1: 2013/06/24(月) 06:50:52 ID:D7RaSgI6
エレン「アニのパーカーのフードの匂い嗅ぎたい」とかの人です。後日談の予定です。

2: 2013/06/24(月) 06:53:35 ID:D7RaSgI6
~小屋~

アニ「・・・」

アニ(早く、来すぎちまったね)

アニ(・・・あれから私達は、少しでも時間が空くと、皆の・・・特にミカサの目を盗んでここに来ていた)

アニ(決まってする事は・・・まぁ、ハグのし合いとかそんな事)

アニ(たまにキスもするかな?って程度)

アニ「・・・はぁ」
進撃の巨人(34) (週刊少年マガジンコミックス)

3: 2013/06/24(月) 06:56:35 ID:D7RaSgI6
アニ(少し進展が欲しいかな、なんて思っているのはきっと私だけだろう)

エレン「お待たせ~」タッタッタッ

アニ「お、来たね・・・」

エレン「多分誰にも見つからなかったと思うけど・・・」

アニ「ミカサとかに見られたら、本当洒落にならないからね」

エレン「大丈夫大丈夫!よし、じゃあ入るか」ガチャッ

4: 2013/06/24(月) 07:00:15 ID:D7RaSgI6




アニ「あ、あうっ、くすぐたいってば、そこ・・・」

エレン「はぁっ、すーっ」

アニ「んっ、く・・・はっ」

エレン「ふぅ、んっ」

アニ(私の事を嗅ぎ回すエレンは、なんだか犬の様に見える)

エレン「はっ、はっ」

アニ(それにされるがままの私も、十分犬の様だけど・・・)

6: 2013/06/24(月) 07:04:00 ID:D7RaSgI6
エレン「はっ、はぁ・・・なぁ・・・アニ」

アニ「えっ?」

エレン「全部、脱がしていいか・・・?」

アニ「い、あ、あの・・・」

アニ(どうやら、進展を待ってたのは私だけじゃなかったみたいだね・・・)

エレン「駄目か・・・?」

アニ(・・・うっ、その目をやめろ・・・)

エレン「・・・」

アニ(今日は、焦らしてやるか・・・)

アニ「すまん・・・今は、ちょっと・・・」

エレン「ん、何かごめんな」しょぼん

アニ(くっ、罪悪感が・・・)

エレン「今日はこんなとこにしとくか?」

アニ「ん」コクッ

7: 2013/06/24(月) 07:08:39 ID:D7RaSgI6
~訓練~

エレン「~~~」

ミカサ「~~~」

アニ(あ、エレンだ・・・今日は一緒に組むように頼んでみようかな、って、ミカサじゃないかい・・・)

ミカサ「あれから本当に何も無いの?」

エレン「・・・っ、当たり前だろ!」

ミカサ「本当?」

エレン「本当だよ!俺を信じられないのか?ミカサ」

ミカサ「いっ、いや信じる!」あたふた

アニ(・・・っ、やっぱり、私なんかお似合いだよ・・・)ズキッ

ミーナ「アニ~、組も~」

アニ「ん、いいよ」

8: 2013/06/24(月) 07:12:05 ID:D7RaSgI6
ミカサ「強くなってる・・・エレン」

エレン「そうか?」

ミカサ「前より筋肉が付いてる気がする・・・」ぺたぺた

エレン「筋トレ頑張ってるからな」

ミカサ「やっぱりエレンは頑張り屋さん」ぺたぺた




アニ(私のエレンにっ、気軽く触んなっ・・・!)ジロッ

ミーナ「どうしたの?そんな怖い顔して・・・」

9: 2013/06/24(月) 07:15:54 ID:D7RaSgI6
~訓練後~

アニ「・・・はぁー」

ミーナ「疲れたねえー」

アニ「・・・うん」

ミーナ「どうしたの?」

アニ「いや、何にもないよ・・・」

ミーナ「ん、じゃ行こっか~」

アニ(ミカサに嫉妬して、訓練に身が入らないなんて言えるかい・・・?)

10: 2013/06/24(月) 07:21:08 ID:D7RaSgI6
~食堂~

アニ(ご飯の時間ぐらいはエレンと一緒にいたい・・・)

エレン「~~~」

ミカサ「~~~」

アニ(・・・っ、また一緒にいる・・・いや、あれがいつもの光景なんだ)ズキッ

エレン「~~~、だよなぁ!」

ミカサ「・・・くすっ」

アニ(私の方が、邪魔者で・・・そうだよね、私なんかが・・・)

クリスタ「アニ、こっちで一緒に食べようよ!」

アニ「あ、ああ」

11: 2013/06/24(月) 07:25:49 ID:D7RaSgI6
クリスタ「~~~、~~~でさぁ」

ユミル「~~~だよ!」

サシャ「~~~ですねぇ・・・」

アニ(エレン、エレン・・・私の、エレン・・・きっとエレンは、ミカサのものなんだ・・・)

ミーナ「今日のアニ、なんか体調悪そうだよ?早めに休んだ方いいって!」

アニ「そうかい?・・・じゃあ、お言葉に甘えて、そうすることにするよ・・・」

アニ(起きていたら、エレンの事ばかり想ってしまうから・・・)

12: 2013/06/24(月) 07:29:00 ID:D7RaSgI6
エレン『なあ、アニ!俺、ミカサと付き合う事になったんだ!』

ミカサ『・・・ふんっ、女狐が、思い上がらないで欲しい』

エレン『まあ、そういう事だから、いつものあれはもうやめにしよう!』

ミカサ『哀れ』くすくす




アニ「・・・っはぁ!」

アニ「はぁっ、はぁっ・・・」

アニ「悪夢だ・・・」

アニ(結局、寝てても起きていても変わらないじゃないか・・・)

14: 2013/06/24(月) 07:41:53 ID:D7RaSgI6
アニ「なぁ、エレン、今日の夜・・・」

エレン「あ、すまん!今日、すげえ疲れてて・・・明日の訓練にも響くからさ、また次にしようぜ」

アニ「・・・その通りだね・・・」

アニ(もっともだよ、私は何を言ってるんだ・・・)

エレン「じゃあ、おやすみ」

アニ「ん」コクッ

15: 2013/06/24(月) 07:45:56 ID:D7RaSgI6
~翌日~

アニ(・・・今日、生理か・・・)

サシャ「すごい具合悪そうですけど、大丈夫ですか?」

アニ「・・・大丈夫だよ」

サシャ「無理しないで、何かあったら言って下さいね!」

アニ「・・・大丈夫、だって」

サシャ「じゃあ行きましょう!」

アニ「・・・いいね、サシャは能天気で」

ミーナ「ちょ、ちょっと!アニ!サシャに謝って!」

サシャ「いや、全然大丈夫です!私だってそういう日ありますから!」

アニ(私の馬鹿・・・なんでサシャに当たってんだよ!・・・こんなとこ、エレンに見られたら・・・)

16: 2013/06/24(月) 07:49:15 ID:D7RaSgI6
~訓練~

エレン「なぁ、アニ」

アニ「・・・っ、何?」

エレン「今日の訓練、組もうぜ」

アニ(今日、生理で訓練だるいのに・・なんでこんなタイミングなんだよ・・・)

エレン「駄目、か・・・」

アニ「また、今度にしよう」

アニ(今度今度って、いったいいつの話をしてるんだい、私は)

23: 2013/06/24(月) 19:02:55 ID:D7RaSgI6
アニ「・・・はぁ」とぼとぼ

どんっ

ジャン「ってえ、おい、気を付けろよな」

アニ「あ、すまん・・・」




アルミン「最近アニ元気無いね・・・どうしたんだろ」

エレン「おう、そうだな・・・」

アルミン「あの後結局どうなったの?」

エレン「いや、何にもねえよ、気持ちもおさまったし」

アルミン「ほっ、そっか」

エレン「・・・」

24: 2013/06/24(月) 19:06:21 ID:D7RaSgI6
エレン「なあ、アニ」

アニ「・・・ん?」

エレン「お前、大丈夫か?」

アニ(アンタのせいで、大丈夫じゃないんだよ・・・)

エレン「最近元気無いみたいだし」

アニ「ん、心配いらないよ」

エレン「・・・」

25: 2013/06/24(月) 19:09:06 ID:D7RaSgI6
エレン「・・・俺の事、嫌いになったんだろ」

アニ「っ、はぁ!?」

エレン「そうだろ?なぁ、この関係、止めたいならそう言ってくれよ」

アニ「ちっ、ちが・・・」

エレン「だよな、匂いがどうのこうの言われた上に全部脱げだぞ?嫌いにならない訳ねえじゃねえか」

アニ「だから・・・っ」

26: 2013/06/24(月) 19:11:17 ID:D7RaSgI6
エレン「・・・やめにしよう」

アニ「!」

エレン「もう、無かった事にしようぜ」

アニ「・・・アンタはもう、したくないのかい?」

エレン「・・・決まってんだろ、してえよ、俺だって男だ」

28: 2013/06/24(月) 19:14:03 ID:D7RaSgI6
アニ「じゃあ、いいじゃないか・・・っ」

エレン「無理すんなって」

アニ「っ・・・、本当にやめたいのは、アンタなんだろ!?そう言ってくれよ!」

エレン「・・・」

アニ「だ、だって、最近全然構ってくれなかったじゃないか!」

エレン「・・・は?」

29: 2013/06/24(月) 19:15:39 ID:D7RaSgI6
アニ「しようって言っても、明日は訓練だの!」

エレン「・・・」

アニ「喋ろうと思っても、ミカサとべったり!」

エレン「・・・くくっ」

アニ「何だよ、笑うな!」

エレン「はっはっはっ!」

アニ「馬鹿に、すんな・・・」

30: 2013/06/24(月) 19:19:10 ID:D7RaSgI6
エレン「くくっ、そう思ってたの、お前だけじゃないぜ・・・」

アニ「・・・は?」

エレン「訓練しようにも、他の奴と組むし」

アニ「あ・・・」

エレン「直接誘っても、断られたしな」

アニ「う・・・確かに・・・」

エレン「お互い、寂しかったって訳か?」

アニ「私はっ、寂しくなんかっ・・・」

エレン「じゃあ、何で泣いてんだよ」

31: 2013/06/24(月) 19:21:24 ID:D7RaSgI6
アニ「泣いてないっ!」ぽろぽろ

エレン「なあ」

アニ「・・・何だい!」

エレン「抱き締めて、いいか?」

アニ「・・・」コクッ

33: 2013/06/24(月) 19:23:35 ID:D7RaSgI6
アニ「で、でも・・・今日は生理だからっ・・・」

エレン「・・・は?セイリって何だ?」

アニ「・・・」

エレン「駄目なもんなのか?そ、そのセイリってやつは」

アニ「・・・」

エレン「おいっ!」

アニ「相変わらず、馬鹿だね」くすっ

エレン「??」

34: 2013/06/24(月) 19:24:55 ID:D7RaSgI6
アニ「ふふっ」ぎゅーっ

エレン「なんだよ、まったく変な奴だな」

アニ「こっちのセリフ!」

エレン「まあいいか、アニだし」

アニ「それどういうこと?」

35: 2013/06/24(月) 19:26:44 ID:D7RaSgI6
エレン・アニ「~~~」いちゃいちゃ

ミカサ「・・・エレンの、うそつきっ・・・」

たったったっ

エレン「・・・ぁ」

アニ「どうしたんだい?」

エレン「今、ミカサに見られたかも・・・」

アニ「!」

エレン「追っかけてくる!」

アニ「・・・っ」ぎゅっ

36: 2013/06/24(月) 19:29:05 ID:D7RaSgI6
アニ「駄目」

エレン「なっ・・・何でだよ!」

アニ「だめったら、めっ」ギロッ

エレン「」ビクッ

アニ「後で、説明しよう」

エレン「っ・・・」

アニ「それより・・・」

エレン「?」




アニ「匂い、嗅がせてよ」

END?

38: 2013/06/24(月) 19:30:39 ID:hNzH095I
乙ん

引用: エレン「アニのパーカーのフードの匂い嗅ぎたい」~後日談~