ガラガラッ

銀「はぁい、お邪魔するわよぉ」

真紅「あら、いらっしゃい水銀燈」

ＪＵＭ「なんだ、お前またコタツに入りにきたのか」

銀「だってめぐの病室にはコタツないのよぉ」

ＪＵＭ「まぁそりゃそうだろうな」

銀「じゃ、失礼するわよぉ・・・・んしょっと・・・・はあぁぁ・・・あったかいわぁ・・・」

真紅「水銀燈、ミカン食べる？」

銀「あら悪いわね、ありがと」

翠「くぅー！ここがどうしても超えられないですぅ！」

雛「そこは敵をうまく踏んで上に行くのよー！」

銀「・・・・ねぇ何のゲームやってるのぉ？面白そうじゃない、私にもやらせてよ」

翠「いいですよ、一回氏んだら交代ですからね。はいコントローラー」

銀「ありがと。よし、スタートよぉ（ピコピコ）」

銀「よっ・・・ほっ・・・（ピコピコ）」

翠「あ・・・そこっ・・・！」

雛「さっきから危なっかしいの～・・・！」

銀「うるさいわねぇ・・・黙ってみてなさいよ・・・あ！」

デデーン・・・チャラララッチャ！！

翠「はい、氏んだから交代ですぅ！」

雛「なのよー！」

銀「え～？なに～？よく聞こえなかったわぁ・・・・（ピコピコ）」

翠「あー！ちょっと！！何もう一回やろうとしてるですか！？ダメですよ！！交代ですぅ！！」

銀「別にあと一回くらいいいでしょ？やらせなさいよぉ」

翠「ダーメですっ！！」

銀「なによぉ、あなたお姉ちゃんに逆らう気？」

翠「こんなときだけお姉ちゃん面しやがるなですぅ！！！いいからコントローラーよこせですぅ！」

ガシッ！

銀「あ！ちょっと！！何すんのよぉ！！離しなさいよ！」

翠「離すのはおめーのほうです！！おりゃっ！！」

ボカッ！！

銀「いったぁい！！・・・やったわねぇ！！このっ！！」

ゲシッ！！

雛「わーい！喧嘩なのー！！やれやれー！！」

翠「ですッ！ですッ！！」

ボカッドスッ！！

銀「いたっ！いたぁいっ！！こ、降参よぉ！！」

雛「よわっ！！」

真紅「ＪＵＭ！ミカンがないわよ！！30秒以内に持ってきなさい！！」

ＪＵＭ「だぁーお前らうるさいんだよ！！静かにしないとコタツしまうぞ！！」

真紅「それは困るわ」

翠「チッ・・・わかったですよ」

銀「しょうがないわねぇ・・・」

雛「わかったのおおぉぉぉぉぉぉ！！！！コタツしまわれたくないからヒナ静かにするのおぉぉぉぉぉぉおお！！！！！！！」

翠「ちょっ・・・！うるせーんですよバカ苺・・・・！ォラッ！」

ドグチャッ！

雛「ゲファッ！！」

ＪＵＭ「はぁ・・・まったく・・・」

真紅「モグモグ・・・」

翠「ほりゃっ・・・よっ・・・（ピコピコ）」

雛「・・・・（早く氏なないかなぁ翠星石・・・）」

銀「・・・・（早く氏になさいよぉ・・・）」

ＪＵＭ「ふぅ・・・やっと静かに・・・」

ドガチャァッ！！！

金「こんにちはかしら皆々様あああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁああああああ！！！！！！」

ＪＵＭ「・・・なったと思ったらうるさいのがきやがった・・・」

真紅「いらっしゃい金糸雀」

翠「あれ？何持ってるですか？」

金「これ？これはケーキかしら！この前みっちゃんのお部屋で撮影会やったでしょ？そのお礼だって」

雛「わー！やったのー！」

翠「たまには気がきくですね、金糸雀」

真紅「ありがたくいただくわ」

金「どうぞかしらー！」

銀「あれぇ？私の分はないの？」

金「あー・・・水銀燈は撮影会のときいなかったでしょ・・・？
　　だから水銀燈の分は用意してないかしら・・・ごめんなさいかしらー・・・」

銀「そんなぁ・・・」

雛「いっちごっ♪ケーキ♪(ﾟдﾟ)ｳﾏｰ」

翠「ん～・・・このチーズケーキ最高ですぅ♪」

真紅「このチョコレートケーキもなかなか・・・モグモグ」

銀「・・・（ジーッ）」

雛「モグモグ」

銀「・・・ねぇ雛苺ぉ。そのケーキちょっとだけ・・・」

雛「んのあああああああああ！！！バクッ！バクッ！モグモグモグ・・・ゲプッ！な、なぁにー？水銀燈・・・！！」

銀「いえ、何でもないわぁ（チッ・・・全部食べやがったわぁ）」

銀「ねぇ翠星せ・・・」

翠「嫌ですぅ！このケーキは絶対やらんですよ！！」

銀「まだ何も言ってないじゃないのよぉ・・・」

翠「顔みりゃわかるですぅ！とにかく絶対やらないですからね！」

銀「チッ・・・わかったわよぉ。・・・よし、もうこうなったら・・・」

銀「ねぇ真紅ぅ♪」

真紅「はぁ・・・・・・ケーキでしょ？」

銀「あらぁよくわかってるじゃなぁい♪ねぇおねがいよぉ、一口！一口だけでいいから！！」

真紅「しょうがないわね・・・一口だけよ」

銀「ありがとぉ♪あなたはホントにいい妹だわぁ♪（スリスリ）」

真紅「やめなさい！スリスリしないで！」

銀「姉妹なんだからたまにはこういうのもいいじゃなぁい♪（スリスリ）」

真紅「い、いいからやめなさい！・・・それより早く食べるのだわ！！」

銀「そうねぇ。じゃ、頂くわぁ・・・・バクッッ！！」

真紅「だ、だわぁーーーーーーー！！この女３分の２以上も食いやがったのだわッ！！！」

銀「モグモグ・・・あ～おいしかった♪」

真紅「ちょっと！！なんてことするのよ！？」

銀「何怒ってるのよぉ、ちゃんと一口だったじゃない」

真紅「限度ってもんがあるでしょうが！！許さないわ！！立ちなさい水銀燈！！」

銀「なによぉ、やる気？手加減はしないわよ！」

雛「わーい！また喧嘩なのー！！やれやれー！！」

金「二人とも頑張るかしらー！！」

真紅「だわッ！だわッ！！」

ボカッドスッ！！

銀「いたっ！いたぁいっ！！こ、降参よぉ！！」

雛・金「よわっ！！」

ＪＵＭ「はぁ・・・また騒がしくなっちゃったよ・・・」

ガチャッ

蒼「こんにちは。遊びに来たよ」

ＪＵＭ「あぁ、蒼星石か」

蒼「こんにちは。ＪＵＭ君こんにちは。」

ＪＵＭ「ん？あぁ」

蒼「こんにちは！こんにちは！ＪＵＭ君！こんにちは！！」

ＪＵＭ「えっと・・・こんにちは・・・？」

蒼「そう、それでいいんだ！あいさつはちゃんとしないと駄目だよＪＵＭ君！」

ＪＵＭ「うざ・・・」

真紅「いらっしゃい蒼星石」

翠「あ、蒼星石！こっちくるです！コタツあったかいですよ！」

蒼「うん。・・・ところで水銀燈はどうしちゃったの？なんか倒れてるけど」

金「真紅とけんｋ

雛「あのね！真紅と喧嘩してフルボッコにされたのよー！」

蒼「あぁ、そうなんだ」

金「・・・・・」

翠「ほらほらはやくこっちくるです！一緒にあったまるです」

真紅「ほらミカンもあるわよ」

蒼「いやいいよ。それよりみんな外に遊びに行かない？」

銀「外？どこにいくのよぉ」

蒼「湖だよ。カチOコチンに凍ってたからスケートしてみたいなーって。ちょうどみんなもいることだし」

雛「行くの行くのー！」

金「カナもー！」

翠「まぁ別にいいですけど・・・」

真紅「私も構わないわよ」

銀「最近体動かしてなかったからちょうどいいわぁ」

JUM「お前らやっとコタツから出る気になったか」

真紅「えぇ。たまには外にも出ないとね」

もぞもぞ・・・

雪「私も行きたいです・・・」

翠「どひゃっ！？き、雪華綺晶！？」

JUM「お、お前何でコタツの中から！？ていうかいつからいたんだ！？」

雪「3日くらい前からずっといましたけど・・・」

雛「ぜ、全然気付かなかったのー・・・」

真紅「ていうか3日もいたら氏ぬわよ」

蒼「まぁいいじゃない。それより行こうよ」

金「かしらー！」

真紅「えぇ。じゃあ行きましょう」

―湖―

雛「わー！すっごいのー！カチOコチンなのー！」

金「うおおおおおお！」

銀「真紅！どっちが早く滑れるか勝負よぉ！」

真紅「望むところだわ！」

雪「うぅ～寒い寒い・・・（スリスリ）」

翠「だぁーもォー！！さっきからベタベタくっついてくんなです！雪華綺晶！！」

雪「だって寒いんですもの・・・」

翠「そんな胸元と太もも丸出しのドレス着てるからですよ！！」

雪「じゃあ交換・・・」

翠「は？」

雪「ドレス交換してください。お姉さまのあったかそう・・・」

翠「何言ってんですか！？そんなの嫌にきまっ・・・」

ガシッ！

翠「むぐぐぐぐ！？」

雪「さぁあっちで交換しましょう」

翠「ん゛ー！ん゛ー！」

ズルズル・・・

蒼「あれ？JUM君、翠星石みなかった？」

JUM「さぁ・・・」

10分後・・・

翠「うぅぅ～・・・さ、さみいですぅ～！チキショー！」

雪「うふふ、よくお似合いですわ」

蒼「あ、いた翠星石！いったいどこに・・・って、あれ？そのドレス・・・」

翠「うぅ～・・・雪華綺晶に無理矢理交換させられたですよ・・・ぶあっくしょい！」

蒼「・・・・いい！」

翠「は？」

蒼「すごくいい！いいよ！翠星石！ちょっと写真撮らせて！！」

パシャッ！パシャッ！

翠「ちょ、ちょっとやめるですぅ！！撮るなです！！」

蒼「ハァハァ、いいよいいよ～・・・その怒った表情も実にいい！翠星石！雌豹のポーズいってみようか！」

翠「こ、こうですか？・・・って何やらせてんですか！！いいからやめろですぅ！！」

蒼「ダメダメ！まだ全然撮り足りないよ！ハァハァハァ」

雛「蒼星石ー！ヒナ達早く滑りたいのよー！」

金「かしらかしらー！」

蒼「あ、そうだね。じゃあそろそろ滑ろうか。まだもうちょっと撮りたかったけど・・・」

翠「ホッ・・・助かったですぅ・・・」

金「じゃあ！一番手カナ行くかしら！うおおおおおおおおお！」

シュゴオオオオオオオオ！

蒼「おぉ・・・すごい早いね」

翠「あそこまで早いとすごいというより気持ち悪いです」

雛「じゃあ次ヒナ行くのよー！それー！」

ヨロヨロ・・・

蒼「転ばないように気をつけてね」

雛「わかってるのよー！」

翠「よし、じゃあ次は翠星石がいくです！それっ！」

シューーー

翠「おぉ～・・・意外と滑れるもんですね！楽しいですぅ！ほほ～い！」

蒼「なかなかやるね翠星石」

雪「じゃあ次は私が・・・・ほっ！」

シュゴーーーー！

蒼「おぉ・・・雪華綺晶もけっこううまいね」

真紅「ふふ、次は私よ！・・・それっ！」

ツルン！ドテッ！

真紅「いたっ！？」

銀「ププッｗだっさぁｗ」

真紅「う、うるさいわね・・・！」

銀「私がお手本を見せてあげるわぁ。よーく見てなさい！・・・それっ！」

ツルン！ドテッ！

銀「ぎゃぅっ！？」

真紅「ふふふ・・・よぉーく見てたわよ水銀燈」

銀「いっ！今のはたまたまよぉ！次こそは・・・・ふっ！」

ツルン！ドテッ！

銀「ぐぅっ！！」

真紅「ププッｗ」

JUM「お前らはまず立つ練習からだな」

蒼「そうだね。」

ＪＵＭ「この二人には僕が教えるからお前はみんなと一緒に滑ってこいよ」

蒼「そう？ありがとうＪＵＭ君。じゃあ僕も行ってくるよ」

シューーー・・・

ＪＵＭ「さてと・・・やるぞお前ら」

銀「うまく教えないと許さないわよぉ」

真紅「そうよ。ちゃんと教えなかったら茨の鞭でお尻をたたくわよ！」

ＪＵＭ「まったく・・・それが教えてもらう側の態度かよ・・・まぁいいか」

それから２０分後・・・

真紅「よ、ようやく立てるようになったわ・・・（プルプル）」

銀「わ、私もよぉ・・・（プルプル）」

ＪＵＭ「まぁ一応立ってるけど・・・すごく腰が引けてるしプルプルしてるし・・・まるで生まれたての小鹿だな」

真紅「何よ！ちょっと位誉めてくれても・・・・」

雪「カンチョー」

ズブリ！

真紅「はぉっ！！」

雪「カンチョー」

ズブリ！

銀「ひょんっ！！」

真紅「ちょ、ちょっと！！何するのよ！？」

銀「そうよ！いきなりなんてことを！！」

雪「ふふ・・・悔しかったらこっちまできたらどうです？」

真紅「くっ！私たちが滑れないのをいいことに・・・！」

銀「なめてくれたものだわね・・・！あの末妹・・・！」

ＪＵＭ「でもお前ら今のカンチョーのおかげで真っ直ぐ立ってるぞ」

真紅「あら・・・？」

銀「ほ、本当だわぁ・・・」

ＪＵＭ「よし、その感覚忘れるなよ！あともう一息だ！」

真紅「よし！」

銀「頑張るわ！」

それからしばらくして・・・

銀「うふふ♪見なさいよこの華麗な滑り♪」

スィー・・・

真紅「あら、私の方が綺麗よ」

シュー・・・

ＪＵＭ「ふぅ・・・あいつらやっとまともに滑れるようになったな」

蒼「ＪＵＭ君。どうやら二人ともうまく滑れるようになったみたいだね」

ＪＵＭ「あぁ。あいつら態度が悪いから教えるの大変だったよ・・・」

蒼「ふふ、ご苦労様♪」

雛「蒼星石ー！はやくくるのよー！みんなでレースするのよー！」

蒼「あ、うん！今行くよー！・・・じゃあＪＵＭ君、またあとで」

ＪＵＭ「あぁ」

１時間後・・・

金「はぁー・・・はぁー・・・疲れたかしら・・・」

銀「結構動いたわねぇ・・・」

雛「動いたらお腹空いちゃったのー・・・」

蒼「じゃあご飯食べようか」

翠「お弁当でもあるんですか？」

蒼「いやないよ」

真紅「じゃあどうするのよ」

蒼「ここで釣るんだよ。ワカサギ釣りだよ」

真紅「ワカサギ釣り・・・あの氷に穴を開けて釣るやつね。前にテレビでやってたのだわ」

雪「ジュルル・・・」

ＪＵＭ「おいおい・・・こんなところでつれるのか？」

蒼「たぶん釣れるでしょ。それじゃ穴開けよう。この庭師の鋏で・・・ソレッ！」

ゴガッ！！ゴガッ！！ゴガッ！！

ＪＵＭ「なんて使い方するんだよ・・・」

蒼「よし。じゃあ釣り竿を配るよ！・・・あれ？」

翠「どうしたですか？」

蒼「竿が一本足りないや・・・」

銀「どうするのよぉ」

蒼「う～ん・・・しょうがない。それじゃ竿をもらえなかった人は僕がたまたま持ってたこのスク水を着て
　　素手で魚を・・・」

雛「うにゅああああああああああ！！」

バシッ！！

雛「ゲットなの！！」

金「チィ！先を越されたかしら！！」

翠「雛苺めぇ！！」

真紅「竿は私のものよ！！」

銀「誰が渡すもんですかぁ！！」

雪「・・・・・・」

ウオー！！ドタバタ・・・・

蒼「・・・・で、結局ゲットできなかったのは雪華綺晶だね」

雪「・・・・・」

銀「うふふ♪残念だったわねぇ雪華綺晶♪この寒い中スク水で寒中水泳なんて・・・」

雪「あっ！ＵＦＯ！」

銀「え？（くるり）」

雪「隙あり」

バシッ！

銀「あぁ！私の竿！！返しなさいよぉ！！」

雪「いやでーす」

蒼「水銀燈。あと10秒以内に取り返せなかったら竿は雪華綺晶のものだ。１０・・・９・・・８」

銀「ちょ、ちょっとぉ！？そんなの有りぃ！？・・・畜生かえせえええ！！」

雪「うふふふ・・・遅いですわお姉さま」

銀「糞！ｓｉｔ！」

蒼「３・・・２・・・１・・・０！！ピッピー！！水銀燈スク水けってえぇぇぇぇぇえい！！！」

銀「うわああああああああああ！！！」

雛「お気の毒なのー！」

金「頑張るかしら水銀燈！」

翠「こりゃ地獄ですよ」

銀「うっ・・・うっ・・・あんまりだわぁ」

真紅「さぁ着替えるのよ水銀燈」

雪「着替え手伝ってあげましょうか？」

銀「い、いいわよぉ・・・一人でできるわぁ・・・」

蒼「じゃああっちの小屋で着替えてきなよ」

10分後・・・

銀「うぅ・・・恥ずかし寒いわぁ・・・それになによぉ・・・この『１ねん３くみ　すいぎんとう』って・・・」

翠「うっわ～・・・こりゃきついですよ・・・」

金「見てるだけで寒くなってくるかしら・・・」

銀「うぅぅぅ・・・・もう最悪よぉ・・・」

蒼「いいや最高だよ！その恥ずかしがる表情すごい最高！写真とっていい！？いや、勝手に撮るよ！！」

パシャ！パシャ！

銀「や、やめてよ！何してんのよぉ！！」

蒼「よし！下のアングルからも・・・」

パシャ！パシャ！

銀「いやあああ！やめなさいよ！！・・・ちょっと人間！！ボーっと見てないでこの変態何とかしなさいよぉ！！」

ＪＵＭ「はぁ・・・仕方ないな・・・おい蒼星石、もうやめてやれよ」

蒼「あれ？そんなこと言っていいの？ＪＵＭ君・・・」

ＪＵＭ「え？」

蒼「あとでこの写真ＪＵＭ君にも分けてあげようと思ってたのになぁー・・・・」

ＪＵＭ「・・・・・・・」

蒼「まぁ別にいらないんだったら・・・」

ＪＵＭ「いいだろう続けたまえ」

蒼「さすがＪＵＭ君」

銀「う、裏切ったわねぇ！！この・・・」

蒼「うーんいいよ！その表情も実にすばらしい！ハァハァ」

パシャパシャ！！

銀「いやああああああああああ！！！！」

蒼「よし、大体こんなもんかな。」

銀「やっと終わったのね・・・」

蒼「お疲れ様、水銀燈」

銀「いつか覚えてなさいよぉ・・・！」

金「ねぇねぇ早く釣るかしらー！！」

雛「ヒナお腹ペコペコなのー！」

蒼「そうだね。じゃあそろそろ・・・あ、そうだ！いいこと思いついた！」

真紅「また何か良からぬことを思いついたようね・・・」

翠「で、何を思いついたですか？蒼星石」

蒼「一番魚が多かった人は一番少なかった人に何かひとつだけ命令できるってのはどうかな？」

雪「いいですね・・・うふふふふ」

金「こ、これは負けられないかしら・・・！」

真紅「絶対勝つわ！！」

蒼「じゃあはじめよう。制限時間は２時間！それじゃスタートだ！」

雛「うにゅうううううううううううう！！！」

ポチャッ・・・・

金「うおおおおおおおおおおおおおおお！！！」

ポチャッ・・・・

翠「そりゃああああああああああああああ！！！」

ポチャッ・・・・

真紅「えいやあああああああああああああ！！！」

ポチャッ・・・・

雪「・・・・・・・・・・・・・・・・・！！！」

ポチャッ・・・・

ＪＵＭ「なんか地味だな・・・」

蒼「うん・・・」

銀「うぅぅ・・・」

蒼「どうしたの？水銀燈。ほら早く水に入りなよ。みんなもう釣り始めてるよ」

銀「ね、ねぇ・・・やっぱりやめない？こんなの無理・・・」

蒼「それっ！」

ドンッ！！

銀「ぎゃー！」

ドバッシャアアアアン！！

銀「あああああああ！！冷たい！！氏ぬううううううう！！！あひいいいいいいいい！！」

バシャバシャ！

ＪＵＭ「お、おい！やばいんじゃないかこれ・・・」

蒼「大丈夫だよ。ドールだから氏なないでしょ。僕たち息だってしてないし・・・」

ＪＵＭ「い、いやそれでも・・・」

銀「あああああ！ああああああ！・・・・・あ？・・・・なんか思ったより平気だわ。これならたぶんいけるわぁ」

ＪＵＭ「な！？」

蒼「ほらね」

ＪＵＭ「もう勝手にしてくれ・・・」

翠「うぅ～・・・ぜんぜん釣れないですよ～・・・」

雛「ヒナは一匹釣れたのー！ホラ！」

翠「くっ！見せびらかしやがってぇ～！今に見てろです！うおおおおお魚来い！」

真紅「まったく・・・そんなに大声出してたら魚が逃げちゃうじゃない・・・」

金「まったくかしらー」

真紅「金糸雀は釣れたの？魚」

金「ふっふ～ん♪これを見るかしら～♪」

真紅「どれどれ・・・っ！？だ、だわわわわわわっ！！！」

翠「ど、どうしたですか！？真紅！？」

雛「ケツの穴にツララでも突っ込まれたのー！？」

真紅「ち、違うわ・・・！この金糸雀のバケツを見てみなさい！！」

翠「どれどれ～・・・・なっ！？」

バケツの中『ウジュル・・・ウジュル・・・』

雛「さ、魚が・・・10匹もいるの！！」

金「ふふ～ん♪1位はカナで決定かし・・・」

ドンッ！！

金「ぎぇ！！」

翠「どけです金糸雀！！翠星石にもそのポイントで釣らせろです！！」

雛「あ！ずるーい！！ヒナもヒナもー！そこで釣るのー！」

真紅「私もよ！」

ギャー！ギャー！

蒼「ふふ・・・みんな白熱してるね」

ＪＵＭ「お前一匹も釣れてないけど大丈夫なのか？」

蒼「うふふ・・・僕はこれでいいんだよ」

ＪＵＭ「？」

ザパァッ！！

銀「ぷはぁッ・・・！」

蒼「あ、水銀燈。どう？魚獲れた？」

銀「うふふ♪これをみなさぁい♪」

バケツの中『ギョギョッ・・・・ギョーーーッ！！！』

ＪＵＭ「うぉ！？これ30匹はいるんじゃないか！？」

蒼「すごいね・・・」

銀「うふふ♪意外と素手でも獲れるものねぇ♪さぁてと、ちょっと雪華綺晶の様子でも見てこようかしらぁ♪」

蒼「気をつけてね水銀燈」

銀「何を気をつけるのよぉ？ちょっと様子を見てくるだけじゃなぁい」

蒼「まぁとにかく気をつけて」

銀「？？？・・・わかったわぁ」

雪「・・・・・・・（ボーッ）」

銀「はぁい♪ゆっきー♪」

雪「・・・・・お姉さま、上機嫌ですね」

銀「まぁねぇ♪だってこんなに魚が獲れたんですもの♪ホラ」

雪「・・・・・まぁ・・・！すごいですわ！」

銀「うふふふ♪あなたはどうなのぉ？ちょっとバケツを見せなさいよ」

雪「はい・・・」

バケツの中『オギャ・・・・オギャ・・・・』

銀「ププーッｗまだたったの3匹ぃ？ぜんぜんお話にならないわねぇ♪1位は私が・・・」

雪「あ！空飛ぶ乳酸菌！」

銀「え！？（くるり）」

雪「いただき」

パシッ！

銀「あっ！またしても・・・！返しなさいよおぉぉぉぉぉ！！」

雪「バーカバーカ」

蒼「はぁ・・・だから気をつけてって言ったのに・・・水銀燈！10秒以内に取り返さないと魚は雪華綺晶のものだよ！」

銀「くっ！畜生！待てえぇぇぇぇ！」

雪「無駄無駄」

蒼「３、２、１、０！はいしゅうりょー！水銀燈の魚は雪華綺晶のものになりました」

銀「うぐぅ・・・！せっかく頑張ってとったのにぃ！」

蒼「まだあと30分残ってるよ。頑張りなよ」

銀「言われなくてもわかってるわぁ！うおおおおおお！！」

ザッパアアアン！！

翠「最後のラストスパートですぅ！うおりゃ！！」

雛「ヒナも負けないのよぉ！！」

金「カナだって！！」

真紅「ビリだけは避けるのだわ！！」

蒼「みんな頑張れ！頑張るんだ！！」

ＪＵＭ「いやお前も頑張れよ・・・」

蒼「・・・・ピッピー！終了！！」

翠「ふぅ・・・やっと終わったですね・・・」

雛「ヒナ、めっちゃ腹減ったの・・・」

蒼「よし、それじゃドール順に何匹釣れたか発表していこう」

銀「私は６匹よぉ・・・最後の30分頑張ったんだから・・・」

金「カナは20匹かしらー！」

翠「15匹です・・・くぅ～！まさかチビカナに負けるなんて・・・！」

蒼「僕は０匹だ」

真紅「私は8匹なのだわ」

雛「ヒナは10匹なのー！」

雪「33匹・・・」

蒼「1位が雪華綺晶。最下位が僕だね」

雪「うふふ・・・じゃあお姉さま・・・命令です」

蒼「ゴクリ・・・・」

雪「蒼星石お姉さまは今日一日私のペット・・・犬になってください」

蒼「わかったワン！ハッハッハ・・・」

ＪＵＭ「なんで魚釣らないのかと思ったら・・・・こういうことかよ」

蒼「よし！それじゃ釣った魚を食べるワン！」

金「どうやって食べるのかしら？」

蒼「油で揚げるワン！道具はちゃんと用意してあるワン！」

雛「わーい！早く食べるのー！」

真紅「ＪＵＭ！揚げてちょうだい！」

ＪＵＭ「はいよ」

ジョワアアアアア！！！

雪「ダラー・・・・ジョバジョバジョバ」

金「ひぃー！雪華綺晶すっごいよだれかしらー・・・！！」

翠「ヒョイッパクッ！ん～♪うめーですぅ♪」

雛「あー！ヒナが最初に食べようと思ったのにぃー！」

翠「早いもん勝ちですぅ♪ほらみんなも早くくわねーとなくなっちまうですよ！」

銀「私にもよこしなさい！」

真紅「私も！」

ＪＵＭ「あー、あー、まだいっぱいあるから押すなよ」

蒼「僕にもちょうだい！」

雪「ダメ！蒼星石お姉さまはおあずけ！」

蒼「は、はいだワン！」

金「ふぃ～お腹いっぱいかしら～・・・」

雛「ヒナもう疲れたのよー・・・・」

蒼「そろそろ帰る？」

真紅「そうね」

銀「コタツが恋しいわぁ・・・」

翠「あまった魚は家に持ってかえるですぅ」

ＪＵＭ「よし、じゃあみんな行くぞ」

－桜田家－

ガチャッ

ＪＵＭ「ただいまー」

のり「あらあら♪お帰り・・・ってずいぶんたくさんいるわねぇ」

銀「お邪魔するわぁ」

金「かしらー！」

蒼「ワン！」

雪「お邪魔します・・・」

のり「よし！今日はいっぱいいることだし晩御飯はお鍋にしましょうか♪」

雛「わーい！やったのー！あ！トモエ呼んでもいいー！？」

のり「ええ、いいわよぅ」

金「みっちゃんもみっちゃんもー！」

のり「大歓迎よぅ♪」

真紅「水銀燈は？マスターは呼ばなくてもいいの？」

銀「あの子は病気だから無理よぉ。それでなくてもあんな頭のイカれた子誘わないわぁ」

ガチャッ

めぐ「ずいぶんひどいこというのね。水銀燈」

銀「ヒィッ！？め、めぐ・・・！？」

銀「い、いいいいつからいたの！？」

めぐ「あら、朝からずっといたわよ♪・・・あなたの後ろに」

銀（ゾゾゾッ・・・）

真紅（確かに頭がイカれてるわ。この子・・・）

のり「あらぁ、あなたが水銀燈ちゃんのマスターなのぅ？」

めぐ「水銀燈のマスターの柿崎めぐです。」

のり「お鍋食べてくわよねぇ♪」

めぐ「ご馳走になります」

のり「それじゃあまだ時間あるからゆっくりしててね♪」

めぐ「ええ、わかりました。・・・・ねぇ水銀燈。お鍋ができるまで二人きりで遊びましょ♪」

銀「ヒイイイィィ！ヒィィィィィ！！」

ズルズル・・・

雛「こ、怖いの・・・」

真紅「目を合わせたらきっと殺されるのだわ・・・」

翠（ガタガタ・・・）

そして夜・・・

ピンポーン

巴「お邪魔します。」

雛「トゥモエエエエエエエエエエエエエエエエエエ！！！！」

ガシッ！

巴「うふふ、元気いっぱいね雛苺」

雛「ここであったが100年目ええぇぇぇぇぇっぇぇぇ！！！」

巴「え！？」

ＪＵＭ「またテレビの影響でも受けたんだろ・・・」

巴「あ、桜田君。晩御飯ご馳走になるね」

ＪＵＭ「あぁ」

ピンポーン

金「あ！みっちゃんきたかしら！！」

ガチャッ

みつ「やっほー！カナー！あ、ＪＵＭＪＵＭ！晩御飯ご馳走になるわね！」

ＪＵＭ「えぇ」

のり「みんなー！お鍋ができたわよぅ！」

ＪＵＭ「じゃあ行きましょうか」

みつ「うん！」

－キッチン－

のり「みんな集まったわねぇ。それじゃ食べましょうか♪」

皆『いただきまーす！』

雛「お鍋！お鍋！」

巴「うふふ、好きなものとってあげるわよ雛苺」

雛「ホントー！？じゃあねー！うどんとカニと豆腐と・・・」

金「みっちゃん！食べさせあいっこするかしら！」

みつ「いいわよー！じゃあカナからね・・・はい、アーン！」

金「モグモグ・・・次はみっちゃんかしらー！はい、アーン！」

みつ「もぐもぐ・・・うん！おいしい！」

めぐ「・・・ほら水銀燈。あーん」

銀「なっ！？や、やめなさいよ！バカにしてるの！？」

めぐ「なに恥ずかしがってるの？水銀燈。いつも病院でやってるじゃない」

銀「そ、それは病院だけの話であって・・・」

翠（ニヤニヤ）

銀「ハッ！？」

翠「プププーｗ水銀燈はご飯を食べるときはいつもめぐにアーンしてもらってるんでしゅか♪可愛いでちゅねー♪」

銀「ちっ！違う！///違うわよ///そっそそそそそそそんなわけないでしょぉ！？///」

翠「顔真っ赤にして必氏でちゅねー♪水銀燈は♪」

銀「うぅぅ・・・////」

ＪＵＭ「でも、翠星石。お前人のこと言えないだろ。」

翠「な！？何でですか！？」

ＪＵＭ「だってお前いつも僕が本を読んであげないと寝れないじゃないか。同レベルだろ」

翠「ちょっ！！それは秘密だって・・・ハッ！？」

銀「ふぅん・・・（ニヤニヤ）」

翠「何笑ってやがるですか！？水銀燈！！」

銀「なによぉ！あなただって私のこと笑ったじゃない！お互いさまよぉ！」

翠「うるせえですぅ！！黙れです！！」

銀「そっちこそ！！」

ギャー！ギャー！

のり「うふふ♪にぎやかねぇ♪」

真紅「うるさいだけなのだわ」

ボチャッ・・・ボチャッ・・・

のり「・・・・なにしてるの？真紅ちゃん」

真紅「見ればわかるでしょ？ミカンを入れてるのよ」

のり「あー・・・真紅ちゃん・・・？お鍋にミカンは入れちゃダメなのよぅ・・・」

真紅「あらそうなの？でもホラ、こんなにおいしそう・・・・パクッ・・・マズッ！」

のり「ほ、ほらぁ～・・・！だからいったでしょ・・・？」

真紅「どうしましょう・・・けっこうたくさん入れてしまったわ・・・」

雪「なら犬に食べさせればいいんです。ポチ！」

蒼「ワン！」

雪「このミカンすべて食べなさい。もちろん箸は使ってはいけませんわよ・・・」

蒼「ワン！」

雪「お手・・・！」

蒼「ワン！」

タシッ！

雪「おかわり・・・！」

蒼「ワン！」

タシッ！

雪「よし！」

蒼「ガツガツガツガツ・・・うぉぇっ！・・・ガツガツ！」

雪「あぁ・・・・すばらしいですわ・・・お姉さま・・・」

真紅「私には理解できない性癖ね・・・」

一時間後・・・

雛「ふぃー・・・いっぱいたべたのー！」

巴「美味しかったね、雛苺」

雛「うん！！」

みつ「はーお腹いっぱい！やっぱり鍋はいいわねぇー」

金「また食べたいかしらー！」
　　
みつ「じゃあ今度二人でやる？」

金「んー・・・二人はちょっと寂しいかしら！やるならまた大勢がいいかしら！」

みつ「そうね♪」

銀「めぐぅ。あなたあんまり食べてなかったみたいだけど具合でも悪かったのぉ？」

めぐ「あら？もしかして心配してくれてるの？水銀燈」

銀「ち、ちがっ・・・！！そんなんじゃ・・・！！・・・・・そ、そうよ！心配してるのよ！！」

めぐ「うふふ、ありがとう水銀燈♪でも大丈夫よ。私もともと少食だから・・・病院食だっていつも
　　　半分は水銀燈にあげてるでしょ？」

銀「あ・・・！そういえば・・・」

めぐ「うふふ・・・水銀燈、可愛い♪」

銀「めっ！めぐ！///」

翠「あっついですねぇー♪あの二人♪ヒューヒュー！」

ＪＵＭ「お前は親父かよ」

翠「うるせーですぅ！！このチビメガネ！！引っ込んでろ童Ｏがぁ！！ですぅ！！」

ＪＵＭ「な、なんだとぉー！？おいこの性悪人形！！もう許さないぞ！！」

翠「いやーん！チビが怒ったですぅ！！」

ＪＵＭ「このやろー！今日という今日は・・・・」

真紅「あなたたちだって十分アツアツじゃないのよ・・・」

のり「あらぁ？もしかして真紅ちゃん、妬いてるのぅ？」

真紅「な！？///だ、誰が妬くもんですか！！からかうのはよしてちょうだい！！」

のり「うふふ♪ごめんねぇ♪」

雪「・・・・さぁ、鍋の底まで綺麗に舐めなさい」

蒼「ハァハァ・・・はいだワン！」

ペロペロピチャピチャ・・・

雪「あぁっ！もうたまらないですわっ・・・（ゾクゾクッ）」

真紅「ここだけ空間が違うわね・・・」

巴「よし・・・それじゃあそろそろ帰るかな・・・」

雛「えー！？もう行っちゃうのー！？」

巴「うん。明日部活あるから。大丈夫、また遊びにくるわ」

雛「絶対なのよー！」

巴「うん！」

みつ「じゃあ私たちもそろそろ帰ろっか！」

金「かしらー！」

めぐ「みんな帰るみたいね・・・それじゃ私たちも」

銀「えぇ」

翠「やい！またくるですよ！人間ども！！」

真紅「紅茶でも用意して待ってるわ」

巴「えぇ」

めぐ「また水銀燈と遊びにくるね」

みつ「それじゃご馳走になりました！」

のり「えぇ♪みんな遠慮しないでいつでもきてねぇ♪」

ＪＵＭ「んじゃ」

全員『バイバイ！』

桜田家は今日も平和です

終わり

面白かった
おつかれ

何がしたいのか全くわからんｓｓになったわｗ
こんなグダグダした話最後まで読んでくれてありがとう
それじゃノシ

乙！