596: 2016/10/13(木) 00:50:54.33 ID:6cBtVcXA0


シリーズ:提督「安価でみんなと遊ぶ」シリーズ 

最初から:提督「安価でみんなと遊ぶ」【1】
前回:提督「安価でなおもみんなと遊ぶ」【6】

―執務室―

提督「なんだか思い返してみると無駄会話ばかりのような……」

提督「まあいっか。そんなものだろう」

下2

598: 2016/10/13(木) 00:54:45.48 ID:KaG9MlST0
名前が「も」で終わる娘を厚着させてもふもふした状態にする

599: 2016/10/14(金) 01:35:48.36 ID:wdKlzWbT0
『必殺、仕事人!』ダダダダン

提督「なに、依頼?」

A「はい。どうやら季節が変わるというのに皆さん衣替えも行わない様子。これにはさすがのあお……私も我慢の限界が来ました」

提督「なるほど……いくら出せる」

A「チュッ○チャップスをこのくらい」

提督「足りんな。両手だ」

A「わ、わかりました!」

『そうして依頼を請け負った提督。しかし、その依頼はとても簡単なものではなかった』

叢雲「何そのカンペ。は? 簀巻き?」

提督「叢雲か……だが、こちとらプロ、このくらいなんでもないさ」

叢雲「いや、意味わかんないし――」

『――十分後、そこには簀巻きにされた叢雲さんの姿があった――』<オボエテナサイヨー!
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600: 2016/10/14(金) 01:36:25.81 ID:wdKlzWbT0
『次に現れたのは朝雲山雲姉妹。二人の連携に、さしもの提督も容易にはいかなかった』

提督「グハァ!」

朝雲「なんでいきなり倒れたの!?」

山雲「あら~、カメラ~?」

提督「ふっ、ずいぶん余裕そうだな。だが、その一瞬の油断が命取りになる」

朝雲「いや意味が分からないし、一瞬どころか別に警戒してすらいないけど……えっ」

山雲「朝雲姉~、冬の雪山に上る格好はさすがに厚いと思うの~」

朝雲「警戒していないとはいえ、どうやってこんな服を一瞬で……山雲まで!?」

山雲「あら?」

初霜「提督……あれ、なんだか急に動きづらくなったような……」

『その動きは二人と援軍一人をも容易に打ち砕いた』

601: 2016/10/14(金) 01:37:20.25 ID:wdKlzWbT0
提督「次は夕雲姉妹か……」

夕雲「何かの撮影ですか? あら、カンペ……」

巻雲「きょうてきを、えんしゅつ……ですか? そのあと着ぐるみを着る……」

風雲「意味がさっぱり分からないんだけど、付き合った方がいいの?」

朝霜「特段珍しいことじゃないからな……」

早霜「私は付き合う……」

清霜「戦艦の着ぐるみもある! 私はこれね!」 

『次々来る強敵相手に奥義を使わなければならない状況、そんな状態が長く続くはずもなかった』

提督「くっ、ここまでか……」

秋雲「一枚書けばいいの? 最後の一枚絵にするんだ、わかった」

『ついに力尽きる提督。はたして彼は、最後の一人をもふもふ状態にすることができるのか――!』

―談話室―

提督「ってのを作った。予告編視聴、協力をありがとう」

叢雲(あまりにくだらなすぎて、罵倒の言葉すら出ないのだけど)

朝雲(どこで公開するつもりなのかしら……駄作にしかならなそうなのに)

夕雲(自分用の映画かしら。今度見せてもらえないか聞いてみましょう)

602: 2016/10/14(金) 01:37:46.41 ID:wdKlzWbT0
―執務室―

提督「むらくもふもふとか言いたかったけど、言える場面が作れなかったのが唯一の悔いか」

提督「ちなみに自分でもなんでこんなの作ったかよくわかっていない。なんとなくやりたくなった」

下2

597: 2016/10/13(木) 00:54:28.24 ID:WEJ42WnDO
北上のほっぺぷにぷに
大井がつっかかってきたら大井のほっぺぷにぷにする

605: 2016/10/15(土) 00:03:21.46 ID:wWskzX46o
―球磨型の部屋―

提督「へいへーい、相手してくれよー」

北上「えー、めんどう……」

提督「いいじゃんいいじゃん、ほれほれー、ぷにぷにー」プニプニ

北上「やめろって……」

提督「ほれほれー」プニプニ

北上「うざー……」

提督「相手してくれるまでやめないぞー」プニプニ

北上「あ゛ー……」

606: 2016/10/15(土) 00:03:54.72 ID:wWskzX46o
ガチャ

大井「きったがっみさーん! 今日は何と……」

提督「あ」

北上「大井っち?」

大井「あああ、あなたは何をしているんですか!!」

提督「ぐへぇ、面倒なことになった……助けて北上」

北上「自業自得じゃないかなー」

大井「北上さんのほっぺを触るなんて、万氏に値します」

提督「そこまで!?」

大井「ココロの準備はいいですか……?」

提督「北上っち北上っち、なんとか策を!」

北上「しょうがないなぁ……ゴニョゴニョ」

提督「ナイスだ北上!」

607: 2016/10/15(土) 00:04:26.45 ID:wWskzX46o
大井「提督、北上さんと二人で内緒話も絶対に許しません!」

提督「……! 今だ!」ガバッ

大井「きゃっ! な、なんですか!」

提督「ぷにぷにー」プニプニ

大井「んんっ! や、やめてくだひゃい!」

提督「へっへっへ、このままぷに頃してやるぜ」プニプニ

大井「……! ふっ!」ゴッ

提督「ぐふっ」

北上「おー、膝蹴りが綺麗に入ったね」

大井「はぁ……はぁ……次やったら、へし折りますから……!」

提督「へ、へい」

608: 2016/10/15(土) 00:04:52.18 ID:wWskzX46o
―執務室―

提督「くそ、予想通りだったが北上のほっぺたが柔らかかったではないか!」

提督「大井は……むしろあれで済んだのが幸運というべきか」

下2

610: 2016/10/15(土) 00:07:16.67 ID:OvGvQb9n0
大人組と協力してハロウィンのジャックオランタンを作成や飾りつけ

611: 2016/10/16(日) 01:43:37.44 ID:qaaEV6ky0
―会議室―

提督「さて、みんなの集まってもらったのは他でもない、ハロウィンの準備のためだ」

大和「それはまた、大変ですね」

長門「大変というより、なぜそれくらいで会議室に呼んだのだ」

提督「それくらいとは言うがな、それなりの人数で集まれてかつ物を置きっぱなしにできるところは数少ないのだよ」

長門「ふうむ、確かにそういう条件であればここが適しているのか」

陸奥「普段は使わないものね」

武蔵「しかし、ただ遊ぶためなら私は戻らせてもらうぞ」

提督「武蔵だって関係ない話じゃないぞ」

武蔵「どういう意味だ」

612: 2016/10/16(日) 01:44:54.62 ID:qaaEV6ky0
提督「おそらく今年も何人かの子がお菓子をもらいに回るだろう。その時に何の準備をしていなければ、落胆されるかもしれないぞ」

武蔵「落胆か……大和が準備をして私がしないのも変な話か。いいだろう、付き合おう」

ウォースパイト「日本のハロウィンは何をするんですか?」

提督「そもそも日本ではあまりハロウィンはやらないことが多い」

ウォースパイト「そうなんですか?」

ローマ「一般家庭では何もしないことが多いみたい」

提督「だが、一応我が鎮守府ではハロウィンはきちんと行う。そのために……」ドン

大和「大きいかぼちゃですね……」

提督「ああ、間宮と鳳翔からもらった。中身はくりぬいてあるから、その工程は必要ない」

長門「つまり、何をすればいいんだ?」

提督「このかぼちゃに穴をあけたいと思う」

613: 2016/10/16(日) 01:45:31.28 ID:qaaEV6ky0
陸奥「かぼちゃって固いのに、よくこんなにきれいに切り抜けたわね」

提督「これがプロのなせる業ってやつだな」

大和「さて、何か注意とかありますか?」

提督「とくにはないけど、強いて言うならあんまり無理矢理穴をあけようとしないように」

大和「でも、穴空けないとだめなのでは……」

提督「最悪穴はなくても何とかなるが、ケガだけは勘弁だからな。この後は装飾も考えたいし、時間が足りなければ途中でもいいから」

大和「はい」

ローマ「……ところで、これはどういった理由で集めたんですか?」

提督「聞き分けのいい大人組だから」

ローマ(つまり、ここにはいない何人かは……)

614: 2016/10/16(日) 01:49:11.02 ID:qaaEV6ky0
―執務室―

提督「スプーンで無理矢理開けようとして飛んでくるのはお約束」

提督「でも、自分で作るのもひとしおだし、このままやってもらうか」

下2

592: 2016/10/12(水) 02:27:48.29 ID:/mGLhQEJ0
単艦で演習に挑む暁を他の第六駆逐隊と共に影でバレないようにサポートする

617: 2016/10/17(月) 01:18:26.94 ID:4ll5NTFu0
提督「ははは、ほれほれー」ナデナデ

暁「頭をなでなでしないでったら!」

提督「でもいい子には褒めてあげなきゃ」

暁「子ども扱いしないで! 私は一人前のレディーなんだから」

提督「ホントかなぁ」

暁「私だって一人でできるんだから!」

提督「ふむふむ、ではこうしようか」

暁「……え?」

618: 2016/10/17(月) 01:20:51.41 ID:4ll5NTFu0
―演習場―

長門「ふむ、今日の相手は一人だけか?」

龍驤「どちらかといえば、向こうの演習って感じやなぁ」

26「い、いいんでしょうか?」

長門「提督も何か考えがあるのだろう」

龍驤(それはないと思うで)


暁「……あ、あの、司令官? さすがの私でも、一人で三人は無理だと思うんだけど」

提督『ははは、さっきは余裕って言ったじゃないか』

暁「まさか本当にするとは思わなかったし……」

提督『仕掛けは説明しただろ。うまく使えば最後まで無事でいられるから。きっとその姿は大人の風格を醸し出してくれるぞ!』

暁「大人の……えと、それはいいなって暁も思うけど、やっぱり……」

提督『おっと、そろそろ開始だな。じゃあがんばれよ』

暁「あっ、しれ……! ……ど、どうしよ……」

619: 2016/10/17(月) 01:21:20.46 ID:4ll5NTFu0
―少し離れた場所―

提督「というわけで、せめて無傷で終わらせてやろうと思う」

響「司令官もなかなかあくどいね」

電「最低なのです」

提督「いやぁ、あんなこと言われるとついからかってやりたくて」

雷「か、からかいで済むのかしら」

提督「そのために、三人に頑張ってもらおうと思って」

電「できると思っているのですか?」

響「……司令官のことだから、何か策があるね」

提督「実は演習場に機雷を撒いておいた。こいつを遠隔操作してうまく難を逃れさせようと思っている」

雷「それって大丈夫なの?」

提督「許可は取っている。遠隔操作ってところは黙っているが……とにかく、電には装置の方を渡すから三人で戦場の様子を見ながらうまく起爆させていくんだ」

電「なんで電なのですか」

提督「え、いや、なんとなく」

電「……」

雷「あっ、ほら、始まるわよ!」

620: 2016/10/17(月) 01:21:50.95 ID:4ll5NTFu0
―執務室―

提督「演習場がどっかんどっかんしていく状況はなかなか見ごたえがあった」

提督「でも、本当に無傷で終わらせられるとは思わなかった。爆破タイミングが完璧すぎたな」

下2

615: 2016/10/16(日) 01:53:02.31 ID:/tHPfo2vO
寝ている雲龍にイタズラ

623: 2016/10/17(月) 23:53:23.85 ID:4ll5NTFuo
―雲龍型の部屋―

提督「(おはようございまーす。今日は雲龍型に寝起きドッキリを敢行したいと思いまーす)」

雲龍「zzz……」

提督「うむ、雲龍は寝ている……が、他の二人がいないな」

提督(そういえば、今日は朝早くから演習場が騒がしかったな。練習でもしてるのかも)

提督「そういうことなら仕方ないか。さーて、どうしてやろうかな」

雲龍「zzz……」

提督「……しかし、こんなに独り言をしてるのに起きる気配が無いな。じゃあ、まずは王道である額に肉の字を書くか」キュキュッ

雲龍「zzz……」肉

提督「……本当に起きなかったらそれはそれで面白くないな。次は鼻ティッシュでもしてやろう」

雲龍「zzz……」肉:鼻ティッシュ

624: 2016/10/17(月) 23:54:32.33 ID:4ll5NTFuo
提督「やばい、反応無くて超つまらん。しょうがない、耳に息を吹き込んで反応を見るか。ふっ」

雲龍「んんっ……」肉:鼻ティッシュ

提督「お、ようやく反応をみせてくれたな」

雲龍「んー……zzz」

提督「反応はあったけどまだ起きないか。最終的には氏者の目覚めをするからいいとして、次は何をしようか」

雲龍「うーん……提督……」

提督「俺を呼ぶって、どんな夢を見ているんだ。……そうだ、耳元で囁いてみるか」

雲龍「……」

提督「雲龍……雲龍……」

雲龍「ん……」

提督「雲龍……聞こえますか……ついに魔王が目覚めたのです……」

雲龍「ぅ~……魔王……」

625: 2016/10/17(月) 23:54:59.49 ID:4ll5NTFuo
提督「魔王を倒すためには貴女の持つクラウドドラゴンソードが必要なのです……」

雲龍「クラウド……長い……」

提督「さあ、雲龍よ、今こそ出陣の時……」

天城「何しているんですか?」

提督「あ、天城! どっからみてた?」

天城「雲龍って言ってた辺りでしょうか」

提督「なんという恥ずかしい事を……!」

天城「慣れてますから気にしなくて良いですよ」

提督「そうか、それなら良かった……いいのか?」

天城「姉様も起きてますよね。ふふ、二人共仲が良くてうらやましいです」

提督「え、起きてる?」

雲龍「天城、ばらさないで欲しかった」

提督「ほげー! 何処から起きてた!?」

雲龍「耳に息をかけられたら誰だって起きます」

提督「な、なんという……くっ、今回は失敗だ!」

天城(よくわかりませんけど、悪戯し返されたって事ですかね。姉様の顔からしても……)

626: 2016/10/17(月) 23:55:33.88 ID:4ll5NTFuo
―執務室―

提督「逆イタズラってやつをくらってしまったか。まだまだ詰めが甘い」

提督「次があればもっと注意をしておこう」

↓2

628: 2016/10/18(火) 00:00:17.97 ID:3C3WWav40
大鳳と遊ぶ

629: 2016/10/19(水) 03:44:20.83 ID:b+uVtci90
―大鳳の部屋―

提督「大鳳、遊ぼうか」

大鳳「私の部屋に来る時はいつも唐突ですね」

提督「大鳳携帯もってても見ないだろ?」

大鳳「それをいわれると……確かにそうとしかいえませんけど」

提督「だろう。持ってるやつにもわざわざ連絡なんて入れたことないけどな」

大鳳「提督は本当に勢いだけですね」

提督「照れるなぁ。でも、大鳳だって同じようなものだぞ」

大鳳「褒めたつもりないんですけど。……分かってて返しましたね!」

630: 2016/10/19(水) 03:44:49.82 ID:b+uVtci90
提督「遊ぶにしてもゲームはあまり趣味じゃないだろ」

大鳳「付き合い程度にはやりますし、苦手じゃないですけど」

提督「前にやったことあるしな。でだ、そんな大鳳のことも考えて、とてもエキサイティングな遊びを持ってきた」

大鳳「エキサイティング?」

提督「バト○ドォーム!」

大鳳「え、なんですかこれ」

提督「エキサイティンできるゲームだ」

大鳳「全然わからないんですけど……ほかにはないんですか」

提督「じゃあ……ジェンガ?」

大鳳「それはしばらくはいいです」

提督(あ、なんかトラウマになってる)

631: 2016/10/19(水) 03:45:52.57 ID:b+uVtci90
―庭―

大鳳「やはり遊ぶなら外に出るべきです」

提督「大鳳ならそうなるだろうと思った。だから、コーフボール、カバディ、インディアカ、ペタンク、ハイアライ好きなのを選べ」

大鳳「なんでマイナーなスポーツしかないんですか!?」

提督「全部知ってる大鳳もなかなかだな」

大鳳「詳しいルールとかは全然ですけどね!」

提督「二人だしどうせまともなルールじゃできないものもあるけど、どれがいい?」

大鳳「え、本当に選ぶんですか……では、ハイアライで」

提督「高速球技だな。ふっふっふ、この俺の弾を見切れるかな」

大鳳「そういうゲームでは……いえ、そういうゲームでしたね。いいでしょう、艦娘として、身体能力じゃ負けられませんから」

提督「こっちにだって上司の意地があるのだ。行くぞ――!」

632: 2016/10/19(水) 03:46:29.75 ID:b+uVtci90
―執務室―

提督「あれから庭の木をなぎ倒してしまったので急いで解散した」

提督「倒れた木は適当な資源にしておこう。多分ばれてない。うん、多分」

下2

634: 2016/10/19(水) 03:56:04.07 ID:qGI9xP7V0
那珂ちゃんとうさぎつながりの艦娘達を連れてなか卯へ

636: 2016/10/20(木) 00:57:23.11 ID:LVVm7wTc0
―なか卯―

提督「なか卯に来たぞ」

叢雲「これが牛丼チェーン店の一つね。始めてきたわ」

漣「違う、違うのだよ。なか卯は親子丼とうどんの店なのだよ」

叢雲「そうなの?」

潮「ど、どうなんだろう……」

提督「牛丼三店舗と比べられることはまずないな。親子丼の店だし」

叢雲「ああ、あんたも同じ評価なんだ」

巻雲「でも美味しそうですよ? カツカレーとか」

提督「カツは……そもそも揚げ物が当たり外れあるイメージだな……」

637: 2016/10/20(木) 00:57:49.57 ID:LVVm7wTc0
島風「お腹すいた、何でもいいから早く食べたいー」

提督「それじゃあ、食券買って頼むとしようか」

那珂「それで、那珂ちゃんを連れてきた意味は?」

提督「アイドルだって食レポする機会があるかもしれないだろ。その時の練習さ」

那珂「そっか! よーし、那珂ちゃん頑張っちゃうぞー!」

提督(ちょろい)

卯月「……」

漣「あり? うーちゃん大人しいね」

卯月「食券に何とか細工ができないか考えてるぴょん」

叢雲「やめなさい」

638: 2016/10/20(木) 00:58:15.26 ID:LVVm7wTc0
~~~~~~~~

提督「うん、これがなか卯の親子丼だな」

叢雲「確かに美味しいわね。親子丼の卵って結構難しいものなのに」

巻雲「でも鎮守府で食べる親子丼の方がおいしいですー」

漣「プロと比べたら酷ってものよ」

潮「私はおいしいと思います」

提督「それなりに評価は高いか……では那珂ちゃん、美味しいからさらにグレードアップした評価をどうぞ」

那珂「え、えーっと……た、卵のぷるぷる感とか、まさに那珂ちゃんのほっぺたみたい」

島風「一点」

提督「流石島風、早い採点だ」

那珂「那珂ちゃんの感想そんなにひどかった!?」

卯月(なか卯……うーちゃんの漢字が入っていて、とても他人事とは思えないぴょん!)

639: 2016/10/20(木) 00:59:08.85 ID:LVVm7wTc0
―執務室―

提督「今回は唐揚げとかはあたりだったかな。みんなそれなりに喜んでくれたようでよかった」

提督「しかし、誰も那珂ちゃんとうさぎ関連でなか卯!みたいなことを言うやつがいなかったな……ギャグとしては失敗か」

下2

641: 2016/10/20(木) 01:02:57.43 ID:XjX5b5540
瑞鳳と一緒に卵焼きを作って瑞鳳・祥鳳と3人で遠足に行こう

644: 2016/10/21(金) 01:23:37.08 ID:GQh7wkTRo
提督「今日もいい天気だ」

祥鳳「そうですね」

提督「こんな日は外にピクニックに行きたいと思わないか」

祥鳳「それは良い考えですね。こんな日に外に出ないのはもったいないですから」

提督「祥鳳もそう思ってくれるか! よし、ならばさっそく準備をしよう! 瑞鳳、台所を貸してくれ」

瑞鳳「は、はい、いいですけど、どうするつもりなんですか?」

提督「ピクニックと言えばお弁当だろう! そうだ、瑞鳳も手伝ってくれ」

瑞鳳「いいの?」

提督「もちろん。瑞鳳の卵焼きも期待してるぞ」

瑞鳳「はい!」

645: 2016/10/21(金) 01:24:02.63 ID:GQh7wkTRo
―公園―

提督「うーん、外で食べるご飯は格別だ」

祥鳳「食堂とはまた違った感覚が味わえますよね」

瑞鳳「風も丁度良い……なんだか時間がゆっくり流れているみたい」

提督「瑞鳳よ、ポエマーにでもなったか?」

瑞鳳「い、いいじゃないですか。そう思ったんだから」

提督「ははは、それもそうだ。おっと、そういえばお茶を持ってくるのを忘れていた」

祥鳳「ちゃんと用意をしていますよ。はい、どうぞ」

提督「おお、悪いな。ずず……うん、この程よい熱さ、気が利いているな。祥鳳はいい嫁さんになれそうだ」

祥鳳「そんな、お嫁さんだなんて……」

646: 2016/10/21(金) 01:24:40.76 ID:GQh7wkTRo
瑞鳳「むぅ、ねえねえ、私の卵焼きは食べてくれました?」

提督「もったいないからと残していたよ。そうだな、いただくとするか」

瑞鳳「それなら……あ、あーん」

提督「……外でやってて恥ずかしくないのか?」

瑞鳳「どうしてこういうときだけ冷静なんですか!」

提督「はっはっは、こっちは気にしないからいただくよ。パクッ」

瑞鳳(それはそれでちょっと複雑な気分……)

提督「……いや、相変わらず卵焼きにおいて右に出る者は居ないな」

瑞鳳「そ、それなら、私も良いお嫁さんになれると思いますか?」

提督「もちろん。スピーチは任せておけ!」

瑞鳳(それってどっちの意味? ……とは聞けない……)

祥鳳(あら、瑞鳳ったら)

647: 2016/10/21(金) 01:25:06.50 ID:GQh7wkTRo
―執務室―

提督「三人で出かけたのはほとんどないけど、周りからどう見られていたんだろうかね。似てない兄妹、なんて」

提督「そろそろ寒くなってきたし、ピクニックをするには最後のチャンスだったかな」

↓2

649: 2016/10/21(金) 01:28:20.42 ID:ZC36cJul0
川内と夜戦

650: 2016/10/21(金) 22:58:33.53 ID:GQh7wkTR0
―鎮守府近海・夜―

提督「そんなわけで、突然だけど敵影があったとのことだ」

川内「いやー、ひさびさの夜戦だね。わくわくしてきた!」

提督「おや、川内は毎日夜戦に出かけていたと思うのだけど」

川内「提督との夜戦は、だね」

提督「なるほど、そういわれてみれば久々か。なら、ここいらでちょっくら暴れるとするか」

川内「うん!」


神通「またあの二人は……」

那珂「ふわぁ……那珂ちゃんおねむ中だったのに~」

神通「……那珂ちゃん、装備は?」

那珂「……あっ」

651: 2016/10/21(金) 23:01:45.23 ID:GQh7wkTR0
川内「それで、敵はどっちの方角にいるのかな」

提督「どっちというより、目撃証言はこのあたりだ。そう遠くには言ってないと思うが……」


カ級「今年はアサリがいっぱいとれた~」


提督「発見!」

川内「相手は潜水艦……不足はないね!」

提督「まて川内、相手は潜水艦だ、まずは作戦を立てよう」

川内「作戦?」

提督「ああ、前はハマグリしか持ってなかったから戦闘に入ったが、今回はそうとは限らないだろう」

川内「確かに……だったらどうするの?」

提督「左右から囲んで、包囲だ!」

川内「さすがだね提督!」


神通「それは包囲とは言いませんから! しかも内容も作戦とすら呼べない代物ですよ!?」

那珂(こんな時間なのにみんな元気だねー)

652: 2016/10/21(金) 23:02:16.72 ID:GQh7wkTR0
提督「よーし行くぞー!」

川内「おー!」

カ級「アッサリーアッサリー♪ ……だ、誰か近づいてる!?」

提督「もう遅い! くらえ、モンゴリアンチョップ!」

カ級「ひえー」
神通「提督!!」

提督「じ、神通!」

川内「神通……もしかして夜戦に行きたかった?」

神通「二人だと心配だからある意味そうだけど! とにかく、また前みたいなことは――!」

カ級「えっと、今回は一応装備してるよ?」

神通「……では、会敵からやり直しましょうか」

カ級「今日はアサリも食べたいから帰らせてほしいんだけど……」

川内「じゃあ、今回も演習で満足しよっか」

提督「だな」

那珂(なんかおかしい! 大本営が見たら絶対に軍法会議物の光景だよ!)

653: 2016/10/21(金) 23:02:45.26 ID:GQh7wkTR0
―執務室―

提督「演習楽しかった」

提督「でも夜戦独特の雰囲気はやはりいい。川内がやめられない理由もわかる」

下2

642: 2016/10/20(木) 01:03:08.60 ID:A7/8Xf5p0
お騒がせ組と鎮守府中にハロウィンようのホラーな仕掛けを増設しまくる

658: 2016/10/23(日) 03:05:02.09 ID:GSgHlHKho
―会議室―

提督「さて、ハロウィン会議第二段だ」

アイオワ「へえ、裏ではこんなものを用意してたのね。私も呼んでくれたらよかったのに」

卯月「こんな楽しそうなことを独り占めはずるいぴょん!」

提督「まあまあ、適材適所って言葉もあるだろう。お前達にはやってもらうことがある」

川内「昨日の夜戦で眠いんだけどー」

比叡「お姉様が部屋で待っているんですけど」

ポーラ「お酒飲みながらで良いですか~?」

提督「うん、見事に不安になるメンバーだな」

アイオワ「でも、分かってて呼んだんでしょ?」

提督「もちろんだ」

659: 2016/10/23(日) 03:05:43.37 ID:GSgHlHKho
卯月「それで、うーちゃんたちは何をすればいいぴょん?」

提督「ハロウィンの飾りつけをやってもらおうと思って」

川内「えー」

比叡「お姉様と一緒で良いのなら……」

ポーラ「お酒飲みながらでも良いですか~?」

提督「本当にぶれないな。その辺りは好き好きにしてくれていいぞ」

アイオワ「あら、本当にそれだけ?」

提督「察しが良いな。飾りつけは普通の物では無く、ホーンテッドハウスみたいな感じが良い」

卯月「ほーんてっど? お化け屋敷みたいなものぴょん?」

提督「そんなところ。各人のこれと思う物でびっくりする物や怖いと思う物を用意してほしい」

比叡「怖い……なんとなく司令から失礼な事を言われた気がします」

提督「気のせい気のせい。因みにこのことは内密に」

660: 2016/10/23(日) 03:06:10.78 ID:GSgHlHKho
~後日~

提督「で、何か出来たか?」

川内「夜戦禁止の証明書を作ったよ。……うわああああああ」

提督「何で自分でダメージ受けてるものを作った」

ポーラ「……禁酒……令……」

提督「顔が青いけど大丈夫か!?」

比叡「比叡カレーで良いって言われましたけど、さすがに駄目ですよね」

提督「いや、完璧だ」

比叡「ひえっ!?」

アイオワ「私は会議室にあったカボチャが勝手に動くようにしたわ。妖精さんのお蔭で、マントから蝙蝠も出てくるのよ!」

提督「すげぇ! あ、でもここで見せるのは止めて。本当に蝙蝠が出てきたらあとが困る」

卯月「ふっふっふ、なら、このイタズラの伝道師うーちゃんはなんと、お菓子をくれないと手が噛まれる道具を手に入れたぴょん!」

提督「真実の口みたいだな!」

アイオワ「見事に大粒ぞろいね。これらで怖がらない子なんていないんじゃないかしら」

提督「そう……か?」

661: 2016/10/23(日) 03:06:38.83 ID:GSgHlHKho
―執務室―

提督「ハロウィンとは……いや、あながち間違ってないような……なんかイメージと違うような」

提督「ま、まあより多くの奴らが怖がればそれでいいよな。うん」

↓2

663: 2016/10/23(日) 03:20:33.89 ID:AQiqaaUR0
秋刀魚漁に全力で取り組む

664: 2016/10/24(月) 01:40:24.37 ID:vg+Z6bGn0
提督「そんなわけで、今から全力で漁にでかける」

長門「提督、さすがにそれは私たちがするものではないのではないか」

提督「そんなことはない。これは漁師の支援をすることで――」

陸奥「とりあえず、意味はあるってことね」

提督「そういうことだ」

磯風「ふむ、では今年こと美味しい秋刀魚を焼き上げて見せようか」

提督「え……」

磯風「なんだ、その顔は」

提督「いや、なんでも……そ、その前にちゃんと漁師の手伝いをしてくれよ」

磯風「それはわかっている」

665: 2016/10/24(月) 01:43:27.53 ID:vg+Z6bGn0
―海―

提督「ではA班はここから南東の方に。B班はこの周辺で準備をしてほしい」

神風「本当にこれだけで獲ることができるの?」

提督「誘導灯などを適切に使うことにより、意外と集められるものだ」

長波「釣れない釣りばかりしているくせに」

提督「悪いか!」

長波「別に悪くはないけど」

夕雲「それでも、提督がこうして本気になるのは珍しいと思います」

提督「さすがに公的に依頼されたら動かざるを得ないからな」

神風「つまり、司令官は乗り気じゃないってこと?」

666: 2016/10/24(月) 01:43:54.41 ID:vg+Z6bGn0
提督「そういうわけじゃないが、うーん……言われてやるのは好きじゃないというか」

神風「司令官らしいわね」

提督「ええー、褒められた気がしない」

神風「褒めてないわよ」

長波「相変わらずだよな、提督は」

夕雲「でも、そんなとkろおもまた素敵だと思いますよ?」

提督「そんなフォローはいらん。とにかく、人数はいるんだから結果は出るだろう」

夕雲「うふふ、指示は任せました」

提督「やるからには全力だ。よし、そろそろ行くぞ!」

667: 2016/10/24(月) 01:45:08.11 ID:vg+Z6bGn0
―執務室―

提督「動員数百人ちょっと。人数だけなら全力だな」

提督「本来ならもう少し人数は少なくてもいいけど、上に報告するなら過程もいるからな」

下2

669: 2016/10/24(月) 01:46:10.34 ID:LAzZIGm80
ほっぽちゃん達に秋刀魚を御裾分け

670: 2016/10/24(月) 22:59:02.52 ID:vg+Z6bGno
霞「獲りすぎよ」

提督「ですよねー」

霞「私もあれで許可を出したわけだから、あんたに責任を押し付けるわけじゃないけど、過分した秋刀魚の処分は任せるわ」

提督「押し付けるわけじゃないって言う割には、後処理を任せるんだな」

霞「じゃあ、漁業会の相手がいいかしら」

提督「もしかして、クレーム処理?」

霞「どちらかというと、釈明かしら。向こうもそんなに怒ってないらしいけど……」

提督「……当てがあるので、秋刀魚の処理に行ってきます」

671: 2016/10/24(月) 22:59:30.38 ID:vg+Z6bGno
―???―

提督「ということがあったからあげる」

北方棲姫「わあい」

ヲ級(久しぶりに来た用事がそれ……)

北方棲姫「みんなでわけてもいい?」

提督「もちろんだ」

レ級「あれー、人間、久しぶりだね!」

北方棲姫「れきゅー、おさかなをもらったよ!」

レ級「本当だ、ありがとう!」

提督「……いやぁ、この満面の感謝の笑みを受け取るために漁に力を入れたんだなって思うよ」

ヲ級「貴方は本当に敵側なのか疑わしくなる時があります」

672: 2016/10/24(月) 23:00:25.12 ID:vg+Z6bGno
北方棲姫「ねえー、もうたべてもいい?」

提督「生で? うーん、深海棲艦って生で食べる物なのか?」

ヲ級「わざわざ調理なんてしないですけど、しましょうか?」

提督「ヲ級料理できるの!?」

北方棲姫「うん、をきゅうのりょうりはおいしいんだよ!」

レ級「うん。じゃあヲ級、この秋刀魚で料理をつくってきてよ」

ヲ級「はい。少し時間を貰いますね」

提督「はー、どこでどうやって料理をするのかは知らないけど、料理するんだなぁ」

レ級「なんだか人間を理解するためっていてたね」

北方棲姫「うん」

提督「変わり者も居るもんだな」


ヲ級(今、お前が言うな的発言をされたような)

673: 2016/10/24(月) 23:02:07.42 ID:vg+Z6bGno
―執務室―

提督「あちらにも喜んでもらえてよかったが、料理が美味しかったのはビックリした……」

提督「いや、でも艦娘も料理することを考えるから普通か」

↓2

648: 2016/10/21(金) 01:28:18.01 ID:FIMM2KEA0
夕張とゲーム対決

676: 2016/10/25(火) 23:03:46.25 ID:Vaab+syF0
提督「夕張、一つゲームをしないか」

夕張「ゲームですか」

提督「ルールは簡単。ここにトランプがある。このトランプをシャッフルして、ランダムに一枚だけとる」

夕張「……どこかで聞いたことのあるルールですね」

提督「別にオリジナルってわけじゃないからな」

夕張「そのあとは、相手にだけ数字がわかるようにして、2が最小でAが最大の数値で勝負するってことですね」

提督「ああ。勝てば三点、降りた場合は相手に一点でどうだ。十回くらいやってポイントが大きい方が相手の欲しいものをなんでもプレゼントで」

夕張「へぇ、そんなこと言っていいんですか?

提督「ああ」

夕張「いいでしょう、受けて立ちます」

677: 2016/10/25(火) 23:04:16.91 ID:Vaab+syF0
~~~~~~~~

提督「さて、まずは一回目」

夕張(提督の数字は6……中心より下ですが、2~5を私が取っていたら負けですね)

提督「俺は普通に勝負する。夕張は?」

夕張(即答!? と、いうことはもしかして私の数字はそれほど低いと……いえ、もしかしたらブラフかもしれません……が)

夕張「いえ、おります」

提督「じゃあ俺に一点と……俺の数字は……ふうん、6だったか、確かに勝負に出るには難しい数字だな」

夕張「その口ぶり、もしかして……あっ、私の数字、10じゃないですか!」

提督「即答した時点で、適当かそれとも低い数字かっていうのはすぐに判断しないと」

夕張「適当だったんですか! これはしてやられましたね……」

提督「やれやれ、こんなんじゃ軍人としてやっていけないな」

夕張「軍人は軍人でも、私は最近工兵の仕事しかやってませんし」

678: 2016/10/25(火) 23:04:42.29 ID:Vaab+syF0
提督「それじゃあ、二回目だ。はい」

夕張(今度の提督の数値は9……降りるか悩むところですね)

提督「あー……どうしようかなぁ」

夕張「……! 私は勝負しますよ」

提督「いいのか?」

夕張「はい」

提督「……やれやれ、そう簡単に表に出ると思ってもらわれてるのは心外だな」

夕張「と、いうことは……」

提督「はい勝負。お前の数字は3。それでこっちの数字は……9。ふふん」

夕張「あー! またやられました!」

提督「ははは、お前なぞ顔に出ない奴らや運のいいやつに比べれば赤子の手をひねる様なものだ」

夕張「その言い方腹がたちますね! 次やりますよ、次!」

679: 2016/10/25(火) 23:05:09.26 ID:Vaab+syF0
~~~~~~~~

提督「16-4。いや、圧倒的だったな」

提督「これの面白いところは心理戦がほとんどなところだからな。慣れてないとボロ負けはよくある」

下2

633: 2016/10/19(水) 03:55:54.95 ID:jYUkakqU0
夜が怖い艦娘達と夜通し散歩する

685: 2016/10/26(水) 23:57:31.60 ID:oTTSpgQWo
―山道―

提督「街灯一つないこの静かな公園。でもそんな余計な光が一切ないからこそ星空がより一層輝く。なあ、そう思わないか?」

萩風「そうですね、今日は星が綺麗です」ギュッ

山雲「朝雲姉と~見れたら~、とっても素敵だと~思うの~」ギュッ

提督「口頭じゃ普通の反応なんだが、そう裾を掴まれているとなぁ……」

萩風「すす、すみません……っ!」

嵐「萩は夜苦手だからな。俺が言えることじゃねえけど」

照月「私も夜戦は大丈夫なんですけど、夜自体は少し、ですね」

神風「私は平気よ。……平気なんだから」

提督「夜が怖いって難儀だよな。駆逐艦は夜戦が本番っていうのに」

嵐「俺は川内さんに連れられて馴れるようにしているけど、どうしても恐怖感は出るんだよな」

686: 2016/10/26(水) 23:58:00.18 ID:oTTSpgQWo
提督「そうなのか、神風」

神風「平気って言ってるでしょ! もう……でも、いつも以上に緊張するのは確かよ」

照月「その気持ち、すごく共感できる……あの提督、手をお借りしても良いですか?」

提督「暗い山道は足を取られそうになるからな。いいぞ」

照月「ありがとうございます……」

萩風「私の方もすみません……本当は離れた方が良いと分かっているんですけど」

山雲「山雲の方は~なんとな~く離れたくないな~」

提督「萩風と山雲はしょうがない。それでも、夜の良さを少しくらいわかってもらおうと思って連れ出しているんだから」

神風「それで無理やり連れだしたんだ」

嵐「珍しい提督真面目モードってやつだな」

提督「真面目モードとかたまに聞くけど、何、やっぱ不真面目の方がデフォルトなのか」

687: 2016/10/26(水) 23:58:28.24 ID:oTTSpgQWo
嵐「しかし、こう駆逐艦五人をくっつけてたら、道すがらですれ違った人に通報されたりして」

提督「馬鹿、フラグ立てるな」

嵐「そんな事が起こるわけ無いだろ。時間的に――」


通行人「えっ……事案だ! もしもし警察ですか――」ダッ


提督「フラグ回収早すぎだろ! 萩風、山雲……は抱えるから三人は自分の足で逃げてくれ!」グッ

萩風「きゃっ、しし、司令!?」

山雲「司令さん~速いですね~」

嵐「ははは、ある意味夜戦だな!」ダッ

照月「嵐さん結構余裕ありますね!」ダッ

神風「え、あ……お、置いて行かないで!」ダッ

688: 2016/10/26(水) 23:58:55.73 ID:oTTSpgQWo
―執務室―

提督「次の日の新聞見たら不審者情報が……後で釈明しておいてもらおう」

提督「しかし、余裕があればなにか驚かそうと思ってたけど、さすがに無理だな。やってもゴーヤくらいにしておこう」

↓2

684: 2016/10/25(火) 23:43:56.11 ID:19x0ivGW0
ジャックオランタンを株で作る

693: 2016/10/27(木) 23:59:22.12 ID:VjeBPEooo
―会議室―

提督「数年前、とあるゲームをやっていたんだ」

大和「はあ、回想ですか」

提督「そこまではいかない。そのゲームはファンタジー生活ゲームでな、強制イベントで主人公が倒れるんだ」

大和(今は静かにしておいた方が良いですかね)

提督「その次の日がたまたまハロウィンで、主人公がベッドから起きるとそこにはカボチャを被った住民と、一人だけカブを被った住民の姿があったんだ」

ローマ「さすがにドイツでもカブを被る人なんてみたことないわ」

ウォースパイト「……あっ、かぶを、かぶる……ふふふ」

提督「ウォースパイトの座布団全部没収」

大和「座布団じゃないですけど……」

694: 2016/10/28(金) 00:00:05.31 ID:9GGDBjuUo
提督「とにかく、あの光景を一遍実現したいと思って、今回はカブで被り物を作る」

長門「しかし、難しくはないか。まずそんな大きさのカブなんてあるのか」

提督「とある農家の株主優待ででかいカブを送ってもらったんだ。色々お世話になっているところだが……と、そこはいいか。とにかく、そこに関して問題無い」

大和「つまり、後は中身を抜く工程ですか」

提督「実はそれも鳳翔に頼んである」

陸奥「……それって、もうやる事無くないかしら」

提督「いや、一番大事な事が残っている。だれが被るかだ」

大和「……」

長門「……」

陸奥「……」

提督「なぜ黙る」

695: 2016/10/28(金) 00:00:38.60 ID:9GGDBjuUo
ウォースパイト「あら、みなさん、いやなの?」

ローマ「好き好んでカブを被る人なんていないと思うからね……」

ウォースパイト「……ふふっ」

ローマ「何処がツボるの……」

大和「提督が被ったらいかがですか?」

提督「それでもいいが、光景を眺めてみたいという願いを成就させるには、少しは誰かに被ってもらわなければならん」

ローマ「……じゃあ、そこで笑ってるウォースパイトで良いんじゃない」

提督「ほう、やってくれるか」

ウォースパイト「ふふっ……はい、いいですよ。面白そうですから」

大和(なんだか、アイオワさんと知り合ってからウォースパイトさんも性格が変わりましたかね)

提督(悪影響ばかり受けてる気がするなー……本国に怒られないよな、俺)

696: 2016/10/28(金) 00:01:30.06 ID:9GGDBjuUo
―執務室―

提督「製作過程は殆ど無いけど、カボチャと違って形を作るのが難しいからしょうがない」

提督「とりあえずお礼を考えておこう。ハロウィンの面白スナップで良いかな」

続く:提督「安価でなおもみんなと遊ぶ」【8】

引用: 提督「安価でなおもみんなと遊ぶ」