428: 2012/05/08(火) 04:25:16.53 ID:4XYtU71m0


前回:P「事務所で寝た振りして雪歩の反応を伺う」

真「おっはよーございまーすっ!」

P「……」

真「あれ?まだ誰も来てないのかな?」

P(真か…朝から元気で実にいいことだ。さて、どんな反応をしてくれるか)

真「…って、プロデューサーいるんじゃないですか、いるなら返事くらいしてくださいよー」

P(いるけど寝てますよー)スゥースゥー

真「プロデューサー?ねえプロデューサー…?」

P「……」

真「っ!!……し、氏んでる…?」

P「」

デデデッデデデッデーデーーン
ぷちます!(14) (電撃コミックスEX)
439: 2012/05/08(火) 04:35:16.47 ID:4XYtU71m0
真「そんな…一体誰がこんなことを…っもしかして伊織…?昨日は特にプロデューサーに突っかかってたし」

P(なんで皆すぐに俺を殺そうとするんだろう…実は嫌われてる…?ヘコむなぁー)

真「もしくは律子と小鳥さんとの三角関係のもつれ…?ああっ!僕が付いていればこんなことには…!!」

P(真の脳内で俺は一体どんな男になっているのか小一時間問いつめたい、だがここは我慢だ)

真「……なーんて、ね。プロデューサー本当に寝てるんですか?」

P(ツッコミ待ちで俺を試していたのか…!真恐ろしい子!しかし俺を担ぐには10年早かったようだなフフフ)

真「プロデューサー朝ですよー、お仕事始まっちゃいますよー」ヒラヒラ

P(さあ、ここからが本番だ。真、どんなリアクションを取ってくれる!?)スゥースゥー

真「……本当に寝てるんだ、そっかそっか…」

442: 2012/05/08(火) 04:45:34.52 ID:4XYtU71m0
真「他には誰も来てないのか、プロデューサーも寝ちゃってるし」

P(そうだぞ、ここには俺とお前だけだ。さあどうするまこまこりん!)

真「ちょうどいいかな、ちょっと来るまでに汗かいちゃったし」

P(そうそう汗……なに?)ピクッ

真「着替えは置いてるのがあるし、タオルは自分のがあるからいいね」

P「……」ス、スゥースゥー

真「ちょっと、恥ずかしいけど…プロデューサー寝てるし大丈夫だよね…さっさと済ませちゃお」ゴソゴソ

P(な、なん…だと…?)

真「んっしょ…んしょっと…」

P(俺が腰掛けているソファーの後ろで衣擦れの音…そして真のセリフから推測するにコレは…)ドキドキ

真「ふう…でも良かったな、プロデューサーに汗臭いって言われる前に着替えられて」

P(あ、アカン…これはアカンで…!!)

446: 2012/05/08(火) 05:00:25.45 ID:4XYtU71m0
P(誤算…致命的誤算…!これじゃ「実は起きてましたー♪」なんて言い出せない!)

真「プロデューサーに汗臭い女の子なんて思われたくないもんね」

P(イカん!イカんですよ小鳥さん!このままではプロデューサーから着替え覗きの現行犯にクラスチェンジしてしまう!)

真「……」

P(しかもこのまま寝たふりを続けても、もし誰かが来てしまえばその時点でアウト!律子か伊織か亜美真美だったらさらに倍!裏ドラ!)

真「やっぱり、普通の下着も買おうかな…」

P(考えろ、考えるんだP…お前は皆をトップアイドルにするんだろう!こんな所でポリスのお世話になる時間はないはずだ)

真「スポーツブラ動きやすいけど、そればっかりだとプロデューサーに色気のない子だって思われちゃうよね」

P(何か…何かあるはずだ…この状況を一変させる策が)スゥースゥー

真「い、いや当然アイドルとして、女の子らしくする意味もってことだけどっ…!」ワタワタ

P(……何も思いつかん)

451: 2012/05/08(火) 05:18:15.56 ID:4XYtU71m0
・・・
・・


真「よっし、気分爽快!改めて、今日も一日頑張るぞ!」

P(お、終わったのか…助かった、寝込みドッキリにはこんな危険もあったのか、色々勉強になった…)

真「プロデューサーは…うん、寝てるよね。えーっと…それっ」ボムッ

P(ぬ、隣に座ったのか…?)

真「プロデューサー?実は起きてたとかありませんか?」

P(ドキッ!)

真「へへっ、なーんてね!プロデューサーはそんなことしないよね、寝てるけどイジワルしちゃいました」

P(すいません現在進行形でやってます)ビクビク

455: 2012/05/08(火) 05:33:51.78 ID:4XYtU71m0
真「……ね、プロデューサー」

P(なんだい真)スゥースゥー

真「プロデューサーはやっぱり、春香や雪歩みたいな女の子らしい子の方が好k……プロデュースしやすいのかな?」

P「……」

真「ボクも最近結構頑張ってるんですよ?前よりかは女の子らしくなれてるかなーなんて、えへへ…」

真「プロデューサーが頑張ってくれるからボクも頑張れるんです、たぶん他のアイドルの皆も…」

真「なんて言うか、ファンのため、自分の夢のためっていうは当たり前として、それともう一つ」

真「プロデューサーのため…っていう力が湧くっていうか」

真「何言ってんのかなボク、えへへ…プロデューサーは寝てるのに」

真「でも、寝てる時くらいじゃないと、こんなこと言えないんだよね」

真「…うー、何か顔熱くなってきた…」

457: 2012/05/08(火) 05:40:57.92 ID:4XYtU71m0
真「…寝てる時しか言えない…か」

P「……」

真「ね、ねえプロデューサー?ボク、ね…」

真「プ、プロデューサーのここ、こと」ボソボソ

P「……ん」モゾッ

真「ッ!!!?」ズザザザザッ

P「ん、ふぁ…ぁあ…?真?来てたのか?」

真「ふひゃい!ききててます!」

P「どうしたんだそんな慌てて?…まさか寝てる俺にイタズラしようとしてたのか?」

真「そそそんなことしないです!プロデューサーじゃないんだから!」

P「何その言い方ひどい」


461: 2012/05/08(火) 06:01:55.68 ID:4XYtU71m0
真「プ、プロデューサー?その、さっきの…聞いて…」

P「さっき?俺が寝てる時か?何か言ってたのか真」

真「い、いえ!特に何も!」

P「……そっか。眠気覚ましにコーヒー買って来るけどお前も行くか?」

真「え、でもコーヒーなら」

P「何か缶コーヒー飲みたい気分でさ、ジュースくらい奢ってやるぞ」

真「いいんですか?それじゃあご馳走になろうかな」

P「おう、任せとけ。んじゃ行くか」

真「へへっ、はいっ」

P「ありがとな、真」

真「え?何か言いました?」

P「いんや何も、んじゃ皆が来る前にちゃちゃっと行って来るか」

真「はいっ」


おわり

462: 2012/05/08(火) 06:03:43.18 ID:RMyRx9/ji
まこりんマジ天使

463: 2012/05/08(火) 06:04:30.62 ID:CbTjL2yx0

なぜあそこで起きちまったんだPよ

P「事務所で寝た振りしてやよいの反応を伺う」

引用: P「事務所で寝た振りしてアイドル達の反応を伺う」