296: 2017/01/10(火) 02:14:48.47 ID:wDhDIWZ40


シリーズ:提督「安価でみんなと遊ぶ」シリーズ 

最初から:提督「安価でみんなと遊ぶ」【1】
前回:提督「安価でどんどんみんなと遊ぶ」【3】

―執務室―

提督「なんだかんだ全員完走できたのはすごいな。結果は訓練差やらが出ている気がするけど」

提督「まあ、見ていて面白かったし、いろいろ準備したかいがあった」

下2

298: 2017/01/10(火) 02:27:00.27 ID:3YUflCl8O
こたつで利根型とみかんの大食い(時間制限特になし)

299: 2017/01/11(水) 01:35:09.25 ID:rQ6UP/rU0
―利根型の部屋―

筑摩「姉さん、みかんをもってきました」ドサッ

利根「うむ、ありがとうなのじゃ」

筑摩「でも提督、まだまだみかんの箱があったみたいですけど、食べきれるんですか?」

提督「昨年もみかんが異様に有り余っていたが、今年もか……なんだかんだ、全部食べ切るだろ」

筑摩「確かに余れば間宮さんたちが加工してくれますしね」

利根「うむ。しかし、普通に全部食べつくしてしまってもかまわんのじゃろう」

提督「できるもんならな」

利根「ふっふっふ、あまり舐めてはいかんぞ。吾輩は年明け前に段ボールひと箱いただいたぞ?」

提督「む、そうなのか」

筑摩「私は姉さんほどいただきませんからね。前に持ってきた分は全部なくなってましたし……」
艦隊これくしょん -艦これ- おねがい!鎮守府目安箱 1 (電撃コミックスNEXT)
300: 2017/01/11(水) 01:35:35.14 ID:rQ6UP/rU0
利根「どうじゃ!」

提督「そんなドヤられても……なら、競争してみるか」

利根「ふむ、競争とな」

提督「ああ、どっちが多くみかんを食べられるか。シンプルでいいだろう?」

利根「いいじゃろう、その戦い乗った!」

筑摩「では、私は審判をしますね」

利根「筑摩、贔屓はなしじゃぞ?」

筑摩「はい、わかってますよ」

利根「勝負じゃ、提督!」

提督「かかってくるがいい!」

301: 2017/01/11(水) 01:36:00.66 ID:rQ6UP/rU0
~~~~~~~~

利根「むむ……」ムキムキ

提督「……まず剥くのから遅いよな」パク

筑摩「姉さんは自分で皮をあまり剥きませんから」

提督「食べれる量はともかくとして、早食い的には負けだな」

筑摩「提督、これは時間無制限のみかん大食い競争ですよ」

提督「わかってる……無制限?」

筑摩「はい」

提督(……じゃあ勝負決まらないじゃん)

筑摩「ふふ、必氏に皮をむく姉さんは可愛いです」

提督(もしや、この姿が見たいがために無制限に?)

302: 2017/01/11(水) 01:36:27.51 ID:rQ6UP/rU0
―執務室―

提督「ルール確認しなかったこっちにも非はある」

提督「まあ多分利根のことだから、どこかで勝負のことなんて忘れると思うけど」

下2

297: 2017/01/10(火) 02:24:15.84 ID:pYolqvGpO
比叡と霧島を目一杯甘やかす

306: 2017/01/12(木) 01:28:06.05 ID:VBg6FJdD0
―金剛型の部屋―

比叡「提督、料理作りましたよ! 今度は大丈夫です!」

提督「やめろ! まだ氏にたくない!」

比叡「ひどくないですか!?」

霧島「いつもの光景ですね。でも、たまには優しくしてあげてもいいんじゃないですか」

提督「俺は十分にやさしくしてあげているつもりだけど」

比叡「ひえぇ……これが司令のやさしさですか……」

霧島「提督と私たちの優しさという言葉には重大な齟齬が生じているようですね」

提督「うーん……なら今回は優しくしてあげよう!」

霧島「え」

307: 2017/01/12(木) 01:28:32.65 ID:VBg6FJdD0
~~~~~~~~

比叡「……あ、そういえば、手紙の確認を」

提督「ほら。仕分けはしておいたぞ」ドサ

比叡「あ、ありがとうございます」

霧島「……では、私はお茶のおかわりを」

提督「どうぞ。きちんと温度にも気を遣ったぞ」

霧島「ありがとう、ございます」

比叡「……」

霧島「……」

比叡「あ」
提督「みかんならここに」

比叡「はい」

提督「霧島、自分から動かなくても、ちゃんと洗い物は片しておくから」

霧島「はい」

霧島(視線を動かしただけで思考を読まれた!?)

308: 2017/01/12(木) 01:29:01.41 ID:VBg6FJdD0
比叡「(あの、正直行き過ぎだと思うんだけど……)」

霧島「(優しさを通り越して甘やかしになってますからね)」

比叡「(誰でもいいから何とかしてくださいこの状態!)」

霧島「(そういえば、そろそろお姉様と榛名が……)」

提督「……あ、もしもし金剛? ……ああ、榛名と買い物か。うん……うん……気にしなくても、こっちは……ああ、ちゃんと作り置きしておくから」

比叡「……司令? もしかして、電話相手って」

提督「ああ、榛名にもよろしく言っておいてくれ。……夜ご飯な、わかってる。じゃあ切るぞ」ピッ

霧島「司令?」

提督「と、いうわけで、金剛と榛名は夜まで帰ってきません。二人とも、優しさを存分に受け取ってくれ」

比叡「ひ、ひえぇ……」

霧島「あぁ……」

309: 2017/01/12(木) 01:29:28.48 ID:VBg6FJdD0
―執務室―

提督「夜まで体を動かさせなかったぜ」

提督「あと三日くらいあれば完全に堕落させられそうだったかも……」

下2

311: 2017/01/12(木) 01:49:06.20 ID:gxcjWoSA0
ビスコ子のドイツ語講座 ビール編

312: 2017/01/13(金) 02:27:55.29 ID:auXHpAyL0
―提督私室―

ビスマルク「どうやら、ロシアとイタリアからお酒について学んだそうね」

提督「厳密にいうとお酒についての言語だがな。それで、ビスマルクも何か教えてくれるのか」

ビスマルク「ドイツといえばビールよ!」

提督「知ってた」

ビスマルク「ふふ、実はビールは国によって少し名前が違うのよ」

提督「そうなのか? じゃあ、ビールっていうのは……」

ビスマルク「ドイツ語よ!」

提督「ビールが? そういえば、ドイツ艦がビール以外の名前で呼んだことはなかったか……」

ビスマルク「確か、イタリア語ならビルラ、ロシア語ならピーヴォね」

提督「へぇ、違うんだな」

ビスマルク「さらに、ビールの語源はゲルマン語のビオレから来たって言われてるわ!」

提督「そうなのか。てっきり、ラテン語のビレラからとばかり」

ビスマルク「語源は重要じゃないのよ!」

提督「すぐさま撤回した!?」

313: 2017/01/13(金) 02:28:21.15 ID:auXHpAyL0
ビスマルク「じゃあ次は種類について説明するわね」

提督「切り替え早いな」

ビスマルク「ラガービールは知ってる?」

提督「種類としては」

ビスマルク「あのラガーにはラーゲルン、日本語で貯蔵するという意味があるの」

提督「へぇ。じゃあ、エールの方は?」

ビスマルク「……エールは、語源がドイツじゃないし……」

提督「うん、わからないならわからないでいいからな」

ビスマルク「でもドイツのエールだっていいのがたくさんあるのよ! ヴァイツェンビアとかベルリーナー・ヴァイセとかケルシュとか!」

提督「ああ、うん。ヴァイセとか二回出てきたような気がするけど」

ビスマルク「別の種類のお酒よ。ヴァイツェンは小麦、ヴァイスは白って意味があるの」

提督「ん? それってこんがらがったりしないのか」

ビスマルク「ビール飲むのにそんなの気にする? ドイツはおおらかなの!」

提督「それって自分でも違いが分かってないだけじゃ……」

ビスマルク「ハルツマウル!」

314: 2017/01/13(金) 02:28:49.05 ID:auXHpAyL0
提督「まあ、よくわかったよ。相変わらず使う機会のなさそうな知識だけど」

ビスマルク「それならよかったわ。じゃあ、毎度のことらしいからわかっているわよね」

提督「……持ってきたのか」

ビスマルク「私はラガーとエール一本ずつだからましでしょ?」

提督「……一瞬本気でそう思ったけど、二本でも十分だよな」

ビスマルク「まま、いいじゃない。アトミラール、グラスを出しなさい」

提督「しょうがないな……ほら、二人分だな」

ビスマルク「ええ。アトミラールの今後のお酒の知識に」

提督「かんぱーい! って、変な物に対して乾杯させるな!」

315: 2017/01/13(金) 02:29:16.64 ID:auXHpAyL0
―執務室―

提督「飲みに関してはビスマルクが騒いだくらいで一番普通だったか」

提督「しかし、本当に無駄な知識が増えていくな……」

下2

317: 2017/01/13(金) 02:36:55.28 ID:K08Xlbp/O
愛宕と高雄に漢らしく胸枕を懇願

318: 2017/01/14(土) 00:36:14.71 ID:Y+nFlhOL0
―高雄型の部屋―

高雄「ふむふむ……」ペラッ

愛宕「たーかお♪ 何を見ているのかしら」

提督「俺も気になるなー」

高雄「愛宕に提督まで……いえ、ただの雑誌です」

愛宕「高雄がそういうのを見るのって珍しいわ~」

提督「確かに。経済新聞とか見てるイメージだ」

高雄「そこまで真面目だと自分で思っていませんけど」

319: 2017/01/14(土) 00:36:42.42 ID:Y+nFlhOL0
愛宕「でも、珍しいわよね?」

高雄「そうかもしれないけど、これは摩耶が買ってきたものなの。私は暇だから見ているだけです」

提督「実は少しくらい中身が気になっただろ」

高雄「……まあ」

愛宕「どんな内容かしら~」

『男性にしてもらうならやっぱり胸枕!? 男らしい人ほど包容力と安心感が!』

愛宕「もしかして、こういうのをやってみたいのかしら?」

高雄「た、たまたまそのページが開いていただけだから!」

320: 2017/01/14(土) 00:37:10.23 ID:Y+nFlhOL0
提督「ふむ、胸枕か……」ギシッ

高雄「提督? 私たちのベッドの方に行って何を……」

提督「――こい、抱いてやろう」

高雄「!?」

愛宕「今日の提督は積極的ですねぇ」

高雄「はは、破廉恥ですよ!」

提督「胸枕だろ? これ一つで男性力……そう、漢力(おとこぢから)が測れるならバッチコイだ!」

高雄「そ、そういわれましても……」

愛宕「誘われる方は、すこーしだけ恥ずかしいですよ~?」

提督「……いや、むしろ頼む! お前たち二人から太鼓判を押されれば、とてつもない自信につながるんだ! だからこそ、お前たちを抱きたいんだ!」

高雄「う……そこまでおっしゃるのなら……少しだけですよ?」

愛宕「高雄が寝るなら私も寝るわよー。うふふ、失礼しまーす」


―部屋の外―

鳥海「……だだ、抱く? え、これって入っていいんですか?? ……ご、誤解だと思いますけど、今はそっとしておきましょう……」

321: 2017/01/14(土) 00:37:38.07 ID:Y+nFlhOL0
―執務室―

提督「率直に言ってそのまま寝た」

提督「だってさ、ほら、暖かいじゃん。それに高雄と愛宕も寝てたから俺だけのせいじゃない。うん」

下2

323: 2017/01/14(土) 00:42:17.90 ID:EY+sa7740
偽の作戦会議を開き、会議に参加した全員で野分を「のわっち」と呼び資料等への表記も
野分だけ「のわっち」に統一するドッキリをのわっちにしかける

324: 2017/01/15(日) 01:25:59.39 ID:zuMXoOjxo
―会議室―

提督「全員揃ったな。では、次の作戦についての会議を始める」

赤城「質問良いですか」

提督「どうぞ」

赤城「いつ終わりますか」

提督「三十分くらいだ」

赤城「ならいいです」

提督「他に質問は無いかー」

野分(今の質問にどういう意味が……?)

325: 2017/01/15(日) 01:26:42.25 ID:zuMXoOjxo
アイオワ「とりあえず、どういう作戦かもわかっていないのだし、早く始めて頂戴」

提督「そうだな。じゃあ、ここに事項をまとめた紙がある。これを回していってくれ」

野分(そういえば、野分が作戦会議に出るのは初めてかも……少し、緊張してきた)

利根「のわっち。お主の分じゃ」

野分「は、はい。……のわっち?」

利根「……」

野分(聞き間違え……? そ、そうよね。えっと、まず編成は……)

『アイオワ・赤城・利根・阿賀野・舞風・のわっち』

野分(アイオワ……さんもいっしょ……えっ、のわっち?)

舞風「どうしたの、のわっち」

野分「そ、それが……あっ、舞風の方の編成はどうなってるの?」

舞風「舞風の方って……もしかして、アイオワさんのこと?」

野分「ち、違っ……うわけじゃないけど、もっと別のことなんだけど」

326: 2017/01/15(日) 01:27:10.57 ID:zuMXoOjxo
提督「どうしたのわっち。もしかして、やっぱりアイオワが気になるか?」

アイオワ「そうね、ユー達からするとオンテキってやつになるのかしら」

野分「それより、野分の名前が」

舞風「確かに、今でも偶に脳裏に浮かぶ記憶は怖くなるけど……でも、舞風には信頼できる人が沢山居るから」

提督「舞風……」

舞風「アイオワさんもゆーもあがあって面白いから。今では全然大丈夫です! 多分、その気持ちはのわっちも同じだと思います!」

アイオワ「舞風……のわっち……ユーたちは優しいわね」

野分「さりげなくアイオワさんまで野分のことをのわっちって」

赤城「私のことも気にしなくて良いですからね。のわっちは何も思い悩むことはありませんよ」

野分「いままさに悩みが増えているんですけど……」

阿賀野「うんうん、阿賀野には何のことかさっぱりわからないけど、とってもいい話だね」

提督「よし、こうして分かり合えたのなら、この編成にした意味があったってものだ。じゃあ作戦の説明を続けるぞ!」

『はい!』

野分(のわっちが気になって、流れについていけない……)

327: 2017/01/15(日) 01:27:36.11 ID:zuMXoOjxo
―執務室―

提督「どうせ集めるならノリの良い奴、野分と関係ある奴が良いかなって」

提督「……あ、やべ、ドッキリって伝えるの忘れてた」

下2

329: 2017/01/15(日) 01:36:19.75 ID:W0Qmg+yDO
最近二人きりの時、秘書官の様子が少し変なので理由を聞いてみる

330: 2017/01/15(日) 23:42:16.71 ID:zQGMa3Fn0
霞「はい、これとこれは今日中にやってちょうだい」

提督「残りは明日でもいいってことだな」

霞「魚の餌にするわよ」

提督「勘弁してください」

霞「まったく……」

提督「……秘書官、なんだか最近様子がおかしいな」

霞「は? いきなり何よ」

提督「いきなりっていうか……なんか一か月くらい前から様子が変なような気がするんだ」

霞「……気のせいじゃない?」

提督「いいや、一体何年の付き合いだと思っているんだ。さっきだって罵倒にキレがなかったぞ」

霞「あんたは何を求めてるのよ!」

331: 2017/01/15(日) 23:42:42.41 ID:zQGMa3Fn0
提督「それで、何があった?」

霞「だから、気のせいよ。別に何もないわ」

提督「もしかして、あまりにも仕事が遅すぎてついに呆れ始めたとか……」

霞「わかってるのならきちんとやってくれないかしら!?」

提督「一応真面目に聞いているつもりなんだが」

霞「な、なんでもないったら! 用件はそれだけ!? 忙しいから失礼するわ!」

バタン

提督「ふむ……時折机の引き出しを気にしたりするのは、気のせいではないと思うのだが」

朝潮「司令官が、何か細工をしていたのが原因だと思いますが」

332: 2017/01/15(日) 23:43:10.00 ID:zQGMa3Fn0
提督「朝潮? いつからそこに」

朝潮「すみません。立ち聞きしてしまったみたいで……」

提督「それはいいんだけど、朝潮は何か知っているのか」

朝潮「多分なんですけど、司令官が枕の下に紙を入れていたのが原因だと思います」

提督「紙……? ああ、もしかして見られてたのか」

朝潮「ぼんやりとですけど……何を書いていたんですか?」

提督「何だったかなー……結婚がどうたらって書いたような……」

朝潮「けっこん……もしかして、霞はその夢を見たんじゃないですか」

提督「なるほど! ケッコンカッコカリの力が増大して、敵戦艦をバッタバッタとなぎ倒していく夢を見たとかか!」

朝潮「……霞ならありえますね!」

提督「だから机をちらっと見たり、指輪についての書類に動揺の跡が見られるのか!」

朝潮「そういえば、明石さんのお店で指輪が売っているときにも、小さく感嘆するような声を漏らしていました!」

提督「これでまた一つ謎が解けたな。ありがとう、朝潮。朝潮がいなければ真実にたどり着けなかっただろう」

朝潮「いえ! では司令官、私も失礼します!」

333: 2017/01/15(日) 23:43:53.25 ID:zQGMa3Fn0
バタン

提督「秘書官はまだまだ自分の力に納得していないということか。精進を志すのはいいことだ」

提督「……しかし、それにしてはやっぱりおかしなところもあるような……いや、それ以上は本人も言う通り気のせいかもな」

下2

335: 2017/01/15(日) 23:45:26.67 ID:+Xq0FwKZO
鏡餅割り魔となった大和をみんなで止める

336: 2017/01/17(火) 00:37:02.42 ID:jMwU3ZKSo
扶桑「大変です提督!」バァン

提督「ど、どうした、そんなに慌てて」

扶桑「鏡開きで! 大和さんが! 暴れて!」

提督「どうどう、落ち着け扶桑、深呼吸だ」

扶桑「は、はい。すー……はー……」

提督「それで、何があった?」

扶桑「実は大和さんが鏡開きで餅を粉砕し続けていまして!」

提督「粉砕? あー、あの様子なら有り得るかもな」

扶桑「それが、止まらないんです!」

提督「……止まらない?」

337: 2017/01/17(火) 00:37:28.53 ID:jMwU3ZKSo
―食堂―

大和「ふっ……!」

ドゴォン

武蔵「うむ、もはや粉々ではないか」

大和「いえ、まだまだです。欠片も大きすぎます。大和型一番艦として、この程度で満足しては居られません」

武蔵「そうか……私でもここまで木端微塵にはできないんだがな」


提督「なにあれ」

金剛「破壊の権化デース」

提督「それは見て分かる」

長門「昨年もやった鏡開きをしていた所、滝修行を終えてきたような大和が現れて、全力と言わんばかりに開きにいっているのだ」

陸奥「正直、こんな姿海外艦の人達に見られたら『ニホンの艦はクレイジーね……』とか噂されそうだわ」

伊勢「というよりそろそろ止めないとヤバイですよ! 食堂の地面にひびが入ってますって」

提督「えっ、マジだ! 止めるぞ!」ダッ

338: 2017/01/17(火) 00:38:27.29 ID:jMwU3ZKSo
大和「なんですか、貴方達」

提督「何ですかじゃなくて、地面が耐えられてないって!」ガシッ

金剛「ウェイト! ウェイトデース!」

扶桑「他の人にお見せできない光景になってますよ!」

大和「ですがっ! これくらいでは全然っ!」ググ 

長門「くっ、なんてことだ、複数人でも止めきれんのか……!」

武蔵「流石我が姉だな」

提督「見てないで武蔵も手伝え! 後で秘書官と間宮から怒られるのは俺なんだぞ!」

武蔵「それが本音だろ」

大和「今年こそ! 満足いくまで開かせてくださーい!!」

339: 2017/01/17(火) 00:38:57.40 ID:jMwU3ZKSo
―執務室―

提督「なんとか抑え切れた……しかし、残るのは見るも無残になった餅たち……」

提督「大和型の力はやはり尋常ではないのだと再認識した」

下2

341: 2017/01/17(火) 00:43:28.04 ID:3BeJRmYmo
第六駆逐隊と屋内でコサックダンスを踊る

342: 2017/01/18(水) 00:31:08.14 ID:2azl3XSto
―暁型の部屋―

提督「コサックダンスといえば」

響「ウクライナの伝統的舞踊だね」

提督「あれ踊れるか?」

響「……無理だと思うよ」

提督「だよなぁ」

暁「何の話なの?」

提督「コサックダンスの話」

暁「こさっく……?」

響「ホパークとも言うよ」

暁「ほぱーく……?」

電「暁ちゃんがそれで分かるはずが無いのです」

343: 2017/01/18(水) 00:32:04.80 ID:2azl3XSto
暁「わ、分かるわよ!」

雷「そうなの? じゃあ暁、こさっくだんすってどういう物か見せてくれない?」

暁「え」

雷「知ってるんでしょ?」

暁「う、うん……」

提督「悪意の無い言葉ほどきつい物は無いよな」

響「仮に知ってても、あれを踊れるとは到底思えないけどね」

電「その、どうしていきなりコサックダンスの話をしたのですか?」

提督「突然思い付いた」

電「今回は奇行の部類なのです」

響「うん……でも電、コサックダンスは武術の一つだったんだよ」

電「そうなのですか?」

響「だから、あれを踊れるということは鍛錬の一環にもなる。実際、体を酷使するからね」

電「響ちゃんは妙な事に詳しいのです」

提督「そろそろ暁も限界みたいだし、少しばかりか実践してみるか。口ばっかってのもなんだし」

響「じゃあ、司令官の御点前を見せて貰おうかな」

提督「よーし、いいだろう。暁、雷、これがコサックダンスだ!」

344: 2017/01/18(水) 00:33:13.79 ID:2azl3XSto
~~~~~~~~

提督「ぐはぁ!」ズデッ

雷「大丈夫司令官!?」

電「最後盛大にこけたのです」

暁「う、うーん……踊りということでいいのかしら?」

響「やっぱり問題は足を蹴る有名なあの動作だね」

提督「ゆっくりならできるんだけど、本場のスピードはまねできないよなぁ………」

響「うーん、ならみんなでやってみようか」

電「変な繋げ方なのです……」

響「皆でやればコツを掴めるかもしれないだろう?」

電「絶対ないのです」

雷「でも、やってみたいわ」

暁「わ、私も……」

響「二人はこう言ってるよ?」

電「……電もやるのです」

提督「では、再チャレンジだ!」

345: 2017/01/18(水) 00:33:58.51 ID:2azl3XSto
―執務室―

提督「ゆっくりならできる。なんだかんだ、普段から皆鍛錬はしているからな」

提督「だが再現となると……鍛えなきゃ無理だよな」

下2

346: 2017/01/18(水) 00:34:21.97 ID:Bikb8oYfo
子日の頭上ユニットに高速豆打ち出し機能を搭載する

349: 2017/01/18(水) 23:59:38.89 ID:2azl3XSt0
―工廠―

提督「節分も近いから、何か面白そうなものを作りたい」

夕張「突然ながら意味不明ですね」

提督「節分だぞ」

夕張「それで伝わる子は誰もいないと思います」

提督「うーん、そうかぁ……」

夕張「それで、具体的にどういう内容ですか? なにも考えなしに言ってきたわけじゃないですよね」

提督「もちろん。高速で豆を吐き散らすようなものがほしい」

夕張「危なくないですか、それ」

350: 2017/01/19(木) 00:00:15.90 ID:IncifBnf0
提督「どうせ、今年も受ける奴は一部の脳筋だろ。へーきへーき」

夕張「言われてみれば……いえ、そういう人じゃない人もいますよ」

提督「そういう相手に向けなけりゃいいわけだし」

夕張「それでも……はぁ。まあいいです。それで、マシンガンでも作ればいいんですか?」

提督「いや、これを改造してくれ」

夕張「……これ、誰のですか?」

提督「子日からすってきた」

夕張「えぇ……いえ、もういいです」

提督「じゃあ、任せたぜ!」

夕張(子日ちゃんのせいにならないように、後で今年鬼になる人たちに教えておきましょう)

351: 2017/01/19(木) 00:00:39.81 ID:IncifBnf0
~~~~~~~~

子日「ねーねー、子日の装備知らない?」

提督「来たか子日。実はお前の頭にあったそれを、こっそり改造していたのだ」

子日「頭の……あっ、本当だ!」

提督「……今気づいたのか」

子日「うん」

提督「まあ、いい。それで、生まれ変わった子日の頭上ユニットがこれだ!」

子日「わあ! ……何が変わったの?」

提督「この後ろにあるボタンを押すと、豆が飛び出る!」パパパパ

子日「すごーい! ねえねえ、本当に貰っていいの!?」

提督「もちろん、元は子日のだからな!」

子日「今日は子日にとって特別な日だね! 提督からのプレゼントだし!」

提督「うんうん……」

352: 2017/01/19(木) 00:01:07.71 ID:IncifBnf0
―執務室―

提督「冗談のつもりだったのに、プレゼント扱いにされて喜ばれたんだけど」

提督「なんか、逆に申し訳ない気持ちでいっぱいなんだが」

下2

354: 2017/01/19(木) 00:07:37.94 ID:OyY74C6YO
電ちゃんを優しく抱きしめる

355: 2017/01/20(金) 00:02:13.25 ID:kmoagfDno
―談話室―

電「はわわ……どきどき」ペラッ

提督「何見てるんだ?」

電「わわっ!? しし、司令官さん!? 驚かせないで欲しいのです!」

提督「普通に声を掛けただけだが」

電「そ、そうですか。……電は部屋に戻るのです」

提督「そうか。じゃあ、その手に隠している物を出せ」

電「司令官さんが見ても面白く無い物なのです」

提督「それを決めるのは俺だ」

356: 2017/01/20(金) 00:02:38.83 ID:kmoagfDno
電「……はぁ。どうせ、誰かの忘れものなのです」スッ

提督「ほほう、これはいわゆるレディースコミックってやつだな」

電「驚きなのです。司令官さんが、こういう物を知っているなんて」

提督「そりゃ、名前くらいなら少々漫画を見ている奴なら誰でも知ってるだろ」

電「そう言うことではないのですが……」

提督「……ほほう、もしや電ちゃんはこれを見て、体験してみたいなーとか思っちゃったわけだな」

電「っ!? そそ、そんなわけないのです!」

提督「電が本気で興味無いのなら、泰然として応えるだろう?」

電(司令官さんにしては鋭いのです)

357: 2017/01/20(金) 00:03:04.44 ID:kmoagfDno
提督「つまり電は、こうされたりすることがお望みと」ギュッ

電「!?!?」

提督「なんだかパニックになってるみたいだが」

電「ししし、しれいかんさんっ!」

提督「どうした?」

電「っ」

電(はわわわ、司令官さんの顔が近くにあって、あのマンガのようなことって――)

提督「ん?」

電「」

提督「……気絶した」

358: 2017/01/20(金) 00:03:36.39 ID:kmoagfDno
―執務室―

提督「まさか抱き付いただけでああなるとは……ちらっと見た男が女性を抱き締めるシーンを真似しただけなのに……」

提督「普段はきついこと言うことも多いけど、こういうところはまだまだ子供なのかもな」

下2

360: 2017/01/20(金) 00:09:03.51 ID:Vr7HgU1A0
コマちゃんのフランス語講座 シードル編

364: 2017/01/20(金) 23:35:42.48 ID:kmoagfDno
―提督私室―

コマンダン「ボンジュール、提督」

提督「ボンジュー……その手に持っているのは、もしや」

コマンダン「シードルです。ビスマルクが順番といってきたので……」

提督「誰かが口添えでもしているのか……?」

コマンダン「自主的、とは言われましたけどね」

提督「……まあいい。えっと、シードルってどんな酒だ?」

コマンダン「シードルはリンゴ酒でヴァン・ムスーである事が多いお酒ですね」

提督「ヴァンムスー?」

コマンダン「あ、えっと……ニホンでいうところの、ハッポウセイワインですね」

提督「ああ、スパークリングワインか。この時点で色々な言い方があるんだな」

コマンダン「はい」

365: 2017/01/20(金) 23:37:08.01 ID:kmoagfDno
提督「フランスも色々お酒があるんだなぁ」

コマンダン「ですが、シードルの生産量はイギリスの方が上なんですよ」

提督「まじで」

コマンダン「もちろん質ではフランスの方が勝ってますから。それに、フランスではシードルを蒸留させたものも有名なんですよ」

提督「ワインの蒸留って……確かブランデーだったか」

コマンダン「フランスではブランデーをオー・ド・ヴィ……命の水と呼ばれているんです」

提督「ここでも水扱いか……」

コマンダン「フランスでは健康に良いものとしてブランデーは扱われてきましたから」

提督「へー。それで、フランスで有名なお酒って」

コマンダン「カルヴァドスです」

提督「聞いた事あるぞ。たしか、冬季限定でロッテからチョコで販売もしていた気がするし……」

コマンダン「そうですね、使われているのは確かにカルヴァドスです」

366: 2017/01/20(金) 23:37:39.92 ID:kmoagfDno
提督「こうして色々な国の酒事情を聞いてると、やっぱ文化の違いってあるんだなと思うよ」

コマンダン「ですが、アルコールはどの国でも同じ。美味しくいただけることには違いは無いんですよ」

提督「ポーラとかが言うと酒飲みの戯言に聞こえるけど、コマさんが言うと同意できるような気がするよ」

コマンダン「ワタクシの方が、ですか?」

提督「説得力の問題だな」

コマンダン「そろそろ提督、ヴレ・ヴ-・プランドル・アン・アペリティフ?」

提督「えっと、シードルとおつまみを出しながらということは、はいと答えればいいのか」

コマンダン「では、楽しみましょう。ボナペティ」

367: 2017/01/20(金) 23:38:23.19 ID:kmoagfDno
―執務室―

提督「おつまみが手作りで力入ってたなー。美味しかった」

提督「フランスでは食事と共に酒を飲むらしいし、相手によって酒の飲み方も色々だなぁ」

下2

328: 2017/01/15(日) 01:33:16.37 ID:0s/fk7kg0
久々に真面目に仕事

370: 2017/01/22(日) 00:58:08.13 ID:lp/ibiBDo
コンコン ガチャ

霞「失礼するわよ」

提督「ああ」カリカリ

霞「珍しい……この時間は何時もいないのに」

提督「たまには真面目に仕事もするさ。それで、どうした」

霞「書類の仕分けよ。それと、真面目に仕事をするのなら、ついでに報告書にも目を通しておいて」

提督「確認済みだよな?」

霞「責任者はあんたでしょ」

提督「それもそうか。承った」

霞「……」

提督「どうした、まだ何かあるのか」

霞「いえ、強烈な違和感を感じているだけよ」

提督「なんでお前等って俺が仕事していると同じような事しか言わないんだ」

371: 2017/01/22(日) 00:58:33.68 ID:lp/ibiBDo
~~~~~~~~

提督「……」ペラッ

大淀「あら、今日はおひとりですか」

提督「今日は特に手伝って欲しい事も無いしな」

大淀「あら、正直ですね」

提督「どう誤魔化すことを期待していたんだ」

大淀「手伝わせるわけにはいかない、とかですかね」

提督「前に手伝ってもらった身でそんな事は言えんだろう。今回手伝っても、精々お茶くみ位だな」

大淀「でしたら、しましょうか、お茶くみ」

提督「……頼む」

372: 2017/01/22(日) 00:58:59.61 ID:lp/ibiBDo
―廊下―

青葉「ふむふむ、今回の記事はこれで決定ですね」

大和「あら、青葉さん。執務室の前で何をしているんですか?」

青葉「司令官の調査です!」

大和「調査、ですか」

青葉「意外といい記事になるんですよー。普段見ない人でも、なぜか見たりしてくれますから」

大和「そういえば、提督が真面目に仕事した次の日は、そんな内容でしたね」

青葉「今日は書類確認多めですから、少し退屈なんですよね」

大和「はあ……」

青葉「あ、どうせならアンパンを買って来るので、大和さんはちょっと見張っておいてくれませんか!」

大和「提督に用事が有るので、それは構いませんが……」

青葉「では任せました!」ダッ

大和「……」

提督「まったく、どうせなら堂々とすればいいものを」

大和「提督、気付いていらっしゃったのですか?」

提督「青葉新聞は毎回目を通しているからな。ばれているんだから隠れる必要もないだろうに」

大和「気を使っているんですよ」

提督「誰か居る位じゃ問題は無いんだがな。大和はどうしたんだ?」

大和「はい、私は提督がお仕事をしていると聞いたので、食事の用意をしてきました」

提督(たまにまじめに仕事をしていると、周りの態度が凄く優しくなるのがなんか申し訳ないな)

373: 2017/01/22(日) 00:59:25.24 ID:lp/ibiBDo
―執務室―

提督「やはり普段とのギャップなのだろうか。それとも俺の周りの見方が変わっているだけなのか」

提督「気を使わなくても良いんだけどなぁ」

下2

375: 2017/01/22(日) 01:38:05.51 ID:JzWNWMiA0
サラの英語講座 バーボン編

377: 2017/01/22(日) 22:36:39.48 ID:lp/ibiBDo
―提督私室―

サラトガ「今日はサラがお酒について説明しちゃいますね」

提督「何気に続いたお酒講座も英語編か。てっきりアイオワがくるものかと」

サラトガ「サラよりもアイオワの方が良かったですか……?」

提督「いや、ちょっと意外だっただけだ。で、今回説明してくれるのはなんだ」

サラトガ「はい、バーボンです」

提督「バーボンといえば、ウイスキーの一つだったかな」

サラトガ「その通りです! では、バーボンの言葉の由来は分かりますか?」

提督「由来か……英語だし、そのままバーボンだったり?」

サラトガ「いえ、違いますよ」

提督「だよなぁ。それだと問題にならないし」

378: 2017/01/22(日) 22:37:05.97 ID:lp/ibiBDo
サラトガ「正解は、フランス語のブルボンです」

提督「ブルボン? お菓子メーカーの名前であったな。アルフォートとか好きだぞ」

サラトガ「アルフォート?」

提督「まだ食べた事無いのなら、部屋に置いてあるから食べてみるか」

サラトガ「リアリィ? それなら頂き……ま、待ってください! 先に説明を終わらせてからにしてください!」

提督「お、おう。食べながらでも良いと思うんだが……」

サラトガ「いえ、どうせならバーボンと一緒に頂こうかと……」

提督「そっか。で、ブルボンからバーボンになった理由は? もじっただけとか」

サラトガ「アルファベットの綴りが同じなんです。ブルボンと、バーボンは」

提督「へー。もしかして、読み方が違うのか」

サラトガ「はい。フランス語ではBourbon。英語ではBourbon」

提督「分からん」

サラトガ「ふふふ、ジャパニーズであればすぐにわかるから良いんですけどね」

379: 2017/01/22(日) 22:37:31.74 ID:lp/ibiBDo
提督「はぁ……なんにしても、お酒は美味しく飲めれたら読みがどうであろうと関係は無いけどな」

サラトガ「あ、それサラが使おうと思っていた言葉です」

提督「言われると思ったから先回りだ」

サラトガ「仕方がありませんから、バーボンを飲みましょうか」

提督「仕方がないというか、最初からそのつもりだろう?」

サラトガ「こうすれば提督とも飲めると聞きましたから!」

提督「もうパターンだしな」

サラトガ「あ、それと、アルフォートというものも……」

提督「はは、了解」

380: 2017/01/22(日) 22:37:58.17 ID:lp/ibiBDo
―執務室―

提督「満足そうでよかった。しかし、英語も外から言葉を取り入れることがあるんだな」

提督「ケンタッキー州のバーボン郡って、日本人が聞いたら地名だとは思わなさそうだ」

下2

382: 2017/01/22(日) 22:44:56.87 ID:lVFDF1B5o
節分のオニ役をきめる

383: 2017/01/24(火) 00:09:57.52 ID:FsndgdAco
―会議室―

提督「さて、今年の節分なわけなのだが……鬼を決めたいと思う」

長門「ふむ、それだけの為に昨年の鬼を集めたのか」

妙高「今年も好きな人で良いと思いますが」

提督「それでもいいと言えばいいんだが、そうも言っていられない事情がでてきた」

神通「事情……?」

川内「自分から鬼をかってでて、問題が起こるとはあまり思えないんだけど」

提督「それが、豆のマシンガンをちょっと投入しちゃって」

明石「……ま、まさか工廠にたくさんあったあれは」

提督「ちょっと量産しちゃった」

明石「ちょっとじゃないですよ!?」

384: 2017/01/24(火) 00:10:23.64 ID:FsndgdAco
武蔵「機関銃とは、今年の豆まきは面白くなりそうだな」

千代田「ち、千代田はもうやりたくないんだけど!?」

摩耶「そもそも、使うと決まったわけじゃないだろ?」

提督「決まったわけじゃない。が、昨年の様子から使わないと思うか?」

神通「ありえませんね」

天龍「龍田が喜んで配りそうだな……」

提督「もう予想の時点でこうだからな」

鬼怒「もしかして、鬼怒にも投げられたり?」

提督「正確には撃つだな。鬼怒の場合は名前が名前だしな」

鬼怒「えぇ……鬼決めの集まりの意味が無いんだけど」

385: 2017/01/24(火) 00:10:50.25 ID:FsndgdAco
長門「艦娘が全力で投げた豆と比べるとどうなんだ?」

提督「威力的には全力で投げた方が痛いんじゃないか。威力自体は抑えてあるし。ただ、連射が痛いからな……」

武蔵「この武蔵の装甲が破れるか……くく、なおさらワクワクしてきたぞ」

妙高「今年の豆まきは気を付けましょう、ということでいいんですね」

舞風「当たらなければどうということはないという言葉もあるしね」

提督「とりあえず、昨年鬼をやった奴を呼んだわけだけど、今年鬼をするときは気を付けるように」

赤城「すみません提督、もし当てられた場合はどうすればいいですか?」

提督「全力で投げられるよりましだと思って諦めろ。でも、赤城がそういうことを気にするのは珍しいな」

赤城「いえ、加賀さんが……」

提督「ああ、加賀なら両手に抱えて撃ち返しかねないな」

加賀「私のことをなんだと思っているんですか」

386: 2017/01/24(火) 00:11:32.68 ID:FsndgdAco
―執務室―

提督「当日に任せるってことで」

提督「あの様子だと自分から進んでやってたやつはやるな。マシンガンはやる気ある相手のみにしておこう」

下2

388: 2017/01/24(火) 00:14:45.39 ID:qTqVX9MlO
朝潮を抱き枕にして眠る

389: 2017/01/25(水) 00:35:19.69 ID:Zy9uZmPeo
提督「最近は寒いよな」

朝潮「そうですね。先月より寒く感じます」

提督「寒波が訪れているとかなんとか。普段雪が降らない地方にも雪が積もったりとか」

朝潮「大変ですね」

提督「朝とか起きられない奴多いんじゃないか。朝潮の方とか」

朝潮「あはは……えっと、ちゃんと起きてくれる子も居ますから」

提督「ま、少なくとも朝潮はちゃんと起きれるだろうしな」

朝潮「わ、私もすぐに起きられている訳じゃ無いですよ」

提督「謙遜っぽいなー」

朝潮「そんなことはないですから!」

390: 2017/01/25(水) 00:35:46.07 ID:Zy9uZmPeo
提督「なら、今日は一緒に寝てみるか」

朝潮「寝て……えっ!?」

提督「寒いし、いいだろ?」

朝潮「えっ、えっ、それは……は、はい」

提督「よし、約束だ。今日の夜にこっそりお邪魔するぞ」

朝潮「は、はい」


―夜・朝潮型の部屋―

荒潮「それじゃ消すわよ~」

朝潮「は、はい……」

荒潮「あら、どうかしたの? そんなに固くなっちゃって」

朝潮「なな、なんでもないです! 緊張しえるわけじゃないですから!」

荒潮「なんだか大丈夫そうには見えないけれど……疲れてるのな早く寝るのよ?」

朝潮「わ、わかったわ」

カチッ

391: 2017/01/25(水) 00:36:12.00 ID:Zy9uZmPeo
~~~~~~~~

朝潮(……眠れるわけがないのよね)

朝潮「(でも、こっそりお邪魔するって言っていたけど、どうやって……)」

提督「(お邪魔してるぞ)」

朝潮「っ!?」ガタッ

提督「(静かに、静かに)」

朝潮「(いつのまに朝潮の布団の中に!?)」

提督「(それは企業秘密だな。だが、朝潮が布団に潜り込んだときには、すでに暖かかっただろ)」

朝潮「(もしかして、ずっと私の布団の中に……?)」

提督「(ははは、とにかく、正直もう眠いから寝させてもらうぞ)」ギュッ

朝潮「(しし、司令官!?)」

提督「zzz……」

朝潮(は、早い……うう、朝潮は、しばらく眠れそうにないのに……)

392: 2017/01/25(水) 00:36:37.24 ID:Zy9uZmPeo
―執務室―

提督「やっぱり誰かと寝ると暖かさからかぐっすり眠れるな」

提督「朝になって叩き起こされはしたけれど……」

下2

394: 2017/01/25(水) 00:40:14.61 ID:QMff/p0A0
雪風の中国語講座 紹興酒編

396: 2017/01/26(木) 00:24:51.20 ID:HVUerfVzo
―提督私室―

雪風「今日は雪風が説明しちゃいます!」

提督「……ちょっと考えたけど、何を説明するんだ」

雪風「お酒です!」

提督「雪風ってそもそもお酒飲めるのか?」

雪風「しれぇ、お酒にも飲む以外の用途がありますよ!」

提督「……あっ、料理酒か」

雪風「はい! 雪風が持ってきたのはこれ、紹興酒です」

提督「紹興酒か。あまりお世話になった事は無いが、一応知ってるぞ」

397: 2017/01/26(木) 00:25:18.18 ID:HVUerfVzo
雪風「では、紹興酒について説明しますね。えっと……何から話しますか?」

提督「まずは紹興酒の読み方についてとか」

雪風「はい! 紹興酒は中国ではシャオシンチュウと言います!」

提督「まあ、一緒ではないな」

雪風「紹興酒はホワンチュウの一つなんですよ」

提督「黄酒といえば中国版日本酒みたいなものだな」

雪風「そうなんですか?」

提督「アルコール度数はそっちの方が平均的に少し高いかもしれないけど、概ねな」

雪風「なるほど……」

398: 2017/01/26(木) 00:25:43.84 ID:HVUerfVzo
提督「って、雪風の方があまり知識ないじゃないか」

雪風「すみません……雪風、もっと精進します!」

提督「うん。まあ、飲めないなら無理に精進する必要もないけどね」

雪風「でもしれぇ、いつもと言われたので、お酒も持ってますよ」

提督「なら、予定通り料理に使うか」

雪風「雪風も手伝います!」

提督「それはありがたい。そういえば、持ってきたお酒の種類は?」

雪風「種類、ですか? ……シャンシェンチュウ。って書いてますね」

提督「香雪酒か。料理に丁度良いが……もしかして誰かに持たされたのか」

雪風「今日のしれぇはするどいです!」

提督(料理に使うことを見越してか、雪という漢字があるから選んだのか。どっちでもいいか)

399: 2017/01/26(木) 00:26:09.64 ID:HVUerfVzo
―執務室―

提督「まさか雪風が来るとは……さすがに予想外」

提督「ご飯は美味しくいただいたけど。お酒は飲む以外でも美味しくいただける事を再確認した」

続く:提督「安価でどんどんみんなと遊ぶ」【5】

引用: 提督「安価でどんどんみんなと遊ぶ」