400: 2016/04/23(土) 02:55:44.94 ID:NO4t15htO


シリーズ:提督「安価でみんなと遊ぶ」シリーズ 

最初から:提督「安価でみんなと遊ぶ」【1】
前回:提督「安価でますますみんなと遊ぶ」【4】

―執務室―

提督「意外とウサギは凶暴だし、構いすぎるとストレスがたまるという……」

提督「想像のウサギとは大違いだな……そして、それをまさか巻雲に教えられる……」

提督「いやまて、そもそもあいつらのウサギは実際のウサギと同じように扱ってもいいのか!?」

下2

401: 2016/04/23(土) 02:58:43.53 ID:MEo67UP+O
適当に集めた4人で三周年祝い

403: 2016/04/24(日) 03:11:58.05 ID:0Amr9OwM0
―食堂―

提督「三周年パーティだ!」

吹雪「はあ、そうですね」

提督「どうした吹雪、もっと盛り上げてもいいんだぞ」

吹雪「いえ、この鎮守府もそんなにたつんだなぁ、と思いまして」

提督「感慨深いというやつだな」

吹雪「そう、かもしれませんね」

電「こうして過ぎた時間もいいことばかりではないのです」

五月雨「そうですねぇ」

電「司令官さんには困ったことです」

五月雨「そういう意味で同意した訳じゃないつもりだけど……」
艦隊これくしょん -艦これ- おねがい!鎮守府目安箱 1 (電撃コミックスNEXT)
404: 2016/04/24(日) 03:12:37.29 ID:0Amr9OwM0
提督「そんなことはどうでもいいだろう」

電「どうでもよくはないのです」

提督「今はとにかく祝う気持ちがあることが重要だ」

叢雲(祝う気持ちがある人なんているのかしら)

電(そんな気持ちがある人は司令官さんだけだと思うのです)

提督「なんか祝う気のないやつの心の声が聞こえた気がするが……」

叢雲「気のせいじゃない」

提督「そうか、気のせいか。じゃあ、まずは乾杯からするぞ!」

叢雲(ちょろいんだけど、ここの司令官は大丈夫なのかしら)

405: 2016/04/24(日) 03:13:05.43 ID:0Amr9OwM0
~~~~~~~~

提督「……」

叢雲「大体あんたは――」クドクド

電「どうせ司令官さんは何にも考えてないのです」

吹雪「それはそうかもしれませんね」

提督「……こいつら酔ってない?」

五月雨「す、すみません、私が間違えて頼んでしまったみたいで……」

提督「またドジっこか」

五月雨「ど、ドジっこって言わないでください」

提督「だが実際に祝う状況じゃなくなったし……って、そういや漣は?」

五月雨「……あっ」

提督「……それは謝っておけよ」

406: 2016/04/24(日) 03:13:32.65 ID:0Amr9OwM0
―執務室―

提督「また別の機会にすることにした」

提督「初心のころからの付き合いだし、その時に何かお礼するべきかもしれんな」

下2

409: 2016/04/25(月) 00:27:11.39 ID:dHmS8TnT0
―庭―

提督「さて、今日も今日とで……あれは霰?」

霰「? 司令官……」

提督「こんなところで何をしているんだ?」

霰「ん……飼育」

提督「し、飼育? 動物とかは飼うのは禁止だぞ」

霰「動物じゃない……」

提督「動物じゃない? ……昆虫、か?」

霰「少し当たり……」

提督「少し?」

霰「正解はこれ」スッ

提督「……お、おう」

249: 2016/03/30(水) 01:30:39.90 ID:8bq+yggiO
霰と幼虫を育てる

410: 2016/04/25(月) 00:27:37.67 ID:dHmS8TnT0
提督(なんか知らんが芋虫を見せられた。何の幼虫だこれ)

提督「気持ち悪いと思わないのか?」

霰「むしろかわいい……かも……」

提督(マジかよ)

霰「最初はあまり……だったけど、飼ってみると意外と……」

提督「飼ってみるとって?」

霰「んー、朝潮に言われたから、です」

提督(なんかあったのかな……)

霰「司令官は、虫苦手?」

提督「そうでもない。だが、幼虫育てる奇特な奴がいるとは思ってなかったってのがな」

霰「そう……」

411: 2016/04/25(月) 00:28:33.01 ID:dHmS8TnT0
提督「……ちなみに、育ててどれくらいなんだ?」

霰「半年くらい、です」

提督「半年ねぇ……」

提督(……あれっぽいが、まさかなぁ)

霰「どうかした……?」

提督「いや、なんでもない。まあ、生き物育てること自体はいいことだ。迷惑にならない程度に頼む」

霰「うん……」

提督「……」

霰「……?」

提督「一回だけ餌やりやらせてくれ」

霰「いいよ……」

412: 2016/04/25(月) 00:31:53.46 ID:dHmS8TnT0
―執務室―

提督「流石に半年も育ててるんだから、何が育つか知ってて育てているだろう」

提督「一応こっそり飼育しているみたいだし、このまま見守っておくか」

下2

414: 2016/04/25(月) 00:33:21.40 ID:54+SEIxbo
神通と夜を風流に

417: 2016/04/26(火) 01:43:02.45 ID:llrN+wSuo
―母港―

神通「……」

提督「どうした、何か見えるのか」

神通「提督……見えるとするのなら、黒に染まった海ですね」

提督「そうか、それもそうだな」

神通「今日は静かですし、少し涼みに来たんです」

提督「涼みに……なるほどな、確かに今日は良い風が吹いている」

神通「提督はどうしてここに?」

提督「なに、俺も涼みに来ただけだ」

神通「ふふ、奇遇ですね」

提督「まったくだ」

418: 2016/04/26(火) 01:43:52.82 ID:llrN+wSuo
神通「……そういえば、手に持っているそれはなんですか?」

提督「ああ、桜餅だ。いるか」

神通「いいんですか?」

提督「ああ、外を歩いて出会った奴と適当に食べようと思ってたからな」

神通「適当な選び方ですね、それ」

提督「それぐらい気楽な理由の方がもらいやすいだろ?」

神通「そう言われると……もしかして、提督」

提督「考えても無意味だろう、いいから食べろ」

神通「提督は不器用ですね」

提督「今日はなんとなくそんな気分なんだ」

419: 2016/04/26(火) 01:45:43.79 ID:llrN+wSuo
~~~~~~~~

提督「……そろそろ部屋に戻るか」

神通「はい、私はもう少し海を見ていますね」

提督「ん、そうか」

神通「体を冷やさないように気を付けて下さいね」

提督「それは神通の方もだろ」

神通「はい、気を付けるようにします」

提督「……いや、やっぱいかに春といえども舐めてはかかれんな」

神通「?」

提督「ちょっと後ろむいてろ」

神通「はい……えっ?」パサッ

提督「上着を貸しといてやる。じゃあな、なるべく早く戻れよ」

神通「そんな、気にして頂かなくても……」

提督「春だからこそできる芸当だからやってみたかっただけだ。風邪が温かくなってはいるが、夜だとまだ寒い今だけのな」

神通「……本当に、今日の提督は不器用ですね」

420: 2016/04/26(火) 01:46:13.14 ID:llrN+wSuo
―執務室―

提督「近々また作戦があるからって緊張してるのだろうか」

提督「だがまあ、あの様子なら自分で解決するだろう。きっとな」

↓2

422: 2016/04/26(火) 02:08:17.31 ID:dh+sg7xAO
霰、まさかのんちゃ砲体得

423: 2016/04/26(火) 23:32:58.80 ID:llrN+wSuo
霰「司令官、新しい技覚えた……」

提督「新しい技? ははは、いったいどんな技なんだい」

霰「ここで見せても良いの……?」

提督「もちろんさ。さあて、どんな技を見せてくれるのかな」

霰「うん……」

提督(どうせ可愛い感じの攻撃だろう、暖かく見守ってやろう)

霰「スゥ……んちゃーーーーーーーーーーーーーー」

ドゴーン!!

提督「……う、うん? あれ、おかしいな……砲撃にも耐えれるように作った執務室が……あれ」

424: 2016/04/26(火) 23:33:25.96 ID:llrN+wSuo
霰「どう……ですか?」

提督「いや、どうっていうか……いやいやいや! ちょっ、何その破壊力!?」

霰「何って……んちゃ砲です……」

提督「マジで!? というか、執務室の半分が壊れたんだけど!? 生きてるのが不思議なくらいなんだけど!?」

霰「当たらないように撃ったから……」

提督「すごいなおい!」

霰「えっと……どうします……?」

提督「どうするって……執務室はまた修理だな……つーか、その技があったら武器とかいらないんじゃ……」

霰「そうですか……?」

提督「つーか、これ相当やばいんだけど、どうやって出したんだ?」

霰「気付いたら……出せるようになってた……」

提督「気付いたら……まあ、こんな技術をもっているのは妖精さんくらいだし、そこの線を当たってみるか……」

霰「……あっ、司令官……後ろ」

提督「ん? うごっ!!」ゴンッ

425: 2016/04/26(火) 23:33:51.63 ID:llrN+wSuo
~~~~~~~~

提督「……あれ、ここは……」

明石「あ、起きましたか。ここは医務室です」

提督「えっと、俺何をやってたんだっけ」

明石「すみません、改装用の資材が飛んでいってしまって」

提督「ああ、そうか……」

提督(流石にんちゃ砲は夢か……)

明石「その代わりと言ってはなんですが、今度は壊れないように部屋を修理してあげますから」

提督「……え、部屋の修理?」

明石「はい。なぜか部屋が大破していたので、直さないといけませんから」

提督「……その、原因は分かっているのか?」

明石「誰かの砲撃が誤射したと聞いていますけど……でも、砲撃くらいじゃ壊れないようにしたはずなんですけどね」

提督「……」

426: 2016/04/26(火) 23:34:17.74 ID:llrN+wSuo
―提督私室―

提督「跡地は治るまで見に行かない。あれを現実だとは思いたくない」

提督「うん、夢だ、あれは夢に違いない……事実だったとしても、無かったことにしておこう」

↓2

415: 2016/04/25(月) 00:33:22.99 ID:gN/Hj2HIO
未だにこたつむりと化している艦娘からこたつを奪う

430: 2016/04/28(木) 01:35:55.09 ID:E/DdlDjdo
提督「何、いまだに炬燵に潜って出て来ない艦娘が居る?」

吹雪「はい、そうみたいです」

提督「はぁ、まったく……もう春だというのに」

吹雪「気に入るのはいいんですけどね」

提督「そうだが、度が過ぎるというのは何でもいけないぞ」

吹雪「そうですね。……司令官、どこに行くんですか?」

提督「ちょいと問題の部屋をな」

吹雪「一応見に行くんですね」

提督「どうせ初雪やもっちーだと思うんだけど」

吹雪「いえ、今回は――」

431: 2016/04/28(木) 01:36:28.02 ID:E/DdlDjdo
―G・ツェッペリン級の部屋―

提督「……まさかお前等とはなぁ、ビス子にグラ子」

ビスマルク「私はそんなビスケットみたいな名前じゃないわよ!」

グラーフ「グラ子とは私のことか?」

提督「とりあえずビスマルクはその亀みたいな恰好をやめろ」

ビスマルク「座ると背中が寒いじゃない」

提督「今は春だからそんなに寒くないだろ!?」

ビスマルク「アトミラールにしては真面な事を言うわね……貴方誰」

提督「いや、元から季節の行事に関しては厳格な方なんだけど」

グラーフ「ふむ、つまり私達からこたつを引き離そうと?」

ビスマルク「出来る物ならやってみなさい」

提督「じゃあ遠慮なく。ふっ!」グイッ

432: 2016/04/28(木) 01:36:58.05 ID:E/DdlDjdo
グラーフ「ふん、軽いな」

ビスマルク「ふっふっふ、その程度の力しかないの?」

提督「二人がかりな上に艦娘の御前らが負ける方がよっぽどだと思うんだが」

ビスマルク「負けを認めるということで良いのかしら」

提督「いいや、これだ」ピッ

ゴォォォォ

グラーフ「……なんだか、心なしか熱くなってきていないか」

ビスマルク「確かに……あ、アトミラール、それはなんなの?」

提督「クーラーだ。もっとも、今は暖房にしているのだがな」

ビスマルク「だ、暖房ですって!?」

グラーフ「くっ……」

提督「はーははは!! 何時まで耐えられるのか見ものだなぁ」

ビスマルク「ぐっ、ううう、つ、次は屈しないわよ!」ダッ

グラーフ「あっ……すまないな、この場は預ける」ダッ

提督「ふっ、虚しい勝利だ」

433: 2016/04/28(木) 01:37:30.78 ID:E/DdlDjdo
―提督私室―

提督「初雪とかならもっと対策は完璧だっただろうな。相手が弱くて助かった」

提督「……あ、そいえば暖房切ってない……まあ、まだ春だし室温もそこそこで元に戻るだろう。食べ物置いてたら悲惨だが」

↓2

435: 2016/04/28(木) 01:38:21.75 ID:f/jLcPRH0
jailhouse height chart wallをバックに大淀、明石、間宮、伊良湖と写真を撮る

440: 2016/04/29(金) 00:03:14.91 ID:CsLl+xDk0
提督「jailhouse height chart wall……それは海外において監獄に入る際、取られる写真……」

大淀「それがどうしたんですか?」

提督「かっこいいと、思わないか」

大淀(また何か変なものに影響受けましたね)

明石「なんですか、撮りたいならおひとりでどうぞ」

提督「どうした明石、機嫌が悪そうだが」

明石「それを貴方が言うんですかね……部屋の修理に徹夜したんですよ……」

間宮「ま、まあまあ明石さん、提督が壊したわけじゃないんですから」

伊良湖「謎の砲撃もそれはそれで怖いんですけどね」

間宮「それで、私達を呼んだ理由とは?」

提督「一緒に写真、撮ろうか」

441: 2016/04/29(金) 00:03:56.77 ID:CsLl+xDk0
提督「jailhouse height chart wall……それは海外において監獄に入る際、取られる写真……」

大淀「それがどうしたんですか?」

提督「かっこいいと、思わないか」

大淀(また何か変なものに影響受けましたね)

明石「なんですか、撮りたいならおひとりでどうぞ」

提督「どうした明石、機嫌が悪そうだが」

明石「それを貴方が言うんですかね……部屋の修理に徹夜したんですよ……」

間宮「ま、まあまあ明石さん、提督が壊したわけじゃないんですから」

伊良湖「謎の砲撃もそれはそれで怖いんですけどね」

間宮「それで、私達を呼んだ理由とは?」

提督「一緒に写真、撮ろうか」

442: 2016/04/29(金) 00:05:50.29 ID:CsLl+xDk0
―監獄室―

伊良湖「こんなところがあったんですね……」

明石「地下に一応作っただけですよ。まさか、初めて使うのがこんな使い方だとは思いませんでしたけど」

提督「むしろ、このために作っておいたのだろう」

明石「何言ってんのこの人……」

大淀「明石さん、寝不足がたたってキャラ崩壊してます」

間宮「でも、本当に個のためだけに作ったかのようにそろってますね……」

伊良湖「囚人の服に背景の壁、ううん……確かにそんな感じにも見えますね」

提督「まあまあ、ご都合主義てことで……早速着替えようか」

大淀「本当にとるんですね」

提督「当たり前だ。俺は基本的に撤回はしないからな」

大淀「はぁ……」

443: 2016/04/29(金) 00:06:18.02 ID:CsLl+xDk0
~~~~~~~~

提督「よーし、よく撮れてるな」

間宮「は、恥ずかしいですね」

伊良湖「どんな感じですか?」

提督「伊良湖は唯一無邪気な表情だな。うん、ほかの奴との対比で悪人に見えないこともないけど」

伊良湖「ど、どういうことですか?」

提督「間宮とかは、撮るときに少し頭を振ったのか、髪が顔にかかってちょっと暗い感じになってな」

間宮「ほ、本当ですね。恥ずかしい……」

大淀「提督も、無駄に決めポーズしたせいで、明らかに危ない人に見えますよ」

提督「うわ、撮るタイミングミスったな……って、大淀なんてメガネが光って頭脳派犯罪者みたいになってるぞ!」

大淀「ず、頭脳者犯罪はさすがに……いえ、なんだか否定できない気も……」

提督「明石なんてマッドサイエンティストみたいな感じだぞ」

間宮「目の下にクマがあるのが原因ですけどね」

提督「……なんか、本当に犯罪者の写真みたいだな」

444: 2016/04/29(金) 00:06:45.60 ID:CsLl+xDk0
―執務室―

提督「明石の犠牲のおかげで執務室は復活した」

提督「しかし、その対価としてこちらの写真黒歴史が永遠と刻まれることに……」

下2

421: 2016/04/26(火) 01:58:18.87 ID:x33l7Qcvo
あきつ丸といがみ合う陸軍海軍将校ごっこ

450: 2016/04/30(土) 00:25:55.83 ID:ibFZPrIr0
―鳳翔の店―

あきつ丸「そもそも海軍がしっかりしていれば問題なかったのであります」

提督「陸を守るのは陸軍の務めだろ。むしろ、滅多に敵が上がってこない陸で陸軍何やってたの? お遊戯会?」

あきつ丸「言うに事欠いて自分の失態は棚上げでありますか!」

提督「失態って、むしろあの人数を完ぺきに抑えろってのが無理だろ」

あきつ丸「失態は失態であります」

提督「仮に失態だとして、陸は何やってんだって話だ。やすやすと敵を見逃して、スパイなのか?」

あきつ丸「早く情報をもらえれば見逃しもしなかったであります」

提督「情報を与えなけりゃ気づかなかった時点で警戒を怠ってたってことだろ」

あきつ丸「最初に敵を逃した海軍殿には非はないと?」

提督「少なくとも、のんきにしていたそっちほどは、な」

451: 2016/04/30(土) 00:26:37.40 ID:ibFZPrIr0
霞「……あれ、何してんの」

鳳翔「いがみ合う陸軍海軍将校ごっこだそうです」

霞「ただの口げんかに見えるんだけど……」

鳳翔「架空の事件でいろいろ設定を重ねているうちにああなったみたいですね」

霞「馬鹿なのかしら……」

鳳翔「……」

龍鳳(否定しないんですね、鳳翔さん)


提督「つーか、そもそも陸軍弱すぎなんだよ」

あきつ丸「はぁ、海の敵を陸が倒せとおっしゃるつもりでありますか?」

提督「いやいや、陸も守れない陸軍にそんな無謀なことを頼むわけないじゃないか」

あきつ丸「海をさっさと平和にできない海軍に頼まれても聞くことなんて何もないでありますよ」

452: 2016/04/30(土) 00:27:10.33 ID:ibFZPrIr0
提督「ほお、守れてないのは認めるわけか」

あきつ丸「事実無根の出来事を並べられても認めるも何もないであります」

提督「なるほど、事実を改ざんか。現実を直視しない陸軍らしい反応だ」

あきつ丸「そんなことはないでありますのに……どうしても責任転嫁をしたいみたいで」

提督「事実だけを見れば圧倒的に陸軍が悪いというのがわかるというのに……哀れだな」

あきつ丸「哀れなのは海軍の方であります」

提督「は?」


霞「……あいつら黙らせてもいい?」

鳳翔「……」

霞「無言は肯定をみなすわね」

龍鳳(ああ、鳳翔さん表情まで消して……気持ちはわかりますけど)

453: 2016/04/30(土) 00:27:36.99 ID:ibFZPrIr0
―執務室―

提督「ちょっとヒートアップしちゃったな、ごっこのつもりだったんだが」

提督「実際はまあ、もうちょっと陰湿な感じでやりたかったんだけど……」

下2

455: 2016/04/30(土) 00:29:08.26 ID:KJYOJFTfO
五月雨と模様替え

457: 2016/04/30(土) 22:38:20.90 ID:ibFZPrIr0
提督「そろそろ季節も変わるな」

五月雨「四季的にはまだ春だと思いますが……」

提督「卯月から皐月に変わるな」

五月雨「どうして旧暦で言ったんですか?」

提督「そうなると、五月雨も来るだろう」

五月雨「私ならここに……あ、五月雨ってそういう……」

提督「さあ、この季節にふさわしい飾りつけをするぞ!」

五月雨「今回も独断決行ですね……はい、つきあいます」

458: 2016/04/30(土) 22:39:13.91 ID:ibFZPrIr0
提督「まずはかしわ餅だな」

五月雨「かしわ餅ですか、確かにちょうどいいですね」

提督「このかしわ餅を、棚の上に置きます」

五月雨「すごく大量に置きますね……」

提督「誰かがつまみ食いすること前提だ。多分一週間後にはすべてなくなっている」

五月雨「想像できますね」

提督「次にこいのぼり……は、ちょっと合わないか」

五月雨「どうしてですか?」

提督「こどもの日は男の子の日だからな。鎮守府に飾るには合わん」

五月雨「そ、そうなんですか。初めて知りました……」

459: 2016/04/30(土) 22:39:42.56 ID:ibFZPrIr0
提督「さて、五月雨が置きたいものはあるか?」

五月雨「わ、私ですか? うーん……」

提督「そんなしっかり考えなくていいぞ。あくまで案だからな」

五月雨「そ、そういわれても、すぐには思いつきませんよ……」

提督「そうか、ならしょうがないか……」

五月雨「……月に合わせるなら、皐月ちゃんの写真を飾れば、なんて……」

提督「それだ!」

五月雨「え」

提督「さすが五月雨だ、なかなかの慧眼」

五月雨「いえ、その、冗談で……」

提督「さっそく等身大パネルを用意だ。さあて、わくわくしてきたぞー」

五月雨(……ご、ごめんなさい。五月雨、またドジをしてしまったようです……)

460: 2016/04/30(土) 22:40:08.41 ID:ibFZPrIr0
~~~~~~~~

提督「妖精さんの出来は素晴らしかったが、あまりに素晴らしすぎたのか、皐月が怒って破壊してしまった……」

提督「しょうがないから、予備は自室に飾っておこう」

下2

462: 2016/04/30(土) 22:40:59.29 ID:lctQ/Xtno
蒼龍とショッピングへ

463: 2016/05/02(月) 00:45:55.70 ID:xefiaqOZ0
―デパート―

提督「さて、今日は蒼龍とお買い物だが……来たことあったっけ?」

蒼龍「ありますよ。とりとめもないことですから、もう忘れているかもしれませんけど」

提督「あー、そっか。んで、今日は一体何の用事で?」

蒼龍「少し買い替えるものが多くあったので、すみませんがその付き添いにと……誘った時も言いませんでした?」

提督「すまん、執務から逃げられればいいやと聞いてなかった」

蒼龍「はぁ、提督らしいですけど」

提督「それよく言われる。い、一応心配されるほどさぼってはないからな」

蒼龍(そういう提督だからこそ、誘いやすいんですけどね)

464: 2016/05/02(月) 00:46:25.17 ID:xefiaqOZ0
~~~~~~~~

蒼龍「あ……」

提督「どうした、何か欲しいものでもあったか?」

蒼龍「私の、というよりは飛龍なんですけど、これ……」

提督「ほお、かわいらしい小物じゃないか。飛龍はこういうの好きだっけ?」

蒼龍「こういうの、というわけではないですけど、気に入ったみたいなんです」

提督「じゃあ買って帰ってやろうかなっと」

蒼龍「あっ、私が払いますよ」

提督「まあまあ、普段頑張ってる礼ってことで」

蒼龍「礼、ですか……」

465: 2016/05/02(月) 00:46:52.97 ID:xefiaqOZ0
提督「……あっ、蒼龍に何もないってわけじゃないぞ。もちろん考えてある」

蒼龍「珍しくフォローが早いですね……」

提督「俺だって成長しているってことだな」

蒼龍「でしたら、何を買ってくれるんですか?」

提督「え? えーと……」

蒼龍「……」

提督「……こ、このオルゴールはどうだろうか」

蒼龍「オルゴール……」

提督「も、もちろん嫌だというのなら別のを考えるのもやぶさかではないぞ」

蒼龍「……いえ、せっかく考えてもらったプレゼントですから、大事にしますね」

提督「お、おう」

提督(大事にするって、適当に選んだものだとは言えないな……)

蒼龍(なんて、思ってそうですけど、そこは黙っておきましょうか)

466: 2016/05/02(月) 00:47:19.59 ID:xefiaqOZ0
―執務室―

提督「今日は珍しく振り回されてしまった」

提督「蒼龍に振り回されるとは……一度下手に出るといかんな」

下2

447: 2016/04/29(金) 00:08:43.27 ID:ad/22873O
若葉と青葉で新緑森林浴

472: 2016/05/03(火) 00:54:37.41 ID:MjIfVhLp0
―山―

提督「山は便利だな、いろいろな用途に使える」

青葉「そのいろいろな用途に使おうとする人は司令官一人だけだと思いますけど」

若葉「山に行く人自体が少ないものだからね」

提督「とにかく、今日の目的はわかってるな」

青葉「森林浴ですよね」

若葉「そうだな、だが提督に一つ聞きたいことがある」

提督「言ってみろ」

若葉「なぜ若葉を連れてきた。安らぎを求めるならば、もっと他に適した子がいるだろう」

提督「甘いな若葉、確かにそうかもしれない。だが、俺はあえてネタになる方を選ぶ」

473: 2016/05/03(火) 00:55:13.30 ID:MjIfVhLp0
若葉「ネタになるだと? どういう意味だ」

提督「新緑だけに若葉……そういう意味だ」

若葉「」
青葉「」

青葉「……はっ、あまりの寒さに青葉まで凍ってしまいました」

提督「なんだどうした、いい風が吹いてるが寒いというほどでもないだろう」

若葉「それくらい面白くないシャレだった」

提督「お、おう、ズバズバ言ってくるな」

青葉「自分の名前を使われたのなら当然だとも思いますけどね……」

474: 2016/05/03(火) 00:55:54.69 ID:MjIfVhLp0
提督「さて、こうして歩いているが、周りはちゃんと見ているか?」

青葉「司令官の相手をしていてそれどころじゃないですよ……」

若葉「……いや、確かにこれは見ておいた方がいい」

青葉「え? うわ……」

提督「ちょっとした知り合いから教えてもらったんだ。絨毯が敷かれているようなこの緑の道。あ、もちろん緑の道は暗喩だぞ」

青葉「そこ、説明はいりませんて」

若葉「だが、本当にすごいな」

提督「写真で送られてきて行って見たかったんだ」

青葉「そうですね、深くまで上るわけでもないですからちょうどいいですし」

若葉「ああ、気に入ったぞ」

提督「そうか、それならばよかった」

475: 2016/05/03(火) 00:56:27.81 ID:MjIfVhLp0
―執務室―

提督「公園でもきれいな風景になっているが、人が来ないといえば森だからな」

提督「二人とも満足そうだし良かった」

下2

407: 2016/04/24(日) 04:01:44.01 ID:MFjInq58o
改めて漣とお祝いでカラオケ

481: 2016/05/04(水) 04:07:54.08 ID:IwzLKoOA0
―カラオケ店―

提督「きーみーがーあーよーおーはー」


漣「初手君が代とはなかなか乙なものですね!」

提督「だろう。漣も真似していいんだぞ」

漣「それはお断りしておきます」

提督「そ、そうか」

漣「それより、漣は何を歌えばいいと思いますか?」

提督「好きなものでいいと思うぞ。カラオケとはそういう場だろ」

漣「そうですかね、では、漣はのれる曲にしますね」

提督「のれる曲? あっ……」

漣「やっぱり電波曲でしょー!」

提督「うむ、さすが漣というべきか」

漣「さあさあ、漣も今日はどんどん歌いますよ!」

482: 2016/05/04(水) 04:08:30.66 ID:IwzLKoOA0
漣「……七〇点ですね」

提督「うーん、もうちょっと点はのせられたな」

漣「そうですねー。来るのは久しぶりですから」

提督「とりあえず適当に何か頼むか」

漣「ご主人様の奢りですかな~?」

提督「そうだな。それでいいぞ」

漣「じゃあ、ゴチになりまーす」

提督「漣は素直だな、ほかの奴なら警戒して断りそうなものなのに」

漣「ご主人様からの親切は善意であることが多いですからね」

提督「それだけの理由で?」

漣「一応漣だってご主人様とずっといるんですよ」

提督「ああ、なんとなく察した」

483: 2016/05/04(水) 04:09:05.81 ID:IwzLKoOA0
漣「それより、どうしてご主人様は漣をカラオケに誘ってくれたんですか?」

提督「伝達ミスで漣にわたっていなかったパーティがあったから、その埋め合わせだ」

漣「なるほど……だったら、まだその埋め合わせは有効ですよね」

提督「カラオケにいる間はな」

漣「だったら、デュエットのある曲を一緒に歌いましょう」

提督「そ、それもいいな」

漣「じゃあ、そっそくいろいろな曲を入れておきますね!」

提督「その前に何か頼むんじゃ……まあ、いいか」

484: 2016/05/04(水) 04:10:06.97 ID:IwzLKoOA0

―執務室―

提督「漣は満足してくれたようだ」

提督「得点はあんまり芳しくなかったが、ネタ曲ばっかりだったからなー……」

下2

486: 2016/05/04(水) 04:10:33.82 ID:JDc57Jhi0
如月と読唇術の特訓

491: 2016/05/05(木) 01:21:25.68 ID:cS6jkwWio
提督「今回は読唇術を学ぼうと思う」

如月「読心術ですか?」

提督「なんか微妙にニュアンスが違うな……口の動きを読み取る方の読唇術な」

如月「読唇術、ですか」

提督「ああ」

如月「どうして突然……いえ、なんで学ぼうと思ったんですか?」

提督「戦略の幅って奴だな」

如月「戦略の……?」

提督「ほら、声の届かない範囲でも命令を受けたりできるだろう」

如月「そう? その距離だと唇の動きは見えないきがするのだけど」

提督「……か、かっこいいだろ、読唇術」

如月「うふふ、ですね」

492: 2016/05/05(木) 01:22:11.45 ID:cS6jkwWio
提督「ええい、とにかくやってみるぞ!」

如月「強引なんですから……如月はどうすればいいんですか?」

提督「そうだな、俺が如月の口の動きをみてりかいしてみるから」

如月「なんらかの言葉を喋ればいいんですね」

提督「ああ、じゃあさっそくやってみるか」

如月「はい。――――――――」パクパク

提督「なんか、なにか食べているみたいだな」

如月「司令官?」

提督「す、すまん。真面目にみるからそう怒らんで」

493: 2016/05/05(木) 01:23:54.57 ID:cS6jkwWio
如月「わかりました。もう一回だけですからね」

提督「おう」

如月「――――――――」パクパク

提督「ふむふむ」

如月「――――――――」パクパ

提督「ふむ?」

如月「……あ、あの」

提督「どうした」

如月じっとみられるのって、恥ずかしいですね……」

提督「恥ずかしい? うーん……かもな」

如月「……もう、司令官ったら、反応薄すぎよっ」

提督「今は読唇術できるように練習しているわけだしな、そういうことに気が回りにくいんだ」

如月(練習でなくても気にかけてくれないのだけれど……)

494: 2016/05/05(木) 01:24:21.72 ID:cS6jkwWio
~~~~~~~~~

提督「少しなら理解できるが、完璧とは言い難いな」

提督「ちなみに如月がいった言葉は……まあ、いいか、何でも」

下2

495: 2016/05/05(木) 01:24:28.26 ID:f7LTvW470
江風涼風海風島風とSUPERGT実況

500: 2016/05/06(金) 00:53:24.54 ID:OcpL+zuu0
―談話室―

提督「おー……」

島風「はっやーい!」

涼風「……なんか見てんのか?」

提督「レースやってたから、適当に見てる」

涼風「へーぇ」

江風「でも、なかなか面白いな!」

海風「あの黄色い車……ええと、名前は忘れましたけど、あの車がコーナーで追い越したシーンは少々興奮してしまいました」

501: 2016/05/06(金) 00:54:38.45 ID:OcpL+zuu0
涼風「そんなにいいもんか? どれ、今はどんな感じだ」

提督「今はえっと……日産だっけ、あそこがトップを譲るかってところだ」

江風「あの赤い車も頑張ってるんだけどなぁ」

島風「速いよね!」

涼風「……」

提督「どうした、涼風」

涼風「もしかして、全員よくわかってないのに見てるのか」

江風「……おいみろよ、あの青い車追い上げがすごいぞ!」

提督「おお、本当だな!」

涼風(まあ、スポーツカーなんてあたいらに関係はないけどさぁ……)

502: 2016/05/06(金) 00:55:18.02 ID:OcpL+zuu0
提督「まあまあ、細かいことはいいじゃないか。みんなで仲良く見ようじゃないか」

涼風「だな……」

島風「でも、トップ速いねー」

提督「ブレーキングが上手いんだろ。後続もうまくふさいで抜かせないようにしてるしな」

江風「上三つは団子だから、いつ抜かれてもおかしくないんだよな」

海風「そこからは少し間が空いているから、後続は無理でしょうけど」

提督「だが、そっちはそっちで固まっている。なんにせよどこで仕掛けるか、それが結果を握るんだよな」

涼風(にわかっぽい感じで実況続けてんなぁ……ま、楽しそうならそれはそれで)

503: 2016/05/06(金) 00:57:20.43 ID:OcpL+zuu0
―執務室―

提督「車とか知らないのに見ても面白く……いや、面白かった」

提督「スポーツは先入観ない方が肩ひじ張らなくて見れるから、知らないなら知らないなりに楽しめる」

下2

485: 2016/05/04(水) 04:10:31.68 ID:mex7VV7tO
天津風、舞風、萩風とエアホッケー

506: 2016/05/07(土) 01:14:23.01 ID:Dww9QJ7V0
―デパート―

提督「……」

天津風「何見てるの? ゲームセンター?」

提督「正しくはエアホッケーだ」

天津風「あなたって本当、こういう子供っぽい遊びが好きよね……」

提督「なにを! エアホッケーは海外で世界大会が行われているほどの有名スポーツだぞ!」

天津風「そ、そうだったの?」

提督「ああ。そこで天津風、一発どうだ?」

天津風「一発って言い方はちょっとアレだけど……いいわよ」

提督「よし、そうときまれば――」

提督「百円投入」
舞風「百円投入」

507: 2016/05/07(土) 01:14:51.81 ID:Dww9QJ7V0
提督「……! 舞風、お前もか」

舞風「提督、この場は譲りませんよ」

提督「……」

舞風「……」

提督「かかってこい!」
舞風「かかってきてください!」

天津風「なにこれ」

萩風「なんなんでしょうかね」

提督「天津風、サポート頼んだぞ」
舞風「こっちもお願いね!」

天津風「私も!?」

萩風「いつの間にか参加することになってる……」

508: 2016/05/07(土) 01:15:18.65 ID:Dww9QJ7V0
~~~~~~~~

提督「こいつでとどめだ!」カーン

舞風「リズムに乗りますよ!」コーン

提督「まだ甘い!」カーン

舞風「そっちこそ、遅いですよ!」コーン

天津風「あら、私も混ぜて欲しいのだけれどっ」ポーン

舞風(っ! 思ったより速い!)

萩風「それはこっちの台詞でもありますよ」キン

天津風「あら、なかなかやるわね。じゃあ、これはどうかしらっ!」コォーン

萩風「壁にあてた販社でかく乱ですか。でも、それは無意味です」トス

天津風「なっ、止めた……!」

萩風「反射したくらいなら、全然簡単ですね」

天津風「……いいわね、なかなかに楽しめそうじゃない」

提督「……なあ舞風、二人超ノリノリだったな」

舞風「は、はい、そうですね」

509: 2016/05/07(土) 01:15:59.22 ID:Dww9QJ7V0
―執務室―

提督「一番反応薄いやつがはまりやすい気がする」

提督「ちなみに結果的には天津風が僅差で勝ったけど、実力そのものは決行していたな」

続く:提督「安価でますますみんなと遊ぶ」【6】

引用: 提督「安価でますますみんなと遊ぶ」