1: 2008/11/02(日) 01:02:19.34 ID:WcaLSAGi0

翠星石「今までこの性格が邪魔して、素直になれなかったですが・・・
今日こそちっちび人間を・・ジュンを振り向かせるです!」

蒼星石「翠星石がんばってね」

真紅「特別に応援してあげるわ」

雛苺「やっぱり翠星石はジュンが大好きだったなの~!」




ジュン「まったく・・・またあいつら・・・朝っぱらから・・・うるさいなぁ・・」
グッドスマイルカンパニー ねんどろいど ローゼンメイデン 翠星石 ノンスケール ABS&PVC製 塗装済み可動フィギュア G12642

8: 2008/11/02(日) 01:06:46.88 ID:WcaLSAGi0

がちゃっ

ジュン「おい!お前ら!もう少し静かにしろ!
!」

真紅「あら。起きたのねジュン」

蒼星石「おはよう。ジュン」

雛苺「おはよーなのー!」

ジュン「はぁ・・・僕は毎日夜遅くまで起きてるんだからさ・・・」


翠星石「ご・・ごめんなさいです・・・」


ジュン「・・・?」

9: 2008/11/02(日) 01:09:14.39 ID:WcaLSAGi0

ジュン「どうした?翠星石?いつもと違うな?」

翠星石「べっ・・・別に変じゃないです!
普通です・・・」プイッ

ジュン「そうか。ごめんな・・変だなんて言って」

翠星石「気にすんな・・・です・・・」

ジュン「(やっぱりへんだ・・・)」

11: 2008/11/02(日) 01:16:16.47 ID:WcaLSAGi0
ジュンの部屋


ジュン「う~ん・・・翠星石の様子が違うと調子狂っちゃうなぁ・・・」

真紅「ジュン」

ジュン「うわっ!」

真紅「私たちドールは人間と同じ。意志をもち、行動する。そして食事だってする。」

ジュン「なんだぁ・・・?いきなり・・・」

真紅「好き嫌いもある。」

ジュン「はぁ・・・」

真紅「それは食べるものだけに留まらないわ」

ジュン「??」

真紅「ジュン。これだけは覚えておいて。ドールは人と同じ。感情をもつの。」

ジュン「わっ・・わかったよ・・・」

12: 2008/11/02(日) 01:22:26.40 ID:WcaLSAGi0

真紅「ジュン。ドールは女の子よ。」

ジュン「そんなの見たらわかるよ。」

真紅「女の子は恋をするとどうなるか知ってる?」

ジュン「さぁな。」

真紅「その人に好きになってもらおうと必氏に努力するのよ。」

ジュン「ふーん。」

真紅「そうね。のりがいい見本かしら。」

ジュン「結局何が言いたいんだ?」

真紅「もっとレディに優しくなさい。じゃあね。」バタン

ジュン「・・・???」

13: 2008/11/02(日) 01:26:24.89 ID:WcaLSAGi0

ジュン「おーい翠星石~!」

翠星石「っ!」びくっ

真紅「あら。愛しのジュンが呼んでるわよ。翠星石。」

雛苺「愛しのジュン~!愛しのジュン~!なの~!!」

翠星石「うっうるさいです!!ジュンに聞かれたらどうするですか!」

蒼星石「翠星石、いいから行ってきなよ。愛しのジュンが待ってるよw」

翠星石「むきーー!あとでおぼえてろ!です!」

14: 2008/11/02(日) 01:30:59.66 ID:WcaLSAGi0


翠星石「なっなんですか?用があるなら自分からきやがれです・・・」ぷんぷん

ジュン「ごめんごめん。あのさ」

翠星石「なんですか?」

ジュン「翠星石ってさ・・好きな人できたでしょ?」

翠星石「なっなぜそれを!!
あっ!!」

ジュン「あはは!やっぱり図星なんだ。」

翠星石「くう・・・しまったです・・・。」

ジュン「(まさか一人目で正解か・・・)」

15: 2008/11/02(日) 01:34:56.94 ID:WcaLSAGi0

ジュン「(ひとりひとりカマをかけていこうかと思ったのに・・・)」

翠星石「どうしてわかったですか?」

ジュン「え?なんとなくだよ。」

翠星石「私としたことが・・・不覚だったです・・・」

ジュン「で?翠星石の好きな人って?」

翠星石「・・・っ!!」ダッ!

ジュン「おっおい!翠星石!」

35: 2008/11/02(日) 03:54:24.78 ID:WcaLSAGi0

ジュン「困ったなぁ・・・やっぱり好きな人を聞くのは良くなかったかなぁ・・・」

真紅「ジュン」

ジュン「のわぁ!!」

真紅「あなた・・・翠星石に何か言ったの?」

ジュン「いや・・・今朝から様子がおかしい翠星石に(ry」




真紅「・・・はぁ」

ジュン「なんだよ。」

真紅「ジュン。あなたってまさかマンガにあるようなものすごーく鈍い方の人間なのかしら?」

ジュン「はぁ?」

真紅「そんなんじゃ翠星石に好きな人を聞く資格なんてないわよ」

48: 2008/11/02(日) 04:55:21.50 ID:WcaLSAGi0

翠星石「(ちび人間のバカ!翠星石の気持ちに気付かないなんて・・・!)」

蒼星石「翠星石、愛しのジュン君とどんな話をしたんだい?僕にも教えてよ。」

翠星石「うるさいです!ちったぁだまってろです!」

真紅「翠星石、わかったわ。ジュンはかなりニブイ類の人間のようよ」

ジュン「だからぁ・・・鈍いって何が!!?」

50: 2008/11/02(日) 04:59:08.07 ID:WcaLSAGi0


ジュン「翠星石、さっきは悪かったよ。お詫びに何でもするからさ・・」

真紅&雛苺&蒼星石&金糸雀&水銀燈「(!!!)」

翠星石「なんでも・・ですかぁ?」

ジュン「うん。何でも。欲しいものでもいいし。してほしいことでもいいよ」

翠星石「ん~と・・・ん~と・・じゃあ・・・」

真紅「(いったいなんて言うのかしら・・・)」

蒼星石「(ゴクリ・・なんでも・・か・・・)」


53: 2008/11/02(日) 05:02:16.59 ID:WcaLSAGi0

翠星石「じゃあ・・翠星石を・・・」

ジュン「なに?」

翠星石「す・・・翠星石を・・・
なでなでしてほしいです・・・」

ジュン「・・・え?」

蒼星石「(・・・・)」


54: 2008/11/02(日) 05:07:00.04 ID:WcaLSAGi0

水銀燈「ちょっと待ちなさい!普通そこは、キスして~だとか抱っこして~とか言うもんじゃないの!?」

真紅「私も同じことを考えていたわ。」

蒼星石「翠星石は、まだそういうことを知らないんじゃない?」

翠星石「なめんなです!キスやハグなんて知らないわけないです!
ただ・・ジュンのなでなでが好きなだけです・・・。」

雛苺「ほんとはジュンの事が~~~~むぐぅ~~!」

金糸雀「こら雛苺!もっとデリカシーってものを知るべきかしら!


ジュン「翠星石、ほんとにそれでいいのかい?」


55: 2008/11/02(日) 05:11:23.47 ID:WcaLSAGi0

翠星石「いい・・・です。」

ジュン「そう。じゃあおいで。」

翠星石「・・・。」てくてく

ジュン「はい!」なでなで

翠星石「・・(すごくドキドキするです・・・)」

ジュン「翠星石、抱きしめながらなでなでしてあげようか?」

翠星石「え?」

ジュン「こういう風に」ギュっ なでなで

翠星石「ふぇぇぇ・・・(なんか・・あたまがぼーっとしてきたです・・・)」

58: 2008/11/02(日) 05:15:50.30 ID:WcaLSAGi0


真紅「ジュン。それはルール違反だわ。あなたは、ひとつだけと言ったはずよ」

雛苺「そうなの!ひとつだけなのにずるいの!雛もハグされたいの~!」

蒼星石「翠星石ばかりずるいよ。僕だって・・・」

真紅「ジュン。これは命令よ。私たちにもそれをやりなさい。」

ジュン「なんでだよ。これは翠星石だけにするものなんだ!」

翠星石「翠星石だけ・・・翠星石とジュンだけ・・・」

雛苺「うるさ~いなの!翠星石
!はやくどくの~~!」


ジュン「おっおい!お前ら~!」

59: 2008/11/02(日) 05:19:44.92 ID:WcaLSAGi0

ジュン「お・・・重い・・・」

真紅「・・・」ドゴッ

ジュン「ごはっ!!」

真紅「レディたちに向かって重いなんて言うものじゃないわ。」

雛苺「雛は一番軽いの~!」

水銀燈「どきなさい!あなたたち!次は私の番よ!」

翠星石「あぁ・・・翠星石とジュンだけのハグとなでなでがぁ・・・
みんなに奪われていくですぅ・・・
ジェラシーですぅ・・・」


63: 2008/11/02(日) 05:24:54.66 ID:WcaLSAGi0
~夜~


雛苺「ふわぁー・・雛はもう眠いの・・もう寝るの・・おやすみなさーい・・・。」

真紅「おやすみなさい。」

ジュン「おやすみ」

翠星石「おやすみです。」

真紅「私も今日はもう寝るわ。おやすみなさい。」パタン

ジュン「そうか。おやすみ。」

翠星石「おやすみです。」

ジュン「翠星石は眠くないのか?」

翠星石「まだ眠くないです。(昼間にあんなことされてそう簡単に眠れるわけないです。)」

ジュン「そうか。」

翠星石「ジュンは寝ないですか?」

ジュン「うん。ぼくはまだ勉強しなきゃ。」

翠星石「そうですか・・・」

64: 2008/11/02(日) 05:29:18.51 ID:WcaLSAGi0

ジュン「ふわ~あ・・・そろそろ寝るかな・・・。」

翠星石「寝る・・・ですか?」

ジュン「うん。翠星石も早く寝るんだぞ。」

翠星石「はいです。」

ジュン「んじゃ・・おやすみ・・・。」

翠星石「ジュン!」

ジュン「ん?」

翠星石「ほっ本当は、さっき怖い話を聞いて眠れないです・・・。」

ジュン「えぇ?今まで真紅たちと一緒にいたけどそんな話してたかぁ?」

翠星石「とっとにかく!翠星石は怖くて寝れないです!」

ジュン「じゃあどうすれば・・・」

翠星石「翠星石と一緒に寝るです・・・・。」

ジュン「ええええ!?」

68: 2008/11/02(日) 05:34:16.88 ID:WcaLSAGi0

ジュン「(いったいなんだこの状況は・・・
なんでぼくが翠星石と一緒に寝ようとしてるんだぁ?)」

翠星石「うう・・・。
枕が高いです・・・」

ジュン「じゃあ・・ほら僕の腕を枕代わりすればいいだろ?」

翠星石「あ・・・ありがとです・・・」

ジュン「し・・真紅たちには・・・寝ぼけて僕のベッドに入ってきたって言うんだぞ。」

翠星石「はいです!」

ジュン「じゃあ・・・おやすみ。翠星石。」

翠星石「おやすみです。ジュン」


159: 2008/11/02(日) 22:36:28.88 ID:/IS1NAsv0
翠星石「嘘をついてジュンと寝ることになりましたが・・・。
うぅ・・・良心が痛むです・・・。
ジュン・・・ごめんなさいです・・・。」

ジュン「くーくー・・・」

翠星石「もう寝やがったですか・・・。もっと翠星石をかまってほしいです・・・・」

ジュン「翠星石・・・またお前は・・・窓ガラスを割ったなぁ・・・」

翠星石「ひゃぅう!!」

ジュン「むにゃむにゃ・・・すぴー・・・」

翠星石「寝言・・・。び・・・びっくりさせやがってです・・・。
でも夢の中でも翠星石と一緒にいることは悪い気がしないです・・・。」

162: 2008/11/02(日) 22:42:47.61 ID:/IS1NAsv0

真紅「翠星石。」

翠星石「しっ真紅!」

真紅「どうしてあなたがジュンと一緒に寝ているの?」

翠星石「えっ・・・えーとえーと・・・そっそうです!寝ぼけて入ってしまったです!」アセアセ

真紅「じゃあ嘘をついてジュンと一緒に・・・というのはどういうこと?」

翠星石「あうあう・・・(万事休すです・・・)」

真紅「夜は眠りの時間よ。あまりうるさくしないで頂戴。」

翠星石「気をつけるです・・・」



165: 2008/11/02(日) 22:47:05.58 ID:/IS1NAsv0

真紅「じゃあ私は再び眠るとするわ。おやすみなさい。」

翠星石「ふぇっ?」

真紅「姉妹の恋に邪魔をするわけにはいかないわ。」

翠星石「真紅・・・」

真紅「じゃあね」パタン

翠星石「・・・ありがと・・・です。」

169: 2008/11/02(日) 22:57:54.29 ID:/IS1NAsv0

~朝~

雛苺「あ~!!!翠星石が
ジュンと寝てる~!!」

蒼星石「どういうことだよ!翠星石!僕たちが納得するように説明してよ!」

真紅「騒々しいわ。もっと静かにして頂戴
。お茶がおいしくなくなるわ。」

雛苺「どうして真紅は何も言わないの~!?
翠星石だけずるいの~!」

蒼星石「そうだよ!僕は今日ジュン君と寝るよ。」

翠星石「違うです!翠星石は、寝ぼけてジュンのベッドに入っただけです!」

雛苺「でも腕枕してたの~!」

翠星石「しらねーです!いつの間にかです!」

ジュン「まあまあ・・・。穏便に・・・。」

蒼星石&雛苺&水銀燈「ジュンは黙って!」

ジュン「・・はっはい・・・。」


171: 2008/11/02(日) 23:01:12.96 ID:/IS1NAsv0

のり「ジュンくーん!ちょっとー!」

ジュン「なんだよ~!」

のり「いいから見てほしいものがあるのよ~!」

真紅「いったい何かしら。」

翠星石「気になるです。」

蒼星石「見に行こう!」

ジュン「僕が呼ばれたのに・・・。」

173: 2008/11/02(日) 23:03:50.93 ID:/IS1NAsv0

のり「いったい何かしら。これ・・・。ジュン君わかる?」

ジュン「ん?なんだこれ・・・。」

真紅「きれいなオレンジ色の球ね」

翠星石「真ん中に星が一つあるです。」

蒼星石「ほんとだ。なんだろうこれ・・・。」

ジュン「なんなんだろうこれ・・・」

水銀燈「一星球・・・。」

176: 2008/11/02(日) 23:06:23.27 ID:/IS1NAsv0

金糸雀「これって、ドラゴンボールなのかしら~!」

ジュン「ドラゴンボール?」

水銀燈「七つ集めると何でも願いをかなえてくれるそうよ。」

ジュン「へぇー。」

翠星石「(何でも願いをかなえる・・・。)」

181: 2008/11/02(日) 23:09:40.54 ID:/IS1NAsv0

真紅「こんなもの必要ないわ。簡単に願いが叶うなんてあってはならないことよ。
わかった?翠星石?」

翠星石「っ!!
はいです・・・・。」

真紅「これを使って・・・ジュンを自分のものにしても・・・
なにもならないわ。」

翠星石「・・わかったですぅ・・・

185: 2008/11/02(日) 23:14:16.15 ID:/IS1NAsv0

翠星石「ジュン。」

ジュン「ん?どうした?翠星石。」

翠星石「話があるです。2階にいくです。」

ジュン「わかった。」

翠星石「あ・・あと・・・翠星石はジュンに抱っこされたいです。」

ジュン「はいはい・・・。」スッ

翠星石「はぅぅ・・・高いぃ・・・」

ジュン「いつもちび人間っていうクセに・・・」

翠星石「うっうるせーです!」

187: 2008/11/02(日) 23:17:58.97 ID:/IS1NAsv0

真紅「ドラゴンボールは?」

金糸雀「緑色のおっさんがもってっちゃった・・・。」

真紅「そう・・・。翠星石には自分の力でジュンを振り向かせてほしいもの。
ドラゴンボールなんて使ったらだめだわ」

蒼星石「く・・口笛吹いてたら・・・怒られた・・・・
怖かったよ・・・グスン・・・・」

194: 2008/11/02(日) 23:25:42.99 ID:/IS1NAsv0
ジュン「話って?」

翠星石「突然のことなので驚くと思いますが・・・。」

ジュン「ん?(どうしたんだろう・・・)」

翠星石「・・す・・翠星石は・・ジュンのことが好きなのです・・・・・。」

ジュン「・・・。」

翠星石「(ううう・・・言っちまったですう・・・)」

ジュン「は?」

翠星石「だから・・・翠星石はジュンに惚れてしまったですぅ!!」

ジュン「あはは・・・すっ翠星石も悪い奴だなぁ・・・」

翠星石「嘘でも冗談でも何でもないです。本気ですぅ・・・」

ジュン「じゃ・・じゃあ翠星石の好きな人って・・・」

翠星石「ジュンです・・・。」

ジュン「・・・」パタン

翠星石「きゃぁぁぁ!ジュン!大丈夫ですか!?大変ですぅ!ジュンが気絶したですぅ!!」

197: 2008/11/02(日) 23:29:54.29 ID:/IS1NAsv0
ジュン「う・・・」

翠星石「ジュン!」

ジュン「翠星石か・・・。あれ?僕は・・」

翠星石「翠星石が告白したとたんに気絶したですぅ・・・。
まったく・・・人が、せっかく想いを伝えてるのに気絶するなんて失礼なやつですぅ。」

ジュン「ゆ・・・夢じゃなかった・・・」

翠星石「夢じゃないですよ?翠星石はジュンを愛してるです。」

ジュン「・・・・」ガクン

翠星石「きゃあああ!まっまた!ジュンが!」

203: 2008/11/02(日) 23:35:38.04 ID:/IS1NAsv0

ジュン「ううう・・・」

翠星石「ジュン!!よかった!」ぎゅっ

ジュン「おっおいおい・・・あんまひっつくな・・・」

翠星石「いやですぅ。翠星石は、もうジュンと離れたくないですぅ!」

ジュン「なんでだよ。」

翠星石「だって翠星石はジュンの事が・・」

ジュン「ストーップ!それ以上言うな・・・また気絶する・・・。」

翠星石「なぜですか・・・ジュンは翠星石が嫌いですか・・・。」うるうる

ジュン「そっそうじゃなくて!」

翠星石「嫌いじゃないなら好きですぅ!えへへ~!」ぎゅっ

ジュン「困ったな・・・。」

211: 2008/11/02(日) 23:39:38.60 ID:/IS1NAsv0

翠星石「ジュンはこれから、ずっと翠星石と一緒です」

ジュン「はぁ・・・もう勝手にしてくれ・・・。」

翠星石「むふふ~!勝手にするですぅ!勝手にベッドにも入るですぅ!」むぎゅう

ジュン「はぁ・・・先が思いやられる・・・。」

220: 2008/11/02(日) 23:46:36.03 ID:/IS1NAsv0
雛苺「ねぇ真紅~?」

真紅「なに?」

雛苺「人間とドールが結ばれることはあるの?」

真紅「ハッキリ言って無いわ・・・。」

雛苺「そんな・・・」

真紅「まず体格差・・・いくら言葉を話せても・・・あの体格差では・・・」

雛苺「結婚もできないね・・・。」

水銀燈「子供だって産めないわ。」

金糸雀「翠星石には・・・悪いけど・・・無理な恋だったのかしら・・・。」

蒼星石「翠星石・・・」

真紅「ジュンが翠星石の気持ちを受け入れたとしても・・・デートもできないわ・・・
できたとしても周囲の人々からは・・・。」

蒼星石「ジュン君も・・・翠星石も・・・かわいそう・・・。」


227: 2008/11/02(日) 23:54:28.90 ID:/IS1NAsv0
ジュン「翠星石。」

翠星石「なぁに?です。」

ジュン「好きな人ってほんとに僕なのか?」

翠星石「そうです!なんならちゅーしてあげるです!」ちゅー

ジュン「こっこら!やめろ!」

翠星石「ジュンは翠星石とちゅーしたくないんですね・・・。グスン・・・」

ジュン「ううう。勝手にしろ!」

翠星石「じゃあほら。ちゅー。」ぶちゅ

ジュン「くっ・・・」

翠星石「きゃーついに念願のジュンの唇をげっとですぅ!」

ジュン「お・・・おかしくなりそう・・・」

234: 2008/11/03(月) 00:00:54.97 ID:YhMDv5t70
真紅「とにかく・・・残酷なことだけど・・・人間とドールは結ばれることは決してない
。あったとしても・・それは本当にごくわずかな時間・・・。」

雛苺「・・・。」

真紅「人間とドールが唇同士にキスをした3日後・・・ドールは・・・」

蒼星石「どうなるの!?」

真紅「決して・・・魂が戻ることはない・・・。」

蒼星石「そんな・・・」

雛苺「止めなきゃなの!」

金糸雀「そうなのかしら!早くしないと翠星石が!」

真紅「あなたたち・・・本当に止められる?」

蒼星石&雛苺&金糸雀「っ!!」

真紅「姉妹が本当に幸せそうにしているのに・・・その幸せを奪うことが・・・
いくら魂が戻ることがなくなるからだとしても・・・」


・・・・・

240: 2008/11/03(月) 00:06:54.31 ID:YhMDv5t70
真紅「私は・・・そんなことをしたくない。」

雛苺「真紅・・・。」

蒼星石「魂が戻らなくなる・・・。」

金糸雀「翠星石が氏ぬってこと・・・かしら?」

真紅「そうよ。だから人間とドールの恋は本当の禁断なのよ」

蒼星石「翠星石はそのことを知ってるの!?」

真紅「知っていても・・・あの子は・・・ジュンを選んだ・・・。」

蒼星石「翠星石・・・そこまでジュン君のことが・・・」

245: 2008/11/03(月) 00:13:21.82 ID:YhMDv5t70
~夜~

翠星石「ジュ~ン!一緒に寝るです!」

ジュン「また蒼星石たちに怒られるぞ」

翠星石「大丈夫です!翠星石とジュンは結ばれたんですから!」

ジュン「はぁ・・・仕方ないな・・・。」

翠星石「ふっふっふ~ジュンもなんだかんだで入れてくれるですね・・・。
もしかして・・・!」

ジュン「だー!うるさい!」

翠星石「フフ・・・(あと3日・・・)」

ジュン「僕はもう寝るぞ!おやすみ!」

翠星石「おやすみなさいです・・・。」

ジュン「・・・?」

252: 2008/11/03(月) 00:26:10.95 ID:YhMDv5t70
深夜


翠星石「人間と唇同士にキスをすると3日後・・・ドールの魂は遠くへ行ってしまう」

蒼星石「やっぱり知っていたんだね」

翠星石「蒼星石!」

蒼星石「そこまでジュン君が好きなんだね。」

翠星石「・・・。」

蒼星石「たった3日のために、残りの寿命をなくしていいの?」


翠星石「翠星石は・・・残りの寿命をなくしてでも・・・ジュンと結ばれたかったです・・・。」

蒼星石「翠星石がいなくなった後のジュン君はどうするの?」

翠星石「っ!」


255: 2008/11/03(月) 00:31:36.86 ID:YhMDv5t70
蒼星石「やっぱりね。」

翠星石「・・・。」

蒼星石「翠星石は自分のことばかりで一番大切なことを見落としていたようだね。」

翠星石「・・・。」

蒼星石「ジュン君と結ばれたいと思うばかりでジュン君自身のことは何にも考えていない。」

蒼星石「ラブラブして三日経ったら自分だけ消えて終わりだと思ったの?」

翠星石「それは・・・。」

蒼星石「いま僕が見る限り、ジュン君は翠星石の事が好きだと思う。翠星石がジュン君を想うくらいね」

蒼星石「翠星石・・・ジュン君がいなくなったらどう思う?」

翠星石「いやです・・・。さみしいです。悲しいです・・・。」

蒼星石「ジュン君も翠星石がいなくなったらそう思うんだよ。」

262: 2008/11/03(月) 00:48:49.75 ID:YhMDv5t70
蒼星石「翠星石、もう一度考え直して。そうすれば・・・」

翠星石「もう遅いです。」

蒼星石「えっ?・・・まさか・・・!」

翠星石「もうしちゃったです・・・。キス・・。」

蒼星石「そんな・・・。じゃあ君はもう3日足らずで!」

翠星石「蒼星石。」

蒼星石「!」

翠星石「もういいんです。翠星石は・・・。」

蒼星石「翠星石・・・」

翠星石「翠星石はもう十分幸せだったです。それに・・・」

翠星石「翠星石がいなくなったら、アリスゲームは二度と始まらない。」

蒼星石「翠星石!それじゃあお父様が!」

翠星石「蒼星石・・・、翠星石は言ったはずです。
蒼星石と戦うくらいなら、翠星石はアリスになんてなれなくてもいいと・・・。」

蒼星石「翠星石・・・。」


264: 2008/11/03(月) 00:53:27.41 ID:YhMDv5t70
翠星石「翠星石は、もう戦いたくないです。」

蒼星石「翠星石!」

翠星石「翠星石は残りの3日足らずを大好きなジュンと過ごすです・・・。」

蒼星石「翠星石・・・。」

翠星石「翠星石は、ジュンやのり、真紅、ちび苺、金糸雀や蒼星石たちと一緒に入れてほんとに楽しかったです。」

蒼星石「・・・。」

翠星石「幸せは長くは続かない。翠星石はそれに従っただけです。」

265: 2008/11/03(月) 00:58:55.52 ID:YhMDv5t70
真紅「・・・。」

雛苺「・・・。」

翠星石「でも蒼星石・・・聞くです。
幸せは長く続かないと言いましたが・・・
それは不幸も同じことが言えるです。」

蒼星石「翠星石!」

翠星石「さぁ。とにかく今日はもう寝るです。
こんな時間にこんなに長い話をしていたらジュンやのりが起きるです。」

蒼星石「・・・。」

翠星石「真紅や雛苺も早く寝るです。」

真紅&雛苺「っ!(気づいてたのね・・・)」

267: 2008/11/03(月) 01:02:46.12 ID:YhMDv5t70
ごめん
ちと休憩

273: 2008/11/03(月) 01:26:20.16 ID:YhMDv5t70
次の日


蒼星石「あれ?翠星石は?」

ジュン「今朝から姿が見えないんだ。」

雛苺「す・・・翠星石のことだからすぐ帰ってくるの!」

ジュン「そう。ならいいんだけど。」

真紅「ジュン。」

ジュン「ん?」

真紅「言いたいことがあるならはっきり言いなさい。」

ジュン「え?」

275: 2008/11/03(月) 01:31:14.28 ID:YhMDv5t70

真紅「知っているんでしょ?」

ジュン「・・・うん。」

蒼星石「ジュン君!」

雛苺「ジュン!」

ジュン「びっくりだよ・・・。
人間とドールがキスをしたらドールの魂は遠くに行ってしまうだなんて。」

蒼星石「もうそこまで知っていたんだ・・・。」

ジュン「ははっ・・・大切な三日間なのに・・・なにやってんだあいつは・・・。」
バリーーン!!!


雛苺「帰ってきた!」

ジュン「こんなときでもあいつは窓ガラスを壊すんだな・・・。」

276: 2008/11/03(月) 01:34:34.77 ID:YhMDv5t70

翠星石「やっちまったですぅ・・・」

ジュン「翠星石!」ガバッ!

翠星石「ジュン・・・?」

ジュン「翠星石・・・、僕に話すことがあるだろ?」

翠星石「ジュン・・・。知ってしまったですか・・・?」

ジュン「うん。」

翠星石「では・・話さないといけないですね。」

278: 2008/11/03(月) 01:40:29.48 ID:YhMDv5t70
翠星石「・・・というわけです。」

ジュン「・・・翠星石。」

翠星石「なんですか・・・?」

ジュン「もうお前がここに残れる方法はないのか?」

翠星石「ごめんなさい。人間とドールは・・・」

ジュン「もうそれは聞き飽きたよ!!!!」

翠星石「・・・!」びくっ!

ジュン「人間とドールだからって・・・結ばれちゃいけない理由ってなんだよ!」

翠星石「ジュン・・・。」

ジュン「僕に・・・初めて・・・本当に愛せる人ができたのに・・・。」

翠星石「ジュン。」ぎゅ

翠星石「泣くんじゃねーです・・・。
まだ時間はあるです。」

ジュン「ううう・・・。グスッ・・・」

280: 2008/11/03(月) 01:44:25.28 ID:YhMDv5t70
~夜~

雛苺「あと二日で翠星石は・・・」

真紅「・・・・。」

蒼星石「ジュン君と翠星石は部屋にこもりきりだね。」

真紅「今は二人きりにするべきよ。
それが姉妹の最後の優しさよ。」

蒼星石「真紅!最後だなんて!」

真紅「・・・だって・・・私たちにはもう何もできないわ・・・。」

蒼星石「・・・・・・。」

282: 2008/11/03(月) 01:52:23.04 ID:YhMDv5t70
翠星石「ジュン。もう泣くなです。さっきからずっと泣いてるです。」

ジュン「翠星石は・・・強いな・・・。泣かないなんて。」

翠星石「翠星石は・・・もう涙が枯れるほどないたです」

ジュン「!」

翠星石「真紅たちにもう会えなくなる・・・
のりの花丸ハンバーグもちび苺からイチゴ大福を盗み食いすることもないんだって思ったら・・・
涙が延々とこぼれてきたです。」

ジュン「翠星石・・・」

翠星石「・・・ジュンにこうして触れることもさえもなくなるんだって・・・」スッ

翠星石「思ったら・・・涙が・・・あふれてきたです・・・・・。」

287: 2008/11/03(月) 01:56:45.26 ID:YhMDv5t70
蒼星石「っそうだ!ドラゴンボール!」

真紅「緑色の方が持って行ったのではなくて?」

蒼星石「ドラゴンボールに翠星石の運命を変えてもらえばいいんだよ!」

水銀燈「それは無理よ。」

真紅「水銀燈!」

水銀燈「久しぶりね、真紅。」

蒼星石「なぜ無理なの?」

水銀燈「ドラゴンボールは世界各地に散らばっている。
残り二日間で、すべて集めるなんて不可能よ。」

蒼星石「そんな・・・」


288: 2008/11/03(月) 02:04:35.54 ID:YhMDv5t70
翠星石「・・・。ジュン。」

ジュン「ん?」

翠星石「もう眠りの時間です・・・。」

ジュン「うん。」

翠星石「大丈夫です。今日みたいに起きたらいないなんてことは絶対にないです。」

ジュン「・・・。」

翠星石「信用してないですね・・・。じゃあ・・・」ちゅ

ジュン「っ!!」

翠星石「このキスに誓ってジュンのそばにいると誓うです・・・。」

ジュン「翠星石・・・。わかったよ・・・。おやすみ」

翠星石「おやすみなさいです。」

290: 2008/11/03(月) 02:11:17.38 ID:YhMDv5t70

深夜


翠星石「もう二日を切ったです・・・。」

真紅「翠星石。」

翠星石「真紅・・・」

真紅「ジュンとはちゃんと話をした?」

翠星石「・・・。」こくん

真紅「そう・・・。」

翠星石「まさかここまでジュンたちが騙されるとは思わなかったです。」

真紅「・・・」

翠星石「なーんて展開になればいいのにです・・・」

真紅「やめなさい。読者が反乱をおこすわ。」

299: 2008/11/03(月) 02:19:12.90 ID:YhMDv5t70
~次の日~

ジュン「ん・・・はっ!」がばっ!

翠星石「ちゃんといるですよ?クスクス・・・」

ジュン「はぁ・・・よかった・・・」

翠星石「(まさかここまでジュンが翠星石を想ってくれるなんて。)」

ジュン「なぁ・・・キスの誓い・・。もう少しでつかえなくなるんだよな」

翠星石「・・・はいです・・・。」

翠星石「ジュン。もし私がいなくなるって言ったことがうそとしたらどうするですか?」

ジュン「・・・思い切り抱きしめて・・・何回でも頭なでてやるよ。」

翠星石「そうですか・・・。でも・・・残念です。翠星石はそれをしてもらえそうにないです・・・」

ジュン「そうか・・・・。ちょっと期待したんだけどな・・・。」

308: 2008/11/03(月) 02:27:28.84 ID:YhMDv5t70
翠星石「ジュン。」

ジュン「なに?」

翠星石「謝らなければならないことがあるです・・・」

ジュン「今までのことウソでした~ごめんなさーいってやつか?」

翠星石「翠星石も言えるならそれを言いたい・・・。でも違うです・・・」

ジュン「・・・・・・・・・。」

翠星石「予定が早まったです。」

ジュン「えっ?」

翠星石「もう・・・時間が・・・来てしまったです・・・。」

ジュン「なんでだよ!まだ時間は!」

翠星石「たぶんですが・・・昨日のキスの誓いが・・・」

ジュン「そんな!」

312: 2008/11/03(月) 02:34:05.01 ID:YhMDv5t70
翠星石「ジュン。ごめんなさいです・・・。てめーといた日々は本当に楽しかったです・・・。」

ジュン「翠星石!やめろ!」

翠星石「もう時間がない・・・黙って聞きやがれです・・・。」

ジュン「・・・」

翠星石「この短期間・・・翠星石は本当に・・・本当に幸せだったです・・・。
もう言葉に表せないくらいに・・・」

ジュン「翠星石・・・」

翠星石「ジュン。これは蒼星石にも言ったですが・・・。幸せは長くは続かないです・・・。
でも・・・悲しまないで・・・。不幸もまた・・・長くは続かない・・・。
ジュンには真紅や蒼星石・・・ちび苺やのりたちがいるです」

ジュン「翠星石・・・。」

翠星石「ジュンは大丈夫です。翠星石がいなくても・・・真紅たちがいるから・・・。」


318: 2008/11/03(月) 02:42:50.38 ID:YhMDv5t70
ジュン「僕には真紅たちがいるけど・・・翠星石!お前は一人ぼっちじゃないか!」

翠星石「大丈夫です・・・翠星石にも・・・ここに・・・心にみんながいるです・・・。
一人じゃないです」

ジュン「翠星石!」

翠星石「ジュン・・・。最後に聞かせて・・・。ジュンは翠星石が好きですか?」

ジュン「ああ!大好きだ!世界のだれよりも!人形に恋したことを世間に笑われたって!
僕は翠星石を愛し続けるよ!」

翠星石「ジュン・・・。ありがとう。ほんとうにありがとうです・・・。」

ジュン「だから・・・行かないでくれ・・・!翠星石ぃぃぃ!!!!!」

翠星石「さよならです・・・ジュン・・・。翠星石も・・・ジュンを世界の誰より愛してるです・・・。」

ジュン「翠星石~~~~~!!!!」

322: 2008/11/03(月) 02:46:08.85 ID:YhMDv5t70
ジュン「ううう・・・。翠星石ぃ・・・グスッ・・・」ガクッ

真紅「・・・」

雛苺「ううう・・・ぐすっ・・・ひっく・・・翠星石いいい・・・・」

蒼星石「翠星石・・・最後まで・・・ジュン君を・・・」

ジュン「うううう・・・・ぐすっ・・・・」

325: 2008/11/03(月) 02:54:42.93 ID:YhMDv5t70
~~~数時間後~~~

バタン

真紅「ジュンは?」

のり「・・・だめ・・・まだ泣いてるわ・・・ご飯もずっと食べないの・・・」

真紅「そう・・・。」

のり「翠星石ちゃんの事を本当に愛していたんだもの・・・。無理もないわ・・・。」

雛苺「雛・・・翠星石がいないとつまんない・・・。」

金糸雀「・・・。」



330: 2008/11/03(月) 03:03:57.02 ID:YhMDv5t70
ジュン「翠星石・・・お願いだ・・・帰ってきてくれ・・・!」


・・・・・


蒼星石「ジュン君・・・見てて辛そうだよ・・・」

真紅「無理もないわ・・・。愛する人がいなくなってしまったのよ」

雛苺「雛。なんか心におっきな穴があいちゃった気分なの・・・。」

蒼星石「・・・静かだね・・・」

真紅「・・・ええ。そうね・・・。」

一同「・・・・・・・・・。」

331: 2008/11/03(月) 03:06:40.01 ID:YhMDv5t70


悟空「願い一つあまっちまったなぁ」

ピッコロ「そういえば、一星球を見つけてくれた地球人がいるんだが・・・」

悟空「おお!じゃあそいつらの願い叶えてやろうぜ!」

337: 2008/11/03(月) 03:11:48.46 ID:YhMDv5t70
悟空「よっと・・・」

真紅「誰…!?」

悟空「待ってくれ。オラは孫悟空っちゅーんだがドラゴンボールを集めて願いを叶えたんだがよぉ」

蒼星石「うんうん。それで?」

悟空「ねげぇがあと一つ余っちまってよぉ
だから一星球を見つけてくれたおめぇらになんかねげぇがあれば
叶えてやろうと思ってきたんだけんど・・・」

真紅「ないわ。」




345: 2008/11/03(月) 03:15:45.60 ID:YhMDv5t70
蒼星石「真紅!?」

真紅「氏んだものが生き返ること・・・それはあってはならないこと・・・
翠星石がいなくなったことはつらいことだわ・・・
でも・・・私たちには、それを乗り越える強さを身に着けるべきよ」

蒼星石「真紅・・・」

悟空「ないんか?ないなら帰っぞ?」

真紅「ええ。ないわ。」

悟空「そっか!じゃあな~!」ぱひゅーん

のり「とっ飛んだ!」

雛苺「真紅~…よかったの?」

真紅「いいの…これは私たちに課せられた試練なのだから・・・。」

351: 2008/11/03(月) 03:19:57.38 ID:YhMDv5t70

悟空「なぁ閻魔のおっちゃん。翠星石っちゅー言う奴がここに来なかったか?」

閻魔「ん~?いや、来とらんな。知り合いか?」

悟空「いんや何でもない!じゃあな~おっちゃーん!」

閻魔「なんだ…?あいつは…」



355: 2008/11/03(月) 03:22:10.20 ID:YhMDv5t70
閻魔「翠星石・・・翠星石・・・。おっあったあった・・・。なんじゃ!こやつは生きて居るではないか!
悟空の奴め…早とちりしおったな・・・」




ジュン「うう・・・翠星石・・・。」





???「まったく!いつまで泣いてるですか!?大の男が情けないです!」

363: 2008/11/03(月) 03:26:24.47 ID:YhMDv5t70

ジュン「…え?」

翠星石「タ○オとでも思ったですか?くすくす・・・」

ジュン「翠星石!」

翠星石「ふふん。せっせっかく帰ってきてやったのに・・・
ハグとなでなでをしないですか!?」

ジュン「翠星石~~~!」

翠星石「きゃっ!」

ジュン「翠星石・・・よかった・・・本当によかった・・・」

翠星石「そこまで喜ばれると・・・悪い気はしないです・・・。」

真紅「ふふ・・やはり帰ってきていたわね。」


366: 2008/11/03(月) 03:29:39.22 ID:YhMDv5t70
翠星石「真紅!」

真紅「最初からわかっていたわ…。あなたは必ず帰ってくると」

翠星石「ふふ…迷惑かけたです。」

真紅「やっぱりドッキリだったのね」

翠星石「てへへ・・・ばれてたですか・・・」

真紅「ばれないように私も一芝居打ったのよ。」

ジュン「さっきから何の話を?」


373: 2008/11/03(月) 03:35:35.38 ID:YhMDv5t70
真紅「ジュン。ごめんなさい。人間とドールが結ばれることがないなんて嘘をついて。」

ジュン「え?え?」

真紅「ここにいたわ。私の目の前に…」

翠星石「ひっひっひ~ジュン~?」ぎゅ

ジュン「???」

翠星石「数時間前に何言ったか覚えてるですか~?」

ジュン「何て言ったっけ…?」

翠星石「僕は人形に恋をしたことを笑われてもいいって言ってたですね?」

ジュン「そっそれは・・・」

翠星石「黙れです!男なら言った言葉に責任とれですぅ!」

ジュン「いったいどこへ・・・」

翠星石「決まってるです!翠星石とデートです!」

ジュン「ええ~~!?」

翠星石「うだうだ言ってないで早くくるです!」

380: 2008/11/03(月) 03:40:49.33 ID:YhMDv5t70
ジュン「頼むよ翠星石…家の中で・・・」

翠星石「黙れです!」

ジュン「くっ!こうなったら!それっ!」ぶちゅ

翠星石「んむっ!ん~!」

ジュン「ぷはっ!外だとこれができなくなるんだぞ!」

翠星石「ああ・・・ジュンから翠星石に・・・キスを・・・」うっとり

ジュン「おい聞いてるのか!?」

蒼星石「こら~~!!!!」

真紅「しまった・・・蒼星石たちを忘れていたわ・・・。」


384: 2008/11/03(月) 03:45:04.95 ID:YhMDv5t70
蒼星石「本当はドールと人間がキスをしても何も問題はないんだって?」

真紅「ええ。」

雛苺「むっふっふ~。いいこと聞いたの~」

蒼星石「翠星石~ちょっとあっちいってってね~」

金糸雀「ここはローゼンメイデン一の頭脳派、金糸雀も力を貸すかしら!」

水銀燈「間に合ったわ…」

ジュン「お…お前らまさか…」

蒼星石&雛苺&水銀燈&金糸雀「動くな~!」

ジュン「わ~!!!!!」

392: 2008/11/03(月) 03:49:08.72 ID:YhMDv5t70
ジュン「……………」プシュー

蒼星石「ふふっ。これで僕たちも」

雛苺「翠星石と同格なの!」

水銀燈「なかなかね…人間のくせに…」

金糸雀「大人の女に前進なのかしら~!」

翠星石「………(す…翠星石のジュンが)」

真紅「あら。みんないただいたなら、私も」ぶちゅ

ジュン「むぐ~~~!!!」じたばた

ジュン「………」ちーん

真紅「ふふっ・・・。」

400: 2008/11/03(月) 03:53:52.57 ID:YhMDv5t70
ジュン「…………」ピクピク

翠星石「ジュン!早く起きてです!」ぶっちゅー

ジュン「むぐぐぐぐぐ~~~~!(舌が入ってる~~~~!)」がくっ

雛苺「あああっ!また翠星石がキスしてるなの!」

水銀燈「こんどはディープね。私もいただくわ。」

蒼星石「僕も!」

金糸雀「金糸雀も~!」

真紅「もちろん私もいただくわ。」

ジュン「~~~~!!!!(もう許して…)」ガクン



END

408: 2008/11/03(月) 03:59:23.07 ID:YhMDv5t70

いやぁみなさんお疲れ様でした。
本当は鬱ENDしようと思ったんですが
何しろのりが一星球見つけちゃってるんで、これは使わないと鬱ENDにしても
「一星球なんだったんだw」ってなって
さよならの涙で終われないと思ったのでハッピーエンドにしました。
とはいえ…ハッピーなのは…ジュンだけ…かな?w

434: 2008/11/03(月) 05:39:38.90 ID:YhMDv5t70
まぁいいや…
ちょっと暇だから

AFTER STORYでも書くかな。

435: 2008/11/03(月) 05:43:21.57 ID:YhMDv5t70
翠星石「ジュン!早く起きるです!」

ジュン「ん…んん…」

翠星石「まったく…このちび人間は困った奴です…!」

翠星石「早く起きないと深いキスでお目覚めさせるです!」

ジュン「ZZZ…」

翠星石「ほ~そんなに翠星石にちゅーされたいですかぁ…」ニヤリ


翠星石「お望み通り叶えてやるです!!!!」ぶっちゅー

ジュン「~~~~!!!!」じたばた

437: 2008/11/03(月) 05:47:11.18 ID:YhMDv5t70
ジュン「……。」

翠星石「どうでしたか?お目覚めのキスは?」

ジュン「最悪です…。」

翠星石「ムカつくっ!ムカつくですっ!!」ガンガン!

ジュン「うわっ!踏むなよ!」

翠星石「(どうして…翠星石の前ではデレてくれないですかぁ…)」

ジュン「はぁ…(翠星石のキス…濃厚すぎ…)」

438: 2008/11/03(月) 05:52:20.93 ID:YhMDv5t70
真紅「あら御二人、一緒のお目覚め?」

翠星石「そうです!偶然にも同時に起きたです!」

雛苺「でもジュンがとても眠そうなの…。」

ジュン「いやー実は翠星石に起こされて…」

翠星石「とにかく!やっぱり翠星石とジュンは何か強い力で結ばれてるです!」

蒼星石「ジュン君…、どうしたの?唇が真っ赤だけど…。」

ジュン「お前たちが散々吸ったんだろーが!」

翠星石「じゃあ今度は優しくしてあげるです。ちゅー」

ジュン「やめ~!」

439: 2008/11/03(月) 05:59:30.70 ID:YhMDv5t70
翠星石「今日は、ジュンに翠星石の愛を形にしたものをあげるです。ありがたく受け取れです!」

ジュン「はぁ…。」

翠星石「何がいいですか?」

ジュン「別にいいよ。形にしなくても。」

翠星石「も~うちび人間たらぁ~、形にしなくてもいいだなんて
遠まわしにキスしてほしいって言ってるですかぁ?
仕方ない奴ですぅ~
ほら、ちゅー」

ジュン「ちっがーう!」

蒼星石「真紅…僕もう見てるの辛いよ…」

真紅「我慢しなさい…。私もなんだから…」

440: 2008/11/03(月) 06:02:39.09 ID:YhMDv5t70
ジュン「僕はまだ眠いよ。もうひと眠りしてくる…。」

翠星石「ああっ…ジュン…。」

真紅「(危なかった)」

蒼星石「(もう少しで、ジュン君にまた襲いかかるところだったよ…。)」



ジュン「ふぁ~あ…。むにゃむにゃ…ぐ~…」

441: 2008/11/03(月) 06:06:51.55 ID:YhMDv5t70
のり「ただいま~!」

雛苺「のりが帰ってきたの!おかえりなさいなの~!」

真紅「おかえりなさい。のり。」

蒼星石「おかえりなさい。」

のり「あら?翠星石ちゃんとジュン君は?」

蒼星石「部屋で一緒に寝てます。」

のり「相変わらずラブラブねぇ…。」





翠星石「ジュンに、キスマークをつけてやるです。」ぶちゅ~~~

442: 2008/11/03(月) 06:11:18.20 ID:YhMDv5t70
ジュン「のわぁぁぁぁぁぁ!!!!」

翠星石「どうしたですか?」

ジュン「なんだこれは!?」

翠星石「それは、翠星石からの愛の証であるキスマークです!」

ジュン「よりによって、首に付けなくても…。」

翠星石「首なら、誰でも気づくはずです!」

ジュン「なんでこんなことしたんだぁ?」

翠星石「決まってるです!ジュンは翠星石のものです!キスマークは名前みたいなもんです!」

ジュン「はぁ…。」

443: 2008/11/03(月) 06:17:10.67 ID:YhMDv5t70
ジュン「くっそー…翠星石のやつ~…!」

真紅「あら?どうしたの?」

ジュン「翠星石のやつが、僕の首にキスマークを付けたんだ。」

真紅「へぇ…キスマークね…。」

蒼星石「キスマーク…」

ジュン「蒼星石まで!」

雛苺「キスマーク雛も付けるの~!」

金糸雀「カナも~」

水銀燈「私も…」

薔薇水晶「動くと…頃すわ。」

雪華水晶「フフフ…。」

ジュン「くっ…くるな!くるなぁぁぁぁ!!!!!」

444: 2008/11/03(月) 06:22:27.18 ID:YhMDv5t70
翠星石「おわりです。
でもジュンへの愛は永遠に続くです。えへへー」ぶちゅうー

ジュン「むぐぐぐぐ…」ガクン…

引用: 翠星石「きょっ今日こそちび人間を振り向かせるです!」