1: 2008/12/05(金) 17:39:05.45 ID:fQaBgy4z0
ジュン「一晩でずいぶん背が伸びたな。僕と同じくらいか」

雛苺「それだけじゃないのよ。ほら~」袖めくりめくり

真紅「!!!球体関節が消えてる!!」

翠星石「ももももしかして人間になったんですかっ!?」

雛苺「うふふ」



雛苺「ヒナはアリスになったのよ」
ローゼンメイデン 愛蔵版 1 (ヤングジャンプコミックスDIGITAL)
9: 2008/12/05(金) 17:45:25.67 ID:fQaBgy4z0
翠星石「ちょっと待ったぁーー!それはどーいう意味ですか!?」

ジュン「ローザミスティカを集めないとなれないんじゃなかったのか?」

雛苺「ごめんなさいなの。それは言っちゃいけないのよ」

真紅「……アリスになったという事は、もしかしてお父様にも?」

雛苺「うん。会ったの。すっごく格好良かったのよー」

12: 2008/12/05(金) 17:50:12.18 ID:fQaBgy4z0
翠星石「理解できねーです!なぜチビ苺なんですかーー!?」

ジュン「だよなぁ。アリスから一番遠いドールだと思ってたのに」

真紅「おめでとう、と言うべきなのかしら。頭が混乱してしまって……」

雛苺「わ~い真紅、ありがとうなの~」ヒョイッ クルクルクル~

真紅「きゃぁっ!?だ、だっこするならもっと優しくしなさい!」

翠星石「教えろですデカ苺!!どーやってアリスになったんですか!!」

雛苺「それを聞いたらもうアリスになれなくなっちゃうのよ?聞かない方がいいの」

紅・翠「…………」

紅・翠「!!??」

17: 2008/12/05(金) 17:55:31.54 ID:fQaBgy4z0
ジュン「もしかして、真紅達もなれるのか?」

雛苺「なれるのよ。アリスは一人だけじゃないの」

真紅「わ、私がアリスに?」

翠星石「う~~。おバカ苺に先をこされたってのがムカつくですぅ~」

雛苺「ヒナの事が羨ましいの?うふふ。や~いや~いなの!」

翠星石「キーーーッ!!」

真紅「具体的に何をすればいいのかしら。教えてほしいのだわ」

翠星石「そうですぅ!食っちゃ~遊び、食っちゃ~寝てるおバカ苺が何を頑張ったってんですか!」

雛苺「それはヒミツよ。ノリとお話があるから、またねなの~」

19: 2008/12/05(金) 18:01:05.83 ID:fQaBgy4z0
翠星石「あぁ、行っちまいましたよ」

ジュン「でもよかったな。これでもう姉妹で戦わなくて済むんだ」

真紅「その通りだわ。水銀燈はこの事を知っているのかしら」

ジュン「蒼星石と金糸雀が気になるな」

真紅「そうね。無駄な戦いが起こらない内に、急いで知らせるべきだわ」

ホーリエ・スィドリーム「」ピカピカ ヒューーーン

21: 2008/12/05(金) 18:07:00.73 ID:fQaBgy4z0
ひゅーん ガッシャーーーン!

蒼星石「翠星石、何があったんだい!?スィドリームが緊急事態だって……あれ?」

真紅「安心しなさい。助けを呼んだわけじゃないのだわ」

ジュン「とりあえず窓を直して金糸雀を待とう」

ぴんぽーーん

のり「ジュンくーーん!お客さんよ~~~!」

ジュン「今行くーー!僕はいいから、金糸雀が来たら話をしといてくれ」

真紅「分かったわ」

27: 2008/12/05(金) 18:13:57.58 ID:fQaBgy4z0
トントントントン

真紅「あ、戻って来たのだわ」

ガチャ

紅翠蒼「っ!!??」

翠星石「ちっ、ちちちチビ人間の隣にいるのは、誰ですか?」

ジュン「金糸雀、だそうだ」

金糸雀「やっほーー!みんな元気かしら~?」

翠星石「何でテメーまでデカくなってるですかぁーーー!?」

金糸雀「大きくなっただけじゃないのよ。これを見るかしら」袖めくりめくり

蒼星石「!!!球体関節が消えてる!!」

真紅「あなたもアリスになったのね。おめでとう」

金糸雀「ありがとうかしら~♪」

蒼星石「アリスだって!?一体、どういう事なの!?」

真紅「落ち着きなさい。それを話し合う為に呼んだのよ。そうだわジュン、紅茶を淹れて頂戴」

ジュン「あぁ、分かった」

33: 2008/12/05(金) 18:19:16.81 ID:fQaBgy4z0
――――かくかくしかじか――――

蒼星石「そうか、そんな事が…………おめでとう、金糸雀」

金糸雀「ありがとうかしら~♪でも、実はアリスって良い事ばかりじゃないのよ」

真紅「どういうこと?」

金糸雀「ドールはアリスになったらお父様に会って、その後は人間として生きるのよ」

金糸雀「初めておまたから血が出たときは氏ぬほどびっくりしたかしら」

ジュン「紅茶吹いた」ブシュー

37: 2008/12/05(金) 18:24:48.90 ID:fQaBgy4z0
金糸雀「みんながアリスになれるように祈ってるわ。さよならかしら~」

翠星石「結局、大した話は聞けなかったですね」

真紅「雛苺も言っていたけど、方法は自分で見つけないといけないのね」

蒼星石「……ボクも帰るよ」

ジュン「気をつけるんだぞ」

蒼星石「ありがとうジュン君。それじゃあね」

40: 2008/12/05(金) 18:30:23.31 ID:fQaBgy4z0
時間は少し戻って桜田家上空にて


ひゅーん ガッシャーーーン!

水銀燈「あれは蒼星石じゃない。真紅のミーディアムの家に入っていったわね」

水銀燈「丁度良いわぁ。まとめてジャンクにしてあげようかしら」

水銀燈「あらぁ、誰かが来たわ……あれは金糸雀?でも何であんなに大きくなってるの?」

水銀燈「見間違いじゃないわよね。う~~ん?」

水銀燈「と思ったら今度は玄関から大きな雛苺が!わけが分かんないわぁ……」

水銀燈「何があったのか気になるわね」スゥー

シュッ、ドガッ!

雛苺「うにゅっ!?」ドサッ

水銀燈「nのフィールドでゆっくり話を聞かせてちょうだいねぇ、雛苺?」

41: 2008/12/05(金) 18:35:55.10 ID:fQaBgy4z0
ジュン「どうしてあの二人がアリスになれたんだろうなー」

真紅「金糸雀だけなら分かるけれど、雛苺はずっと私達と一緒にいたのよ。不思議なのだわ」

翠星石「ヘボいやつほどアリスになりやすいんですかね」

ジュン「分からん。ティーセットを片付けてくるよ」

真紅「私達も行きましょう。話は聞けなくても分かることがあるかも知れないわ」

翠星石「ですね。ジュン、だっこするです」

ジュン「おいおい。ティーセット持ってるんだぞ」

翠星石「じゃあこーするです」 ヨジヨジ (ぅわ~い、ジュン登りですぅ♪)

43: 2008/12/05(金) 18:41:38.38 ID:fQaBgy4z0
のり「あっ、ジュン君。お願いがあるんだけど」

ジュン「どうしたんだ?」

のり「ヒナちゃんがアルバイトしたいって言ったから、働ける所を紹介したの」

のり「でも、さっきバイト先からヒナちゃんが中々来ないって電話が着たのよ」

ジ紅翠「!!!!」

ジュン「あいつ、外に出てるのか!?」

のり「ええ。デパート近くの雑貨屋さんなんだけど、ちょっと見に行って――」

ダッ!

のり「あっ。ちょっとジュンくん!?真紅ちゃん!?翠星石ちゃぁーーーん!?」

45: 2008/12/05(金) 18:47:31.09 ID:fQaBgy4z0
――十分後――

ジュン「ダメだ。店には来てない」ゼーハーゼーハー

翠星石「空から探しても見つかりません」

真紅「人工精霊を向かわせたけど蒼星石達は帰宅途中みたいで連絡が取れないのだわ」

ジュン「やっぱり水銀燈に襲われたのか?」

真紅「だとすると危険ね。もう私から力を与えなくても、あの子は一人の人間として動いている」

翠星石「つまりドールとしての力が消えてる、って事ですか」

真紅「……nのフィールドに行ってみましょう」

49: 2008/12/05(金) 18:52:57.95 ID:fQaBgy4z0
~~~nのフィールド~~~

雛苺「ん……んむ……」

雛苺「うゅ?縛られてるの」ジタバタ

水銀燈「はぁい。お目覚め?」

雛苺「す、水銀燈」

水銀燈「あなたに聞きたいことがあるのよぉ」

雛苺「……ヒナが何で大きくなったか、でしょ?」

水銀燈「ふふっ。話が早くて助かるわ。そうよそれが聞きたいの」

雛苺「それはね――――」

51: 2008/12/05(金) 18:58:38.17 ID:fQaBgy4z0
水銀燈「アリスになった、ですって?」

雛苺「そうよ」

水銀燈「バッカじゃないのぉ?何であなたなんかが」

雛苺「それでもヒナはアリスになったのよ」

水銀燈「ローザミスティカが集まってないのに何でアリスになれるのよ」

雛苺「そ、それは…………」

水銀燈「ふん。言いたくないならいいわよ。次は金糸雀に聞くだけのこと。あなたはここでジャンクになりなさい」スッ

53: 2008/12/05(金) 19:05:31.13 ID:fQaBgy4z0
水銀燈「泣き喚くかと思ったけど、静かね。意外だわ」

雛苺「……剣を収めてほしいの。ヒナを殺さないで。ヒナだけじゃなく、他のドール達もよ。殺せば水銀燈は絶対に後悔する」

水銀燈「はぁ?命乞いならもっと気のきいたセリフを言うことね」

雛苺「分かるはずよ。ヒナはもうローザミスティカを持ってない。この胸の中では心臓が動いてるのよ」

水銀燈「…………」

水銀燈(確かにローザミスティカの反応が無い。どういうこと?)

56: 2008/12/05(金) 19:11:01.90 ID:fQaBgy4z0
水銀燈「……ドールが人間なったってこと?」

雛苺「お母さんのお腹から産まれるのが人間なら、ヒナは人間じゃないの。ホムンクルス(人造人間)なのよ」

水銀燈「ホムンクルス……」

雛苺「お父様は錬金術師。得意分野なの。ドールを、ゴーレムをホムンクルスに変換するのがローザミスティカと人工精霊の本当の役目」

水銀燈「き、利いた風な口をきくじゃない」

雛苺「ヒナはお父様に会ったのよ」

水銀燈「!!」

水銀燈「そんなこと信じないわぁ!」

58: 2008/12/05(金) 19:16:33.33 ID:fQaBgy4z0
雛苺「お願いなの。アリスゲームをやめて真紅と仲良くして。そうしないと水銀燈はきっとアリスになれない」

水銀燈「一体、どういうことよ!?」

雛苺「お父様に言われたら姉妹ですら頃す。それじゃあ本当にただの操り人形なのよ」

雛苺「お父様が造りたかったのは『究極の少女』なのよ?『最強のドール』とは違うの」

水銀燈「黙りなさい!お父様の言葉は絶対なのよ!!」

雛苺「ヒナもお父様を愛しているから気持ちは分かるの。でも信じて従っているだけじゃダメなのよ!」

水銀燈「っ!何よそれ!私が狂信者だとでも言いたいわけ!?」

雛苺「……お父様は人間よ。失敗することもあるし、悩むことだってあるのよ」

水銀燈「もういい!もういいわぁ!聞くだけムダよ!今すぐジャンクにしてやる!」ブンッ!

雛苺「!!」

60: 2008/12/05(金) 19:22:16.49 ID:fQaBgy4z0
ジュン「いたぞっ!あそこだ!」

真紅「ローズテイル!」

水銀燈「見つかった!?」

水銀燈(~~~っ! 頭の中がグチャグチャで戦える気分じゃないわ!)

翠星石「あっ!待つです水銀燈!!」

ジュン「放っておけよ。それよりも苺は大丈夫か!?」

雛苺「うん。ヒナは平気なの」

真紅「……本当に?」

真紅(すごく悲しそうな顔をしているけれど)

雛苺「……………………」

62: 2008/12/05(金) 19:27:54.71 ID:fQaBgy4z0
それから一ヶ月が過ぎた。

雛苺「ノリ~!お給料が出たのよ。はいっ!」

のり「助かるわぁ。ありがとうヒナちゃん」

雛苺「ん~ん。お世話になってるんだから、これぐらい当然なの!」エッヘン!

のり「うふふ。今日は腕によりをかけて花丸ハンバーグを作るから楽しみにしててね!」

雛苺「うわ~いなの~~~!!」



真紅「雛苺が遠くに行ってしまったように感じるのだわ」

ジュン「口癖はそのままだけど、大人になったというか立派になったというか」

翠星石「金糸雀もデカ人間の仕事を手伝ってるらしいですよ。それもこれもアリスになったからですかねぇ」

真紅「私もこのままではいけない気がしてきたのだわ。もっと家事を手伝おうかしら」

ジュン「ついでに紅茶も自分で淹れてくれると嬉しいな」

真紅「……そうね。そうしましょう。でも、時々でいいからあなたが淹れてくれた紅茶が飲みたいわ。ジュン」

ジュン「うっ。ま、まぁ良いけどさ///」

翠星石「こらぁチビ人間!なに赤くなってるですか!?」

66: 2008/12/05(金) 19:33:25.32 ID:fQaBgy4z0
数日後、草笛宅にて。


雛苺「みんな少しずつ変わってきてるの。あの真紅が自分で紅茶を淹れてるのよ」

金糸雀「いいことかしら。きっと雛苺の影響ね」

雛苺「結局、何でヒナはアリスになれたのかな……お父様も全ては教えてくれなかったのよ」

金糸雀「あら。分かんないかしら?」

雛苺「えっ、カナは分かるの?」

金糸雀「ふふん。姉妹一の頭脳派、カナは何でもお見通しかしら~~!」

69: 2008/12/05(金) 19:38:57.46 ID:fQaBgy4z0
金糸雀「『究極の少女』なんて、『最高の料理』と同じくらい不明確な言葉かしら」

金糸雀「受け取る人によって評価が変わるから、万人が納得する答えなんてないのよ」

雛苺「でもお父様は究極の少女を造ろうとしたのよ?」

金糸雀「そうよ。アリスゲームを勝ち抜けば、『お父様にとっての』究極の少女にはなれたでしょうね」

金糸雀「でもお父様は誰もが認める究極の少女を目指したのよ。さすがは錬金術師、探究心の塊かしら」

金糸雀「自分だけの究極の少女なら初めからローザミスティカを一まとめにすれば完成するわ。それをしなかったのにはちゃんと理由があるかしら」

79: 2008/12/05(金) 19:44:22.06 ID:fQaBgy4z0
金糸雀「人も時代も変わっていく。その中で究極の少女でいようとするなら自分自身も変わっていくしかないのよ」

金糸雀「お父様はわざと不完全なドールを造ることで、ドールに『自分で成長すること』を学ばせようとしたんじゃないかしら」

雛苺「自分で、成長……」

金糸雀「雛苺は自分がどんな風になりたいか、考えた事があるかしら?」

雛苺「……あるのよ。ヒナは皆みたいになりたかった」

雛苺「誇り高く自分に厳しい真紅、イジワルだけど本当は優しい翠星石、すごくマジメな蒼星石、頭が良い金糸雀、そしてとっても強い水銀燈。皆みたいになりたかったのよ」

金糸雀「それかしら。誰かに憧れ、その存在に近付くように自分を高めることが大切」

金糸雀「どこに出て行っても恥ずかしくないレディを目指し始めた時、ドールはアリスになるのかしら」

93: 2008/12/05(金) 19:49:52.87 ID:fQaBgy4z0
金糸雀「多分、雛苺が最も正しい形でアリスになったはずよ」

雛苺「えっ、ヒナが?」

金糸雀「無垢な白ハンカチはどんな色にも染まる、ってとこかしら。他の姉妹の色を受け継ごうとした雛苺は、お父様が望んだ色に一番近いのよ」

雛苺「…………」

金糸雀「皆、良くも悪くも我が強いから。アリスになるのは苦労しそうかしら」

雛苺「水銀燈が気になるの……」

金糸雀「きっと平気かしら。時々カナの所に来ては少しだけおしゃべりして帰っていくのよ」

雛苺「えっ!そうなの?」

金糸雀「もう一度雛苺に近付くと真紅が黙ってないからでしょうね。彼女なりに戦わずに済む方法を探ってるみたいかしら」

雛苺「そう。水銀燈も……」

105: 2008/12/05(金) 19:55:32.28 ID:fQaBgy4z0
雛苺「そういえば、カナはどんな風になりたいと思ったの?」

金糸雀「カナはもちろんみっちゃんかしら。明るく元気。でも時々お酒を飲んでグチることもあれば、カナに抱きついて泣くこともあった」

金糸雀「強い所も弱い所もあって、でも逞しく生きている。すごく素敵な女性かしら」

みつ「うっ……ううぅ……カナがそんな風に思ってくれてたなんて……」

金糸雀「えっ!?み、みっちゃん、いつの間に帰ってたのかしら!?」

みつ「うわぁぁぁああん!カナ、大好きよぉぉぉぉぉぉおおおお!!」ぎゅーーー

金糸雀「うぐぐ。く、苦しいかしら~~~~」ジタバタ

雛苺「……くすっ」

122: 2008/12/05(金) 20:01:01.32 ID:fQaBgy4z0
数日後。

翠星石「ななな、何で水銀燈がジュンの部屋にいるですか!?」

水銀燈「うるわいわねぇ。お茶を飲みに来ただけよ」

真紅「そうよ。静かにしなさい」

翠星石「ジュン!ちょっとこっち来いです!」



翠星石「一体、どーなってるですか?」ボソボソ

ジュン「分からない。いきなり水銀燈が来て「はぁい、真紅ぅ。お茶会でもしましょう?」って言ったんだよ」ボソボソ

翠星石「そんな和やかな雰囲気じゃないですよ。K1選手の睨み合いみたいですぅ」ボソボソ

紅・銀「聞こえてるわよ」

翠星石「ヒィッ!ごめんなさいです!」

127: 2008/12/05(金) 20:06:26.22 ID:fQaBgy4z0
水銀燈(私が力を使わなければめぐに負担をかけずに済む。でも戦わずにアリスになれるなんて、やっぱり疑わしいわぁ)

真紅(水銀燈は何を考えているのかしら。さっぱり分からないのだわ)

ジュン「はい、紅茶だよ」

真紅「ありがとう、ジュン」

水銀燈「ありがとう。真紅のミーディアム」コクン、コクン

水銀燈「……あら、おいしいわね」

真紅「ジュンは紅茶を淹れるのがとても上手なのだわ」

ジュン「率直に褒められると、ちょっとムズがゆいな///」

130: 2008/12/05(金) 20:11:30.22 ID:fQaBgy4z0
水銀燈「それじゃあ帰るわ。お茶、ごちそうさま」

翠星石(本当に茶を飲みに来ただけですか!)

真紅「また来るといいのだわ。今度は私が紅茶を淹れるから」

水銀燈「………………」

真紅「………………」

水銀燈「……それは楽しみねぇ」バサッバサッ

134: 2008/12/05(金) 20:16:44.35 ID:fQaBgy4z0
翠星石「あいつ、笑ってやがったですよ」

ジュン「楽しそうな顔だったな」

翠星石「はー、緊張したです」

翠星石「……ん?何でそんなに嬉しそうなんですか、デカ苺」

雛苺「うふふ」



雛苺「そう遠くない未来。みんながアリスになる日が来る気がするの」


おしまい。

139: 2008/12/05(金) 20:19:44.44 ID:Rn8SNlD6O

140: 2008/12/05(金) 20:19:49.42 ID:2WCUjg9D0
完走したか

141: 2008/12/05(金) 20:20:08.62 ID:Ece3Q9OF0
おわたwwwwww

引用: 翠星石「で、デカ苺??」