1: 2009/03/21(土) 00:50:30.88 ID:dxmg0kmPO
ハルヒ「あぁ……」
ハルヒ「暇ね……」ボケー
キョン「ハルヒ、よかったじゃないか」
ハルヒ「何がいいのよ……」
キョン「人の運ってのはな、波みたいになってるらしいぞ」
ハルヒ「…波?」
キョン「ああ、つまり、しばらく不幸が続くと、その後は幸せが訪れるらしい」
キョン「ハルヒの言う『暇』がお前にとっての不幸なら、……そうだな、宇宙人や異世界人、はたまた未来人や超能力者に出会える日もそう遠くないんじゃないか?」
ハルヒ「ほ、ホントに!?」
長門「……」
みくる「……!」
古泉「おや…。そういった話は初耳ですね」
キョン「はは、当たり前だ。…なんせ俺が今考えた、嘘っぱちだからな」
ハルヒ「暇ね……」ボケー
キョン「ハルヒ、よかったじゃないか」
ハルヒ「何がいいのよ……」
キョン「人の運ってのはな、波みたいになってるらしいぞ」
ハルヒ「…波?」
キョン「ああ、つまり、しばらく不幸が続くと、その後は幸せが訪れるらしい」
キョン「ハルヒの言う『暇』がお前にとっての不幸なら、……そうだな、宇宙人や異世界人、はたまた未来人や超能力者に出会える日もそう遠くないんじゃないか?」
ハルヒ「ほ、ホントに!?」
長門「……」
みくる「……!」
古泉「おや…。そういった話は初耳ですね」
キョン「はは、当たり前だ。…なんせ俺が今考えた、嘘っぱちだからな」
2: 2009/03/21(土) 00:52:02.57 ID:dxmg0kmPO
ハルヒ「…はぁ!?」
キョン「どうだハルヒ、いい夢見れたか?」
ハルヒ「あ、あんた何嘘ついてんのよ…!一瞬期待しちゃったじゃない!」
古泉「まあまあ、いいじゃないですか涼宮さん。彼は、彼なりにあなたを楽しませようとしたんですよ」
キョン「そうだそうだ。お前があまりに暇そうで、可哀相だったからなぁ…」
ハルヒ「か、可哀相って…」
キョン「ま、それも嘘だがな」
ハルヒ「!!」
キョン「どうだハルヒ、いい夢見れたか?」
ハルヒ「あ、あんた何嘘ついてんのよ…!一瞬期待しちゃったじゃない!」
古泉「まあまあ、いいじゃないですか涼宮さん。彼は、彼なりにあなたを楽しませようとしたんですよ」
キョン「そうだそうだ。お前があまりに暇そうで、可哀相だったからなぁ…」
ハルヒ「か、可哀相って…」
キョン「ま、それも嘘だがな」
ハルヒ「!!」
3: 2009/03/21(土) 00:53:42.51 ID:dxmg0kmPO
ハルヒ「ふ、ふざけんなバカキョン!!」ガタ
古泉「まあまあ、いいじゃないですか涼宮さん。彼は、彼なりにあなたを楽しませようとしたんですよ」
ハルヒ「それはさっきも聞いたわよ!」
キョン「こらハルヒ。古泉に当たるな…」
ハルヒ「当たってない!あんたは黙ってなさい!」
キョン「……」
長門「……」
みくる「す、涼宮さぁん…」
古泉「おやおや…」
古泉「まあまあ、いいじゃないですか涼宮さん。彼は、彼なりにあなたを楽しませようとしたんですよ」
ハルヒ「それはさっきも聞いたわよ!」
キョン「こらハルヒ。古泉に当たるな…」
ハルヒ「当たってない!あんたは黙ってなさい!」
キョン「……」
長門「……」
みくる「す、涼宮さぁん…」
古泉「おやおや…」
5: 2009/03/21(土) 00:55:32.59 ID:dxmg0kmPO
ハルヒ「あんたねぇ!あたし団長なのよ!?」
キョン「………」
ハルヒ「ちょっとは可哀相とか思ってくれたっていいじゃない…」
古泉(そこを指摘するんですか…)
キョン「………」
ハルヒ「ちょっと聞いてんの!?」
キョン「………」
ハルヒ「なんとか言いなさいよ!」
キョン「………」
ハルヒ「こらっ!」
キョン「………」
キョン「………」
ハルヒ「ちょっとは可哀相とか思ってくれたっていいじゃない…」
古泉(そこを指摘するんですか…)
キョン「………」
ハルヒ「ちょっと聞いてんの!?」
キョン「………」
ハルヒ「なんとか言いなさいよ!」
キョン「………」
ハルヒ「こらっ!」
キョン「………」
6: 2009/03/21(土) 00:56:52.13 ID:dxmg0kmPO
ハルヒ「キョン…?」
キョン「………」
ハルヒ「ぅ…」
キョン「………」
ハルヒ「…はは、ちょっと言いすぎたわね…」
ハルヒ「ご、ごめんね、キョン?」
キョン「………」
ハルヒ「ごめんってばぁ…」
キョン「………」
ハルヒ「キョン…」
古泉(これは……)
長門「……」
みくる(キョン君…?)
キョン「………」
ハルヒ「ぅ…」
キョン「………」
ハルヒ「…はは、ちょっと言いすぎたわね…」
ハルヒ「ご、ごめんね、キョン?」
キョン「………」
ハルヒ「ごめんってばぁ…」
キョン「………」
ハルヒ「キョン…」
古泉(これは……)
長門「……」
みくる(キョン君…?)
9: 2009/03/21(土) 01:01:22.67 ID:dxmg0kmPO
ハルヒ「ぅう……」
キョン「………」
ハルヒ「………」
ハルヒ「……あっ!」
ハルヒ「う、嘘よ!」
ハルヒ「さっきの嘘!もう黙んなくていいわよ!」
キョン「…ハルヒも嘘ついたじゃないか」ニヤ
ハルヒ「こ、この…」
古泉「はは、まるで漫才を見てるみたいですね」
長門「なかなか」
みくる(あ、そういう事ですかぁ…)
キョン「………」
ハルヒ「………」
ハルヒ「……あっ!」
ハルヒ「う、嘘よ!」
ハルヒ「さっきの嘘!もう黙んなくていいわよ!」
キョン「…ハルヒも嘘ついたじゃないか」ニヤ
ハルヒ「こ、この…」
古泉「はは、まるで漫才を見てるみたいですね」
長門「なかなか」
みくる(あ、そういう事ですかぁ…)
11: 2009/03/21(土) 01:03:55.06 ID:dxmg0kmPO
ハルヒ「これでおあいこじゃない!」
キョン「ああ、そうだな…」
ハルヒ「う、嘘は良くないわよ!団の風紀を乱すわ! いい、キョン!これから嘘ついたら、氏刑だからね!」
キョン「じゃあ俺がもし嘘ついたら、本当にハルヒは俺を氏刑にするんだな?」
ハルヒ「あっ…」
キョン「嘘じゃないか。…嘘付きハルヒ」
ハルヒ「んな、な!」
古泉「実に面白いです」
長門「……」
みくる「ひぇ…」
キョン「ああ、そうだな…」
ハルヒ「う、嘘は良くないわよ!団の風紀を乱すわ! いい、キョン!これから嘘ついたら、氏刑だからね!」
キョン「じゃあ俺がもし嘘ついたら、本当にハルヒは俺を氏刑にするんだな?」
ハルヒ「あっ…」
キョン「嘘じゃないか。…嘘付きハルヒ」
ハルヒ「んな、な!」
古泉「実に面白いです」
長門「……」
みくる「ひぇ…」
12: 2009/03/21(土) 01:08:15.98 ID:dxmg0kmPO
キョン「人に何かを言う時は、まず自分から」
キョン「違うか?」
ハルヒ「うるさいっ!と…とにかく! 嘘ついたらしk……な、なんか奢ること!いいわね!?」
キョン「…はいよ」
古泉「了解です」
みくる「は、はいっ!」
長門「そう」
キョン「違うか?」
ハルヒ「うるさいっ!と…とにかく! 嘘ついたらしk……な、なんか奢ること!いいわね!?」
キョン「…はいよ」
古泉「了解です」
みくる「は、はいっ!」
長門「そう」
15: 2009/03/21(土) 01:13:16.94 ID:dxmg0kmPO
キョン「ま、俺はいつも通り過ごしてればいいだけだな。いつも嘘言わないしさ」
ハルヒ「はいっ!キョン嘘ついたぁ!」ビシ
キョン「なぁ!?」
キョン「俺が常日頃嘘を連発している奴みたいに言うな!」
ハルヒ「だって実際そうなんだから仕方ないじゃない!」
キョン「今日はたまたまだ。 …例えば、いつ俺が嘘ついたんだ?」
ハルヒ「ぁ…」
キョン「ほれみろ。やっぱり嘘付きはお前じゃないか」
ハルヒ「な、なんですってぇ!?」
長門「……」ペラ
ハルヒ「はいっ!キョン嘘ついたぁ!」ビシ
キョン「なぁ!?」
キョン「俺が常日頃嘘を連発している奴みたいに言うな!」
ハルヒ「だって実際そうなんだから仕方ないじゃない!」
キョン「今日はたまたまだ。 …例えば、いつ俺が嘘ついたんだ?」
ハルヒ「ぁ…」
キョン「ほれみろ。やっぱり嘘付きはお前じゃないか」
ハルヒ「な、なんですってぇ!?」
長門「……」ペラ
18: 2009/03/21(土) 01:21:44.21 ID:dxmg0kmPO
古泉「…なんか埒があかなそうなので、ここはお二人に奢ってもらうことにしましょう」
長門「…それがいい」
みくる「……えっ?」
キョン「お、俺もかよ!」
ハルヒ「仕方ないから奢ってあげるわ!キョン、あんたもよ!」
キョン「ちくしょう…」
古泉「ありがとうございます。では、とりあえず飲み物でも」
長門「あったかいココアがいい」
みくる「え、えーっと、緑茶を…」
古泉「僕はコーヒーで。なるべく無糖に近いやつをね」
ハルヒ「了ー解!さ、行くわよキョン!」グイ
キョン「ちょ、ちょっと待てよ…」
長門「…それがいい」
みくる「……えっ?」
キョン「お、俺もかよ!」
ハルヒ「仕方ないから奢ってあげるわ!キョン、あんたもよ!」
キョン「ちくしょう…」
古泉「ありがとうございます。では、とりあえず飲み物でも」
長門「あったかいココアがいい」
みくる「え、えーっと、緑茶を…」
古泉「僕はコーヒーで。なるべく無糖に近いやつをね」
ハルヒ「了ー解!さ、行くわよキョン!」グイ
キョン「ちょ、ちょっと待てよ…」
19: 2009/03/21(土) 01:25:16.52 ID:dxmg0kmPO
ガチャ
キョン「なんで俺まで……」
ハルヒ「文句言ってないで、早く行くわよ!」
キョン「はいはい。…俺が二人分買うよ。ハルヒは一つでいいからな」
ハルヒ「ん?意外と優しいじゃない。なんかあったの?」
キョン「ああ、ちょっとな。こればっかりは、あのニヤケスマイルに感謝だよ」
ハルヒ「それ、古泉君の事…?」
ハルヒ「……?」
キョン「ほら、ぼーっとしてんなよ。置いてくぞ」テクテク
ハルヒ「な、なんであんたが仕切ってんのよ!」
22: 2009/03/21(土) 01:30:33.56 ID:dxmg0kmPO
古泉「…行きましたか?」
長門「たぶん」
みくる「はい…」
古泉「全く、あの二人には困ったものです」
長門「…うるさい」
長門「読書の邪魔になる」
古泉「はは、確かに。あそこまで妙なコンビネーションを見せ付けられたら、気が滅入りますよね…」
みくる「…え?」
長門「……」ペラ
古泉「…ソリティアでもやってますか…」スッ
長門「たぶん」
みくる「はい…」
古泉「全く、あの二人には困ったものです」
長門「…うるさい」
長門「読書の邪魔になる」
古泉「はは、確かに。あそこまで妙なコンビネーションを見せ付けられたら、気が滅入りますよね…」
みくる「…え?」
長門「……」ペラ
古泉「…ソリティアでもやってますか…」スッ
23: 2009/03/21(土) 01:32:45.10 ID:dxmg0kmPO
キョン「おいハルヒ!そっちは違うだろ!」
ハルヒ「いいのよ!外に出たいの!」
キョン「わざわざ外に出て買うのかよ…あっちの自販機でいいだろ…」
ハルヒ「なんか言った?」
キョン「いいや、何も?」
ハルヒ「はい嘘ついたっ!」
キョン「ついてない。本当さ」
ハルヒ「本当?」
キョン「ああ」
ハルヒ「信じていいの?」
キョン「なんだ、ハルヒは俺の事が信じられないのか?」
ハルヒ「うん!」
キョン「じ、自信満々に言うなよ……」
ハルヒ「いいのよ!外に出たいの!」
キョン「わざわざ外に出て買うのかよ…あっちの自販機でいいだろ…」
ハルヒ「なんか言った?」
キョン「いいや、何も?」
ハルヒ「はい嘘ついたっ!」
キョン「ついてない。本当さ」
ハルヒ「本当?」
キョン「ああ」
ハルヒ「信じていいの?」
キョン「なんだ、ハルヒは俺の事が信じられないのか?」
ハルヒ「うん!」
キョン「じ、自信満々に言うなよ……」
26: 2009/03/21(土) 01:36:48.97 ID:dxmg0kmPO
ハルヒ「まぁいいわ!」
キョン「いいのかよ」
ハルヒ「そんな事はちっちゃいちっちゃい! どうせあんたすぐ嘘つくんだから、今はいいの!」
キョン「…そうかい」
ハルヒ「後でたんまり奢って貰うんだから!覚悟しなさい!」
キョン「はいはい」
ハルヒ「あんたねぇ……たまには、もっと内容の凝った返事をしたらどうなの!?」
キョン「……」
キョン「…分かったよ団長さん。ただ、一言言わせて貰うが、今までの話は何故か俺が奢ってやる前提で、話してたよな?」
キョン「それには納得いかないな。第一俺は嘘をつく気なんでこれっぽっちも無い」
キョン「なのにそんな話をされても、返答に困るってもんだ」
キョン「それにしても、今日のお前は…」
ハルヒ「あー!もううるさいからちょっと黙ってなさい!」
キョン「いいのかよ」
ハルヒ「そんな事はちっちゃいちっちゃい! どうせあんたすぐ嘘つくんだから、今はいいの!」
キョン「…そうかい」
ハルヒ「後でたんまり奢って貰うんだから!覚悟しなさい!」
キョン「はいはい」
ハルヒ「あんたねぇ……たまには、もっと内容の凝った返事をしたらどうなの!?」
キョン「……」
キョン「…分かったよ団長さん。ただ、一言言わせて貰うが、今までの話は何故か俺が奢ってやる前提で、話してたよな?」
キョン「それには納得いかないな。第一俺は嘘をつく気なんでこれっぽっちも無い」
キョン「なのにそんな話をされても、返答に困るってもんだ」
キョン「それにしても、今日のお前は…」
ハルヒ「あー!もううるさいからちょっと黙ってなさい!」
28: 2009/03/21(土) 01:39:28.56 ID:dxmg0kmPO
キョン「………」
ハルヒ「………」
ハルヒ「…あっ」
ハルヒ「う、嘘よ!さっきの嘘!」
キョン「ハルヒ、お前案外面白いな」
ハルヒ「ぅ、この…」
キョン「さて、お前は俺の分も奢れよ?」
ハルヒ「…しょうがないわね」
キョン「よろしい」
ハルヒ「………」
キョン「………」
ハルヒ「………」
キョン「……おい、なんか言えよ」
ハルヒ「嫌よ。嘘ついちゃうから」
キョン「…つまらないじゃないか、せっかく面白くなってきたのに」
ハルヒ「うるさいわね、これじゃあんたに勝てる気がしないのよ!」
ハルヒ「………」
ハルヒ「…あっ」
ハルヒ「う、嘘よ!さっきの嘘!」
キョン「ハルヒ、お前案外面白いな」
ハルヒ「ぅ、この…」
キョン「さて、お前は俺の分も奢れよ?」
ハルヒ「…しょうがないわね」
キョン「よろしい」
ハルヒ「………」
キョン「………」
ハルヒ「………」
キョン「……おい、なんか言えよ」
ハルヒ「嫌よ。嘘ついちゃうから」
キョン「…つまらないじゃないか、せっかく面白くなってきたのに」
ハルヒ「うるさいわね、これじゃあんたに勝てる気がしないのよ!」
29: 2009/03/21(土) 01:42:44.44 ID:dxmg0kmPO
キョン「なんの勝ち負けだそれは」
ハルヒ「……」
キョン「やれやれ…」
古泉「やった、あがれました!」
長門「……」ペラ
みくる「zzz…」
ハルヒ「……」
キョン「やれやれ…」
古泉「やった、あがれました!」
長門「……」ペラ
みくる「zzz…」
30: 2009/03/21(土) 01:47:54.76 ID:dxmg0kmPO
ハルヒ「ぅ……」
キョン「どうした?涼宮さんよ」
ハルヒ「何よそれ…。今日、ちょっと寒いわね」
キョン「そうか?」
ハルヒ「あんたはそれ着てるからじゃない…。うー、さむっ」
キョン「…仕方ないな」ヌギヌギ
キョン「ほら、これ着とけ。全く、お前がこんなトコまで行くって言うからいけないんじゃないか」
ハルヒ「あ、ありがと……」
キョン「どうした?涼宮さんよ」
ハルヒ「何よそれ…。今日、ちょっと寒いわね」
キョン「そうか?」
ハルヒ「あんたはそれ着てるからじゃない…。うー、さむっ」
キョン「…仕方ないな」ヌギヌギ
キョン「ほら、これ着とけ。全く、お前がこんなトコまで行くって言うからいけないんじゃないか」
ハルヒ「あ、ありがと……」
33: 2009/03/21(土) 01:51:10.76 ID:dxmg0kmPO
ハルヒ「で、でも、それじゃあキョンが…」
キョン「いいから黙ってそれ着とけ。お前に風邪ひかれちゃ困るからな」
ハルヒ「…あたしが悪いのに、キョンが寒い思いをするのはおかしいわよ」
キョン「…そうだな」
ハルヒ「…へぇ、あんたも、案外優しいのね」
キョン「それ、さっきも聞いたぞ」
ハルヒ「さっきのとは意味が全然違うのよっ!」
キョン「…?」
ハルヒ「バカキョン!」
キョン「…なんだそれ」
キョン「いいから黙ってそれ着とけ。お前に風邪ひかれちゃ困るからな」
ハルヒ「…あたしが悪いのに、キョンが寒い思いをするのはおかしいわよ」
キョン「…そうだな」
ハルヒ「…へぇ、あんたも、案外優しいのね」
キョン「それ、さっきも聞いたぞ」
ハルヒ「さっきのとは意味が全然違うのよっ!」
キョン「…?」
ハルヒ「バカキョン!」
キョン「…なんだそれ」
36: 2009/03/21(土) 01:57:33.41 ID:dxmg0kmPO
キョン「よし。じゃあお前は、俺のと古泉のを頼む」
ハルヒ「あんたは何飲むのよ?」
キョン「えーっと、俺もコーヒーでいいよ」
ハルヒ「そうなの?…わかったわ」タッ
古泉「…流石に遅すぎないですか?何やってるんですかね…」
みくる「な、ナニって…」
長門「……」
古泉「朝比奈さん。ナニじゃなくて何です」
ハルヒ「あんたは何飲むのよ?」
キョン「えーっと、俺もコーヒーでいいよ」
ハルヒ「そうなの?…わかったわ」タッ
古泉「…流石に遅すぎないですか?何やってるんですかね…」
みくる「な、ナニって…」
長門「……」
古泉「朝比奈さん。ナニじゃなくて何です」
38: 2009/03/21(土) 01:59:27.11 ID:dxmg0kmPO
ガチャ
ハルヒ「おまたー!!」
キョン「ちゃんと『せ』まで言えよ…」
古泉「遅かったですね」
みくる「な、何してたんですかぁ…?」
キョン「ちょっとそこまで、な?ハルヒ?」
ハルヒ「そうよ!?」
長門「まさか」
キョン「!?」
ハルヒ「!?」
みくる「!!」
古泉「まさか!?」
ハルヒ「おまたー!!」
キョン「ちゃんと『せ』まで言えよ…」
古泉「遅かったですね」
みくる「な、何してたんですかぁ…?」
キョン「ちょっとそこまで、な?ハルヒ?」
ハルヒ「そうよ!?」
長門「まさか」
キョン「!?」
ハルヒ「!?」
みくる「!!」
古泉「まさか!?」
39: 2009/03/21(土) 02:03:31.42 ID:dxmg0kmPO
長門「外まで行ったの?」
キョン「あ、ああ。その通りだ」
みくる(なんだぁ…)
ハルヒ「はい!古泉君のコーヒー!」トン
古泉「どうも」
キョン「はい、長門。朝比奈さんも」コト
長門「…どうも」
みくる「あ、ありがとう…」
キョン「ほら、ハルヒ」
ハルヒ「え?」
キョン「え?じゃなくて、ほら、お前のだ」コト
ハルヒ「あ、あたしに?」
キョン「ああそうだ。まぁとりあえず受け取っておけ」
キョン「あ、ああ。その通りだ」
みくる(なんだぁ…)
ハルヒ「はい!古泉君のコーヒー!」トン
古泉「どうも」
キョン「はい、長門。朝比奈さんも」コト
長門「…どうも」
みくる「あ、ありがとう…」
キョン「ほら、ハルヒ」
ハルヒ「え?」
キョン「え?じゃなくて、ほら、お前のだ」コト
ハルヒ「あ、あたしに?」
キョン「ああそうだ。まぁとりあえず受け取っておけ」
41: 2009/03/21(土) 02:10:01.57 ID:dxmg0kmPO
ハルヒ「あ…あんたどうかしたの?」
キョン「?」
ハルヒ「熱…、あるんじゃ…」ピト
キョン「……」
ハルヒ「あれ…?おかしいな…」
キョン「…ね、熱があるのはお前じゃ…」
ハルヒ「!?」
ハルヒ「な、なな何言ってんの! こ!これは、団長として団員を心配しただけで…」
古泉「な……」
古泉「なんですかコレ!」
キョン「?」
ハルヒ「熱…、あるんじゃ…」ピト
キョン「……」
ハルヒ「あれ…?おかしいな…」
キョン「…ね、熱があるのはお前じゃ…」
ハルヒ「!?」
ハルヒ「な、なな何言ってんの! こ!これは、団長として団員を心配しただけで…」
古泉「な……」
古泉「なんですかコレ!」
44: 2009/03/21(土) 02:16:22.23 ID:dxmg0kmPO
キョン「…そうだよな!団員だもんな俺!」
ハルヒ「はは…」
古泉「あはは…」
みくる「へ?え?」
長門「……」
シーン
ハルヒ「もう今日は解散よ…」
キョン「!!」
古泉「!!」
長門「…そう」パタン
みくる「あれ?え?」
ハルヒ「はは…」
古泉「あはは…」
みくる「へ?え?」
長門「……」
シーン
ハルヒ「もう今日は解散よ…」
キョン「!!」
古泉「!!」
長門「…そう」パタン
みくる「あれ?え?」
45: 2009/03/21(土) 02:20:49.79 ID:dxmg0kmPO
翌日 放課後
キョン「おいハルヒ…ってあいつもう行ったのか……早過ぎんだろ」
ガラ
古泉「!!」
キョン「!!」
キョン「び、びびった!」
古泉「そんなに驚かなくてもいいじゃないですか…」
キョン「す、すまん」ドキドキ
古泉「部室が大変なんですが」
キョン「おいハルヒ…ってあいつもう行ったのか……早過ぎんだろ」
ガラ
古泉「!!」
キョン「!!」
キョン「び、びびった!」
古泉「そんなに驚かなくてもいいじゃないですか…」
キョン「す、すまん」ドキドキ
古泉「部室が大変なんですが」
48: 2009/03/21(土) 02:23:03.26 ID:dxmg0kmPO
キョン「なんだ?お前にしちゃあ単刀直入な内容だな」
古泉「ええ。正直面倒臭いんですよ、これ」
キョン「で?何だって?」
古泉「だから部室がマズいんです!」
キョン「どんくらいだ?」
古泉「こんぐらいです」サッ
キョン「成る程…」
キョン「………」
キョン「ってなんだそれ」
古泉「ええ。正直面倒臭いんですよ、これ」
キョン「で?何だって?」
古泉「だから部室がマズいんです!」
キョン「どんくらいだ?」
古泉「こんぐらいです」サッ
キョン「成る程…」
キョン「………」
キョン「ってなんだそれ」
50: 2009/03/21(土) 02:27:38.94 ID:dxmg0kmPO
古泉「おふざけが過ぎました。簡潔に言うと、涼宮さんです」
キョン「やっぱりハルヒか…」
古泉「ええ。いつものように、僕は早めに部室で待機していました」
古泉「ですが」
古泉「何故か本音が出てしまうんです。嘘が付けないどころの問題じゃあありません。思ってる事も声になってしまいます…」
古泉「居ても立ってもいられず、部室を飛び出してきちゃいましたよ…」
キョン「全く、困ったものです」
古泉「ちょっとそれ僕のセリフなんですけど……」
キョン「やっぱりハルヒか…」
古泉「ええ。いつものように、僕は早めに部室で待機していました」
古泉「ですが」
古泉「何故か本音が出てしまうんです。嘘が付けないどころの問題じゃあありません。思ってる事も声になってしまいます…」
古泉「居ても立ってもいられず、部室を飛び出してきちゃいましたよ…」
キョン「全く、困ったものです」
古泉「ちょっとそれ僕のセリフなんですけど……」
53: 2009/03/21(土) 02:30:45.17 ID:dxmg0kmPO
ハルヒ「あれ!?」
キョン「!!」
古泉「!!」
ハルヒ「何してんの?二人共!」
キョン「い、いやー、とくに何も…」
ハルヒ「ホント?古泉君?」
古泉「え、ええ。偶然彼と会ったので、少し雑談を…」
ハルヒ「そ、ならいいわ!」
ハルヒ「じゃああたし先に部室行ってるからっ!」
キョン「ま、待てぇい!!」
57: 2009/03/21(土) 02:33:48.03 ID:dxmg0kmPO
ハルヒ「!!」
キョン「ハルヒ、今日は部室で活動するのは止めないか?」
ハルヒ「え?何で?」
キョン「えーっと…」
古泉「き、気分転換ですよ!」
キョン「あ、そうそう!」
ハルヒ「……?」
ハルヒ「うーん……」
ハルヒ「…なんかしんないけど却下!」
ハルヒ「じゃあね、早く来なさいよっ!」タタタ…
キョン「ハルヒ、今日は部室で活動するのは止めないか?」
ハルヒ「え?何で?」
キョン「えーっと…」
古泉「き、気分転換ですよ!」
キョン「あ、そうそう!」
ハルヒ「……?」
ハルヒ「うーん……」
ハルヒ「…なんかしんないけど却下!」
ハルヒ「じゃあね、早く来なさいよっ!」タタタ…
58: 2009/03/21(土) 02:36:20.28 ID:dxmg0kmPO
キョン「………」
古泉「…やれやれ」
キョン「ちょっとそれ俺のセリフだろ…!」
古泉「あれ?早いもん勝ちじゃないんですか?」
キョン「ちくしょう…」
古泉「………」
キョン「………」
古泉「涼宮さん、元気ですね…」
キョン「…うるさいくらいにな…」
古泉「いいじゃないですか。見てて飽きません」
キョン「…まあな」
古泉「…やれやれ」
キョン「ちょっとそれ俺のセリフだろ…!」
古泉「あれ?早いもん勝ちじゃないんですか?」
キョン「ちくしょう…」
古泉「………」
キョン「………」
古泉「涼宮さん、元気ですね…」
キョン「…うるさいくらいにな…」
古泉「いいじゃないですか。見てて飽きません」
キョン「…まあな」
60: 2009/03/21(土) 02:39:02.31 ID:dxmg0kmPO
部室
ハルヒ「やあどうもどうもっ!」ガチャ
長門「遅かった」
ハルヒ「んあ?あ、そうね、ごめんごめん!」
みくる「お茶いれますねぇ…」
ハルヒ「いつもありがとね、みくるちゃん!」
みくる「え、はい…」
長門「…あなたがお礼を言うなんて珍しい」
みくる「あ、それ私も今言おうとしてましたぁ…」
ハルヒ「!!」
ハルヒ「やあどうもどうもっ!」ガチャ
長門「遅かった」
ハルヒ「んあ?あ、そうね、ごめんごめん!」
みくる「お茶いれますねぇ…」
ハルヒ「いつもありがとね、みくるちゃん!」
みくる「え、はい…」
長門「…あなたがお礼を言うなんて珍しい」
みくる「あ、それ私も今言おうとしてましたぁ…」
ハルヒ「!!」
62: 2009/03/21(土) 02:42:07.53 ID:dxmg0kmPO
ハルヒ「何よ二人共!ちょっと失礼じゃないの!?」
長門「…確かに、少し軽率な発言だった」
みくる「あ、すいませぇん…」
ガチャ
キョン「いざ!魔の空間へ!」
古泉「さあ始まりますよ…!」
ハルヒ「キョン!待ってたわよっ!」
キョン「ハルヒ、その笑顔は反則だな」
長門「…確かに、少し軽率な発言だった」
みくる「あ、すいませぇん…」
ガチャ
キョン「いざ!魔の空間へ!」
古泉「さあ始まりますよ…!」
ハルヒ「キョン!待ってたわよっ!」
キョン「ハルヒ、その笑顔は反則だな」
63: 2009/03/21(土) 02:44:54.23 ID:dxmg0kmPO
古泉「もうこの時点でカオスじゃないですか!」
キョン「古泉。…これは予想以上にマズいな…」
ハルヒ「…?」
ハルヒ「何言ってんの二人共!早く座りなさいよ!」
キョン「しかも本人には自覚が無いときたか…」
古泉「世界より先に僕達の精神が崩壊しちゃいますね」
ハルヒ「…?」
ハルヒ「何よさっきから…変なキョンに変な古泉君ね…」
キョン「古泉。…これは予想以上にマズいな…」
ハルヒ「…?」
ハルヒ「何言ってんの二人共!早く座りなさいよ!」
キョン「しかも本人には自覚が無いときたか…」
古泉「世界より先に僕達の精神が崩壊しちゃいますね」
ハルヒ「…?」
ハルヒ「何よさっきから…変なキョンに変な古泉君ね…」
68: 2009/03/21(土) 02:48:12.85 ID:dxmg0kmPO
長門「……」
長門「最近面白い本が見当たらない」
ハルヒ「ここにあるのもう全部読んじゃったの?」
長門「…」コクリ
キョン「長門、また一緒に図書館でも…って!」
キョン「しまった…!」
ハルヒ「…また?」
キョン「思った事が口に出てしまう……なんて恐ろしい…」
古泉「出てます出てます」
ハルヒ「またって何よ…! キョン!言いなさい!」
キョン「この前、長門と二人で図書館に行ったのさ。ま、俺は寝てただけだが…」キラーン
長門「最近面白い本が見当たらない」
ハルヒ「ここにあるのもう全部読んじゃったの?」
長門「…」コクリ
キョン「長門、また一緒に図書館でも…って!」
キョン「しまった…!」
ハルヒ「…また?」
キョン「思った事が口に出てしまう……なんて恐ろしい…」
古泉「出てます出てます」
ハルヒ「またって何よ…! キョン!言いなさい!」
キョン「この前、長門と二人で図書館に行ったのさ。ま、俺は寝てただけだが…」キラーン
69: 2009/03/21(土) 02:54:43.63 ID:dxmg0kmPO
キョン「嘘もつけない…!?」
ハルヒ「正直でよろしい。 …でも、何よそれぇ!」
ハルヒ「嫌なのよ…」
ハルヒ「キョンが他の人と一緒にいるのが…」
ハルヒ「だ、だって、あたし、自分でも信じたくないけどキョンの事がskあnmく!」モガモガ
みくる「き、禁則事項ですぅ!」ガバッ
古泉「ナイスです!」
長門「今の動きはなかなか」
キョン「…何だ?」
ハルヒ「正直でよろしい。 …でも、何よそれぇ!」
ハルヒ「嫌なのよ…」
ハルヒ「キョンが他の人と一緒にいるのが…」
ハルヒ「だ、だって、あたし、自分でも信じたくないけどキョンの事がskあnmく!」モガモガ
みくる「き、禁則事項ですぅ!」ガバッ
古泉「ナイスです!」
長門「今の動きはなかなか」
キョン「…何だ?」
72: 2009/03/21(土) 02:56:40.91 ID:dxmg0kmPO
ハルヒ「ぷはぁ!」
ハルヒ「何すんのみくるちゃん!」
みくる「ご、ごめんなさい!なんかいろいろとマズい気がしたんです…」
キョン「なんなんだ?」
古泉「あなた、バカなんですか?」
キョン「なんだと!?」
古泉「あ、しまった!」
長門「…いろいろとユニーク」
ハルヒ「何すんのみくるちゃん!」
みくる「ご、ごめんなさい!なんかいろいろとマズい気がしたんです…」
キョン「なんなんだ?」
古泉「あなた、バカなんですか?」
キョン「なんだと!?」
古泉「あ、しまった!」
長門「…いろいろとユニーク」
75: 2009/03/21(土) 02:59:15.54 ID:dxmg0kmPO
古泉「す、すいません……」
キョン「全く…」
ハルヒ「とにかく!あんたはなるべくあたしの前ではあんまり他の子といちゃつかないこと!…お願い、ね?」
キョン「は、ハルヒ、どうしたんだ…!なんかかわいいな!」
古泉「あなたがどうしたんですか?」
みくる「これがこの時代のやり取りですかぁ…」
ハルヒ「か、かわいいって!な、な、何言ってんのよ!」
ハルヒ「あんたに言われたら照れちゃうから…」
ハルヒ「言うなら、その…、二人っきりの時にたくさん言ってよ…」
キョン「全く…」
ハルヒ「とにかく!あんたはなるべくあたしの前ではあんまり他の子といちゃつかないこと!…お願い、ね?」
キョン「は、ハルヒ、どうしたんだ…!なんかかわいいな!」
古泉「あなたがどうしたんですか?」
みくる「これがこの時代のやり取りですかぁ…」
ハルヒ「か、かわいいって!な、な、何言ってんのよ!」
ハルヒ「あんたに言われたら照れちゃうから…」
ハルヒ「言うなら、その…、二人っきりの時にたくさん言ってよ…」
79: 2009/03/21(土) 03:02:48.92 ID:dxmg0kmPO
キョン「これは酷い…」
キョン「あいつかわい過ぎだろ…正直たまらん」
古泉「もうほとんどあなたのせいですよ…」
長門「図書館に行きたい…」
みくる「じゃ、じゃあ、一緒に行きませんか?」
長門「……本当は彼と行きたかったけど、」
長門「それでも、そう言ってくれると嬉しい」
長門「人間の言葉にするとこんな感じ」
ハルヒ「有希…あんた……」
キョン「やばい!」
古泉「早く!ごまかして!誰か!」
みくる「あ、長門さん…!ありがとう!」
キョン「あいつかわい過ぎだろ…正直たまらん」
古泉「もうほとんどあなたのせいですよ…」
長門「図書館に行きたい…」
みくる「じゃ、じゃあ、一緒に行きませんか?」
長門「……本当は彼と行きたかったけど、」
長門「それでも、そう言ってくれると嬉しい」
長門「人間の言葉にするとこんな感じ」
ハルヒ「有希…あんた……」
キョン「やばい!」
古泉「早く!ごまかして!誰か!」
みくる「あ、長門さん…!ありがとう!」
82: 2009/03/21(土) 03:06:59.45 ID:dxmg0kmPO
あ…気が付けば3時…
書き溜めもなくなったんで休憩します
ていうか休憩させて下さいお願いします
残ってたら、続きを書かせて貰います
書き溜めもなくなったんで休憩します
ていうか休憩させて下さいお願いします
残ってたら、続きを書かせて貰います
87: 2009/03/21(土) 03:15:24.71 ID:dxmg0kmPO
>>83了解した
それでは一旦ノシ
ハルヒ「もしかして本の影響受けやすい!?」
キョン「そう来たか…!」
古泉「危なかったですね…」
長門「?」
長門「別にそうではない」
ハルヒ「あり? …変な有希ね…」
みくる「長門さん…案外いい人です…!」
古泉「…と、とりあえず将棋しましょう!」ガタ
キョン「あ、ああ、そうだな!」
それでは一旦ノシ
ハルヒ「もしかして本の影響受けやすい!?」
キョン「そう来たか…!」
古泉「危なかったですね…」
長門「?」
長門「別にそうではない」
ハルヒ「あり? …変な有希ね…」
みくる「長門さん…案外いい人です…!」
古泉「…と、とりあえず将棋しましょう!」ガタ
キョン「あ、ああ、そうだな!」
154: 2009/03/21(土) 11:41:15.30 ID:dxmg0kmPO
おはよう
保守感謝する
そーですちょっと前に二人三脚かいた人です
ではまったり投下していきます
保守感謝する
そーですちょっと前に二人三脚かいた人です
ではまったり投下していきます
160: 2009/03/21(土) 11:53:32.49 ID:dxmg0kmPO
キョン「まあ、またいつものように防銀で玉砕してやるよ」
古泉「成る程防銀ですか…」
キョン「まあ最初は角道を開けるがな」
古泉「ほう、角道を」
キョン「……って」
キョン「将棋なんか出来るかバカー!」ガシャアン
キョン「戦法やら戦術やらがばればれじゃねーか!」
古泉「確かに…」
ハルヒ「何やってんのよ!そこ!」
キョン「今、将棋の道具を俺がひっくり返したところだ」
古泉「成る程防銀ですか…」
キョン「まあ最初は角道を開けるがな」
古泉「ほう、角道を」
キョン「……って」
キョン「将棋なんか出来るかバカー!」ガシャアン
キョン「戦法やら戦術やらがばればれじゃねーか!」
古泉「確かに…」
ハルヒ「何やってんのよ!そこ!」
キョン「今、将棋の道具を俺がひっくり返したところだ」
165: 2009/03/21(土) 11:59:25.00 ID:dxmg0kmPO
古泉「馬鹿正直ですね」
キョン「仕方ないだろ」
ハルヒ「そ、そうなの?…あんまり乱暴にしちゃ、ダメよ…?」
キョン「すまんな、つい、ノリで」
古泉「今の涼宮さんが工口く感じた僕は氏んだ方がいい」
長門「ライトノベルも読んでみたい」
みくる「ライト…ノベル?」
キョン「もうやだこの空間」
キョン「仕方ないだろ」
ハルヒ「そ、そうなの?…あんまり乱暴にしちゃ、ダメよ…?」
キョン「すまんな、つい、ノリで」
古泉「今の涼宮さんが工口く感じた僕は氏んだ方がいい」
長門「ライトノベルも読んでみたい」
みくる「ライト…ノベル?」
キョン「もうやだこの空間」
169: 2009/03/21(土) 12:06:38.56 ID:dxmg0kmPO
ハルヒ「え、キョン、それ本当?」
キョン「ああ。もう最悪だ…」
ハルヒ「や、やっぱりあたしなんかと一緒に居たってつまんないよね…」
ハルヒ「ごめんね…キョン、強引にこんな団に引っ張ってきちゃって…」
キョン「な、何言ってるんだハルヒ! そういう意味じゃないんだ!」
古泉「なんかこっから二人だけの空間が出来るような気がします」
キョン「お前と一緒に居る事が、最近の俺の生きがいなんだよ!」
キョン「し、しまったっ!」
ハルヒ「えっ…?そ、それ本当なの…?」
キョン「もちろんだとも。ハルヒ、俺はお前の事がぶっちゃけskいぐh!」フガフガ
みくる「き!禁則事項ですぅ!!」ガバッ
古泉「な、ナイス!」
キョン「ああ。もう最悪だ…」
ハルヒ「や、やっぱりあたしなんかと一緒に居たってつまんないよね…」
ハルヒ「ごめんね…キョン、強引にこんな団に引っ張ってきちゃって…」
キョン「な、何言ってるんだハルヒ! そういう意味じゃないんだ!」
古泉「なんかこっから二人だけの空間が出来るような気がします」
キョン「お前と一緒に居る事が、最近の俺の生きがいなんだよ!」
キョン「し、しまったっ!」
ハルヒ「えっ…?そ、それ本当なの…?」
キョン「もちろんだとも。ハルヒ、俺はお前の事がぶっちゃけskいぐh!」フガフガ
みくる「き!禁則事項ですぅ!!」ガバッ
古泉「な、ナイス!」
172: 2009/03/21(土) 12:11:20.05 ID:dxmg0kmPO
キョン「ぷはっ!」
キョン「何してるんですか朝比奈さん!最高でした!もっとやって下さい!」
古泉「あーあバカだよこいつは」
キョン「……あれ?」
ハルヒ「………」
みくる「…あ……」
ハルヒ「キョンのバカぁ!!嘘つかないって言ったじゃない!」
キョン「ま、待てハルヒ!あれは嘘じゃなくてだな…!」
ハルヒ「嘘よ嘘!それも嘘に決まってるわよ!」
ハルヒ「…あたしがどんな思いでいるかも知らないで……このバカぁ…」
長門「仕方ないからまたこれを読む」スッ
キョン「何してるんですか朝比奈さん!最高でした!もっとやって下さい!」
古泉「あーあバカだよこいつは」
キョン「……あれ?」
ハルヒ「………」
みくる「…あ……」
ハルヒ「キョンのバカぁ!!嘘つかないって言ったじゃない!」
キョン「ま、待てハルヒ!あれは嘘じゃなくてだな…!」
ハルヒ「嘘よ嘘!それも嘘に決まってるわよ!」
ハルヒ「…あたしがどんな思いでいるかも知らないで……このバカぁ…」
長門「仕方ないからまたこれを読む」スッ
177: 2009/03/21(土) 12:18:03.58 ID:dxmg0kmPO
キョン「泣いてるハルヒも…かわいいな…」
キョン「あっ!畜生!」
古泉「何一人で興奮してるんですか」
ハルヒ「ぅ…ひぐ……」
キョン「本当にすまない、ハルヒ。ただ…俺がお前に言った言葉は、紛れも無い真実だということを…信じて欲しい」
古泉「涼宮さんって素直になると涙もろくなるんですね。かわいいです」
ハルヒ「こ、今度変な事言ったら、ひぐっ…、あたし許さないわよ…」
キョン「…約束するよ」
みくる「な、なんですかコレ!」
長門「本の方が面白い」
キョン「あっ!畜生!」
古泉「何一人で興奮してるんですか」
ハルヒ「ぅ…ひぐ……」
キョン「本当にすまない、ハルヒ。ただ…俺がお前に言った言葉は、紛れも無い真実だということを…信じて欲しい」
古泉「涼宮さんって素直になると涙もろくなるんですね。かわいいです」
ハルヒ「こ、今度変な事言ったら、ひぐっ…、あたし許さないわよ…」
キョン「…約束するよ」
みくる「な、なんですかコレ!」
長門「本の方が面白い」
180: 2009/03/21(土) 12:24:32.91 ID:dxmg0kmPO
長門「…ゲームより」
みくる「え?長門さん、ゲームやった事あるんですかぁ?」
長門「オセロを少し」
みくる「あ、そういう事ですか…」
キョン「ハルヒ、涙拭け。かわいい顔が台なしじゃないか…って!」
キョン「俺気持ち悪い!」
古泉「だから一人で興奮しないで下さいよ」
ハルヒ「あ、ありがと…」ゴシゴシ
ハルヒ「キョンのくせにカッコイイから止めなさいよ…照れるのよ」
キョン「くぅ…たまらん…!」
古泉「出てます出てます」
みくる「え?長門さん、ゲームやった事あるんですかぁ?」
長門「オセロを少し」
みくる「あ、そういう事ですか…」
キョン「ハルヒ、涙拭け。かわいい顔が台なしじゃないか…って!」
キョン「俺気持ち悪い!」
古泉「だから一人で興奮しないで下さいよ」
ハルヒ「あ、ありがと…」ゴシゴシ
ハルヒ「キョンのくせにカッコイイから止めなさいよ…照れるのよ」
キョン「くぅ…たまらん…!」
古泉「出てます出てます」
184: 2009/03/21(土) 12:32:57.15 ID:dxmg0kmPO
古泉「ちょっと出ましょう!」
キョン「あ、ああそうだな!」
バタン
キョン「…古泉、今すぐお前の超能力で俺の頭を撃ち抜いてくれ…」
古泉「…無理ですよ」
キョン「はぁ…」
古泉「はぁ…」
キョン「あ、ああそうだな!」
バタン
キョン「…古泉、今すぐお前の超能力で俺の頭を撃ち抜いてくれ…」
古泉「…無理ですよ」
キョン「はぁ…」
古泉「はぁ…」
185: 2009/03/21(土) 12:36:14.21 ID:dxmg0kmPO
キョン「さあ第二ラウンドだ!」ガチャ
古泉「ははっ」
ハルヒ「キョン!何してたのー?」
キョン「心配しなくていいよ。古泉と雑談さ」
ハルヒ「あら、そう?」
長門「たまごやき食べたい」
みくる「卵焼きですかぁ…」
キョン「長門。ハルヒなら簡単に作ってくれるんじゃないか?」
ハルヒ「いいわよ、有希!明日有希の弁当作って来てあげる!」
長門「感謝する」
長門「あと、できればういんなーも入れて欲しい」
古泉「ははっ」
ハルヒ「キョン!何してたのー?」
キョン「心配しなくていいよ。古泉と雑談さ」
ハルヒ「あら、そう?」
長門「たまごやき食べたい」
みくる「卵焼きですかぁ…」
キョン「長門。ハルヒなら簡単に作ってくれるんじゃないか?」
ハルヒ「いいわよ、有希!明日有希の弁当作って来てあげる!」
長門「感謝する」
長門「あと、できればういんなーも入れて欲しい」
192: 2009/03/21(土) 12:42:38.34 ID:dxmg0kmPO
古泉「あれ?今の工口くないですか?」
ハルヒ「分かった!やっとくわ!」
ハルヒ「あ、あと…」
ハルヒ「キョンに、作ったら食べてくれるかな…?」
キョン「!!」
キョン「た、食べるさ!おいしく頂くぞ!」
キョン「さ、今から飯は抜いとこうかな!」
ハルヒ「だ、ダメ!ちゃんとご飯は食べなさい!明日の朝もよ!…じゃないとつくってあげないからね!」
キョン「お、おう…」
古泉「くそぅ…正直羨ましいです…」
ハルヒ「分かった!やっとくわ!」
ハルヒ「あ、あと…」
ハルヒ「キョンに、作ったら食べてくれるかな…?」
キョン「!!」
キョン「た、食べるさ!おいしく頂くぞ!」
キョン「さ、今から飯は抜いとこうかな!」
ハルヒ「だ、ダメ!ちゃんとご飯は食べなさい!明日の朝もよ!…じゃないとつくってあげないからね!」
キョン「お、おう…」
古泉「くそぅ…正直羨ましいです…」
198: 2009/03/21(土) 12:47:34.01 ID:dxmg0kmPO
キョン「マジかよ…」
キョン「あのハルヒが……有り得ん…!」
古泉「出てます出てます」
ハルヒ「ご、ごめんね、あたし素直じゃなくて…」
ハルヒ「あんたを前にすると、何故か心にもない事言っちゃうの」
ハルヒ「自分でも嫌よ……こんなの」
キョン「ハルヒ…」
キョン「そうだったのかよ…っ!」
長門「楽しみ」
みくる「長門さん、今お茶のおかわり持って来ますね!」
キョン「あのハルヒが……有り得ん…!」
古泉「出てます出てます」
ハルヒ「ご、ごめんね、あたし素直じゃなくて…」
ハルヒ「あんたを前にすると、何故か心にもない事言っちゃうの」
ハルヒ「自分でも嫌よ……こんなの」
キョン「ハルヒ…」
キョン「そうだったのかよ…っ!」
長門「楽しみ」
みくる「長門さん、今お茶のおかわり持って来ますね!」
203: 2009/03/21(土) 12:55:52.31 ID:dxmg0kmPO
古泉「なんか僕、空気ですね」
キョン「ハルヒ、すまん…」
ハルヒ「いいのよ、キョンは何も悪くないもの。悪いのはあたしだけ」
ハルヒ「…でも、よかった!」
ハルヒ「やっぱりキョン大好kぃがtっ!」モガモガ
古泉「もふ!」ガバッ
みくる「あ、ナイスです!」
古泉「ようやく僕の力が発揮出来ましたよ…」
キョン「何だ何だ!?」
キョン「ハルヒ、すまん…」
ハルヒ「いいのよ、キョンは何も悪くないもの。悪いのはあたしだけ」
ハルヒ「…でも、よかった!」
ハルヒ「やっぱりキョン大好kぃがtっ!」モガモガ
古泉「もふ!」ガバッ
みくる「あ、ナイスです!」
古泉「ようやく僕の力が発揮出来ましたよ…」
キョン「何だ何だ!?」
209: 2009/03/21(土) 13:03:53.27 ID:dxmg0kmPO
ハルヒ「ぷはっ!」
ハルヒ「何なのよ古泉君!!」
古泉「正直、お二方だけの桃色閉鎖空間を作られても困るんですよ!」
古泉「主に僕がね!」
キョン「意味分からん…」
長門「ういんなーは胡椒がいい」
みくる「あ!わたしもです!」
長門「たまご焼きはなるべく甘い方がいい」
みくる「うんうん!」
208: 2009/03/21(土) 13:00:53.37 ID:dxmg0kmPO
古泉「久しぶりに叫びましたよ…」
古泉「心からね…」ジーン
キョン「……」ジー
ハルヒ「…な、何よキョン…」
キョン「ハルヒってかなりかわいいよな…」
キョン「やばっ!!」
ハルヒ「ゃ…!やめてよ…」
ハルヒ「そ、そんな事言ったって、何も出ないわよ…?」
キョン「ああ。実質見てるだけで幸せだからな。別に何もいらないさ…」
キョン「うあっ!!」
古泉「何ですかあなた?新しい芸か何かですか?」
古泉「心からね…」ジーン
キョン「……」ジー
ハルヒ「…な、何よキョン…」
キョン「ハルヒってかなりかわいいよな…」
キョン「やばっ!!」
ハルヒ「ゃ…!やめてよ…」
ハルヒ「そ、そんな事言ったって、何も出ないわよ…?」
キョン「ああ。実質見てるだけで幸せだからな。別に何もいらないさ…」
キョン「うあっ!!」
古泉「何ですかあなた?新しい芸か何かですか?」
214: 2009/03/21(土) 13:10:44.27 ID:dxmg0kmPO
長門「……」スッ
みくる「あれ?長門さんどこ行くんですかぁ?」
長門「排尿してくる」
古泉「ぶはっ!」
キョン「!!」
ハルヒ「は、はいにょ…」
バタン
長門「…今日はたくさん喋った」
長門「…少し疲労が…」
みくる「あれ?長門さんどこ行くんですかぁ?」
長門「排尿してくる」
古泉「ぶはっ!」
キョン「!!」
ハルヒ「は、はいにょ…」
バタン
長門「…今日はたくさん喋った」
長門「…少し疲労が…」
221: 2009/03/21(土) 13:17:56.36 ID:dxmg0kmPO
ハルヒ「ゆ、有希って…」
ハルヒ「なんか…」
ハルヒ「変わってるわよね…」
キョン「まあな…宇宙人だからな………あっ!」
古泉「言ってしまったか……、いや、思ってしまったか…」
ハルヒ「へ?」
キョン「ち!違うんだハルヒ!」
キョン「長門が宇宙人なのは本当だが、長門は……って!」
キョン「嘘も…つけない…だと……?」
古泉「だから出てますって」
みくる「わたしは未来人ですけど……」
みくる「…あっ!」
ハルヒ「なんか…」
ハルヒ「変わってるわよね…」
キョン「まあな…宇宙人だからな………あっ!」
古泉「言ってしまったか……、いや、思ってしまったか…」
ハルヒ「へ?」
キョン「ち!違うんだハルヒ!」
キョン「長門が宇宙人なのは本当だが、長門は……って!」
キョン「嘘も…つけない…だと……?」
古泉「だから出てますって」
みくる「わたしは未来人ですけど……」
みくる「…あっ!」
332: 2009/03/21(土) 18:34:40.38 ID:dxmg0kmPO
キョン「あ、朝比奈さん!!」
古泉「朝比奈さんまで言ってしまったら、僕も自分が何なのか考えちゃうじゃないですか…」
古泉「ま、ただの超能力者なんですけどね」
ハルヒ「…な、何よみんな……」
キョン「ハルヒ、これはだな…」
古泉「ちょっと待って下さい。今あなたは何も言わない方がいい…」
古泉「どうせまた本当の事を言ってしまう」
キョン「た、確かに!」
ハルヒ「……キョン、ありがと」
キョン「そしてなんかお礼言われた!!」
古泉「朝比奈さんまで言ってしまったら、僕も自分が何なのか考えちゃうじゃないですか…」
古泉「ま、ただの超能力者なんですけどね」
ハルヒ「…な、何よみんな……」
キョン「ハルヒ、これはだな…」
古泉「ちょっと待って下さい。今あなたは何も言わない方がいい…」
古泉「どうせまた本当の事を言ってしまう」
キョン「た、確かに!」
ハルヒ「……キョン、ありがと」
キョン「そしてなんかお礼言われた!!」
335: 2009/03/21(土) 18:38:12.18 ID:dxmg0kmPO
ハルヒ「いいのよ、もう…」
ハルヒ「あたし分かってるんだからっ!」
キョン「世界…!」
古泉「崩壊…!?」
みくる「あわわ…」
ハルヒ「前もあんたそんな話しなかった?」
ハルヒ「有希が宇宙人、みくるちゃんが未来人、古泉君が超能力者!」
ハルヒ「でしょ?」
古泉「…したんですか?」
キョン「あれ…したっけ…?」
ハルヒ「あたし分かってるんだからっ!」
キョン「世界…!」
古泉「崩壊…!?」
みくる「あわわ…」
ハルヒ「前もあんたそんな話しなかった?」
ハルヒ「有希が宇宙人、みくるちゃんが未来人、古泉君が超能力者!」
ハルヒ「でしょ?」
古泉「…したんですか?」
キョン「あれ…したっけ…?」
338: 2009/03/21(土) 18:42:54.72 ID:dxmg0kmPO
ハルヒ「あんた、やっぱり優しいわ…」
ハルヒ「どうせあたしの居ないところでキョンがたくらんだんでしょ!」
ハルヒ「…あたしを楽しませようとね!」
キョン「!!」
古泉「!!」
ハルヒ「いいのよ?古泉君もみくるちゃんも、キョンのくだらない妄想に付き合わなくても!」
ハルヒ「あたし、そんなの居ないって、……ホントはもう分かってるから…」
ガチャ
長門「……」
キョン「長門……」
みくる「は、排尿は終わったんですかぁ…?」
ハルヒ「どうせあたしの居ないところでキョンがたくらんだんでしょ!」
ハルヒ「…あたしを楽しませようとね!」
キョン「!!」
古泉「!!」
ハルヒ「いいのよ?古泉君もみくるちゃんも、キョンのくだらない妄想に付き合わなくても!」
ハルヒ「あたし、そんなの居ないって、……ホントはもう分かってるから…」
ガチャ
長門「……」
キョン「長門……」
みくる「は、排尿は終わったんですかぁ…?」
340: 2009/03/21(土) 18:47:22.72 ID:dxmg0kmPO
ハルヒ「……ふふ」
ハルヒ「有希っ!あんた人間じゃないでしょ!」
長門「…!」
長門「そう…わたしはあなたたちの言う宇宙人にあたる存在」
ハルヒ「おー、なんか有希が言うと本当にそれっぽく聞こえるわね…」
キョン「実際そうだからな…」
ハルヒ「だから!もう分かったからいいわよ!」
古泉「……なんとかなりましたか…」
みくる「……えっ?」
古泉「…これも、あなたの日頃の行いが良いからですね」
キョン「やめろ、気持ち悪い」
ハルヒ「有希っ!あんた人間じゃないでしょ!」
長門「…!」
長門「そう…わたしはあなたたちの言う宇宙人にあたる存在」
ハルヒ「おー、なんか有希が言うと本当にそれっぽく聞こえるわね…」
キョン「実際そうだからな…」
ハルヒ「だから!もう分かったからいいわよ!」
古泉「……なんとかなりましたか…」
みくる「……えっ?」
古泉「…これも、あなたの日頃の行いが良いからですね」
キョン「やめろ、気持ち悪い」
342: 2009/03/21(土) 18:50:22.94 ID:dxmg0kmPO
古泉「それ…本心だったんですか…」
キョン「当たり前だろ気持ち悪い…」
古泉「……ショックです」
ハルヒ「みんなしてぐるになってあたしを騙そうとしたのは許しがたい事だけど…」
ハルヒ「まぁ案外楽しかったからよしとするわ!」
ハルヒ「ありがと、キョン!」
キョン「あ、ああ…」
キョン「ラッキー!」
古泉「今の『ラッキー!』は心の中の声ですね」
みくる「え、でも、私本当に未来から来たんですよぅ……」
ハルヒ「…全くみくるちゃんはかわいいわねっ! うりゃうりゃ!」
みくる「ふぇぇ…!」
キョン「当たり前だろ気持ち悪い…」
古泉「……ショックです」
ハルヒ「みんなしてぐるになってあたしを騙そうとしたのは許しがたい事だけど…」
ハルヒ「まぁ案外楽しかったからよしとするわ!」
ハルヒ「ありがと、キョン!」
キョン「あ、ああ…」
キョン「ラッキー!」
古泉「今の『ラッキー!』は心の中の声ですね」
みくる「え、でも、私本当に未来から来たんですよぅ……」
ハルヒ「…全くみくるちゃんはかわいいわねっ! うりゃうりゃ!」
みくる「ふぇぇ…!」
343: 2009/03/21(土) 18:54:53.81 ID:dxmg0kmPO
キョン「え?じゃあなんで毎週、欠かさず不思議探索するんだ?」
ハルヒ「へ?」
キョン「お前、実際は宇宙人や未来人、はたまた超能力者や異世界人なんて居ないって分かってるんだろ?」
ハルヒ「う、うん…」
キョン「じゃあ何で不思議探索なんか…」
キョン「…って」
キョン「何言ってるんだ俺…口が滑った……」
古泉「まあ今の僕達の口はスケートリンクより滑り易いですからね」
ハルヒ「そ、それは、」
ハルヒ「…ぅ……」
ハルヒ「へ?」
キョン「お前、実際は宇宙人や未来人、はたまた超能力者や異世界人なんて居ないって分かってるんだろ?」
ハルヒ「う、うん…」
キョン「じゃあ何で不思議探索なんか…」
キョン「…って」
キョン「何言ってるんだ俺…口が滑った……」
古泉「まあ今の僕達の口はスケートリンクより滑り易いですからね」
ハルヒ「そ、それは、」
ハルヒ「…ぅ……」
348: 2009/03/21(土) 19:00:16.71 ID:dxmg0kmPO
キョン「なんだハルヒ、赤くなって…」
古泉「…あなたには疲れましたよ……」
ハルヒ「あ!赤くなってないわよ!違うもん…」
キョン「…?」
長門「何故トイレにタオルが無いのか…」
長門「手が濡れてるから本を掴みたくない。つまり本が読めない」
みくる「は、はい長門さん!ハンカチです!」スッ
長門「…感謝する」フキフキ
古泉「…あなたには疲れましたよ……」
ハルヒ「あ!赤くなってないわよ!違うもん…」
キョン「…?」
長門「何故トイレにタオルが無いのか…」
長門「手が濡れてるから本を掴みたくない。つまり本が読めない」
みくる「は、はい長門さん!ハンカチです!」スッ
長門「…感謝する」フキフキ
352: 2009/03/21(土) 19:05:46.27 ID:dxmg0kmPO
キョン「じゃあ不思議探索なんて、やる意味ないだろ?」
ハルヒ「無いけど!…無いけど…!」
ハルヒ「…いじわる」
キョン「…?」チラ
古泉「僕を見ないで下さい。あなたです、あなた」
キョン「俺が意地悪!?」
ハルヒ「分かってるくせに!バカ!」プイ
キョン「…はぁ?」
古泉「確かにあなたを形容するなら、馬鹿という言葉が一番当て嵌まりますね」
キョン「お前は許さん…!」イラッ
ハルヒ「無いけど!…無いけど…!」
ハルヒ「…いじわる」
キョン「…?」チラ
古泉「僕を見ないで下さい。あなたです、あなた」
キョン「俺が意地悪!?」
ハルヒ「分かってるくせに!バカ!」プイ
キョン「…はぁ?」
古泉「確かにあなたを形容するなら、馬鹿という言葉が一番当て嵌まりますね」
キョン「お前は許さん…!」イラッ
358: 2009/03/21(土) 19:10:19.13 ID:dxmg0kmPO
みくる「長門さんって…」
みくる「なぜか見てて飽きないなぁ…」
長門「…聞こえている」ペラ
みくる「ひゃ!?す、すいませぇん!」
長門「別に気にしていない」
ハルヒ「…と、とにかく!不思議探索は続行します!いいわね!」
キョン「…分かったよ」
古泉「はは、了解です」
みくる「は!はい!」
長門「…そう」
みくる「なぜか見てて飽きないなぁ…」
長門「…聞こえている」ペラ
みくる「ひゃ!?す、すいませぇん!」
長門「別に気にしていない」
ハルヒ「…と、とにかく!不思議探索は続行します!いいわね!」
キョン「…分かったよ」
古泉「はは、了解です」
みくる「は!はい!」
長門「…そう」
377: 2009/03/21(土) 19:39:30.08 ID:dxmg0kmPO
長門「…」パタン
みくる「あ…」
キョン「よかった…!」
古泉「とうとう終わりました…」
ハルヒ「今日はおしまい!解散よっ!」
長門「…お先に」ガチャ
キョン「ああ。長門、またな」
古泉「ええ、またここで会いましょう」
みくる「長門さん、また明日!」
ハルヒ「じゃあね!有希!」
378: 2009/03/21(土) 19:45:51.88 ID:dxmg0kmPO
ハルヒ「そしてキョンはここに残りなさい!」
キョン「えっ!?」
ハルヒ「えっ!? …じゃないわよ、いいからいいから!」
キョン「やれやれ…」
古泉「では、僕は帰りますね」
みくる「私も帰ります…」
キョン「お、そうか?」
ハルヒ「またねー!二人共!」
古泉「ええ。せいぜい仲良くやって下さい…」
バタン
キョン「なんだ古泉のやつ…」イラッ
キョン「えっ!?」
ハルヒ「えっ!? …じゃないわよ、いいからいいから!」
キョン「やれやれ…」
古泉「では、僕は帰りますね」
みくる「私も帰ります…」
キョン「お、そうか?」
ハルヒ「またねー!二人共!」
古泉「ええ。せいぜい仲良くやって下さい…」
バタン
キョン「なんだ古泉のやつ…」イラッ
379: 2009/03/21(土) 19:51:57.75 ID:dxmg0kmPO
ハルヒ「ふふ、キョーン?」
キョン「な、なんだハルヒ……」
キョン「こ、これは非常にマズいんじゃないか…?」
ハルヒ「あの、あたしと一緒に帰らない?」
ハルヒ「もちろん、キョンが嫌だったら、…諦めるけど…」
キョン「あ、ああ…別に俺は構わんが…」
キョン「っていうかむしろ一緒に帰りたいが…」
ハルヒ「ほ、ホント!?」
キョン「な、なんだハルヒ……」
キョン「こ、これは非常にマズいんじゃないか…?」
ハルヒ「あの、あたしと一緒に帰らない?」
ハルヒ「もちろん、キョンが嫌だったら、…諦めるけど…」
キョン「あ、ああ…別に俺は構わんが…」
キョン「っていうかむしろ一緒に帰りたいが…」
ハルヒ「ほ、ホント!?」
382: 2009/03/21(土) 19:56:55.27 ID:dxmg0kmPO
ハルヒ「じゃ、じゃあ行きましょ?」グイ
キョン「お…おう…」
バタン
古泉「さぁ僕の出番ですね…」
みくる「ま、また尾行…」
長門「……」
みくる「よしましょうよ、涼宮さんやキョン君に悪いですよぅ…」
古泉「何言ってるんです朝比奈さん!」
古泉「僕ら以外に誰があいつらにツッコむんです!!」
キョン「お…おう…」
バタン
古泉「さぁ僕の出番ですね…」
みくる「ま、また尾行…」
長門「……」
みくる「よしましょうよ、涼宮さんやキョン君に悪いですよぅ…」
古泉「何言ってるんです朝比奈さん!」
古泉「僕ら以外に誰があいつらにツッコむんです!!」
385: 2009/03/21(土) 20:04:04.33 ID:dxmg0kmPO
ハルヒ「…!?」
ハルヒ「あ、あれ…?」
キョン「ど、どうしたハルヒ?」
ハルヒ「ち、違うのよ!」
キョン「…へ?」
ハルヒ「別にあんたと帰りたかった訳じゃなくて、そ、その、これは…」
キョン(これは…いつものハルヒの言い回し!)
ハルヒ「あの、えと、」
キョン(馬鹿正直になる空間は部室だけか…。良かった…)
ハルヒ「…!」
ハルヒ「そ、そうよ、不審者よ!」
ハルヒ「あ、あれ…?」
キョン「ど、どうしたハルヒ?」
ハルヒ「ち、違うのよ!」
キョン「…へ?」
ハルヒ「別にあんたと帰りたかった訳じゃなくて、そ、その、これは…」
キョン(これは…いつものハルヒの言い回し!)
ハルヒ「あの、えと、」
キョン(馬鹿正直になる空間は部室だけか…。良かった…)
ハルヒ「…!」
ハルヒ「そ、そうよ、不審者よ!」
386: 2009/03/21(土) 20:10:25.05 ID:dxmg0kmPO
ハルヒ「最近、ここらへんに不審者が出るらしいの!」
キョン(こいつは一体何を言い出すんだ…)
キョン「…俺はボディーガードにはならんぞ」
ハルヒ「いいのよ!とりあえずあんたがいれば襲われる事はまず無いわ!」
キョン「なんだよそりゃ…」
ハルヒ「いい?不審者ってのはね、たいてい一人でいる人しか狙わないの!」
キョン「なんで言い切れるんだ」
ハルヒ「そういうもんなのよ!」
キョン「そうかい…、ま、いいだろ」(部室のハルヒはどこへやら……)
キョン(こいつは一体何を言い出すんだ…)
キョン「…俺はボディーガードにはならんぞ」
ハルヒ「いいのよ!とりあえずあんたがいれば襲われる事はまず無いわ!」
キョン「なんだよそりゃ…」
ハルヒ「いい?不審者ってのはね、たいてい一人でいる人しか狙わないの!」
キョン「なんで言い切れるんだ」
ハルヒ「そういうもんなのよ!」
キョン「そうかい…、ま、いいだろ」(部室のハルヒはどこへやら……)
389: 2009/03/21(土) 20:18:56.58 ID:dxmg0kmPO
長門「古泉一樹」
古泉「はいっ!?」
長門「あなたが不審者役をかってでるべき」
古泉「な、何故ですか!」
長門「涼宮ハルヒは不審者に襲われ、それを彼に助けてもらう…という事を望んでいると思われる」
古泉「そんな筈無いですって!だいたい、不審者のくだりは涼宮さんの思い付きですよ!?」
長門「うるさい」
古泉「はぃ……」
長門「つまり、実際の不審者が涼宮ハルヒを襲いに来る筈」
古泉「じゃ!じゃあいいじゃないですか!僕やりたくないですし!」
長門「あなたの意見は聞いていない」
古泉「はぃ……」
古泉「はいっ!?」
長門「あなたが不審者役をかってでるべき」
古泉「な、何故ですか!」
長門「涼宮ハルヒは不審者に襲われ、それを彼に助けてもらう…という事を望んでいると思われる」
古泉「そんな筈無いですって!だいたい、不審者のくだりは涼宮さんの思い付きですよ!?」
長門「うるさい」
古泉「はぃ……」
長門「つまり、実際の不審者が涼宮ハルヒを襲いに来る筈」
古泉「じゃ!じゃあいいじゃないですか!僕やりたくないですし!」
長門「あなたの意見は聞いていない」
古泉「はぃ……」
394: 2009/03/21(土) 20:23:43.90 ID:dxmg0kmPO
長門「しかもそれじゃあ危険。だからあなたを使う」
古泉(なんか長門さん……恐い…)
長門「あなたが本物の不審者より先に涼宮ハルヒを襲い、彼が見事に彼女を救えば、涼宮ハルヒはそれで満足し」
長門「本物の不審者の出る幕は無くなる」
古泉「…つまり僕は不審者に成り済まし、涼宮さんを襲い、それを彼に阻止されればいいんですね?」
長門「つまりあなたは涼宮ハルヒをわざと襲い、彼にやられればいい」
長門「分かった?」
古泉「はぃ……」(なんか僕の扱い酷くないですか…)
みくる「……」ポカーン
古泉(なんか長門さん……恐い…)
長門「あなたが本物の不審者より先に涼宮ハルヒを襲い、彼が見事に彼女を救えば、涼宮ハルヒはそれで満足し」
長門「本物の不審者の出る幕は無くなる」
古泉「…つまり僕は不審者に成り済まし、涼宮さんを襲い、それを彼に阻止されればいいんですね?」
長門「つまりあなたは涼宮ハルヒをわざと襲い、彼にやられればいい」
長門「分かった?」
古泉「はぃ……」(なんか僕の扱い酷くないですか…)
みくる「……」ポカーン
395: 2009/03/21(土) 20:28:59.34 ID:dxmg0kmPO
キョン「………」テクテク
ハルヒ「………」テクテク
ツン
キョン「うおっ!」
ハルヒ「ひゃっ!」ビク
キョン「す!すまん!」
ハルヒ「…びっくりさせないでよ…」
ハルヒ(…しかも何よ…。手と手がぶつかっただけじゃない…)
キョン「わ、わざとじゃないんだ…、な、許してくれ!」
ハルヒ(そんなの、わざとでもやりなさいよ……)
ハルヒ「…バカキョン」
キョン「すまん…」
みくる「ビミョーな距離が……」
長門「約14センチ」
古泉(どうしよう…、軽く鬱ですよ…)ゴソゴソ
ハルヒ「………」テクテク
ツン
キョン「うおっ!」
ハルヒ「ひゃっ!」ビク
キョン「す!すまん!」
ハルヒ「…びっくりさせないでよ…」
ハルヒ(…しかも何よ…。手と手がぶつかっただけじゃない…)
キョン「わ、わざとじゃないんだ…、な、許してくれ!」
ハルヒ(そんなの、わざとでもやりなさいよ……)
ハルヒ「…バカキョン」
キョン「すまん…」
みくる「ビミョーな距離が……」
長門「約14センチ」
古泉(どうしよう…、軽く鬱ですよ…)ゴソゴソ
398: 2009/03/21(土) 20:34:50.23 ID:dxmg0kmPO
古泉「…準備できました」
みくる「ひぇっ!」ビク
長門「素晴らしい」
古泉「朝比奈さん…、僕ですよ、古泉一樹です……」
みくる「あ、ごめんなさい…」ガタガタ
古泉「やっぱりやめません?こんなの…。涼宮さんもそんな事考えて無いかもしれないじゃないですか…!」
長門「いいから」
古泉「はぃ……」
長門「…しかも」
長門「こっちの方が面白そう」ニヤ
みくる「ひぇっ!」ビク
長門「素晴らしい」
古泉「朝比奈さん…、僕ですよ、古泉一樹です……」
みくる「あ、ごめんなさい…」ガタガタ
古泉「やっぱりやめません?こんなの…。涼宮さんもそんな事考えて無いかもしれないじゃないですか…!」
長門「いいから」
古泉「はぃ……」
長門「…しかも」
長門「こっちの方が面白そう」ニヤ
402: 2009/03/21(土) 20:40:46.36 ID:dxmg0kmPO
キョン「な、なんかここらへんマジで不気味だな…」
ハルヒ「で、でしょ?」(あれ…?ほ、ホントになんか出そうな雰囲気ね……)
キョン「…ハルヒ、もっとこっち寄れ」ギュ
ハルヒ「う、うん…」
テクテク
古泉「フヒヒ……」
ハルヒ「で、でしょ?」(あれ…?ほ、ホントになんか出そうな雰囲気ね……)
キョン「…ハルヒ、もっとこっち寄れ」ギュ
ハルヒ「う、うん…」
テクテク
古泉「フヒヒ……」
406: 2009/03/21(土) 20:45:42.73 ID:dxmg0kmPO
ハルヒ「キョン…」ギュ
キョン「…多分大丈夫だ……」(またハルヒの力か!?でも襲われて一体なんのメリットが…?)
ハルヒ「……」
キョン「……」
ガサ
キョン「!!」
ハルヒ「きゃあ!」ギュウ
古泉(不審者)「フヒ、君、かわいいね……フヒヒ…」
キョン「…!」(マジで出やがった!!)
ハルヒ「ぃ…ぃや…」ギュウ
キョン「は、ハルヒ!ちょっと離せ!動けん!」
古泉(不審者)「いいよぉ、そのまま動かないでねぇ…! なぁんにもしないからさぁ…フヒ、フヒヒ…」
キョン「…多分大丈夫だ……」(またハルヒの力か!?でも襲われて一体なんのメリットが…?)
ハルヒ「……」
キョン「……」
ガサ
キョン「!!」
ハルヒ「きゃあ!」ギュウ
古泉(不審者)「フヒ、君、かわいいね……フヒヒ…」
キョン「…!」(マジで出やがった!!)
ハルヒ「ぃ…ぃや…」ギュウ
キョン「は、ハルヒ!ちょっと離せ!動けん!」
古泉(不審者)「いいよぉ、そのまま動かないでねぇ…! なぁんにもしないからさぁ…フヒ、フヒヒ…」
413: 2009/03/21(土) 20:52:57.41 ID:dxmg0kmPO
長門「やばい」
長門「古泉一樹が不審者になりきり過ぎている可能性が…」
みくる「えぇ!?」
古泉(不審者)「フヒッ」ギラ
キョン「ナイフ…!」
ハルヒ「いやぁ!来ないでぇ! キョン!キョン!」
キョン「…くそ、ハルヒ!走れるか!?多分俺じゃ勝てん、逃げるぞ!」
ハルヒ「む、無理よ…」ペタ
キョン「は、ハルヒ!」
古泉(不審者)「グフフ…」ニヤ
長門「古泉一樹が不審者になりきり過ぎている可能性が…」
みくる「えぇ!?」
古泉(不審者)「フヒッ」ギラ
キョン「ナイフ…!」
ハルヒ「いやぁ!来ないでぇ! キョン!キョン!」
キョン「…くそ、ハルヒ!走れるか!?多分俺じゃ勝てん、逃げるぞ!」
ハルヒ「む、無理よ…」ペタ
キョン「は、ハルヒ!」
古泉(不審者)「グフフ…」ニヤ
416: 2009/03/21(土) 20:57:41.56 ID:dxmg0kmPO
古泉(はっ!?)
古泉(危ない危ない…!このままじゃ本当にムショの中…!)
古泉(こっから僕は彼にやられればいい……!)
古泉(不審者)「ふふ……」ニヤ
キョン(ニヤついてやがる…!)ゾワッ
ハルヒ「ぃや…」
キョン「……」
キョン「ハルヒ、ここに居ろよ…!」
ハルヒ「あっ!キョン!」
キョン「大丈夫さ。俺が軽くのして来るよ」ニコ
古泉(危ない危ない…!このままじゃ本当にムショの中…!)
古泉(こっから僕は彼にやられればいい……!)
古泉(不審者)「ふふ……」ニヤ
キョン(ニヤついてやがる…!)ゾワッ
ハルヒ「ぃや…」
キョン「……」
キョン「ハルヒ、ここに居ろよ…!」
ハルヒ「あっ!キョン!」
キョン「大丈夫さ。俺が軽くのして来るよ」ニコ
424: 2009/03/21(土) 21:05:35.10 ID:dxmg0kmPO
キョン「おい、そこのお前。…今ならまだ見逃してやるから、ここは帰ってくれないか」
キョン「まだ若いじゃないか。俺と同じくらいか?」
キョン「俺なら、残りの人生を棒に振るような事はしない」
キョン「お前だって楽しくてこんな事をしてる訳じゃないだろ?」
古泉(不審者)「邪魔ですよ……僕は涼宮さんに用があるんです…!」
古泉(不審者)「あっ!」
キョン「お、お前…なんでハルヒの苗字を…!」
キョン(ストーカーか何かか? …だとしたら)
キョン「俺がなんとかしてやる…!」
キョン「まだ若いじゃないか。俺と同じくらいか?」
キョン「俺なら、残りの人生を棒に振るような事はしない」
キョン「お前だって楽しくてこんな事をしてる訳じゃないだろ?」
古泉(不審者)「邪魔ですよ……僕は涼宮さんに用があるんです…!」
古泉(不審者)「あっ!」
キョン「お、お前…なんでハルヒの苗字を…!」
キョン(ストーカーか何かか? …だとしたら)
キョン「俺がなんとかしてやる…!」
427: 2009/03/21(土) 21:10:08.25 ID:dxmg0kmPO
キョン「ハルヒ!見てろよ!」
キョン「…くらえっ!」ブンッ
古泉(不審者)「あ!危な!」
古泉(今の氏んじゃいますって!僕です!僕ですよ!)
キョン「…避けやがって!」ブンッ
古泉(危ないなぁ!ちょっと!僕です、古泉です!)
キョン「すきあり!」
バコ
古泉(不審者)「いだっ!!」バタ
キョン「よし!」
ハルヒ「あ…!」
キョン「…くらえっ!」ブンッ
古泉(不審者)「あ!危な!」
古泉(今の氏んじゃいますって!僕です!僕ですよ!)
キョン「…避けやがって!」ブンッ
古泉(危ないなぁ!ちょっと!僕です、古泉です!)
キョン「すきあり!」
バコ
古泉(不審者)「いだっ!!」バタ
キョン「よし!」
ハルヒ「あ…!」
430: 2009/03/21(土) 21:14:10.43 ID:dxmg0kmPO
長門「待って」
キョン「な、長門!」
長門「この人物は非常に危険。わたしが処理しておく」ゴソゴソ
ハルヒ「ゆ、ゆき、どこから…」
長門「あなたは涼宮ハルヒを」
キョン「お…おう…」
キョン(助けに来るならもっと早く来てくれよ…)
長門「あなたはよくやった。じゃあ」
キョン「あ…ああ…」
ハルヒ「……?」
キョン「な、長門!」
長門「この人物は非常に危険。わたしが処理しておく」ゴソゴソ
ハルヒ「ゆ、ゆき、どこから…」
長門「あなたは涼宮ハルヒを」
キョン「お…おう…」
キョン(助けに来るならもっと早く来てくれよ…)
長門「あなたはよくやった。じゃあ」
キョン「あ…ああ…」
ハルヒ「……?」
436: 2009/03/21(土) 21:23:33.46 ID:dxmg0kmPO
キョン「ほら。ハルヒ、早く立てよ」
ハルヒ「……」
キョン「ハルヒ…?」
ハルヒ「む、無理よ…力入んない…」
キョン「…分かった。ここでちょっと座って落ち着こう、な?」スッ
ハルヒ「……」
ハルヒ「…あいつ、ナイフ持ってたわよね…?」
キョン「ああ、持ってたな」
ハルヒ「あ、あんた、刺されてたらどうすんのよ!」
キョン「まあ、そんときゃそん時だ」
ハルヒ「な、何言って…!」
ハルヒ「……」
キョン「ハルヒ…?」
ハルヒ「む、無理よ…力入んない…」
キョン「…分かった。ここでちょっと座って落ち着こう、な?」スッ
ハルヒ「……」
ハルヒ「…あいつ、ナイフ持ってたわよね…?」
キョン「ああ、持ってたな」
ハルヒ「あ、あんた、刺されてたらどうすんのよ!」
キョン「まあ、そんときゃそん時だ」
ハルヒ「な、何言って…!」
440: 2009/03/21(土) 21:28:51.65 ID:dxmg0kmPO
キョン「ハルヒ」
ハルヒ「…何?」
キョン「お前は、俺があいつに刺されて欲しかったのか?」
ハルヒ「ち、違うわよ!そんなの嫌に決まって…」
キョン「じゃあ大丈夫だな」
ハルヒ「え…?」
キョン「ちゃんと応援しててくれたか?」
ハルヒ「え? …うん、あったりまえじゃない…!」
キョン「なら俺が負ける事は有り得ないな」
ハルヒ「…?」
ハルヒ「…何?」
キョン「お前は、俺があいつに刺されて欲しかったのか?」
ハルヒ「ち、違うわよ!そんなの嫌に決まって…」
キョン「じゃあ大丈夫だな」
ハルヒ「え…?」
キョン「ちゃんと応援しててくれたか?」
ハルヒ「え? …うん、あったりまえじゃない…!」
キョン「なら俺が負ける事は有り得ないな」
ハルヒ「…?」
441: 2009/03/21(土) 21:35:00.36 ID:dxmg0kmPO
ハルヒ「意味わかんない……」
キョン「はは、とにかく、そういうもんなんだよ」
ハルヒ「……」
ハルヒ「……ありがとキョン」
キョン「…団長を守るのが団員の役目、だろ?」
ハルヒ「…バカじゃないの」
ハルヒ「あたし、涼宮ハルヒが、キョンにありがとうって言ってんのよ!」ニコ
キョン「…どういたしまして、ハルヒ」
キョン「はは、とにかく、そういうもんなんだよ」
ハルヒ「……」
ハルヒ「……ありがとキョン」
キョン「…団長を守るのが団員の役目、だろ?」
ハルヒ「…バカじゃないの」
ハルヒ「あたし、涼宮ハルヒが、キョンにありがとうって言ってんのよ!」ニコ
キョン「…どういたしまして、ハルヒ」
493: 2009/03/21(土) 23:26:12.51 ID:dxmg0kmPO
ズルズル
長門「成功。これで涼宮ハルヒが不審者の手に落ちる可能性は限りなくゼロに近い」
みくる「な、なんですかそれ…」
長門「…おそらく古泉一樹だった筈」ズルズル
みくる「ふぇぇ…」
キョン「さ、そろそろいいか?」
ハルヒ「うん!」
キョン「ほら」スッ
ハルヒ「何よ、ずいぶん優しいじゃない?」ギュ
長門「成功。これで涼宮ハルヒが不審者の手に落ちる可能性は限りなくゼロに近い」
みくる「な、なんですかそれ…」
長門「…おそらく古泉一樹だった筈」ズルズル
みくる「ふぇぇ…」
キョン「さ、そろそろいいか?」
ハルヒ「うん!」
キョン「ほら」スッ
ハルヒ「何よ、ずいぶん優しいじゃない?」ギュ
496: 2009/03/21(土) 23:32:30.36 ID:dxmg0kmPO
キョン「……」
ハルヒ「……」
キョン「……ぅ、ハルヒ…」
ハルヒ「……」
キョン「そ、そんなにくっつかなくても…」
ハルヒ「うるさいわね。こうしていたいの」ギュウ
キョン「はぁ…」(なんなんだこれは…)
ハルヒ「……」
キョン「…もう大丈夫じゃないか?不審者なんてそうそう現れるもんじゃあないぞ?」
ハルヒ「……」ギュウ
キョン「おいハルヒ…」
ハルヒ「……」
キョン「……ぅ、ハルヒ…」
ハルヒ「……」
キョン「そ、そんなにくっつかなくても…」
ハルヒ「うるさいわね。こうしていたいの」ギュウ
キョン「はぁ…」(なんなんだこれは…)
ハルヒ「……」
キョン「…もう大丈夫じゃないか?不審者なんてそうそう現れるもんじゃあないぞ?」
ハルヒ「……」ギュウ
キョン「おいハルヒ…」
500: 2009/03/21(土) 23:39:29.21 ID:dxmg0kmPO
キョン(そろそろ離してくんねぇかな……歩きづらい…)
ハルヒ「……」
キョン「……なあハルヒ…」
ハルヒ「ぅ、うるさいっ!!」
キョン「!!」
ハルヒ「あんたうるさいのよ!いいじゃないこうしてたって!!」
ハルヒ「あたしだって……あたしだって……!」
ハルヒ「……」
キョン「ハルヒ…?」
ハルヒ「……」
キョン「……なあハルヒ…」
ハルヒ「ぅ、うるさいっ!!」
キョン「!!」
ハルヒ「あんたうるさいのよ!いいじゃないこうしてたって!!」
ハルヒ「あたしだって……あたしだって……!」
ハルヒ「……」
キョン「ハルヒ…?」
506: 2009/03/21(土) 23:47:49.65 ID:dxmg0kmPO
ハルヒ「ホントに、心配したんだからぁ…!バカぁ…!」ギュウ
キョン「……」
ハルヒ「氏んじゃったらどうすんのよ!怪我したらどうすんのよ…!」
キョン「は、ハルヒのせいじゃないぞ?…全部、俺が勝手に…」
ハルヒ「違うわよっ!!」
キョン「!!」
ハルヒ「そういう事じゃないわよ…!誰かのせいとか、そういうのじゃないのよ…!」
ハルヒ「あんたが怪我したら!あたしも同じぐらい傷つくのよ!」
ハルヒ「あんたが氏んだら!…あたしはきっと生きていけない!」
キョン「ハルヒ…」
ハルヒ「人の思いも知らないで……!」
ハルヒ「勝手にカッコつけて…!」
ハルヒ「…心配かけんなぁ!バカぁ!!」ギュウ
キョン「……」
ハルヒ「氏んじゃったらどうすんのよ!怪我したらどうすんのよ…!」
キョン「は、ハルヒのせいじゃないぞ?…全部、俺が勝手に…」
ハルヒ「違うわよっ!!」
キョン「!!」
ハルヒ「そういう事じゃないわよ…!誰かのせいとか、そういうのじゃないのよ…!」
ハルヒ「あんたが怪我したら!あたしも同じぐらい傷つくのよ!」
ハルヒ「あんたが氏んだら!…あたしはきっと生きていけない!」
キョン「ハルヒ…」
ハルヒ「人の思いも知らないで……!」
ハルヒ「勝手にカッコつけて…!」
ハルヒ「…心配かけんなぁ!バカぁ!!」ギュウ
515: 2009/03/21(土) 23:52:18.55 ID:dxmg0kmPO
キョン「……」
ハルヒ「ぅ…生きてて良かったぁ…ぐす、キョン……」
キョン「……」
ハルヒ「ぅ……ぅぅ……」
キョン「…ごめんよ、ハルヒ」ナデナデ
ハルヒ「……家まで、腕組ませなさい」
キョン「…ああ」
ハルヒ「…離したら、氏刑だから、ね…」
キョン「…今まで氏ななくて良かった、って泣いてた奴はどこのどいつだよ…」
ハルヒ「………」ギュ
キョン「…分かったよ。…もう好きにしろ」
ハルヒ「ぅ…生きてて良かったぁ…ぐす、キョン……」
キョン「……」
ハルヒ「ぅ……ぅぅ……」
キョン「…ごめんよ、ハルヒ」ナデナデ
ハルヒ「……家まで、腕組ませなさい」
キョン「…ああ」
ハルヒ「…離したら、氏刑だから、ね…」
キョン「…今まで氏ななくて良かった、って泣いてた奴はどこのどいつだよ…」
ハルヒ「………」ギュ
キョン「…分かったよ。…もう好きにしろ」
517: 2009/03/21(土) 23:58:36.17 ID:dxmg0kmPO
キョン「………」ピタ
ハルヒ「………」
キョン「…家、着いたぞ?」
ハルヒ「…分かってるわよ」
キョン「………」
ハルヒ「……ごめん」スッ
キョン「…じゃあな」
ハルヒ「ねぇキョン…」
キョン「…何だ?」
ハルヒ「………」
キョン「…家、着いたぞ?」
ハルヒ「…分かってるわよ」
キョン「………」
ハルヒ「……ごめん」スッ
キョン「…じゃあな」
ハルヒ「ねぇキョン…」
キョン「…何だ?」
524: 2009/03/22(日) 00:04:15.62 ID:vKigDltcO
古泉「はっ!!」ビク
長門「情報操作は得意」
みくる「怪我が一瞬で…!」
古泉「こ、ここは…」
長門「わたしの部屋」
古泉「……?」
長門「あなたは今から約23分前、不意に現れた不審者に頭を鈍器で殴られた後、軽い暴行を受けた」
古泉「!!」
みくる「!!」
長門「そこに偶然通りかかったわたしと、朝比奈みくるがあなたを発見」
長門「ひとまずここに連れこんだ、というわけ」
長門「情報操作は得意」
みくる「怪我が一瞬で…!」
古泉「こ、ここは…」
長門「わたしの部屋」
古泉「……?」
長門「あなたは今から約23分前、不意に現れた不審者に頭を鈍器で殴られた後、軽い暴行を受けた」
古泉「!!」
みくる「!!」
長門「そこに偶然通りかかったわたしと、朝比奈みくるがあなたを発見」
長門「ひとまずここに連れこんだ、というわけ」
533: 2009/03/22(日) 00:09:51.40 ID:vKigDltcO
古泉「…すいません、よく覚えてないんですが…。 …とにかく、助けてくれたみたいですね。どうもありがとうございます」
長門「別に気にしていない」
みくる(な、長門さん…!)
古泉「…では、お礼に何か夕飯を奢りましょう!」
長門「…計画通り」ニヤ
みくる「!!!」
長門「別に気にしていない」
みくる(な、長門さん…!)
古泉「…では、お礼に何か夕飯を奢りましょう!」
長門「…計画通り」ニヤ
みくる「!!!」
538: 2009/03/22(日) 00:16:12.58 ID:vKigDltcO
ハルヒ「あたし……キョンの事…」
キョン「…?」
ハルヒ「……」クルッ
ハルヒ「………好きよ」
キョン「…へ?すまんハルヒ、もう一回言ってくれ」
ハルヒ「…好きな食べ物は何か、って言ったのよ」
キョン「…?」
キョン「と、とりあえず魚は好きだぞ」
ハルヒ「…そ。明日、弁当作って来てあげるから」
キョン「あ、ああ、ありがとな」
ハルヒ「……じゃあね」
キョン「……ああ」
キョン「…?」
ハルヒ「……」クルッ
ハルヒ「………好きよ」
キョン「…へ?すまんハルヒ、もう一回言ってくれ」
ハルヒ「…好きな食べ物は何か、って言ったのよ」
キョン「…?」
キョン「と、とりあえず魚は好きだぞ」
ハルヒ「…そ。明日、弁当作って来てあげるから」
キョン「あ、ああ、ありがとな」
ハルヒ「……じゃあね」
キョン「……ああ」
550: 2009/03/22(日) 00:24:46.71 ID:vKigDltcO
翌日 昼休み
ハルヒ「はい。あんたの弁当よ」ズイ
キョン「あ、ああ!サンキュー」
ハルヒ「あたしは有希にこれ届けてくるから、あんた先食べてなさい!」ガタ
キョン「お、おう…」
キョン「……?」
カパ
キョン「…!」
キョン「……俺もお前が『大ッキライ』、さ!」
キョン「…嘘付きハルヒ!」
終わり
ハルヒ「はい。あんたの弁当よ」ズイ
キョン「あ、ああ!サンキュー」
ハルヒ「あたしは有希にこれ届けてくるから、あんた先食べてなさい!」ガタ
キョン「お、おう…」
キョン「……?」
カパ
キョン「…!」
キョン「……俺もお前が『大ッキライ』、さ!」
キョン「…嘘付きハルヒ!」
終わり
554: 2009/03/22(日) 00:25:58.24 ID:hF7fB+nw0
乙
556: 2009/03/22(日) 00:27:02.72 ID:vKigDltcO
とりあえず終わりです。
最後微妙でごめん…
まだここにいるので何かあったらどうぞ
最後微妙でごめん…
まだここにいるので何かあったらどうぞ
コメントは節度を持った内容でお願いします、 荒らし行為や過度な暴言、NG避けを行った場合はBAN 悪質な場合はIPホストの開示、さらにプロバイダに通報する事もあります