568: 2012/05/08(火) 09:38:07.23 ID:zTuVWtMp0

前回:千早「事務所で寝た振りしてプロデューサーの反応を伺う」

きらり「オッスオッス!みんなおはよー☆」

P(きらりが来たか。朝から声でっけぇな)

きらり「……あれー?」

きらり「みんないなーい?おっきく元気にあいさつしたのにぃ~」

きらり「うきゅ~……きらりんパワーでみんなとハピハピ☆できな~い やだー」

P(テンション落ちたきらりって珍しいかも……とりあえず俺の存在に気付かせなければ)

P「……」ゴソッ

きらり「!!」キラリーン

どどどどっ

P(すごい勢いでこっちに向かってる!なにこれ怖い!)
ぷちます!(14) (電撃コミックスEX)
570: 2012/05/08(火) 09:38:55.25 ID:fKF0vrXa0
進撃のきらり

574: 2012/05/08(火) 09:41:18.82 ID:zTuVWtMp0
きらり「おー Pちゃんめっけ!オッスオッスおはよー☆」ドーン

P(うるさっ! そんなでかい声出したらどんな爆睡でも起きるわ!)

P(しかし本当に起きてしまえば企画が倒れてしまう。ここはちゃんと寝たふりしなければ)

P「……」

きらり「……あれれー? Pちゃんおねむさん? ぐっすりスヤスヤ?」

P(はいそうです。ネテマスヨー)

きらり「そっかそっか Pちゃん寝てるんだ 最近お疲れ様だったからにぃ」

P(さてここからどうくる?ねぎらってこのまま寝かせてくれるのもうれしいがそれじゃ面白く……)

きらり「そんじゃそんなお疲れPちゃんに☆ きらりんパワーいっぱいいっぱい分けてあげちゃおう!」

P(!?)

きらり「寝てる間にいっぱいいっぱいハピハピ☆ これでPちゃん完全ベホイミ☆ うきゃー!」

P(え、ちょっと待って!? 俺これからなにされんの怖い! 頭痛が痛い未知の恐怖が怖い!)

578: 2012/05/08(火) 10:00:31.40 ID:zTuVWtMp0
きらり「えーっと」ズドン

P(お、俺の頭の横に座って……?)

きらり「よいしょ」ガシッ

P(やだ! 頭つかまれた! 誰か助けて!)

きらり「そんで」

P(やられる!にぎりつぶすされる!HP最大で最高威力ぶつけられる!確定一発持ってかれる!)

きらり「よっと」ススッ

P(Pは めのまえが まっくr……あれ?)

きらり「Pちゃんみんなの為に頑張ってるからにぃ たぶんぐっすり寝れる日も少ないんじゃないかな」

きらり「よく漫画とかで男の人はこれでぐっすりきもちいって感じの見るけど、これでハピハピ☆できるのかな」

P(膝枕……? なんだ……よかった……)

P(きらりのことだからもっと過激なのを想像してたんだが……なんか拍子抜けだな)

P(……)

P(きらりの膝枕、気持ちいいな…)

818: 2012/05/08(火) 17:27:54.09 ID:VMidf2SI0
きらり「寝てるPちゃんもかっこいー☆ そんでかわいー☆ かっこかわいー☆」

P(しかしきらりがこんな行動に出るとは。ちょっと予想外だったな)チラ ←薄目

P「!」

きらり「うきゃ?」

P(やばい。目の前にすごいたわわに実ったジャンボフルーツががががが)

P(背の高さばかり目立つがこいつもかなりの胸があったんだ……盲点になりがちだったな)

きらり「Pちゃんちょっとピクってなったー やっぱかわいー☆」

821: 2012/05/08(火) 17:31:20.87 ID:VMidf2SI0
きらり「Pちゃん頑張り屋さんだもんねー いつもいっしょーけんめーお仕事するからお疲れちゃんになっちゃうよねー」

きらり「そんなPちゃんにはごほーびあげちゃお☆」

P(ご、ごほーび?)

きらり「ほいっ ナデナデ~☆」

なで……

P(!)

P(これは……)

822: 2012/05/08(火) 17:33:32.91 ID:VMidf2SI0
を撫でられること。幼いころは誰しもが親などにしてもらった経験があるだろう。

俺も例外ではない。小さかったときは母さんにも親父にもたまに撫でてもらったものだ

しかし男は大きくなるにつれてそういった触れ合いは少なくなっていくもの

十何年だろうか、頭を撫でられることなど、もうずっと誰にもされてこなかった

だがこの身体の大きな少女に、こうして頭を撫でられたことで大昔のなつかしさのようなものを感じた

普段のような力強い振る舞いをしているとは思えぬ、うって変わって優しい仕草

男よりも大きなその手のひらは、まるで自分が小さくなったかのように勘違いさせる

そして、子どもの頃にしてもらった、大きな手で撫でられた記憶

あの頃に刻み付けた、忘れていたものがいま、浮かび上がる

823: 2012/05/08(火) 17:34:06.65 ID:VMidf2SI0
頭を撫でられること。幼いころは誰しもが親などにしてもらった経験があるだろう。

俺も例外ではない。小さかったときは母さんにも親父にもたまに撫でてもらったものだ

しかし男は大きくなるにつれてそういった触れ合いは少なくなっていくもの

十何年だろうか、頭を撫でられることなど、もうずっと誰にもされてこなかった

だがこの身体の大きな少女に、こうして頭を撫でられたことで大昔のなつかしさのようなものを感じた

普段のような力強い振る舞いをしているとは思えぬ、うって変わって優しい仕草

男よりも大きなその手のひらは、まるで自分が小さくなったかのように勘違いさせる

そして、子どもの頃にしてもらった、大きな手で撫でられた記憶

824: 2012/05/08(火) 17:36:26.02 ID:VMidf2SI0
あの頃に刻み付けた、忘れていたものがいま、浮かび上がる

P(そうか)

P(これが)











               愛か












826: 2012/05/08(火) 17:38:26.00 ID:VMidf2SI0
P「……うん…?」

きらり「お、Pちゃんおっすおっす!ハピハピしてぅー?」

P「……ああ、おはようきらり」

P(俺、本当に寝ちまってたのか……)

P(……昔を夢で見るなんて、いつぶりかな)

きらり「ぐっすりスヤスヤで完全回復☆ できたかな?」

P「ああ、気持ちよかったよ。ありがとうきらり」

きらり「うきゃー! ほんとほんと? Pちゃんきらりのきらりんパワー感じた?」

P「そうだな。きらりのおかげだ」

きらり「うきゃー☆」




P「よしっ 今日も仕事がんばるか!」

終わり

836: 2012/05/08(火) 17:51:02.15 ID:FfK50zFA0
黒井「…おやぁ?誰かと思えば薄汚い765プロのプロデューサーではないか!」

P(……)

黒井「テレビ局の休憩コーナーで居眠りをするなんて実に底辺事務所のプロデューサーらしい!」

P(…妙な人に捕まった、このまま寝たふりでやり過ごすか)

黒井「……ふん、最近765プロの連中の仕事が増えて実に忌々しい」

黒井「どうせこの若造が駈けずり回っているからなんだろうが」

黒井「あの頃の高木そっくりで……見ていて腹が立つ」

黒井「アイドル業界はアイドルの実力が全てだ!プロデューサーとアイドルの絆など何の役に立つ!!」

837: 2012/05/08(火) 17:51:21.60 ID:FfK50zFA0
黒井「……」

P(……)

黒井「……ふん、私としたことがこんな寝ている若造の前でつい熱くなってしまった」

黒井「だが私のやり方が正しいと765プロを叩き潰し高木に証明してやるわ!!」

P「……俺たちだって簡単にやられるわけにはいきません」

黒井「ウィッ!?」

P「俺たちが、765プロのやり方があなたにも負けないということをあなたを倒して証明してみせますよ」

黒井「おのれ若造!起きていたのか!」

P「……割りと最初の方から」

黒井「ふ、ふん!このような卑劣な罠に私をかけようとはこれだから765プロは!」

黒井「いいか!私のゴージャス!でエレガント!な961プロがお前たちに負けるなどありえんのだ!」

黒井「今日のところはここまでにしておいてやる!ククク…フハハハ…アーッハハハハ!!」

P「……普通にしてたらあの人も悪い人じゃないんだろうけどなぁ」

特に落ちもなくおわり

838: 2012/05/08(火) 17:54:01.14 ID:k6WjmkB40
なんだろう、実に悪くない

839: 2012/05/08(火) 17:55:23.52 ID:4OP/Teae0
黒井さん黒くないじゃないですかー














アリだと思います

842: 2012/05/08(火) 17:58:15.28 ID:Hd+/mVet0
P「Zzz……」

ガチャ

杏「ただいま」

P「Zzz……」

杏「……」

バタン





次:P「事務所で寝た振りして音無さんの反応を伺う」

引用: P「事務所で寝た振りしてアイドル達の反応を伺う」