1: 2013/06/26(水) 16:41:40 ID:blz7HFis
入団式の日

キース「貴様の心臓は右にあるのかコニー…」ミシミシ

モグモグ…

キース「ん?」

サシャ「…」ハフッ

キース「お…い…貴様何をしている…」 ドサッ

サシャ「………?…」

サシャ「…」モグモグ

キース「なっ!?…貴様だ!貴様に言っているんだ!貴様何者なんだ!」

サシャ「!?」ビクッ

サシャ「」モグモグ ゴクン
進撃の巨人(34) (週刊少年マガジンコミックス)

2: 2013/06/26(水) 16:43:16 ID:blz7HFis
サシャ「ウォールローゼ南区ダウパー村出身、サシャ・ブラウスです!」バッ

キース「サシャブラウス…貴様が右手に持っているのはなんだ?」

サシャ「蒸かした芋です!調理場に頃合いの物があったので!つい!」

キース「貴様…盗んだのか…」

キース「なぜだ…なぜ今…芋を食べ出した?」

サシャ「…冷めてしまっては元も子もないので…今食べるべきだと判断しました」

キース「…いや…わからないな…なぜ貴様は芋を食べた?」

サシャ「それは「何故、人は芋を食べるのか?」という話でしょうか?」

3: 2013/06/26(水) 16:44:02 ID:blz7HFis
シーン…

サシャ「…?」

キース「…」

サシャ「あ!」

キース「!」

サシャ「…チッ」ズワッ

サシャ「半分…どうぞ…」スッ

キース「は…」

キース「半…分…?」

キース「…」

キース「…」チラッ

サシャ「フゥー…」ドヤッ

4: 2013/06/26(水) 16:55:43 ID:blz7HFis
夕方

コニー「あの芋女…まだ走らされてるな…」

マルコ「当然だと思うけどね…」

コニー「でも、氏ぬ寸前まで走れと言うより…夕飯抜きって言われた時の方が、よっぽど悲壮な顔をしてたよな」

マルコ「そういえば君は出身は聞かれなかったけど、どこ出身なんだい?」

エレン「俺はアルミンと同じシガンシナ区出身だ、そしてうんたらかんたら」

マルコ「…ってことは…見たことあるのかい?超大型巨人…」

エレン「あ…ああ…」

コニー「く…詳しく話を聞かせろよ!!」

ワーワー

サシャ「……ハァ……ハァ…」タッタッ

5: 2013/06/26(水) 17:02:13 ID:blz7HFis
その夜


サシャ「……ハァ……ハァ…」フラフラ


やっと終わった……





……本当に……………







……氏ぬ寸前まで走らされた


6: 2013/06/26(水) 17:05:35 ID:blz7HFis
サシャ「…ハァ……ハァ」フラフラ


故郷の森を出れば……




もっと……



…旨い物が食べられると………




思ったのに……




7: 2013/06/26(水) 17:08:37 ID:blz7HFis
サシャ「…」ガクッ



おそらく…



サシャ「うっ…」ドサッ



明日には飢えて氏んでいる…




8: 2013/06/26(水) 17:10:01 ID:blz7HFis

……




…もっと………




……色んな物が…………





食べ……た………








かった……

9: 2013/06/26(水) 17:11:56 ID:blz7HFis















クエ……

10: 2013/06/26(水) 17:13:42 ID:blz7HFis

え…?







クエ……







誰…?

11: 2013/06/26(水) 17:15:16 ID:blz7HFis

クエヨ………







誰…なんですか……?


スッ…



12: 2013/06/26(水) 17:25:54 ID:blz7HFis

食わねーと……











ーーーーーーーーー生き残れねーぞ?ーーーーーーーーー




バチッ!!!

14: 2013/06/26(水) 17:29:19 ID:blz7HFis
そのとき…



体に電流の様なものが走った…



今の私なら…



何でも食えると思った…




15: 2013/06/26(水) 17:31:47 ID:blz7HFis

ユミル「おい、起きろよww」



食え……



ユミル「食えよww氏ぬぞお前ww」ユサユサ



食え……!!



クリスタ「ちょっとユミル…揺さぶったら駄目だよ…」



食え!!!

16: 2013/06/26(水) 17:39:14 ID:blz7HFis
サシャ「パアァァァァァァァァァン!!!」ギャオッ!!!!!!


ユミル「!?」


クリスタ「!?」



17: 2013/06/26(水) 17:45:59 ID:blz7HFis
シュウウウウゥゥゥゥゥ……

ユミル「ゲホゲホ…」

クリスタ「何が…起こったの?」

ユミル「あれ?パンと水がねーぞ?」



サシャ「あの…」


クリユミ「!?!?」

18: 2013/06/26(水) 18:00:46 ID:blz7HFis
サシャ「パンと水、ありがとうございました!」

クリスタ「え?」

ユミル「は?お前、いつ食っt

サシャ「それでは~」タッタッタッ

ユミル「」ポカーン

クリスタ「」ポカーン

19: 2013/06/26(水) 18:16:02 ID:blz7HFis
翌日

キース「まずは貴様らの適性を見る!両腰にロープを繋いでぶら下がるだけだ!」

キース「全身のベルトで体のバランスを取れ!これが出来ない奴は開拓地へ移ってもらう!」

ミカサ「…」シーン

モブA「ほう…あの子…全くブレがないな…」

モブB「何をどうするのかすべてわかってますね…」

モブA「ん?あの子にも全くブレが見られないな…」

サシャ「…」シーン

モブB「!?見てください、もう1人居ますよ!」

モブA「ほぅ…今年は出来る者が多いな…」

コニー「…」シーン

20: 2013/06/26(水) 18:25:59 ID:blz7HFis
夕食

ザワザワ

キース「これより夕食だ、くれぐれも騒ぎすぎない様にな」

バタン

エレン「……くそっ」ドンッ

ミカサ「元気を出してエレン、貴方なら必ず出来るから」

アルミン「僕だって出来たんだ、エレンが出来ないわけないよ!」

ミカサ「さぁエレン、早く食べて今日の血を取り戻そう」

エレン「……あぁ…わかったよ…明日は絶対に合格してやる…!」

ミカサ「その意気」

エレン「よし、いただきま

ビュンッ!!!!!!!!!!

21: 2013/06/26(水) 18:32:25 ID:blz7HFis
エレン「あれ?」

ミカサ「え?」

アルミン「ご飯が…無くなってる…」

ジャン「はぁ?俺はまだ食ってねぇぞ!!」バンバン!

オイ!オレノブンモネェゾ!
ドウナッテンダヨ!
ギャーギャー

サシャ「…」モグモグ

22: 2013/06/26(水) 18:38:49 ID:blz7HFis
ライナー「何が起きたんだ…」

ベルトルト「駆逐されてる…一つ残らず…」

ユミル「勘弁してくれよ…腹ペコなんだよ…」

クリスタ「うぅ~」グゥゥ

アニ「…」プルプル

モブ「おい、なんでコニーの分だけあるんだ?」

コニー「…」

コニー「さぁ…なんでだろうな…」チラッ

サシャ「!?」ビクッ

23: 2013/06/26(水) 19:12:56 ID:blz7HFis
コニー「(今の恐ろしい程の早食い)」

コニー「(オレでなきゃ見逃しちゃうね)」

カンカンカン

コニー「御馳走様でした…」

コニー「さて…と……」ガタッ

エレン「結局理由は分からず終いか…」ガタッ

ミカサ「エレン…お腹が空くなら私を

アルミン「やめなよミカサ…」グゥゥ

ザワザワ

サシャ「…」コソコソ

コニー「待ちなよアンタ」

サシャ「ひっ!?」ビクッ

25: 2013/06/26(水) 19:30:53 ID:blz7HFis
サシャ「(この人の食事だけ奪えなかったんだ…)」ドキドキ

サシャ「(バラされたらヤバいです…)」ドキドキ

サシャ「(こうなったら…)」ジリ…

コニー「まぁ、そう震えんなよ…チクったりしねーから」

サシャ「えっ?」

コニー「聞きてぇことがあるんだ、外に来てくれ」

サシャ「なんで行かないといけないんですか?」

コニー「チクられたくねぇんだろ?」

サシャ「は…はい!行きます!」ダッ

29: 2013/06/26(水) 20:14:23 ID:i9GRB21k


コニー「お前のその能力…随分と恵まれているな…」

サシャ「は?」

コニー「その超早食いの能力のことだよ、いつ覚醒したんだ?」

サシャ「…」

サシャ「覚醒だとか…能力だとか…よくわからないですが…」

サシャ「今日のグラウンd

コニー「うっ…!」ズキン

30: 2013/06/26(水) 20:18:45 ID:i9GRB21k
サシャ「!?」

コニー「クソッ…もう時間のようだな…」ヨロッ

サシャ「え?はい?」オロオロ

コニー「今日はもう無理だ…明日話を聞かせてもらうぜ…」

サシャ「な…何を言ってるんですか!?」オロオロ

コニー「じゃあな…また明日…」

サシャ「???」

コニー「」ポンッ

サシャ「!?」

31: 2013/06/26(水) 20:26:27 ID:i9GRB21k
コニー「…」シュウウゥゥゥ…

サシャ「あ…あの大丈夫ですか?」

こにー「あえ」

サシャ「え?」

こにー「なんのおはなししてたんだっけなぁ」

サシャ「」

こにー「まあいいや、はやくねよ」

サシャ「」

こにー「あれ?おうちはどこだっけ?」キョロキョロ

サシャ「」

33: 2013/06/26(水) 20:41:59 ID:i9GRB21k
こにー「ああそっか」

こにー「きょぢんをたおすためにくんれんぢょにきてるんだった」

こにー「ねるところどこたったかなぁ」

こにー「」スタスタ

サシャ「…」

サシャ「なんだったんでしょうか…」

34: 2013/06/26(水) 21:01:20 ID:i9GRB21k
女子部屋

サシャ「(今日はたくさん食べれて満足でした…)」

サシャ「(しかし、能力というのも気になりますね…)」

サシャ「(まぁ、明日あの人に聞いてみますか…)」

クリスタ「う~ん、眠れないよぉ…」

ユミル「ん?どうした?私と一緒に寝るか?」

サシャ「(うるさい人達ですね…)」

クリスタ「いいもん、もう能力使うから…」

ユミル「え?」

サシャ「(!?)」

35: 2013/06/26(水) 21:14:21 ID:i9GRB21k
ユミル「へ……へぇ…お前って…能力使えるんだ…」

クリスタ「うん、でも使ったら弊害が起きちゃうんだよね…」

サシャ「(弊害…?)」

ユミル「…それで…どんな能力なんだ…?」

クリスタ「一瞬で眠ってしまうっていう能力だよ!」

サシャ「」

クリスタ「でもこれ使うと、体重が100g増えるんだよね…」

ユミル「…」

サシャ「(なんですかそれ…)」

36: 2013/06/26(水) 21:18:39 ID:i9GRB21k
クリスタ「それと使った瞬間、発光するんだよね」

クリスタ「ま、いっか!お休み!」ニコッ

ユミル「お、おやすみ…」

ピカッ!!!!!

クリスタ「……zzZ」

ユミル「すげぇ…本当に寝ちまったよ…」

サシャ「(………能力者は…)」

サシャ「(私とあの人だけじゃないんですね……)」

37: 2013/06/26(水) 21:24:24 ID:i9GRB21k
翌日

食堂

サシャ「おはようございます!」

コニー「おう、おはよう」

コニー「昨日は恥ずかしい所を見せちまったな!」

サシャ「いえーなんとも思ってませんよ」

サシャ「それと、私と貴方意外にも能力が使える人って居るんですね…」

コニー「そりゃそうだろ、能力が使えなかったのはお前ぐらいだろ」

サシャ「えぇ!?」

38: 2013/06/26(水) 21:45:51 ID:i9GRB21k
サシャ「どういうことですか?」

コニー「皆1人1人能力は持ってるんだぜ?」

コニー「例えばジャンってやつは」

ジャン「どうだ!スプーン曲がったぜ!すげーだろ!」

コニー「あいつはスプーン曲げの能力」

コニー「あのマルコって奴は」

マルコ「ふんっ!」

パリンッ

マルコ「どう?」ドヤ

コニー「腕力だけでコップを握り潰す能力」

39: 2013/06/26(水) 21:52:18 ID:i9GRB21k
コニー「あのアルミンってやつは」

アルミン「アルミンビーム」ビー

ズッドオオオオオォォォォォォン

ミカサ「アルミンったらまた山を破壊して」

エレン「うっかりやだなお前は!」

アルミン「あはは…ごめん…」

コニー「そう、他にも能力持ちはたくさんいるんだが…」

コニー「中でも、お前の能力が1番、巨人頃しに向いてるんだ」

サシャ「…」

40: 2013/06/26(水) 21:54:57 ID:i9GRB21k
コニー「俺はお前に1番興味がある…」

サシャ「…」

コニー「どうか、その早食いのスピードを巨人相手に生かしてくれ」

サシャ「…」

コニー「頼んだぞ!」

サシャ「はい!」

41: 2013/06/26(水) 21:56:12 ID:i9GRB21k
これ終わりです!!!!!

初SSだったのでよくわかりませんてした!

実はアルミンビームやりたかっぢけです!

43: 2013/06/27(木) 04:49:18 ID:M0HFotvU
わろた、アルミンビーム最強やん

引用: サシャ「覚醒」