1: 2012/01/28(土) 11:05:15.46 ID:Tqy0nFKXO
京子「うん、ちょっと同人誌のネタにしたいんだけどさ」

あかり「うんうん」

京子「あかり、手伝ってくれる?」

あかり「?よくわかんないけどあかりにできることなら手伝うよぉ」

京子「そっか、ありがと」ニコニコ

あかり「それで、何すればいいの?」

京子「んとね~」

―――――
―――


あかり「あ、あの…京子ちゃん…?」

京子「んー?」

あかり「あかり、なんで縛られてるのかな…?あはは…」

京子「だってさ…あかり、手伝ってくれるんでしょ?」ニコッ

あかり「…っ!」

京子「だいじょぶ、…だぶんね」
第11話 「わたしたちのごらく部」

21: 2012/01/28(土) 12:10:56.66 ID:CE2KQPMR0
あかり「強制絶頂…?」

あかり「どういう意味なんだろう?」

.
.
.

あかり「おねーちゃん、いる?」

あかね「あらあかり、どうしたの?」シュババッ


あかり「強制絶頂って、何?」

あかね「」

22: 2012/01/28(土) 12:17:27.39 ID:CE2KQPMR0
あかね「ど、どうしちゃったのあかり…」

あかり「なんかね、私の机の上にこんなものが置いてあって……」カチッ

あかね「!!!??」ビクゥッ!!

あかり「あ、押しちゃった…って、ええっ!?お姉ちゃんどしたのっ!?」

あかね(~~~~ッ!!!)

あかね「ん…くっ…」フルフル

あかね(何が起こったの……でもどう考えてもそのスイッチが原因としか…!)

あかり「大丈夫!?どうしたの?」

あかね「あっ…あかり、ちょっとそれはお姉ちゃんにもわからないから、とりあえず調べてみるわね」ソソクサ

あかり「あ…うん」

パタン


26: 2012/01/28(土) 12:24:37.62 ID:CE2KQPMR0
翌日。

あかり「いってきまーす!」


ちなつ「あ、おはようあかりちゃん!」

あかり「ちなつちゃんおはよう!あのね、ちょっと見てもらいたい物があるんだけど…」

ちなつ「どしたの?いきなり」

あかり「これなの!」ドーン

ちなつ「きょ、強制絶頂……!?」

あかり「ちなつちゃん、これの意味わかる?」

ちなつ「え、う~ん…」

ちなつ(流石に朝っぱりからそんなことをあかりちゃんに教えるなんてできない……)

ちなつ「ちょ、ちょっと私にもよくわかんないかな…あはは」

あかり「う~んそっかあ…」

27: 2012/01/28(土) 12:29:39.61 ID:CE2KQPMR0
ちなつ「ところで、そのスイッチみたいなのはどうしたの?」

あかり「あかりもよくわからないんだけど…昨日学校から帰ったら私の机の上に置いてあったの。」

ちなつ(お姉さんのイタズラじゃないの…?)

あかり「お姉ちゃんにも聞いてみたんだけど、よくわかんないって言っててぇ。」

ちなつ(よくわかんないわけないじゃない!絶対お姉さんしかそんなことしないわよ!)

あかり「? ちなつちゃん?」

ちなつ「あ、あーそうなんだっ アハハ」

カチッ
ちなつ「えっ!!!?」ビクビクッ!!

あかり「あ、押しちゃった…って、え~どしたのちなつちゃん!!」

ちなつ「う…うう…」ガクガク

29: 2012/01/28(土) 12:33:26.70 ID:CE2KQPMR0
あかり「どしたのっ?躓いたの?」アワワワ

ちなつ「い、いや、へーきへーきっ」

ちなつ(ウソ…今のなに…!?)

あかり「大丈夫?歩ける?」

ちなつ「う、うん。あー早くしないと遅刻しちゃうねっ!いそごっか!」

あかり「あ、うん!」

ちなつ(今のスイッチのせいなの…?)

31: 2012/01/28(土) 12:42:50.08 ID:CE2KQPMR0
授業中...

あかり(ほんとになんなんだろう…これ…)


先生「ちょっと、大室さん?」

櫻子「ん~…」ムニャムニャ

向日葵(ちょっと櫻子!呼ばれてますわよ!)

あかり(あ、櫻子ちゃん寝ちゃってる…)

先生「大室さん!」

カチッ

櫻子「んんぅっ!!!??」

あかり(あ…また押しちゃった)

向日葵「ぷっ…なんですのその声…ww」

クスクスクス…


32: 2012/01/28(土) 12:43:29.40 ID:CE2KQPMR0
先生「大室さん、今は授業中ですよ?」

櫻子「あ…すみません先生…」カクカク

櫻子(何が起きたの今ッ!?)

向日葵「ちょっと櫻子…顔赤いですわよ?」ヒソヒソ

櫻子「お、起きたばっかだからだよっ!!」

向日葵「声が大きいですわ…」

あかり(櫻子ちゃん大丈夫かなぁ?)

36: 2012/01/28(土) 12:49:46.39 ID:CE2KQPMR0
放課後。


あかり「京子ちゃん結衣ちゃん!」

京子「お、おおどうしたんだあかり…今日はやけに元気だな」

結衣「ちなつちゃんは?」

あかり「すぐ来ると思うけど…、それより、これを見て欲しいの!」バーン

結衣「強制…」

京子「ぜ、絶頂…?//」

あかり「強制絶頂って、どういう意味なのかなぁ?わかる?」

京子(お姉さんだ)ヒソヒソ

結衣(お姉さんだな)


37: 2012/01/28(土) 12:50:39.28 ID:CE2KQPMR0
結衣「あ、あかり、それはどうしたの?」

あかり「あ、昨日帰ったら机の上に置いてあって…」


京子「スイッチっぽいねー」

結衣「お姉さんが置いたんじゃないの?」

あかり「お姉ちゃんもわからないって…」

結衣(まあそう言うよなぁ…)

39: 2012/01/28(土) 12:54:54.36 ID:CE2KQPMR0
結衣「ちょっと見せてみて」

あかり「う、うん」

結衣(ただの白い箱に…赤いボタンがあるだけか…?)

京子「結衣~次それ私も~」

結衣「うん…」(おもちゃってわけでもなさそうだし…)

カチッ

京子「あぅっ!!!?」ビクッ!!

結衣「ど、どうした京子!」

あかり「京子ちゃん大丈夫?」アセアセ

京子「ん~ん~!…」フルフル

京子(…)

44: 2012/01/28(土) 13:02:01.27 ID:CE2KQPMR0
バッ

ちなつ「京子センパイ、ちょっとこっちに!」

京子「えぇっ!私今動けな

ちなつ「いいからいいから」

スーッ パタン

ちなつ「京子先輩」

ちなつ「なんか匂いしてますよ…」

京子「うっ、ウソ!!ウソだよそんなの!」

47: 2012/01/28(土) 13:08:04.69 ID:CE2KQPMR0
ちなつ「このスイッチ……」

京子「え?」

ちなつ「この強制絶頂スイッチ、誰か押したんじゃないですか?」

京子「あ…たぶん、結衣が…」

ちなつ「結衣先輩が京子先輩をっ!?」

京子「スイッチ押しただけだよっ!」

ちなつ(やっぱり…)

ちなつ「京子先輩、これが原因だと思いますよ」

京子「え~そんな同人誌みたいな」


48: 2012/01/28(土) 13:11:58.98 ID:CE2KQPMR0
ちなつ「私も今朝これをあかりちゃんに押されたんだ…」


ちなつ(これ…本物なんだ…)


京子「あーこれパンツどうしよ…」

ちなつ「あ、私替えの有りますよ」

京子「ウソっ!?なんで!?」

ちなつ「お、女の子は替えの2枚3枚持ってるもんなんですよ!」

53: 2012/01/28(土) 13:15:25.84 ID:CE2KQPMR0
結衣「京子、大丈夫か?」ガラッ

京子「おおわ~結衣!」

ちなつ「と、とりあえず、私の貸しますから」

京子「ちなっちゃんのパンツ…///」

ちなつ「やっぱやめようかな……」

京子「うそうそ、ウソだって!乙女のピンチなのよ!」

結衣「パンツ……?」


あかり「みんな何やってるのかなぁ…?」

57: 2012/01/28(土) 13:23:20.26 ID:CE2KQPMR0
京子「ちなっちゃんのパンツ♪ちなっちゃんのパンツ♪」

ちなつ「ちょっと!!」

京子「ごめんごめん、じゃ、ちょっと借りるね~」パタン


結衣「ちなつちゃん、一体何があったの?」

ちなつ「結衣センパイ…それが……」

かくかくしかじか。


結衣「このスイッチが…?」

ちなつ「たぶんそうなんですよ!現に被害者がこうして出てるんですから…」

結衣「うそ…じゃあこれは危険だなあ…」


59: 2012/01/28(土) 13:24:47.20 ID:CE2KQPMR0
ガラッ

あかり「あ、結衣ちゃん ちなつちゃん」

結衣「あかり、よく聞くんだ。」

あかり「?」

結衣「このスイッチなんだがな、これは…その…」

あかり「えっ?わかったの?」

結衣「これを押すと、その…いっ、イっ……」

あかり「ん?」

結衣「いっ……」(これ…言っていいのか?)


ちなつ「いっ、イモムシが氏んじゃうのよ!!」

あかり&結衣「えええーっ!!」

61: 2012/01/28(土) 13:27:54.69 ID:CE2KQPMR0
ちなつ「だから、これを押す度に世界中のどこかにいるイモムシが一匹氏んじゃうの!」

あかり「そんなぁ!あかり何回か押しちゃったよう!」ガーン

結衣(ご、強引だ…)

ちなつ「そ、そう、だからこのスイッチは危険だから、私と先輩でなんとかしておくから、安心してね♪」

あかり「うん…わかったあ… ごめんねイモムシさんたち……」

結衣(良い子だ……)

70: 2012/01/28(土) 13:44:18.17 ID:CE2KQPMR0
京子「じゃーん!京子ちゃん復活!」

結衣「おお、良かったな」

あかり「京子ちゃん、大変なの!このスイッチね、押したらイモムシが氏んじゃうんだって!!」

京子「は…?」チラッ

結衣&ちなつ(コクコク)

京子「あーそうなんだ」

あかり「何その反応の薄さっ!?」

71: 2012/01/28(土) 13:49:22.89 ID:CE2KQPMR0
綾乃「としのーきょーこーっ!」ガラッ

京子「おお!綾乃!」

千歳「ん~?赤座さん、目がちょっと赤いで?」

あかり「あ、あの、大変なんです!」

千歳「?」

結衣「ああ、それはもう良いんだ。」(いちいち面倒だな…)

京子「ふっふっふ、綾乃、ナイスタイミングではないか」

72: 2012/01/28(土) 13:53:07.68 ID:CE2KQPMR0
綾乃「何よ、何かあるの?」

京子「じゃーん!これを見よ!!」バーン

綾乃「…スイッチ?」

結衣(あれっ!?いつのまに…!)

千歳「それがどうかしたん?」

ちなつ(え、まさか…)

結衣(押す気なのか!?)

74: 2012/01/28(土) 13:59:31.05 ID:CE2KQPMR0
京子「ふっふっふっ…」

綾乃「ちょっと歳納京子、学校に必要無いものを持ってきちゃ」

結衣「や、やめろっ!!」バッ!

京子「うわっ!」バタン

綾乃「ちょ、ちょっとどうしたの船見さん…」

京子「ちょ、結衣、押さないってばっ」

結衣(とりあえずそれはお前には持たせてはおけない…!)

ちなつ「結衣センパイかっこいい…」

カチッ

結衣「ッ!!?」ビクッ

75: 2012/01/28(土) 14:03:22.92 ID:CE2KQPMR0
京子「あ、押しちゃったかも」

綾乃「?」

結衣(くっ……//)フルフル

ちなつ(うそ…結衣先輩が?)

京子「お、おーい結衣、大丈夫か…?」

結衣「んっ……くっ……!」

ちなつ「京子先輩押しちゃったんですか!?」

あかり「ええっ!!イモムシさんがっ!!」

綾乃「イモムシ…?」

78: 2012/01/28(土) 14:08:01.36 ID:CE2KQPMR0
結衣(これ…効果半端ない…!)

ちなつ「ひどいです京子先輩!極悪非道ですっ!」

あかり「イモムシさんがぁ…」

京子「いや、だって結衣がさぁ…」

千歳「船見さん顔真っ赤やでぇ?」

結衣「い、いや、大丈夫。大丈夫だから…」

結衣(こんな皆の前で…私……)カアアァッ//

81: 2012/01/28(土) 14:11:40.39 ID:CE2KQPMR0
綾乃「ちょっと歳納京子、船見さんに何したの?」

京子「いやいや何もしてないって!」

ちなつ「結衣先輩をイかせるなんて……これはもう頃すしか……」

京子「ちなつちゃん落ち着いてよ!!」

あかり「イモムシさん……」

京子「イモムシはもういいよ!!」


京子「あーもう!!」

83: 2012/01/28(土) 14:16:41.34 ID:CE2KQPMR0
京子「綾乃!!」

綾乃「なっ、何よ…」

京子「ごめんな…だがこれはもう仕方のないことなんだ…」

カチッ

綾乃「っ!!!?」ビクゥッ!!

京子「ごめんな…綾乃…」

千歳(これは…!)バッ


あかり「わぁっ!鼻血がっ!」

86: 2012/01/28(土) 14:19:58.32 ID:CE2KQPMR0
京子「ちなつちゃん!」

ちなつ「そんな…まさか…」

京子「ごめんね…」

ちなつ「いやいやごめんとかじゃなくて!ちょっ、スイッチ渡してくださ

カチッ

ちなつ「いっ…~~!!!」ビクゥ!

ちなつ(ダメ…声でちゃう……)

パタン

87: 2012/01/28(土) 14:22:43.93 ID:CE2KQPMR0
京子「あかりっ!」

あかり「へっ!?」

京子「あかりはまだ…体験したことないかもしれないけど…」

あかり「えっ、何…?というか皆どうしちゃったの…?」

京子「ごめん…でも大丈夫。きっと気持ちいいだけだから…」

カチッ

あかり「ええっ!!?」ビックゥッ!!

パタン

京子「これで…全員か…」

89: 2012/01/28(土) 14:28:35.27 ID:CE2KQPMR0
京子(そういやこれ…自分には効くのかな……)ソーッ

バッ!!

京子「わっ!なっ!?」

結衣「お前は…乙女の敵だ…」ハァハァ

京子「えっ!?うそっ」

結衣「皆の仇だッ!!」

カチカチカチッ!!

京子「んんんんんんっっ!!!!!??」ビクビクビクウッ!!

パタン

結衣「はぁ…はぁ…、終わった…のか…?」

パタン

91: 2012/01/28(土) 14:36:43.30 ID:CE2KQPMR0
こうして、乙女たちの戦いは幕を閉じた。

あれからお互い顔を見合わせると赤面してしまうようにはなったが、そんなのはお互い様だった。

あのスイッチは…目を覚ますと無くなっていた。

これは夢だったのではないか?

そうだ、夢だ。

そう信じることで、私はこの事件を纏めることにした。

人は忘れるから生きていけるのだ。



94: 2012/01/28(土) 14:40:27.03 ID:CE2KQPMR0
今日も私はごらく部の部室に行く。

そこでまたいつもの日常が始まるのだ。

ガラッ

京子「見て見て!強制絶頂スイッチ感度増強verだって!!」

ゴン!


~end~

引用: あかり「強制絶頂…?」