98: 2016/12/11(日) 01:12:20.79 ID:YdrdClyAo


シリーズ:提督「安価でみんなと遊ぶ」シリーズ 

最初から:提督「安価でみんなと遊ぶ」【1】
前回:提督「安価でどんどんみんなと遊ぶ」【1】

―執務室―

提督「実はあの姿を見せたいから呼んだんじゃないよな……」

提督「なんだかんだ、あの後すぐにクリスマスの話をしていたし」

下2

77: 2016/12/08(木) 00:21:49.68 ID:mnVsYn5c0
来年は酉年ということで「鳳」「鷹」「鳥」及び「鶴」を含む名前の艦娘と響(不氏鳥)・加賀(焼き鳥)とで
名前や渾名に応じたコスプレ姿の集合写真を用いたカレンダーを作る

101: 2016/12/11(日) 23:43:19.06 ID:YdrdClyAo
―母港―

提督「はい、チーズ」

パシャッ

提督「うーん、良い笑顔。これは使えるな」

大鳳「あの、どうして撮影なんて?」

提督「どうしてって、来年は酉年だろ」

大鳳「はい」

提督「だから」

大鳳「……??」

鳥海「鳥に関する名前を付けた人に集まってもらったわけですか」

大鳳「あ、なるほど」

提督「さすが鳥海、まあそういうわけだ」
艦隊これくしょん -艦これ- おねがい!鎮守府目安箱 1 (電撃コミックスNEXT)
102: 2016/12/11(日) 23:43:45.43 ID:YdrdClyAo
鳥海「それより私は変なコスプレの方が気になるのですが」

響「響だよ。その活躍ぶりから不氏鳥の通り名もあるよ」

提督「フェニックスのコスプレか。別に普通じゃないか」

鳥海「普通って何でしょう……」

古鷹「私も鷹なんですけど、さすがに恥ずかしいのですが……」

提督「撮影終るまで待ってな」

古鷹「むしろ、これで撮られるのが嫌なんです」

響「でも古鷹さん、七面鳥のコスプレをした人よりましだと思った方が良いよ」

古鷹「七面鳥……あっ」

103: 2016/12/11(日) 23:44:11.58 ID:YdrdClyAo
鳥海「あともう一つ気になったものがあるんですが」

提督「なんだよ。質問多いな」

鳥海「そりゃ多いですよ。それで、あそこの焼き鳥はなんですか」

提督「被写体」

鳥海「ただの料理ですよね」

提督「そりゃ焼き鳥だからな」

鳥海「……こ、今回ばかりはさっぱり意味が解りません」

提督「これはとある奴の代わりのようなものだ。まあ、気にしなくても良いぞ」

大鳳(焼き鳥の代わりって何でしょうか……)

鳥海(この話題はあんまり突っ込まない方が良さそう……)

104: 2016/12/11(日) 23:44:38.57 ID:YdrdClyAo
―執務室―

提督「人数多いからほぼ着ぐるみみたいになったんだよなぁ」

提督「……なんか、これならクソコラ画像で作っても良かったかもしれんな」

下2

106: 2016/12/11(日) 23:51:41.15 ID:jeCoJeRA0
天龍の頭のやつをフライドチキンに

107: 2016/12/12(月) 21:42:15.57 ID:SXUYEteuo
―廊下―

提督「じゃじゃーん、フライドチキンだぞー!」

睦月「美味しそうにゃしぃ」

提督「今回は特別上手に出来たからな。あ、でも睦月にはスパイスはちょっと辛いかもしれないから、無い方な」

睦月「子供扱いしないでほしいにゃあ!」

提督「いや、でもほら、無理して食べてもよくないぞ」

睦月「睦月だって食べられます!」

提督「うーん、でもなぁ」

睦月「暁ちゃんと一緒にしないでほしいにゃしぃ!」

提督「それは暁が可哀想だ。が、否定はしない」

睦月「とにかくー! 睦月も食べるのー!」グイッ

108: 2016/12/12(月) 21:42:42.01 ID:SXUYEteuo
提督「あ、待て、とりあえず選ぶから……あっ」スポーン

睦月「およ? フライドチキンが飛んで行ったにゃ!」

提督「すごい勢いだ! って、着地地点には天龍が!?」

天龍「ん?」

サクッ

提督「……」

睦月「……」

天龍「なんだよ二人共、そんな驚いた顔して。オレの顔に何かついていんのか?」

提督「いや、顔には何も……」

睦月「し、司令官、背中借りるにゃ……」フルフル

天龍「おいおい、どうした? もしかして、オレが怖いのか?」

提督「それまだ言ってんのか」

天龍「まだってなんだ!?」

提督(ていうか、睦月は怯えてるんじゃなくて、笑いをこらえてるだけだし……)

109: 2016/12/12(月) 21:43:08.00 ID:SXUYEteuo
天龍「まあいいか。何も用事が無いならもういくぜ」

提督「え、そのまま?」

天龍「そのままって何だよ」

提督「あー、いや……」

天龍「今日の提督は変だなー。んじゃな」

提督「……睦月、今の内に逃げるぞ」

睦月「は、はい……フフッ」


天龍「なーんか二人とも様子が変だったな」

龍田「あら、天龍ちゃ……」

天龍「お、龍田じゃねーか。どうした、龍田まで」

龍田「その、私としては天龍ちゃんの方がどうしたって感じなんだけど……」

天龍「へ?」

龍田「天龍ちゃん、頭」

天龍「? ……ああああああ!!」

110: 2016/12/12(月) 21:43:35.00 ID:SXUYEteuo
―執務室―

提督「さて、今回は不幸な事故だった。俺は何もしていない」

提督「とりあえず責任を追及されたら卯月の所為にでもしておこう」

下2

112: 2016/12/12(月) 21:45:13.62 ID:q4YYo+eNo
トナカイコス筑摩を那珂ちゃんの地方巡業に同行させる

114: 2016/12/14(水) 00:21:40.52 ID:sS3te6eso
―商店街―

提督「ここはとある商店街な訳なんだが」

筑摩「はあ」

提督「どうしてこんなところに来たかというと、那珂ちゃんの地方巡業、簡単に言うと営業なわけだ」

筑摩「私が呼ばれた理由は?」

提督「たまたま行く時に目の前にいたから」

筑摩「これは怒っても良いですよね?」

提督「いやー、勘弁して欲しいな。俺も好きでついてきているわけじゃないし」

筑摩「それならどうして来たんですか……」

那珂「本当だよ!」

115: 2016/12/14(水) 00:22:30.17 ID:sS3te6eso
提督「だって、那珂ちゃんが手伝ってっていっただろう?」

那珂「後ろで愚痴を言われるくらいなら来なくていいよ!」

提督「何を言っている。俺は那珂ちゃんのファン一号だぞ! 来なくて如何する!」

那珂「好きでついてきているわけじゃないって今言ったよね!」

提督「さて、冗談もほどほどにして、このケーキを売り切るか」

那珂「切り替え速いね……」

筑摩「そういえば、私達はどうしてケーキなんて売っているんですか?」

提督「挨拶は勿論のこと、那珂ちゃんのCDとケーキの抱え合せにすることにより、少しでも売れ行きを良くして知名度をあげる作戦だ」

筑摩「なるほど……」

提督「でも、うーん、やっぱりケーキのおまけにCDをつけても売れないか」

那珂「あれ、これって那珂ちゃんのCDにケーキのおまけだよね」

116: 2016/12/14(水) 00:22:54.56 ID:sS3te6eso
提督「とはいえ、このために筑摩を連れてきたと言っても過言じゃない」

筑摩「目の前にいたからじゃ無かったんですか」

提督「冗談だって。二人はサンタとトナカイの真似をして、早めのクリスマスという感じで売ろう」

筑摩「トナカイ……だからですか」

提督「一見二人共ネタっぽいが、実際はプロポーションも整ってて見た目のレベルも高い。売り子に徹すれば完売も可能だろう」

筑摩「褒められて、いるんでしょうね。ここまで来たんですし、最後まで付き合いますよ」

那珂「あの、那珂ちゃんは今日ちゃんとした勝負服なんだけど……ネタっぽいって……」

提督「じゃあ、寒いけどまだ頑張るぞ!」

筑摩「はい!」

那珂「今日は那珂ちゃん押され気味だよ……」

117: 2016/12/14(水) 00:23:35.69 ID:sS3te6eso
―執務室―

提督「……おかしいな、那珂ちゃんの営業の筈が、話題になったのはトナカイコスの筑摩のことばかり」

提督「むぅ……今日の那珂ちゃんは存在感が筑摩に負けていたし、宣伝にはなりにくかったか」

下2

119: 2016/12/14(水) 00:34:43.16 ID:KJThvSLgo
深海へクリスマス文化の布教

121: 2016/12/14(水) 22:49:02.77 ID:sS3te6es0
―???―

提督「ジングルベール ジングルベール すーずーがーなるー♪」

ヲ級「……」

提督「というわけで、クリスマスって知ってるか?」

ヲ級「ええ、その話題の切り出し方はなんですか……」

タ級「恋人との蜜月を過ごす素敵な日と聞いたことあるわ」

ル級「家族と過ごす日ではないのか?」

レ級「十時から三時までせいけんづきをするんだよね」

提督「最後のは違うが、意外とみんな知ってるな」

タ級「もしかして、私とすごしてくれるの?」

ル級「人間と共にすごしたくはないんだが……」

122: 2016/12/14(水) 22:49:42.83 ID:sS3te6es0
提督「いや、今回は布教しに来ただけだ」

レ級「ふきょう?」

提督「クリスマスはいいものだということを教えに来たって感じだ」

レ級「へー」

ヲ級「一応戦争中ですよね。クリスマスを祝うとか、のん気すぎじゃありませんか?」

提督「意外と戦争中でもクリスマスは祝ってるもんだぞ。そもそも、その日に襲撃をかけてきたことないお前らが言うか」

ル級「その日はなぜか士気も上がらないからな……」

タ級「不思議よね……」

提督「なるほど。つまり、お前たちはクリスマスは大事なものだと、なんとなく感じているんだな!」

レ級「そうなんだ……そうかも!」

ヲ級「いえ、流されないでくださいよ」

123: 2016/12/14(水) 22:50:20.66 ID:sS3te6es0
提督「今年はお前たちもクリスマスを楽しんでみてくれ」

ヲ級「そういわれましても」

提督「想像してみるんだ。華やかなネオンに、豪華な食事。そして親しい人とのプレゼントを贈り合ったり、ゲームに興じたりする楽しいひと時」

レ級「……いいかも!」

提督「だろう!」

タ級「そこに王子様と二人きり……うふっ」

ル級「タ級、よだれがたれてる」

ヲ級「……まあ、余裕があればやってみますよ」

提督「やってみたくなったんだろー!」

ヲ級「……」

レ級「その日が楽しみだね!」

124: 2016/12/14(水) 22:50:47.24 ID:sS3te6es0
―執務室―

提督「布教成功、でいいのだろうか」

提督「実際にはその日には意味がいろいろあるんだが……こういうのは楽しさを前面に押し出していかなければな」

下2

120: 2016/12/14(水) 00:35:11.90 ID:mw61fDuvO
扶桑型二人と一緒にラブジェンガ

127: 2016/12/15(木) 23:32:21.59 ID:VU2ipos80
―扶桑型の部屋―

提督「ジェンガ持ってきたぞ」

扶桑「あら……なんだか、すごく久しぶり」

山城「前にやったの、いつだったっけ」

提督「お、乗り気だな。じゃあ、早速出してみるか」

扶桑「……? なんだかカラフルですね」

提督「明石に勧められてな」

山城「なんだか不安になる人選……」

扶桑「……あれ、文字が書いてありますね」

提督「ええと、ルールによると、抜いたジェンガに書いてある言葉を実行しなければならないらしい」

山城「なんですかそれ」

提督「知らん、俺だって初開封だし。とりあえずやってみるぞ」

128: 2016/12/15(木) 23:32:48.88 ID:VU2ipos80
山城「では、提督からどうぞ」

提督「……まあいいけど。真ん中あたりの白でも……」スッ

扶桑「なんて書いてありますか?」

提督「関西人風に『なんでやねん!』という。なんでやねん!」

山城「今の心情、まさにそれです」

提督「同感」

扶桑「では、次は私……はい、えっと、全員に肩もみをしてもらう、だそうです」

山城「姉さまに肩もみ! 喜んでさせてもらいます!」

提督「あー、じゃあ俺が右側担当で」

山城「提督より上手に肩もみをしますからね!」

扶桑「ありがとう、山城。……で、でもちょっと痛いわ」

山城「すみません!」

129: 2016/12/15(木) 23:33:15.19 ID:VU2ipos80
~~~~~~~~

山城「次は私です。えっと……異性全員に愛をささやく」

扶桑「あら」

提督「まさか山城から愛をささやかれる日が来るなんてな……」

山城「いい、嫌です!」

提督「嫌って言われても、ルールだしなぁ」

山城「姉さまは私が提督に愛をささやいてもいいんですか!?」

扶桑「ちょっと複雑だけど……そういうゲームよね」

山城「う……い、今から言う言葉は本心じゃないですからね!」

提督「はいはい」

山城「……て、提督、私は姉さまのことが一番好きだけれど……でも、実は、提督のことも……姉さまと同じくらいには…………む、無理! 無理です!」

提督「ちょっと物足りないが、及第点か」

扶桑「なんだか、真に迫っていましたね」

山城「そ、そんなことはないですから!」

提督「で、次だな。ほいっと……正面の人にキスをする」

扶桑「え」
山城「え」

提督「……ええい!」ガシャーン

扶桑「て、提督!?」

山城「自分から崩した!?」

提督「こんなの実行するくらいなら負けたほうがましだ!」

山城(……い、いえっ、そっちの方が私としてもうれしいですけど!)

扶桑(そんな気はないのでしょうが、まるで魅力がないって思われているみたい……)

130: 2016/12/15(木) 23:33:59.30 ID:VU2ipos80
―執務室―

提督「あんなの実行したら、セクハラで一発軍法会議ものだ」

提督「ラブジェンガ、想像以上に恐ろしいものだった……」

下2

132: 2016/12/15(木) 23:36:25.24 ID:DVtqpHH6o
コーンフレークと一緒に食べる最高の食べ物(牛乳除く)について金剛比叡と協議

133: 2016/12/16(金) 22:01:38.92 ID:e7HMrO0Do
―金剛型の部屋―

比叡「お姉様、司令、ご飯が出来ましたよ!」

金剛「」

提督「ひえー!」

比叡「相変わらずひどい反応ですね! 司令はパクらないでください!」

金剛「む、無理することはないデース」

提督「ああ、比叡の良さは料理なんかに縛られないからな」

比叡「今回は大丈夫ですから! ほら、コーンフレークです!」

提督「オイルが入ってるとか……ないな」

金剛「実は発癌性物質が……大丈夫ですネー」

比叡「心配の度合いが酷すぎません!?」

提督「いや、冗談だよ、冗談。で、金剛は気になることはないのか?」

金剛「そういえば、牛乳の賞味期限が切れていた気がしマース」

比叡「すみません!」

134: 2016/12/16(金) 22:02:04.76 ID:e7HMrO0Do
~~~~~~~~

提督「で、これがそのコーンフレークか」

金剛「始めて見マース」

比叡「賞味期限は考えていませんでした……」

提督「賞味期限切れくらい誰にでもある。俺なんて、餅の袋にガスが溜まるまで放置していたことがあったからな」

比叡「ひえー!」

金剛「牛乳は切れてるネー。どうするの、提督ー」

提督「そうだな……ここはあえて、オレンジジュースをかけてみたらどうだ」

金剛「オレンジジュース?」

比叡「合うんですか?」

提督「コーンフレークは意外となんにでもいけるぞ。ジュースも海外では一般的な食べ方だしな」

金剛「そうなんですネー」

135: 2016/12/16(金) 22:02:33.18 ID:e7HMrO0Do
比叡「じゃあ、カレーは!」

提督「カレーに掛ける分はありじゃないか。少々辛いくらいなら良いアクセントになるんじゃないだろうか」

金剛「スコーンやクッキーにしておやつにするのもいいデース!」

提督「お、良い考えじゃないか。うーん、いろいろ試したくなってきたぞ」

比叡「間宮アイスにもどうですか!」

金剛「ナイスアイデアデース! さっそく貰ってきマース!」

提督「これはテンション上がってきたぞ! よし、なら俺も部屋に戻って合いそうな料理を作ってみる!」

比叡「では、私は他の材料を探してきます!」

ガチャ バタン

霧島「……あの、コーンフレークの量自体がもうないんですが」

136: 2016/12/16(金) 22:03:10.32 ID:e7HMrO0Do
―執務室―

提督「あの味を阻害するものでなければ何にでもいける気がしてきた」

提督「最終的には好みだと思うけど。それこそ、目玉焼きに何をかけるかみたいな」

下2

138: 2016/12/16(金) 22:08:20.44 ID:XNMeG8z8o
アイオワとサラトガとシカゴピザを食す

139: 2016/12/17(土) 23:57:40.47 ID:SyQufom7o
―レキシントン級の部屋―

アイオワ「ハァイ、サラ。今日はとっておきの物を持ってきたわ」

サラトガ「あら、アイオワ。とっておきの物って何かしら、楽しみ!」

アイオワ「ヘイ、アドミラル!」

提督「はっ、こちらをどうぞ!」

サラトガ「料理? もしかして、提督自らが作ったんですか!?」

アイオワ「当然よね」

提督「当然だな」

サラトガ「と、当然ですか。サラはまだそういうのに慣れてません……」

アイオワ「それはおいおい慣れていけば良いわ」

サラトガ「はい!」

140: 2016/12/17(土) 23:58:28.60 ID:SyQufom7o
提督「で、頼まれ物のシカゴピザだが、どこにおけばいい」

サラトガ「あ、では、こちらの方に」

アイオワ「アドミラル、完成度はどんな感じかしら」

提督「正直食べた事無いから、それはお前等で判断してくれ。なるべく上手に作ったつもりなんだが」

アイオワ「なら、安心出来るわね」

サラトガ「アイオワが安心するくらい提督は上手なの?」

アイオワ「間宮には負けるわ」

提督「プロと比べて勝てる訳が無いだろ!」

サラトガ「サラも負けてられませんね……!」

提督「そろそろ開けるぞ。ほら」

アイオワ「あら、想像以上じゃない」

サラトガ「美味しそうです!」

141: 2016/12/17(土) 23:59:03.50 ID:SyQufom7o
提督「トッピングは日本風で良かったよな」

アイオワ「パーフェクト! じゃあ、切るわよ」

サラトガ「わぁ……チーズがト口リと垂れていきます……」

アイオワ「ここまで出来る物なのね。プロになれるんじゃないかしら」

提督「これでも何回か失敗したんだぞ」

アイオワ「アドミラルなら一発で出来たんじゃないかと思ったのだけど」

提督「中がうまくトロッとしなくてな……まあ、そういう話は後にして、先に食べないか」

アイオワ「そうね。じゃあ、さっそく頂きましょうか」

サラトガ「はい! あー……んっ…………」

アイオワ「ん……」

提督「……黙られると怖いのだが」

アイオワ「……デリシャス! 本当によく出来ているわ!」

サラトガ「サラもそう思います! こんなにも出来ているピザ、日本に来てから初めて食べました!」

提督「ほんとか。いやー、頑張ったかいがあった」

アイオワ「口に入れた瞬間、チーズが中を包むように広がり、それでいて他のトッピングの邪魔をすることなく、ソースの甘さと混ざり合う。その味はまさにピザの大王様ね!」

サラトガ「イタリアの人達はあまり合わないかもしれないですけどね」

アイオワ「あそこの国のピザは薄くて具が少ないからしょうがないわ」

提督「これを野菜と分類するお前達もどうかと思うがな」

サラトガ「え、トマトが入っているから野菜ですよね」

提督「うーん、このアメリカン」

142: 2016/12/17(土) 23:59:32.27 ID:SyQufom7o
―執務室―

提督「こんなの野菜扱いしてたら肥満待ったなしだろ……」

提督「アイオワやサラトガが肥満になった姿は……想像したくないな」

下2

144: 2016/12/18(日) 00:04:50.58 ID:7+KIv7aA0
礼号組と雪合戦

146: 2016/12/19(月) 00:49:35.57 ID:TkOIrPIC0
―庭―

提督「雪が積もったから雪合戦します」

朝霜「雪合戦! はー、こりゃ燃えてきたね」

清霜「戦艦に近づくために必要な勝利よね!」

大淀「いえ、必要はないと思いますが」

霞「……遊んでいる暇はあるわけ?」

足柄「まあまあ、たまにはこういうのもいいじゃない」

提督「そう、足柄いいこと言った! たまにはいいじゃないか!」

霞「たまに……?」

清霜「霞ちゃんは雪合戦をするのは嫌?」

霞「……はぁ。ま、たまには付き合ってあげるわよ」

147: 2016/12/19(月) 00:50:05.82 ID:TkOIrPIC0
~~~~~~~~

足柄「始まったわね。向こうはあんまり攻めてきていないみたいだけど」

提督「とりあえず、迎撃しつつ作戦を話すぞ」

清霜「作戦! なんだか司令官も本気みたいね!」

提督「当たり前だろう。遊びとはいえ本気で勝ちに行く」

足柄「当たり前ね」

清霜「相手は霞ちゃんに大淀さん、朝霜姉さんか……手ごわそうね」

提督「こっちの方がフットワークは軽い。だから、まずは手を抜いて戦いに興じるんだ」

足柄「手を抜くの? 最初から全力でいった方がいいんじゃないかしら」

提督「いや、いわゆる策の準備段階だ。目的は、手を抜くことにより、こっちの戦闘力の見積もりを外させることにある」

足柄「へぇ」

提督「そうして拮抗していると、向こうは何かしら策を弄してくるだろう。そのタイミングで、こっちは仕掛ける」

清霜「つまり、どういう内容なの?」

提督「相手に合わせて油断させたところをドーン! だ」

清霜「わかりやすい!」

148: 2016/12/19(月) 00:50:32.53 ID:TkOIrPIC0
足柄「それにしても、相手は動く様子がないわね」

提督「時折雪玉が投げられているから、まったくやる気がないわけではないんだろうが」

清霜「朝霜姉さんがいるんだし、それはないと思うの」

提督「だなぁ。朝霜はやる気があったみたいだし。もしかして、なにか……」

足柄「提督! 誰か出てきたわ!」

提督「む? 大淀? 馬鹿な、そんな丸見えの位置に姿を見せるなんて……はっ!」

シュッ

清霜「きゃっ」バスッ

足柄「後ろから雪玉が!?」

提督「……秘書官め、実は最初からやる気満々だったな!」

霞「やるからには勝ちにいくに決まってるじゃない」

朝霜「へへっ、こそこそ移動するのはガラじゃなかったが、こうして優位に立つのは嫌いじゃないぜ」

足柄「前後を囲まれたわね……」

提督「この場を切り抜ける方法は……ない!」

足柄「言い切ったわね!」

バスッ バスッ

149: 2016/12/19(月) 00:50:59.43 ID:TkOIrPIC0
―執務室―

提督「チーム分けの時点で完全に負けてたな……雪玉のタイミングを計る大淀、霞と朝霜のその駆逐艦由来の敏捷性を生かした隠密」

提督「油断していたこっちが悪いんだが、滅茶苦茶悔しい。今度リベンジする機会があったらこうはいかない」

下2

151: 2016/12/19(月) 00:57:48.52 ID:4OO/V4cJo
龍田さんの頭のユニットをクリスマス仕様(リース)に飾りつけする

155: 2016/12/19(月) 23:16:34.53 ID:TkOIrPICo
―深夜・天龍型の部屋―

カチャ コソコソ

提督「(……そっちは大丈夫か)」

卯月「(大丈夫ぴょん。すぐに入るぴょん)」

提督「(……よし、寝ているな)」

卯月「(誰にも見られずに侵入できたぴょん)」

提督「(今回のミッションは、龍田の頭についているあれを飾りつけすることだ)」

卯月「(明日になったら怒られないぴょん?)」

提督「(ふっふっふ、いかに龍田といえども、尻尾を踏ませなければ報復は出来まい)」

卯月「(司令官もあくどいぴょんねぇ)」

提督「(いやいや、狡猾といってくれたまえ)」

156: 2016/12/19(月) 23:17:00.63 ID:TkOIrPICo
卯月「(それで、飾りといっても量は少ないぴょん)」

提督「(音は立てられないからな。ささっと飾れるものといえば、これだ)」

卯月「(これはツリーの中段位にある飾り!)」

提督「(名をリースという。何となくイメージに合いそうだからパープルだ)」

卯月「(知られたら激怒ぴょん……)」

提督「(悪戯王うーちゃんともあろうものが怖気づいたか?)」

卯月「(そんなわけないぴょん!)」


龍田「ぅ……ん…………」


提督「」ビクッ
卯月「」ビクッ


龍田「……スー……スー……」

提督「……」

卯月「……」

提督「(とりあえず、ささっと終わらせるぞ)」

卯月「(りょーかい)」

157: 2016/12/19(月) 23:17:29.99 ID:TkOIrPICo
~朝~

龍田「……」

天龍「んー……? 何を見ているんだ、龍田」

龍田「どこかの悪い子たちが、何かやったみたい~」

天龍「悪い子って……ぷっ、なんだよそれ! わははははは!」

龍田「天龍ちゃ~ん?」

天龍「はh……な、なんでもない」

龍田「犯人はなんとな~く分かってるんだけど……」

天龍「どうせ提督だろ」

龍田「……今回は実害が無いから見逃してあげますね」

天龍「!? どうした龍田! どこか悪いのか!?」

龍田「天龍ちゃ~ん。それはどういう意味かしら~?」

天龍「なんでもない」

龍田(よく見れば無駄に凝ってあるわね~。この情熱を他に向けられないのかしらねぇ~)

158: 2016/12/19(月) 23:17:57.44 ID:TkOIrPICo
―執務室―

提督「今回の隠密は成功だな。食堂に置いてあるクリスマスツリーに飾ってあったのは驚いたけど」

提督「……後で問い詰められたりしないよな」

下2

145: 2016/12/18(日) 00:05:30.14 ID:E9vmBOc50
潜水艦娘と温泉

162: 2016/12/21(水) 01:01:52.09 ID:UPmX+EUC0
提督「温泉行こう」

19「温泉! それはいい考えなのね!」

呂500「ろーちゃんも行ってもいいの?」

提督「当然だろう」

168「なんだか、珍しいこともあるのね」

58「どうせ、混浴とかそういうオチでち」

168「混浴だなんてー……え、どうなの?」

提督「そりゃ混浴だが……」

168「司令官のエOチ!」

26「えー、ニムは気にしないかな」

8「というより、普通の混浴であれば水着着用では?」

401「水着なら、私達にとって私服みたいなものだね」

168「……確かに、冷静に考えたらそうね」

163: 2016/12/21(水) 01:02:41.56 ID:UPmX+EUC0
―温泉―

58「ふぅー……疲れが取れるでち」

提督「といっても、そこまで有名でないただの天然温泉だから、どれだけ効能があるかは謎だけどな」

8「プラシーボ効果」

58「うるさいでち。好きにさせてほしいの」

まるゆ「温泉は溺れることがないから平和です……」

401「足とか攣ると溺れることもあるから、気を付けてね」

まるゆ「そ、そうなんですか……」

401「あはは、ごめんね、そうそう足なんて攣らないよ」

168「足が攣ったとしても、それが原因で溺れる潜水艦ってなにって感じだけど」

26「それにしても、ほとんど貸し切りだねー!」バシャバシャ

19「イクも泳ぐの!」

168「こらっ、人がいないからって泳がないの!」

164: 2016/12/21(水) 01:03:55.69 ID:UPmX+EUC0
58「そうでち。こっちに飛沫が飛んできて邪魔でち」

呂500「でっち、あっちにサウナがあるよ!」

58「サウナは疲れるから嫌でち」

提督「おっさん化がすすんでないか、でっち」

58「提督まででっち言うな」

26「あ、それならニムはいってみようかな」

19「我慢比べなのね!」

提督「無理はするなよー」

168「ま、後で見に行ってみましょ」

165: 2016/12/21(水) 01:04:45.57 ID:UPmX+EUC0
―執務室―

提督「特にオチなし。まあ、温泉行くだけでそうそう何か起こるわけもないけど」

提督「……いや、そういえばニムとイクの二人が飛び込むように水風呂に入ったのは面白かったか」

下2

154: 2016/12/19(月) 01:24:26.93 ID:5NTnzcsY0
貧O空母組と年越し&初詣を一緒にする約束をする

168: 2016/12/21(水) 23:25:00.06 ID:UPmX+EUCo
―食堂―

瑞鶴「あれ、提督さんじゃない。珍しいわね」

提督「おう、瑞鶴と葛城、瑞鳳、大鳳に……そっちもなんか珍しいな」

龍驤「ちょいまち、なんでうちは外されたんや」

提督「なんとなく」

龍驤「フリか、フリなんやな。なんでやねん!」スパァン

大鳳「二人共テンション高いですね。食事中なので、もっと落ち着いてください」

提督「だってよ。ここ座るぞ」

龍驤「ネタをふったキミが悪いんやろ」

瑞鳳「わざと視線を逸らしていたしね」

169: 2016/12/21(水) 23:25:27.77 ID:UPmX+EUCo
提督「んで、何か話をしていたみたいだけど」

瑞鶴「耳聡いわね」

大鳳「年越しについて話していたんです」

提督「へー、年越しね」

葛城「私は今年瑞鶴先輩と一緒にすごしてもいいかなって聞いてたの」

提督「姉妹で年越しはしないのか」

瑞鶴「年越しまでは起きてるんだけど、翔鶴姉は早く寝ちゃうことも多いから」

葛城「私の所も同じような感じですね」

提督(規則正しい生活しているから、豊かに育ったのか)

瑞鶴「提督さん、今変なこと考えた?」

170: 2016/12/21(水) 23:25:55.12 ID:UPmX+EUCo
提督「いや。えっと、瑞鳳や大鳳はどうなんだ」

大鳳「私は初日の出を見るまでは起きてますよ。あれを見なければ、一年の始まりを感じませんから」

瑞鳳「私はそれまで起きてられないんだけど……今年は頑張ってみようかな」

提督「へー、それじゃあ、ここに集まっている皆は初日の出でも見るつもりなのか」

龍驤「うちはまだ答えとらんけど」

提督「見るだろ?」

龍驤「見るで」

大鳳「提督も見ますよね。一緒にどうですか」

提督「あー、そうだな。どうせなら一緒に見に行って、そのまま初詣とするか」

瑞鶴「初詣も? 多分翔鶴姉とも行くんだけど……まあ、いっか」

瑞鳳「皆でかぁ、これは絶対寝ないようにしなきゃ」

提督「そう意気込んでると、気付かれで逆に寝そうだな」

瑞鳳「そ、そうならないように気を付けるから!」

大鳳(……このメンバーにしては平和に決まりましたね。良い事ですけど)

171: 2016/12/21(水) 23:26:23.57 ID:UPmX+EUCo
―執務室―

提督「もう今年も終わりか。なんだか早かった気もする」

提督「そういや昨年の今頃には大掃除も終わらせてたな。……そろそろしなきゃ」

下2

166: 2016/12/21(水) 01:17:28.33 ID:Sn5FRK4Io
島風が姉or妹だったら談義(駆逐艦)

182: 2016/12/23(金) 01:28:23.39 ID:UKakdTh8o
―執務室―

提督「一人っ子な島風なわけだけど、もし姉妹だったらどう思う?」

吹雪「いきなりな上に質問の意図が掴みかねますが……」

提督「深い事聞いている訳じゃ無い。ただ、どう思うかなって」

吹雪「そうですね……毎日がもっと騒がしくなりそうです」

提督「面白くない返答だな」

吹雪「突然聞かれたのに気の利く返答が思い付くわけ無いじゃないですか!」

提督「果たしてそれが免罪符になるかな。というわけで、そこで聞いてた電よ、どう思う」

電「やり過ごせると思ったのですが……とりあえず、暁ちゃんがまた泣くので勘弁して欲しいのです」

吹雪「どうして泣くの?」

電「かけっこで負けて『おっそーい』といわれようものなら、暁ちゃん涙目は必至なのです」

提督「楽に想像できるな」

183: 2016/12/23(金) 01:28:57.56 ID:UKakdTh8o
漣「あれー、ご主人様たち、何か面白い話でもしてるのー?」

提督「一人っ子島風がもし自分の姉妹だったらっていう話だ」

漣「なるほど。こっちだったら喧嘩になりますな」

吹雪「喧嘩?」

漣「ぼのちゃんは意地っ張りだから」

提督「島風も意地を張ることも多いしな」

吹雪「なんだか、そう聞くと馴染むのって難しいですね」

提督「吹雪型にも厳しい叢雲がいるから、そういう意味ではなかなかなじまないかも」

電「だったら、平和そうなところを聞いてみればいいのです」

184: 2016/12/23(金) 01:29:23.93 ID:UKakdTh8o
提督「そう、だな。……お、五月雨、良い所に来た」

五月雨「司令官、どうかしましたか?」

提督「もし島風が姉妹だったとしたら、どんな感じになる?」

五月雨「島風ちゃん、ですか? えーと……そんなに、変わらないと思います」

提督「ここにきて受け入れてくれる奴が現れたぞ!」

吹雪「白露型は色んな子がいるからですかね」

漣「鬼教官みたいのも居ないからねー、いやあ、よかったよかった」

五月雨「ど、どういうことですか? 私、何かしましたか?」

提督「いや、ようやく人心地付けたんだ。本当に良かった」

五月雨「???」

電(この会話、島風ちゃんには聞かせない方が絶対にいいのです)

185: 2016/12/23(金) 01:30:03.40 ID:UKakdTh8o
―執務室―

提督「そもそも、人数が多いとその分いかに島風といえど埋もれるからなぁ」

提督「なんだかんだ言っても、島風は唯一だからその存在感は大きいわけだし」

下2

187: 2016/12/23(金) 01:34:03.14 ID:GVzQ+Xw70
川内とラブラブクリスマス
夜戦でサンタとトナカイ狩りだ!

188: 2016/12/23(金) 23:06:09.82 ID:UKakdTh8o
提督「夜戦行くぞ!」

川内「いいね!」

神通「」

那珂(神通ちゃんの目が氏んでる……)

―近海―

提督「サンタ狩りだー!」

川内「いえー!」

提督「……ところで、今日は神通と那珂ちゃんがいないんだな」

川内「出る時寝てたし、疲れてたんじゃない」

提督「そうか、風邪には気を付けてほしいな」

川内「そうだね」

189: 2016/12/23(金) 23:07:32.86 ID:UKakdTh8o
提督「それにしても、夜空が綺麗だな」

川内「最近の海は星空が綺麗に映ってて嬉しいよ」

提督「ほう、川内の事だから夜戦のことばかりだと思ってた」

川内「夜空を眺めることも、夜戦の楽しみの一つだから」

提督「そうなん?」

川内「それに、星は方角とかも即座に教えてくれる便利なものだからね」

提督「ただの好みで夜戦をしている訳じゃ無いんだな」

川内「当然。夜戦の良さを聞きたいなら、この川内にお任せ!」

提督「夜が怖い系の子達にも聞かせてやりたいよ」

川内「その時になったら、この川内先生がレクチャーしてあげるね!」

提督「それは頼もしい。問題は、連れ出すときだけど」

190: 2016/12/23(金) 23:08:00.22 ID:UKakdTh8o
川内「……あっ、提督! 空見て!」

提督「空? お、流れ星! 願い事だ!」

川内「夜戦夜戦夜戦」

提督「願えてないぞー」

川内「しまった。……でも、ある意味叶ってるからいいのかも」

提督「現在進行形で夜戦に出てるもんな」

川内「うん。提督も一緒だし」

提督「……はは、嬉しいこと言ってくれるじゃないか」

川内「そういえば、提督の用事は?」

提督「用事?」

川内「ほら、サンタがどうとか」

提督「ああ……今日、クリスマスじゃないからサンタ居ないわ」

191: 2016/12/23(金) 23:08:26.35 ID:UKakdTh8o
―執務室―

提督「そもそも、サンタ役は俺もやってるから、自分で自分を狩ることになるんだよなぁ……」

提督「トナカイなら筑摩がいるが……逆にやられそう」

下2

193: 2016/12/23(金) 23:11:38.07 ID:eCT3usjmo
利根サンタと一緒にトナカイコスしておとなしく狩られてくれる艦娘を探す
筑摩は遠くから見守ってる

194: 2016/12/25(日) 02:05:04.92 ID:z/oswRk00
―廊下―

提督「クリスマスを餌に狩っていくぞ」

利根「うむ……意味が分からないのじゃ」

提督「意味が分からない? フィーリングで伝われ!」

利根「ふぃーりんぐ? そもそも、その服はなんなのじゃ」

提督「トナカイだ」

利根「それは見てわかるのじゃが」

提督「さあいくぞ、利根よ!」

利根「うむむ……とりあえずは、わかったのじゃ!」


筑摩(止めたほうがいいのでしょうか……まだわかりかねますね)

195: 2016/12/25(日) 02:05:31.28 ID:z/oswRk00
~~~~~~~~


利根「それで、どうするのじゃ?」

提督「そうだな……へい夕雲!」

夕雲「……? 夕雲に何かご用ですか」

提督「妹たちに何をプレゼントするつもりなんだ?」

夕雲「あまりいいものが用意できていないのですが、マフラーなどを用意しようかと思っています」

提督「今持っている奴か?」

夕雲「ええ、そうですね」

提督「……それはいただいた!」バッ

夕雲「あっ」

提督「逃げるぞ利根!」ダッ

利根「う、うむ!」ダッ

夕雲「……もしかして、そういうことかしら」

196: 2016/12/25(日) 02:05:57.87 ID:z/oswRk00
利根「な、なぜ盗んだのじゃ?」

提督「盗んだんじゃない。サンタ狩りだ」

利根「よくわからないのじゃが……」

提督「なんだ、まだわからないのか」

利根「提督のふぃーりんぐとやらは難しすぎるのじゃ」

提督「つまりだ、サンタ役を奪うことによって、その子のクリスマスをフリーにさせることができる」

利根「む、つまりいいことをしているというわけか?」

提督「そうだ!」

利根「そういうことであれば、吾輩も協力するのじゃ!」

提督「よしきた、じゃあ早速次を狙うぞ!」

利根「うむ!」


筑摩(……大事になるまで、様子は見ておきますか)

197: 2016/12/25(日) 02:06:46.05 ID:z/oswRk00
―執務室―

提督「ふふん、だいぶん集まったな」

提督「だが、デメリットとしてはプレゼントを配るのが大変になったというところか」

続く:提督「安価でどんどんみんなと遊ぶ」【3】

引用: 提督「安価でどんどんみんなと遊ぶ」