-5!」

銀「じゅ、12-5・・・!?」

銀「えっと・・・12からひくんでしょ・・・?12・・11・・10・・9・・・・8・・・・こ、答えは8?」

真紅「ブッブー残念はーずれー」

銀「い・・・今のはたまたまよぉ・・・次!」

真紅「20-7は?」

銀「えっと・・・えっと・・・・じゅ、17よぉ!」

真紅「はい残念無念また来週~」

銀「ぐうぅ・・・!!」

100: 2008/11/06(木) 01:15:11.74 ID:nQSA+49g0
真紅「どうやらできるようになったのは足し算だけみたいね。今度は引き算も覚えて出直してきなさい」

銀「うぅぅ・・・!!せっかく1年も山ごもりしたのに・・・」

真紅「さぁどうする?まだやる?」

銀「くっ!覚えてなさい・・・!うわああああああああああああああん!!」

バサバサバサ

水銀燈の挑戦はまだまだ続く!



101: 2008/11/06(木) 01:17:38.16 ID:F6tSEYBd0

俺翠派だがちょっと銀様好きになったw
楽しかったぜw
また立ててくれよ

102: 2008/11/06(木) 01:22:33.31 ID:JYCSqa1BO
乙!楽しませてもらったぜwwwwww

引用: もしも水銀燈がバカだったら